(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】包装体
(51)【国際特許分類】
B65D 75/62 20060101AFI20231212BHJP
B65D 75/30 20060101ALI20231212BHJP
【FI】
B65D75/62 A
B65D75/30 Z
(21)【出願番号】P 2022026069
(22)【出願日】2022-02-22
(62)【分割の表示】P 2017135594の分割
【原出願日】2017-07-11
【審査請求日】2022-02-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100169764
【氏名又は名称】清水 雄一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(72)【発明者】
【氏名】林 昌輝
【審査官】吉澤 秀明
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-030651(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0353237(US,A1)
【文献】特開2015-160646(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 75/62
B65D 75/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対向配置した第一シートおよび第二シートの周縁がシール部で封止された包装袋の内部に内容物が収容されて封止された包装体であって、
前記第一シートは、他の部位より切り裂かれやすく構成された第一脆弱部を有し、
前記第二シートは、他の部位より切り裂かれやすく構成された第二脆弱部を有し、
前記第一脆弱部の一部と、前記第二脆弱部の一部とは、前記包装袋の正面視において、互いの距離が単調増加するように、略直角をなして互いに離間する方向に延び、
前記第一脆弱部および前記第二脆弱部は、いずれも前記包装袋の正面視において、前記シール部との間に前記内容物の一部が位置するように形成され、
前記第一シートを前記第一脆弱部に沿って切り裂き、前記第二シートを前記第二脆弱部に沿って切り裂いたとき、前記内容物の一端は、前記第一シート側および前記第二シート側において露出する、
包装体。
【請求項2】
前記第一シートおよび前記第二シートは、同形同大の多角形状であり、
前記第一脆弱部の一部と、前記第二脆弱部の一部とは、前記包装袋の正面視において互いに離間する方向に延び、それぞれ前記多角形状の異なる辺に向かっている、
請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記第一脆弱部及び前記第二脆弱部は、前記包装袋の周縁と接続された第一領域を有し、
前記正面視において、前記第一脆弱部の第一領域と、前記第二脆弱部の第一領域とが重なるように配置されている、
請求項1または2に記載の包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、開封が容易に構成された包装袋に内容物が収容された包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来様々な商品が包装袋に収容された状態で流通している。このような包装体においては、包装袋の一部を切り取って開封し、形成された開口から包装袋内に手指を入れて、内容物にアクセスし、内容物が取り出される。
【0003】
例えば包装袋が2枚のフィルムを対向させて形成されている場合、包装袋の一部を切り取って開封しても、フィルム同士が接触した状態が保持されて開口を形成しない場合がある。この場合、使用者は開封部分のフィルムを離間させて開口を広げないと内容物にアクセスできない。
この問題に関連して、特許文献1には、包装体の一部を切り取った際に、表面部と裏面部の開封部位に段差が形成されるように構成された包装体が開示されている。段差を形成することで、表面部と裏面部とをつかんで離間させる操作が容易になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
包装袋に収容される内容物が薄く平坦である場合、内容物を収容した包装袋も薄く平坦な形状になる。このような場合、2枚のフィルムは、包装袋全体にわたり接近して配置されるため、特許文献1に記載の包装袋のように、開封部分に段差をつけるだけでは、容易にアクセスできないことがある。
【0006】
上記事情を踏まえ、本発明は、内容物の形状によらず、容易に開封して内容物にアクセスすることができる包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、対向配置した第一シートおよび第二シートの周縁がシール部で封止された包装袋の内部に内容物が収容されて封止された包装体である。
第一シートは、他の部位より切り裂かれやすく構成された第一脆弱部を有し、第二シートは、他の部位より切り裂かれやすく構成された第二脆弱部を有する。
