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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-14
(45)【発行日】2023-12-22
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/50 20200101AFI20231215BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20231215BHJP
   A24F 40/60 20200101ALI20231215BHJP
【FI】
A24F40/50
A24F40/40
A24F40/60
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2022551051
(86)(22)【出願日】2021-12-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-11
(86)【国際出願番号】 KR2021018935
(87)【国際公開番号】W WO2022139295
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2022-08-24
(31)【優先権主張番号】10-2020-0180001
(32)【優先日】2020-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、チョンソプ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ミンキョ
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョ、ピョンソン
【審査官】土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-535982(JP,A)
【文献】特表2014-528718(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0310629(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A24F 40/50
A24F 40/40
A24F 40/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成物質を収容する第1コンテナと、
前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、
回転軸を中心に回転可能であり、互いに区画された複数のチャンバーを含む第2コンテナと、
前記第2コンテナの回転に対応する信号を出力する第1センサーと、
前記第1センサーから受信される信号に応じて、前記複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されるかを判断する制御部と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記複数のチャンバーが前記定位置に配置されるとき、前記第1コンテナで生成されたエアロゾルが前記複数のチャンバーのうちのいずれか一つを通過し、前記エアロゾルが通過するチャンバーを除いた残りのチャンバーは密閉することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記複数のチャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号が受信される場合、前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置されていると判断し、
前記第1センサーから受信される信号が前記複数のチャンバーのいずれか一つに対応する信号と異なる場合、前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置されていないと判断することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記複数のチャンバーのいずれか一つに対応する信号と異なる信号が受信される場合、所定の時間以内に前記第1センサーから受信される信号が変更されるかをモニタリングし、前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置されていないと判断することを特徴とする、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置される場合、前記ヒーターに電力が供給されるように制御し、
前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置されていない場合、前記ヒーターに対する電力供給が中断されるように制御することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置される場合、前記第1センサーから受信される信号に応じて、前記複数のチャンバーのうちで前記第1コンテナで生成されたエアロゾルが通過するチャンバーを決定することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
情報を出力する出力装置をさらに含み、
前記制御部は、前記複数のチャンバーが前記既設定の定位置に配置されていない場合、前記出力装置を介して、チャンバー位置を調節するように指示を出力することを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記出力装置は振動モーターを含み、
前記指示は、既設定の時間及び回数に対応する振動を含む、請求項に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
内面が前記第2コンテナの外周面に接する第1ギアと、
前記第1ギアの外周面と噛み合う第2ギアと、をさらに含み、
前記第1センサーは、前記第2ギア回転軸と同軸上に装着されたロータリースイッチであることを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記複数のチャンバーは、前記第2コンテナの回転軸の周囲に配列されることを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質または物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であることができる。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/またはコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が遂行されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、最適の品質を維持する媒質を提供するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジの交替なしに、使用者に多様な媒質を提供するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、カートリッジがデバイスに装着された状態で、使用者が媒質を適切に選択することができるエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための本発明の多様な実施例によるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を収容する第1コンテナと、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒーターと、回転軸を中心に回転可能であり、互いに区画された複数のチャンバーを含む第2コンテナと、前記第2コンテナの回転に対応する信号を出力する第1センサーと、前記第1センサーから受信される信号に応じて、前記複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されるかを判断する制御部とを含むことができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、最適の品質を維持する媒質を提供するエアロゾル生成装置を提供することができる。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジの交替なしに、使用者に多様な媒質を提供することができる。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジが本体に装着された状態で、使用者が媒質を適切に選択することができる。
【0011】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【0012】
本開示の前記及び他の目的、特徴及び他の特徴は添付図面を参照する以降の詳細な説明から明らかに理解可能であろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図12】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図13】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図14】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図15】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図16】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図17】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図18】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図19】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図20】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図21】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図22】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図23】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図24】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図25】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図26】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図27】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図28】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図29】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図30】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図31】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図32】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図33】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図34】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図35】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図36】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図37】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図38】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図39】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図40】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図41】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図42】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図43】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図44】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図45】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
図46】本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
図47】エアロゾル生成装置の動作についての説明に参照される図である。
図48】エアロゾル生成装置の動作についての説明に参照される図である。
図49】本開示の他の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。図面を参照する説明の簡潔さのために、同一または類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0015】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみのためのものであり、特別な意味または役割を有するものではない。
【0016】
本開示において、当業者によく知られているものは簡潔さのために省略する。添付図面は多様な技術的特徴を容易に理解することができるようにするためのものであり、ここで開示する実施例は添付図面に限定されないことを理解しなければならない。したがって、本開示は、添付図面に具体的に開示したものに加えて、すべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0017】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0018】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0019】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0020】
以下、図1図3及び図5及び図6に示す直交座標系を基準にエアロゾル生成装置の方向を定義する。直交座標系で、x軸方向はエアロゾル生成装置の左右方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+xに向かう方向は左側方向を、-xに向かう方向は右側方向を意味することができる。そして、y軸方向はエアロゾル生成装置の前後方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+yに向かう方向は前側方向を、-yに向かう方向は後側方向を意味することができる。そして、z軸方向はエアロゾル生成装置の上下方向と定義することができる。ここで、原点を基準に、+zに向かう方向は上側方向を、-yに向かう方向は下側方向を意味することができる。
【0021】
図1及び図2を参照すると、ハウジング10は内部に収容空間11を有することができ、一面が開放することができる。アッパーケース20はハウジング10の上部(以下、上部ハウジング13)に装着されることができる。アッパーケース20は上部ハウジング13を取り囲むことができる。オープニングOはアッパーケース20が上下に開口することによって形成されることができる。オープニングOは収容空間11と連通することができる。カートリッジ30はハウジング10が有する収容空間11に挿入されることができる。エアロゾルはカートリッジ30の内部で生成され、カートリッジ30の内部を通過して外部に排出されることができる。
【0022】
オープニングOはアッパーケース20の上面21に形成されることができる。アッパーケース20の上面21はハウジング10の上側に配置されることができる。アッパーケース20の側面22は上面21の周囲に沿って延びることができる。アッパーケース20の側面22は上部ハウジング13の側面を取り囲むことができる。ヘッドカバー23はアッパーケース20の上面21の一部であることができる。ヘッドカバー23はコンテナヘッド33の上部をカバーすることができる。
【0023】
装着溝27はアッパーケース20の側面22に形成されることができる。装着溝27はアッパーケース20の側面22の内側に形成されることができる。
【0024】
装着突起17は上部ハウジング13から外方に突出することができる。装着突起17は上部ハウジング13の側面から外方に突出することができる。
【0025】
装着突起は装着溝27に挿入されることができる。装着突起17と装着溝27とは互いに対応する位置に形成されることができる。装着突起17及び装着溝27のそれぞれは複数が形成されることができる。
【0026】
カートリッジ30は前記収容空間11に配置されることができる。カートリッジ30は、第1コンテナ31及び第2コンテナ32を含むことができる。第1コンテナ31は液体を収容するチャンバーを含むことができる。第2コンテナ32は媒質を収容するチャンバーを含むことができる。
【0027】
第2コンテナ32は媒質を収容するチャンバーを含むことができる。第2コンテナ32は第1コンテナ31に連結または結合されることができる。第2コンテナ32は第1コンテナ31の上側に配置されることができる。
【0028】
第2コンテナ32は第1コンテナ31に回転可能に連結または結合されることができる。第2コンテナ32は第1コンテナ31の上側に配置されることができる。第1コンテナ31と第2コンテナ32とは互いにほぼ同じ直径を有することができる。
【0029】
第1ガイドスリット316は第1コンテナ31の外周面に形成されることができる。第1ガイドスリット316は第1コンテナ31の外周面から内側に陥没して形成されることができる。第1ガイドスリット316は上下方向に長く延設されることができる。第1ガイドスリット316は第1コンテナ31の外周面の上端から下端まで延びることができる。以下、第1ガイドスリット316は第1ガイドレール316ともいう。
【0030】
第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の外周面に形成されることができる。第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の外周面から内側に陥没して形成されることができる。第2ガイドスリット326は上下方向に長く延設されることができる。第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の外周面の所定の高さから下端まで延びることができる。以下、第2ガイドスリット236は第2ガイドレール326ともいう。
【0031】
第2コンテナ32が回転して所定の位置に位置すれば、第2ガイドスリット326は第1ガイドスリット316と一列に整列されることができる。前記所定の位置で、第2ガイドスリット326の下端は第1ガイドスリット316の上端と連結されることができる。
【0032】
第2ガイドスリット326は、下側に行くほど徐々に広くなる部分を含むことができる。第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の下端で最大幅を有することができる。第2ガイドスリット326は下端から上側に行くほど幅が徐々に小さくなり、所定の高さから一定した幅を維持することができる。第2ガイドスリット326の下端の幅は第1ガイドスリット316の上端の幅と同一であることができる。第1ガイドスリット316は下端の幅及び/または上端の幅が一番大きいことができる。
【0033】
第1ガイドスリット316は第1コンテナ31の円周方向に沿って複数が配列されることができる。第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の円周方向に沿って複数が配列されることができる。
【0034】
ガイドスリット316、326はガイドレール、ガイドチャネルまたはガイド溝と言える。
【0035】
固定溝317は第1コンテナ31の外周面に形成されることができる。固定溝317は第1コンテナ31の外周面から内側に陷沒することができる。固定溝317は第1ガイドスリット316から離隔した位置に形成されることができる。固定溝317は第1ガイドスリット316から外側に離隔した位置に形成されることができる。収容空間11の下部に形成された固定突起117は固定溝317に挿入されることができる(図3参照)。
【0036】
固定溝317はシリンダー310の円周方向に長く延びることができる。固定溝317の長さは幅より大きくもよい。固定突起117は固定溝317に対応する長さ及び幅を有することができる。
【0037】
固定溝317は複数が備えられることができる。固定溝317は、相対的に下側に位置する第1固定溝317と第1固定溝317より相対的に上側に位置する第2固定溝317とを含むことができる。第2固定溝317は第1固定溝317より第2コンテナ32に近くに配置されることができる。第1固定溝317と第2固定溝317とは円周方向に互いに離隔した位置に配置されることができる。
【0038】
第1固定溝317は複数が備えられることができる。第2固定溝317は複数が備えられることができる。
【0039】
これとは違い、第1コンテナ31の外周面に固定突起が形成され、収容空間11の下部に固定溝が形成されることもできる。第1コンテナ31の外周面に形成された固定突起が収容空間11の下部に形成された固定溝に挿入されることができる。
【0040】
