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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-15
(45)【発行日】2023-12-25
(54)【発明の名称】画像取得方法、装置と電子機器
(51)【国際特許分類】
   G03B 19/07 20210101AFI20231218BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20231218BHJP
   H04N 23/51 20230101ALI20231218BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20231218BHJP
【FI】
G03B19/07
H04N23/57
H04N23/51
G03B30/00
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022580008
(86)(22)【出願日】2021-06-21
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 CN2021101162
(87)【国際公開番号】W WO2021259182
(87)【国際公開日】2021-12-30
【審査請求日】2022-12-23
(31)【優先権主張番号】202010589107.X
(32)【優先日】2020-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】丁 松
【審査官】門田 宏
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第109714456(CN,A)
【文献】国際公開第2020/020135(WO,A1)
【文献】特開平6-276420(JP,A)
【文献】国際公開第2020/087307(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 30/00
G03B 19/06
G03B 19/07
H04N 23/57
H04N 23/51
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器であって、
透光穴と開穴とが設置されているケースであって、前記透光穴は、前記ケースの第一の側に設置され、前記開穴は、前記ケースの第二の側に設置され、前記第一の側と前記第二の側とは隣接側であるケースと、
前記ケース内に設けられる、第一のカメラと第二のカメラとを含む撮像モジュールと、
前記撮像モジュールと接続され、前記撮像モジュールを第一の位置と第二の位置との間で運動させるように駆動するための駆動機構とを含み、
ここで、前記撮像モジュールが第一の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、前記透光穴に対向し、
前記撮像モジュールが第二の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、少なくとも一部が前記開穴から前記ケースの外に突出し、前記第二のカメラは、前記透光穴に対向する、電子機器。
【請求項2】
前記第一のカメラと前記第二のカメラは、第一のベース上に設置され、前記駆動機構は、前記第一のベースを第一の方向に沿って移動させるように駆動し、
ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラが前記ケースから突出する方向である、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記駆動機構は、モータと、ネジスタッドとナットとを含み、
ここで、前記モータは、前記ネジスタッドと固定的に接続され、前記ネジスタッドは、前記ナットと嵌合接続され、且つ前記ナットは、前記ネジスタッドに対して上下移動可能であり、前記ナットは、前記第一のベースと固定的に接続される、請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第一のカメラは、第二のベース上に設置され、前記第二のカメラは、第三のベース上に設置され、前記駆動機構は、前記第二のベースと前記第三のベースとの運動を駆動する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記駆動機構は、前記第二のベースと前記第三のベースとを同時に第一の方向に沿って移動させるように駆動し、
ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラが前記ケースから突出する方向であり、前記第一の方向における前記第二のベースの移動距離は、前記第一の方向における前記第三のベースの移動距離よりも大きい、請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記駆動機構は、前記第二のベースを第一の方向に沿って移動させるように駆動し、前記駆動機構は、前記第三のベースを第二の方向に沿って移動させるように駆動し、
ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラが前記ケースから突出する方向であり、前記第二の方向は、前記第一の方向と異なる、請求項4に記載の電子機器。
【請求項7】
前記駆動機構は、モータと、ネジスタッドと少なくとも二つのナットとを含み、
