IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ フォーメーション, インコーポレイテッドの特許一覧

特許7402238エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム
<>
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図1
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図2
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図3
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図4
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図5
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図6
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図7
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図8A
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図8B
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図9
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図10
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図11A
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図11B
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図12
  • 特許-エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-12
(45)【発行日】2023-12-20
(54)【発明の名称】エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20231213BHJP
【FI】
G06Q30/0207
【請求項の数】 19
(21)【出願番号】P 2021540156
(86)(22)【出願日】2020-02-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-06
(86)【国際出願番号】 US2020018601
(87)【国際公開番号】W WO2020172140
(87)【国際公開日】2020-08-27
【審査請求日】2021-09-06
(31)【優先権主張番号】62/807,800
(32)【優先日】2019-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521302940
【氏名又は名称】フォーメーション, インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】FORMATION, INC.
【住所又は居所原語表記】35 Stillman Street, San Francisco, CA 94107 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マッキンレイ, クリス
(72)【発明者】
【氏名】プファイル, グレッグ
(72)【発明者】
【氏名】ゴルドビン, スタス
(72)【発明者】
【氏名】セルチャウ-ハンセン, クリスティアン
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-243143(JP,A)
【文献】特開2014-121420(JP,A)
【文献】特表2005-513584(JP,A)
【文献】特表2014-529110(JP,A)
【文献】特開2016-076125(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするためのシステムであって、
クライアント・コンピューティング・システム及び1つ以上のクライアント・コンピューティング・システムと通信するプロセッサであって、
前記エンド・ユーザ・ゲーム体験のためにカスタマイズされたキャンペーンを、
キャンペーン作成要求をクライアント・コンピューティング・システムから受信することであって、前記キャンペーン作成要求は、前記キャンペーン作成要求に関連する前記キャンペーンの1つ以上のパラメータを含む、ことと、
前記キャンペーン作成要求に関連する前記1つ以上のパラメータに基づいて前記キャンペーンを作成することと、
エンド・ユーザについて1つ以上のオファをパーソナライズすることであって、前記1つ以上のオファのそれぞれは、1つ以上のハードルを有するゲームを含み、前記1つ以上のハードルのそれぞれの完了は、報酬につながる、ことと、
前記1つ以上のパーソナライズされたオファの部分集合を前記エンド・ユーザにマッピングすることと、
によって作成し、
前記キャンペーンの進捗を、
各個別のクライアント・コンピューティング・システムに前記1つ以上のパーソナライズされたオファをプッシュすることと、
個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を監視することと、
前記個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を更新することと、
によって監視するように構成されるプロセッサを備える、システム。
【請求項2】
請求項1に記載のシステムであって、前記1つ以上のパラメータは、キャンペーン目的を含む、システム。
【請求項3】
請求項1に記載のシステムであって、前記キャンペーン作成要求は、エンド・ユーザ記述的属性をさらに含む、システム。
【請求項4】
請求項3に記載のシステムであって、前記1つ以上のオファの前記部分集合を前記エンド・ユーザにマッピングすることは、
機械学習アルゴリズムを使用してエンド・ユーザ記述的属性に基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれをエンド・ユーザにマッピングすることを含む、システム。
【請求項5】
請求項3に記載のシステムであって、前記1つ以上のオファのそれぞれがマッピングされた前記エンド・ユーザに基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズすることは、
前記エンド・ユーザ記述的属性に基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズすることを含む、システム。
【請求項6】
請求項1に記載のシステムであって、前記個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を監視することは、
エンド・ユーザ取引データの1つ以上のエンド・ユーザ・イベントを受信することであって、前記エンド・ユーザ取引データは、前記クライアント・コンピューティング・システムに関連する施設又は組織で発生する取引を含む、ことと、
エンド・ユーザ取引データの前記1つ以上のエンド・ユーザ・イベント内の各エンド・ユーザ取引について、各取引が前記ゲーム内のハードルを満たすかどうかを識別することと、を含む、システム。
【請求項7】
請求項1に記載のシステムであって、前記プロセッサは、機械学習モデルを使用して、個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行に基づいて、1つ以上の新たなオファを生成するようにさらに構成される、システム。
【請求項8】
請求項7に記載のシステムであって、前記プロセッサは、
閾値エンゲージメント・レベルを超える前記1つ以上のオファの第2部分集合を識別し、
前記閾値エンゲージメント・レベルを超える前記1つ以上のオファを追加のエンド・ユーザに割り当てるようにさらに構成される、システム。
【請求項9】
エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズする方法であって、
組織コンピューティング・システムによって、1つ以上のオファを含むキャンペーンを開始することであって、各オファは、1つ以上のハードルを有するゲームを含み前記1つ以上のハードル完了は、報酬につながる、ことと、
前記組織コンピューティング・システムによって、クライアント・コンピューティング・システムから、前記クライアント・コンピューティング・システムに関連する施設又は組織での1つ以上の取引を含む1つ以上のエンド・ユーザ・イベントを受信することと、
前記組織コンピューティング・システムによって、どの取引が各クライアント・コンピューティング・システムについてハードルの完了を引き起こしたかを識別するために、前記1つ以上の取引のそれぞれを分析することと、
前記組織コンピューティング・システムによって、前記ゲームにおける各エンド・ユーザの進捗を監視することと、
前記監視することに基づいて、前記組織コンピューティング・システムによって、機械学習モデルの1つ以上の新たなバージョンを生成することによって前記エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズすることであって、前記機械学習モデルの前記1つ以上の新たなバージョンは、1つ以上の新たなオファを1つ以上のエンド・ユーザに割り当て、各エンド・ユーザについて前記1つ以上の新たなオファのそれぞれをパーソナライズするように構成される、ことと、を有する方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、前記1つ以上のオファをエンド・ユーザにマッピングすることをさらに有する、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、
前記エンド・ユーザの1つ以上の属性に基づいて前記エンド・ユーザにマッピングされた前記1つ以上のオファのそれぞれを個別調整することをさらに有する、方法。
【請求項12】
請求項9に記載の方法であって、前記監視することに基づいて、前記組織コンピューティング・システムによって、以前の機械学習モデルによって生成されたオファを休止することをさらに有する、方法。
【請求項13】
命令が記憶された非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、プロセッサによって実行された場合に、前記プロセッサに、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズする方法を実行させ、前記方法は、
キャンペーン作成要求をクライアント・コンピューティング・システムから受信することであって、前記キャンペーン作成要求は、前記キャンペーン作成要求に関連するキャンペーンの1つ以上のパラメータを含む、ことと、
前記キャンペーン作成要求に関連する前記1つ以上のパラメータに基づいて前記キャンペーンを作成することであって、前記キャンペーンは、前記エンド・ユーザ・ゲーム体験のためにカスタマイズされ、前記作成することは、と、
1つ以上のエンド・ユーザの各エンド・ユーザについて1つ以上のオファをパーソナライズすることであって、前記1つ以上のオファのそれぞれは、1つ以上のハードルを有するゲームを含み、前記1つ以上のハードルのそれぞれの完了は、報酬につながる、ことと、
前記1つ以上のパーソナライズされたオファの部分集合を各エンド・ユーザにマッピングすることと、
各個別のクライアント・コンピューティング・システムに前記1つ以上のパーソナライズされたオファをプッシュすることと、を含む、ことと、
個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を監視することと、
各エンド・ユーザの進行を更新することと、
を有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項14】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上のパラメータは、キャンペーン目的を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記キャンペーン作成要求は、エンド・ユーザ属性情報をさらに含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上のオファを前記エンド・ユーザにマッピングすることは、
機械学習アルゴリズムを使用して前記エンド・ユーザ属性情報に基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれを前記エンド・ユーザにマッピングすることを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記1つ以上のオファのそれぞれがマッピングされた前記エンド・ユーザに基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズすることは、
前記エンド・ユーザ属性情報に基づいて前記1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズすることを含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項18】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、個別のオファにおける各エンド・ユーザの進行を監視することは、
エンド・ユーザ取引データの1つ以上のエンド・ユーザ・イベントを受信することであって、前記エンド・ユーザ取引データは、前記クライアント・コンピューティング・システムに関連する施設又は組織で発生する取引を含む、ことと、
前記エンド・ユーザ取引データの前記1つ以上のエンド・ユーザ・イベント内の各エンド・ユーザ取引について、各取引が前記ゲーム内のハードルを満たすかどうかを識別することと、を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項19】
請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体であって、
機械学習モデルを使用して、個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行に基づいて、1つ以上の新たなオファを生成することを、
閾値エンゲージメント・レベルを超える前記1つ以上のオファの第2部分集合を識別することと、
前記閾値エンゲージメント・レベルを超える前記1つ以上のオファの変種に基づいて1つ以上の新たなオファを作成することと
によって行うことをさらに有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年2月20日に出願された米国特許出願第62/807,800号の優先権を主張し、その全体は参照により本書に組み込まれる。
【0002】
開示の分野
本開示は一般に、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
技術が継続的に向上するにつれて、組織は顧客を関与させ、収益を増加させるために、技術チャネルにますます依存するようになっている。このような例示的な技術チャネルは、典型的には電子メール通信並びにモバイル・アプリケーションを含み、これらを通じて顧客が組織とのロイヤリティ・プログラムに登録できる。典型的には、顧客は、組織からの報酬又はオファを通じて、このような組織で頻繁に取引するインセンティブを受けてもよい。しかし、従来のプラットフォームは単に、このようなインセンティブを個々の顧客に適応させることができない。そうではなく、従来のプラットフォームは、報酬又は提供を達成しうる手段がそれぞれの顧客にとって好ましくない場合であっても、すべての顧客に汎用のオファを発行する。
【発明の概要】
【0004】
いくつかの実施形態において、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするためのシステムが本書に開示される。システムは、プロセッサと、オーケストレーション・エンジンと、ポリシー・エンジンと、ワークフロー・エンジンとを含む。プロセッサは、クライアント・コンピューティング・システム及び1つ以上のエンド・ユーザ・デバイスと通信する。オーケストレーション・エンジンは、キャンペーンを作成するように構成される。オーケストレーション・エンジンは、エンド・ユーザ・デバイスからキャンペーン作成要求を受信する。キャンペーン作成要求は、キャンペーン要求に関連するキャンペーンの1つ以上のパラメータを含む。オーケストレーション・エンジンは、キャンペーン要求に関連する1つ以上のパラメータに基づいてキャンペーンを作成する。ポリシー・エンジンは、各エンド・ユーザについての1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズするように構成される。ポリシー・エンジンは、1つ以上のパーソナライズされたオファを各エンド・ユーザにマッピングする。1つ以上のオファのそれぞれは、1つ以上のハードルを有するゲームを含む。1つ以上のハードルのそれぞれの完了は、報酬につながる。ワークフロー・エンジンは、キャンペーンの進捗を監視するように構成される。ワークフロー・エンジンは、1つ以上のパーソナライズされたオファを各個別のエンド・ユーザ・デバイスにプッシュする。ワークフロー・エンジンは、個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を監視する。ワークフロー・エンジンは、個別のゲームにおける各ユーザの進行を更新する。
【0005】
