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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】情報フィードバック方法および機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20231212BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20231212BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20231212BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/0446
H04W72/232
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021576920
(86)(22)【出願日】2019-08-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-11-21
(86)【国際出願番号】 CN2019101151
(87)【国際公開番号】W WO2021030988
(87)【国際公開日】2021-02-25
【審査請求日】2022-07-19
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】リン、ヤナン
(72)【発明者】
【氏名】ウー、ズオミン
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】Samsung,HARQ enhancements for NR-U [online],3GPP TSG RAN WG1 #96bis R1-1904408,2019年03月29日,[検索日2023.6.28],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/wg1_rl1/TSGR1_96b/Docs/R1-1904408.zip>
【文献】Huawei, HiSilicon,Discussion on DRX with cross-COT HARQ feedback [online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting 106 R2-1907744,2019年05月03日,[検索日2023.6.28],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1907744.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報フィードバック方法であって、
端末機器が、第1のDCIを受信することと、
前記端末機器が、前記第1のDCIの後に第2のDCIを受信することであって、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示する、ことと、
前記端末機器が、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であるか否か、および前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であるか否かを決定することと、を含み、
前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間無効であり、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効で第2時間ユニットを指示する場合、前記方法は、
前記端末機器が、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信することとをさらに含み、
前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含むことを特徴とする、前記情報フィードバック方法。
【請求項2】
前記第2時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含むことを特徴とする、
請求項1に記載の情報フィードバック方法。
【請求項3】
前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むことを特徴とする、
請求項2に記載の情報フィードバック方法。
【請求項4】
情報フィードバック方法であって、
ネットワーク機器が、第1のDCIを送信することと、
前記ネットワーク機器が、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信することであって、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示することと、を含み、
前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間無効であり、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効で第2時間ユニットを指示する場合、前記方法は、
前記ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定することをさらに含み、
前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含むことを特徴とする、前記情報フィードバック方法。
【請求項5】
前記第2時間ユニットで受信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含むことを特徴とする、
請求項4に記載の情報フィードバック方法。
【請求項6】
前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むことを特徴とする、
請求項5に記載の情報フィードバック方法。
【請求項7】
端末機器であって、送受信ユニットと、処理ユニットとを備え、
前記送受信ユニットは、第1のDCIを受信するように構成され
前記送受信ユニットは、さらに、前記第1のDCIの後に第2のDCIを受信するように構成され、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、
前記処理ユニットは、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であるか否か、および前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であるか否かを決定するように構成され、
前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間無効であり、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効で第2時間ユニットを指示する場合、前記処理ユニットはさらに、第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するように前記送受信ユニットを制御するように構成され、
前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含むことを特徴とする、前記端末機器。
【請求項8】
前記第2時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含むことを特徴とする、
請求項7に記載の端末機器。
【請求項9】
前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むことを特徴とする、
請求項8に記載の端末機器。
【請求項10】
ネットワーク機器であって、送受信ユニットと、処理ユニットとを備え、
前記送受信ユニットは、第1のDCIを送信するように構成され、
前記送受信ユニットはさらに、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信するように構成され、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、
前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間無効であり、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効で第2時間ユニットを指示する場合、前記処理ユニットは、前記第2のDCIに従って、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定するように構成され、
前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含むことを特徴とする、前記ネットワーク機器。
【請求項11】
前記第2時間ユニットで受信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含むことを特徴とする、
請求項10に記載のネットワーク機器。
【請求項12】
前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むことを特徴とする、
請求項11に記載のネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願実施例は、通信分野に関し、より具体的には、情報フィードバック方法および機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ニューラジオ(NR:New Radio)システムにおいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)フィードバックを実行するとき、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)グループに基づいてフィードバックを実行することができる。ネットワーク機器は、PDSCHグループの情報を指示することができ、当該PDSCHグループのフィードバック情報のフィードバックがトリガされた場合、当該PDSCHグループのACK/NACK情報を一緒にフィードバックする必要がある。この場合、PDSCHグループのフィードバック情報の効果的な伝送をどのように実現するかは、解決すべき緊急の課題になっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願は、チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる情報フィードバック方法および機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様によれば、情報フィードバック方法を提供し、前記方法は、端末機器が、第1のDCIを受信することと、前記端末機器が、前記第1のDCIの後に第2のDCIを受信することであって、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、前記第1のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なることと、前記端末機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定することと、を含む。
【0005】
第2態様によれば、情報フィードバック方法を提供し、前記方法は、ネットワーク機器が第1のDCIを送信することと、前記ネットワーク機器は、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信することであって、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信する時間情報を指示するために使用され、前記第1のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なることと、前記ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定することと、を含む。
