(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】自動運転車両の検出方法、装置、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
B60R 22/48 20060101AFI20231219BHJP
B60W 60/00 20200101ALI20231219BHJP
A47C 7/62 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
B60R22/48 105
B60W60/00
A47C7/62 Z
(21)【出願番号】P 2022117766
(22)【出願日】2022-07-25
【審査請求日】2022-07-25
(31)【優先権主張番号】202110857044.6
(32)【優先日】2021-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユ、ジファ
(72)【発明者】
【氏名】スン、ジアンフェン
(72)【発明者】
【氏名】ツァオ、ユン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、ガンフイ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン、ヤンフ
【審査官】田邉 学
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0136655(US,A1)
【文献】特開2020-116998(JP,A)
【文献】特開2020-116999(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0126911(US,A1)
【文献】韓国登録特許第10-1756102(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60R 22/48
B60W 60/00
B60N 2/90
A47C 7/62
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得するステップと、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定するステップであって、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含むステップと、
前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するステップと、を含
み、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定することの前に、
前記自動運転車両の乗客注文情報を取得するステップと、
前記自動運転車両の乗客注文情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス乗客の数を決定するステップと、
前記自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定して、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品の車両部品変化状態を決定するステップと、をさらに含む、
自動運転車両の検出方法。
【請求項2】
前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両の車両ドア使用情報を含み、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定するステップは、
前記自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア状態を取得するステップと、
前記自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア変化状態を取得するステップと、を含む、
請求項1に記載の自動運転車両の検出方法。
【請求項3】
前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両のシートベルト使用情報を含み、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定するステップは、
前記自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト状態を取得するステップと、
前記自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得するステップと、を含む、
請求項1に記載の自動運転車両の検出方法。
【請求項4】
前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するステップは、
前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するステップを含む、
請求項1から
3のいずれか一項に記載の自動運転車両の検出方法。
【請求項5】
前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するステップは、
前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定し、又は
前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定するステップを含む、
請求項
4に記載の自動運転車両の検出方法。
【請求項6】
自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得する情報取得ユニットと、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定する変化決定ユニットであって、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含む変化決定ユニットと、
前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定する積載決定ユニットと、を含
み、
前記変化決定ユニットは、さらに、
前記自動運転車両の乗客注文情報を取得し、
前記自動運転車両の乗客注文情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス乗客の数を決定し、
前記自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定して、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品の車両部品変化状態を決定する、
自動運転車両の検出装置。
【請求項7】
前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両の車両ドア使用情報を含み、
前記変化決定ユニットは、
前記自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア状態を取得し、
前記自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア変化状態を取得する、
請求項
6に記載の自動運転車両の検出装置。
【請求項8】
前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両のシートベルト使用情報を含み、
前記変化決定ユニットは、
前記自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト状態を取得し、
前記自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得する、
請求項
6に記載の自動運転車両の検出装置。
【請求項9】
前記積載決定ユニットは、
前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定する、
請求項
6から8のいずれか一項に記載の自動運転車両の検出装置。
【請求項10】
前記積載決定ユニットは、さらに、
前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定し、又は
前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定する、
請求項
9に記載の自動運転車両の検出装置。
【請求項11】
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を含み、
