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  • 特許-コネクタ保持具 図1
  • 特許-コネクタ保持具 図2
  • 特許-コネクタ保持具 図3
  • 特許-コネクタ保持具 図4
  • 特許-コネクタ保持具 図5
  • 特許-コネクタ保持具 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】コネクタ保持具
(51)【国際特許分類】
   H02K 5/22 20060101AFI20231212BHJP
   H01R 13/74 20060101ALI20231212BHJP
【FI】
H02K5/22
H01R13/74 C
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020060810
(22)【出願日】2020-03-30
(65)【公開番号】P2021164173
(43)【公開日】2021-10-11
【審査請求日】2023-02-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000001247
【氏名又は名称】株式会社ジェイテクト
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(72)【発明者】
【氏名】谷口 泰樹
【審査官】柏崎 翔
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-213281(JP,A)
【文献】特開2020-5474(JP,A)
【文献】特開平11-307181(JP,A)
【文献】特開2007-242283(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 5/22
H01R 13/74
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数系統の巻線を有する電動モータの第一系統の巻線に接続される第一コネクタと、第二系統の巻線に接続され、前記第一コネクタと同形状の第二コネクタとを保持するコネクタ保持具であって、
前記電動モータに固定される固定部と、
前記固定部に連結され、前記第一コネクタを保持する第一保持部と、
前記固定部、および前記第一保持部に連結され、前記第一コネクタの嵌め合わせ軸と平行な嵌め合わせ軸となるように前記第二コネクタを保持する第二保持部とを備え、
前記嵌め合わせ軸において、前記第一保持部に保持される前記第一コネクタの位置と、前記第二保持部に保持される前記第二コネクタの位置とが異なる
コネクタ保持具。
【請求項2】
前記第一保持部は、前記第一コネクタと当接する第一当接面を備え、
前記第二保持部は、前記第二コネクタと当接する第二当接面を備え、
前記第一当接面、および前記第二当接面は同一平面上に配置されない
請求項1に記載のコネクタ保持具。
【請求項3】
前記固定部は、前記電動モータに締結するための締結部材が挿通される挿通孔を備え、
前記固定部はアース線と共に前記締結部材により前記電動モータに固定される
請求項1または2に記載のコネクタ保持具。
【請求項4】
前記電動モータは、回転状態を検出するセンサと、前記センサの信号を出力する第三コネクタを有し、
前記コネクタ保持具は、
前記固定部、前記第一保持部、および前記第二保持部に連結され前記第三コネクタを保持する第三保持部を備える
請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタ保持具。
【請求項5】
前記第一コネクタから延設される電線、および前記第二コネクタから延設される電線を案内する案内部を備える
請求項1から4のいずれか一項に記載のコネクタ保持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータから引き出された電線の先端に設けられるコネクタを保持するコネクタ保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両などに用いられる電動モータは、冗長性を確保するため二系統の巻き線を備える場合がある。例えば、特許文献1に記載の電動モータは、二系統の巻き線のそれぞれに接続された2つのコネクタを備えており、それらコネクタの間口が一平面内に並ぶように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2019-187080号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、コネクタの形状が同じである場合、対応する2つのコネクタをどちらに接続してよいかが判然とせず、確認作業に時間を要して作業効率の低下を招いていた。