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  • 特許-視覚障がい者用行動支援装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-15
(45)【発行日】2023-12-25
(54)【発明の名称】視覚障がい者用行動支援装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 21/00 20060101AFI20231218BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20231218BHJP
   G08G 1/005 20060101ALI20231218BHJP
【FI】
G09B21/00 A
G09B21/00 D
G08B21/02
G08G1/005
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2018048044
(22)【出願日】2018-03-15
(65)【公開番号】P2019159193
(43)【公開日】2019-09-19
【審査請求日】2021-03-01
【審判番号】
【審判請求日】2022-10-24
(73)【特許権者】
【識別番号】518056106
【氏名又は名称】株式会社Raise the Flag.
(74)【代理人】
【識別番号】110001597
【氏名又は名称】弁理士法人アローレインターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】中村 猛
(72)【発明者】
【氏名】篠原 真和
【合議体】
【審判長】殿川 雅也
【審判官】藤本 義仁
【審判官】嵯峨根 多美
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2006/0098089(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09B 21/00-21/06
G08B 19/00-21/24
G08G 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者に装着される本体と、
使用者の前方側の距離画像を撮像するように前記本体に支持された距離画像撮像部と、
前記距離画像に含まれる障害物の距離情報を演算する演算部と、
前記距離情報を音または振動により使用者に伝達する出力部とを備え、
前記演算部は、前記距離画像の領域を中央部と周辺部とに分割し、前記周辺部に含まれる障害物の距離情報である周辺距離情報を、段階的に変化する情報として演算する一方、前記中央部に含まれる障害物の距離情報である中央距離情報を、前記周辺距離情報よりも多段階あるいは連続的に変化する情報として演算する視覚障がい者用行動支援装置。
【請求項2】
前記出力部は、前記周辺距離情報を使用者に伝達する周辺情報出力部と、前記中央距離情報を使用者に伝達する中央情報出力部とを備えており、
前記周辺情報出力部および中央情報出力部は、使用者に対して互いに異なる位置から出力するように前記本体に固定される請求項1に記載の視覚障がい者用行動支援装置。
【請求項3】
前記本体は、使用者の顔に装着される眼鏡状に形成されている請求項1または2に記載の視覚障がい者用行動支援装置。
【請求項4】
前記距離画像に含まれる障害物の色画像を撮像する色画像撮像部を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の視覚障がい者用行動支援装置。
【請求項5】
前記中央部に相当する空間に存在する障害物の距離を超音波により検出する超音波検出部を更に備える請求項1から4のいずれかに記載の視覚障がい者用行動支援装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視覚障がい者用行動支援装置に関する。
【背景技術】
【0002】
視覚情報を補助することにより視覚障がい者の行動を支援する装置として、例えば、特許文献1に開示された支援システムが知られている。この支援システムは、胴体に配置される第1の方位センサと、頭部に配置される第2の方位センサおよび動き検出器とを備えており、第1の方位センサおよび第2の方位センサの検出情報と、動き検出器の検出情報とを比較することにより、実際に動いている物体を特定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2010-500681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、視覚障がい者の歩行等の行動時においては、車両等の移動する物体だけでなく、階段や段差のような静止している物体であっても危険な状況が存在するため、このような情報を使用者が正確に認識できることが従来から必要とされていた。
【0005】
