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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-12
(45)【発行日】2023-12-20
(54)【発明の名称】連続血糖測定システムの作動方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/145 20060101AFI20231213BHJP
   G16H 10/40 20180101ALI20231213BHJP
   G16Y 40/10 20200101ALI20231213BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20231213BHJP
   G16Y 40/35 20200101ALI20231213BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20231213BHJP
【FI】
A61B5/145
G16H10/40
G16Y40/10
G16Y40/20
G16Y40/35
A61B5/00 102A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022505472
(86)(22)【出願日】2020-03-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-10-06
(86)【国際出願番号】 KR2020003519
(87)【国際公開番号】W WO2021025255
(87)【国際公開日】2021-02-11
【審査請求日】2022-01-26
(31)【優先権主張番号】10-2019-0096652
(32)【優先日】2019-08-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】カン,ボウェル
【審査官】北島 拓馬
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-506625(JP,A)
【文献】特表2019-510388(JP,A)
【文献】特開2018-000303(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-0985630(KR,B1)
【文献】特開2017-123093(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00 - 5/398
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体に付着された血糖を連続的に測定する身体付着ユニットから測定された血糖データを通信端末機に受信するために前記身体付着ユニットと前記通信端末機が通信連結る段階と、
前記通信端末機が、前記身体付着ユニットの通信中断したかを判断する段階と、
前記通信端末機が、前記身体付着ユニットの通信中断たものと判する場合に前記通信端末機サーバーに前記身体付着ユニットの通信中断時点、前記身体付着ユニットの活性化時点及び前記身体付着ユニットの使用期間に対する情報伝送る段階と、
前記サーバー前記身体付着ユニットの通信中断時点に対して検証する段階であって
前記通信端末機が前記身体付着ユニットから血糖データを所定の時間以上受信しない場合に、前記身体付着ユニットの通信が中断したと判断するステップと、
前記身体付着ユニットの活性化された時点及び前記身体付着ユニットの通信が中断した時点に基づいて、前記身体付着ユニットの実際の使用時間を演算するステップと、
演算された前記実際の使用時間と前記身体付着ユニットの設定された使用時間とが一致するか否かに基づいて検証するステップと
を含む、前記検証する段階と、
前記身体付着ユニットの実際の使用期間と設定された使用期間が一致しなければ、前記身体付着ユニットから未受信された血糖データがあるものとして判断して前記サーバーから前記通信端末機にアラームを送る段階と、
を含
連続血糖測定システムの作動方法。
【請求項2】
前記身体付着ユニットの実際の残存使用期間演算するステップでは、連続血糖測定システムが、前記身体付着ユニットから通信端末機に伝送された前記身体付着ユニットが活性化された時点情報及び前記身体付着ユニットの使用期間情報を基にして現時点で前記身体付着ユニットの残存期間を演算することを特徴とする請求項1に記載の連続血糖測定システムの作動方法。
【請求項3】
前記演算された身体付着ユニットの実際の残存使用期間を利用して前記通信端末機で前記身体付着ユニットの使用期間が終わる前に前記身体付着ユニットで受信されない血糖データがあるかを確認して前記身体付着ユニットから血糖データを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の連続血糖測定システムの作動方法。
【請求項4】
前記サーバーから前記通信端末機にアラームが伝送されれば、前記通信端末機が前記身体付着ユニットとの通信を再連結して前記身体付着ユニットから前記身体付着ユニットに保存された血糖データを受信する段階をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の連続血糖測定システムの作動方法。
【請求項5】
前記通信端末機が前記身体付着ユニットと通信を再連結する時、前記身体付着ユニットの使用期間が終わった場合、前記身体付着ユニットの電源がついた状態が維持され、前記身体付着ユニットは血糖データを測定しないことを特徴とする請求項に記載の連続血糖測定システムの作動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続血糖測定システムのお知らせ方法に関するものであり、より詳細には、身体に装着されて血糖を測定する身体付着ユニットに含まれたセンサーモジュールに対する使用状態を使用者に知らせる連続血糖測定システムのお知らせ方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は全世界的に主要死亡原因及び身体障碍を誘発する要因であり、それによって、多い人々が糖尿病によって健康上に問題が発生している。特に、糖尿病は、心臓及び腎臓疾病、失明、神経損傷及び高血圧を誘発する深刻な疾病である。長期間の臨床研究を見る時、血糖値を適当に調節することによって合併症が誘発されることを著しく減少させることができる。したがって、糖尿病は持続的に管理することが重要であるが、重要な要因は血糖値を自己モニタリングすることである。
