(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-08
(45)【発行日】2023-12-18
(54)【発明の名称】仮想物品情報の送信方法、表示方法、装置及び端末
(51)【国際特許分類】
A63F 13/5375 20140101AFI20231211BHJP
A63F 13/426 20140101ALI20231211BHJP
A63F 13/533 20140101ALI20231211BHJP
A63F 13/69 20140101ALI20231211BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20231211BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20231211BHJP
G06F 3/04883 20220101ALI20231211BHJP
【FI】
A63F13/5375
A63F13/426
A63F13/533
A63F13/69 500
A63F13/79 500
G06F3/0481
G06F3/04883
(21)【出願番号】P 2022555149
(86)(22)【出願日】2021-10-15
(86)【国際出願番号】 CN2021124203
(87)【国際公開番号】W WO2022151777
(87)【国際公開日】2022-07-21
【審査請求日】2022-09-13
(31)【優先権主張番号】202110039889.4
(32)【優先日】2021-01-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】肖 ▲慶▼▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲曉▼皓
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 沛城
(72)【発明者】
【氏名】▲蒋▼ ▲帥▼
(72)【発明者】
【氏名】林 ▲珊▼
【審査官】鈴木 崇雅
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第112206512(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第111905364(CN,A)
【文献】特表2018-519970(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-98
A63F 9/24
G06F 3/048-04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末により実行される、仮想物品情報の送信方法であって、前記方法は、
マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示するステップと、
物品選択操作に応答して、前記マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示するステップであって、前記仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれる、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示するステップであって、前記物品使用推奨情報は前記ターゲット受信側アカウントが前記マルチプレイヤーオンライン対局において前記ターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる、ステップと、を
含み、
前記方法はさらに、
前記ターゲット仮想物品のオプションに対する第1操作に応答して、前記ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をするステップ、
又は、
前記ターゲット仮想物品のオプションに対する第2操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示するステップ、を含み、
前記第1操作は前記第2操作とは異なる、仮想物品情報の送信方法。
【請求項2】
ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示する前記ステップは、
少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示するステップと、
前記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのうちの前記ターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、前記ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に前記物品使用推奨情報を送信するステップと、
前記物品使用推奨情報を表示するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する前記ステップは、
前記ターゲット仮想物品のオプションの周辺側に、前記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記選択操作は、前記ターゲット仮想物品のオプションから前記ターゲット受信側アカウントのオプションへのスライド操作である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記方法はさらに、
前記ターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、前記ターゲット受信側アカウントのオプションとほかの候補の受信側アカウントのオプションとを区別して表示するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に前記物品使用推奨情報を送信する前記ステップの後に、さらに
受信側再選択通知情報を表示するステップであって、前記受信側再選択通知情報は受信側アカウントを継続的に選択する必要があるか否かを送信側アカウントに通知することに用いられ、且つ選択した受信側アカウントに前記物品使用推奨情報を送信する、ステップと、
前記受信側再選択通知情報に対する確認操作に応答して、前記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示に戻るステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に前記物品使用推奨情報を送信する前記ステップの後に、さらに、
情報再送信通知情報を表示するステップであって、前記情報再送信通知情報は物品使用推奨情報を継続的に送信する必要があるか否かを送信側アカウントに通知することに用いられる、ステップと、
前記情報再送信通知情報に対する確認操作に応答して、前記仮想物品選択インタフェースを表示するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記候補の受信側アカウントのオプションは前記候補の受信側アカウントにより制御される仮想オブジェクトのアイコンを含み、
又は、
前記候補の受信側アカウントのオプションは前記候補の受信側アカウントのアバターを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションにおいてデフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが含まれ、
少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する前記ステップの後に、さらに、
前記デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが、送信側アカウントが所望するターゲット受信側アカウントである場合、前記情報送信操作の終了に応答して、前記デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に前記物品使用推奨情報を送信するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
端末により実行される、仮想物品情報の表示方法であって、前記方法は、
マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示するステップと、
送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信するステップであって、前記物品使用推奨情報は前記マルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる、ステップと、
前記物品使用推奨情報に基づいて、前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示するステップであって、前記ショートカット使用コントロールは前記ターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに用いられる、ステップと
、
前記ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答して、前記ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をするステップと、を含む、仮想物品情報の表示方法。
【請求項11】
前記物品使用推奨情報に基づいて、前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示する前記ステップは、
前記マルチプレイヤーオンライン対局のチャットセッション展示領域において前記物品使用推奨情報を表示するステップであって、前記物品使用推奨情報において前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールが含まれる、ステップを含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記ショートカット使用コントロールは前記ターゲット仮想物品のアイコンを含む、請求項
10または11に記載の方法。
【請求項13】
仮想物品情報の送信装置であって、前記装置は、インタフェース表示モジュールと、情報送信モジュールと、
物品引き換えモジュールと、を含み、
前記インタフェース表示モジュールは、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられ、
前記インタフェース表示モジュールはさらに、物品選択操作に応答して、前記マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示することに用いられ、前記仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれ、
前記情報送信モジュールは、前記少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示することに用いられ、前記物品使用推奨情報は前記ターゲット受信側アカウントが前記マルチプレイヤーオンライン対局において前記ターゲット仮想物品を使用することを指示することに
用いられ、
前記物品引き換えモジュールは、前記ターゲット仮想物品のオプションに対する第1操作に応答して、前記ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をすること、
又は、
前記ターゲット仮想物品のオプションに対する第2操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示することに用いられ、
前記第1操作は前記第2操作とは異なる、仮想物品情報の送信装置。
【請求項14】
仮想物品情報の表示装置であって、前記装置は、インタフェース表示モジュールと、情報受信モジュールと、コントロール表示モジュールと、
物品引き換えモジュールと、を含み、
前記インタフェース表示モジュールは、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられ、
前記情報受信モジュールは、送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信することに用いられ、前記物品使用推奨情報は前記マルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられ、
前記コントロール表示モジュールは、前記物品使用推奨情報に基づいて、前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することに用いられ、前記ショートカット使用コントロールは前記ターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに
用いられ、
前記物品引き換えモジュールは、前記ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答して、前記ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をすることに用いられる、仮想物品情報の表示装置。
【請求項15】
端末であって、前記端末はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにおいて少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは前記プロセッサによりロードされ且つ実行されて、請求項1~
9のいずれか一項に記載の仮想物品情報の送信方法を実現する、又は請求項
10~12のいずれか一項に記載の仮想物品情報の表示方法を実現する、端末。
【請求項16】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体において少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットはプロセッサによりロードされ且つ実行されて、請求項1~
9のいずれか一項に記載の仮想物品情報の送信方法を実現する、又は請求項
10から12のいずれか一項に記載の仮想物品情報の表示方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体において記憶されており、プロセッサは前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り且つ実行して、請求項1~
9のいずれか一項に記載の仮想物品情報の送信方法を実現する、又は請求項
10~12のいずれか一項に記載の仮想物品情報の表示方法を実現する、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例はインターネットの技術分野に関し、特に仮想物品情報の送信方法、表示方法、装置及び端末に関する。
【0002】
本願は、2021年1月13日に提出された、出願番号が第202110039889.4号であり、発明の名称が「仮想物品情報の送信方法、表示方法、装置及び端末」である中国特許出願の優先権を主張し、その全部の内容は引用により本願に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
対戦ゲームは複数のユーザーアカウントが同一のシーン内で競技を行うゲームである。選択可能に、対戦ゲームはマルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム(Multiplayer Online Battle Arena Games、MOBA)であってもよい。
【0004】
関連技術においては、プレイヤーは、ゲーム対局内のチャットセッションインタフェースにおいて、ゲーム対局内に使用する仮想物品を文字記述の方式でそのチームメイトに推奨することができる。例えば、プレイヤーはチャットセッションインタフェースにおいて「あなたが次に仮想物品1を出すことをチームメイト1に推奨する」ということを送信でき、チームメイト1は該推奨情報を見た後に、ショップで仮想物品1を見つけて購入することができる。
【0005】
しかしながら、上記関連技術においては、チームメイトに仮想物品の使用推奨を提供することを実現するには、プレイヤーは比較的長い文字情報を入力する必要があり、且つ該プレイヤーは仮想物品の名称を覚える必要があり、コミュニケーション効率が比較的低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は仮想物品情報の送信方法、表示方法、装置及び端末を提供し、マルチプレイヤーオンライン対局(例えばゲーム対局)において、仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させることができる。技術的手段は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様によれば、本願の実施例は仮想物品情報の送信方法を提供し、前記方法は端末により実行され、前記方法は、
マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示するステップと、
物品選択操作に応答して、前記マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示するステップであって、前記仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれる、ステップと、
前記少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示するステップであって、前記物品使用推奨情報は前記ターゲット受信側アカウントが前記マルチプレイヤーオンライン対局において前記ターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる、ステップと、を含む。
【0008】
別の態様によれば、本願の実施例は仮想物品情報の表示方法を提供し、前記方法は端末により実行され、前記方法は、
マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示するステップと、
送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信するステップであって、前記物品使用推奨情報は前記マルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる、ステップと、
前記物品使用推奨情報に基づいて、前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示するステップであって、前記ショートカット使用コントロールは前記ターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに用いられる、ステップと、を含む。
【0009】
別の態様によれば、本願の実施例は仮想物品情報の送信装置を提供し、前記装置は、インタフェース表示モジュールと、情報送信モジュールと、を含み、
前記インタフェース表示モジュールは、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられ、
前記インタフェース表示モジュールはさらに、物品選択操作に応答して、前記マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示することに用いられ、前記仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれ、
前記情報送信モジュールは、前記少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示することに用いられ、前記物品使用推奨情報は前記ターゲット受信側アカウントが前記マルチプレイヤーオンライン対局において前記ターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる。
【0010】
さらに別の態様によれば、本願の実施例は仮想物品情報の表示装置を提供し、前記装置は、インタフェース表示モジュールと、情報受信モジュールと、コントロール表示モジュールと、を含み、
前記インタフェース表示モジュールは、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられ、
前記情報受信モジュールは、送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信することに用いられ、前記物品使用推奨情報は前記マルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられ、
前記コントロール表示モジュールは、前記物品使用推奨情報に基づいて、前記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することに用いられ、前記ショートカット使用コントロールは前記ターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに用いられる。
【0011】
さらに別の態様によれば、本願の実施例は端末を提供し、前記端末はプロセッサとメモリとを含み、前記メモリにおいて少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットは前記プロセッサによりロードされ且つ実行されて、上記態様に記載の仮想物品情報の送信方法を実現し、又は上記態様に記載の仮想物品情報の表示方法を実現する。
【0012】
さらに別の態様によれば、本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記記憶媒体において少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、前記少なくとも1つの命令、前記少なくとも1つのプログラム、前記コードセット又は命令セットはプロセッサによりロードされ且つ実行されて、上記態様に記載の仮想物品情報の送信方法を実現し、又は上記態様に記載の仮想物品情報の表示方法を実現する。
【0013】
さらに別の態様によれば、本願の実施例はコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体において記憶されている。端末のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行して、該端末に上記態様に記載の仮想物品情報の送信方法を実行させ、又は上記態様に記載の仮想物品情報の表示方法を実現させる。
【発明の効果】
【0014】
本願の実施例が提供する技術的手段は以下の有益な効果をもたらすことができる。
【0015】
仮想物品選択インタフェースによって受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信し、物品使用推奨情報は直接仮想物品選択インタフェースにおける仮想物品のオプションによってトリガーされて送信することができる。送信側は仮想物品の名称を覚え及び物品使用推奨情報を手動で入力する必要がなく、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信することができ、操作が簡単である。そのためマルチプレイヤーオンライン対局(例えば、ゲーム対局)における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0016】
本願の実施例における技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の記述に使用される必要がある図面を簡単に紹介する。明らかなように、以下の記述における図面は単に本願のいくつかの実施例であり、当業者であれば、創造的な労働をしない前提下で、さらにこれらの図面に基づきほかの図面を獲得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本願の1つの実施例が提供するコンピュータシステムのアーキテクチャ図である。
【
図2】本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の送信方法のフローチャートである。
【
図3】本願の1つの実施例が提供する仮想物品選択インタフェースの模式図である。
【
図4】本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の送信方法のフローチャートである。
【
図5】本願の1つの実施例が提供する受信側アカウントのオプションの模式図である。
【
図6】本願の別の実施例が提供する受信側アカウントのオプションの模式図である。
【
図7】本願の1つの実施例が提供する送信済み通知情報の模式図である。
【
図8】本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートである。
【
図9】本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートである。
【
図10】本願の1つの実施例が提供する物品使用推奨情報の模式図である。
【
図11】本願の1つの実施例が提供する引き換え予約インタフェースの模式図である。
【
図12】本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートである。
【
図13】本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の送信装置のブロック図である。
