(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-11
(45)【発行日】2023-12-19
(54)【発明の名称】リソース決定方法及び装置、通信機器
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20231212BHJP
H04L 1/16 20230101ALI20231212BHJP
H04W 72/115 20230101ALI20231212BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20231212BHJP
H04W 72/21 20230101ALI20231212BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04L1/16
H04W72/115
H04W72/1268
H04W72/21
(21)【出願番号】P 2022527228
(86)(22)【出願日】2020-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2020131339
(87)【国際公開番号】W WO2021104283
(87)【国際公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-05-11
(31)【優先権主張番号】201911205264.X
(32)【優先日】2019-11-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】李 娜
(72)【発明者】
【氏名】李 根
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/073966(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0215823(US,A1)
【文献】特表2020-532250(JP,A)
【文献】LG Electronics,"Discussion on configured grant for NR-U",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #99 R1-1912392,[online],2019年11月09日,pages 1-9,[retrieved on 2023-05-23], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1912392.zip>
【文献】MediaTek Inc.,"Discussion on NR-U configured grant",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #98bis R1-1911055,[online],2019年10月08日,pages 1-4,[retrieved on 2023-05-23], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1911055.zip>
【文献】LG Electronics,"Remaining issues of configured grant for NR-U",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #100-e R1- 2000666,[online],2020年02月14日,pages 1-6,[retrieved on 2023-05-23], Retrieved from <https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000666.zip>,本願の優先日の後に公開された文献
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04L 1/00
H04L 1/08- 1/24
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に用いられるリソース決定方法であって、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定することを含
み、
前記CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値
【数1】
は、
【数2】
の方式で決定され、
そのうち、
【数3】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値である、ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項2】
前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用い、
前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数に基づいて重み付けを行って得られるものである、請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項3】
前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、
前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報DCIにより指示されるものである、請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項4】
CG-UCIとHARQ-ACKとの伝送に対して、レイヤーごとの符号化変調シンボル数
【数4】
は、式
【数5】
により決定され、
そのうち、
【数6】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計を示し、
【数7】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのサイクリック冗長チェックCRCのビット数を示し、
【数8】
は、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値を示し、
【数9】
は、PUSCH伝送の上りリンク共有チャネルUL-SCHコードブロック数を示し、Krは、PUSCH伝送のUL-SCHの第rのコードブロックのサイズを示し、
【数10】
は、PUSCH伝送のスケジューリング帯域幅を示し、
【数11】
は、PUSCH伝送におけるOFDM符号lにおいて位相追跡リファレンス信号PTRSを付帯するサブキャリアの数を示し、
【数12】
は、OFDMシンボルlにおいてUCIの伝送に使用可能なリソースエレメントの数を示し、
【数13】
である、請求項1に記載のリソース決定方法。
【請求項5】
ネットワーク側機器に用いられるリソース決定方法であって、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定することを含
み、
前記CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値
【数14】
は、
【数15】
の方式で決定され、
そのうち、
【数16】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値である、ことを特徴とするリソース決定方法。
【請求項6】
前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用いる、
請求項5に記載のリソース決定方法。
【請求項7】
前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数に基づいて重み付けを行って得られるものである、
請求項6に記載のリソース決定方法。
【請求項8】
端末に用いられるリソース決定装置であって、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュールを含
み、
前記CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値
【数17】
は、
【数18】
の式で決定されるように配置され、
そのうち、
【数19】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値である、リソース決定装置。
【請求項9】
前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、
前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報DCIにより指示されるものである、
請求項8に記載のリソース決定装置。
【請求項10】
CG-UCIとHARQ-ACKとの伝送に対して、レイヤーごとの符号化変調シンボル数
【数20】
は、式
【数21】
により決定され、
そのうち、
【数22】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計を示し、
【数23】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのサイクリック冗長チェックCRCのビット数を示し、
【数24】
は、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値を示し、
【数25】
は、PUSCH伝送の上りリンク共有チャネル(UL-SCH)コードブロック数を示し、Krは、PUSCH伝送のUL-SCHの第rのコードブロックのサイズを示し、
【数26】
は、PUSCH伝送のスケジューリング帯域幅を示し、
【数27】
は、PUSCH伝送におけるOFDM符号lにおいて位相追跡リファレンス信号PTRSを付帯するサブキャリアの数を示し、
【数28】
、OFDMシンボルlにおいて、UCIの伝送に使用可能なリソースエレメントの数を示し、
【数29】
である、