いくつかの実施形態において、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズする方法が本書に開示される。組織コンピューティング・システムは、キャンペーンを開始する。キャンペーンは、1つ以上のオファを含む。各オファは、エンド・ユーザによってプレイされるパーソナライズされたゲームに対応する。パーソナライズされたゲームにおける1つ以上のハードルの完了は、各個別のエンド・ユーザ・デバイスが報酬を受けることにつながる。組織コンピューティング・システムは、クライアント・コンピューティング・システムから、エンド・ユーザ取引データの1つ以上のストリームを受信する。エンド・ユーザ取引データの1つ以上のストリームは、クライアント・コンピューティング・システムに関連する施設又は組織における1つ以上の取引を含む。組織コンピューティング・システムは、1つ以上の取引のそれぞれを分析して、どの取引が各エンド・ユーザ・デバイスのハードルの完了を引き起こしたかを識別する。組織コンピューティング・システムは、パーソナライズされたゲームにおける各エンド・ユーザの進捗を監視する。監視に基づいて、組織コンピューティング・システムは、機械学習モデルの1つ以上の新たなバージョンを生成してもよく、機械学習モデルの1つ以上の新たなバージョンは、1つ以上のオファを1つ以上のエンド・ユーザに割り当て、各エンド・ユーザについて1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズするように構成される。
【0006】
いくつかの実施形態において、非一時的なコンピュータ可読媒体が本書に開示される。非一時的なコンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行されると、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズする方法をプロセッサに実行させる命令が記憶されている。方法は、クライアント・コンピューティング・システムからキャンペーン作成要求を受信することを含む。キャンペーン作成要求は、キャンペーン要求に関連するキャンペーンの1つ以上のパラメータを含む。方法は、キャンペーン要求に関連する1つ以上のパラメータに基づいてキャンペーンを作成することをさらに含む。方法は、1つ以上のオファを、1つ以上のエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイスのエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイスにマッピングすることをさらに含む。1つ以上のオファのそれぞれは、1つ以上のハードルを有するゲームを含む。1つ以上のハードルのそれぞれの完了は、報酬につながる。方法は、1つ以上のオファのそれぞれがマッピングされたエンド・ユーザに基づいて、1つ以上のオファのそれぞれをパーソナライズすることをさらに含む。方法は、各個別のエンド・ユーザ・デバイスに1つ以上のパーソナライズされたオファをプッシュすることをさらに含む。方法は、個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を監視することをさらに含む。方法は、各ユーザの進行を更新することをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の上記の特徴を詳細に理解できるように、上記で簡単に要約した本開示のより具体的な説明が、実施形態を参照することによって行われてもよく、そのうちのいくつかを添付の図面に示す。しかし、添付の図面は、本開示の典型的な実施形態を示すだけであり、したがって、本開示は、他の等しく有効な実施形態を認めてもよいので、本開示の範囲を限定するものとみなされるべきではないことに留意されたい。
【0008】
図1】例示的な実施形態によるコンピューティング環境を示すブロック図である。
【0009】
図2】例示的な実施形態による、図1のコンピューティング環境のコンポーネントのブロック図である。
【0010】
図3】1つの例示的な実施形態による、エンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法を示す流れ図である。
【0011】
図4】例示的な実施形態による、エンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法を示す論理ブロック図である。
【0012】
図5】例示的な実施形態による、エンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法を示すフロー図である。
【0013】
図6】例示的な実施形態による、エンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法を示すフロー図である。
【0014】
図7】例示的な実施形態によるコンピューティング環境を示すブロック図である。
【0015】
図8A】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0016】
図8B】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0017】
図9】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0018】
図10】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0019】
図11A】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0020】
図11B】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0021】
図12】例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0022】
図13】例示的な実施形態による、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを示すブロック図である。
【0023】
理解を容易にするために、図面に共通する同一の要素は、可能であれば同一の参照番号を使用して示してある。1つの実施形態において開示された要素は、特定の記載なしに他の実施形態において有益に利用されてもよいことが企図される。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本書で説明される1つ以上の技術は一般に、エンド・ユーザ・ゲーム体験をカスタマイズするための方法及びシステムに関する。特に、本書で提供される方法及びシステムは、顧客への配信のためのマルチ・ステップ・オファを最適化するリアルタイム(又はほぼリアルタイム)マーケティング・ソリューションを提供する。例えば、本書で開示されるシステムのインテリジェント・フレームワークは、クライアントがクライアントの顧客のモチベーションをビジネス目的と統合することを可能にする。システムは、リアルタイム・データを連続的に収集し、分析し、動作する一連のインターロック計算エンジンを用いて、所与のクライアントのニーズに合わせてスケーリングできる。したがって、本書で説明される1つ以上の技術は、顧客ゲーム体験を継続的に観察し、それに適応し、キャンペーン及びオファをパーソナライズして、顧客を関与させ、収益、エンゲージメント、及びビジネス・オペレーションのようなビジネス目的を増大させる。これは、顧客フィードバック・ループを使用して実施されてもよく、顧客フィードバック・ループはクライアントの顧客に拡張された以前のオファと、以前のオファに応答してクライアント顧客が取った動作とから、クライアントの顧客について継続的に学習する。
【0025】
図1は、1つの実施形態によるコンピューティング環境100を示すブロック図である。コンピューティング環境100は少なくとも、クライアント・コンピューティング・システム102と、組織コンピューティング・システム104と、1つ以上のエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106とを含んでもよい。クライアント・コンピューティング・システム102、組織コンピューティング・システム104及び1つ以上のエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、ネットワーク105を介して通信してもよい。
【0026】
ネットワーク105は、セルラ又はWi‐Fiネットワークのような、インターネットを介した個々の接続を含む任意の適切なタイプであってもよい。いくつかの実施形態において、ネットワーク105は、無線周波数識別(RFID)、近距離無線通信(NFC)、Bluetooth(登録商標)、低エネルギーBluetooth(登録商標)(BLE)、Wi‐Fi(登録商標)、ZigBee(登録商標)、周囲後方散乱通信(ABC)プロトコル、USB、WAN又はLANのような直接接続を使用して、端末、サービス、及びモバイル・デバイスを接続してもよい。送信される情報が個人的又は機密でありうるので、セキュリティ上の懸念から、これらのタイプの接続のうちの1つ以上が暗号化されるか、又は他の方法で保護されることが指示されてもよい。しかし、いくつかの実施形態において、送信される情報があまり個人的でないかもしれず、したがって、ネットワーク接続がセキュリティ上の便宜のために選択されてもよい。
【0027】
ネットワーク105は、データを交換するために使用される任意のタイプのコンピュータ・ネットワーキング構成を含んでもよい。例えば、ネットワーク105は、インターネット、プライベート・データ・ネットワーク、公衆ネットワークを使用する仮想プライベート・ネットワーク、及び/又はコンピューティング環境100内のコンポーネントがシステム100のコンポーネント間で情報を送受信することを可能にする他の適切な接続を表してもよい。
【0028】
クライアント・コンピューティング・システム102は、ユーザ(又はクライアント)によって操作されてもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、1つ以上のコンピューティング・デバイスを含んでもよい。このようなコンピューティング・デバイスは、モバイル・デバイス、タブレット、デスクトップ・コンピュータ、又は本書に記載される能力を有する任意のコンピューティング・システムを含んでもよい。クライアント・コンピューティング・システム102は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する組織の従業員に属するか、又は当該従業員に提供されてもよい。
【0029】
クライアント・コンピューティング・システム102は、少なくともアプリケーション110及びウェブ・サーバ112を含んでもよい。アプリケーション110は、サービス(又はウェブサイト)又はスタンドアロン・アプリケーションへのアクセスを可能にするウェブ・ブラウザを表してもよい。クライアント・コンピューティング・システム102は、組織コンピューティング・システム104の機能にアクセスするために、アプリケーション110にアクセスできる。クライアント・コンピューティング・システム102は、ネットワーク105を介して通信し、エンド・ユーザに提供されるカスタマイズされたキャンペーンを生成してもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、アプリケーション110を実行して、カスタマイズされたキャンペーンに関連する1つ以上のパラメータを規定するように構成されてもよい。クライアント・コンピューティング・システム102に表示されるコンテンツは、クライアント・コンピューティング・システム102に送信され、その後、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイを介して表示されるようにアプリケーション110によって処理されてもよい。
【0030】
組織コンピューティング・システム104は、1つ以上のコンピューティング・デバイスを表してもよい。このようなコンピューティング・デバイスは、モバイル・デバイス、タブレット、デスクトップ・コンピュータ、又は本書で説明される能力を有する任意のコンピューティング・システムを含んでもよいが、これらに限定されない。組織コンピューティング・システム104は、少なくともウェブ・サーバ114及びモチベーション・マーケティング・プラットフォーム116を含んでもよい。
【0031】
ウェブ・サーバ114は、クライアント・コンピューティング・システム102に1つ以上のウェブ・ページを提供するように構成された1つ以上のコンピューティング・デバイスを表してもよい。例えば、ウェブ・サーバ112は、クライアント・コンピューティング・システム102が組織コンピューティング・システム104の1つ以上の機能にアクセスできるように、クライアント・コンピューティング・システム102に1つ以上のウェブ・ページを提供するように構成されてもよい。ウェブ・サーバ114は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるアプリケーション110を介してクライアント・コンピューティング・システム102と通信してもよい。例えば、ウェブ・サーバ114は、アプリケーション110が1つ以上のウェブ・ページをレンダリングし、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイを介して1つ以上のウェブ・ページをクライアントに表示できるように、1つ以上のウェブ・ページをアプリケーション110に送信してもよい。
【0032】
モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、1つ以上のソフトウェア・モジュールを含んでもよい。1つ以上のソフトウェア・モジュールは、1つ以上のアルゴリズム・ステップを実装する一連の機械命令(例えば、プログラム・コード)を表す媒体(例えば、組織コンピューティング・システム104のメモリ)に記憶されたコード又は命令の集まりであってもよい。このような機械命令は、組織コンピューティング・システム104のプロセッサが命令を実装するために解釈する実際のコンピュータ・コードであってもよく、あるいは、代わりに、実際のコンピュータ・コードを得るために解釈される命令のより高いレベルのコーディングであってもよい。1つ以上のソフトウェア・モジュールは、1つ以上のハードウェア・コンポーネントも含んでもよい。例示的なアルゴリズムの1つ以上の態様は、命令の結果としてではなく、ハードウェア・コンポーネント(例えば、回路)それ自体によって実行されてもよい。
【0033】
モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、エンド・ユーザへの配信のためのマルチ・ステップ・オファを最適化する(又はほぼ最適化する)リアルタイム・マーケティング・ソリューションを提供するように構成されてもよい。特に、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、クライアントが顧客のモチベーションをビジネス目的と統一することを可能にするインテリジェント・フレームワークである。例えば、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、クライアント・コンピューティング・システム102によって伝達される1つ以上の目的によって規定されるキャンペーンを生成してもよく、キャンペーンは意図された視聴者(例えば、エンド・ユーザ)にプッシュ又は送信される。モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、リアルタイム・エンド・ユーザ・データを連続的に収集し、分析し、動作するために連携して動作する1つ以上のコンポーネント(以下の図2でより詳細に説明する)を含んでもよい。経時的に、リアルタイムのエンド・ユーザ・データを継続的に収集し、分析し、動作することは、キャンペーンを改善(又は最適化)するのに役立ってもよい。したがって、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、エンド・ユーザ(例えば、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する組織又は施設の顧客)を関与させ、収益を増加させるために、販売キャンペーン及びオファをパーソナライズすることによって、エンド・ユーザ体験を継続的に観察し、適応させる。
【0034】
クライアント・コンピューティング・デバイス102を再び参照すると、クライアント・コンピューティング・デバイス102は、ウェブ・サーバ112をさらに含んでもよい。ウェブ・サーバ112は、1つ以上のウェブ・ページを1つ以上のエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に提供するように構成された1つ以上のコンピューティング・デバイスを表してもよい。例えば、ウェブ・サーバ112は、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106がクライアント・コンピューティング・システム102の1つ以上の機能にアクセスできるように、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に1つ以上のウェブ・ページを提供するように構成されてもよい。ウェブ・サーバ112は、各エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106上で実行されるアプリケーション118を介してエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106と通信してもよい。例えば、ウェブ・サーバ112は、アプリケーション118が1つ以上のウェブ・ページをレンダリングし、各エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に関連するディスプレイを介して1つ以上のウェブ・ページをクライアントに表示できるように、1つ以上のウェブ・ページをアプリケーション118に送信してもよい。
【0035】
クライアント・コンピューティング・システム102は、データベース108と通信してもよい。データベース108は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する情報の1つ以上の集合を記憶するように構成されてもよい。図示されるように、データベース108は、1つ以上の顧客120と、1つ以上の製品122と、1つ以上の取引124と、1つ以上のイベント126とを含んでもよい。1つ以上の顧客120は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織と取引した1つ以上の顧客120を表してもよい。例えば、1つ以上の顧客120は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織とのアカウント又はプロファイルを有する1つ以上の顧客を表してもよい。このような例示的なアカウント又はプロファイルは、施設又は組織とのロイヤリティ・アカウントを含んでもよい。ロイヤリティ・アカウントは、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織とのエンド・ユーザの購入又は取引を追跡する、クライアント・コンピューティング・システム102に登録されたアカウントであってもよい。