以下、第1コンテナ31の外周面に形成された固定溝317または固定突起を第1回転制限部317といい、収容空間11の下部に形成された固定突起117または固定溝を第2回転制限部117とも言う。
【0041】
一方、カートリッジ30は、第2コンテナ32の上側に位置するコンテナヘッド33を含むことができる。コンテナヘッド33は第2コンテナ32の外周面に沿って上側に延びることができる。コンテナヘッド33は上側部が開放した形状を有することができる。コンテナヘッド33は側面部の一部が開放することができる。コンテナヘッド33は上側部と側面部とが「L」字形に連続して開放することができる。
【0042】
係合突起337はコンテナヘッド33の外側面に形成されることができる。係合突起337はコンテナヘッド33の外側面から突出することができる。係合突起337は一側面から外側に突設されることができる。係合突起337は収容空間11の上側に形成された係合溝137に係合されることができる(図5参照)。
【0043】
一方、カートリッジ30は、コンテナヘッド33にピボット可能に連結または結合されるマウスピース34を含むことができる。マウスピース34は、内部に吸入流路343(図3参照)が形成されることができる。吸入流路343は第2吸入口341及び第2吐出口342と連通することができる(図5参照)。吸入流路343は、便宜上流路343あるいは第2流路343と言える。
【0044】
マウスピース34はコンテナヘッド33の開口した部分から外部に露出されることができる。マウスピース34が収容空間11に挿入されれば、マウスピース34はアッパーケース20のオープニングOを通して外部に露出されることができる。マウスピース34はオープニングOに対応する形状を含むことができる。マウスピース34はオープニングOの内側でピボット動作することができる。
【0045】
シーリングキャップ35はマウスピース34から外部に突出することができる。シーリングキャップ35はマウスピース34の一側に結合されることができる。シーリングキャップ35はマウスピース34のピボット方向に突出するように配置されることができる。
【0046】
着座部14は上部ハウジング13に形成されることができる。着座部14は上部ハウジング13から下側に陥没することができる。着座部14はマウスピース34に対応する形状を有することができる。カートリッジ30が収容空間11内に配置されているとき、マウスピース34がピボット動作して一定の位置に到逹すれば、マウスピース34は着座部14に着座して収容されることができる。
【0047】
着脱溝347はマウスピース34の側面から内側に陥没して形成されることができる。着脱突起147は着座部14の側面から内側に突設されることができる。着脱突起147は着脱溝347に着脱可能に挿入されることができる。マウスピース34がピボット動作して着座部14に着座すれば、着脱突起147は着脱溝347に挿入され、マウスピース34は着座した位置に固定されることができる。マウスピース34が反対方向にピボット動作すれば、着脱突起147は着脱溝347から分離され、マウスピース34は着座部14から離脱することができる。
【0048】
ダイヤル43はハウジング10の内部に回転可能に配置されることができる。ダイヤル43は、少なくとも一部がハウジング10の外部に露出されることができる。ダイヤル43は上部ハウジング13に隣接して配置されることができる。ダイヤル43は回転して第2コンテナ32を回転させることができる。
【0049】
図3を参照すると、カートリッジ30はハウジング10の収容空間11(図2参照)に上下方向に長く挿入されることができる。バッテリー50はハウジング10の内部に収容され、収容空間11と並んで配置されることができる。ギアアセンブリー40はハウジング10の内部に収容され、バッテリー50の上側に配置されることができる。着座部14は収容空間11と並んで配置されることができる。着座部14はバッテリー50の上側に配置されることができる。
【0050】
第1コンテナ31は、内部に液状チャンバー311と、蒸発チャンバー312とを含むことができる。気化前製剤は液状チャンバー311に収容されることができる。気化前製剤は液体であってもよい。芯313は蒸発チャンバー312の内部に配置されることができる。芯313は前後方向に長く形成されることができる。ヒーター314は蒸発チャンバー312の内部に配置されることができる。ヒーター314は芯313の周辺に配置されて芯313を加熱することができる。ヒーター314は芯313を取り囲み、コイル状を有することができる。
【0051】
気化前製剤は液状チャンバー311から芯313に吸収され、蒸発チャンバー312に流入することができる。ヒーター314は芯313を加熱することで、芯313に吸収された気化前製剤を蒸発させてエアロゾルを形成させることができる。
【0052】
蒸発流路318は蒸発チャンバー312と連通することができる。蒸発流路318は蒸発チャンバー312の上側に形成されることができる。蒸発流路318は芯313及びヒーター314の上側に位置することができる。蒸発流路318は上下方向に長く配置されたコンテナ軸325の長手方向に位置することができる。蒸発流路318は前記コンテナ軸325の延長線上に位置することができる。
【0053】
第2コンテナ32は互いに区分された複数のチャンバー321、322を含むことができる。複数のチャンバー321、322のそれぞれは第1顆粒チャンバー321と第2顆粒チャンバー322と言える。以下では、便宜上第1及び第2顆粒チャンバー321、322についてのみ説明するが、第2コンテナ32は個数の制限なしに互いに区分された複数のチャンバー321、322、...を含むことができる。例えば、複数のチャンバー321、322、...は4個であってもよい。
【0054】
第2コンテナ32は上下方向に長く配置されたコンテナ軸325を中心に回転することができる。コンテナ軸325は第2コンテナ32の中心に配置されることができる。コンテナ軸325は上下方向に配置されることができる。コンテナ軸325は第2コンテナ32を回転可能に支持することができる。第2コンテナ32はコンテナ軸325を中心に回転することができる。
【0055】
コンテナ軸325は上下方向に延びた回転軸3251を含むことができる。コンテナ軸325は第1コンテナ31の上部に配置される第1ディスク3253を含むことができる。回転軸3251と第1ディスク3253とは互いに連結されることができる。回転軸3251と第1ディスク3253は一体に形成されることができる。第1ディスク3253は第1フランジ3253と言える。
【0056】
コンテナ軸325は第1コンテナ31に結合または接着されることができる。コンテナ軸325は第1コンテナ31に固定されることができる。第1ディスク3253は第1コンテナ31の上部に配置されることができる。第1ディスク3253は第1コンテナ31と結合または接着されることができる。第1ディスク3253は第1コンテナ31に固定されることができる。
【0057】
第1ディスクホール3259は第1ディスク3253に形成されることができる。第1ディスクホール3259は第1連結流路319と連結されるか(connected)または連通する(communicated)ことができる。第1ディスクホール3259は第2コンテナ32の回転位置によって下部チャンバーホール323と連通することができる。
【0058】
回転軸3251は第2コンテナ32の内側に配置されることができる。回転軸3251は複数のチャンバー321、322の間に配置されることができる。回転軸3251は第2コンテナ32の中心に配置されることができる。第2コンテナ32は回転軸3251を中心に回転することができる。
【0059】
回転軸3251は上下方向に延びることができる。回転軸3251は第1ディスク3253から上側に突出することができる。
【0060】
第2ディスク327は第2コンテナ32の上部に配置されることができる。第2ディスク327は第2コンテナ32の上部をカバーすることができる。第2ディスク327は複数のチャンバー321、322の上側に配置されることができる。第2ディスク327は第2フランジ327と言える。
【0061】
第2ディスク327はコンテナ軸325と結合することができる。第2ディスク327は回転軸3251に結合されることができる。第2ディスク327は回転軸3251に固定されることができる。
【0062】
第2ディスク327はコンテナヘッド33と結合または接着されることができる。第2ディスク327はコンテナヘッド33に固定されることができる。
【0063】
第1コンテナ31とコンテナヘッド33とはコンテナ軸325を介して連結されることができる。第1コンテナ31とコンテナヘッド33とは相対的回転位置が固定されることができる。第1コンテナ31、コンテナヘッド33、及びコンテナ軸325は互いに固定されることができる。
【0064】
第2コンテナ32はコンテナ軸325を中心に回転することができる。第2コンテナ32は第1コンテナ31に対して回転することができる。第2コンテナ32はコンテナヘッド33に対して回転することができる。
【0065】
複数のチャンバー321、322はコンテナ軸325を中心に第2コンテナ32の回転方向に沿って配列されることができる。媒質は複数のチャンバー321、322の内部に収容されることができる。コンテナ軸325は第2コンテナ32の回転軸と言える。
【0066】
下部チャンバーホール323は第1顆粒チャンバー321の下部に形成されることができる。下部チャンバーホール323は第2顆粒チャンバー322の下部に形成されることができる。上部チャンバーホール324は第1顆粒チャンバー321の上部に形成されることができる。上部チャンバーホール324は第2顆粒チャンバー322の上部に形成されることができる。
【0067】
第1コンテナ31と第2コンテナ32とは第1連結流路319を介して互いに連結されることができる。第1連結流路319は第1コンテナ31と第2コンテナ32との間に位置することができる。第1連結流路319は蒸発流路318の上側に位置して蒸発流路318と連通することができる。
【0068】
第1連結流路319は第2コンテナ32の複数のチャンバー321、322のうちのいずれか一つと連結されることができる。第1連結流路319は第2コンテナ32の複数のチャンバー321、322のうちのいずれか一つと選択的に連結されることができる。第2コンテナ32が回転するのに伴い、第1連結流路319は第2コンテナ32の複数のチャンバー321、322のうちいずれか一つと連結されることができる。第1連結流路319は第1顆粒チャンバー321の下部に形成された下部チャンバーホール323と連結されることができる。第1連結流路319は第2顆粒チャンバー322の下部に形成された下部チャンバーホール323と連結されることができる。
【0069】
複数のチャンバーのうち、第1連結流路319と連結されていない残りのチャンバーまたはチャンバー等(以下、残りのチャンバー)は密閉され、外部から空気の流入を遮断することができる。残りのチャンバーに形成されたホールは閉鎖されることができる。
【0070】
第1コンテナ31の下部には第1吸入口301(図4参照)が形成されることができる。第2コンテナ32の上部には第1吐出口302が形成されることができる。第1吸入口301は蒸発チャンバー312と連通することができる。蒸発チャンバー312は第1吸入口301の上側に位置することができる。第1吐出口302は上部チャンバーホール324と連通することができる。第1吐出口302は上部チャンバーホール324の上側に位置することができる。第2連結流路329(図5参照)は第1吐出口302及び上部チャンバーホール324と連結されることができる。第2連結流路329は第1吐出口及び上部チャンバーホール324の間に位置することができる。第1吐出口302は第2吸入口341と向き合い、吸入流路343と連通することができる。ユーザーはマウスピース34を介して空気を吸入することができる。空気は第1吐出口302を通して上側に吐き出されることができる。カートリッジ30の内部に形成された流路は第1流路またはカートリッジ流路と言える。第1流路は第1吸入口301及び第1吐出口302と連通することができる。第1吸入口301に流入した空気は第1流路を通して第1吐出口302に吐き出されることができる。第1流路は、第2コンテナ32の複数のチャンバーのうちのいずれか一つと第1コンテナ31の内部に形成された流路とが連結されることによって形成されることができる。
【0071】
カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、アッパーケース20のヘッドカバー23はコンテナヘッド33の上側に配置されることができる。ヘッドカバー23はコンテナヘッド33の上部をカバーすることができる。
【0072】
したがって、カートリッジ30が収容空間11の外部に離脱することを防止することができる。
【0073】
固定突起117は収容空間11の下部に配置され、収容空間11の内側に突設されることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、固定突起117は固定溝317(図2参照)に挿入されることができる。
【0074】
したがって、第2コンテナ32が収容空間11内で回転するとき、第1コンテナ31が一緒に回転せず、位置が固定されることができる。
【0075】
係合溝137はハウジング10の収容空間11の上側に形成されることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、係合突起337は係合溝137に係合されることができる(図5参照)。
【0076】
したがって、ユーザーは、カートリッジ30を収容空間11内に挿入するとき、カートリッジ30を正確な位置に配列することができる。
【0077】
したがって、収容空間11内で第2コンテナ32が回転するとき、コンテナヘッド33は第2コンテナ32と一緒に回転せず、位置が固定されることができる。
【0078】
ギアアセンブリー40は第2コンテナ32を回転させることができる。ギアアセンブリー40はハウジング10の内部に設けられることができる。ギアアセンブリー40は、カートリッジギア41、ダイヤルギア42、及びダイヤル43のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0079】
ダイヤルギア42はハウジングの内部に設けられることができる。ダイヤルギア42は第2コンテナ32の回転軸に平行な回転軸を有することができる。ダイヤルギア42及び/またはダイヤル43の回転軸はダイヤル軸45と言える。ダイヤルギア42のダイヤル軸45はコンテナ軸325と並んで配置されることができる。ダイヤルギア42はバッテリー50の上側に配置されることができる。ダイヤルギア42はカートリッジ30の側面に隣接して配置されることができる。ダイヤルギア42は第2コンテナ32の側面に隣接して配置されることができる。
【0080】
ダイヤルギア42はダイヤル43を回転させることによって回転することができる。ダイヤルギア42はモーター(図示せず)から動力を受けて回転することができる。
【0081】
ダイヤルギア42は第2コンテナ32と噛み合って回転することができる。ダイヤルギア42は第2コンテナ32の外周面と直接噛み合って回転することができる。
【0082】
カートリッジギア41はハウジング10の内部に回転可能に設けられることができる。カートリッジギア41は第2コンテナ32と同軸上に位置することができる。
【0083】
カートリッジギア41は内周面の内側に空間を形成するリング形状を有することができる。カートリッジギア41の内周面は収容空間11を取り囲むように配置されることができる。カートリッジギア41の内周面は第2コンテナ32の外周面と噛み合って回転することができる。ダイヤルギア42はカートリッジギア41の外周面と噛み合って回転することができる。
【0084】
ダイヤル43はハウジング10の内部に設けられることができる。ダイヤル43は、少なくとも一部がハウジング10の外部に露出されることができる。ダイヤル43はダイヤルギア42と同軸上に位置することができる。ダイヤル43はダイヤル軸45を中心にダイヤルギア42とともに回転することができる。ダイヤル軸45はコンテナ軸325と並んで配置されることができる。
【0085】
したがって、ユーザーはハウジング10の外部でダイヤル43を回転させることで、第2コンテナ32を回転させることができる。
【0086】
ダイヤル43は上部ハウジング13に設けられることができる。ダイヤル43はバッテリー50の上側に設けられることができる。
【0087】
したがって、ユーザーがエアロゾル生成装置を握った状態で便利にダイヤル43を回転させることができる。
【0088】
ロータリースイッチ44はダイヤルギア42及び/またはダイヤル43と同軸上に設けられることができる。ロータリースイッチ44はバッテリー50の上側に配置されることができる。ロータリースイッチ44は、ダイヤルギア42及び/またはダイヤル43が回転することによる位置を感知して第2コンテナ32の位置を感知することができる。
【0089】
したがって、制御部70は、ロータリースイッチ44を介して、第1連結流路319及び第1吐出口302が複数の顆粒チャンバーのうちどの顆粒チャンバーと連通しているかを感知することができる。
【0090】
バッテリー50は収容空間11の側面に配置されることができる。バッテリー50は収容空間11及び/またはカートリッジ30と並んで配置されることができる。バッテリー50はダイヤルギア42の回転軸の長手方向においてダイヤルギア42及び収容空間11に隣接して配置されることができる。
【0091】
したがって、バッテリー50の容量確保のためにバッテリー50の容積が増加しても、製品が不必要に長くならず、ユーザーの手の大きさに合うようにコンパクトな構造を有することができる。
【0092】
したがって、バッテリー50の上下側に、ギアアセンブリー40、着座部14、流動感知センサー60、振動モーター90などの構成を配置することができる空間を確保することができる。
【0093】
流動感知センサー60はバッテリー50の下側に配置されることができる。流動感知センサー60は収容空間11の下部側面と向き合うように配置されることができる。センシングホール61は流動感知センサー60と収容空間11との間に形成されることができる。流動感知センサー60は、第1吸入口301を通してカートリッジ30に流入する空気の流動を感知することができる。
【0094】
着座部14はバッテリー50の上側の上部ハウジング13に形成されることができる。着座部14はダイヤルギア42及びダイヤル43の上側に位置することができる。着座部14はダイヤルギア42の回転軸の長手方向においてダイヤルギア42及び/またはダイヤル43の上側に位置することができる。
【0095】
ソケット80はハウジング10の一面に設けられることができる。ソケット80は充電端子と連結され、バッテリー50などに電力を供給することができる。
【0096】
振動モーター90はハウジング10の内部に収容されることができる。振動モーターはハウジング10の下部に配置されることができる。振動モーター90は制御部70に隣接して設けられることができる。制御部70はバッテリー50の下側に配置されることができる。
【0097】
制御部70はハウジング10の下部に収容されることができる。制御部70は収容空間11の下側に配置されることができる。制御部70は、ヒーター314、ロータリースイッチ44、バッテリー50、流動感知センサー60、ソケット80、振動モーター90などの構成要素と電気的に連結されることができる。制御部70は電気的に連結された構成要素の動作を制御することができる。
【0098】
制御部70はヒーター314が芯313を加熱するように制御してエアロゾルを生成することができる。制御部70は流動感知センサー60を作動させることができる。制御部70は、流動感知センサー60が空気の流動を感知した情報に応じて内部構成要素の動作を制御することができる。制御部70はロータリースイッチ44から電気信号を受けることができる。制御部70は、ロータリースイッチ44から受ける電気信号に応じて各種の構成要素の動作を制御することができる。制御部70は振動モーター90を動作させてユーザーに振動を伝達することができる。
【0099】
図4を参照すると、第1コンテナ31は外面を構成するシリンダー310を含むことができる。液状チャンバー311はシリンダー310の内部に形成されることができる。蒸発流路318はシリンダー310の内側に形成されることができる。蒸発流路318は上下方向に延びた蒸発管3180の内側に形成されることができる。蒸発管3180は液状チャンバー311によって取り囲まれることができる。
【0100】
蒸発ハウジング3120は蒸発管3180の下側に延びることができる。蒸発ハウジング3120の下部は半径外方に延びてシリンダー310と連結されることができる。蒸発チャンバー312は蒸発ハウジング3120の内側に形成されることができる。蒸発チャンバー312は蒸発流路318と上下に連結されることができる。
【0101】
芯313は蒸発ハウジング3120の内側に配置されることができる。ヒーター314は蒸発ハウジング3120の内側に配置されることができる。ヒーター314は巻かれて芯313を取り囲むことができる。ヒーター314は芯313を取り囲むコイル状を有することができる。ヒーター314はコイルを含むことができる。ヒーター314はコイルヒーター314と言える。ヒーター314のコイルは芯313の外周面に巻かれることができる。
【0102】
芯ホール3121は蒸発ハウジング3120に形成されることで、液状チャンバー311と蒸発チャンバー312とを連結することができる。芯313は芯ホール3121に挿入されることができる。気化前製剤は芯ホール3121を通して芯313を濡らすことができる。
【0103】
栓36はカートリッジ30の底面を構成することができる。栓36は第1コンテナ31の下部に配置されることができる。栓36はシリンダー310の下部をカバーすることができる。栓36の外面は、上側に丸く延びてシリンダー310の外周面と連結されることができる。
【0104】
第1吸入口301は栓36を貫いて形成されることができる。第1吸入口301は蒸発チャンバー312と連結されることができる。
【0105】
第1延長部362は第1吸入口301の周囲で栓36の底361から上側に突出することができる。第1延長部362は栓36の底361から上側に延びて第1吸入口301を取り囲むことができる。第1延長部362は栓36の底361に対して段差を形成することができる。
【0106】
したがって、液状チャンバー311から気化前製剤が漏出しても第1吸入口301を通してカートリッジ30の外部に流出することを防止することができる。
