(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-08
(45)【発行日】2023-12-18
(54)【発明の名称】プロトコルアーキテクチャ決定方法、装置及び機器
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20231211BHJP
H04W 8/00 20090101ALI20231211BHJP
H04W 88/04 20090101ALI20231211BHJP
H04W 92/18 20090101ALI20231211BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W8/00 110
H04W88/04
H04W92/18
(21)【出願番号】P 2022559724
(86)(22)【出願日】2021-04-08
(86)【国際出願番号】 CN2021085899
(87)【国際公開番号】W WO2021204186
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】202010270669.8
(32)【優先日】2020-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】王 文
(72)【発明者】
【氏名】鄭 倩
(72)【発明者】
【氏名】謝 振華
【審査官】本橋 史帆
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0357284(US,A1)
【文献】特開2010-135866(JP,A)
【文献】国際公開第2018/084199(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中継通信のプロトコルアーキテクチャ決定方法であって、
第一の機器が、第二の機器から第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを受信することと、
前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づき、前記第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定することとを含み、
そのうち、前記第一の情報は、前記第二の機器が
現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられ、前記第二の情報は、前記第一の機器が
現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いら
れ、
前記第一の機器と前記第二の機器とは、中継通信能力を有し、
前述した、現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられ、
前述した、現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる、
プロトコルアーキテクチャ決定方法。
【請求項2】
前記ターゲットメッセージは、ディスカバリーメッセージを含み、前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づき、前記第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定することは、
前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、前記第二の機器を選択して通信接続を確立し続けるか否かを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲットメッセージは、接続確立メッセージを含み、前記接続確立メッセージは、前記第二の機器と前記第一の機器との間の通信接続の確立を要求するために用いられ、
前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、前記第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定することは、
前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、前記接続確立メッセージを受け入れるか否かを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は前記第二の機器により前記第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定されており、及び/又は、
前記第二の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は前記第二の機器により前記第一の機器のネットワーク状況に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の機器が、前記第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、前記接続確立メッセージを受け入れるか否かを決定することは、
前記第一の情報と第二の情報に基づいて前記第一のプロトコルアーキテクチャが前記第二のプロトコルアーキテクチャに一致しないと決定した場合、前記第一の機器が、前記第二の機器に接続確立拒否メッセージを送信することを含み、
そのうち、前記接続確立拒否メッセージには、第三の情報が運ばれ、前記第三の情報は、前記第一のプロトコルアーキテクチャが前記第二のプロトコルアーキテクチャに一致しない理由を指示するために用いられる、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第一の機器は、中継UEと、遠隔UEと、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含み、前記第二の機器は、中継UEと、遠隔UEと、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含む、請求項1から
5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
中継通信のプロトコルアーキテクチャ決定方法であって、
第二の機器が、第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを
第一の機器に送信することを含み、
そのうち、前記第一の情報は、前記第二の機器が
現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いら
れ、
前記第一の機器と前記第二の機器とは、中継通信能力を有し、
前述した、現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる、
プロトコルアーキテクチャ決定方法。
【請求項8】
前記ターゲットメッセージは、ディスカバリーメッセージ又は接続確立メッセージであり、前記接続確立メッセージは、前記第二の機器と第一の機器との間の通信接続の確立を要求するために用いられる、請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第一の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は前記第二の機器により前記第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定されている、請求項
7又は8に記載の方法。
【請求項10】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項1から
6のいずれか1項に記載のプロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する、プロトコルアーキテクチャ決定機器。
【請求項11】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、請求項
7から
9のいずれか1項に記載のプロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する、プロトコルアーキテクチャ決定機器。
【請求項12】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムが第一の機器のプロセッサによって実行される時、請求項1から
6のいずれか1項に記載のプロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する、又は、前記コンピュータプログラムが第二の機器のプロセッサによって実行される時、請求項