【0003】
このような要求によって使用者が直接使用者の血糖を検査することができる自家バイオ測定器が広く普及されて使用される。一般な血糖測定器は検査紙であるセンサーストリップに使用者の血液をつけて使用者の血糖値を測定する。すなわち、血液をつけたセンサーストリップを血糖測定器に挿入してセンサーストリップを通じて測定された血糖値を血糖測定器に表示する。
【0004】
この時、採取された血液とセンサーストリップ内の反応物質が電気化学的反応によって発生された電気的信号を血糖測定器が受信し、血糖値を測定する。このような採血式血糖測定器(finger prick method)は、糖尿病患者の血糖管理にお手助けになるが、測定当時の結果だけ示すために頻りに変化する血糖数値を正確に把握することが難しい問題がある。
【0005】
糖尿病患者は、一般に高血糖及び低血糖状態を行き交うが、応急状況は低血糖状態で発生し、糖分供給が長い間持続しなければ、意識を失うか、または最悪の場合命を失うこともある。したがって、低血糖状態を即刻に見つけることは、糖尿病患者に非常に重要である。しかし、間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定器は明らかな限界がある。
【0006】
このような採血式血糖測定器の限界を乗り越えるため、人体内に挿入して水分間隔で血糖を測定する連続血糖測定システム(CGMS、Continuous Glucose Monitoring System)が開発されたし、これを利用して糖尿病患者の管理と応急状況に容易に対処することができる。
【0007】
連続血糖測定システムは、人体に挿入されて使用者の血液のような、検査物質を採取して血糖を測定するための身体付着ユニットと身体付着ユニットと通信して身体付着ユニットで測定された血糖値を表示するための通信端末機を含む。この時、身体付着ユニットは永久的に使用することができずに一定期間の寿命があって使用期間が満了する場合、交替する必要がある。
【0008】
身体付着ユニットは使用期間が終われば、終わった時点にそれ以上身体の血糖を測定しないで、通信端末機にデータの伝送もそれ以上なされない。場合によって身体付着ユニットの電源が自動にオフされる場合も発生する。
【0009】
したがって、使用者は身体付着ユニットの使用期間が終われば、それ以上身体付着ユニットから血糖データを受信することができないために身体付着ユニットを交替しなければならないが、身体付着ユニットの終わる時点が正確に分からなくて身体付着ユニットの交替を適時にすることができない問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、使用期間がある身体付着ユニットを適切な時期に交替できるように使用者に身体付着ユニットの残存使用期間を知らせる連続血糖システムのお知らせ方法を提供することにある。
【0011】
また、本発明が解決しようとする課題は、使用期間が終わった身体付着ユニットを再び通信連結して再使用することを防止することができる連続血糖システムのお知らせ方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法は、人体に付着された血糖を連続的に測定する身体付着ユニットから測定された血糖データを通信端末機で受信するために身体付着ユニットと通信端末機が通信連結される段階と、前記身体付着ユニットから通信端末機に身体付着ユニットの情報が伝送されて前記身体付着ユニットの残存使用期間が演算される段階と、及び前記通信端末機に前記身体付着ユニットの残存使用期間に対するアラームが発生する段階と、を含むことができる。
【0013】
前記身体付着ユニットの残存使用期間の演算は、前記身体付着ユニットから通信端末機に伝送された前記身体付着ユニットが活性化された時点情報及び前記身体付着ユニットの使用期間情報を土台で現時点で前記身体付着ユニットの残存期間を演算することができる。
【0014】
前記身体付着ユニットの残存使用期間に対するアラームは、前記通信端末機で設定されたアラーム発生時点が到来した場合に発生することができる。
【0015】
前記演算された身体付着ユニットの残存使用期間を利用して前記通信端末機で前記身体付着ユニットの使用期間が終わる前の前記身体付着ユニットで受信されない血糖データがあるかを確認して前記身体付着ユニットから血糖データを受信する段階をさらに含むことができる。
【0016】
前記通信端末機で前記身体付着ユニットの通信中断がなされるかを判断する段階と、前記通信端末機で前記身体付着ユニットの通信中断がなされたと判断されれば、前記通信端末機からサーバーに前記身体付着ユニットの通信中断時点、前記身体付着ユニットの活性化時点及び前記身体付着ユニットの使用期間に対する情報が伝送される段階と、及び前記サーバーで前記身体付着ユニットの通信中断時点に対して検証する段階をさらに含み、前記身体付着ユニットの通信中断時点に対する検証は、前記身体付着ユニットの実際使用時間と設定された使用時間が一致するかの如何を利用して検証されることができる。
【0017】
前記身体付着ユニットの通信中断に対する判断は、前記身体付着ユニットから血糖データが前記通信端末機に所定の時間以上受信されなければ、前記身体付着ユニットの通信が中断されたものとして判断されることができる。
【0018】
前記身体付着ユニットの通信中断時点に対する検証は、前記身体付着ユニットの活性化された時点及び前記身体付着ユニットの通信中断時点を利用して前記身体付着ユニットの実際使用期間を演算し、前記演算された実際使用期間と前記身体付着ユニットの設定された使用期間が一致するかの如何を利用して検証することができる。
【0019】
前記身体付着ユニットの実際使用期間と設定された使用期間が一致しなければ、前記身体付着ユニットから未受信された血糖データがあるものとして判断して前記サーバーから前記通信端末機にアラームを送る段階をさらに含むことができる。
