(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】組織情報連絡システム、組織情報連絡システムのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/10 20230101AFI20231219BHJP
【FI】
G06Q10/10 310
(21)【出願番号】P 2019223353
(22)【出願日】2019-12-11
【審査請求日】2022-11-10
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和1年8月19日にサテライトオフィス・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有 TODO for G Suiteのページに掲載、PDF資料をアップロード https://www.sateraito.jp/Google_Apps_Memo.html 令和1年8月19日にサテライトオフィス・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有TODO for G Suiteのマニュアルを掲載 https://sites.google.com/a/sateraito.jp/sateraito-dounyuu/Home/xing-xian-yu-ding-chuan-yanmemo-gong-youtodo 令和1年8月19日にサテライトオフィス・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有 TODO for LINE WORKSのページに掲載 https://www.sateraito.jp/Lineworks_Memo.html 令和1年8月19日にサテライトオフィス・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有 TODO for Workplace by facebookのページに掲載 https://www.sateraito.jp/Facebook_Memo.html 令和1年8月19日にネクストセット・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有 TODO for Office365のページに掲載 https://www.nextset.co.jp/memo.html 令和1年8月24日にサテライトオフィス・行先予定/在席確認/伝言メモ/共有 TODO for G Suiteのページに動画アップロード https://www.sateraito.jp/Google_Apps_Memo.html 令和1年8月24日にYouTubeページに動画アップロード https://www.youtube.com/watch?v=G6IfNmBzSro&feature=emb_logo 令和1年8月24日にYouTubeページに動画アップロード https://www.youtube.com/watch?v=G6IfNmBzSro&t=5s
(73)【特許権者】
【識別番号】516346218
【氏名又は名称】株式会社サテライトオフィス
(74)【代理人】
【識別番号】100168538
【氏名又は名称】加藤 来
(72)【発明者】
【氏名】原口 豊
【審査官】野口 俊明
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-164696(JP,A)
【文献】特開2003-216802(JP,A)
【文献】特開2018-032294(JP,A)
【文献】特開2001-086269(JP,A)
【文献】特開2010-181974(JP,A)
【文献】特開2002-215859(JP,A)
【文献】特開2007-094988(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在
であり、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて、第1ユーザーへの伝言情報を表示するとともに伝言情報に対する対応ステータス情報を切り換え自在に表示する構成であることを特徴とする組織情報連絡システム。
【請求項2】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在
であり、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて、第1ユーザーへのタスク情報を表示するとともにタスク情報に対する進捗具合情報を切り換え自在に表示する構成であることを特徴とする組織情報連絡システム。
【請求項3】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在
であり、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて第1ユーザーへのタスク情報について所定操作があったとき、前記サーバが、前記第1ユーザー端末へタスクについての確認メールを送信する構成であることを特徴とする組織情報連絡システム。
【請求項4】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在
であり、
前記サーバのデータベースが、各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有し、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに記録された各ユーザーの名前情報および連絡先情報を読み込んで伝言情報またはタスク情報の宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示する構成であることを特徴とする組織情報連絡システム。
【請求項5】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、
入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示
し、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方
である第1ユーザーへの伝言情報を表示するとともに伝言情報に対する対応ステータス情報を切り換え自在に表示する表示ステップとを具備していることを特徴とする組織情報連絡システムのプログラム。
【請求項6】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、
入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示
し、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方
である第1ユーザーへのタスク情報を表示するとともにタスク情報に対する進捗具合情報を切り換え自在に表示する表示ステップとを具備していることを特徴とする組織情報連絡システムのプログラム。
【請求項7】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、
入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方を表示する表示ステップと
、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて第1ユーザーへのタスク情報について所定操作があったとき、前記サーバが、前記第1ユーザー端末へタスクについての確認メールを送信するメール送信ステップとを具備していることを特徴とする組織情報連絡システムのプログラム。
【請求項8】
第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、
前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、
前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに記録された各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を読み込んで伝言情報またはタスク情報の宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示する宛先入力表示ステップと、
前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、
入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、
前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方を表示する表示ステップとを具備していることを特徴とする組織情報連絡システムのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システム、および、そのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、在宅勤務者が用いる1以上の勤務者端末と、管理者が用いる1以上の管理者端末と、勤務者端末及び管理者端末を管理する管理サーバとからなる在宅勤務管理システムであって、管理サーバは、在宅勤務者と管理者との対応関係を記憶する記憶部と、勤務開始申請を送信した勤務者端末を用いる在宅勤務者に対する管理権限のある管理者を、対応関係に基づいて特定する管理者特定部と、勤務者端末から勤務開始申請を受信し、管理者特定部により特定された管理者が用いる管理者端末に対して勤務開始申請を送信し、勤務開始申請に関して承認又は否認を内容とする応答情報を管理者端末から受信し、勤務者端末に対して応答情報を送信する送受信部とを有し、勤務者端末は、管理サーバの送受信部から、承認を内容とする応答情報を受信した後に、勤務時間の表示の更新が開始される勤務時間表示部を有する在宅勤務管理システムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-174353号公報(特に、段落0008参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の在宅勤務管理システムは、在宅勤務者のタスク情報および在宅勤務者の勤務状況を在宅勤務者の勤務者端末に表示する限りの構成であったため、他の従業員が在宅勤務者に対して新たなタスク情報や伝言情報を伝えようとしたとき、在宅勤務者の勤務状況のステータスを把握することが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第2ユーザーが第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録して伝えることができる組織情報連絡システム、および、そのプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本請求項1に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在であり、前記第1ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて、第1ユーザーへの伝言情報を表示するとともに伝言情報に対する対応ステータス情報を切り換え自在に表示する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0007】
本請求項2に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在であり、前記第1ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて、第1ユーザーへのタスク情報を表示するとともにタスク情報に対する進捗具合情報を切り換え自在に表示する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0008】
本請求項3に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在であり、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて第1ユーザーへのタスク情報について所定操作があったとき、前記サーバが、前記第1ユーザー端末へタスクについての確認メールを送信する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0009】
本請求項4に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在であり、前記サーバのデータベースが、各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有し、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに記録された各ユーザーの名前情報および連絡先情報を読み込んで伝言情報またはタスク情報の宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示する構成であることにより、前述した課題を解決するものである。
【0010】
本請求項5に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示し、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方である第1ユーザーへの伝言情報を表示するとともに伝言情報に対する対応ステータス情報を切り換え自在に表示する表示ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【0011】
本請求項6に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示し、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方である第1ユーザーへのタスク情報を表示するとともにタスク情報に対する進捗具合情報を切り換え自在に表示する表示ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【0012】
本請求項7に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方を表示する表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて第1ユーザーへのタスク情報について所定操作があったとき、前記サーバが、前記第1ユーザー端末へタスクについての確認メールを送信するメール送信ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【0013】
本請求項8に係る発明は、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えてサーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達する組織情報連絡システムのプログラムであって、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、前記サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、前記第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示する構成において、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザが、前記サーバのデータベースに記録された各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を読み込んで伝言情報またはタスク情報の宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示する宛先入力表示ステップと、前記第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、前記サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、前記第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方を表示する表示ステップとを具備していることにより、前述した課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明の組織情報連絡システムは、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備えていることにより、サーバを介して第1ユーザー端末と第2ユーザー端末との間において情報を伝達することができるばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
【0015】
