(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-13
(45)【発行日】2023-12-21
(54)【発明の名称】導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置
(51)【国際特許分類】
G01S 7/03 20060101AFI20231214BHJP
H01Q 21/06 20060101ALI20231214BHJP
H01Q 23/00 20060101ALI20231214BHJP
H01P 5/08 20060101ALI20231214BHJP
H01P 5/107 20060101ALI20231214BHJP
【FI】
G01S7/03 210
G01S7/03 220
G01S7/03 230
H01Q21/06
H01Q23/00
H01P5/08 Z
H01P5/107 B
(21)【出願番号】P 2022160065
(22)【出願日】2022-10-04
【審査請求日】2022-10-04
(31)【優先権主張番号】10-2022-0083696
(32)【優先日】2022-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】521204530
【氏名又は名称】スマート レーダー システム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】オ,キョン ソブ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨン ジェ
【審査官】藤田 都志行
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第212008910(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2021/0184340(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2021/0183797(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0251430(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01S 7/00- 7/42
G01S 13/00-13/95
H01Q 21/06
H01Q 23/00
H01P 5/08
H01P 5/107
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーダー信号を放射する少なくとも1つの送信アンテナパッチと、
ターゲットから反射されるレーダー信号を受信する少なくとも1つの受信アンテナパッチと、
少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチが実装されるサブPCBと、
少なくとも1つの送信アンテナパッチを介して放射されるか、または少なくとも1つの受信アンテナパッチを介して受信されるレーダー信号を処理するレーダーチップと、
レーダーチップが実装されるメインPCBと、
メインPCBとサブPCBとの間に配置され、メインPCBに実装されるレーダーチップとサブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチとの給電(Feeding)を行う給電導波管と、
メインPCBに実装されるレーダーチップと給電導波管との間を電気的に接続するメイン給電線と、
を含む導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【請求項2】
メイン給電線は、メインPCBにパターニングされる請求項
1に記載の導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【請求項3】
レーダー信号を放射する少なくとも1つの送信アンテナパッチと、
ターゲットから反射されるレーダー信号を受信する少なくとも1つの受信アンテナパッチと、
少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチが実装されるサブPCBと、
少なくとも1つの送信アンテナパッチを介して放射されるか、または少なくとも1つの受信アンテナパッチを介して受信されるレーダー信号を処理するレーダーチップと、
レーダーチップが実装されるメインPCBと、
メインPCBとサブPCBとの間に配置され、メインPCBに実装されるレーダーチップとサブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチとの給電(Feeding)を行う給電導波管と、
サブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチと給電導波管との間を電気的に接続するサブ給電線
と、
を含む導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【請求項4】
サブ給電線は、サブPCBにパターニングされる請求項
3に記載の導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【請求項5】
給電導波管は、複数個積層されてメインPCBとサブPCBとの間に配置される請求項1に記載の導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【請求項6】
導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置は、
サブPCBの前面に結合され、サブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチの外部露出を防止するアンテナカバーをさらに含む請求項1ないし請求項
5のいずれか一項に記載の導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像レーダー(Image Radar)に関するものであって、特に導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1は、通常の映像レーダーを例示した図である。
図1に示すように、映像レーダー10は、通常、PCB(Printed Circuit Board)11の上にレーダーチップ(Radar Chip)12とアンテナパッチ13(Antenna Patch)が配置される。
【0003】
しかし、このような映像レーダー10は、解像度(Resolution)が低いほど給電線(Feeding Line)14が長くなり、給電損失(Feeding Loss)が増加するという短所があり、レーダーチップ12と周辺部品が占める空間と、給電線14が占める空間にアンテナパッチ13を配置することができず、これらの空間ほどPCB11の面積が増加しなければならないため、映像レーダー10のサイズが大きくなる問題があった。
【0004】
韓国登録特許第10-2001668号(2019.07.18公告)でレーダー用導波管スロット配列アンテナ(Waveguide Slot Array Antenna)について記載している。導波管スロット配列アンテナを採用したレーダーは、放射スロットを含む放射開口面と、給電導波管を含む給電面が積層される。
【0005】
このような導波管スロット配列アンテナを採用したレーダーは、アンテナと給電線およびレーダーチップが垂直方向に積層されるため、
図1に示す通常の映像レーダーに比べてレーダー装置のサイズを縮小できる長所がある。
【0006】
しかし、導波管スロット配列アンテナを採用したレーダーは、スロット配列アンテナが狭いスロット方向にビーム幅が100度以上広く、照準(Boresight)すなわち、アンテナから放射される電波の主ローブ(Lobe)の中心方向に利得(Gain)が低くなる短所がある。
【0007】
また、映像レーダー(Image Radar)として使用する場合、グレーティングローブ(Grating Lobe)が±50度以内で発生しないためには、アンテナ間最小間隔が0.6波長以内でなければならないが、導波管スローン配列アンテナは、それ以上の間隔が必要であり、グレーティングローブが発生する問題がある。