前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも一つのプロセッサが請求項1に記載の自動運転車両の検出方法を実行する、
電子機器。
【請求項12】
コンピュータに請求項1に記載の自動運転車両の検出方法を実行させるコンピュータ命令が記憶されている、
非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
プロセッサによって実行される時に請求項1に記載の自動運転車両の検出方法を実現するコンピュータプログラム。
【請求項14】
請求項
11に記載の電子機器を含む、
自動運転車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術の分野に関し、具体的には、インテリジェント交通の分野と自動運転技術の分野などの人工知能技術の分野に関し、特に自動運転車両の検出方法、装置、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
自動運転車両の安全走行を確保するために、自動運転車両の乗客に対して着座/退座検出を行う必要がある。
【0003】
現在、自動運転車両の乗客の着座/退座を検出する解決策は、自動運転車両のシートに装着された圧力センサーの状態情報を収集することによって、乗客が着座/退座しているか否かを検出する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、自動運転車両の検出方法、装置、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、自動運転車両の検出方法を提供し、
自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得するステップと、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定するステップであって、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含むステップと、
前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するステップと、を含む。
【0006】
本開示の別の態様によれば、自動運転車両の検出装置を提供し、
自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得する情報取得ユニットと、
前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定する変化決定ユニットであって、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含む変化決定ユニットと、
前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定する積載決定ユニットと、を含む。
【0007】
本開示の別の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を含み、前記メモリに前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されると、前記少なくとも一つのプロセッサが上記の態様の任意の方法を実行させる。
【0008】
本開示の別の態様によればコンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、前記コンピュータに上記の態様の任意の方法を実行させる。
【0009】
本開示の別の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時に上記の態様の任意の方法を実現する。
【0010】
本開示の別の態様によれば、上記の電子機器を含む自動運転車両を提供する。
【0011】
上記の技術的解決策から分かるように、本開示の実施例は、自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得し、さらに、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定し、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含み、前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定することができ、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0012】
本明細書で説明された内容は、本開示の実施例のキー又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を制限するためにも使用されないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の明細書を通じて容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図面は、本出願をより良く理解するためのものであり、本出願を限定しない。
【
図5】本開示の実施例の自動運転車両の検出方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に基づいて、本出願の例示的な実施例を説明する。理解を容易にするために、本出願の実施例の様々な詳細が含まれており、それらは単なる例示と見なされるべきである。従って、当業者は、本出願の範囲及びび精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に対して様々な変換及びび修正を行うことができることを認識するはずである。同様に、簡明のために、以下の説明では、よく知られた機能と構造の説明は省略される。
【0015】
説明された実施例は、全ての実施例ではなく、本開示の一部の実施例であることは明らかである。本開示の実施例によれば、当業者が創造的な労働を行わないことを前提として取得された他のすべての実施例は、すべて本開示の保護の範囲に属する。
【0016】
なお、本開示の実施例に係る端末装置は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)などのスマートデバイスを含むが、これらに限定されない。表示装置としては、パソコン、テレビなどの表示機能を有する機器を含むことができるが、これらに限定されない。
【0017】
また、本明細書の用語「及び/又は」は、関連対象の関連関係のみを説明するものであり、3種類の関係が存在可能であることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在するか、A及びBが同時に存在するか、Bのみが存在するという3つの場合を表すことができる。符号「/」は、一般的に前後の関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0018】
自動運転技術の発展に伴い、運営されている自動運転車両には既に運転手がいない。自動運転車両の安全走行を確保するために、自動運転車両の乗客に対して着座/退座検出を行う必要がある。
【0019】
現在、自動運転車両の乗客着座/退座を検出する解決策は、自動運転車両のシートに装着された圧力センサーの状態情報を収集することによって、乗客が着座/退座しているか否かを検出する。しかし、当該解決策は、自動運転車両の各シート後に圧力センサーを装着する必要があり、しかし装着する時にシートに対して物理的な損傷が存在し、シート寿命に影響を及ぼす。圧力センサーの状態情報を収集するコントローラをさらに装着する必要があり、さらにコストを増やす。
【0020】
したがって、自動運転車両内の乗客に対して着座/退座検出を行うことを便利かつ効果的に実現して、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができ自動運転車両の検出方法を提供することが急がれる。
【0021】
図1に示すように、
図1は本開示の第1の実施例による概略図である。
【0022】
101、自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得する。
【0023】
102、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定し、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含む。
【0024】