【0020】
前記サーバーから前記通信端末機にアラームが伝送されれば、前記通信端末機が前記身体付着ユニットとの通信を再連結して前記身体付着ユニットから前記身体付着ユニットに保存された血糖データを受信する段階をさらに含むことができる。
【0021】
前記通信端末機が前記身体付着ユニットと通信を再連結する時、前記身体付着ユニットの使用期間が終わった場合、前記身体付着ユニットの電源がついた状態が維持され、前記身体付着ユニットは血糖データを測定しないこともある。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、通信端末機で身体付着ユニットの残存期間に対するアラームが発生することによって、使用者は身体付着ユニットの使用期間が終わる前に交替する身体付着ユニットを前もって準備することができる効果がある。
【0023】
場合によって、身体付着ユニットから測定された血糖データのうちで通信端末機に伝送されることができなかったデータがある場合、身体付着ユニットと通信端末機を一時的に通信を再連結して身体付着ユニットに保存された血糖データを受信するようにして血糖データが抜け落ちされることを防止することができる効果がある。
【0024】
さらに、身体付着ユニットの残存使用期間に対するアラームが発生しながら、身体付着ユニットを購入することができる情報を通信端末機に表示することができて、使用者が身体付着ユニットを便利に購入することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0026】
図2は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの身体付着ユニットを人体に付着するためのアプリケーターを示した図面である。
【0027】
図3及び図4は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムで身体付着ユニットをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0028】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示したブロック図である。
【0029】
図6は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を示した流れ図である。
【0030】
図7は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を説明するための図面である。
【0031】
図8は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を示した流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本発明で使用される技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではないことを留意しなければならない。また、本発明で使用される技術的用語は本発明で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般に理解される意味で解釈されなければならないし、過度に包括的な意味で解釈されるか、または過度に縮まった意味で解釈されてはいけない。また、本発明で使用される技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない誤った技術的用語である時には、当業者が正しく理解することができる技術的用語で取り替えられて理解されなければならないであろう。
【0033】
また、本発明で使用される単数の表現は、文脈上明白に異なるように志さない限り複数の表現を含む。本発明で、"構成される"または"含む"などの用語は発明に記載した多くの構成要素ら、または多くの段階を必ずすべて含むものとして解釈されてはいけなく、そのうちで一部構成要素らまたは一部段階らは含まれないこともあって、または追加的な構成要素または段階らをさらに含むことができるものとして解釈されなければならない。
【0034】
また、添付された図面は本発明の思想を容易に理解できるようにするためのものであるだけで、添付された図面によって本発明の思想が制限されるものとして解釈されてはいけないことを留意しなければならない。
【0035】
以下、添付された図面を参照して本発明による身体付着ユニットの残存期間アラーム方法に対してより具体的に説明する。
【0036】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0037】
図1を参照すれば、本発明の一実施例による連続血糖測定システムは身体付着ユニット110及び通信端末機120を含む。
【0038】
身体付着ユニット110は身体に付着されるが、身体付着ユニット110が身体に付着時身体付着ユニット110のセンサー一端は肌に挿入されて人体の体液を周期的に抽出して血糖を測定する。
【0039】
通信端末機120は身体付着ユニット110から血糖情報を受信して受信した血糖情報を使用者に表示することができる端末機であり、スマートフォン、タブレットPC、またはノートブックなどのように身体付着ユニット110と通信することができる移動端末機が利用されることができる。勿論、通信端末機120はこれに限定されるものではなくて、通信機能を含んでプログラムやアプリケーションが設置されることができる端末機ならどのような種類の端末機であることができる。
【0040】
身体付着ユニット110は通信端末機120の要請によってまたは設定された時刻ごとに周期的に測定された血糖情報を通信端末機120に送るが、身体付着ユニット110と通信端末機120との間でデータ通信のために身体付着ユニット110と通信端末機120はお互いにUSBケーブルなどによって有線で通信連結されるか、または赤外線通信、NFC通信、ブルートゥース(登録商標)などの無線通信方式で通信連結されることができる。
【0041】
