(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、機器制御装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20231219BHJP
B41J 29/42 20060101ALI20231219BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20231219BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20231219BHJP
【FI】
H04N1/00 912
B41J29/42 F
G03G21/00 376
G06F3/0484
(21)【出願番号】P 2019180326
(22)【出願日】2019-09-30
【審査請求日】2022-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】平川 愛理
【審査官】橘 高志
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-108145(JP,A)
【文献】特開2017-098837(JP,A)
【文献】特開平10-243129(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/42
G03G 21/00
G06F 3/0484
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器の動作の実行を受け付ける動作実行受
付手段と、
前記機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、前記動作実行受付手段により動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除する動作禁止解除手段と、
前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるホーム画面受付手段と、
前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間に前記ホーム画面受付手段によりホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御する表示制御手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記動作禁止解除手段により前記機器の禁止状態が解除された場合、ユーザによる再度の操作なしに前記機器によるジョブが実行される請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記機器が設定モードにある場合、前記機器が動作をするのを禁止されている状態となる請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記機器が動作をするのを禁止されている状態にあるか否かを判定する判定手段をさらに有する請求項1から3いずれか記載の情報処理装置。
【請求項5】
ユーザからの指示を受け付け、操作状態を表示する操作表示部と、
前記操作表示部から機器の動作の実行を受け付ける動作実行受
付手段と、
前記機器が動作をするのを禁止する状態にある場合、前記動作実行受付手段により動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除する動作禁止解除手段と、
前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるホーム画面受付手段と、
前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間に前記ホーム画面受付手段によりホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御する表示制御手段と、
を有する機器制御装置。
【請求項6】
機器の動作の実行を受け付けるステップと、
前記機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除するステップと、
前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるステップと、
前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間にホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御するステップと、
を有するコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、機器制御装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、アプリケーションプログラムをインストール可能な電子機器であって、前記表示手段において表示対象とするアプリケーションプログラムの切り替えを制御するシステム制御手段と、前記システム制御手段によって表示対象とされたアプリケーションプログラムに対応する操作画面を前記表示手段へ表示させる表示制御手段と、前記アプリケーションプログラムより前記表示手段の排他的な使用の開始要求と、前記排他的な使用の終了要求とを受け付ける要求受付手段とを有し、前記システム制御手段は、前記要求受付手段によって前記排他的な使用の開始要求が受け付けられているアプリケーションプログラムが有る場合は、当該アプリケーションプログラムより前記排他的な使用の終了要求が受け付けられるまで、前記表示対象を当該アプリケーションプログラムから他のアプリケーションプログラムへ切り替えない電子機器を開示する。
【0003】