103、前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定する。
【0025】
なお、101~103の実行主体の一部又は全部は、自動運転車両のローカル端末のアプリケーションに位置することができるか、又は自動運転車両のローカル端末のアプリケーション内のプラグイン又はソフトウェア開発キット(Software Development Kit、SDK)などの機能ユニットに位置することもできるか、又はネットワーク側のサーバの処理エンジンに位置することもできるか、又はネットワーク側の分散システムに位置することもでき、例えば、ネットワーク側の自動運転処理プラットフォームにおける処理エンジン又は分散システムなどである。本実施例はこれについて特に限定しない。
【0026】
理解できることは、前記アプリケーションは、ローカル端末にインストールされたローカルプログラム(nativeApp)であってもよく、又はローカル端末のブラウザの1つのウェブページプログラム(webApp)であってもよく、本実施例はこれについて限定しない。
【0027】
このように、自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得し、さらに、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定し、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含み、前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定することができ、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0028】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、101を実行することによって取得された前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両の車両ドア使用情報を含むことができるが、これらに限定しない。本実施例はこれについて特に限定しない。
【0029】
102では、具体的には、前記自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア状態を取得することができ、さらに、前記自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア変化状態を取得することができる。
【0030】
当該実現方式では、車両ドア使用情報はドア状態信号を含むことができる。当該ドア状態信号はドア開きとドア閉じを含むことができる。
【0031】
具体的には、ドア開きは、この時の車両ドアを乗客が開いていることを説明することができ、ドア閉じは、この時の車両の車両ドアを乗客が閉じていることを説明することができる。
【0032】
当該実現方式では、当該車両ドア状態は、車両ドア閉状態と車両ドア開状態を含むことができるが、これらに限定しない。
【0033】
当該実現方式では、指定時間内にまず、ドア閉じを取得してから、ドア開きを取得し、さらに、またドア閉じを取得すれば、そうすると、取得されたドア閉じのドア状態信号、ドア開きのドア状態信号、及びドア閉じのドア状態信号に基づいて、車両ドア状態が車両ドア閉状態、車両ドア開状態、及び車両ドア閉状態であることを取得することができる。したがって、自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻ることであるのを取得することができる。
【0034】
例えば、乗客が乗車又は降車を準備する前に、車両ドアを開ける必要がある。このプロセスにおいて、乗客が車両ドアを開ける前に、ドア状態信号がドア閉じであり、乗客が車両ドアを開けた後、ドア状態信号がドア開きに変換され、乗客が車両ドアを再び閉じた後、ドア状態信号がドア閉じに変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得された車両ドア状態は、車両ドア閉状態、車両ドア開状態、及び車両ドア閉状態である。さらに、自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻ることであるのを取得することができる。
【0035】
当該実現方式では、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定するのに役たつことができ、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0036】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、101を実行することによって取得された前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両のシートベルト使用情報をさらに含むことができるが、これらに限定しない。本実施例はこれについて特に限定しない。
【0037】
102では、具体的には、前記自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト状態を取得することができ、さらに、前記自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得することができる。
【0038】
当該実現方式では、当該シートベルト使用情報は、シートベルト警報信号を含むことができるが、これらに限定しない。当該シートベルト警報信号は警報オンと警報オフを含むことができる。
【0039】
具体的には、警報オン(ON)は、この時の車両のシートに乗客が座っており、当該乗客が非安全にシートベルトを使用することを説明することができ、警報オフ(OFF)は、この時の車両のシートに乗客が乗っており、当該乗客が既に安全にシートベルトを使用し、又はこの時の車両のシートに任意の乗客が乗っていないことを説明することができる。
【0040】
当該実現方式では、当該シートベルト状態は、シートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態を含むことができるが、これらに限定しない。
【0041】
当該実現方式では、指定時間内にまず、警報オンを取得し、次に警報オフを取得した場合、そうすると、取得された警報オンのシートベルト警報信号と警報オフのシートベルト警報信号に基づいて、シートベルト状態がシートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態であるのを取得することができる。したがって、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得することができる。
【0042】
例えば、乗客が乗車してシートに座った後、シートベルトを着用する必要がある。このプロセスにおいて、乗客がシートベルトを着用する前に、シートベルト警報信号は警報オンであり、乗客がシートベルトを着用した後、シートベルト警報信号は警報オフに変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得されたシートベルト状態がシートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態である。さらに、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得することができる。
【0043】
又は、また、例えば、乗客が降車する前に、シートベルトを外し、次に、シートを離れて降車する車両ドアに移動する必要がある。このプロセスにおいて、乗客がシートベルトを外した後、シートベルト警報信号は警報オンであり、乗客がシートを離れた後、シートベルト警報信号は警報オフに変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得されたシートベルト状態がシートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態である。さらに、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得することができる。
【0044】