第一脆弱部の一部と、第二脆弱部の一部とは、包装袋の正面視において、互いの距離が単調増加するように、略直角をなして互いに離間する方向に延びている。
第一脆弱部および第二脆弱部は、いずれも包装袋の正面視において、シール部との間に内容物の一部が位置するように形成され、第一シートを第一脆弱部に沿って切り裂き、第二シートを第二脆弱部に沿って切り裂いたとき、内容物の一端は、第一シート側および第二シート側において露出する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の包装体によれば、内容物の形状によらず、容易に開封して内容物にアクセスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第一実施形態に係る包装袋を示す正面図である。
【
図4】本発明の第二実施形態に係る包装袋を示す正面図である。
【
図7】本発明の変形例に係る包装袋を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の第一実施形態について、
図1から
図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る包装袋1を示す正面図であり、
図2は、包装袋1の背面図である。包装袋1は、表面を形成する第一シート10と、裏面を形成する第二シート20とを対向させた状態で、周縁を熱融着で接合することにより形成されている。本実施形態の包装袋1は、正面視において正方形であるが、包装袋1の形状はこれに限られず、他の多角形や円形、楕円形などであってもよい。
【0011】
本実施形態において、第一シート10および第二シート20は、包装袋1の外面を構成
する外層と、熱融着可能な内層とを有する。
【0012】
外層の材料としては、紙、不織布、アルミニウム、セロハン、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、オレフィン、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリカーボネート、ポリスチレン、エチレンビニルアルコール共重合体、エチレンアクリル共重合体などを例示することができる。外層は、これら材料を単一または複数組み合わせて構成した単層或いは多層構造とすることができる。外層には、ガスバリア層や遮光層などの所望の機能を発揮する層を別途設けてもよい。
外層には、印刷または蒸着等の二次加工が施されてもよい。これにより、各種情報を表示したり、意匠性を向上させたりすることができる。二次加工は、外層のどちら側の面に施されてもよい。
【0013】
内層の材料としては、熱融着可能な樹脂、例えば、公知の各種汎用ポリオレフィンおよび特殊ポリオレフィンを用いることができる。具体例としては、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、EVA、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレンエチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレンメチルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレンアクリル酸メチル共重合体(EMA)、およびこれら共重合体のアイオノマー(IO)等が挙げられる。
【0014】
第一シート10と第二シート20とは、互いの内層を対向させた状態で重ねられ、周縁部分を加熱することにより、内層同士が融着して封止されている。熱融着処理により、包装袋1の周縁には、所定の幅のシール部2が正面視における四辺と略平行に形成されている。包装袋1の正面視におけるシール部2の内側には、内層同士が融着されておらず内容物を収容可能な収容部3が形成されている。
【0015】
図1および
図2に示すように、第一シート10の外層11、および第二シート20の外層21には、他の部位よりも切れやすくなるように加工された線状の脆弱部15、25がそれぞれ形成されている。
脆弱部15、25の形成方法としては、公知の方法を適宜選択することができ、ダイカッター等の刃を用いたハーフカットや、レーザ加工による微細焼灼等を例示することができる。レーザ加工を用いる場合は、レーザヘッドの出力や走査速度を調節することにより、脆弱部の形状および深さ等を容易に変更することができる。レーザ加工によって脆弱部を形成する場合は、脆弱部が線状に連続しない点線状に形成されてもよい。いずれの場合も、脆弱部は、第一シート10または第二シート20を貫通しない程度の深さに形成される。
【0016】
図1に示すように、脆弱部(第一脆弱部)15は、第一シート10の右上隅付近の周縁から右辺側のシール部2を横切って延びる第一領域15aと、収容部3の領域内を延びて左辺側のシール部2に達する第二領域15bとを有する。第一領域15aおよび第二領域15bは、いずれも略直線状(直線状を含む。以下同じ。)に形成され、略直線状の第三領域15cを介して互いに接続されている。