ここで、前記モータは、前記ネジスタッドと固定的に接続され、前記ネジスタッドは、前記少なくとも二つのナットと嵌合接続され、且つ前記少なくとも二つのナットは、前記ネジスタッドに対して上下移動可能であり、前記第二のベースと第三のベースは、それぞれ異なる前記ナットと固定的に接続される、請求項4に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第一のカメラと第二のカメラの画像取得パラメータは、異なる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の電子機器に用いられる画像取得方法であって、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御することと、
前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得することとを含む、画像取得方法。
【請求項10】
前記の、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを第一の位置から第二の位置に運動させるように制御することは、
前記第一の入力に応答し、所望のカメラを決定することと、
前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定することと、
画像を取得できる場合に、前記所望のカメラが画像を取得するように制御することと、
画像を取得できない場合に、前記駆動機構が前記撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に運動させるように駆動するように制御することとを含む、請求項9に記載の画像取得方法。
【請求項11】
請求項1から8のいずれか1項に記載の電子機器に用いられる画像取得装置であって、
第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御するための第一の制御モジュールと、
前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得するための第一の取得モジュールとを含む、画像取得装置。
【請求項12】
前記第一の制御モジュールは、
前記第一の入力に応答し、所望のカメラを決定するための第一の決定サブモジュールと、
前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定するための第二の決定サブモジュールと、
画像を取得できる場合に、前記所望のカメラが画像を取得するように制御するための第一の制御サブモジュールと、
画像を取得できない場合に、前記駆動機構が前記撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に運動させるように駆動するように制御するための第二の制御サブモジュールとを含む、請求項11に記載の画像取得装置。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項9から10のいずれか1項に記載の画像取得方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項14】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、請求項9から10のいずれか1項に記載の画像取得方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2020年6月24日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010589107.Xの優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本出願は、電子機器技術分野に属し、具体的に画像取得方法、装置と電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
現在の携帯電話の機能がますます強力になり、ユーザの需要もますます高まり、これまでの通話とインターネットの機能にとどまらず、携帯電話の撮影体験に対する要求も高くなっているため、現在の携帯電話については、カメラの高画素化の要求により、カメラの画素がますます高くなり、携帯電話がシングルカメラからマルチカメラへ発展し、より多くの撮影の楽しみと新鮮なユーザ体験をもたらすことは、すでに現在の発展方向になっている。
【0004】
しかしながら、ユーザは、実際のリアカメラの使用過程において、すべてのカメラに対して強い需要があるわけではなく、最もよく使われるのは主にリアメインカメラとそのうちのあるカメラ(例えば、広角カメラ)であり、他のカメラに対する需要はあまり強くない。現在の携帯電話の設計は、図1に示すとおり、各リアカメラのために穴を開ける必要があるとともに、カメラトリム位置は、背面カバーから多く突出し、且つ面積が大きく、具体的には、全体的にリアカメラ位置の開穴が多すぎてカメラトリム位置の突起面積が大きいことにより、ケースの構造強度に影響を与え、破損又は変形を起こしやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例の目的は、カメラ位置の開穴が多すぎてカメラトリム位置の突起面積が大きいことにより、ケースの構造強度に影響を与えるという問題を解決できる画像取得方法、装置と電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0007】
第一の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、前記電子機器は、
透光穴と開穴とが設置されているケースであって、前記透光穴は、前記ケースの第一の側に設置され、前記開穴は、前記ケースの第二の側に設置され、前記第一の側と前記第二の側とは隣接側であるケースと、
前記ケース内に設けられる、第一のカメラと第二のカメラとを含む撮像モジュールと、