当該実現方式では、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定するのに役たつことができ、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0045】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、101を実行することによって取得された前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両の車両ドア使用情報と前記自動運転車両のシートベルト使用情報を含むことができるが、これらに限定しない。本実施例はこれについて特に限定しない。
【0046】
102では、具体的には、前記自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア状態を取得することができ、さらに、前記自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア変化状態を取得することができ、さらに、前記自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト状態を取得することもでき、さらに、前記自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得することができる。詳細の説明は上記の実施例の関連内容を参照することができ、ここでは詳細に説明しない。
【0047】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、102の前に、具体的には、前記自動運転車両の乗客注文情報を取得することができる。さらに、前記自動運転車両の乗客注文情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス乗客の数を決定することができる。次に、前記自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定して、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品の車両部品変化状態を決定することができる。
【0048】
当該実現方式では、乗客は、外出サービスアプリケーションを介して外出ニーズ情報を提出し、外出サービスアプリケーションから乗客が提出した外出ニーズ情報に基づいて、対応する乗客注文情報を生成し、外出サービスアプリケーションに対応する外出サーバによって当該乗客注文情報をサービス提供可能な自動運転車両に配布することができる。サービス提供可能な自動運転車両は乗客注文情報を受信した後、受信された乗客注文情報に基づいて、対応する乗客に外出サービスを提供することができる。
【0049】
代替的には、外出サービスアプリケーションに対応する外出サーバによって送信された乗客注文情報を受信する以外、サービス提供可能な自動運転車両は、さらに、外出サービスアプリケーションに対応する外出サーバに取得要求を送信して、乗客注文情報を取得し、次に、取得された乗客注文情報に基づいて、対応する乗客に外出サービスを提供することもできる。
【0050】
当該実現方式では、当該乗客注文情報は、サービス乗客の数、出発地、及び目的地のうちの少なくとも1つを含むことができるが、これらに限定しない。本実施例はこれについて限定しない。
【0051】
自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて、車両ドア、シートベルトなど、自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定することができる。
【0052】
例えば、サービス乗客の数が2人である場合、サービス提供可能な車両ドアは、右後側の車両ドアであると決定することができ、シートベルトは、後部座席のシートベルトであってもよい。これにより、さらに、乗客の乗車時の人の体の安全を確保することができる。
【0053】
当該実現方式では、取得された自動運転車両の乗客注文情報に基づいて、自動運転車両のサービス乗客の数を決定し、次に、当該自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて自動運転車両のサービス提供可能な車両部品、すなわち自動運転車両の特定の車両部品を決定し、当該自動運転車両のサービス提供可能な車両部品変化状態を決定することができる。これにより、乗客のニーズに基づいて、自動運転車両の特定の車両部品変化状態を取得し、自動運転車両の特定の車両部品変化状態に基づいて、自動運転車両の特定の座席積載状況を決定して、自動運転車両の座席積載状況をより的確に検出することを実現することができ、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出の信頼性と正確性を向上させることができる。
【0054】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、上記の実施例の方式に基づいて自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定した後、上記の実現方式で提供される102の様々な具体的な実施状況を組み合わせて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品の車両部品変化状態を決定することができ、さらに、自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、自動運転車両の座席積載状況を決定することができる。詳細の説明は上記の実施例の関連内容を参照することができ、ここでは詳細に説明しない。
【0055】
1つの好ましい実現プロセスでは、101を実行することによって取得された前記自動運転車両の乗車情報は、さらに、前記自動運転車両の車両ドア使用情報と前記自動運転車両のシートベルト使用情報を含むことができるが、これらに限定しない。本実施例はこれについて特に限定しない。
【0056】
具体的には、102では、具体的には、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア状態を取得し、自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を取得することができる。さらに、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト状態を取得し、自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、自動運転車両のシートベルト変化状態を取得することもできる。詳細の説明は上記の方法の実施例の関連内容を参照することができ、ここでは詳細に説明しない。
【0057】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、103では、具体的には、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定することができる。
【0058】
1つの具体的な実現プロセスでは、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定することができる。
【0059】
この具体的な実現プロセスでは、まず、自動運転車両のオフ状態にある車両ドアがまもなく乗車する乗客によって開けられ、乗客が車内に入り、次に、自動運転車両のオン状態にある車両ドアが次に乗客によって閉じられる。この時、取得された前記自動運転車両の車両ドア変化状態は、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る。
【0060】
次に、車内に入った乗客はシートに座り、シート上のシートベルトを着用する。この時、取得された前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる。
【0061】
最後に、まず、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻ることを取得した状況で、取得された前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になった場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定することができる。
【0062】
これにより、自動運転車両が当該自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると確認した後、さらに、乗客注文情報に基づいて、対応する自動運転行程をオンにすることができる。
【0063】
別の具体的な実現プロセスにおいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定することができる。
【0064】