【0006】
第3態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器は、上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行することができる。具体的には、前記端末機器は、上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備えることができる。
【0007】
第4態様によれば、ネットワーク機器を提供し、前記ネットワーク機器は、上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行することができる。具体的には、前記ネットワーク機器は、上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される機能モジュールを備えることができる。
【0008】
第5態様によれば、プロセッサとメモリとを備える、端末機器を提供する。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される。
【0009】
第6態様によれば、プロセッサとメモリとを備える、ネットワーク機器を提供する。前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行するように構成される。
【0010】
第7態様によれば、プロセッサを備える、情報フィードバックのための装置を提供する。前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記装置が実装された機器に、上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成される。前記装置は、例えば、チップである。
【0011】
第8態様によれば、プロセッサを備える、情報フィードバックのための装置を提供する。前記プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記装置が実装された機器に、上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成される。前記装置は、例えば、チップである。
【0012】
第9態様によれば、コンピュータに上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0013】
第10態様によれば、コンピュータに上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラムが記憶された、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0014】
第11態様によれば、コンピュータに上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第12態様によれば、コンピュータに上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成されるコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム製品を提供する。
【0016】
第13態様によれば、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに上記の第1態様または第1態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成される、コンピュータプログラムを提供する。
【0017】
第14態様において、コンピュータで実行されるときに、コンピュータに上記の第2態様または第2態様の任意の可能な実施形態における方法を実行させるように構成される、コンピュータプログラムを提供する。
【0018】
第15態様において、端末機器及びネットワーク機器を含む、通信システムを提供する。
【0019】
前記端末機器は、第1のDCIを受信し、前記第1のDCIの後に第2のDCIを受信し、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルと前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定するように構成される。
【0020】
前記ネットワーク機器は、第1のDCIを送信し、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信し、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルと前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定するように構成される。
【0021】
ここで、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信する時間情報を指示するために使用され、前記第1のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なる。
【発明の効果】
【0022】
上記の技術的解決策によれば、順次伝送される第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルが同じチャネルグループに属し、2つのDCIの時間情報フィールドによってそれぞれ指示される時間が互いに異なる場合、第2のDCIに基づいて、前記チャネルグループのフィードバック情報を伝送する時間情報を決定でき、それにより、当該時間情報に基づいて、当該チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる。後の第2のDCIに基づいて、前の第1のDCIの時間情報フィールドによって指示される時間を更新できるため、より柔軟なフィードバックを実現する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本願実施例が適用される可能な無線通信システムの概略図である。
図2】本願実施例による情報フィードバック方法のインタラクションフローチャートである。
図3図2に示される方法に基づく可能な実施形態の概略図である。
図4a図2に示される方法に基づく可能な実施形態の概略図である。
図4b図2に示される方法に基づく可能な実施形態の概略図である。
図5a図2に示される方法に基づく可能な実施形態の概略図である。
図5b図2に示される方法に基づく可能な実施形態の概略図である。
図6】本願実施例による端末機器の例示的なブロック図である。
図7】本願実施例によるネットワーク機器の例示的なブロック図である。
図8】本願実施例による通信機器の例示的な構造図である。
図9】本願実施例による情報フィードバックのための装置の例示的な構造図である。
図10】本願実施例による通信システムの例示的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照して、本願実施例における技術的解決策について説明する。
【0025】
本願実施例の技術的解決策は、様々な通信システムに適用されることができ、例えば、グローバル移動通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、LTEアドバンスト(LTE-A:Advanced long term evolution)システム、ニューラジオ(NR:New Radio)システム、NRシステムの進化型システム、無認可スペクトル上のLTE(LTE-U:LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、無認可スペクトル上のNR(NR-U:NR-based access to unlicensed spectrum)システム、汎用移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)、ワイヤレス・フィディリティ(WiFi:Wireless Fidelity)、未来の5Gシステムまたは他の通信システムなどの通信システムに適用されることができる。
【0026】
一般的に言えば、従来の通信システムの場合、それがサポートする接続数は限られており、実装が容易であるが、通信技術の発展に伴い、モバイル通信システムは、従来の通信をサポートするだけでなく、装置対装置(D2D:Device to Device)通信、マシンツーマシン(M2M:Machine to Machine)通信、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)、および車両間(V2V:Vehicle to Vehicle)通信などもサポートするようになり、本願実施例は、これらの通信システムにも適用できる。
【0027】
本願実施例における通信システムは、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)シナリオ、デュアル接続(DC:Dual Connectivity)シナリオ、スタンドアロン(SA:Standalone)ネットワーク展開シナリオなどに適用されることができる。
【0028】
例示的に、本願実施例が適用される通信システム100は、図1に示されるとおりである。当該通信システム100は、ネットワーク機器110を備えることができ、ネットワーク機器110は、端末機器120(または通信端末、端末と称する)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内に位置する端末機器と通信することができる。
【0029】
例示的に、ネットワーク機器110は、GSMシステムまたはCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)、またはWCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)、またはLTEシステムの進化型基地局(eNBまたはeNodeB:Evolutional Node B)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)における無線コントローラであってもよく、または、当該ネットワーク機器は、モバイルスイッチングセンタ、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークのネットワーク側の機器、または将来進化する公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のネットワーク機器などであってもよい。
【0030】
無線通信システム100は、さらに、ネットワーク機器110のカバレッジエリア内に位置する少なくとも1つの端末機器120を備える。端末機器120は、モバイルまたは固定であってもよい。例示的に、端末機器120は、ユーザ機器、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、リモートステーション、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指すことができる。端末装置は、さらに携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、ワイヤレス通信機能を備えたハンドヘルド機器、コンピューティング機器またはワイヤレスモデムに接続されたその他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、未来5Gネットワークにおける端末機器または未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)における端末機器などであることができ、本願実施例はこれらに限定されない。ここで、例示的に、端末機器120間も端末対端末(D2D:Device to Device)通信を実行することができる。