【0008】
したがって、本発明者は、導波管を用いた垂直給電構造を有し、給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができる改善された映像レーダー装置について研究を行った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】韓国登録特許第10-2001668号(2019.07.18公告)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができる導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述の目的を達成するための本発明の一態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置がレーダー信号を放射する少なくとも1つの送信アンテナパッチと、ターゲットから反射されるレーダー信号を受信する少なくとも1つの受信アンテナパッチと、少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチが実装されるサブPCBと、少なくとも1つの送信アンテナパッチを介して放射されるか、または少なくとも1つの受信アンテナパッチを介して受信されるレーダー信号を処理するレーダーチップと、レーダーチップが実装されるメインPCBと、メインPCBとサブPCBとの間に配置され、メインPCBに実装されるレーダーチップとサブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチとの給電(Feeding)を行う給電導波管と、を含む。
【0012】
本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置は、メインPCBに実装されるレーダーチップと給電導波管との間を電気的に接続するメイン給電線をさらに含み得る。
【0013】
本発明の付加的な態様によると、メイン給電線は、メインPCBにパターニングできる。
【0014】
本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置は、サブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチと給電導波管との間を電気的に接続するサブ給電線をさらに含み得る。
【0015】
本発明の付加的な態様によると、サブ給電線は、サブPCBにパターニングできる。
【0016】
本発明の付加的な態様によると、給電導波管は、複数個積層されてメインPCBとサブPCBとの間に配置され得る。
【0017】
本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置は、サブPCBの前面に結合され、サブPCBに実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチおよび少なくとも1つの受信アンテナパッチの外部露出を防止するアンテナカバーをさらに含み得る。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、導波管を用いた垂直給電構造を有し、給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができるため、レーダー性能に優れた小型の映像レーダー装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図2】本発明による導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置の一実施形態の構成を示す斜視図である。
【
図3】本発明による導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置の一実施形態の構成を示す底面図である。
【
図4】本発明による導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置の一実施形態の構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施形態を通じて本発明を当業者が容易に理解かつ再現できるように詳細に説明する。特定の実施形態が図面に例示され、関連する詳細な説明が記載されているが、これは本発明の様々な実施形態を特定の形態に限定しようとするものではない。
【0021】
本発明の説明において、関連する公知の機能または構成についての具体的な説明が本発明の実施形態の要旨を不必要にぼかすことができると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0022】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」または「接続」されていると言及した場合、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在する可能性もあると理解されなければならない。
【0023】
一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」または「直接接続」されていると言及した場合、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されなければならない。
【0024】
図2~
図4は、本発明による導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置の一実施形態の構成を示す斜視図、底面図、側面図である。
図2~
図4に示すように、本発明による導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置100は、少なくとも1つの送信アンテナパッチ110と、少なくとも1つの受信アンテナパッチ120と、サブPCB130と、レーダーチップ140と、メインPCB150と、給電導波管160と、を含む。
【0025】
少なくとも1つの送信アンテナパッチ110は、レーダー信号を放射する。このとき、送信アンテナパッチ110が複数個である場合、送信アンテナパッチ間の間隔がレーダー信号波長の半波長となるように具現できる。
【0026】
少なくとも1つの受信アンテナパッチ120は、ターゲットから反射されるレーダー信号を受信する。このとき、受信アンテナパッチ120が複数個である場合、受信アンテナパッチ間の間隔がレーダー信号波長の半波長となるように具現できる。
【0027】
サブPCB130は、少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120が実装される。例えば、送信アンテナパッチ110と受信アンテナパッチ120が多数の場合、送信アンテナパッチ110は、水平方向に配列されてサブPCB130上に実装され、受信アンテナパッチ120は、垂直方向に配列されてサブPCB130上に実装されるように具現できるが、これに限定されない。
【0028】
このとき、サブPCB130上に少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120を実装する主な理由は、映像レーダー(Image Radar)が単一のアンテナを介して放射または受信される3dB利得を有するレーダー信号の水平方向のビーム幅が100度以下、最小アンテナの間隔は、0.6波長以下が必要であるためである。
【0029】
レーダーチップ140は、少なくとも1つの送信アンテナパッチ110を介して放射されるか、または少なくとも1つの受信アンテナパッチ120を介して受信されるレーダー信号を処理する。
【0030】
例えば、レーダーチップ140は、送信アンテナパッチ110を介して放射される周波数信号を増幅するパワー増幅器(PA、Power Amplifier)(図示せず)と、入力周波数のn整数倍の出力周波数の電力をパワー増幅器(PA)に出力する逓倍器(Frequency Multiplier)(図示せず)を含む送信モジュールを含み得る。