ここで、身体付着ユニット110はアプリケーターを通じて身体一部に付着されるが、図2は本発明の身体付着ユニットを身体に付着するためのアプリケーターを示した図面であり、図3及び図4は身体付着ユニットをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0042】
先ず、図2を参照してアプリケーター130に対して説明すると、アプリケーター130は、身体付着ユニット110を内部に具備して使用者の操作で身体付着ユニット110を外部に吐出して使用者の特定身体部位に付着させるように作動する。アプリケーター130は一面が開放された形状で形成されているが、身体付着ユニット110はアプリケーター130の開放された一面を通じてアプリケーター130に設置される。
【0043】
アプリケーター130を利用して身体付着ユニット110を身体一部に付着時、身体付着ユニット110に具備されたセンサーの一端を肌に挿入するためにアプリケーター130はセンサーの一端を内部に囲むように形成されたニードル(図示せず)、ニードルとセンサー一端を共に肌に押し出す第1弾性部材(図示せず)、ニードルのみを引き出すための第2弾性部材(図示せず)を具備している。このようなアプリケーター130の構成を通じてアプリケーター130内部に圧縮された状態で配置された第1弾性部材(図示せず)の圧縮解凍でニードルとセンサー一端を共に肌に挿入し、センサー一端が肌に挿入時圧縮された第2弾性部材(図示せず)の圧縮解凍によってニードルのみを引き出す。使用者はアプリケーター130を通じて安全と容易に身体付着ユニット110を肌に付着させることができる。
【0044】
身体付着ユニット110を身体に付着させる過程を図3及び図4を参照してより詳細に説明すると、保護キャップ140を分離した状態でアプリケーター130の開放された一面を身体の特定部位肌20に密着させる。このようにアプリケーター130を身体の肌20に密着させた状態でアプリケーター130を作動させれば、身体付着ユニット110はアプリケーター130から吐出されながら肌20に付着されることができる。ここで、身体付着ユニット110の下部にはセンサー112の一端が身体付着ユニット110で露出されて配置されているし、センサー112の一端はアプリケーター130に具備されたニードルを通じて一部が肌20に挿入される。したがって、センサー112の一端が肌20に挿入された状態で身体付着ユニット110は肌20に付着されることができる。
【0045】
ここで、身体付着ユニット110の身体接触面には身体付着ユニット110が身体の肌20に固定付着されることができるように接着テープが具備されることができる。したがって、アプリケーター130を身体の肌20から離隔させれば、接着テープによって身体付着ユニット110は身体の肌20に固定付着された状態になる。
【0046】
以後、身体付着ユニット110に電源が印加されれば、身体付着ユニット110は通信端末機130と通信を連結し、身体付着ユニット110は測定した血糖情報を通信端末機に送るようになる。
【0047】
身体付着ユニット110は血糖情報だけではなく、多様な生体情報を測定することができるが、以下では生体情報の一例で血糖情報を測定することで説明する。
【0048】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示したブロック図である。
【0049】
図5を参照すれば、本発明の一実施例による連続血糖測定システム1100は、身体付着ユニット110、通信端末機120及びサーバー150を含む。
【0050】
身体付着ユニット110は、人体の体液を抽出して周期的に血糖を測定することができるように身体に付着し、測定された血糖データを通信端末機120に送る。
【0051】
通信端末機120は、身体付着ユニット110のセンサートランスミッタ113と通信をし、センサートランスミッタ113から身体付着ユニット110に対する情報を受信する。通信端末機120は、身体付着ユニット110のシリアル番号などの固有情報、身体付着ユニット110と通信端末機120が通信連結された時点、すなわち、身体付着ユニット110が活性化された時点、身体付着ユニット110の使用期間そして、センサーモジュール111で測定された血糖データを受信することができる。
【0052】
そして、通信端末機120は身体付着ユニット110に対する情報を受信して身体付着ユニットの残存使用期間を演算する。このように演算された身体付着ユニット110の残存使用期間に対して使用者にアラームを発生することができる。
【0053】
サーバー150は通信端末機120と通信することができるし、身体付着ユニット110の通信が中断される時点に対する検証を遂行する。したがって、サーバー150は、通信端末機120と身体付着ユニット110の通信が中断された時点に対して誤りがある場合、通信端末機120に通信中断時点に誤りがあることを知らせる。
【0054】
身体付着ユニット110の詳細構成に対して説明すれば、身体付着ユニット110は、センサーモジュール111及びセンサートランスミッタ113を含む。
【0055】
センサーモジュール111はおおよそ1週間乃至120日程度の期間の間に人体の血糖を測定する。この時、センサーモジュール111の使用期間はおおよそ1週間、15日、30日または120日のように、制限的に製造されることができる。センサーモジュール111の使用期間が終われば、身体付着ユニット110が人体に付着されていても、それ以上血糖測定がなされない。本実施例で、身体付着ユニット110及びアプリケーターは1回用で利用されることができる。
【0056】
センサーモジュール111はセンサーモジュール111に含まれたセンサーの一部が身体に挿入され、センサーは、基端部、胴体及び終端部で構成されることができる。基端部で測定された血糖情報は胴体のトレーサーと終端部に配置された電極パッドを通じてセンサートランスミッタ113に伝達されることができる。センサートランスミッタ113はセンサーモジュール111から伝達された血糖情報をデジタル信号に変換して保存しながら保存した血糖データを通信端末機120に送る。
【0057】
