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特許7403190使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法およびこのような方法を遂行する装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-14
(45)【発行日】2023-12-22
(54)【発明の名称】使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法およびこのような方法を遂行する装置
(51)【国際特許分類】
   G02C 7/04 20060101AFI20231215BHJP
   G02C 13/00 20060101ALI20231215BHJP
【FI】
G02C7/04
G02C13/00
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022500779
(86)(22)【出願日】2021-08-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-30
(86)【国際出願番号】 KR2021010852
(87)【国際公開番号】W WO2022203132
(87)【国際公開日】2022-09-29
【審査請求日】2022-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0037390
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】522007532
【氏名又は名称】ユン、キョン-テ
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン、キョン-テ
【審査官】吉川 陽吾
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2013-0103153(KR,A)
【文献】特開2015-090555(JP,A)
【文献】米国特許第06095650(US,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0114531(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02C 7/04
G02C 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法は、
コンタクトレンズ推薦装置が使用者イメージを撮像する段階;
前記コンタクトレンズ推薦装置が使用者によって選択された選択コンタクトレンズに対する情報を受信する段階;および
前記コンタクトレンズ推薦装置が前記使用者イメージと前記選択コンタクトレンズに基づいて仮想イメージを生成する段階を含むことを特徴と
前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、
前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、
前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、
前記第1撮像イメージは、前記コンタクトレンズ推薦装置の第1撮像動作により撮像されたイメージであり、
前記第2撮像イメージは、前記コンタクトレンズ推薦装置の第2撮像動作により撮像されたイメージであり、
前記第2撮像動作は、使用者の目に対する追加的な撮像動作であり、
前記第2撮像動作における使用者の目に対する撮影距離は、前記第1撮像動作における使用者の顔に対する撮影距離よりも短い、
方法。
【請求項2】
前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、
前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、
前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、
前記使用者イメージは使用者の目の情報を含み、
前記使用者の目の情報は瞳孔情報、虹彩情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記仮想イメージは仮想の目のイメージを含み、
前記仮想の目のイメージは前記使用者の目の情報およびコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて生成されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦のためのコンタクトレンズ推薦装置は、
使用者装置と通信するための通信部;および
前記通信部と動作可能に連結されたプロセッサを含むものの、
