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特許7402990スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-13
(45)【発行日】2023-12-21
(54)【発明の名称】スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置
(51)【国際特許分類】
   H04R 9/00 20060101AFI20231214BHJP
   H04R 7/12 20060101ALI20231214BHJP
【FI】
H04R9/00 Z
H04R7/12 K
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2022538428
(86)(22)【出願日】2021-03-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-21
(86)【国際出願番号】 CN2021082416
(87)【国際公開番号】W WO2021190505
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-06-20
(31)【優先権主張番号】202010209085.X
(32)【優先日】2020-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522246957
【氏名又は名称】寧波昇亜電子有限公司
【氏名又は名称原語表記】TANG BAND INDUSTRIES CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】#1569, Wen Ti East Road, Guang Ming Industrial Area Zhuang Shi Street, Zhen Hai District Ningbo, Zhejiang 315000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100146374
【弁理士】
【氏名又は名称】有馬 百子
(72)【発明者】
【氏名】黄 新民
【審査官】堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-155189(JP,A)
【文献】特開平06-153292(JP,A)
【文献】特開2010-109665(JP,A)
【文献】中国実用新案第2371751(CN,Y)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04R 9/00- 9/04
H04R 7/10- 7/26
H04R 31/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気回路システムと、
ドラムペーパー外側及び従動位置を有するドラムペーパーと、
ハンギングエッジ内側と、前記ハンギングエッジ内側に対応するハンギングエッジ外側を有するハンギングエッジと、
ボイスコイルローエンドと、前記ボイスコイルローエンドに対応するボイスコイルハイエンドを有するボイスコイルと、
フレームローエンドと、前記フレームローエンドに対応するフレームハイエンドとを有するフレーム、を含むスピーカであって、
前記磁気回路システムは、前記フレームの前記フレームローエンドに取り付けられ、
前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側及び前記ハンギングエッジ外側は、それぞれ内及び外へ延びて前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側及び前記フレームの前記フレームハイエンドに接続され、
前記ボイスコイルの前記ボイスコイルハイエンドは、前記ドラムペーパーの前記従動位置に接続され、
前記ボイスコイルの前記ボイスコイルローエンドと前記磁気回路システムは互いに磁気交流的に接続され、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記スピーカの中心軸線からずれ
前記フレームは、ローエンドフレームと、前記ローエンドフレームに取り付けられたハイエンドフレームを含み、前記ローエンドフレームは、磁気回路取付リング、接合リング、及び前記磁気回路取付リングと前記接合リングとの間を延びる複数の互いに離間する接続腕をさらに含み、前記磁気回路取付リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線は互いにずれ、前記磁気回路システムは前記磁気回路取付リングに取り付けられ、前記ハイエンドフレームは、保持リングと、前記保持リングから下へ延びる少なくとも2つの接合腕をさらに含み、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側は、前記ハイエンドフレームの前記保持リングに接続され、前記ハイエンドフレームの前記接合腕は、前記ローエンドフレームの前記接合リングに取り付けられ、且つ前記ハイエンドフレームの前記保持リングの中心軸線と前記ローエンドフレームの前記接合リングの中心軸線は重なり合う、ことを特徴とするスピーカ。
【請求項2】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる請求項1に記載のスピーカ。
【請求項3】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる請求項1に記載のスピーカ。
【請求項4】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側を接着するための液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる請求項1に記載のスピーカ。
【請求項5】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなり、
前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジは一体に成形される請求項1に記載のスピーカ。
【請求項6】
シャフトスタビライザーをさらに含み、前記シャフトスタビライザーは、安定軸内側と、前記安定軸内側に対応する安定軸外側を有し、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸内側は、前記ボイスコイルに接続され、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸外側は前記フレームに接続される請求項1に記載のスピーカ。
【請求項7】
ボックスとスピーカを含み、前記ボックスはフロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカは前記ボックスの前記フロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカはさらに、
磁気回路システムと、
ドラムペーパー外側及び従動位置を有するドラムペーパーと、
ハンギングエッジ内側と、前記ハンギングエッジ内側に対応するハンギングエッジ外側を有するハンギングエッジと、
ボイスコイルローエンドと、前記ボイスコイルローエンドに対応するボイスコイルハイエンドを有するボイスコイルと、
フレームローエンドと、前記フレームローエンドに対応するフレームハイエンドを有するフレームと、を含み、前記磁気回路システムは、前記フレームの前記フレームローエンドに取り付けられ、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側及び前記ハンギングエッジ外側は、それぞれ内及び外へ延びて前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側及び前記フレームの前記フレームハイエンドに接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルハイエンドは、前記ドラムペーパーの前記従動位置に接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルローエンドと前記磁気回路システムは互いに磁気交流的に接続され、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記スピーカの中心軸線からずれ