そこで、本発明は、視覚障がい者に対して、行動に必要な情報を精度良く伝達することができる視覚障がい者用行動支援装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の前記目的は、使用者に装着される本体と、使用者の前方側の距離画像を撮像するように前記本体に支持された距離画像撮像部と、前記距離画像に含まれる障害物の距離情報を演算する演算部と、前記距離情報を音または振動により使用者に伝達する出力部とを備え、前記演算部は、前記距離画像の領域を中央部と周辺部とに分割し、前記周辺部に含まれる障害物の距離情報である周辺距離情報を、段階的に変化する情報として演算する一方、前記中央部に含まれる障害物の距離情報である中央距離情報を、前記周辺距離情報よりも多段階あるいは連続的に変化する情報として演算する視覚障がい者用行動支援装置により達成される。
【0007】
この視覚障がい者用行動支援装置において、前記出力部は、前記周辺距離情報を使用者に伝達する周辺情報出力部と、前記中央距離情報を使用者に伝達する中央情報出力部とを備えることが好ましく、前記周辺情報出力部および中央情報出力部は、使用者に対して互いに異なる位置から出力するように前記本体に固定されることが好ましい。
【0008】
前記本体は、使用者の顔に装着される眼鏡状に形成されていることが好ましい。
【0009】
また、前記距離画像に含まれる障害物の色画像を撮像する色画像撮像部を更に備えることが好ましい。
【0010】
また、前記中央部に相当する空間に存在する障害物の距離を超音波により検出する超音波検出部を更に備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、視覚障がい者に対して、行動に必要な情報を精度良く伝達することができる視覚障がい者用行動支援装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る視覚障がい者用行動支援装置の斜視図である。
図2図1に示す視覚障がい者用行動支援装置のブロック図である。
図3図1に示す視覚障がい者用行動支援装置の撮像エリアの一例を示す平面図である。
図4図3に示す撮像エリアのA-A断面図である。
図5図1に示す視覚障がい者用行動支援装置の動作モードの一例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る視覚障がい者用行動支援装置の斜視図であり、図2は、そのブロック図である。図1および図2に示すように、視覚障がい者用行動支援装置1は、距離画像撮像部20、色画像撮像部22、超音波検出部24、入力部30、演算部40および出力部50が、本体10に支持されて構成されている。
【0014】
本体10は、使用者の顔に装着される眼鏡状に形成されている。本体10は、使用者に装着可能な構成であれば特に限定されないが、装着時に位置や方向がある程度特定されて、その後の位置や方向のずれが生じ難い構成であることが好ましく、眼鏡以外に、キャップ、上着、ベルト、マスク等の形態を例示することができる。
【0015】
距離画像撮像部20は、TOF(Time of Flight)カメラであり、本体10を使用者に装着した状態で使用者の前方側を撮像するように、本体10のリムの前面側に支持されている。TOFカメラは、撮像エリアに赤外光を照射する光源と、マトリクス状に配置された複数画素の撮像素子とを備える公知の構成であり、撮像エリアに赤外光を照射してから反射光を受光するまでの時間を画素毎に計測することによって、距離画像を撮像する。距離画像撮像部20は、必ずしもTOF方式に限定されるものではなく、ステレオカメラ方式やパターン照射方式など他の方式であってもよい。
【0016】
色画像撮像部22は、カラーカメラであり、本体10のリムに距離画像撮像部20と隣接するように支持されて、距離画像撮像部20の撮像エリアと同じエリアの色画像(カラー画像)を撮像する。
【0017】
超音波検出部24は、超音波の反射を利用して対象物までの距離を検出する超音波センサであり、本体10のリムにおいて、ブリッジを挟んで距離画像撮像部20および色画像撮像部22と反対側に設けられている。
【0018】
入力部30は、複数の押圧ボタンからなる第1の入力部32および第2の入力部34を備えており、本体10のテンプルに設けられて、使用者の操作により電源のオンオフや動作モードの切り替え等を行うことができる。電源は、本体10が顔面等と接触する位置に静電容量方式の接触センサ(図示せず)等を設けることで、装着時および取り外し時に自動的にオンオフされるように構成することもできる。
【0019】
演算部40は、CPUおよびメモリを有するマイクロプロセッサからなり、本体10の一方のテンプルに内蔵されて、距離画像撮像部20が取得した距離画像に含まれる障害物の距離情報、色画像撮像部22が取得した色画像に含まれる障害物の色情報、超音波検出部24が取得した障害物の距離情報等を演算する。本体10の他方のテンプルには、演算部40等を動作させるためのバッテリー42が内蔵されている。演算部40は、スマートフォン等の外部端末と無線通信可能に構成してもよく、外部端末の機能を利用することで、演算量を一部削減して省電力化および高速応答化を図ることができる。
【0020】