脆弱部15は、第一シート10の右上隅付近の周縁から、包装袋1の上辺と略平行に延び、右辺側のシール部2を横切った後に上辺から離間する方向に変位し、その後再び包装袋1の上辺と略平行に延びて左辺側のシール部2に達している。左辺側のシール部2に達した第二領域15bの端部はわずかにカーブしており、脆弱部に沿って切れた包装袋1の一部が切り離されることを防止するストッパ15dとなっている。
【0017】
図2において、脆弱部(第二脆弱部)25は、第二シート20の左上隅付近の周縁から左辺側のシール部2を横切って延びる第一領域25aと、収容部3の領域内を延びて下辺側のシール部2に達する第二領域25bとを有する。第一領域25aおよび第二領域25bは、いずれも略直線状に形成され、略直線状の第三領域25cを介して互いに接続されている。
脆弱部25は、第二シート20の左上隅付近の周縁から、包装袋1の上辺と略平行に延び、左辺側のシール部2を横切った後に上辺から離間する方向に変位し、その後は包装袋1の左辺と略平行に延びて下辺側のシール部2に達している。下辺側のシール部2に達した第二領域25bの端部はわずかにカーブしており、ストッパ15dと概ね同様の態様のストッパ25dとなっている。
【0018】
図1に、脆弱部25を破線で示している。包装袋1の正面視において、脆弱部15の第一領域15aおよび第三領域15cと、脆弱部25の第一領域25aおよび第三領域25cとは、重なるように配置されている。脆弱部15の第二領域15bと、脆弱部25の第二領域25bとは、略直角をなして互いに離間する方向に延びつつ、それぞれ包装袋101の正面視形状である正方形の異なる辺に向かっている。第二領域15bと第二領域25bとの距離は、終端に近づくにつれて増加しており、その増加の態様は単調増加となっている。
【0019】
上記のように構成された本実施形態の包装袋1は、シート状の内容物が収容された場合でも、開封した際に容易に内容物にアクセスして取り出すことができる。以下、詳細に説明する。
【0020】
包装袋1を開封する際、使用者は、第一領域15aにおいて、包装袋1をせん断する方向に力を加える。すると、第一領域15aおよび25aに沿って第一シート10および第二シート20が断裂し、シール部2の一部が切り裂かれる。
使用者がさらに力を加えると、第一シート10および第二シート20の切り裂き線は、シール部2を超えて収容部3に達し、包装袋1が開封される。
【0021】
使用者が開封操作を継続すると、切り裂き線は第一領域15aおよび25aの全体にわたり、さらに第三領域15cおよび25cに沿って延びる。切り裂き線は、やがて第三領域と第二領域との接続部位に達する。
【0022】
使用者がさらに開封操作を継続すると、切り裂き線は、包装袋1の表面と背面とで異なる方向に延びていく。すなわち、表面においては、第二領域15bに沿って包装袋1の左辺に向かって延び、背面においては、第二領域25bに沿って包装袋1の下辺に向かって延びる。
その結果、
図3に示すように、第二領域15bおよび25bに沿って、第一シート10の半分以上の領域、および第二シート20の一部を手前側にめくり、収容部3内に収容された内容物を露出させることができる。使用者は、露出した内容物に容易にアクセスすることができる。
【0023】
このとき、
図3に破線で示す内容物Cの寸法が、収容部3内に収容されたときにその一部が、第二領域25bと、包装袋1の正面視において第二領域25bの右側に位置するシール部2との間に必ず位置するように設定されていると好ましい。この場合、使用者が上述のめくり動作を行う際に、第二シート20の一部が内容物Cを乗り越えながら手前側に移動する。その結果、内容物Cの一端部が表側および裏側の両方で露出し、使用者が把持しやすい態様となる。すなわち、使用者は、露出した内容物の端部を把持して引くことにより、包装袋1から内容物を容易に引き出すことができる。
【0024】
以上説明したように、本実施形態の包装袋1によれば、表面に形成された脆弱部15と裏面に形成された脆弱部25とが、それぞれ包装袋1の正面視において互いに離間する方向に延びる第二領域15bおよび25bを有するため、表面を構成する第一シート10を大きく手前側にめくるように開封することができる。したがって、内容物が平坦なシート状であっても、開封して内容物の表面の一部を露出させることにより、容易に内容物にアクセスして取り出すことができる。
【0025】
また、脆弱部15と脆弱部25とは、包装袋1の周縁に達する第一領域15aおよび25aが、包装袋1の正面視において重なるように形成されているため、単一の開封動作で脆弱部15および25の両方の切り裂きを開始することができ、開封を簡便に行うことができる。
【0026】
さらに、脆弱部の終端となる第二領域15b、25bの端部が、わずかに曲げられてストッパ15d、25dとされているため、開封時に切り裂かれた包装袋1の一部が完全に離断されない。その結果、開封後のゴミ点数が増えず、廃棄性にも優れている。
【0027】
次に、本発明の第二実施形態について、
図4から