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、同形状のコネクタでも複数のコネクタを容易に識別できるように保持するコネクタ保持具の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の1つであるコネクタ保持具は、複数系統の巻線を有する電動モータの第一系統の巻線に接続される第一コネクタと第二系統の巻線に接続され、前記第一コネクタと同形状の第二コネクタとを保持するコネクタ保持具であって、前記電動モータに固定される固定部と、前記固定部に連結され、前記第一コネクタを保持する第一保持部と、前記固定部、および前記第一保持部に連結され、前記第一コネクタの嵌め合わせ軸と平行な嵌め合わせ軸となるように前記第二コネクタを保持する第二保持部とを備え、前記嵌め合わせ軸において、前記第一保持部に保持される前記第一コネクタの位置と、前記第二保持部に保持される前記第二コネクタの位置とが異なる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成で、同一形状のコネクタの系統の違いを提示することができ、コネクタ接続の作業効率を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施の形態に係るコネクタ保持具を備えたモータユニットを示す斜視図である。
図2図2は、実施の形態に係るコネクタおよび電線を取り外したモータユニットを示す斜視図である。
図3図3は、実施の形態に係るコネクタ保持具を示す平面図である。
図4図4は、コネクタ保持具を電動モータの回転軸側から臨む斜視図である。
図5図5は、実施の形態に係るコネクタが取り付けられたコネクタ保持具を示す平面図である。
図6図6は、他の実施の形態に係るコネクタが取り付けられたコネクタ保持具を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係るコネクタ保持具の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の位置関係、および接続状態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下では複数の発明を一つの実施の形態として説明する場合があるが、請求項に記載されていない構成要素については、その請求項に係る発明に関しては任意の構成要素であるとして説明している。また、図面は、本発明を説明するために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
【0010】
図1は、コネクタ保持具を備えたモータユニットを示す斜視図である。図2は、コネクタおよび電線を省略してモータユニットを示す斜視図である。モータユニットからモータユニット200は、車両などにおける駆動力の供給源であって、例えば電動パワーステアリングにおけるアシストトルクなどを供給する。モータユニット200は、電動モータ210と、第一コネクタ221と、第二コネクタ222と、電線230と、コネクタ保持具100と、を備えている。本実施の形態の場合、モータユニット200はさらに、センサ240と、第三コネクタ223と、を備えている。なお、電線230については、一部のみを例示的、かつ概念的に図示している。
【0011】
電動モータ210は、回転駆動用の電力の供給される巻き線の系統を複数系統備える駆動源である。本実施の形態の場合、電動モータ210は、ブラシレス電動モータであり、冗長性を確保するため、回転駆動用の第一系統の巻線と、回転駆動用の第二系統の巻線とを備えている。電動モータ210は、電源リード線やハーネスなどと称される巻線に電力を供給する電線230が1系統あたり3本引き出されており、合計6本の電線230が電線引き出し部211から引き出されている。
【0012】
第一コネクタ221は、電線230を介して電動モータ210の第一系統の巻線に電気的に接続される部品であり、対応する第四コネクタ(不図示)と機械的、かつ電気的に接続される。第一コネクタ221の形状は、特に限定されるものではなく、また、オス型、メス型のいずれでもよい。本実施の形態の場合、第一コネクタ221は、メス型が採用されている。
【0013】
第二コネクタ222は、第一コネクタ221に接続される電線230とは異なる電線230を介して電動モータ210の第二系統の巻線に電気的に接続される部品であり、対応する第五コネクタ(不図示)と機械的、かつ電気的に接続される。第二コネクタ222の形状は、第一コネクタ221と同形状である。
【0014】
センサ240は、電動モータ210の回転状態を検出する。センサ240の種類は、特に限定されるものではなく、回転角センサ、温度センサなどを例示できる。センサ240は、単一機能のものばかりでなく、異なる機能のセンサを複数備えたものでも構わない。本実施の形態の場合、センサ240は、レゾルバが採用されている。センサ240は、電動モータ210の出力軸側に同軸上に配置されており、複数本のセンサ電線231がセンサ電線引き出し部241から引き出されている。
【0015】
第三コネクタ223は、センサ電線231を介してセンサ240に電気的に接続される部品であり、対応する第六コネクタ(不図示)と機械的、かつ電気的に接続される。第三コネクタ223の形状は、特に限定されるものではなく、オス型、メス型のいずれでもよい。本実施の形態の場合、第三コネクタ223の形状は、第一コネクタ221と同じではない。
【0016】
図3は、コネクタ保持具を示す平面図である。コネクタ保持具100は、第一コネクタ221、および第二コネクタ222を電動モータ210に対して所定の位置に固定的に保持する部品であって、固定部110と、第一保持部121と、第二保持部122と、を備えている。本実施の形態の場合、コネクタ保持具100はさらに、第三保持部123と、案内部130と、を備えている。
【0017】