【0031】
ネットワーク機器110は、セルにサービスを提供することができ、端末機器120は、当該セルによって使用される伝送リソース(例えば周波数領域リソースやスペクトルリソース)などを介して、ネットワーク機器110と通信する。当該セルは、ネットワーク機器110に対応するセルであり得、セルは、マクロ基地局またはスモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよく、ここでのスモールセルは、メトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)などを含み得、これらのスモールセルは、カバレッジエリアが小さく、送信電力が低いという特徴を備えており、高速データ伝送サービスの提供に適している。
【0032】
図1は、例示的に、1つのネットワーク機器および2つの端末機器を示しているが、本願は、これに限定されない。当該無線通信システム100は、複数のネットワーク機器を含み得、各ネットワーク機器のカバレッジエリアは、他の数の端末機器を含み得る。さらに、当該無線通信システム100はまた、ネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを含むことができる。
【0033】
無認可スペクトルは、国と地域によって指定された、無線デバイス通信に使用できるスペクトルであり、当該無認可スペクトルは、通常、共有スペクトルと見なされる。つまり、異なる通信システム内の通信機器は、当該無認可スペクトルに対して国または地域によって設定された規制要件が満たされている限り、政府から専用のスペクトル許可を申請する必要なしに、当該スペクトルを使用できる。無認可スペクトルを使用して無線通信を実行する各通信システムが、当該無認可スペクトルで共存できるようにするために、いくつかの国または地域では、無認可スペクトルを使用するために満たす必要がある法的要件が規定されている。例えば、いくつかの地域では、通信機器は、「リッスンビフォアトーク(LBT:Listen Before Talk)」原則に準拠し、即ち、通信機器は、無認可スペクトルのチャネルで信号を送信する前に、チャネルセンシングを実行する必要があり、チャネルセンシングの結果が、チャネルがアイドル状態であることである場合にのみ、当該通信機器は、信号を送信することができる。無認可スペクトルのチャネルでの通信機器のチャネルセンシング結果が、チャネルがビージであることである場合、当該通信機器は信号を送信できない。公平性を保証するために、1回の伝送で、通信機器が無認可スペクトルのチャネルを使用して信号を伝送する時間長は、最大チャネル占有時間(MCOT:Maximum Channel Occupation Time)を超えることができない。
【0034】
LBTメカニズムでは、送信側が、チャネルを占めることに成功した場合、データ伝送のために、可能な限り連続のリソースを占有する必要がある。受信側は、少数の時間周波数リソースを占有するために、可能な限り確認応答(ACK:Acknowledgement、)/否定応答(NACK:Negative Acknowledgement)の多重伝送を実行する必要があり、これにより、不要なLBTプロセスを回避できる。
【0035】
現在、HARQフィードバックタイミング(HARQ-timing)を動的に決定ことが可能である。端末機器は、{k1、k2、……、kn}などの事前構成されたHARQフィードバックタイミングセットを決定し、ネットワーク機器は、DCI内のHARQフィードバックタイミング指示情報を使用して、当該セット内値kiを指示し、
である。ダウンリンク制御情報(DCI:Download Control Information)によってスケジューリングされたPDSCHが、タイムスロットnで伝送される場合、当該PDSCHのフィードバック情報は、タイムスロットn+kiで伝送される。ここで、HARQフィードバックタイミングセットは、最大で、例えば、8つの値を含み得る。DCIフォーマット1_0(DCI format 1_0)の場合、HARQフィードバックタイミングセットは、プロトコルによって合意でき、DCI format 1_1の場合、当該セットは、ネットワーク機器によって構成できる。
【0036】
さらに、NRベースの無認可スペクトルへのアクセスシステム(NR-based Access to Unlicensed Spectrum)では、HARQフィードバックタイミングは、当該DCIによってスケジューリングされたPDSCHのACK/NACKの伝送時間と伝送リソースを一時的に決定できないことを示す特別な値にすることができる。ネットワーク機器は、後続で他の指示情報を介して、端末機器が当該PDSCHのACK/NACKを送信するようにトリガすることができる。例えば、専用のダウンリンク制御シグナリング、PSCHをスケジューリングするためのダウンリンク制御シグナリング、PDSCHをスケジューリングするためのダウンリンク制御シグナリングなどを介して、前の当該PDSCHのフィードバック情報を伝送するように端末機器をトリガすることができる。さらに、上記のHARQフィードバック方式をサポートするために、端末機器は、PDSCHグループに基づいてフィードバックすることを許可される。ネットワーク機器は、DCIを介してPDSCHグループの情報を指示し、それにより、端末機器が特定のPDSCHグループのフィードバック情報を送信するようにトリガし、当該PDSCHグループ内のすべてのPDSCHのフィードバック情報が送信される必要がある。
【0037】
しかしながら、そうすると、新たな問題が導入される。HARQフィードバックタイミング指示情報で指示される値kiは、変更できなく、HARQフィードバックタイミングの特別な値、即ち無効な値が導入される場合、同じPDSCHグループ内のPDSCHの一部に対応するHARQフィードバックタイミングの値が有効であるの対し、PDSCHの別の部分に対応するHARQフィードバックタイミングの値が無効である場合、当該PDSCHグループのフィードバック情報をどのように伝送するかが考慮すべき問題になる。一方、NR-Uシステムでは、リソース伝送がLBTに従う必要があり、送信側がチャネルを占めるに成功した場合、データ伝送のために、可能な限り連続的なリソースを占有すべきであるが、現在のフィードバック方式では、フィードバック情報が頻繁に送信されるため、ダウンリンクリソースが連続しなくなり、システムの効率が低下する。
【0038】
上記の問題を鑑みて、本願実施例は、チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる情報フィードバック方法を提供する。
【0039】
図2は、本願実施例による情報フィードバック方法のインタラクションフローチャートである。当該方法は、ネットワーク機器および端末機器によって実行できる。前記ネットワーク機器は、例えば、図1に示されるネットワーク機器110であり得、前記端末機器は、例えば、図1に示される端末機器120であり得る。図2に示されるように、当該方法200は、以下のステップの一部またはすべてを含む。
【0040】
ステップ210において、ネットワーク機器が、第1のDCIを送信する。
【0041】
ステップ220において、端末機器が、前記第1のDCIを受信する。
【0042】
ステップ230において、ネットワーク機器が、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信する。
【0043】
ステップ240において、端末機器が、前記第1のDCIの後に前記第2のDCIを受信する。
【0044】
ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIはそれぞれ、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、前記第1のDCIの前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なる。
【0045】
ステップ250において、端末機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定する。
【0046】
ステップ260において、ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定する。
【0047】
本願実施例において、ネットワーク機器は、第1のDCIおよび第2のDCIを順次に端末機器に送信し、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための、第1のDCIの時間情報フィールドによって指示される時間と第2のDCIの時間情報フィールドによって指示される時間が互いに異なる可能性があり、この場合、端末機器は、第2のDCIに基づいて、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定する。
【0048】
つまり、順次伝送される第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、2つのDCIの時間情報フィールドによってそれぞれ指示される時間が互いに異なる場合、第2のDCIに基づいて前記チャネルグループのフィードバック情報を伝送する時間情報を決定でき、それにより、当該時間情報に基づいて、当該チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる。後の第2のDCIに基づいて、前の第1のDCIの時間情報フィールドによって指示される時間を更新できるため、より柔軟なフィードバックを実現する。
【0049】
前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記チャネルグループ内のダウンリンクチャネルに対応するACK情報またはNACK情報を含む。
【0050】
前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための前記時間情報は、端末機器が当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間(即ち、端末機器が当該フィードバック情報を送信する必要がある時間ユニット)だけでなく、端末機器が、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要がない時間(即ち、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要がない時間)も含むことを理解されたい。
【0051】
さらに、本願実施例において、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、例えば、前記第1のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含み、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、例えば、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含む。
【0052】
つまり、端末機器は、第1のDCIおよび第2のDCIが位置する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)に対してフィードバックを実行することができる。端末機器は、第1のDCIが位置するPUCCHおよび第2のDCIが位置するPUCCHのフィードバック情報をネットワーク機器に送信する。ここで、第1のDCIが位置するPUCCHおよび第2のDCIが位置するPUCCHは、同じPUCCHグループに属する。
【0053】
または、端末機器は、第1のDCIおよび第2のDCIによってスケジューリングされたPDSCHをフィードバックすることができる。端末機器は、第1のDCIによってスケジューリングされたPDSCHのフィードバック情報と、第2のDCIによってスケジューリングされたPDSCHのフィードバック情報とをネットワーク機器に送信する。ここで、第1のDCIによってスケジューリングされるPDSCHおよび第2のDCIによってスケジューリングされるPDSCHは、同じPDSCHグループに属する。