本実施例で、センサートランスミッタ113に保存される血糖データはおおよそセンサーモジュール111から測定された12時間の間の血糖データが保存されることができる。この時、センサートランスミッタ113に保存される血糖データはセンサーモジュール111で測定された血糖データのうちで時間によって一定間隔の間に測定された血糖データが保存されることができる。または、センサートランスミッタ113に保存される血糖データは一定時間が経過した血糖データが削除されて最新データが保存される方式で保存されることができる。
【0058】
センサートランスミッタ113はセンサーモジュール111で測定された血糖データを通信端末機120に送って、また身体付着ユニット110の情報を通信端末機120に送る。この時、センサートランスミッタ113から通信端末機120に伝送される情報は、身体付着ユニット110のシリアル番号などの固有情報と身体付着ユニット110の活性化された時点に対する情報及び身体付着ユニット110の使用期間に対する情報であることがある。
【0059】
次に、通信端末機120の詳細構成に対して説明する。通信端末機120は、通信部121、アラーム部123、保存部125及び制御部127を含む。
【0060】
通信部121は、身体付着ユニット110のセンサートランスミッタ113と通信し、センサートランスミッタ113から身体付着ユニット110に対する情報を受信する。この時、通信部121で受信する身体付着ユニット110に対する情報は身体付着ユニット110のシリアル番号などの固有情報と身体付着ユニット110が活性化された時点及び身体付着ユニット110の使用期間に対する情報を受信する。また、通信部121は、身体付着ユニット110で測定された血糖データを受信する。
【0061】
この時、通信部121はセンサートランスミッタ113と無線通信で通信することができるし、無線通信はブルートゥース(登録商標)などの近距離通信や移動通信またはWiFi(登録商標)通信であることがある。
【0062】
また、通信部121はサーバー150と通信することができるが、通信部121とサーバー150は移動通信網やWiFi通信網を通じて通信がなされることができる。または、通信部121とサーバー150はインターネット網を通じて通信がなされることもできる。
【0063】
アラーム部123は身体付着ユニット110の残存使用期間に対する情報を使用者に知らせるために具備される。アラーム部123は通信端末機120のディスプレイ装置であることができるし、または音響などを出力することができるスピーカーであることができるし、通信端末機120を振動させる振動子であることもある。
【0064】
アラーム部123は設定された時点に使用者に残存使用期間に対するアラームを発生することができる。例えば、アラーム部123は身体付着ユニット110の使用終了3日前、1日前、12時間前、1時間の前などのように、通信端末機120のディスプレイ装置に表示して残存使用期間に対するアラームを発生することができる。そして、アラーム部123は必要によってディスプレイ装置に表示される時点にスピーカーで音が発生するか、または振動子が動作してアラームを発生することができる。
【0065】
また、アラーム部123は必要によって通信端末機120のディスプレイ装置に身体付着ユニット110の残存使用期間を常時的に表示することができる。
【0066】
保存部125は、通信端末機120の使用者情報を保存する。通信端末機120は通信端末機120に設置されたプログラムまたはアプリケーションが実行されてログイン過程を通じて認証された使用者情報が保存される。この時、保存部125に保存される使用者情報は使用者のID、氏名及び生年月日などの情報であることができる。
【0067】
制御部127は、通信部121、アラーム部123及び保存部125をそれぞれ制御し、身体付着ユニット110から受信された情報を利用して身体付着ユニット110の残存使用期間を演算する。そして、制御部127は演算された残存使用期間に対する情報を保存部125に保存し、設定された時点にアラームが発生するようにアラーム部123を制御することができる。
【0068】
この時、制御部127は通信端末機120が身体付着ユニット110と通信連結されれば、身体付着ユニット110から身体付着ユニット110が活性化された時点と身体付着ユニット110の使用期間に対する情報を受信して受信された情報を基にして現時点で身体付着ユニット110の残存使用期間を演算する。そして、設定されたアラーム発生時点が到来するかを持続的に確認する。それによってアラーム発生のための時点が到来すれば、通信端末機120に身体付着ユニット110の残存使用期間を使用者に知らせるアラームが発生するようにアラーム部123を制御することができる。
【0069】
また、制御部127は、身体付着ユニット110の残存使用期間が終わる時点(すなわち、身体付着ユニット110の使用期間が終わる時点)が到来すれば、身体付着ユニット110から受信されない血糖データがあるかを確認する。この時、身体付着ユニット110の使用期間が終われば、身体付着ユニット110の電源がオフされることができるので、それ以上身体付着ユニット110から血糖データを受信することができないことがある。したがって、身体付着ユニット110の使用期間が終わる前に身体付着ユニット110から受信されない血糖データがある場合、通信端末機120は身体付着ユニット110から受信されない血糖データを要請して受信する。
【0070】
ところで、身体付着ユニット110の使用期間が正常に終わる以前に通信端末機120は、身体付着ユニット110から血糖データがそれ以上受信されない場合が発生することがある。制御部127は設定された時間の間続いて身体付着ユニット110から血糖データを受信することができない場合、身体付着ユニット110が動作を中断したことで判断して身体付着ユニット110の動作中断時点に対する情報をサーバー150に送る。
【0071】
身体付着ユニット110が動作中断したことで判断する一例は、身体付着ユニット110の使用期間が終了してそれ以上身体付着ユニット110から血糖データを受信することができない正常な場合である。一方、身体付着ユニットが動作中断したことで判断する他の例は、身体付着ユニット110と通信端末機120との間で通信が途絶されて身体付着ユニット110の残存使用期間が残っているにもかかわらず設定された時間の間続いて血糖データを受信することができない非正常的な場合である。
【0072】
