(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-12
(45)【発行日】2023-12-20
(54)【発明の名称】ディスプレイを含む携帯用通信装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20231213BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20231213BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20231213BHJP
H04M 1/02 20060101ALI20231213BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G06F1/16 312F
G06F1/16 312G
G06F1/16 312J
G06F1/16 312Z
G09F9/00 302
G09F9/00 366Z
G09F9/30 308Z
H04M1/02 C
(21)【出願番号】P 2021578185
(86)(22)【出願日】2020-11-26
(86)【国際出願番号】 KR2020016973
(87)【国際公開番号】W WO2021112493
(87)【国際公開日】2021-06-10
【審査請求日】2021-12-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0160970
(32)【優先日】2019-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0015894
(32)【優先日】2020-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ウ, ジョン
(72)【発明者】
【氏名】アン, ジョン チョル
【審査官】川俣 郁子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0053377(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0166703(US,A1)
【文献】特開2017-126061(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0355919(US,A1)
【文献】特開2019-124906(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0094126(US,A1)
【文献】特開2014-164087(JP,A)
【文献】特開2019-185006(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0224178(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0287992(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0306986(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0317629(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/00-9/46
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
第1ハウジングと、
第2ハウジングと、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを連結するヒンジと、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジング上に配置されたディスプレイパネルと、前記ディスプレイパネル上に配置されて前記ディスプレイパネルと共に折り曲げられる可撓性の前面プレートとを含むディスプレイと、
前記第1ハウジング及び前記第2ハウジング上に配置されて少なくとも一部がラティス(lattice)構造を含んで前記ディスプレイを支持する第1開口部を含む第1支持部材と、
少なくとも前記第1ハウジング上で前記第1支持部材を支持して前記第1開口部に少なくとも部分的に整列される第2開口部を含む第2支持部材と、
前記第1開口部、前記第2開口部、及び前記ディスプレイパネルを介して信号を受信する少なくとも一つのセンサを含むセンサモジュールと、
前記ディスプレイパネルと前記センサモジュールとの間に配置される透明部材と、を備え、
前記第2支持部材の少なくとも一部は、前記透明部材の下に配置され、
前記透明部材は、前記第1支持部材に接着されて前記ディスプレイの前面に加えられる外力を吸収するか又は分散させ、
前記第2開口部の角は、前記透明部材の背面に接触することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記第2開口部は、段差状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記透明部材の少なくとも一部は、前記第2開口部の段差に収納されることを特徴とする請求項
2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記センサモジュールは、明度の感知のための受光センサを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記センサモジュールは、信号送出部を有する発光素子を含み、
前記受光センサは、前記発光素子に隣接して配置されることを特徴とする請求項
4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記ラティス構造は、前記ヒンジの位置に対応する少なくとも一部の位置に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記透明部材の大きさは、前記第1開口部の大きさよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1支持部材の少なくとも一部と前記第2支持部材の少なくとも一部との間に配置される接着部材を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記前面プレートは、ポリイミド(PI)フィルム又は超薄型ガラス(ultrathin glass)のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイを含む携帯用通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置(例:スマートフォン(smart phone))は、画面を表示するためのディスプレイを含む。例えば、電子装置は、前面の大部分にディスプレイが配置される。この場合、電子装置は、前面の残りの部分に各種センサ(例:照度センサ、近接センサ及び生体認証センサ)が配置される。
【0003】
電子装置は、大画面に対する需要の増加に伴い、前面の全体にディスプレイが配置される。電子装置は、前面の全体にディスプレイが配置される場合、そのディスプレイの背面に各種センサ(例:照度センサ、近接センサ及び生体認証センサ)が配置される。また、電子装置には、画面を大型化するために、フレキシブル(flexible)ディスプレイが適用される。
【0004】
フレキシブルディスプレイの適用に関連して、前面に指定された剛性(rigidity)未満の前面プレート(例:ポリイミド(PI)フィルム)が配置される場合、前面プレートに加えられる外力によってフレキシブルディスプレイの損傷(例:破損)だけでなく、フレキシブルディスプレイの背面に配置された各種センサの損傷が発生することがある。
【0005】
上記の情報は、本記載内容を理解しやすくするための背景情報としてのみ提供される。上記の内容のいずれも、本記載に関連して先行技術として適用可能であるか否かに関する決定が下されておらず、如何なる主張も行われていない。
【0006】
本記載の実施形態は、少なくとも上述の問題及び/又は欠点を扱っており、少なくとも以下で説明する利点を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、各種センサが背面に配置されたディスプレイを含む携帯用通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書に開示される一実施形態による携帯用通信装置は、折り畳み可能なハウジング、前記ハウジングに収容されて、前記ハウジングが折り畳まれた状態で実質的に平坦に維持される第1表示領域と、前記ハウジングが折り畳まれるにつれて折り曲げられる第2表示領域と、を含むフレキシブルディスプレイ、前記フレキシブルディスプレイと前記ハウジングとの間に位置し、前記第1表示領域に対応して第1柔軟性(flexibility)を有してオープニングが形成された第1領域と、前記第2表示領域に対応して前記第1柔軟性よりも高い第2柔軟性を有して前記ハウジングが折り畳まれるにつれて折り曲げられる第2領域と、を含む支持部材、及び前記ハウジングに収容されて受光センサを含むセンシングモジュールを備え、前記受光センサは、前記オープニングを通過した光が前記受光センサで感知されるように前記オープニングに少なくとも部分的に整列される。
【0009】
また、本明細書に開示される他の実施形態による電子装置は、第1ハウジング構造物、第2ハウジング構造物、前記第1ハウジング構造物と前記第2ハウジング構造物との間に配置されたヒンジハウジング、前記ヒンジハウジングに少なくとも一部が配置されて前記第1ハウジング構造物と前記第2ハウジング構造物とを結合するヒンジ構造物、前記第1ハウジング構造物及び前記第2ハウジング構造物上に少なくとも一部が配置されたディスプレイパネル、前記ディスプレイパネルの下部に配置されて第1オープニングを含む第1支持部材、前記第1支持部材下部に配置されて第2オープニングを含む第2支持部材、前記第1オープニング、前記第2オープニング、及び前記ディスプレイパネルを介してセンシングに必要な信号を受信するセンサ部、並びに前記ディスプレイパネルと前記センサ部との間に配置された補強部材と、を備える。
【0010】
本発明の他の様態、利点及び著しい特徴は、図面と共に行われる本発明の様々な実施様態を開示する以下の詳細な説明から当業者にとって明白になる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、ディスプレイの前面に加えられる外力を吸収することができる構造物を各種センサ及びディスプレイの間に配置することで、外力によってディスプレイ及び各種センサに加えられ得る衝撃を最小化することができる。
【0012】
また、本発明によると、フォールダブル電子装置は、フレキシブルディスプレイ及び柔軟な材質の前面プレート(例:ポリイミド(PI)フィルム)が適用されても、フレキシブルディスプレイ及び前面プレートの剛性を補完することができる。
【0013】
その他にも、本発明により直接又は間接に把握される様々な効果が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1a】一実施形態による電子装置の一例の展開状態を示す図である。
【
図1b】一実施形態による電子装置の折り畳み状態を示す図である
【
図1c】一実施形態による電子装置の分解斜視図である。
【
図1d】一実施形態による電子装置を示す図である。
【
図2】第1実施形態による電子装置の一例を示す断面図である。
【
図3】
図2の電子装置の断面の一部の領域の一例を示す図である。
【
図4a】第2実施形態による電子装置の断面の一部の領域を示す図である。
【
図4b】第2実施形態による電子装置の断面の一部の領域の他の例を示す図である。
【
図5】第3実施形態による電子装置の断面を示す図である。
【
図6】第4実施形態による電子装置の断面を示す図である。
【
図7a】第5実施形態による電子装置における補強部材の結合前の状態を示す断面図である。
【
図7b】第5実施形態による電子装置における補強部材の結合後の状態を示す断面図である。
【
図8】第6実施形態による電子装置の断面を示す図である。
【
図9a】一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第1実施例を示す図である。
【
図9b】
図9aに関連する電子装置の分解斜視図である。
【
図10】一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第2実施例を示す図である。
【
図11a】一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第3実施例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態に限定するものではなく、本発明の実施形態の様々な変更(modification)、均等物(equivalent)、及び/又は代替物(alternative)を含むものと理解すべきである。
【0016】
図1aは、一実施形態による折り畳み式電子装置の一例の展開状態を示す図である。
図1bは、一実施形態による折り畳み式電子装置の折り畳み状態を示す図である。
【0017】
図1a及び
図1bを参照すると、本実施形態において、電子装置100は、フォールダブルハウジング500と、フォールダブルハウジング500の折り畳み可能な部分をカバーするヒンジカバー530(又はヒンジハウジング)と、フォールダブルハウジング500により形成された空間内に配置されたフレキシブル(flexible、可撓性の)ディスプレイ又はフォールダブル(foldable)ディスプレイ110(以下、「ディスプレイ110」)と、を含む。本明細書では、ディスプレイ110が配置された面を第1面又は電子装置100の前面と定義する。また、前面の反対面を第2面又は電子装置100の背面と定義する。また、前面と背面との間の少なくとも一部の空間を囲む面を第3面又は電子装置100の側面と定義する。
【0018】
一実施形態において、フォールダブルハウジング500は、第1ハウジング構造物510(又は第1ハウジング)と、センサ領域524の少なくとも一部を含む第2ハウジング構造物520(又は第2ハウジング)と、第1背面カバー580と、第2背面カバー590と、を含む。電子装置100のフォールダブルハウジング500は、