前記フレームは、ローエンドフレームと、前記ローエンドフレームに取り付けられたハイエンドフレームを含み、前記ローエンドフレームは、磁気回路取付リング、接合リング、及び前記磁気回路取付リングと前記接合リングとの間を延びる複数の互いに離間する接続腕をさらに含み、前記磁気回路取付リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線は互いにずれ、前記磁気回路システムは前記磁気回路取付リングに取り付けられ、前記ハイエンドフレームは、保持リングと、前記保持リングから下へ延びる少なくとも2つの接合腕をさらに含み、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側は、前記ハイエンドフレームの前記保持リングに接続され、前記ハイエンドフレームの前記接合腕は、前記ローエンドフレームの前記接合リングに取り付けられ、且つ前記ハイエンドフレームの前記保持リングの中心軸線と前記ローエンドフレームの前記接合リングの中心軸線は重なり合う、ことを特徴とする音響装置。
【請求項8】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる請求項に記載の音響装置。
【請求項9】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる請求項に記載の音響装置。
【請求項10】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側を接着するための液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる請求項に記載の音響装置。
【請求項11】
前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなり、
前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジは一体に成形される請求項に記載の音響装置。
【請求項12】
前記スピーカはシャフトスタビライザーをさらに含み、前記シャフトスタビライザーは、安定軸内側と、前記安定軸内側に対応する安定軸外側を有し、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸内側は、前記ボイスコイルに接続され、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸外側は前記フレームに接続される請求項に記載の音響装置。
【請求項13】
スピーカの組立方法であって、
(a)磁気回路システムの中心軸線がローエンドフレームの接合リングの中心軸線からずれるように、前記磁気回路システムを前記ローエンドフレームの磁気回路取付リングに取り付けるステップと、
(b)ハンギングエッジのハンギングエッジ内側及びハンギングエッジ外側がそれぞれドラムペーパーのドラムペーパー外側及びハイエンドフレームの保持リングに取り付けられるように許容するステップと、
(c)前記保持リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線が重なり合うように、前記ハイエンドフレームを前記ローエンドフレームに取り付けることにより、前記ドラムペーパーの従動位置に接続されたボイスコイルは、前記磁気回路システム方向へ延びて前記磁気回路システムと互いに磁気交流的に接続され、且つ前記スピーカを組み立てるように、前記ドラムペーパーの前記従動位置が前記スピーカの中心軸線からずれるステップと、を含むスピーカの組立方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は音声分野に関し、特にスピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図1乃至図3は、フレーム10P、磁気回路システム20P、ドラムペーパー30P、ハンギングエッジ40P及びボイスコイル50Pを含む従来技術のスピーカ100Pを示し、前記磁気回路システム20Pは、前記フレーム10Pのローエンド部11Pに取り付けられ、前記ハンギングエッジ40Pの外側及び内側はそれぞれ延びて前記フレーム10Pのハイエンド部12P及び前記ドラムペーパー30Pの外側エッジ31Pに接続され、前記ドラムペーパー30Pを前記フレーム10Pの前記ハイエンド部12Pに保持し、前記ボイスコイル50Pのボイスコイルローエンド51Pと前記磁気回路システム20Pは、互いに磁気交流的に接続され、前記ボイスコイル50Pのボイスコイルハイエンド52Pは、前記ドラムペーパー30Pの中心位置に接続される。前記スピーカ100Pは中心軸線101Pを有し、前記ドラムペーパー30Pの中心軸線、前記ハンギングエッジ40Pの中心軸線及び前記ボイスコイル50Pの中心軸線は、いずれも前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pと重なり合い、つまり、前記ドラムペーパー30Pは、前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pを中心対称軸として中心対称であり、前記ハンギングエッジ40Pは、前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pを中心対称軸として中心対称であり、前記ボイスコイル50Pは、前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pを中心対称軸として中心対称である。前記スピーカが音声信号の入力を応答する時に、前記磁気回路システム20Pと前記ボイスコイル50Pは互いに作用して前記ドラムペーパー30Pが前記スピーカ100Pの中心軸線101Pに沿って往復運動するように連動させ、このように、前記ドラムペーパー30Pは空気をかき混ぜて音波を発生させ、前記ハンギングエッジ40Pは、前記ドラムペーパー30Pのストロークを規制して前記ドラムペーパー30Pの運動方向を保証するために用いられる。
【0003】
図4及び図5は、ボックス200Pと、前記ボックス200Pに取り付けられた前記スピーカ100Pを含む従来技術の音響装置を示す。従来の前記音響装置を設計する場合に、前記音響装置の意匠性を保証するために、前記スピーカ100Pは、前記ボックス200Pのフロントバッフル201Pの中心線上に取り付けられ、このように、前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pから、前記フロントバッフル201Pの両側エッジまでの距離は全く等しく、これによって前記音響装置は、前記ボックス200Pのエッジで回折現象が生じて前記音響装置の音質を影響する。回折問題を減少し乃至回避するために、従来技術の前記音響装置は、いずれも前記ボックス200Pの形状を設計する方式を採用し、例えば前記ボックス200Pを非対称状に設計して、前記スピーカ100Pの前記中心軸線101Pから前記ボックス200Pの両側エッジまでの距離が等しいことを回避し、このような方式は、設計者が専門の音響学知識を具備するように要求するだけでなく、前記ボックス200Pが規則的な形状に設計されることができない。具体的には、図6Aは、前記ボックス200Pの前記フロントバッフル201Pの左側エッジで反射された左側反射音波1000Pの放射状態を示し、図6Bは、前記ボックス200Pの前記フロントバッフル201Pの右側エッジで反射された右側反射音波2000Pの放射状態を示し、図6Cは、前記左側反射音波1000Pと前記右側反射音波2000Pが合って形成された複合音波3000Pの放射状態を示し、この場合に、前記左側放射音波1000Pの波の山が出る時刻と、前記右側放射音波2000Pの波の山が出る時刻とが同じで、前記複合音波3000Pは、突然に重ねて前記音響装置の音質を深刻に影響する。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記スピーカのドラムペーパーの従動位置は前記スピーカの中心軸線からずれ、このように前記スピーカがボックスのフロントバッフルに取り付けられて前記ボックスと前記スピーカによって音響装置を構成すると、回折問題を減少させ回避することができ、前記音響装置の音質を保障することができる。