【
図14】本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の表示装置のブロック図である。
【
図15】本願の1つの実施例が提供する端末の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本願の目的、技術的手段及び利点をより明確にするために、以下、図面と併せて本願の実施形態を更に詳細に記述する。
【0019】
まず、本願の実施例に関する名詞を簡単に紹介する。
【0020】
1.仮想オブジェクト
仮想オブジェクトとは、ユーザーアカウントがゲームアプリケーションプログラムにおいて制御するゲームキャラクターを指す。仮想オブジェクトは仮想キャラクターとも呼ばれてもよい。仮想オブジェクトは人物の形態であってもよく、動物、アニメ又はほかの形態であってもよいが、本願の実施例ではこれを限定しない。仮想オブジェクトは三次元形式で展示されてもよく、二次元形式で展示されてもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0021】
異なるゲームアプリケーションプログラムにおいては、ユーザーアカウントが制御する仮想オブジェクトが実行することができる操作も異なる可能性がある。例えば、射撃類ゲームアプリケーションプログラムにおいては、ユーザーアカウントは仮想オブジェクトを制御して射撃、走り、ジャンプ、銃器拾い、及び銃器への弾丸追加等の操作を実行できる。また例えば、MOBA類ゲームアプリケーションプログラムにおいては、ユーザーアカウントは仮想オブジェクトを制御して移動、スキル解放、敵のオブジェクトの殺害、及び敵の防御塔の撃破等の操作を実行できる。
【0022】
2.仮想物品
仮想物品とは、仮想オブジェクトに装着される物品を指す。仮想物品は、仮想衣類、仮想衣類の作製材料、ゲーム装備、キャラクタースキン、及び仮想ペットのうちの少なくとも一種を含むが、これらに限定されない。仮想衣類はトップス、ズボン、靴、帽子、及びアクセサリ等の仮想オブジェクトの異なる部位に装着される服装アクセサリを含んでもよく、仮想衣類の作製材料は絹、綿、獣皮、粗い布切れ、木の枝、植物の根茎、ナイロン布、繊維布、及びプラスチック等の材料を含んでもよい。ゲーム装備は銃器、弓矢、刀、剣、及び斧等の異なるタイプの装備であってもよい。キャラクタースキンとは、ゲームキャラクター(例えば、仮想オブジェクト)が表示する外観形態を指す。仮想ペットとは、ゲームキャラクター(例えば、仮想オブジェクト)が所有するペット、例えば、猫、犬、及びウサギ等の各種類の動物又はアニメ形態の仮想生物を指す。異なるゲームアプリケーションプログラムにおいては、仮想物品の種類、品種及びスタイルはいずれも異なる可能性があるが、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0023】
3.マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ
マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナとは、仮想環境において、少なくとも2つの敵対陣営にそれぞれ属する異なる仮想チームが各自の地図領域をそれぞれ占有し、ある一種の勝利条件をターゲットとして競技を行うことを指す。該勝利条件は、拠点を占領すること又は敵対陣営の拠点を撃破すること、敵対陣営の仮想キャラクターを殺害すること、指定するシーン及び時間内に自分の生存を確実にすること、ある種類のリソースを略奪すること、及び指定する時間内にスコアが相手を超えることのうちの少なくとも一種を含むが、これらに限定されない。バトルアリーナは局を単位として行われてもよく、各局のバトルアリーナの地図は同じであってもよく、異なってもよい。各仮想チームは1つ又は複数の仮想キャラクターを含み、例えば、1つ、2つ、3つ又は5つである。
【0024】
4.MOBAゲーム
MOBAゲームは仮想環境において複数の拠点を提供し、異なる陣営にあるユーザーが仮想キャラクターを制御して仮想環境において対戦を行い、拠点を占領し又は敵対陣営の拠点を撃破する一種のゲームである。例えば、MOBAゲームはユーザーを2つの敵対陣営に分け、ユーザーが制御する仮想キャラクターを仮想環境において分散させて相互に競争させ、敵の全部の拠点を撃破又は占領することを勝利条件とするようにしてもよい。MOBAゲームは局を単位とし、1局のMOBAゲームの継続時間はゲームが開始する時点から勝利条件が達成する時点までである。
【0025】
図1に参照されるように、本願の1つの実施例が提供するコンピュータシステムのアーキテクチャ図を示す。該コンピュータシステム100は、第1端末110、サーバクラスター120、及び第2端末130を含む。
【0026】
第1端末110には仮想環境の表示をサポートするクライアント端末111がインストール及び実行されており、該クライアント端末111はマルチプレイヤーオンライン対戦プログラムであってもよい。第1端末はクライアント端末111を実行するときに、第1端末110のスクリーンにクライアント端末111のユーザーインタフェースを表示する。選択可能に、該クライアント端末111は軍事シミュレーションプログラム、MOBAゲーム、バトルアリーナゲーム、及びSLG(Simulation Game、戦略ゲーム)ゲーム等のうちの任意の一種であってもよい。本願の実施例においては、クライアント端末111がMOBAゲームであることを例に説明する。第1端末110は第1ユーザー101が使用する端末であり、第1ユーザー101は第1端末110を使用して仮想環境に位置する第1仮想オブジェクトを制御して活動を行い、第1仮想オブジェクトは第1ユーザー101の主制御仮想キャラクターと呼ばれてもよく、第1ユーザーのゲームアカウントは第1ユーザーアカウントと呼ばれてもよく、第1仮想オブジェクトは第1ユーザーアカウントが制御する仮想オブジェクトである。第1仮想オブジェクトの活動は、身体姿勢の調整、這い、歩き、走り、サイクリング、飛行、ジャンプ、運転、拾い、射撃、攻撃、及び投擲のうちの少なくとも一種を含むが、これらに限定されない。模式的には、第1仮想オブジェクトは第1仮想人物であってもよく、例えば、シミュレーション人物キャラクター又はアニメーション人物キャラクターである。
【0027】
第2端末130には仮想環境をサポートするクライアント端末131がインストール及び実行されており、該クライアント端末131はマルチプレイヤーオンライン対戦プログラムであってもよい。第2端末130はクライアント端末131を実行するときに、第2端末130のスクリーンにクライアント端末131のユーザーインタフェースを表示する。該クライアント端末は軍事シミュレーションプログラム、MOBAゲーム、バトルアリーナゲーム、及びSLGゲーム等のうちの任意の一種であってもよく、本願の実施例においては、該クライアント端末がMOBAゲームであることを例に説明する。第2端末130は第2ユーザー102が使用する端末であり、第2ユーザー102は第2端末130を使用して仮想環境に位置する第2仮想オブジェクトを制御して活動を行い、第2仮想オブジェクトは第2ユーザー102の主制御仮想キャラクターと呼ばれてもよく、第2ユーザーのゲームアカウントは第2ユーザーアカウントと呼ばれてもよく、第2仮想オブジェクトは第2ユーザーアカウントが制御する仮想オブジェクトである。模式的には、第2仮想オブジェクトは第2仮想人物であってもよく、例えば、シミュレーション人物キャラクター又はアニメーション人物キャラクターである。
【0028】
選択可能に、第1仮想人物及び第2仮想人物は同一の仮想環境にある。選択可能に、第1仮想人物及び第2仮想人物は同一の陣営、同一のチーム又は同一の組織に属してもよく、第1仮想人物と第2仮想人物との間はさらに友達関係を有する又は一時的な通信権限を有するようにしてもよい。
【0029】
例示的には、第1ユーザーアカウントは送信側アカウントと呼ばれてもよく、第2ユーザーアカウントは受信側アカウントと呼ばれてもよい。勿論、ほかの可能な実現形態においては、第1ユーザーアカウントは受信側アカウントと呼ばれてもよく、第2ユーザーアカウントは送信側アカウントと呼ばれてもよい。ここで、送信側アカウントは受信側アカウントに下記における物品使用推奨情報を送信できる。
【0030】
選択可能に、第1端末110及び第2端末130にインストールされるクライアント端末は同じであるか、又は2つの端末にインストールされるクライアント端末は異なるオペレーティングシステムプラットフォーム(アンドロイド(登録商標)又はIOS)における同一のタイプのクライアント端末である。第1端末110は複数の端末のうちの1つを包括的に指すことができ、第2端末130は複数の端末のうちのもう1つを包括的に指すことができる。本願の実施例は第1端末110及び第2端末130のみを例に説明する。第1端末110及び第2端末130の機器タイプは同じであるか、又は異なり、該機器タイプは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書リーダー、ラップトップポータブルコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等のうちの少なくとも一種を含む。
【0031】
図1において2つのみの端末が示されているが、異なる実施例においては、複数のほかの端末140もサーバクラスター120にアクセスされてもよい。いくつかの実施例においては、さらに少なくとも1つの端末140が存在する。該端末140は開発者に対応する端末であり、端末140に仮想環境のクライアント端末の開発及び編集プラットフォームがインストールされている。開発者は端末140においてクライアント端末に対して編集及び更新を行い、且つ更新後のクライアント端末のインストールパッケージを有線又は無線ネットワークによってサーバクラスター120に伝送することができる。第1端末110及び第2端末130はサーバクラスター120からクライアント端末のインストールパッケージをダウンロードして、クライアント端末に対する更新を実現することができる。
【0032】
第1端末110、第2端末130及びほかの端末140は無線ネットワーク又は有線ネットワークによってサーバクラスター120に連結されてもよい。
【0033】
サーバクラスター120は1台のサーバ、複数台のサーバ、クラウドコンピューティングプラットフォーム、及び仮想化センターのうちの少なくとも一種であってもよい。サーバクラスター120は三次元仮想環境をサポートするクライアント端末にバックグラウンドサービスを提供することに用いることができる。選択可能に、サーバクラスター120は主要な計算作業を担い、端末は副次的な計算作業を担う、又は、サーバクラスター120は副次的な計算作業を担い、端末は主要な計算作業を担う、又は、サーバクラスター120と端末(例えば、第1端末110及び第2端末130)との間は分散型計算アーキテクチャを採用して協調計算を行う。
【0034】
選択可能に、上記端末及びサーバはいずれもコンピュータ機器である。
【0035】
1つの模式的な例においては、サーバクラスター120はサーバ121及びサーバ126を含み、サーバ121はプロセッサ122、ユーザーアカウントデータベース123、対戦サービスモジュール124、及びユーザー向けの入力/出力インターフェース(Input/Output Interface、I/Oインターフェース)125を含む。ここで、プロセッサ122はサーバ121に記憶される命令をロードし、ユーザーアカウントデータベース123及び対戦サービスモジュール124におけるデータを処理することに用いられる。ユーザーアカウントデータベース123は第1端末110、第2端末130及びほかの端末140が使用するユーザーアカウントのデータ、例えば、ユーザーアカウントのアバター、ユーザーアカウントのハンドルネーム、ユーザーアカウントの戦闘力指数、及びユーザーアカウントが所在するサービス領域等を記憶することに用いられる。、対戦サービスモジュール124は複数の対戦ルームを提供してユーザーが対戦を行うことに供することに用いられる。ユーザー向けのI/Oインターフェース125は無線ネットワーク又は有線ネットワークによって第1端末110及び/又は第2端末130と通信を確立してデータを交換することに用いられる。
【0036】
図2に参照されるように、本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の送信方法のフローチャートを示す。該方法は
図1に示す第1端末110又は第2端末130(例えば、第1端末110に対応するクライアント端末111又は第2端末130に対応するクライアント端末131)に適用でき、該方法は以下のいくつかのステップを含んでもよい。
【0037】
ステップ201:マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示する。
【0038】