図1a及び
図1bに示している形態及び結合に制限されず、他の形状や部品の組み合わせ及び/又は結合によって実現され得る。例えば、他の実施形態では、第1ハウジング構造物510及び第1背面カバー580が一体に形成され、第2ハウジング構造物520及び第2背面カバー590が一体に形成される。
【0019】
図示している実施形態において、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、仮想のフォールディング軸500_1を中心に両側に配置され、フォールディング軸500_1に対して全体的に対称である形状を有する。後述するように、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は、電子装置100の状態が展開状態であるか、折り畳み状態であるか、又は特定の置き状態に応じて、互いになす角度又は第1ハウジング構造物510の一地点から第2ハウジング構造物520の一地点までの距離が異なる。図示している実施形態において、第2ハウジング構造物520は、第1ハウジング構造物510とは異なり、様々なセンサが配置されるセンサ領域524を更に含むが、それ以外の領域では、相互対称的な形状を有する。
【0020】
一実施形態において、
図1aに示しているように、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、ディスプレイ110を収容するリセスを共に形成する。図示している実施形態では、センサ領域524によって、リセスは、フォールディング軸500_1に対して垂直な方向に互いに異なる2個以上の幅を有する。
【0021】
例えば、リセスは、(1)第1ハウジング構造物510のうちのフォールディング軸500_1に平行な第1部分510aと第2ハウジング構造物520のうちのセンサ領域524の周縁に形成される第1部分520aとの間の第1幅W1、及び(2)第1ハウジング構造物510の第2部分510bと第2ハウジング構造物520のうちのセンサ領域524に該当しないと共にフォールディング軸500_1に平行な第2部分520bにより形成される第2幅W2を有する。この場合、第2幅W2は、第1幅W1よりも長く形成される。相互非対称形状を有する第1ハウジング構造物510の第1部分510a及び第2ハウジング構造物520の第1部分520aは、リセスの第1幅W1を形成し、相互対称形状を有する第1ハウジング構造物510の第2部分510b及び第2ハウジング構造物520の第2部分520bは、リセスの第2幅W2を形成する。一実施形態において、第2ハウジング構造物520の第1部分520a及び第2部分520bは、フォールディング軸500_1からの距離が互いに相違する。リセスの幅は、図示している例に限定されない。一実施形態において、センサ領域524の形態又は第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の非対称形状を有する部分によって、リセスの幅は複数個になり得る。
【0022】
一実施形態において、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の少なくとも一部は、ディスプレイ110を支持するために選択される大きさの剛性を有する金属材質や非金属材質で形成される。
【0023】
一実施形態において、センサ領域524は、第2ハウジング構造物520の一コーナーに隣接して所定の領域を有するように形成される。但し、センサ領域524の配置、形状、及び大きさは、図示している例に限定されない。例えば、他の実施形態において、センサ領域524は、第2ハウジング構造物520の他のコーナー、又は上端コーナーと下端コーナーとの間の任意の領域に提供される。一実施形態において、電子装置100に内蔵された様々な機能を果たすための部品(components)が、センサ領域524を介して、又はセンサ領域524に設けられた一つ以上の開口部(opening)を介して、電子装置100の前面に露出する。一実施形態において、部品は、各種のセンサを含む。センサは、例えば、前面カメラ、レシーバ、又は近接センサのうちの少なくとも一つを含む。一実施形態によると、センサ領域524は、ディスプレイ110の下部に配置され、少なくとも一部がディスプレイ110によって覆われるように配置される。或いは、センサ領域524は、ディスプレイ110によって覆われずに、外部に露出する。この場合、全体的に四角形の形状を有するディスプレイ110の一部の領域は、センサ領域524を覆わないように切開される。この場合、センサ領域524は、第2ハウジング構造物520の内部に配置されるプリント回路基板の一側に実装される。
【0024】
第1背面カバー580は、電子装置100の背面のフォールディング軸500_1の一側に配置され、例えば実質的に長方形の周縁(periphery)を有し、第1ハウジング構造物510によって周縁が包まれる。同様に、第2背面カバー590は、電子装置の背面のフォールディング軸の他側に配置され、第2ハウジング構造物520によってその周縁が包まれる。
【0025】
図示している実施形態において、第1背面カバー580及び第2背面カバー590は、フォールディング軸500_1を中心に実質的に対称的な形状を有する。但し、第1背面カバー580と第2背面カバー590とが必ずしも相互対称的な形状を有するものではなく、他の実施形態において、電子装置100は、様々な形状の第1背面カバー580及び第2背面カバー590を含む。更に他の実施形態において、第1背面カバー580は、第1ハウジング構造物510と一体に形成され、第2背面カバー590は、第2ハウジング構造物520と一体に形成される。
【0026】
一実施形態において、第1背面カバー580、第2背面カバー590、第1ハウジング構造物510、及び第2ハウジング構造物520は、電子装置100の様々な部品(例:プリント回路基板、又はバッテリー)が配置される空間を形成する。一実施形態において、電子装置100の背面には、一つ以上の部品(components)が配置されるか、又は視覚的に露出する。例えば、第1背面カバー580の第1背面領域582を介して、サブディスプレイ535の少なくとも一部が視覚的に露出する。他の実施形態において、第2背面カバー590の第2背面領域592を介して一つ以上の部品又はセンサが視覚的に露出する。一実施形態において、センサは、近接センサ及び/又は背面カメラを含む。
【0027】
図1bを参照すると、ヒンジカバー530は、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520との間に配置され、内部部品(例えば、ヒンジ構造物)を覆うように構成される。一実施形態において、ヒンジカバー530は、電子装置100の状態(展開状態(flat state or unfolded state)又は折り畳み状態(folded state)に応じて、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の一部によって覆われるか又は外部に露出する。
【0028】
一例として、
図1aに示しているように、電子装置100が展開状態の場合、ヒンジカバー530は、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520により覆われて外部に露出しない。一例として、
図1bに示しているように、電子装置100が折り畳み状態(例:完全折り畳み状態(fully folded state))の場合、ヒンジカバー530は、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520との間で外部に露出する。一例として、第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520が所定の角度をなす(folded with a certain angle)中間状態(intermediate state)の場合、ヒンジカバー530は、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520との間で外部に一部露出する。但し、この場合、露出する領域は、完全に折り畳まれた状態よりも少ない。一実施形態において、ヒンジカバー530は、曲面を含む。
【0029】
ディスプレイ110は、フォールダブルハウジング500により形成された空間上に配置される。例えば、ディスプレイ110は、フォールダブルハウジング500により形成されたリセス(recess)上に載置されて、電子装置100の前面の大部分を構成する。
【0030】
従って、電子装置100の前面は、ディスプレイ110と、ディスプレイ110に隣接する第1ハウジング構造物510の一部の領域と、第2ハウジング構造物520の一部の領域とを含む。また、電子装置100の背面は、第1背面カバー580と、第1背面カバー580に隣接する第1ハウジング構造物510の一部の領域と、第2背面カバー590と、第2背面カバー590に隣接する第2ハウジング構造物520の一部の領域とを含む。
【0031】
ディスプレイ110は、少なくとも一部の領域が平面又は曲面に変形可能なディスプレイを意味する。一実施形態において、ディスプレイ110は、フォールディング領域103と、フォールディング領域103を基準に一側(
図1aに示しているフォールディング領域103の左側)に配置された第1領域101と、他側(
図1aに示しているフォールディング領域103の右側)に配置された第2領域102とを含む。
【0032】
図1aに示しているディスプレイ110の領域の区分は例示的なものであって、ディスプレイ110は、構造又は機能に応じて複数(例えば、4個以上又は2個)の領域に分けられる。一例として、
図1aに示している実施形態では、y軸に平行に延びるフォールディング領域103又はフォールディング軸500_1によってディスプレイ110の領域が分けられるが、他の実施形態において、ディスプレイ110は、他のフォールディング領域(例:x軸に平行なフォールディング領域)又は他のフォールディング軸(例:x軸に平行なフォールディング軸)を基準に領域が分けられる。
【0033】
第1領域101と第2領域102とは、フォールディング領域103を中心に全体的に対称の形状を有する。但し、第2領域102は、第1領域101とは異なり、センサ領域524の存在によってカット(cut)された切り欠き(notch)を含むが、それ以外の領域では、第1領域101と対称的な形状を有する。第1領域101と第2領域102とは、互いに対称的な形状を有する部分と、互いに非対称的な形状を有する部分とを含む。一実施形態によると、センサ領域524がディスプレイ110の下部に配置される場合、第1領域101と第2領域102とは、互いに対称的な形状を有する。
【0034】
以下、電子装置100の状態(例:展開状態(flat state)及び折り畳み状態(folded state))による第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520の動作と、ディスプレイ110の各領域について説明する。
【0035】
一実施形態において、電子装置100が展開状態(flat state)(例:
図1a)の場合、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、180度の角度をなして同一方向に向かうように配置される。ディスプレイ110の第1領域101の表面と第2領域102の表面とは、互いに180度を形成し、同じ方向(例:電子装置の前面方向)に向かう。フォールディング領域103は、第1領域101及び第2領域102と同一平面を形成する。
【0036】
一実施形態において、電子装置100が折り畳み状態(folded state)(例:
図1b)の場合、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、互いに対向するように配置される。ディスプレイ110の第1領域101の表面と第2領域102の表面とは、互いに狭い角度(例:0度から10度の間)を形成し、互いに対向する。フォールディング領域103は、少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなる。
【0037】
一実施形態において、電子装置100が中間状態(folded state)(例:
図1b)の場合、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、互いに所定の角度(a certain angle)で配置される。ディスプレイ110の第1領域101の表面と第2領域102の表面とは、折り畳み状態よりも大きく、展開状態よりも小さい角度を形成する。フォールディング領域103は、少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなり、この際の曲率は、折り畳み状態(folded state)の場合よりも小さい。
【0038】
一実施形態によると、ハウジングに収容されたフレキシブルディスプレイは、ハウジングが折り畳まれた状態で実質的にフラットに維持される第1表示領域(例:第1領域101又は第2領域102の少なくとも一つの領域)と、ハウジングが折り畳まれるにつれて折り曲げられる第2表示領域(例:フォールディング領域103)とを含む。
【0039】
一実施形態によると、フレキシブルディスプレイとハウジングとの間に位置する支持部材(例:
図3の第1支持部材137)を含み、支持部材は、第1表示領域(フラットに維持される領域)に対応して第1柔軟性(flexibility)を有する第1領域(例:第1領域101又は第2領域102)と、第2表示領域(折り曲げられることができる領域)に対応して第1柔軟性よりも高い第2柔軟性を有する第2領域(例:フォールディング領域103)とを含む。
【0040】
図1cは、一実施形態による電子装置の分解斜視図である。
【0041】
図1cを参照すると、本実施形態において、電子装置100は、ディスプレイ部20と、ブラケットアセンブリ30と、基板部600と、第1ハウジング構造物510と、第2ハウジング構造物520と、第1背面カバー580と、第2背面カバー590とを含む。本明細書において、ディスプレイ部(display unit)20は、ディスプレイモジュール(module)又はディスプレイアセンブリ(assembly)と称される。
