(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-12
(45)【発行日】2023-12-20
(54)【発明の名称】目標対象表示方法、装置、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04847 20220101AFI20231213BHJP
【FI】
G06F3/04847
(21)【出願番号】P 2022527806
(86)(22)【出願日】2020-11-06
(86)【国際出願番号】 CN2020127257
(87)【国際公開番号】W WO2021093688
(87)【国際公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】201911105281.6
(32)【優先日】2019-11-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,ジュンポン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ホイジュン
【審査官】田川 泰宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-132827(JP,A)
【文献】特開2012-256100(JP,A)
【文献】特表2012-521049(JP,A)
【文献】米国特許第08347232(US,B1)
【文献】特開2015-153347(JP,A)
【文献】特開2008-145170(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
目標対象表示方法であって、
目標対象を表示するためのタッチ領域と、前記タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域と、を含むページを表示
し、前記目標対象はプログレスバーであり、前記ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、前記プログレスバーの優先度は、前記タブページ切替コントロールよりも高いことと、
前記タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンで前記タッチ領域内に前記目標対象を表示することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
前記タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、前記ページ内の目標要素を隠すこと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、さらに、
前記タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新すること、を含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ページにはビデオ再生領域が含まれ、
前記方法は、さらに、
前記ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンで前記タッチ領域内に目標対象を表示すること、を含む、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
目標対象表示装置であって、
目標対象を表示するためのタッチ領域と、前記タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域と、を含むページを表示するように配置され
、前記目標対象はプログレスバーであり、前記ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、前記プログレスバーの優先度は、前記タブページ切替コントロールよりも高い表示手段、を含み、
前記表示手段は、さらに、前記タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンで前記タッチ領域内に目標対象を表示するように配置される、
装置。
【請求項6】
前記装置は、さらに、
前記タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、前記ページ内の目標要素を隠すように配置される、要素隠し手段、を含む、
請求項
5に記載の装置。
【請求項7】
前記装置は、さらに、
前記タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新するように配置される、更新手段、を含む、
請求項
5又は6に記載の装置。
【請求項8】
前記ページにはビデオ再生領域が含まれ、
前記表示手段は、さらに、前記ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンで前記タッチ領域内に目標対象を表示するように配置される、
請求項
5乃至7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムが記憶された記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに、請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の方法を実施させる、
電子機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の方法を実施させる、
コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項11】
複数のコンピュータ命令を含むコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータ命令がプロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の方法を実施させる、
コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、具体的に目標対象表示方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本開示は、2019年11月13日に中国特許局に提出された、出願番号が201911105281.6であり、出願の名称が「目標対象表示方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てが参照によって本開示に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
電子機器が普及しつつあり、人々の生活を大いに便利にしている。人々は、スマートフォンをはじめとする各種の電子機器を通じて、映画再生、音楽再生、ライブ配信視聴などの各種の娯楽活動を行うことができる。
【発明の概要】
【0004】
本発明の概要は、構想を簡単な形で紹介するためのものであり、これら構想は、後の発明を実施するための形態で詳細に記述される。本発明の概要は、権利化しようとする技術案のキーポイントとなる特徴又は必須な特徴を表示することを意図するものではなく、権利化しようとする技術案の範囲を制限することも意図していない。
【0005】
本開示のいくつかの実施例は、目標対象表示方法、装置、電子機器、及びコンピュータ読み取り可能な媒体を提示する。
【0006】