図6を参照して説明する。本実施形態の包装袋と第一実施形態の包装袋1とは、脆弱部の態様において異なっている。以降の説明において、既に説明したものと共通する構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】
図4は、本実施形態の包装袋101を示す正面図であり、
図5は、包装袋101の背面図である。本実施形態では、表面に脆弱部115が、裏面に脆弱部125が、それぞれ脆弱部15および25に代えて形成されている。
【0029】
脆弱部115の第一領域115aは、
図4に示すように、第一シート10の上辺中央部の周縁から上辺と略垂直に延びてシール部2を通過している。第一領域115aの終端には、第二領域115bが接続されている。第二領域115bは、収容部3の中心に向かって凸となる略円弧状に延びて、第一シート10の左辺側のシール部2に達している。第二領域115bの終端には、第一実施形態と同様の態様でストッパ115dが設けられている。
【0030】
脆弱部125の第一領域125aは、
図5に示すように、第二シート20の上辺中央部の周縁から上辺と略垂直に延びてシール部2を通過している。第一領域125aの終端には、第二領域125bが接続されている。第二領域125bは、収容部3の中心に向かって凸となる略円弧状に延びて、第二シート20の左辺側のシール部2に達している。第二領域125bの終端には、第一実施形態と同様の態様でストッパ125dが設けられている。
本実施形態の脆弱部115、125のいずれにも、第一領域と第二領域とを接続する第三領域は設けられていない。
【0031】
図4に、脆弱部125を破線で示している。包装袋101の正面視において、脆弱部115の第一領域115aと、脆弱部125の第一領域125aとは、重なるように配置されている。脆弱部115の第二領域115bと、脆弱部125の第二領域125bとは、互いに離間する方向に延びて、それぞれ包装袋101の正面視形状である正方形の異なる辺に向かっている。
【0032】
包装袋101の開封動作は、第一実施形態と概ね同様である。包装袋101は、まず第一領域115aおよび125aに沿って切り裂かれた後、第一シート10は第二領域115bに沿って、第二シート20は、第二領域125bに沿って切り裂かれていく。その結果、
図6に示すように、包装袋101の表側を大きく手前側にめくって内容物Cの一部を露出させることができる。
【0033】
本実施形態の包装袋101も、第一実施形態と同様に、内容物が平坦なシート状であっても、開封して内容物の表面の一部を露出させることにより、容易に内容物にアクセスして取り出すことができる。
【0034】
また、第二領域115b、125bが円弧状に形成されているため、内容物Cが矩形状である場合に、
図6に破線で示すように、内容物Cの角部が表裏両側で露出しやすい。その結果、使用者は、角部をつまんで引くことにより、容易にシート状の内容物を包装袋101から取り出すことができる。
【0035】
以上、本発明の一実施形態および実施例について説明したが、本発明の技術範囲は上記
実施形態等の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各
構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。
【0036】
例えば、脆弱部の第二領域は、包装袋の平面視において、同じ辺側に到達するように形成されてもよい。
図7および
図8に示す変形例の包装袋201では、表面側の脆弱部215の第二領域215bが第一シート10の上辺と略平行に延びて左辺側のシール部2に達している。裏面側の脆弱部225の第二領域225bは、包装袋201の正面視において、第二領域215bと徐々に離間しながら同様に左辺側のシール部2に達している。
【0037】
変形例の包装袋201は、上述した各実施形態のように、表側を大きくめくることはできないものの、内容物にアクセスしやすくする点で一定の効果を奏する。また、公知のチャックを設けて包装袋を再封可能に構成する場合にも適している。
【0038】
また、包装袋の周縁に達する第一領域の始点には、開封のきっかけになる切り込みやノッチ、脆弱加工等の公知の構造が設けられてもよい。
さらに、第二領域の終端およびストッパは、シール部に設けられていなくてもよく、シール部近傍の収容部に位置していてもよい。
【0039】
各実施形態で示した包装袋は、開封時に表裏両面が比較的広範囲に切り開かれるため、例えば、内容物が1つだけ収容されており、開封時に内容物をすべて取り出すような用途に好適である。
ただし、本発明の包装袋の内容物は、シート状でなくてもよいし、複数が収容部に収容される態様で用いられてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1、101、201 包装袋
2 シール部
3 収容部
10 第一シート
15、115、215 脆弱部(第一脆弱部)
15a、115a 第一領域
15b、115b、215b 第二領域
20 第二シート
25、125、225 脆弱部(第二脆弱部)
25a、125a 第一領域
25b、125b、225b 第二領域