【0042】
ディスプレイ部20は、ディスプレイ110と、ディスプレイ110が載置される一つ以上のプレート(又は層)140とを含む。一実施形態において、プレート140は、ディスプレイ110とブラケットアセンブリ30との間に配置される。プレート140の一面(例:
図1cを基準に、上部面、z軸方向に向かう面)の少なくとも一部には、ディスプレイ110が配置される。プレート140は、ディスプレイ110に対応する形状に形成される。
【0043】
ブラケットアセンブリ30は、第1ブラケット410と、第2ブラケット420と、第1ブラケット410と第2ブラケット420との間に配置されるヒンジ構造物(又はヒンジ)と、ヒンジ構造物を外部から見た時にカバーするヒンジカバー530と、第1ブラケット410及び第2ブラケット420の少なくとも一部を横切る配線部材430(例:フレキシブル回路基板(FPC)、flexible printed circuit)とを含む。
【0044】
一実施形態において、プレート140と基板部600との間に、ブラケットアセンブリ30が配置される。一例として、第1ブラケット410は、ディスプレイ110の第1領域101と第1基板610との間に配置される。第2ブラケット420は、ディスプレイ110の第2領域102と第2基板620との間に配置される。
【0045】
一実施形態において、ブラケットアセンブリ30の内部には、配線部材430及びヒンジ構造物300の少なくとも一部が配置される。配線部材430は、第1ブラケット410及び第2ブラケット420を横切る方向(例:x軸方向)に配置される。配線部材430は、電子装置100のフォールディング領域103のフォールディング軸(例:y軸又は
図1aのフォールディング軸500_1)に直交する方向(例:x軸方向)に配置される。一実施形態による第2ブラケット420の一側には、センサの配置のために、上下方向(例:z軸方向)に貫通するセンサホール31が形成される。
【0046】
基板部600は、上述のように、第1ブラケット410側に配置される第1基板610と、第2ブラケット420側に配置される第2基板620とを含む。第1基板610及び第2基板620は、ブラケットアセンブリ30、第1ハウジング構造物510、第2ハウジング構造物520、第1背面カバー580、及び第2背面カバー590により形成される空間の内部に配置される。第1基板610及び第2基板620には、電子装置100の様々な機能を実現するための部品が実装される。一実施形態によると、基板部600のうちの第2基板620の一側には、少なくとも一つのセンサS1が配置される。少なくとも一つのセンサS1は、センサホール31を介して、ディスプレイ110の背面(例:ディスプレイ110の第2領域102の下部)に配置される。
【0047】
第1ハウジング構造物510及び第2ハウジング構造物520は、ブラケットアセンブリ30にディスプレイ部20が結合した状態で、ブラケットアセンブリ30の両側に結合するように互いに組み立てられる。後述するように、第1ハウジング構造物510と第2ハウジング構造物520とは、ブラケットアセンブリ30の両側で摺動してブラケットアセンブリ30に結合される。
【0048】
一実施形態において、第1ハウジング構造物510は第1回転支持面512を含み、第2ハウジング構造物520は第1回転支持面512に対応する第2回転支持面512を含む。第1回転支持面512と第2回転支持面512とは、ヒンジカバー530に含まれる曲面に対応する曲面を含む。
【0049】
一実施形態において、第1回転支持面512及び第2回転支持面522は、電子装置100が展開状態(例:
図1aの電子装置)の場合、ヒンジカバー530を覆って、ヒンジカバー530が電子装置100の背面に露出しないか又は最小限に露出する。一方、第1回転支持面512と第2回転支持面512とは、電子装置100が折り畳み状態(例:
図1bの電子装置)の場合、ヒンジカバー530に含まれる曲面に沿って回転し、ヒンジカバー530が電子装置100の背面に最大限に露出する。
【0050】
図1dは、一実施形態による電子装置を示す図である。
【0051】
図1dを参照すると、本実施形態による電子装置100は、ディスプレイ110と、センサ部(例:第1センサ部S1及び/又は第2センサ部S2)とを含む。
【0052】
一実施形態によると、ディスプレイ110は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。例えば、ディスプレイ110は、センサ部(例:第1センサ部S1及び/又は第2センサ部S2)の前面に配置される。これにより、センサ部(例:第1センサ部S1及び/又は第2センサ部S2)は、ディスプレイ110によって少なくとも一部が覆われる。
【0053】
一実施形態によると、センサ部(例:第1センサ部S1及び/又は第2センサ部S2)は、センシングモジュール(例:第1センサ部S1及び/又は第2センサ部S2)である。
【0054】
一実施形態によると、ディスプレイ110は、ある一方向(例:ディスプレイ110の中心からY軸方向)にフォールディング領域が形成される。例えば、フォールディング領域は、ディスプレイ110の配置状態(例:折り畳み状態又は展開状態)が変わる場合、画面表示領域の中心部に位置する所定の領域を含む。
【0055】
一実施形態によると、センサ部は、含まれるセンサモジュールの種類(例:照度センサ、近接センサ、イメージセンサ(又はカメラセンサ)、及び指紋認識センサ)に応じて、第1センサ部S1又は第2センサ部S2に分けられる。一実施形態によると、第1センサ部S1は、ディスプレイ110の一側(例:上部の周縁)の背面(又はディスプレイ110の-z軸方向に向かう面の下)に配置される。例えば、第1センサ部S1は、ディスプレイ110を介して電子装置100前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置された対象に信号(例:光)を送信するか、又は対象からディスプレイ110を介して信号(例:光)を受信する。一実施形態によると、第1センサ部S1は、照度センサ及び近接センサのうちの少なくとも一つを含む。一例として、第1センサ部S1は、照度センサを含む場合、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)方向でディスプレイ110を介して信号(例:光)を受信することで、電子装置100前面の周辺の明度を感知する。他の例として、第1センサ部S1は、近接センサを含む場合、ディスプレイ110の前面(例:z軸方向から-z軸方向)に近付く物体を指定された信号を送受信して距離測定することで、近付く物体との距離を感知する。
【0056】
一実施形態によると、第2センサ部S2は、ディスプレイ110の他側(例:下部の周縁)の背面に配置される。例えば、第2センサ部S2は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に接触した対象からディスプレイ110を介して対象の映像情報(例:指紋の映像情報)を取得する。第2センサ部S2が指紋認識センサを含む場合、第2センサ部S2は、電子装置100のディスプレイ110の前面(例:Z軸方向に向かう面)に接触した対象から指紋情報を取得することで、電子装置100の機能(例:ユーザ認証)の実行を支援する。指紋認識センサは、例えば、光学式、半導体素子方式、超音波方式、熱感知方式、又はこれらの方式が組み合わされて様々な方法で指紋の映像情報を取得する。一実施形態によると、第1センサ部S1又は第2センサ部S2は、基板部(例:
図1cの600)に設置される。一実施形態によると、第1センサ部S1及び第2センサ部S2は、図示している図面での位置に制限されない。即ち、第2センサ部S2が図示している図面において、第1センサ部S1の位置又は第1センサ部S1に隣接する領域に配置され、第1センサ部S1が図示している図面での第2センサ部S2が配置された位置又は第2センサ部S2に隣接する領域に配置され得る。
【0057】
図2は、第1実施形態による電子装置の一例を示す断面図であり、
図1のA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の一例を示す図である。
【0058】
図2を参照すると、電子装置(例:
図1dの電子装置100)の少なくとも一部は、ディスプレイ110(ディスプレイパネル131及び前面プレート139)と、第1補強部材133(又は第1補強支持構造)と、第1支持部材137と、第2支持部材135(例:ブラケット(410又は420))(又は第2支持構造)と、第1センサ部S1とを含む。追加的に又は概して、電子装置100は、上述のように、第1センサ部S1が載置される基板(610、620)と、背面カバー(580、590)とを更に含む。一実施形態によると、ディスプレイパネル131の少なくとも一部は、展開状態で電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。また、ディスプレイパネル131は、背面(例:-Z軸方向に向かう面)に第1支持部材137が配置される。第1支持部材137は、第1補強部材133の配置に関連して、第1オープニング137hが形成される。第1支持部材137に形成された第1オープニング137hには、第1補強部材133の少なくとも一部が配置される。
【0059】
一実施形態によると、第1補強部材133(例:透明部材133))は、第1支持部材137に形成された第1オープニング137h内に少なくとも一部が配置され、ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面)に向かうように配置される。
【0060】
一実施形態によると、第1支持部材137の第1オープニング137hを形成する内面の少なくとも一部に付着された透明部材133(例:第1補強部材133)を含む。
【0061】
一実施形態によると、第1補強部材133が第1支持部材137の第1オープニング137hの高さよりも小さく形成された場合、第1補強部材133と第1支持部材137の背面(例:-Z軸方向に向かう面)との段差を補完するための高さ調節部T(又は高さ補強部、又は高さ補正部)が第1補強部材133の一側に配置される。一実施形態によると、第1補強部材133の固定に関連して、高さ調節部Tの少なくとも一部は、接着テープ又は両面テープを含む。第1補強部材133と第1支持部材137との間には接着部材137_1が配置される。
【0062】
一実施形態によると、第1支持部材137に形成された第1オープニング137hは、第1支持部材137の少なくとも一部が除去されて形成される。例えば、第1支持部材137は、ベース層137a、クッション層137b、第3支持部材137c、及び第4支持部材137dの少なくとも一つを含む。例えば、一実施形態によると、第1支持部材137は、ベース層137a及びクッション層137bのみを含む。又は、第1支持部材137は、ベース層137a、クッション層137b、及び第3支持部材137cのみを含む。或いは、第1支持部材137は、クッション層137b及び第4支持部材137dのみを含む。
【0063】
一実施形態によると、第1支持部材137は、ベース層137aの上部、ベース層137aとクッション層137bとの間、クッション層137bと第3支持部材137cとの間、第3支持部材137cと第4支持部材137dとの間、及び第4支持部材137dの下部のうちの少なくとも1個所に、少なくとも一つの接着部材又は接着層(137e、137a1、137b1、137c1の少なくとも一つ)が配置される。第1オープニング137hは、ベース層137a、クッション層137b、第3支持部材137c、及び第4支持部材137dの少なくとも一つ、及び少なくとも一つの接着部材又は接着層(137e、137a1、137b1、137c1の少なくとも一つ)が除去されて形成される。一実施形態によると、接着層(137e、137a1、137b1、137c1の少なくとも一つ)は、粘着性を有するPSA(pressure sensitive adhesive)材質である。また、接着層(137e、137a1、137b1、137c1の少なくとも一つ)は、ディスプレイパネル131と第1補強部材133との間に配置されることで、第1補強部材133がディスプレイパネル131の背面に固定されるようにする。
【0064】
一実施形態によると、ベース層137aは、ディスプレイパネル131の下部に配置される。或いは、ベース層137aの少なくとも一部は、接着層137eを介してディスプレイパネル131の下部に接着される。ベース層137aは、ディスプレイパネル131の折り畳み又は展開中に発生するストレス又は引張力を吸収するか、又はディスプレイパネル131を支持する。ベース層137aは、例えば、ポリイミド(PI)材質である。
【0065】
一実施形態によると、クッション層137bは、ベース層137aの下部(例:-Z軸方向に向かう面の下)に配置される。クッション層137bは、ディスプレイパネル131に加えられる外力の少なくとも一部を吸収する。クッション層137bは、例えば弾性を有するスポンジ又はゴム材質である。クッション層137bは、エンボス層として形成され得る。
【0066】
一実施形態によると、第3支持部材137cは、クッション層137bの下部(例:-Z軸方向に向かう面の下)に配置される。第3支持部材137cの少なくとも一部は、複数の開口部を含む構造又は複数の隙間や亀裂を含む格子構造、複数のラティス(lattice)による格子構造及び複数のスリット(slit)による格子構造、及び部分的に周辺領域よりも薄い厚さを有する少なくとも一つのリセス(recess、又は溝)を含む構造のうちの少なくとも一つを含む。格子構造が配置された第3支持部材137cのラティス領域Lは、ディスプレイパネル131のフォールディング領域(例:
図1aの説明に記載のフォールディング領域)に対応する。一実施形態によると、第3支持部材137cのうち、ディスプレイ110の第1領域101及びディスプレイ110の第2領域102に対応する領域は、ソリッド(solid)タイプのシート又は金属パネル(又はメタルプレート)の形態を有し、フォールディング領域(
図1aの103領域)に対応する第3支持部材137cの領域は、ラティス領域Lを含む。また、ラティス領域Lは、フォールディング領域(