【0107】
連結部365は栓36の外周部から上側に延びることができる。連結部365は円周方向に延びることができる。連結部365はシリンダー310の下部の内周面に嵌合されることができる。
【0108】
リム367は連結部365から上側に突出することができる。リム367はシリンダー310の内周面から内側に離隔することができる。
【0109】
下部シーラント37または下部シール37は栓36と蒸発チャンバー312との間に配置されることができる。下部シール37は蒸発ハウジング3120とともに蒸発チャンバー312を区画することができる。下部シール37のボディー373は蒸発ハウジング3120の下側に配置されることができる。蒸発流入口371は下部シール37を上下に貫いて形成されることができる。蒸発流入口371は下部シール37のボディー373に形成されることができる。蒸発流入口371は第1吸入口301と蒸発チャンバー312との間に位置し、第1吸入口301及び蒸発チャンバー312と連結されることができる。
【0110】
第2延長部372は下部シール37から上側に延びることができる。第2延長部372は蒸発流入口371を取り囲むことができる。第2延長部372は蒸発流入口371の周囲で下部シール37のボディー373から上側に突出することができる。第2延長部372は下部シール37の底面に対して段差を形成することができる。
【0111】
したがって、芯313に吸収された気化前製剤が蒸発流入口371を通して下側に漏出することを最小化することができる。液状チャンバー311から蒸発チャンバー312に移動した気化前製剤が蒸発流入口371及び第1吸入口301を通してカートリッジ30の外部に流出することを防止することができる。
【0112】
上部リム375は下部シール37の外周部から上側に延びることができる。上部リム375は下部シール37のボディー373の外周部から上側に延びることができる。リブ3122は蒸発ハウジング3120の下側に延びることができる。上部リム375はリブ3122とシリンダー310の内周面との間に差し込まれることができる。
【0113】
下部リム377は下部シール37の外周部から下側に延びることができる。下部リム377は栓36に形成されたリム367とシリンダー310の内周面との間に差し込まれることができる。
【0114】
上部リム375と下部リム377の外周面とは連続した面を形成することができる。上部リム375及び下部リム377はシリンダー310の内周面に接触することができる。
【0115】
以下、図3及び図4を参照して、ユーザーがマウスピース34を介して空気を吸入する場合、空気及びエアロゾルの流動を説明する。
【0116】
ユーザーがマウスピース34を介して空気を吸入すれば、空気はハウジング10の外部から流入してハウジング10とカートリッジ30との間の収容空間11を通過することができる。収容空間11とカートリッジ30との間を通過した空気は第1吸入口301を通して第1コンテナ31の内部の蒸発チャンバー312に流入することができる。流入した空気は、蒸発チャンバー312内のエアロゾルと一緒に蒸発流路318を通過することができる。蒸発流路318を通過したエアロゾルは第1連結流路319及び下部チャンバーホール323を順に経て第2顆粒チャンバー322に流入することができる。エアロゾルは第2顆粒チャンバー322の内部の媒質を通過し、上部チャンバーホール324及び第1吐出口302を順に通過することができる。第1吐出口302を通過したエアロゾルは第2吸入口341に流入し、吸入流路343を通過して第2吐出口342を通して上側に吐き出されることができる。
【0117】
図5を参照すると、第2ディスク327はコンテナ軸325に結合されるか固定されることができる。第2ティクス327は回転軸3251に結合されるか固定されることができる。
【0118】
締結ホール3271は第2ディスク327に形成されることができる。締結ホール3271は第2ディスク327の中心に形成されることができる。締結部材3278は締結ホール3271を貫くことができる。締結部材3278は回転軸3251に挿入されることができる。締結部材3278は回転軸3251と螺合することができる。締結部材3278は第2ディスク327とコンテナ軸325とを結合することができる。
【0119】
第2ディスクホール3279は第2ディスク327に形成されることができる。第2ディスクホール3279は中心から離隔した位置に形成されることができる。第2ディスクホール3279は上部チャンバーホール324と連結されるか(または連通する)ことができる。第2ディスクホール3279は複数の顆粒チャンバー321、322のいずれか一つの上部に形成された上部チャンバーホール324と連結されるかまたは連通することができる。複数の顆粒チャンバー321、322のうちのいずれか一つは上部チャンバーホール324及び第2ディスクホール3279を介して連結流路と連通することができる。
【0120】
第2ディスク327とコンテナヘッド33との間に第2連結流路329が形成されることができる。
【0121】
コンテナヘッド33は第2ディスク327に結合または接着されることができる。コンテナヘッド33は第2ディスク327に固定されることができる。
【0122】
コンテナヘッド33に第1吐出口302が形成されることができる。第1吐出口302は第2連結流路329と連通することができる。
【0123】
図5及び図6を参照すると、カートリッジギア41は第2ガイドスリット326に挿入される内周突起416を含むことができる。内周突起416はカートリッジギア41の内周面から内側に突設されることができる。内周突起416は第2ガイドスリット326に挿入されることができる。内周突起416は第2ガイドスリット326噛み合うことができる。内周突起416が第2ガイドスリット326と噛み合うことで、カートリッジギア41と第2コンテナ32とは一緒に回転することができる。
【0124】
第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の回転軸の長手方向に延びることができる。第2ガイドスリット326は内周突起416に沿ってカートリッジ30を上下方向にガイドすることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、内周突起416が第2ガイドスリット326の上端にかかることができる。第2ガイドスリット326の上端はカートリッジ30が下側にそれ以上移動することができないように制限するストッパー(stopper)として機能することができる。
【0125】
第1ガイドスリット316は第2ガイドスリット326の長手方向に延びることができる。第1ガイドスリット316と第2ガイドスリット326とは連続した面を形成し、内周突起416に沿ってカートリッジ30を上下方向にガイドすることができる。
【0126】
マウスピース34はコンテナヘッド33にピボット可能に連結または結合されることができる。図5はマウスピース34がピボット動作して第1位置に位置する場合を示し、図6はマウスピース34がピボット動作して第2位置に位置する場合を示す。
【0127】
以下、図5を参照して、マウスピース34がピボット動作して第1位置に位置する場合について説明する。
【0128】
マウスピース34がピボット動作して第1位置に位置すれば、マウスピース34は着座部14に着座することができる。マウスピース34はハウジング10の上部を閉鎖することができる。マウスピース34はアッパーケース20のオープニングOを閉鎖することができる。マウスピース34の一面はオープニングOを通して外部に露出されることができる。
【0129】
マウスピース34の吸入流路343はアッパーケース20の内側に配置されることができる。吸入流路343はカートリッジ30の長手方向に対してずれて配置されることができる。
【0130】
シーリングキャップ35はマウスピース34から下側に向かって突出することができる。シーリングキャップ35はフック形状を有することができる。シーリングキャップ35は第1吐出口302を閉鎖することができる。
【0131】
したがって、カートリッジの内部に収容された媒質、気化前製剤、及び内部構成を外部環境から保護することができる。
【0132】
シーリングキャップ35はマウスピース34のピボット方向に丸く形成された外面を有することができる。これにより、マウスピース34が第1位置にピボット動作するとき、シーリングキャップ35が第1吐出口302の周囲に形成された面にかからず、マウスピース34が第1位置にピボット動作することができる。
【0133】
以下、図6を参照して、マウスピース34がピボット動作して第2位置に位置する場合について説明する。
【0134】
マウスピース34がピボット動作して第2位置に位置すれば、マウスピース34は着座部14から離脱することができる。シーリングキャップ35は第1吐出口302から離脱して第1吐出口302を開放することができる。
【0135】
第1吐出口302と第2吸入口341とは接触することができる。マウスピース34の吸入流路343は第1吐出口302と連通することができる。マウスピース34の吸入流路343は第1吐出口302を介して第1コンテナ31及び第2コンテナ32の内部の空間と連通することができる。
【0136】
吸入流路343はカートリッジ30の長手方向に延びるように配置されることができる。吸入流路343は上下方向に延びるように配置されることができる。シーリングキャップ35は着座部14に向かって突出するように配置されることができる。
【0137】
以下、図7図9に示す直交座標系に基づいてマウスピース34の方向を定義する。座標系のFD(Forward Direction)の方向はマウスピース34の前側方向と定義することができる。RD(Rear Direction)の方向はマウスピース34の後側方向と定義することができる。LD(Lateral Direction)の方向はマウスピース34の左右方向または側面方向と定義することができる。UD(Upward Direciton)の方向はマウスピース34の上側方向と定義することができる。DD(Downward Direction)の方向はマウスピース34の下側方向と定義することができる。
【0138】
図7及び図8を参照すると、マウスピース34はマウスピース34の前後方向に長い形状を有することができる。マウスピース34は平たい形状を有することができる。第2吸入口(または、流入口)341はマウスピース34の後方に形成されることができる。第2吐出口342はマウスピース34の前方に形成されることができる。
【0139】
流路343(図6参照)はマウスピース34の内部に形成され、前後方向に延びることができる。第2吸入口341は流路343の一端に位置することができる。第2吐出口342は流路343の他端に位置することができる。マウスピース34のピボット軸355から第2吐出口342までの距離は、ピボット軸355から第2吸入口341までの距離より長くてもよい。流路343は第2流路343と言える。
【0140】
したがって、ユーザーはマウスピース34の第2吐出口342側を口に銜えて空気を吸入することができる。
【0141】
着脱溝347はマウスピース34の側面が陥没して形成されることができる。着脱溝347はマウスピース34の両側面に形成されることができる。着脱溝347は第2吸入口341より第2吐出口342に近くに位置することができる。
【0142】
マウスピース34はシーリングキャップ35を含むことができる。シーリングキャップ35はマウスピース34から外部に突出することができる。シーリングキャップ35はマウスピース34の下側に突出することができる。シーリングキャップ35はマウスピース34と一体に形成されることができる。シーリングキャップ35はマウスピース34と結合されることができる。シーリングキャップ35は第2吐出口342より第2吸入口341に近くに配置されることができる。
【0143】
マウスピース34はピボット軸355を中心にピボット動作することができる。ピボット軸355はマウスピース34のピボット方向の中心、またはピボット中心と言える。ピボット軸355はマウスピース34またはシーリングキャップ35の両側面から左右方向に突設されることができる。ピボット軸355は上下方向に垂直な方向に配置されることができる。ピボット軸355は第2吐出口342より第2吸入口341に近くに位置することができる。
【0144】
シーリングキャップ35は、マウスピース34の下側に延びる延長部352を含むことができる。シーリングキャップ35は延長部352の下端からマウスピース34の後方に延びる第1シーリング面356を含むことができる。第1シーリング面356はシーリングキャップ35の下端に外面を構成することができる。
【0145】
第1シーリング面356は、マウスピース34がピボット動作するとき、第1吐出口302の周辺に接触することができる。マウスピース34が第1位置に位置すれば、第1シーリング面356は第1吐出口302の上側に配置されて第1吐出口302を閉鎖することができる(図5参照)。マウスピース34が第1位置に位置すれば、第1シーリング面356は第1吐出口302の周囲に配置されたガスケット331(図11参照)に密着することができる。ガスケット331はドッキング部材(docking member)またはドッキングリング(docking ring)と言える。
【0146】
第1シーリング面356はマウスピース34のピボット方向に沿って丸く延びる部分を含むことができる。第1シーリング面356は、平たく形成された第1平坦部356a、及びマウスピース34のピボット方向に丸く形成された第1ラウンド部356bを含むことができる。
【0147】
第1平坦部356aは延長部352の下面を構成することができる。第1ラウンド部346bは第1平坦部356aから第2吸入口341に向かって丸く延びる面を構成することができる。第1ラウンド部356bはマウスピース34のピボット方向の中心に隣接した位置で曲率半径の中心を形成することができる。
【0148】
したがって、マウスピース34がピボット動作するとき、シーリングキャップ35の第1シーリング面356が第1吐出口302の周囲に形成された面にかからず、マウスピース34が第1及び第2位置にスムーズにピボット動作することができる。第1シーリング面356及び/またはシーリングキャップ35の末端はマウスピース34の下面から離隔してマウスピース34との間に空間Sを形成することができる。空間Sの前方及び下方は延長部352及び第1シーリング面356によって取り囲まれることができる。シーリングキャップ35の延長部352及び第1シーリング面346はフック状の断面を形成することができる。
【0149】
シーリングキャップ35は弾性素材からなることができる。例えば、シーリングキャップ35はプラスチック素材からなることができる。
【0150】
したがって、マウスピース34が第1位置に位置すれば、第1シーリング面356が第1吐出口302と接触し、空間Sが形成された方向に押されながら第1吐出口302を押圧することができる。
【0151】
マウスピース34は、マウスピースの後面を構成し、第2吸入口341を取り囲む第2シーリング面346を含むことができる。第2シーリング面346は第2吸入口341の周辺でマウスピース34の外面を形成することができる。
【0152】
第2シーリング面346は、マウスピース34がピボット動作するとき、第1吐出口302の周辺に接触することができる。マウスピース34が第2位置に位置すれば、第2シーリング面346は第1吐出口302を取り囲むように配置され、第2吸入口341は第1吐出口302と連通することができる(図6参照)。マウスピース34が第2位置に位置すれば、第2シーリング面346は第1吐出口302の周囲に配置されたガスケット331(図11参照)に密着することができる。
【0153】
第2シーリング面346は、マウスピース34のピボット方向に沿って丸く延びる部分を含むことができる。第2シーリング面346は、平たく形成された第2平坦部346a、及びマウスピース34のピボット方向に丸く形成された第2ラウンド部346bを含むことができる。第2平坦部346aは第2ラウンド部346bより上側に形成されることができる。
【0154】
第2ラウンド部346bは、マウスピース34のピボット方向に沿って丸く延びた面を形成することができる。第2ラウンド部346bは所定の曲率を有することができる。第2ラウンド部346bの曲率半径の中心は、マウスピース34のピボット方向の中心に隣接した位置に位置することができる。第2平坦部346aは、第2ラウンド部346bからマウスピース34の上側方向に平たく延びた面を形成することができる。
【0155】
したがって、マウスピース34がピボット動作するとき、マウスピース34の第2シーリング面346が第1吐出口302の周囲に形成された面にかからず、スムーズに第1及び第2位置にピボット動作することができる。
【0156】
スプリング344はマウスピース34に連結されることができる。スプリング344はシーリングキャップ35に形成されたスリット354を通過してマウスピース34の外側に露出されることができる。スプリング344の一部はマウスピース34から下側方向に露出されることができる。
【0157】
図9を参照すると、シーリングキャップ35は、内側方向に突出した組立突起359を含むことができる。組立突起359はシーリングキャップ35の内部両側面に形成されることができる。マウスピース34は、内側に陥没して形成された組立溝349を含むことができる。組立溝349はマウスピース34の両側面に形成されることができる。組立突起359は組立溝349に挿入されることができる。シーリングキャップ35はマウスピース34に組立式で結合され、マウスピース34からマウスピースの下側に突出することができる。
【0158】
マウスピース34は、側面から外側に突出したスプリング結合軸345を含むことができる。スプリング結合軸345はピボット軸355と同一軸上に形成されることができる。スプリング344はスプリング結合軸345の長手方向にスプリング結合軸345に巻き取られることができる。スプリング344の一端はマウスピース34に接触し、スプリング344の他端はマウスピース34から外部に露出されることができる。
【0159】
図10及び図11を参照すると、マウスピース34はコンテナヘッド33にピボット可能に連結または結合されることができる。シャフトホール335はコンテナヘッド33の両側に形成されることができる。ピボット軸355はシャフトホール335に挿入されることができる。マウスピース34はシャフトホール335に挿入されたピボット軸355を中心にピボット動作することができる。
【0160】
コンテナヘッド33は第2コンテナ32の外周面に沿って上側に延びたシリンダー形状を有することができる。シャフトホール335はコンテナヘッド33の上側部の両側面に形成されることができる。コンテナヘッド33は、マウスピース34が配置されるように上側が開放することができる。コンテナヘッド33は、側面部の一部が開放することができる。コンテナヘッド33は、上側部及び側面部が「L」字形に連続して開放することができる。マウスピース34はコンテナヘッド33の開放した部分に沿ってピボット動作することができる。
【0161】
コンテナヘッド33の底面に第1吐出口302が形成されることができる。第1吐出口302は第2コンテナ32の上部に形成された連結流路329と連結されることができる。カートリッジ30で生成されたエアロゾルは連結流路329を経て第1吐出口302を通して吐き出されることができる。
【0162】
ガスケット331は第1吐出口302の周辺に形成されることができる。ガスケット331はコンテナヘッド33の底面で第1吐出口302を取り囲むことができる。ガスケット331はコンテナヘッド33の底面から上側に突出することができる。ガスケット331はコンテナヘッド33の底面に固定されることができる。ガスケット331は、第2吸入口341を取り囲むように、第2吸入口341の周囲に対応する形状を有することができる。ガスケット331はゴムやシリコンなどの弾性素材から製作されることができる。
【0163】
マウスピース34が第1位置に位置すれば、ガスケット331はシーリングキャップ35の第1シーリング面356と密着することができる。マウスピース34が第2位置に位置すれば、ガスケット331は、第2吸入口341の周辺でマウスピース34の後面を構成する第2シーリング面346と密着することができる。
【0164】
コンテナヘッド33はスプリング挿入口334を含むことができる。スプリング挿入口334はコンテナヘッド33の内側に形成されることができる。スプリング挿入口334は上下に延び、上部が開口した形状を有することができる。マウスピース34の下側に露出されたスプリング344の末端はスプリング挿入口334に挿入されて固定されることができる。スプリング344はコンテナヘッド33に固定され、マウスピース34に連結され、第2位置に向けてマウスピース34を押圧することができる。スプリング344は復元力によってマウスピース34を第2位置に移動させることができる。
【0165】
コンテナヘッド33は第2コンテナ32の上側に結合されることができる。コンテナヘッド33の底面には組立口338が形成されることができる。組立ネジ328は組立口338を貫いて第2コンテナ32の上部に締結されることができる。
【0166】
図12を参照すると、内壁12はハウジング10の内部に備えられることができる。内壁12はハウジング10と別個になり、ハウジングの内部に結合(または接着)されるか、ハウジング10と一体に形成されることができる。内壁12は収容空間11を取り囲むことができる。内壁12の内周面から外側に陷沒する溝121が形成されることができる。
【0167】
コネクタ110はハウジング10の内部に配置されることができる。コネクタ110は内壁12の内側に配置されることができる。コネクタ110はカートリッジギア41の下側に配置されることができる。コネクタ110は上下方向に延びた円筒形状を有することができる。
【0168】
コネクタ110は収容空間11を取り囲むことができる。コネクタ110は収容空間11を形成することができる。コネクタ110は収容空間11の一部を形成することができる。コネクタ110の内周面の直径はカートリッジギア41の内周面の直径と同一であってもよい。コネクタ110の内周面はカートリッジギア41の内周面の延長線上に配置されることができる。
【0169】
コネクタ110は円筒状のボディー111を含むことができる。コネクタボディー111は収容空間11を取り囲むことができる。コネクタボディー111は収容空間11を形成することができる。コネクタボディー111は収容空間11の一部を形成することができる。コネクタボディー111の内周面112は収容空間11を形成することができる。コネクタボディー111の内周面112は収容空間11の一部を形成することができる。コネクタボディー111は上下方向に長く延びることができる。