【0054】
ネットワーク機器は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルが属するチャネルグループの情報を、DCIを介して端末機器に指示することができる。例えば、第1のDCIおよび第2のDCIは、チャネルグループ情報フィールド(または、PDSCH HARQフィードバックタイミング指示(PDSCH-to-HARQ_feedback timing indicator)情報フィールドと呼ばれることができる)含み得、ここで、第1のDCI内の前記チャネルグループ情報フィールドは、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルが属するチャネルグループを指示し、第2のDCI内の前記チャネルグループ情報フィールドは、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルが属するチャネルグループを指示する。ここで、第1のDCIおよび第2のDCIのチャネルグループ情報フィールドは、同じチャネルグループを指示する。
【0055】
第1のDCI内の時間情報フィールドおよび第2のDCI内の時間情報フィールドは、有効な時間または無効な時間を指示することができる。例えば、第1のDCIの時間情報フィールドが、第1時間ユニットを指示する場合、それは、端末機器が当該第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信できることを意味する。第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が無効である場合、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間がまだ決定されておらず、現在、当該フィードバック情報を送信するための適切な時間とリソースがないことを意味する。別の例として、第2のDCIの時間情報フィールドが、第2時間ユニットを指示する場合、それは、端末機器が当該第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信できることを意味する。第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が無効である場合、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間がまだ決定されておらず、現在、当該フィードバック情報を送信するための適切な時間とリソースがないことを意味する。ここで、当該時間情報フィールドの内容が特定の値である場合、それは、当該時間情報フィールドによって指示される時間が無効であることを意味する。
【0056】
以下では、これらの状況についてそれぞれ説明する。
【0057】
最初に、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドが、第2時間ユニットを指示する場合、端末機器がどのようにフィードバック情報を処理するかについて説明する。つまり、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効である。
【0058】
例示的に、ステップ250において、端末機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定することは、端末機器が、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信することを決定することを含む。
【0059】
ここで、前記第2時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。
【0060】
これに対応して、ステップ260において、ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定することは、ネットワーク機器が、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信することを決定することを含む。
【0061】
ここで、前記第2時間ユニットで受信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。
【0062】
この実施例では、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であるため、端末機器は、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間に従って、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができ、即ち、第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができる。
【0063】
この場合、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が有効か無効かに関わらず、端末機器は、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第2時間ユニットに従って、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができる。
【0064】
例えば、図3に示されるように、端末機器は、第1のDCIを受信し、第1のDCIの後に第2のDCIを受信し、ここで、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が無効であり、第2のDCI内の時間情報フィールドは、第2時間ユニットを指示する。第2のDCI内の時間情報フィールドが第2時間ユニットを指示しているため、端末機器は、第2時間ユニットでPUCCH2を送信し、ネットワーク機器は、第2時間ユニットでPUCCH2を受信し、ここで、PUCCH2は、当該チャネルグループのフィードバック情報を含む。PUCCH2で搬送される当該チャネルグループのフィードバック情報は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。さらに、第1のDCIの前に同じチャネルグループに属するダウンリンクチャネルがある場合、PUCCH2で送信される当該チャネルグループのフィードバック情報は、これらのダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含む。
【0065】
前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間が有効であり、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が有効である場合、例示的に、端末機器は、依然として第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要があるか否かをさらに判断することができる。
【0066】
例示的に、ステップ250において、端末機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定することは、端末機器が、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することをさらに含む。
【0067】
ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。つまり、端末機器は、第1時間ユニットが到着する前に前記第2のDCIを受信する。
【0068】
これに対応して、ステップ260において、ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定することは、ネットワーク機器が、前記時間リソースと前記第1時間ユニットとの時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するか否かを決定することをさらに含む。
【0069】
端末機器を例にとると、第1のDCIおよび第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間は両方とも有効であるため、端末機器は、第2のDCIの時間情報フィールドによって指示される第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができる。さらに、第1時間ユニットが存在するので、端末機器は、第1ユニットでのフィードバック情報の伝送を一時停止する必要があるか否かを判断する必要がある。端末機器は、第2のDCIを伝送するための時間リソースと第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することができる。
【0070】
前記時間間隔は、例えば、前記時間リソースの終了時間と前記第1時間ユニットの開始時間との間の時間の長さを指し得る。
【0071】
例えば、前記時間間隔がプリセット値より小さい場合、端末機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信すると決定する。これに対応して、ネットワーク機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定する。ここで、前記第1時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0072】
別の例では、前記時間間隔が前記プリセット値より大きいか等しい場合、端末機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信しないと決定する。これに対応して、ネットワーク機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信しないと決定する。
【0073】
ここで、当該プリセット値は、ネットワーク機器によって構成されてもよいし、プロトコルによって合意されてもよい。
【0074】
例えば、図4aおよび図4bに示されるように、端末機器は、第1のDCIを受信し、第1のDCIの後に第2のDCIを受信し、ここで、第1のDCI内の時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示し、第2のDCI内の前記時間情報フィールドは、第2時間ユニットを指示する。第1のDCI内のチャネルグループ情報フィールドおよび第2のDCI内のチャネルグループ情報フィールドは、同じチャネルグループ1を指示する。端末機器は、第2時間ユニットでPUCCH2を送信ことができ、ネットワーク機器は、第2時間ユニットでPUCCH2を受信し、ここで、PUCCH2は、当該チャネルグループのフィードバック情報を含む。PUCCH2で搬送される当該チャネルグループのフィードバック情報は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。さらに、第1のDCIの前に同じチャネルグループに属するダウンリンクチャネルがある場合、PUCCH2で送信される当該チャネルグループのフィードバック情報は、これらのダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含む。
【0075】
さらに、端末機器は、第2のDCIを伝送するための時間リソースと、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、第1時間ユニットでのフィードバック情報の伝送を停止するか否かを判断する。図4aに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの時間間隔がT1であり、T1が、当該プリセット値より大きい場合、端末機器は、第1時間ユニットでPUCCH1を送信する必要がないと決定する。図4bに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの時間間隔がT2であり、T2が、当該プリセット値より小さい場合、端末機器は、依然として第1時間ユニットでPUCCH1を送信する必要があると決定し、ここで、当該チャネルグループのフィードバック情報はPUCCH1で搬送される。