図1aの103領域)よりも広く形成される。これに対応して、ラティス領域Lの少なくとも一部は、第1領域101又は第2領域102に上下に(又はz軸上に)重なるように配置される。
【0067】
一実施形態によると、ディスプレイ110のフォールディング領域103に対応する第3支持部材137cは、別のラティス領域Lを含まないこともある。この場合、フォールディング領域103に対応する第3支持部材137cは、第4支持部材137dのように、中心部(例:フォールディング軸500_1)が切開された形態を有する。一実施形態によると、フォールディング領域103は、折り曲げ可能な材質(又は折り曲げが可能な所定の大きさの柔軟性を有する材質)で構成される。
【0068】
一実施形態によると、第4支持部材137dは、第3支持部材137cの下部(例:-Z軸方向に向かう面の下)に配置される。例えば、第4支持部材137dは、ディスプレイパネル131に外力が加えられる場合、加えられた外力が第1センサ部S1に伝達されないように衝撃を吸収する役割又は第1センサ部S1を保護する役割を果たす。第4支持部材137dは、フォールディングギャップHを含む。例えば、フォールディングギャップHは、第4支持部材137dの中心部領域に該当する第3支持部材137cのラティス領域Lに対応する位置に形成される。第4支持部材137dは、指定された大きさの剛性を有する金属材質又は非金属材質で形成される。一実施形態によると、第4支持部材137dは、フォールディングギャップHを基準に、ディスプレイ110の第1領域101及びフォールディング領域103の一部に対面する第1金属シートと、ディスプレイ110の第2領域102及びフォールディング領域103の残りの一部に対面する第2金属シートとを含む。一実施形態において、補強層(例:第4支持部材137d)は、フォールディングギャップHを基準に両側に配置される。第3支持部材137c及び第4支持部材137dの少なくとも一つは、第2支持部材135上に配置され、ディスプレイパネル131の背面で平坦な面を提供することで、ディスプレイパネル131の平坦度の維持に役立つ。
【0069】
一実施形態によると、第1支持部材137の背面(例:-Z軸方向に向かう面)には、絶縁層137fが配置される。例えば、絶縁層137fは、センサ部S1が配置されたプリント回路基板(printed circuit board)と他の構成要素(例:ディスプレイパネル131)との間に無駄な電気が流れないように防止する。また、絶縁層137fは、ディスプレイパネル131とセンサ部S1又は基板(610、620)に配置された電子要素のうちの少なくとも一つとの干渉を防止する。
【0070】
一実施形態によると、フレキシブルディスプレイ(例:ディスプレイパネル131)の下端にラティス(lattice)構造Lを含む第1支持部材137の第1開口部(例:第1オープニング137h)を支持するために、第2支持部材135は、第1開口部よりも小さい面積を有する第2開口部(例:第2オープニング135h)を含む。
【0071】
図3は、
図2の電子装置の断面の一部の領域の一例を示す図である。
【0072】
図3を参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1の電子装置100)のA-A’断面の一部の領域は、図示しているような形態を含む。第1実施形態によると、第1センサ部S1が配置された電子装置100の一部の領域は、ディスプレイ110(ディスプレイパネル131及び前面プレート139)と、第1補強部材133と、第2支持部材135と、第1支持部材137と、第1センサ部S1とを含む。
【0073】
一実施形態によると、ディスプレイパネル131(例:
図1dのディスプレイ110の一部)は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。また、ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面の下)の一部の領域に第1補強部材133が配置され、第1補強部材133の周辺領域に第1支持部材137が配置される。この場合、ディスプレイパネル131は、前面(例:Z軸方向に向かう面)から加えられる外力が第1補強部材133及び第1支持部材137によって吸収(又は分散)される。ある実施形態によると、ディスプレイパネル131は、折り畳みと展開とを繰り返すことができるフレキシブル(flexible)ディスプレイである。
【0074】
一実施形態によると、第1補強部材133は、第1支持部材137の一側に設けられた第1オープニング137h内に少なくとも一部が配置され、位置上、ディスプレイパネル131と第2支持部材135との間に配置される。このような第1補強部材133は、第1面133a及び第2面133bを含む。第1補強部材133の第1面133aは、ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面の下)に配置される。この場合、第1補強部材133の第1面133aは、ディスプレイパネル131の背面に密着する。第1補強部材133の第2面133bの少なくとも一部は、第2支持部材135に形成された第1オープニング137hを介して第1センサ部S1に対向するように配置される。この場合、第1補強部材133の第2面133bは、第2支持部材135を挟んで第1センサ部S1に対向するように配置される。第1補強部材133の少なくとも一方向の幅は、ディスプレイパネル131に平行な方向(例:Y軸方向)に第1幅W21を有する。第1補強部材133の全体の大きさは、第1センサ部S1の少なくとも一部を覆う大きさ、例えば第1センサ部S1のうち、センシングに関連して光を送受信することができる領域の大きさを覆う大きさを有する。第1幅W21は、第1センサ部S1又は第1センサ部S1の光送受信領域が四角形の形状である場合を例示したものであり、第1センサ部S1の形状に応じて、第1補強部材133の大きさや形状は変わり、これに伴い、第1幅W21の大きさは変わる。
【0075】
一実施形態によると、第1補強部材133は、第1センサ部S1から送信されるか又は第1センサ部S1に受信される信号(例:光)が透過する材質又は構造を有する。例えば、第1補強部材133は、信号(例:光)が透過するように、指定された大きさの透過率を有する。一実施形態によると、第1補強部材133は、少なくとも一部が指定された透過率を有すると共に、所定の強度(例:第1オープニング137hの上部に指定された大きさの圧力が加えられる場合、圧力に対して、第1オープニング137h領域に対応するディスプレイ110の破損又はディスプレイ110の下部に配置された第1センサ部S1が破損しないように支持することができる強度として、実験的に又は統計的に設定される)を有する透明物質(例:アクリル、ガラス、合成ポリマー、プラスチックのうちの少なくとも一つ)で設けられる。或いは、第1補強部材133は、上下に貫通する少なくとも一つのスルーホールを含む構造を有し、スルーホールを介して、第1センサ部S1のセンシングのための光を送受信することもできる。透過率又はスルーホールの大きさや個数などは、第1センサ部S1の種類や目的によって変わる。
【0076】
第1補強部材133の周辺の少なくとも一部の領域には、接着部材137_1が配置される。一実施形態によると、接着部材137_1は、第1補強部材133の側面周り又は第1補強部材133と第1支持部材137との間の隙間に配置され、第1補強部材133の流動を防止する。接着部材137_1は、液状又は両面テープのうちの少なくとも一つを含む。接着部材137_1の少なくとも一部は、透明な材質で構成される。
【0077】
一実施形態によると、第1支持部材137は、内部に第1補強部材133が配置された状態でディスプレイパネル131と第2支持部材135との間に配置される。このような第1支持部材137は、第1オープニング137hを含む。例えば、第1オープニング137hは、内側に第1補強部材133が配置される。また、第1オープニング137hは、第1補強部材133の第1幅W21よりも大きい幅で形成される。
【0078】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第1補強部材133と第1センサ部S1との間に少なくとも一部が配置される。このような第2支持部材135は、第2オープニング135hを含む。第2オープニング135hの少なくとも一部は、第1オープニング137hと連係する。一実施形態によると、第2オープニング135hの大きさは、第1オープニング137hの大きさよりも小さい大きさに形成される。第2オープニング135hは、ディスプレイパネル131に平行な方向(例:Y軸方向)に第2幅W22の大きさを有する。第2オープニング135hの第2幅W22は、第1補強部材133の第1幅W21よりも小さい。第2オープニング135hの上部面(z軸方向に向かう面)は、第1補強部材133の第2面133bに対面するように配置される。一実施形態によると、第2オープニング135hの中心は、第1補強部材133の第2面133bの一部(例:中心部)に一致するように配置される。第2オープニング135hの上部の周縁(z軸方向の周縁)は、第1補強部材133の第2面133bに接触するように配置される。この場合、第2支持部材135は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に向かって第1補強部材133を支える。また、第2支持部材135の少なくとも一部は、指定された大きさの剛性を有する金属又は非金属材質で形成される。一実施形態によると、第2支持部材135の少なくとも一部は、部品の配置のためのブラケットアセンブリ(例:
図1cの30)、又はミッドプレート(mid plate)である。
【0079】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第1支持部材137を支持する他の(another)支持部材135である。他の(the other)支持部材135は、リジッドな物質で形成される。他の支持部材135は、第1支持部材137の一部に形成されたオープニング(例:第1オープニング137h)に少なくとも部分的に整列された(aligned)他の(another)オープニング135h(例:第2オープニング135h)を含む。
【0080】
一実施形態によると、第1センサ部S1は、少なくとも一部(例:発光部及び/又は受光部)が第2支持部材135の第2オープニング135hを介して第1補強部材133の第2面133bに対向するように配置される。例えば、第1センサ部S1は、第2オープニング135hを挟んで第1補強部材133の下部面133bに向かうように配置される。第1センサ部S1は、例えば信号(例:光、LED光)又は光(例:自然光)を受信(又は送受信)するセンサモジュール(例:照度センサ、近接センサ、又はセンシングモジュール)である。
【0081】
一実施形態によると、第2支持部材135は、電子装置の具体的な構造体のうちの部品の配置のためのブラケットアセンブリ(例:
図1cの30)であり、透明部材133(例:第1補強部材133)は、第1支持部材137に接着部材137_1を介して固定され、第1支持部材137とブラケットアセンブリ(例:
図1cの30)とは、接着部材(図示せず)を介して固定される。第1支持部材137とブラケットアセンブリとが接着部材(図示せず)を介して固定されることで、フォールディングする動作によって発生するフレキシブルディスプレイの左右流動に関連して流動があっても、透明部材133(例:第1補強部材133)を介して外力によってディスプレイ及び各種センサに加えられる衝撃を減少させる性能が維持される。また、電子装置は、折り畳み動作によってフレキシブルディスプレイが左右に流動する場合、センサ部も折り畳み動作によって指定された距離だけ流動するように実現され、指定されたセンシング性能を維持する。
【0082】
一実施形態によると、第1支持部材137とブラケットアセンブリ(例:
図1cの30)との間に弾性部材(図示せず)(例:スポンジ)を更に含む。
【0083】
一実施形態によると、前面プレート139は、ディスプレイパネル131の前面(例:Z軸方向に向かう面)をカバーする。例えば、前面プレート139は、ディスプレイパネル131の折り畳み状態(又は展開状態)による引張力に対応することができるポリイミド(PI)フィルム又は超薄型ガラス(ultrathin glass)である。
【0084】
図4aは、第2実施形態による電子装置の断面の一部の領域を示す図である。
【0085】
図4aを参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1dの電子装置100)のA-A’断面の一部の領域は、図示しているような形態を含む。
図4aに示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つは、
図3に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つと同一又は類似するため、重複する説明は、以下で省略する。本実施形態によると、電子装置100は、ディスプレイパネル131と、第1補強部材133と、第2支持部材135と、第1支持部材137と、第1センサ部S1と、前面プレート139とを含む。
【0086】
一実施形態によると、ディスプレイパネル131(例:
図3のディスプレイパネル131)は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。また、ディスプレイパネル131は、背面(又は下部、例:-Z軸方向に向かう面の下)の一部の領域に第1補強部材133が配置され、第1補強部材133が配置された領域の周辺領域に第1支持部材137が配置される。
【0087】
一実施形態によると、第1支持部材137は、ディスプレイパネル131の下部に少なくとも一部が配置される。第1支持部材137は、ディスプレイパネル131の下部でディスプレイパネル131を支持する役割を果たす。第1支持部材137は、少なくとも一つの第1オープニング137hを含む。一実施形態によると、第1センサ部S1が配置される領域に対応する第1支持部材137の一部に第1オープニング137hの少なくとも一部が形成される。第1オープニング137hには、第1補強部材133の少なくとも一部が配置される。一実施形態によると、上述のように、第1オープニング137h内に配置された第1補強部材133と第1オープニング137hを形成する第1支持部材137との間に接着部材が更に配置される。