マルチプレイヤーオンライン対局とは、アプリケーションプログラムにおいて、異なるユーザーアカウントが異なる仮想オブジェクトを制御して対戦を行うという対局を指す。本願の実施例における「マルチプレイヤーオンライン対局」は「ゲーム対局」として理解されてもよい。例えば、該ゲーム対局とは、ゲームアプリケーションプログラムにおいて、異なるユーザーアカウントが異なる仮想オブジェクトを制御して対戦を行うという対局を指してもよい。例示的には、ゲーム対局は、仮想環境において、少なくとも2つの敵対陣営にそれぞれ属する異なる仮想チームが拠点占領を行うという対局であってもよい。1ラウンドのゲーム対局を行うには少なくとも2つの仮想オブジェクトが必要であり、少なくとも2つの仮想オブジェクトは、送信側アカウントが制御する仮想オブジェクト及び少なくとも1つの受信側アカウントがそれぞれ制御する仮想オブジェクトを含んでもよい。例示的には、送信側アカウント及び受信側アカウントは同一の陣営に属するものであってもよい。例示的には、ゲーム対局において敵対関係を有する2つの陣営が存在することを例とすると、もし各陣営には5つのユーザーアカウントがそれぞれ制御する仮想オブジェクトが含まれるなら、上記5つのユーザーアカウントは1つの送信側アカウント及び4つの受信側アカウントを含んでもよい。
【0039】
対局インタフェースは端末に表示されるアプリケーションプログラムのインタフェース、例えば、アプリケーションプログラムが提供するゲーム対局の展示インタフェースである。本願の実施例においては、該対局インタフェースとは、ゲームアプリケーションプログラムにおけるゲーム対局の展示インタフェースを指してもよく、該対局インタフェースは対局開始後の仮想環境画面を展示することに用いられてもよい。選択可能に、対局インタフェースにおいて表示層及びコントロール層が含まれ、コントロール層の表示レベルは表示層の表示レベルよりも高い。ここで、表示層は仮想環境画面を表示することに用いられる。例示的には、該仮想環境画面とは、カメラが取得する仮想環境の画面を指してもよく、すなわち、カメラは仮想環境において仮想環境の画面をキャプチャする。例えば、ゲーム対局においては、カメラは操作制御キャラクターを観察の中心として仮想環境を観察し、仮想環境画面を得る。例示的には、仮想環境画面に少なくとも2つの仮想オブジェクトが含まれる。コントロール層とは、コントロールが所在するレイヤを指す。例示的には、コントロール層に少なくとも1つのコントロールが含まれ、上記少なくとも1つのコントロールは設定コントロール、チャットセッション展示領域表示コントロール、スキル展示コントロール、及びスキル操作コントロール等を含んでもよく、本願の実施例はコントロール層に含まれるコントロールを限定しない。
【0040】
ステップ202:物品選択操作に応答して、マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示する。仮想物品選択インタフェースにおいては少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれる。
【0041】
本願の実施例においては、物品選択操作とは、ユーザーが仮想物品選択を行う必要があって行う操作を指し、クライアント端末が仮想物品選択インタフェースを表示するようにトリガーすることに用いることができる。本願の実施例における「物品選択操作」は「物品選択命令」として理解されてもよく、すなわち、物品選択命令に応答して、マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示する。選択可能に、該物品選択命令は、クライアント端末が物品選択操作に応答して生成するものであって、ユーザーが仮想物品選択を行う必要があることを指示することに用いられる命令であってもよい。例えば、クライアント端末は仮想物品選択コントロールに対するユーザーの操作に応答して、物品選択命令を生成し、クライアント端末はさらに物品選択命令に基づいて、ゲーム対局の仮想物品選択インタフェースを表示して、ユーザーが仮想物品を選択することに供する。
【0042】
仮想物品選択インタフェースとは、ユーザーが選択する仮想物品を提供することに用いられるインタフェースを指す。仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれ、該仮想物品のオプションはユーザーが仮想物品を選択することに供することに用いられる。選択可能に、仮想物品のオプションは仮想物品のアイコン、及び仮想物品の名称等を含んでもよい。
【0043】
可能な実現形態においては、
図3に示すように、対局インタフェース300において仮想物品選択コントロール310が含まれる。該仮想物品選択コントロール310に対するユーザーのトリガー操作に応答して、クライアント端末は仮想物品選択インタフェース320を表示する。例示的には、対局インタフェース300の上位層に仮想物品選択インタフェース320を重ね合わせ表示する。
【0044】
ステップ203:少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示する。
【0045】
ターゲット仮想物品は、少なくとも1つの仮想物品のうちの任意の1つであってもよく、少なくとも1つの仮想物品のうちの任意の複数の仮想物品であってもよい。
【0046】
情報送信操作とは、ユーザーが仮想物品に対して物品使用推奨情報のプッシュを行う必要があって行う操作を指す。本願の実施例における「情報送信操作」は「情報送信命令」として理解されてもよく、すなわち、ターゲット仮想物品に対する情報送信命令に応答して、物品使用推奨情報を表示する。選択可能に、該情報送信命令は、クライアント端末がターゲット仮想物品に対するユーザーの情報送信操作に応答して生成するものであって、クライアント端末が情報を送信することを指示することに用いられる命令であってもよい。本願の実施例においては、情報送信命令とは、クライアント端末がターゲット受信側アカウントに情報を送信することを指示することに用いられる命令を指し、該情報は物品使用推奨情報であってもよい。物品使用推奨情報はターゲット受信側アカウントがマルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる。
【0047】
例示的には、ターゲット受信側アカウントは、送信側がリアルタイムに選択する1つの可変アカウントであってもよく、デフォルトの特定アカウントであってもよく、該デフォルトの特定アカウントは送信側により予め設定されてもよい。例示的には、該ターゲット受信側アカウントは1つのアカウントであってもよく、複数のアカウントであってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0048】
例示的には、送信側はターゲット仮想物品を選択してからターゲット受信側アカウントを選択するようにしてもよく、又は、送信側はターゲット受信側アカウントを選択してからターゲット仮想物品を選択するようにしてもよい。
【0049】
可能な実現形態においては、ターゲット仮想物品に対するユーザーの情報送信命令に応答して、クライアント端末はターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。
【0050】
可能な実現形態においては、ターゲット仮想物品に対するユーザーの情報送信命令に応答して、クライアント端末は端末によってサーバに情報送信要求を送信する。該情報送信要求においては物品使用推奨情報が含まれており、サーバは該情報送信要求を受信し、且つターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。
【0051】
可能な実現形態においては、物品使用推奨情報は、仮想物品情報を指示することに用いられてもよく、該仮想物品情報はターゲット仮想物品の情報を指示することに用いられてもよい。例示的には、仮想物品情報は、仮想物品の名称、仮想物品に対応する仮想リソース、及び仮想物品の属性等のうちの少なくとも一項を含んでもよい。仮想物品の名称は仮想物品を識別することに用いられ、異なる仮想物品の名称は異なり、仮想物品に対応する仮想リソースは仮想物品の引き換え金額を指示することに用いられ、仮想物品の属性は物理属性、魔法属性、及び防御属性等を含んでもよい。勿論、ほかの可能な実現形態においては、仮想物品はさらにほかの属性を対応的に有してもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。可能な実現形態においては、仮想物品情報は文字形式のものであってもよく、アイコン形式のものであってもよく、さらにほかの形式のものであってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0052】
本願の実施例はユーザーがマルチプレイヤーオンライン対局において特定のチームメイトに仮想物品情報を送信して、チームメイトに正確な仮想物品の選択を教えることを助けることができることによって、マルチプレイヤーオンライン対局における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0053】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、仮想物品選択インタフェースによって受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信し、物品使用推奨情報は直接仮想物品選択インタフェースにおける仮想物品のオプションによってトリガーされて送信できる。送信側は仮想物品の名称を覚え及び物品使用推奨情報を手動で入力する必要がなく、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信することができるため、操作が簡単であり、それによりマルチプレイヤーオンライン対局(例えば、ゲーム対局)における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0054】
図4に参照されるように、本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の送信方法のフローチャートを示す。該方法は
図1に示す第1端末110又は第2端末130(例えば、第1端末110に対応するクライアント端末111又は第2端末130に対応するクライアント端末131)に適用でき、該方法は以下のいくつかのステップを含んでもよい。
【0055】
ステップ401:マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示する。
【0056】
ステップ402:物品選択操作に応答して、マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示し、仮想物品選択インタフェースにおいて少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれる。
【0057】
ステップ401~ステップ402についての紹介及び説明は上記の実施例を参照でき、ここでは再度詳細に説明しない。
【0058】
ステップ403:少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する。
【0059】
受信側アカウントのオプションは、送信側が物品使用推奨情報を受信する受信側を選択することに供することに用いられる。
【0060】
可能な実現形態においては、ターゲット仮想物品のオプションに対するトリガー操作に応答して、ターゲット仮想物品に対する情報送信命令を受信したと決定し、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する。1つの例においては、候補の受信側アカウントのオプションは候補の受信側アカウントにより制御される仮想オブジェクトのアイコンを含む。別の例においては、候補の受信側アカウントのオプションは候補の受信側アカウントのアバターを含む。さらに別の例においては、候補の受信側アカウントのオプションは候補の受信側アカウントのアカウント名称(ハンドルネーム)を含む。少なくとも1つの候補の受信側アカウントにより制御される仮想オブジェクトのアイコンを表示することによって、ユーザーアカウント又はユーザーアカウントのアバター又はユーザーアカウントのアカウント名称を表示することと比較すると、送信側は受信側をより直感的、効率的に選択できる。これは、チームメイトが制御する各仮想オブジェクトを覚えることは比較的容易であるが、チームメイトのユーザーアカウント又はユーザーアカウントのアバター又はユーザーアカウントのアカウント名称を覚えることは比較的手間がかかるためである。また、送信側はターゲット仮想物品と選択した仮想オブジェクトとの間が適切であるか否かを簡単に確認できる。
【0061】