7から
9のいずれか1項に記載のプロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年04月08日に中国で提出された中国特許出願番号202010270669.8の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特にプロトコルアーキテクチャ決定方法、装置及び機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、5G_ProSeの研究において、2種類の中継通信のプロトコルアーキテクチャが存在し、それぞれLayer-2 based(レイヤ2中継)プロトコルアーキテクチャとlayer-3 based(レイヤ3中継)プロトコルアーキテクチャである。
【0004】
関連技術では、現在の中継通信シナリオにおいて、一種類のプロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることしか考慮されていない。しかしながら、通信技術の発展に伴い、後期には上記2種類のプロトコルアーキテクチャが共存するシナリオ、即ちLayer-2 basedプロトコルアーキテクチャとlayer-3 basedプロトコルアーキテクチャが共存するシナリオが現れる可能性が高い。
【0005】
このように、中継通信シナリオでは、この中継通信シナリオにおける第一の機器が第二の機器によってサポートされるプロトコルアーキテクチャと一致しないと、第一の機器と第二の機器との間の通信接続に失敗するという問題が生じやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、中継通信シナリオにおいて、二つの機器によってサポートされるプロトコルアーキテクチャが一致しないことにより機器間通信接続に失敗するという問題を解決するためのプロトコルアーキテクチャ決定方法、装置及び機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0008】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、第一の機器に用いられるプロトコルアーキテクチャ決定方法を提供した。この方法は、第二の機器から第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを受信することと、第一の情報と第二の情報に基づき、第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定することとを含み、そのうち、上記第一の情報は、前記第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられ、上記第二の情報は、前記第一の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0009】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、第二の機器に用いられるプロトコルアーキテクチャ決定方法を提供した。この方法は、第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを送信することを含み、そのうち、この第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0010】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定装置を提供した。このプロトコルアーキテクチャ決定装置は、第二の機器から第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを受信するための受信モジュールと、受信モジュールにより受信される第一の情報と第二の情報に基づき、第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定するための決定モジュールとを含み、そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられ、上記第二の情報は、第一の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0011】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定装置を提供した。このプロトコルアーキテクチャ決定装置は、第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを送信するための送信モジュールを含み、そのうち、この第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0012】
第五の方面によれば、本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定機器を提供した。このプロトコルアーキテクチャ決定機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、第一の方面又は第二の方面に記載のプロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する。
【0013】
第六の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、第一の方面又は第二の方面に記載の上記プロトコルアーキテクチャ決定方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の実施例では、第一の機器は、第二の機器からターゲットメッセージを受信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施例に関する通信システムの可能な構造概略図である。
【
図2】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定方法のフローチャートのその一である。
【
図3】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定方法のフローチャートのその二である。
【
図4】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定方法のフローチャートのその三である。
【
図5】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定方法のフローチャートのその四である。
【
図6】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定装置の構造概略図のその一である。
【
図7】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定装置の構造概略図のその二である。
【
図8】本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下は、本発明の実施例における図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0017】
説明すべきこととして、本明細書における「/」は、「又は」の意味を表し、例えば、A/Bは、A又はBを表してもよく、本明細書における「及び/又は」は、関連対象の関連関係を記述するものに過ぎず、三つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、単独のA、AとBとの組み合わせ、単独のBの三つのケースを含むことを表してもよい。
【0018】
説明すべきこととして、本出願の実施例の技術案を明瞭に記述しやすくするために、本出願の実施例において、「第一の」、「第二の」などの文字を採用して機能又は作用が基本的に同じである同一項又は類似項に対して区別を行い、当業者が理解できるように、「第一の」、「第二の」などの文字は、数と実行手順を限定しない。例えば、第一の情報と第二の情報は、異なる情報を区別するために用いられ、情報の特定の順序を記述するためのものではない。
【0019】
説明すべきこととして、本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証、又は説明とすることを表すために用いられる。本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計方案は、他の実施例又は設計案より好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0020】