【0031】
また、レーダーチップ140は、受信アンテナパッチ120を介して受信される微弱な周波数信号を低雑音増幅する低雑音増幅器(LNA、Low Noise Amplifier)(図示せず)と、送信アンテナパッチ110を介して放射される周波数信号と受信アンテナパッチ120を介して受信される周波数信号の積による周波数遷移を行うミキサ(図示せず)を含む受信モジュールを含み得る。
【0032】
一方、レーダーチップ140は、周波数信号の送受信を制御するが、送信モジュールを介して出力される周波数信号と、受信モジュールを介して受信される周波数信号の周波数遷移を分析してターゲット(物体)を感知する制御部(図示せず)を含み得る。このとき、制御部が周波数変調連続波(FMCW、Frequency Modulated Continuous Wave)を使用して物体を感知するように具現できる。
【0033】
メインPCB150は、レーダーチップ140が実装される。このとき、レーダーチップ140にモジュール化される送信モジュールと受信モジュールが物理的に別のレーダーチップとして具現されることもあり、1つのチップに具現されることもある。
【0034】
給電導波管160は、メインPCB150とサブPCB130との間に配置され、メインPCB150に実装されるレーダーチップ140とサブPCB130に実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120との給電(Feeding)を行う。このとき、給電導波管160が複数個積層されてメインPCB150とサブPCB130との間に配置されるように具現できる。
【0035】
したがって、本発明は、レーダーチップ140が実装されるメインPCB150と、少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120が実装されるサブPCB130との間に給電(Feeding)を行う給電導波管160が配置される垂直給電構造を有する。
【0036】
メインPCB150とサブPCB130との間に配置される給電導波管160は、メインPCB150に実装されるレーダーチップ140とサブPCB130に実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120と電気的に接続されて給電(Feeding)が行われる。
【0037】
このような給電導波管160を用いた垂直給電構造を有する本発明は、給電線(Feeding Line)の長さを短くすることができるため、給電損失(Feeding Loss)を低減することができる。
【0038】
また、レーダーチップ140と少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120を3D空間上で垂直方向に重ねて配置できるため、PCB基板のサイズが小さくなり、レーダー装置のサイズを小型化することができる。
【0039】
また、方位角(Azimuth)方向に3dB利得(Gain)を有するレーダー信号のビーム幅(Beam Width)が60~70度程度となるため、照準(Boresight)すなわち、アンテナから放射される電波の主ローブの中心方向に利得が非常に優れる。
【0040】
また、送信アンテナパッチ110間の間隔および受信アンテナパッチ120間の間隔をレーダー信号の半波長まで減らすことができ、レーダー装置のサイズをより小型化することができる。
【0041】
このように具現することにより、本発明は、導波管を用いた垂直給電構造を有し、給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができるため、レーダー性能に優れた小型の映像レーダー装置を提供し得る。
【0042】
一方、本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置100は、メイン給電線170をさらに含み得る。メイン給電線170は、メインPCB150に実装されるレーダーチップ140と給電導波管160との間を電気的に接続する。このとき、メイン給電線170をメインPCB150にパターニングするように具現できる。
【0043】
このように具現することにより、本発明は、水平方向の給電線の長さを短くし、給電導波管160を介して垂直方向の給電を行うため、従来のPCBに実装されるレーダーチップとアンテナとの間を給電線を介して水平方向に直接接続する方式に比べて水平方向の給電線の長さを短くすることができるため、給電損失を減らすことができる。
【0044】
一方、本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置100は、サブ給電線180をさらに含み得る。サブ給電線180は、サブPCB130に実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120と給電導波管160との間を電気的に接続する。このとき、サブ給電線180をサブPCB130にパターニングするように具現できる。
【0045】
このように具現することにより、本発明は、水平方向の給電線の長さを短くし、給電導波管160を介して垂直方向の給電を行うため、従来のPCBに実装されるレーダーチップとアンテナとの間を給電線を介して水平方向に直接接続する方式に比べて水平方向の給電線の長さを短くすることができるため、給電損失を減らすことができる。
【0046】
一方、本発明の付加的な態様によると、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置100は、アンテナカバー190をさらに含み得る。アンテナカバー190は、サブPCB130の前面に結合され、サブPCB130に実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチ110および少なくとも1つの受信アンテナパッチ120の外部露出を防止する。例えば、アンテナカバー190は、レーダー信号の送受信に干渉しない金属材料であり得る。
【0047】
このように具現することにより、本発明は、サブPCB130に実装される少なくとも1つの送信アンテナパッチ110と、少なくとも1つの受信アンテナパッチ120をアンテナカバー190を介して外部から保護することができる。
【0048】
本明細書および図面に開示された様々な実施形態は、理解を助けるために特定の例を提示したものであり、本発明の様々な実施形態の範囲を限定しようとするものではない。
【0049】
したがって、本発明の様々な実施形態の範囲は、ここで説明される実施形態に加えて、本発明の様々な実施形態の技術的思想に基づいて導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の様々な実施形態の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は、映像レーダー関連の技術分野およびその応用技術分野において産業上で利用可能である。
【符号の説明】
【0051】
100 導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置
110 送信アンテナパッチ
120 受信アンテナパッチ
130 サブPCB
140 レーダーチップ
150 メインPCB
160 給電導波管
170 メイン給電線
180 サブ給電線
190 アンテナカバー
【要約】
【課題】給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができる導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置を提供する。
【解決手段】本発明は、導波管を用いた垂直給電構造の映像レーダー装置に関するものであって、導波管を用いた垂直給電構造を有し、給電損失(Feeding Loss)を低減しながらもレーダー装置のサイズを小型化することができ、照準(Boresight)利得(Gain)に優れ、アンテナパッチ間の間隔を減らすことができるようにするものである。
【選択図】
図2