この具体的な実現プロセスでは、まずまもなく降車する乗客は、着用されたシートベルトを外し、次に、シートを離れて降車する車両ドアに移動する。この時、取得された前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる。
【0065】
次に、自動運転車両のオフ状態にある車両ドアがまもなく降車する乗客によって開けられ、乗客が車外に出て、次に、自動運転車両のオン状態にある車両ドアが次に乗客によって閉じられる。この時、取得された前記自動運転車両の車両ドア変化状態は、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る。
【0066】
最後に、まず、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得した状況で、取得された前記自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻った場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定することができる。
【0067】
これにより、自動運転車両が当該自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると確認した後、サービス提供可能な状態に入ることができ、すなわち次の乗客注文情報の状態を受信することができる。
【0068】
当該実現方式では、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態を順次に検出し、この2つの変化状態に基づいて自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であるかそれとも乗客退座状態であるかを共に決定することを実現することができ、これにより、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出をより正確に実現し、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0069】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、上記の実施例の方式に基づいて自動運転車両の車両部品変化状態を決定した後、103を再実行することができる。詳細の説明は上記の方法の実施例の関連内容を参照することができ、ここでは詳細に説明しない。
【0070】
本実施例では、自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得し、さらに、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定し、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含み、前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定することができ、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0071】
本実施例では、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定することもでき、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0072】
本実施例では、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定することもでき、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0073】
本実施例では、実現乗客のニーズに基づいて、自動運転車両の特定の車両部品変化状態を取得し、自動運転車両の特定の車両部品変化状態に基づいて、自動運転車両の特定の座席積載状況を決定することもでき、自動運転車両の座席積載状況をより的確に検出することができ、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出の信頼性と正確性をさらに向上させることができる。
【0074】
本実施例では、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態を順次に検出し、この2つの変化状態に基づいて自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であるかそれとも乗客退座状態であるかを共に決定することを実現することもでき、これにより、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出をより正確に実現し、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0075】
また、本実施例により提供される技術的解決策を使用して、他のハードウェア機器を追加して装着する必要ななく、さらに、車内の元の機器に対する装着を破壊する操作を減らし、車内の元の機器の使用寿命を確保し、コストを節約する。
【0076】
また、本実施例により提供される技術的解決策を使用して、ユーザの体験を効果的に向上させることができる。
【0077】
図2に示すように、
図2は本開示の第2の実施例による概略図である。
【0078】
201、乗客のロック解除命令を受信し、自動運転車両が車両ドアをロック解除する。
【0079】
202、自動運転車両の車両ドア変化状態を取得する。
【0080】
203、自動運転車両のシートベルト変化状態を取得する。
【0081】
204、乗客が着座したことを判断する。
【0082】
なお、201~204は、自動運転車両の実際の運営において、乗客着座検出を行うプロセスを表すことができる。
【0083】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、201では、まず、乗客が外出サービスアプリケーションを介して、車を呼ぶ要求を提出し、外出サービスアプリケーションは当該乗客の注文を生成することができ、注文は乗客注文情報を含む。
【0084】
当該実現方式では、外出サービスアプリケーションは、対応する外出サーバによって自発的に乗客注文情報を自動運転車両に配布することができ、又は、自動運転車両は、外出サービスアプリケーションに対応する外出サーバに取得要求を送信して、乗客注文情報を取得することもできる。自動運転車両は、乗客注文情報を取得し、すなわち注文を受け取った後、対応する乗客に外出サービスを提供することができる。
【0085】
次に、自動運転車両注文を受け取った後、まず、乗客の出発地、すなわち乗客の乗車地点に走行することができる。自動運転車両が乗客の乗車地点に到着した後、乗客は、自動運転車両に車両ドアをロック解除する情報を送信する。
【0086】
具体的には、乗客が自動運転車両のQRコード(登録商標)をスキャンして、自動運転車両に車両ドアをロック解除する情報を送信することを実現することができるか、又は、乗客が外出サービスアプリケーション内のロック解除車両ドアボタンをクリックして、自動運転車両に車両ドアをロック解除する情報を送信することを実現することもできる。
【0087】
最後に、自動運転車両が車両ドアをロック解除するのを受信した情報が正しい情報であることを確認した後、車両ドアのドアロックをロック解除することができる。このプロセスにおいて、自動運転車両が車両ドアのドアロックをロック解除する前、ドアロック信号はロックであり、自動運転車両が車両ドアのドアロックをロック解除した後、ドアロック信号はロック解除である。そうすると、このプロセスにおいて、取得された自動運転車両の車両ドアのドアロック状態はロック状態とロック解除状態である。さらに、自動運転車両の車両ドアのドアロック変化状態がロック状態からロック解除状態になることを取得することができる。
【0088】
理解できることは、自動運転車両に対する車両ドアロック解除の方式は既存の他のロック解除方式であってもよく、本実施例はこれについて限定しない。
【0089】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、202では、まず、自動運転車両の車両ドア使用情報を取得し、次に、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア状態を取得することができ、さらに、自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を取得することができる。
【0090】