前記プロセッサは使用者イメージを撮像し、
使用者によって選択された選択コンタクトレンズに対する情報を受信し、
前記使用者イメージと前記選択コンタクトレンズに基づいて仮想イメージを生成するように具現されることを特徴と
前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、
前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、
前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、
前記第1撮像イメージは、前記プロセッサの第1撮像動作により撮像されたイメージであり、
前記第2撮像イメージは、前記プロセッサの第2撮像動作により撮像されたイメージであり、
前記第2撮像動作は、使用者の目に対する追加的な撮像動作であり、
前記第2撮像動作における使用者の目に対する撮影距離は、前記第1撮像動作における使用者の顔に対する撮影距離よりも短い、
コンタクトレンズ推薦装置。
【請求項5】
前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、
前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、
前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、
前記使用者イメージは使用者の目の情報を含み、
前記使用者の目の情報は瞳孔情報、虹彩情報を含むことを特徴とする、請求項4に記載のコンタクトレンズ推薦装置。
【請求項6】
前記仮想イメージは仮想の目のイメージを含み、
前記仮想の目のイメージは前記使用者の目の情報およびコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて生成されることを特徴とする、請求項5に記載のコンタクトレンズ推薦装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法およびこのような方法を遂行する装置に関する。より詳細には、使用者にコンタクトレンズを着用した仮想イメージを提供して使用者に合うコンタクトレンズを推薦するための使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法およびこのような方法を遂行する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンタクトレンズの着用年齢層が低くなり美容に対する関心が増加するにつれて、世界的にコンタクトレンズの需要が増加している。コンタクトレンズは視力矯正と美容目的の光学医療機器であって、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの二つに大別される。しかし、現在全世界的に最も広く使われているコンタクトレンズは、異物感が少なく、楽な着用感を提供し、相対的に安価なソフトコンタクトレンズである。このようなソフトコンタクトレンズは大きく、1)透明なクリアコンタクトレンズと、2)この透明なクリアレンズに多様な色相と虹彩パターンデザイン(以下、「グラフィック」または「グラフィック情報」と称する)が加えられたカラーコンタクトレンズと、の二つに分類され得る。
【0003】
特異点はカラーコンタクトレンズ市場がアジア市場を中心に最近の10年間で急成長した点である。このカラーコンタクトレンズは、単純な視力矯正の用途を越えて一つのビューティ/ファッションアイテムとして位置づけられることにより、既存の20~30代の使用年齢層から10代~40代以上に至るまで多様な年齢層を対象に急激な市場の成長を見せており、何より韓国コンタクトレンズ製造企業の90%以上はカラーコンタクトレンズを主に生産し海外輸出に寄与している。韓国、日本、中国、タイ、ベトナムなどの東南アジア全域、中東アラブ諸国地域、中南米地域などの地でカラーコンタクトレンズに対する需要が着実に増加しており、何より韓流の影響による韓国産カラーコンタクトレンズの市場の需要が持続的に増加している。
【0004】
このようなカラーコンタクトレンズは、購入の前に直接試着が可能なメガネフレーム、サングラスなどの他の一般的なファッションアイテムとは異なり、直接眼球に接触して着用する安全性が重視される医療機器という品目の特性上、製品を購入する前に先着用をすることはできず、単に製品の外観のデザインと色相を確認して他のモデルが着用した写真、ポスター、カタログ等を通じて間接確認した後に購入がなされている。このように、カラーレンズは先に購入して直接着用してみる前までは、本人が好む眼球の色相とスタイルに最も似合うカラーコンタクトレンズを探すことが事実上難しい。したがって、現在増強現実技術および仮想現実技術を通じて使用者によって選択されたカラーコンタクトレンズを着用時の使用者イメージを提供して、使用者のレンズ購入を助けるための技術に対する研究が必要である。