【0036】
1つ以上の製品122は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織によって提供される1つ以上の製品及び/又はサービスを表してもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の製品122は、1つ以上の製品及び/又はサービスの高レベルの一般的な説明を含んでもよい。例えば、このような高レベルの一般的な説明は、「青シャツ」、「Xブランドのジーンズ」、「深部組織マッサージ」、「ヘアカット及び洗髪」などを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、1つ以上の製品122は、1つ以上の製品及び/又はサービスのより細かい説明を含んでもよい。例えば、このような細かい説明は、施設又は組織によってオファされる各製品に関連するユニバーサル製品コード(UPC)又は在庫管理ユニット(SKU)を含んでもよい。別の例では、このような細かい説明は、施設又は組織によってオファされる各サービスに関連する特定のコードを含んでもよい。
【0037】
1つ以上の取引124は、1つ以上のエンド・ユーザと、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織との間の1つ以上の取引を表してもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の取引124は、各取引124に関連する1つ以上のパラメータを含んでもよい。このようなパラメータは、取引を行った顧客(例えば、エンド・ユーザ)に対応する識別子、取引において交換される製品及び/又はサービスに関連する製品情報、取引に関連する日付及び/又は時間、顧客に関連するアカウント番号(例えば、ロイヤリティ・アカウント番号)などを含んでもよい。
【0038】
1つ以上のイベント126は、ハードルの完了を構成してもよい、クライアントによって推薦される1つ以上のイベントに対応してもよい。例えば、1つ以上のイベント126は、どの特定の製品がハードルの完了を構成しうるか、どのタイプの製品がハードルの完了を構成しうるかなどを指定してもよい。
【0039】
組織コンピューティング・システム104がリアルタイム・マーケティング・ソリューション(例えば、キャンペーン)をエンド・ユーザに提供するために、クライアント・コンピューティング・システム102は、データベース108に記憶された情報に組織コンピューティング・システム104がアクセスすることを可能にしてもよい。いくつかの実施形態において、クライアント・コンピューティング・システム102は、データベース108に記憶された情報を組織コンピューティング・システム104に継続的又は定期的に送信してもよい。いくつかの実施形態において、クライアント・コンピューティング・システム102は、クライアント・コンピューティング・システム102からの介入なしに組織コンピューティング・システム104がデータベース108にアクセスできるように、組織コンピューティング・システム104にデータベース108への直接アクセスを許可してもよい。
【0040】
各エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、モバイル・デバイス、タブレット、デスクトップ・コンピュータ、又は本書に記載される能力を有する任意のコンピューティング・システムを表してもよい。各エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、クライアント・コンピューティング・システム104に関連する施設又は組織の顧客120によって操作されてもよい。例えば、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、クライアント・コンピューティング・システム102とのアカウント又はプロファイルを有するエンド・ユーザによって操作されてもよい。言い換えると、個別のエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106を操作する各エンド・ユーザは、データベース108に記憶された顧客120を表してもよい。
【0041】
エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、その上で実行されるアプリケーション118を含んでもよい。アプリケーション118は、サービス(又はウェブサイト)又はスタンドアロン・アプリケーションへのアクセスを可能にするウェブ・ブラウザを表してもよい。エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、クライアント・コンピューティング・システム102の機能にアクセスするために、アプリケーション118にアクセスしてもよい。例えば、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、クライアント・コンピューティング・システム106に登録されたアカウント又はプロファイルを管理するために、アプリケーション118にアクセスしてもよい。いくつかの実施形態において、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106は、アプリケーション118にアクセスして、組織コンピューティング・システム104によって生成されたキャンペーンに関連するオファを閲覧及び/又は当該オファに参加してもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、エンド・ユーザの参加に関与するためにカスタマイズされたオファをエンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106にプッシュ又は提供してもよい。エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に表示されるコンテンツは、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に送信され、その後、エンド・ユーザ・コンピューティング・デバイス106に関連するディスプレイを介して表示されるようにアプリケーション118によって処理されてもよい。
【0042】
図2は、例示的な実施形態によるコンピューティング環境200のブロック図である。図示されるように、コンピューティング環境200は、より詳細に説明されるモチベーション・マーケティング・プラットフォーム116を含む。
【0043】
モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、少なくとも、オーケストレーション・エンジン202と、ポリシー・エンジン204と、ワークフロー・エンジン206と、クライアント・データベース208とを含んでもよい。オーケストレーション・エンジン202、ポリシー・エンジン204及びワークフロー・エンジン206のそれぞれは、1つ以上のソフトウェア・モジュールから構成されてもよい。1つ以上のソフトウェア・モジュールは、1つ以上のアルゴリズム・ステップを実装する一連の機械命令(例えば、プログラム・コード)を表す、媒体(例えば、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116のメモリ)に記憶されたコード又は命令の集まりであってもよい。このような機械命令は、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116のプロセッサが命令を実施するために解釈する実際のコンピュータ・コードであってもよく、あるいは実際のコンピュータ・コードを得るために解釈される命令のより高いレベルのコーディングであってもよい。1つ以上のソフトウェア・モジュールは、1つ以上のハードウェア・コンポーネントも含んでもよい。例示的なアルゴリズムの1つ以上の態様は、命令の結果としてではなく、ハードウェア・コンポーネント(例えば、回路)それ自体によって実行されてもよい。
【0044】
オーケストレーション・エンジン202は、1つ以上のキャンペーンと、1つ以上のキャンペーンのそれぞれに含まれる1つ以上のオファとを作成及び構成するように構成されてもよい。キャンペーンは、オファの集まりとして大まかに規定されてもよい。各オファは、所与のエンド・ユーザについてカスタマイズ又はパーソナライズされた体験と呼ばれてもよい。言い換えると、オファは、エンド・ユーザが関与してもよい行動又は製品、ルール及び報酬を伴う体験の特定のバージョンを規定してもよい。キャンペーンは、その目的、その意図された視聴者、及びそれが改善され(又は最適化され)エンド・ユーザに配信される期間によって区別又は規定されてもよい。オーケストレーション・エンジン202は、キャンペーンの目的、意図された視聴者、及びそれが改善され(又は最適化され)ユーザに配信される期間(すなわち、その「アクティベーション」)を規定するために、クライアント・コンピューティング・システム102から入力を受けるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、オーケストレーション・エンジン202は、1つ以上のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)要求を介して、クライアント・コンピューティング・システム102からの入力を受けてもよい。いくつかの実施形態において、オーケストレーション・エンジン202は、1つ以上のAPI要求を投入する組織コンピューティング・システム104に関連するコンピューティング・デバイスを介して、クライアント・コンピューティング・システム102から入力を受けてもよい。いくつかの実施形態において、オーケストレーション・エンジン202は、クライアントが対話してもよいユーザ・インタフェースを介して入力を受けてもよい。例えば、クライアントは、クライアント・デバイス102上に表示されるGUIを介して、キャンペーンの目的、意図された視聴者、及び期間を規定してもよい。
【0045】
目的は、クライアントのビジネス目標を表す基本コンポーネントを指してもよい。キャンペーンに含まれる1つ以上のオファのそれぞれは、選択された目的を達成するように最適化されてもよい。例示的なキャンペーン目的は、投資収益率(ROI)、純利息収益(NIR)、完了などを含んでもよいが、これらに限定されない。ROI目的は、クライアントが利益率を増加させることを望むことに対応してもよい。NIR目的は、クライアントがトップライン収益を増加させることを望むことに対応してもよい。完了目的は、クライアントがより強固な顧客関係を構築するために投資を望むことに対応してもよい。各キャンペーン目的は、機械学習モデルによって最適化されてもよい。
【0046】
意図された視聴者(又は「セグメント」)は、クライアントが対象としたい顧客の対象グループに対応してもよい。例えば、クライアントは、意図された視聴者を第1グループ「新規顧客」及び第2グループ「既存顧客」に規定し、各個別のグループに向けられる異なるオファを生成してもよい。別の例では、クライアントは、顧客識別子の決定論的集合(例えば、新規顧客=ID1、ID2、ID3、ID4など)ではなく、述語の集合(例えば、新規顧客=直近の30日間に作成された顧客)によって、意図された視聴者を規定してもよい。
【0047】
オーケストレーション・エンジン202は、少なくともキャンペーン・アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)210と、オファAPI212とを含んでもよい。キャンペーンAPI210は、1つ以上のキャンペーンを登録及び構成するように構成されてもよい。例えば、キャンペーンAPI210を介して、クライアント・コンピューティング・システム102は、1つ以上のキャンペーンを作成したり、1つ以上のキャンペーンにオファを追加したり、1つ以上のキャンペーンのオファ構成を作成したりしてもよい。さらに、キャンペーンAPI210を介して、クライアント・コンピューティング・システム102は、特定のキャンペーンについて1つ以上の設定を更新し、キャンペーンについて指定されたオファを更新し、及び/又は指定されたキャンペーン構成を更新してもよい。いくつかの実施形態において、キャンペーンAPI210はさらに、クライアント・コンピューティング・システム102がデータベース208から各キャンペーンに関する情報を読み出すことを可能にしてもよい。例えば、キャンペーンAPI210を介して、クライアント・コンピューティング・システムは、キャンペーン目的を読み出し、キャンペーン内の指定されたオファに関する情報を読み出し、順序構成に関する情報を読み出し、作成されたキャンペーンのリストを取得し、特定のオファを含むキャンペーンのリストを読み出し、特定のクライアントについて作成されたオファのリストを読み出し、特定のキャンペーンについてオファのリストを読み出すなどを行ってもよい。
【0048】
オファAPI212は、1つ以上のオファを作成し、所与のキャンペーンに1つ以上のオファを含めるように構成されてもよい。オファAPI212は、オファ割当てサービスを規定してもよく、これはオファの割当ての前のオファ状態を記憶し維持すること、並びにオファの割当てを発効することを担当する。オファAPI212は、オファを個別化し、各オファを適切なエンド・ユーザに割り当てるように構成されてもよい。一般に、オファは、オファを含むキャンペーンとエンド・ユーザとの間の関係を表してもよい。
【0049】
オファAPI212は、現在利用可能なオファの列挙をクライアント・コンピューティング・システム102に提示してもよい。例えば、オファAPI212は、オファの列挙を含むGUIを生成してもよく、これは、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイを介してクライアント・コンピューティング・システム102によってアクセスされてもよい。GUIを介して、クライアント・コンピューティング・システム102は、特定のキャンペーンに含まれる1つ以上のオファを選択してもよい。さらに、GUIを介して、クライアント・コンピューティング・システム102は、既存のオファを管理してもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、オファを休止し、オファを再開し、オファに関連する名前を編集し、オファを期限切れにし、オファの有効期限日を編集し、又はオファを削除してもよい。
【0050】
一般に、各オファは、それに関連する1つ以上のパラメータを有してもよい。このような例示的なパラメータは、オファの名前、オファに関連する配信チャネル(例えば、電子メール、モバイル・アプリケーション、SMSメッセージなど)、オファの継続時間(例えば、エンド・ユーザがオファを完了しなければならない時間)、及びオファの満了日(例えば、任意のエンド・ユーザがオファを完了し、報酬を獲得できる最後の日時)を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0051】
さらに、各オファは、エンド・ユーザによってプレイされるゲームを含んでもよい。各ゲームは、1つ以上のハードルを含む。各ハードルは、ゲームの完了における目的を指してもよい。例えば、ハードルは、複数の取引で構成されてもよい。ゲームは、1つ以上のハードルの完了を必要としてもよい。例示的なハードルは例えば、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織における特定のアイテムの購入であってもよい。各ハードルが完了すると、エンド・ユーザは報酬を受けてもよい。
【0052】
製品/サービス購入又は行動タイプのハードルについて、キャンペーンAPI210は例えば、(a)オファ・タイプが別個の製品推薦モデルと統合されるならば、パーソナライズされた製品、(b)「新着」、「ラテ」、「プレミアム・フライト」、「青シャツ」、「60分マッサージ」などのような記述的な製品属性、又は(c)特定の製品、UPC又はSKUによって、製品/サービス購入を規定してもよい。
【0053】
支出又は量閾値タイプのハードルについて、キャンペーンAPI210は、支出閾値及び/又は量閾値を規定してもよい。例えば、ハードルを達成するために、クライアントは、エンド・ユーザに、合計で少なくとも500ドルを費やす(すなわち、支出)製品を少なくとも3回(すなわち、量)購入することを要求してもよい。いくつかの実施形態において、支出閾値は例えば、オファ・タイプが別個の支出推薦モデルと統合されるならば、パーソナライズされたスプレッド閾値であってもよい。いくつかの実施形態において、支出閾値は、明示的な支出閾値であってもよい。
【0054】
キャンペーンAPI210は、(報酬は必須ではないが)エンド・ユーザがゲームの各ハードルを達成したならば、エンド・ユーザに提供される報酬を規定するようにさらに構成されてもよい。いくつかの実施形態において、キャンペーンAPI210は、固定報酬を規定してもよい。固定報酬は、1つ以上の変種を有してもよい。例えば、オファAPI212が、1000ポイントの明示的な報酬を伴う固定報酬を有する第1ハードルを規定すると仮定する。キャンペーンAPI210は、500ポイントの明示的な報酬を有する別の報酬変種を構成してもよい。したがって、キャンペーンAPI210は、2つのオファ、すなわち1つは1000ポイントの報酬を有し、もう1つは500ポイントの報酬を有するオファを作成した。いくつかの実施形態において、キャンペーンAPI210は、ランダムな報酬を規定してもよい。ランダムな報酬は、明示的な報酬及び対応する分配のグループから構成されてもよい。ハードルを完了した後、エンド・ユーザは、その個別の配分に基づいて報酬をランダムに受けてもよい。例えば、ハードルが20%の配分を有する1000ポイントの1つの報酬を有し、別の報酬が、80%の配分を有する500ポイントを有すると仮定する。エンド・ユーザは、ハードルを完了した後、1000ポイントを獲得する20%のチャンスと、500ポイントを獲得する80%のチャンスとを有する。
【0055】