例示的には、ターゲット仮想物品のオプションに対するトリガー操作は、音声、ジェスチャー、及びタッチ制御等の方式によって行われてもよい。可能な実現形態においては、送信側はターゲット仮想物品のオプションを押し、クライアント端末はターゲット仮想物品のオプションに対するトリガー操作を受信し、クライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する。もし送信側はターゲット仮想物品のオプションを押すことを停止する(すなわち、送信側は指を放す)なら、クライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示をキャンセルする。
【0062】
可能な実現形態においては、ターゲット仮想物品のオプションの周辺側に、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する。
図5に示すように、本願の1つの実施例が提供する受信側アカウントのオプションの模式図を示す。送信側がターゲット仮想物品のオプション510を押す場合、クライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプション520を表示する。
【0063】
可能な実現形態においては、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は、送信側が選択する仮想物品を自分が使用する予定であるかチームメイトに推薦して使用するかを確認する必要がある。1つの例においては、該確認過程は以下のようにであってもよい。ターゲット仮想物品のオプションに対する第1操作に応答し、ターゲット仮想物品を引き換える、又はその引き換えを予約する。ターゲット仮想物品のオプションに対する第2操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示する。ここで、第1操作と第2操作とは異なる。例示的には、もし送信側アカウントでログインしているクライアント端末は仮想物品のオプションに対するクリック操作を受信したと確認するなら、該仮想物品を送信側の自分が使用すると確認し、もし送信側アカウントでログインしているクライアント端末は仮想物品のオプションに対する長押し操作を受信したと確認するなら、該仮想物品をチームメイトに推薦して使用すると確認する。例示的には、クリック操作と長押し操作とは仮想物品のオプションに対するタッチ制御時間によって区別されてもよい。例えば、もしタッチ制御時間が閾値以上であるなら、長押し操作であると考えられ、もしタッチ制御時間が閾値未満であるなら、クリック操作であると考えられる。勿論、ほかの可能な実現形態においては、システムはさらに、ユーザーが選択する仮想物品を自分が使用する予定であるか又はチームメイトに推薦して使用するかによって、仮想物品のオプションに対する異なる操作方式を割り当てるようにしてもよい。例えば、操作方式1はユーザーが選択する仮想物品を自分が使用する予定であり、操作方式2はユーザーが選択する仮想物品をチームメイトに推薦して使用する予定であるように設定する。操作方式1と操作方式2とは二種の異なる操作方式であり、本願の実施例ではこれを限定しない。別の例においては、対局インタフェースにおいてコントロール1及びコントロール2が含まれ、コントロール1は自分が使用できる仮想物品インタフェースを送信側に提供することに用いられ、コントロール2はチームメイトに推薦して使用できる仮想物品インタフェースを送信側に提供することに用いられる。
【0064】
ステップ404:少なくとも1つの候補の受信側アカウントのうちのターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信し、且つ物品使用推奨情報を表示する。
【0065】
本願の実施例においては、選択操作とは、受信側アカウントのオプションに対するユーザーの選択操作を指す。本願の実施例における「選択操作」は「選択命令」として理解されてもよく、すなわち、ターゲット受信側アカウントに対する選択命令に応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末はターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。選択可能に、該選択命令は、クライアント端末がターゲット受信側アカウントのオプションに対するユーザーの選択操作に応答して生成するものであって、ユーザーが選択する受信側アカウントをクライアント端末に指示することに用いられる命令であってもよい。例えば、ターゲット受信側アカウントのオプションに対するユーザーの選択操作に応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末はターゲット受信側アカウントに対する選択命令を生成し、送信側アカウントでログインしているクライアント端末はさらに選択命令に基づいて、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。例示的には、選択命令は、クライアント端末がターゲット受信側アカウントに対するユーザーのジェスチャー、音声、及びタッチ制御等の方式に応答してトリガーされてもよい。
【0066】
可能な実現形態においては、上記選択操作は、ターゲット仮想物品のオプションからターゲット受信側アカウントのオプションへのスライド操作であってもよい。例示的には、ターゲット仮想物品のオプションからターゲット受信側アカウントのオプションへのユーザーのスライド操作に応答して、クライアント端末はターゲット受信側アカウントに対する選択命令を受信したと決定する。このような方式においては、ターゲット仮想物品の選択及びターゲット受信側アカウントの選択は、ワンステップ操作によって完了される。すなわち、送信側は、まずターゲット仮想物品のオプションをクリックし、次に、指又はマウスの焦点がターゲット仮想物品のオプションから離れることなく、ターゲット仮想物品のオプションからターゲット受信側アカウントのオプションへのスライド操作を直接実行し、ターゲット受信側アカウントに対する選択をトリガーする。ワンステップ操作によってターゲット仮想物品の選択及びターゲット受信側アカウントの選択を完了するため、ユーザーの操作を簡略化し、緊迫して激しいマルチプレイヤーオンライン対局において、ユーザーの時間を節約でき、ユーザーが情報を素早く送信しやすい。
【0067】
可能な実現形態においては、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示する。該少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションにおいてはデフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが含まれる。デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが、送信側アカウントが所望するターゲット受信側アカウントである場合、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は情報送信操作の終了に応答して、デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。例示的には、もし該デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントが、送信側が所望するターゲット受信側アカウントであるなら、送信側はターゲット仮想物品のオプションを直接放し、送信側アカウントでログインしているクライアント端末がターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信するというステップをトリガーしてもよいため、上記スライド選択過程を実行する必要がなくなり、更に操作時間を節約する。これは、1ラウンドのマルチプレイヤーオンライン対局において、各仮想物品が通常、適切な仮想オブジェクトを有するためである。例えば、仮想物品1はタイプがタイプ1の仮想オブジェクトに適して使用されるが、マルチプレイヤーオンライン対局において各タイプの仮想オブジェクトは1つしかない可能性がある。従って、システムはデフォルトで該仮想物品のために適切な仮想オブジェクトを選択することができる。すなわち、システムはデフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントを選択することができる。例示的には、該デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションとほかの受信側アカウントのオプションとを区別して表示する。もし該デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントが、送信側が所望するターゲット受信側アカウントではないなら、送信側は更なる手動選択を行ってもよい。
【0068】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、ターゲット受信側アカウントのオプションとほかの候補の受信側アカウントのオプションとを区別して表示する。すなわち、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのうちのターゲット受信側アカウントに対する選択命令を受信した後に、ターゲット受信側アカウントのオプションとほかの候補の受信側アカウントのオプションとを区別して表示する。例示的には、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのうちのターゲット受信側アカウントに対する選択命令を受信した後に、第1方式でターゲット受信側アカウントのオプションを表示し、且つ第2方式でほかの候補の受信側アカウントのオプションを表示し、第1方式と第2方式とは異なる2つの方式である。例えば、ターゲット受信側アカウントのオプションをハイライト表示する一方、ほかの候補の受信側アカウントのオプションを通常表示(非ハイライト表示)し、又は、ターゲット受信側アカウントのオプションを点滅表示する一方、ほかの候補の受信側アカウントのオプションを通常表示(非点滅表示)する。又は、ターゲット受信側アカウントのオプションを拡大表示する一方、ほかの候補の受信側アカウントのオプションを通常表示(非拡大表示)する。例示的には、通常表示とは、受信側アカウントのオプションを初期表示するときの表示スタイルを指してもよい。勿論、ほかの可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントのオプションはほかの表示スタイルであってもよく、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0069】
図5及び
図6と併せて参照されるように、送信側の指がターゲット仮想物品のオプション510からターゲット受信側アカウントのオプション521へスライドすることに応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は、ターゲット受信側アカウントのオプションとほかの候補の受信側アカウントのオプションとを区別して表示する。
【0070】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信した後に、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は物品使用推奨情報を表示する。例示的には、ゲーム対局のチャットセッション展示領域に物品使用推奨情報を表示し、可能な実現形態においては、物品使用推奨情報は送信側アカウントでログインしているクライアント端末及びターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末上にのみ表示される。すなわち、物品使用推奨情報は非公開の性質のものであり、送信側及び受信側のみが見ることができる。
【0071】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信した後に、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信済み通知情報を表示する。送信済み通知情報は物品使用推奨情報の送信済みを指示することに用いられる。
【0072】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信した後に、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信済み通知情報及び物品使用推奨情報を表示する。送信済み通知情報は物品使用推奨情報の送信済みを指示することに用いられる。
