(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】基板処理装置及び温度制御方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/304 20060101AFI20231212BHJP
【FI】
H01L21/304 648K
H01L21/304 651B
(21)【出願番号】P 2021198722
(22)【出願日】2021-12-07
【審査請求日】2021-12-07
(31)【優先権主張番号】10-2020-0172541
(32)【優先日】2020-12-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518162784
【氏名又は名称】セメス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】リー,サン ミン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ヨン フン
(72)【発明者】
【氏名】チャ,ミュン ソク
【審査官】安田 雅彦
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2014-0144806(KR,A)
【文献】特開2018-080648(JP,A)
【文献】特開平06-108903(JP,A)
【文献】特表2015-534478(JP,A)
【文献】国際公開第2010/041308(WO,A1)
【文献】特開2004-268019(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/304
B08B 1/00 -13/00
G05D 23/00 -23/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
チャンバに伝達される処理流体を貯蔵するタンク内の温度制御方法において、
前記タンクが有する内部空間に前記処理流体を供給し、前記内部空間で前記処理流体を加熱し、加熱された前記処理流体を前記チャンバに伝達するが、
前記内部空間の温度は、
前記処理流体の供給や伝達が行われる前記内部空間の圧力を測定し、前記内部空間の圧力と温度の関係性と測定された前記圧力に根拠して前記内部空間の温度を調節され、
前記タンクの外部で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第1温度調節部材、そして前記内部空間で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第2温度調節部材のうちで少なくとも何れか一つによって調節され、
前記タンクには、
前記タンクと接触されるように設置されるバイメタル(Bimetal)が前記第1温度調節部材または前記第2温度調節部材に電力を供給する電力供給ラインと連結され、前記タンクの温度が一定温度以上に高くなる場合前記電力の供給を遮断することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記内部空間の温度は、
前記内部空間の圧力が既設定された圧力に至るように調節されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記内部空間の温度は、
前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記内部空間の温度を上昇させることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記内部空間の圧力は、
前記内部空間に設置されるか、または前記内部空間と連通して前記処理流体を前記内部空間に供給する供給ライン上に設置される圧力測定部材によって測定されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の方法。
【請求項5】
前記処理流体は、
気体状態で前記内部空間に供給されるが、少なくとも一部が前記内部空間で超臨界状態で相変化して前記チャンバに伝達されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちで何れか一つに記載の方法。
【請求項6】
基板を処理する装置において、
前記基板が処理される処理空間を有するチャンバと、
前記処理空間に処理流体を供給する流体供給ユニットと、及び
制御機を含み、
前記流体供給ユニットは、
内部空間を有するタンクと、
前記内部空間に前記処理流体を供給する第1供給ラインと、
前記内部空間から前記処理流体を前記処理空間に伝達する第2供給ラインと、
前記内部空間の温度を調節する温度調節部材と、
前記内部空間の圧力を測定する圧力測定部材と、及び
バイメタル(Bimetal) と、を含み、
前記バイメタルは、
前記タンクと接触されるように設置されるが、前記温度調節部材に電力を供給する電力供給ラインと連結され、前記タンクの温度が一定温度以上に高くなる場合前記電力の供給を遮断し、
前記制御機は、
前記処理流体の供給や伝達が行われ、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力と、前記内部空間の圧力と温度の関係性とを根拠に、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を調節するように前記温度調節部材を制御する基板処理装置。
【請求項7】
基板を処理する装置において、
前記基板が処理される処理空間を有するチャンバと、
前記処理空間に処理流体を供給する流体供給ユニットと、及び
制御機を含み、
前記流体供給ユニットは、
内部空間を有するタンクと、
前記内部空間に前記処理流体を供給する第1供給ラインと、
前記内部空間から前記処理流体を前記処理空間に伝達する第2供給ラインと、
前記内部空間の温度を調節する温度調節部材と、
前記内部空間の圧力を測定する圧力測定部材と、及び
バイメタル(Bimetal) と、を含み、
前記バイメタルは、
前記タンクと接触されるように設置されるが、前記制御機が発生させる信号を伝達する信号ラインと連結され、前記タンクの温度が一定温度以上に高くなる場合前記信号の伝達を遮断し、
前記制御機は、
前記処理流体の供給や伝達が行われ、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力と、前記内部空間の圧力と温度の関係性と
を根拠
に、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を調節するように前記温度調節部材を制御する基板処理装置。
【請求項8】
前記制御機は、
前記温度調節部材が前記内部空間の温度を調節して前記内部空間の圧力が既設定された圧力に至るように前記温度調節部材を制御することを特徴とする請求項6または7に記載の基板処理装置。
【請求項9】
前記制御機は、
前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を上昇させて前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記温度調節部材を制御することを特徴とする請求項8に記載の基板処理装置。
【請求項10】
前記温度調節部材は、
前記タンクを取り囲むように提供される第1温度調節部材、そして前記内部空間で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第2温度調節部材のうちで少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項6乃至請求項9のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項11】
前記第2温度調節部材は、
シャフトと、及び
前記シャフトに設置される少なくとも一つ以上の発熱板を含むことを特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
【請求項12】
前記第1供給ラインは、
気体状態の前記流体を前記内部空間に供給し、