請求項8に記載のリソース決定装置。
【請求項11】
ネットワーク側機器に用いられるリソース決定装置であって、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュールを含
み、
前記CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値
【数30】
は、
【数31】
の方式で決定され、
そのうち、
【数32】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値である、ことを特徴とするリソース決定装置。
【請求項12】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
請求項1~7のいずれか1項に記載のリソース決定方法のステップを実現させる、ことを特徴とする通信機器。
【請求項13】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、
請求項1~7のいずれか1項に記載のリソース決定方法のステップを実現させる、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2019年11月29日に中国で提出された中国特許出願番号No.201911205264.Xの優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本発明は、通信技術分野に関し、特にリソース決定方法及び装置、通信機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ニューラジオ(New Radio、NR)において、低遅延サービス又は周期的サービスのニーズに対して、NRは、上りリンク半静的配置許可(configured grant、CG)伝送方式をサポートすることで、シグナリングインタラクションフローを減少させ、低遅延要件を確保する。非許可周波数バンドでconfiguredgrant PUSCH(CG-PUSCH)伝送をより良くサポートするために、CG-PUSCH上に上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)、即ちCG-UCIを付帯させることを導入した。
【0003】
関連プロトコルでは、端末(User Equipment、UE)が物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)とPUSCHとの二つのチャネルの同時伝送をサポートしないため、PUCCHとPUSCHとが時間領域で部分的又は完全に重なる場合、一定の時間要件を満たせば、UEは、PUCCHでのUCIをPUSCHで多重化して伝送する。PUSCHでのデータとUCIとを正確に復号することができるように、一定のルールに従って、UCIにより占有されるリソースエレメント(Resource Element、RE)数及びRE位置を決定する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができるリソース決定方法及び装置、通信機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、端末に用いられるリソース決定方法を提供する。前記方法は、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定することを含む。
【0006】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられるリソース決定方法を提供する。前記方法は、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定することを含む。
【0007】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、端末に用いられるリソース決定装置をさらに提供する。前記装置は、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュールを含む。
【0008】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられるリソース決定装置を提供する。前記装置は、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値及び/又はCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュールを含む。
【0009】
第五の方面によれば、本発明の実施例は、通信機器をさらに提供する。前記通信機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、上述したリソース決定方法のステップを実現させる。
【0010】
第六の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上述したリソース決定方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0011】
上記方案において、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、端末とネットワーク側機器とは、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIとに対応する第二のオフセット値に基づいて、一つのオフセット値を決定し、このオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を決定することができる。これにより、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0012】
本発明の実施例の技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本発明の実施例の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、それらの添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の実施例の応用可能な移動通信システムのブロック図を示す。
【
図2】本発明の実施例の端末によるリソース決定方法のフローチャート概略図を示す。
【
図3】本発明の実施例のネットワーク側機器によるリソース決定方法のフローチャート概略図を示す。
【
図4】本発明の実施例の端末のモジュール構造概略図を示す。
【
図6】本発明の実施例のネットワーク側機器のモジュール構造概略図を示す。
【
図7】本発明の実施例のネットワーク側機器のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、添付図面を参照しながら、本発明の例示的な実施例をより詳細に記述する。添付図面には本発明の例示的な実施例を示しているが、理解すべきことは、本発明は、様々な形式で実現でき、本明細書に記述された実施例により限定されるべきではない。逆に、これらの実施例は、本発明のより完全な理解を可能にし、本発明の範囲を当業者に完全に伝えることを可能にするために提供される。
【0015】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語である「第一の」、「第二の」などは、類似した対象を区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は先後順序を記述するためのものではない。理解できるように、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能である。それによって、ここに記述される本出願の実施例は、ここに図示され又は記載されたもの以外の順序で実施することができる。なお、「含む」及び「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明瞭にリストアップされているそれらのステップ又はユニットに限らず、明瞭にリストアップされていない又はそれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも一つを表す。
【0016】
本明細書で記述された技術は、長期的進化型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、様々な無線通信システム、例えば、符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一搬送波周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)及び他のシステムで使用されてもよい。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用されている。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上ラジオアクセス(Universal Terrestrial Radio Access、UTRA)などのようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形を含む。TDMAシステムは、グローバルモバイル通信システム(Global System for Mobile Communication、GSM)などのようなラジオ技術を実現することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband、UMB)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどのようなラジオ技術を実現することができる。UTRAとE-UTRAとは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)の一部である。LTEとより高いレベルのLTE(例えばLTE-A)とは、E-UTRAの新しいUMTSバージョンを使用する。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP(登録商標))」と呼ばれる組織からの文献に記述されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と呼ばれる組織からの文献に記述されている。本明細書に記述された技術は、以上に言及されたシステム及びラジオ技術に用いられてもよく、他のシステム及びラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述では、例示の目的でNRシステムを記述しており、且つ以下の大部分の記述では、NR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用に用いられてもよい。