【0170】
コネクタ110はハウジング10と結合することができる。コネクタ110はハウジング10に固定されることができる。外側突起113はハウジング内壁12の溝121に対応する位置に形成されることができる。外側突起113は溝121に挿入されることができる。外側突起113はコネクタ110の上部に配置されることができる。外側突起113はコネクタ110の上下方向の中心より上側に配置されることができる。外側突起113は固定突起117より上側に配置されることができる。
【0171】
外側突起113はコネクタ110から外側に突出することができる。外側突起113はコネクタボディー111から外側に突出することができる。外側突起113は下側から上側に行くほど外側に傾くことができる。
【0172】
固定突起117はコネクタ110から内側に延びることができる。固定突起117はコネクタボディー111から内側に突出することができる。固定突起117は固定溝317(図14参照)に挿入されることができる。
【0173】
図12及び図13を参照すると、カートリッジギア41はハウジング10の内部に回転可能に設けられることができる。カートリッジギア41はリング形状を有することができる(図15参照)。ギア挿入口411はカートリッジギア41の中空を構成することができる。ギア挿入口411はカートリッジギア41の内周面によって取り囲まれることができる。カートリッジギア41の内周面は収容空間11を取り囲むように配置されることができる。ギア挿入口411は収容空間11内に位置することができる。
【0174】
内周突起416はカートリッジギア41の内周面から収容空間に向かって突設されることができる。内周突起416は複数が備えられることができる。複数の内周突起416は円周方向に配列されることができる。複数の内周突起416は収容空間11の中心(上下方向に延びた仮想線)を基準にカートリッジギア41の円周方向に配列されることができる。複数の内周突起416はカートリッジギア41の回転軸を中心に円周方向に配列されることができる。内周突起416は第1及び第2ガイドスリット316、326に挿入されるように上下方向に長い形状に形成されることができる。
【0175】
収容空間11は長く延びることができる。収容空間11はカートリッジ30の長手方向に延びることができる。収容空間11は上下に延びることができる。
【0176】
内周突起416は収容空間11の長手方向に延びることができる。内周突起416は第1ガイドスリット316の長手方向に延びることができる。内周突起416は第2ガイドスリット326の長手方向に延びることができる。
【0177】
収容空間11は一面が開放することができる。収容空間11は上側が開放することができる。
【0178】
ギア挿入口411は、収容空間11の開放した一面に向かう一面が開放することができる。ギア挿入口411は、前記一面の反対側が開放することができる。ギア挿入口411は、前記一面及び前記他面が開放することができる。ギア挿入口411はカートリッジ30が挿入される方向に開放することができる。ギア挿入口411はカートリッジ30が引き出される方向に開放することができる。ギア挿入口411は、上側及び下側が開放することができる。
【0179】
内周突起416は傾斜面416a、416bを備えることができる。内周突起416は、カートリッジギア41の半径方向において、外側の長さが内側の長さより長くてもよい。内周突起416は台形を有することができる。
【0180】
傾斜面416a、416bは内周突起416の長手方向の端部に位置することができる。傾斜面416a、416bは、内周突起の長手方向の両側端部にそれぞれ位置する第1傾斜面416a及び第2傾斜面416bを含むことができる。
【0181】
第1傾斜面416aは内周突起416の長手方向の一側端部に位置することができる。第1傾斜面416aは内周突起416の端部のうち収容空間11の開放した一面側の端部に位置することができる。第1傾斜面416aは内周突起416の端部のうちギア挿入口411の一面側の端部に位置することができる。第1傾斜面416aは内周突起416の上部に位置することができる。
【0182】
第2傾斜面416bは内周突起416の長手方向の他側端部に位置することができる。第2傾斜面416bは内周突起416の端部のうち収容空間11の開放した一面の反対側端部に位置することができる。第2傾斜面416bは内周突起416の端部のうちギア挿入口411の他面(前記一面の反対面)の側端部に位置することができる。第2傾斜面416bは内周突起416の下部に位置することができる。
【0183】
第1傾斜面416aは収容空間11の開放した一面に向かうことができる。第1傾斜面416aは収容空間11の開放した一面及び収容空間11の中心に向かうことができる。第1傾斜面416aは、カートリッジ30が収容空間11に挿入される方向に行くほど収容空間11の中心に向かって傾くことができる。第1傾斜面416aは、下側に行くほど収容空間11の中心に向かって傾くことができる。
【0184】
第1傾斜面416aはギア挿入口411の開放した一面に向かうことができる。第1傾斜面416aはギア挿入口411の開放した一面及びギア挿入口411の中心に向かうことができる。第1傾斜面416aは、カートリッジ30がギア挿入口411に挿入される方向に行くほどギア挿入口411の中心に向かって傾くことができる。第1傾斜面416aは、下側に行くほどギア挿入口411の中心に向かって傾くことができる。
【0185】
第2ガイドスリット326の上端は第1傾斜面416aと向き合うことができる(図5参照)。第2ガイドスリット326の上端は第1傾斜面416aに平行に傾くことができる(図5参照)。
【0186】
第2傾斜面416bは収容空間11の開放した一面の反対側に向かうことができる。第2傾斜面416bは収容空間11の開放した一面の反対側及び収容空間11の中心に向かうことができる。第2傾斜面416bは、カートリッジ30が収容空間11から引き出される方向に行くほど収容空間11の中心に向かって傾くことができる。第2傾斜面416bは、上側に行くほど収容空間11の中心に向かって傾くことができる。
【0187】
第2傾斜面416bはギア挿入口411の開放した一面の反対側に向かうことができる。第2傾斜面416bはギア挿入口411の開放した他面に向かうことができる。第2傾斜面416bはギア挿入口411の開放した一面の反対側及びギア挿入口411の中心に向かうことができる。第2傾斜面416bは、カートリッジ30がギア挿入口411から引き出される方向に行くほどギア挿入口411の中心に向かって傾くことができる。第2傾斜面416bは上側に行くほど収容空間11の中心に向かって傾くことができる。
【0188】
したがって、カートリッジ30を収容空間11に容易に挿入することができる。
【0189】
したがって、カートリッジ30を収容空間11から容易に引き出すことができる。
【0190】
したがって、カートリッジ30をギア挿入口411に容易に挿入することができる。
【0191】
したがって、カートリッジ30をギア挿入口411から容易に引き出すことができる。
【0192】
したがって、第1ガイドスリット316と内周突起416とが整列されていない状態でもカートリッジ30を収容空間11に容易に挿入することができる。
【0193】
したがって、第1ガイドスリット316と第2ガイドスリット326とが整列されていない状態でもカートリッジ30を容易に挿入及び引き出すことができる。
【0194】
図14図16を参照すると、カートリッジ30はカートリッジギア41の内部に形成されたギア挿入口411に挿入されることができる。カートリッジ30はカートリッジギア41の回転軸方向に挿入されることができる。カートリッジギア41の回転軸方向は上下方向であることができる。
【0195】
内周突起416は第1及び第2ガイドスリット316、326に挿入されることができる。内周突起416は、第1及び第2ガイドスリット316、326に沿ってカートリッジ30が収容空間11に挿入されることをガイドすることができる。第1ガイドスリット316と第2ガイドスリット326とは内周突起416と順次接触することができる。
【0196】
第1ガイドスリット316はカートリッジ30の円周方向に複数が配列されることができる。第2ガイドスリット326はカートリッジ30の円周方向に複数が配列されることができる。内周突起416はカートリッジギア41の円周方向に複数が配列されることができる。内周突起416と第2ガイドスリット326とは互いに対応する位置に配列されることができる。複数の内周突起416のそれぞれは複数の第2ガイドスリット326のそれぞれに挿入されることができる。
【0197】
カートリッジ30の円周方向は第2コンテナ32の回転方向と同一であってもよい。カートリッジギア41の円周方向はカートリッジギア41の回転方向と同一であってもよい。第2コンテナ32の回転方向とカートリッジギア41の回転方向とは互いに同一であってもよい。
【0198】
カートリッジ30が収容空間11に完全に挿入されれば、固定突起117(図12参照)は固定溝317に挿入されることで、第1コンテナ31の位置を固定させることができる。カートリッジ30が収容空間11に完全に挿入されれば、係合突起337は係合溝137(図6参照)に挿入されることで、コンテナヘッド33の位置を固定させることができる。カートリッジ30が収容空間11に完全に挿入されれば、内周突起416は第2ガイドスリット326の上端に位置することができる。
【0199】
したがって、カートリッジギア41が回転すれば、内周突起416と第2ガイドスリット326とが噛み合うことで、第2コンテナ32が回転することができる。第2コンテナ32が回転するとき、第1コンテナ31の位置が固定されることができる。第2コンテナ32が回転するとき、コンテナヘッド33及びマウスピース34の位置が固定されることができる。
【0200】
第2ガイドスリット326は、下側に行くほど徐々に広くなる部分を含むことができる。第2ガイドスリット326は第2コンテナ32の下端で最大の幅を有することができる。第2ガイドスリット326は下端から上側に行くほど幅w2が徐々に小さくなり、所定の高さからは一定した幅w1を維持することができる。第2ガイドスリット326の下部の幅w2は、第2ガイドスリット326の上部の幅w2より大きくてもよい。
【0201】
第1ガイドスリット316の幅w3は、第2ガイドスリット326の下部と接する部分で第2ガイドスリット326の下部の幅w2と同じになることができる。第1ガイドスリット316の幅w3は第2ガイドスリット326の上部の幅w1と同じかそれより大きいことができる。
【0202】
第2ガイドスリット326は、内周突起416の幅と同じ幅を有する部分を含むことができる。第2ガイドスリット326の上部の幅w1は内周突起416の幅w0(図13参照)と同一であってもよい。第2ガイドスリット326の下部の幅w2は内周突起416の幅w0より大きくてもよい。第1ガイドスリット316の幅w3は内周突起416の幅w0より大きくてもよい。
【0203】
したがって、第1ガイドスリット316と第2ガイドスリット326とが互いに少しずれている状態であっても、カートリッジ30がギア挿入口411に挿入されるとき、内周突起416が第1ガイドスリット316及び第2ガイドスリット326の側面に沿ってスライドしながら第1ガイドスリット316と第2ガイドスリット326とを整列させることができる。
【0204】
したがって、第1連結流路319と下部チャンバーホール323とを完全に連通させることで、エアロゾルの流動効率の低減を防止することができる。
【0205】
図16及び図17を参照すると、カートリッジギア41はダイヤルギア42と噛み合って一緒に回転することができる。カートリッジギア41の回転軸とダイヤルギア42の回転軸とは平行に配置されることができる。
【0206】
第1ギア歯412はカートリッジギア41の外周面に形成されることができる。第2ギア歯422はダイヤルギア42の外周面に形成されることができる。第1ギア歯412と第2ギア歯422とは互いに噛み合って回転することができる。第1ギア歯412の高さと第2ギア歯422の高さとは同じになるように形成されることができる。
【0207】
ダイヤル43とダイヤルギア42とは互いに連結されて一緒に回転することができる。ダイヤル43とダイヤルギア42とは同軸上に配置されることができる。
【0208】
凹凸432はダイヤル43の外周面に形成されることができる。凹凸432の高さは第1ギア歯412及び第2ギア歯412の高さより低く形成されることができる。第1ギア歯412の高さと第2ギア歯422の高さとは同じになるように形成されることができる。
【0209】
ユーザーはハウジング10の外部でダイヤル43を回転させることができる(図1参照)。ユーザーがダイヤル43を回転させれば、ダイヤルギア42及びカートリッジギア41が順次回転して第2コンテナ32を回転させることができる。
【0210】
図15及び図18を参照すると、栓(cap)36はカートリッジ30の底面を構成することができる。栓36はキャップ36と言える。栓36は下側キャップ36とも言える。栓36はシリンダー310(図4参照)の下側に配置されることができる。栓36はシリンダー310に結合または接着されることができる。栓36はシリンダー310に固定されることができる。挿入口307は栓36が上側に陥没することによって形成されることができる。挿入口307は栓36の中心から離隔して配置されることができる。挿入口307は第2コンテナ32の回転軸の延長軸から離隔することができる。以下、挿入口307は挿入溝307とも言う。
【0211】
ベース16は収容空間11の下部を取り囲むことができる。挿入突起167はベース16の底面168から上側に突出することができる。挿入突起167はベース16の中心から離隔して配置されることができる。挿入突起167は第2コンテナ32の回転軸の延長軸から離隔することができる。
【0212】
挿入口307と挿入突起167とは互いに対応する位置に配置されることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、挿入突起167は挿入口307に挿入されることができる。
【0213】
挿入突起167は上側に延びた円柱(pillar)形状を有することができる。挿入突起167の上端部は上側に行くほど徐々に細くなる形状を有することができる。挿入突起167の上端部はラウンド形状に形成されることができる。
【0214】
したがって、第1コンテナ31及びカートリッジ30が指定の位置に挿入されることができる。
【0215】
したがって、挿入突起167の位置と挿入口307の位置とが完全に一致しなくても、挿入突起167の上端部と挿入口307とが接触することにより、カートリッジ30を定常位置に案内することができる。
【0216】
したがって、第2コンテナ32が回転しても、第1コンテナ31の位置が固定されることができる。
【0217】
第1端子164はベース16の底面168から上側に突出することができる。第1端子164は一対から構成され、ベース16の中心から互いに同じ間隔で離隔することができる。第1端子164は上側に延びた円柱(pillar)形状を有することができる。第1端子164はバッテリー50から電力を受けることができる。
【0218】
第2端子304は栓36の底面に形成されることができる。第2端子304は一対から構成され、栓36の中心から互いに同じ間隔で離隔することができる。第2端子304はヒーター314と電気的に連結されることができる。
【0219】
第1端子164と第2端子304とは互いに対応する位置に配置されることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入されれば、第2端子304は第1端子164と接触して互いに電気的に連結されることができる。第1端子164は、ヒーター314が芯313を加熱するように、第2端子304に電力を伝達することができる。
【0220】
図19図2と一緒に参照すると、コネクタ110は円筒状のボディー111を含むことができる。コネクタボディー111は上下方向に長く延びることができる。
【0221】
コネクタ110はカートリッジ30の回転位置を固定させる構造を有することができる。固定突起117はコネクタ110の内周面112から突出することができる。
【0222】
コネクタ110に溝114、115が形成されることができる。溝114、115はコネクタボディー111を貫くことができる。
【0223】
ネック116、118は溝114、115から突出しながら延びることができる。ネック116、118はコネクタボディー111から溝114、115に向かって延びることができる。ネック116、118は上下方向にコネクタボディー111の延長線上に位置することができる。
【0224】
固定突起117、119はネック116、118からコネクタ110の内側に向かって突出することができる。以下、固定突起117、119はヘッド117、119と言える。ヘッド117、119は固定溝317に挿入されることができる。
【0225】
ヘッド117、119は第1コンテナ31の位置を固定させることができる。カートリッジ30が収容空間11に挿入された状態でヘッド117、119は第1コンテナ31の位置を固定させることができる。第2コンテナ32が回転してもヘッド117、119が固定溝317に挿入されることにより、第1コンテナ31は回転することができない。
【0226】
コネクタ110の下部に溝114が形成されることができる。下部溝114はコネクタ110の下端に形成されることができる。
【0227】
第1ネック116は下部溝114に位置することができる。第1ネック116はコネクタボディー111から下部溝114に向かって延びることができる。
【0228】
第1ヘッド117は第1ネック116からコネクタ110の内側に向かって突出することができる。第1ヘッド117は、第1コンテナ31に形成された複数の固定溝317のうち相対的に下側に位置する固定溝317に対応する位置に配置されることができる。
【0229】
第1ヘッド117は複数が備えられることができる。複数の第1ヘッド117は円周方向に一定の間隔で離隔して配置されることができる。第1ネック116及び下部溝114は複数が備えられることができる。複数の第1ネック116は一定の間隔で離隔して配置されることができる。複数の下部溝114は一定の間隔で離隔して配置されることができる。
【0230】
下部溝114より上側に中間溝115が形成されることができる。中間溝115は円周方向に下部溝114から離隔した位置に配置されることができる。
【0231】
第2ネック118は中間溝115に位置することができる。第2ネック118はコネクタボディー111から中間溝115に向かって延びることができる。
【0232】
第2ヘッド119は第2ネック118からコネクタ110の内側に向かって突出することができる。第2ヘッド119は第1コンテナ31に形成された複数の固定溝317のうち相対的に上側に位置する固定溝317に対応する位置に配置されることができる。
【0233】
第2ヘッド119は複数が備えられることができる。複数の第2ヘッド119は円周方向に一定の間隔で離隔して配置されることができる。第2ネック118及び中間溝115はそれぞれ複数が備えられることができる。複数の第2ネック118は一定の間隔で離隔して配置されることができる。複数の中間溝115は一定の間隔で離隔して配置されることができる。
【0234】
コネクタボディー111は円筒状に形成されることができる。コネクタボディー111は上下方向に長く延びることができる。
【0235】
図20を参照すると、収容空間11はハウジング10及び上部ハウジング13の内側に形成されることができる。上部ハウジング13は収容空間11の上部を形成することができる。
【0236】
アッパーケース20は、上下に開放した側面22と、側面22の上側に配置される上面21とを含むことができる。アッパーケース20はハウジング10の上側に配置され、上部ハウジング13の外側に配置されることができる。オープニングOは上面21に形成されることができる。オープニングOは上下方向に開口することができる。収容空間11の上側は開放することができる。
【0237】
係合溝137(図3参照)は収容空間11からハウジング10の外方に陥没することができる。係合溝137は上側に開口することができる。係合溝137に係合突起337が挿入されることができる。
【0238】
傾斜面143は着座部14からカートリッジに向かって下側に傾くことができる。傾斜面143はシーリングキャップ35(図2参照)の回転(ピボット)空間を有することができる。
【0239】
係合溝137は傾斜面143から下側に陥没することができる。
【0240】
図21及び図22を参照すると、シリンダー310は上側が開口することができる。シリンダーキャップ310Cは開口したシリンダー310の上側に挿入されることができる。シリンダーキャップ310Cはインナーパート3101、アウターパート3102、及びリム3103を備えることができる。インナーパート3101はリング状の原板であってもよい。アウターパート3102はリング状の原板であってもよく、インナーパート3101の外郭に位置することができる。アウターパート3102はインナーパート3101とともに単一の原板を形成することができる。リム3103はインナーパート3101とアウターパート3102とを区画することができる。リム3103はアウターパート3102及びインナーパート3101の外面から突出するリング状の壁(wall)であってもよい。蒸発流路318はインナーパート3101に挿入されることができる。蒸発流路318はインナーパート3101を貫くことができる。
【0241】
シール3104はインナーパート3101を覆うことができる。シール3104はリング状の原板であってもよい。シール3104はインナーパート3101と接触することができ、シール3104の外周面はリム3103の内周面と接触することができる。シール3104は弾性体を含むことができる。例えば、シール3104はラバー(rubber)を含むことができる。
【0242】
図23図26を参照すると、第1コンテナ31は第2コンテナ32に対して回転することができ、第2コンテナ32と結合または連結されることができる。カップリングディスク(coupling disc)38は第1コンテナ31と第2コンテナ32との間に位置することができる。カップリングディスク38は第1コンテナ31に固定され、第2コンテナ32に対して回転することができる。
【0243】