【0005】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記スピーカの前記ドラムペーパーの従動位置は前記スピーカの前記中心軸線からずれ、このように本発明の前記音響装置は、前記ボックスを専門設計する必要がない前提で、回折問題を減少させ回避することができ、これによって、音響の専門知識に不慣れな、または知っていない設計者でも、優れた音質の前記音響装置を簡単に設計できる。
【0006】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記スピーカのボイスコイルと前記ドラムペーパーとの接続位置は、前記ドラムペーパーの従動位置を定義し、且つ前記ボイスコイルは、前記スピーカのアクディブ軸線に沿って往復運動し、前記ドラムペーパーが往復運動するように駆動させるように設けられ、前記スピーカの前記アクディブ軸線は、前記スピーカの前記中心軸線からずれる。
【0007】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記スピーカの前記アクディブ軸線は、前記ドラムペーパーの重心位置を通り、このように前記ボイスコイルは、前記ドラムペーパーが前記アクディブ軸線に沿って往復運動するように駆動させる場合に、前記ドラムペーパーは水平状態に保持されて斜めを回避することができ、前記スピーカの音質を保証することができる。
【0008】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記スピーカの前記アクディブ軸線が前記ドラムペーパーの重心位置を通るように、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0009】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記スピーカのハンギングエッジの厚さサイズは、前記スピーカのアクディブ軸線が、前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジとから形成された振動機構の重心位置を通ることができ、前記ドラムペーパーが水平保持されるように従動することができるように、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの前記近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの前記遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0010】
本発明は、スピーカ、その組立方法、振動機構及び音響装置を提供することを目的とし、前記ハンギングエッジと前記ドラムペーパーを接着するための液体のり層の厚さサイズは、前記スピーカのアクディブ軸線が、前記ドラムペーパー、前記ハンギングエッジ及び液体のりから形成された振動機構の重心位置を通ることができ、前記ドラムペーパーが水平保持されるように従動することができるように、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0011】
本発明の一様態によれば、本発明ではスピーカが提供され、
磁気回路システムと、
ドラムペーパー外側及び従動位置を有するドラムペーパーと、
ハンギングエッジ内側と、前記ハンギングエッジ内側に対応するハンギングエッジ外側を有するハンギングエッジと、
ボイスコイルローエンドと、前記ボイスコイルローエンドに対応するボイスコイルハイエンドを有するボイスコイルと、
フレームローエンドと、前記フレームローエンドに対応するフレームハイエンドを有するフレームと、を含み、前記磁気回路システムは、前記フレームの前記フレームローエンドに取り付けられ、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側及び前記ハンギングエッジ外側は、それぞれ内及び外へ延びて前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側及び前記フレームの前記フレームハイエンドに接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルハイエンドは、前記ドラムペーパーの前記従動位置に接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルローエンドと前記磁気回路システムは互いに磁気交流的に接続され、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記スピーカの中心軸線からずれる。
【0012】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0013】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0014】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側を接着するための液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0015】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置を有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0016】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジは一体に成形される。
【0017】
本発明の一実施例によれば、前記フレームは、ローエンドフレームと、前記ローエンドフレームに取り付けられたハイエンドフレームを含み、前記ローエンドフレームは、磁気回路取付リング、接合リング、及び前記磁気回路取付リングと前記接合リングとの間を延びる複数の互いに離間する接続腕をさらに含み、前記磁気回路取付リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線は互いにずれ、前記磁気回路システムは前記磁気回路取付リングに取り付けられ、前記ハイエンドフレームは、保持リングと、前記保持リングから下へ延びる少なくとも2つの接合腕をさらに含み、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側は、前記ハイエンドフレームの前記保持リングに接続され、前記ハイエンドフレームの前記接合腕は、前記ローエンドフレームの前記接合リングに取り付けられ、且つ前記ハイエンドフレームの前記保持リングの中心軸線と前記ローエンドフレームの前記接合リングの中心軸線は重なり合う。
【0018】
本発明の一実施例によれば、前記スピーカはシャフトスタビライザーをさらに含み、前記シャフトスタビライザーは、安定軸内側と、前記安定軸内側に対応する安定軸外側を有し、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸内側は、前記ボイスコイルに接続され、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸外側は前記フレームに接続される。