【0073】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信した後に、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は仮想物品選択インタフェースの表示をキャンセルする。例示的には、送信側の指をターゲット受信側アカウントのオプションから放すときに、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示をキャンセルし、且つ仮想物品選択インタフェースの表示をキャンセルすると同時に、送信済み通知情報を表示する。
図7に示すように、それは本願の1つの実施例が提供する送信済み通知情報の模式図を示す。ゲーム対局の対局インタフェース700に送信済み通知情報710が表示されている。
【0074】
可能な実現形態においては、選択命令に応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信通知情報を表示する。該送信通知情報は、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信するか否かを送信側に通知することに用いられ、該送信通知情報に対する確認命令に応答して、ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信する。送信通知情報を表示することによって、送信側は受信側アカウントが正確であるか否かを簡単に再度確認でき、それにより受信側アカウントを誤って選択する確率を低減させる。
【0075】
可能な実現形態においては、ユーザーはターゲット受信側アカウントを選択した後に、さらに受信側再選択通知情報を表示してもよい。該受信側再選択通知情報は受信側アカウントを継続的に選択する必要があるか否かを送信側アカウントに通知し、且つ選択する受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信することに用いられ、受信側再選択通知情報に対する確認操作に応答して、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示に戻る。例示的には、選択命令に応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は受信側再選択通知情報を表示する。該受信側再選択通知情報は受信側アカウントを継続的に選択する必要があるか否かを送信側に通知することに用いられ、該受信側再選択通知情報に対する確認命令を受信したことに応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示に戻る。ここで、決定命令は決定操作として理解されてもよい。選択可能に、決定命令とは、クライアント端末が決定操作に基づいて生成するものを指してもよい。受信側再選択通知情報を表示することによって、送信側は1つの受信側に物品使用推奨情報を送信した後に、もう1つの受信側を迅速に再度選択して、上記物品使用推奨情報を送信することができ、操作が簡便である。
【0076】
可能な実現形態においては、ターゲット受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信した後に、さらに情報再送信通知情報を表示してもよい。該情報再送信通知情報は物品使用推奨情報を継続的に送信する必要があるか否かを送信側アカウントに通知することに用いられ、情報再送信通知情報に対する確認操作に応答して、仮想物品選択インタフェースを表示する。例示的には、選択命令に応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は情報再送信通知情報を表示し、情報再送信通知情報に対する確認命令を受信したことに応答して、送信側アカウントでログインしているクライアント端末はゲーム対局の仮想物品選択インタフェースを表示する。情報再送信通知情報を表示することによって、送信側はさらに物品使用推奨情報を送信する必要があるか否かを確認できる。もし送信側は物品使用推奨情報を継続的に送信する必要があるならば、送信側は改めて仮想物品を選択し、且つゲーム対局において該仮想物品を使用することをほかの受信側アカウントに推奨することができる。もし送信側は物品使用推奨情報を継続的に送信する必要がないならば、送信側アカウントでログインしているクライアント端末は仮想物品選択インタフェースの表示をキャンセルすることができる。本願の実施例は、ユーザーが物品使用推奨情報を再送信しようとするときに、端末を改めて操作してクライアント端末を対局インタフェースから仮想物品選択インタフェースにジャンプさせる必要があることによって引き起こされる不便を回避することができる。
【0077】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、仮想物品選択インタフェースによって受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信し、物品使用推奨情報は直接仮想物品選択インタフェースにおける仮想物品のオプションによってトリガーされて送信できるため、送信側は仮想物品の名称を覚え及び物品使用推奨情報を手動で入力する必要なしに、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信することができ、操作が簡単であり、それによりマルチプレイヤーオンライン対局(例えば、ゲーム対局)における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0078】
図8に参照されるように、それは本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートを示す。該方法は
図1に示す第1端末110又は第2端末130(例えば、第1端末110に対応するクライアント端末111又は第2端末130に対応するクライアント端末131)に適用でき、該方法は以下のいくつかのステップを含んでもよい。
【0079】
ステップ801:マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示する。
【0080】
ステップ801の紹介及び説明について、上記の実施例を参照でき、ここでは再度詳細に説明しない。
【0081】
ステップ802:送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信し、物品使用推奨情報はマルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる。
【0082】
可能な実現形態においては、サーバは受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信し、受信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信する。すなわち、該物品使用推奨情報は、送信側アカウントでログインしているクライアント端末がサーバによって、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に転送するものであってもよい。
【0083】
ステップ803:物品使用推奨情報に基づいて、ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示し、ショートカット使用コントロールはターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに用いられる。
【0084】
可能な実現形態においては、受信側アカウントでログインしているクライアント端末は物品使用推奨情報における仮想物品情報を識別することができ、それにより該仮想物品情報に基づいてターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを生成する。
【0085】
可能な実現形態においては、物品使用推奨情報においてターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールが含まれる。
【0086】
例示的には、対局インタフェースにおいてターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示し、ショートカット使用コントロールに対する受信側のトリガー操作に応答して、受信側はターゲット仮想物品を迅速に選択できるため、更に受信側は仮想オブジェクトを制御してゲーム対局においてターゲット仮想物品を迅速に使用することができる。
【0087】
物品使用推奨情報を受信するユーザーはショートカット使用コントロールによって仮想物品を迅速に予約購入することができるため、装備ショップへ行って見つけて且つ予約購入に加入するという長いプロセスを省くことができ、一部の新規プレイヤーがゲーム対局においてどのように装備を出すかをわからないこと及び仮想物品(装備)を知らないことという問題を効果的に解決できる。
【0088】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、送信側からの物品推奨使用情報を受信し、且つ物品使用推奨情報に基づいて、ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することによって、受信側は該ショートカット使用コントロールによってターゲット仮想物品を迅速に選択し且つ使用することができるため、仮想物品選択インタフェースへ行って各仮想物品を閲することでターゲット仮想物品を選択する必要がなく、それによりユーザーが仮想物品を選択及び使用する効率を向上させる。
【0089】
また、本願の実施例が提供する技術的手段を採用することによって、関連技術における、送信側がターゲット仮想物品の名称を誤った場合に受信側はターゲット仮想物品を見つけることができず、送信側に正確なターゲット仮想物品の名称を改めて問い合わせる必要があるという状況を回避できる。そのためマルチプレイヤーオンライン対局(例えば、ゲーム対局)における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を効果的に向上させる。
【0090】
図9に参照されるように、本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートを示す。該方法は
図1に示す第1端末110又は第2端末130(例えば、第1端末110に対応するクライアント端末111又は第2端末130に対応するクライアント端末131)に適用でき、該方法は以下のいくつかのステップを含んでもよい。
【0091】
ステップ901:マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示する。
【0092】
ステップ902:送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信し、物品使用推奨情報はマルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる。
【0093】
ステップ901及びステップ902の紹介及び説明について、上記の実施例を参照でき、ここでは再度詳細に説明しない。
【0094】
ステップ903:マルチプレイヤーオンライン対局のチャットセッション展示領域において物品使用推奨情報を表示する。物品使用推奨情報においてはターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールが含まれる。
【0095】
チャットセッション展示領域とは、チャットセッションを展示することに用いられる領域を指す。例示的には、該チャットセッション展示領域は送信側と受信側とのチャットセッション展示領域であり、物品使用推奨情報は受信側アカウントでログインしているクライアント端末上にのみ表示されてもよく、受信側のみが見ることができる。すなわち、物品使用推奨情報はプライベートチャットの形式で表示される。例示的には、物品使用推奨情報はさらにグループチャットの形式で表示されてもよい。例えば、送信側と同一の陣営に属するすべてのユーザー又は同一のゲーム対局におけるすべてのユーザーはいずれも該物品使用推奨情報を見ることができる。プライベートチャットの方式で物品使用推奨情報を表示することは、グループチャットの方式で物品使用推奨情報を表示することと比較して、送信側と受信側との間の非公開性を向上させ、送信側と受信側とのプライバシーを保護することができる。
【0096】
可能な実現形態においては、ショートカット使用コントロールはターゲット仮想物品のアイコンを含む。
図10に示すように、それは本願の1つの実施例が提供する物品使用推奨情報の模式図を示し、物品使用推奨情報1010においてターゲット仮想物品のショートカット使用コントロール1011が含まれる。
【0097】