【0005】
先行技術としては、韓国特許出願番号第10-2019-0105006号のような増強現実技術が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前述した問題点をすべて解決することをその目的とする。
【0007】
また、本発明は使用者によって選択されたコンタクトレンズを使用者が着用時の仮想イメージを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は使用者の目の情報とコンタクトレンズグラフィック情報に基づいてリアルタイムでコンタクトレンズを着用時の仮想イメージを提供することによって、使用者の着用時の視覚的効果がより優れているコンタクトレンズを推薦することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するための本発明の代表的な構成は次の通りである。
【0010】
本発明の一実施例によると、使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦方法は、コンタクトレンズ推薦装置が使用者イメージを撮像する段階、前記コンタクトレンズ推薦装置が使用者によって選択された選択コンタクトレンズに対する情報を受信する段階と前記コンタクトレンズ推薦装置が前記使用者イメージと前記選択コンタクトレンズに基づいて仮想イメージを生成する段階を含むことができる。
【0011】
一方、前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、前記使用者イメージは使用者の目の情報を含み、前記使用者の目の情報は瞳孔情報、虹彩情報を含むことができる。
【0012】
また、前記仮想イメージは仮想の目のイメージを含み、前記仮想の目のイメージは前記使用者の目の情報およびコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて生成され得る。
【0013】
本発明の他の実施例によると、使用者オーダーメード型コンタクトレンズ推薦のためのコンタクトレンズ推薦装置は、使用者装置と通信するための通信部と前記通信部と動作可能に連結されたプロセッサを含むものの、前記プロセッサは使用者イメージを撮像し、使用者によって選択された選択コンタクトレンズに対する情報を受信し、前記使用者イメージと前記選択コンタクトレンズに基づいて仮想イメージを生成するように具現され得る。
【0014】
一方、前記使用者イメージは第1撮像イメージおよび第2撮像イメージを含み、前記第1撮像イメージは使用者の顔に対するイメージであり、前記第2撮像イメージは使用者の目に対するイメージであり、前記使用者イメージは使用者の目の情報を含み、前記使用者の目の情報は瞳孔情報、虹彩情報を含むことができる。
【0015】
また、前記仮想イメージは仮想の目のイメージを含み、前記仮想の目のイメージは前記使用者の目の情報およびコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて生成され得る。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、使用者によって選択された選択コンタクトレンズの使用者着用時の仮想イメージが提供され得る。
【0017】
また、本発明によると、使用者の目の情報とコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて使用者にリアルタイムでコンタクトレンズを着用時の仮想イメージが提供され、使用者の着用時の視覚的効果がより優れているコンタクトレンズが推薦され得る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の実施例に係るコンタクトレンズ推薦装置を示した概念図である。
図2】本発明の実施例に係る使用者イメージ撮像部の撮像方法を示した概念図である。
図3】本発明の実施例に係る仮想イメージ生成部の仮想イメージ生成動作を示した概念図である。
図4】本発明の実施例に係る使用者イメージ生成方法を示した概念図である。
図5】本発明の実施例に係る仮想イメージリアルタイム処理技術を示した概念図である。
図6】本発明の実施例に係る仮想イメージリアルタイム処理技術を示した概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
