(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-13
(45)【発行日】2023-12-21
(54)【発明の名称】多翼ファン
(51)【国際特許分類】
F04D 29/42 20060101AFI20231214BHJP
F04D 29/62 20060101ALI20231214BHJP
【FI】
F04D29/42 M
F04D29/42 L
F04D29/42 H
F04D29/62 C
(21)【出願番号】P 2019231617
(22)【出願日】2019-12-23
【審査請求日】2022-11-08
(73)【特許権者】
【識別番号】316011466
【氏名又は名称】日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩瀬 拓
(72)【発明者】
【氏名】尾原 秀司
【審査官】田谷 宗隆
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0058914(US,A1)
【文献】特開平07-224796(JP,A)
【文献】国際公開第2020/202420(WO,A1)
【文献】欧州特許出願公開第01156224(EP,A2)
【文献】特開2013-249766(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/42
F04D 29/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形の主板、および該主板の軸方向両側の面にそれぞれ設けられた複数の翼を有する羽根車と、
前記羽根車の軸方向両側にそれぞれ設けられた吸込み口を有し、前記羽根車を囲う渦巻形のケーシングと、を備え、
前記ケーシングの内面に、前記主板の径方向外側に対向して延在する突起が前記ケーシングの内方に突出して設けられており、
前記突起の延在方向に垂直な断面形状は、前記ケーシングの内面に沿う底辺を有する三角形状を呈
し、
前記ケーシングは、渦巻形の巻き始まり側を形成する第1ケーシングと、渦巻形の巻き終わり側を形成する第2ケーシングと、を有する二分割構造に構成されており、
前記突起は、前記第2ケーシングの内面のみに設けられていることを特徴とする、多翼ファン。
【請求項2】
前記ケーシング内の空間に露呈している前記三角形状の2つの辺は、前記空間を広げる方向に凹状に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の多翼ファン。
【請求項3】
前記突起の前記底辺から前記三角形状の頂点までの高さは、前記羽根車の外径の10~12%に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の多翼ファン。
【請求項4】
前記ケーシングと前記突起とは一体成形されていることを特徴とする、請求項1に記載の多翼ファン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多翼ファンに関する。
【背景技術】
【0002】
空気調和機の室内機では、騒音低減が要求されている。室内機に使用される多翼ファンとして、渦巻形のケーシングの対向する両側から空気を吸い込む、いわゆる両吸込み型の多翼ファンがある。両吸込み型の多翼ファンの羽根車では、モータに連結される羽根車の主板は、羽根車における軸方向の中間位置に配置される必要がある。したがって、ケーシングの対向する両側に設けられた吸込み口から吸い込んだ空気は、主板の軸方向両側からそれぞれ流れて、主板に対向するケーシングの内面に衝突する。このため、圧力変動が生じて、騒音増大の原因となっていた。
【0003】
両吸込み型の多翼ファンの背景技術として、例えば、特開2001-27199号公報(特許文献1)に記載された技術がある。この特許文献1に記載の多翼ファンは、羽根車の主板を外周側に、一部をケーシング壁よりも外側にはみ出すように延長したものである。そして、主板がはみ出す部分のケーシング壁に外方に張り出すU字状断面の凹所が設けられ、主板がはみ出ない部分のケーシング壁には、主板に対向する位置に突起が設けられている。これにより、ケーシング内に独立した二つの通風路を形成し、シール性能を向上することによって、騒音低減を図っている。
【0004】
また、別の背景技術として、特開2002-5091号公報(特許文献2)に記載された技術がある。この特許文献2に記載の多翼ファンでは、渦巻形のケーシング内に左右両吸込型の羽根車が配置されており、この羽根車を左右に区画する主板と協働して、ケーシング内を左右に仕切る仕切り構造が設けられている。この仕切り構造は、ケーシングの内面に設けられた環状突起が、羽根車の主板の外周縁部に接近して配置されることで、構成されている。特許文献2には、特に騒音低減の効果は記載されていないが、このような構成とすることにより、特許文献1と同様の効果が得られると考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2001-27199号公報