前記温度調節部材は、
前記内部空間を加熱して前記内部空間に供給された気体状態の前記処理流体を超臨界状態で相変化させることを特徴とする請求項6乃至請求項9のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項13】
前記圧力測定部材は、
前記内部空間に配置されるか、または前記第1供給ライン上に設置されることを特徴とする請求項6乃至請求項9のうちで何れか一つに記載の基板処理装置。
【請求項14】
基板を処理する装置において、
超臨界状態の処理流体を利用して基板を処理する処理空間を有するチャンバと、
前記処理空間で前記処理流体を供給する流体供給ユニットと、及び
前記流体供給ユニットを制御する制御機を含み、
前記流体供給ユニットは、
内部空間を有するタンクと、
前記内部空間で前記処理流体を供給する第1供給ラインと、
前記内部空間から前記処理流体を前記処理空間に伝達する第2供給ラインと、
前記内部空間の雰囲気に熱を伝達するヒーターと、
前記内部空間の圧力を測定する圧力測定部材と、及び
バイメタル(Bimetal)と、を含み、
前記バイメタルは、
前記タンクと接触されるように設置されるが、前記ヒーターに電力を供給する電力供給ラインと連結され、前記タンクの温度が一定温度以上に高くなる場合前記電力の供給を遮断し、
前記制御機は、
前記処理流体の供給や伝達が行われ、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間に圧力が既設定された圧力に至るように、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力と、前記内部空間の圧力と温度の関係性を根拠に、前記ヒーターが前記内部空間の雰囲気に熱を伝達する前記ヒーターを制御する基板処理装置。
【請求項15】
前記制御機は、
前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記ヒーターが前記内部空間の温度を上昇させて前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記ヒーターを制御することを特徴とする請求項14に記載の基板処理装置。
【請求項16】
前記流体供給ユニットは、
前記第2供給ライン上に設置される第2バルブをさらに含み、
前記制御機は、
前記第2バルブを少なくとも1回以上オン(On)またはオフ(Off)させることを特徴とする請求項14に記載の基板処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理装置及び温度制御方法に関するものであり、より詳細には、高圧の処理流体を利用して基板を処理する基板処理装置及び前記基板処理装置が有するチャンバに伝達される処理流体を貯蔵するタンク内の温度制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体素子を製造するために、基板に写真、蝕刻、アッシング、イオン注入、そして薄膜蒸着などの多様な工程らを通じて所望のパターンをウェハーなどの基板上に形成する。それぞれの工程には多様な処理液、処理ガスらが使われて、工程進行中にはパーティクル、そして、工程副産物が発生する。このようなパーティクル、そして、工程副産物を基板から除去するためにそれぞれの工程前後には洗浄工程が遂行される。
【0003】
一般な洗浄工程は、基板をケミカル及びリンス液で処理した後乾燥処理する。乾燥処理の一例で、基板を高速で回転させて基板上に残留するリンス液を除去する回転乾燥工程がある。しかし、このような回転乾燥方式は基板上に形成されたパターンを崩す恐れがある。
【0004】
これに、最近には基板上にイソプロピルアルコール(IPA)のような有機溶剤を供給して基板上に残留するリンス液を表面張力が低い有機溶剤で切り替えて、以後基板上に超臨界状態の処理流体を供給して基板に残留する有機溶剤を除去する超臨界乾燥工程が利用されている。
【0005】
図1は、超臨界乾燥工程を遂行する一般的な基板処理装置を見せてくれる図面であり、
図2は
図1のタンクの内部空間の圧力及び温度変化、そして、超臨界チャンバの処理空間の圧力変化を見せてくれるグラフである。
図1、そして、
図2を参照すれば、超臨界乾燥工程を遂行する一般的な基板処理装置1はタンク2、ヒーター4、第1ガス供給管5、第2ガス供給管6、温度センサー7、圧力センサー8、そして、超臨界チャンバ9を含む。また、
図2に示されたグラフで、X軸は時間(t)を示して、Y軸らはそれぞれタンクの内部空間の圧力(PT)、タンクの内部空間の温度(FT)、超臨界チャンバの処理空間の圧力(PC)を示す。
【0006】
超臨界チャンバ9はウェハーなどの基板(W)を乾燥処理する処理空間を有する。タンク2は内部空間3を有する。タンク2の内部空間3では第1ガス供給管5によって処理流体が供給される。タンク2は内部空間3に供給された処理流体を貯蔵することができる。内部空間3に貯蔵された処理流体はヒーター4によって加熱され、加熱された状態で第2ガス供給管6を通じて超臨界チャンバ9の処理空間に供給される。超臨界チャンバ9に加熱された状態の処理流体が供給されれば、超臨界チャンバ9の処理空間の圧力はあらかじめ設定された圧力まで上昇される。以後、処理空間の圧力は一定時間維持される。以後、処理空間から処理流体が排出されて超臨界チャンバ9の処理空間の圧力は低くなる。
【0007】
また、タンク2の内部空間3の圧力は、設定圧力(SP)、そして設定温度(ST)で一定に維持されなければならない。これは超臨界チャンバ9に伝達される処理流体の温度が供給される時点によって偏差が発生することを抑制するためである。また、タンク2の内部空間3の圧力を比較的一定に維持して基板処理装置1の設備安全性を確保するためである。これに、タンク2の内部空間3には、タンク2の内部空間3の温度及び圧力を一定に維持するために内部空間3の圧力を測定する圧力センサー8と内部空間3の温度を測定する温度センサー7が配置される。
【0008】
例えば、
図2に示されたように、第1時点(t01)にタンク2から超臨界チャンバ9に処理流体が供給されれば、タンク2の内部空間3の圧力は低くなる。低くなった内部空間3の圧力を高めるために圧力センサー8が測定する内部空間3の圧力値に根拠し、タンク2の内部空間3では第1ガス供給管5を通じて新規処理流体が流入される。内部空間3に新規処理流体が流入されれば、内部空間3の温度は低くなる。低くなった内部空間3の温度を高めるために温度センサー7が測定する内部空間3の温度値に根拠し、ヒーター4は内部空間3の温度を上昇させる。
【0009】
しかし、タンク2の内部空間3に流入される新規処理流体の温度は少し低い。すなわち、タンク2の内部空間3で第1ガス供給管5と隣接したA領域の温度と、第2ガス供給管6と隣接したB領域の温度はお互いに相異であることがある。すなわち、温度センサー7が内部空間3に配置される位置によって温度センサー7が測定する内部空間3の温度値は変わることがある。言い換えれば、温度センサー7が測定する温度値の正確度は下がる。また、温度センサー7が測定する温度値に追従してヒーター4が内部空間3を加熱するのにヒーター4の反応速度は温度センサー7が測定する温度値の変化に影響を受ける。しかし、前述したように温度センサー7が測定する温度値は相対的に正確度が下がって、温度センサー7の測定反応速度も遅いから、ヒーター4の反応速度も遅い。
【0010】