【0076】
前記プリセット値は、例えば、端末機器が、第1時間ユニットでのフィードバック情報の送信をキャンセルするのに必要な処理時間であり得、当該処理時間には、端末機器がDCIを復調及び復号するのに必要な時間、およびPUCCH伝送を停止するのに必要な時間が含まれる。
【0077】
図4aおよび図4bを参照して説明する。図4aに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの間の時間間隔はT1であり、T1は、当該プリセット値より大きい。つまり、T1の期間内に、端末機器は、第2のDCIを復調及び復号して、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第2時間ユニットの位置を取得し、PUCCH1の伝送をキャンセルするのに十分な時間を有する。この場合、端末機器は、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するを必要とせずに、第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する。このようにして、フィードバック情報の繰り返し送信によるダウンリンクリソースの不連続性を回避し、不必要なLBTを回避することができる。
【0078】
図4bに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの時間間隔はT2であり、T2は、当該プリセット値より小さい。つまり、T2の期間内に、端末機器は、第2のDCIの復調と復号、及びPUCCH1のキャンセルを完了できない。この場合、ネットワーク機器が、フィードバック情報をできるだけ早く取得するようにするために、端末機器は、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができる。この場合、第1時間ユニットで送信されるPUCCH1は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むが、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含まない。さらに、第1のDCIの前に同じチャネルグループに属するダウンリンクチャネルがある場合、PUCCH1で送信される当該チャネルグループのフィードバック情報は、これらのダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含む。
【0079】
端末機器が、第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信することを決定した場合、前記チャネルグループのフィードバック情報は、第1のDCIおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報に加えて、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属する他のダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含み得ることを理解されたい。端末機器が、第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信することを決定した場合、前記チャネルグループのフィードバック情報は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報に加えて、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属する他のダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含み得る。
【0080】
つまり、端末機器は、異なる時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を複数回送信することができるが、毎回送信される前記チャネルグループのフィードバック情報に、同じチャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を継続的に追加することができる。例えば、第1のDCIの時間情報指示フィールドによって指示される第1時間ユニットは、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、第1のDCIの前のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを送信するために使用されることができる。第2のDCIの時間情報指示フィールドによって指示される第2時間ユニットは、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、第2のDCIの前のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを送信するために使用されることができる。
【0081】
次に、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドが第1時間ユニットを指示する場合、端末機器がどのようにフィードバック情報を処理するかについて説明する。つまり、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間は有効である。
【0082】
例示的に、ステップ250において、端末機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定することは、端末機器が、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することを含む。
【0083】
ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。つまり、端末機器は、第1時間ユニットが到着する前に前記第2のDCIを受信する。
【0084】
これに対応して、ステップ260において、ネットワーク機器が、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定することは、ネットワーク機器が、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと、前記第1時間ユニットとの時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するか否かを決定することを含む。
【0085】
端末機器を例にとると、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が有効であり、端末機器が、第1時間ユニットの前に第2のDCIを受信するため、端末機器は、第1ユニットでのフィードバック情報の伝送を一時停止するか否かを判断する必要がある。端末機器は、第2のDCIを伝送するための時間リソースと第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することができる。
【0086】
例えば、前記時間間隔が、プリセット値より小さい場合、端末機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信すると決定する。これに対応して、ネットワーク機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定する。ここで、前記第1時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0087】
別の例では、前記時間間隔が前記プリセット値より大きいか等しい場合、端末機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信しないと決定する。これに対応して、ネットワーク機器は、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信しないと決定する。
【0088】
ここで、当該プリセット値は、ネットワーク機器によって構成されてもよいし、プロトコルによって合意されてもよい。
【0089】
例えば、図5aおよび図5bに示されるように、端末機器は、第1のDCIを受信し、第1のDCI内の時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示するが、端末機器は、第1時間ユニットの前に第2のDCIを受信する。さらに、第2のDCIのチャネルグループ情報フィールドおよび第1のDCI内のチャネルグループ情報フィールドは、同じチャネルグループ1を指示する。端末機器は、第2のDCIと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要があるか否かを判断する。図4aに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの間の時間間隔がT1であり、T1が、当該プリセット値より大きい場合、端末機器は、第1時間ユニットでPUCCH1を送信しないと決定する。図4bに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの間の時間間隔がT2であり、T2が、当該プリセット値より小さい場合、端末機器は、依然として第1時間ユニットでPUCCH1を送信する必要があると決定し、ここで、当該チャネルグループのフィードバック情報はPUCCH1で搬送される。
【0090】
前記プリセット値は、例えば、端末機器が、第1時間ユニットでのフィードバック情報の送信をキャンセルするのに必要な処理時間であり得、当該処理時間には、端末機器がDCIを復調及び復号するのに必要な時間、およびPUCCH伝送を停止するのに必要な時間が含まれる。
【0091】
図5aおよび図5bを参照して説明する。図5aに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの間の時間間隔はT1であり、T1は、当該プリセット値より大きい。つまり、T1の期間内に、端末機器は、第2のDCIを復調及び復号して、第2のDCI内の時間情報フィールド内の内容を取得し、PUCCH1の伝送をキャンセルするのに十分な時間を有する。この場合、端末機器は、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要なく、第2のDCIに従ってフィードバック情報を処理する。このようにして、フィードバック情報の繰り返し送信によるダウンリンクリソースの不連続性を回避し、不必要なLBTを回避することができる。
【0092】
図5bに示されるように、第2のDCIと第1時間ユニットとの時間間隔はT2であり、T2は、当該プリセット値より小さい。つまり、T2の期間内に、端末機器は、第2のDCIの復調と復号、及びPUCCH1のキャンセルを完了できない。この場合、ネットワーク機器が、フィードバック情報をできるだけ早く取得するようにするために、端末機器は、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができる。この場合、第1時間ユニットで送信されるPUCCH1は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含むが、第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含まない。さらに、前記チャネルグループのフィードバック情報は、第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報に加えて、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属する他のダウンリンクチャネルのフィードバック情報をさらに含む。