【文献】特開2002-5091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている技術では、羽根車の主板が径方向外側に延長されているため、主板の大型化に伴ってコストが増加する。さらに、主板の外径が大きくなるため、円板摩擦が増加することにより、ファンの効率が低下する。
【0007】
特許文献2に記載されている技術では、環状突起が羽根車の主板の外周縁部に接近してケーシングの内面に設けられるため、環状突起の壁面における摩擦が増加する。さらに、環状突起により流路面積が狭まるため、ケーシング内の流速が増大する。その結果、ファンの効率が低下する。また、環状突起とケーシング壁面との隅部に渦が発生する。この渦は音源となり、騒音が増大する可能性がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、コスト増加を抑制しつつ、効率低下の抑制、および騒音の低減を図ることができる多翼ファンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記した課題を解決するための本発明に係る多翼ファンは、円形の主板、および該主板の軸方向両側の面にそれぞれ設けられた複数の翼を有する羽根車と、前記羽根車の軸方向両側にそれぞれ設けられた吸込み口を有し、前記羽根車を囲う渦巻形のケーシングと、を備え、前記ケーシングの内面に、前記主板の径方向外側に対向して延在する突起が前記ケーシングの内方に突出して設けられており、前記突起の延在方向に垂直な断面形状は、前記ケーシングの内面に沿う底辺を有する三角形状を呈し、前記ケーシングは、渦巻形の巻き始まり側を形成する第1ケーシングと、渦巻形の巻き終わり側を形成する第2ケーシングと、を有する二分割構造に構成されており、前記突起は、前記第2ケーシングの内面のみに設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コスト増加を抑制しつつ、効率低下の抑制、および騒音の低減を図ることができる多翼ファンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る多翼ファンの断面図である。
【
図3】本実施形態に対応する参考例に係る多翼ファンの断面図である。
【
図4】本実施形態に係る多翼ファンの騒音レベル増減量を示すグラフである。
【
図5】本実施形態に係る多翼ファンの騒音レベル増減量を示す別のグラフである。
【
図6】本発明の第2実施形態に係る多翼ファンの断面図である。
【
図7】本発明の第3実施形態に係る多翼ファンのケーシングおよび突起を示す斜視図である。
【
図8】
図7に示されるケーシングおよび突起を示す分解斜視図である。
【
図9】本発明の第4実施形態に係る多翼ファンの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各図において、共通する構成要素や同質の構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、部材のサイズおよび形状は、説明の便宜のため、変形または誇張して模式的に表す場合がある。
【0013】
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る多翼ファン100の断面図である。
図2は、
図1に示される多翼ファン100の斜視図である。また、
図3は、本実施形態に対応する参考例に係る多翼ファン200の断面図である。
【0014】
本発明の第1実施形態を説明する前に、
図3に示す参考例に係る多翼ファン200について説明する。多翼ファン200は、従来の多翼ファンでよくみられる構造である。
【0015】
図3に示すように、多翼ファン200は、羽根車5と、羽根車5を囲う渦巻形のケーシング1と、を備えている。羽根車5は、円形の主板3と、複数の翼2とを有している。複数の翼2は、主板3の軸方向両側の面にそれぞれ設けられている。
【0016】
ケーシング1は、羽根車5の軸方向両側にそれぞれ設けられた吸込み口としてのベルマウス4を有している。空気等の流体は、ベルマウス4を通って吸い込まれる。主板3および羽根車5は、共通の中心軸CLを有しており、主板3の軸方向および羽根車5の軸方向は、中心軸CLに沿う方向である。また、ケーシング1は吐出し口10を有している。空気等の流体は、吐出し口10から吐き出される。ケーシング1は、金属や樹脂等で形成されている。
【0017】
羽根車5の主板3は、中央部にボス31を有している。主板3のボス31には、シャフト6が取り付けられている。モータ7は、シャフト6を介して、羽根車5を回転させる。ケーシング1および羽根車5は、
図1における左右両側からベルマウス4を通って流体を吸い込む両吸込み型の構造となっている。
【0018】
