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公報発行日 2023年12月26
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本発明の手段により、低温定着性及び定着分離性に優れ、かつ、部材への離型剤付着を抑制することができる静電荷像現像用トナーを提供することができる。
本発明の効果の発現機構又は作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
部材への離型剤の付着を抑制するためには、定着時に画像表面に染み出す離型剤の量を少なくすること、染み出した離型剤を素早く結晶化させるために融点の高い離型剤を使用すること、などが挙げられる。しかし、定着時に染み出す離型剤の量を少なくすると定着分離性が悪化し、融点の高い離型剤を使用すると低温定着性が悪化するといった問題があった。
そこで、良好な低温定着性を保ちつつ、良好な定着分離性と部材への離型剤付着の抑制を両立させるためには、冷却過程における離型剤の結晶化速度、結晶化割合、そして部材/離型剤/トナー画像間の付着力が重要となる。定着時に染み出した離型剤が部材と接触した際に部材に付着しづらくするためには、染み出した離型剤とトナー画像表面との間の付着力を強くする必要がある。
そこで、離型剤と親和性の高いビニル系樹脂を結着樹脂として50質量%以上含有させることで、定着時に染み出した離型剤と画像表面との間の付着力が大きくなり、部材に付着しづらくなる。
また、結着樹脂として結晶性ポリエステル樹脂を含有させることで、離型剤と結晶性ポリエステル樹脂が相互作用することによって双方の結晶化が促進され結晶化を速めることができ、さらに、0.60≦ΔHc(70)/ΔHc、0.7≦V/(Tcp-Tci)とすることで、部材と接するまでに素早く多くの離型剤を結晶化させることができ、離型剤の部材への付着を抑制することができる。
このようにして、少なくとも、離型剤と、着色剤と、結着樹脂としてビニル系樹脂と結晶性ポリエステル樹脂とを含有し、前記結着樹脂中における前記ビニル系樹脂の含有量が50質量%以上であるトナーにおいて、0.60≦ΔHc(70)/ΔHc、0.7≦V/(Tcp-Tci)を満たすことで、良好な低温定着性を保ちつつ、良好な定着分離性と部材への離型剤付着の抑制を両立することができると推察される。
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