オファAPI212は、特定のエンド・ユーザに1つ以上のオファを割り当てるように構成されてもよい。オファAPI212は、特定の顧客及び顧客に関連するキャンペーンを前提として、オファ割り当て要求であってもよい。オファAPIリクエストへの応答は、顧客に割り当てられた完全にパーソナライズされたオファ・インスタンスであってもよい。オファAPI212は、入力として、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する1つ以上のエンド・ユーザに関する1つ以上のデータ集合を受けてもよい。例えば、組織コンピューティング・システム104は、データベース106に記憶された顧客情報の1つ以上の集合にアクセスしてもよい。オファAPI212は、機械学習モジュール216に格納された機械学習アルゴリズムへの入力として、顧客情報の1つ以上の集合を提供してもよい。このような適切な機械学習アルゴリズムは、限定されるものではないが、教師あり学習、教師なし学習、強化学習、ニューラル・ネットワーク、コンテキスト・マルチアーム・バンディット、線形回帰、ランダム・フォレストなどを含んでもよい。出力として、機械学習モジュール216は、各エンド・ユーザについて1つ以上のオファを選択するモデルを生成してもよい。したがって、オファAPI212は、機械学習モジュール216と連動して、1つ以上のオファを各エンド・ユーザに割り当ててもよい。
【0056】
例えば、機械学習モジュール216は、特定のオファに対応するゲームを各特定のエンド・ユーザに割り当てるように構成されてもよい。機械学習モジュール216は、特定のエンド・ユーザに割り当てられたオファのタイプだけでなく、データベース108に記憶された顧客情報の1つ以上の集合に基づいてゲームを割り当ててもよい。「ゲーム」との用語が使用されるが、本書で言及されるゲームは「オファ」と呼ばれてもよい。
【0057】
例示的なゲーム構造は、マルチオプション・マルチプレイヤ・ゲーム、パターン・ロック・ゲーム、スクラッチャ・ゲーム、きみならどうするゲーム、訪問ゲーム、ボーナス・ゲーム、ループ・ゲーム、ナッジ・ゲームなどを含むが、これらに限定されない。
【0058】
マルチオプション・マルチプレイヤ・ゲームは、新たな体験、新たな製品、及び/又は新たなサービスに顧客を紹介することが意図されてもよい1つ以上のオファを含んでもよい。例えば、マルチオプション・マルチプレイヤ・ゲームは、50ドルの報酬を獲得する前に、簡単な製品と、簡単な製品と、難しい製品とを購入するようにユーザに促してもよい。別の例では、マルチオプション・マルチプレイヤ・ゲームは、ユーザにモバイル・アプリケーションをダウンロードし、空港カウンタでバッグを預けて1万報酬マイルを獲得するように促してもよい。
【0059】
パターン・ロック・ゲームは、ユーザの挙動を強化し、及び/又はユーザのエンゲージメントを深めるように構成されてもよい1つ以上のオファを含んでもよい。例えば、パターン・ロック・ゲームは、7日間に5回店を訪れて100個の報酬スターを獲得するようにユーザに促してもよい。別の例では、ダッシュ・ゲームは、3万マイルの間、次の30日間に3回購入し、飛行するようにユーザに促してもよい。
【0060】
スクラッチャ・ゲームは、驚くこと及び/又は新しいことを好むユーザにアピールすることが意図された1つ以上のオファを含んでもよい。例えば、スクラッチャ・ゲームは、(1)100個の報酬スターを獲得する10パーセントのチャンス、(2)50個の報酬スターを獲得する40パーセントのチャンス、又は(3)20個の報酬スターを獲得する50パーセントのチャンスのために3つのラテを購入するようにユーザを促してもよい。
【0061】
きみならどうするゲームは、制御によって動機付けされてもよい顧客を関与させるように構築された1つ以上のオファを含んでもよい。例えば、きみならどうするゲームは、(1)100個の星を獲得するために7日に5回店を訪れること、(2)100個の星のために5個のラテを購入すること、又は(3)100個の星のために1個のラテ、2個のマフィン及び1個のサンドイッチを購入することのうちの1つを含んでもよい。
【0062】
訪問ゲームは、パターン・ロック・ゲームと同様であってもよい。言い換えると、訪問ゲームは、訪問ベースのパターン・ロック・ゲームであってもよい。例えば、訪問ゲームは、特定のアイテム、アイテムのタイプ又は金額を購入しなければならないのではなく、店を訪問し、何かを購入するようにユーザを促してもよい。
【0063】
ループ・ゲームは、上述のゲームのいずれであってもよいが、複数回繰り返されてもよい。
【0064】
ボーナス・ゲームは、上述のゲームのいずれであってもよいが、個々のハードルの完了についてユーザに報酬を与えることに加えて、すべてのオファ・ハードルの完了について追加の報酬も提供する。
【0065】
いくつかの実施形態において、各ゲームは、グラフ状のデータ構造に格納されてもよい。例えば、開発者は、Dhall構成言語を使用してグラフ状の構造を生成し、その後、人間に可読なDhallをプロトコル・バッファに変換するツールを介して情報を実行できる。別の例では、開発者は、ユーザ・インタフェースに格納された中間構成を類似のプロトコル・バッファに変換するユーザ・インタフェースを介してグラフ状の構造を生成してもよい。
【0066】
ポリシー・エンジン204は、オーケストレーション・エンジン202と協働してもよい。例えば、オーケストレーション・エンジンがキャンペーン、オファ及びエンド・ユーザ間の関係を仲介しつつ、ポリシー・エンジン204が割り当てられた各オファを各エンド・ユーザにパーソナライズし、キャンペーン結果に対してリアルタイム分析を実行してもよい。ポリシー・エンジン204は、少なくとも機械学習モジュール216を含んでもよい。機械学習モジュール216は、1つ以上のタスクで構成されてもよい。いくつかの実施形態において、機械学習モジュール216は、特定のオファ内の1つ以上のハードル及び報酬に構成されてもよい。例えば、機械学習モジュール216は、割り当てられたオファを各特定のエンド・ユーザにパーソナライズするように構成されてもよい。例えば、機械学習モジュール216は、ユーザの1つ以上の属性に基づいて、(機械学習モジュール216によって)特定のエンド・ユーザに割り当てられたオファを個別調整するように構成されてもよい。機械学習モジュール216はさらに、特定のビジネス目的を所与として、どの集合が最良の結果をもたらすかを決定するために、どの集合のパーソナライズされたオファかを予測するように構成されてもよい。機械学習モジュール216は、そのインフラストラクチャによって生成された1つ以上の予測モデルを使用して、このようなハードル、報酬、及びパーソナライズされたオファを選択する。
【0067】
いくつかの実施形態において、機械学習モジュール216は、入力として、機械学習アルゴリズムに顧客情報の1つ以上の集合を提供してもよい。このような顧客情報は、顧客の記述的属性と、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織における顧客に関連する取引履歴との両方を含んでもよい。このような適切な機械学習アルゴリズムは、限定されるものではないが、教師あり学習、教師なし学習、強化学習、ニューラル・ネットワーク、コンテキスト・マルチアーム・バンディット、線形回帰、ランダム・フォレストなどを含んでもよい。出力として、機械学習モジュール216は、各エンド・ユーザにプッシュされるパーソナライズされたオファを生成してもよい。例えば、特定のエンド・ユーザについて、機械学習モジュール216は、特定のエンド・ユーザが報酬を受けるまで、複数のハードルを調整することによって、オファの一意のバージョンを生成してもよい。
【0068】
いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、各エンド・ユーザに割り当てられたゲームをパーソナライズするようにさらに構成されてもよい。例えば、ユーザ固有情報を通して、ポリシー・エンジン204は、特定のユーザが別のユーザよりも製品又はサービスに関与していないことを判定してもよい。したがって、この特定のユーザについて、ポリシー・エンジン204は、特定のユーザがより容易に達成できる、より負担の少ないハードルを生成してもよい。そうすることによって、ポリシー・エンジン204は、特定のユーザからエンゲージメントを引き出すようにゲームをパーソナライズする。
【0069】
ワークフロー・エンジン206は、エンド・ユーザと、エンド・ユーザに割り当てられたオファとの間の対話を管理するように構成されてもよい。例えば、ワークフロー・エンジン206は、ポリシー・エンジン204から、各個別の顧客にパーソナライズされた1つ以上のオファを受けてもよい。続いて、ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別の顧客にプッシュしてもよい。ある実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、その上で実行されるアプリケーション118と直接対話してもよい。例えば、ワークフロー・エンジン206は、クライアント・コンピューティング・システム102上のウェブ・サーバ112によってホストされるアプリケーション118へのアクセスを許可されてもよい。ある実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれをクライアント・コンピューティング・システム102に送信してもよい。続いて、クライアント・コンピューティング・システム102は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別のエンド・ユーザ・デバイス106にプッシュしてもよい。
【0070】
ワークフロー・エンジン206は、少なくともイベントAPI218と、ステータスAPI220と、機械学習モジュール216によって適用される任意のパーソナライゼーション変更とを含んでもよい。イベントAPI218は、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116への1つ以上の入来イベントを管理するように構成されてもよい。言い換えると、ゲームによって表されるオファにエンド・ユーザが参加することを選択及び/又は選ぶと、ゲームに関連するイベントが、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116に送信され、イベントAPI218によって処理されてもよい。例えば、ゲームに参加することを選択したエンド・ユーザが、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織で取引を行うと、このようなイベントはイベントAPI218によって処理される。いくつかの実施形態において、イベントAPI218は、顧客がアクティブなオファを有するか否かにかかわらず、すべてのイベントを処理してもよい。例えば、アクティブなオファがあるならば、顧客のイベントを受けることは、新たなイベントが進捗を生じたかどうかが確認するために、オファの評価を引き起こす。アクティブなオファがないならば、イベントは、当該顧客について後にアクティブなオファが到着するかどうかを確認するために、ある期間保留されてもよい。したがって、システムは、存在する最も長いオファのおおよその長さの間、完全な取引履歴を維持できてもよい。
【0071】
いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、各顧客に関連する取引履歴をさらに含んでもよい。取引履歴は、施設又は組織において各顧客232によって行われる1つ以上の取引を含んでもよい。
【0072】
イベントAPI218によるイベントの追跡及び処理は、機械学習モジュール216の機械学習アルゴリズムを改善すること、並びにクライアント・コンピューティング・システム102によって選択されたキャンペーン全体を誘導することを助ける。イベントAPI218は、ワークフロー・エンジン206による処理のために1つ以上の入来イベントを待ち行列に入れる方法を規定するように構成されてもよい。イベントAPI218は、1つ以上のイベント222を含んでもよい。1つ以上のイベント222は、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス106及び/又はクライアント・コンピューティング・システム102からイベントAPI218によって受け取られる1つ以上のアクティビティを表してもよい。いくつかの実施形態において、イベントAPI218は、1つ以上の入来イベント222をワークフロー・エンジン206に周期的に送信してもよい。例えば、イベントAPI218は、1つ以上のバッチにおいて、1つ以上の入来イベント222をワークフロー・エンジン206に送信してもよい。言い換えると、いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、バッチ処理で1つ以上のイベント222を処理してもよい。いくつかの実施形態において、イベントAPI218は、1つ以上の入来イベント222をリアルタイム(又はほぼリアルタイム)でワークフロー・エンジン206に送信してもよい。例えば、イベントAPI218は、1つ以上のイベント222のそれぞれがモチベーション・マーケティング・プラットフォーム116に送信される際に、1つ以上の入来イベント222をワークフロー・エンジン206に送信してもよい。言い換えると、いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、ストリーム処理において1つ以上のイベント222を処理してもよい。
【0073】
状態API220は、1つ以上の下流システムと通信するように構成されてもよい。状態API220は、各エンド・ユーザのオファ(又はゲーム)状態へのアクセスを提供する。メール・マーケティング・システム(図示せず)は、状態API220(又はストリーミング相手、行動ストリーム)を利用して、オファ状態に関して誰がメールするかを判定してもよい。状態API220は、入来イベントの処理時にエンド・ユーザの状態を更新するように構成されてもよい。例えば、イベントAPI218は、イベントのバッチをワークフロー・エンジン206に送信してもよい。イベントのバッチにおける1つのこのようなイベントは、エンド・ユーザがオファを受け入れ、それに関連するゲームを開始することに対応してもよい。したがって、ワークフロー・エンジン206は、イベントの処理を状態API220に通信してもよく、これは、続いて、個別のエンド・ユーザに関連する増分状態進捗をデータ・ストリームに公開してもよい。
【0074】
ポリシー・エンジン204を再び参照して、ポリシー・エンジン204は、エンド・ユーザ体験を改善する(例えば、最適化する)ために、イベント及びエンド・ユーザ状態を継続的に監視してもよい。いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、機械学習モデルを訓練し、機械学習モデルをバージョン化し、新たな機械学習モデルが古い機械学習モデルよりも優れた性能を発揮することを検証する自動化された自明でないプロセスを利用してもよい。新たな機械学習モデルが以前の機械学習モデルより良くないとポリシー・エンジン204が判定したならば、ポリシー・エンジン204は、以前の機械学習モデルに戻ってもよい。いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、エンド・ユーザ体験を継続的に改善するために、コンテキスト・バンディットを使用して、機械学習モジュール216を介した強化学習を使用してもよい。例えば、強化学習技術を介して、ポリシー・エンジンは、タスクを継続的に学習し、スキルを取得し、リアルタイムの決定を提供してもよい。いくつかの実施形態において、このような訓練が毎日行われてもよい。ポリシー・エンジン204は、オファ作成、キャンペーン作成、キャンペーンへのオファの追加、キャンペーン結果の分析、うまく機能しないオファの識別及び休止、高性能オファの識別、機械学習プロセスに基づいて新たなオファ変種を作成するための推薦などを含むが、これらに限定されない、キャンペーン・ライフ・サイクルのフェーズにわたってユーザ体験を改善してもよい。ポリシー・エンジン204は、新たなオファ変種を作成し、アクティブなキャンペーンに含めるためにそれらをオーケストレーション・エンジン202に返すことによって、その学習に基づいて動作してもよい。
【0075】
概念レベルでは、ポリシー・エンジン204とエンド・ユーザとの間の対話は、監視されるイベント及び状態を介して、コンテキストの観察、行動の実行、及び結果の観察というテンプレートに従う個々のエンド・ユーザとの対話のシーケンスとして解釈されてもよい。このような対話の多くは、時間的に重複して起こる可能性がある。ポリシー・エンジン204の目的は例えば、最も望ましい結果をもたらすように、所与のコンテキストに対する行動を改善する(例えば、最適化する)ことである。
【0076】
コンテキスト(特徴ベクトルとして表されてもよい)は、現在の顧客の1つ以上のプロパティ及び/又は取るべき潜在的な行動を包含してもよい。コンテキストは、行動時にポリシー・エンジン204によって知られてもよい。結果はイベントのログを含んでもよく、これは、行動が選択されてから間もなく、ポリシー・エンジン204によって観察可能であってもよい。結果ログは、ポリシー・エンジン204に返される数値報酬を決定するために分析されてもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、ログを使用して数値機械学習報酬を生成するMapReduceプロセスを実装してもよい。
【0077】
ポリシー・エンジンの204全体の意思決定プロセスは、機械学習モジュール216によって訓練された機械学習アルゴリズム(例えば、モデル)によって支配されてもよい。オファに対応するゲームにエンド・ユーザが参加すると、このような情報がワークフロー・エンジン206からポリシー・エンジン204に入力されてもよい。機械学習モジュール216は、(例えば、ユーザ又はオペレータがキャンペーンにオファを追加又は除去するならば)キャンペーンの利用可能なオファの変化及び(例えば、顧客の位置が東海岸から西海岸に切り替わるならば)キャンペーンの一部である顧客の変化に応答することによって、ユーザ体験を継続的に改善してもよい。機械学習モジュール216は、ユーザの介入を必要とせずに、これらの新たな状況に合わせて調整(例えば、最適化)してもよい。機械学習モジュール216は、キャンペーンに追加される1つ以上のオファ変種を生成することによって、ユーザ体験を継続的に改善するために機械学習アルゴリズムを活用してもよい。1つ以上のオファ変種は、ポリシー・エンジン204からオーケストレーション・エンジン202に通信されてもよい。したがって、オーケストレーション・エンジン202は、エンド・ユーザ体験を改善する(例えば、最適化する)ために、キャンペーンに新たなオファ変種を追加するようにクライアントに促してもよい。
【0078】
モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116は、モチベーション・マーケティング・データベース208と通信してもよい。モチベーション・マーケティング・データベース208は、1つ以上のキャンペーン230、1つ以上の顧客232、1つ以上のオファ240、1つ以上の機械学習モデル242、1つ以上のログ244、及びクライアント・データベース246の1つ以上の部分コピーを含んでもよい。