出力部50は、周辺情報出力部51,52と、中央情報出力部53とを備えている。周辺情報出力部51,52および中央情報出力部53は、偏心ロータの回転等により振動を発生させる振動モータや圧電振動板等からなり、使用者に装着した状態で、それぞれ右耳近傍、左耳近傍および額中央に振動を伝達できるように、本体10の2つのテンプルおよびブリッジの内部に固定されている。
【0021】
出力部50は、更に、本体10の各テンプルの端部にそれぞれ内蔵されたスピーカ54,55を備えている。スピーカ54,55は、例えば骨伝導スピーカであり、振動部が頭部に当接するように配置されて、使用者に音声情報等の音情報を伝達する。スピーカ54,55は、骨導音ではなく気導音を出力するタイプであってもよく、ヘッドホンやイヤホン等の形状にすることもできる。
【0022】
次に、上記の構成を備える視覚障がい者用行動支援装置1の作動を説明する。図3は、距離画像撮像部20の撮像エリアを示す平面図であり、図4は、図3に示す撮像エリアのA-A断面図である。図3および図4に示すように、距離画像撮像部20は、左右方向および上下方向に所定の画角(例えば、左右方向に約170度、上下方向に約90度)を有しており、撮像エリアの距離画像を撮像する。
【0023】
演算部40は、距離画像の領域を中央部Cと周辺部Pとに分割し、中央部Cに含まれる障害物の距離情報である中央距離情報、および、周辺部Pに含まれる障害物の距離情報である周辺距離情報を、それぞれ演算する。中央部Cは、例えば、上下方向および左右方向にそれぞれ10度程度の画角を有する領域であり、使用者の視線方向の領域と略一致するように設定されている。中央部Cおよび周辺部Pに含まれる障害物の有無は、公知の手法により検出することが可能であり、例えば、周囲に比べて距離情報が小さい画素が一定以上の領域に連続するか否かで判別することができる。障害物は、進行を物理的に阻害するものに限られず、凹部や落差なども障害物として検出することができる。
【0024】
演算部40は、演算した中央距離情報を、中央情報出力部53から出力する。これにより、振動モータからなる中央情報出力部53が振動して、使用者の額に中央距離情報を伝達することができる。本実施形態の中央距離情報は、障害物の距離情報に応じて連続的に変化する情報として演算され、距離情報の値が小さいほど振動モータの振動強さが大きくなるように設定されており、障害物までの距離の変化を使用者が連続的に知覚することができる。
【0025】
超音波検出部24の検出領域は、距離画像撮像部20による距離画像の中央部Cの領域に略一致しており、演算部40は、超音波検出部24の検出に基づき、中央部Cに存在する障害物の中央距離情報を取得する。中央部Cに存在する障害物がガラス扉などの透明な物体の場合には、距離画像撮像部20のみでは中央距離情報を取得できないおそれがあるため、超音波検出部24と併用することによって、中央距離情報を確実に取得することができる。
【0026】
また、演算部40は、演算した周辺距離情報を、使用者の右側で検出した障害物については右側の周辺情報出力部51から出力する一方、使用者の左側で検出した障害物については左側の周辺情報出力部52から出力する。これにより、振動モータからなる周辺情報出力部51,52が振動して、使用者の右耳近傍または左耳近傍に、周辺距離情報を伝達することができる。周辺距離情報は、障害物の距離情報に応じて段階的に変化する情報として演算され、本実施形態においては、距離D1からD2までの領域、距離D2からD3までの境域、距離D3以下の3段階に分けて、距離情報の値が小さいほど振動モータの振動強さが段階的に大きくなるように設定されている。
【0027】
このように、中央距離情報は連続的に変化する情報として演算する一方、周辺距離情報は段階的に変化する情報として演算することにより、使用者は、周囲における障害物の距離を大まかに把握することができると共に、特に気になる障害物については、その障害物が存在する方向を向くことで、詳細な距離を把握することができる。この結果、使用者に伝達する情報量を抑制しつつ、使用者が周囲の障害物の位置を的確に認識することが可能になり、歩行等の行動に必要な情報を使用者に精度良く伝達することができる。また、使用者が屈む動作をしたときの机の縁や、半分開いたドア等のように、障害物の直前に障害物が不意に現れるような状況でも、使用者がこれを中央距離情報として正確に把握することで、危険を回避することができる。更に、中央距離情報を周辺距離情報と共に利用することで、例えば、駅の自動改札機の位置や、エレベータのドアの開放部など、使用者の行動を容易にするための周辺環境情報を正確に把握することができるので、危険回避だけでなく、QOL(生活の質)の向上を図ることもできる。
【0028】
また、本実施形態においては、障害物の方向に応じて、周辺情報出力部および中央情報出力部が使用者に対して互いに異なる位置から出力するように配置されているので、使用者が障害物の位置および方向を容易に把握することができる。
【0029】