カップリングディスク38は、ボディー381、センターホール382、結合溝383、及びダクト384を含むことができる。ボディー381は全体的に原板状を有することができる。センターホール382はボディー381の回転中心でボディー381を貫いて形成されることができる。結合溝383はカップリングディスク38の一面に形成されることができる。結合溝383は第2コンテナ32と向き合うことができる。
【0244】
ダクト384は、第1パート384aと、第2パート384bとを含むことができる。第1パート384aはセンターホール382に隣接して位置することができる。第1パート384aは、全体的に長く延びたカナル(canal)またはタブ(tub)形状を有することができる。第1パート384aの一端は閉塞することができ、第1パート384aの他端は開放することができる。第2パート384bは全体的に扇形の中空壁であってもよい。第2パート384bは第1パート384aの開放した他端と連通することができる。ダクト384の第2パート384bはセンターホール382に対して結合溝383と対向することができる。
【0245】
結合突起3253Pは第1ディスク3253の外面に形成されることができる。結合突起3253Pは複数であることができる。結合突起3253Pの個数はカップリングディスク38の結合溝383の個数に対応することができる。カップリングディスク38が第2コンテナ32に挿入されれば、結合突起3253Pは結合溝383に挿入されることができる。ダクト384の第2パート384bは第1ディスク3253のディスクホール3259に挿入されることができる。蒸発流路318を通して流動する気体はダクト384の第1パート384a及び第2パート384bを通して第2コンテナ32に流動することができる。
【0246】
図27図29を参照すると、第2コンテナ32は複数のチャンバー321、322を備えることができる。複数のチャンバー321、322は互いに区画され、第1チャンバー321a、第2チャンバー321b、第3チャンバー322a、及び第4チャンバー322bを含むことができる。回転軸325は複数のチャンバー321、322の間を貫くことができる。第1チャンバー321aは回転軸325に対して第3チャンバー322aと対向することができ、第2チャンバー321bは回転軸325に対して第4チャンバー322bと対向することができる。複数チャンバー321、322は上端及び下端が開放することができる。
【0247】
第1チャンバーボトム3211aは第1チャンバー321aの開放した下端を塞げることができる。第2チャンバーボトム3211bは第2チャンバー321bの開放した下端を塞げることができる。第3チャンバーボトム3221aは第3チャンバー322aの開放した下端を塞げることができる。第4チャンバーボトム3221bは第4チャンバー322bの開放した下端を塞げることができる。
【0248】
チャンバーチューブ3212a、3212b、3222a、3222bはチャンバーボトム3211a、3211b、3221a、3221bに形成されることができる。チャンバーチューブ3212a、3212b、3222a、3222bは全体的に中空の漏斗形状を有することができる。チャンバーチューブ3212a、3212b、3222a、3222bはこれを通して流動する気体を拡散させることができる。
【0249】
チャンバーカバーCCはチャンバーチューブ3212a、3212b、3222a、3222bが連通するホール323を備えることができ、回転軸325に対してチャンバー321、322と一緒に回転することができる。ホール323は下部チャンバーホール323と言える。チャンバーカバーCCはチャンバー321、322に固定されることができる。第1ディスク3253はチャンバーカバーCCに結合され、回転軸325に固定されることができる。第1ディスクホール3259はチャンバー321、322が回転するのに伴ってチャンバーチューブ3212a、3212b、3222a、3222b及びホールHに整列されることができる。
【0250】
図30及び図31を参照すると、チャンバールーフ3241はチャンバー321、322(図27参照)の開放した上端を覆うことができる。チャンバールーフ3241はリング状の原板であってもよい。チャンバールーフ3241は回転軸325に回転可能に結合されることができる。チャンバールーフ3241はチャンバー321、322に固定され、チャンバー321、322と一緒に回転することができる。もしくは、チャンバールーフ3241は回転軸325に固定されることができ、チャンバー321、322はチャンバールーフ3241と接触して回転することもできる。上部チャンバーホール324はチャンバールーフ3241に形成されることができる。上部チャンバーホール324は下部チャンバーホール323に個数及び/または位置が対応することができる。
【0251】
チャンバーカバー3242はチャンバールーフ3241と向き合うか対向することができる。チャンバーチューブ3243はチャンバーカバー3242とチャンバールーフ3241との間に位置することができる。チャンバーチューブ3243は中空シリンダー形状を有することができ、漏斗形状を有することもできる。チャンバールーフ3241に近いチャンバーチューブ3243の直径はチャンバーカバー3242に近いチャンバーチューブ3243の直径より小さくても良い。これにより、気体がチャンバーチューブ3243を通過しながら拡散することができる。
【0252】
図32を参照すると、第2ディスク327は、上板327aと、下板327bとを備えることができる。下板327bは第2コンテナ32の上部に結合されることができる。上板327aは下板327b上に結合されることができる。第2ディスクホール3279は上板327a及び下板327bを貫いて第2ディスク327に形成されることができる。
【0253】
シール3244はチャンバーカバー3242(図31参照)と下板327bとの間に位置し、第2ディスクホール3279の周囲を密閉することができる。シール3244は下板327bに固定され、チャンバーカバー3242と接触したままで回転することができる。
【0254】
第2コンテナ32は第2ディスク327に対して回転することができる。上部チャンバーホール324は第2ディスクホール3279に対して相対的に移動することができる。上部チャンバーホール324及び第2ディスクホール3279を通過する気体はコンテナヘッド33に形成された第1吐出口302を通過することができる。
【0255】
以下、本開示の他の実施例によるカートリッジを説明する。図1図32を参照して先に説明したものと同じ内容についての説明は省略する。
【0256】
図33を参照すると、カートリッジ300はハウジング10が有する収容空間11に挿入されることができる。エアロゾルはカートリッジ300の内部で生成され、カートリッジ300の内部を通過して外部に排出されることができる。
【0257】
カートリッジ300は前記収容空間11に配置されることができる。カートリッジ300は、第1コンテナ39及び第2コンテナ32を含むことができる。第1コンテナ39は液体を収容するチャンバーを含むことができる。
【0258】
第2コンテナ32は第1コンテナ39に連結または結合されることができる。第2コンテナ32は第1コンテナ39の上側に配置されることができる。
【0259】
第2コンテナ32は第1コンテナ39に回転可能に連結または結合されることができる。第2コンテナ32は第1コンテナ39の上側に配置されることができる。第1コンテナ39と第2コンテナ32はほぼ同じ直径を有することができる。
【0260】
第1ガイドスリット(guide slit)3916は第1コンテナ39の外周面に形成されることができる。第1ガイドスリット3916は第1コンテナ39の外周面から内側に陷沒して形成されることができる。第1ガイドスリット3916は上下方向に長く延設されることができる。第1ガイドスリット3916は第1コンテナ39の外周面の上端から下端まで延びることができる。以下、第1ガイドスリット3916は第1ガイドレール3916とも言う。
【0261】
第2コンテナ32が回転して所定の位置に位置すれば、第2ガイドスリット326は第1ガイドスリット3916と一列に整列されることができる。前記所定の位置で、第2ガイドスリット326の下端は第1ガイドスリット3916の上端と連結されることができる。
【0262】
第2ガイドスリット326の下端の幅は第1ガイドスリット3916の上端の幅と同一であってもよい。第1ガイドスリット3916は、下端の幅及び/または上端の幅が一番大きいことができる。
【0263】
第1ガイドスリット3916は第1コンテナ39の円周方向に沿って複数が配列されることができる。
【0264】
第1ガイドスリット3916はガイドレール、ガイドチャネル(guide channel)またはガイド溝(guide groove)と言える。
【0265】
固定溝3917は第1コンテナ39の外周面に形成されることができる。固定溝3917は第1コンテナ39の外周面から内側に陷沒することができる。固定溝3917は第1ガイドスリット3916から離隔した位置に形成されることができる。固定溝3917は第1ガイドスリット3916から外側に離隔した位置に形成されることができる。収容空間11の下部に形成された固定突起117(図3参照)は固定溝3917に挿入されることができる。
【0266】
固定溝3917はシリンダー391(図35参照)の円周方向に長く延びることができる。固定溝3917の長さは幅より大きくてもよい。固定突起117は固定溝3917に対応する長さ及び幅を有することができる。
【0267】
固定溝3917は複数が備えられることができる。固定溝3917は、相対的に下側に位置する第1固定溝3917と、第1固定溝3917より相対的に上側に位置する第2固定溝3917とを含むことができる。第2固定溝3917は第1固定溝3917より第2コンテナ32に近くに配置されることができる。第1固定溝3917と第2固定溝3917とは円周方向に互いに離隔した位置に配置されることができる。
【0268】
第1固定溝3917は複数が備えられることができる。第2固定溝3917は複数が備えられることができる。
【0269】
これとは違い、第1コンテナ39の外周面に固定突起が形成され、収容空間11の下部に固定溝が形成されることもできる。第1コンテナ39の外周面に形成された固定突起が収容空間11の下部に形成された固定溝に挿入されることができる。
【0270】
以下、第1コンテナ39の外周面に形成された固定溝3917または固定突起を第1回転制限部3917といい、収容空間11の下部に形成された固定突起117または固定溝を第2回転制限部117とも言う。
【0271】
ヘッド117、119(図19参照)は第1コンテナ39の位置を固定することができる。カートリッジ300が収容空間11に挿入された状態で、ヘッド117、119は第1コンテナ39の位置を固定することができる。第2コンテナ32が回転してもヘッド117、119が固定溝3917に挿入されているので、第1コンテナ39は回転することができない。
【0272】
第1ヘッド117は第1コンテナ39に形成された複数の固定溝3917のうち相対的に下側に位置する固定溝3917に対応する位置に配置されることができる。第2ヘッド119は第1コンテナ39に形成された複数の固定溝3917のうち相対的に上側に位置する固定溝3917に対応する位置に配置されることができる。
【0273】
カートリッジ300はハウジング10の収容空間11(図2参照)に上下方向に長く挿入されることができる。
【0274】
カートリッジ300は第2コンテナ32の上側に位置するコンテナヘッド33を含むことができる。
【0275】
カートリッジ300はコンテナヘッド33にピボット動作可能に連結または結合されるマウスピース34を含むことができる。カートリッジ300はシーリングキャップ35を含むことができる。
【0276】
カートリッジ300が収容空間11に挿入されれば、アッパーケース20のヘッドカバー23はコンテナヘッド33の上側に配置されることができる。
【0277】
流動感知センサー60は第1吸入口3901を通してカートリッジ300に流入する空気の流動を感知することができる。
【0278】
図34を参照すると、カートリッジ300はカートリッジギア41の内部に形成されたギア挿入口411に挿入されることができる。カートリッジ300はカートリッジギア41の回転軸方向に沿って挿入されることができる。
【0279】
内周突起416は第1及び第2ガイドスリット3916、326に挿入されることができる。内周突起416は、第1及び第2ガイドスリット3916、326に沿ってカートリッジ300が収容空間11に挿入されることをガイドすることができる。第1ガイドスリット3916及び第2ガイドスリット326は内周突起416と順次接触することができる。
【0280】
第1ガイドスリット3916はカートリッジ300の円周方向に複数が配列されることができる。
【0281】
カートリッジ300の円周方向は第2コンテナ32の回転方向と同一であってもよい。
【0282】
カートリッジ300が収容空間11に完全に挿入されれば、固定突起117(図12参照)は固定溝9317に挿入され、第1コンテナ39の位置を固定させることができる。第2コンテナ32が回転するとき、第1コンテナ39の位置が固定されることができる。
【0283】
第1ガイドスリット3916の幅w3は、第2ガイドスリット326の下部と接する部分で第2ガイドスリット326の下部の幅w2と同じになることができる。第1ガイドスリット3916の幅w3は第2ガイドスリット326の上部の幅w1と同じかそれより大きいことができる。第1ガイドスリット3916の幅w3は内周突起416の幅w0(図13参照)より大きくてもよい。
【0284】
したがって、第1ガイドスリット3916と第2ガイドスリット326とが互いに少しずれている状態であっても、カートリッジ300がギア挿入口411に挿入されるとき、内周突起416が第1ガイドスリット3916及び第2ガイドスリット326の側面に沿ってスライドしながら第1ガイドスリット3916と第2ガイドスリット326とを整列させることができる。
【0285】
したがって、第1ディスクホール3259と下部チャンバーホール323とを完全に連通させることにより、エアロゾルの流動効率の低減を防止することができる。
【0286】
栓(cap)396はカートリッジ300の底面を構成することができる。栓396はキャップ396と言える。栓396は下側キャップ396とも言える。栓396はシリンダー391(図35参照)の下側に配置されることができる。栓396はシリンダー391に結合または接着されることができる。栓396はシリンダー391に固定されることができる。挿入口3907は栓396から上側に陷沒して形成されることができる。挿入口3907は栓396の中心から離隔して配置されることができる。挿入口3907は第2コンテナ32の回転軸の延長線から離隔することができる。以下、挿入口3907は挿入溝3907とも言う。
【0287】
挿入口3907と挿入突起167(図18参照)とは互いに対応する位置に配置されることができる。カートリッジ300が収容空間11に挿入されれば、挿入突起167は挿入口3907に挿入されることができる。
【0288】
第2端子3904は栓396の底面に配置されることができる。第2端子3904は一対から構成され、栓396の中心から互いに同じ間隔で離隔することができる。第2端子3904はヒーター394と電気的に連結されることができる。
【0289】
第1端子164と第2端子3304とは互いに対応する位置に配置されることができる。カートリッジ300が収容空間11に挿入されれば、第2端子3904は第1端子164と接触して互いに電気的に連結されることができる。第1端子164は、ヒーター394が芯393を加熱するように、第2端子3904に電力を伝達することができる。
【0290】
第1吸入口3901はカートリッジ300の底に形成されることができる。第1吸入口3901は栓396に形成されることができる。第1吸入口3901は栓396の底3961に形成されることができる。第1吸入口3901は複数が備えられることができる。
【0291】
図35を参照すると、カートリッジ300はハウジング10の収容空間11(図2参照)に上下方向に長く挿入されることができる。
【0292】
第1コンテナ39は長く延びたシリンダー391を含むことができる。シリンダー391は第1コンテナ39の外側面を形成することができる。シリンダー391は内部に液状チャンバー3911(図36参照)を有することができる。シリンダー391は下側が開口していることができる。
【0293】
栓396はシリンダー391の下部に結合されることができる。栓396はシリンダー391の開口した下側をカバーすることができる。
【0294】
シーラント398はシリンダー391と栓396との間に配置されることができる。栓396に溝が形成され、前記溝にシーラント398が挿入されることができる。
【0295】
蒸発ハウジング392は第1コンテナ39の内部に配置されることができる。蒸発ハウジング392はシリンダー391の内部に配置されることができる。
【0296】
蒸発ハウジング392はシリンダー391の内部空間を液状チャンバー3911と空気チャンバー3921とに区画することができる。蒸発ハウジング392とシリンダー391との間に液状チャンバー3911が形成されることができる。蒸発ハウジング392と栓396との間に空気チャンバーが形成されることができる。
【0297】
気化前製剤は液状チャンバー311に収容されることができる。気化前製剤は液体であってもよい。
【0298】
蒸発ハウジング392は芯393を収容することができる。蒸発ハウジング392の内部に芯収容空間が備えられることができる。前記芯収容空間に芯393が配置されることができる。前記芯収容空間は液状チャンバー3911に連結されることができる。前記芯収容空間は液状チャンバー3911と連通することができる。前記芯収容空間は芯393に対応する形状を有することができる。前記芯収容空間は下側に開口することができる。
【0299】
芯393は第1コンテナ39の内部に配置されることができる。芯393はシリンダー391の内部に配置されることができる。芯393はシリンダー391の中央に配置されることができる。芯393はシリンダー391の長手方向に延びることができる。
【0300】
芯393は蒸発ハウジング392の内部に配置されることができる。芯393は蒸発ハウジング392に挿入されることができる。
【0301】
芯393は気化前製剤を吸収することができる。芯393は多孔性セラミックを含むことができる。芯393はセラミックから形成されることができる。芯393は多孔質であってもよい。芯393は多孔性のセラミックから形成されることができる。芯393は蒸発ハウジング392の内部に流入した気化前製剤を吸収することができる。
【0302】
芯393に中空が形成されることができる。前記中空は芯393の長手方向に芯393を貫くことができる。前記中空はシリンダー391の中央に配置されることができる。前記中空は空気チャンバー3921と連通することができる。前記中空は蒸発流路3935(図36参照)と言える。
【0303】
ヒーター394は気化前製剤を加熱することができる。ヒーター394は気化前製剤を蒸発させることができる。ヒーター394は芯393に吸収された気化前製剤を加熱することができる。ヒーター314は芯313を加熱することで、芯313に吸収された気化前製剤を蒸発させてエアロゾルを形成することができる。
【0304】
ヒーター394は芯393を加熱することができる。ヒーター394は芯393に挿入されることができる。ヒーター394は第2端子3904に連結されることができる。
【0305】
ヒーター394は制御部70(図3参照)に電気的に連結されることができる。制御部70はヒーター394の動作を制御することができる。制御部70はヒーター394が芯393を加熱するように制御してエアロゾルを生成することができる。
【0306】
サポート397は芯393の下側に配置されることができる。サポート397は芯393を支持することができる。サポート397は蒸発ハウジング392の下側に配置されることができる。サポート397は蒸発ハウジング392と栓396との間に配置されることができる。
【0307】
コンテナ軸325は第1コンテナ39の上部に配置されることができる。コンテナ軸325は第1コンテナ39に結合または接着されることができる。コンテナ軸325は第1コンテナ39に固定されることができる。
【0308】
第1ディスク3253は第1コンテナ39の上部に配置されることができる。第1ディスク3253は第1コンテナ39と結合または接着されることができる。第1ディスク3253は第1コンテナ39に固定されることができる。
【0309】
第1コンテナ39とコンテナヘッド33とはコンテナ軸325を介して連結されることができる。第1コンテナ39とコンテナヘッド33とは相対的回転位置が固定されることができる。第1コンテナ39、コンテナヘッド33、及びコンテナ軸325は互いに固定されることができる。
【0310】
第2コンテナ32は第1コンテナ39に対して回転することができる。
【0311】
第1コンテナ39と第2コンテナ32とは第1連結流路319を介して互いに連結されることができる。第1連結流路319は第1コンテナ39と第2コンテナ32との間に位置することができる。第1連結流路319は蒸発流路3935の上側に位置することができる。第1連結流路319は蒸発流路3935と連通することができる。
【0312】
第1コンテナ39の下部には第1吸入口3901(図37参照)が形成されることができる。第1吸入口3901は空気チャンバー3921と連通することができる。空気チャンバー3921は第1吸入口3901の上側に位置することができる。
【0313】
使用者はマウスピース34を通して空気を吸入することができる。空気は第1吐出口302を通して上側に吐き出されることができる。カートリッジ300の内部に形成された流路は第1流路またはカートリッジ流路と言える。第1流路は第1吸入口301及び第1吐出口302と連通することができる。第1吸入口3901に流入した空気は第1流路を通して第1吐出口302に吐き出されることができる。第1流路は、第2コンテナ32の複数のチャンバーのうちのいずれか一つと第1コンテナ39の内部に形成された流路とが連結されることによって形成されることができる。
【0314】
図36及び図37を参照すると、シリンダー391は円筒状の外壁3910を含むことができる。外壁3910は上側及び下側が開口することができる。
【0315】