【0079】
1つ以上のキャンペーン230は、モチベーション・マーケティング・プラットフォーム116によって生成された1つ以上のキャンペーン230を表してもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のキャンペーン230は、1つ以上のアクティブなキャンペーンを表してもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上のキャンペーン230は、1つ以上のアクティブなキャンペーン及び1つ以上の期限切れキャンペーンを表してもよい。
【0080】
各キャンペーン230は、クライアント・コンピューティング・システムとエンド・ユーザのグループ(例えば、クライアントの顧客)との間のビジネス関係を表してもよい。各キャンペーン230は、少なくともセグメント234、アクティベーション236、及び目的238を含んでもよい。セグメント234は、エンド・ユーザの選択された部分集合を表してもよい。セグメント234の例は例えば、「新規顧客」及び「既存顧客」を含んでもよい。1つ以上のオファは、各セグメント234に割り当てられてもよい。アクティベーション236は、開始日及び終了日を表してもよい。いくつかの実施形態において、アクティベーション236は、人をキャンペーンに選ぶ行動であってもよい。例えば、「モバイル・アプリケーション・ダウンロード」トリガは、特定のアプリケーション機能と対話するための様々なオファを分配してもよい「初めてのアプリケーション使用」キャンペーンに人を選択してもよい。目的238は、キャンペーンに関連するビジネス目的を表してもよい。すべてのオファは、目的238を達成するために最適化又は調整されてもよい。例示的な目的238は収益、投資収益(ROI)、又は顧客エンゲージメントを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0081】
顧客232は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する組織又は施設の1つ以上の顧客(例えば、エンド・ユーザ)を表してもよい。いくつかの実施形態において、顧客232は、各顧客に関連する1つ以上の属性又は特徴を含んでもよい。このような1つ以上の属性又は特徴は、それ自体ではエンド・ユーザを匿名解除するのに十分ではなくてもよいが、このような1つ以上の属性又は特徴は、特定の匿名ユーザを識別するのに十分であってもよい。
【0082】
オファ240は、機械学習モジュール216によって生成された1つ以上の完全にパーソナライズされたオファを表してもよい。例えば、オファ240は、顧客232に示された各顧客についてパーソナライズされた1つ以上のオファを表してもよい。
【0083】
機械学習モデル242は、機械学習モジュール216によって生成された1つ以上の予測モデルを表してもよい。例えば、機械学習モデル242は、完全にパーソナライズされたオファを生成するための1つ以上の予測モデル、各ユーザについて完全にパーソナライズされたオファの部分集合を選択するための1つ以上の予測モデルなどを含んでもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の機械学習モデル242は、各キャンペーンの結果に基づいて継続的に更新されてもよい。
【0084】
ログ244は、各ゲームを通じたエンド・ユーザの進捗を表してもよい。例えば、ログ244は、エンド・ユーザの完全にパーソナライズされたオファに対応するゲームを通じたエンド・ユーザの進捗を含んでもよい。
【0085】
クライアント・データベース246は、特定のクライアントに関連するデータベース108のコピーを表してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、クライアント・データベース246は、データベース108の部分コピーを表してもよい。データベース108の少なくとも一部をクライアント・データベース246としてローカルに記憶することは、組織コンピューティング・システム104とクライアント・コンピューティング・システム102との間で送信される要求を低減してもよい。
【0086】
図3は、例示的な実施形態によるエンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法300を示すフロー図である。方法300は、ステップ302で始まってもよい。ステップ302で、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーン作成要求を受信してもよい。いくつかの実施形態において、組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102からキャンペーン作成要求を受信してもよい。例えば、組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるアプリケーション110を介して、キャンペーン作成要求を受信してもよい。
【0087】
いくつかの実施形態において、キャンペーン要求は、これに関連する1つ以上のパラメータを含んでもよい。1つ以上のパラメータは、ビジネス目的の明細を含んでもよい。例示的なビジネス目的は、収益、投資収益、顧客エンゲージメントなどを含んでもよいが、これらに限定されない。1つ以上のパラメータは、エンド・ユーザ情報の1つ以上の集合をさらに含んでもよい。エンド・ユーザ情報は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する顧客に関する情報に対応してもよい。このようなユーザ情報は例えば、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する組織又は施設における各エンド・ユーザのエンド・ユーザ記述的属性及び取引履歴を含んでもよい。
【0088】
ステップ304で、組織コンピューティング・システム104は、作成要求に基づいてキャンペーンを作成してもよい。例えば、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーン作成要求に関連する1つ以上のパラメータに基づいてキャンペーンを初期化してもよい。
【0089】
ステップ306で、組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に1つ以上のオファを提示してもよい。組織コンピューティング・システム104は、識別されたビジネス目的に対応する1つ以上のオファを提示してもよい。組織コンピューティング・システム104は、識別されたビジネス目的に対応する1つ以上のオファの列挙を含むグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を生成してもよい。1つ以上のオファのこのような列挙は、クライアントが1つ以上のオファ属性によってオファをソートすることを可能にしてもよい。例えば、1つ以上のオファのリストは、1つ以上のソート可能なカラムを含んでもよい。このようなカラムは例えば、オファ名、オファ・タイプ、オファ割り当て開始日、オファ有効期限、ハードルの数、オファの継続時間、及びオファの状態を含んでもよい。組織コンピューティング・システム104は、表示のためにクライアント・コンピューティング・システム102にGUIを送信してもよい。例えば、組織コンピューティング・システム104は、アプリケーション110がGUIをレンダリングし、それに関連するディスプレイを介してクライアントにGUIを表示できるように、それで実行されるアプリケーション110を介してクライアント・コンピューティング・システム102にGUIを送信してもよい。
【0090】
ステップ308で、組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102から1つ以上のオファの選択を受信してもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、GUIを介して、クライアントが1つ以上のオファを選択するというインジケーションを入力として受けてもよい。クライアント・コンピューティング・システム102は、処理のために組織コンピューティング・システム104に入力を中継してもよい。
【0091】
ステップ310で、組織コンピューティング・システム104は、少なくとも1つのエンド・ユーザに1つ以上のオファをマッピングしてもよい。例えば、オーケストレーション・エンジン202は、機械学習モジュール216を介して特定のエンド・ユーザに1つ以上のオファを割り当てるように構成されてもよい。オーケストレーション・エンジン202は、入力として、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する1つ以上のエンド・ユーザに関するデータの1つ以上の集合を提供してもよい。例えば、組織コンピューティング・システム104は、データベース108に記憶された顧客情報の1つ以上の集合にアクセスし、機械学習アルゴリズムへの入力として、顧客情報の1つ以上の集合を提供してもよい。このような適切な機械学習アルゴリズムは、限定されるものではないが、教師あり学習、教師なし学習、強化学習、ニューラル・ネットワーク、コンテキスト・マルチアーム・バンディット、線形回帰、ランダム・フォレストなどを含んでもよい。出力として、オーケストレーション・エンジン202は、1つ以上のオファとエンド・ユーザとの間のマッピングを生成してもよい。
【0092】
ステップ312で、各エンド・ユーザについて、組織コンピューティング・システム104は、マッピングされたオファを各個別のエンド・ユーザにパーソナライズしてもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、機械学習モジュール216を介して、割り当てられたオファを各特定のエンド・ユーザにパーソナライズするように構成されてもよい。ポリシー・エンジン204は、ユーザの1つ以上の属性に基づいて、(機械学習モジュール216によって)特定のエンド・ユーザに割り当てられたオファを個別調整してもよい。ポリシー・エンジン204は、入力として、機械学習アルゴリズムに顧客情報の1つ以上の集合を提供してもよい。このような顧客情報は、顧客の記述的属性と、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織における顧客に関連する取引履歴との両方を含んでもよい。このような適切な機械学習アルゴリズムは、限定されるものではないが、教師あり学習、教師なし学習、強化学習、ニューラル・ネットワーク、コンテキスト・マルチアーム・バンディット、線形回帰、ランダム・フォレストなどを含んでもよい。出力として、ポリシー・エンジン210は、各エンド・ユーザにプッシュされるパーソナライズされたオファを生成してもよい。
【0093】
ステップ314で、組織コンピューティング・システム104は、各個別のエンド・ユーザに1つ以上のパーソナライズオファをプッシュしてもよい。ポリシー・エンジン204は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれをワークフロー・エンジン206に送信してもよい。ワークフロー・エンジン206は、エンド・ユーザと、それに割り当てられたオファとの間の対話を管理してもよい。続いて、ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別の顧客にプッシュしてもよい。ある実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、その上で実行されるアプリケーション118と直接対話してもよい。例えば、ワークフロー・エンジン206は、クライアント・コンピューティング・システム102上のウェブ・サーバ112によってホストされるアプリケーション118へのアクセスを許可されてもよい。いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれをクライアント・コンピューティング・システム102に送信してもよい。続いて、クライアント・コンピューティング・システム102は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別のエンド・ユーザ・デバイス106にプッシュしてもよい。
【0094】
ステップ316で、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーン性能を監視してもよい。
組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102から取引情報を受信することによって、キャンペーン性能を監視してもよい。いくつかの実施形態において、取引情報は、ワークフロー・エンジン206を介して、クライアント・コンピューティング・システム102から組織コンピューティング・システム104に流れてもよい。例えば、イベントAPI218は、クライアント・コンピューティング・システム102から1つ以上の取引イベントを受信するように構成されてもよい。イベントAPI218は、処理のために1つ以上の取引イベントをワークフロー・エンジン206に送信してもよい。いくつかの実施形態において、イベントAPI218は、1つ以上の取引イベントを、1つ以上のバッチで定期的にワークフロー・エンジン206に送信してもよい。いくつかの実施形態において、イベントAPI218は、1つ以上の取引イベントをワークフロー・エンジン206にストリーミングすることによって、1つ以上の取引イベントをリアルタイム(又はほぼリアルタイム)でワークフロー・エンジン206に送信してもよい。
【0095】
ステップ318で、組織コンピューティング・システム104は、監視に基づいてエンド・ユーザ進行を更新してもよい。ワークフロー・エンジン206が各取引イベントを処理する際に、ワークフロー・エンジン206は、状況API220と連携して、これらの個別のオファにおける各エンド・ユーザの状態を更新してもよい。例えば、ワークフロー・エンジン206は、満足された可能性がある任意のハードルを有する各エンド・ユーザのゲームを更新してもよい。
【0096】
いくつかの実施形態において、方法300は、ステップ320及び322をさらに含んでもよい。ステップ320で、キャンペーンが終了した後、機械学習モジュール216は、キャンペーンの結果を分析してもよい。例えば、機械学習モジュール216は、ログ244を分析して、より高いレベルの参加を生成したオファと、より低いレベルの参加を生成したオファとを識別してもよい。
【0097】
ステップ322で、機械学習モジュール216は、ステップ320で識別されたデータに基づいて1つ以上の予測モデルを更新してもよい。例えば、機械学習モジュール216は、パーソナライゼーションをオファするために専用の第1予測モデルと、パーソナライズされたオファの間で選択するために専用の第2予測とを更新してもよい。パーソナライゼーション・モデルは、キャンペーンごとに又はクライアントごとに訓練されてもよい。選択モデルは、キャンペーンごとに強化学習アルゴリズムを用いて訓練される。予測モデルの更新は、キャンペーンを実行し、キャンペーン中に発生した生のイベントを記録することによって行われてもよい。いくつかの実施形態において、生データは、キャンペーンの一部である顧客及び属性、各顧客に割り当てられたオファ、各オファがどのようにパーソナライズされるか、顧客によって生成される生イベント、顧客のこれらのオファにおける進捗、及びオファが企業のキャンペーン目的にどのように寄与したかを含んでもよい。組織コンピューティング・システム104は、受信した生データを、特定の機械学習モデルを訓練してもよい機械学習ログに変換してもよい。その後、機械学習モジュール216は、拡張データ集合上の1つ以上の既存のモデルを再訓練してもよい。機械学習モジュール216は、モデルの古いバージョンの予測性能を、履歴イベントに関する新たなものと比較してもよい。新たなモデルが古いモデルよりも良好に実行するならば、機械学習モジュール216は、生産における将来の予測のために新たなモデルを使用することを選択してもよい。
【0098】
図4は、例示的な実施形態によるエンゲージメント・キャンペーンを実施するための方法を示す論理図400である。論理図400は、組織コンピューティング・システム104と対話するクライアント・コンピューティング・システム102を含んでもよい。組織コンピューティング・システム104は、中間サービス401と、オーケストレーション・エンジン202と、ポリシー・エンジン204と、ワークフロー・エンジン206とを含んでもよい。中間サービス401は、組織コンピューティング・システム104の1つ以上のコンポーネントが情報をより良く処理できるように、入来データを標準化及び正規化するように構成されてもよい。
【0099】
動作402で、クライアント・コンピューティング・システム102は、キャンペーン要求をオーケストレーション・エンジン202に送信してもよい。キャンペーン要求は、キャンペーンに関連する1つ以上のパラメータを含んでもよい。1つ以上のパラメータは、ビジネス目的の明細を含んでもよい。例示的なビジネス目的は、収益、投資収益、顧客エンゲージメントなどを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、キャンペーンに関連する1つ以上のパラメータは、キャンペーンの継続時間、キャンペーンについての対象顧客の1つ以上の集合、対象顧客の1つ以上の集合のそれぞれに関連する1つ以上の記述などをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、キャンペーン要求は、キャンペーンに追加される1つ以上のオファの明細をさらに含んでもよい。
【0100】
動作404で、クライアント・コンピューティング・システム102は、要求されたキャンペーンを組織コンピューティング・システム104が開始することを要求してもよい。例えば、クライアント・コンピューティング・システム102は、オーケストレーション・エンジン202が各対象エンド・ユーザに1つ以上のオファを割り当て始めることを要求してもよい。
【0101】
動作406で、クライアント・コンピューティング・システム102は、データの1つ以上の集合を組織コンピューティング・システム104に送信してもよい。例えば、中間サービス401は、クライアント・コンピューティング・システム102からデータの1つ以上の集合を受信してもよい。いくつかの実施形態において、動作406は、動作404と同時に生じてもよい。データの1つ以上の集合は、顧客固有情報(例えば、記述的属性、取引履歴、1つ以上のユーザ・プロファイル嗜好など)を含んでもよい。クライアント・コンピューティング・システム102からデータの1つ以上の集合を受信すると、中間サービス402は、データを第1フォーマットから第2フォーマットに変換してもよい。例えば、中間サービス402は、情報が組織コンピューティング・システム104の1つ以上のコンポーネントによってより容易に処理されるように、データを標準化し、正規化してもよい。