使用者に伝達する中央距離情報および周辺距離情報は、距離情報の変化を使用者が容易に把握可能であればよく、振動の強さ以外に、例えば、振動間隔や振動パターン等であってもよい。また、必ずしも振動に限定されるものではなく、骨導音や気導音を伝達するスピーカ等を用いて距離情報を音(例えば、音の大きさ、高さ、言語等)により伝達することも可能である。中央距離情報は、本実施形態では連続的に変化する情報としているが、段階的に変化する周辺距離情報よりも段階数が大きい多段階に変化する情報であってもよい。中央部Cまたは周辺部Pに障害物が複数存在する場合、距離情報が最も小さい障害物のみを使用者に伝達してもよく、あるいは、距離情報が小さいものから順に複数を、タイミングを変えて使用者に伝達してもよい。
【0030】
更に、演算部40は、距離画像撮像部20により検出した障害物に関する付加情報を、スピーカ54,55から伝達することにより、使用者が周囲の状況をより的確に把握することができる。例えば、数種類の電子音等を用いて、障害物の高さに関する情報を使用者に伝達することができる。この電子音は、距離情報が小さいほど大きくなるように設定してもよく、例えば、距離情報が小さいものから2つ程度を通知することができる。
【0031】
また、中央部Cの障害物の距離情報が所定値(例えば、100cm)以下になった場合には、中央情報出力部53からの情報伝達に加えて、スピーカ54,55から電子音等による警告音を伝達してもよい。上記の所定値は複数(例えば、100cmおよび50cm)設定してもよく、距離情報が小さくなるにつれて警告音を変化させることで、障害物の衝突に対する注意喚起をより確実に行うことができる。
【0032】
演算部40は、距離画像撮像部20が撮像した距離画像を処理することにより、距離情報が急激に変化する落差や、距離情報が段階的に変化する階段等を判別することができ、この情報をスピーカ54,55から音声情報等として使用者に伝達することができる。例えば、障害物が落差の場合には、周辺情報出力部51,52の振動または中央情報出力部53の振動に加えて、スピーカ54,55から落差の存在と距離および方向等を、音声情報(例えば、「落差、120(cm)左11時」)により出力する。この音声情報の出力は、落差が存在しなくなるまで繰り返すことが好ましい。障害物が階段の場合には、階段の種類、方向、距離等を、音声情報(例えば、「階段上り、前方、150(cm)」により出力する。
【0033】
また、演算部40は、距離画像撮像部20が撮像した距離画像に含まれる障害物の色を、色画像撮像部22が撮像した色画像により判別し、障害物の方向や大きさ等と共に、スピーカ54,55から音声情報(例えば、「赤、左10時、高さ50(cm)」、「緑、右2時、高さ80(cm)」等として使用者に伝達することができる。使用者は、障害物の存在や方向だけでなく、障害物の大きさや色に関する情報が得られるため、障害物の判別が容易になり、周辺環境をより的確に把握することができる。演算部40のメモリには、色、大きさ、形状等から特定可能な障害物の名称(例えば、机、ドア、グラス等)を辞書画像として格納してもよく、距離画像撮像部20および色画像撮像部22が撮像した距離画像および色画像を、演算部40が辞書画像と照合して障害物を特定し、スピーカ54,55から障害物の名称を音声により出力することもできる。
【0034】
上記の各実施形態において、スピーカ54,55から出力する音声情報は、第2入力部34の操作によって、直近のものを再度出力することが可能であり、使用者が聞き漏らした場合でも再確認を容易に行うことができる。スピーカ54,55からは、これらの情報の他、バッテリー42の残量通知等を行うこともできる。音声情報が不要な場合には、第1の入力部32のボタンを上下から摘むように同時に押圧することで、スピーカ54,55からの出力を一時的に停止することができ、この間は、周辺情報出力部51,52および中央情報出力部53からの出力のみとすることができる。第2入力部34は、視覚障がい者用行動支援装置1の使用方法や問い合わせ先等を、スピーカ54,55から音声で出力するボタンも備えており、ボタンの押圧回数に応じて異なる情報を出力する。
【0035】
本実施形態の視覚障がい者用行動支援装置1は、第2の入力部34の操作により動作モードを切り替えて、距離画像撮像部20の距離画像の中央部Cのみを利用した検出を行うことができる。例えば、図5(a)に示すように、中央部Cによって丸い物体を検出している状態で動作モードを切り替えた場合、図5(b)に示すように物体からの距離が遠くなるか、あるいは、図5(c)に示すように物体からの距離が近くなると、それに応じて、中央情報出力部53からの振動や、スピーカ54,55からの音の周波数または音量が変化すると共に、検出した物体の色情報がスピーカ54,55から伝達される。これにより、例えば、テーブルの上に置かれている皿やグラス等を、使用者が正確に把握することが可能になる。
【符号の説明】
【0036】
1 視覚障がい者用行動支援装置
10 本体
20 距離画像撮像部
22 色画像撮像部
24 超音波検出部
30 入力部
40 演算部
50 出力部
51,52 周辺情報出力部
53 中央情報出力部
54,55 スピーカ
図1
図2
図3
図4
図5