【0019】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーはトランペット状構造又は平板状構造である。
【0020】
本発明の一様態によれば、本発明では音響装置がさらに提供され、前記音響装置はボックスとスピーカを含み、前記ボックスはフロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカは前記ボックスの前記フロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカはさらに、
磁気回路システムと、
ドラムペーパー外側及び従動位置を有するドラムペーパーと、
ハンギングエッジ内側と、前記ハンギングエッジ内側に対応するハンギングエッジ外側を有するハンギングエッジと、
ボイスコイルローエンドと、前記ボイスコイルローエンドに対応するボイスコイルハイエンドを有するボイスコイルと、
フレームローエンドと、前記フレームローエンドに対応するフレームハイエンドを有するフレームと、を含み、前記磁気回路システムは、前記フレームの前記フレームローエンドに取り付けられ、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側及び前記ハンギングエッジ外側は、それぞれ内及び外へ延びて前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側及び前記フレームの前記フレームハイエンドに接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルハイエンドは、前記ドラムペーパーの前記従動位置に接続され、前記ボイスコイルの前記ボイスコイルローエンドと前記磁気回路システムは互いに磁気交流的に接続され、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記スピーカの中心軸線からずれる。
【0021】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置とを有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0022】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置とを有し、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0023】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置とを有し、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側を接着するための液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0024】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置とを有し、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0025】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジは一体に成形される。
【0026】
本発明の一実施例によれば、前記フレームは、ローエンドフレームと、前記ローエンドフレームに取り付けられたハイエンドフレームを含み、前記ローエンドフレームは、磁気回路取付リング、接合リング、及び前記磁気回路取付リングと前記接合リングとの間を延びる複数の互いに離間する接続腕をさらに含み、前記磁気回路取付リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線は互いにずれ、前記磁気回路システムは前記磁気回路取付リングに取り付けられ、前記ハイエンドフレームは、保持リングと、前記保持リングから下へ延びる少なくとも2つの接合腕をさらに含み、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側は、前記ハイエンドフレームの前記保持リングに接続され、前記ハイエンドフレームの前記接合腕は、前記ローエンドフレームの前記接合リングに取り付けられ、且つ前記ハイエンドフレームの前記保持リングの中心軸線と前記ローエンドフレームの前記接合リングの中心軸線は重なり合う。
【0027】
本発明の一実施例によれば、前記スピーカはシャフトスタビライザーをさらに含み、前記シャフトスタビライザーは、安定軸内側と、前記安定軸内側に対応する安定軸外側を有し、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸内側は、前記ボイスコイルに接続され、前記シャフトスタビライザーの前記安定軸外側は前記フレームに接続される。
【0028】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーはトランペット状構造又は平板状構造である。
【0029】
本発明の他の一様態によれば、本発明ではスピーカの組立方法がさらに提供され、前記組立方法は、
(a)磁気回路システムの中心軸線がローエンドフレームの接合リングの中心軸線からずれるように、前記磁気回路システムを前記ローエンドフレームの磁気回路取付リングに取り付けるステップと、
(b)ハンギングエッジのハンギングエッジ内側及びハンギングエッジ外側がそれぞれドラムペーパーのドラムペーパー外側及びハイエンドフレームの保持リングに取り付けられるように許容するステップと、
(c)前記保持リングの中心軸線と前記接合リングの中心軸線が重なり合うように、前記ハイエンドフレームを前記ローエンドフレームに取り付けることにより、前記ドラムペーパーの従動位置に接続されたボイスコイルは、前記磁気回路システム方向へ延びて前記磁気回路システムと互いに磁気交流的に接続され、且つ前記スピーカを組み立てるように、前記ドラムペーパーの前記従動位置が前記スピーカの中心軸線からずれるステップと、を含む。
【0030】
本発明の一実施例によれば、前記ステップ(b)では、さらに、
前記ドラムペーパーの厚さサイズが前記ドラムペーパーの近軸位置から遠軸位置へ徐々に薄くなるように、前記ドラムペーパーを射出するステップと、
前記ドラムペーパーと前記ハイエンドフレームとの間で前記ハンギングエッジを一体に形成するステップと、を含む。
【0031】
本発明の一実施例によれば、前記ステップ(b)では、さらに、前記ドラムペーパーと前記ハイエンドフレームの前記保持リングとの間で前記ハンギングエッジを一体に形成するステップを含み、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0032】
本発明の一実施例によれば、前記ステップ(b)では、さらに、
前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側及び/又は前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側にサイジングして、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側を接着するステップであって、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側に保持された液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの近軸位置から遠軸位置へ徐々に薄くなるステップと、
前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側及び/又は前記ハイエンドフレームの前記保持リングにサイジングして、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側と前記ハイエンドフレームの前記保持リングを接着するステップと、を含む。