上側キャップ3912はシリンダー391の上部に配置されることができる。上側キャップ3912は外壁3910の開口した上側に配置されることができる。上側キャップ3912はシリンダー391の幅方向に配置されることができる。上側キャップ3912は外壁3910の開口した上側をカバーすることができる。上側キャップ3912は液状チャンバー3911の上側に配置されることができる。上側キャップ3912は液状チャンバー3911の上面を形成することができる。
【0316】
連結管3913、3914は上側キャップ3912からシリンダー391の長手方向に延びることができる。連結管3913、3914はシリンダー391の中心軸に配置されることができる。連結管3913、3914は上側キャップ3912の中央に位置することができる。連結管3913、3914は蒸発ハウジング392の結合部3927に結合されることができる。連結管3913、3914は蒸発ハウジング392の結合部3927に挿入されることができる。
【0317】
第1連結管3913は上側キャップ3912から上側に突出することができる。
【0318】
第2連結管3914は上側キャップ3912から下側に突出することができる。第2連結管3914は蒸発ハウジング392の結合部3927に結合されることができる。第2連結管3914は蒸発ハウジング392の結合部3927に挿入されることができる。
【0319】
吐出流路3915は連結管3913、3914の内部に形成されることができる。吐出流路3915は蒸発流路3935と連通することができる。吐出流路3915は蒸発流路3935と連結されることができる。吐出流路3915は第1連結流路319と連通することができる。吐出流路3915は第1連結流路319に連結されることができる。吐出流路3915は蒸発流路3935から排出されたエアロゾルを第1連結流路319に案内することができる。
【0320】
シリンダー391の上端3918は外壁3910からシリンダー391の長手方向に延びることができる。シリンダー391の上端3918は上側キャップ3912の外縁からシリンダー391の長手方向に延びることができる。シリンダー391の上端3918と外壁3910とは連続した面を形成することができる。シリンダー391の上端3918は上側リム3918と言える。
【0321】
芯ハウジング3920はシリンダー391の内部に配置されることができる。芯ハウジング3920はシリンダー391の長手方向に延びることができる。芯ハウジング3920は内部に芯収容空間を有することができる。芯ハウジング3920は芯393を取り囲むことができる。
【0322】
流入口3922は芯ハウジング3920に形成されることができる。流入口3922は芯ハウジング3920の下部に形成されることができる。
【0323】
流入口3922はシリンダー391の半径方向に延びることができる。流入口3922は前記芯収容空間と連結されることができる。流入口3922は液状チャンバー3911に連結されることができる。流入口3922は前記芯収容空間と液状チャンバー3911とを連結することができる。
【0324】
突出部3924は芯ハウジング3920の上部から内側に突出することができる。突出部3924は芯ハウジング3920の内周面に配置されることができる。突出部3924はリング形状を有することができる。
【0325】
突出部3924は連結管3913、3914の下側に配置されることができる。突出部3924は第2連結管3914の下側に配置されることができる。突出部3924は芯393の上側に配置されることができる。突出部3924は芯393と連結管3913、3914との間に配置されることができる。
【0326】
連結流路3925は突出部3924の中央に形成されることができる。連結流路3925は吐出流路3915に連結されることができる。連結流路3925は蒸発流路3935に連結されることができる。連結流路3925は蒸発流路3935と吐出流路3915とを連結することができる。
【0327】
連結流路3925は吐出流路3915と連通することができる。連結流路3925は蒸発流路3935と連通することができる。連結流路3925は蒸発流路3935と吐出流路3915とを連通させることができる。
【0328】
結合部3927は芯ハウジング3920から芯ハウジング3920の長手方向に延びることができる。結合部3927は連結管3913、3914に結合することができる。結合部3927は第2連結管3914に結合することができる。結合部3927は第2連結管3914を取り囲むことができる。結合部3927に第2連結管3914が挿入されることができる。
【0329】
パーティション3928はシリンダー391の内部に配置されることができる。パーティション3928は芯ハウジング3920の下部に配置されることができる。
【0330】
パーティション3928はシリンダー391の半径方向に延びることができる。パーティション3928は芯ハウジング3920の下部からシリンダー391の半径方向に延びることができる。パーティション3928の外側面はシリンダー391の内側面に接することができる。
【0331】
パーティション3928は液状チャンバー3911と空気チャンバー3921とを区画することができる。パーティション3928はシリンダー391の内部空間を液状チャンバー3911と空気チャンバー3921とに区画することができる。
【0332】
パーティション3928の上側面は液状チャンバー3911の下端を形成することができる。パーティション3928の上側面はシリンダーの半径方向に対して傾くことができる。パーティション3928の上側面は芯393からシリンダー391に向かって上側に傾くことができる。
【0333】
流入口3922はパーティション3928の上側面に連結されることができる。流入口3922の下側部はパーティション3928の上側面に位置することができる。
【0334】
これにより、液状チャンバー3911の液体は流入口3922に円滑に流入することができる。
【0335】
外側リム3929はパーティション3928の外縁から下側に突出することができる。外側リム3929はシリンダー391の円周方向に延びることができる。外側リム3929はリング形状を有することができる。
【0336】
外側リム3929はシリンダー391と栓396のリム3967との間に配置されることができる。外側リム3929はシリンダー391の内周面に接することができる。外側リム3929はリム3967に接することができる。リム3967とシリンダー391とは互いに離隔して溝を形成し、前記溝に外側リム3929が挿入されることができる。
【0337】
芯393は芯ハウジング3920の内部に配置されることができる。
【0338】
蒸発流路3935は芯393の内部に形成されることができる。蒸発流路3935は芯393を貫くことができる。蒸発流路3935は芯393の長手方向に延びることができる。
【0339】
蒸発流路3935は空気チャンバー3921に連結されることができる。蒸発流路3935は空気チャンバー3921と連通することができる。蒸発流路3935は流入流路3975に連結されることができる。蒸発流路3935は流入流路3975を介して空気チャンバー3921と連通することができる。
【0340】
蒸発流路3935は吐出流路3915に連結されることができる。蒸発流路3935は吐出流路3915と連通することができる。蒸発流路3935は連結流路3925に連結されることができる。蒸発流路3935は連結流路3925を介して流入流路3975に連結されることができる。
【0341】
ヒーター394は、蒸発流路3935を取り囲むコイル3941を含むことができる。コイル3941は芯393を加熱することができる。コイル3941は芯393に挿入されることができる。コイル3941は螺旋形を有し、芯393の長手方向に延びることができる。コイル3941は蒸発流路3935を取り囲む螺旋形を有することができる。
【0342】
ワイヤ3944はコイル3941に連結されることができる。ワイヤ3944は第2端子3904に連結されることができる。ワイヤ3944はコイル3941と第2端子3904とを連結することができる。ワイヤ3944はサポート397を貫くことができる。
【0343】
サポート397は芯393の下側に配置されることができる。サポート397はパーティション3928の下側に配置されることができる。
【0344】
サポート397はパーティション3928の下側に配置されるプレート3971を含むことができる。サポート397は栓396の底3961の上側に配置されるリング3973を含むことができる。サポート397はプレート3971とリング3973とを連結するブリッジ3972を含むことができる。
【0345】
プレート3971はパーティション3928の下側に配置されることができる。プレート3971は栓396のリム3967の内側に配置されることができる。プレート3971はワイヤ3944を支持することができる。
【0346】
流入流路3975はサポート397を貫くことができる。流入流路3975はプレート3971を貫くことができる。流入流路3975は空気チャンバー3921に連結されることができる。流入流路3975は蒸発流路3935に連結されることができる。流入流路3975は空気チャンバー3921と蒸発流路3935とを連結することができる。
【0347】
流入流路3975は空気チャンバー3921と連通することができる。流入流路3975は蒸発流路3935と連通することができる。流入流路3975は空気チャンバー3921と流入流路3975とを連通させることができる。
【0348】
流入流路3975、蒸発流路3935、連結流路3925、及び吐出流路3915は単一の流路395を形成することができる。流入流路3975、蒸発流路3935、連結流路3925、及び吐出流路3915は互いに連結されて空気チャンバー3921と第1連結流路319とを連結することができる。流入流路3975、蒸発流路3935、連結流路3925、及び吐出流路3915はシリンダー391の長手方向に延びることができる。流入流路3975、蒸発流路3935、連結流路3925、及び吐出流路3915は実質的に同じ幅を有することができる。
【0349】
コンテナ流路395は空気チャンバー3921と第1連結流路319とを連結することができる。コンテナ流路395はシリンダー391の中心軸に位置し、シリンダーの長手方向に延びることができる。コンテナ流路395は蒸発流路3935を含むことができる。コンテナ流路395は吐出流路3915を含むことができる。コンテナ流路395は連結流路3925を含むことができる。コンテナ流路395は流入流路3975を含むことができる。
【0350】
リング3973はシリンダー391の円周方向に延びることができる。リング3973は栓396の連結部3965の内側に配置されることができる。リング3973は栓396の連結部3965に接することができる。
【0351】
リング3973は栓396の上側に配置されることができる。リング3973は底3961の上側に配置されることができる。
【0352】
ブリッジ3972はリング3973とプレート3971とを連結することができる。ブリッジ3972はシリンダー391の長手方向に配置されることができる。ブリッジ3972は複数が備えられることができる。複数のブリッジ3972はリング3973の円周方向に互いに離隔することができる。
【0353】
突起3978はプレート3971から外側に突出することができる。溝3968は栓396の内側面から陷沒することができる。溝3968はリム3967または連結部3965の内側面から陷沒することができる。突起3978は溝3968に挿入されることができる。
【0354】
栓396はカートリッジ300の底3961を形成することができる。栓396は第1コンテナ39の底3961を形成することができる。底3961はシリンダー391の下側に配置されることができる。底3961はシリンダー391の下部に結合することができる。底3961はシリンダー391の開口した下側をカバーすることができる。
【0355】
ボス3964は底3961から上側に突出することができる。ボス3964は底3961からシリンダー391の長手方向に突出することができる。ボス3964は第2端子3904を取り囲むことができる。ボス3964は第2端子3904を栓396に固定させることができる。
【0356】
第2端子3904は栓396を貫くことができる。第2端子3904はボス3964を貫くことができる。第2端子3904はボス3964に結合することができる。第2端子3904はボス3964に固定されることができる。第2端子3904はカートリッジ300の外部に露出されることができる。
【0357】
第1延長部3962は底3961から上側に突出することができる。第1延長部3962は底3961からシリンダー391の長手方向に突出することができる。第1延長部3962は第1吸入口3901を取り囲むことができる。
【0358】
第1吸入口3901は栓396を貫くことができる。第1吸入口3901は底3961を貫くことができる。第1吸入口3901は第1延長部3962を貫くことができる。第1吸入口3901は空気チャンバー3922に連結されることができる。第1吸入口3901は空気チャンバー3922と連通することができる。
【0359】
栓396は底3961から上側に突出した連結部3965を含むことができる。連結部3965はシリンダー391の円周方向に延びることができる。連結部3965はシリンダー391に挿入されることができる。連結部3965はシリンダー391の開口した下側に挿入されることができる。連結部3965はシリンダー391の内側面に接することができる。
【0360】
溝が連結部3965の外側面から陷沒することができる。前記溝は連結部3965の円周方向に沿って延びることができる。前記溝はリング形状を有することができる。
【0361】
シーラント398は前記溝に挿入されることができる。シーラント398はリング形状を有することができる。シーラント398はシリンダー391と栓396との間の隙間に空気が流入することを防止することができる。シーラント398は、液状チャンバー3911内の液体がカートリッジ300の下側に漏出することを防止することができる。
【0362】
栓396は連結部3965から上側に突出したリム3967を含むことができる。リム3967はシリンダー391の円周方向に沿って延びることができる。リム3967はシリンダー391から離隔することができる。リム3967とシリンダー391との間に下側リム3929が挿入されることができる。
【0363】
図38はコイル3941の螺旋に沿って取った断面図である。
【0364】
図38を参照すると、芯393は中空3935を有し、長く延びることができる。芯393は中空の円筒形状を有することができる。芯393はシリンダー391の長手方向に延びることができる。
【0365】
中空3935は蒸発流路3935とも言う。蒸発流路3935は芯393の内面393iによって定義されることができる。
【0366】
ヒーター394は芯393の内面393iと外面393oとの間に位置することができる。ヒーター394は芯393の内面393iと外面393oとの間に位置することができる。
【0367】
溝3934は芯393の内面393iの一部が除去されることによって形成されることができる。溝3934はヒーター394を芯393の内部に露出させることができる。
【0368】
溝3934は芯393の内周面から陷沒することができる。溝3934は芯393の長手方向に延びることができる。溝3934は芯393の長手方向に延びることができる。
【0369】
芯393の外側部3931はシリンダー形状を有することができる。外側部3931はシリンダー391の長手方向に延びることができる。外側部3931は蒸発流路3935を取り囲むことができる。外側部3931はヒーター394を取り囲むことができる。外側部3931はコイル3941を取り囲むことができる。
【0370】
芯393の内側部3933は外側部3931から内側に突出することができる。内側部3933は外側部3931から蒸発流路3935に突出することができる。内側部3933は芯393の長手方向に延びることができる。
【0371】
溝3934は内側部3933から陷沒することができる。
【0372】
内側部3933は複数が備えられることができる。複数の内側部3933は芯393の円周方向に沿って互いに離隔することができる。互いに離隔した複数の内側部3933の間に溝3934が位置することができる。
【0373】
芯393は外側部3931と内側部3933とに区分されることができる。外側部3931と内側部3933との間にヒーター394が位置することができる。外側部3931と内側部3933との間にコイル3941が位置することができる。
【0374】
ヒーター394は芯393に挿入されることができる。ヒーター394の第1部分3942は溝3934に露出されないことができる。ヒーター394の第2部分3943は溝3934に露出されることができる。ヒーター394の第2部分3943は溝3934を通して蒸発流路3935に露出されることができる。
【0375】
ヒーター394は蒸発流路3935を取り囲むことができる。ヒーター394は内側部3933を取り囲むことができる。ヒーター394は内側部3933の外側に配置されることができる。
【0376】
コイル3941は蒸発流路3935を取り囲むことができる。コイル3941は内側部3933を取り囲むことができる。コイル3941は内側部3933の外側に配置されることができる。コイル3941は外側部3931の内側に配置されることができる。
【0377】
第1部分3942は内側部3933の外側に配置されることができる。第1部分3942は外側部3931の内側に配置されることができる。第1部分3942は内側部3933と外側部3931との間に配置されることができる。
【0378】
第2部分3943は外側部3931の内側に配置されることができる。第2部分3943は溝3934に配置されることができる。
【0379】
したがって、エアロゾルが円滑に蒸発流路3935に沿って流動することができる。
【0380】
図39を参照すると、コイル3941は蒸発流路3935(図36参照)を取り囲む螺旋形を有することができる。コイル3941は螺旋形に延び、芯393の長手方向に沿って延びることができる。
【0381】
コイル3941は芯393の上部に位置することができる。コイル3941は蒸発流路3935の出口3937(図37参照)に隣接して配置されることができる。コイル3941は蒸発流路3935の入口3936(図37参照)より出口3937に近接して配置されることができる。
【0382】
これにより、エアロゾルが高温で第2コンテナ32に流入することができる。
【0383】
図40を参照すると、コイル3941は蒸発流路3935(図36参照)を取り囲む螺旋形を有することができる。コイル3941は螺旋形に延び、芯393の長手方向に沿って延びることができる。
【0384】
コイル3941は、蒸発流路3935の入口3936(図37参照)に隣接し、蒸発流路3935の出口3937(図37参照)に隣接することができる。コイル3941は入口3936に隣接した位置から芯393の長手方向の中間位置を通って出口3937に隣接した位置まで延びることができる。コイル3941の入口3936側の一端は前記中間位置より入口3936に隣り合うことができる。コイル3941の出口3937側の他端は前記中間位置より出口3937に隣り合うことができる。
【0385】
これにより、芯393の加熱面積を増大させることができ、エアロゾル生成量を増やすことができる。
【0386】
これにより、エアロゾルが高温で第2コンテナ32に流入することができる。
【0387】
図41及び図42を参照すると、シリンダー391は上側が開口することができる。シリンダーキャップ310Cは開口したシリンダー391の上側に挿入されることができる。吐出流路3915はインナーパート3101に挿入されることができる。吐出流路3915はインナーパート3101を貫くことができる。
【0388】
図43及び図44を参照すると、第1コンテナ39は第2コンテナ32に対して回転可能であり、第2コンテナ32と結合または連結されることができる。カップリングディスク(coupling disc)38は第1コンテナ39と第2コンテナ32との間に位置することができる。カップリングディスク38は第1コンテナ39に固定され、第2コンテナ32に対して回転することができる。
【0389】
図45は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【0390】
図45を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、通信インターフェース1010、入出力インターフェース1020、エアロゾル生成モジュール1030、メモリ1040、センサーモジュール1050、バッテリー1060(例えば、図3のバッテリー50)、及び/または制御部1070(例えば、図3の制御部70)を含むことができる。
【0391】
一実施例で、エアロゾル生成装置1000は、本体(例えば、図1のハウジング10、アッパーケース20)のみで構成されることができる。この場合、エアロゾル生成装置1000に含まれた構成要素は本体に位置することができる。他の一実施例で、エアロゾル生成装置1000は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ(例えば、図2のカートリッジ30)と本体(例えば、図2のハウジング10、アッパーケース20)から構成されることができる。この場合、エアロゾル生成装置1000に含まれた構成要素は本体及びカートリッジのうちの少なくとも一つに位置することができる。
【0392】
通信インターフェース1010は、外部装置及び/またはネットワークとの通信のための少なくとも一つの通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース1010は、USB(universal serial bus)などの有線通信のための通信モジュールを含むことができる。例えば、通信インターフェース1010は、WiFi(wireless fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(bluetooth(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)低電力(BLE)、ジグビー(Zigbee(登録商標))、NFC(near field communication)などの無線通信のための通信モジュールを含むことができる。
【0393】