【0102】
動作408で、中間サービス401は、変換されたデータを処理のためにオーケストレーション・エンジン202に送信してもよい。動作410で、ポリシー・エンジン204は、各個別のエンド・ユーザに1つ以上のオファをパーソナライズしてもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、エンド・ユーザ(例えば、顧客)固有情報及び機械学習モジュール116を利用して、各エンド・ユーザについての各オファをパーソナライズしてもよい。ポリシー・エンジン204は、各パーソナライズされたオファをオーケストレーション・エンジン202に送信してもよい。
【0103】
動作412で、オーケストレーション・エンジン202は、1つ以上の完全にパーソナライズされたオファを各エンド・ユーザに割り当ててもよい。例えば、オーケストレーション・エンジン202は、機械学習モジュール114を利用して、1つ以上の完全にパーソナライズされたオファと各エンド・ユーザとの間のマッピングを生成してもよい。オーケストレーション・エンジン202は、パーソナライゼーションのために、オファ割り当てをポリシー・エンジン204に送信してもよい。
【0104】
動作413で、ワークフロー・エンジン206は、クライアント・コンピューティング・システム102からデータの1つ以上の集合を受信してもよい。1つ以上のデータ集合は、製品情報データ(例えば、UPC、SKU、製品カテゴリなど)を含んでもよい。クライアント・コンピューティング・システム102からデータの1つ以上の集合を受信すると、中間サービス402は、データを第1フォーマットから第2フォーマットに変換してもよい。例えば、中間サービス402は、情報がワークフロー・エンジン206によってより容易に処理されるように、データを標準化し正規化してもよい。
【0105】
動作414で、オーケストレーション・エンジン202は、実行のために、パーソナライズされたオファをワークフロー・エンジン206に送信してもよい。例えば、オーケストレーション・エンジン202は、ワークフロー・エンジン206に、各パーソナライズされたオファに対応する1つ以上のワークフローを実行するように命令してもよい。
【0106】
動作416で、ワークフロー・エンジン206は、パーソナライズされたオファをクライアント・コンピューティング・システム102に送信してもよい。いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、各エンド・ユーザ・デバイス106と直接に対話してもよい。いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれをクライアント・コンピューティング・システム102に送信してもよい。続いて、クライアント・コンピューティング・システム102は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別のエンド・ユーザ・デバイス106にプッシュしてもよい。
【0107】
動作418で、クライアント・コンピューティング・システム102は、取引データを組織コンピューティング・システム104に送信してもよい。いくつかの実施形態において、クライアント・コンピューティング・システム102は、取引データを組織コンピューティング・システム104にストリーミングしてもよく、すなわち、クライアント・コンピューティング・システム102は、リアルタイム(又はほぼリアルタイム)で組織コンピューティング・システム104に取引データを送信してもよい。いくつかの実施形態において、クライアント・コンピューティング・システム102は、組織コンピューティング・システム104に定期的に取引データを送信してもよい。
【0108】
動作420で、中間サービス402は、取引データを第1フォーマットから第2フォーマットに変換してもよい。例えば、中間サービス402は、情報が組織コンピューティング・システム104の1つ以上のコンポーネントによってより容易に処理されるように、データを標準化し正規化してもよい。中間サービス402は、処理のために、取引データをワークフロー・エンジン206に送信してもよい。
【0109】
動作422で、ワークフロー・エンジン206は、受信した取引データを処理してもよい。例えば、ワークフロー・エンジン206は、受信した取引データに基づいて、その個別のゲームにおける各エンド・ユーザの進行を更新してもよい。ワークフロー・エンジン206は、結果をポリシー・エンジン204に送信してもよい。
【0110】
動作426で、オーケストレーション・エンジン202は、ワークフロー・エンジン202に、1つ以上の新たなオファ推薦をクライアント・コンピューティング・システム102にプッシュするように命令してもよい。動作428で、ワークフロー・エンジン206は、オファ進捗をクライアント・コンピューティング・システム102に通信してもよい。
【0111】
図5は、例示的な実施形態によるキャンペーン・ライフ・サイクルを示すブロック図500である。キャンペーン・ライフ・サイクルは、動作502で始まってもよい。動作502で、組織コンピューティング・システム104は、1つ以上のオファを作成してもよい。動作504で、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーンを作成してもよい。いくつかの実施形態において、オーケストレーション・エンジン202は、要求側クライアントによって提供される1つ以上のパラメータに基づいてキャンペーンを作成してもよい。動作506で、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーンに1つ以上のオファを追加してもよい。例えば、オーケストレーション・エンジン202は、クライアント・コンピューティング・システム104による1つ以上の選択に基づいて、キャンペーンに1つ以上のオファを追加してもよい。
【0112】
動作508で、組織コンピューティング・システム104は、キャンペーン結果を分析してもよい。いくつかの実施形態において、予測エンジン204は、リアルタイムで(又はほぼリアルタイムで)キャンペーン結果を監視してもよい。いくつかの実施形態において、予測エンジン204は、キャンペーン結果を定期的に監視してもよい。キャンペーン結果を監視することは、予測エンジン204がキャンペーン内の1つ以上のオファのそれぞれの進捗を監視することを含んでもよい。例えば、予測エンジン204は、オファに割り当てられたエンド・ユーザがオファにどのように反応しているかを分析するために、各オファを監視してもよい。
【0113】
動作510で、組織コンピューティング・システム104は、高性能オファを識別してもよい。いくつかの実施形態において、動作508に連動する上述した分析の一部として、ポリシー・エンジン204は、各オファに性能メトリックを割り当ててもよい。性能メトリックは、個別のオファに対する1つ以上の顧客とのエンゲージメントのレベルを反映してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、取引頻度に対応するオファが取引金額よりも良好に実行する(すなわち、より多くの顧客エンゲージメントを獲得する)ことを判定してもよい。ポリシー・エンジン204は、最高の性能を発揮するオファを識別してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、閾値エンゲージメント・レベルを超える1つ以上のオファを識別してもよい。
【0114】
動作512で、組織コンピューティング・システム104は、識別された高性能オファに基づいて新たなオファを生成してもよい。いくつかの実施形態において、組織コンピューティング・システム104は、識別された高性能オファの1つ以上の変種として新たなオファを生成してもよい。1つ以上の新たなオファは、キャンペーンへの追加のためにクライアントに利用可能にされてもよい。
【0115】
オファ・ライフ・サイクルは、新たなオファがクライアント・コンピューティング・システム102によってキャンペーンに追加される際に繰り返されてもよい。例えば、キャンペーンにオファが追加される場合に、ポリシー・エンジン204は、結果を継続的に分析し、クライアント・コンピューティング・システム102に推薦を行ってもよい。
【0116】
図6は、1つの例示的な実施形態によるキャンペーンを実施する方法600を示すフロー図である。方法600は、ステップ602で始まってもよい。ステップ602で、組織コンピューティング・システム104は、エンド・ユーザの活動を監視してもよい。ワークフロー・エンジン206は、1つ以上のエンド・ユーザ・イベントを受信し、処理してもよい。1つ以上のエンド・ユーザ・イベントに基づいて、ワークフロー・エンジン206は、それに応じて、各対応するオファを更新してもよい。各オファが更新される際に、ポリシー・エンジン204は、各オファの結果を分析してもよい。したがって、ポリシー・エンジン204は、各オファについて性能メトリックを生成してもよい。性能メトリックは、エンド・ユーザと個別のオファとの間のエンゲージメントのレベルに関連してもよい。
【0117】
ステップ604で、組織コンピューティング・システム104は、1つ以上の高性能オファを識別してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、監視されたエンド・ユーザの活動に基づいて、エンド・ユーザ・エンゲージメントの最高レベルを有する1つ以上のオファを識別してもよい。高性能オファは、エンド・ユーザ・エンゲージメントの事前に確立された閾値レベルを超えるオファとして規定されてもよい。
【0118】
ステップ606で、組織コンピューティング・システム104は、1つ以上の低性能オファを識別してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、監視されたエンド・ユーザの活動に基づいて、エンド・ユーザ・エンゲージメントの最低レベルを有する1つ以上のオファを識別してもよい。低性能オファは、エンド・ユーザ・エンゲージメントの第2の事前に確立された閾値レベル未満であるオファとして規定されてもよい。
【0119】
ステップ608で、組織コンピューティング・システム104は、識別された1つ以上の低性能オファを休止するようにクライアントに促してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、クライアント・コンピューティング・システム104に対して、クライアントが低性能オファを休止するための1つ以上のメッセージ又はインジケーションの形式で、1つ以上の推薦を行ってもよい。低性能オファを休止することにより、クライアント・コンピューティング・システム102は、低性能オファに割り当てられたエンド・ユーザを、エンド・ユーザによりよく関与しうる新たなオファに遷移させることができてもよい。
【0120】
ステップ610で、組織コンピューティング・システム104は、エンド・ユーザの活動及び識別された高性能オファに基づいて、1つ以上の新たなオファを生成してもよい。いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、機械学習モジュール218を使用して、1つ以上の新たなオファを生成してもよい。例えば、ポリシー・エンジン204は、エンド・ユーザの活動の1つ以上のストリームを機械学習アルゴリズムに入力することによって、1つ以上の新たなオファを生成してもよい。エンド・ユーザの活動の1つ以上のストリームは例えば、オファに対応するゲームのエンド・ユーザ進行、並びにクライアント・コンピューティング・システム102に関連する施設又は組織におけるユーザ取引のタイプを含んでもよい。いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、識別された高性能オファに基づいて1つ以上の新たなオファを生成してもよい。さらに、いくつかの実施形態において、ポリシー・エンジン204は、エンド・ユーザの活動と識別された高性能オファとの組合せに基づいて、1つ以上の新たなオファを生成してもよい。
【0121】
ステップ612で、組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に、キャンペーンに1つ以上の新たなオファを追加するように促してもよい。いくつかの実施形態において、オーケストレーション・エンジン202は、クライアント・コンピューティング・システム102に送信される1つ以上の推薦メッセージを生成してもよい。各推薦メッセージは、現在のキャンペーンを変更又は調整するための1つ以上の推薦を含んでもよい。このような調整は、キャンペーンに1つ以上の新たなオファを追加することを含んでもよい。いくつかの実施形態において、このような調整は、1つ以上の利用可能なオファを休止することを含んでもよい。いくつかの実施形態において、このような調整は、1つ以上の利用可能なオファをキャンセルすることを含んでもよい。
【0122】
図7は、いくつかの実施形態による例示的なコンピューティング環境700を示すブロック図である。コンピューティング環境700は、コンピューティング・システム702と、コンピューティング・システム752とを含む。コンピューティング・システム702は、クライアント・デバイス101を表してもよい。いくつかの実施形態において、コンピューティング・システム702は、管理者デバイス102をさらに表してもよい。コンピューティング・システム752は、メッセージ管理システム104を表してもよい。
【0123】
コンピューティング・システム702は、プロセッサ704と、メモリ706と、ストレージ708と、ネットワーク・インタフェース710とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、コンピューティング・システム702は、1つ以上のI/Oデバイス722(例えば、キーボード、マウスなど)に結合されてもよい。
【0124】
プロセッサ704は、メモリ706に記憶されたプログラム・コード716(すなわち、プログラミング命令)を読み出し、実行し、ならびにアプリケーション・データを記憶し、読み出してもよい。プロセッサ704は、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、複数の処理コアを有する単一のプロセッサなどを表すものとして含まれてもよい。ネットワーク・インタフェース710は、コンピューティング・システム702がコンピューティング・ネットワーク705を介して外部と通信することを可能にする任意のタイプのネットワーク通信であってもよい。例えば、ネットワーク・インタフェース710は、コンピューティング・システム752との外部通信を可能にするように構成される。
【0125】
ストレージ708は例えば、ディスク・ストレージ・デバイスであってもよい。単一ユニットとして示されているが、ストレージ708は、固定ディスク・ドライブ、リムーバブル・メモリ・カード、光学ストレージ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)などの固定ストレージ・デバイス及び/又はリムーバブル・ストレージ・デバイスの組合せであってもよい。
【0126】
メモリ706は、アプリケーション712と、オペレーティング・システム714と、プログラム・コード716とを含んでもよい。プログラム・コード716は、処理(すなわち、プログラム命令の実行)のためにプロセッサ704によってアクセスされてもよい。プログラム・コード716は例えば、ウェブサイト768の1つ以上のページを表示するためにコンピューティング・システム752と通信するための実行可能命令を含んでもよい。
【0127】
プロセッサ704は、アプリケーション712にアクセスして、コンピューティング・システム752の機能にアクセスしてもよい。例えば、プロセッサ704は、コンピューティング・システム752によって管理されるクライアント・キャンペーン・アカウントを管理するために、アプリケーション712を実行するように構成されてもよい。コンピューティング・システム702に表示されるコンテンツは、アプリケーション712を介してコンピューティング・システム702に送信され、その後、コンピューティング・システム702のグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を介して表示するためにアプリケーション712によって処理されてもよい。
【0128】
コンピューティング・システム752は、プロセッサ754と、メモリ756と、ストレージ758と、ネットワーク・インタフェース760とを含んでもよい。いくつかの実施形態において、コンピューティング・システム752は、1つ以上のI/Oデバイス774に結合されてもよい。いくつかの実施形態において、コンピューティング・システム752は、データベース108と通信してもよい。
【0129】
プロセッサ754は、メモリ756に記憶されたプログラム・コード766(すなわち、プログラミング命令)を読み出し、実行し、ならびにアプリケーション・データを記憶し、読み出してもよい。プロセッサ754は、単一のプロセッサ、複数のプロセッサ、複数の処理コアを有する単一のプロセッサなどを表すように含まれてもよい。ネットワーク・インタフェース760は、コンピューティング・システム752がコンピューティング・ネットワーク705を介して外部と通信することを可能にする任意のタイプのネットワーク通信であってもよい。例えば、ネットワーク・インタフェース760は、コンピューティング・システム752がコンピューティング・システム702と通信することを可能にする。
【0130】
ストレージ758は例えば、ディスク・ストレージ・デバイスであってもよい。単一のユニットとして示されているが、ストレージ758は、固定ディスク・ドライブ、リムーバブル・メモリ・カード、光学ストレージ、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)などのような固定及び/又はリムーバブル・ストレージ・デバイスの組み合わせであってもよい。
【0131】