また、超臨界チャンバ9で基板に対する超臨界処理工程が完了される第4時点(t04)になれば、超臨界チャンバ9の処理空間に供給された処理流体らは超臨界チャンバ9から排出される。これに、超臨界チャンバ9の圧力は低くなる。また、第4時点(t04)からはタンク2の内部空間3で超臨界チャンバ9の処理空間への処理流体の供給が中断される。また、第4時点(t04)以前に低くなった内部空間3の圧力を高めるために内部空間3では処理流体が持続して供給される。第5時点(t05)には内部空間3の圧力が設定圧力(SP)に至る。しかし、内部空間3の圧力は設定圧力(SP)に至った以後、それよりさらに高い圧力で高くなる。これは、内部空間3に新規処理流体が流入されて内部空間3の温度が低くなって、低くなった内部空間3の温度を高めるためにヒーター4がタンク2を加熱するためである。温度と圧力はお互いに比例関係にあるので、ヒーター4がタンク2を加熱して内部空間3の温度を高めれば、タンク2の内部空間3の圧力は設定圧力(SP)より高くなる。これに、設定圧力(SP)より高くなった内部空間3の圧力を再び低めるために内部空間3に供給された処理流体はタンク2の外部に図示されないベントラインを通じて排出される。処理流体がベントラインを通じて外部に排出されれば、内部空間3の圧力は再び低くなる。この場合、内部空間3の圧力は設定圧力(SP)よりさらに低い水準で落ちることがある。内部空間3の圧力が設定圧力(SP)よりさらに低い水準に落ちれば、内部空間3には新規処理流体が再び供給される。内部空間3に新規処理流体が再び供給されれば、内部空間3の温度は再び落ちる。内部空間3の温度が下がればヒーター4はタンク2を再び加熱する。すなわち、
図2で第5時点(t05)、そして第6時点(t06)の間ではオーバーシューテング(Over-shooting)現象が発生される。すなわち、第5時点(t05)、そして、第6時点(t06)の間で内部空間3の圧力及び温度を設定圧力(SP)、そして、設定温度(ST)で維持する過程で、処理流体が不必要に消耗する問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】韓国特許公開第10-2014-0144806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、処理流体の温度を効率的に調節することができる温度制御方法及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0013】
また、本発明はオーバーシューテング現象が発生されることを最小化できる温度制御方法及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0014】
また、本発明はタンクの内部空間の温度及び圧力を効果的に制御することができる温度制御方法及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0015】
また、本発明はタンクの内部空間の温度を精密に制御することができる温度制御方法及び基板処理装置を提供することを一目的とする。
【0016】
本発明の目的はこれに制限されないし、言及されなかったまた他の目的らは下の記載らから通常の技術者が明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、温度制御方法を提供する。チャンバに伝達される処理流体を貯蔵するタンク内の温度制御方法は、前記タンクが有する内部空間に前記処理流体を供給し、前記内部空間で前記処理流体を加熱し、加熱された前記処理流体を前記チャンバに伝達するが、前記内部空間の温度は、前記内部空間の圧力を測定し、測定された前記圧力に根拠して前記内部空間の温度が調節されることができる。
【0018】
一実施例によれば、前記内部空間の温度は、前記内部空間の圧力が既設定された圧力に至ることができるように調節されることができる。
【0019】
一実施例によれば、前記内部空間の温度は、前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記内部空間の温度を上昇させることができる。
【0020】
一実施例によれば、前記内部空間の温度は、前記タンクの外部で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第1温度調節部材、そして、前記内部空間で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第2温度調節部材のうちで少なくとも何れか一つによって調節されることができる。
【0021】
一実施例によれば、前記タンクには、前記タンクと接触されるように設置されるバイメタル(Bimetal)が前記第1温度調節部材または前記第2温度調節部材に電力を供給する電力供給ラインと連結され、前記タンクの温度が一定温度以上に高くなる場合前記電力の供給を遮断することができる。
【0022】
一実施例によれば、前記内部空間の圧力は、前記内部空間に設置されるとか、前記内部空間と連通して前記処理流体を前記内部空間に供給する供給ライン上に設置される圧力測定部材によって測定されることができる。
【0023】
一実施例によれば、前記処理流体は、気体状態で前記内部空間に供給されるが、少なくとも一部が前記内部空間で超臨界状態で相変化して前記チャンバに伝達されることができる。
【0024】
また、本発明は基板を処理する装置を提供する。基板処理装置は、前記基板が処理される処理空間を有するチャンバと、前記処理空間に処理流体を供給する流体供給ユニットと、及び制御機を含み、前記流体供給ユニットは、内部空間を有するタンクと、前記内部空間で前記処理流体を供給する第1供給ラインと、前記内部空間から前記処理流体を前記処理空間に伝達する第2供給ラインと、前記内部空間の温度を調節する温度調節部材と、及び前記内部空間の圧力を測定する圧力測定部材を含み、前記制御機は、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力に根拠し、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を調節するように前記温度調節部材を制御することができる。
【0025】
一実施例によれば、前記制御機は、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を調節して前記内部空間の圧力が既設定された圧力に至ることができるように前記温度調節部材を制御することができる。
【0026】
一実施例によれば、前記制御機は、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記温度調節部材が前記内部空間の温度を上昇させて前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記温度調節部材を制御することができる。
【0027】
一実施例によれば、前記温度調節部材は、前記タンクを取り囲むように提供される第1温度調節部材、そして、前記内部空間で熱を発生させて前記内部空間の温度を調節する第2温度調節部材のうちで少なくとも何れか一つを含むことができる。
【0028】
一実施例によれば、前記第2温度調節部材は、シャフトと、及び前記シャフトに設置される少なくとも一つ以上の発熱板を含むことができる。
【0029】
一実施例によれば、前記流体供給ユニットは、バイメタル(Bimetal)をさらに含み、前記バイメタルは、前記タンクと接触されるように設置されるが、前記温度調節部材に電力を供給する電力供給ラインと連結されることができる。
【0030】
一実施例によれば、前記流体供給ユニットは、バイメタル(Bimetal)をさらに含み、前記バイメタルは、前記タンクと接触されるように設置されるが、前記制御機が発生させる信号を伝達する信号ラインと連結されることができる。
【0031】
一実施例によれば、前記第1供給ラインは、気体状態の前記流体を前記内部空間に供給し、前記温度調節部材は、前記内部空間を加熱して前記内部空間に供給された気体状態の前記処理流体を超臨界状態で相変化させることができる。
【0032】
一実施例によれば、前記圧力測定部材は、前記内部空間に配置されるか、または前記第1供給ライン上に設置されることができる。
【0033】
また、本発明は基板を処理する装置を提供する。基板処理装置は、超臨界状態の処理流体を利用して基板を処理する処理空間を有するチャンバと、前記処理空間に前記処理流体を供給する流体供給ユニットと、及び前記流体供給ユニットを制御する制御機を含み、前記流体供給ユニットは、内部空間を有するタンクと、前記内部空間に前記処理流体を供給する第1供給ラインと、前記内部空間から前記処理流体を前記処理空間に伝達する第2供給ラインと、前記内部空間の雰囲気に熱を伝達するヒーターと、及び前記内部空間の圧力を測定する圧力測定部材を含み、前記制御機は、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間に圧力が既設定された圧力に至るように前記ヒーターが前記内部空間の雰囲気に熱を伝達する前記ヒーターを制御することができる。