前記撮像モジュールと接続され、前記撮像モジュールを第一の位置と第二の位置との間で運動させるように駆動するための駆動機構とを含み、
ここで、前記撮像モジュールが第一の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、前記透光穴に対向し、
前記撮像モジュールが第二の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、少なくとも一部が前記開穴から前記ケースの外に突出し、前記第二のカメラは、前記透光穴に対向する。
【0008】
第二の態様によれば、本出願の実施例は、上記電子機器に用いられる画像取得方法を提供し、前記方法は、
第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御することと、
前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得することとを含む。
【0009】
第三の態様によれば、本出願の実施例は、上記電子機器に用いられる画像取得装置を提供し、前記装置は、
第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御するための第一の制御モジュールと、
前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得するための第一の取得モジュールとを含む。
【0010】
第四の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0011】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第六の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第二の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0013】
本出願の実施例では、透光穴と開穴とが設置されているケースであって、前記透光穴は、前記ケースの第一の側に設置され、前記開穴は、前記ケースの第二の側に設置され、前記第一の側と前記第二の側とは隣接側であるケースと、前記ケース内に設けられる、第一のカメラと第二のカメラとを含む撮像モジュールと、前記撮像モジュールと接続され、前記撮像モジュールを第一の位置と第二の位置との間で運動させるように駆動するための駆動機構とを設置し、ここで、前記撮像モジュールが第一の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、前記透光穴に対向し、前記撮像モジュールが第二の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、少なくとも一部が前記開穴から前記ケースの外に突出し、前記第二のカメラは、前記透光穴に対向することにより、一部のカメラのみのために穴を開け、残りの部分のカメラをケース内に隠すことを実現し、それによってカメラ位置の開穴及びカメラトリム位置の突起面積を減少させ、ケースの構造強度を増加させ、破損又は変形の可能性を低減し、加工プロセスを簡略化することを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】従来の技術における電子機器の構造概略図である。
図2】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその一である。
図3】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその二である。
図4】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその三である。
図5】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその四である。
図6】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその五である。
図7】本出願の実施例の画像取得方法のフロー概略図である。
図8】本出願の実施例の画像取得装置の構造概略図である。
図9】本出願の実施例の電子機器の構造概略図のその六である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0016】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能である。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0017】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による画像取得方法、装置と電子機器を詳細に説明する。
【0018】
以上の技術問題について、本出願は、電子機器を提供し、図2から図6に示すように、
透光穴2と開穴3とが設置されているケース1であって、前記透光穴2は、前記ケース1の第一の側に設置され、前記開穴3は、前記ケース1の第二の側に設置され、前記第一の側と前記第二の側とは隣接側であるケース1と、
前記ケース1内に設けられる、第一のカメラ7と第二のカメラ8とを含む撮像モジュール4と、
前記撮像モジュール4と接続され、前記撮像モジュール4を第一の位置と第二の位置との間で運動させるように駆動するための駆動機構6とを含み、
ここで、前記撮像モジュール4が第一の位置に位置する場合に、前記第一のカメラ7は、前記透光穴2に対向し、
前記撮像モジュール4が第二の位置に位置する場合に、前記第一のカメラ7は、少なくとも一部が前記開穴3から前記ケース1の外に突出し、前記第二のカメラ8は、前記透光穴2に対向する。
【0019】