【0017】
以下の記述は、例を提供しているが、特許請求の範囲に記述された範囲、適用性又は配置を限定するものではない。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、討論された要素の機能及び配置を変えることができる。様々な例では、様々な手順又はコンポーネントを適宜省略、置換、又は追加できる。例えば、記述された方法を、記述された順序とは異なる順序で実行でき、且つ様々なステップを追加、省略、又は組み合わせることができる。また、なんらかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられてもよい。
【0018】
図1を参照すると、
図1は、本発明の実施例の応用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11と、ネットワーク側機器12と、を含む。そのうち、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよい。説明すべきことは、本発明の実施例では、端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、そのうち、上記基地局は、5G及びそれ以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NBなど)、又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント、又は他のアクセスポイントなど)であってもよく、又は、位置サーバ(例えば、E-SMLC又はLMF(Location Manager Function))であってもよく、そのうち、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバーステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオトランシーバー、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、エクステンデッドサービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果を達成する限り、前記基地局は、特定の技術用語に限定されない。説明すべきことは、本発明の実施例では、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプを限定しない。
【0019】
基地局は、基地局コントローラの制御で端末11と通信することができ、様々な例では、基地局コントローラは、コアネットワーク又はなんらかの基地局の一部であってもよい。いくつかの基地局は、バックホールを介してコアネットワークと制御情報又はユーザデータの通信を行うことができる。いくつかの例では、これらの基地局のいくつかは、バックホールリンクを介して互いに直接又は間接的に通信することができ、バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)での操作をサポート可能である。マルチキャリア送信機は、これらの複数のキャリア上で変調された信号を同時に伝送することができる。例えば、各通信リンクは、様々なラジオ技術によって変調されたマルチキャリア信号であってもよい。各変調された信号は、異なるキャリア上で送信可能で、且つ制御情報(例えば、リファレンス信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを付帯することができる。
【0020】
基地局は、一つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して端末11と無線通信を行うことができる。各基地局は、それぞれの対応するカバレッジエリアに通信カバレッジを提供することができる。アクセスポイントのカバレッジエリアは、このカバレッジエリアの一部のみを構成するセクタエリアに区画されてもよい。無線通信システムは、異なるタイプの基地局(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はフェムトセル基地局)を含んでもよい。基地局はさらに、異なるラジオ技術、例えば、セルラー又はWLANラジオアクセス技術を利用してもよい。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又は事業者配備に関連付けられてもよい。異なる基地局のカバレッジエリア(同じ又は異なるタイプの基地局のカバレッジエリア、同じ又は異なるラジオ技術を利用するカバレッジエリア、又は同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレッジエリアを含む)はオーバーラップしてもよい。
【0021】
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク(Uplink、UL)伝送(例えば、端末11からネットワーク側機器12へ)を運ぶための上りリンク、又は下りリンク(Downlink、DL)伝送(例えば、ネットワーク側機器12から端末11へ)を運ぶための下りリンクを含んでもよい。UL伝送は、リバースリンク伝送と呼ばれてもよく、DL伝送は、フォワードリンク伝送と呼ばれてもよい。下りリンク伝送は、許可周波数バンド、非許可周波数バンド、又はその両方を使用して行われてもよい。同様に、上りリンク伝送は、許可周波数バンド、非許可周波数バンド、又はその両方を使用して行われてもよい。
【0022】
NRでは、低遅延サービス又は周期的サービスのニーズに対して、NRは、上りリンク半静的配置許可(configured grant、CG)伝送方式をサポートすることで、シグナリングインタラクションフローを減少させ、低遅延要件を確保する。本発明の実施例において、Configured grant伝送のリソースは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングにより半静的に配置されてもよく、サービスデータが到着すると、UEは、configured grantの上りリンク物理共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)でデータを送信してもよい。非許可周波数バンドでconfiguredgrant PUSCH(CG-PUSCH)伝送をより良くサポートするために、CG-PUSCH上に上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)、即ちCG-UCI、例えばハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)識別子(Identity、ID)、新データ指示(New Data Indicator、NDI)、冗長バージョン(Redundancy Version、RV)などの情報を付帯させることを導入した。即ち、UE側は、以上のパラメータを決定し、CG-PUSCHで基地局に伝送し、基地局は、これらのパラメータに基づいてCG-PUSCHを復号する。
【0023】
本発明の実施例において、UEが物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)とPUSCHとの二つのチャネルの同時伝送をサポートしないため、PUCCHとPUSCHとが時間領域で部分的又は完全に重なる場合、一定の時間要件を満たせば、UEは、PUCCHでのUCIをPUSCHで多重化して伝送する。そのうち、UCIは、HARQ-確認(ACK)、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)を含み、CSIは、CSI part 1と、CSI part 2と、を含んでもよい。UCIがPUSCHで伝送される時、異なるUCIタイプ(HARQ-ACK、CSI part 1、CSI part 2)はそれぞれ符号化される。それと同時に、PUSCHでのデータとUCIとを正確に復号することができるように、一定のルールに従って、UCIにより占有されるリソースエレメント(Resource Element、RE)数及びRE位置を決定する必要がある。そのうち、UCIにより占有されるRE数は、UCIのビット数に関連するだけでなく、パラメータオフセット値betaOffset(RRCにより配置されるか、又は、RRCにより配置された後に、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)指示をアクティブ化する)及びalpha(RRCにより配置される)にも依存する。
【0024】