【0088】
一実施形態によると、第1補強部材133(例:
図3の第1補強部材133)は、第1支持部材137の一側に設けられた第1オープニング137h内に少なくとも一部が配置され、ディスプレイパネル131と第2支持部材135との間に配置される。このような第1補強部材133の少なくとも一部は、第1面133a及び第2面133bを含む。第1補強部材133の第1面133aは、ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面)に対面するように配置される。第1補強部材133の第2面133bの少なくとも一部は、第2支持部材135に設けられた第2オープニング135hを介して第1センサ部S1に対向するように配置される。この場合、第1補強部材133の第2面133bは、第2支持部材135の第2オープニング135h(例:
図3の第2オープニング135h)の内側に配置された第1センサ部S1に対向するように配置される。
【0089】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第1補強部材133及び第1支持部材137の下部に配置される。第2支持部材135は、センサ運用に関連して、少なくとも一つの第2オープニング135hを含む。第2オープニング135hは、例えば第1補強部材133の第2面133bに配置された領域に対応する第2支持部材135の一部に形成される。また、第2オープニング135hは、内側に第1センサ部S1の少なくとも一部(例:発光部及び/又は受光部)が配置される。一実施形態によると、第1センサ部S1の前面(例:z軸方向に向かう面)は、第2オープニング135h内に配置される。
【0090】
一実施形態によると、第1センサ部S1は、少なくとも一部(例:発光部及び/又は受光部)が第2支持部材135の第2オープニング135h内に配置され、第2オープニング135hと、第1オープニング137h及び第1補強部材133と、ディスプレイパネル131の少なくとも一部及び前面プレート139とを介してセンシング動作に必要な信号の送受信を行う。
【0091】
図4bは、第2実施形態による電子装置の断面の一部の領域の他の例を示す図である。
【0092】
図4bを参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1の電子装置100)は、前面プレート139と、ディスプレイパネル131と、第1補強部材133と、第2支持部材135と、第1支持部材137と、センサ部(S11、S12)とを含む。
【0093】
一実施形態によると、前面プレート139は、ディスプレイパネル131の上部面(例:z軸方向に向かう面)に配置される。前面プレート139は、少なくとも一部が反ることができる。例えば、前面プレート139の少なくとも一部は、ポリマー又は反ることができるガラス材質を含む。
【0094】
一実施形態によると、ディスプレイパネル131(例:
図3のディスプレイパネル131)は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。また、ディスプレイパネル131は、前面プレート139の下部に配置される。ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面の下)には第1支持部材137が配置され、第1支持部材137は、第1補強部材133の少なくとも一部が配置される第1オープニング137hを含む。
【0095】
第1オープニング137hには、所定の大きさの第1補強部材133が配置され、第1補強部材133及び第1支持部材137の下部には、第2支持部材135が配置される。第1補強部材133は、少なくとも一部が透明であるか、指定された大きさの透明度を有するか、又は少なくとも一つのスルーホールを含む。第1補強部材133は、センサ(S11、S12)が送受信する光の少なくとも一部がディスプレイパネル131方向に進むか又はセンサ(S11、S12)方向に進む構造を有する。
【0096】
第2支持部材135は、センサ(S11、S12)が載置される第2オープニング135h(例:
図4aの第2オープニング135h)を含む。第2支持部材135の第2オープニング135hには、センサ(S11、S12)の少なくとも一部が載置される。第2支持部材135とセンサ(S11、S12)との間の空間には、接着部材135_1が配置される。
【0097】
センサ(S11、S12)は、例えば複数のセンサが一体化されている。例えば、センサ(S11、S12)は、近接センサ、照度センサ、虹彩センサ、及び指紋センサのうちの少なくとも複数個が配置される。このようなセンサ(S11、S12)は、それぞれのセンサモジュールが一つのハウジングを含む形態に実現されるか、或いはセンサモジュールに含まれる半導体構成の少なくとも一部を共有する構造を有する。図示している図面では、センサが2つ配置された構成を示しているが、本明細書に記載する技術はこれに限定されるものではない。センサ(S11、S12)が上記の
図4aで説明した第1センサ部S1の構造よりも大きく形成される場合、
図4bで示した第1オープニング137hは、
図4aで説明した第1オープニング137hよりも大きい大きさに形成される。また、
図4bで示した第2オープニング135hは、
図4aで説明した第2オープニング135hよりも大きい大きさに形成される。
【0098】
図5は、第3実施形態による電子装置の断面を示す図である。
【0099】
図5を参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1の電子装置100)のA-A’断面の一部の領域は、図示しているような形態を含む。
図5に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つは、
図3に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つと同一又は類似するため、重複する説明は、以下で省略する。本実施形態によると、電子装置100は、前面プレート139と、ディスプレイパネル131と、第1補強部材133と、第2支持部材135と、第1支持部材137と、第1センサ部S1とを含む。
【0100】
一実施形態によると、z軸の上部面に前面プレート139が配置され、前面プレート139の下部にはディスプレイパネル131が配置される。ディスプレイパネル131の下部には第1支持部材137が配置され、第1支持部材137の下部には第2支持部材135が配置される。
【0101】
第1支持部材137の少なくとも一部の領域(例:第1センサ部S1が配置される領域)には、第1オープニング137hが形成される。第2支持部材135の少なくとも一部の領域(例:第1センサ部S1が配置される領域)には、第2オープニング135hが形成される。第1オープニング137hと第2オープニング135hの少なくとも一部とは、互いに連係する。また、第1オープニング137h及び第2オープニング135hの少なくとも一部は、上下方向(例:z軸方向)に重なるように配置される。
【0102】
第1オープニング137hの少なくとも一部には、第1補強部材133が配置される。第1補強部材133の高さ(例:z軸高さ)は、第1支持部材137の高さと同一であるか又はより高く形成される。第1補強部材133(例:透明部材133))と第1支持部材137との間には、接着部材137_1が配置される。第1補強部材133の水平断面の少なくとも一部が多角形又は楕円形に形成される場合、接着部材137_1は、第1補強部材133の周辺部(例:第1補強部材133と第1支持部材137との間の隙間)を満たすように帯形状に配置される。第2オープニング135hの少なくとも一部には、第1センサ部S1が配置される。
【0103】
一実施形態によると、透明部材133(例:第1補強部材133)は、第1支持部材137に接着部材137_1を介して固定され、第1支持部材137とフォールダブルディスプレイ(例:ディスプレイパネル131)とは、接着部材(図示せず)を介して固定される。第1支持部材137とフォールダブルディスプレイとが接着部材(図示せず)を介して固定されることで、フォールディングする動作によって発生するフレキシブルディスプレイの左右流動に関連して、流動があっても、透明部材133(例:第1補強部材133)を介して外力によってディスプレイ及び各種センサに加えられる衝撃を減少させる性能が維持される。
【0104】
一実施形態によると、第1補強部材133(例:
図2の第1補強部材133)は、第1センサ部S1の信号の少なくとも一部を第1面133a及び第2面133bに透過させる(又は伝達する)。第1経路D1を参照すると、第1補強部材133は、第1センサ部S1から電子装置100の前面方向(例:z軸方向)に向かう信号の少なくとも一部をディスプレイパネル131の方向に伝達する。第1補強部材133は、前面プレート139上に位置する対象(subject)に向かって透過した信号の少なくとも一部が対象(subject)に反射した場合、反射した信号を第1センサ部S1に伝達する。このような第1補強部材133は、第1センサ部S1の信号が透過する大きさの透過率を有するか又は透明度を有する。或いは、第1補強部材133は、第1センサ部S1の信号伝達のための少なくとも一つのスルーホールを含む。
【0105】
一実施形態によると、第1補強部材133(例:
図3の第1補強部材133)は、第1センサ部S1の信号が第1面133aと第2面133bとの間で反射するか、第2面133b及び第1センサ部S1の表面で反射する場合、反射する信号を減衰(例:吸収)する。このような第1補強部材133は、ノイズ防止層133c及びノイズ防止部材133dの少なくとも一つを含む。
【0106】
一実施形態によると、ノイズ防止部材133dは、透明部材133(例:第1補強部材133)のセンシングモジュールS1(例:第1センサ部S1)に向かう一面に位置する遮光部材133dであり、センシングモジュールS1は、発光素子(例:LED)を含む。一実施形態によると、ノイズ防止層133cは、第1面133aと第2面133bとの間で反射する第1センサ部S1の信号を吸収してクロストーク(corsstalk)の発生を防止するか又は低減する。第2経路D2を参照すると、ノイズ防止層133cは、第1面133aで反射した後、第2面133bに向かう第1センサ部S1の信号(corsstalk)を吸収する。この場合、ノイズ防止層133cは、第1センサ部S1で感知される信号の誤差を減少させる。ノイズ防止層133cは、第1面133aと第2面133bとの間に形成される。一例として、ノイズ防止層133cは、ある一方向(例:Y軸方向)に第1補強部材133を分離する切断面を含む第1ノイズ防止構造533aを含む。第1ノイズ防止構造533aは、指定された間隔gapで離隔した第1防止構造物133_1及び第2防止構造物133_2を含む。第1防止構造物133_1は、上部面及び下部面を含み、上部面と下部面との間の周りに配置される側面を含む。第1防止構造物133_1の側面のうち、第2防止構造物133_2に対向する側面133_1aは、指定された塗料を用いて化学的処理(例:塗装処理)が施される。塗装処理された側面133_1aは、第1防止構造物133_1の内側で散乱する信号又はクロストーク信号が第2防止構造物133_2に移動しないように防止する。第2防止構造物133_2は、第1防止構造物133_1と類似する構造を有する。例えば、第2防止構造物133_2は、多角形のパネル形状を有し、第1防止構造物133_1に対向する側面133_2aが指定された塗料で塗装処理される。
【0107】
一実施形態によると、ノイズ防止層133cは、第1補強部材133の一領域が周辺とは異なる形態に設けられる第2ノイズ防止構造533bを含む。第2ノイズ防止構造533bは、第2オープニング135hの上部開口領域よりも大きい大きさを有する上部面及び下部面を含む。第2ノイズ防止構造533bは、上部面及び下部面の周りに配置される面を含むボディー533b_3と、ボディー533b_3の中心部で上部面及び下部面を貫通するホール533b_1と、ホール533b_1を満たすノイズ防止構造物533b_2とを含む。ホール533b_1は、楕円形に設けられる。例えば、ホール533b_1は、x軸方向に長く形成された楕円形の形状に設けられる。ノイズ防止構造物533b_2は、ホール533b_1を満たすように形成される。上述のホール533b_1の形状及びノイズ防止構造物533b_2の形状は、上述の楕円形に制限されず、様々な形状(例:x軸方向がより長く形成された棒形状)を含む。一実施形態によると、第1ノイズ防止構造533a及び第2ノイズ防止構造533bは、塗装処理された少なくとも一つの側面を更に含む。上述の第1ノイズ防止構造533a及び第2ノイズ防止構造533bは、第1センサ部S1から照射された信号のうち、第1補強部材133内で散乱する信号(例:クロストーク信号)を吸収又は低減する。
【0108】
一実施形態によると、ノイズ防止部材133dは、第2面133bと第1センサ部S1との間で反射する信号を吸収する。第3経路D3を参照すると、ノイズ防止部材133dは、第2面133bで反射した後、第1センサ部S1の表面に向かう第1センサ部S1の信号を吸収する。この場合、ノイズ防止部材133dは、第1センサ部S1で感知される信号誤差の減少に役立つ。ノイズ防止部材133dは、第1補強部材133と第1センサ部S1との間に配置される。例えば、ノイズ防止部材133dは、スポンジ材質である。
【0109】
図6は、第4実施形態による電子装置の断面を示す図である。
【0110】
図6を参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1dの電子装置100)は、B-B’断面の少なくとも一部を含む。
図6に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つは、
図3に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つと同一又は類似するため、重複する説明は、以下で省略する。本実施形態によると、電子装置100は、前面プレート139と、ディスプレイパネル131と、第2補強部材633と、第2支持部材135と、第1支持部材137と、第2センサ部S2とを含む。