可能な実現形態においては、物品使用推奨情報において、送信側のアカウント情報(例えば、送信側のユーザーアカウントのアカウント名称又はアバター等)、及びターゲット受信側アカウントのアカウント情報(例えば、受信側のユーザーアカウントのアカウント名称又はアバター等)のうちの少なくとも一項が含まれる。例えば、ユーザーAがユーザーBに仮想物品1の使用を推薦すると仮定すると、該物品使用推奨情報においてはユーザーAに対応するアカウント情報及びユーザーBに対応するアカウント情報が含まれてもよい。
【0098】
ステップ904:ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答して、ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をする。
【0099】
例示的には、ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作は音声、ジェスチャー、及びタッチ制御等の方式によってトリガーされてもよい。例示的には、もしターゲット受信側アカウントに備えられる仮想リソースが該ターゲット仮想物品を直接購入できるなら、該ターゲット仮想物品を直接引き換えしてもよい。次に、ターゲット仮想物品を利用して仮想オブジェクトに装備し、もしターゲット受信側アカウントに備えられる仮想オブジェクトが該ターゲット仮想物品を直接購入できないなら、該ターゲット仮想物品の引き換えの予約をしてもよい。
図11に示すように、本願の1つの実施例が提供する引き換え予約インタフェースの模式図を示す。もし受信側がショートカット操作コントロール1110をクリックすれば、クライアント端末は該ターゲット仮想物品を予約購入リスト1120に追加することになる。
【0100】
可能な実現形態においては、ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答し、且つターゲット受信側アカウントが制御する仮想オブジェクトに該ターゲット仮想物品が装備されている場合、クライアント端末は装備済み通知情報を表示する。該装備済み通知情報はターゲット仮想物品の装備済みを通知することに用いられる。
【0101】
可能な実現形態においては、ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答して、システムはターゲット仮想物品に基づいて、次の推奨する仮想物品を自動的に生成し(次の推奨する仮想物品は送信側により選択されるのではなく、送信側が選択した前の仮想物品に基づいてシステムにより決定され、システムがターゲット受信側に推薦する仮想物品である)、且つそれを該ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に通知する。
【0102】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、送信側からの物品推奨使用情報を受信し、且つ物品使用推奨情報に基づいて、ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することによって、受信側は該ショートカット使用コントロールによってターゲット仮想物品を迅速に選択し且つ使用することができるため、仮想物品選択インタフェースへ行って各仮想物品を閲することでターゲット仮想物品を選択する必要がなく、それによりユーザーが仮想物品を選択及び使用する効率を向上させる。
【0103】
仮想物品選択コントロールが装備ショップアイコンであり、仮想物品選択インタフェースが装備ショップインタフェースであり、仮想物品のオプションが仮想物品のアイコンであり、受信側アカウントのオプションが受信側によって制御される仮想オブジェクトのアイコンであることを例として紹介及び説明を行う。
図12に参照されるように、それは本願の別の実施例が提供する仮想物品情報の表示方法のフローチャートであり、該方法は以下のいくつかのステップを含んでもよい。
【0104】
ステップ1201:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信側の指が装備ショップアイコンをクリックすることを検出する。
【0105】
可能な実現形態においては、装備ショップアイコンは装備ショップ状態と呼ばれてもよい。
【0106】
ステップ1202:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は装備ショップインタフェースを開く。
【0107】
ステップ1203:送信側は仮想物品のアイコンを長押しして、少なくとも1つの候補の受信側アカウントが制御する仮想オブジェクトのアイコンを呼び出す。
【0108】
例示的には、仮想物品のアイコンは装備アイコンとも呼ばれてもよい。
【0109】
例示的には、仮想オブジェクトのアイコンは仮想オブジェクトのアバター、又はヒーローアバターと呼ばれてもよい。
【0110】
ステップ1204:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は、指が対応する仮想オブジェクトのアイコンにスライドしたか否かを検出する。指が対応する仮想画像のアイコンにスライドしていないと確認することに応答して、ステップ1205から実行し始め、指が対応する仮想オブジェクトのアイコンにスライドしたと確認することに応答して、ステップ1207から実行し始める。
【0111】
ステップ1205:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信側が手を放すか否かを検出する。送信側が手を放すと確認することに応答して、ステップ1206を実行する。
【0112】
ステップ1206:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は仮想オブジェクトのアイコンを閉じる。
【0113】
例示的には、受信側と送信側とは1つの陣営にあり、チームメイトに属する。このときに、送信側が手を放すと確認することに応答して、チームメイトのヒーローアバターを閉じる。
【0114】
ステップ1207:仮想オブジェクトのアイコンをハイライト表示する。
【0115】
ステップ1208:送信側アカウントでログインしているクライアント端末は送信側が手を放すか否かを検出する。送信側が手を放すと確認することに応答して、ステップ1209を実行する。
【0116】
ステップ1209:物品使用推奨情報の送信を完了する。
【0117】
ステップ1210:受信側アカウントでログインしているクライアント端末は物品使用推奨情報を受信する。
【0118】
ステップ1211:受信側アカウントでログインしているクライアント端末は受信側が物品使用推奨情報における仮想物品のアイコンをクリックするか否かを検出する。受信側が物品使用推奨情報における仮想物品のアイコンをクリックすると確認することに応答して、ステップ1212を実行する。
【0119】
例示的には、仮想物品のアイコンは装備アイコンとも呼ばれてもよい。
【0120】
ステップ1212:仮想物品を予約購入リストに加入することを完了する。
【0121】
例示的には、仮想物品は装備とも呼ばれてもよい。
【0122】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、仮想物品選択インタフェースによって受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信し、物品使用推奨情報は直接仮想物品選択インタフェースにおける仮想物品のオプションによってトリガーされて送信できる。送信側は仮想物品の名称を覚え及び物品使用推奨情報を手動で入力する必要がなく、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信することができるため、操作が簡単であり、それによりマルチプレイヤーオンライン対局(例えば、ゲーム対局)における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0123】
下記は本願の装置の実施例であり、本願の方法の実施例を実行することに用いることができる。本願の装置の実施例において開示されていない細部について、本願の方法の実施例を参照すればよい。
【0124】
図13に参照されるように、それは本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の送信装置のブロック図を示す。該装置は、上記仮想物品情報の送信方法の例を実現する機能を有し、上記機能はハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアにより相応なソフトウェアを実行して実現されてもよい。該装置は端末であってもよく、端末に設置されてもよい。該装置1300はインタフェース表示モジュール1310と、情報送信モジュール1320とを含んでもよい。
【0125】
インタフェース表示モジュール1310は、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられる。
【0126】
インタフェース表示モジュール1310はさらに、物品選択操作に応答して、上記マルチプレイヤーオンライン対局の仮想物品選択インタフェースを表示することに用いられ、上記仮想物品選択インタフェースにおいては少なくとも1つの仮想物品のオプションが含まれる。
【0127】
情報送信モジュール1320は、上記少なくとも1つの仮想物品のうちのターゲット仮想物品に対する情報送信操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示することに用いられる。上記物品使用推奨情報は上記ターゲット受信側アカウントが上記マルチプレイヤーオンライン対局において上記ターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられる。
【0128】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、仮想物品選択インタフェースによって受信側アカウントに物品使用推奨情報を送信し、物品使用推奨情報は直接仮想物品選択インタフェースにおける仮想物品のオプションによってトリガーされて送信できる。送信側は仮想物品の名称を覚え及び物品使用推奨情報を手動で入力する必要がなく、受信側アカウントでログインしているクライアント端末に物品使用推奨情報を送信することができるため、操作が簡単であり、それによりマルチプレイヤーオンライン対局における仮想物品に対するユーザーのコミュニケーション効率を向上させる。
【0129】
模式的な実施例においては、上記情報送信モジュール1320は、オプション表示ユニットと、情報送信ユニットと、を含み、
オプション表示ユニット(図示せず)は、少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示することに用いられる。
【0130】
情報送信ユニット(図示せず)は、上記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのうちの上記ターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、上記ターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に上記物品使用推奨情報を送信すること、及び上記物品使用推奨情報を表示することに用いられる。
【0131】
模式的な実施例においては、上記オプション表示ユニットは、上記ターゲット仮想物品のオプションの周辺側に、上記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションを表示することに用いられる。
【0132】
模式的な実施例においては、上記選択操作は、上記ターゲット仮想物品のオプションから上記ターゲット受信側アカウントのオプションへのスライド操作である。
【0133】
模式的な実施例においては、上記オプション表示ユニットはさらに、上記ターゲット受信側アカウントに対する選択操作に応答して、上記ターゲット受信側アカウントのオプションとほかの候補の受信側アカウントのオプションとを区別して表示することに用いられる。
【0134】
模式的な実施例においては、上記インタフェース表示モジュール1310はさらに、
受信側再選択通知情報を表示することであって、上記受信側再選択通知情報は受信側アカウントを継続的に選択する必要があるか否かを送信側アカウントに通知することに用いられ、且つ選択した受信側アカウントに上記物品使用推奨情報を送信する、ことと、
上記受信側再選択通知情報に対する確認操作に応答して、上記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションの表示に戻ることと、に用いられる。
【0135】
模式的な実施例においては、上記インタフェース表示モジュール1310はさらに、
情報再送信通知情報を表示することであって、上記情報再送信通知情報は物品使用推奨情報を継続的に送信する必要があるか否かを送信側アカウントに通知することに用いられる、ことと、