非許可スペクトルで動作するNR(NR in Unlicensed Spectrum、NRU)において、CG-PUSCHがCG-UCIをさらに伝送しなければならないため、CG-UCIをCG-PUSCHで伝送することによって占有されるRE数を制御するように、新しいRRCパラメータ(例えば、betaOffsetCG-UCI-r16)を導入し、関連するHARQ-ACKリソースの決定方式、例えば、RRCによる配置又はRRCによる配置候補値セットを用いて、DCI指示のうちの1つの値をアクティブ化する。異なるUCI(HARQ-ACK、CSI part 1及びCSI part 2を含む)がCG-PUSCHで多重化されて伝送され、且つ異なる情報がそれぞれ符号化される場合、それぞれ符号化される情報の数は、CG-UCI、HARQ-ACK、CSI part1及びCSI part2との最大4個である可能性があり、さらにUEの実現の複雑さが増大することになる。UEの実現の複雑さを増大させないために、NRUにおいて、CG PUSCHでそれぞれ符号化されるUCIの数が最大3種を超えないように制限する。HARQ-ACK PUCCHとCG-PUSCHとの時間領域リソースが重なる場合、RRCパラメータ(例えば、cg-CG-UCI-Multiplexing)は、HARQ-ACKをCG-PUSCHで多重化して伝送するかどうかを配置し、RRCが多重化を配置した時、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される場合、CG-UCIとHARQ-ACKとは結合符号化され(例えば、cg-CG-UCI-Multiplexing=‘enable’)、関連するHARQ-ACKのマッピング方式に従ってCG-PUSCHで多重化され、そうでなければ、PUSCHをスキップし(即ち、CG-PUSCHを伝送しない)、HARQ-ACK PUCCHを伝送する。
【0025】
NRUにおいて、configured-grant PUSCH(CG-PUSCH)とPUCCHとが重なる場合、configured-grant PUSCHでCG-UCIを伝送するだけでなく、HARQ-ACK及び/又はCSIを含むUCIを伝送する可能性がある。CG-PUSCHでHARQ-ACKを多重化しない場合、CG-UCIは、単独に符号化され、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化される場合、CG-UCIとHARQ-ACKとは、結合符号化される。
【0026】
本発明の実施例において、RRCパラメータ又はDCI指示には、CG-UCIに対応するオフセット値、HARQ-ACKに対応するオフセット値が配置又は指示されている。CG-UCIとHARQ-ACKとが結合符号化される時、CG-UCIに対応するオフセット値とHARQ-ACKに対応するオフセット値によって、使用されるオフセット値を決定することができ、さらに、決定されたオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化時に占有されるRE数を決定し、さらに、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号するようにすることができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0027】
以下は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0028】
本発明の実施例は、端末に用いられるリソース決定方法を提供する。
図2に示すように、以下のステップを含む。
【0029】
ステップ101において、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とによって決定されるオフセット値に基づいて決定する。
【0030】
本実施例において、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、端末とネットワーク側機器とは、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とに基づいて、一つのオフセット値を決定し、このオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を決定することができる。これにより、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0031】
選択的に、前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用いる。
【0032】
そのうち、オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値を用いる時、オフセット値
【数1】
であり、そのうち、
【数2】
は、CG-UCIに対応するオフセット値であり、
【数3】
は、HARQ-ACKに対応するオフセット値である。
【0033】
オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値を用いる時、前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数とに基づいて重み付けを行って得られるものである。
【0034】
即ち、
【数4】
であり、
そのうち、O
CG-UCI、O
HARQ-ACKはそれぞれ、CG-UCIとHARQ-ACKとのビット数を示す。
【0035】
本発明の例示的な実施例において、前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)により指示されるものである。
【0036】
本発明の例示的な実施例において、前記第二のオフセット値は、RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第二のオフセット値は、DCIにより指示されるものである。
【0037】
本発明の実施例は、ネットワーク側機器に用いられるリソース決定方法をさらに提供する。
図3に示すように、以下のステップを含む。
【0038】
ステップ201において、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とによって決定されるオフセット値に基づいて決定する。
【0039】
本実施例において、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、端末とネットワーク側機器とは、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とに基づいて、一つのオフセット値を決定し、このオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を決定することができる。これにより、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0040】
選択的に、前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用いる。
【0041】
そのうち、オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値を用いる時、オフセット値
【数5】
であり、そのうち、
【数6】
は、CG-UCIに対応するオフセット値であり、
【数7】
は、HARQ-ACKに対応するオフセット値である。
【0042】
オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値を用いる時、前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数とに基づいて重み付けを行って得られるものである。
【0043】
即ち、
【数8】
であり、
そのうち、O
CG-UCI、O
HARQ-ACKはそれぞれ、CG-UCIとHARQ-ACKとのビット数を示す。
【0044】
本発明の例示的な実施例において、前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)により指示されるものである。
【0045】
本発明の例示的な実施例において、前記第二のオフセット値は、RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第二のオフセット値は、DCIにより指示されるものである。
【0046】
本発明の一つの具体的な実施例において、NRUにおけるCG-PUSCHのオフセット値(betaoffset)は、以下のように配置される。
【0047】
ConfiguredGrantConfig ::= SEQUENCE {
...
CG-UCI-OnPUSCH ::= CHOICE {
dynamic SEQUENCE(SIZE(1..4))OF BetaOffsets,
semiStatic BetaOffsets
}
BetaOffsets ::= SEQUENCE {
betaOffsetCG-UCI-r16 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetACK-Index1 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetACK-Index2 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetACK-Index3 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetCSI-Part1-Index1 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetCSI-Part1-Index2 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetCSI-Part2-Index1 INTEGER(0..31) OPTIONAL, -- Need S
betaOffsetCSI-Part2-Index2 INTEGER(0..31) OPTIONAL-- Need S
}
【0048】
