(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、及び、カラオケ装置
(51)【国際特許分類】
G10K 15/04 20060101AFI20231219BHJP
【FI】
G10K15/04 302D
(21)【出願番号】P 2021059140
(22)【出願日】2021-03-31
【審査請求日】2022-03-29
(73)【特許権者】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100157118
【氏名又は名称】南 義明
(72)【発明者】
【氏名】瀧尻 豊
(72)【発明者】
【氏名】二村 湧斗
【審査官】佐久 聖子
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-204408(JP,A)
【文献】特開平08-030481(JP,A)
【文献】特開2007-310897(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/00-15/12
G06F 11/22-11/277
13/00-13/14
G06K 17/00
H04R 29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1制御部と、第2制御部と、機器接続端子と、切替部と、記憶部を備える情報処理装置であって、動作処理を実行可能とし、
切替部は、機器接続端子に接続された機器の制御を第1制御部と第2制御部の間で切り替え可能とし、
記憶部は、第1制御部
、及び、第2制御部に所定のサブアプリを動作させ、機器接続端子に接続された機器の制御を行うサービス状況
において、機器接続端子に接続された機器を第1制御部、もしくは、第2制御部のどちらが使用するかが指定された利用機器情報を記憶し、
動作処理は、
機器接続端子に接続された機器の制御を、利用機器情報が指定する第1制御部、もしくは、第2制御部に切り替える
情報処理装置。
【請求項2】
通信部を備え、
利用機器情報は、通信部を使用して受信もしくは更新される
請求項
1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
切替部は、機器接続端子に接続された機器と第1制御部の接続と、機器接続端子に接続された機器と第2制御部を排他的に切り替える
請求項
1または請求項
2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
第1制御部と、第2制御部と、機器接続端子と、切替部と、記憶部を備える情報処理装置であって、動作処理を実行可能とし、
切替部は、機器接続端子に接続された機器の制御を第1制御部と第2制御部の間で切り替え可能とし、
記憶部は、第1制御部
、及び、第2制御部に所定のサブアプリを動作させ、機器接続端子に接続された機器の制御を行うサービス状況
において、機器接続端子に接続された機器を第1制御部、もしくは、第2制御部のどちらが使用するかが指定された利用機器情報を記憶し、
動作処理は、
機器接続端子に接続された機器の制御を、利用機器情報が指定する第1制御部、もしくは、第2制御部に切り替える
カラオケ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及び、楽曲を再生し、歌唱を行うことのできるカラオケ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、伴奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケが社交の場等で行われている。このようなカラオケは、楽曲を再生するカラオケ装置を使用して行われる。現在、カラオケ装置は、楽曲の再生、歌詞の表示と行った一般的機能のみならず、多様な機能が追加され、ユーザに対するサービスが図られている。
【0003】
特許文献1には、グラフィックを合成した映像を表示するグラフィック合成処理と、を実行し、入力映像信号を所定の遅延時間遅延させる第1モードと、入力映像信号を所定の遅延時間遅延させない第2モードを有し、第1モードと第2モード間の変更時、遅延時間を徐々に変更する切替処理を実行可能とするカラオケ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-102209号公報
【文献】特開2008-242979号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カラオケ装置では、特許文献1に開示されるようなグラフィックに関する機能のみならず、採点、楽曲再生、他者とのコミュニケーション等、あらゆる方向において、その機能が増加する傾向にある。このような機能を実現するため、ハードウェア性能の拡大も図る必要がある。
【0006】
ところで、従来の機器開発では、製品が正常に動作するか、安全に動作するか評価が実施されている。特許文献2には、画像処理装置(プリンタ)の発明。ドライバが複数ある場合、それぞれのドライバを適応した場合のエラーを記憶し、エラーが発生していないドライバを適応する画像処理プログラムが開示されている。
