公報発行日 2023年12月22
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本開示の細胞検出装置は、第1スリット部材は、発光部から発光された光のうち、培養容器中の細胞によって散乱した散乱光を第1遮光部によって遮光するように構成されることから、第1スリット部材の第1スリットに対応する培地の部位に細胞が存在する場合における受光部の受光強度(受光によって発生する電流値、即ち光電変換による電流値:Ip1とする)が、の部位に細胞が存在しない場合における受光部の受光強度(光電変換による電流値:Ip0とする)よりも小さくなる(Ip1<Ip0となる)。これは、の部位に細胞が存在すると、散乱光の成分が受光部によって受光されないことによる。その結果、第1スリットに対応する培地の部位における細胞の存否を、確実に検出することができる。従って、細胞が移動しない場合であれば、細胞が2次元的および/または3次元的に増殖することによって、受光部の受光強度が初期にIp0であったものが、経時的にIp1となり、さらにはIp1が小さくなっていく。これにより、培地全体に存在する細胞の数をほぼ正確に推定することができる。また、細胞が移動する場合であれば、単位時間当たり、例えば1分間当たりあるいは1時間当たりの、第1スリットに対応する培地の部位における細胞の存在確率(単位時間当たりの存在時間)、または第1スリットに対応する培地の部位を横切る単位時間当たりの細胞の数を、計測することによって、培地全体に存在する細胞の数をほぼ正確に推定することができる。
また本開示の細胞検出装置は、第1スリット部材が複数の第1スリットを有する場合、複数の第1スリット間で検出値を平均化処理することによって、より精密に計測することができる。従って、培地全体に存在する細胞の数をより正確に推定することができる。
また本開示の細胞検出装置は、受光部が第1スリット部材の底面と培養容器の底面との間に配置される場合、例えば、第1スリット部材および受光部を一体化した検出基板を培養容器に収容する構成とする場合、増殖した細胞の数が所定数を超えた場合に検出基板を培養容器から取り出し、使い捨てにすることができる。
また本開示の細胞検出装置は、第1スリット部材と受光部との間に、第2スリットおよび第2遮光部を備える第2スリット部材をさらに備え、第1スリット部材および第2スリット部材によって散乱光が遮光されることから、散乱光を遮光する効果が向上する。その結果、第1スリットおよび第2スリットに対応する培地の部位における細胞の存否を、より確実に検出することができる。
従って、本開示の細胞検出装置および細胞検出方法によれば、上述のような構成を有することによって、非常に安価で簡便に細胞増殖を検出することが可能となる。また、本発明の細胞検出装置は、非常に安価で大量に供給することができるので、使い捨て製品として使用することが可能である。使い捨て製品として使用することによって、夾雑物が培地中に混入することを防ぐことが可能となる。
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