第一の側面によれば、本開示のいくつかの実施例は、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域と、を含むページを表示することと、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示することとを含む、目標対象表示方法を提供する。
【0007】
第二の側面によれば、本開示のいくつかの実施例は、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域と、を含むページを表示するように配置される表示手段を含み、表示手段は、さらに、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示するように配置される、目標対象表示装置を提供する。
【0008】
第三の側面によれば、本開示のいくつかの実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが記憶された記憶装置とを含み、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、第一の側面のうちのいずれか1つの実現形態に記載の方法を実現させる電子機器を提供する。
【0009】
第四の側面によれば、本開示のいくつかの実施例は、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第一の側面のうちのいずれか1つの実現形態に記載の方法を、プロセッサに実施させる、コンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。
【0010】
第五の側面によれば、本開示の実施例は、複数のコンピュータ命令を含むコンピュータプログラムであって、前記複数のコンピュータ命令がプロセッサによって実行されると、本開示の実施例による目標対象表示方法を、プロセッサに実施させる、コンピュータプログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、並びに態様は、添付図面を結び付けながら、以下の発明を実施するための形態を参照することで、より明らかとなる。全ての添付図面において、同一又は類似する要素を同一又は類似する符号で示している。添付図面は概略的なものであり、原本及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれていないことを理解されたい。
【
図1】本開示のいくつかの実施例による目標対象表示方法の1つの応用シナリオの概略図である。
【
図2】本開示による目標対象表示方法のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図3】本開示による目標対象表示方法の別のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図4】本開示による第1の所定のパターンの例示的概略図である。
【
図5】本開示による目標対象表示装置のいくつかの実施例の構造模式図である。
【
図6】本開示のいくつかの実施例を実現することに適合する電子機器の構造模式図である。
【
図7】本開示による第2の所定のパターンの例示的概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下は、添付図面を参照しながら、本開示の実施例をより詳細に記述する。添付図面においては本開示のいくつかの実施例が示されるが、本開示は各種の形式で実現することができ、ここで記述された実施例に限定されると解釈されるべきではないことを理解されたい。逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底的且つ完全に理解するために提供される。本開示の添付図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を制限するものではないことを理解されたい。
【0013】
なお、説明したいのは、説明の便宜上、添付図面には、発明に関連する部分のみが示されていることである。矛盾しない限り、本開示の実施例及び実施例における特徴は、互いに組み合わせることができる。
【0014】
なお、本開示で記載された「第一の」、「第二の」などの概念は、単に異なる装置、モジュール、又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール、又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではないことを留意されたい。
【0015】
なお、本開示で記載された「1つ」、「複数」の修飾は、模式的なものであり、制限性のあるものではなく、コンテクストに特別な説明がない限り、「1つ又は複数」と理解されるべきであることが、当業者に自明であることを留意されたい。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置間でやりとりされるメッセージ又は情報の名称は、説明的なものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を制限するものではない。
【0017】
以下に、添付図面を参照しながら、実施例を結び付けて本開示を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本開示のいくつかの実施例による目標対象表示方法を応用できる1つの応用シナリオを示す概略図である。
【0019】
本開示のいくつかの実施例による目標対象表示方法は、端末機器によって実行されてもよいし、サーバによって実行されてもよい。
【0020】
なお、説明したいのは、端末機器は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよいことである。端末機器がハードウェアである場合、ディスプレイスクリーンを有し、タッチ操作をサポートする各種の電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダー、車載機器、ウェアラブルデバイスなどを含むが、それらに限らない。端末機器がソフトウェアである場合、上記列挙された電子機器にインストールされてもよい。例えば、分散型サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定しない。
【0021】
サーバは、ハードウェア又はソフトウェアであってもよい。サーバがハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散型サーバクラスタとして実現されてもよいし、単一のサーバとして実現されてもよい。サーバがソフトウェアである場合、例えば、分散型サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定しない。
【0022】
図1に示される応用シナリオにおいて、目標対象表示方法の実行主体は、スマートフォン101にインストールされた各種のアプリケーションであってもよい。ライブビデオアプリケーションを例にすると、ライブビデオアプリケーションを使用する中で、図に示されるように、ライブビデオアプリケーションは、スマートフォン101にビデオ再生ページ102を表示することができる。ビデオ再生ページ102には、タッチ領域103と、タッチ領域103に隣接する2つの非タッチ領域104とが含まれる。そのうち、2つの非タッチ領域104は、予め設定されるタッチ操作に応答しない。図に示されるように、タッチ領域103にビデオ再生の進捗を調整するためのプログレスバーが表示されることを例にする。ユーザがビデオ再生の進捗を調整したい場合には、タッチ領域103内でスライドさせることができる。しかし、実際のページでは、タッチ領域103と他の領域との間には明確な境界がなく、ユーザはタッチ領域103の実際の範囲を直感的に区別することができない。一歩退いて、ユーザインタフェース設計によりユーザがタッチ領域103と他の領域とを区別できるようにしたとしても、指、スタイラスなどはいずれも一定の幅を有し、また、タッチ領域103の幅などの要素を考慮すると、ユーザがタッチ領域103で操作を行う際に、誤って近傍の領域に触れてしまい、関係のない機能又は効果をトリガーしてしまう可能性が高い。
【0023】
このため、タッチ領域に隣接する非タッチ領域104を設置し、
図1において非タッチ領域104が2つである場合を例にすると、非タッチ領域が予め設定されるタッチ操作に応答しないようにすることにより、ユーザが関係のない機能又は効果をトリガーしてしまうことを回避でき、操作精度を向上させることができる。
【0024】
これに基づいて、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示する。引き続き、タッチ領域103にビデオ再生の進捗を調整するためのプログレスバーが表示される場合を例にすると、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、
図4に示すように、第1の所定のパターンは、より目立つ表示パターンであってもよく、例えば、線がより太く、ドラッグスライダーがあるパターンであってもよい。
【0025】
引き続き
図2を参照する。
図2には、本開示による目標対象表示方法のいくつかの実施例のフロー200が示されている。この目標対象表示方法は以下のステップを含む。
【0026】
ステップ201:タッチ領域と、タッチ領域に隣接する少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示する。
【0027】
いくつかの実施例において、目標対象表示方法の実行主体は、タッチ領域と、タッチ領域に隣接する少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示することができる。
【0028】
ここで、ページは、各種のページであってもよい。例として、電子機器に自蔵するシステムインターフェースであってもよいし、電子機器にインストールされたアプリケーションのページなどであってもよい。必要に応じて、ページは、各種の機能を実現するためのページであってもよい。本開示ではこれについて何の制限も加えない。機器又はアプリケーションとのやり取りを実現するために、タッチ領域は、ユーザが指又は他の媒体を介してタッチすることをサポートする。タッチ領域は、目標対象を表示するために用いることができる。ここで、実現する機能によって、目標対象は、様々な対象であってもよい。例えば、タッチ領域は、プログレスバーを表示するために用いることができ、ユーザは、プログレスバーをドラッグすることにより、ビデオ再生の進捗の調整を実現することができる。また、例えば、タッチ領域は、コメントボックスを表示するために用いられ、ユーザは、コメントボックスをクリックして開くことで、コメント内容を入力することができる。実践において、実際の必要に応じて、タッチ領域によって実現される機能を決定してもよい。
【0029】
いくつかの実施例において、ページには、タッチ領域に隣接する少なくとも1つの非タッチ領域が含まれる。そのうち、少なくとも1つの非タッチ領域は、予め設定されるタッチ操作に応答しない。実践において、例として、ユーザの非タッチ領域におけるタッチ操作をモニタリングしてもよい。タッチ操作がモニタリングされたことに応答して、タッチ操作を傍受する。なお、実際の必要に応じて、非タッチ領域の形状、数、大きさを設定することができ、本願ではこれについて制限を加えない。例として、タッチ領域の上方と下方にそれぞれ1つの非タッチ領域を設置してもよい。実例として、タッチ領域の周囲に円環状の非タッチ領域を設置してもよい。
【0030】
なお、説明したいのは、非タッチ領域とタッチ領域の位置関係は、隣接していてもよいことである。実際の必要性に応じて、非タッチ領域とタッチ領域の間には、隙間がなくてもよいし、一定の隙間があってもよい。本開示ではこれについて制限を加えない。
【0031】
ステップ202:タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示する。
【0032】
いくつかの実施例において、上記実行主体は、タッチ領域内のタッチ操作を検出できる。実際の必要性に応じて、タッチ操作は、クリック、スライド、ダブルクリック、ドラッグなどを含む各種の操作であってもよいが、それらに限らない。オペレーティングシステムによって提供されるインタフェース及びいくつかのアプリケーション開発ツールによって提供される関数などによってタッチ操作を検出することができる。タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示する。実際の必要性に応じて、第1の所定のパターンは、この前の目標対象の表示パターンと異なる任意のパターンであってもよい。例として、
図4に示すように、表示された目標対象がプログレスバーである場合、第1の所定のパターンは、より目立つ表示パターンであってもよく、例えば、線がより太く、ドラッグスライダーがあるパターンであってもよい。
【0033】
いくつかの選択可能な実現形態において、目標対象はプログレスバーであり、方法は、タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新することをさらに含む。
【0034】
本開示のいくつかの実施例による目標対象表示方法によれば、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない非タッチ領域を表示することにより、ユーザが関係のない機能又は効果をトリガーしてしまうことを回避でき、操作精度を向上させることができる。また、第1の所定のパターンで目標対象を表示することにより、他のパターンの目標対象と効果的に区別でき、ユーザに効果的な提示を行い、操作時のインタラクティブ性を高めることができる。
【0035】
さらに
図3を参照する。
図3には、本開示による目標対象表示方法の別のいくつかの実施例のフロー300が示されている。この目標対象表示方法は以下のステップを含む。
【0036】
ステップ301:タッチ領域と、タッチ領域に隣接する少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示する。そのうち、タッチ領域は、プログレスバーを表示するために用いることができる。
【0037】
ステップ302:タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示する。
【0038】
いくつかの実施例において、ステップ301~302の具体的な実現及びそれによる技術的効果は、
図2に対応する実施例を参照することができ、ここではこれ以上説明しない。
【0039】
ステップ303:タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、ページ内の目標要素を隠す。
【0040】
いくつかの実施例において、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、上記実行主体は、ページ内の目標要素を隠してもよい。ここで、ページ中の要素は、ページ中の、タッチ領域と非タッチ領域以外の領域に表示される要素を含んでもよく、トップナビゲーションバー、ページサイドバー、コメントボックスなどの内容を含むが、それらに限らない。実践において、例として、これらの要素は、インタラクティブコントロールによって実現されてもよい。目標要素を隠すことにより、ユーザにさらに効果的な提示を行い、操作時のインタラクティブ性を高めることができる。
【0041】
ステップ304:タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新する。
【0042】
いくつかの実施例において、目標対象がプログレスバーである場合、目標対象表示方法の実行主体は、タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新してもよい。
【0043】
ユーザが誤って触れた場合、スライド距離は、一般的に小さい。スライド距離を予め設定される閾値と比較することにより、ユーザが誤って触れた(例えば、動きの大きいクリック操作)場合の不必要なビデオ進捗調整を回避することができる。また、スライド距離に基づいて現在の進捗を更新する場合より、現在のスライド接点の位置情報に基づく更新方式は、ビデオ進捗調整をより正確に行なうことができ、プログレスバーの全範囲に渡ってビデオ進捗調整を実現できる。
【0044】
ここで、現在のスライド点の位置情報は、指などのタッチ媒体とスクリーンとの接点の位置を表すために用いられてもよい。例として、現在の進捗を現在の接点の横座標に対応する進捗に更新してもよい。
【0045】
いくつかの選択可能な実現形態において、スライド操作の終了が検出されたことに応答して、目標要素を表示し、第2の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示してもよい。
【0046】
これらの実現形態において、第2の所定のパターンは、第1の所定のパターンとは異なるパターンであってもよい。例として、第2の所定のパターンは、進捗調整前のプログレスバーの表示パターンであってもよい。勿論、実際の必要性に応じて、第2の所定のパターンは、この前のプログレスバーの表示パターンと異なる表示パターンであってもよい。これにより、スライドの進捗調整の終了を効果的に提示することができ、操作のインタラクティブ性をより向上させることができる。例として、
図7に示すように、第2の所定のパターンは、背景との融合性が高く、存在感が弱いパターンであってもよい。例えば、プログレスバーが細く、スライダがなく、ボーダーラインのみがある表示パターンであってもよい。
【0047】
いくつかの選択可能な実現形態において、ページにはビデオ再生領域が含まれ、上記方法は、ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示することをさらに含んでもよい。ここで、ビデオ再生領域内の予め設定される操作を検出することで、ユーザの使用習慣との両立を図り、ユーザの意図を効果的に識別し、使い勝手を向上させることができる。
【0048】
いくつかの選択可能な実現形態では、ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、プログレスバーの優先度は、タブページ切替コントロールよりも高い。これにより、プログレスバーに対する操作に優先的に応答することができ、進捗調整をより正確且つ迅速に行うことができる。
【0049】
本開示のいくつかの実施例に係る目標対象表示方法、装置、電子機器及びコンピュータ読み取り可能な媒体によれば、タッチ領域と非タッチ領域とを含むページを表示することができる。実践において、ユーザがタッチ領域で操作を行う際に、誤って近傍の領域に触れてしまい、関係のない機能又は効果をトリガーしてしまう可能性がある。本開示のいくつかの実施例では、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない非タッチ領域を設置することにより、ユーザが関係のない機能又は効果をトリガーしてしまうことを回避でき、操作精度を向上させることができる。また、第1の所定のパターンで目標対象を表示することにより、他のパターンの目標対象と効果的に区別でき、ユーザに効果的な提示を行い、操作時のインタラクティブ性を高めることができる。
【0050】
さらに
図5を参照すると、上述の各図に示される方法の実現として、本開示は、目標対象表示装置のいくつかの実施例を提供し、これら装置実施例は、
図2に示される方法実施例に対応し、該装置は具体的には各種の電子機器に応用可能である。
【0051】
図5に示すように、いくつかの実施例による目標対象表示装置500は、表示手段501を含む。そのうち、表示手段501は、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示するように配置される。さらに、表示手段501は、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示するように配置される。
【0052】
いくつかの実施例において、ウェブページ生成装置500における第1の表示手段501の具体的な実現及びそれによる技術的効果は、
図2に対応する実施例を参照することができ、ここではこれ以上説明しない。
【0053】
いくつかの選択可能な実現形態において、装置500は、要素隠し手段(図示せず)をさらに含む。そのうち、要素隠し手段は、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、ページ内の目標要素を隠すように配置される。
【0054】
いくつかの選択可能な実現形態において、目標対象はプログレスバーであり、装置500は、更新手段(図示せず)をさらに含む。そのうち、更新手段は、タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新するように配置される。
【0055】
いくつかの選択可能な実現形態において、ページにはビデオ再生領域が含まれ、表示手段501は、さらに、ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示するように配置される。
【0056】
いくつかの選択可能な実現形態では、ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、プログレスバーの優先度は、タブページ切替コントロールよりも高い。
【0057】
いくつかの実施例では、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない非タッチ領域を表示することにより、ユーザが関係のない機能又は効果をトリガーしてしまうことを回避でき、操作精度を向上させることができる。また、第1の所定のパターンで目標対象を表示することにより、他のパターンの目標対象と効果的に区別でき、ユーザに効果的な提示を行い、操作時のインタラクティブ性を高めることができる。
【0058】
以下、本開示を実現するためのいくつかの実施例に適合する電子機器600の構造模式図を示す
図6を参照する。本開示のいくつかの実施例中の端末機器は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、PAD(タブレット)、PMP(可搬式マルチメディア再生機)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及び、例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含み得るが、それらに限らない。
図6に示される端末機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何の制限も加えない。
【0059】
図6に示すように、電子機器600は処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)601を含んでもよく、それは読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM 603には、電子機器600の操作に必要な各種のプログラムやデータが格納されている。処理装置601、ROM 602、及びRAM 603は、バス604を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース605もバス604に接続される。
【0060】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロなどを含む、入力装置606と、例えば液晶ディスプレイー(LCD)、スピーカー、発振器などを含む、出力装置607と、例えばメモリカードなどを含む、記憶装置608と、通信装置609とが、I/Oインタフェース605に接続されていてもよい。通信装置609は電子機器600が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図6には各種の装置を備えた電子機器600が示されているが、示された装置の全てを実施したり、具備したりすることを要求する意図がないことを理解されたい。それ以上又は以下の装置を代替的に実施し、または、具備することが可能である。
図6に示す各ブロックは、1つの装置を表してもよいし、必要に応じて複数の装置を表してもよい。
【0061】
特に、本開示のいくつかの実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示のいくつかの実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それはコンピュータ読み取り可能な媒体に搭載された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは、通信装置609によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM 602からインストールされ得る。処理装置601によって該コンピュータプログラムが実行される時に、本開示のいくつかの実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0062】
なお、説明したいのは、本開示のいくつかの実施例に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体はコンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又はそれらの任意の組み合わせであってもよいことである。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置又はデバイス、或いは、それらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限らない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、より具体的な例として、1つ又は複数の導線を有する電気接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディス、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、可搬式コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は、それらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、該プログラムは、コマンド実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで伝播されるデータ信号又は搬送波の一部として伝播するデータ信号を含んでもよく、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを搭載した。このように伝播されるデータ信号は、多種の形式を採用してもよく、電磁信号、光信号、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、更にコンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、該コンピュータ読み取り可能な信号媒体はコマンド実行システム、装置、又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播、又は伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)など、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限らない。
【0063】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの任意の現在既知の又は将来開発されるネットワークプロトコルを用いて通信することができ、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネット、及びエンドツーエンドネットワーク(例えば、ad hocエンドツーエンドネットワーク)、並びに、現在既知の又は将来開発される任意のネットワークを含む。
【0064】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されていなく単独に存在するものであってもよい。上記コンピュータ読み取り可能な媒体には、1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが該電子機器により実行されると、該電子機器は、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示し、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示する。
【0065】
本開示のいくつかの実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせを用いて書くことが可能であり、前記プログラミング言語は、オブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含み、更に、一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えば、インターネットサービスプロバイダーを用いてインターネット経由で接続する)。
【0066】