入出力インターフェース1020は、使用者から命令を受信する入力装置(図示せず)及び/または使用者に情報を出力する出力装置(図示せず)を含むことができる。例えば、入力装置は、タッチパネル、物理的ボタン、マイクなどを含むことができる。例えば、出力装置は、ディスプレイ、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)などの視覚情報を出力する表示装置、スピーカー、ブザーなどの聴覚情報を出力するオーディオ装置、触覚効果などの触覚情報を出力するモーター(例えば、図3の振動モーター90)などを含むことができる。
【0394】
入出力インターフェース1020は、入力装置を介して使用者から入力された命令に対応するデータをエアロゾル生成装置1000の他の構成要素(等)に伝達することができ、エアロゾル生成装置1000の他の構成要素(等)から受信されたデータに対応する情報を出力装置を介して出力することができる。
【0395】
エアロゾル生成モジュール1030は、エアロゾル生成物質からエアロゾル(aerosol)を発生させることができる。ここで、エアロゾル生成物質は、エアロゾルを発生させることができる液体状態、固体状態、ゲル(gel)状態などの多様な状態のうちのいずれか1種の物質または2種以上の物質の組合せを意味することができる。
【0396】
液体状態のエアロゾル生成物質は、一実施例によって、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体であることができ、他の実施例によって、非タバコ物質を含む液体であることができる。例えば、液体状態のエアロゾル生成物質は、水、ソルベント、ニコチン、植物抽出物、香料、香味剤、ビタミン混合物などを含むことができる。
【0397】
固体状態のエアロゾル生成物質は、再構成タバコシート、細断タバコ、顆粒タバコなどのタバコ原料を基にする固体物質を含むことができる。また、固体状態のエアロゾル生成物質は、味調節剤、調味料などが含まれた固体物質を含むことができる。例えば、味調節剤は、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウムなどを含むことができる。例えば、調味料は、ハーブ顆粒などの天然物質、香成分を含むシリカ(silica)、ゼオライト(zeolite)、デキストリン(dextrin)などを含むことができる。
【0398】
また、エアロゾル生成物質は、グリセリン、プロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤をさらに含むことができる。
【0399】
エアロゾル生成モジュール1030は、少なくとも一つのヒーター(例えば、図3のヒーター314)を含むことができる。
【0400】
エアロゾル生成モジュール1030は、電気抵抗性ヒーターを含むことができる。例えば、電気抵抗性ヒーターは、少なくとも一つの電気伝導性トラック(track)を含むことができ、電気伝導性トラックに流れる電流によって加熱されることができる。ここで、加熱された電気抵抗性ヒーターによってエアロゾル生成物質が加熱されることができる。
【0401】
電気伝導性トラックは、電気抵抗性物質を含むことができる。一例として、電気伝導性トラックは、金属物質から形成されることができる。他の一例として、電気伝導性トラックは、セラミック物質、炭素、金属合金、またはセラミック物質と金属との合成物質から形成されることができる。
【0402】
電気抵抗性ヒーターは、多様な形状に形成された電気伝導性トラックを含むことができる。例えば、電気伝導性トラックは、管状、板状、針状、棒状及びコイル状のうちのいずれか一つに形成されることができる。
【0403】
エアロゾル生成モジュール1030は、誘導加熱(induction heating)方式を用いるヒーターを含むことができる。例えば、誘導加熱式ヒーターは、電気伝導性コイルを含むことができ、電気伝導性コイルに流れる電流を調節することで、周期的に方向が変わる交番磁場(alternating magnetic field)を発生させることができる。ここで、交番磁場が磁性体に印加される場合、磁性体で渦電流損(eddy current loss)及びヒステリシス損(hysteresis loss)によるエネルギー損失が発生することがあり、損失されるエネルギーが熱エネルギーとして放出されることにより、磁性体に隣接したエアロゾル生成物質が加熱されることができる。ここで、磁場によって発熱する客体はサセプタ(susceptor)と言える。
【0404】
一方、エアロゾル生成モジュール1030は、超音波振動を発生させることで、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成することもできる。
【0405】
エアロゾル生成モジュール1030は、カートマイザー(cartomizer)、噴霧器(atomizer)、気化器(vaporizer)などと言える。
【0406】
メモリ1040は、制御部1070内の各信号処理及び制御のためのプログラムを保存することができ、処理されたデータ及び処理対象のデータを保存することができる。
【0407】
例えば、メモリ1040は、制御部1070によって処理可能な多様な作業を遂行するための目的で設計された応用プログラムを保存し、制御部1070の要請の際、保存された応用プログラムのうちの一部を選択的に提供することができる。
【0408】
例えば、メモリ1040は、エアロゾル生成装置1000の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも一つの温度プロファイル、少なくとも一つの電力プロファイル、使用者の吸入パターンについてのデータなどが保存されることができる。ここで、パフは使用者の吸入を意味することができ、吸入は使用者が口や鼻を通して使用者の口腔内、鼻腔内または肺内に引き込む状況を意味することができる。
【0409】
メモリ1040は、揮発性メモリ(例えば、DRAM、SRAM、SDRAMなど)、非揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリー(Flashme mory)、ハードディスクドライブ(Hard disk drive;HDD)、ソリッドステートドライブ(Solid-state drive;SSD)など)のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0410】
センサーモジュール1050は、少なくとも一つのセンサーを含むことができる。
【0411】
例えば、センサーモジュール1050は、パフを感知するセンサー(以下、パフセンサー)を含むことができる。ここで、パフセンサーは、圧力センサー、流動感知センサー60などによって具現されることができる。
【0412】
例えば、センサーモジュール1050は、エアロゾル生成装置1000に備えられた構成(例えば、バッテリー1060)に印加される電圧を感知する電圧センサー及び/または電流を感知する電流センサーを含むことができる。
【0413】
例えば、センサーモジュール1050は、エアロゾル生成モジュール1030に含まれたヒーターの温度、エアロゾル生成物質の温度などを感知するセンサー(以下、温度センサー)を含むことができる。ここで、エアロゾル生成モジュール1030に含まれたヒーターが温度センサーの役割を果たすこともできる。例えば。ヒーターの電気抵抗性物質は抵抗温度係数(temperature coefficient of resistance)を有する物質であってもよい。センサーモジュール1050は、温度によって変わるヒーターの抵抗を測定してヒーターの温度をセンシングすることができる。
【0414】
例えば、エアロゾル生成装置1000の本体にシガレットが挿入可能な場合、センサーモジュール1050は、シガレットの挿入を感知するセンサー(以下、シガレット感知センサー)を含むことができる。
【0415】
例えば、エアロゾル生成装置1000がカートリッジを含む場合、センサーモジュール1050は、本体に対するカートリッジの装着/分離、位置などを感知するセンサー(以下、カートリッジ感知センサー)を含むことができる。
【0416】
例えば、カートリッジの第2コンテナ32が回転可能な場合、センサーモジュール1050は、第2コンテナ32の回転に対応する信号を出力するセンサー(以下、回転感知センサー)を含むことができる。
【0417】
シガレット感知センサー、カートリッジ感知センサー及び/または回転感知センサーは、インダクタンス基盤のセンサー、静電容量型センサー、抵抗センサー、ホール効果(hall effect)を用いたホールセンサー(hall IC)などによって具現されることができる。
【0418】
一方、エアロゾル生成装置1000の本体に含まれた、カートリッジに電力を伝達する第1端子164がカートリッジ感知センサーの役割を果たすこともできる。例えば、センサーモジュール1050は、第1端子164に流れる電流、第1端子164に印加される電圧などに基づいて、本体に対するカートリッジの装着/分離を感知することができる。
【0419】
一方、ダイヤルギア42及び/またはダイヤル43の同軸上に設けられ、ダイヤルギア42及び/またはダイヤル43の回転に対応して電気信号を出力するロータリースイッチ44が回転感知センサーの役割を果たすこともできる。
【0420】
バッテリー1060は、制御部1070の制御によって、エアロゾル生成装置1000の動作に用いられる電力を供給することができる。バッテリー1060は、エアロゾル生成装置1000に備えられた他の構成、例えば、通信インターフェース1010に含まれた通信モジュール、入出力インターフェース1020に含まれた出力装置、エアロゾル生成モジュール1030に含まれたヒーターなどに電力を供給することができる。
【0421】
バッテリー1060は、充電が可能なバッテリーであるか使い捨てバッテリーであることができる。例えば、バッテリー1060は、リチウムイオンバッテリーまたはリチウムポリマー(Li-Polymer)バッテリーであることができるが、これに限定されない。例えば、バッテリー1060が充電可能な場合、バッテリー1060の充電率(C-rate)は10C、放電率(C-rate)は10C~20Cであることができるが、これに限定されない。また、安定的な使用のために、バッテリー1060は充電/放電が2000回遂行された場合にも、総容量の80%以上を確保することができるように製作されることができる。
【0422】
エアロゾル生成装置1000は、バッテリー1060を保護するための回路であるバッテリー保護モジュール(Protection Circuit Module、PCM)(図示せず)をさらに含むことができる。バッテリー保護モジュール(PCM)はバッテリー1060の上面に隣接して配置されることができる。例えば、バッテリー保護モジュール(PCM)は、バッテリー1060の過充電及び過放電を防止するために、バッテリー1060と連結された回路で短絡が発生する場合、バッテリー1060に過電圧が印加される場合、バッテリー1060に過電流が流れる場合などにおいて、バッテリー1060に対する電路を遮断することができる。
【0423】
エアロゾル生成装置1000は、外部から供給される電力が入力される充電端子(図示せず)をさらに含むことができる。例えば、エアロゾル生成装置1000の本体の一側に配置された充電端子に電力線が連結されることができ、エアロゾル生成装置1000は、充電端子に連結された電力線を介して供給される電力を用いてバッテリー1060を充電することができる。ここで、充電端子は、USB通信のための有線端子であってもよい。
【0424】
エアロゾル生成装置1000は、通信インターフェース1010を介して外部から供給される電力を無線で受信することもできる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、無線通信のための通信モジュールに含まれたアンテナを用いて無線で電力を受けることができ、無線で供給される電力を用いてバッテリー1060を充電することができる。
【0425】
制御部1070は、エアロゾル生成装置1000の全般的な動作を制御することができる。制御部1070は、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成と連結されることができ、各構成との間に信号を送信及び/または受信して各構成の全般的な動作を制御することができる。
【0426】
制御部1070は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができ、これに含まれたプロセッサを用いてエアロゾル生成装置1000の動作全般を制御することができる。ここで、プロセッサはCPU(central processing unit)のような一般的なプロセッサであってもよい。もちろん、プロセッサはASICのような専用装置(dedicated device)であるかまたは他のハードウェア基盤のプロセッサであることができる。
【0427】
制御部1070は、エアロゾル生成装置1000の複数の機能のうちのいずれか一つを果たすことができる。例えば、制御部1070は、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の状態、入出力インターフェース1020を介して受信される使用者の命令などに応じて、エアロゾル生成装置1000の複数の機能(例えば、予熱機能、加熱機能、充電機能、掃除機能など)のうちのいずれか一つを遂行することができる。
【0428】
制御部1070は、メモリ1040に保存されたデータに基づいて、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の動作を制御することができる。例えば、制御部1070は、メモリ1040に保存された温度プロファイル、電力プロファイル、使用者の吸入パターンなどについてのデータに基づいて、バッテリー1060からエアロゾル生成モジュール1030に所定の電力を供給するように制御することができる。
【0429】
制御部1070は、センサーモジュール1050に含まれたパフセンサーを介してパフの発生を判断することができる。例えば、制御部1070は、パフセンサーのセンシング値に基づいてエアロゾル生成装置1000内の温度変化、流量(flow)変化、圧力変化、電圧変化などを確認することができ、確認した結果によってパフの発生を判断することができる。
【0430】
制御部1070は、パフ有無及び/またはパフ回数によって、エアロゾル生成装置1000に備えられた各構成の動作を制御することができる。
【0431】
制御部1070は、パフが発生したと判断した場合、メモリ1040に保存された電力プロファイルによって電力がヒーターに供給されるように制御することができる。例えば、制御部1070は、メモリ1040に保存された電力プロファイルに基づいて、所定の加熱時間の間に既設定の単位時間当たり電力をヒーターに供給することができる。
【0432】
制御部1070は、メモリ1040に保存された温度プロファイルに基づいて、ヒーターの温度が変更されるか維持されるように制御することができる。
【0433】
例えば、制御部1070は、PWM方式を用いて、所定の周波数及びデューティ比を有する電流パルスがヒーターに供給されるように制御することができる。ここで、制御部1070は、電流パルスの周波数及びデューティ比を調節することで、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0434】
例えば、制御部1070は、温度プロファイルに基づいて、制御の目標になる目標温度を決定することができる。ここで、制御部1070は、ヒーターの温度と目標温度との差分値、差分値を時間が経つにつれて積分した値及び差分値を時間が経つにつれて微分した値によるフィードバック制御方式であるPID方式を用いて、ヒーターに供給される電力を制御することができる。
【0435】
一方、ヒーターに電力を供給する制御方式として、PWM方式と、PID方式とを例示として説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、比例-積分(Proportional-Integral、PI)方式、比例-微分(Proportional-Differential、PD)方式などの多様な制御方式を使うことができる。
【0436】
制御部1070は、所定の条件によって、ヒーターに対する電力供給を遮断するように制御することができる。例えば、シガレットが除去された場合、カートリッジが分離された場合、パフ回数が既設定の最大パフ回数に到逹した場合、既設定の時間以上にパフが感知されなかった場合、バッテリー1060の残量が所定値未満の場合などにおいて、制御部1070はヒーターに対する電力供給を遮断するように制御することができる。
【0437】
制御部1070は、バッテリー1060に保存された電力に対する残存容量を算出することができる。例えば、制御部1070は、センサーモジュール1050に含まれた電圧センサー及び/または電流センサーのセンシング値に基づいてバッテリー1060の残存容量を算出することができる。
【0438】
制御部1070は、複数の顆粒チャンバー(例えば、図3の顆粒チャンバー321、322)のうち、ヒーターによって生成されたエアロゾルが通過する顆粒チャンバー(以下、使用チャンバー)を決定することができる。すなわち、使用チャンバーは、複数の顆粒チャンバーのうち、第1連結流路319と連結される顆粒チャンバーを意味することができる。例えば、制御部1070は、回転感知センサーから受信される信号に応じて第2コンテナ32の回転有無を判断することができ、第2コンテナ32の回転に対応して、複数の顆粒チャンバーのうちでエアロゾルが通過する顆粒チャンバーを決定することができる。
【0439】
制御部1070は、回転感知センサーから受信される信号に応じて、複数の顆粒チャンバーが定位置に配列されているかを判断することができる。ここで、複数の顆粒チャンバーの定位置は、複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つと第1連結流路319とが選択的に連結され、残りのチャンバーは密閉して外部からの空気流入を遮断する複数の顆粒チャンバーの位置を意味することができる。
【0440】
制御部1070は、複数の顆粒チャンバーが定位置に配列されていない場合、ヒーターに対する電力供給を制限することができる。
【0441】
制御部1070はカートリッジが使用された程度を判断することができる。例えば、制御部1070は、パフ回数、ヒーターの温度、ヒーターに供給された電力、パフ発生時の流量(flow)変化、圧力変化などに基づいて、カートリッジが使用された程度を判断することができる。
【0442】
ここで、カートリッジが液状チャンバー(例えば、図3の液状チャンバー311)と顆粒チャンバーとを含む場合、制御部1070は液状チャンバーが使用された程度と顆粒チャンバーが使用された程度とをそれぞれ判断することができる。一方、カートリッジが複数の顆粒チャンバーを含む場合、制御部1070は、複数の顆粒チャンバーのそれぞれの使用された程度を区分して判断することができる。
【0443】
制御部1070は、カートリッジについてのデータをメモリ1040に保存することができる。制御部1070は、カートリッジが液状チャンバーと顆粒チャンバーとを含む場合、液状チャンバーについてのデータと、顆粒チャンバーについてのデータとをメモリ1040にそれぞれ保存することができる。例えば、制御部1070は、液状チャンバーの使用程度についてのデータと、顆粒チャンバーの使用程度についてのデータとをメモリ1040にそれぞれ保存することができる。
【0444】
一方、カートリッジが複数の顆粒チャンバーを含む場合、制御部1070は複数の顆粒チャンバーのそれぞれについてのデータをメモリ1040に区分して保存することができる。
【0445】
制御部1070は、カートリッジの装着/分離に基づいて、メモリ1040に保存されたデータをアップデートすることができる。例えば、制御部1070は、カートリッジの分離が感知される場合、メモリ1040に保存されたデータを初期化することができる。
【0446】
制御部1070は、カートリッジの装着が感知される場合、ロータリースイッチ44から受信される信号に応じて複数の顆粒チャンバーの順序を決定することができ、複数の顆粒チャンバーのそれぞれについてのデータを、決定された順序に従ってメモリ1040に区分して保存することができる。
【0447】
一方、ダイヤルギア42がモーターに連結された場合、制御部1070は、モーターの動作を制御して第2コンテナ32を回転させることができる。ここで、ダイヤルギア42を回転させるモーターはステップモータ(step motor)であってもよい。例えば、制御部1070は、入力装置を介して複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つを選択する使用者入力を受信する場合、選択された顆粒チャンバーが第1連結流路319と連結されるようにモーターを回転させることができる。
【0448】
ここで、制御部1070は、カートリッジの分離が感知される場合、ダイヤルギア42の位置を固定するように制御することができる。すなわち、カートリッジがハウジング10から分離された状態では、制御部1070は、入力装置を介してダイヤルギア42を回転させる使用者入力が受信される場合にも、ダイヤルギア42を回転させるモーターの動作制御を省略することができる。
【0449】
図46は本開示の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。
【0450】
図46を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、S4601動作で、センサーモジュール1030に含まれた回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。これに関連して、図47及び図48を参照して説明する。
【0451】
図47を参照すると、回転感知センサーの一例であるロータリースイッチ44は、回転軸4705を中心に回転可能なシャフト(shaft)4710と、固定コンタクト4720と、円形に配列された複数の可変コンタクト4730とを含むことができる。
【0452】
ダイヤルギア42及び/またはダイヤル43の回転に対応してロータリースイッチ44のシャフト4710が回転する場合、固定コンタクト4720はシャフト4710によって多数の可変コンタクト4730のうちの一つと選択的に通電することができ、ロータリースイッチ44は多数の可変コンタクト4730のうちの一つと固定コンタクト4720との間の通電に対応する電気信号を出力することができる。
【0453】
エアロゾル生成装置1000は、複数の可変コンタクト4730のうち、初期設定の際にロータリースイッチ44が出力する電気信号に対応する第1可変コンタクト4731を基準コンタクトと決定することができる。ここで、複数の可変コンタクト4730の個数は第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーの個数以上であることができる。
【0454】
また、エアロゾル生成装置1000は、基準コンタクトと決定された第1可変コンタクト4731の位置を基準に、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクトを決定することができる。
【0455】
図48を参照すると、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーの個数が2個の場合、エアロゾル生成装置1000は、円形に配列された可変コンタクトのうち、第1可変コンタクト4731と、第1可変コンタクト4731の反対側に位置する第2可変コンタクト4737とを、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクトと決定することができる。
【0456】
また、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーの個数が3個の場合、エアロゾル生成装置1000は、円形に配列された可変コンタクトのうち、第1可変コンタクト4731と、円形を3等分するように位置する複数の第3可変コンタクト4735、4739を、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクトと決定することができる。
【0457】
また、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーの個数が4個の場合、エアロゾル生成装置1000は、円形に配列された可変コンタクトのうち、第1可変コンタクト4731と、円形を4等分するように位置する複数の第4可変コンタクト4734、4737、4740とを、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクトと決定することができる。
【0458】
また、図46を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、S4602動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号であるかを判断することができる。例えば、第2コンテナ32に含まれた顆粒チャンバーの個数が4個である場合、エアロゾル生成装置1000は、顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクト4731、4734、4737、4740のうちのいずれか一つと固定コンタクト4720との間の通電に対応する電気信号がロータリースイッチ44から出力されるかを判断することができる。
【0459】
エアロゾル生成装置1000は、S4603動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号の場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていると判断することができる。例えば、回転感知センサーから出力される信号が第1可変コンタクト4731と固定コンタクト4720との間の通電に対応する電気信号の場合、エアロゾル生成装置1000は、第1可変コンタクト4731に対応する顆粒チャンバーと第1連結流路319とが選択的に連結され、残りのチャンバーは密閉して外部からの空気の流入が遮断されたと判断することができる。
【0460】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S4604動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーに対応する信号と異なる信号の場合、所定の時間以内に回転感知センサーから出力される信号が変更されるかをモニタリングすることができる。
【0461】
ここで、所定の時間以内に回転感知センサーから出力される信号が変更される場合、エアロゾル生成装置1000は、S4601動作に進み、回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。すなわち、使用者によって第2カートリッジ32が回転する場合、回転感知センサーから出力される信号が連続的に変更されることができるので、エアロゾル生成装置1000は回転感知センサーから出力される信号が所定の時間以上に一定に維持されるまで回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。
【0462】
エアロゾル生成装置1000は、S4605動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーに対応する信号と異なる信号である状態で、回転感知センサーから出力される信号が所定の時間以上に変更されない場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていないと、すなわち、不正位置に配置されていると判断することができる。
【0463】
ここで、不正位置は、複数の顆粒チャンバー321、322のうちの二つ以上が第1連結流路319と連結されるか、複数の顆粒チャンバー321、322がすべて密閉して空気の流入が遮断される複数の顆粒チャンバー321、322の位置を意味することができる。
【0464】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S4605動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号の場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていると判断することができる。
【0465】
図49は本開示の他の一実施例によるエアロゾル生成装置の動作方法を示すフローチャートである。図46図48で説明した内容と重複する内容については詳細な説明を省略する。
【0466】
図49を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、S4901動作で、センサーモジュール1030に含まれた回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。
【0467】
エアロゾル生成装置1000は、S4902動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号であるかを判断することができる。
【0468】
エアロゾル生成装置1000は、S4903動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号の場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていると判断することができる。
【0469】
エアロゾル生成装置1000は、S4904動作で、第2コンテナ32に含まれた複数の顆粒チャンバーのうち、第1コンテナ31で生成されたエアロゾルが通過する使用チャンバーを決定することができる。例えば、回転感知センサーから出力される信号が第1可変コンタクト4731と固定コンタクト4720との間の通電に対応する電気信号の場合、エアロゾル生成装置1000は、第1可変コンタクト4731に対応する顆粒チャンバーを使用チャンバーと決定することができる。
【0470】
また、図46を参照すると、エアロゾル生成装置1000は、S4602動作で、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーが使用された程度を確認することができ、使用程度が所定の基準以上であるかを確認することができる。ここで、所定の基準は、顆粒チャンバーのそれぞれに対応して予め設定された、最大パフ回数、単位時間当たり電力が供給される最大時間などによって設定することができる。
【0471】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、メモリ1040に保存された顆粒チャンバーの使用程度についてのデータに基づいて、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーが使用された程度を確認することができる。
【0472】
エアロゾル生成装置1000は、S4603動作で、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーの使用程度が所定の基準未満の場合、メモリ1040に保存された温度プロファイル及び/または電力プロファイルに基づいて、ヒーターに電力を供給することができる。
【0473】
エアロゾル生成装置1000は、センサーモジュール1050に含まれたパフセンサーを介して、パフが感知されるかを判断することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000は、パフが感知される場合、メモリ1040に保存された電力プロファイルに基づいて、既設定の単位時間当たり電力をヒーターに供給することができる。
【0474】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、パフが感知された時点から既設定の時間の間に既設定の単位時間当たり電力をヒーターに供給することができる。
【0475】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、パフが感知された時点から終了時点まで、既設定の単位時間当たり電力をヒーターに供給することができる。
【0476】
また、エアロゾル生成装置1000は、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーに対して、メモリ1040に保存された顆粒チャンバーの使用程度についてのデータをアップデートすることができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、パフが感知される場合、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーに対応する現在パフ回数を増加させることができる。
【0477】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S4907動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーに対応する信号と異なる信号の場合、所定の時間以内に回転感知センサーから出力される信号が変更されるかをモニタリングすることができる。
【0478】
ここで、所定の時間以内に回転感知センサーから出力される信号が変更される場合、エアロゾル生成装置1000は、S4901動作に進み、回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。
【0479】
エアロゾル生成装置1000は、S4908動作で、回転感知センサーから出力される信号が複数の顆粒チャンバーに対応する信号と異なる信号である状態で、回転感知センサーから出力される信号が所定の時間以上に変更されない場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていないと、言い換えれば、不正位置に配置されていると判断することができる。
【0480】
エアロゾル生成装置1000は、S4909動作で、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていない場合、または使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーの使用程度が所定の基準以上の場合、ヒーター314に対する電力供給を遮断することができる。例えば、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーに対応する現在パフ回数が既設定の最大パフ回数に到逹した場合、エアロゾル生成装置1000はヒーター314に対する電力供給を遮断することができる。
【0481】
エアロゾル生成装置1000は、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていない場合、顆粒チャンバーの位置を調節するように指示するメッセージを出力装置を介して出力することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていない場合、既設定の時間及び回数で振動が発生するように、振動動作を制御することができる。ここで、使用者は、振動モーターによって発生する振動を感知することで、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されていない状況を即刻確認することができる。
【0482】
また、エアロゾル生成装置1000は、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーの使用程度が所定の基準以上の場合、使用チャンバーの変更を指示するメッセージを出力装置を介して出力することができる。
【0483】
例えば、エアロゾル生成装置1000は、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーを除いた残りの顆粒チャンバーのうち、使用程度が所定の基準未満の顆粒チャンバーが存在する場合、ディスプレイを介して、使用チャンバーを当該顆粒チャンバーに変更するように誘導するメッセージを出力することができる。
【0484】
例えば、使用程度が所定の基準未満の顆粒チャンバーが複数存在する場合、エアロゾル生成装置1000は、当該顆粒チャンバーのうち、現在使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーに隣接した顆粒チャンバーに使用チャンバーを変更するように誘導するメッセージを出力することができる。
【0485】
一方、エアロゾル生成装置1000は、ロータリースイッチ44に含まれた顆粒チャンバーのそれぞれに対応する可変コンタクトの位置に基づいて、回転方向、回転程度などを含む、使用チャンバーの変更を指示するメッセージを出力装置を介して出力することができる。
【0486】
エアロゾル生成装置1000は、S4910動作で、複数の顆粒チャンバーの使用程度がいずれも所定の基準以上であるかを判断することができる。例えば、エアロゾル生成装置1000は、第2コンテナ32に含まれた複数の顆粒チャンバーにそれぞれ対応する現在パフ回数がいずれも既設定の最大パフ回数に到逹したかを判断することができる。
【0487】
エアロゾル生成装置1000は、S4911動作で、使用程度が所定の基準未満の顆粒チャンバーが少なくとも一つ存在する場合、回転感知センサーから出力される信号が変更されるか、すなわち、第2カートリッジ32が回転するかを判断することができる。
【0488】
エアロゾル生成装置1000は、S4912動作で、回転感知センサーから出力される信号が変更されない場合、複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されている状態であるかを判断することができる。
【0489】
複数の顆粒チャンバーが定位置に配置されている状態の場合、エアロゾル生成装置1000は、S4905動作に進み、使用チャンバーと決定された顆粒チャンバーの使用程度によってヒーター314に対する電力供給を制御することができる。
【0490】
複数の顆粒チャンバーが不正位置に配置されている状態の場合、エアロゾル生成装置1000は、S4909動作に進み、ヒーター314に対する電力供給をずっと遮断することができる。
【0491】
一方、エアロゾル生成装置1000は、S4913動作で、複数の顆粒チャンバーの使用程度がいずれも所定の基準以上の場合、エアロゾル生成のための使用者の使用が不可であると判断することができる。ここで、エアロゾル生成装置1000は、複数の顆粒チャンバーの使用不可を通知するメッセージを出力装置を介して出力することができる。
【0492】
一方、エアロゾル生成装置1000は、動作全般にわたって回転感知センサーから出力される信号が変更されるかを持続的にモニタリングすることができ、回転感知センサーから出力される信号が変更される場合、S4901動作に進み、回転感知センサーから出力される信号を確認することができる。
【0493】
前記のように、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、複数の顆粒チャンバーが使用された程度を考慮して、最適の品質を維持する媒質を提供することができる。また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジ30の交替なしに、エアロゾルが通過する顆粒チャンバーの変更が可能であり、使用者に多様な媒質を提供することができる。また、本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、カートリッジ30が本体に装着された状態で、出力装置を介して出力されるメッセージなどによって、使用者がダイヤル43などの構成を用いて所望の媒質を適切に選択することができる。
【0494】
図1図49を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置1000は、エアロゾル生成物質を収容する第1コンテナ31と、エアロゾル生成物質を加熱するヒーター314と、回転軸を中心に回転可能であり、互いに区画された複数のチャンバーを含む第2コンテナ32と、第2コンテナ32の回転に対応する信号を出力する第1センサー(例えば、回転感知センサー)と、第1センサーから受信される信号に応じて、複数のチャンバー既設定の定位置に配置されるかを判断する制御部1070とを含むことができる。
【0495】
また、本開示の他の側面によれば、前記定位置は、第1コンテナ31で生成されたエアロゾルが複数のチャンバーのうちのいずれか一つを通過し、エアロゾルが通過するチャンバーを除いた残りのチャンバーは密閉する複数のチャンバーの位置であることができる。
【0496】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御部1070は、第1センサーから受信される信号が複数のチャンバーのうちのいずれか一つに対応する信号の場合、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていると判断し、第1センサーから受信される信号が複数のチャンバーに対応する信号と異なる信号の場合、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていないと判断することができる。
【0497】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御部1070は、複数のチャンバー対応する信号と異なる信号が受信される場合、所定の時間以内に第1センサーから受信される信号が変更されるかをモニタリングし、複数のチャンバー対応する信号と異なる信号が受信される状態で、所定の時間の間に第1センサーから受信される信号が変更されない場合、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていないと判断することができる。
【0498】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御部1070は、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置される場合、ヒーター314に電力が供給されるように制御し、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていない場合、ヒーター314に対する電力供給が中断されるように制御することができる。
【0499】
また、本開示の他の側面によれば、前記制御部1070は、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置される場合、第1センサーから受信される信号に応じて、複数のチャンバーのうちで第1コンテナ31で生成されたエアロゾルが通過するチャンバーを決定することができる。
【0500】
また、本開示の他の側面によれば、メッセージを出力する出力装置をさらに含み、前記制御部1070は、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていない場合、出力装置を介してチャンバーの位置を調節するように指示するメッセージを出力することができる。
【0501】
また、本開示の他の側面によれば、前記出力装置は振動モーターを含み、前記制御部1070は、複数のチャンバーが既設定の定位置に配置されていない場合、既設定の時間及び回数で振動が発生するように振動モーターの動作を制御することができる。
【0502】
また、本開示の他の側面によれば、内周面が第2コンテナ32の外周面に接する第1ギア(例えば、カートリッジギア41)及び第1ギア外周面とかみ合って回転する第2ギア(例えば、ダイヤルギア42)をさらに含む。前記第1センサーは、第2ギア回転軸と同じ回転軸を有するロータリースイッチ44であってもよい。
【0503】
また、本開示の他の側面によれば、前記複数のチャンバーは、第2コンテナ32の回転軸を中心に円周方向に配列されることができる。
【0504】
前述した本開示の特定の実施例または他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素または全ての要素は構成または機能が他の要素と組み合せられるか互いに組み合せられることができる。
【0505】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合せられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0506】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/または配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/または配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
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