説明すべきこととして、本出願の実施例では、「の(英語:of)」、「該当する(英語:corresponding、relevant)」と「対応する(英語:corresponding)」は、混用できる場合があり、その相違点を強調しない時、それらが表現しようとする意味は、一致していると指摘すべきである。本出願の実施例における「複数」とは、二つ又は二つの以上である。
【0021】
本発明による技術案は、様々な通信システム、例えば、5G通信システム、未来進化システム又は複数の通信融合システムなどに用いられてもよい。複数のアプリケーションシナリオ、例えば、マシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)、D2M、マクロマイクロ通信、拡張型モバイルインターネット(enhance Mobile Broadband、eMBB)、超高信頼性と超低遅延通信(ultra Reliable & Low Latency Communication、uRLLC)及び大規模マシン型通信(Massive Machine Type Communication、mMTC)などのシナリオを含んでもよい。これらのシナリオは、端末機器と端末機器との間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信、又はネットワーク機器と端末機器と間の通信などのシナリオを含むが、それらに限らない。本発明の実施例は、5G通信システムにおけるネットワーク機器と端末機器との間の通信、又は端末機器と端末機器との間の通信、又はネットワーク機器とネットワーク機器との間の通信に用いられてもよい。
【0022】
図1は、本発明の実施例に関する通信システムの可能な構造概略図を示した。
図1に示すように、この通信システムは、少なくとも一つの第一の機器100(
図1において一つのみが図示される)及び少なくとも一つの第二の機器200を含む。
【0023】
そのうち、上記第一の機器は、中継通信能力を有する端末機器、ネットワーク機器、ネットワークエレメント機器などであってもよく、上記第二の機器は、中継通信能力を有する端末機器、ネットワーク機器、ネットワークエレメント機器などであってもよく、本発明の実施例は、これについて限定されない。例示的には、上記第一の機器は、中継UE(Relay UE)と、遠隔UE(Remote UE)と、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含み、上記第二の機器は、中継UEと、遠隔UEと、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含む。
【0024】
例示的には、上記ネットワーク機器は、基地局、コアネットワーク機器、発射受信ノード(Transmission and Reception Point、TRP)、中継局又はアクセスポイントなどであってもよい。ネットワーク機器は、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile communication、GSM(登録商標))又は符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)ネットワークにおける基地局送受信局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)におけるNB(NodeB)であってもよく、LTEにおけるeNB又はeNodeB(evolutional NodeB)であってもよい。ネットワーク機器は、クラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。ネットワーク機器は、5G通信システムにおけるネットワーク機器又は将来進化ネットワークにおけるネットワーク機器であってもよい。しかし、用語は、本発明に対する制限を構成しない。
【0025】
例示的には、上記端末機器は、無線端末機器であってもよく、有線端末機器であってもよく、この無線端末機器は、ユーザにボイス及び/又は他の業務データ接続性を提供する機器、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他のプロセッシングデバイス、車載機器、ウェアラブルデバイス、将来5Gネットワークにおける端末機器又は将来進化型PLMNネットワークにおける端末機器などであってもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、無線端末機器は、移動端末機器、例えば移動電話(又は「セルラー」電話と呼ばれる)と移動端末機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークとボイス及び/又はデータを交換し、及びパーソナルコミュニケーションサービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話機、ワイアレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの機器であり、無線端末機器は、移動機器、ユーザ機器(User Equipment、UE)、UE端末機器、アクセス端末機器、無線通信機器、端末機器ユニット、端末機器局、移動局(Mobile Station)、モバイルステーション(Mobile)、遠隔局(Remote Station)、遠方局、遠隔端末機器(Remote Terminal)、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、ユーザエージェント(User Agent)、端末機器装置などであってもよい。
【0026】
本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定方法を提供する。このプロトコルアーキテクチャ決定方法は、ステップ101を含んでもよい。
【0027】
ステップ101:第二の機器は、ターゲットメッセージを送信する。
【0028】
そのうち、上記ターゲットメッセージには、第一の情報が運ばれる。
【0029】
そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0030】
例示的には、第二の機器は、このターゲットメッセージをブロードキャストしてもよく、第一の機器にこのターゲットメッセージを直接送信してもよく、本発明の実施例は、これについて限定されない。
【0031】
上記内容を結び付けながら、
図2は、本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定方法のフローチャートを示した。
図2に示すように、このプロトコルアーキテクチャ決定方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0032】
ステップ201:第二の機器は、第一の機器にターゲットメッセージを送信する。
【0033】
ステップ202:第一の機器は、第二の機器からターゲットメッセージを受信する。
【0034】
ステップ203:第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づき、第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定する。
【0035】
そのうち、上記第二の情報は、第一の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0036】
本発明の実施例では、ディスカバリー又は接続確立段階において、第二の機器は、ディスカバリーメッセージ又は接続確立メッセージに、現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれることによって、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができる。
【0037】
説明すべきこととして、本発明の実施例におけるプロトコルアーキテクチャは、プロトコルスタックであってもよい。
【0038】
選択的に、本発明の実施例では、上述した、現在サポートしている第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることと、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、上述した、現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0039】