特許文献2は、処理手段を介してアプリケーションに関する処理を実行する情報処理装置であって、アプリケーションに関する処理を指示する設定ジョブを取得する取得手段と、前記処理手段が前記設定ジョブに含まれる処理の操作権限を有しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記処理手段が前記設定ジョブに含まれる所定の処理の操作権限を有していないと判定された場合、前記所定の処理の操作権限を前記処理手段に委譲する委譲手段と、前記委譲手段により前記所定の処理の操作権限が委譲された前記処理手段による前記所定の処理の完了後、前記処理手段から前記所定の処理の操作権限を剥奪する剥奪手段と、を有することを特徴とする情報処理装置を開示する。
【0004】
特許文献3は、通常モード、少なくとも一部の機能が制限された制限モード、および前記通常モードから前記制限モードに移行する前にとり得る半制限モードを設定可能な表示装置であって、表示部と、ユーザによる入力を受け付ける受付部と、前記受付部によって所定の入力が受け付けられると前記半制限モードを設定し、当該半制限モードが設定された直後にユーザによる入力に基づいて前記表示部に表示された画面が、所定条件を満たす画面以外の画面に遷移する場合、前記制限モードを設定する設定部と、を備える表示装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2011-191952号公報
【文献】特開2017-73035号公報
【文献】特許2015-88837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、ユーザが解除する操作をすることなく、機器の動作禁止を解除することができる情報処理装置、機器制御装置及びプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る本発明は、機器の動作の実行を受け付ける動作実行受付手段と、前記機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、前記動作実行受付手段により動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除する動作禁止解除手段と、前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるホーム画面受付手段と、前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間に前記ホーム画面受付手段によりホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御する表示制御手段と、を有する情報処理装置である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、前記動作禁止解除手段により前記機器の禁止状態が解除された場合、ユーザによる再度の操作なしに前記機器によるジョブが実行される請求項1記載の情報処理装置である。
なお、ここで、ジョブとは、機器を介して実行される一連の処理をいい、例えば機器が画像形成装置である場合、コピー、スキャン、ファクシミリ送信等をいう。
【0009】
請求項3に係る本発明は、前記機器が設定モードにある場合、前記機器が動作をするのを禁止されている状態となる請求項1又は2記載の情報処理装置である。
【0010】
請求項4に係る本発明は、前記機器が動作をするのを禁止されている状態にあるか否かを判定する判定手段をさらに有する請求項1から3いずれか記載の情報処理装置である。
【0011】
請求項5に係る本発明は、ユーザからの指示を受け付け、操作状態を表示する操作表示部と、前記操作表示部から機器の動作の実行を受け付ける動作実行受付手段と、前記機器が動作をするのを禁止する状態にある場合、前記動作実行受付手段により動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除する動作禁止解除手段と、前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるホーム画面受付手段と、前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間に前記ホーム画面受付手段によりホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御する表示制御手段と、を有する機器制御装置である。
【0012】
請求項6に係る本発明は、機器の動作の実行を受け付けるステップと、前記機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、動作実行を受け付けることにより前記機器の動作禁止を解除するステップと、前記機器のホーム画面を表示する指示を受け付けるステップと、前記機器の設定モード移行処理開始から設定モード移行処理終了までの間にホーム画面を表示する指示を受け付けた場合、前記機器が動作するのを禁止する状態を保持したまま前記ホーム画面を表示するように制御するステップと、を有するコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0014】
請求項1、5、6に係る本発明によれば、機器が動作をするのを禁止されている状態にある場合、ユーザが解除する操作をすることなく、機器の動作禁止を解除することができる。
また、機器が設定モード移行処理中にある場合であってもホーム画面に戻すことができる。
【0015】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明の効果に加えて、再度、ジョブ実行操作をする場合と比較して、ユーザの操作を軽減することができる。
【0016】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1又は2に係る本発明の効果に加えて、機器が設定モードにある場合、設定モードの解除操作をすることなく、設定モードの解除をすることができる。