具体的には、乗客が車両ドアをロック解除した後、乗客は車両ドアを開け、車内に入り、車両ドアを閉じる。この操作プロセスでは、乗客が車両ドアを開ける前に、ドア状態信号がドア閉じであり、乗客が車両ドアを開けた後、ドア状態信号がドア開きに変換され、乗客が車両ドアを再び閉じた後、ドア状態信号がドア閉じに変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得された車両ドア状態は、車両ドア閉状態、車両ドア開状態、及び車両ドア閉状態である。さらに、自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻ることであるのを取得することができる。
【0091】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、202を実行することによって自動運転車両の車両ドア変化状態を取得した後、203では、まず、自動運転車両のシートベルト使用情報を取得し、次に、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト状態を取得することができ、さらに、自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得することができる。
【0092】
当該実現方式では、乗客が乗車してシートに座った後、さらにシートベルトを着用する必要がある。乗客がシートベルトを着用する前に、シートベルト警報信号は警報オン(ON)であり、乗客がシートベルトを着用した後、シートベルト警報信号は警報オフ(OFF)に変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得されたシートベルト状態がシートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態である。さらに、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得することができる。
【0093】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、204では、上記の202~203を実行する時系列関係、すなわち取得された自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態の時系列関係に基づいて、乗客が着座したことを判断することができる。
【0094】
当該実現方式では、自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定することができる。
【0095】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、204後、自動運転車両がすべての乗客の状態がすべて乗客着座状態であることを確認した後、車両ドアのドアロックをロックし、ドアロック変化状態はロック解除からロックになることができる。乗客注文情報に基づいて、対応する自動運転行程をオンにする。
【0096】
本実施例では、自動運転車両の車両ドアのドアロックがロック解除であることを確認した状況で、当該実現方式では、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の着座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0097】
図3に示すように、
図3は本開示の第3の実施例による概略図である。
【0098】
301、自動運転車両が車両ドアをロック解除する。
【0099】
302、自動運転車両のシートベルト変化状態を取得する。
【0100】
303、自動運転車両の車両ドア変化状態を取得する。
【0101】
304、乗客が退座したことを判断する。
【0102】
なお、301~304は、自動運転車両の実際の運営において、乗客退座検出を行うプロセスを表すことができる。
【0103】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、301では、乗客行程の終点に達する時、自動運転車両は駐車後に、車両ドアのドアロックをロック解除することができる。自動運転車両が車両ドアのドアロックをロック解除する前、ドアロック信号はロックであり、自動運転車両が車両ドアのドアロックをロック解除した後、ドアロック信号はロック解除である。そうすると、このプロセスにおいて、取得された自動運転車両の車両ドアのドアロック状態はロック状態とロック解除状態である。さらに、自動運転車両の車両ドアのドアロック変化状態がロック状態からロック解除状態になることを取得することができる。
【0104】
理解できることは、自動運転車両に対する車両ドアロック解除の方式は既存の他のロック解除方式であってもよく、本実施例はこれについて限定しない。
【0105】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、302では、まず、自動運転車両のシートベルト使用情報を取得し、次に、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト状態を取得することができ、さらに、自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得することができる。
【0106】
当該実現方式では、自動運転車両が走行して目的地まで到着した後、乗客が降車を準備し、乗客は、まず、シートベルトを外し、現在所在のシートから離れて降車する車両ドアの方向に移動する。この操作プロセスでは、乗客がシートベルトを外した後、シートベルト警報信号は警報オン(ON)であり、乗客がシートを離れた後、シートベルト警報信号は警報オフ(OFF)に変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得されたシートベルト状態がシートベルト非安全使用状態とシートベルト安全使用状態である。さらに、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になることを取得することができる。
【0107】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、302を実行することによって自動運転車両のシートベルト変化状態を取得した後、303では、まず、自動運転車両の車両ドア使用情報を取得し、次に、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア状態を取得することができ、さらに、自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を取得することができる。
【0108】
当該実現方式では、乗客の操作プロセスは、シートを離れて、車両ドアのそばに着いて、車両ドアを開けて、降車して、車両ドアを閉じる。このプロセスにおいて、乗客が車両ドアを開ける前に、ドア状態信号がドア閉じであり、乗客が車両ドアを開けた後、ドア状態信号がドア開きに変換され、乗客が車両ドアを再び閉じた後、ドア状態信号がドア閉じに変換される。そうすると、このプロセスにおいて、取得された車両ドア状態は、車両ドア閉状態、車両ドア開状態、及び車両ドア閉状態である。さらに、自動運転車両の車両ドア変化状態が、車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻ることであるのを取得することができる。
【0109】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、304では、上記の302~303を実行する時系列関係、すなわち取得された自動運転車両のシートベルト変化状態と自動運転車両の車両ドア変化状態の時系列関係に基づいて、乗客が退座したことを判断することができる。
【0110】
当該実現方式では、自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定する。
【0111】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、304後、自動運転車両がすべての乗客の状態がすべて乗客退座状態であることを確認し、車両ドアが閉じた後、車両ドアのドアロックをロックした後、注文を受け取る可能な状態に入る。
【0112】
本実施例では、自動運転車両の車両ドアのドアロックがロック解除であることを確認した状況で、当該実現方式では、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の退座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0113】