後述する本発明に対する詳細な説明は、本発明が実施され得る特定の実施例を例示として図示する添付図面を参照する。このような実施例は、当業者が本発明を充分に実施できるように詳細に説明される。本発明の多様な実施例は互いに異なるが相互排他的である必要はないということが理解されるべきである。例えば、本明細書に記載されている特定形状、構造および特性は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく一実施例から他の実施例に変更されて具現され得る。また、それぞれの実施例内の個別構成要素の位置または配置も、本発明の精神と範囲を逸脱することなく変更され得ることが理解されるべきである。したがって、後述する詳細な説明は限定的な意味として行われるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲の請求項が請求する範囲およびそれと均等なすべての範囲を包括するものと受け入れられるべきである。図面で類似する参照符号は多様な側面にわたって同一または類似する構成要素を示す。
【0020】
以下では、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できるようにするために、本発明の多様な好ましい実施例に関して添付された図面を参照して詳細に説明することにする。
【0021】
図1は、本発明の実施例に係るコンタクトレンズ推薦装置を示した概念図である。
【0022】
図1では、使用者のコンタクトレンズ着用時のイメージを仮想で提供して、使用者のコンタクトレンズの選択を助けるためのコンタクトレンズ推薦装置が開示される。
【0023】
図1を参照すると、コンタクトレンズ推薦装置は、コンタクトレンズ情報提供部100、使用者イメージ撮像部110、仮想イメージ生成部120、コンタクトレンズ推薦部130およびプロセッサ140を含むことができる。
【0024】
コンタクトレンズ情報提供部100はコンタクトレンズ情報を提供するために具現され得る。コンタクトレンズ情報はコンタクトレンズの機能情報およびコンタクトレンズの色相情報、コンタクトレンズの模様情報などを含むことができる。
【0025】
コンタクトレンズの機能情報はコンタクトレンズのベースカーブ、コンタクトレンズの直径、コンタクトレンズの視力度数、コンタクトレンズの乱視強度、コンタクトレンズの乱視角度に対する情報を含むことができる。
【0026】
コンタクトレンズの色相情報はコンタクトレンズの色相に対する情報を含むことができる。カラーコンタクトレンズは色相を有し、コンタクトレンズの色相情報はカラーコンタクトレンズの色相に対する情報を含むことができる。
【0027】
コンタクトレンズの模様情報はコンタクトレンズの模様に対する情報を含むことができる。
【0028】
コンタクトレンズの色相とコンタクトレンズ模様は単一色相、単一模様であってもよいが、複数の色相と複数の模様が一つのコンタクトレンズ上で多様に組み合わせられてもよい。
【0029】
コンタクトレンズの色相とコンタクトレンズの模様の組み合わせはコンタクトレンズグラフィックという用語で表現され得る。コンタクトレンズの色相とコンタクトレンズの模様の組み合わせに対する情報はコンタクトレンズグラフィック情報という用語で表現され得る。
【0030】
一つのコンタクトレンズは少なくとも一つのコンタクトレンズグラフィックを含むことができる。例えば、一つのコンタクトレンズは第1コンタクトレンズグラフィック、第2コンタクトレンズグラフィック、第3コンタクトレンズグラフィックを含むことができる。
【0031】
コンタクトレンズグラフィックそれぞれは、コンタクトレンズの中心を基準として「○」の形状を有し、コンタクトレンズの中心を基準として外郭に行くほど第1コンタクトレンズグラフィック、第2コンタクトレンズグラフィック、第3コンタクトレンズグラフィックが位置し、第1コンタクトレンズグラフィック、第2コンタクトレンズグラフィックおよび第3コンタクトレンズグラフィックに行くほど「○」の形状の直径は大きくなり得る。
【0032】
使用者イメージ撮像部110は使用者イメージを撮像するために具現され得る。本発明では、使用者の顔に使用者によって選択されたコンタクトレンズ着用時の仮想イメージが提供されるため、使用者イメージ撮像部110による使用者の顔イメージの獲得が必要である。また、使用者イメージ撮像部110はコンタクトレンズ着用後のイメージに対する提供が必要であるため、使用者の目に対するより具体的な撮像が必要となり、このために使用者の目に対する追加的な撮像が進行されてもよい。
【0033】
仮想イメージ生成部120は使用者が選択したコンタクトレンズ着用時のイメージを提供するために具現され得る。仮想イメージ生成部120は使用者イメージ撮像部110により撮影された使用者イメージと使用者によって選択されたコンタクトレンズイメージを結合して仮想イメージを生成することができる。
【0034】
コンタクトレンズ推薦部130は使用者イメージに基づいて使用者に似合うコンタクトレンズを推薦するために具現され得る。
【0035】
プロセッサ140はコンタクトレンズ情報提供部100、使用者イメージ撮像部110、仮想イメージ生成部120、コンタクトレンズ推薦部130の動作を制御するために具現され得る。
【0036】
図2は、本発明の実施例に係る使用者イメージ撮像部の撮像方法を示した概念図である。
【0037】
図2では、使用者イメージ撮像部の使用者イメージ撮像方法が開示される。
【0038】
図2を参照すると、使用者イメージ撮像部は第1撮像動作210と第2撮像動作220を遂行できる。
【0039】
第1撮像動作210は使用者の顔を撮像する動作であり、第2撮像動作220は使用者の目を撮像する動作であり得る。
【0040】
第1撮像動作210と第2撮像動作220は順次遂行されるか同時に遂行され得る。
【0041】
第1撮像動作210のために、使用者に特定の撮像角度が要請され得る。使用者の仮想イメージを最も効果的に生成するための特定の顔角度が要請され、要請された顔角度による撮像が遂行され得る。第1撮像動作210は1回の撮影ではなく多様な角度の多数回の撮影であってもよい。
【0042】
第2撮像動作220は使用者の目に対する撮影であり得る。第2撮像動作220は使用者の目に対する客体認識を通じて遂行行され得る。使用者の目に対する認識は既存に存在する多様な客体認識技術を通じて遂行され得る。第2撮像動作220は使用者の目を撮像するために、使用者に接近を要請して使用者に接近後に目に対する撮影を遂行できる。
【0043】
第1撮像動作210の結果である第1撮像イメージ215と第2撮像動作220の結果である第2撮像イメージ225の結合を通じて使用者イメージ250が生成され得る。使用者イメージ情報はコンタクトレンズの撮像結果を生成するための使用者の目の情報を別途に含むことができる。使用者の目の情報は瞳の大きさ情報、瞳孔情報、虹彩情報などのような使用者の目を構成しコンタクトレンズ着用時に影響を与え得る使用者の目の下位構造に対する情報を含むことができる。
【0044】
図3は、本発明の実施例に係る仮想イメージ生成部の仮想イメージ生成動作を示した概念図である。
【0045】
図3では、使用者イメージ情報と使用者によって選択されたコンタクトレンズ情報に基づいて仮想イメージを生成する仮想イメージ生成部の動作が開示される。
【0046】
図3を参照すると、使用者の目の情報310と選択コンタクトレンズのコンタクトレンズグラフィック情報320に基づいて仮想イメージ350が生成され得る。
【0047】
具体的には、使用者の目の情報310とコンタクトレンズのコンタクトレンズグラフィック情報320に基づいて仮想の目のイメージ330が生成され、仮想の目のイメージ330と第1撮像イメージ340が結合されてコンタクトレンズ着用時の仮想イメージ350が生成され得る。
【0048】
前述した通り、使用者の目の情報310は瞳孔情報、虹彩情報を含むことができる。瞳孔情報および虹彩情報それぞれは瞳孔および虹彩それぞれの色および形に対する情報を含むことができる。また、コンタクトレンズグラフィック情報320はコンタクトレンズに含まれた少なくとも一つのコンタクトレンズグラフィックそれぞれの色、形、直径に対する情報を含むことができる。
【0049】
仮想の目のイメージ330を生成するために瞳の中心が決定され得る。瞳の中心は瞳上でコンタクトレンズグラフィックの位置を決定するために獲得され得る。瞳の中心を基準として瞳孔領域と虹彩領域および虹彩外郭領域が区分され、コンタクトレンズグラフィックの位置が決定され得る。
【0050】
少なくとも一つのコンタクトレンズグラフィックは虹彩領域および虹彩外郭領域それぞれでのみ位置してもよく、虹彩領域および虹彩外郭領域上で同時に位置してもよい。すなわち、少なくとも一つのコンタクトレンズグラフィックの位置は使用者の目の特性により変わり得る。
【0051】
使用者1の場合、第1コンタクトレンズグラフィックが虹彩領域に位置し、第2コンタクトレンズグラフィックが虹彩領域に位置し、第3コンタクトレンズグラフィックは虹彩領域と虹彩外郭領域に同時に位置することができる。使用者2の場合、第1コンタクトレンズグラフィックが虹彩領域に位置し、第2コンタクトレンズグラフィックが虹彩領域と虹彩外郭領域に位置し、第3コンタクトレンズグラフィックは虹彩外郭領域に位置することができる。
【0052】
虹彩領域および虹彩外郭領域上でコンタクトレンズグラフィックの位置が決定された後、使用者の目の情報310とコンタクトレンズグラフィック情報320に基づいて仮想の目のイメージ330が生成され得る。
【0053】
仮想の目のイメージ330は複数の下位の仮想の目のイメージの結合であり得、複数の下位の仮想の目のイメージ333、336、339は瞳孔領域と虹彩領域または虹彩外郭領域それぞれに対して生成され得る。
【0054】
瞳孔領域に対する下位の仮想の目のイメージは第1下位の仮想の目のイメージ333、虹彩領域に対する下位の仮想の目のイメージは第2下位の仮想の目のイメージ336、虹彩外郭領域に対する下位の仮想の目のイメージは第3下位の仮想の目のイメージ339であり得る。
【0055】
下位の仮想の目のイメージは複数個のコンタクトレンズグラフィックが位置する下位の仮想の目のイメージ(複合)370と一つのコンタクトレンズグラフィックのみが位置する下位の仮想の目のイメージ(単独)360に区分され得る。
【0056】
下位の仮想の目のイメージ(単独)360は領域内で別途の区分なしに使用者の目の情報と領域に対応するコンタクトレンズグラフィック情報を結合して生成され得る。
【0057】
下位の仮想の目のイメージ(複合)370はコンタクトレンズグラフィック領域を区分して使用者の目の情報と領域に対応するコンタクトレンズグラフィック情報を結合して生成され得る。例えば、虹彩外郭領域上に第2コンタクトレンズグラフィックと第3コンタクトレンズグラフィックが位置することができ、第2コンタクトレンズグラフィックが位置した領域と第3コンタクトレンズグラフィックが位置した領域を区分して下位の仮想の目のイメージ(複合)370が生成され得る。
【0058】
より具体的には、下位の仮想の目のイメージは虹彩色および形とコンタクトレンズグラフィックに対応する色と形の結合時の形と色に基づいて決定され得る。
【0059】
複数の下位の仮想の目のイメージが結合されて仮想の目のイメージが生成され得、仮想の目のイメージは第1撮像イメージと結合されてコンタクトレンズ着用時の仮想イメージが生成され得る。
【0060】
図4は、本発明の実施例に係る使用者イメージ生成方法を示した概念図である。
【0061】
図4では、仮想の目のイメージと第1撮像イメージの結合を通じてコンタクトレンズ着用時の仮想イメージを生成する方法が開示される。
【0062】
図4を参照すると、仮想の目のイメージは一部補正されて第1撮像イメージ410と結合され得る。
【0063】
第1撮像イメージ410は使用者の撮影角度、撮影時の環境(光量など)によって互いに異なる特性を有することになり、このような撮像時の特性を考慮せずに仮想の目のイメージが結合される場合、仮想イメージ上で歪んだ目のイメージが提供され得る。
【0064】
したがって、イメージ上の歪みをなくすために、第1撮像イメージ情報を考慮して仮想の目のイメージに対する補正が遂行され得る。
【0065】
まず、撮影角度420を考慮して特定撮影角度での仮想の目のイメージに対する補正が遂行され得る。
【0066】
仮想の目のイメージが3D(dimension)モデルで生成され、3Dモデルの基準として使用者の撮影角度を考慮して仮想の目のイメージが補正され得る。
【0067】
次に、撮影環境430を考慮して特定撮影環境での仮想の目のイメージに対する補正が遂行され得る。例えば、仮想の目のイメージは特定撮影環境上での光の量を考慮して補正され得る。
【0068】
このような補正を通じて仮想の目のイメージがより自然に第1撮像イメージ410と結合されて仮想イメージ440を生成することができる。
【0069】
本発明の実施例によると、第1撮像イメージ410と結合せず、仮想の目のイメージのみ別途に3Dモデリングしてプラットホーム上で提供されてもよい。使用者は多様な角度に回転しながら仮想の目のイメージに対する情報のみを獲得することができる。
【0070】
図5は、本発明の実施例に係る仮想イメージリアルタイム処理技術を示した概念図である。
【0071】
図5では、仮想イメージをリアルタイムで提供するための方法が開示される。
【0072】
図5を参照すると、仮想イメージをリアルタイムで提供するためには、使用者の目の情報とコンタクトレンズグラフィック情報に基づいて生成された仮想の目のイメージが速やかに提供されなければならない。コンタクトレンズ推薦装置は予め生成された仮想の目のイメージのうち、使用者の目の情報と最も似合う仮想の目のイメージをリアルタイムで提供することができる。
【0073】
複数の使用者の目の情報をグルーピングして予め生成された仮想の目のイメージは仮想の目のイメージ(リアルタイム)530という用語で表現され得る。使用者の目の情報である瞳孔情報、虹彩情報によりグルーピングして使用者の目のグループ510が生成され得、使用者の目の情報(グループ)500は使用者の目のグループ510に対応する瞳孔情報、虹彩情報であり得る。
【0074】
具体的には、仮想の目のイメージ(リアルタイム)530は使用者の目の情報(グループ)500とコンタクトレンズグラフィック情報520に基づいて生成され得る。
【0075】
使用者の目の情報に基づいて使用者の目の情報(グループ)500が決定され、使用者によって選択された選択コンタクトレンズのコンタクトレンズグラフィック情報に対応する仮想の目のイメージ(リアルタイム)530がリアルタイムで提供され得る。
【0076】
使用者の目のグループ510と使用者の目の情報(グループ)500はコンタクトレンズグラフィック情報520により異なるように決定され得る。
【0077】
例えば、コンタクトレンズグラフィック情報520のうち、コンタクトレンズグラフィックの色相および形によって特定瞳孔情報、特定虹彩情報に対するコンタクトレンズグラフィック変化度550が互いに異なり得る。コンタクトレンズグラフィック変化度550は、使用者の目の情報によってコンタクトレンズ着用時に外部から見えるコンタクトレンズグラフィックの変化の大きさに対する情報であり得る。コンタクトレンズグラフィック変化度550はコンタクトレンズに対応する複数のコンタクトレンズグラフィックそれぞれを考慮して決定され得るものの、最も外郭に位置したコンタクトレンズグラフィックに最も高い加重値を設定して決定され得る。
【0078】
コンタクトレンズグラフィック変化度550はコンタクトレンズの色相、コンタクトレンズの模様、コンタクトレンズグラフィック直径および/またはコンタクトレンズグラフィック加重値を考慮して決定され得る。
【0079】
コンタクトレンズの色相は虹彩色と対比して、虹彩色と類似度が相対的に低いほどグラフィック変化度550が相対的に大きく設定され得る。
【0080】
コンタクトレンズの模様はコンタクトレンズグラフィック面積対比模様が相対的に多いほどグラフィック変化度550が相対的に大きく設定され得る。
【0081】
コンタクトレンズグラフィック直径が相対的に大きいほどコンタクトレンズグラフィック変化度550が相対的に大きく設定され、複数のコンタクトレンズグラフィックが含まれる場合、外郭に位置したコンタクトレンズグラフィックであるほど色相に対する高い加重値を設定してグラフィック変化度550が相対的に大きく設定され得る。
【0082】
例えば、コンタクトレンズグラフィックの第1色相と第1形の場合、使用者の虹彩色の変化によりコンタクトレンズグラフィック変化度550が相対的に大きくてもよく、コンタクトレンズグラフィックの第2色相と第2形の場合、使用者の虹彩色の変化によりコンタクトレンズグラフィック変化度550が相対的に小さくてもよい。
【0083】
したがって、コンタクトレンズグラフィックの色相と形を考慮して、コンタクトレンズグラフィック変化度550が相対的に高いコンタクトレンズグラフィックに対しては使用者の目のグループが相対的に多く設定され得、その反対に、コンタクトレンズグラフィック変化度550が相対的に低いコンタクトレンズグラフィックに対しては使用者の目のグループ510が相対的に少なく設定され得る。使用者の目のグループ510の設定を通じてすぐに使用者にリアルタイムで使用者の目のイメージが提供され得る。
【0084】
本発明の実施例によると、速やかに使用者に仮想イメージを提供するために、1次的には仮想の目のイメージ(リアルタイム)を利用して仮想イメージ(リアルタイム)を提供し、同時に前述した仮想イメージ生成過程を経て実際の使用者の目の情報を獲得して使用者の目の情報に基づいて個別的に生成した仮想の目のイメージを提供することができる。
【0085】
使用者は使用者装置を通じて、1次的には使用者の目の情報(グループ)500に基づいて生成された仮想イメージ(リアルタイム)の提供を受け、次に実際の本人の使用者の目の情報を基盤とした仮想イメージの提供を受けることができる。すなわち、使用者が該当ページに臨界時間未満留まる場合は仮想イメージ(リアルタイム)の提供を受け、臨界時間以上留まる場合は実際の本人の使用者の目の情報を基盤とした仮想イメージの提供を受けることができる。
【0086】
または、本発明の実施例によると、使用者の目のグループ510を生成時、虹彩に対する情報のみを基盤とした使用者の目のグループ(虹彩)と虹彩および瞳孔に対する情報を基盤とした使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)が別途に生成されて仮想の目のイメージ(リアルタイム)(虹彩)、仮想の目のイメージ(リアルタイム)(虹彩、瞳孔)が生成され得る。使用者の目のグループ(虹彩)と使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)の生成方法は後述される。
【0087】
使用者の目で最も特徴を有しコンタクトレンズの着用時に変化をもたらし得る虹彩のみに基づいて生成された仮想の目のイメージ(リアルタイム)(虹彩)が一次的に提供され、その後、2次的に仮想の目のイメージ(リアルタイム)(虹彩、瞳孔)が提供され、最後に実際の使用者の使用者の目の情報を基盤とした仮想イメージが提供され得る。
【0088】
これだけでなく、本発明ではよりはやい使用者の目のグループ(虹彩)の決定のために、使用者の接続地域(国)に対する判断が追加的に遂行され得る。接続地域(国)に居住する使用者が有する使用者の目の情報の特性を考慮して、よりはやく使用者の目のグループ(虹彩)と使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)が決定され得る。
【0089】
図6は、本発明の実施例に係る仮想イメージリアルタイム処理技術を示した概念図である。
【0090】
図6では、仮想イメージをリアルタイムで提供するための使用者の目のグループおよび使用者の目の情報(グループ)を決定するための方法が開示される。
【0091】
図6を参照すると、使用者の目のグループを決定するために、使用者の目の情報に含まれる瞳孔情報、虹彩情報を基盤としたグルーピングが遂行され得る。
【0092】
虹彩情報は第1特徴ベクトルで生成され、第1特徴ベクトルは(虹彩色のフィーチャー、虹彩の模様のフィーチャー、虹彩の大きさフィーチャー)であり得る。
【0093】
瞳孔情報は第2特徴ベクトルで生成され、第2特徴ベクトルは(瞳孔色フィーチャー、瞳孔の大きさフィーチャー)であり得る。
【0094】
第1特徴ベクトルと第2特徴ベクトルを基盤としたクラスタリングを通じて使用者の目のグループが形成され得る。
【0095】
本発明では、まず第1特徴ベクトルのみに基づいて1次クラスタリング610を通じて使用者の目のグループ(虹彩)615が生成され得る。第1特徴ベクトルを基盤としたクラスタリングのために、クラスタの中心は既存に獲得された使用者の目のデータを考慮して決定され得る。
【0096】
本発明の実施例によると、よりはやいクラスタリングのために、クラスタリングの遂行時にクラスタの個数およびクラスタの最初中心点がデフォルト使用者の目のデータの虹彩色相を考慮して遂行され得る。
【0097】
人種および色相によるデフォルト虹彩の色相が決定され、デフォルト虹彩の色相を最初クラスタの最初中心点と設定することができる。このようなデフォルト虹彩色相の個数および種類は、カラーコンタクトレンズの色相多様性によって互いに異なるように決定され得る。例えば、カラーコンタクトレンズの種類が多様化されるほどデフォルト虹彩の色相が相対的に多い個数で設定され、最初中心点の個数も相対的に多く設定され得る。
【0098】
また、より正確なクラスタリング結果のために、クラスタの個数が調整されてもよく、クラスタの個数は判断の対象となるカラーコンタクトレンズの色相多様性によって調整され得る。
【0099】
次に、第2特徴ベクトルを追加して第1特徴ベクトルと第2特徴ベクトルを基盤とした第2クラスタリング620を通じて使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)625が生成され得る。使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)625は2次クラスタリング620を通じて第1クラスタ内で生成され得、第1クラスタ内で瞳孔特性を考慮した追加的な分類を基盤とした第2クラスタが生成され得る。すなわち、クラスタ内のクラスタを追加的に考慮して同一類似範囲の虹彩内で瞳孔情報をさらに考慮した、より小さい単位のクラスタが生成されて使用者の目のグループ(虹彩、瞳孔)625が決定され得る。
【0100】
以上で説明された本発明に係る実施例は、多様なコンピュータ構成要素を通じて実行され得るプログラム命令語の形態で具現されてコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され得る。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、プログラム命令語、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。前記コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されるプログラム命令語は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであるか、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知となっている使用可能なものであり得る。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのような、プログラム命令語を保存し実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令語の例には、コンパイラによって作られるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使ってコンピュータによって実行され得る高級言語コードも含まれる。ハードウェア装置は本発明に係る処理を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールに変更され得、その逆も同一である。
【0101】
以上、本発明が具体的な構成要素などのような特定事項と限定された実施例および図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正と変更を試みることができる。
【0102】
したがって、本発明の思想は前記説明された実施例に限定されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなくこの特許請求の範囲と均等なまたはこれから等価的に変更されたすべての範囲は本発明の思想の範疇に属するものと言える。
図1
図2
図3
図4
図5
図6