【0017】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1から3いずれかに係る本発明の効果に加えて、機器が動作するのを禁止されている状態かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウエアを示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施形態に用いた操作表示装置を示す平面図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る情報処理装置のソフトウエアの構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるホーム画面を示す画面図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る情報処理装置における機器設定画面を示す画面図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る情報処理装置におけるコピー開始画面を示す画面図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る情報処理装置の動作フローを示すフローチャートである。
【
図8】本発明の実施形態に係る情報処理装置において、機器が設定モードではない場合の動作フローを示すシーケンス図である。
【
図9】本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の動作フローにおいて、機器設定モード移行終了後にホームボタンが押された場合の画面の遷移を示す画面遷移図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る情報処理装置において、機器設定モード移行終了前にホームボタンが押された場合の動作フローを示すシーケンス図である。
【
図11】本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置の動作フローにおいて、機器設定モード移行終了前にホームボタンが押された場合の画面の遷移を示す画面遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る情報処理装置10が示されている。情報処理装置10は、例えば画像形成装置である機器を制御するためのものである。
【0021】
情報処理装置10は、CPU12、メモリ14、記憶装置16、操作表示装置インターフェイス18、通信インターフェイス20及び機器制御部22を有し、これらCPU12、メモリ14、記憶装置16、操作表示装置インターフェイス18、通信インターフェイス20及び機器制御部22がバス24を介して接続されている。
【0022】
CPU12は、メモリ14に格納された制御プログラムに基づいて予め定められた処理を実行する。記憶装置16は、例えばハードディスクから構成され、必要とされるソフトウエアやデータが記憶されている。操作表示装置インターフェイス18には、操作表示装置26が接続されている。操作表示装置26は、タッチパネル28、ディスプレイ30及びホームボタン32が設けられ、タッチパネル28及びホームボタン32から操作データを受け付け、ディスプレイ30に表示データを送るようになっている。
【0023】
通信インターフェイス20は、LAN(ローカル・エリア・ネットワークのこと)34を介して端末装置やサーバに接続されており、端末装置から画像の形成を依頼されたり、端末装置やサーバに画像を送信したりする。LANに限らず、インターネットを介して端末装置やサーバに接続するようにしてもよい。
【0024】
機器制御部22には、画像形成部36及び画像読取部38に接続されており、画像形成部36により記録媒体に画像を形成し、画像読取部38により原稿を読み取ったりする。
【0025】
図2には、本発明の実施形態に用いられた操作表示装置26が示されている。操作表示装置26は、操作表示装置本体40を有し、この操作表示装置本体40に、前述したタッチパネル28とディスプレイ30とが組み合わされたタッチパネルディスプレイ42と、ホームボタン32とが設けられている。タッチパネルディスプレイ42には、各種の操作ボタンが表示される。タッチパネルディスプレイ42に表示される操作ボタンは、ユーザがタッチすることにより操作データが生じるソフトボタンであり、ホームボタン32は、機械的スイッチからなるハードボタンである。ハードボタンとソフトボタンは、同時に押して入力することができるが、ソフトボタン同士は同時には押せないようになっている。
【0026】
図3には、情報処理装置10の機能を実現するためのソフトウエア群が示されている。
情報処理装置10は、操作データを受け付ける操作データ受付部44を有する。制御部46は、ホームアプリケーションソフトウエア(以下、ホームアプリケーションという。)48、機器アプリケーションソフトウエア(以下、機器アプリケーションという。)50及びコピーアプリケーションソフトウエア(以下、コピーアプリケーションという。)52を有する。また、これらのアプリケーション48,50、52により生成された画像を前述したタッチパネルディスプレイ42に表示するように制御する表示制御部54を有する。
【0027】
図4には、ホームアプリケーション48により生成されたホーム画面56が示されている。ホーム画面56には、ジョブを実行するためのコピーボタン58、機器設定ボタン60等の操作ボタンが表示される。
【0028】
機器設定ボタン60をタップすると、
図5に示すように、機器設定画面62が表示される。第1の機器設定画面62には、機器設定ボタン64が表示される。
【0029】
また、ホーム画面56において、コピーボタン58をタップすると、
図6に示すように、コピー画面66が表示される。コピー画面66には、コピー枚数設定のためのテンキー68、コピー実行ボタン70等が表示される。
【0030】
次に上記情報処理装置10の動作の流れについて説明する。
【0031】
図7は、実施形態に係る動作の流れを示すフローチャートである。
【0032】
まず、ステップS10において、ホーム画面56が開かれている状態でホームボタン32をタップし、次のステップS12において、コピー実行ボタン70をタップすると、ステップS14に進む。
【0033】
ステップS14においては、機器は設定モード中であるか否かを判定する。このステップS14において、機器は設定モード移行ではあると判定された場合は、ステップS16に進み、設定モード終了処理を行い、さらにステップS18に進み、コピーを実行して処理を終了する。
【0034】
一方、ステップ14において、設定モードではないと判定された場合は、ステップS18に進み、そのままコピーを実行して処理を終了する。
【0035】
図8は、機器が設定モードではない場合の動作の流れを示すシーケンス図であり、
図9は、この場合における画面の遷移を示す遷移図である。
【0036】
まずステップS20において、ホーム画面56が表示された状態でユーザがコピーボタン58をタップすると、ホームアプリケーション48は、コピーボタン58がタップされたことを受け付け、ステップS22において、コピーアプリケーション52にコピー画面66を表示するように依頼する。コピーアプリケーション52は、ステップS24において、コピー画面66を表示する。
【0037】
次にユーザがステップS26において、コピー実行ボタン70をタップすると、コピーアプリ―ケーション52は、コピー実行ボタン70がタップされたことを受け付け、ステップS28において、機器に対して設定モードである否か確認する。設定モードである否か確認を求められた機器は、ステップS30において、設定モードではないことをコピーアプリケーション52に通知する。
【0038】
設定モードではない通知を受けたコピーアプリケーション52は、ステップS32において、機器に対してコピーを実行するように依頼する。コピー実行の依頼を受けた機器は、ステップS34において、コピーを実行し、処理を終了する。
【0039】
図10は、機器が設定モードである場合の動作の流れを示すシーケンス図であり、
図11は、この場合における画面の遷移を示す遷移図である。
【0040】
まずステップS40において、ホーム画面56が表示された状態でユーザが機器設定ボタン60をタップすると、ホームアプリケーション48は、機器設定ボタン60がタップされたことを受け付け、ステップS42において、機器アプリケーション50に機器設定画面62を表示するように依頼する。機器アプリケーションは、ステップS44において、機器設定画面62を表示する。
【0041】
次にステップS46において、ユーザが一般機器設定ボタン64をタップすると、機器アプリケーション50は、ユーザが一般機器設定ボタン64をタップしたことを受け付け、ステップS48において、機器に対して設定モードに移行するように依頼する。設定モードに移行するように依頼された機器は、ステップS50において、設定モードへの移行を開始する。
【0042】
機器の設定モード移行中に、ユーザがステップS52において、ホームボタン32を押下すると、ホームアプリケーション48は、ホームボタン32が押下されたことを受け付け、ステップS54において、機器アプリケーション50に対してホームボタン32が押下されたことを通知する。機器アプリケーション50は、ホームボタン32が押下されたことの通知を受けると、ステップS56において、機器に対して設定モードを終了するように依頼する。また、ホームアプリケーション48は、ステップS58において、ホーム画面に遷移していいかどうかの確認を機器アプリケーション50に求める。
【0043】
設定モード終了の依頼を受けた機器は、ステップS60において設定モード移行処理中であることを機器アプリケーション50に通知する。機器アプリケーション50は、ステップ62において、機器が設定モード移行処理中であるのに関わらず、ホームアプリケーション48に対してホーム画面56を表示するように依頼する。ホーム画面56を表示するように依頼を受けたホームアプリケーション48は、ステップS64において、ホーム画面56を表示する。
【0044】
ステップS50の設定モードへの移行処理が終了すると、機器は、ステップS66において、設定モード移行処理が終了したことを機器アプリケーション50に通知する。
【0045】
次にステップS68において、ユーザがコピーボタン58をタップすると、ホームアプリケーション48は、ステップS70において、コピーアプリケーション52に対してコピー画面66を表示するように依頼する。コピー画面66の表示依頼を受けたコピーアプリケーション52は、ステップS72において、コピー画面66を表示する。
【0046】
次にステップS74において、ユーザがコピー実行ボタン70をタップすると、コピーアプリケーション52は、ステップS76において、機器に対して設定モードが終了しているか否か確認する。ここでは、機器は設定モード中であるから、ステップS78において、機器は設定モード中であることを機器アプリケーション52に通知する。
【0047】
設定モード中であることの通知を受けた機器アプリケーション52は、ステップS80において、機器に対して設定モードを終了するように依頼する。設定モードの終了を依頼された機器は、ステップS82において、設定モード終了処理を実行する。設定モード終了処理が終了すると、機器は、ステップS84において、設定モード終了処理終了をコピーアプリケーション52に通知する。設定モード終了処理終了の通知を受けたコピーアプリケーション52は、ステップS86において、機器に対してコピー実行を依頼する。コピー実行依頼を受けた機器は、ステップS88において、コピーを実行して処理を終了する。
【0048】
なお、上記実施形態においては、ジョブの一つとしてコピーを選択したが、他のジョブであっても同様に本発明を適用することができる。さらに、上記実施形態においては、機器の例として画像形成装置を挙げたが、本発明はこれに限定されず、例えばスマートフォン、テレビのリモコン等にも適用することができる。
【符号の説明】
【0049】
10 情報処理装置
12 CPU
14 メモリ
16 記憶装置
18 操作表示装置インターフェイス
20 通信インターフェイス
22 機器制御部
24 バス
26 操作表示装置
28 タッチパネル
30 ディスプレイ
32 ホームボタン
34 LAN
36 画像形成部
38 画像読取部
40 操作表示装置本体
42 タッチパネルディスプレイ
44 操作データ受付部
46 制御部
48 ホームアプリケーション
50 機器アプリケーション
52 機器設定アプリケーション
54 表示制御部
56 ホーム画面
58 コピーボタン
60 機器設定ボタン
62 機器設定画面
64 機器設定ボタン
66 コピー画面
68 テンキー
70 コピー実行ボタン