【0033】
本発明の一実施例によれば、前記ステップ(b)では、さらに、
前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジを注射で一体に形成するとともに、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ外側を前記ハイエンドフレームの前記保持リングに一体に結合するステップを含み、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0034】
本発明の他の一様態によれば、本発明では振動機構がさらに提供され、
ハンギングエッジ内側と、前記ハンギングエッジ内側に対応するハンギングエッジ外側を有するハンギングエッジと、
ドラムペーパー外側と従動位置を有するドラムペーパーと、を含み、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側は、前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側に接続され、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記ドラムペーパーの中心軸線からずれる。
【0035】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーは、近軸位置と、前記近軸位置に対応する遠軸位置とを有し、前記ドラムペーパーの前記従動位置は、前記近軸位置に近く前記遠軸位置から離れる。
【0036】
本発明の一実施例によれば、前記振動機構の重心は、前記ドラムペーパーの前記近軸位置に近く前記遠軸位置から離れる。
【0037】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0038】
本発明の一実施例によれば、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0039】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーの厚さサイズは、前記近軸位置から前記遠軸位置へ徐々に薄くなり、前記ハンギングエッジの厚さサイズは、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの近軸位置に対応する位置から、前記ハンギングエッジの前記ドラムペーパーの遠軸位置に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0040】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーと前記ハンギングエッジは一体に成形される。
【0041】
本発明の一実施例によれば、前記振動機構は、液体のり層をさらに含み、前記液体のり層は、前記ハンギングエッジと前記ドラムペーパーを接続するために、前記ハンギングエッジの前記ハンギングエッジ内側と、前記ドラムペーパーの前記ドラムペーパー外側との間に位置し、前記液体のり層の厚さサイズは、前記ドラムペーパーの前記近軸位置から、前記遠軸位置へ徐々に薄くなる。
【0042】
本発明の一実施例によれば、前記ドラムペーパーはトランペット状構造又は平板状構造である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1図1は、従来技術のスピーカの斜視概略図である。
図2図2は従来技術の前記スピーカの平面概略図である。
図3図3は従来技術の前記スピーカの断面概略図である。
図4図4は従来技術の音響装置の斜視概略図であり、図1乃至図3に示す前記スピーカを適用する。
図5図5は、従来技術の前記音響装置の発声時の音波放射状態の概略図である。
図6A図6A乃至図6Cは、従来技術の音響装置の音波放射状態である。
図6B図6A乃至図6Cは、従来技術の音響装置の音波放射状態である。
図6C図6A乃至図6Cは、従来技術の音響装置の音波放射状態である。
図7A図7Aは、本発明の好ましい一実施例によるスピーカの一視点からの斜視概略図である。
図7B図7Bは、本発明の上記好ましい実施例による前記スピーカの他の一視点からの斜視概略図である。
図8図8は、本発明の上記好ましい実施例による前記スピーカの分解概略図である。
図9図9は、本発明の上記好ましい実施例による前記スピーカ的の断面概略図である。
図10図10は、本発明の上記好ましい実施例による前記スピーカの一変形例の斜視概略図である。
図11図11は、本発明の上記好ましい実施例による前記スピーカの上記変形例の断面概略図である。
図12図12は、本発明の上記好ましい実施例の前記スピーカの別の一変形例の断面概略図である。
図13図13は、本発明の上記好ましい実施例の前記スピーカの別の一変形例の断面概略図である。
図14図14は、本発明の好ましい一実施例による音響装置の斜視概略図である。
図15図15は、本発明の上記好ましい実施例による前記音響装置の正面概略図である。
図16図16は、本発明の上記好ましい実施例による前記音響装置の平面概略図であり、当該図は、前記音効装置のスピーカ発声の音波の放射状態を示す。
図17A】本発明の上記好ましい実施例の前記音効装置の音波放射状態である。
図17B】本発明の上記好ましい実施例の前記音効装置の音波放射状態である。
図17C】本発明の上記好ましい実施例の前記音効装置の音波放射状態である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
本発明の特許請求の範囲及び明細書に開示された内容により、本発明の技術的解決手段は具体的に以下のとおりである。
【0045】
当業者の理解すべきこととして、本発明の開示において、用語「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」等の指示する方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、本発明の説明及び説明の簡略化を容易にするためだけであり、指摘された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造し操作しなければならないことを指示し、又は暗示するものではないため、上記用語は本発明を限定するものと理解すべきではない。
【0046】
理解できるように、用語「一」は「少なくとも一つ」又は「一つ又は複数「であると理解すべきであり、すなわち一つの実施例において、一つの素子の数は一つであってもよく、別の実施例において、当該素子の数は複数であってもよく、用語「一」は数を制限するものと理解することができない。
【0047】
明細書図面の図7A乃至図9を参照して、本発明の好ましい一実施例によるスピーカ100は、下記の説明で開示され陳述され、前記スピーカ100は、フレーム10、磁気回路システム20、ハンギングエッジ30、ドラムペーパー40及びボイスコイル50を含む。
【0048】
前記フレーム10は、フレームローエンド11と、前記フレームローエンド11に対応するフレームハイエンド12を有する。
【0049】
前記磁気回路システム20は、磁気ギャップ21と、前記磁気ギャップ21に連通する磁気ギャップ開口22を有し、前記磁気回路システム20は、前記フレーム10の前記フレームローエンド11に取り付けられ、且つ前記磁気回路システム20の前記磁気ギャップ開口22は、前記フレーム10の前記フレームハイエンド12に向く。
【0050】
前記ドラムペーパー40はドラムペーパー外側41を有し、前記ハンギングエッジ30は、ハンギングエッジ内側31と、前記ハンギングエッジ内側31に対応するハンギングエッジ外側32を有し、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31は、内へ延びて前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41に接続され、対応に、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32は、外へ延びて前記フレーム10の前記フレームハイエンド12に接続され、前記ハンギングエッジ30によって前記ドラムペーパー40を前記フレーム10の前記フレームハイエンド12に保持する。
【0051】
前記ボイスコイル50は、ボイスコイルローエンド51と、前記ボイスコイルローエンド51に対応するボイスコイルハイエンド52を有し、前記ボイスコイル50の前記ボイスコイルローエンド51は、前記磁気回路システム20の前記磁気ギャップ開口22を介して前記磁気回路システム20に可動に保持された前記磁気ギャップ21まで延び、且つ前記ボイスコイル50の前記ボイスコイルローエンド51と前記磁気回路システム20は、互いに磁気交流的に接続され、対応に、前記ボイスコイル50の前記ボイスコイルハイエンド52は、前記ドラムペーパー40まで延びて接続されて、前記ドラムペーパー40の従動位置42を規定し、且つ前記ドラムペーパー40の前記従動位置42は、前記スピーカ100の中心軸線101からずれ、前記スピーカ100のアクディブ軸線102は、前記ドラムペーパー40の前記従動位置42を通る。言い換えると、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は、前記中心軸線101からずれる。
【0052】
前記スピーカ100が音声信号の入力を応答する時に、前記磁気回路システム20と前記ボイスコイル50の前記ボイスコイルローエンド51は互いに磁気交流し、前記磁気回路システム20が前記ボイスコイル50により前記ドラムペーパー40の前記従動位置42で、前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動して空気をかき混ぜて外へ音波を放射するように駆動することを許容し、前記ハンギングエッジ30は、前記ドラムペーパー40のストロークを規制し、前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動するように保証するために用いられる。
【0053】
好ましくは、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は、前記ドラムペーパー40の重心位置を通り、このように、前記ボイスコイル50が前記ドラムペーパー40の前記従動位置42で前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動するように駆動する場合に、前記ドラムペーパー40は、水平保持されて斜め回避することができ、このように前記スピーカ100の音質を保障することができる。
【0054】
図7A乃至図9を参照すると、本発明の前記スピーカ100で、前記ドラムペーパー40は、近軸位置43と、前記近軸位置43に対応する遠軸位置44を有し、前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43とは、前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41のエッジの、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に最も近い位置であり、対応に、前記ドラムペーパー40の前記遠軸位置44とは、前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41のエッジの、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102から最も離れる位置である。本発明の前記スピーカ100で、前記ドラムペーパー40の厚さサイズは、前記ドラムペーパー40の重心位置が前記近軸位置43に近く前記遠軸位置44から離れるように、前記近軸位置43から前記遠軸位置44へ徐々に薄くなり、このように前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は、前記ドラムペーパー40の重心位置を通ることができ、よって、前記ボイスコイル50は、前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動する場合に、前記ドラムペーパー40は水平保持されて斜めを回避することができ、前記スピーカ100の音質を保証する。
【0055】
さらに、図7A乃至図9を参照すると、前記フレーム10は、ローエンドフレーム13と、前記ローエンドフレーム13に取り付けられたハイエンドフレーム14を含み、前記ローエンドフレーム13は、前記フレーム10の前記フレームローエンド11を形成し、前記磁気回路システム20は、前記フレームローエンド11に保持されるように、前記ローエンドフレーム13に取り付けられ、対応に、前記ハイエンドフレーム14は前記フレーム10の前記フレームハイエンド12を形成し、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32は、前記ハイエンドフレーム14に接続され、前記ドラムペーパー40は前記フレームハイエンド12に保持される。
【0056】
具体的に、図7B及び図8を参照すると、前記ローエンドフレーム13は、磁気回路取付リング131、接合リング132、及び前記磁気回路取付リング131と前記接合リング132との間を延びる複数の互いに離間する接続腕133を更に含み、前記ローエンドフレーム13の前記磁気回路取付リング131は、前記磁気回路システム20の外側を囲むように、前記磁気回路システム20に取り付けられ、このようにして前記磁気回路システム20は前記ローエンドフレーム13に取り付けられる。前記磁気回路取付リング131の中心軸線と前記接合リング132の中心軸線は互いにずれて重なり合わず、これによって前記磁気回路取付リング131に取り付けられた前記磁気回路システム20の中心軸線と前記接合リング132の中心軸線は互いにずれて重なり合う。
【0057】
対応に、前記ハイエンドフレーム14は、保持リング141と、前記保持リング141から下へ延びる少なくとも2つの接合腕142を含み、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32は、前記保持リング141が前記ドラムペーパー40の四周に囲まれることを許容するように、前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141に接続される。前記ハイエンドフレーム14の前記接合腕142は、前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132に取り付けられ、且つ前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141の中心軸線と前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132の中心軸線は重なり合い、このように前記磁気回路システム20の中心軸線と前記保持リング141の中心軸線は互いにずれて重なり合わない。
【0058】
なお、本発明の前記スピーカ100で、前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141の中心軸線と前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132の中心軸線は、前記スピーカ100の前記中心軸線101を決め、且つ前記スピーカ100の前記中心軸線101、前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141の中心軸線、及び前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132の中心軸線は、互いに重なり合い、対応に、前記磁気回路システム20の中心軸線は、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102を決め、且つ前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102と前記磁気回路システム20の中心軸線は互いに重なり合う。本発明の前記スピーカ100で、前記磁気回路システム20の中心軸線は、前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141の中心軸線及び前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132の中心軸線からずれ、よって、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は前記中心軸線101からずれる。
【0059】
図7A乃至図9に示す前記スピーカ100のような好ましい例で、前記ドラムペーパー40は、注射の方式で形成されてもよく、このように、前記ドラムペーパー40の厚さサイズは、前記近軸位置43から前記遠軸位置44へ徐々に薄くなるようにできる。前記ハンギングエッジ30の形成方式は、本発明の前記スピーカ100で限られない。例えば、本発明の前記スピーカ100の一具体例で、前記ハンギングエッジ30は予め製造され、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31は、液体のりなどの接着物質によって前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41に接着され、対応に、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32は、液体のりなどの接着物質によって前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141に接着されることができる。本発明の前記スピーカ100の他の一具体例で、前記ハンギングエッジ30は、前記ドラムペーパー40と前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141との間で一体に形成され、よって、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31は、前記ハンギングエッジ30の成形中に前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41に一体に接続され、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32は、前記ハンギングエッジ30の成形中に前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141に一体に接続される。
【0060】
続き図7A乃至図9を参照すると、前記スピーカ100は、シャフトスタビライザー60をさらに含み、前記シャフトスタビライザー60は、安定軸内側61と、前記安定軸内側61に対応する安定軸外側62を有し、前記シャフトスタビライザー60の前記安定軸内側61は、前記ボイスコイル50まで延びて接続されて、前記シャフトスタビライザー60の前記安定軸外側62は、前記フレーム10まで延びて接続され、前記磁気回路システム20は、前記ボイスコイル50が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動するように駆動する場合に、前記ボイスコイル50は、前記シャフトスタビライザー60が変形するように連動させ、前記シャフトスタビライザー60により前記ボイスコイル50の往復運動方向を規制して前記ボイスコイル50の動き方向が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102からずれることを回避する。
【0061】
さらに、前記ローエンドフレーム13は、接合座134を含み、前記接合座134は、前記接合リング132から内へ延び、前記シャフトスタビライザー60の前記安定軸外側62は、前記ローエンドフレーム13の前記接合座134に接続される。
【0062】
なお、前記シャフトスタビライザー60の形状は、本発明の前記スピーカ100で限られず、例えば図7A乃至図9に示す前記スピーカ100のような具体例で、前記シャフトスタビライザー60は、ハンギングエッジの形状に類似するものとして実施されてもよく、即ち、前記シャフトスタビライザー60の断面形状はU字形であってもよく、或いは、前記シャフトスタビライザー60の断面形状はS字形であってもよく、或いは、前記シャフトスタビライザー60の断面形状は波浪形であってもよいが、本発明の前記スピーカ100の他の具体例で、前記シャフトスタビライザー60は跳ねる波であってもよい。
【0063】
続き図7A乃至図9を参照すると、前記スピーカ100はさらにダストキャップ70を含み、前記ダストキャップ70は、前記ボイスコイル50の前記ボイスコイルハイエンド52に取り付けられて、前記ボイスコイル50のハイエンド開口を閉鎖することによって、ほこりが前記ボイスコイル50の内部に入ることを防止する。前記ダストキャップ70の形状は、本発明の前記スピーカ100で限られず、半球体構造であってもよいし、平板構造でもよい。
【0064】
なお、前記ドラムペーパー40の形状は、本発明の前記スピーカ100で限られず、例えば図7A乃至図9に示す前記スピーカ100のような具体例で、前記ドラムペーパー40はトランペット状構造であってもよいが、図10及び図11に示す前記スピーカ100の他の一具体例で、前記ドラムペーパー40は平板状構造であってもよい。
【0065】
図13は、前記スピーカ100の一変形例を示し、図7A乃至図9に示す前記スピーカ100との相違点としては、図12に示す前記スピーカ100のような変形例で、前記ドラムペーパー40の各位置での厚さサイズは一致し、前記ハンギングエッジ30の厚さサイズは、前記ハンギングエッジ30の前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43に対応する位置から、前記ハンギングエッジ30の前記ドラムペーパー40の前記遠軸位置44に対応する位置へ徐々に薄くなり、このようにして前記ハンギングエッジ30と前記ドラムペーパー40とで形成された振動機構103の重心位置は、前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43に近く前記遠軸位置44から離れ、このように、前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は、前記振動機構103の中心位置を通ることができ、よって、前記ボイスコイル50は、前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動するように駆動する場合に、前記ドラムペーパー40は、水平保持されて斜めを回避して、前記スピーカ100の音質を保証することができる。
【0066】
なお、図12に示す前記スピーカ100のような具体例で、前記ドラムペーパー40は、注射工程で製造されてもよいし、平板状構造を折り曲げて自由端部に接着されて製造されてもよい。
【0067】
図13は、前記スピーカ100の他の一変形例を示し、図7A乃至図9に示す前記スピーカ100との相違点として、図12に示す前記スピーカ100のような変形例で、前記ドラムペーパー40の各位置での厚さサイズは一致っし、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31と前記ドラムペーパー40を接着するための前記ドラムペーパー外側41への液体のり層80の厚さサイズは、前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43から、前記遠軸位置44へ徐々に薄くなり、このようにして前記ハンギングエッジ30、前記ドラムペーパー40及び前記液体のり層80から形成された前記振動機構103の重心位置は、前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43に近く前記遠軸位置44から離れ、このように前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102は、前記振動機構103の中心位置を通ることができ、よって、前記ボイスコイル50は、前記ドラムペーパー40が前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102に沿って往復運動するように駆動させる場合に、前記ドラムペーパー40は水平保持されて斜めを保持して、前記スピーカ100の音質を保証することができる。