例示的には、上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、第二の機器がレイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートすることと、第二の機器がレイヤ3中継プロトコル構造通信のみをサポートすることと、第二の機器がレイヤ2中継プロトコルアーキテクチャとレイヤ3中継プロトコルアーキテクチャという2種類のプロトコルアーキテクチャ通信をサポートすることと、第二の機器が、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信を優先する傾向があることと、第二の機器が、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信を優先する傾向があることと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0040】
選択的に、本発明の実施例では、上述した、現在サポートしている第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることと、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、上述した、現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0041】
例示的には、上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、第一の機器がレイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートすることと、第一の機器がレイヤ3中継プロトコル構造通信のみをサポートすることと、第一の機器がレイヤ2中継プロトコルアーキテクチャとレイヤ3中継プロトコルアーキテクチャという2種類のプロトコルアーキテクチャ通信をサポートすることと、第一の機器が、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信を優先する傾向があることと、第一の機器が、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信を優先する傾向があることと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0042】
例示的には、上記レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャは、Layer-2 basedプロトコルアーキテクチャであってもよく、上記レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャは、Layer-3 basedプロトコルアーキテクチャであってもよい。
【0043】
選択的に、本発明の実施例では、上記第一の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は第二の機器により第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定され、及び/又は、上記第二の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は第一の機器により第一の機器のネットワーク状況に基づいて決定される。一例では、第一の情報は、第二の機器が、既存の配置の状態で第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定される。一例では、第二の情報は、第一の機器が、既存の配置の状態で第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定される。
【0044】
選択的に、本発明の実施例では、上記ターゲットメッセージは、ディスカバリーメッセージ又は接続確立メッセージを含む。そのうち、上記接続確立メッセージは、第二の機器と第一の機器との間の通信接続の確立を要求するために用いられる。
【0045】
選択的に、本発明の実施例では、上記ターゲットメッセージがディスカバリーメッセージを含む場合、上記ステップ203は、以下のステップ203aを含んでもよい。
【0046】
ステップ203a:第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、第二の機器を選択して通信接続を確立し続けるか否かを決定する。
【0047】
例示的には、第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づき、第一のプロトコルアーキテクチャと第二のプロトコルアーキテクチャに対してプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、第二の機器を選択して通信接続を確立し続けるか否かを決定する。更に、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致する場合、第二の機器を選択して通信接続を確立し続け、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致しない場合、第二の機器を選択せず、通信接続を確立し続けない。
【0048】
選択的に、本発明の実施例では、上記ターゲットメッセージが接続確立メッセージを含む場合、上記ステップ203は、以下のステップ203bを含んでもよい。
【0049】
ステップ203b:第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、この接続確立メッセージを受け入れるか否かを決定する。
【0050】
例示的には、第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づき、第一のプロトコルアーキテクチャと第二のプロトコルアーキテクチャに対してプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、この接続確立メッセージを受け入れるか否かを決定する。更に、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致する場合、この接続確立メッセージを受け入れ、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致しない場合、この接続確立メッセージを拒否する。
【0051】
さらに選択的に、本発明の実施例では、上記ステップ203bは、以下のステップ203b1を含んでもよい。
【0052】
ステップ203b1:第一の情報と第二の情報に基づいて上記第一のプロトコルアーキテクチャが上記第二のプロトコルアーキテクチャと一致しないと決定した場合、第一の機器は、第二の機器に接続確立拒否メッセージを送信する。
【0053】
そのうち、上記接続確立拒否メッセージには、第三の情報が運ばれ、上記第三の情報は、上記第一のプロトコルアーキテクチャが上記第二のプロトコルアーキテクチャと一致しない理由を指示するために用いられる。
【0054】
例示的には、第一の機器は、第一の情報と第二の情報に基づき、第一のプロトコルアーキテクチャと第二のプロトコルアーキテクチャに対してプロトコルアーキテクチャマッチングを行った後、第一のプロトコルアーキテクチャが上記第二のプロトコルアーキテクチャと一致しないと決定した場合、第一の機器は、第二の機器に接続確立拒否メッセージを送信する。
【0055】
例示的には、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致することは、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャのうちの少なくとも一つと同じであることを指し、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致しないことは、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャと異なることを指している。
【0056】
以下、いくつかの例を挙げて本発明の実施例による方案を詳細に説明する。
【0057】
第一種類の可能な例:
UE-to-Network中継通信シナリオについて、上記第二の機器がUE-to-Network relay UEであり、且つ第一の機器がRemote UEであることを例にして、Mode Aディスカバリーメカニズムに対し、UE-to-Network relay UEが、ディスカバリーメッセージ(例えば、Announcing message)に第一の情報が運ばれるシナリオは、
図3に示すように、本発明の実施例による方案は、以下のステップを含んでもよい。
【0058】