【0007】
前述したように、ハードウェア性能の拡大、機能の増加が図られるカラオケ装置においても例外ではなく、ユーザの利用時においては、開発者および評価者が予期しない動作をすることなく、適切な動作することが求められている。
【0008】
また、カラオケ装置を含む情報処理装置では、製品のプラットフォーム化が進むことにより、開発者および評価者の予期しないアプリケーションがユーザの手により搭載されることも増加している。そのため、不具合発生のリスクが高まると同時に、製品の安全性を企業が保証することが困難になり、技術の向上を妨げる原因の一つになりかねない。
【0009】
本発明は、このような状況を鑑みたものであって、カラオケ装置等、情報処理装置を、予期しない動作させることなく、適切に動作させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
また本発明に係る情報処理装置は、第1制御部と、第2制御部と、機器接続端子と、切替部と、記憶部を備える情報処理装置であって、動作処理を実行可能とし、切替部は、機器接続端子に接続された機器の制御を第1制御部と第2制御部の間で切り替え可能とし、記憶部は、第1制御部、及び、第2制御部に所定のサブアプリを動作させ、機器接続端子に接続された機器の制御を行うサービス状況において、機器接続端子に接続された機器を第1制御部、もしくは、第2制御部のどちらが使用するかが指定された利用機器情報を記憶し、動作処理は、機器接続端子に接続された機器の制御を、利用機器情報が指定する第1制御部、もしくは、第2制御部に切り替える。
【0014】
さらに本発明に係る情報処理装置において、通信部を備え、利用機器情報は、通信部を使用して受信もしくは更新される。
【0015】
さらに本発明に係る情報処理装置において、切替部は、機器接続端子に接続された機器と第1制御部の接続と、機器接続端子に接続された機器と第2制御部を排他的に切り替える。
【0016】
また本発明に係るカラオケ装置は、第1制御部と、第2制御部と、機器接続端子と、切替部と、記憶部を備える情報処理装置であって、動作処理を実行可能とし、切替部は、機器接続端子に接続された機器の制御を第1制御部と第2制御部の間で切り替え可能とし、記憶部は、第1制御部、及び、第2制御部に所定のサブアプリを動作させ、機器接続端子に接続された機器の制御を行うサービス状況において、機器接続端子に接続された機器を第1制御部、もしくは、第2制御部のどちらが使用するかが指定された利用機器情報を記憶し、動作処理は、機器接続端子に接続された機器の制御を、利用機器情報が指定する第1制御部、もしくは、第2制御部に切り替える。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る情報処理装置によれば、第1制御部、第2制御部を備え、機器接続端子に接続された機器を制御する情報処理装置を、予期しない動作させることなく、適切に動作させることを1つの目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図
【
図2】本実施形態のカラオケ装置の制御構成を説明するための図
【
図4】本実施形態の利用機器情報のデータ構成を示す図
【
図7】他の実施形態の利用機器情報のデータ構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント130を利用してネットワークを形成するように通信接続されている。
【0020】
楽曲の演奏を行うカラオケ装置2は、第1制御部31a、第2制御部31bを有している。本実施形態では、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれに、SoC(System on a Chip)を使用している。ここで、SoCは、CPU、メモリ等、各種情報処理装置を制御するために必要な機能を統合したチップである。なお、第1制御部31a、第2制御部31bとしては、SoCの形態ではなく、CPU、メモリ等、複数のパーツで実現する形態であってもよい。
【0021】
第1制御部31a、第2制御部31bには、インターフェイス33を介して各種構成が接続されている。また、第1制御部31a、第2制御部31bは、このインターフェイス33を介して互いに通信を行うことも可能である。本実施形態では、インターフェイス33に、ミキシングアンプ34、ハードディスク35、赤外線通信部36、無線LAN通信部37、LAN通信部38、操作部39、USB接続端子40が接続されている。
【0022】
USB接続端子40には、各種外部機器を接続することが可能である。本実施形態では、歌唱者等を撮像するためのカメラ44が接続されている。この他、外部機器としては、ハードディスク、USBメモリ、エフェクタ、外部楽器からの音響信号を取込むための装置、マウスやキーボード等の入力装置等を接続することが可能である。
【0023】
ミキシングアンプ34は、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bで再生された楽曲、及び、マイクロホン43a、43bから入力される音声をミキシングして、スピーカー42に出力する。なお、ミキシングアンプ34では、再生された楽曲、音声に対してエコー等の効果を付与する機能を持たせることとしてもよい。
【0024】
ハードディスク35は、カラオケ装置2の記憶部として機能し、各種情報、あるいは、カラオケ装置2で実行可能なアプリケーションプログラムを複数記憶する。なお、本明細書では、アプリケーションプログラムのことを「アプリ」、「サブアプリ」、あるいは、「プログラム」と略することがある。
【0025】
赤外線通信部36、無線LAN通信部37、LAN通信部38は、カラオケ装置2の通信手段として機能し、外部の各種構成と通信を行うことが可能である。本実施形態では、赤外線通信部36を使用して、リモコン装置1と通信を行い、リモコン装置1からの楽曲指定等を受信することとしている。また、LAN通信部38を使用して、LAN100に有線接続を行い、ネットワークに参加することとしている。また、有線LANが使用できない場合には、無線LAN通信部37を使用したネットワーク接続することも可能となっている。
【0026】
操作部39は、ユーザからの各種入力を受け付けることが可能である。操作部39による操作入力は、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bの各種処理に使用される。本実施形態の第1制御部31a、第2制御部31bは、映像出力機能を備えており、それぞれの映像出力端子は、HDMI切替器32(映像切替部)に接続されている。HDMI切替器32は、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bの映像をモニタ41に出力する。HDMI切替器32の切替制御は、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bによる制御される。
【0027】
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報を予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞表示処理とが同期して実行される処理である。
【0028】
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bに演奏を実行させる処理である。演奏された楽曲は、ミキシングアンプにて、マイクロホン43a、43bから入力される音声とミキシングされ、スピーカー42から放音される。歌詞表示処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞表示処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
【0029】
一方、リモコン装置1は、ユーザからの指示に基づいて楽曲を検索し、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたサーバ装置5から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザからのタッチ入力を受付可能としている。
【0030】
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
【0031】
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント130と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。また、リモコン装置1は、赤外線通信部19を備えており、カラオケ装置2側の赤外線通信部36に対して、楽曲予約時の予約情報等を送信することが可能となっている。
【0032】
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
【0033】
図1で説明したようにカラオケ装置2は、第1制御部31aと第2制御部31bを有して構成されている。カラオケ装置2は、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれでアプリを実行することで各種サービスを提供することが可能である。
【0034】
図2は、本実施形態のカラオケ装置2の制御構成を説明するための図である。本実施形態では、USB接続端子40を介して接続されたカメラ44について説明する。第1制御部31a、第2制御部31bは、インターフェイス33(本発明に係る「切替部」に相当)、USB接続端子40(本発明に係る「機器接続端子」に相当)を介してカメラ44と接続されている。インターフェイス33は、カメラ44と第1制御部31aの接続、あるいは、カメラ44と第2制御部31bの接続を排他的に切り替えることが可能である。なお、
図2では、インターフェイス33における切り替えを、スイッチを模した切り替えとして記載しているが、機械的な切り替えに限られるものではなく、ソフト的な切り替えであってもよい。
【0035】
カラオケ装置2において、プログラム実行による各種サービスが提供される場合、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれでは、アプリが実行される。1つのサービスを実行する際、複数のアプリが動作するため、ここでは、アプリのことをサブアプリと称している。本実施形態の第1制御部31a、第2制御部31bは、SoCを使用しており、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれにサブアプリを記憶している。
図2の例では、第1制御部31aでサブアプリ1~3を、第2制御部31bでサブアプリA~Cを実行可能としている。
【0036】
このように第1制御部31a、第2制御部31を使用する形態では、インターフェイス33を介して接続された各種外部機器(この例では、カメラ44)は、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bによって制御されることになる。しかしながら、第1制御部31a、第2制御部31bが同時にカメラ44を制御した場合、競合等の不具合が生じ、カラオケ装置2が正常に動作しなくなる可能性がある。
【0037】
本実施形態では、このような事情を考慮したものであって、第1制御部31a、第2制御部31bを使用して、機器接続端子(この場合、USB接続端子40)を介して接続されている機器(この場合、カメラ44等)を制御する際、その制御が適切に行われることを1つの目的としている。以下に、2つの実施形態について説明する。
【0038】
[第1実施形態]
本実施形態では、カラオケ装置2の製造・開発を行うメーカー側で実行され、機器接続の検証を行う動作評価処理、及び、カラオケ装置2の利用側で実行され、機器接続時における動作処理で構成されている。
【0039】
図3は、本実施形態の動作評価処理を示すフロー図である。この動作評価処理は、カラオケ装置2の製造・開発を行うメーカー側で実行される処理である。メーカーでは、カラオケ装置2を使用して、この動作評価処理を実行する。動作評価処理では、カラオケ装置2に評価対象となる機器(この場合:カメラ44)を接続した状態で実行される。
【0040】
第1制御部31a、第2制御部31bの他に、全体管理プログラムが用意されている。この全体管理プログラムは、第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bで実行されるものであってもよいし、あるいは、第1制御部31a、第2制御部31bとは異なる制御部(統括制御部)で実行されるものであってもよい。
【0041】
管理者は、カラオケ装置2の操作部39等を利用し、評価対象とするサービスα(本発明に係る「サービス状況」に相当)についての評価開始操作を指示する(S101)。ここで、サービスαは、第1制御部31aにおいてサブアプリ1が実行され、第2制御部31bにおいてサブアプリAが実行される処理である。全体管理プログラムは、第1制御部31aに対して、サブアプリ1の起動を指示(S201)し、第2制御部31bに対して、サブアプリAの起動を指示(S202)する。
【0042】
サブアプリ1、サブアプリAの起動後、動作評価処理では、カラオケ装置2は、モニタ41等を使用して、第1制御部31a、第2制御部31bの各種状態を通知する(本発明に係る「通知処理」に相当)。特に、本実施形態では、カラオケ装置2に対して接続されている機器(カメラ44)の使用状況(第1制御部31a、第2制御部31bのどちらで使用されているか)が通知される。
【0043】
評価者は、カメラ44を使用したサービスαの評価を実行する(S150)。この例では、第2制御部31bがカメラ44を利用したことが評価者に対して通知され、評価者は、サービスαのカメラ44の利用時において、第1制御部31aと第2制御部31bの間で競合等の不具合がないことを確認する。別の例では、第2制御部31bがカメラ44を利用したい旨が評価者に通知され、正常な動作であると評価者が判断した場合、評価者の操作に基づいて切換させてもよい。この場合、経時的に第1制御部31aと第2制御部31bの間で競合等の不具合がないことが確認できる。また、評価者が、仕様書等に基づいて確認を行い、第2制御部31bにカメラ44の利用を指示することで、サービスαでは第2制御部31bがカメラ44を利用してもよいことが正解として与えられてもよい。これにより、評価時においても第1制御部31aと第2制御部31bが競合することを避けることができ、評価は円滑になる。
【0044】
サービスαについて不具合がないことを確認した評価者は、カラオケ装置2に対して評価の終了指示を行う(S102)。なお、不具合が生じた場合には、この評価終了操作(S102)は行われない。指示を受けた全体管理プログラムは、第1制御部31aに対してサブアプリ1の終了指示(S203)を、第2制御部31bに対してサブアプリAの終了指示(S204)を出力する。そして、ハードディスク35等の記憶部に利用機器情報を保存する(S205、本発明に係る「利用機器情報作成処理」に相当)。
【0045】
図4は、本実施形態の利用機器情報のデータ構成を示す図である。利用機器情報には、動作評価処理の対象となったサービスαに対応付けて、動作させるサブアプリ、利用する機器(この場合、カメラ44)が、第1制御部31a、第2制御部31bに対応付けて規定されている。本実施形態では、動作させるサブアプリとして、第1制御部31aは、サブアプリ1、第2制御部31bは、サブアプリBが規定されている。また、利用する機器(この場合、カメラ44)には、第2制御部31bが使用すること(「X」印が付与)が規定されている。
【0046】
利用機器情報は、サーバ装置5に対しても送信される(S206)。利用機器情報を受信したサーバ装置5は、これを自己の記憶部51に保存する。なお、利用機器情報は、サーバ装置5への保存のみならず、CD-ROM、あるいは、USBメモリ等、外部記憶メディアに保存することとしてもよい。保存された利用機器情報は、カラオケボックス等で利用されているカラオケ装置2において使用されることになる。
【0047】
図5は、本実施形態の動作処理を示すフロー図である。ここで説明するカラオケ装置2は、既に稼働状況にあって、新たにサービスαを利用開始するものを想定している。カラオケ装置2の構成は、
図4の場合と同様であって、全体管理プログラム、第1制御部31a、第2制御部31bを有している。管理者あるいはユーザは、カラオケ装置2に対して、サービスαのインストール操作を指示する(S301)。
【0048】
全体管理プログラムは、サーバ装置5に対してサービスαの利用開始を要求し、サーバ装置5は、サービスαに必要なサブアプリ(この場合、サブアプリ1とサブアプリA)、及び、利用機器情報を提供する(S401)。全体管理プログラムは、提供されたサブアプリ1を第1制御部31aにインストール(S402)し、サブアプリAを第2制御部31bにインストール(S403)する。
【0049】
なお、サービスαに必要なサブアプリ、利用機器情報は、このようにサーバ装置5で提供するのみならず、CD-ROM、あるいは、USBメモリ等、外部記憶メディアで提供されるものであってもよい。また、サービスαを実行するのに必要なサブアプリは、既にカラオケ装置2にインストール済みであって、利用機器情報のみが提供されてもよい。
【0050】
管理者あるいはユーザによりサービスαの開始操作が指示される(S302)と、カラオケ装置2では、サービスαの開始処理が実行される。その際、全体管理プログラムは、サービスαの利用機器情報の確認を行う(S404)。サービスαについて、その利用機器情報を記憶していない場合、あるいは、利用機器情報が不適切である場合、サービスαの開始処理は実行されない。
【0051】
サービスαの利用機器情報が確認できた場合、全体管理プログラムは、第1制御部31aにサブアプリ1を起動指示し(S405)、第2制御部31bにサブアプリAを起動指示する(S406)。また、本実施形態では、利用機器情報に基づき、第2制御部31bにカメラ44の利用を許可する(S407)。第2制御部31bは、この利用許可に基づき、サブアプリAの実行に基づくカメラ44の利用が可能となる。更に本実施形態では、利用機器情報に基づき、インターフェイス33において、カメラ44が第2制御部31bに接続されるように切り替える(S408)。その後、第2制御部31bでカメラ44を使用したサービスαが実行される(S450)。
【0052】
このように、本実施形態では、動作評価処理で作成されたサービスαに関する利用機器情報を使用して、動作処理を実行することにより、第1制御部31a、第2制御部31bとの間でカメラ44の利用競合等の発生を防ぎ、カラオケ装置2を適切に動作させることが可能となる。
【0053】
カラオケ装置2に対して、サービスαの終了操作が指示された場合(S303)、カラオケ装置2は、第1制御部31aに対して、サブアプリ1の終了を指示する(S409)とともに、第2制御部31bに対して、サブアプリAの終了を指示する(S410)ことで、サービスαを終了させる。
【0054】
第1の実施形態では、利用機器情報に基づき、第2制御部31bにカメラ44の利用権限を与える(S407)とともに、利用機器情報に基づき、切替部として機能するインターフェイス33を第2制御部31bに切り替えることで、カラオケ装置2における不具合の発生をより確実に抑制することが可能となっている。
【0055】
[第2実施形態]
第1実施形態では、サービスαの実行期間中、第2制御部31bが継続してカメラ44を使用する形態について説明した。同じサービス実行中においても、シーン(同じサービスにおける異なる状況下)によって、同じ機器を第1制御部31a、あるいは、第2制御部31bで使用することも考えられる。第2実施形態は、このような複数のシーンを有するサービスβ(本発明に係る「サービス状況」に相当)について、その制御を適切に行うことを可能とするものである。
【0056】
図6は、他の実施形態の動作評価処理を示すフロー図である。
図3の場合と同様、動作評価処理は、カラオケ装置2の製造・開発を行うメーカー側で実行される処理である。動作評価処理では、カラオケ装置2に評価対象となる機器(この場合:カメラ44)を接続した状態で実行される。
【0057】
管理者は、カラオケ装置2の操作部39等を利用し、評価対象とするサービスβについての評価開始操作を指示する(S501)。ここで、サービスβは、第1制御部31aにおいてサブアプリ2が実行され、第2制御部31bにおいてサブアプリAとサブアプリBが実行される処理である。全体管理プログラムは、第1制御部31aに対して、サブアプリ2の起動を指示(S601)し、第2制御部31bに対して、サブアプリAとサブアプリBの起動を指示(S603)する。
【0058】
サブアプリ1、サブアプリAの起動後、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれは、サービスβにおいてシーン1に切り替えられたことを示すシーン1切替情報を全体管理プログラムに通知する(S602、S603)、全体管理プログラムは、カラオケ装置2に接続されたモニタ41等を介し、評価者に対してシーン1であることを通知する(S502)。
【0059】
動作評価処理では、カラオケ装置2は、モニタ41を使用して、第1制御部31a、第2制御部31bの各種状態を表示する。特に、本実施形態では、カラオケ装置2に対して接続されている機器(カメラ44)の使用状況(第1制御部31a、第2制御部31bのどちらで使用されているか)が通知される。
【0060】
評価者は、カメラ44を使用したサービスβ、シーン1の評価を実行する(S550)。この例では、第1制御部31aがカメラ44を利用したことが評価者に対して通知され、評価者は、サービスβ、シーン1のカメラ44の利用時において、第1制御部31aと第2制御部31bの間で競合等の不具合がないことを確認する。評価方法については、前述のS150の方法を適応してもよい。
【0061】
次に、サービスβの進行に伴い、第1制御部31a、第2制御部31bのそれぞれは、サービスβにおいてシーン2に切り替えられたことを示すシーン2切替情報を全体管理プログラムに通知する(S605、S606)、全体管理プログラムは、カラオケ装置2に接続されたモニタ41等を介し、評価者に対してシーン2であることを通知する(S504)。
【0062】
カラオケ装置2は、モニタ41を使用して、第1制御部31a、第2制御部31bの各種状態を表示する。特に、本実施形態では、カラオケ装置2に対して接続されている機器(カメラ44)の使用状況(第1制御部31a、第2制御部31bのどちらで使用されているか)が通知される。
【0063】
評価者は、カメラ44を使用したサービスβ、シーン2の評価を実行する(S560)。この例では、第2制御部31bがカメラ44を利用したことが評価者に対して通知され、評価者は、サービスβ、シーン2のカメラ44の利用時において、第1制御部31aと第2制御部31bの間で競合等の不具合がないことを確認する。評価方法については、前述のS150の方法を適応してもよい。
【0064】
サービスβのシーン1、シーン2において不具合が発生しないことを確認した評価者は、カラオケ装置2に対してサービスβ評価終了操作を行う(S506)。このとき、シーン1では、第1制御部31aがカメラ44を使用したことを、そして、シーン2では、第2制御部31bがカメラ44を使用したことを入力してもよい。なお、サービスβのシーン1、シーン2の何れかにおいて、カメラ44の競合等が生じた場合は、この評価終了操作(S506)は行われない。
【0065】
終了指示を受けた全体管理プログラムは、第1制御部31aに対してサブアプリ2の終了指示(S607)を、第2制御部31bに対してサブアプリA、サブアプリBの終了指示(S608)を出力する。そして、ハードディスク35等の記憶部に利用機器情報を保存する(S609)。
【0066】
図7は、本実施形態の利用機器情報のデータ構成を示す図である。利用機器情報には、動作評価処理の対象となったサービスβ、並びにシーンに対応付けて、動作させるサブアプリ、利用する機器(この場合、カメラ44)が、第1制御部31a、第2制御部31bに対応付けて規定されている。本実施形態では、動作させるサブアプリとして、第1制御部31aは、サブアプリ2、第2制御部31bは、サブアプリA及びサブアプリBが規定されている。また、利用する機器(この場合、カメラ44)には、シーン1について第1制御部31aが使用すること(「X」印が付与)、そして、シーン2について第2制御部31bが使用することが規定されている。
【0067】
利用機器情報は、サーバ装置5に対しても送信(S610)され、第1実施形態と同様、カラオケ装置2で実行される動作処理に使用される。
【0068】
図7は、本実施形態の動作処理を示すフロー図である。ここで説明するカラオケ装置2は、既に稼働状況にあって、新たにサービスβを利用開始するものを想定している。カラオケ装置2の構成は、
図6と同様であって、全体管理プログラム、第1制御部31a、第2制御部31bを有している。管理者あるいはユーザは、カラオケ装置2に対して、サービスβのインストール操作を指示する(S701)。
【0069】
全体管理プログラムは、サーバ装置5に対してサービスβの利用開始を要求し、サーバ装置5は、サービスβに必要なサブアプリ(この場合、サブアプリ2、サブアプリA、サブアプリB)、及び、利用機器情報を提供する(S801)。全体管理プログラムは、提供されたサブアプリ2を第1制御部31aにインストール(S802)し、サブアプリA、サブアプリBを第2制御部31bにインストール(S803)する。
【0070】
なお、サービスβに必要なサブアプリ、利用機器情報は、このようにサーバ装置5で提供するのみならず、CD-ROM、あるいは、USBメモリ等、外部記憶メディアで提供されるものであってもよい。また、サービスβを実行するのに必要なサブアプリは、既にカラオケ装置2にインストール済みであって、利用機器情報のみが提供されてもよい。
【0071】
管理者あるいはユーザによりサービスβの開始操作が指示される(S702)と、カラオケ装置2では、サービスβの開始処理が実行される。その際、全体管理プログラムは、サービスβの利用機器情報の確認を行う(S804)。サービスβについて、その利用機器情報を記憶していない場合、あるいは、利用機器情報が不適切である場合、サービスβの開始処理は実行されない。
【0072】
サービスβの利用機器情報が確認できた場合、全体管理プログラムは、第1制御部31aにサブアプリ2を起動指示し(S805)、第2制御部31bにサブアプリA、サブアプリBを起動指示する(S806)。また、本実施形態では、利用機器情報に基づき、第2制御部31bにカメラ44の利用を許可する(S407)。
【0073】
サービスβの利用開始に伴い、第1制御部31a、第2制御部31bは、現在のシーンを全体管理プログラムに通知する。
図8の例では、まず、シーン1に切り替えられたことが通知されている(S807、S808)。全体管理プログラムは、現在のシーンを確認し、利用機器情報に基づき、シーン1に対応する第1制御部31aに対して、カメラ44の利用を許可する(S809)。
【0074】
第1制御部31aは、この利用許可に基づき、サブアプリ2の実行に基づくカメラ44の利用が可能となる。更に本実施形態では、利用機器情報に基づき、インターフェイス33において、カメラ44が第1制御部31aに接続されるように切り替える(S810)。その後、第1制御部31aでカメラ44を使用したサービスβ、シーン1が実行される(S850)。
【0075】
サービスβの進行に伴い、シーン1からシーン2に切り替わると、第1制御部31a、第2制御部31bは、全体管理プログラムに対し、シーン2に切り替わったことを示すシーン2切り替え情報を通知する(S811、S812)。全体管理プログラムは、利用機器情報に基づき、シーン2に対応する第2制御部31bにカメラ44の利用を許可する(S813)。
【0076】
第2制御部31bは、この利用許可に基づき、サブアプリA、サブアプリBの実行に基づくカメラ44の利用が可能となる。更に本実施形態では、利用機器情報に基づき、インターフェイス33において、カメラ44が第2制御部31bに接続されるように切り替える(S814)。その後、第2制御部31bでカメラ44を使用したサービスβ、シーン2が実行される(S860)。
【0077】
このように、本実施形態では、動作評価処理で作成されたサービスβに関し、そのシーン毎に機器(この場合、カメラ44)の利用を規定した利用機器情報を使用することとしている。それにより、実際の動作処理において、第1制御部31a、第2制御部31bとの間でカメラ44の利用競合等の発生を防ぎ、カラオケ装置2を適切に動作させることが可能となる。
【0078】
カラオケ装置2に対して、サービスβの終了操作が指示された場合(S703)、カラオケ装置2は、第1制御部31aに対して、サブアプリ2の終了を指示する(S815)とともに、第2制御部31bに対して、サブアプリA、サブアプリBの終了を指示する(S816)ことで、サービスβを終了させる。
【0079】
以上、カラオケ装置2を例に取り、第1、第2の実施形態を説明したが、本実施形態のカラオケ装置2によれば、第1制御部31a、第2制御部31b、USB接続端子40(機器接続端子)、インターフェイス33(切替部)を使用して、カメラ44(機器)を使用する場合、動作評価処理において利用機器情報を作成するとともに、動作処理において利用機器情報を使用することで、第1制御部31a、第2制御部31bによるカメラ44の競合等、予期しない動作を防ぎ、カラオケ装置2を適切に動作させることが可能となる。
【0080】
なお、本発明はカラオケ装置2に限られるものでは無く、リモコン装置1、あるいは、ユーザが所持するスマートフォン、あるいは家庭に設置されるパーソナルコンピュータや、ゲーム機等、各種情報処理装置で構成することも可能である。また、これら情報処理装置で実行され、本実施形態の機能を実現する情報処理プログラムについても本発明の範疇に属する。
【0081】
[第1変形例]
次に、本発明に係る情報処理装置について、その変形例を説明する。
図4、
図7で説明した利用機器情報では、第1制御部31a、第2制御部31bのどちらが機器(この例では、カメラ44)を利用するかを規定していた。そして、制御処理では、この利用機器情報の規定に基づいて、第1制御部31a、第2制御部31bに対して、カメラ44の利用許可を与え(S407、S809、S813)、切替部としてのインターフェイス33の切り替えを行う(S408、S810、S814)こととしていた。
【0082】
利用機器情報では、第1制御部31a、第2制御部31bのどちらが機器(この例では、カメラ44)を利用するかを必ずしも規定する必要は無い。例えば、第1実施形態では、利用機器情報には、サービスαの実行許可が少なくとも規定されていればよい。その場合、サービスαの実行処理により、第1制御部31aではサブアプリ1が、第2制御部31bでは、サブアプリAが実行される。また、動作評価処理において、サービスαの実行時、第2制御部31bのみがカメラ44を使用することが確認されているため、サービスαの実行処理時、第2制御部31bがカメラ44を使用することになり、第1制御部31aと第2制御部31bの間で、カメラ44使用の競合が生じることはない。
【0083】
第1実施形態では、第2制御部31bにカメラ44の利用許可を与え(S407)、第2制御部31bにインターフェイス33を切り替える(S408)ことで、より確実に、第1制御部31aと第2制御部31bの間で、カメラ44使用の競合等の不具合が生じることを抑制したものである。なお、第1実施形態においては、第2制御部31bへのカメラ44の利用許可(S407)、第2制御部31bにインターフェイス33を切り替え(S408)のどちらか一方を行うものであってもよい。
【0084】
第2実施形態も同様であって、利用機器情報には、サービスβの実行許可が少なくとも規定されていればよい。カメラ44の利用許可を与え(S407、S809、S813)、切替部としてのインターフェイス33の切り替えを行う(S408、S810、S814)ことで、サービスβ、シーン1では、第1制御部31aがカメラ44を使用することが確認されているため、サービスβ、シーン1の実行処理時、第1制御部31aがカメラ44を使用することになる。また、サービスβ、シーン2では、第2制御部31bがカメラ44を使用することが確認されているため、サービスβ、シーン2の実行処理時、第2制御部31bがカメラ44を使用することになる。
【0085】
[第2変形例]
利用機器情報では、第1制御部31a、第2制御部で動作させるサブアプリを規定するものであった。利用機器情報には、例えば、動作させるサブアプリのバージョンを規定しておくこととしてもよい。例えば、第1実施形態では、サービスαの利用機器情報の確認(S404)を行う際、記憶しているサブアプリ1、サブアプリAの各バージョンが、利用機器情報で規定しているサブアプリ1、サブアプリAの各バージョン以上であることを確認することで、サービスαを開始する。
【0086】
このように、利用機器情報を使用して同じサブアプリであっても、バージョンを確認することで、旧バージョンのサブアプリによる不具合の発生を抑制することが可能となる。
【0087】
[第3変形例]
前述の実施形態において、利用機器情報には、1つの機器(カメラ44を例に取って説明)を接続する形態を説明した。カラオケ装置2に接続され、1つの利用機器情報で管理される機器は複数であっても構わない。また、利用機器情報は、前述の実施形態のように新たに配信する形態の他、更新することとしてもよい。更新は、サーバ装置5から配信する形態の他、CD-ROM、USBメモリ等のメディアを使った更新を行うことも可能である。
【0088】
[第4変形例]
前述の実施形態では、カラオケ装置2に接続する機器として、カメラ44を例にとって説明した。接続する機器としては、カメラ44の他、USB接続端子40に接続できる各種機器であればよい。この他、第1制御部31aと第2制御部31bは、モニタ41に出力する映像で競合する場合も考えられる。そのため、接続する機器としては、モニタ44としてもよい。HDMI切替器32が、本発明に係る「切替部」に相当し、モニタ41とカラオケ装置2を接続するHDMI接続端子(図示せず)が、本発明に係る機器接続端子に相当する。このような形態では、第1制御部31a、第2制御部31bで形成される映像の競合を抑制することで、適切な映像をモニタ41に出力することが可能となる。
【符号の説明】
【0089】
1:リモコン装置 31b:第2制御部(第2SoC)
2:カラオケ装置 32:HDMI切替器
5:サーバ装置 33:インターフェイス
11:タッチパネルモニタ 34:ミキシングアンプ
11a:表示部 35:ハードディスク
11b:タッチパネル 36:赤外線通信部
12:ビデオRAM 37:無線LAN通信部
13:映像制御部 38:LAN通信部
14:メモリ 39:操作部
15:CPU 40:USB接続端子
16:無線LAN通信部 41:モニタ
17:操作部 42:スピーカー
18:操作処理部 43a、43b:マイクロホン
19:赤外線通信部 44:カメラ
31:第2制御部 51:記憶部
31a:第1制御部(第1SoC) 130:アクセスポイント