したがって、身体付着ユニット110の使用期間が終了して正常に身体付着ユニット110の動作が中断したか、それとも身体付着ユニット110と通信端末機120の間で通信が途絶されて非正常的に身体付着ユニット110の動作が中断したかの身体付着ユニット110の動作中断時点に対する検証が必要である。
【0073】
制御部127はサーバー150から身体付着ユニット110の動作中断時点に対する検証結果を受信するが、制御部150は検証結果に基礎して身体付着ユニット110の使用期間が満了して正常に動作が中断したことで判断される場合正常メッセージが受信されることができる。この場合、制御部127は通信端末機120と身体付着ユニット110がお互いに通信断絶された状態で維持されるように制御する。
【0074】
しかし、検証結果に基礎して身体付着ユニット110と通信端末機120との間で身体付着ユニット110の残存使用期間が残っているが、通信途絶状態で身体付着ユニット110が非正常的に動作中断されたものとして判断される場合非正常メッセージが受信されることができる。
【0075】
非正常メッセージを受信する場合、制御部127は、身体付着ユニット110から残存使用期間の間通信途絶によって未受信された血糖データを受信するために身体付着ユニット110と通信を再連結するように通信部121を制御することができる。それによって通信部121を通じて通信端末機120で身体付着ユニット110に保存された血糖データが受信されることができる。この時、身体付着ユニット110から通信端末機120に受信される血糖データは、通信端末機120に伝送されない血糖データであることができるし、必要によって身体付着ユニット110に保存されたすべての血糖データであることができる。
【0076】
制御部127は、前記のように、身体付着ユニット110から未受信された血糖データを受信すれば、身体付着ユニット110との通信再連結を終了するように制御する。
【0077】
サーバー150で身体付着ユニット110の動作中断時点に対する検証を遂行する方式をより具体的に説明すると、サーバー150は身体付着ユニット110のシリアル番号などの固有情報、身体付着ユニット110の活性化された時点と身体付着ユニット110の使用期間及び身体付着ユニット110の動作中断時点に対する情報を通信端末機120から受信する。
【0078】
したがって、サーバー150は身体付着ユニット110の活性化時点と身体付着ユニット110の動作中断時点を利用して身体付着ユニット110が実際に使用された期間を算定することができる。サーバー150は算定した身体付着ユニット110の実際使用期間と身体付着ユニット110の使用期間を比べて身体付着ユニット110が正常に動作中断されたか、それとも通信途絶によって非正常的に動作中断されたかを検証する。
【0079】
サーバー150は身体付着ユニット110の実際使用期間が設定された使用期間と一致しなければ、身体付着ユニット110が通信途絶で非正常的に動作中断されたものとして判断して身体付着ユニット110で測定された血糖データのうちで通信端末機120に伝送されない血糖データがあるものとして判断することができる。それによってサーバー150は通信端末機120に伝送されない血糖データがあることを知らせるアラームを通信端末機に送ることができる。
【0080】
図6は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を示した流れ図であり、図7は本発明の一実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を説明するための図面である。
【0081】
図6を参照すれば、本発明の一実施例による連続血糖測定システム100のアラーム方法に対して説明しながら、図1乃至図5を参照して説明する。
【0082】
通信端末機120は身体付着ユニット110と通信連結がなされる(S101)。通信端末機120は身体付着ユニット110と通信連結がなされると、身体付着ユニット110から身体付着ユニット110に対する情報を受信する。この時、通信端末機120が身体付着ユニット110から受信する情報は、身体付着ユニット110の識別子情報及びシリアル番号などの固有情報、身体付着ユニット110の活性化時点に対する情報及び身体付着ユニット110の使用期間に対する情報であることができる。
【0083】
また、通信端末機120は身体付着ユニット110から測定された血糖データを受信する。血糖データは身体付着ユニット110で測定され、実時間でまたは周期的に身体付着ユニット110から通信端末機120に伝送されることができる。
【0084】
通信端末機120が身体付着ユニット110と通信連結されれば、通信端末機120は身体付着ユニット110から受信された身体付着ユニット110に対する情報を利用して身体付着ユニット110の残存使用期間を演算する(S103)。身体付着ユニット110の残存使用期間は、身体付着ユニット110から通信端末機120に受信された身体付着ユニット110が活性化された時点情報及び使用期間情報を利用して演算されることができる。すなわち、通信端末機120は身体付着ユニット110が活性化された時点から血糖情報を受信する現在時点までを実際使用期間で演算し、身体付着ユニット110の使用期間で実際使用期間を差引して身体付着ユニット110の残存使用期間を演算することができる。
【0085】
この時、図7を参照すれば、身体付着ユニット110は身体に付着されれば、所定の時間(t1)の間に安定化時間を経ることができる。例えば、身体付着ユニット110の安定化時間はおおよそ1-3時間程度の時間が所要されることがある。このような安定化時間は人体にセンサー112の一端が挿入されるためにセンサー112が人体で安定的に血糖を測定するために所要される時間であることがある。このような安定化時間は、身体付着ユニット110が人体に付着される度に進行されることがある。
【0086】
そして、身体付着ユニット110から通信端末機120に血糖データの伝送は、安定化時間(t1)の間にもなされることができる。但し、安定化時間(t1)の間に受信した血糖データは受信だけなされて、使用者に表示されないこともある。したがって、通信端末機120に血糖データが表示される期間は身体付着ユニット110の安定化時間が終わった時点から使用期間が終わる時点までの使用期間(t2)であることがある。