Step1:UE-to-Network relay UEは、ディスカバリー過程をトリガーし、且つブロードキャストメッセージに第一の情報が運ばれ、この第一の情報は、UE-to-Network relay UEが現在サポートすることができ、及び/又はこのUE-to-Network relay UEが現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報とされることができる。
【0059】
例示的には、上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(UE-to-Network relay UEがレイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0060】
Step2:Remote UEは、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、UE-to-Network relay UEを選択してUE-to-Network relay通信接続を確立するか否かを判断する。
【0061】
例示的には、上記第二の情報は、Remote UEが現在サポートすることができ、及び/又はRemote UEが現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報である。
【0062】
例示的には、上記第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(Remote UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(Remote UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(Remote UEがレイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(Remote UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(Remote UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0063】
例示的には、Remote UEは、第一の情報と第二の情報をマッチングすることでUE-to-Network relay UEを選択するか否かを決定する。例1:第一の情報が、「UE-to-Network relay UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「Remote UEが、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、Remote UEは、引き続き他の情報(例えば、測定信号品質など)を参照し、UE-to-Network relay UEをUE-to-Network relayとして選択するか否かを判断する。例2:第一の情報は、「UE-to-Network relay UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「Remote UEが、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、Remote UEは、このUE-to-Network relay UEをUE-to-Network relayとして選択しない。
【0064】
第二種類の可能な例:
UE-to-Network中継通信シナリオについて、上記第二の機器がRemote UEであり、且つ第一の機器がUE-to-Network relay UEであることを例にして、Mode Bディスカバリーメカニズムに対し、Remote UEがディスカバリーメッセージに第一の情報が運ばれるシナリオは、
図4に示すように、本発明の実施例による方案は、以下のステップを含んでもよい。
【0065】
Step1:Remote UEは、ディスカバリー過程をトリガーし、且つブロードキャストメッセージ(例えば、Solicitation message)には、第一の情報が運ばれ、この第一の情報は、Remote UEが現在サポートすることができ、及び/又はこのRemote UEが現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報とされることができる。
【0066】
例示的には、上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(Remote UEが現在、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(Remote UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(Remote UEが現在レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートしていることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(Remote UEが現在、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチを使用してャUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(Remote UEが現在、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0067】
Step2:UE-to-Network relay UEは、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、Remote UEに返信するdiscoveryメッセージであると判断する。
【0068】
例示的には、上記第二の情報は、UE-to-Network relay UEが現在、サポートすることができ、及び/又はこのUE-to-Network relay UEが現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報である。
【0069】
例示的には、上記第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(UE-to-Network relay UEがレイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0070】
例示的には、UE-to-Network relay UEは、第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報とをマッチングすることでRemote UEを選択するか否かを決定する。例1:第一の情報が、「Remote UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「UE-to-Network relay UEが、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、UE-to-Network relay UEは、引き続き他の情報(例えば測定信号品質など)を参照し、受け入れメッセージ(例えば、返信メッセージ(Response message))をRemote UEに送信することを選択するか否かを判断する。例2:第一の情報が、「Remote UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「UE-to-Network relay UE が、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、UE-to-Network relay UEは、受け入れメッセージ(例えば、返信メッセージ)をRemote UEに送信しない。
【0071】
第三種類の可能な例:
UE-to-network relay通信接続確立段階において、上記第二の機器がRemote UEであり、且つ第一の機器がUE-to-Network relay UEであることを例にして、Remote UEが非直接通信要求メッセージには、第一の情報が運ばれるシナリオは、
図5に示すように、本発明の実施例による方案は、以下のステップを含んでもよい。
【0072】
Step0:ディスカバリー段階の後、Remote UEは、一つのUE-to-Network relay UEをディスカバリーして選択した。
【0073】
Step1:Remote UEは、第一の情報が運ばれる非直接通信要求メッセージをUE-to-Network relay UEに送信し、上記第一の情報は、Remote UEが現在サポートすることができ、及び/又はRemote UEが現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報とされることができる。