このように構成された参考例に係る多翼ファン200において、モータ7によって羽根車5が回転させられると、流体はベルマウス4からケーシング1内に吸い込まれ、流れB及び流れCで示す矢印方向に流れる。
【0019】
吐出し口10から遠い側の流れBは、ケーシング1の内面8の影響で渦状の流れとなる。その結果、内面8近傍の流れ場は、流れAおよび流れFのように内面8に衝突する。流れAおよび流れFによって、流体は内面8のX部で付着する。さらに、流れFによって、流体は内面8のY部で剥離する。X部における流体の付着や、Y部における流体の剥離は、流れの非定常性が強く、時間的および位置的に変動する。そのため、X部およびY部では圧力変動が大きくなる。ファンの空力騒音の音源は、壁面における流体の圧力変動であることが一般的に知られている。したがって、内面8のX部とY部における圧力変動の増大は騒音増大の要因となる。
【0020】
次に、
図1および
図2を参照しながら、本発明の第1実施形態について、前記した参考例に係る多翼ファン200(
図3参照)と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
【0021】
本発明の第1実施形態に係る多翼ファン100では、ケーシング1の内面8に、主板3の径方向外側に対向して延在する突起9が設けられている。突起9は、ケーシング1の内方に突出している。突起9は、金属や樹脂等で形成されており、ケーシング1の内面8に、溶接、溶着、ねじ締結等の固着手段によって固着されている。
【0022】
突起9の延在方向に垂直な該突起9の断面形状は、ケーシング1の内面8に沿う底辺91を有する三角形状90を呈している。突起9の底辺91から三角形状90の頂点92までの高さHは、ここでは、突起9の延在方向において一定に設定されている。高さHが一定に設定されているとは、突起9の延在方向の両端部を除いて高さHが概ね一定に設定されていることを含む趣旨である。突起9と主板3との間には、適当な隙間Zが形成されている。
【0023】
三角形状90は、具体的には、鋭角三角形状であり、底辺91以外の他の2つの辺93,94の長さが等しい二等辺三角形状であることが好ましい。ここで、三角形状90というのは、厳密な三角形状のほか、例えば頂点92が面取りされたり丸くされたりして、技術常識から三角形状と見られる略三角形状をも含む概念である。例えば、頂点92は半径2mm以下のR形状とされ得る。
【0024】
次に、本実施形態に係る多翼ファン100の動作について説明する。
モータ7によって羽根車5が回転させられると、空気はベルマウス4からケーシング1内に吸い込まれ、流れB及び流れCで示す矢印方向に流れる。
【0025】
内面8近傍の流れは、突起9によって、流れA1および流れA2のように突起9の両側に分流される。このため、参考例に係る多翼ファン200(
図3参照)で見られた流れAおよび流れFのような内面8への流れの衝突を抑制することができる。これにより、圧力変動を抑制でき、騒音を低減することができる。
【0026】
さらに、本実施形態では、ケーシング1だけの修正で騒音低減が図れるため、コスト増大の抑制に貢献できる。
また、突起9の延在方向に垂直な断面形状が三角形状90を呈するとともに、突起9と主板3との間に隙間Zが確保されているため、突起9が流路を閉塞する面積は小さい。このため、ケーシング1内の流速の増大は小さい。したがって、流速の増大による、ケーシング1の壁面における摩擦の増大は小さいため、多翼ファン100の効率の低下は抑制される。
このように本実施形態によれば、コスト増加を抑制しつつ、効率低下の抑制、および騒音の低減を図ることができる多翼ファン100を提供できる。
【0027】
次に、本実施形態に係る多翼ファン100の効果について、
図4および
図5に示す実験例を用いて説明する。但し、本発明の技術的範囲が以下の実験例によって限定されるものではない。
【0028】
図4は、本実施形態に係る多翼ファン100の騒音レベル増減量を示すグラフである。
図5は、本実施形態に係る多翼ファン100の騒音レベル増減量を示す別のグラフである。
図4および
図5は、異なる形状のケーシング1に、本実施形態の特徴である突起9をそれぞれ設けた場合の騒音について実験した結果である。具体的には、
図4および
図5に示す実験では、ベルマウス4および吐出し口10の形状が異なるタイプを使用した。
【0029】
実験は、羽根車5の外径Dが175mmの多翼ファンを対象とし、回転数は900rpmとした。横軸は風量[m
3/min]、縦軸は騒音レベル増減量[dB]を示す。縦軸の0.0dBは突起9がない場合であり、プラスは騒音増加、マイナスは騒音低減を表す。凡例で示すパーセンテージは、
図1中に示す突起9の底辺91から三角形状の頂点92までの高さHと、羽根車5の外径Dとの比(H/D)[%]である。
【0030】
図4に示す実験において、風量8m
3/min以下で、突起9による騒音低減効果が確認でき、H/Dが大きいほど、その効果は大きいことがわかった。また、
図5に示す実験において、風量6m
3/min以下で、突起9による騒音低減効果が確認できた。風量6m
3/min以下において、H/D=6%と9%の効果はほぼ同じであるが、H/D=9%以上ではH/Dが大きいほど効果は大きい。
図4および
図5に示すように、各種のH/Dの中で、H/D=11%は、高風量における騒音増大の影響が最も小さく、低風量での騒音低減効果が大きい。したがって、突起9の底辺91から三角形状90の頂点92までの高さHは、羽根車5の外径Dの10~12%に設定されていることが好ましい。このように構成すれば、いずれの風量に対しても概ね騒音低減効果が得られることがわかる。
【0031】
(第2実施形態)
次に、
図6を参照しながら、本発明の第2実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る多翼ファン100aの断面図である。
【0032】
図6に示すように、第2実施形態に係る多翼ファン100aでは、ケーシング1内の空間に露呈している三角形状90aの2つの辺93a,94aは、ケーシング1内の空間を広げる方向に凹状に形成されている。つまり、2つの辺93a,94aは、ケーシング1の内面8側に凹状となるような曲面に形成されている。三角形状90aは、突起9aの延在方向に垂直な該突起9aの断面形状を示している。
【0033】
このような第2実施形態によれば、流れA3と流れA4とに分かれる分流は、さらに滑らかとなる。したがって、
図3に示す流れAおよび流れFのような内面8への流れの衝突がさらに抑制され、騒音低減効果が大きくなる。
【0034】
(第3実施形態)
次に、
図7および
図8を参照しながら、本発明の第3実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図7は、本発明の第3実施形態に係る多翼ファンのケーシング1aおよび突起9aを示す斜視図である。
図8は、
図7に示されるケーシング1aおよび突起9aを示す分解斜視図である。
【0035】
図7および
図8に示すように、本発明の第3実施形態では、ケーシング1aは、渦巻形の巻き始まり側を形成する第1ケーシング11と、渦巻形の巻き終わり側(吐出し口10がある側)を形成する第2ケーシング12とを有している。つまり、ケーシング1aは、二分割構造に構成されている。第1ケーシング11と第2ケーシング12とは、分割線13と分割線14で分割される。そして、分割面15と分割面16とが合わさって、一つのケーシング1aが構成されている。突起9aは、第2ケーシング12の内面8のみに設けられている。なお、分割面15および分割面16の位置は、適宜変更して設定され得る。
【0036】
このような第3実施形態によれば、ケーシング1aを分割することによって、ケーシング1aを構成する一つの部品の寸法を小さくすることができるため、製作コストを低減できる。例えば、ケーシング1aを樹脂成型で製作する場合には、金型を小型化でき、射出成型機が必要とする射出圧力を小さくすることができるため、コスト低減に貢献できる。
また、巻き終わり側の第2ケーシング12だけに突起9を設けることで、巻き始まり側の第1ケーシング11は従来の部品をそのまま活用することができるため、コスト増大を抑制できる。
【0037】
(第4実施形態)
次に、
図9を参照しながら、本発明の第4実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図9は、本発明の第4実施形態に係る多翼ファン100bの断面図である。
【0038】
図9に示すように、第4実施形態に係る多翼ファン100bでは、ケーシング1bと突起9bとは一体成形されている。すなわち、ケーシング1bと突起9bとは、1つの一体部品で構成されている。突起9bは、ケーシング1bの壁部と略同一の厚さで、ケーシング1bの内方に突出するように形成されている。突起9bの作用は、内面8近傍の流れを流れA1と流れA2とに分流させることであるから、前記した実施形態で示したような別部品である必要はない。
【0039】
このような第4実施形態によれば、部品点数および作業工数の低減ができ、コスト低減に貢献することができる。
【0040】
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、前記した実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0041】
例えば、羽根車5は、該羽根車5の軸方向両端にそれぞれ設けられたリング状の側板を有していてもよい。この場合、翼2は主板3と側板との間に設けられる。
【符号の説明】
【0042】
1,1a,1b ケーシング
11 第1ケーシング
12 第2ケーシング
2 翼
3 主板
4 ベルマウス(吸込み口)
5 羽根車
8 内面
9,9a,9b 突起
90,90a 三角形状
91 底辺
92 頂点
93,93a 辺
94,94a 辺
100,100a,100b 多翼ファン
D 外径
H 高さ