【0111】
一実施形態によると、ディスプレイパネル131(例:
図3のディスプレイパネル131)は、電子装置100の前面(例:Z軸方向に向かう面)に配置される。また、ディスプレイパネル131は、背面(例:-Z軸方向に向かう面の下)の一部の領域に第2補強部材633が配置され、一部の領域の周辺領域に第1支持部材137が配置される。
【0112】
第1支持部材137は、ディスプレイパネル131の背面に配置される。第1支持部材137は、第2センサ部S2が配置される領域に対応する位置に形成された第3オープニング637hを含む。第3オープニング637hは、ディスプレイパネル131の背面の一部を露出する。第3オープニング637hには、第2補強部材633の少なくとも一部が配置される。第2補強部材633が第3オープニング637hに配置された状態で、第2補強部材633と第1支持部材137との間の隙間には、接着部材637_1が配置される。第2補強部材633の少なくとも一部は、接着部材637_1をベースとして、第1支持部材137の第3オープニング637h内に固定される。
【0113】
一実施形態によると、第2補強部材633は、第1支持部材137の第3オープニング637h内に少なくとも一部が配置されて、ディスプレイパネル131と第2支持部材135との間に配置される。第2補強部材633は、少なくとも第2支持部材135に形成された第4オープニング635hよりも大きい大きさを有する。また、第2補強部材633は、第2センサ部S2の上部面(例:z軸方向に向かう面)よりも大きい大きさを有する。このような第2補強部材633は、第1面633a及び第2面633bを含む。第2補強部材633の第1面633aは、ディスプレイパネル131の背面(例:-Z軸方向に向かう面)に向かうように配置される。第2補強部材633の第2面633bは、第2支持部材135の第4オープニング635hを介して第2センサ部S2に対向するように配置される。
【0114】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第1支持部材137の下部に配置される。第2センサ部S2が配置される領域に対応する第2支持部材135の領域に第4オープニング635hが形成される。第4オープニング635hは、少なくとも第2センサ部S2よりも大きい大きさに形成される。第4オープニング635hの少なくとも一部は、第3オープニング637hと連係する。一実施形態によると、第3オープニング637hの中心と第4オープニング635hの中心とが、上下方向(例:z軸方向)に整列される。第4オープニング635hには、第2センサ部S2が配置される。一実施形態によると、第2センサ部S2の側面と第2支持部材135との間の隙間には接着部材が配置されて、第2センサ部S2を固定する。また、一実施形態によると、第2センサ部S2の上部面(例:z軸方向に向かう面)と第2補強部材633の第2面633bとの間に接着部材(例:透明接着部材)が配置されて、第2センサ部S2を固定する。一実施形態によると、接着部材は、第2補強部材633の第2面633bと第2センサ部S2の上部面、及び第4オープニング635hを形成する第2支持部材135の内壁と第2センサ部S2の側面とのうちの少なくとも1個所に接着部材が配置される。
【0115】
一実施形態によると、第2センサ部S2は、第2支持部材135の第3オープニング637hを介して、第2補強部材633の第2面633bに対向するように配置される。例えば、第2センサ部S2は、第4オープニング635hの内側に配置された状態で第2補強部材633の第2面633bに密着する。第2センサ部S2は、例えば映像情報(例:指紋の映像情報)を取得するセンサモジュール(例:指紋認識センサ)である。
【0116】
図7aは、第5実施形態による電子装置における補強部材の結合前の状態を示す断面図であり、
図7bは、第5実施形態による電子装置における補強部材の結合後の状態を示す断面図である。
【0117】
図7a及び
図7bに示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つは、
図3に示している電子装置100の構成要素のうちの少なくとも一つと同一又は類似するため、重複する説明は、以下で省略する。
【0118】
図7a及び
図7bを参照すると、本実施形態による電子装置(例:
図1dの電子装置100)のA-A’断面の少なくとも一部構成を含む電子装置100は、前面プレート159と、ディスプレイパネル151と、第5支持部材157aと、第3補強部材153と、第6支持部材155と、第1センサ部S1とを含む。
【0119】
一実施形態によると、前面プレート159は、ディスプレイパネル151の上部面(例:z軸方向に向かう面)上に配置される。ディスプレイパネル151の下部には、第5支持部材157aが配置される。第5支持部材157aは、例えばベース層及びクッション層のうちの少なくとも一つの層を含む。ベース層の上部、ベース層とクッション層との間、クッション層の下部のうちの少なくとも1個所には、少なくとも一つの接着部材が配置される。第5支持部材157aには、第5オープニング157hが形成される。第5オープニング157hは、例えば第5支持部材157aに含まれるベース層及びクッション層のうちの少なくとも一つが除去されて形成される。第5オープニング157hは、第1センサ部S1が配置される領域に対応する第5支持部材157aの領域に形成される。
【0120】
第5支持部材157aの下部には、第6支持部材155が配置される。第6支持部材155は、少なくとも一部が金属材質で形成され、残りの少なくとも一部が非金属材質で形成される。第6支持部材155は、例えば電子装置100のブラケットを含む。第1センサ部S1が配置される領域に対応する第6支持部材155の領域に第6オープニング155hが形成される。第6オープニング155hの少なくとも一部は、第5オープニング157hの少なくとも一部と連係する。第6オープニング155hには、第3補強部材153が配置される。第6オープニング155hは、段差状の形状又は階段形状に設けられる。例えば、第6オープニング155hは、第3幅W3を有するホールと第4幅W4を有するホールとが連続する形態で構成される。第6オープニング155hを形成する第6支持部材155の内壁と第3補強部材153との間に接着部材が更に配置される。
【0121】
一実施形態によると、第3補強部材153は、第6支持部材155に形成された第6オープニング155hに配置される。第3補強部材153の少なくとも一部は、透明材質で形成される。又は、第3補強部材153の少なくとも一部は、指定された透明度を有する。或いは、第3補強部材153は、第1センサ部S1が送受信する信号が進むことができる少なくとも一つのスルーホールを含む。第3補強部材153は、第1面153a及び第2面153bを含む。第3補強部材153の第1面153aは、第5支持部材157aの第5オープニング157hの一面(例:-z軸方向の一面)に対面するように配置される。第3補強部材153の第2面153bは、第1センサ部S1に対向するように配置される。第3補強部材153は、第1面153a及び第2面153bがディスプレイパネル151に平行な方向(例:Y軸方向)で互いに異なる長さを有する。また、第1面153a及び第2面153bの厚さは、同一又は異なるように形成される。例えば、第3補強部材153は、第1面153aにディスプレイパネル151に平行な方向(例:Y軸方向)に第3幅W3が形成される。また、第3補強部材153は、第2面153bにディスプレイ151に平行な方向(例:Y軸方向)に第4幅W4が形成される。第4幅W4は、第3幅W3よりも大きい幅で形成される。第3幅W3は、第5オープニング157hの大きさよりも小さく形成される。
【0122】
一実施形態によると、第1センサ部S1は、少なくとも一部(例:発光部及び/又は受光部)が第3補強部材153の第2面153bに対向するように配置される。第1センサ部S1は、第3補強部材153の第2面153b、第1面153a、第5オープニング157h、及びディスプレイパネル151の背面を経て上面方向に指定された信号を照射するか、又は前面プレート159からディスプレイパネル151の背面方向、第5オープニング157h、第1面153a、及び第2面153bを介して伝達された信号を収集する。
【0123】
図8は、第6実施形態による電子装置の断面の少なくとも一部を示す図である。
【0124】
図8を参照すると、電子装置100は、前面プレート159と、ディスプレイパネル151と、第3補強部材153と、第7支持部材157と、第6支持部材155と、第1センサ部S1とを含む。
【0125】
一実施形態によると、前面プレート159の下部にはディスプレイパネル151が配置され、ディスプレイパネル151の下部には第7支持部材157が配置される。第7支持部材157は、上記の
図7a及び
図7bで説明した第5支持部材157aと、少なくとも一部がメタル層で構成された支持部材157bとを含む。支持部材157bは、例えば上記の
図2で説明した第3支持部材137c及び第4支持部材137dの少なくとも一つを含む。第7支持部材157を構成する少なくとも一つの層(例:ベース層137a、クッション層137b、第3支持部材137c、第4支持部材137d)の間には少なくとも一つの接着層又は接着部材が配置される。第7支持部材157の一側には第7オープニング157h1が形成される。第7オープニング157h1は、ディスプレイパネル151の背面の一側を露出する。第7オープニング157h1は、第1センサ部S1が配置される領域に対応する第7支持部材157の少なくとも一部の領域に形成される。
【0126】
一実施形態によると、第6支持部材155は、第7支持部材157の下部に配置される。第6支持部材155の一側には、第6オープニング155hが形成される。第6オープニング155hは、例えば第1面153a及び第2面153bのそれぞれの幅(W3、W4)に対応するように配置される。この場合、第6支持部材155は、第6オープニング155hの内側に第3補強部材153の周りが結合される。第6オープニング155hは、第7オープニング157h1の少なくとも一部と連係する。一実施形態によると、第7オープニング157h1の中心部と第6オープニング155hの中心部とは、上下方向(例:z軸方向)を基準に整列される。
【0127】
一実施形態によると、第1センサ部S1は、少なくとも一部(例:発光部及び/又は受光部)が第3補強部材153の第2面153bに対向するように配置される。第3補強部材153と第6支持部材155との間には接着部材が更に配置される。
【0128】
図9aは、一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第1実施例を示す図であり、
図9bは、
図9aに関連する電子装置の分解斜視図である。
【0129】
図9a及び
図9bを参照すると、電子装置900_1は、前面プレート139と、ディスプレイパネル131と、第1支持部材137と、第2支持部材135と、第1センサ部S1と、基板部600(又はプリント回路基板)とを含む。第2支持部材135には、上述のように、第2オープニング135hが形成され、第2オープニング135hには、第1センサ部S1の少なくとも一部が配置される。第1支持部材137は、接着層137eと、ベース層137aと、クッション層137bと、第3支持部材137cと、第4支持部材137dとを含む。各層の間又は各層の所定の部分に配置される接着部材を更に含む。一実施形態によると、前面プレート139とディスプレイパネル131との間には接着層138が更に配置される。
【0130】
第1センサ部S1が配置される領域に対応する第1支持部材137の少なくとも一部の領域には、少なくとも一部の層が除去されたオープニングが形成される。例えば、第1支持部材137は、第1センサ部S1のうちの信号送出部S1a(例:発光素子S1a(例:LED S1a_1を含む構造))の領域に対応する領域に形成された第8オープニング910と、信号受信部S1bの領域に対応する領域に形成された第9オープニング920とを含む。第8オープニング910及び第9オープニング920は、隣接配置され、y軸を基準に並んで配置される。第8オープニング910によって第1支持部材137の一部が除去されて、ディスプレイパネル131の下部面(又はディスプレイパネル131)及び接着層137eの下部面が第1センサ部S1の信号送出部S1aに対面する。第9オープニング920によって第1支持部材137の一部が除去されて、ディスプレイパネル131の下部面(又はディスプレイパネル131)及び接着層137eの下部面が第1センサ部S1の信号受信部S1bに対面する。第8オープニング910と第9オープニング920との間には、第1支持部材137の一部(例:接着層137e、ベース層137a、クッション層137b、第3支持部材137c、第4支持部材137d)が維持される。第8オープニング910と第9オープニング920との間に配置された第1支持部材137の一部の領域909は、第1センサ部S1に接触するか又は第1センサ部S1の上部面(例:z軸方向に向かう面又はハウジングS1cの一側)に配置された遮断部材901に接触するように配置される。遮断部材901は、信号送出部S1aと信号受信部S1bとの間のクロストーク又はノイズを遮断する。一実施形態によると、遮断部材901は、第1支持部材137の一部の領域909を介して伝達される圧力の少なくとも一部を解消する。一実施形態によると、信号受信部S1bは、光を受信する受光センサS1bである。第1センサ部S1は、信号送出部S1aを包む構造物及び信号受信部S1bを包む構造物を含むハウジングS1cを有する。
【0131】
一実施形態によると、
図9bのように、第1支持部材137は、少なくとも一つの第1カメラホール970を含む。一実施形態によると、少なくとも一つのカメラは、第2支持部材135の下部(-z軸方向に向かう面の下)に配置され、第2支持部材135に形成された第2カメラホール980、第1カメラホール970、ディスプレイパネル131、及び前面プレート139を介して外部の被写体に対応する映像を撮影することができる。これに関連して、第1カメラホール970及び第2カメラホール980は、z軸方向に上下整列して配置される。第1カメラホール970及び第2カメラホール980は、2個のホールが配置された構造を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1カメラホール970及び第2カメラホール980は、電子装置900_1が支援する機能に応じて、3個以上が配置され、これに対応して、3個以上のカメラが第2支持部材135の下部に配置される。