【0093】
この場合、第2のDCI内の時間情報フィールドが指示する時間が有効であっても無効であっても、端末機器は、第2のDCIと第1時間ユニットとの時間間隔に従って、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することができる。
【0094】
例えば、図5aおよび図5bに示されるように、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間は、無効であり得る。別の例として、図4aおよび図4bに示されるように、第2のDCI内の時間情報フィールドが指示する時間は、有効であり得る。
【0095】
例えば、本願実施例のいくつかの可能な実施形態において、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間および第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が両方とも有効である場合、端末機器は、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信し、さらに、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される第1時間ユニットと第2のDCIとの時間間隔に従って、依然として第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要があるか否かを決定することができる。第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が有効であり、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が無効である場合、端末機器は、第1時間ユニットと第2のDCIとの時間間隔に従って、第1時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定することができる。第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が無効であり、第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が有効である場合、端末機器は、第2時間ユニットで当該チャネルグループのフィードバック情報を送信することができ、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間と第2のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間が両方とも無効である場合、端末機器は、当該チャネルグループのフィードバック情報を一時的に送信しない。
【0096】
これから分かるように、本願実施例では、端末機器によって受信された2つのDCI内のチャネルグループ情報フィールドは、同じチャネルグループを指示し、2つのDCIの時間情報フィールドによって指示される時間が互いに異なる場合、端末機器は、後続の第2のDCI内の時間情報フィールドの内容に従って、当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間の関連情報を決定することができる。例えば、第2のDCIに従って、当該チャネルグループのフィードバック情報を伝送する時間を決定し、第2のDCIに従って、前の第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間内に、依然として当該チャネルグループのフィードバック情報を送信する必要があるか否かを決定する。このような情報フィードバック方法は、第2のDCIを介して、第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間を更新することを可能にし、これにより、フィードバック時間を変更できるようにし、より柔軟なフィードバックを実現し、スケジューリングの柔軟性を向上させる。一方、端末機器が、すべてのDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間にフィードバックする必要がないため、端末機器が情報をフィードバック情報を送信する回数が減らし、NR-Uシステムのダウンリンクリソースの不連続性が減少し、システムの効率が向上する。
【0097】
本願実施例における各例は、端末機器を例として、端末機器が当該チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報をどのように決定するかについて説明したが、ネットワーク機器が当該チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報をどのように決定するかについては、端末機器が当該時間情報を決定することに関連する上記の説明を参照でき、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0098】
競合しない限り、本願で説明される各実施例および/または各実施例における技術特徴は、任意に互いに組み合わせることができ、組み合わせ後に得られる技術的解決策も、本願の保護範囲に含まれるべきであることに留意されたい。
【0099】
本願の各実施例において、前記各プロセスのシーケンス番号の大きさは、実行順序を意味せず、各プロセスの実行順序は、その機能と内部論理によって決定されるべきであり、本願実施例の実施プロセスに対するいかなる限定を構成すべきではない。
【0100】
以上では、本願実施例に係る情報フィードバック方法について詳細に説明されており、以下では、図6図10を参照して、本願実施例に係る装置について説明し、方法の実施例に記載されている技術的特徴は、以下の装置の実施例に適用可能である。
【0101】
図6は、本願実施例に係る端末機器600の例示的なブロック図である。図6に示されるように、前記端末機器600は、送受信ユニット610と、処理ユニット620とを備える。
【0102】
送受信ユニット610は、第1のDCIを受信するように構成され、
前記送受信ユニット610は、さらに、前記第1のDCIの後に第2のDCIを受信するように構成され、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なり、
処理ユニット620は、送受信ユニット610によって受信された前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定するように構成される。
【0103】
したがって、順次伝送される第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、2つのDCIの時間情報フィールドによってそれぞれ指示される時間が互いに異なる場合、第2のDCIに基づいて、前記チャネルグループのフィードバック情報を伝送する時間情報を決定でき、それにより、当該時間情報に基づいて、当該チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる。後の第2のDCIに基づいて、前の第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間を更新できるため、より柔軟なフィードバックを実現する。
【0104】
例示的に、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドは、第2時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット620は、具体的に、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信することを決定するように構成され、ここで、前記第2時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。
【0105】
例示的に、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット620は、具体的に、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定するように構成され、ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。
【0106】
例示的に、前記処理ユニット620は、具体的に、前記時間間隔がプリセット値より小さい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信すると決定し、および/または、前記時間間隔が前記プリセット値より大きいか等しい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信しないと決定するように構成され、ここで、前記第1時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0107】
例示的に、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット620は、具体的に、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するか否かを決定するように構成され、ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。
【0108】
例示的に、前記処理ユニット620は、具体的に、前記時間間隔がプリセット値より小さい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信すると決定し、および/または、前記時間間隔が、前記プリセット値より大きいか等しい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を送信しないと決定するように構成され、ここで、前記第1時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0109】
例示的に、前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0110】
例示的に、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第1のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含み、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含む。
【0111】
前記端末機器600は、上記の方法200において端末機器によって実行される対応する操作を実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しないことを理解されたい。
【0112】
図7は、本願実施例に係るネットワーク機器700の例示的なブロック図である。図7に示されるように、前記ネットワーク機器700は、送受信ユニット710と、処理ユニット720とを備える。
【0113】
送受信ユニット710は、第1のDCIを送信するように構成され、
前記送受信ユニット710は、さらに、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信するように構成され、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間を指示し、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なり、
処理ユニット720は、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定するように構成される。
【0114】