なお、上記の各方法の実施例については、簡単に説明するために、一連の動作の組み合わせとして記載したが、本開示は、本開示に従って、いくつかのステップが他の順序を採用することができるか、又は同時に行うことができるため、説明した動作順序によって制限されないことを当業者は認識すべきである。次に、本明細書に記載された実施例はいずれも好ましい実施例に属し、関連する動作及びモジュールは必ずしも本開示に必須ではないことを当業者は認識すべきである。
【0114】
上記の実施例では、各実施例の説明にはそれぞれ重点が置かれており、ある実施例においては詳細な部分はなく、他の実施例に関する説明を参照することができる
【0115】
図4に示すように、
図4は本開示の第4の実施例による概略図である。本実施例の自動運転車両の検出装置400は、情報取得ユニット401、変化決定ユニット402、及び積載決定ユニット403を含むことができる。その中、情報取得ユニット401は、自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得するために用いられ、変化決定ユニット402は、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定するために用いられ、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含み、積載決定ユニット403は、前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するために用いられる。
【0116】
なお、本実施例の自動運転車両の検出装置の一部又は全部は、ローカル端末のアプリケーションに位置することができるか、又はローカル端末のアプリケーション内のプラグイン又はソフトウェア開発キット(Software Development Kit、SDK)などの機能ユニットに位置することもでき、又はネットワーク側のサーバの処理エンジンに位置することもできるか、又はネットワーク側の分散システムに位置することもでき、例えば、ネットワーク側の自動運転プラットフォームにおける処理エンジン又は分散システムなどの、本実施例はこれについて特に限定しない。
【0117】
理解できることは、前記アプリケーションは、ローカル端末にインストールされたローカルプログラム(nativeApp)であってもよく、又はローカル端末のブラウザの1つのウェブページプログラム(webApp)であってもよく、本実施例はこれについて限定しない。
【0118】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両の車両ドア使用情報を含み、前記変化決定ユニット402は、具体的には、前記自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア状態を取得し、前記自動運転車両の車両ドア状態に基づいて、前記自動運転車両の車両ドア変化状態を取得するために用いられる。
【0119】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、前記自動運転車両の乗車情報は、前記自動運転車両のシートベルト使用情報を含み、前記変化決定ユニット402は、具体的には、前記自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト状態を取得し、前記自動運転車両のシートベルト状態に基づいて、前記自動運転車両のシートベルト変化状態を取得するために用いられる。
【0120】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、前記変化決定ユニット402は、さらに、前記自動運転車両の乗客注文情報を取得し、前記自動運転車両の乗客注文情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス乗客の数を決定し、前記自動運転車両のサービス乗客の数に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品を決定して、前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両のサービス提供可能な車両部品の車両部品変化状態を決定するために用いられることもできる。
【0121】
選択可能に、本実施例の可能な実現方式では、前記積載決定ユニット403は、具体的には、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定するために用いられることができる。
【0122】
例えば、前記積載決定ユニット403は、さらに、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であると決定するために用いられることもできる。
【0123】
又は、また、例えば、前記積載決定ユニット403は、さらに、前記自動運転車両のシートベルト変化状態がシートベルト非安全使用状態からシートベルト安全使用状態になる場合に、前記自動運転車両の車両ドア変化状態が車両ドア閉状態から車両ドア開状態になってから車両ドア閉状態に戻る場合、前記自動運転車両の座席積載状況が乗客退座状態であると決定するために用いられることもできる。
【0124】
本実施例では、情報取得ユニットが自動運転車両に対する乗客の乗車情報を取得し、さらに、変化決定ユニットが前記自動運転車両の乗車情報に基づいて、前記自動運転車両の車両部品変化状態を決定し、前記車両部品変化状態は、前記自動運転車両の車両ドア変化状態と前記自動運転車両のシートベルト変化状態を含み、積載決定ユニットが前記自動運転車両の車両部品変化状態に基づいて、前記自動運転車両の座席積載状況を決定することができ、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態のこの2つの車両部品の変化状態を組み合わせて、自動運転車両の座席積載状況を共に決定することによって、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができ、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0125】
本実施例では、自動運転車両の車両ドア使用情報に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定することもでき、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0126】
本実施例では、自動運転車両のシートベルト使用情報に基づいて、自動運転車両のシートベルト変化状態を便利かつ効果的に取得し、自動運転車両の座席積載状況をより正確に決定することもでき、さらに、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出を正確に実現することができる。
【0127】
本実施例では、実現乗客のニーズに基づいて、自動運転車両の特定の車両部品変化状態を取得し、自動運転車両の特定の車両部品変化状態に基づいて、自動運転車両の特定の座席積載状況を決定することもでき、自動運転車両の座席積載状況をより的確に検出することができ、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出の信頼性と正確性をさらに向上させることができる。
【0128】
本実施例では、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態との間の時系列関係に基づいて、自動運転車両の車両ドア変化状態と自動運転車両のシートベルト変化状態を順次に検出し、この2つの変化状態に基づいて自動運転車両の座席積載状況が乗客着座状態であるかそれとも乗客退座状態であるかを共に決定することを実現することもでき、これにより、自動運転車両内の乗客の着座/退座検出をより正確に実現し、自動運転車両の走行の安全性と信頼性を確保することができる。
【0129】
また、本実施例により提供される技術的解決策を使用して、他のハードウェア機器を追加して装着する必要ななく、さらに、車内の元の機器に対する装着を破壊する操作を減らし、車内の元の機器の使用寿命を確保し、コストを節約する。
【0130】
また、本実施例により提供される技術的解決策を使用して、ユーザの体験を効果的に向上させることができる。
【0131】
本開示の技術案において、例えば、外出ニーズ情報、乗客注文情報などの関するユーザ個人情報の取得、記憶、応用などは、すべて関連する法律及び規定を満たし、公序良俗に違反しない。