コネクタ保持具100を構成する材料は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、樹脂が採用されている。コネクタ保持具100は、射出成形などにより固定部110、第一保持部121、第二保持部122、第三保持部123、および案内部130を一体的に備えている。
【0018】
固定部110は、電動モータ210に機械的に接続されてコネクタ保持具100全体を電動モータ210に固定するコネクタ保持具100の部分である。固定部110の形状は特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、矩形板状である。固定部110の固定方法は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、固定部110は、締結部材141によりセンサ240の筐体であるセンサ筐体242を介して電動モータ210に締結されている。固定部110には厚さ方向に貫通し締結部材141が挿通される挿通孔111が設けられている。固定部110は、センサ240から引き出されたアース線(不図示)が接続されるアース端子251と共に締結部材141によりセンサ筐体242を介して電動モータ210の筐体であるモータ筐体212に締結により固定されている。
【0019】
第一保持部121は、固定部110に連結され、第一コネクタ221を電動モータ210に対し固定的に保持する部分である。本実施の形態の場合、第一保持部121は、電動モータ210の回転軸を中心とする放射方向(図中X軸方向)において、固定部110よりも回転軸に近い位置に配置されており、第一コネクタ221を回転軸の逆側に保持するように配置されている。第一保持部121は、第一コネクタ221と第四コネクタが嵌め合わされる方向軸である嵌め合わせ軸(図中Y軸方向)が前記放射方向と直交するに第一コネクタ221を保持する。
【0020】
第一保持部121が第一コネクタ221を保持する方法は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、第一保持部121は、嵌め合わせ軸に延在する舌片状であり、第一コネクタ221が備える嵌め合わせ軸に延在する孔に第一保持部121を嵌め合わせることにより第一コネクタ221を保持している。第一保持部121は、嵌め合わせ軸において第一コネクタ221と当接する第一当接面124を備えている。第一当接面124を第一コネクタ221に突き当てることにより、嵌め合わせ軸において第一保持部121に対する第一コネクタ221の位置を決定している。ここで、第一コネクタ221の位置とは、例えば対応する第四コネクタ(不図示)が挿入される第一コネクタ221の開口部の開口面、あるいは第一コネクタ221が備える嵌め合わせ軸に延在する孔の底部、の位置であってもよい。
【0021】
第二保持部122は、固定部110、および第一保持部121に一体的に連結され、第二コネクタ222と第五コネクタ(不図示)が嵌め合わされる方向軸である嵌め合わせ軸と第一コネクタ221の嵌め合わせ軸とが平行となるように第二コネクタ222を保持するする部分である。本実施の形態の場合、第二保持部122は、電動モータ210の回転軸方向において第一保持部121と並んで配置されている。第二保持部122は、電動モータ210の回転軸を中心とする放射方向(図中X軸方向)において、第一コネクタ221と同じ位置に第二コネクタ222を保持するように配置されている。第二保持部122は、第二コネクタ222と第五コネクタ(不図示)が嵌め合わされる方向軸である嵌め合わせ軸(図中Y軸方向)が前記放射方向と直交するに第二コネクタ222を保持する。また第二保持部122は、第一保持部121が保持した第一コネクタ221と同じ向き、つまり接続されるコネクタを受け入れる面が同じ方向に向くように第二コネクタ222を保持する。
【0022】
第二保持部122が第二コネクタ222を保持する方法は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、第二保持部122は、第一保持部121と同形状の舌片状であり、第二コネクタ222が備える嵌め合わせ軸に延在する孔に第二保持部122を嵌め合わせることにより第二コネクタ222を保持している。第二保持部122は、嵌め合わせ軸において第二コネクタ222と当接する第二当接面125を備えている。第二当接面125を第二コネクタ222に突き当てることにより、嵌め合わせ軸において第二保持部122に対する第二コネクタ222の位置を決定している。ここで、第二コネクタ222の位置とは、例えば対応する第五コネクタ(不図示)が挿入される第二コネクタ222の開口部の開口面、あるいは第にコネクタ222が備える嵌め合わせ軸に延在する孔の底部、の位置であってもよい。第一保持部121の第一当接面124、および第二保持部122の第二当接面125は、嵌め合わせ軸に垂直な同一平面上には配置されていないため、保持される第一コネクタ221と第二コネクタ222とは嵌め合わせ軸において位置が異なっている。
【0023】