したがって、順次伝送される第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルおよび第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルが同じチャネルグループに属し、2つのDCIの時間情報フィールドによって指示される時間が互いに異なる場合、第2のDCIに基づいて、前記チャネルグループのフィードバック情報を伝送する時間情報を決定でき、それにより、当該時間情報に基づいて、当該チャネルグループのフィードバック情報の効果的な伝送を実現することができる。後の第2のDCIに基づいて、前の第1のDCI内の時間情報フィールドによって指示される時間を更新できるため、より柔軟なフィードバックを実現する。
【0115】
例示的に、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドは、第2時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット720は、具体的に、前記第2時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信することを決定するように構成され、ここで、前記第2時間ユニットで受信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報と、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報とを含む。
【0116】
例示的に、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット720は、具体的に、前記第2のDCIを送信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するか否かを決定するように構成され、ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。
【0117】
例示的に、前記処理ユニット720は、具体的に、前記時間間隔がプリセット値より小さい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定し、および/または、前記時間間隔が前記プリセット値より大きいか等しい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信しないと決定するように構成され、ここで、前記第1時間ユニットで送信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0118】
例示的に、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドは、第1時間ユニットを指示し、ここで、前記処理ユニット720は、具体的に、前記第2のDCIを受信するための時間リソースと前記第1時間ユニットとの間の時間間隔に従って、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するか否かを決定するように構成され、ここで、前記時間リソースは、前記第1時間ユニットの前に位置する。
【0119】
例示的に、前記処理ユニット720は、具体的に、前記時間間隔がプリセット値より小さい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信すると決定し、および/または、前記時間間隔が前記プリセット値より大きいか等しい場合、前記第1時間ユニットで前記チャネルグループのフィードバック情報を受信しないと決定するように構成され、ここで、前記第1時間ユニットで受信される前記チャネルグループのフィードバック情報は、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0120】
例示的に、前記チャネルグループのフィードバック情報はさらに、前記第1のDCIの前に位置しかつ前記チャネルグループに属するダウンリンクチャネルのフィードバック情報を含む。
【0121】
例示的に、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第1のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第1のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含み、前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、前記第2のDCIによってスケジューリングされるダウンリンクチャネル、または前記第2のDCIを伝送するためのダウンリンクチャネルを含む。
【0122】
前記ネットワーク機器700は、上記の方法200においてネットワーク機器によって実行される対応する操作を実行することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しないことを理解されたい。
【0123】
図8は、本願実施例による通信機器800の例示的な構造図である。図8に示される通信機器800は、プロセッサ810を備え、プロセッサ810は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0124】
例示的に、図8に示されるように、通信機器800は、さらに、メモリ820を備えることができる。ここで、プロセッサ810は、メモリ820からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0125】
ここで、メモリ820は、プロセッサ810から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ810に統合されてもよい。
【0126】
例示的に、図8に示されるように、通信機器800は、さらに、トランシーバ830を備えることができ、プロセッサ810は、前記トランシーバ830を制御して他の機器と通信することができ、具体的には、他の機器に情報またはデータを送信するか、または他の機器によって送信される情報またはデータを受信することができる。
【0127】
ここで、トランシーバ830は、送信機および受信機を備えることができる。トランシーバ830は、さらに、アンテナを備えることもでき、アンテナの数は、1つまたは複数であり得る。
【0128】
例示的に、通信機器800は、具体的には、本願実施例における端末機器であり得、当該通信機器800は、本願実施例の各方法において端末機器によって実行される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0129】
例示的に、通信機器800は、具体的には、本願実施例におけるネットワーク機器であり得、当該通信機器800は、本願実施例の各方法においてネットワーク機器によって実行される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0130】
図9は、本願実施例による情報フィードバックのための装置の例示的な構造図である。図9に示される装置900は、プロセッサ910を備え、プロセッサ910は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0131】
例示的に、図9に示されるように、装置900は、さらに、メモリ920を備えることができる。ここで、プロセッサ910は、メモリ920からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願実施例における方法を実現することができる。
【0132】
ここで、メモリ920は、プロセッサ910から独立した別個のデバイスであってもよく、プロセッサ910に統合されてもよい。
【0133】
例示的に、装置900は、さらに、入力インターフェース930を備えることができる。ここで、プロセッサ910は、当該入力インターフェース930を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的には、他の機器またはチップによって送信される情報またはデータを取得することができる。
【0134】
例示的に、装置900は、さらに、出力インターフェース940を備えることができる。ここで、プロセッサ910は、当該出力インターフェース940を制御して他の機器またはチップと通信することができ、具体的には、情報またはデータを他の機器またはチップに出力することができる。
【0135】
例示的に、装置900は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用されることができ、当該通信装置は、本願実施例の各方法においてネットワーク機器によって実行される対応するプロセスを実現することができ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0136】
例示的に、装置900は、本願実施例における端末機器に適用されることができ、当該通信装置は、本願実施例の各方法において端末機器によって実行される対応するプロセスを実現でき、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0137】
例示的に、装置900は、チップであり得る。前記チップは、システムレベルのチップ、システムチップ、チップシステム、またはシステムオンチップなどと呼ばれることができる。
【0138】
本願実施例のプロセッサは、信号の処理能力を備えた集積回路チップであり得る。実現プロセスでは、上記の方法の実施例の各ステップは、ソフトウェアの形の命令またはプロセッサ内のハードウェアの集積論理回路によって完了することができる。上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート、またはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。本願実施例で開示された各方法、ステップおよび論理ブロック図を実現または実行できる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得、または当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであり得る。本願実施例で開示される方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行されてもよいし、復号化プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、または電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの従来の記憶媒体に配置されることができる。当該記憶媒体は、メモリに配置され、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0139】
本願実施例におけるメモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであり得るか、または揮発性および不揮発性メモリの両方を含み得る。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable PROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically EPROM)、またはフラッシュメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用される、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であり得る。例示的であるが限定的ではない例示によれば、多くの形のRAMが利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synchlink DRAM)、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などが利用可能である。
【0140】
ここで、前記メモリは、例示的なものであるが、限定的なものではない。例えば、本願実施例におけるメモリは、さらに、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic RAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:synchronous DRAM)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM:Double Data Rate SDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced SDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM:Synch Link DRAM)、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DR RAM:Direct Rambus RAM)などであり得る。つまり、本願実施例におけるメモリは、これらおよび他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0141】
図10は、本願実施例に係る通信システム1000の例示的なブロック図である。図10に示されるように、前記通信システム1000は、ネットワーク機器1010及び端末機器1020を含む。
【0142】
ネットワーク機器1010は、第1のDCIを送信し、前記第1のDCIの後に第2のDCIを送信し、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルと前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を受信するための時間情報を決定するように構成される。
【0143】
端末機器1020は、第1のDCIを受信し、前記第1のDCIの後、第2のDCIを受信し、ここで、前記第1のDCIに対応するダウンリンクチャネルと前記第2のDCIに対応するダウンリンクチャネルは、同じチャネルグループに属し、前記第2のDCIに従って、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信するための時間情報を決定するように構成される。
【0144】
ここで、前記第1のDCIおよび前記第2のDCIは、時間情報フィールドを含み、前記時間情報フィールドは、前記チャネルグループのフィードバック情報を送信する時間情報を指示するために使用され、前記第1のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間は、前記第2のDCI内の前記時間情報フィールドによって指示される時間とは異なる。
【0145】
ネットワーク機器1010は、図2に示される方法においてネットワーク機器のよって実行される対応する機能を実現するように構成されることができ、ネットワーク機器1010の構成は、図7のネットワーク機器700に示されるようなものであり得、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0146】
端末機器1020は、図2に示される方法において端末機器によって実行される対応する機能を実現するように構成されることができ、端末機器1020の構成は、図6の端末機器600に示されるようなものであり得、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0147】
本願実施例は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されるコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。例示的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例における端末機器に適用することができ、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例の各方法において端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。例示的に、当該コンピュータ可読記憶媒体は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用することができ、当該コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願実施例の各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0148】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例における端末機器に適用することができ、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願実施例の各方法において端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。例示的に、当該コンピュータプログラム製品は、本願実施例におけるネットワーク機器に適用することができ、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願実施例の各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させるように構成され、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0149】
本願実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供する。例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例における端末機器に適用することができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願実施例の各方法において端末機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。例示的に、当該コンピュータプログラムは、本願実施例におけるネットワーク機器に適用することができ、当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されるときに、コンピュータに、本願実施例の各方法においてネットワーク機器によって実現される対応するプロセスを実行させ、簡潔にするために、ここでは繰り返して説明しない。
【0150】
本願実施例における「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換的に使用される.本明細書における「および/または」という用語は、関連付けられるオブジェクトを説明する単なる関連付け関係であり、3つの関係が存在できることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合という3つの場合を表す。さらに、本明細書における記号「/」は、一般的に、前後の関連付けられるオブジェクトが、「または」という関係であることを示す。
【0151】
本願実施例において、「Aに関連(対応)するB」とは、BがAに関連付けられており、Aに従ってBを決定できることを意味する。さらに、Aに従ってBを決定することは、Aのみに従ってBを決定することを意味せず、Aおよび/または他の情報に従ってBを決定することもできることを理解されたい。
【0152】
当業者なら自明であるが、本明細書で開示される実施例を参照して説明された各例のユニットおよびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現できる。これらの機能がハードウェアの形で実行されるか、ソフトウェアの形で実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約条件によって決定される。専門技術者は、各特定の用途に応じて異なる方法を使用して、説明された機能を実現してもよいが、このような実現は、本願の保護範囲を超えると見なされるべきではない。
【0153】
当業者なら自明であるが、説明の便宜および簡潔さのために、上記のシステム、装置およびユニットの具体的な作業プロセスは、上記の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
【0154】
本願で提供されるいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置および方法は、他の方法で実現できることを理解されたい。例えば、上記の装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、当該ユニットの分割は、論理機能の分割に過ぎず、実際の実現では、他の分割方法があり得、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムに統合または集積してもよく、一部の特徴を無視するか実行しなくてもよい。さらに、表示または議論される相互結合、または直接結合、または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実現することができ、装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電気的または機械的な形であってもよく、他の形であってもよい。
【0155】
別個のコンポーネントとして説明されるユニットは、物理的に分離されていてもされなくてもよく、ユニットとして表示されるコンポーネントは、物理的なユニットであってもなくてもよい。つまり、それらを1箇所に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の必要に応じて、その中の一部またはすべてのユニットを選択して、本実施例の解決策の目的を実現することができる。
【0156】
さらに、本願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または各ユニットが、物理的に別々に存在してもよく、または2つまたは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0157】
前記機能が、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、かつ独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されることができる。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質的な部分、または先行技術に寄与する部分、または当該技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形で具現されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク機器等であり得る)に、本願の各実施例に記載の方法のステップの全部または一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスクまたは光ディスク等のプログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0158】
上記の内容は、本願の特定の実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されない。本願に開示される技術的範囲内で、当業者によって容易に想到し得る変形または置換もすべて、本願の保護範囲に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8
図9
図10