ここで、第一のカメラ7は、少なくとも一つのカメラを含んでもよく、第二のカメラ8は、少なくとも一つのカメラを含んでもよい。第一のカメラは、ユーザによく使われるカメラであってもよい。
【0020】
本出願の実施例による前記電子機器は、透光穴と開穴とが設置されているケースであって、前記透光穴は、前記ケースの第一の側に設置され、前記開穴は、前記ケースの第二の側に設置され、前記第一の側と前記第二の側とは隣接側であるケースと、前記ケース内に設けられる、第一のカメラと第二のカメラとを含む撮像モジュールと、前記撮像モジュールと接続され、前記撮像モジュールを第一の位置と第二の位置との間で運動させるように駆動するための駆動機構とを設置し、ここで、前記撮像モジュールが第一の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、前記透光穴に対向し、前記撮像モジュールが第二の位置に位置する場合に、前記第一のカメラは、少なくとも一部が前記開穴から前記ケースの外に突出し、前記第二のカメラは、前記透光穴に対向することにより、一部のカメラのみのために穴を開け(具体的に、上記透光穴を開設することであり、ここでは一つの動作であり、上記開穴3を指すものではない)、残りの部分のカメラをケース内に隠すことを実現し、それによってカメラ位置の開穴及びカメラトリム位置の突起面積を減少させ、ケースの構造強度を増加させ、破損又は変形の可能性を低減し、加工プロセスを簡略化することを実現することができる。
【0021】
第一のカメラと第二のカメラは、同一ベース上に設置されてもよく、異なるベース上に設置されてもよく、本出願の実施例は、これについて以下の二つの例を提供する。
【0022】
第一の例では、図2から図6に示すように、前記第一のカメラ7と前記第二のカメラ8は、第一のベース12上に設置され、前記駆動機構6は、前記第一のベース12を第一の方向に沿って移動させるように駆動し、ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラ7が前記ケース1から突出する方向である。このように第一のカメラと第二のカメラを同時に移動させるように正確に制御することを確保することができる。
【0023】
図4から図6に示すように、前記駆動機構は、モータ9と、ネジスタッド10とナット11とを含み、ここで、前記モータ9は、前記ネジスタッド10と固定的に接続され、前記ネジスタッド10は、前記ナット11と嵌合接続され、且つ前記ナット11は、前記ネジスタッド10に対して上下移動可能であり、前記ナット11は、前記第一のベース12と固定的に接続される。このようにカメラの安定移動を実現することを確保することができる。
【0024】
図4から図6に示すように、前記駆動機構は、ナット接続ブロック13をさらに含み、ここで、前記ナット11と前記第一のベース12との間は、前記ナット接続ブロック13によって固定的に接続される。このようにナットと第一のベースとの間の接続強度をさらに確保することができる。
【0025】
第二の例(図には示されていない)では、前記第一のカメラは、第二のベース上に設置され、前記第二のカメラは、第三のベース上に設置され、前記駆動機構は、前記第二のベースと前記第三のベースとの運動を駆動する。このように第一のカメラと第二のカメラを異なる距離移動させるように制御することを実現することができる。
【0026】
具体的には、前記駆動機構は、前記第二のベースと前記第三のベースとを同時に第一の方向に沿って移動させるように駆動し、ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラが前記ケースから突出する方向であり、前記第一の方向における前記第二のベースの移動距離は、前記第一の方向における前記第三のベースの移動距離よりも大きい。このように第一のカメラがケースから突出し、第二のカメラが透光穴に位置合わせされることを実現することを確保することができる。
【0027】
ここで、前記駆動機構は、前記第二のベースを第一の方向に沿って移動させるように駆動し、前記駆動機構は、前記第三のベースを第二の方向に沿って移動させるように駆動し、ここで、前記第一の方向は、前記第一のカメラが前記ケースから突出する方向であり、前記第二の方向は、前記第一の方向と異なる。このようにより多様なカメラの移動制御を実現することを確保することができる。
【0028】
具体的には、前記駆動機構は、モータと、ネジスタッドと少なくとも二つのナットとを含み、ここで、前記モータは、前記ネジスタッドと固定的に接続され、前記ネジスタッドは、前記少なくとも二つのナットと嵌合接続され、且つ前記少なくとも二つのナットは、前記ネジスタッドに対して上下移動可能であり、前記第二のベースと第三のベースは、それぞれ異なる前記ナットと固定的に接続される。このようにカメラの安定移動を実現することを確保することができる。
【0029】
本出願の実施例では、前記第一のカメラと第二のカメラの画像取得パラメータは、異なる。例えば第一のカメラはカラーカメラであり、カラー画像を取得し、第二のカメラはモノクロカメラであり、又は、第一のカメラは広角カメラであり、第二のカメラは深度カメラなどである。第一のカメラと第二のカメラの配置パラメータは異なり、ユーザの必要に応じて適切なカメラを柔軟に選択し、より多様な撮影効果を実現することができる。
【0030】
以下、本出願の実施例による電子機器をさらに説明し、撮像モジュールがバックカメラモジュール(即ちリアカメラモジュール)であり、カメラの数が4つ、2組であり(即ち第一のカメラと第二のカメラがそれぞれ2つのカメラを含む)、第一のカメラと第二のカメラがいずれも第一のベース上に設置されていることを例にする。
【0031】