そのうち、オフセット値BetaOffsetsは、RRCシグナリングにより配置されるものであるか又はDCIにより指示されるものであってもよい。BetaOffsetsがRRCシグナリングにより配置されるものである場合、RRCシグナリングは、表1-表3に示すように、CG-UCI、HARQ-ACK、CSI part 1及びpart 2のオフセット値に対応するインデックス(index)をそれぞれ配置する。そのうち、表1は、上位層により配置されるCG-UCIのオフセット値とindexとのマッピング関係であり、そのうち、
【数9】
がindexである。表2は、上位層により配置されるHARQ-ACKのオフセット値とindexとのマッピング関係であり、そのうち、
【数10】
、
【数11】
、
【数12】
がindexであり、そのうち、
【数13】
、
【数14】
、
【数15】
はそれぞれ、異なるHARQ-ACKビット数に対応する時(それぞれ、2ビット以下、2ビットよりも大きく且つ11ビット以下、11ビットよりも大きい)のHARQ-ACKのオフセット値インデックスである。表3は、上位層により配置されるCSIのオフセット値とindexとのマッピング関係であり、そのうち、
【数16】
および
【数17】
はそれぞれ、CSI part 1のオフセット値、CSI part 2のオフセット値を示す。
【数18】
はそれぞれ、CSI part 1が11ビット以下である時、CSI part 1が11ビットよりも大きい時、CSI part 2が11ビット以下である時、CSI part 2が11ビットよりも大きい時に対応するindexを示す。又は、CG-UCIとHARQ-ACKとのマッピングテーブルは、同じであってもよい。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
オフセット値がDCIにより指示されるものである場合、RRCは、4つのオフセット値の組み合わせを配置し、下記表4に示すように、DCIにおけるbetaoffset指示(indicator)フィールドに対応する各コードポイント(code point)は、CG-UCI、HARQ-ACK、CSI part 1、CSI part 2のオフセット値の組み合わせを指示する。
【0053】
【0054】
そのうち、「00」は、上位層により配置される一番目のオフセット値インデックスであり、「01」は、上位層により配置される二番目のオフセット値インデックスであり、「10」は、上位層により配置される三番目のオフセット値インデックスであり、「11」は、上位層により配置される四番目のオフセット値インデックスであり、オフセット値インデックスにより、オフセット値の組み合わせを指示することができる。
【0055】
NRUにおいて、HARQ-ACKがCG-PUSCHで伝送される時、HARQ-ACKとCG-UCIとは、結合符号化されてマッピングされる。CG-UCIとHARQ-ACKとの伝送に対して、レイヤーごとの符号化変調シンボル(coded modulation symbols per layer)数
【数19】
は、式
【数20】
により決定され、
そのうち、
【数21】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計を示し、即ち、
【数22】
であり、
【数23】
は、HARQ-ACKのビット数を示し、
【数24】
は、CG-UCIのビット数を示し、
【数25】
は、HARQ-ACKとCG-UCIとのサイクリック冗長チェック(Cyclic Redundancy Check、CRC)のビット数を示し、例えば、
【数26】
であれば、
【数27】
であり、そうでなければ、
【数28】
は、関連プロトコルに従って決定される、CG-UCIとHARQ-ACKとのサイクリック冗長チェックCRCスクランブルビット数を示す。
【0056】
そのうち、
【数29】
は、CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化に対応するオフセット値を示し、
【数30】
と、
【数31】
と、
【数32】
と、
【数33】
と、
【数34】
と、
【数35】
と、のうちのいずれか一つの方式によって決定される。
【0057】
指摘すべきことは、前述したように、HARQ-ACKに対応するオフセット値
【数36】
は、HARQ-ACKビット数に基づくもので、それぞれ、異なるオフセット値インデックス、即ち
【数37】
、
【数38】
、
【数39】
に対応し、上記いずれか一つの方式における
【数40】
は、HARQ-ACKビット数のみに基づいて決定されるオフセット値インデックスであってもよく、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値インデックスであってもよい。例えば、HARQ-ACKのビット数が2であり、CG-UCIのビット数が10ビットである場合、上記いずれか一つの方式における
【数41】
がHARQ-ACKビット数のみに基づいて決定されるオフセット値インデックス、即ち
【数42】
、
【数43】
、
【数44】
であれば、
【数45】
は、2ビットのHARQ-ACKに対応するオフセット値インデックス、即ち
【数46】
に対応する値であり、HARQ-ACKとCG-UCIとのビット数の合計に基づいて決定されるオフセット値インデックス、即ち
【数47】
、
【数48】
、
【数49】
であれば、
【数50】
は、12ビットのHARQ-ACKに対応するオフセット値インデックス、即ち
【数51】
に対応する値である。
【0058】
上記式において、
【数52】
は、PUSCH伝送の上りリンク共有チャネル(UL-SCH)コードブロック数を示し、
PUSCH伝送をスケジューリングするDCIフォーマットがCBGTIフィールドを含む場合、このフィールドは、第rのコードブロックを送信すべきではないことをUEに指示し、K
r=0であり、そうでなければ、K
rは、PUSCH伝送のUL-SCHの第rのコードブロックのサイズであり、
【数53】
は、PUSCH伝送のスケジューリング帯域幅であり、スケジューリングされるサブキャリアの数を示し、
【数54】
は、PUSCH伝送におけるOFDMシンボルlにおいて位相追跡リファレンス信号(Phase Tracking Reference Signal、PTRS)を付帯するサブキャリアの数を示し、
【数55】
は、OFDMシンボルlにおいてUCIの伝送に使用可能なリソースエレメントの数を示し、そのうち、
【数56】
であり、PUSCH伝送において、
【数57】
は、PUSCHのOFDMシンボルの総数であり、復調リファレンス信号(Demodulation Reference Signal、DMRS)に用いられる全てのOFDMシンボルを含み、
PUSCHのDMRSを付帯する任意のOFDMシンボルに対して、
【数58】
であり、
PUSCHのDMRSを付帯していない任意のOFDMシンボルに対して、
【数59】
であり、
【数60】
は、上位層パラメータにより配置されるパラメータ、例えばscalingであり、
【数61】
は、CG-UCIとHARQ-ACKとのマッピングを始めるシンボルインデックスであり、即ち、PUSCH伝送において、第一のDMRSシンボルの後に、DMRSを付帯していない第一のOFDMシンボルのシンボルインデックスである。
【0059】
本発明の別の具体的な実施例において、RRCは、HARQ-ACKがCG-PSCHで多重化されることを許可すること、例えばcg-CG-UCI-Multiplexing=’enable’を配置しており、ある伝送位置では、CG-PUSCHでHARQ-ACKが多重化されていなければ、CG-UCIは、PUSCH伝送時に、単独に符号化され、且つCG-UCIに対応するbetaoffset、即ち
【数62】
を使用して、CG-PUSCH上のレイヤーごとで伝送されるCG-UCIの変調シンボル数を決定し、下記式
【数63】
又は
【数64】
により決定し、
そのうち、
【数65】
である。
【0060】
図4に示すように、本発明の実施例の端末300は、リソース決定装置を含み、上記実施例におけるリソース決定方法を実現させ、且つ同じ効果を達成することができる。この端末300は、具体的には、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とによって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュール310を含む。
【0061】
本実施例において、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、端末は、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とに基づいて、一つのオフセット値を決定し、このオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKの結合符号化により占有されるリソース数を決定することができる。これにより、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0062】
選択的に、前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用いる。
【0063】
そのうち、オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値の平均値を用いる時、オフセット値
【数66】
であり、そのうち、
【数67】
は、CG-UCIに対応するオフセット値であり、
【数68】
は、HARQ-ACKに対応するオフセット値である。
【0064】
オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値を用いる時、前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数とに基づいて重み付けを行って得られるものである。
【0065】
即ち、
【数69】
であり、
そのうち、O
CG-UCI、O
HARQ-ACKはそれぞれ、CG-UCIとHARQ-ACKとのビット数を示す。
【0066】
本発明の例示的な実施例において、前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)により指示されるものである。
【0067】
本発明の例示的な実施例において、前記第二のオフセット値は、RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第二のオフセット値は、DCIにより指示されるものである。
【0068】
上記目的をより良く実現するために、さらに、
図5は、本発明の各実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。この端末40は、無線周波数ユニット41、ネットワークモジュール42、オーディオ出力ユニット43、入力ユニット44、センサ45、表示ユニット46、ユーザ入力ユニット47、インターフェースユニット48、メモリ49、プロセッサ410、及び電源411などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、
図5に示される端末の構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示される部材の数よりも多いまたは少ない部材、または何らかの部材の組み合わせ、または異なる部材の配置を含んでもよい。本発明の実施例では、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0069】
そのうち、プロセッサ410は、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、オフセット値に基づいて、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とによって決定されるオフセット値に基づいて決定する。
【0070】
理解すべきことは、本発明の実施例では、無線周波数ユニット41は、情報の送受信または通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ410に処理させてもよい。また、上りリンクのデータを基地局に送信してもよい。一般的には、無線周波数ユニット41は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット41は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0071】
端末は、ネットワークモジュール42によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへ電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0072】
オーディオ出力ユニット43は、無線周波数ユニット41またはネットワークモジュール42によって受信されたまたはメモリ49に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット43はさらに、端末40によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することができる。オーディオ出力ユニット43は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0073】
入力ユニット44は、オーディオまたはビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット44は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)441とマイクロホン442とを含んでもよい。グラフィックスプロセッサ441は、ビデオキャプチャモードまたは画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像またはビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット46に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ441によって処理された画像フレームは、メモリ49(または他の記憶媒体)に記憶されてもよく、または無線周波数ユニット41またはネットワークモジュール42を介して送信されてもよい。マイクロホン442は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータに処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット41を介して移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0074】
端末40は、少なくとも一つのセンサ45、例えば、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル461の輝度を調整することができ、接近センサは、端末40が耳元に移動した時、表示パネル461及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、3軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢校正)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに用いることができる。センサ45は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでは説明を省略する。
【0075】
表示ユニット46は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供される情報を表示するために用いられている。表示ユニット46は、表示パネル461を含んでもよい。液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル461を配置してもよい。
【0076】
ユーザ入力ユニット47は、入力された数字または文字情報の受信、端末のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット47は、タッチパネル471及び他の入力機器472を含む。タッチパネル471は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えば、ユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル471上又はタッチパネル471付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル471は、タッチ検出装置とタッチコントローラとの二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、且つタッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、且つそれをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ410に送信し、プロセッサ410によって送信されるコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを用いてタッチパネル471を実現してもよい。タッチパネル471以外、ユーザ入力ユニット47は、他の入力機器472を含んでもよい。具体的には、他の入力機器472は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでは説明を省略する。
【0077】
さらに、タッチパネル471は、表示パネル461上に覆われてもよい。タッチパネル471は、その上又は付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ410に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ410は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル461上で相応な視覚出力を提供する。
図5では、タッチパネル471と表示パネル461とは、二つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例では、タッチパネル471と表示パネル461とを集積して端末の入力及び出力機能を実現してもよい。具体的には、ここでは限定しない。
【0078】
インターフェースユニット48は、外部装置と端末40との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線または無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット48は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を端末40内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は端末40と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0079】
メモリ49は、ソフトウェアプログラム及び各種のデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ49は、主に記憶プログラム領域及び記憶データ領域を含んでもよい。そのうち、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、記憶データ領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ49は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0080】