メモリ756は、オペレーティング・システム764と、プログラム・コード766と、ウェブサイト768と、オーケストレーション・エンジン770と、ポリシー・エンジン772と、ワークフロー・エンジン774とを含んでもよい。プログラム・コード766は、処理(すなわち、プログラム命令の実行)のためにプロセッサ454によってアクセスされてもよい。プログラム・コード766は例えば、図3図6に関連して上述されたステップを実行するように構成された実行可能命令を含んでもよい。一例として、プロセッサ754は、プログラム・コード766にアクセスして、1つ以上のキャンペーンを生成し、管理してもよい。ウェブサイト762は、コンピューティング・システム702によってアクセスされてもよい。例えば、ウェブサイト762は、ウェブ・ブラウザ又はアプリケーションを介してコンピューティング・システム702によってアクセスされるコンテンツを含んでもよい。
【0132】
オーケストレーション・エンジン770は、1つ以上のキャンペーンと、1つ以上のキャンペーンのそれぞれに含まれる1つ以上のオファとを作成及び構成するように構成されてもよい。キャンペーンは、オファの集まりとしておおまかに規定されてもよい。各オファは、所与のエンド・ユーザについてカスタマイズ又はパーソナライズされた体験と呼ばれてもよい。言い換えると、オファは、エンド・ユーザが関与しうる行動又は製品、ルール及び報酬を伴う体験の特定のバージョンを規定してもよい。オファは、エンド・ユーザによってプレイされるゲームと考えられてもよい。キャンペーンは、その目的、その意図された視聴者、及びそれが改善され(又は最適化され)エンド・ユーザに配信される期間によって区別又は規定されてもよい。オーケストレーション・エンジン770は、キャンペーンの目的、意図された視聴者、及びそれが改善され(又は最適化され)、ユーザに配信される期間(すなわち、その「アクティベーション」)を規定するために、クライアント・コンピューティング・システム102から入力を受信するように構成されてもよい。
【0133】
ポリシー・エンジン772は、オーケストレーション・エンジン770と協働してもよい。例えば、オーケストレーション・エンジン770がキャンペーン、オファ、及びエンド・ユーザ間の関係を仲介しつつ、ポリシー・エンジン772が各エンド・ユーザについて各割り当てられたオファをパーソナライズし、キャンペーン結果に関してリアルタイム分析を実行してもよい。ポリシー・エンジン772は、割り当てられたオファを各特定のエンド・ユーザにパーソナライズするように構成されてもよい。例えば、ポリシー・エンジン772は、ユーザの1つ以上の属性に基づいて、特定のエンド・ユーザに割り当てられたオファを個別調整するように構成されてもよい。ポリシー・エンジン772はまた、エンド・ユーザ体験を改善する(例えば、最適化する)ために、イベント及びエンド・ユーザ状態を継続的に監視してもよい。言い換えると、ポリシー・エンジン772は、キャンペーン結果のリアルタイム(又はほぼリアルタイム)分析を継続的に実行するように構成されてもよい。
【0134】
ワークフロー・エンジン774は、エンド・ユーザと、エンド・ユーザに割り当てられたオファとの間の対話を管理するように構成されてもよい。例えば、ワークフロー・エンジン774は、ポリシー・エンジン772から、各個別の顧客にパーソナライズされた1つ以上のオファを受信してもよい。続いて、ワークフロー・エンジン774は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別の顧客にプッシュしてもよい。いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン774は、コンピューティング・システム702上で実行されるアプリケーション712と直接に対話してもよい。例えば、ワークフロー・エンジン774は、コンピューティング・システム702上のアプリケーション712へのアクセスを許可されてもよい。いくつかの実施形態において、ワークフロー・エンジン774は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれをコンピューティング・システム702に送信してもよい。続いて、コンピューティング・システム702は、1つ以上のパーソナライズされたオファのそれぞれを各個別のエンド・ユーザ・デバイスにプッシュしてもよい。
【0135】
図8Aは、実施例によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)800を示すブロック図800である。GUI800は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI800は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。
【0136】
図示されるように、GUI800は、ユーザがキャンペーン作成要求を投入した結果として生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対応してもよい。GUI800は、第1部分802及び第2部分804を含んでもよい。GUI800の第1部分802は、GUI800「ヘッダ」部分に対応してもよい。第1部分802は、GUI800(例えば、ブラウザ又はネイティブ・アプリケーション)に各グラフィカル要素806~810に関連する情報を要求するメッセージをコンテンツ管理サービスに送信させるためにユーザによって選択可能な1つ以上のグラフィカル要素806、808、810(例えば、ボタン、リンクなど)を含んでもよい。
【0137】
グラフィカル要素806は、キャンペーン、オファ、エンド顧客、又はシステム・メトリックに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素806を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、クライアントの各キャンペーンに関連する結果又はメトリックを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI800が1つ以上の結果又はメトリックを表示しうるように、1つ以上の結果又はメトリックをGUI800に配信してもよい。
【0138】
グラフィカル要素808は、1つ以上のキャンペーンに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素808を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する1つ以上のキャンペーンに向けられた情報を要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI800が1つ以上の結果又はメトリックを表示しうるように、1つ以上のキャンペーンをGUI800に配信してもよい。したがって、図8のために、クライアント・コンピューティング・システム104のユーザは、キャンペーン情報を要求した。
【0139】
グラフィカル要素810は、1つ以上のオファに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素810を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、取りうるキャンペーンに関連する1つ以上のオファを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI800が1つ以上のオファを表示しうるように、1つ以上のオファをGUI800に配信してもよい。
【0140】
GUI800の第2部分804は、キャンペーン・パネル864を含んでもよい。キャンペーン・パネル864は、ユーザア・カウントに関連する1つ以上のキャンペーンを含んでもよい。図示されるように、各キャンペーンは、グラフィック要素866によって表されてもよい。キャンペーン・パネル864は、各キャンペーンの1つ以上の属性を示してもよい。例えば、キャンペーン・パネル864は、キャンペーンID、キャンペーン名、視聴者、キャンペーン目的、展開日、期限、及び状態のうちの1つ以上を示してもよい。
【0141】
いくつかの実施形態において、第2部分804は、検索バー868及びグラフィカル要素862を含んでもよい。検索バー868は、入力として、クエリの基準を満たすユーザに関連する1つ以上のキャンペーンについてデータベース(例えば、データベース208)にクエリするために使用されてもよいテキストを受信するように構成されてもよい。グラフィカル要素862は、「新たなキャンペーンを作成」オプションを表してもよい。ユーザは、ユーザが新たなキャンペーンを作成したい場合に、グラフィカル要素862と対話してもよい。グラフィカル要素862の選択は、図8Bに関連して以下で説明するような新たな画面を生み出してもよい。
【0142】
図8Bは、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)850を示すブロック図850である。GUI850は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI850は、ネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。
【0143】
図示されるように、GUI850は、作成された1つ以上のキャンペーンを閲覧することをユーザが要求した結果として生成されたグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対応してもよい。GUI850は、第1部分802及び第2部分804を含んでもよい。GUI850の第1部分802は、GUI850「ヘッダ」部分に対応してもよい。第1部分802は、GUI850(例えば、ブラウザ又はネイティブ・アプリケーション)に各グラフィカル要素806~810に関連する情報を要求するメッセージをコンテンツ管理サービスに送信させるためにユーザによって選択可能な1つ以上のグラフィカル要素806、808、810(例えば、ボタン、リンクなど)を含んでもよい。
【0144】
GUI850の第2部分804は、オファに関連する設定パネル812と、選択されたキャンペーンの1つ以上のパラメータを表示するキャンペーン・パネル814とを含んでもよい。設定パネル812は、選択されたキャンペーンに関連する1つ以上のパラメータをクライアントが設定することを可能にする1つ以上のグラフィカル要素を含んでもよい。例えば、第2部分804は、グラフィック要素816~828を含んでもよい。
【0145】
グラフィック要素816は、クライアント・コンピューティング・システム102によって規定されたセグメントに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素816内の矢印をクリックすると、ドロップダウン・メニューが表示され、これによりクライアント・コンピューティング・システム102は、エンド・ユーザの特定のセグメントを選択可能になる。各セグメントは、クライアント・コンピューティング・システム102が分析のためにエンド・ユーザ情報を組織コンピューティング・システム104に送信する場合に、クライアント・コンピューティング・システム102によって事前に規定されてもよい。各セグメントは一般に、クライアント・コンピューティング・システム102がそのエンド・ユーザをどのように分類するかを表す。したがって、グラフィカル要素816を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する1つ以上のセグメントを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、GUI800がクライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上に1つ以上のセグメントを表示しうるように、1つ以上のセグメントをGUI800に配信してもよい。
【0146】
グラフィカル要素818は、キャンペーンのアクティベーション・タイプに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素818は、2つ以上の選択可能なアクティベーション状態、すなわち、スケジュールされたアクティベーション(例えば、キャンペーンは2019年1月1日に開始する)又はトリガ・アクティベーション(例えば、キャンペーンは、顧客がアプリケーションをダウンロードした際に開始する)を含んでもよい。図示されるように、選択された起動タイプは、トリガ・アクティベーション・タイプである。
【0147】
グラフィカル要素820は、トリガ・タイプに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素820は、アプリケーションのダウンロードのような、1つ以上の選択可能なトリガ・タイプを含んでもよいが、これらに限定されない。図示されるように、選択されたユーザ・タイプは顧客行動である。
【0148】
グラフィカル要素822は、顧客行動タイプに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素822は、アプリケーション・ダウンロード、店舗訪問、特定のアイテム購入、アイテム・タイプ購入、最小購入量などの1つ以上の選択可能なトリガ・タイプを含んでもよい。図示されるように、選択された顧客行動タイプは「アプリ・ダウンロード」である。
【0149】
グラフィカル要素824は、キャンペーン目的に対応してもよい。例えば、グラフィカル要素820は、NIR、ROI、及び完了という1つ以上の選択可能な目的を含んでもよい。したがって、グラフィカル要素820を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、それに応じてキャンペーンの目的を更新するように要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、更新された目的をクライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI800が表示しうるように、キャンペーンの更新された目的の確認をGUI800に配信してもよい。
【0150】
グラフィカル要素826は、キャンペーン有効日に対応してもよい。したがって、グラフィカル要素826を介して入力を受信すると、GUI800は、所望のキャンペーン有効日を組織コンピューティング・システム104に通知してもよい。
【0151】
グラフィカル要素828は、オプションの満了日に対応してもよい。したがって、グラフィカル要素828を介して入力を受信すると、GUI800は、組織コンピューティング・システム104に、存在するならば所望のキャンペーン満了日を通知してもよい。
【0152】
キャンペーン・パネル814は、キャンペーンに現在割り当てられている1つ以上のオファを表示してもよい。例えば、キャンペーン・パネル814は、1つ以上のグラフィカル要素830を含んでもよい。各グラフィカル要素830は、所与のオファに対応してもよい。各グラフィカル要素830は、個別のオファの1つ以上の属性を表示してもよい。例えば、グラフィカル要素830は、オファID、オファ名、オファ開始日、オファ満了日、オファ継続時間、及びオファ状態に向けられた情報を含んでもよい。
【0153】
キャンペーン・パネル814は、グラフィカル要素832をさらに含んでもよい。グラフィカル要素832は、キャンペーンにオファを追加する要求に対応してもよい。したがって、グラフィカル要素832を介して入力を受信すると、GUI800は、設定パネル812に提供されたキャンペーン・パラメータに基づいてキャンペーンに追加されてもよい1つ以上のオファを組織コンピューティング・システム104に要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上に1つ以上のオファを表示してもよい更新されたGUI(図9を参照)を配信してもよい。
【0154】
図9は、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)900を示すブロック図900である。GUI900は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI900は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。
【0155】
図示されるように、GUI900は、キャンペーンにオファを追加するための入力をGUI850が受信する結果として生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対応してもよい。GUI900は、1つ以上のグラフィカル要素904を含んでもよい。各グラフィカル要素904は、キャンペーンに追加されてもよい特定のオファ・タイプに対応してもよい。例えば、図示されるように、1つ以上のオファ・タイプは、パターン・ロック、マルチ行動、マルチオプション乗数、ナッジ、報酬、パターン・ロック・プラスなどであってもよい。
【0156】
各グラフィカル要素904は、1つ以上のサブ・グラフィカル要素906~916を含んでもよい。各グラフィカル要素906は、特定のオファ・タイプのグラフィックに対応してもよい。いくつかの実施形態において、各グラフィック要素は、色分けされてもよい。各グラフィカル要素908は、オファ・タイプのタイトルに対応してもよい。各グラフィカル要素910は、対応するオファ・タイプの記述に対応してもよい。各グラフィカル要素912は、特定のオファ・タイプのサンプルに対応してもよい。グラフィカル要素914は、オファ・タイプの目的の記述に対応してもよい。グラフィカル要素916は、オファ・タイプのモチベーションの記述に対応してもよい。したがって、GUI900は、ユーザがどのオファ・タイプを選択するかについての学習された決定を行うために必要な最小量の情報をユーザに提供してもよい。
【0157】
図10は、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)1000を示すブロック図1000である。GUI1000、はクライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI1000は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。
【0158】
図示されるように、GUI1000は、キャンペーンの1つ以上のオファを閲覧するための入力をGUI1000が受信した結果として生成されたグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対応してもよい。GUI1000は、フィルタ・パネル1006及び結果パネル1008を含んでもよい。フィルタ・パネル1006は、1つ以上のグラフィック要素1010~1020を含んでもよい。
【0159】