【0074】
例示的には、上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(UE-to-Network relay UEがレイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0075】
Step2:UE-to-Network relay UEは、第一の情報を受信した後、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行う。Remote UEを受け入れる非直接接続確立要求であると判断する。
【0076】
そのうち、上記第二の情報は、UE-to-Network relay UEが現在、サポートすることができ、及び/又はUE-to-Network relay UEが現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報である。
【0077】
例示的には、上記第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャによってUE-to-Network relay通信を行うことのみをサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャ通信をサポートする(UE-to-Network relay UEがレイヤ2とレイヤ3という2種類の中継プロトコルアーキテクチャのUE-to-Network relay通信をサポートすることが示される)ことと、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ2プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先される(UE-to-Network relay UEが現在、レイヤ3プロトコルアーキテクチャを使用してUE-to-Network relay通信を行う傾向があることが示される)ことと、のうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0078】
例示的には、UE-to-Network relay UEは、第一の情報と第二の情報をマッチングすることで、Remote UEの非直接通信要求を受け入れるか否かを決定する。例1:第一の情報が、「Remote UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「UE-to-Network relay UEが、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、UE-to-Network relay UEは、Remote UE非直接通信要求を受け入れる。例2:第一の情報が、「Remote UEが、レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示し、第二の情報が、「UE-to-Network relay UEが、レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャ通信のみをサポートする」を指示する場合、UE-to-Network relay UEは、Remote UEの非直接接続要求を拒否する。
【0079】
Step3:UE-to-Network relay UEがRemote UE非直接接続要求を受け入れる場合、非直接通信受け入れメッセージ(例えば、接続確立受け入れメッセージ)をRemote UEに送信する。
【0080】
本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定方法を提供する。第一の機器は、第二の機器からターゲットメッセージを受信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【0081】
図6は、本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定装置を実現する可能な構造概略図である。
図6に示すように、このプロトコルアーキテクチャ決定装置400は、受信モジュール401と、決定モジュール402とを含み、そのうち、受信モジュール401は、第二の機器から第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを受信するために用いられ、決定モジュール402は、この受信モジュール401により受信される第一の情報と第二の情報に基づき、第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定するために用いられ、そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられ、上記第二の情報は、第一の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0082】
選択的に、上記ターゲットメッセージは、ディスカバリーメッセージを含み、この決定モジュール402は、具体的に、第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、第二の機器を選択して通信接続を確立し続けるか否かを決定するために用いられる。
【0083】
選択的に、上記ターゲットメッセージは、接続確立メッセージを含み、この接続確立メッセージは、第二の機器と第一の機器との間の通信接続の確立を要求するために用いられ、上記決定モジュール402は、具体的に、この受信モジュール401により受信された第一の情報と第二の情報に基づいてプロトコルアーキテクチャマッチングを行い、接続確立メッセージを受け入れるか否かを決定するために用いられる。
【0084】
選択的に、上述した、現在サポートしている第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
上述した、現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0085】
選択的に、上述した、現在サポートしている第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
上述した、現在使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0086】
選択的に、上記第一の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は第二の機器により第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定され、及び/又は、上記第二の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は第二の機器により第一の機器のネットワーク状況に基づいて決定される。
【0087】
選択的に、上記決定モジュール402は、具体的に、第一の情報と第二の情報に基づいて上記第一のプロトコルアーキテクチャが上記第二のプロトコルアーキテクチャと一致しないと決定した場合、第二の機器に接続確立拒否メッセージを送信するために用いられ、そのうち、上記接続確立拒否メッセージには、第三の情報が運ばれ、この第三の情報は、第一のプロトコルアーキテクチャが第二のプロトコルアーキテクチャに一致しない理由を指示するために用いられる。
【0088】
選択的に、上記第一の機器は、中継UEと、遠隔UEと、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含み、上記前記第二の機器は、中継UEと、遠隔UEと、ロードサイドユニットとのうちのいずれか一つを含む。
【0089】
本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定装置を提供する。この装置は、第二の機器からターゲットメッセージを受信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【0090】
本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定装置は、上記方法の実施例における
図2から
図5のいずれか一つに示される過程を実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0091】
説明すべきこととして、
図6に示すプロトコルアーキテクチャ決定装置は、第一の機器であってもよく、この第一の機器における機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的に、実際の使用需要に応じて決定されてもよく、本発明の実施例は、限定しない。