【0132】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータプログラム製品をさらに提供し、さらに、提供される電子機器を含む自動運転車両をさらに提供する。
【0133】
図5に示すように、本開示の実施例を実施するための例示的な電子機器の例示的なブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、携帯情報端末、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の同様の計算デバイスなどの様々な形式のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0134】
図5に示すように、電子機器500は計算ユニット501を含み、計算ユニット501は、読み取り専用メモリ(ROM)502に記憶されているコンピュータプログラム又は記憶ユニット508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にローディングされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作と処理を実行することができる。RAM503には、電子機器500が動作するに必要な様々なプログラムとデータも記憶することができる。計算ユニット501、ROM502、及びRAM503は、バス504を介してお互いに接続される。入出力(I/O)インターフェース505もバス504に接続される。
【0135】
電子機器500内の複数のコンポーネントは、I/Oインターフェース505に接続されており、キーボード、マウスなどの入力ユニット506と、様々なタイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット507と、ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット508と、及びネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット509と、を含む。通信ユニット509は、電子機器500が、インターネットなどのコンピュータネットワーク、及び/又は様々な電気通信ネットワークを介して他の機器と情報/データを交換することを可能にする。
【0136】
計算ユニット501は、様々な処理と計算能力を備える汎用及び/又は専用の処理コンポーネントである。計算ユニット501のいくつかの例は、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、様々な専用の人工知能(AI)計算チップ、様々な機械学習モデルアルゴリズムを実行する計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット501は、自動運転車両の検出方法などの上記の様々な方法と処理を実行する。例えば、いくつかの実施例では、自動運転車両の検出方法は、記憶ユニット508などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM502及び/又は通信ユニット509を介して電子機器500にローディング及び/又はインストールされる。コンピュータプログラムがRAM503にローディングされて計算ユニット501によって実行される場合、上記の自動運転車両の検出方法の一つ又は複数のステップを実行することができる。代替的に、他の実施例では、計算ユニット501は、他の任意の適切な方式(例えば、ファームウェアによって)を介して自動運転車両の検出方法を実行するように構成されることができる。
【0137】
本明細書で説明されるシステムと技術の様々な実施方式は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップシステム(SOC)、ローディングプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施方式は、一つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されることを含むことができ、当該一つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも一つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも一つの入力装置、及び少なくとも一つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも一つの入力装置、及び当該少なくとも一つの出力装置に伝送することができる。
【0138】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、一つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせを使用して作成することができる。これらのプログラムコードは、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行される時にフローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/動作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供することができる。プログラムコードは、完全に機械上で実行されたり、部分的に機械上で実行されたり、独立したソフトウェアパッケージとして部分的に機械上で実行され、部分的にリモート機械上実行されたり、又は完全にリモート機械又はサーバ上で実行されたりすることができる。
【0139】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、又は機器の使用、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用するプログラムを含むか、又は記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数のワイヤに基づく電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM 又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0140】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されているシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとのインタラクションを提供するために用いられることもでき、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力と、音声入力と、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0141】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバー)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施方式とインタラクションする)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続されることができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、を含む。
【0142】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバとを含むことができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散システムのサーバであってもよく、又はブロックチェーンを組み合わせるサーバであってもよい。
【0143】
上記に示される様々な形式のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができることを理解されたい。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0144】
上記の具体的な実施方式は、本開示に対する保護範囲の制限を構成するものではない。当業者は、設計要求と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。任意の本開示の精神と原則内で行われる修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれなければならない。