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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】車両用表示装置
(51)【国際特許分類】
   G01D 7/00 20060101AFI20231219BHJP
   B60K 35/00 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
G01D7/00 K
B60K35/00 Z
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020091100
(22)【出願日】2020-05-26
(65)【公開番号】P2021188915
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-02-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000231512
【氏名又は名称】日本精機株式会社
(72)【発明者】
【氏名】小林 卓
(72)【発明者】
【氏名】山添 真樹
【審査官】細見 斉子
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-24544(JP,A)
【文献】特開昭54-153443(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01D 7/00- 7/12
B60K 35/00
B60R 16/00-17/02
B60W 10/00-60/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1表示部と第2表示部を有する表示手段と、前記第1表示部に温度情報、前記第2表示部に警報設定値情報を表示させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記温度情報が前記警報設定値情報以上の場合に、前記表示手段に前記温度情報が前記警報設定値情報以上であることを示す表示を行う車両用表示装置であって、
前記制御手段は、前記温度情報が暖機閾値情報未満の場合に、前記第2表示部に暖機閾値情報を表示させること
を特徴とする車両用表示装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記温度情報が暖機閾値情報未満の場合に、前記第2表示部の背景色を、前記警報設定値情報を表示する場合の背景色と異なる色で表示させること
を特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両情報(車両の車速、冷却水温度などの現在値)を表示する車両用表示装置が用いられている。例えば、特許文献1に開示されている車両用表示装置は、車両用診断コネクタに接続され、車両の車速、冷却水温度など、複数の車両情報を同時に表示可能なものである。また、予め設定した車両の車速または冷却水温度等を超過した場合、警告表示を行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-153973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている車両用表示装置に、更に機能(例えば、暖機中であることを示す機能)を追加する事が考えられる。
暖機中とは、冷却水温が所定の値(暖機閾値)以下であることである。
しかしながら、新たな機能に対応した表示(暖機中であることを示す表示)を行う十分な表示領域の空きがない場合、ボタン操作等で表示画面を切り替える必要があり、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、使用者が切替操作を行うことなく、暖機中であることを表示可能な車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1表示部32と第2表示部37を有する表示手段13と、第1表示部32に温度情報C1a、第2表示部37に警報設定値情報W1を表示させる制御手段12と、を備え、
制御手段12は、温度情報C1aが警報設定値情報W1以上の場合に、表示手段13に温度情報C1aが警報設定値情報W1以上であることを示す表示を行う車両用表示装置10であって、
制御手段12は、温度情報C1aが暖機閾値情報C1a1未満の場合に、第2表示部37に暖機閾値情報C1a1を表示させること
を特徴とする。
【0007】
制御手段12は、温度情報C1aが暖機閾値情報C1a1未満の場合に、第2表示部37の背景色CLW2Bを、警報設定値情報W1を表示する場合の背景色CLW2Aと異なる色で表示させること
を特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用者が切替操作を行うことなく、暖機中であることを表示可能な車両用表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係るブロック図。
図2】同上実施形態の画面レイアウトを示す図。
図3】同上実施形態の通常表示の例を示す図。
図4図3の目盛表示部の要部拡大図。
図5】同上実施形態において、冷却水温部の警告表示の例を示す図。
図6】同上実施形態の状態判定フローチャートの例を示す図。
図7】同上実施形態において、冷却水温部の暖機中表示例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための一実施形態に係る車両用表示装置を、図面を参照しながら説明する。
【0011】
車両用表示装置10は、図1に示すように、入力装置11と、制御部(制御手段)12と、表示器(表示手段)13から主に構成されている。入力装置11は、車両用表示装置10を起動させるための押ボタンスイッチや、警報設定値Wを設定するための押ボタンスイッチまたはタッチパネル等を備えている。警報設定値Wは、あらかじめ制御部12に初期値が設定されており、入力装置11を操作することによって、値が変更可能であっても良い。制御部12は、マイコン14及び駆動回路15からなるものである。マイコン14は、後述する車両診断コネクタ等からデータを入力し、駆動回路15を介して、表示器13に各種の車両情報を表示させる。表示器13は、ドットマトリクス型の液晶表示パネルからなるものである。
【0012】
車両用表示装置10には、制御コントローラ21、車両診断コネクタ22のいずれか一方または両方と接続される。
制御コントローラ21は、図示しない車両に設けられた車両の走行速度、エンジンオイルの温度、冷却水の温度、エンジンオイルの圧力、排気温度を検知する各センサと接続され、調歩同期式(UART)通信によって、各データをマイコン14に出力する。
車両診断コネクタ22は、CAN通信によって、図示しない車両からエンジンオイルの温度、冷却水の温度、エンジンオイルの圧力、排気温度に関するデータをマイコン14に出力する。
【0013】
(通常表示)
図2は表示器13の画面レイアウト、図3は表示器13の画面の表示例を示している。表示器13の画面は、水温表示領域30、油温表示領域40、油圧表示領域50、排気温表示領域60を備えている。
【0014】
水温表示領域30には、車両情報名表示部31、数字表示部(第1表示部)32、車両情報単位表示部33、目盛表示部34、バーグラフ表示部35、指示部36、数字表示部(第2表示部)37が設けられている。
【0015】
制御部12は、水温表示領域30の各領域に、以下に示す表示を行う。車両情報名表示部31に水温表示を示す文字列「WATER T.」、車両情報単位表示部33に水温の表示単位を示す文字列である「℃」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。数字表示部32に、冷却水温度(水温、温度情報)C1aを、文字色を白、背景色を黒として、数字にて表示させる。また、数字表示部37に、冷却水温度の警報設定値(警報設定値情報)W1を、文字色CLW1を白、背景色CLW2を黒として数字にて表示させる。さらに、指示部36に、略三角形のマークを白色、背景色を黒として表示させる。指示部36は数字表示部37と目盛表示部34の間に設けられ、マークは後述する目盛M1の警報設定値W1に対応する位置を示すものである。
【0016】
制御部12は、目盛表示部34に、目盛M1を表示させる。図4に示すように、目盛M1は、警報設定値W1未満の範囲に対応する目盛M1Lと、警報設定値W1以上の範囲に対応する目盛M1Hから構成されている。目盛M1Lは、線状指標部M1LHと、線状指標部M1LHを縦方向に繋ぐ棒状部M1LVと、からなる。線状指標部M1LHは、5℃おきに4つの線状指標M1LHLと、隣接するM1LHLの間に1℃毎に各4個、合計12個の線状指標M1LHSと、からなる。目盛M1Hは、線状指標部M1HHと、線状指標部M1HHを縦方向に繋ぐ棒状部M1HVと、からなる。線状指標部M1HHは、警報設定値W1より5℃高い位置を示す線状指標M1HHLと、隣接するM1LHLとの間に1℃毎に4個の線状指標M1HHSと、からなる。制御部12は、目盛M1Lを、色CLW3を白(背景色は黒)で表示させる。また、目盛M1Hを、色CLW4を赤(背景色は黒)で表示させる。制御部12は、棒状部M1HVを赤、線状指標M1HHL、M1HHSを白で表示させることも可能である。なお、入力装置11を操作することによって警報設定値W1が変更された場合、制御部12は目盛M1の表示範囲を変更させるが、マークと目盛M1は外観上変化しない。
【0017】
図2図3を参照する。制御部12は、目盛表示部34の左側のバーグラフ表示部35に、水温C1aに相当するバーグラフB1を、警報設定値W1未満の範囲については、色CLW5を白、警報設定値W1以上の範囲については、色を赤(いずれも背景色を黒)として表示させる。バーグラフB1は、目盛M1に対応している。制御部12は、バーグラフB1の判読性を高めるために、線状指標M1HHLを超えている場合、バーグラフB1の線状指標M1HHLに相当する箇所を黒表示させることができる。
【0018】
なお、本実施例では、制御部12は、目盛M1を、警報設定値W1-20.5℃から警報設定値W1+5.5℃(摂氏表示の場合。華氏の場合は°F)の範囲で表示させる。水温C1aが警報設定値W1-20.5℃未満の場合、制御部12はバーグラフB1を表示させない。
【0019】
水温C1aが96℃、警報設定値W1が100℃のとき、制御部12は、表示器13の車両情報名表示部31に水温表示を示す文字列「WATER T.」、数字表示部32に水温C1aを示す文字列「96」、車両情報単位表示部33に水温の表示単位を示す文字列である「℃」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。制御部12は、目盛表示部34に、警報設定値W1に対応した目盛M1と、指示部36に、マークを表示させる。制御部12は、バーグラフ表示部35に、バーグラフB1を96℃相当の範囲まで色CLW5を白、背景色を黒として表示させる。バーグラフB1の85℃、90℃、95℃の箇所は黒表示させる。制御部12は、数字表示部37に警報設定値W1を示す文字列「100」を、文字色CLW1を白、背景色CLW2を黒として表示させる。
【0020】
油温表示領域40には、車両情報名表示部41、数字表示部42、車両情報単位表示部43、目盛表示部44、バーグラフ表示部45、指示部46、数字表示部47が設けられている。
【0021】
制御部12は、油温表示領域40の各領域に、以下に示す表示を行う。車両情報名表示部41に油温表示を示す文字列「OIL T.」、車両情報単位表示部43に油温の表示単位を示す文字列である「℃」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。数字表示部42に、エンジンオイル温度(油温)C1bを数字にて表示させる。また、数字表示部47に、油温の警報設定値W2を、文字色CLT1を白、背景色CLT2を黒として数字にて表示させる。さらに、指示部46に、略三角形のマークを白色、背景色を黒として表示させる。指示部46は数字表示部47と目盛表示部44の間に設けられ、マークは目盛M2の警報設定値W2に対応する位置を示すものである。
【0022】
制御部12は、目盛表示部44に、目盛M2を表示させる。目盛M2は、警報設定値W2未満の範囲に対応する目盛M2Lと、警報設定値W2以上の範囲に対応する目盛M2Hから構成されている。制御部12は、目盛M2Lを、色CLT3を白(背景色は黒)で表示させる。また、目盛M2Hを、色CLT4を赤(背景色は黒)で表示させる。目盛M2は、目盛M1と同様の構成であり、説明を省略する。
【0023】
図2図3を参照する。制御部12は、目盛表示部44の左側のバーグラフ表示部45に、油温C1bに相当するバーグラフB2を、警報設定値W2未満の範囲については、色CLT5を白、警報設定値W2以上の範囲については、色を赤(いずれも背景色を黒)として表示させる。バーグラフB2は、目盛M2に対応している。制御部12は、バーグラフB2の判読性を高めるために、線状指標を超えている場合、バーグラフB2の線状指標に相当する箇所を黒表示させることができる。
【0024】
なお、本実施例では、制御部12は、目盛M2を、警報設定値W2-20.5℃から警報設定値W2+5.5℃(摂氏表示の場合。華氏の場合は°F)の範囲で表示させる。油温C1bが警報設定値W2-20.5℃未満の場合、制御部12はバーグラフB2を表示させない。
【0025】
油温C1bが96℃、警報設定値W2が100℃のとき、制御部12は、表示器13の車両情報名表示部41に油温表示を示す文字列「OIL T.」、数字表示部42に油温C1bを示す文字列「96」、車両情報単位表示部43に油温の表示単位を示す文字列である「℃」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。制御部12は、目盛表示部44に、警報設定値W2に対応した目盛M2と、指示部46に、マークを表示させる。制御部12は、バーグラフ表示部45に、バーグラフB2を96℃相当の範囲まで色CLT5を白、背景色を黒として表示させる。バーグラフB2の85℃、90℃、95℃の箇所は黒表示させる。制御部12は、数字表示部47に警報設定値W2を示す文字列「100」を、文字色CLT1を白、背景色CLT2を黒として表示させる。
【0026】
油圧表示領域50には、車両情報名表示部51と、油圧C1cを数字にて表す数字表示部52と、車両情報単位表示部53が設けられている。
【0027】
油圧C1cが4.5×100KPaのとき、制御部12は、表示器13の車両情報名表示部51に油圧表示を示す文字列「OIL P.」、数字表示部52に油圧C1cを示す文字列「4.5」、車両情報単位表示部53に油圧の表示単位を示す文字列である「×100kPa」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。
【0028】
排気温表示領域60には、車両情報名表示部61と、排気温C1dを数字にて表す数字表示部62と、車両情報単位表示部63が設けられている。
【0029】
排気温C1dが378℃のとき、制御部12は、表示器13の車両情報名表示部61に排気温表示を示す文字列「EXT.T.」、数字表示部62に排気温を示す文字列「378」、車両情報単位表示部63に排気温の表示単位を示す文字列である「℃」を、文字色を白、背景色を黒として表示させる。
【0030】
制御部12は、水温、油温、油圧、排気温の各表示について、水温C1a、油温C1b、油圧C1c、排気温C1dとそれぞれに対応する警報設定値に基づき、通常表示または警告表示を行うことができる。
以下、水温表示を例として、警告表示について説明する。
なお、記載のない表示については、通常表示と同じである。
【0031】
(警告表示)
警告表示について、図2図5を用いて説明する。
水温C1aが警報設定値W1以上(警告表示条件)のとき、制御部12は、表示器13に警告表示をさせる。警告表示は、表示内容は通常表示に準じ、数字表示部37に警報設定値W1を示す文字列「100」を、文字色CLW1Aを白、背景色CLW2Aを赤として表示させ、バーグラフB1のうち、警報設定値W1を超過した箇所の色CLW6を赤として表示させることである。
水温C1aが103℃、警報設定値W1が100℃のとき、図5に示すように、制御部12は、数字表示部32に水温C1aを示す文字列「103」を、文字色を白、背景色を黒として表示させ、数字表示部37に警報設定値W1を示す文字列「100」を、文字色CLW1Aを白、背景色CLW2Aを赤として表示させる。
なお、警告表示条件を満たさなくなった場合、制御部12は表示器13を通常表示させる。
【0032】
(暖機中表示)
制御部12は、水温表示、油温表示について、暖機中を示す表示(暖機中表示)を行うことができる。暖機中表示と、通常表示または警告表示の切り替えについて、水温表示を例として、図6に示す状態判定フローチャートと、図7に示す暖機中表示例と、を用いて説明する。
【0033】
(暖機中であるか否かの判定)
下記に示す条件(条件1)が成立しているか否かを判定する(Step1)。条件1が成立しているときは、Step2に、未成立のときは、Step3に進む。
条件1は、下記に示す項目が成立した場合、成立する。
・水温C1aが暖機閾値(暖機閾値情報)C1a1(例えば40℃)未満
【0034】
(Step2:暖機中)
制御部12は、表示器13に暖機中表示をさせる。暖機中表示は、表示内容は通常表示に準じ、数字表示部37に水温の暖機閾値C1a1を示す文字列を、文字色CLW1Bを白、背景色CLW2Bを青として表示させ、目盛M1Lの色CLW3Bを青、目盛M1Hの色CLW4Bを白、バーグラフB1の色CLW5Bを青として表示させることである。
水温C1aが32℃、暖機閾値C1a1が40℃のとき、図7に示すように、制御部12は、数字表示部32に水温C1aを示す文字列「32」を、文字色を白、背景色を黒として表示させ、数字表示部37に暖機閾値C1a1を示す文字列「40」を、文字色CLW1Bを白、背景色CLW2Bを青として表示させる。
水温表示以外の油温、油圧、排気温の各表示については、通常表示または警告表示を行い、一連の処理を終了する。
【0035】
(Step3:暖機中でない)
水温C1aが警報設定値W1未満である状態(条件2が成立:C1a1≦C1a<W1)か否かを判定する(Step3)。条件2が成立している場合は、Step4に、未成立の場合は、Step5に進む。
【0036】
(Step4:通常表示)
制御部12は、水温について、上述した通常表示を行う。
水温表示以外の油温、油圧、排気温の各表示については、通常表示または警告表示を行い、一連の処理を終了する。
【0037】
(Step5:警告表示)
制御部12は、水温について、上述した警告表示を行う。
水温以外の油温、油圧、排気温については、通常表示または警告表示を行い、一連の処理を終了する。
【0038】
水温C1aが暖機閾値C1a1未満の場合に、数字表示部37に暖機閾値C1a1を表示させることによって、使用者が切替操作を行うことなく、暖機中であることを表示可能である。
【0039】
更に、数字表示部37の背景色CLW2Bを通常表示、警告表示と異なる色にすることによって、暖機閾値C1a1を表示していることを認識することが容易となる。
【0040】
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、水温表示について暖機表示を行う場合を例示したが、油温表示にも適用可能である。第2表示部の文字色、背景色の組合せは、判読性が高いものであれば良く、任意の色の組合せが可能である。警告表示、暖機中表示において、第2表示部に背景色と異なる色で枠を設けることも可能である。目盛が1℃刻みの場合を例示したが、目盛の温度幅は任意であり、例えば5℃刻みとしても差し支えない。また、本実施形態の表示手段は、液晶表示パネルからなる表示器であったが、指針とLEDなどからなるアナログゲージであっても良い。この場合、背景色は、LEDの照明色である。また、背景色の変更と同時に点滅表示をさせても良い。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、車両用表示装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0042】
10 車両用表示装置
11 入力装置
12 制御部(制御手段)
13 表示器(表示手段)
14 マイコン
15 駆動回路
21 制御コントローラ
22 車両診断コネクタ
30 水温表示領域
31 車両情報名表示部
32 数字表示部(第1表示部)
33 車両情報単位表示部
34 目盛表示部
35 バーグラフ表示部
36 指示部
37 数字表示部(第2表示部)
40 油温表示領域
41 車両情報名表示部
42 数字表示部(第1表示部)
43 車両情報単位表示部
44 目盛表示部
45 バーグラフ表示部
46 指示部
47 数字表示部(第2表示部)
50 油圧表示領域
51 車両情報名表示部
52 数字表示部
53 車両情報単位表示部
60 排気温表示領域
61 車両情報名表示部
62 数字表示部
63 車両情報単位表示部
W 警報設定値(警報設定値情報)
C1a 水温(温度情報)
C1a1 暖機閾値情報
C1b 油温
C1c 油圧
C1d 排気温
CLW1 文字色
CLW1A 文字色(警告表示)
CLW1B 文字色(暖機中表示)
CLW2 背景色
CLW2A 背景色(警告表示)
CLW2B 背景色(暖機中表示)
CLW3 色(M1L)
CLW3B 色(M1L)
CLW4 色(M1H)
CLW4B 色(M1H)
CLW5 色(B1)
CLW5B 色(B1)
CLW6 色(B1)
CLT1 文字色
CLT2 背景色
CLT3 色(M2L)
CLT4 色(M2H)
CLT5 色(B2)
M1 目盛
M1H 目盛
M1HH 線状指標部
M1HHL 線状指標
M1HHS 線状指標
M1HV 棒状部
M1L 目盛
M1LH 線状指標部
M1LHL 線状指標
M1LHS 線状指標
M1LV 棒状部
M2 目盛
M2H 目盛
M2L 目盛

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7