【0034】
一実施例によれば、前記制御機は、前記圧力測定部材が測定する前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力より低い場合、前記ヒーターが前記内部空間の温度を上昇させて前記内部空間の圧力が前記既設定された圧力に至るように前記ヒーターを制御することができる。
【0035】
一実施例によれば、前記流体供給ユニットは、前記第2供給ライン上に設置される第2バルブをさらに含み、前記制御機は、前記第2バルブを少なくとも1回以上オン(On)またはオフ(Off)させることができる。
【0036】
一実施例によれば、前記流体供給ユニットは、バイメタル(Bimetal)をさらに含み、前記バイメタルは、前記タンクと接触されるように設置されるが、前記ヒーターに電力を供給する電力供給ラインと連結されることができる。
【発明の効果】
【0037】
本発明の一実施例によれば、処理流体の温度を効率的に調節することができる。
【0038】
また、本発明の一実施例によれば、オーバーシューテング現象が発生されることを最小化できる。
【0039】
また、本発明の一実施例によれば、タンクの内部空間の温度及び圧力を効果的に制御することができる。
【0040】
また、本発明の一実施例によれば、タンクの内部空間の温度を精密に制御することができる。
【0041】
本発明の効果が上述した効果らに限定されるものではなく、言及されない効果らは本明細書及び添付された図面らから本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【
図1】超臨界乾燥工程を遂行する一般的な基板処理装置を見せてくれる図面である。
【
図2】
図1のタンクの内部空間の圧力及び温度変化、そして、超臨界チャンバの処理空間の圧力変化を見せてくれるグラフである。
【
図3】本発明の一実施例による基板処理装置を見せてくれる図面である。
【
図4】
図3の液処理チャンバに提供される基板処理装置を見せてくれる図面である。
【
図5】
図3の乾燥チャンバに提供される基板処理装置を見せてくれる図面である。
【
図6】
図5の流体供給ユニットの姿を概略的に示した図面である。
【
図7】
図6の第2温度調節部材の断面を見せてくれる図面である。
【
図8】
図6のバイメタルの機能を概略的に示した図面である。
【
図9】
図6のタンクの内部空間の圧力及び温度変化、そして、チャンバの処理空間の圧力変化を見せてくれるグラフである。
【
図10】本発明の他の実施例による流体供給ユニットの姿を概略的に示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下では添付した図面を参照にして本発明の実施例に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明はいろいろ相異な形態で具現されることができるし、ここで説明する実施例で限定されない。また、本発明の望ましい実施例を詳細に説明するにおいて、関連される公知機能または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曇ることがあると判断される場合にはその詳細な説明を略する。また、類似機能及び作用をする部分に対しては図面全体にかけて等しい符号を使用する。
【0044】
ある構成要素を‘包含'するということは、特別に反対される記載がない限り他の構成要素を除くことではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。具体的に,“含む”または“有する”などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであって、一つまたはその以上の他の特徴らや数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないものとして理解されなければならない。
【0045】
単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り、複数表現を含む。また、図面で要素らの形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
【0046】
第1、第2などの用語は多様な構成要素らを説明するのに使用されることができるが、前記構成要素らは前記用語によって限定されてはいけない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使用されることができる。例えば、本発明の権利範囲から離脱されないまま第1構成要素は第2構成要素で命名されることができるし、類似第2構成要素も第1構成要素に命名されることができる。
【0047】
ある構成要素が異なる構成要素に“連結されて”いるか、または“接続されて”いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されなければならないであろう。反面に、ある構成要素が異なる構成要素に“直接連結されて”いるか、または“直接接続されて”いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことで理解されなければならないであろう。構成要素らとの関係を説明する他の表現ら、すなわち“~間に”と“すぐ~間に”または“~に隣合う”と“~に直接隣合う”なども同じく解釈されなければならない。
【0048】
異なるように定義されない限り、技術的であるか科学的な用語を含んでここで使用されるすべての用語らは、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般的に理解されることと等しい意味である。一般に使用される前もって定義されているもののような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味であることで解釈されなければならないし、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味で解釈されない。
【0049】
以下では、
図3乃至
図10を参照して本発明の実施例に対して説明する。
【0050】
図3を参照すれば、基板処理装置はインデックスモジュール10、処理モジュール20、そして制御機30を含む。上部から眺める時、インデックスモジュール10と処理モジュール20は一方向に沿って配置される。以下、インデックスモジュール10と処理モジュール20が配置された方向を第1方向(X)といって、上部から眺める時第1方向(X)と垂直した方向を第2方向(Y)といって、第1方向(X)及び第2方向(Y)にすべて垂直した方向を第3方向(Z)という。
【0051】
インデックスモジュール10は基板(W)が収納された容器(C)から基板(W)を処理モジュール20に返送し、処理モジュール20で処理が完了した基板(W)を容器(C)に収納する。インデックスモジュール10の長さ方向は第2方向(Y)に提供される。インデックスモジュール10はロードポート12とインデックスフレーム14を有する。インデックスフレーム14を基準でロードポート12は処理モジュール20の反対側に位置される。基板(W)らが収納された容器(C)はロードポート12に置かれる。ロードポート12は複数個が提供されることができるし、複数ロードポート12は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。
【0052】
容器(C)としては前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器が使われることができる。容器(C)はオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベヤー(Overhead Conveyor)、または自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示なさ)や作業者によってロードポート12に置かれることができる。
【0053】
インデックスフレーム14にはインデックスロボット120が提供される。インデックスフレーム14内には長さ方向が第2方向(Y)に提供されたガイドレール124が提供され、インデックスロボット120はガイドレール124上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット120は基板(W)が置かれるハンド122を含んで、ハンド122は前進及び後進移動、第3方向(Z)を軸にした回転、そして、第3方向(Z)に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド122は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド122らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
【0054】
制御機30は基板処理装置を制御することができる。制御機30は基板処理装置の制御を実行するマイクロプロセッサー(コンピューター)でなされるプロセスコントローラーと、オペレーターが基板処理装置を管理するためにコマンド入力操作などを行うキーボードや、基板処理装置の稼働状況を可視化して表示するディスプレイなどでなされるユーザーインターフェースと、基板処理装置で実行される処理をプロセスコントローラーの制御で行うための制御プログラムや、各種データ及び処理条件によって各構成部に処理を実行させるためのプログラム、すなわち、処理レシピが記憶された記憶部を具備することができる。また、ユーザーインターフェース及び記憶部はプロセスコントローラーに接続されてあり得る。処理レシピは記憶部のうちで記憶媒体に記憶されてあり得て、記憶媒体は、ハードディスクでも良いし、CD-ROM、DVDなどの可搬性ディスクや、フラッシュメモリーなどの半導体メモリーであることもある。
【0055】
また、制御機30は後述する、流体供給ユニット600を制御することができる。例えば、制御機30は後述する第1バルブ621、第2バルブ631、上部バルブ634、下部バルブ636、そして、温度調節部材650のうちで少なくとも何れか一つを制御することができる。また、制御機30は後述する圧力測定部材640が測定する圧力値に根拠して後述する温度調節部材650を制御することができる。
【0056】
処理モジュール20はバッファーユニット200、返送チャンバ300、液処理チャンバ400、そして、乾燥チャンバ500を含む。バッファーユニット200は処理モジュール20に搬入される基板(W)と処理モジュール20から搬出される基板(W)が一時的にとどまる空間を提供する。液処理チャンバ400は基板(W)上に液を供給して基板(W)を液処理する液処理工程を遂行する。乾燥チャンバ500は基板(W)上に残留する液を除去する乾燥工程を遂行する。返送チャンバ300はバッファーユニット200、液処理チャンバ400、そして、乾燥チャンバ500の間に基板(W)を返送する。
【0057】
返送チャンバ300はその長さ方向が第1方向(X)に提供されることができる。バッファーユニット200はインデックスモジュール10と返送チャンバ300との間に配置されることができる。液処理チャンバ400と乾燥チャンバ500は返送チャンバ300の側部に配置されることができる。液処理チャンバ400と返送チャンバ300は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。乾燥チャンバ500と返送チャンバ300は第2方向(Y)に沿って配置されることができる。バッファーユニット200は返送チャンバ300の一端に位置されることができる。
【0058】
一例によれば、液処理チャンバ400らは返送チャンバ300の両側に配置され、乾燥チャンバ500らは返送チャンバ300の両側に配置され、液処理チャンバ400らは乾燥チャンバ500らよりバッファーユニット200にさらに近い位置に配置されることができる。返送チャンバ300の一側で液処理チャンバ400らは第1方向(X)及び第3方向(Z)に沿ってそれぞれAXB(A、Bはそれぞれ1または1より大きい自然数)配列で提供されることができる。また、返送チャンバ300の一側で乾燥チャンバ500らは第1方向(X)及び第3方向(Z)に沿ってそれぞれCXD(C、Dはそれぞれ1または1より大きい自然数)個が提供されることができる。前述したところと異なり、返送チャンバ300の一側には液処理チャンバ400らだけ提供され、その他側には乾燥チャンバ500らだけ提供されることができる。
【0059】
返送チャンバ300は返送ロボット320を有する。返送チャンバ300内には長さ方向が第1方向(X)に提供されたガイドレール324が提供され、返送ロボット320はガイドレール324上で移動可能に提供されることができる。返送ロボット320は基板(W)が置かれるハンド322を含んで、ハンド322は前進及び後進移動、第3方向(Z)を軸にした回転、そして、第3方向(Z)に沿って移動可能に提供されることができる。ハンド322は複数個が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド322らはお互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
【0060】
バッファーユニット200は基板(W)が置かれるバッファー220を複数個具備する。バッファー220らは第3方向(Z)に沿ってお互いの間に離隔されるように配置されることができる。バッファーユニット200は前面(front face)と後面(rear face)が開放される。前面はインデックスモジュール10と見合わせる面であり、後面は返送チャンバ300と見合わせる面である。インデックスロボット120は前面を通じてバッファーユニット200に近付いて、返送ロボット320は後面を通じてバッファーユニット200に近付くことができる。
【0061】
図4は、
図3の液処理チャンバに提供される基板処理装置を見せてくれる図面である。
図4を参照すれば、液処理チャンバ400に提供される基板処理装置はハウジング410、コップ420、支持ユニット440、液供給ユニット460、そして昇降ユニット480を有する。
【0062】
ハウジング410は基板(W)が処理される内部空間を有することができる。ハウジング410は概して六面体の形状を有することができる。例えば、ハウジング410は直方体の形状を有することができる。また、ハウジング410には基板(W)が搬入されるか、または搬出される開口(図示せず)が形成されることができる。また、ハウジング410には開口を選択的に開閉するドア(図示せず)が設置されることができる。
【0063】
コップ420は上部が開放された桶形状を有することができる。コップ420は処理空間を有して、基板(W)は処理空間内で液処理されることができる。支持ユニット440は処理空間で基板(W)を支持する。液供給ユニット460は支持ユニット440に支持された基板(W)上に処理液を供給する。処理液は複数種類で提供され、基板(W)上に順次に供給されることができる。昇降ユニット480はコップ420と支持ユニット440との間の相対高さを調節する。
【0064】
一例によれば、コップ420は複数の回収桶422、424、426を有する。回収桶ら422、424、426はそれぞれ基板処理に使われた液を回収する回収空間を有する。それぞれの回収桶ら422、424、426は支持ユニット440を囲むリング形状で提供される。液処理工程が進行時基板(W)の回転によって飛散される処理液は各回収桶422、424、426の流入口422a、424a、426aを通じて回収空間に流入される。一例によれば、コップ420は第1回収桶422、第2回収桶424、そして第3回収桶426を有する。第1回収桶422は支持ユニット440を囲むように配置され、第2回収桶424は第1回収桶422を囲むように配置され、第3回収桶426は第2回収桶424を囲むように配置される。第2回収桶424で液を流入する第2流入口424aは第1回収桶422に液を流入する第1流入口422aより上部に位置され、第3回収桶426に液を流入する第3流入口426aは第2流入口424aより上部に位置されることができる。
【0065】
支持ユニット440は支持板442と駆動軸444を有する。支持板442の上面は概して円形で提供されて基板(W)より大きい直径を有することができる。支持板442の中央部には基板(W)の後面を支持する支持ピン442aが提供され、支持ピン442aは基板(W)が支持板442から一定距離が離隔されるようにその上端が支持板442から突き出されるように提供される。支持板442の縁部にはチャックピン442bが提供される。チャックピン442bは支持板442から上部に突き出されるように提供され、基板(W)が回転される時基板(W)が支持ユニット440から離脱されないように基板(W)の側部を支持する。駆動軸444は駆動機446によって駆動され、基板(W)の底面中央と連結され、支持板442をその中心軸を基準で回転させる。
【0066】
一例によれば、液供給ユニット460はノズル462を含むことができる。ノズル462は基板(W)に処理液を供給することができる。処理液はケミカル、リンス液または有機溶剤であることができる。ケミカルは強酸または強塩基の性質を有するケミカルであることができる。また、リンス液は純水であることがある。また、有機溶剤はイソプロピルアルコール(IPA)であることがある。また、液供給ユニット460は複数のノズル462らを含むことができるし、それぞれのノズル462らではお互いに相異な種類の処理液を供給することができる。例えば、ノズル462らのうちで何れか一つではケミカルを供給し、ノズル462らのうちで他の一つではリンス液を供給し、ノズル462らのうちでまた他の一つでは有機溶剤を供給することができる。また、制御機30はノズル462らのうちで他の一つで基板(W)にリンス液を供給した以後、ノズル462らのうちでまた他の一つで有機溶剤を供給するように液供給ユニット460を制御することができる。これに、基板(W)上に供給されたリンス液は表面張力が小さな有機溶剤で置き換えされることができる。
【0067】
昇降ユニット480はコップ420を上下方向に移動させる。コップ420の上下移動によってコップ420と基板(W)との間の相対高さが変更される。これによって基板(W)に供給される液の種類によって処理液を回収する回収桶422、424、426が変更されるので、液らを分離回収することができる。前述したところと異なり、コップ420は固定設置され、昇降ユニット480は支持ユニット440を上下方向に移動させることができる。
【0068】
図5は、
図3の乾燥チャンバに提供される基板処理装置を見せてくれる図面である。
図5を参照すれば、乾燥チャンバ500に提供される基板処理装置は、超臨界状態の処理流体を利用して基板(W)上に残留する処理液を除去することがある。例えば、乾燥チャンバ500に提供される基板処理装置は、超臨界状態の二酸化炭素(CO2)を利用して基板(W)上に残留する有機溶剤を除去する乾燥工程を遂行することができる。
【0069】
乾燥チャンバ500はチャンバ510、加熱部材520、流体供給ユニット600、流体排気ライン550、そして昇降部材560を含むことができる。チャンバ510は基板(W)が処理される処理空間518を有することができる。チャンバ510は基板(W)が処理される処理空間518を提供することができる。チャンバ510は超臨界状態の処理流体によって基板(W)が乾燥処理される処理空間518を提供することができる。チャンバ510はベゼルと呼ばれることができる。
【0070】
チャンバ510は上部ボディー512、そして下部ボディー514を含むことができる。上部ボディー512、そして下部ボディー514はお互いに組合されて前記処理空間518を形成することができる。基板(W)は処理空間518で支持されることができる。例えば、基板(W)は処理空間518で支持部材(図示せず)によって支持されることができる。支持部材は基板(W)の縁領域の下面を支持するように構成されることができる。上部ボディー512、そして下部ボディー514のうちで何れか一つは昇降部材560と結合されて上下方向に移動されることができる。例えば、下部ボディー514は昇降部材560と結合され、昇降部材560によって上下方向に移動されることができる。これに、チャンバ510の処理空間518は選択的に密閉されることができる。前述した例では下部ボディー514が昇降部材560と結合されて上下方向に移動することを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上部ボディー512が昇降部材560と結合されて上下方向に移動することもできる。
【0071】
加熱部材520は処理空間518に供給される処理流体を加熱することができる。加熱部材520はチャンバ510の処理空間518温度を昇温させて処理空間518に供給される処理流体(例えば、CO2を含む高圧ガス)を超臨界状態に相変化させることができる。また、加熱部材520はチャンバ510の処理空間518温度を昇温させて処理空間518に供給される超臨界状態の処理流体が超臨界状態を維持するようにできる。
【0072】
また、加熱部材520はチャンバ510内に埋設されることができる。例えば、加熱部材520は上部ボディー512、そして下部ボディー514のうちで何れか一つに埋設されることができる。例えば、加熱部材520は下部ボディー514内に提供されることができる。しかし、これに限定されるものではなくて加熱部材520は処理空間518の温度を昇温させることができる多様な位置に提供されることができる。また、加熱部材520はヒーターであることがある。しかし、これに限定されるものではなく、加熱部材520は処理空間518の温度を昇温させることができる公知された装置で多様に変形されることができる。
【0073】
流体供給ユニット600はチャンバ510の処理空間518に処理流体を供給することができる。流体供給ユニット600はチャンバ510の処理空間518に加熱された状態の処理流体を供給することができる。流体供給ユニット600はタンク610、第1供給ライン620、そして、第2供給ライン630を含むことができる。第1供給ライン620は流体供給源(図示せず)と連結されて新規処理流体をタンク610に伝達することができる。第1供給ライン620には第1バルブ621が設置されることができる。第1バルブ621はオン/オフバルブか、または流量調節バルブであることができる。タンク610に供給された処理流体は、タンク610で温度が調節されることができる。例えば、タンク610に供給された処理流体は、タンク610で加熱されることができる。タンク610で加熱された処理流体は気体状態で超臨界状態で相変化されることができる。タンク610で加熱された処理流体は第2供給ライン630を通じて処理空間518に供給されることができる。第2供給ライン630には第2バルブ631が設置されることができる。第2バルブ631はオン/オフバルブか、または流量調節バルブであることができる。
【0074】
また、第2供給ライン630は複数の供給ラインに分岐されることができる。例えば、第2供給ライン630が分岐された供給ラインのうちで何れか一つは上部供給ライン633であることがある。また、第2供給ライン630が分岐された供給ラインのうちで他の一つは下部供給ライン635であることがある。上部供給ライン633は処理空間518で処理流体を上から下に向ける方向に供給することができる。下部供給ライン635は処理空間518で処理流体を下から上に向ける方向に供給することができる。上部供給ライン633は上部ボディー512と連結されることができる。下部供給ライン635は下部ボディー514と連結されることができる。上部供給ライン633には上部バルブ634が設置されることができる。上部バルブ634はオン/オフバルブか、または流量調節バルブであることができる。また、下部供給ライン635には下部バルブ636が設置されることができる。下部バルブ636はオン/オフバルブか、または流量調節バルブであることができる。
【0075】
流体排気ライン550はチャンバ510の処理空間518から処理流体を排気することができる。流体排気ライン550はポンプのような減圧部材(図示せず)と連結されることができる。また、流体排気ライン550には排気バルブ(図示せず)が設置されることができる。排気バルブはオン/オフバルブか、または流量調節バルブであることができる。
【0076】
図6は、
図5の流体供給ユニットの姿を概略的に示した図面である。
図6を参照すれば、本発明の一実施例による流体供給ユニット600はタンク610、前述した第1供給ライン620、前述した第1バルブ621、前述した第2供給ライン630、前述した第2バルブ631、圧力測定部材640、温度調節部材650、バイメタル(Bimetal)660、そして温度測定部材670を含むことができる。
【0077】
タンク610は内部空間612を有することができる。タンク610は高圧、そして、高温に耐えることができる耐圧性、そして耐熱性を有する素材で提供されることができる。タンク610が有する内部空間612では内部空間612に供給される処理流体を加熱することができる。内部空間612で加熱された処理流体のうちで少なくとも一部は気体状態で超臨界状態で相変化されることができる。
【0078】
第1供給ライン620は内部空間612で新規処理流体を供給することができる。第2供給ライン620は内部空間612から加熱された処理流体をチャンバ510の処理空間518に伝達することができる。
【0079】
圧力測定部材640は内部空間612の圧力を測定することができる。例えば、圧力測定部材640は内部空間612の雰囲気の圧力を測定することができる。圧力測定部材640は内部空間612に配置されることができる。圧力測定部材640は高圧、そして高温に耐えることができるスペックを有するコンポネントであることができる。圧力測定部材640が測定する内部空間612の圧力値は上述した制御機30に伝達することができる。
【0080】
温度調節部材650は内部空間612の温度を調節することができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の温度を高めることができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の雰囲気に熱を伝達することができる。また、温度調節部材650は制御機30によって制御されることができる。例えば、制御機30は温度調節部材650をPID方式で制御することができる。温度調節部材650は内部空間612を加熱し、内部空間612に供給された気体状態の処理流体を超臨界状態で相変化させることができる。温度調節部材650は第1温度調節部材651、そして第2温度調節部材656を含むことができる。温度調節部材650が発生させる熱は温熱であることができる。しかし、これに限定されるものではなくて温度調節部材650が発生させる熱は冷熱であることができる。
【0081】
第1温度調節部材651はタンク610の外部で熱を発生させて内部空間612の温度を調節することができる。第1温度調節部材651はタンク610の外壁を取り囲むように提供されることができる。第1温度調節部材651は胴体652、そして発熱部653を含むことができる。胴体652はタンク610の外壁を取り囲むように構成されることができる。胴体652には発熱部653が設置されることができる。発熱部653は発熱部653に駆動電力を伝達する第1電力供給ライン654と電気的に連結されることができる。第1温度調節部材651はジャケットヒーター(Jacket Heater)であることがある。
【0082】
第2温度調節部材656は内部空間612で熱を発生させて内部空間612の温度を調節することができる。第2温度調節部材656はシャフト657、そして発熱板658を含むことができる。
図7では第2温度調節部材656をシャフト657の長さ方向に沿って眺めた第2温度調節部材656の断面図を見せてくれているが、
図7に示されたように上述した発熱板658はシャフト657に少なくとも一つ以上が設置されることができる。例えば、発熱板658はシャフト657を中心に円周方向に沿ってお互いに等しい間隔で離隔されて複数個がシャフト657に設置されることができる。第2温度調節部材656は発熱板658及び/またはシャフト657に駆動電力を伝達する第2電力供給ライン659と電気的に連結されることができる。第2温度調節部材656はカートリッジヒーターであることができる。
【0083】
また、
図6、そして、
図7では第2温度調節部材656が一つで提供されることを例に挙げて図示したが、これに限定されるものではない。例えば、第2温度調節部材656は複数個で提供されることができる。例えば、第2温度調節部材656は複数個になってお互いに離隔されて提供されることができる。複数個で提供される第2温度調節部材656らはその間に配置される連結部材を媒介でブレイジングなどの方式でお互いに連結されることができる。
【0084】
再び
図6を参照すれば、本発明の流体供給ユニット600はバイメタル660をさらに含むことができる。バイメタル660は熱膨張係数が非常に異なる種類の薄い板金を重ねて付けて一枚で作った棒形態の部品であることができる。バイメタル660に熱を加えた時、バイメタル660は撓める性質を有する。これに、バイメタル660の温度が過度に高くなる場合、バイメタル660は
図8に示されたようにスイッチと類似な機能を遂行することができるようになる。バイメタル660のこのような性質を利用してタンク610の温度が過度に高くなる場合、乾燥チャンバ500に提供される基板処理装置に対するインターロック(Interlock)を遂行するか、または温度調節部材650が熱を発生させることを中断させることができる。
【0085】
例えば、
図6に示されたようにバイメタル660は第1バイメタル661、第2バイメタル662、そして、第3バイメタル663を含むことができる。第1バイメタル661、第2バイメタル662、そして、第3バイメタル663はそれぞれタンク610と接触されるように設置されることができる。例えば、第1バイメタル661、第2バイメタル662、そして、第3バイメタル663はタンク610の外壁に設置されることができる。
【0086】
第1バイメタル661は第2温度調節部材656に電力を供給する電力供給ラインと連結されることができる。これに、タンク610の温度が過度に高くなれば(例えば、一定温度以上に高くなる場合)、第1バイメタル661の形状は変形され、第2温度調節部材656に伝達される電力を遮断することができる。
【0087】
第2バイメタル662は第1温度調節部材651に電力を供給する電力供給ラインと連結されることができる。これに、タンク610の温度が過度に高くなれば(例えば、一定温度以上に高くなる場合)、第2バイメタル662の形状は変形され、第1温度調節部材651に伝達する電力を遮断することができる。
【0088】
第3バイメタル663は制御機30と信号連結されることができる。例えば、第3バイメタル663は信号ライン31と連結されることができる。信号ライン31は制御機30が特定信号を一定周期で発生させれば、その信号を制御機30が再びフィードバック方式で返してもらうことができるようにするラインであることができる。これに、タンク610の温度が過度に高くなれば(例えば、一定温度以上に高くなる場合)、第3バイメタル663の形状は変形される。この場合、制御機30が発生させる特定信号は、制御機30がまた返してもらうことができなくなる。この場合、制御機30はタンク610の温度が過度に高くなったものとして判断し、乾燥チャンバ500に提供される基板処理装置の駆動を中断するインターロック(Interlock)を発生させることができる。
【0089】
温度測定部材670は内部空間612の温度を測定する温度センサーであることができる。温度測定部材670は高圧、そして、高温状態である内部空間612から耐えるように、耐圧性及び耐熱性が優秀なスペックを有するセンサーに提供されることができる。温度測定部材670が測定する内部空間612の温度値は制御機30に伝達することができる。
【0090】
以下では、本発明の一実施例によるチャンバ510に伝達する処理流体を貯蔵するタンク610の内部空間612の温度制御方法に対して詳しく説明する。以下で説明する温度制御方法を遂行するように制御機30は流体供給ユニット600、そして乾燥チャンバ500に提供される基板処理装置が有するその外の構成らのうちで少なくとも一つ以上を制御することができる。
【0091】
図9は、
図6のタンクの内部空間の圧力及び温度変化、そして、チャンバの処理空間の圧力変化を見せてくれるグラフである。以下では
図9を参照して、本発明の一実施例による温度制御方法を説明する。
図9に示されたグラフで、X軸は時間(t)を意味して、Y軸らはそれぞれ内部空間612の圧力(PT)、内部空間612の温度(FT)、そして、処理空間518の圧力(PC)を意味することができる。
【0092】
タンク610が有する内部空間612で第1供給ライン620は新規処理流体を供給することができる。内部空間612に供給された処理流体は温度調節部材650が発生させる熱によって加熱されることができる。加熱された処理流体は第2供給ライン630を通じてチャンバ510の処理空間518に伝達することができる。例えば、処理空間518から基板(W)に対する超臨界処理工程を始める第1時点(t11)から処理空間518の圧力は徐徐に高くなる。処理空間518の圧力が既設定された圧力に至る場合、処理空間518の圧力は一定時間の間一定に維持されることができる。これとは異なり、一定時間の間に昇圧または減圧が繰り返してなされることもできる。この場合、第2供給ライン630上に設置される第2バルブ631は少なくとも1回以上オン(On)またはオフ(Off)されることができる。また、前記一定時間が過ぎた以後には、処理空間518の圧力は低くなることができる。処理空間518の圧力が低くなることは排気ライン550を通じて処理空間518に供給された処理流体が排出されながらなされることができる。
【0093】
第1時点(t11)になれば、内部空間612の圧力は低くなることができる。これは内部空間612から処理流体が流出されて処理空間518に伝達されるためである。内部空間612の圧力が低くなれば、第1供給ライン620は内部空間612で新規処理流体を供給することができる。新規処理流体の温度は内部空間612に残留する処理流体の温度より少し低いことがある。これに、内部空間612の温度は少し低くなることができる。この時、温度調節部材650は内部空間612の温度を調節することができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の温度を圧力測定部材640が測定する内部空間612の圧力に根拠して調節することができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の温度測定値ではない、圧力測定部材640が測定する内部空間612の圧力測定値に根拠して内部空間612の温度を上昇させることができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の圧力が既設定された圧力(SP)に至るように内部空間612に熱を伝達することができる。例えば、温度調節部材650は内部空間612の圧力が既設定された圧力(SP)より低い場合、内部空間612の圧力が既設定された圧力(SP)に至るように内部空間612の温度を上昇させることができる。すなわち、温度調節部材650による内部空間612の温度調節が圧力測定部材540が測定する内部空間612の圧力に根拠してなされるので、内部空間612の温度変化と内部空間612の圧力変化は似ている様相をたたえることができる。
【0094】
一般的な基板処理装置ではタンク610の内部空間612の温度制御を、タンク610の内部空間612の温度を測定する温度測定部材670が測定する温度値に根拠してなされた。この場合、温度測定部材670が内部空間612に配置される位置によって、温度測定部材670が測定する温度値は変わることができる。例えば、温度測定部材670が第1供給ライン620と接するように配置される場合温度測定部材670が測定する温度値は少し低いことがあって、これと反対に、温度測定部材670が第2供給ライン630と接するように配置される場合温度測定部材670が測定する温度値は少し高いことがある。すなわち、温度測定部材670が配置される位置によって測定される温度偏差が発生されるので、温度調節部材650による内部空間612の温度制御は精密になされることができなかった。また、温度測定部材670が測定する温度値に根拠して温度調節部材650が内部空間612の温度を調節するようになれば、温度調節部材650の反応性は温度測定部材670が測定する温度値の変化に従属するようになる。しかし、温度値の変化は熱伝導に根拠するようになるので、温度調節部材650が測定する温度値に対する変化は少し不敏感になされる。よって、温度調節部材650による温度制御の反応性も低い。
【0095】
しかし、本発明の一実施例による内部空間612の温度制御は、温度測定部材670が測定する温度値ではない、圧力測定部材640が測定する圧力値に根拠してなされる。お互いに連通される内部空間612のすべての領域は、お互いに同じ圧力を有するようになるので、圧力測定部材640の位置によって測定される圧力値に偏差が発生される問題がない。また、圧力測定部材640の圧力値変化は、超臨界状態であることができる処理流体の流動に根拠するようになるので、反応性が非常に高い。これは温度調節部材650による温度制御の反応性を高めることができる。
【0096】
また、温度調節部材650による内部空間612の温度制御は内部空間612の圧力測定値に根拠するようになるので、前述したオーバーシューティング(Over-shooting)の問題が発生されることを最小化できる。
【0097】
前述した例では圧力測定部材640が内部空間612に設置されることを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、圧力測定部材640は
図10に示されたように内部空間612と流体連通する第1供給ライン620上に設置されることができる。
【0098】
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また前述した内容は本発明の望ましい実施形態を示して説明するものであり、本発明は多様な他の組合、変更及び環境で使用することができる。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、著わした開示内容と均等な範囲及び/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。著わした実施例は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明するものであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される多様な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態で本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された請求範囲は他の実施状態も含むものとして解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0099】
1 ガス供給ユニット
2 タンク
3 内部空間
4 ヒーター
5 第1ガス供給管
6 第2ガス供給管
7 温度センサー
8 圧力センサー
9 超臨界チャンバ
A 第1領域
B 第2領域
500 乾燥チャンバ
510 チャンバ
520 加熱部材
550 排気ライン
560 昇降部材
600 流体供給ユニット
610 タンク
620 第1供給ライン
621 第1バルブ
630 第2供給ライン
631 第2バルブ
633 上部供給ライン
634 上部バルブ
635 下部供給ライン
636 下部バルブ
640 圧力測定部材
650 温度調節部材
651 第1温度調節部材
652 胴体
653 発熱部
654 第1電力供給ライン
656 第2温度調節部材
657 シャフト
658 熱板
659 第2電力供給ライン
660 バイメタル
661 第1バイメタル
662 第2バイメタル
663 第3バイメタル
670 温度測定部材
30 制御機
31 信号ライン