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公報発行日 2023年12月25
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本発明のコンバインによれば、機体の各部を駆動するディーゼルエンジンと、このエンジンに清浄な空気を供給するエアクリーナやエンジンの排気ガス後処理装置をカバーにより覆ってエンジンルームを構成すると共に、前記排気ガス後処理装置の排気管を、その中間部からエンジンルーム外の外気にさらしながら下り傾斜させて、エンジンルームの後方に設けるグレンタンクの内側壁の上部寄り外側方まで延ばし、その排気口から機体後方に向けて排気する。
そのため、排気ガスの通過によって高温となる排気ガス後処理装置を、エンジンやエアクリーナとともにカバーで覆うエンジンルーム内に設けることで、排気ガス後処理装置への藁屑等の堆積を防止することができる。また、排気ガス後処理装置の排気管をグレンタンクの内側壁の上部寄り外側方まで延ばすから、藁屑等の浮遊が少ない高所に排気管を設けることができ、しかも、作業走行に伴って排気管上に落下する藁屑等は排気管上から振り落とされるから、排気管にカバー等を設けて藁屑等の堆積を防止するといった対策が不要となる。
そして、雨水や洗車水が仮に誤って排気口から排気管内に侵入しても、排気管の下り傾斜によって排気ガス後処理装置やエンジンルーム内へのそれ以上の水の侵入を阻止することができる。また、ひとたび排気管内に侵入した雨水や洗車水はその下り傾斜によって排気口から即座に流出させることができて、排気管内に何時までも留まらないから排気管の錆の発生を抑えて長きにわたって排気管としての機能を維持させることができる。
また、本発明のコンバインによれば、排気ガス後処理装置を第1と第2の排気ガス後処理装置で構成して、何れの排気ガス後処理装置のケースもその長手方向を横向きとしてエンジンの上方に設けると共に、前記エンジンの排気口から第1排気ガス後処理装置のケース、並びに第1排気ガス後処理装置のケースから第2排気ガス後処理装置のケースに接続管を介して排気ガスを機体内方寄りから導き、また、第2排気ガス後処理装置のケースの機体外方寄りに設ける出口管に排気管のテール管を連結し、更にこのテール管に排気管のディフューザー管の大径となす始端部を嵌合させて、この嵌合部の隙間からディフューザー管内にクーリングファンが起こした冷却風を取り込む。
そのため、第1と第2の排気ガス後処理装置を横向きとしてエンジンの上方に設けて、エンジンルームをコンパクトに纏めることができる。また、エンジンの排気口から第1排気ガス後処理装置のケース、並びに第1排気ガス後処理装置のケースから第2排気ガス後処理装置のケースに接続管を介して排気ガスを機体内方寄りから導くことによって、エンジンの排気口から排出される排気ガスの温度をあまり低下させずに第1排気ガス後処理装置のケースに導くことができ、排気ガス後処理装置の機能を十分に発揮させることができる。
さらに、第1排気ガス後処理装置のケースの機体外方寄りに設ける出口管から接続管を介して取り回しよく第2排気ガス後処理装置のケースに機体内方寄りから排気ガスを導き、そして、この間にクーリングファンの冷却風によって排気ガス後処理装置のケースや接続管から熱を奪うことができるから、これ等の温度を下げることができる。
そして、第2排気ガス後処理装置のケースの機体外方寄りに設ける出口管に排気管のテール管を連結し、更にこのテール管に排気管のディフューザー管の大径となす始端部を嵌合させて、この嵌合部の隙間からディフューザー管内にクーリングファンが起こした冷却風を取り込むと、排気ガスの温度を下げることができると共に、背圧を大気圧近くまで下げてエンジンの性能に悪影響を及ぼさないようにすることができる。なお、この場合にテール管とディフューザー管の始端部は排気ガス後処理装置の出口管とともにエンジンルーム内に設けるので、上述の嵌合部の隙間に藁屑等が吸引されることはなく、そのため、当該箇所に藁屑等の吸引を防止するカバー等を設ける必要はない。
また、本発明のコンバインによれば、排気管を機体外方寄りに設ける始端部から機体内方寄りに至る間に徐々に後方を向くようにその向きを変えながらグレンタンクの内側壁の上部寄り外側方まで延ばして設ける。そのため、排気管の中間部から排気口を備える終端部に至る下り傾斜に合わせて、排気管の始端部の機体内方へ向きから終端部の機体の後方への向きの変更によって排気口から侵入した雨水や洗車水の流れに抵抗を与えて、排気ガス後処理装置やエンジンルーム内への水の侵入を阻止することができる。
なお、係る排気管を機体外方寄りに設ける始端部から機体内方寄りに至る間に徐々に後方を向くように変更することによって、排気管のグレンタンクとの干渉を避けることができる。また、機体の左右方向に排気管路をとることによって、この間で排気管の温度をクーリングファンの冷却風によって下げることができ、これにより排気管60の前後方向の排気管路を逆に短縮して、周辺装置への影響や排気管への藁屑の堆積の機会を減らすことができる。
また、本発明のコンバインによれば、排気管の排気口を備える終端部を水平乃至僅かに下り傾斜させて、その排気口から機体後方に向けて略水平に排気する。そのため、雨水や洗車水の排気口からの流出機能を維持しながら、排気ガスの下方へ向かう排気を防いで周辺装置への熱的影響を減らし、また、機体各部のメンテナンス時における人体への影響も少ない機体後方に向けて略水平に排気ガスを排気して拡散させることができる。
さらに、本発明のコンバインによれば、エンジンルーム外の外気にさらして設ける排気管の終端部寄りをグレンタンクに備える穀粒排出オーガの収納姿勢における下方となるように設け、屋外雨除けシートで機体を覆う際に係るシートが穀粒排出オーガに遮られて排気管に触れないようになす。そのため、エンジンを切ってすぐに屋外雨除けシート(機械シート)を掛けてコンバインを駐車させても、排気管の上方に設ける穀粒排出オーガがガードの役割を果たして、高温となっている排気管にシートが触れて穴が開く等の問題を解消することができる。
そして、本発明のコンバインによれば、排気管の終端部を穀粒排出オーガの収納時における受け体のステーに取付座を介して取付けて設ける。そのため、排気管の終端部を穀粒排出オーガの収納時における受け体のステーを利用して固定することができるため、排気管を堅牢にステーの側方に保持することができる。
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