添付図面のうちフローチャート及びブロック図は、本開示の各種の実施例に係るシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能、及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、一つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分を代表することができ、該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部分は、指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。なお、いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は、図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことを留意されたい。例えば、二つの連続的に示されたブロックは、実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆の順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図、及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は操作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよいし、又は、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことを留意されたい。
【0067】
本開示のいくつかの実施例に記載のユニットは、ソフトウェアで実現してもよいし、ハードウェアで実現してもよい。記述したユニットは、プロセッサに設けられていてもよく、例えば、プロセッサが表示手段を含む、と記述してもよい。ここで、これらユニットの名称は、該ユニット自身を限定しない場合がある。例えば、受付手段は、「ページを表示する手段」と記述してもよい。
【0068】
本明細書で上述された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理構成要素によって実行され得る。例えば、使用可能な例示的なハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブル論理装置(CPLD)などを含むが、それらに限らない。
【0069】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示することと、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示することと、を含む目標対象表示方法、を提供する。
【0070】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、上記方法は、さらに、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、ページ内の目標要素を隠すこと、を含む。
【0071】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標対象はプログレスバーであり、方法は、さらに、タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つ、スライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新すること、を含む。
【0072】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ページにはビデオ再生領域が含まれ、方法は、さらに、ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示すること、を含む。
【0073】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、プログレスバーの優先度は、タブページ切替コントロールよりも高い。
【0074】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標対象を表示するためのタッチ領域と、タッチ領域に隣接し、予め設定されるタッチ操作に応答しない少なくとも1つの非タッチ領域とを含むページを表示するように配置される表示手段を含み、表示手段は、さらに、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示するように配置される目標対象表示装置、を提供する。
【0075】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、装置は、さらに、タッチ領域内のタッチ操作が検出されたことに応答して、ページ内の目標要素を隠すように配置される、要素隠し手段を含む。
【0076】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、目標対象はプログレスバーであり、装置は、さらに、タッチ領域内のスライド操作が検出され、且つスライド距離が予め設定される閾値よりも大きいことに応答して、現在のスライド接点の位置情報に基づいて、プログレスバーの現在の進捗を更新するように配置される、更新手段を含む。
【0077】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ページにはビデオ再生領域が含まれ、表示手段は、さらに、ビデオ再生領域内の予め設定される操作が検出されたことに応答して、第1の所定のパターンでタッチ領域内に目標対象を表示するように配置される。
【0078】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ページには、タブページ切替コントロールがさらに含まれ、プログレスバーの優先度は、タブページ切替コントロールよりも高い。
【0079】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムが記憶された記憶装置とを含み、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、1つ又は複数のプロセッサに、上記いずれか1つの実施例に記載の方法を実現させる、電子機器を提供する。
【0080】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、コンピュータプログラムが記憶されており、プログラムがプロセッサによって実行されると、上記いずれか1つの実施例に記載の方法を実現させるコンピュータ読み取り可能な媒体、を提供する。
【0081】
上述したのは本開示の好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示の実施例に係る発明の範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合せによる技術案に限定されるものではなく、上記発明の構想を逸脱しない場合に、上記技術的特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術案をも含むものとして当業者が理解すべきである。例えば、上記特徴と本開示の実施例に開示された(それに限らない)類似的な機能を有する技術的特徴を互いに取り替えて形成した技術案をも含む。