第三保持部123は、固定部110、第一保持部121、および第二保持部122に一体的に連結され、第三コネクタ223を保持するする部分である。本実施の形態の場合、第三保持部123は、電動モータ210の回転軸方向において第一保持部121、および第二保持部122と並んで配置されている。第三保持部123は、電動モータ210の回転軸を中心とする放射方向(図中X軸方向)において、第一コネクタ221と同じ位置に第三コネクタ223を保持するように配置されている。第三保持部123は、第三コネクタ223と第五コネクタ(不図示)が嵌め合わされる方向軸である嵌め合わせ軸(図中Y軸方向)が前記放射方向と直交するに第三コネクタ223を保持する。また第三保持部123は、第一保持部121が保持した第一コネクタ221と同じ向き、つまり接続されるコネクタを受け入れる面が同じ方向に向くように第三コネクタ223を保持する。
【0024】
以上の様に、第一コネクタ221、第二コネクタ222、および第三コネクタ223の開口部が同じ方向に向くように第一保持部121、第二保持部122、および第三保持部123を配置することで、同じ方向からコネクタを接続することができ、作業効率を向上させることが可能となる。
【0025】
第三保持部123が第三コネクタ223を保持する方法は、特に限定されるものではないが、本実施の形態の場合、第三保持部123は、第一保持部121とは異なる形状の舌片状であり、第三コネクタ223が備える嵌め合わせ軸に延在する孔に第三保持部123を嵌め合わせることにより第三コネクタ223を保持している。
【0026】
案内部130は、第一コネクタ221から延設される電線230、および前記第二コネクタ222から延設される電線230を保持状態で案内するコネクタ保持具100の部分である。電線引き出し部211から引き出され、第一コネクタ221、および第二コネクタ222に至るまで配線される複数の電線230を案内部130により保持状態で案内することで、振動などにより相互に衝突し異音が発生したり、被覆が損傷したりする不具合の発生を抑制することができる。
【0027】
本実施の形態の場合、案内部130は、図4に示すように、電動モータ210が備える電線引き出し部211に対向状に配置される折曲部131を備えている。折曲部131は、電線引き出し部211に対向する方向に開口し、第一保持部121に向かう方向にも開口した箱状の部分であり、電線引き出し部211から引き出された複数の電線230が第一コネクタ221、および第二コネクタ222に向かうように折り曲げられた部分を収容している。折曲部131により短い曲率半径で折り曲げられ、密集した電線230が安定的に保持されるため、電線230を効果的に保護することが可能となる。
【0028】
以上に示したコネクタ保持具によれば、電動モータ210から延出する電線230に接続された第一コネクタ221、および第二コネクタ222を電動モータ210に対し確実に固定し、さらにセンサ240から延出するセンサ電線231に接続された第三コネクタ223を所定の位置に固定するため、コネクタ同士や他部品との干渉を抑制することが可能となる。
【0029】
また、第一コネクタ221と第二コネクタ222の嵌め合わせ方向を揃えることにより、同じ方向からスムーズにコネクタをそれぞれ接続することができる。また、嵌め合わせ方向において第一コネクタ221と第二コネクタ222の保持位置を異ならせることで、コネクタを接続する際の系統の識別が容易になり、接続作業を効率化することができる。また、電線230、およびセンサ電線231の動線を規制することにより、電線230同士や他部品との干渉を抑制し断線の発生を抑制することが可能となる。
【0030】
さらに、アース線が接続されるアース端子251が取り付けられる部位を利用してコネクタ保持具100が固定されるため、部品点数を抑制してモータユニット200の軽量化を図ることが可能となる。
【0031】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本発明に含まれる。
【0032】
例えば、第一保持部121、および第二保持部122が第一コネクタ221、および第二コネクタ222を保持する方法は、上記実施の形態に限定されるわけではなく、第一保持部121、および第二保持部122が孔状であり第一コネクタ221、および第二コネクタ222の少なくとも一部を第一保持部121、および第二保持部122にそれぞれ挿入するなど任意の保持方法を採用してもよい。
【0033】
また図5に示すように、嵌め合わせ軸において、第一保持部121に保持される第一コネクタ221の位置と第二保持部122に保持される第二コネクタ222の位置とが異なる場合を説明したが、これに代えて、またはこれと共に、図6に示すように、嵌め合わせ軸と交差する方向において第一コネクタ221の位置と第二コネクタ222の位置とが異なるように第一保持部121と第二保持部122を配置しても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明は、車両などに搭載される電動モータに利用可能である。
【符号の説明】
【0035】
100…コネクタ保持具、110…固定部、111…挿通孔、121…第一保持部、122…第二保持部、123…第三保持部、124…第一当接面、125…第二当接面、130…案内部、131…折曲部、141…締結部材、200…モータユニット、210…電動モータ、211…電線引き出し部、212…モータ筐体、221…第一コネクタ、222…第二コネクタ、223…第三コネクタ、230…電線、231…センサ電線、240…センサ、241…センサ電線引き出し部、242…センサ筐体、251…アース端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6