【0068】
なお、図13に示す前記スピーカ100のような具体例で、前記ドラムペーパー40は、注射工程で製造されてもよいし、平板状構造を折り曲げて自由端部に接着されて製造されてもよく、前記ハンギングエッジ30は、予め製造される必要がある。
【0069】
本発明の他の一様態によれば、本発明では前記スピーカ100の組立方法がさらに提供され、前記組立方法は、
(a)前記磁気回路システム20の中心軸線が前記ローエンドフレーム13の前記接合リング132の中心軸線からずれるように、前記磁気回路システム20を前記ローエンドフレーム13の前記磁気回路取付リング131に取り付けるステップと、
(b)前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31及び前記ハンギングエッジ外側32がそれぞれ前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41及び前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141に取り付けられるように許容するステップと、
(c)前記保持リング141の中心軸線と前記接合リング132の中心軸線が重なり合うように、前記ハイエンドフレーム14を前記ローエンドフレーム13に取り付けることにより、前記ドラムペーパー40の従動位置42に接続された前記ボイスコイル50は、前記磁気回路システム方向へ延びて前記磁気回路システム20と互いに磁気交流的に接続され、且つ前記スピーカ100を組み立てるように、前記ドラムペーパー40の前記従動位置42が前記スピーカ100の前記中心軸線101からずれるステップと、を含む。
【0070】
本発明の前記スピーカ100の一具体例で、前記ステップ(b)は、さらに、
前記ドラムペーパー40の厚さサイズが前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43から前記遠軸位置44へ徐々に薄くなるように、前記ドラムペーパー40を射出するステップと、
前記ドラムペーパー40と前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141との間で前記ハンギングエッジ30を一体に形成するステップと、を含む。
【0071】
本発明の前記スピーカ100の他の一具体例で、前記ステップ(b)はさらに、前記ドラムペーパー40と、前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141の間で前記ハンギングエッジ30を一体に形成するステップを含み、前記ハンギングエッジ30の厚さサイズは、前記ハンギングエッジ30の前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43に対応する位置から、前記ハンギングエッジ30の前記ドラムペーパー40の前記遠軸位置44に対応する位置へ徐々に薄くなる。
【0072】
本発明の前記スピーカ100の他の一具体例で、前記ステップ(b)は、さらに、
前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31及び/又は前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41にサイジングして、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31と前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41を接着するステップであって、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ内側31と前記ドラムペーパー40の前記ドラムペーパー外側41との間の前記液体のり層80の厚さサイズは、前記ドラムペーパー40の前記近軸位置43から前記遠軸位置44へ徐々に薄くなるステップと、
前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32及び/又は前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141にサイジングして、前記ハンギングエッジ30の前記ハンギングエッジ外側32と前記ハイエンドフレーム14の前記保持リング141を接着するステップと、を含む。
【0073】
図14乃至図17Cは、本発明の好ましい一実施例の音響装置を示し、前記音響装置は、前記スピーカ100とボックス200を含み、前記ボックス200はフロントバッフル201を有し、前記スピーカ200は、前記ボックス200の前記フロントバッフル201に取り付けられる。
【0074】
本発明の前記音響装置で、前記スピーカ100の前記ドラムペーパー40の前記従動位置42は、前記スピーカ100の中心軸線からずれ、このように前記スピーカ100は前記ボックス200の前記フロントバッフル201の中間位置に取り付けられても、前記ボックス200の前記スピーカ100の前記アクディブ軸線102の両側に位置する部分に等距離が発生する状況もなく、このようにして回折問題を有効的に減少させ回避することができ、前記音響装置の音質を保障することができる。また、前記音響装置は、前記ボックス200を専門設計する必要がない前提で、回折問題を減少させ回避することができ、これによって、音響の専門知識に不慣れな、または知っていない設計者でも、優れた音質の前記音響装置を簡単に設計できる。
【0075】
さらに、図16乃至図17Cを参照すると、前記スピーカ100で発生された音波は、前記ボックス200の両側へ放射する場合に、音波が前記ボックス200の前記フロントバッフル201の左側エッジ及び右側エッジに達することは、時間差があり、このようにして前記フロントバッフル201の左側エッジに反射された左側反射音波1000と、右側エッジに反射された右側反射音波2000が、合って複合音波3000を合成する場合に、前記左側反射音波1000の波の山及び波の谷と、前記右側反射音波2000の波の山及び波の谷とがずれて、前記左側反射音波1000と前記右側反射音波2000とで過度の重ね合わせが発生することを回避して、回折問題を減少させ回避する。
当業者の理解できるように、以上の実施例は例に過ぎず、そのうち異なる実施例の特徴は互いに組み合わせることができ、本発明に開示された内容に基づいて容易に想到でき、図面において明確に指摘されていない実施形態を取得することができる。
【0076】
当業者の理解すべきこととして、上記説明及び図面に示す本発明の実施例は単に例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の目的は完全且つ効果的に実現される。本発明の機能及び構造原理は実施例に示されかつ説明され、前記原理から逸脱することなく、本発明の実施形態は任意の変形又は修正を有することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図8
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図14
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図17A
図17B
図17C