プロセッサ410は、端末の制御センターであり、各種のインターフェースと線路によって端末全体の各部分に接続され、メモリ49内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ49内に記憶されたデータを呼び出し、端末の各種の機能を実行し、データを処理することにより、端末全体をモニタリングする。プロセッサ410は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ410は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ410に集積されなくてもよい。
【0081】
端末40はさらに、各部材に電力を供給する電源411(例えば、電池)を含んでもよい。選択的に、電源411は、電源管理システムによってプロセッサ410にロジック的に接続されてもよい。それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0082】
また、端末40は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでは説明を省略する。
【0083】
選択的に、本発明の実施例はさらに、端末を提供する。プロセッサ410と、メモリ49と、メモリ49に記憶され、前記プロセッサ410上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ410によって実行されると、上記リソース決定方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。そのうち、端末は、無線端末であってもよく、有線端末であってもよい。無線端末は、ボイス及び/又は他のサービスのデータ接続性をユーザに提供する機器、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続される他の処理機器であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して一つ又は複数のコアネットワークと通信を行うことができる。無線端末は、移動端末、例えば携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)、及び移動端末を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型又は車載型のモバイル装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークとボイス及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナルコミュニケーションサービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話機、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの機器である。無線端末は、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、移動テーブル(Mobile)、リモート局(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ機器(User Device or User Equipment)と呼ばれてもよく、ここで限定しない。
【0084】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記端末側のリソース決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0085】
図6に示すように、本発明の実施例のネットワーク側機器600は、リソース決定装置を含み、上記実施例におけるリソース決定方法を実現させ、且つ同じ効果を達成することができ、このネットワーク側機器600は、具体的には、
ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値によって決定されるオフセット値に基づいて決定するための処理モジュール610を含む。
【0086】
本実施例において、HARQ-ACKがCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、ネットワーク側機器は、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とに基づいて、一つのオフセット値を決定し、このオフセット値に基づいて、CG-UCIとHARQ-ACKの結合符号化により占有されるリソース数を決定することができる。これにより、ネットワーク側機器がCG-UCIとHARQ-ACKとを正確に復号することができ、通信の有効性を向上させることができる。
【0087】
選択的に、前記オフセット値として、
第一のオフセット値と、
第二のオフセット値と、第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最大値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値とのうちの最小値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値と、
第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値と、のうちのいずれか一つを用いる。
【0088】
そのうち、オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との平均値を用いる時、オフセット値
【数70】
であり、そのうち、
【数71】
は、CG-UCIに対応するオフセット値であり、
【数72】
は、HARQ-ACKに対応するオフセット値である。
【0089】
オフセット値として第一のオフセット値と第二のオフセット値との加重平均値を用いる時、前記加重平均値は、HARQ-ACKのビット数とCG-UCIのビット数とに基づいて重み付けを行って得られるものである。
【0090】
即ち、
【数73】
であり、
そのうち、O
CG-UCI、O
HARQ-ACKはそれぞれ、CG-UCIとHARQ-ACKとのビット数を示す。
【0091】
本発明の例示的な実施例において、前記第一のオフセット値は、無線リソース制御RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第一のオフセット値は、下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)により指示されるものである。
【0092】
本発明の例示的な実施例において、前記第二のオフセット値は、RRCシグナリングにより配置されるものであり、又は、前記第二のオフセット値は、DCIにより指示されるものである。
【0093】
説明すべきことは、以上のネットワーク側機器及び端末の各モジュールの区分は、ロジック機能の区分に過ぎず、実際の実現時、全部又は部分的に物理的なエンティティに集積されてもよく、又は物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。これらのモジュールは、すべて処理素子によってソフトウェアが呼び出される形式で実現されてもよく、又はすべてハードウェアの形式で実現されてもよく、さらに、一部のモジュールは、処理素子によってソフトウェアが呼び出される形式で実現され、一部のモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、受信モジュールは、個別に設けられた処理素子であってもよく、又は、上記装置のあるチップに集積されて実現されてもよい。なお、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶され、上記装置のある処理素子によって呼び出され、以上の決定モジュールの機能が実行されてもよい。他のモジュールの実現はこれと類似している。なお、これらのモジュールは、全部又は部分的に一体に集積されてもよく、個別に実現されてもよい。ここで記載された処理素子は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップ又は以上の各モジュールは、処理素子におけるハードウェアの集成論理回路又はソフトウェアの形式の指令によって完成されてもよい。
【0094】
例えば、以上のこれらのモジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などの、以上の方法を実施する1つ又は複数の集積回路として配置されてもよい。また、例えば、以上のあるモジュールが、処理素子によってプログラムコードが呼び出される形式で実現される場合に、この処理素子は、汎用プロセッサ、例えば中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)又はプログラムコードを呼び出すことが可能な他のプロセッサであってもよい。また、例えば、これらのモジュールは、一体に集積されて、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0095】
上記目的をより良く実現するために、本発明の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、メモリに記憶され、且つプロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムと、を含み、プロセッサがコンピュータプログラムを実行すると、上述したリソース決定方法におけるステップを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0096】
具体的には、本発明の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。