【0087】
そして、身体付着ユニット110の設定された使用期間は、安定化時間(t1)とデータ受信期間(t2)を合した期間であることがある。例えば、身体付着ユニット110の血糖データが表示される期間が略15日であり、安定化時間が2時間である場合、身体付着ユニット110の設定された使用期間は15日2時間であることがある。
【0088】
そして、身体付着ユニット110が活性化された時点は身体付着ユニット110が身体に付着されて電源が供給され始めた時点であり、身体付着ユニット110の活性化された時点から安定化時間(t1)が始まる。
【0089】
通信端末機120は身体付着ユニット110の残存使用期間に対する演算がなされると、設定されたアラーム発生時点が到来したかを確認する(S105)。設定されたアラーム発生時点の到来如何は、残存使用期間に対するアラームを発生するための時点(AL1~AL5)が到来したかを確認する段階である。一例で、設定されたアラーム発生時点は身体付着ユニット110の残存使用期間を知らせるアラームであることができるし、例えば、3日前、1日前、1時間の前などのようである。
【0090】
したがって、通信端末機120はアラームが発生する時点が到来すれば、該当時点に身体付着ユニット110の残存使用期間に対するアラームを発生させる(S107)。この時、残存使用期間にアラームは通信端末機120のディスプレイ装置に残存使用時間を表示するか、または音または振動を発生させて発生させることができる。残存使用期間のアラームは図7に示されたように、身体付着ユニット110の使用期間終了時点まで何回発生することがあるし、使用期間終了時点に近くなるほどアラームが発生する間隔が減ることがある。
【0091】
また、本実施例で通信端末機120は残存使用期間に対するアラームと共に新しい身体付着ユニット110を準備することを勧告するアラームが共に発生することがある。そして、通信端末機120は必要によって通信端末機120のディスプレイ装置に新しい身体付着ユニット110を購入することができるURLリンクを提供することができる。したがって、使用者は通信端末機120に表示された新規身体付着ユニット110を購入することができるURLリンクを通じてオンラインマーケットで接続することができるし、接続されたオンラインマーケットで新規身体付着ユニット110を購入することができる。
【0092】
この時、通信端末機120は通信連結された身体付着ユニット110の識別子情報及びシリアル番号などの固有情報を利用して使用者が使用する身体付着ユニット110に対する情報を利用して等しい身体付着ユニット110を購入することができるURLリンクを表示することができる。
【0093】
一方、通信端末機120は身体付着ユニット110の残存使用期間に対する演算がなされると(S103)、身体付着ユニット110の残存使用期間を通信端末機120に表示する(S115)。
【0094】
この時、通信端末機120で身体付着ユニット110の残存使用期間に対する表示は、通信端末機120に常時的に表示することができるが、これに限定されるものではない。例えば、身体付着ユニット110と通信端末機120が通信連結された状態で、使用者が通信端末機120のプログラムやアプリケーションを実行した場合だけに通信端末機120に身体付着ユニット110の残存使用期間に対する情報が表示されることができる。
【0095】
そして、通信端末機120は身体付着ユニット110の使用期間終了時点が到来したかを確認する(S117)。通信端末機120は身体付着ユニット110の使用期間終了時点の到来如何を確認して使用期間終了時点が到来しない場合、通信端末機120に身体付着ユニット110の残存使用期間を表示する。
【0096】
通信端末機120は身体付着ユニット110の使用期間終了時点が到来した場合、未受信された血糖データがあるかを確認する(S119)。そして、身体付着ユニット110の使用期間が終わる(S121)。身体付着ユニット110の使用期間が終われば、身体付着ユニット110の電源がオフされるためにそれ以上身体付着ユニット110から通信端末機120が血糖データを受信することができない。
【0097】
したがって本実施例で、通信端末機120は身体付着ユニット110の使用期間が終わる前に未受信された血糖データがあるかを確認することで、通信端末機120は身体付着ユニット110の使用期間が終了する前に身体付着ユニット110から血糖データをすべて受信することができる。
【0098】
また、前記のように、身体付着ユニット110の残存使用期間を使用者に知らせて使用期間が終わった身体付着ユニット110を再使用することを防止することができる。
【0099】
図8は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムのアラーム方法を示した流れ図である。
【0100】
図8を参照し、本発明の他の実施例による連続血糖測定システム100のアラーム方法に対して説明する。本実施例に対して説明しながら、一実施例と同一な説明は略する。そして、図1乃至図7に示された図面を参照して説明する。
【0101】
本実施例で、通信端末機120は身体付着ユニット110から血糖データを受信するために身体付着ユニット110と通信連結がなされる(S201)。通信端末機120は身体付着ユニット110と通信連結がなされると、身体付着ユニット110から身体付着ユニット110に対する情報を受信する。この時、通信端末機120が身体付着ユニット110から受信する情報は、身体付着ユニット110の識別子情報及びシリアル番号などの固有情報と身体付着ユニット110の活性化時点に対する情報及び身体付着ユニット110の使用期間に対する情報であることがある。
【0102】
通信端末機120は身体付着ユニット110と通信が連結されれば、身体付着ユニット110から血糖データを受信する(S203)。血糖データは身体付着ユニット110から周期的に通信端末機120に伝送されることができる。
【0103】
この時、身体付着ユニット120は安定化時間を有することができるし、安定化時間は前で説明したように、人体に挿入されたセンサーが安定的に血糖を測定するために所要される時間であり、おおよそ1-3時間が所要されることがある。通信端末機120は安定化時間の間に受信された血糖データを表示しないこともある。そして、身体付着ユニット110の安定化時間が完了すれば、受信された血糖データを表示する。
【0104】
ところが、身体付着ユニット110の使用期間が終わる前に通信端末機120は身体付着ユニット110から血糖データがそれ以上受信されない場合が発生することがある。通信端末機120は設定された時間の間に続いて身体付着ユニット110から血糖データを受信することができない場合、身体付着ユニット110が動作中断したことで判断する(S205)。
【0105】
前記のように身体付着ユニット110が動作される場合は、身体付着ユニット110の使用期間が終了してそれ以上身体付着ユニット110から血糖データを受信することができないことがあるが、これは身体付着ユニット110が正常に動作中断された場合である。
【0106】
しかし、身体付着ユニット110と通信端末機120との間に通信が途絶されて身体付着ユニット110の残存使用期間が残っているにもかかわらず設定された時間の間続いて血糖データを受信できないことがあるが、これは身体付着ユニット110が非正常的に動作中断された場合である。
【0107】
したがって、身体付着ユニット110の使用期間が終了して正常に身体付着ユニット110の動作が中断されたか、それとも身体付着ユニット110と通信端末機120との間の通信が途絶されて非正常的に身体付着ユニット110の動作が中断されたか検証する必要がある。この時、身体付着ユニット110の動作中断が正常であるか非正常であるかの検証のために身体付着ユニット110の動作中断時点を検証することができる。
【0108】
したがって、通信端末機120は前記のような身体付着ユニット110の動作中断時点の検証のために、通信端末機120はサーバー150で身体付着ユニット110の動作中断時点と身体付着ユニット110の情報を送る(S207)。
【0109】
そして、サーバー150は通信端末機120から受信された身体付着ユニット110のシリアル番号などの固有情報、身体付着ユニット110の活性化された時点、身体付着ユニット110の使用期間情報と身体付着ユニット110の動作中断時点に対する情報を利用して身体付着ユニット110の動作中断時点に対して検証を遂行する(S209)。
【0110】
サーバー150で身体付着ユニット110の動作中断時点に対する検証に対して説明すると、サーバー150は身体付着ユニット110の活性化時点と身体付着ユニット110の動作中断時点を利用して身体付着ユニット110が実際に使用された期間を算定することができる。サーバー150は算定した身体付着ユニット110の実際使用期間と身体付着ユニット110の使用期間を比べて身体付着ユニット110が正常に動作中断されたか、それとも通信途絶によって非正常的に動作中断されたかを検証する。
【0111】
サーバー150は身体付着ユニット110の実際使用期間が設定された使用期間と一致しなければ、身体付着ユニット110が通信途絶で非正常的に動作中断されたものとして判断し、身体付着ユニット110で測定された血糖データのうちで通信端末機120に伝送されない血糖データがあるものとして判断することができる。それによってサーバー150は通信端末機120に伝送されない血糖データがあることを知らせるアラームを通信端末機に送ることができる(S211)。
【0112】
通信端末機120はサーバー150から未受信されたデータがあることに対するアラームを受信すれば、身体付着ユニット110と通信再連結する(S215)。
【0113】
この時、身体付着ユニット110の使用期間が終わらない場合、身体付着ユニット110は電源がついた状態が維持されて血糖データを続いて測定しているので、測定された血糖データを通信端末機120に送る。また、身体付着ユニット110は通信端末機120に伝送されない血糖データも送ることができる。
【0114】
ところで、場合によって身体付着ユニット110は動作中断時点以後時間が経過してアラームを受けた時点では使用期間が終わった状態であることがある。本実施例で、身体付着ユニット110の使用期間が終わっても電源がオフされないで一定時間の間に電源がついた状態が維持されることができる。このように身体付着ユニット110の使用期間が終わった場合、身体付着ユニット110は電源がついた状態が維持されても人体の血糖は測定しない。
【0115】
すなわち、身体付着ユニット110は設定された使用期間(t1+t2)が終われば、血糖データを測定しない。そうであるとしても身体付着ユニット110は、図7に示されたように、一定時間(t3)の間に電源がついた状態が維持されることができる。
【0116】
そして、一定時間(t3)のうちでアラームによって身体付着ユニット110と通信端末機120が通信再連結されれば、未伝送された血糖データを通信端末機120に送る(S217)。本段階で、身体付着ユニット110から通信端末機120に伝送される血糖データは、通信端末機120に伝送されない血糖データであることがある。または、身体付着ユニット110は測定された血糖データのうちで最近略12時間の間の血糖データを保存するので、身体付着ユニット110に保存されたすべてのデータが通信端末機120に伝送されることができる。
【0117】
前記のように、身体付着ユニット110と通信端末機120が通信が再連結されて身体付着ユニット110から通信端末機120に未受信された血糖データがすべて伝送されれば、身体付着ユニット110と通信端末機120の再連結された通信が終わる(S219)。この時、身体付着ユニット110と通信端末機120の再連結された通信の終了は、通信端末機120で身体付着ユニット110の通信連結を終了してなされることができる。
【0118】
上で説明したように本発明に対する具体的な説明は添付された図面を参照した実施例によって行われたが、前述した実施例は本発明の望ましい例を挙げて説明しただけであるので、本発明が前記実施例だけに局限されるもので理解されてはいけないし、本発明の権利範囲は後述する請求範囲及びその等価概念で理解されなければならないであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8