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特許7401515車両ネットワークにおけるデータ伝送方法及び端末デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】車両ネットワークにおけるデータ伝送方法及び端末デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20231212BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20231212BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20231212BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W4/46
H04W72/0453
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021500114
(86)(22)【出願日】2018-07-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-12-09
(86)【国際出願番号】 CN2018094680
(87)【国際公開番号】W WO2020006736
(87)【国際公開日】2020-01-09
【審査請求日】2021-06-09
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-25
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【合議体】
【審判長】齋藤 哲
【審判官】中木 努
【審判官】新田 亮
(56)【参考文献】
【文献】3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 15),3GPP TS 36.213 V15.1.0(2018-03),2018年4月3日アップロード,p.429-437,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp//Specs/archive/36_series/36.213/36213-f10.zip>
【文献】Samsung,SA design for V2V,3GPP TSG RAN WG1 #84bis R1-162680,2016年4月2日アップロード,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_84b/Docs/R1-162680.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末が、第2の端末により送信された、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報を決定するための第1の制御情報を受信することと、
前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することとを含み、
前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報は、前記サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含み、
前記第1の制御情報が第1のインデックス情報を含み、前記第1のインデックス情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送に対応する時間領域リソース情報を示すために使用され、
前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することは、
前記第1の端末が前記第1のインデックス情報及び第1の対応関係に基づいて、前記複数回の伝送のための時間領域リソースを決定することを含み、
前記第1の対応関係がインデックス情報と時間領域リソース情報との対応関係であり、
前記第1の制御情報が第2の構成情報を含み、前記第2の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送が特定の境界に対する時間オフセットを決定するために使用され、前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することは、
前記第1の端末が前記特定の境界を基準とし、前記毎回の伝送が前記特定の境界に対する時間オフセットに基づいて、前記毎回の伝送のための時間領域リソースを決定することを含む
ことを特徴とするデータ伝送方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記第1の端末が前記第1のインデックス情報に基づいて前記複数回の伝送の伝送回数を決定することを含み、前記第1のインデックス情報に対応する時間領域リソースが前記複数回の伝送のための時間ユニットである
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記特定の境界は、前記第1の制御情報が搬送される時間ユニットにより決定された時間ユニット、又は、現在の無線フレームの1番目の時間ユニット、又は、現在の無線フレーム周期の1番目の時間ユニットである
ことを特徴とする請求項に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記第1の制御情報が第3の構成情報を含み、前記第3の構成情報が前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定するために使用される
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記第1の制御情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するために使用され、前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することは、
前記第1の端末が前記第3の構成情報に基づいて前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定し、前記第4の構成情報に基づいて前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定することと、
前記第1の端末が前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置及び周波数領域リソース長さ情報に基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソースを決定することとを含む
ことを特徴とする請求項に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記第1の制御情報がサイド制御情報SCIであり、前記サイドリンクがサイドリンク制御チャネルPSCCH及び/又はサイドリンク共通チャネルPSSCHを含む
ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
コンピュータプログラムを格納するメモリと、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実行するするプロセッサとを備える
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項8】
コンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、請求項1~のいずれか1項に記載の方法を、チップが搭載されたデバイスに実行させるプロセッサを有する
ことを特徴とするチップ。
【請求項9】
請求項1~のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶する
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
請求項1~のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、具体的に、車両ネットワークにおけるデータ伝送方法及び端末デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
車両ネットワークシステムは、ロングタームエボリューション車両-車両( Long Term Evaluation Vehicle to Vehicle、LTE V2V )に基づくサイドリンク( Sidelink、SL )伝送技術であり、従来のLTEシステムにおける基地局を介した通信データの受信または送信方式とは異なり、端末間直接通信方式を採用するため、より高いスペクトル効率およびより低い伝送遅延を有する。
【0003】
この車両ネットワークシステムでは、端末デバイスは、サイド制御情報( Sidelink Control Information、SCI )に基づいて、サイドデータの伝送方式を決定し、ここで、SCIにはデータ伝送に対応する制御情報が搬送され、例えば、変調符号化方式( Modulation and Coding Scheme、MCS )、時間周波数リソース割当情報、リソース予約情報等であり、SCIを受信した端末デバイスは、このSCIを検出してデータ伝送を行う時間周波数リソースの位置等の情報を取得し、その時間周波数リソースが使用可能か否かを判断することができる。端末デバイスがこのSCIの検出に失敗した場合、各伝送リソースにおけるエネルギーを測定することによって、データ伝送を行うリソースを決定することができ、例えば、伝送リソースをエネルギーの高い順にソートし、エネルギーの低いリソースを優先的に選択してデータ伝送を行うことができる。
【0004】
新たなラジオ( New Radio、NR )に基づく車両-他のデバイス( Vehicle to Everything、V2X )システムは、自動運転をサポートする必要があり、車両間のデータのインタラクションに対するより高い要求、例えば、より高い信頼性の必要性があり、したがって、サイドリンクの信頼できる伝送をどのように実現するかが、解決すべき課題である。
【発明の概要】
【0005】
本願の実施例は、サイドリンクの複数回の伝送のためにリソースを決定することができ、サイドリンクデータの複数回の伝送を可能とし、データ伝送の信頼性を向上させることができる車両ネットワークにおけるデータ伝送方法及び端末デバイスを提供する。
【0006】
第1の態様は、車両ネットワークにおけるデータ伝送方法を提供し、第1の端末が、第2の端末により送信された、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報を決定するための第1の制御情報を受信することと、前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することとを含む。
【0007】
第2の態様は、上記の第1の態様または第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、この端末デバイスは、上記の第1の態様または第1の態様の可能な実施のいずれかにおける方法を実行するためのユニットを備える。
【0008】
第3の態様は、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶し、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様またはその各実施例における方法を実行する。
【0009】
第4の態様は、上記第1の態様またはその様々な実装における方法を実装するためのチップを提供する。
【0010】
具体的には、チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、チップが搭載された装置に、上記の第1の態様またはその各実施例の方法を実行させるプロセッサを備える。
【0011】
第5の態様は、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0012】
第6の態様は、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
第7の態様は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0013】
上記の技術案によれば、第1の端末は、第2の端末の第1の制御情報から、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することができ、さらに、第2の端末がサイドリンクで複数回に送信するデータを、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース上で受信することができ、サイドリンク伝送の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本願の実施例における通信システムアーキテクチャの概略図である。
図2】本願の実施例における車両ネットワークにおけるデータ伝送方法の模式図である。
図3】本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図4】本願の他の実施例における端末デバイスのブロック図である。
図5】本願の実施例におけるチップのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本願の実施例について図面を参照して説明するが、本願は、この実施例に限定されるものではなく、本願の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をすることなく得られる全ての他の実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0016】
なお、本願の実施例の技術的解決策は、デバイスツーデバイス( Device to Device、D2D )通信システム、例えば、ロングタームエボリューション( LTE、Long Term Evolution )に基づくD2D通信のための車両ネットワークシステムに適用可能である。従来のLTEシステムにおける端末間の通信データがネットワークデバイス(例えば、基地局)を介して受信または送信される方式とは異なり、車両ネットワークシステムは、端末間直接通信を採用し、したがって、より高いスペクトル効率およびより低い伝送遅延を有する。
【0017】
任意選択で、車両ネットワークシステムに基づく通信システムは、全地球移動体通信( Global System of Mobile Communication、GSM )システム、符号分割多元接続( Code Division Multiple Access、CDMA )システム、広帯域符号分割多元接続( Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA )システム、汎用パケット無線サービス( General Packet Radio Service、GPRS )、LTEシステム、LTE周波数分割複信( Frequency Division Duplex、FDD )システム、LTE時分割腹心( Time Division Duplex、TDD )、汎用移動体通信システム( Universal Mobile Telecommunication System、UMTS )、全地球相互接続マイクロ波アクセス( Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX )通信システム、5G新規無線( New Radio、NR )システムなどであり得る。
【0018】
本願の実施例における端末デバイスは、D2D通信を可能にする端末デバイスであってもよい。例えば、車載端末デバイスでもよいし、5Gネットワークにおける端末デバイスや、将来進化する公共地上移動通信ネットワーク( Public Land Mobile Network、PLMN )における端末デバイスなどでもよく、本願の実施例は限定されない。
【0019】
図1は、本願の実施例の応用シナリオの概略図である。図1は、1つのネットワークデバイス及び2つの端末デバイスを例示的に示し、任意選択で、本願の実施例における無線通信システムは、複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスのカバレージ内に他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0020】
任意選択で、無線通信システムは、移動管理エンティティ( Mobile Management Entity、MME )、サービングゲートウェイ( Serving Gateway、s-GW )、パケットデータネットワークゲートウェイ( Packet Data Network Gateway、P-GW )などの他のネットワークエンティティをさらに含むことができ、または、無線通信システムは、セッション管理機能( Session Management Function、SMF )、統合データ管理( Unified Data Management、UDM )、認証サーバ機能( Authentication Server Function、AUSF )などの他のネットワークエンティティをさらに含むことができ、本願の実施例はこれに限定されない。
【0021】
この車両ネットワークシステムでは、端末デバイスは、モード3とモード4とを用いて通信を行うことができる。
【0022】
具体的には、端末デバイス121と端末デバイス122は、D2D通信モードで通信可能であり、D2D通信を行う場合、端末デバイス121と端末デバイス122は、D2Dリンク、すなわちサイドリンクSLを介して直接的に通信する。ここで、パターン3では、端末デバイスの伝送リソースは基地局から割り当てられており、端末デバイスは、基地局から割り当てられたリソースに従ってSL上でデータの送信を行うことができる。基地局は、端末デバイスに1回の伝送のためのリソースを割り当てることもできるし、端末デバイスに半静的な伝送のためのリソースを割り当てることもできる。モード4では、端末デバイスは、リッスン(sensing)と予約(reservation)の伝送方式を採用し、SLリソース上で伝送リソースを自律的に選択する。具体的には、端末デバイスは、リソースプールにおいてリッスンして可用な伝送リソースのセットを取得し、この可用な伝送リソースのセットからランダムに1つのリソースを選択してデータの伝送を行う。
【0023】
車両ネットワークシステムでは、他の伝送モードが定義されても良く、例えば、端末デバイスのサイドリンク伝送リソースが基地局から割り当てられていることをモード5で示し、端末デバイスが自律的にサイドリンク伝送リソースを選択することをモード6で示し、この実施例ではこれに限定されない。
【0024】
D2D通信は、車両間通信( Vehicle to Vehicle、V2V )又は車両-他のデバイスの通信( Vehicle to Everything、V2X )を指し得る。V2X通信において、Xは、無線送受信能力を有する任意のデバイスを広く指すことができ、例えば、低速で移動する無線デバイス、高速で移動する車載デバイス、または無線送受信能力を有するネットワーク制御ノードなどであるが、これに限定されない。なお、本願の実施例は主にV2X通信のシナリオに適用されるが、他のD2D通信シナリオにも適用可能であり、本願の実施例はこれに限定されない。
【0025】
図2は、本願の実施例における車両ネットワークにおけるデータ伝送方法の概略フローチャートであり、この方法が車両ネットワークシステムにおける端末デバイスによって実行され、例えば、端末デバイス121または端末デバイス122などであり、図2に示すように、この方法200は以下のステップを含み、
S210において、第1の端末が、第2の端末により送信された、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報を決定するための第1の制御情報を受信し、
S220において、前記第1の端末が前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定する。
【0026】
具体的には、第1の端末は、第2の端末が送信した第1の制御情報を受信することができ、任意選択で、この第1の制御情報は、SCIであってもよく、又は、他のサイドリンク情報であってもよく、これに限定されない。この第1の制御情報は、第1の端末がサイドリンクの複数の伝送のためのリソースを決定するために使用され得、例えば、第1の制御情報は、複数回の伝送のためのリソースを直接的または間接的に示し得、それにより、第1の端末は、この第1の制御情報に従って、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定することができる。
【0027】
なお、本願の実施例は、以下の2つのケースに適用可能である。
【0028】
ケース1として、第1の端末は、第1の制御情報に基づいて、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定し、さらに、第2の端末が複数回に送信するデータを、このリソース上で受信することができ、任意選択で、この第1の端末は、第2の端末デバイスが複数回送信する同一のデータを、リソース上で受信することができ、これにより、サイドリンクのデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0029】
ケース2として、第1の端末は、この第1の制御情報に基づいて、サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定し、さらに、該リソース上で、他の端末(例えば、第2の端末)にサイドリンクデータを複数回送信してもよく、任意選択で、この第1の端末は、このリソース上で、他の端末(例えば、第2の端末)に同じデータを複数回送信してもよく、これにより、サイドリンクのデータ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0030】
すなわち、このサイドリンクの複数回の伝送のためのリソースは、第1の端末が第2の端末にサイドリンクデータを複数回送信するのに用いるリソースであってもよく、この場合、この第1の端末に対しては、このリソースは、送信リソースであると考え、第2の端末が第1の端末にサイドリンクデータを複数回送信するのに用いるリソースであってもよく、この場合、この第1の端末に対しては、このリソースは、受信リソースであると考え、以下、ケース1を例に挙げて例示的に説明し、本願の実施例は、ケース2にも同様に適用可能であり、簡略化のために、詳細な説明は省略する。
【0031】
任意選択で、本願の実施例に記載されたリソース情報は、時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含むことができ、又は、サイドリンク伝送に使用される他のリソース情報、例えば、コード領域リソース情報等を含むこともでき、本願の実施例はこれに限定されない。
【0032】
なお、本願の実施例に記載されたリソースは、伝送リソース又は時間周波数リソースとも呼ばれ、サイドリンク通信中にデータ又はシグナリングを搬送するために使用され得、例えば、このリソースは、物理サイドリンク制御チャネル( Physical Sidelink Control Channel、PSCCH )又は物理サイドリンク共有チャネル( Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH )を複数回送信するために使用され得る。
なお、本願の実施例において、第1の端末は第1の制御情報に基づいてリソースのセットを決定することができ、このリソースのセットはこの複数回の伝送の各々に使用されてもよく、すなわち、毎回の伝送が同じリソースを使用し、又は、第1の端末は、この第1の制御情報に基づいて複数のセットのリソースを決定し、リソースのグループ毎に1回の伝送が対応し、この場合、毎回の伝送で対応するリソースを使用し、毎回の伝送に使用する周波数領域リソースは同一でも異なっていてもよく、本願の実施例はこれを具体的に限定しない。
【0033】
任意選択で、いくつかの実施例において、この第1の制御情報から、この複数回の伝送のための時間領域リソース情報のみが決定される場合、この複数回の伝送のための周波数領域リソースは暗黙的に決定されてもよく、例えば、第1の端末は、ネットワークデバイス又は他の端末デバイスによって予め構成された第1の端末に予め構成された固定周波数領域リソースを使用してもよく、第1の端末が利用可能な周波数領域リソースを予め知らせればよく、又は、この第1の端末が使用可能な周波数領域リソースとこの第1の制御情報の周波数領域リソースとが一対一に対応し、この場合、第1の制御情報を受信した周波数領域リソースに基づいて、どの周波数領域リソースが使用可能であるかを決定することができる。例えば、この第1の端末が使用可能な周波数領域リソースとこの第1の制御情報の周波数領域リソースとが同じであれば、この第1の端末は、この第1の制御情報を受信する周波数領域リソースを複数回の伝送に用いる周波数領域リソースとして決定してもよい。
【0034】
任意選択で、他の実施例において、この第1制御情報によってこの複数回の伝送のための周波数領域リソース情報のみが決定される場合、この複数回の伝送のための時間領域リソースは暗黙的に特定されてもよく、例えば、この第1の端末は、予め構成され得る固定時間領域リソースを使用してもよく、ネットワークデバイス又は他の端末デバイスによって構成されてもよく、該第1端末が利用可能な時間領域リソースを予め知らせればよい。又は、この第1の端末が使用可能な時間領域リソースと該第1の制御情報を受信する時間領域リソースとは一対一に対応しており、これにより、該第1の制御情報を受信する時間領域リソースから、どの時間領域リソースが使用可能であるかを決定することができる。例えば、第1の端末は、第1の制御情報を受信した時間ユニットの後のs*T番目の時間ユニットを、この複数回の伝送のための時間領域リソースとして決定することができ、任意選択で、Tは、2、4、8などであり、1 < = s < = Mであり、Mは、複数回の伝送の総回数を表す。
【0035】
すなわち、この第1の制御情報からサイドリンクの複数回の伝送のための一部のリソース情報のみが決定されるならば、他のリソース情報が暗黙的に特定されてもよく、例えば、他のリソース情報は、この第1の端末に予め構成されたものであってもよく、又はネットワークデバイス又は他の端末デバイスにより予め構成されたものであってもよく、又は、既知のリソース情報(例えば、該第1の制御情報を受信する周波数領域リソース又は時間領域リソース)と対応関係を有するものであってもよい等、本願の実施例はこれに限定されない。
【0036】
以下、具体的な実施例を参照しながら、サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソース及び周波数領域リソースの決定方式をそれぞれ説明する。
【0037】
1、サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソースの決定方式。
【0038】
なお、本願の実施例において、時間領域リソースの単位は、時間ユニット又は時間領域ユニットと呼ばれることがあり、1つの時間ユニットは、スロット、シンボル、サブフレーム又は短い伝送時間間隔( short Transmission Time Interval、sTTI )又は時間長を測定するために使用され得る他の量であることがあり、本願はこれに限定されない。以下の実施例は主にサブフレームを例にとって説明されるが、本願の実施例を何ら限定するものではない。
【0039】
実施例1:
前記第1の制御情報が第1のビットマップを含み、前記第1のビットマップが前記サイドリンクの複数回の伝送の時間領域リソースを決定するために使用され、前記第1のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの時間ユニットに対応し、前記第1のビットマップの各ビットの値が前記各ビットに対応する時間ユニットがサイドリンク伝送に利用可能であるかどうかを決定するために使用される。
【0040】
任意選択で、この第1のビットマップがP個のビットを含み、Pが1より大きい整数であり、各ビットがそれぞれ少なくとも1つの時間ユニットに対応し、ビットの値により、対応する時間ユニットがサイドリンク伝送のために利用可能であるかどうかを決定することができ、これにより、この第1の端末は、P個のビットに対応する時間ユニットのうち、サイドリンク伝送のために利用可能な時間ユニットを、サイドリンクの複数回の伝送のための時間ユニットとして決定することができ、さらに、第2の端末がサイドリンク上で複数回に伝送されるデータを、これらの時間ユニット上で受信することができ、サイドリンク伝送の信頼性を向上させることができる。
【0041】
例えば、この第1のビットマップは、各々が1つのサブフレームに対応する8つのビットを含み、この8つのビットにより、対応する8つのサブフレームがサイドリンク伝送のために利用可能であるかどうかが示され得る。任意選択で、この8つのサブフレームは、この第1の制御情報を受信した現在のサブフレームから始まる8つのサブフレームであり、ここで、最上位のビットは現在のサブフレームに対応し、順次類推される。この第1ビットマップが10100101であれば、現在のサブフレームから1、3、6、8番目のサブフレームがサイドリンク伝送に使用可能であることが決定でき、従って、第1の端末は、上記使用可能サブフレーム上で、該第2の端末が複数回送信するサイドリンクデータを受信でき、データ伝送の信頼性を向上できる。
【0042】
なお、本願の実施例において、どのサブフレームでサイドリンク伝送が行われるかを決定した後、具体的に、各サブフレームにおけるどのシンボルでサイドリンクデータを伝送するかは、リソースプールの構成に応じて決定されることができ、本願の実施例は、これを特に限定せず、例えば、1つのサブフレームにおける最初のH個のシンボルがPSCCHの伝送に使用され、他のシンボルがPSSCHの伝送に使用される場合、第1の端末は、利用可能なサブフレームにおける最初のH個のシンボルでPSCCHを伝送し、利用可能なサブフレームにおける他のシンボルでPSSCHを伝送することができる。
【0043】
なお、この第1のビットマップの各ビットに対応する時間ユニットは、第1の時間ユニットに対するものであってもよい。任意選択で、この第1の時間ユニットは、無線フレームにおける1番目の時間ユニットまたは無線フレーム周期における1番目の時間ユニットであり、又は、この第1の時間ユニットは、また、第1の端末上で予め構成された時間ユニット、またはネットワークデバイスまたは他の端末によって構成された時間ユニットであってもよく、例えば、ネットワークデバイスはDCIによってこの第1の時間ユニットを構成し、他の端末はSCIによってこの第1の時間ユニットを構成し、又は、この第1の時間ユニットは、この第1の制御情報を搬送する第2の時間ユニットに基づいて決定されてもよい。
【0044】
なお、本願の実施例において、前記サブフレーム、無線フレーム又は無線フレーム周期は、下りリンクのサブフレーム、無線フレーム又は無線フレーム周期、又はサイドリンクのサブフレーム、無線フレーム又は無線フレーム周期であっても良い。
【0045】
例えば、この第2の時間ユニットは、第1の端末が第1の制御情報を受信するサイドリンク上の時間ユニットであってもよく、一実施例において、この第1の端末は、この第2の時間ユニットを第1の時間ユニットとして決定してもよく、又は、第2の時間ユニットの後のa番目のサイドリンク時間ユニットをこの第1の時間ユニットとして決定してもよく、aは1より大きい整数であり、任意選択で、aは、2、4、8等であってもよく、例えば、第2の時間ユニットがサブフレームnである場合、この第1の時間ユニットは、サブフレームn+4であってもよい。ここで、パラメータaは、予め構成されるか、ネットワーク構成されるか、または第2の端末または他の端末が制御シグナリングによって示すことができる。
【0046】
実施例2:
前記第1の制御情報が第1の構成情報を含み、前記第1の構成情報が前記複数回の伝送のうちの隣接する2回の伝送間の時間オフセットを決定するために使用される。
【0047】
任意選択で、この第1の構成情報は、隣接する2回の伝送間の時間オフセットを直接的に示してもよいし、インデックス値であってもよく、このインデックス値と予め設定されたインデックス値と時間オフセットとの対応関係によって、対応する時間オフセットを決定でき、本願の実施例は、第1の構成情報の指示の方式を限定しない。
【0048】
したがって、該第1の制御情報内の第1の構成情報に基づいて、該第1の端末が複数回の伝送内の隣接する2回の伝送間の時間オフセットを決定し、さらに、1回目の伝送に対応する時間領域リソース及び伝送回数情報を参照し、該複数回の伝送のうちの毎回の伝送に対応する時間領域リソースを決定することができる。
【0049】
例えば、第1の構成情報により、時間オフセットが2つの時間ユニットであり、伝送回数が4であり、1回目の伝送に対応する時間ユニットが4であることを示す場合、この時間ユニット4は、第3の時間ユニットに対するものであり、第3の時間ユニットの決定の方式は、前述した第1の時間ユニットの決定の方式を参照してもよく、ここでその説明が省略される。この第3の時間ユニットがこの第1の制御情報を受信する現在の時間ユニットであれば、4回の伝送に対応する時間ユニットは、それぞれ現在の時間ユニットから4、6、8、10番目の時間ユニットである。
【0050】
なお、いくつかの実装形態では、この隣接する2回の伝送間の時間オフセットは、第1の制御情報によって決定され得る。他の実施態様において、この時間オフセットは、暗黙的に決定されてもよく、任意選択で、この時間オフセットは、第1の端末に予め構成されてもよく、またはネットワークデバイスもしくは他の端末によって構成されてもよい。例えば、この時間オフセットは、Qであり、Qは、ゼロ以上の整数であり、すなわち、複数回の伝送は、隣接する時間ユニット、または一定の数が間隔される時間ユニット、または一定の長さの時間量を採用し得る。
【0051】
任意選択で、いくつかの実施例において、この1回目の伝送に対応する時間領域リソースは、第1の制御情報によって決定されてもよく、または、別の実施例において、この1回目の伝送に対応する時間領域リソースは、暗黙的に決定されてもよく、例えば、第1の端末に予め構成されてもよく、または、ネットワークデバイスまたは他の端末によって構成されてもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0052】
具体的な実現において、この第1の制御情報には、1回目の伝送に対応する時間領域リソースを決定する第7の構成情報が含まれてよく、ここで、この第7の構成情報の指示方式は該第1の構成情報を参照してもよく、任意選択で、この第7の構成情報は、実施例1に記載のビットマップの方式を用いてこの1回目の伝送に対応する時間領域リソースを指示してもよく、ここでその説明が省略される。又は、この第7の構成情報は、パラメータbであり、このパラメータbは、第1の制御情報の受信に対する1回目の伝送の時間オフセットを示し、この第1の制御情報がサブフレームnにおいて受信される場合、この1回目の伝送に対応する時間領域リソースは、サブフレームn+bとして決定されてもよく、任意選択で、bは、2、4、8などであってもよい。
【0053】
任意選択で、いくつかの実施例では、複数回の伝送の伝送回数は、この第1の制御情報によって決定されてもよく、または別の実施例では、複数回の伝送の伝送回数は、暗黙的に決定されてもよく、任意選択で、伝送回数は、第1の端末上で予め構成されてもよく、またはネットワークデバイスもしくは他の端末によって構成されてもよく、本願の実施例は、これに限定されない。また、この複数回の伝送の伝送回数は、デフォルトの回数、例えば2回でも4回でもよい。
【0054】
具体的に、該第1の制御情報が第8の構成情報を含み、該第8の構成情報は該複数回の伝送の伝送回数を決定するために使用され、例えば、該第8の構成情報は、該複数回の伝送の伝送回数を直接に示す。
【0055】
なお、この実施例2において、隣接する2回の伝送間の時間オフセットが同じ場合、この第1の構成情報は、1つの時間オフセットだけを含んでもよいし、又は、複数回の伝送のうちの隣接する2回の伝送間の時間オフセットが異なる場合には、この第1の構成情報は、複数の時間オフセットを含んでもよく、伝送の順序に従って隣接する2回の伝送の時間オフセットを順次示す。例えば、伝送回数が4であり、1回目の伝送と2回目の伝送の時間オフセットが2つの時間ユニットであり、2回目の伝送と3回目の伝送の時間オフセットが3つの時間ユニットであり、3回目の伝送と4回目の伝送の時間オフセットが2つの時間ユニットであり、この場合、この第1の構成情報は、それぞれ2、3、2の3つの時間オフセットを含み、それぞれ1回目の伝送から4回目の伝送までの間の隣接する2回の伝送間の時間オフセットを示すことができる。
【0056】
実施例3:
前記第1の制御情報が第1のインデックス情報を含み、前記第1のインデックス情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送に対応する時間領域リソース情報を示すために使用される。
【0057】
この実施例3において、この第1の端末に第1の対応関係が構成され、任意選択で、この第1の対応関係は、予め構成されていてもよく、または、ネットワークデバイスまたは他の端末によって構成されてもよく、第1の対応関係は、時間領域リソースとインデックス値との対応関係であり、したがって、第1の端末は、第1の制御情報に含まれる第1のインデックス情報に従って、第1の対応関係を参照し、サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソースを決定することができる。
【0058】
限定ではなく例として、この第1の対応関係は表1に示すようにしてもよい。
【表1】
【0059】
任意選択で、この実施例3において、複数回の伝送の伝送回数は、第1の制御情報の他のパラメータまたは情報によって決定されてもよく、または予め構成されてもよく、またはネットワークによって構成されてもよく、または1つの可能な実施態様において、複数回の伝送の伝送回数は、第1のインデックス情報によって決定されてもよく、この場合、第1のインデックス情報に対応する時間領域リソースは、複数回の伝送のそれぞれに対応する時間ユニットである。
【0060】
例えば、第1のインデックス情報が8である場合、表1を参照し、サブフレーム番号1、2、3、4に対応し、インデックス8は4回の伝送を示し、該サブフレーム番号は特定の時間ユニットに対するものであってもよく、該特定の時間ユニットの意味及び特定の方式は、実施例1における第1の時間ユニットを参照し、該特定の時間ユニットが該第1の制御情報を受信する現在のサブフレームである場合、この4回の伝送に対応するサブフレームはそれぞれ、現在のサブフレームから始まる1、2、3、4番目のサブフレームである。この第1インデックス情報が12である場合、表1を参照し、インデックス12は8回の伝送に対応しており、この8回の伝送に対応するサブフレームは、それぞれ、現在のサブフレームから1、3、5、7、9、11、13、15番目のサブフレームである。
【0061】
実施例4:
前記第1の制御情報が第2の構成情報を含み、前記第2の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送が特定の境界に対する時間オフセットを決定するために使用される。
【0062】
例えば、この第2の構成情報は、特定の境界に対する毎回の伝送の時間オフセットまたはオフセットされる時間ユニットの数を直接的に示してもよいし、または、この第2の構成情報は、複数のインデックス値であってもよく、各インデックス値は、特定の境界に対する1回の伝送の時間オフセットまたは時間ユニットのインデックスを示し、本願の実施例は、第2の構成情報の指示の方式について特に限定しない。
【0063】
さらに、この第1の端末は、この特定の境界を基準として、特定の境界に対する毎回の伝送の時間オフセットを参照し、毎回の伝送に対応する時間領域リソースを決定することができる。
【0064】
なお、この特定の境界の意味及び決定方式は、実施例1における第1の時間ユニットを参照することができ、ここで説明を省略し、以下、この特定の境界は、この第1の制御情報を搬送する現在サブフレームを例として説明する。
【0065】
時間オフセットが5つのビットで表されると、指示可能な最大時間オフセットは32個のサブフレームであり、伝送回数が2回である場合、その伝送回数の決定方式は実施例2を参考にすることができ、2回伝送に対応する時間オフセットがそれぞれ00010及び00100であるならば、2回伝送に対応する時間領域リソースがそれぞれ現在のサブフレームから2番目のサブフレーム及び4番目のサブフレームであることを示すことができる。
【0066】
任意選択で、この第1の制御情報は、第1の指示情報をさらに含むことができ、複数回の伝送のための時間領域リソースのタイプ情報、例えば、時間領域が隣接するかどうかを示し、時間領域が隣接する場合、第1の端末は、1回目の伝送の時間領域リソース位置に基づいて、毎回の伝送の時間領域リソースを決定することができる。
【0067】
なお、サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソースの上記の決定方式は、例示に過ぎず、本願の実施例に何ら限定されるものではなく、上記の実施例は、単独で又は組み合わせて使用されてもよく、例えば、実施例4に従って1回目の伝送の時間領域リソース位置を決定し、その後、実施例2又は実施例1と組み合わせて、後続の複数の伝送に使用される時間領域リソースを決定してもよい。
【0068】
以上のように、この1回目の伝送に対応する時間領域リソース情報、隣接する2回の伝送の時間オフセット、伝送回数、特定の境界に対する毎回の伝送の時間オフセットなどの情報は、すべて第1の制御情報によって決定されてもよく、または一部の情報が第1の制御情報によって決定されてもよく、他の情報は暗黙的に決定されてもよく、例えば、予め構成された情報またはネットワークにより構成された情報であってもよい。
【0069】
なお、この1回目の伝送に対応する時間領域リソース情報、隣接する2回の伝送の時間オフセット、伝送回数、特定の境界に対する毎回の伝送の時間オフセットなどの情報は、同一のSCIに基づいて決定されてもよく、または異なるSCIに基づいて決定されてもよく、本願の実施例はこれに限定されない。例えば、1回目の伝送に対応する時間領域リソース情報は、第1のSCIに従って決定され、隣接する2回の伝送の時間オフセットは、第2のSCIに従って決定され得る。
【0070】
2、サイドリンクの複数回の伝送のための周波数領域リソースの決定方式。
【0071】
なお、本願の実施例において、周波数領域リソースの単位は、周波数領域ユニットと呼ぶことができ、一つの周波数領域ユニットは、物理リソースブロック( Physical resource block、PRB )、リソースブロックグループ( Resource Block Group、RBG )、サブバンド、又は他の固定された周波数領域長とすることができ、本願の実施例は、これに限定されず、ここで、RBG及びサブバンドは、連続する複数のPRBを含む。以下の実施例は主にサブバンドを例にとって説明されるが、本願の実施例を何ら限定するものではない。
【0072】
実施例5:
前記第1の制御情報が第2のビットマップを含み、前記第2のビットマップが前記サイドリンクの複数回の伝送の周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第2のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第2のビットマップの各ビットの値が前記各ビットに対応する周波数領域ユニットがサイドリンク伝送に利用可能であるかどうかを決定するために使用される。
【0073】
任意選択で、この第2のビットマップがL個のビットを含み、各ビットが少なくとも1つの周波数領域ユニットに対応し、ビットの値によって、対応する周波数領域ユニットがサイドリンク伝送のために使用可能であるかどうかを決定することができ、それによって、この第1の端末は、このL個のビットに対応する周波数領域ユニットのうちサイドリンク伝送のために使用可能な周波数領域ユニットをサイドリンクの複数回の伝送のための周波数領域ユニットとして決定することができ、さらに、第2の端末によって複数回に送信されるサイドリンクデータをこれらの周波数領域ユニットで受信することができ、サイドリンク伝送の信頼性を向上させることができる。
【0074】
例えば、この第2のビットマップは、各々が1つのサブバンドに対応する10個のビットを含み、10個のビットによって、対応する10のサブバンド(サブバンド0~サブバンド9 )がサイドリンク伝送のために利用可能であるかどうかを示すことができ、ここで、最下位のビットは、最低サブバンドインデックスに対応し、この第2のビットマップが1010101010である場合、サブバンド1、サブバンド3、サブバンド5、サブバンド7、及びサブバンド9がサイドリンク伝送のために利用可能であると判定することができる。そして、該第1の端末は、第2の端末が複数回送信するサイドリンクデータを上記利用可能なサブバンドで受信することができる。
【0075】
なお、本願の実施例において、どのサブバンド上でサイドリンク伝送が行われるかを決定した後、具体的に各サブバンド内のどのPRB上でサイドリンクデータを伝送するかを決定することは、リソースプールの構成に応じて決定され、例えば、1つのサブバンド内の最初のK個のPRBがPSCCHの伝送に使用され、他のPRBがPSSCHの伝送に使用される場合、第1の端末は、利用可能なサブバンド内の最初のK個のPRB上でPSCCHを伝送し、利用可能なサブバンド内の他のPRB上でPSSCHを伝送することができ、ここで、 Kは1以上の整数である。
【0076】
実施例6:
前記第1の制御情報が第3の構成情報を含み、前記第3の構成情報が前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定するために使用される。
【0077】
前述の第1の構成情報と同様に、この第3の構成情報は、毎回の伝送に対応する周波数領域リソース長さを直接的に示してもよく、又は、この第3の構成情報は、複数回の伝送の周波数領域リソース長を示す複数のインデックス値であってもよく、本願の実施例はこれに限定されない。
【0078】
任意選択で、本願の実施例において、毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報は、暗黙的に構成されてもよく、例えば、毎回の伝送に対応する周波数領域リソース長さは、デフォルト長、例えば、1つのサブバンド又は2つのサブバンド等であってもよく、又は、この周波数領域リソース長は、第1の端末に予め構成されてもよく、又はネットワークデバイス又は他の端末により構成された周波数領域長であってもよく、本願の実施例はこれに限定されない。
【0079】
さらに、この第1の端末は、複数回の伝送における毎回の伝送に対応する周波数領域リソース長さに基づいて、毎回の伝送に対応する周波数領域の開始位置をさらに参照して、毎回の伝送に対応する周波数領域リソースを決定し、以下、方式1及び方式2に合わせて毎回の伝送の周波数領域の開始位置の決定方式を説明することができる。
【0080】
方式1:
前記第1の制御情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するために使用される。
【0081】
即ち、第1の制御情報に第4の構成情報を搬送することで、該第1の端末は、該第4の構成情報に基づいて毎回の伝送に対応する周波数領域の開始位置を決定することができる。
【0082】
任意選択で、この第4の構成情報は、毎回の伝送に対応する開始周波数領域ユニットのインデックスを示すものであってもよく、例えば、システムを10個のサブバンドに分割した場合には、4つのビットの情報で1つのサブバンドインデックス( 0~9 )を表すことができ、伝送回数が2回の場合には、2個の4ビットで毎回の伝送の周波数領域の開始位置を示すことができ、4ビットの情報がそれぞれ0010、0110であれば、サブバンド2、サブバンド6がそれぞれ2回の伝送に対応する周波数領域の開始位置を決定することができる。
【0083】
さらに、該第1の端末前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置及び周波数領域リソース長さ情報に基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソースを決定するように構成される。
【0084】
上記例に続いて、1回目の伝送の周波数領域リソース長さが2サブバンドであり、2回目の伝送の周波数領域リソース長さが1サブバンドであれば、この第1端末は、サブバンド2およびサブバンド3に1回目の伝送を行い、サブバンド6に2回目の伝送を行ってもよいし、または、サブバンド6およびサブバンド7に1回目の伝送を行い、サブバンド2に2回目の伝送を行ってもよい。
【0085】
任意選択で、この第1の制御情報には、第1のパラメータをさらに含んでもよく、最低周波数領域の開始位置(または、最低周波数領域ユニット、サブバンドインデックス値が最小である周波数領域ユニットと理解される)が該複数回の伝送におけるM回目の伝送に対応することを示し、1≦M≦M であり、ここで、Mは伝送総回数、複数回の伝送における他のM-1回の伝送も順次決定されてもよい。
【0086】
上記例に続いて、第1のパラメータがサブバンド2が2回目の伝送に対応することを示す場合、このサブバンド6が1回目の伝送に対応する、すなわち、1回目の伝送の周波数領域の開始位置がサブバンド6であり、2回目の伝送の周波数領域の開始位置がサブバンド2であり、これにより、第1の端末は、サブバンド6およびサブバンド7において1回目の伝送を行い、サブバンド2において2回目の伝送を行うことができる。
【0087】
任意選択で、いくつかの実施例において、この第1のパラメータは、最も高い周波数領域の開始位置が該複数回の伝送の何れに対応するかを示すために使用されてもよく、又は、任意の周波数領域の開始位置が該複数回の伝送の何れに対応するかを示してもよく、詳細は類似し、ここでは詳しい説明を省略する。
【0088】
方式2:
前記第1の制御情報が第3のビットマップを含み、前記第3のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第3のビットマップのうちの第1の値のビット数が前記複数回の伝送の伝送回数を決定するために使用され、前記第3のビットマップのうちの前記第1の値のビットに対応する周波数領域ユニットが前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するために使用される。
【0089】
任意選択で、この第1の値は、0又は1であってもよく、第1の値が1である例として説明する。
【0090】
例えば、システム帯域幅は20MHzであり、サブバンド単位で各サブバンドは10個のPRBを含み、10個のサブバンドを含み、第3のビットマップの10個のビットにそれぞれ対応し、第3のビットマップが0000100100であり、ここで、最下位ビットは最下位サブバンドインデックスに対応し、値1であるビットの数が2である場合、伝送回数は2と決定され、それぞれ対応する周波数領域の開始位置はサブバンド2及びサブバンド5である。
【0091】
この第3のビットマップのビット順序は、サブバンドインデックスの低い順に並べられるので、複数回の伝送の周波数領域の開始位置も、低いサブバンドインデックスの低い順に定められ、第1の制御情報は、サイド伝送の柔軟性を向上させるために、第2のパラメータを更に含むことができ、最低の周波数領域の開始位置(又は、最低の周波数領域のユニット、インデックス値が最小である周波数領域ユニットと理解され得る)に対応する該複数回の伝送のk回目の伝送を示し、1≦k≦Mであり、ここで、Mは、伝送の総回数であり、この複数回の伝送の他のM-1回の伝送が、順次決定され得る。
【0092】
上記の例では、この第2のパラメータは1ビットであっても良く、この第2のパラメータが0であることは、最低サブバンドが1回目の伝送に対応することを示し、1であることは、最低サブバンドが2回目の伝送に対応することを示すと仮定される。この第2パラメータが1であれば、サブバンド2から2回目の伝送が始まり、サブバンド6から1回目の伝送が始まると決定できる。または、この第3のビットマップが0010101010、すなわち、伝送回数が4であり、周波数領域の開始位置がサブバンド1、サブバンド3、サブバンド5、サブバンド7である場合、この第2のパラメータは2ビットであってもよく、00~11の値によって、それぞれ、最低サブバンドが1回目の伝送から4回目の伝送に対応することを示し、第2のパラメータが10である場合、最低サブバンドが3回目の伝送に対応することを示し、4回の伝送にそれぞれ対応する周波数領域の開始位置がサブバンド5、サブバンド7、サブバンド1、サブバンド3であることを特定することができる。
【0093】
実施例7:
前記第1の制御情報が第5の構成情報を含み、前記第5の構成情報が前記複数回の伝送のうちの隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットを決定するために使用される。任意選択で、この第5の構成情報は、隣接する2回の伝送間の周波数領域の開始位置のオフセットを直接的に指示することができ、又は、第1の構成情報は、インデックス値であってもよく、このインデックス値と予め構成されたインデックス値と周波数領域のオフセットとの対応関係により、対応する周波数領域のオフセットを特定することができ、本願の実施例は、該第5の構成情報の指示方式を限定しない。
【0094】
従って、この第1の端末は、この第1の制御情報における第5の構成情報に従って、複数回の伝送における隣接する2回の伝送間の周波数領域の開始位置のオフセットを決定することができ、更に、1回目の伝送に対応する周波数領域の開始位置、複数回の伝送の伝送回数と、毎回の伝送の周波数領域リソース長さとを参照し、該複数回の伝送における毎回の伝送に対応する周波数領域リソースを決定することができる。
【0095】
例えば、第5の構成情報が、周波数領域のオフセットが4つのサブバンド、伝送回数が4、1回目の伝送に対応する周波数領域の開始位置がサブバンド2、周波数領域長さが2つのサブバンドであることを示す場合、4回の伝送に対応する周波数領域の開始位置は、それぞれサブバンド2、サブバンド6、サブバンド10、サブバンド14であり、毎回の伝送が2つのサブバンドを占用する。
【0096】
任意選択で、この第1の伝送に対応する周波数領域の開始位置は、この第1の制御情報によって決定されてもよく、又は、この第1の伝送に対応する周波数領域の開始位置は、例えば、第1の端末に予め構成されるか、ネットワークデバイス若しくは他の端末によって構成されるか、又は第1の制御情報の受信リソースに基づいて決定されるように暗黙的に決定されてもよく、これは本願の実施例によって限定されない。前述の実施例における第7の構成情報を参照した具体的な実現方法については説明を省略する。
【0097】
なお、この実施例7において、隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置の周波数領域のオフセットが同じであれば、この第5の構成情報は、周波数領域のオフセットを1つだけ含んでもよく、又は、複数回の伝送のうち隣接する2回の伝送の周波数領域のオフセットが異なる場合、この第5の構成情報は複数の周波数領域のオフセットを含み、隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットを伝送の早い順に順次指示し、例えば、伝送回数が4、1回目の伝送と2回目の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットが2サブバンド、2回目の伝送と3回目の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットが3つの周波数領域のオフセット、3回目の伝送と4回目の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットが2サブバンド、第5の構成情報は、それぞれ2、3、2の3つの周波数領域のオフセットを含み、1回目の伝送から4回目の伝送までの間の隣接する2回の伝送間の周波数領域の開始位置のオフセットをそれぞれ示す。
【0098】
実施例8:
前記第1の制御情報が第6の構成情報を含み、前記第6の構成情報がN個のリソース指示値(Resource Indication Value、RIV)を含み、前記N個のRIVが前記複数回の伝送の周波数領域の開始位置及び/又は周波数領域長さを決定するために使用される。
【0099】
【0100】
任意選択で、いくつかのの実施例において、第1の制御情報は、1回目の伝送の周波数領域の開始位置及び周波数領域リソース長さを示すRIV値を含む。
【0101】
この場合、第1の制御情報は、複数回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するための第9の構成情報をさらに含み、例えば、第9の構成情報は、隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置のオフセット、又は、1回目の伝送以外のM-1回の伝送の周波数領域の開始位置などであってもよく、具体的な指示方法は、前述した実施例に関する説明を参照することができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
【0102】
上記実施例を総合すると、この1回目の伝送に対応する周波数領域の開始位置、隣接2回の伝送における周波数領域の開始位置のオフセット、周波数領域リソース長さ、伝送回数などの情報は、全て第1の制御情報で決定されてもよいし、又は、一部の情報が第1制御情報で決定され、他の情報は暗黙的に決定されてもよく、例えば、予め構成され、又は、ネットワーク構成された情報、或いは、他の制御情報で決定されてもよい。
【0103】
また、この1回目の伝送に対応する周波数領域の開始位置、隣接する2回の伝送における周波数領域の開始位置のオフセット、周波数領域リソース長さ、伝送回数などの情報は、同一のSCIに基づいて決定されてもよく、又は、異なるSCIに基づいて決定されてもよく、本願の実施例はこれに限定されない。例えば、周波数領域の開始位置は、第3のSCIによって決定され、周波数領域リソース長さは第4のSCIによって決定される。
【0104】
なお、以上のサイドリンクの複数回の伝送のための周波数領域リソースの決定方式は、例示的なものであり、本願の実施例に何ら限定されるものではなく、上記実施例は、単独で用いられてもよいし、組み合わせて用いられてもよく、本願の実施例は、これに限定されるものではない。
【0105】
本願の方法の実施例を図2に関連して詳細に説明し、本願のデバイスの実施例を図3図5に関連して以下に説明するが、デバイスの実施例は方法の実施例に対応し、同様の説明は方法の実施例を参照し得ることが理解される。
【0106】
図3は本願の実施例における端末デバイスの構成図であり、図3に示すように、該端末デバイス300は、通信モジュール及び決定モジュールを含み、
通信モジュールは、第2の端末により送信された第1の制御情報を受信するように構成され、前記第1の制御情報がサイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報を決定するために使用され、
決定モジュールは、前記第1の制御情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソースを決定するように構成される。
【0107】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記サイドリンクの複数回の伝送のためのリソース情報は、前記サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソース情報及び/又は周波数領域リソース情報を含む。
【0108】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第1のビットマップを含み、前記第1のビットマップが前記サイドリンクの複数回の伝送の時間領域リソースを決定するために使用され、前記第1のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの時間ユニットに対応し、前記第1のビットマップの各ビットの値が前記各ビットに対応する時間ユニットがサイドリンク伝送に利用可能であるかどうかを決定するために使用され、前記決定モジュールは、
前記第1のビットマップの各ビットに対応する時間ユニットのうちのサイドリンク伝送に利用可能な時間ユニットを、前記サイドリンクの複数回の伝送のための時間領域リソースとして決定するように構成される。
【0109】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第1の構成情報を含み、前記第1の構成情報が前記複数回の伝送のうちの隣接する2回の伝送間の時間オフセットを決定するために使用され、前記決定モジュールは、さらに、
前記複数回の伝送のうちの1回目の伝送の時間領域リソース情報、前記複数回の伝送の伝送回数、及び前記隣接する2回の伝送間の時間オフセットに基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送のための時間領域リソースを決定するように構成される。
【0110】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記1回目の伝送の時間領域リソース情報は、前記第1の制御情報により決定され、又は、前記端末デバイス上に予め構成され、又は、ネットワークデバイスにより構成され、
前記伝送回数情報は、前記第1の制御情報により決定され、又は、前記端末デバイス上に予め構成され、又は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0111】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第1のインデックス情報を含み、前記第1のインデックス情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送に対応する時間領域リソース情報を示すために使用される。
【0112】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記第1のインデックス情報及び第1の対応関係に基づいて、前記複数回の伝送のための時間領域リソースを決定するように構成され、ここで、前記第1の対応関係がインデックス情報と時間領域リソース情報との対応関係である。
【0113】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記第1のインデックス情報に基づいて前記複数回の伝送の伝送回数を決定するように構成され、前記第1のインデックス情報に対応する時間領域リソースが前記複数回の伝送のための時間ユニットである。
【0114】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第2の構成情報を含み、前記第2の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送が特定の境界に対する時間オフセットを決定するために使用され、前記決定モジュールは、さらに、
前記特定の境界を基準として、前記毎回の伝送が前記特定の境界に対する時間オフセットに基づいて、前記毎回の伝送のための時間領域リソースを決定するように構成される。
【0115】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記特定の境界は、前記第1の制御情報が搬送される時間ユニットにより決定された時間ユニット、又は、現在の無線フレームの1番目の時間ユニット、又は、現在の無線フレーム周期の1番目の時間ユニットである。
【0116】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第2のビットマップを含み、前記第2のビットマップが前記サイドリンクの複数回の伝送の周波数領域リソースを決定するために使用され、前記第2のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第2のビットマップの各ビットの値が前記各ビットに対応する周波数領域ユニットがサイドリンク伝送に利用可能であるかどうかを決定するために使用される。
【0117】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記第2のビットマップの各ビットに対する周波数領域ユニットのうちのサイドリンク伝送に利用可能な周波数領域ユニットを、前記サイドリンクの複数回の伝送のための周波数領域リソースとして決定するように構成される。
【0118】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第3の構成情報を含み、前記第3の構成情報が前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定するために使用される。
【0119】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報が前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するために使用され、前記決定モジュールは、さらに、
前記第3の構成情報に基づいて前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定し、前記第4の構成情報に基づいて前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定し、
前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置及び周波数領域リソース長さ情報に基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソースを決定するように構成される。
【0120】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第3のビットマップを含み、前記第3のビットマップの各ビットがシステム内の少なくとも1つの周波数領域ユニットに対応し、前記第3のビットマップのうちの第1の値のビット数が前記複数回の伝送の伝送回数を決定するために使用され、前記第3のビットマップのうちの前記第1の値のビットに対応する周波数領域ユニットが前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置を決定するために使用される。
【0121】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記決定モジュールは、さらに、
前記第3の構成情報に基づいて、前記サイドリンクの複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソース長さ情報を決定し、
前記第3のビットマップのうちの前記第1の値のビットの数を前記複数回の伝送的伝送回数として決定し、前記第3のビットマップのうちの前記第1の値のビットに対応する周波数領域ユニットを前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置として決定し、
前記複数回の伝送の伝送回数、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域の開始位置及び周波数領域リソース長さ情報に基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソースを決定するように構成される。
【0122】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第5の構成情報を含み、前記第5の構成情報が前記複数回の伝送のうちの隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットを決定するために使用され、前記決定モジュールは、さらに、
前記複数回の伝送の1回目の伝送の周波数領域の開始位置、前記複数回の伝送の伝送回数、及び前記隣接する2回の伝送の周波数領域の開始位置のオフセットに基づいて、前記複数回の伝送の毎回の伝送の周波数領域リソースを決定するように構成される。
【0123】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記1回目の伝送の周波数領域の開始位置は、前記第1の制御情報により決定され、又は、前記端末デバイス上に予め構成され、又は、ネットワークデバイスにより構成され、
前記伝送回数情報は、前記第1の制御情報により決定され、又は、前記端末デバイス上に予め構成され、又は、ネットワークデバイスにより構成される。
【0124】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報が第6の構成情報を含み、前記第6の構成情報がN個のリソース指示値RIVを含み、前記N個のRIVが前記複数回の伝送の周波数領域の開始位置及び/又は周波数領域長さを決定するために使用され、前記決定モジュールは、さらに、
前記N個のリソース指示値に基づいて、前記複数回の伝送の周波数領域リソースを決定するように構成され、Nが前記複数回の伝送の総回数である。
【0125】
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の制御情報がサイド制御情報SCIであり、前記サイドリンクがサイドリンク制御チャネルPSCCH及び/又はサイドリンク共通チャネルPSSCHを含む。
【0126】
図4は、本願の実施例における通信デバイス600の概略的な構成図である。図4に示される通信デバイス600は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実行することができるプロセッサ610を含む。
【0127】
任意選択で、図4に示されるように、通信デバイス600は、メモリ620をさらに含み得る。プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実施する。
【0128】
ここで、メモリ620は、プロセッサ610とは独立した1つの別個の部品であってもよく、プロセッサ610に集積されてもよい。
【0129】
任意選択で、図4に示すように、通信デバイス600は、プロセッサ610が他のデバイスと通信するように制御することができる、具体的には、他のデバイスに情報又はデータを送信するか、又は他のデバイスによって送信された情報又はデータを受信することができる、送受信機630を更に含むことができる。
【0130】
送受信機630は、送信機および受信機を含み得る。送受信機630は、1つ以上の数のアンテナをさらに含むことができる。
【0131】
任意選択で、通信デバイス600は、特に、本願の実施例の移動端末/端末デバイスであってもよく、通信デバイス600は、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスにより実現される対応するフローを実現してもよく、簡潔のために、ここでは詳しい説明を省略する。
【0132】
図5は、本願の実施例におけるチップの概略構成図である。図5に示されるチップ700は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実行することができるプロセッサ710を含む。
【0133】
任意選択で、図5に示されるように、チップ700は、メモリ720をさらに含むことができる。ここで、プロセッサ710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0134】
ここで、メモリ720は、プロセッサ710とは独立した別個の部品であってもよく、プロセッサ710に集積されていてもよい。
【0135】
任意選択で、このチップ700は、入力インターフェース730をさらに含むことができる。プロセッサ710は、入力インターフェース730を制御して他のデバイスまたはチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイスまたはチップによって送信された情報またはデータを取得してもよい。
【0136】
任意選択で、このチップ700は、出力インターフェース740をさらに含み得る。プロセッサ710は、出力インターフェース740を制御して、他のデバイス又はチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力してもよい。
【0137】
任意選択で、このチップは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、このチップは、本願の実施例の様々な方法における移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔さのためにここで説明を省略する。
【0138】
本願の実施例で言及されるチップは、システムチップ、チップシステム、またはシステムオンチップなどと呼ばれることもあることを理解されたい。
【0139】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得ることが理解される。実施において、上述した方法の実施例のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路またはソフトウェア形態の命令によって実行されてもよい。上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ( Digital Signal Processor、DSP )、特定用途向け集積回路( Application Specific Integrated Circuit、ASIC )、既存のプロ具ラマブルゲートアレイ( Field Programmable Gate Array、FPGA )又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図は、実施され得るか、又は実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサ実行として直接的に、または、デコーディングプロセッサ内のハードウェアおよびソフトウェアモジュールの組み合わせで実行されるとして具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタなどの当技術分野で熟練した記憶媒体内に配置され得る。この記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、ハードウェアとともに上述した方法のステップを実行する。
【0140】
本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、或いは揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。ここで、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ( Read-Only Memory、ROM )、プログラマブルリードオンリーメモリ( Programmable ROM、PROM )、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ( Erasable PROM、EPROM )、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ( Electrically EPROM、EEPROM )、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ( Random Access Memory、RAM )であってよい。限定ではなく例として、RAMは、スタティックランダムアクセスメモリ( Static RAM、SRAM )、ダイナミックランダムアクセスメモリ( Dynamic RAM、DRAM )、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchronous DRAM、SDRAM )、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM )、増強シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ( Enhanced SDRAM、ESDRAM )、シンクロナス接続ダイナミックランダムアクセスメモリ( Synchlink DRAM、SLDRAM )、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM )など、多くの形態で利用可能である。本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0141】
上述のメモリは、限定ではなく例示的であるが、例えば、本願の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ( static RAM、SRAM )、ダイナミックランダムアクセスメモリ( dynamic RAM、DRAM )、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( synchronous DRAM、SDRAM )、デュアルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( double data rate SDRAM、DDR SDRAM )、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( enhanced SDRAM、ESDRAM )、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ( synch link DRAM、SLDRAM )、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM )等であってもよいことが理解されるべきである。すなわち、本願の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
【0142】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0143】
任意選択で、コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0144】
任意選択で、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスによって実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0145】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品も提供する。
【0146】
任意選択で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0147】
任意選択で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法における移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0148】
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。
【0149】
任意選択で、コンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実現される対応するフローを実行させ、簡潔のために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0150】
任意選択で、コンピュータプログラムは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータに、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実現される対応するフローを実行させ、簡潔のために、ここでは詳しい説明は省略する。
【0151】
当業者は、本明細書に開示される実施例に関連して説明される様々な例のユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能は、技術案の特定の適用例および設計制約に応じて、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれで実行されるかに依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用し得るが、そのような実施は、本開示の範囲から逸脱するものと考えられるべきではない。
【0152】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置及びユニットの特定の動作プロセスが、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照してよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0153】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記のデバイスの実施例は、単に例示的なものであり、例えば、ユニットの分割は、1つの論理的機能の分割にすぎず、実際の実装では、別の分割方法があり得、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが、組み合わされてもよいし、別のシステムに統合されてもよいし、又はいくつかの特徴が省略されてもよいし、又は実行されなくてもよい。別の点では、表示または議論される相互間の結合または直接的な結合または通信接続は、何らかのインターフェース、デバイスまたはユニットを介した間接的な結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形態であってもよい。
【0154】
上記分離手段として説明したユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示する手段は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所にあってもよく、あるいは複数のネットワークユニットに分散していてもよい。また、この実施例の目的は、必要に応じて各部の一部又は全部を選択して実施することができる。
【0155】
また、本願の各実施例における各機能部は、1つの処理部に集積されてもよいし、各部は、物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上の部が1つの部に集積されてもよい。
【0156】
また、ソフトウェア的な機能単位で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質または従来技術に寄与する部分、または本願の技術的解決策の部分は、1つのコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであり得る)に本願の様々な実施例に記載された方法のステップの全てまたは一部を実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具現化され得る。なお、前記記憶媒体としては、U-ディスク、リムーバブルハードディスク、Read-Only Memory、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスク等のプログラムコードを記憶できる種々の媒体を用いることができる。
【0157】
以上、本願の具体的な実施例を説明したが、本願の技術的範囲はこれに限定されるものではなく、本願が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本願の技術的範囲内で容易に変更や置換をなし得ることは勿論である。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲によって定義されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5