【0132】
ディスプレイ110は、ディスプレイパネル131及び前面プレート139を含む。ディスプレイ110は、少なくとも一部の領域が平面又は曲面に変形される。一実施形態によると、ディスプレイ110は、フォールディング領域103と、フォールディング領域103を基準に両側に配置された第1領域101及び第2領域102とを含む。第1領域101及び第2領域102は、フォールディング領域103が折り畳まれるにつれて折り曲げられるか又は展開につれて平坦になる間に、平坦な状態を維持する。
【0133】
一実施形態によると、第1支持部材137は、ディスプレイ110(又はフレキシブルディスプレイ)と第2支持部材135(又はハウジング)との間に配置され、ディスプレイ110の第1領域101及び第2領域102(又は第1表示領域)に対応して第1柔軟性(flexibility)を有する第1支持領域9010と、ディスプレイ110のフォールディング領域103(又は第1表示領域)に対応して第1柔軟性よりも高い第2柔軟性を有する第2支持領域9020とを含む。第1支持領域9010の一側(例:第1領域101に対応する領域)には、第8オープニング910及び第9オープニング920の少なくとも一つが形成され、第2支持領域9020は、第2支持部材135が折り畳まれるにつれて折り曲げられる。
【0134】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第8オープニング910及び第9オープニング920の少なくとも一つに対応する第2オープニング135hを含む。第2オープニング135hは、第8オープニング910及び第9オープニング920の大きさの全体に対応する大きさに形成される。或いは、一実施形態によると、第2オープニング135hは、第8オープニング910に対応するオープニング及び第9オープニング920に対応するオープニングのそれぞれを含む。第2オープニング135hには、第1センサ部S1の少なくとも一部が整列配置される。或いは、第2オープニング135h内に第1センサ部S1の少なくとも一部が載置される。第1センサ部S1に配置された信号送出部S1aは、第2オープニング135hの少なくとも一部及び第8オープニング910を介して信号を送出し、信号受信部S1bは、少なくとも第9オープニング920及び第2オープニング135hを通過する光を受信する。一実施形態によると、信号送出部S1aの上部面(z軸方向に向かう面)は、第8オープニング910よりも小さいか又は同じ大きさを有する。一実施形態によると、信号受信部S1bの上部面(z軸方向に向かう面)は、第9オープニング920よりも小さいか又は同じ大きさを有する。第1センサ部S1は、プリント回路基板600上に実装されて固定される。これにより、信号送出部S1a及び信号受信部S1bが配置された第1センサ部S1の一部が、第2オープニング135hを介して第8オープニング910及び第9オープニング920に向かうように配置される。
【0135】
上述の構造を有する一実施形態による電子装置900_1は、ディスプレイパネル131の背面に配置された第1支持部材137の一部の領域を除去して第8オープニング910及び第9オープニング920を形成し、この際、第8オープニング910と第9オープニング920との間の第1支持部材137の一部の領域909を維持し、第1支持部材137の一部の領域909に第1センサ部S1が接触するように配置することで、外部から第1センサ部S1が配置された領域に圧力を加える状況が発生しても、第1支持部材137の一部の領域909が当該圧力に抵抗する構造を提供することができる。
【0136】
基板部600は、一面(例:z軸方向に向かう面)に第1センサ部S1が実装され、第1センサ部S1を包む側壁611と、側壁611と第2支持部材135との間に配置されるクッション層612(又は接着層、又はシーリング層)と、側壁611を基板部600上に固定する固定構造物613(例:はんだ部又は接着部)とを含む。側壁611は、第1センサ部S1のハウジングS1cから所定間隔離隔して配置される。
【0137】
一実施形態によると、第1センサ部S1と第1支持部材137の一部の領域909との間に遮断部材901を配置することで、電子装置900_1は、信号送出部S1aと信号受信部S1bとの間の信号干渉又はクロストークの発生を低減することができる。一実施形態によると、電子装置900_1は、第2支持部材135と基板部600との間に配置される遮断部材905(又はスポンジ)、及び第2支持部材135と第1支持部材137との間に配置される異物防止部材903のうちの少なくとも一つを更に含む。遮断部材905と第2支持部材135との間には、接着部材が更に配置される。遮断部材905は、第1センサ部S1が配置される第2オープニング135h、第8オープニング910、及び第9オープニング920と、電子装置900_1の他の領域との間の異物の流れを遮断する。また、遮断部材905は、第1支持部材137を介して伝達される圧力を低減又は遮断する。
【0138】
図10は、一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第2実施例を示す図である。
【0139】
図10を参照すると、本実施形態による電子装置900_2は、前面プレート139と、ディスプレイパネル131と、第1支持部材137と、第2支持部材135と、第1センサ部S1と、基板部600(又はプリント回路基板)とを含む。第2支持部材135には、上述のように、第2オープニング135hが形成され、第2オープニング135hには、第1センサ部S1の少なくとも一部が配置される。第1支持部材137は、接着層137eと、ベース層137aと、クッション層137bと、第3支持部材137cと、第4支持部材137dとを含む。各層の間又は各層の所定の部分に配置される接着部材を更に含む。一実施形態によると、前面プレート139とディスプレイパネル131との間には、接着層138が更に配置される。
【0140】
上述の構造の電子装置900_2は、上記の
図9aで説明した電子装置900_1と比較して、第8オープニング910及び第9オープニング920に配置される第4補強部材930を更に含む。一実施形態によると、第4補強部材930は、上記の
図9で説明した第8オープニング910及び第9オープニング920のそれぞれの領域に分けて配置され、信号送出部S1aに対面する補強部材と、信号受信部S1bに対面する補強部材とを含む。第1センサ部S1は、信号送出部S1aを包む構造物及び信号受信部S1bを包む構造物を有するハウジングS1cを含む。
【0141】
一実施形態によると、上記の
図9aで説明した第1支持部材137の一部の領域909を中心に、第8オープニング910と第9オープニング920とに断面が分けられ、全体的な形状は、互いに連結されたドーナツ状の帯形状を有する。この場合、第4補強部材930は、断面の少なくとも一部が帯形状に設けられ、且つ一つの補強部材として形成される。第4補強部材930が
図9aで説明した第8オープニング910及び第9オープニング920に配置されることにより、第4補強部材930の一側は、異物防止部材903に接触するように配置される。一実施形態によると、第4補強部材930は、第1支持部材137の一部の領域909を包みながら第2支持部材135に少なくとも一部が接触するように配置される。これにより、外部から第1センサ部S1が配置された領域に圧力が加えられても、第4補強部材930及び第1支持部材137の一部の領域909に当該圧力が伝達され、伝達された圧力が、第2支持部材135を介して少なくとも一部が除去されることで、第1センサ部S1及び第1センサ部S1上に配置されたディスプレイパネル131の破損を防止することができる。
【0142】
図11aは、一実施形態による
図1dのA-A’又はB-B’線に沿って切断した断面の第3実施例を示す図であり、
図11bは、
図11aに対応する電子装置の分解斜視図である。
【0143】
図11a及び
図11bを参照すると、本実施形態による電子装置900_3は、少なくとも、ディスプレイ110(前面プレート139、ディスプレイパネル131)と、第1支持部材137と、第2支持部材135と、第1センサ部S1と、基板部600(又はプリント回路基板)とを含む。第2支持部材135には、上述のように、第2オープニング135hが形成され、第2オープニング135hには、第1センサ部S1の少なくとも一部が配置される。一実施形態によると、電子装置900_3は、基板部600の下部(-z軸方向に向かう面の下)に配置された背面基板又はリアパネルを更に含む。
【0144】
ディスプレイ110は、上部(例:z軸方向に向かう面)に前面プレート139が配置され、下部(例:-z軸方向に向かう面の下部)にディスプレイパネル131が配置される。上記の
図9bで説明したように、ディスプレイ110は、フォールディング領域を基準に両側に平坦な状態を維持する領域が配置される。ディスプレイ110の下部(-z軸方向)には、第1支持部材137の少なくとも一部が配置される。一実施形態によると、前面プレート139とディスプレイパネル131との間には、接着層138が更に配置される。
【0145】
第1支持部材137は、接着層137eと、ベース層137aと、クッション層137bと、第3支持部材137cと、第4支持部材137dとを含む。各層の間又は各層の所定の部分に配置される接着部材を更に含む。第1支持部材137の少なくとも一部は、ディスプレイ110の下部(-z軸方向)と第2支持部材135の上部(z軸方向)との間に配置される。第1支持部材137の一側には、第1センサ部S1に上下(z軸~-z軸)方向に整列される第1オープニング137hが形成される。第1オープニング137hは、第1センサ部S1の上部面(例:z軸方向に向かう面)の大きさよりも大きく形成される。一実施形態によると、第1オープニング137hは、(第1センサ部S1に配置された信号送出部が送出した信号がディスプレイ110方向に照射され、信号受信部に信号が伝達されるように)信号送出部及び信号受信部を含む大きさと同一又は類似して形成される。この場合、第1オープニング137hは、第1センサ部S1の上部面よりは小さく、信号送出部及び信号受信部を含む大きさよりは大きい大きさを有する。一実施形態によると、第1支持部材137の一側には、電子装置900_3のカメラ運用に関連する第1カメラホール1171が配置される。第1カメラホール1171は、第1支持部材137のz軸方向に向かう面及び-z軸方向に向かう面を上下に貫通して形成される。
【0146】
図示している図面において、第1カメラホール1171は2つ図示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電子装置900_3に配置されるカメラの個数に対応する個数で形成される。第1カメラホール1171の上部(z軸方向)にはディスプレイ110の一端が配置され、第1カメラホール1171の下部(-z軸方向)には第2支持部材135の一側が配置される。第2支持部材135は、折り畳み可能な少なくとも一つのヒンジ構造物が配置された中心部(例:少なくとも一つのヒンジ構造物及びヒンジ構造物が載置されるヒンジハウジング)と、中心部に連結されるプレートとを含む。
【0147】
第2支持部材135は、第1支持部材137の下部(-z軸方向)に配置される。第2支持部材135の一側には、第1オープニング137hに上下(z軸~-z軸)に整列される第2オープニング135hを含む。第2オープニング135hの下部(-z軸方向)には、第1センサ部S1及び基板部600が配置される。また、第2オープニング135hの下部(-z軸方向)に配置される第1センサ部S1は、少なくとも一部が第2オープニング135hに整列される。一実施形態によると、第1センサ部S1の上部の少なくとも一部が第2オープニング135h内に配置される。第2オープニング135hに隣接する領域には、第1支持部材137に形成された第1カメラホール1171に上下(z軸~-z軸)に整列される第2カメラホール1172が配置される。第2カメラホール1172は、第1カメラホール1171と同じホール個数を含む。第2カメラホール1172の下部(-z軸方向)には、少なくとも一つのカメラが配置される。
【0148】
一実施形態によると、第2支持部材135は、第1センサ部S1に配置された信号送出部S1a及び信号受信部S1bにそれぞれ対応するホール領域(135h1、135h2)のみを含む。ここで、第1ホール領域135h1の大きさは、信号送出部S1aの大きさと同一であるか又は相対的により大きく形成される。第2ホール領域135h2の大きさは、信号受信部S1bの大きさと同一であるか又は相対的により大きく形成される。ホール領域(135h1、135h2)の全体の大きさは、第2オープニング135hよりも小さいか又は同一に形成される。
【0149】
一実施形態によると、第2支持部材135がホール領域(135h1、135h2)を含む場合、第10補強部材940は、第2支持部材135と一体型に設けられ、ホール領域(135h1、135h2)は、第10補強部材940に形成される。この場合、別の補強部材が配置されず、第2支持部材135のうちの第1センサ部S1が配置される領域にホール領域(135h1、135h2)の周辺部が第10補強部材の役割を代わりに行い、第1センサ部S1の信号送出部S1a及び信号受信部S1bが、ホール領域(135h1、135h2)を介してセンシングのための信号を送受信することができるように配置される。この過程で、信号送出部S1a及び信号受信部S1bのうちの少なくとも一部は、ホール領域(135h1、135h2)内に位置し、信号送出部S1a及び信号受信部S1bの上部面(z軸方向に向かう面)は、第2支持部材135の上部面(z軸方向に向かう面)に並んでいるか、又は第2支持部材135の上部面よりも下(-z軸方向)に位置する。第10補強部材が第2支持部材と一体型に設けられる場合、第10補強部材に対応する補強領域は、第2支持部材と同じ材質又は不透明な材質で設けられ、指定された大きさの剛性を有し、第1センサ部S1を保護する役割又はディスプレイの背面を保護する役割を果たす。
【0150】
上述の電子装置900_3は、上記の
図10で説明した電子装置900_2と比較して、第1支持部材137の一部の領域909が除去されて、当該領域を補強部材が満たした形態を含む。例えば、電子装置900_3は、ディスプレイパネル131の下部(又はディスプレイパネル131及び接着層138の下部)のうちの第1センサ部S1が配置される領域に第10補強部材940が配置される構造を有する。第10補強部材940は、第1支持部材137の一部を除去した開口部に配置される。
【0151】
一実施形態によると、第1センサ部S1の一側には、遮断部材901が配置される。遮断部材901は、第10補強部材940の一側に接触するように配置される。第10補強部材940と第2支持部材135との間には、異物防止部材903が配置される。異物防止部材903は、外部から第1センサ部S1が配置された空間内に異物が流入することを防止する。一実施形態によると、異物防止部材903は、第10補強部材940に加えられる圧力の少なくとも一部を解消する。第1センサ部S1は、信号送出部S1aを包む構造物及び信号受信部S1bを包む構造物を有するハウジングS1cを含む。
【0152】
一実施形態によると、第10補強部材940は、第1支持部材137に形成された第1オープニング137hと第2支持部材135に形成された第2オープニング135hとの間で、上下(z軸~-z軸)に整列配置される。第10補強部材940は、少なくとも一部が透明材質で形成される。第10補強部材940の大きさは、第1支持部材137に形成された第1オープニング137hと同一又は類似する大きさを有する。或いは、第10補強部材940は、第1オープニング137hの大きさよりも小さく形成され、第1オープニング137h内に位置する。一実施形態によると、第10補強部材940が第1オープニング137hよりも大きく形成される。追加的に又は概して、第10補強部材940の周縁と第1オープニング137hを形成するホールの内壁との間に接着部材が配置されて、第10補強部材940を第1オープニング137hに固定する。
【0153】
第10補強部材940の大きさは、第2オープニング135hの大きさよりも大きく形成される。一実施形態によると、第2支持部材135のうちの第2オープニング135hが形成された上部面(z軸方向に向かう面)には段差部が形成され(-z軸方向に窪む)、第10補強部材940が第1オープニング137hの大きさよりも大きく形成される場合、段差部に第10補強部材940が載置される。これに関連して、段差部は、第10補強部材940の全体の大きさと同一又は類似する大きさを有する。段差部と第10補強部材940との間には接着部材が配置されて、第10補強部材940の流動を防止する。
【0154】
一実施形態によると、センシングモジュールS1(例:第1センサ部S1)は、センシングモジュールS1の上面が他の支持部材135(例:第2支持部材135)の下面よりも上に(above)位置するように、他のオープニング135h(例:第2オープニング135h)に少なくとも一部収容される。
【0155】
一実施形態によると、オープニングは、第1オープニング(例:第8オープニング910)と、第1オープニング(例:第8オープニング910)から離隔した第2オープニング(例:第9オープニング920)とを含み、センシングモジュールS1は、発光素子を更に含み、受光センサS1bは、第1オープニング(例:第8オープニング910)に整列され、発光素子S1a(例:LED)(例:信号送出部S1a)は、第2オープニング(例:第9オープニング920)に整列される。
【0156】
一実施形態によると、フレキシブルディスプレイ(例:ディスプレイパネル131)がガラスのようなリジッドな構造体なしにフォールディング可能なフレキシブルな材質で電子装置の外面を形成して、フレキシブルな材質に印加される外力によって形態が変形され得る内部空間(例:第8オープニング910及び/又は第9オープニング920)を透明部材(例:第4補強部材930及び/又は第10補強部材940)が支持する。
【0157】
上述の
図9a~
図11では、一つのセンサが信号送出部S1a及び信号受信部S1bを含む構造を例示して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
図9a~
図11で説明したセンサ部は、それぞれ複数のセンサを含む構造を有する。この場合、S1a及びS1bは、それぞれ異なる種類のセンサ又は同一種類で且つ特性が異なるセンサになる。例えば、S1aが照度センサの場合、S1bは近接センサである。又は、S1aはカメラセンサ、S1bは虹彩センサである。或いは、S1aは指紋センサ、S1bは照度センサである。
【0158】
一方、上述のセンサ部構造を有する電子装置について、
図1a~
図1dでは折り畳み式電子装置を基準に説明しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上述のセンサ部構造は、バータイプの携帯用電子装置にも適用される。
【0159】
上述のように、一実施形態による携帯用通信装置は、折り畳み可能なハウジング、ハウジングに収容されて、ハウジングが折り畳まれた状態で実質的にフラットに維持される第1表示領域と、ハウジングが折り畳まれるにつれて折り曲げられる第2表示領域と、を含むフレキシブルディスプレイ、フレキシブルディスプレイとハウジングとの間に位置し、第1表示領域に対応して第1柔軟性(flexibility)を有してオープニングが形成された第1領域と、第2表示領域に対応して第1柔軟性よりも高い第2柔軟性を有してハウジングが折り畳まれるにつれて折り曲げられる第2領域と、を含む支持部材、及びハウジングに収容されて受光センサを含むセンシングモジュールを備え、受光センサは、オープニングを通過した光が受光センサで感知されるようにオープニングに少なくとも部分的に整列される。
【0160】
一実施形態によると、携帯用通信装置は、支持部材のオープニングを形成する内面の少なくとも一部に付着された透明部材を含む。
【0161】
一実施形態によると、透明部材のセンシングモジュールに向かう一面に遮光部材が位置し、センシングモジュールは発光素子を含み、受光センサは、遮光部材に対して第1方向に対応する第1領域に整列され、発光素子は、遮光部材に対して第1方向とは反対方向の第2方向に対応する第2領域に整列される。
【0162】
一実施形態によると、透明部材の内部に遮光層が位置し、センシングモジュールは発光素子を含み、受光センサは、遮光層に対して第1方向に対応する第1領域に整列され、発光素子は、遮光部材に対して第1方向とは反対方向の第2方向に対応する第2領域に整列される。
【0163】
一実施形態によると、支持部材を支持する他の(another)支持部材を更に含み、他の(the other)支持部材は、リジッドな物質で形成され、他の支持部材の一部に、オープニング及び少なくとも部分的に整列された(aligned)他の(another)オープニングが形成される。
【0164】
一実施形態によると、携帯用通信装置は、他の(the other)支持部材の他の(the other)オープニングの内面又は周辺に付着された透明部材を含む。
【0165】
一実施形態によると、センシングモジュールは、センシングモジュールの上面が他の支持部材の下面よりも上に(above)位置するように、他のオープニングの内部に少なくとも一部収容される。
【0166】
一実施形態によると、オープニングは、第1オープニングと、第1オープニングから離隔する第2オープニングとを含み、センシングモジュールは、発光素子を更に含み、受光センサは、第1オープニングに整列され、発光素子は、第2オープニングに整列される。
【0167】
一実施形態によると、携帯用通信装置は、第2領域に一つ以上のオープニング又は一つ以上のリセスを含むパターンが形成される。
【0168】
上述のように、一実施形態による電子装置は、第1ハウジング構造物と、第2ハウジング構造物と、第1ハウジング構造物と第2ハウジング構造物との間に配置されたヒンジハウジングと、ヒンジハウジングに少なくとも一部が配置されて第1ハウジング構造物と第2ハウジング構造物とを結合するヒンジ構造物と、第1ハウジング構造物及び第2ハウジング構造物上に少なくとも一部が配置されたディスプレイパネルと、ディスプレイパネルの下部に配置されて第1オープニングを含む第1支持部材と、第1支持部材の下部に配置されて第2オープニングを含む第2支持部材と、第1オープニング、第2オープニング、及びディスプレイパネルを介してセンシングに必要な信号を受信するセンサ部と、ディスプレイパネルとセンサ部との間に配置された補強部材と、を備える。
【0169】
一実施形態によると、補強部材の少なくとも一部は、ディスプレイパネルの背面に密着するように配置される。
【0170】
一実施形態によると、補強部材は、指定された大きさの透過率又は透明度を有する。
【0171】
一実施形態によると、補強部材は、センサ部が受信した信号を伝達する少なくとも一つのスルーホールを有する。
【0172】
一実施形態によると、第1オープニングの大きさは、第2オープニングの大きさよりも大きく形成される。
【0173】
一実施形態によると、電子装置は、補強部材とディスプレイパネルの背面との間に配置される接着層を更に含む。
【0174】
一実施形態によると、センサ部は、少なくとも一部が第1オープニングの内側に配置される。
【0175】
一実施形態によると、電子装置は、補強部材と第1オープニングを形成する第1支持部材との間の少なくとも一部の領域に配置される接着部材を更に含む。
【0176】
一実施形態によると、センサ部は、照度センサ、近接センサ、及び指紋認識センサのうちの少なくとも一つを含む。
【0177】
一実施形態によると、補強部材は、第2オープニングの内側に配置される。
【0178】
一実施形態によると、補強部材と第2オープニングを形成する第2支持部材との間の少なくとも一部の領域に配置される接着部材を更に含む。
【0179】
一実施形態によると、第1センサ部は、第2支持部材の下部に配置され、第2オープニング、第1オープニング、及びディスプレイパネルを介してセンシングのための信号を送受信する。
【0180】
一実施形態によると、電子装置は、補強部材と第2支持部材との間に配置される高さ調節部を更に含む。
【0181】
一実施形態によると、補強部材は、第2オープニングの大きさよりも大きい大きさを有する。
【0182】
一実施形態によると、補強部材は、中心部を横切るギャップを含む二つの部材が並んで配置され、二つの部材の対向する一面が塗装処理される。
【0183】
一実施形態によると、電子装置は、補強部材とセンサ部との間に配置されて、センサ部と補強部材との間の反射する信号の少なくとも一部を吸収するノイズ防止部材を含む。
【0184】
上述のように、一実施形態による電子装置は、ディスプレイパネル、ディスプレイパネルの下部に配置されて第1オープニングを含む第1支持部材、第1支持部材の下部に配置されて断面の少なくとも一部が段差状に形成された第2オープニングを含む第2支持部材、第2オープニングの下部に配置されるセンサ部、及び第2オープニング内に配置される補強部材と、を備える。
【0185】
一実施形態によると、補強部材は、段差状の形状を有する。
【0186】
一実施形態によると、補強部材は、ディスプレイパネルに近く配置された領域の断面の面積が第2支持部材に近く配置された領域の断面の面積よりも小さく形成される。
【0187】
一実施形態によると、補強部材は、指定された大きさの透過率を有する。
【0188】
一実施形態によると、補強部材とセンサ部との間に配置されてノイズを遮断する遮断部材を更に含む。
【符号の説明】
【0189】
20 ディスプレイ部
30 ブラケットアセンブリ
31 センサホール
100、900_1、900_2、900_3 電子装置
101、102 第1、第2領域
103 フォールディング領域
110 (フレキシブル又はフォールダブル)ディスプレイ
131、151 ディスプレイパネル
133、633、153 第1、第2、第3補強部材(透明部材)
133_1、133_2 第1、第2防止構造物
133_1a、133_2a、611 側面
133a、153a、633a 第1面
133b、153b、633b 第2面
133c ノイズ防止層
133d ノイズ防止部材
137、135、137c、137d、157a、155、157 第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7支持部材(支持構造)
135_1、137_1、637_1 接着部材
135h1、135h2 第1、第2ホール領域
137a ベース層
137a1、137b1、137c1、137e 接着部材又は接着層
137b クッション層
137f 絶縁層
137h、135h、637h、635h、157h、155h、157h1、910、920 第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9オープニング(開口部)
138 接着層
139、159 前面プレート
140 プレート(層)
157b 支持部材
410、420 第1、第2ブラケット
430 配線部材
500 フォールダブルハウジング
500_1 フォールディング軸
510、520 第1、第2ハウジング構造物(第1、第2ハウジング)
510a、520a 第1部分
510b、520b 第2部分
512、522 第1、第2回転支持面
524 センサ領域
530 ヒンジカバー(ヒンジハウジング)
533a、533b 第1、第2ノイズ防止構造
533b_1 ホール
533b_2 ノイズ防止構造物
533b_3 ボディー
580、590 第1、第2背面カバー
582、592 第1、第2背面領域
600 基板部
610、620 第1、第2基板
612 クッション層
613 固定構造物
901 遮断部材
903 異物防止部材
909 一部の領域
930、940 第4、第10補強部材
970、1171 第1カメラホール
980、1172 第2カメラホール
9010、9020 第1、第2支持領域
S1、S2 第1、第2センサ部(センサ/センサモジュール又はセンシングモジュール)
S1a 信号送出部(発光素子)
S1a_1 LED
S1b 信号受信部(受光センサ)
S1c ハウジング