図2から図6に示すように、この電子機器は、ユーザによく使われるバックカメラ(即ち上記第一のカメラ7)のみのために穴を開け、他のよく使われないカメラ(例えば、上記第二のカメラ8)を背面カバーの下(即ち上記ケース1内)に隠し、主な目的は、背面カバー上の透光穴2及びカメラトリム5の面積を減少させることであり、ユーザがよく使われないカメラを使用する必要がある時、伸縮式カメラの方式により、カメラ全体をケース1の外に押し出し、背面カバーの下に隠されるカメラを本来のよく使われるカメラの開穴位置に合わせて、マルチカメラを同時に組み合わせて作動させる状態を達成する。
【0032】
本出願の実施例による方案では、具体的に、図2に示すように、4つのカメラ、カメラ
、カメラ
、カメラ
とカメラ
を含んでもよく、ここで、カメラ
、カメラ
は、ユーザによく使われるカメラであり、その元の状態ではカメラトリム5の下にあり、透光穴2に位置合わせされ、上記第一のカメラ7を構成し、カメラ
、カメラ
は、ユーザによく使われないカメラであり、元の状態では電子機器の背面カバーの下にあり、上記第二のカメラ8を構成し、全体の背面図は図2を参照することができる。図において、番号5はカメラトリムを表し、番号14は電子機器の背面を表し、図3から図6においても同様である。本出願の実施例による構造は、背面カバーの開穴面積を減少させ、構造性能を向上させるとともに、外観の美観性を向上させることができる。
【0033】
本方案では、ユーザがカメラ
、カメラ
を使用する必要がある時、伸縮式カメラの原理を採用して、機械構造(即ち上記駆動機構6)によってカメラ
、カメラ
をケース1の外に押し出すとともに、カメラ
、カメラ
を本来のカメラ
、カメラ
の位置に到達させ、透光穴2に位置合わせるように駆動することにより、マルチカメラの組み合わせによる撮影効果を実現することができ、概略図は、図3図3においてカメラブラケット17がポップアップされ、それによってカメラ
、カメラ
がケース1の外にある)に示すとおりである。
【0034】
本方案の具体的な構造の詳細は以下のとおりである。
【0035】
図4は、本方案の構造の正面図であり、その中に、重要な部材として、ネジスタッド10を回転させるように駆動するための底部モータ(即ち上記モータ9)と、ネジが刻まれたスタッドであるネジスタッド10と、モータ9がネジスタッド10を回転させるように駆動する時、ネジスタッド10とともに回転できない(横方向に空間がない)ため、ネジの方向に沿って上下に移動することしかできない移動部材であるナット11と、撮像モジュール4を接続して撮像モジュール4の相対的な位置を固定し、且つナット11上に固定するためのモジュール固定ブロック(即ち上記第一のベース12)とが含まれる。図において、番号15はカメラトリムの下エッジを表す。
【0036】
図5図6は、ディスプレイの方向に垂直な断面概略図であり、この図は、撮像モジュールの伸縮前後の状態を示しており、図から分かるように、撮像モジュールのデフォルト状態では、カメラ
(とカメラ
)は、背面カバー上のカメラトリム5の透光穴2に向けられており、この時のカメラ
(とカメラ
)は、いずれも電子機器の背面カバーの内部にあり、この時、外からカメラ
(とカメラ
の存在)が見られず、ユーザがカメラ
とカメラ
を正常に使用している時、撮像モジュールは元の状態(即ち撮像モジュール4が第一の位置に位置し、上記駆動機構6が未作動状態にあり)にあり、カメラを昇降させる必要がない。図において、番号16はカメラトリムの上エッジを表し、番号18はカメラトリム開穴を表す。本出願の実施例では、カメラが画像を取得する時に、カメラトリム開穴18にも位置合わせされ、カメラトリム5とケース1上の透光穴2との間は、互いに嵌合され、カメラによる正常な画像取得を実現することができる。
【0037】
ユーザがカメラ
とカメラ
を使用する必要がある場合、この時、ユーザは、電子機器上のスイッチによって対応する撮影機能(例えば、ぼかし又はマクロ)を選択し、即ち画像取得パラメータを決定することができ、この時、電子機器は、モータ9を制御してカメラをケース1の外に押し出し、カメラ
とカメラ
をカメラトリム5の透光穴2に向けることができ、この時、カメラ



は、いずれも正常に撮像することができ(即ちいずれもそれぞれ画像を取得することができる)、それによってマルチカメラの融合機能を実現することができる。
【0038】
以上から分かるように、本出願の実施例による方案は、カメラを昇降させる原理により、カメラトリムの面積、及びカメラの開穴をより良く減少させ、構造性能を向上させ、外観をより美しくする効果を達成することができ、なお、本方案は、フロントカメラを運用しており、マルチフロントカメラ方案におけるフロントスクリーンの画面占有率をよりよく高めることができる。
【0039】
ここで説明するように、本出願の実施例による方案を実現する時に、カメラのタイプは、バックカメラに限定されるものではなく、フロントカメラ又は他のタイプのカメラであってもよく、数も4つのカメラに限定されるものではなく、4つ未満、又は4つ以上であってもよく、ここでは限定しない。
【0040】
本出願の実施例は、上記電子機器に用いられる画像取得方法をさらに提供し、図7に示すように、前記方法は、以下のようなステップを含む。
【0041】
ステップ71:第一の入力を受信する。
【0042】
第一の入力は、具体的に画像取得パラメータを指示するための入力であってもよく、画像取得パラメータは、ユーザが取得する必要のある画像タイプの様々なパラメータを含んでもよい。
【0043】
ステップ72:前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御する。
【0044】