図7に示すように、このネットワーク側機器700は、アンテナ71と、無線周波数装置72と、ベースバンド装置73と、を含む。アンテナ71は、無線周波数装置72に接続されている。上りリンク方向において、無線周波数装置72は、アンテナ71を介して情報を受信し、受信された情報をベースバンド装置73に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置73は、送信しようとする情報を処理し、無線周波数装置72に送信する。無線周波数装置72は、受信された情報を処理した後、アンテナ71を介して送信する。
【0097】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置73に位置してもよく、以上の実施例では、ネットワーク側機器が実行する方法は、プロセッサ74とメモリ75とを含むベースバンド装置73において実現することができる。
【0098】
ベースバンド装置73は、例えば、複数のチップが設けられた少なくとも1つのベースバンドボードを備えてもよく、
図7に示すように、そのうちの一つのチップは、例えば、プロセッサ74であり、メモリ75に接続され、メモリ75におけるプログラムを呼び出し、以上の方法実施例に示されるネットワーク側機器の操作を実行する。
【0099】
このベースバンド装置73は、無線周波数装置72と情報を交換するためのネットワークインターフェース76をさらに備えてもよい。このインターフェースは、例えば、共通公衆無線インターフェース(common public radio interface、CPRI)である。
【0100】
ここでのプロセッサは、1つのプロセッサであってもよく、複数の処理素子の総称であってもよい。例えば、このプロセッサは、CPUであってもよいし、ASICであってもよいし、又は、例えば1つ又は複数のマイクロプロセッサDSP又は1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイFPGAなどの、以上のネットワーク側機器によって実行される方法を実施する1つ又は複数の集積回路として配置されてもよい。記憶素子は、1つのメモリであってもよく、又は複数の記憶素子の総称であってもよい。
【0101】
メモリ75は、揮発性メモリ又は非揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び非揮発性メモリの両方を含んでもよい。そのうち、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的であるが制限性ではない説明により、多くの形式のRAM、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、拡張型ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)などを利用可能である。本出願に記述されたメモリ75は、これらのメモリ及びほかの任意の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないことを意図する。
【0102】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ75に記憶され、且つプロセッサ74上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、プロセッサ74は、メモリ75におけるコンピュータプログラムを呼び出して、
図6に示される各モジュールによって実行される方法を実行する。
【0103】
具体的には、コンピュータプログラムは、プロセッサ74により呼び出される時、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKが、配置許可上りリンク物理共有チャネルCG-PUSCHで多重化されて伝送される時、配置許可上りリンク制御情報CG-UCIとHARQ-ACKとの結合符号化により占有されるリソース数を、HARQ-ACKに対応する第一のオフセット値とCG-UCIに対応する第二のオフセット値とによって決定されるオフセット値に基づいて決定するために用いられてもよい。
【0104】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上述した、ネットワーク側機器に用いられるリソース決定方法のステップを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでは説明を省略する。
【0105】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示された実施例を結び付けて記述された様々な例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせで実現されることが可能である。これらの機能がハードウェア方式で実行されるか、ソフトウェア方式で実行されるかは、技術案の特定の応用及び設計拘束条件によるものである。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を使用して、記述された機能を実現することができるが、このような実現は、本発明の範囲を超えていると考えるべきではない。
【0106】
当業者が明確に理解できるように、記述の利便性及び簡潔性のために、以上に記述されたシステム、装置、及びユニットの具体的な作動プロセスについては、前記方法の実施例における対応するプロセスを参照すればよい。ここでは説明を省略する。
【0107】
本出願によって提供される実施例では、理解すべきことは、掲示された装置及び方法は、他の方式によって実現されてもよい。例えば、以上に記述された装置の実施例は、単なる例示的なものであり、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的機能区分であり、実際に実現する時、他の区分方式があってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合されてもよく、又は集積されてもよく、又はいくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、表示又は討論された同士間の結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形式であってもよい。
【0108】
前記分離された部品として説明されるユニットは、物理的に分離されてもよく、又は物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的なユニットであってもよく、又は、物理的なユニットでなくてもよい。すなわち、一つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又は全部のユニットを選択して、本実施例の方案の目的を実現することができる。
【0109】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが物理的に単独に存在してもよく、二つ以上のユニットが一つのユニットに集積されてもよい。
【0110】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合、一つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質的には、又は従来技術に寄与した部分又はこの技術案に関する部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク側機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0111】
さらに、指摘すべきことは、本発明の装置及び方法では、明らかに、各部材又は各ステップは、分解及び/又は再結合されるものであってもよい。これらの分解及び/又は再結合は、本発明の等価方案とみなされるべきである。且つ、上記一連の処理を実行するステップは、説明された順序に従って時間順に自然に実行することができるが、必ずしも時間順に実行する必要がない。なんらかのステップは、並行して、又は互いに独立して実行されてもよい。当業者にとって、本発明の方法及び装置のすべて又は任意のステップ又は部材は、任意のコンピューティング装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)又はコンピューティング装置のネットワークにおいて、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせで実現されてもよい。これは、当業者が本発明の説明を読んだ上、これらの基本的なプログラミングスキルを使用して実現できるものである。
【0112】
そのため、本発明の目的は、さらに、任意のコンピューティング装置上で一つのプログラム又は一組のプログラムを運行することによって実現されてもよい。前記コンピューティング装置は、公知の汎用装置であってもよい。そのため、本発明の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラム製品を提供するだけで実現されてもよい。つまり、このようなプログラム製品も本発明を構成し、また、このようなプログラム製品を記憶している記憶媒体も本発明を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の公知の記憶媒体、又は将来開発される任意の記憶媒体であってもよい。さらに指摘すべきことは、本発明の装置及び方法では、明らかに、各部材又は各ステップは、分解及び/又は再結合されるものであってもよい。これらの分解及び/又は再結合は、本発明の等価方案とみなされるべきである。そして、上記一連の処理を実行するステップは、説明された順序に従って時間順に自然に実行されてもよいが、必ずしも時間順実行される必要がない。なんらかのステップは、並行して、又は互いに独立して実行されてもよい。
【0113】
上記内容は、本発明の好適な実施形態である。指摘すべきことは、当業者にとって、本発明に記載された原理から逸脱することなく、若干の改善及び修正を行うことができ、これらの改善及び修正も本発明の保護範囲に入っている。