上記情報再送信通知情報に対する確認操作に応答して、上記仮想物品選択インタフェースを表示することと、に用いられる。
【0136】
模式的な実施例においては、上記候補の受信側アカウントのオプションは上記候補の受信側アカウントにより制御される仮想オブジェクトのアイコンを含み、
又は、上記候補の受信側アカウントのオプションは上記候補の受信側アカウントのアバターを含む。
【0137】
模式的な実施例においては、上記少なくとも1つの候補の受信側アカウントのオプションにおいてデフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが含まれ、
上記情報送信ユニットはさらに、上記デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントのオプションが、送信側アカウントが所望するターゲット受信側アカウントである場合、上記情報送信操作の終了に応答して、上記デフォルト又は推薦するターゲット受信側アカウントでログインしているクライアント端末に上記物品使用推奨情報を送信することに用いられる。
【0138】
模式的な実施例においては、上記装置1300はさらに物品引き換えモジュール(図示せず)を含む。
【0139】
物品引き換えモジュールは、上記ターゲット仮想物品のオプションに対する第1操作に応答して、上記ターゲット仮想物品を引き換える、又は引き換えの予約をすることに用いられる。
【0140】
上記情報送信モジュール1320はさらに、上記ターゲット仮想物品のオプションに対する第2操作に応答して、ターゲット受信側アカウントに送信する物品使用推奨情報を表示することに用いられ、ここで、上記第1操作は上記第2操作とは異なる。
【0141】
図14に参照されるように、それは本願の1つの実施例が提供する仮想物品情報の表示装置のブロック図を示す。該装置は上記仮想物品情報の表示方法の例を実現する機能を有し、上記機能はハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアにより相応なソフトウェアを実行して実現されてもよい。該装置は端末であってもよく、端末に設置されてもよい。該装置1400はインタフェース表示モジュール1410と情報受信モジュール1420とを含んでもよい。
【0142】
インタフェース表示モジュール1410は、マルチプレイヤーオンライン対局の対局インタフェースを表示することに用いられ、
情報受信モジュール1420は、送信側アカウントからの物品使用推奨情報を受信することに用いられ、上記物品使用推奨情報は上記マルチプレイヤーオンライン対局においてターゲット仮想物品を使用することを指示することに用いられ、
コントロール表示モジュール1430は、上記物品使用推奨情報に基づいて、上記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することに用いられ、上記ショートカット使用コントロールは上記ターゲット仮想物品を選択し且つ使用することに用いられる。
【0143】
以上のように、本願の実施例が提供する技術的手段においては、送信側からの物品推奨使用情報を受信し、且つ物品使用推奨情報に基づいて、ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールを表示することによって、受信側は該ショートカット使用コントロールによってターゲット仮想物品を迅速に選択し且つ使用することができる。仮想物品選択インタフェースへ行って各仮想物品を閲することでターゲット仮想物品を選択する必要がなく、それによりユーザーが仮想物品を選択及び使用する効率を向上させる。
【0144】
模式的な実施例においては、上記コントロール表示モジュール1430は、上記マルチプレイヤーオンライン対局のチャットセッション展示領域において上記物品使用推奨情報を表示することに用いられる。上記物品使用推奨情報においては上記ターゲット仮想物品のショートカット使用コントロールが含まれる。
【0145】
模式的な実施例においては、上記装置1400はさらに物品引き換えモジュールを含む。
【0146】
物品引き換えモジュール(図示せず)は、上記ショートカット使用コントロールに対するトリガー操作に応答して、上記ターゲット仮想物品を引き換えること、又は引き換えの予約をすることに用いられる。
【0147】
模式的な実施例においては、上記ショートカット使用コントロールは上記ターゲット仮想物品のアイコンを含む。
【0148】
説明する必要がある点として、上記実施例が提供する装置は、その機能を実現するにあたり上記各機能モジュールの分割のみを例に説明したが、実際の応用においては、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて完了させることができる。すなわち、機器のコンテンツ構造を異なる機能モジュールに分割して、以上記述した全部又は一部の機能を完了する。また、上記実施例が提供する装置は方法の実施例と同一の発想に属する。その具体的な実現過程は詳しくは方法の実施例を参照できるため、ここでは再度詳細に説明しない。
【0149】
図15に参照されるように、それは本願の1つの実施例が提供する端末1500の構造ブロック図を示す。該端末1500は携帯電話、タブレットコンピュータ、スマートテレビ、マルチメディア再生機器、及びPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)等であってもよい。該端末1500は
図1の実施例において紹介された端末であってもよい。
【0150】
通常、端末1500はプロセッサ1501とメモリ1502とを含む。
【0151】
プロセッサ1501は1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、例えば、4コアプロセッサ、及び8コアプロセッサ等が挙げられる。プロセッサ1501はDSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、及びPLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも一種のハードウェア形式を採用して実現されてもよい。プロセッサ1501はメインプロセッサとコプロセッサとを含んでもよく、メインプロセッサはウェークアップ状態でのデータを処理することに用いられるプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央プロセッサ)とも呼ばれ、コプロセッサは待機状態でのデータを処理することに用いられる低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例においては、プロセッサ1501はGPU(Graphics Processing Unit、画像プロセッサ)を集積してもよく、GPUはディスプレイスクリーンに表示される必要があるコンテンツのレンダリング及び描画を担うことに用いられる。いくつかの実施例においては、プロセッサ1501はさらにAI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサを含んでもよく、該AIプロセッサは機械学習に関連する計算操作を処理することに用いられる。
【0152】
メモリ1502は1つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよく、該コンピュータ可読記憶媒体は非一時的なものであってもよい。メモリ1502はさらに高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよく、例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶機器、及びフラッシュ記憶機器が挙げられる。
【0153】
いくつかの実施例においては、端末1500はさらに選択可能に、周辺機器インターフェース1503と少なくとも1つの周辺機器とを含む。プロセッサ1501、メモリ1502及び周辺機器インターフェース1503の間はバス又は信号線によって連結されてもよい。各周辺機器はバス、信号線又は回路基板によって周辺機器インターフェース1503に連結されてもよい。具体的には、周辺機器は、ディスプレイスクリーン1504、音声回路1505、通信インターフェース1506及び電源1507のうちの少なくとも一種を含んでもよい。
【0154】
当業者が理解できるように、
図15に示される構造は端末1500を限定するものではなく、図示よりも多い又は少ないコンポーネントを含み、又はあるいくつかのコンポーネントを組み合わせ、又は異なるコンポーネントの配置を採用するようにしてもよい。
【0155】
模式的な実施例においては、さらに端末を提供し、上記端末はプロセッサとメモリとを含み、上記メモリにおいて少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されている。上記少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、1つ又は1つ以上のプロセッサにより実行されて、上記仮想物品情報の送信方法を実現する、又は上記仮想物品情報の表示方法を実現するように構成される。
【0156】
模式的な実施例においては、さらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、上記記憶媒体において少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットが記憶されており、上記少なくとも1つの命令、上記少なくとも1つのプログラム、上記コードセット又は上記命令セットは端末のプロセッサにより実行されるときに、上記仮想物品情報の送信方法を実現する、又は上記仮想物品情報の表示方法を実現する。
【0157】
選択可能に、上記コンピュータ可読記憶媒体はROM(Read-Only Memory、読み出し専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory、コンパクトディスク読み取り専用メモリ)、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶機器等であってもよい。
【0158】
例示的な実施例においては、さらにコンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体において記憶される。端末のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは該コンピュータ命令を実行して、該端末に上記仮想物品情報の送信方法、又は上記仮想物品情報の表示方法を実行させる。
【0159】
理解すべきであるように、本明細書に言及された「複数」とは2つ又は2つ以上を指す。「及び/又は」は関連対象の関連関係を記述し、三種の関係が存在してもよいことを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBとが同時に存在すること、及びBが単独で存在することという三種の状況を表してもよい。文字「/」は一般的には、前後の関連対象が一種の「又は」の関係であることを指す。また、本明細書において記述したステップの番号は、単にステップ間の一種の可能な実行優先順序を例示的に示す。いくつかのほかの実施例においては、上記ステップは番号の順序に従って実行されなくてもよく、例えば、番号が異なる2つのステップは同時に実行されるか、又は番号が異なる2つのステップは図示とは反対の順序に従って実行されるが、本願の実施例ではこれを限定しない。
【0160】
上述は単に本願の例示的な実施例であり、本願を制限することには用いられず、本願の精神及び原則内に作られるいかなる修正、均等物への置換や改良等はいずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0161】
100 コンピュータシステム
101 第1ユーザー
102 第2ユーザー
110 第1端末
111 クライアント端末
120 サーバクラスター
121 サーバ
122 プロセッサ
123 ユーザーアカウントデータベース
124 対戦サービスモジュール
125 I/Oインターフェース
126 サーバ
130 第2端末
131 クライアント端末
140 端末
300 対局インタフェース
310 仮想物品選択コントロール
320 仮想物品選択インタフェース
700 対局インタフェース
710 通知情報
1300 装置
1310 インタフェース表示モジュール
1320 情報送信モジュール
1400 装置
1410 インタフェース表示モジュール
1420 情報受信モジュール
1430 コントロール表示モジュール
1500 端末
1501 プロセッサ
1502 メモリ
1503 周辺機器インターフェース
1504 ディスプレイスクリーン
1505 音声回路
1506 通信インターフェース
1507 電源