具体的には、前記の、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを第一の位置から第二の位置に運動させるように制御することは、前記第一の入力に応答し、所望のカメラを決定することと、前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定することと、画像を取得できる場合に、前記所望のカメラが画像を取得するように制御することと、画像を取得できない場合に、前記駆動機構が前記撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に運動させるように駆動するように制御することとを含む。このように所望のカメラモジュールを露出させるだけでよく、他の不要なカメラモジュールが引き継き電子機器のケース内に位置することができるとともに、画像取得に影響を与えないことを実現することを確保することができる。
【0045】
ここで、所望のカメラは、ユーザによく使われるカメラとよく使われないカメラとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
【0046】
昇降機構の状態は、具体的に昇降機構が作動状態にあるかどうか、及び作動状態にある時、何種目の作動状態にあるかであってもよく、昇降機構の状態と撮像モジュールの電子機器内での位置との間には対応関係が存在し、そのうちの一つの情報に基づいて別の一つの情報を得ることができる。
【0047】
より具体的には、前記の、前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定することは、前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが前記電子機器のケース外に位置するかどうか又は前記ケース上の透光穴に位置合わせされている(且つ前記透光穴は正常使用可能である)かどうかを決定することと、そうである場合に、前記所望のカメラが画像を取得できると決定することと、そうでない場合に、前記所望のカメラが画像を取得できないと決定することとを含む。このように所望の撮像モジュールが現在の状態で正常に画像を取得できるかどうかを直接且つ正確に決定することができる。
【0048】
ステップ73:前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得する。
【0049】
以上のように、本出願の実施例による前記画像取得方法は、第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御し、前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得することによって、所望のカメラが画像を取得できる状態にあり、他のカメラが露出せず電子機器のケース内に位置するように制御することを実現することができ、それによって電子機器が一部のカメラのみのために穴を開け、残りの部分のカメラをケース内に隠すことを実現するようにサポートし、それによってカメラ位置の開穴及びカメラトリム位置の突起面積を減少させ、ケースの構造強度を増加させ、破損又は変形の可能性を低減し、加工プロセスを簡略化することを実現することができる。
【0050】
説明すべきこととして、本出願の実施例による画像取得方法では、実行本体は、画像取得装置、又はこの画像取得装置における画像取得方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、画像取得装置によって画像取得方法を実行することを例にして、本出願の実施例による画像取得方法を説明する。
【0051】
本出願の実施例は、上記電子機器に用いられる画像取得装置をさらに提供し、図8に示すように、前記装置は、
第一の入力を受信するための第一の受信モジュール81と、
前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御するための第一の制御モジュール82と、
前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得するための第一の取得モジュール83とを含む。
【0052】
具体的には、前記第一の制御モジュールは、前記第一の入力に応答し、所望のカメラを決定するための第一の決定サブモジュールと、前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定するための第二の決定サブモジュールと、画像を取得できる場合に、前記所望のカメラが画像を取得するように制御するための第一の制御サブモジュールと、画像を取得できない場合に、前記駆動機構が前記撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に運動させるように駆動するように制御するための第二の制御サブモジュールとを含む。このように所望のカメラを露出させるだけでよく、他の不要なカメラが引き継き電子機器のケース内に位置することができるとともに、画像取得に影響を与えないことを実現することを確保することができる。
【0053】
本出願の実施例における画像取得装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動電子機器であってもよく、非移動電子機器であってもよい。例示的には、移動電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非移動電子機器は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0054】
本出願の実施例における画像取得装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0055】
本出願の実施例による画像取得装置は、図7の方法の実施例における画像取得装置によって実現される各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0056】