グラフィカル要素1010は、1つ以上のオファ・タイプに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1010は、結果パネル1008内のオファがフィルタリングされうるように、ユーザが1つ以上のオファ・タイプをチェック又はチェック解除できるようにしてもよい。例示的なオファ・タイプは、マルチオプション乗数オファ・タイプ、スクラッチャ・オファ・タイプ、訪問オファ・タイプ、パターン・ロック・オファ・タイプ、ループ・オファ・タイプ、ボーナス・オファ・タイプ、きみならどうするオファ・タイプなどを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0160】
グラフィカル要素1012は、オファ継続時間に対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1012は、ユーザがオファについての所望の継続時間を投入することを可能にしてもよい。したがって、グラフィカル要素1012を介して入力を受信すると、GUI1000は、入力された継続時間に従って、利用可能なオファを組織コンピューティング・システム104がフィルタリングすることを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1000がオファのフィルタリングされたリストを表示しうるように、フィルタリングされたオファのリストをGUI1000に配信してもよい。
【0161】
グラフィカル要素1014は、複数のハードルに対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1014は、ユーザが各オファについてのハードルの最小数及び/又はハードルの最大数を投入することを可能にしてもよい。したがって、グラフィカル要素1014を介して入力を受信すると、GUI1000は、入力されたパラメータに従って利用可能なオファを組織コンピューティング・システム104がフィルタリングすることを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1000がオファのフィルタリングされたリストを表示しうるように、フィルタリングされたオファのリストをGUI1000に配信してもよい。
【0162】
グラフィカル要素1016は、オファ作成に対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1016は、オファが作成された日付に基づいてユーザがオファをフィルタリングすることを可能にしてもよい。したがって、グラフィカル要素1016を介して入力を受信すると、GUI1000は、入力された作成日に従って、利用可能なオファを組織コンピューティング・システム104がフィルタリングすることを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1000がオファのフィルタリングされたリストを表示しうるように、フィルタリングされたオファのリストをGUI1000に配信してもよい。
【0163】
グラフィカル要素1018は、オファの満了日に対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1018は、オファがいつ終了(又は満了)するかに基づいてユーザがオファをフィルタリングすることを可能にしてもよい。したがって、グラフィカル要素1018を介して入力を受信すると、GUI1000は、入力された満了日に従って、利用可能なオファを組織コンピューティング・システム104がフィルタリングすることを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1000がオファのフィルタリングされたリストを表示しうるように、フィルタリングされたオファのリストをGUI1000に配信してもよい。
【0164】
グラフィカル要素1020は、オファの状態に対応してもよい。例えば、グラフィカル要素1020は、オファが存続しているか、又は存続するようにスケジュールされているかに基づいて、ユーザがオファをフィルタリングすることを可能にしてもよい。したがって、グラフィカル要素1020を介して入力を受信すると、GUI1000は、オファ状態に従って、利用可能なオファを組織コンピューティング・システム104がフィルタリングすることを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1000がオファのフィルタリングされたリストを表示しうるように、フィルタリングされたオファのリストをGUI1000に配信してもよい。
【0165】
結果パネル1008は、1つ以上の利用可能なオファをクライアント・コンピューティング・システム102に表示するように構成されてもよい。例えば、結果パネル1008は、クライアント・コンピューティング・システム102が所与のキャンペーンに追加してもよい1つ以上のオファを表示するように構成されてもよい。結果パネル1008は、フィルタ・パネル1006に提供された情報に基づいて動的に更新されてもよい。したがって、結果パネル1008は、クライアント・コンピューティング・システム102によって投入された1つ以上の制約を満たすように更新してもよい。
【0166】
結果パネル1008は、1つ以上のオファ・エントリ1024及びグラフィカル要素1028を含んでもよい。各オファ・エントリ1024は、フィルタ・パネル1006内で規定された1つ以上の制約を満たす利用可能なオファに対応してもよい。各オファ・エントリ1024は、グラフィカル要素1026を含んでもよい。グラフィカル要素1026は、編集ボックスの形式をとってもよい。グラフィカル要素1026を選択すると、ユーザは、ユーザが個別のオファを更新することを可能にする新たなグラフィカル・ユーザ・インタフェースに導かれてもよい。
【0167】
GUI1000は、情報パネル1009をさらに含んでもよい。情報パネル1009は、オファ・エントリ1024の選択時に生成されてもよい。例えば、オファ・エントリ1024を選択すると、GUI1000は、情報パネル1009を示すように更新されてもよい。情報パネル1009は、選択されたオファ・エントリに関連する情報を含んでもよい。図示されるように、情報パネル1009は、オファに関連するメタデータ(例えば、チャネル、オファ継続時間、満了、作成日など)、オファに関連する1つ以上のハードル、各ハードル又はすべてのハードルの完了に関連する1つ以上の報酬などを含んでもよい。
【0168】
図11Aは、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)1000を示すブロック図1100である。GUI1100は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI1100は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。
【0169】
図示されているように、GUI1100は、ユーザがキャンペーンに関連する結果を閲覧ために要求を投入した結果として生成されたグラフィカル・ユーザ・インタフェースに対応してもよい。GUI1100は、第1部分1102及び第2部分1104を含んでもよい。GUI1100の第1部分1102は、GUI1100「ヘッダ」部分に対応してもよい。第1部分1102は、各グラフィカル要素1106~1110に関連する情報を要求するメッセージをコンテンツ管理サービスへGUI1100(例えば、ブラウザ又はネイティブ・アプリケーション)に送信させるためにユーザによって選択可能な1つ以上のグラフィカル要素1106、1108、1110(例えば、ボタン、リンクなど)を含んでもよい。
【0170】
グラフィカル要素1106は、キャンペーン、オファ、エンド顧客、又はシステム・メトリックに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素1106を介して入力を受信すると、GUI1100は、組織コンピューティング・システム104に、クライアントの各キャンペーンに関連する結果又はメトリックを要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1100が1つ以上の結果又はメトリックを表示しうるように、1つ以上の結果又はメトリックをGUI1100に配信してもよい。したがって、図11のために、クライアント・コンピューティング・システム102のユーザは、メトリックを要求した。メトリックが選択された場合に、ユーザは、1つ以上のサブ・オプション1150~1154で促される。サブ・オプション1150は、ユーザが顧客モチベーションを閲覧することを可能にする。サブ・オプション1152は、ユーザがシステム・ヘルス・メトリックを閲覧することを可能にする。サブ・オプション1154は、ユーザがキャンペーン指標を閲覧することを可能にする。図11では、ユーザはサブ・オプション1154を選択している。
【0171】
グラフィカル要素1108は、1つ以上のキャンペーンに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素1108を介して入力を受信すると、GUI1100は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連する1つ以上のキャンペーンに向けられた情報を組織コンピューティング・システム104に要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1100が1つ以上の結果又はメトリックを表示しうるように、1つ以上のキャンペーンをGUI1100に配信してもよい。
【0172】
グラフィカル要素1110は、1つ以上のオファに対応してもよい。したがって、グラフィカル要素1110を介して入力を受信すると、GUI1100は、取りうるキャンペーンに関連する1つ以上のオファを組織コンピューティング・システム104に要求してもよい。組織コンピューティング・システム104は、クライアント・コンピューティング・システム102に関連するディスプレイ上にGUI1100が1つ以上のオファを表示しうるように、1つ以上のオファをGUI1100に配信してもよい。
【0173】
GUI1100の第2部分1104は、選択パネル1112及び第2パネル1114を含んでもよい。第1パネル1112は、1つ以上のグラフィカル要素1116、1118及び1120を含んでもよい。グラフィカル要素1116は、ユーザが結果を閲覧するためのキャンペーンを選択することを可能にするドロップダウン・バーを表してもよい。図示されるように、ユーザは、「New.Engagement.Scheduled.2018-09-15」を選択した。グラフィカル要素1118は、閲覧する選択されたキャンペーンに関連する特定のメトリックをユーザが選択することを可能にするドロップダウン・バーを表してもよい。例示的なメトリックは全体性能、オファ別の性能を含んでもよいが、これに限定されない。グラフィカル要素1120は、閲覧するオファのタイプをユーザが絞り込むことを可能にするドロップダウン・バーを表してもよい。
【0174】
第2パネル1114は、第1パネル1112内の上記で規定された特定のメトリックを視覚的に示す1つ以上のグラフィカル表現を含んでもよい。図示されるように、第2パネル1114は、顧客エンゲージメント及び財務に関連するいくつかのチャートを含んでもよい。
【0175】
図11Bは、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)1150を示すブロック図である。GUI1150は、GUI1100と同様であってもよい。GUI1150は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI1150は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。GUI1150は、ユーザがグラフィカル要素1118内の「オファ別の性能」オプションを選択した場合にユーザに表示される情報を表してもよい。
【0176】
「オファ別の性能」オプションが選択されると、第2パネル1114は、オファごとに性能メトリックが投入されてもよい。図示されるように、GUI1150は、「New.Engagement.Scheduled.2018-09-15」キャンペーンの各オファに関連するメトリックを含んでもよい。例えば、各オファは、「送信済オファの%」、「登録率」、「完了率」、及び「オファごとのNIR」を対象としたメトリックを含んでもよい。
【0177】
図12は、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)1200を示すブロック図である。GUI1200は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI1200は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。GUI1200は、ユーザが「システム・ヘルス」オプションを選択した場合にユーザに対して生成される情報を表してもよい。
【0178】
GUI1200は、ヘルス・パネル1204を含んでもよい。ヘルス・パネル1204は、システムのヘルスに関連する1つ以上のメトリックを示してもよい。図示されるように、ヘルス・パネル1204は、グラフィック要素1206~1212を含んでもよい。グラフィカル要素1206は、コネクション・ヘルス・メトリックを表してもよい。グラフィック要素1208は、キャンペーンの今までの全体的な結果を表してもよい。グラフィカル要素1220は、体験エンジン・メトリックを表してもよい。グラフィカル要素1222は、人工知能/機械学習エンジン・ヘルスを表してもよい。
【0179】
図13は、例示的な実施形態によるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)1300を示すブロック図である。GUI1300は、クライアント・コンピューティング・システム102のウェブ・ブラウザ・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)で提示されるウェブ・ページであってもよい。いくつかの実施形態において、GUI1300は、クライアント・コンピューティング・システム102上で実行されるネイティブ・ソフトウェア・アプリケーション(例えば、アプリケーション110)によって生成されるグラフィカル・ユーザ・インタフェースであってもよい。GUI1200は、ユーザが「顧客モチベーション」オプションを選択した場合にユーザに対して生成される情報を表してもよい。
【0180】
GUI1300は、パネル1304を含んでもよい。パネル1304は、1つ以上のグラフィック要素1306~1310を含んでもよい。グラフィカル要素1306は、顧客モチベーションに関連するメトリックを閲覧する方法をユーザが選択することを可能にするドロップダウン・メニューを表してもよい。例えば、グラフィカル要素1306は、モチベーション・マップ、マップの構築、顧客によるモチベーションなどをエンド・ユーザが選択することを可能にしてもよい。グラフィカル要素1308は、顧客モチベーション・メトリックを閲覧する継続時間をユーザが規定することを可能にするドロップダウン・メニューを表してもよい。図示されるように、ユーザは「直近5ヶ月」を選択した。グラフィック要素1310は、ユーザが顧客の1つ以上のグループを選択することを可能にするドロップダウン・メニューを表してもよい。例えば、グラフィカル要素1310は、クライアントについて構成されたすべての視聴者(例えば、セグメント)をユーザが選択することを可能にしてもよい。図のように、ユーザは「全視聴者」を選択した。
【0181】
パネル1304は、入力された情報に関連するメトリックを示す1つ以上のグラフィカル要素1312~1324をさらに含んでもよい。グラフィカル要素1312は、顧客の選択されたグループ内の顧客の総数を表してもよい。グラフィカル要素1314は、規定された制約に関連するキャンペーンの数を表してもよい。グラフィカル要素1316は、規定された制約に関連する全オファ構成を表してもよい。グラフィカル要素1318は、自主性に関連する1つ以上のメトリックを表してもよい。グラフィカル要素1320は、社会的関連性に関連する1つ以上のメトリックを表してもよい。グラフィカル要素1322は、適正に関連する1つ以上のメトリックを表してもよい。グラフィカル要素1324は、モチベーション・マップを表してもよい。モチベーション・マップは、人間のモチベーションの1つ以上の特性を示し、現在のオファがこれらのモチベーションにどの程度うまく働くかを示してもよい。例えば、マインド・マップは、困難に出会うことによって動機付けられる顧客に対して、オファがどの程度困難であるかを示してもよい。
【0182】
上記は本書に記載される実施形態を対象とするが、他の実施形態及びさらなる実施形態はその基本的な範囲から逸脱することなく考案されてもよい。例えば、本開示の態様は、ハードウェア若しくはソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せで実施されてもよい。本書で説明される1つの実施形態は、コンピュータ・システムとともに使用するためのプログラム製品として実施されてもよい。プログラム製品のプログラムは、(本書で説明される方法を含む)実施形態の機能を規定し、様々なコンピュータ可読記憶媒体上に含まれうる。例示的なコンピュータ可読記憶媒体は、(i)情報が永久的に記憶される書き込み不能記憶媒体(例えば、CD-ROMドライブによって読み取り可能なCD-ROMディスク、フラッシュ・メモリ、ROMチップ、又は任意の種類のソリッド・ステート不揮発性メモリのような、コンピュータ内のリードオンリ・メモリ(ROM)デバイス、及び(ii)変更可能な情報が記憶される書き込み可能記憶媒体(例えば、ディスケット・ドライブ内のフロッピー・ディスク(登録商標)又はハードディスク・ドライブ、又は任意の種類のソリッドステート・ランダム・アクセス・メモリ)を含んでもよい、これらに限定されない。このようなコンピュータ可読記憶媒体は、開示された実施形態の機能を指示するコンピュータ可読命令を搬送する場合に、本開示の実施形態である。
【0183】
前述の例は例示的なものであり、限定的なものではないことが当業者には理解されよう。すべての置換、強化、均等物、及びそれらに対する改良は本書を読むこと及び図面を検討することによって当業者に明らかであり、本開示の真の精神及び範囲内に含まれることが意図される。したがって、以下の添付の特許請求の範囲は、これらの教示の真の精神及び範囲内に入るこのようなすべての修正、置換、及び均等物を含むことが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11A
図11B
図12
図13