【0092】
図7は、本発明の実施例によるプロトコルアーキテクチャ決定装置を実現する可能な構造概略図である。
図7に示すように、このプロトコルアーキテクチャ決定装置500は、送信モジュール501を含み、そのうち、送信モジュール501は、第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを送信するために用いられ、そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0093】
選択的に、上記ターゲットメッセージは、ディスカバリーメッセージ又は接続確立メッセージであり、上記接続確立メッセージは、第二の機器と第一の機器との間の通信接続の確立を要求するために用いられる。
【0094】
選択的に、上述した、現在サポートしている第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャによる通信をサポートすることとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられ、
上述した、現在使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報は、
レイヤ2中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することと、
レイヤ3中継プロトコルアーキテクチャが優先的に通信することとのうちのいずれか一つを指示するために用いられる。
【0095】
選択的に、上記第一の情報は、予め配置され、又はネットワークにより配置され、又は第二の機器第二の機器のネットワーク状況に基づいて決定される。
【0096】
本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定装置を提供する。この装置は、第一の機器にターゲットメッセージを送信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【0097】
説明すべきこととして、
図7に示すプロトコルアーキテクチャ決定装置は、第二の機器であってもよく、この第二の機器における機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的に、実際の使用需要に応じて決定されてもよく、本発明の実施例は、限定しない。
【0098】
図8は、本発明の実施例を実現するプロトコルアーキテクチャ決定機器のハードウェア構造概略図である。このプロトコルアーキテクチャ決定機器800は、プロセッサ801と、送受信機802と、メモリ803と、ユーザインターフェース804と、バスインターフェースとを含む。
【0099】
そのうち、このプロトコルアーキテクチャ決定機器が第一の機器である場合、送受信機802は、第二の機器から第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを受信するために用いられ、プロセッサ801は、この送受信機802により受信される第一の情報と第二の情報に基づき、第二の機器との間の通信接続を確立するか否かを決定するために用いられ、そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられ、上記第二の情報は、第一の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0100】
本発明の実施例による第一の機器は、この第一の機器は、第二の機器からターゲットメッセージを受信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【0101】
又は、
このプロトコルアーキテクチャ決定機器が第二の機器である場合、送受信機802は、第一の情報が運ばれるターゲットメッセージを送信するために用いられ、そのうち、上記第一の情報は、第二の機器が現在サポートしており及び/又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報を指示するために用いられる。
【0102】
本発明の実施例による第二の機器は、第二の機器は、第一の機器にターゲットメッセージを送信した後、このターゲットメッセージには、第二の機器が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報が運ばれるため、第一の機器は、自体が現在サポートすることができ、又は使用する傾向のある第二のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報と上記第一のプロトコルアーキテクチャのアーキテクチャ情報に基づいて第二の機器を選択して通信接続するか否かを決定することができ、第一の機器と第二の機器との間の通信接続の成功率を向上させ、通信エネルギ効率を向上させた。
【0103】
本発明の実施例では、
図8において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスとブリッジとを含んでもよく、具体的には、プロセッサ801によって代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ803によって代表されるメモリの各種の回路でリンクされてもよい。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータとパワー管理回路などのような各種の他の回路をリンクしてもよい。これらは、全て当分野でよく知っているものであるため、本明細書において、それをさらに記述しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機802は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機と受信機とを含み、伝送媒体で各種の他の装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ機器について、ユーザインターフェース804は、必要な機器に外接や内接することができるインターフェースであってもよい。接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロホン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限らない。プロセッサ801は、バスアーキテクチャと一般的な処理の管理を担当し、メモリ803は、プロセッサ801の操作実行時に使用されるデータを記憶してもよい。
【0104】
また、プロトコルアーキテクチャ決定機器800は、いくつかの示されていない機能モジュールをさらに含み、ここでこれ以上説明しない。
【0105】
選択的に、本発明の実施例は、プロトコルアーキテクチャ決定機器をさらに提供する。このプロトコルアーキテクチャ決定機器は、第一の機器であり、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記実施例に示されるプロトコルアーキテクチャ決定方法の過程を実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0106】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記実施例におけるプロトコルアーキテクチャ決定方法の複数の過程を実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、上記のコンピュータ可読記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0107】
説明すべきこととして、本明細書では、「含む」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0108】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末機器に(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)本発明の複数の実施例に記載の方法を実行するための若干の命令を含む。
【0109】
以上は、図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本出願は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本出願の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。