本出願の実施例による前記画像取得装置は、第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御し、前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得することによって、所望のカメラが画像を取得できる状態にあり、他のカメラが露出せず電子機器のケース内に位置するように制御することを実現することができ、それによって電子機器が一部のカメラのみのために穴を開け、残りの部分のカメラをケース内に隠すことを実現するようにサポートし、それによってカメラ位置の開穴及びカメラトリム位置の突起面積を減少させ、ケースの構造強度を増加させ、破損又は変形の可能性を低減し、加工プロセスを簡略化することを実現することができる。
【0057】
選択的に、本出願の実施例は、電子機器をさらに提供し、図9に示すように、プロセッサ910と、メモリ99と、メモリ99に記憶されており、且つ前記プロセッサ910上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ910により実行されると、上記画像取得方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0058】
注意すべきこととして、本出願の実施例における電子機器は、以上に記載の移動電子機器と非移動電子機器を含む。
【0059】
図9は、本出願の実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0060】
この電子機器90は、無線周波数ユニット91、ネットワークモジュール92、オーディオ出力ユニット93、入力ユニット94、センサ95、表示ユニット96、ユーザ入力ユニット97、インターフェースユニット98、メモリ99、及びプロセッサ910などの部材を含むが、それらに限らない。
【0061】
当業者であれば理解できるように、電子機器90は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ910にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図9に示す電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成せず、電子機器は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0062】
ここで、プロセッサ910は、ユーザ入力ユニット97を介して第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御し、前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得するために用いられる。
【0063】
本出願の実施例は、第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答し、前記電子機器の撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に移動させるように制御し、前記撮像モジュールにおける第一のカメラ及び/又は前記撮像モジュールにおける第二のカメラによって画像を取得することによって、所望のカメラが画像を取得できる状態にあり、他のカメラが露出せず電子機器のケース内に位置するように制御することを実現することができ、それによって電子機器が一部のカメラのみのために穴を開け、残りの部分のカメラをケース内に隠すことを実現するようにサポートし、それによってカメラ位置の開穴及びカメラトリム位置の突起面積を減少させ、ケースの構造強度を増加させ、破損又は変形の可能性を低減し、加工プロセスを簡略化することを実現することができる。
【0064】
選択的に、プロセッサ910は、具体的に、前記第一の入力に応答し、所望のカメラを決定し、前記電子機器の駆動機構の状態に基づいて、前記所望のカメラが画像を取得できるかどうかを決定し、画像を取得できる場合に、前記所望のカメラが画像を取得するように制御し、画像を取得できない場合に、前記駆動機構が前記撮像モジュールを前記第一の位置から前記第二の位置に運動させるように駆動するように制御するために用いられる。
【0065】
このように所望のカメラを露出させるだけでよく、他の不要なカメラが引き継き電子機器のケース内に位置することができるとともに、画像取得に影響を与えないことを実現することを確保することができる。
【0066】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記画像取得方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0067】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0068】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記画像取得方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0069】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0070】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0071】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0072】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うこともでき、それらは、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9