本請求項1に係る発明の組織情報連絡システムによれば、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、各伝言情報に対して対応ステータス情報が表示されるため、第1ユーザーはどの伝言情報に対応済みか、対応中か、未対応かを簡単に理解するとともに適宜対応して対応ステータス情報を対応済みに変更して対応漏れを回避することができる。
【0016】
本請求項2に係る発明の組織情報連絡システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、各タスク情報に対して進捗具合情報が表示されるため、第1ユーザーはどのタスク情報が進んでいて、どのタスク情報が進んでいるかを簡単に理解するとともに適宜進めて進捗具合情報を変更して未着手のままとなってしまうことを回避することができる。
【0017】
本請求項3に係る発明の組織情報連絡システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、第2ユーザーが所定操作を実行するだけで第1ユーザー端末へタスクについての確認メールが送信されるため、第2ユーザーは第1ユーザーに対して簡単に進捗具合を問い合わせることができる。
そして、確認メールを受け取った第1ユーザーはタスクを進めて進捗具合情報を変更すると、タスクの変更後の進捗具合情報が第2ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第1ユーザーのタスクが進んでいる旨を第2ユーザーへ伝えることができる。
【0018】
本請求項4に係る発明の組織情報連絡システムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、第2ユーザーが第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力する際、データベースに予め登録された各ユーザーの名前情報の1つを選択するだけで選択した名前情報が宛先名入力欄に入力されるとともに名前情報と対応した連絡先情報が宛先入力欄に入力されるため、第2ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
【0019】
本請求項5に係る発明の組織情報連絡システムのプログラムによれば、請求項1に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、各伝言情報に対して対応ステータス情報が表示されるため、第1ユーザーはどの伝言情報に対応済みか、対応中か、未対応かを簡単に理解するとともに適宜対応して対応ステータス情報を対応済みに変更して対応漏れを回避することができる。
【0020】
本請求項6に係る発明の組織情報連絡システムのプログラムによれば、請求項2に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、各タスク情報に対して進捗具合情報が表示されるため、第1ユーザーはどのタスク情報が進んでいて、どのタスク情報が進んでいるかを簡単に理解するとともに適宜進めて進捗具合情報を変更して未着手のままとなってしまうことを回避することができる。
【0021】
本請求項7に係る発明の組織情報連絡システムのプログラムによれば、請求項3に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、第2ユーザーが所定操作を実行するだけで第1ユーザー端末へタスクについての確認メールが送信されるため、第2ユーザーは第1ユーザーに対して簡単に進捗具合を問い合わせることができる。
そして、確認メールを受け取った第1ユーザーはタスクを進めて進捗具合情報を変更すると、タスクの変更後の進捗具合情報が第2ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第1ユーザーのタスクが進んでいる旨を第2ユーザーへ伝えることができる。
【0022】
本請求項8に係る発明の組織情報連絡システムのプログラムによれば、請求項4に係る発明が奏する効果と同様、第2ユーザー端末のブラウザに第1ユーザーの在席状況ステータス情報が表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録することができる。
さらに、第2ユーザーからの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方が第1ユーザー端末のブラウザに表示されるため、第2ユーザーは第1ユーザーへ伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
また、第2ユーザーが第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力する際、データベースに予め登録された各ユーザーの名前情報の1つを選択するだけで選択した名前情報が宛先名入力欄に入力されるとともに名前情報と対応した連絡先情報が宛先入力欄に入力されるため、第2ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の実施例である組織情報連絡システムの概念を示す図。
【
図2】本発明の実施例である組織情報連絡システムの動作例を示すチャート図。
【
図3】本発明の実施例である組織情報連絡システムの在席ステータス登録画面を示す図。
【
図4】本発明の実施例である組織情報連絡システムの在席ステータス表示画面を示す図。
【
図5】本発明の実施例である組織情報連絡システムの伝言情報表示画面を示す図。
【
図6】本発明の実施例である組織情報連絡システムのタスク表示画面を示す図。
【
図7】本発明の実施例である組織情報連絡システムによるタスクの確認メールを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の組織情報連絡システムは、第1ユーザー端末と第2ユーザー端末とサーバとを備え、第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された情報が、サーバのデータベースにそれぞれ記録されるとともに、第1ユーザー端末のブラウザおよび第2ユーザー端末のブラウザが、サーバのデータベースに基づいて情報をそれぞれ表示し、第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方をサーバのデータベースに基づいて表示し、第2ユーザー端末のブラウザが、データベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するとともに、第1ユーザーへの伝言情報およびタスク情報の少なくとも一方を入力自在な構成であることにより、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録して伝えることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
また、本発明の組織情報連絡システムのプログラムは、第2ユーザー端末のブラウザが、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報を表示するステータス表示ステップと、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへの伝言情報、および、第2ユーザー端末のブラウザにおいて入力された第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方の有無をサーバが判定する判定ステップと、入力された伝言情報またはタスク情報があったとき、サーバが入力された第1ユーザーへの伝言情報、または、第1ユーザーへのタスク情報をデータベースに記録する記録ステップと、第1ユーザー端末のブラウザが、第1ユーザーの在席状況ステータス情報を選択自在に表示するとともに、サーバのデータベースに基づいて第1ユーザーへの伝言情報、および、第1ユーザーへのタスク情報の少なくとも一方を表示する表示ステップとを具備していることにより、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報を確認しながら第1ユーザーへの伝言情報またはタスク情報を登録して伝えることができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
【0025】
例えば、第1ユーザー端末および第2ユーザー端末は、デスクトップ型パーソナルコンピュータ端末、ノート型パーソナルコンピュータ端末、スマートフォン端末、タブレット端末、腕時計型端末、眼鏡型端末など表示部と操作部とを備えて情報を送受信するものであって、所謂インターネットである広域ネットワーク、ローカルネットワーク、電話回線などを含む通信ネットワークによりサーバと接続自在なものであれば如何なるものであっても構わない。
また、サーバは、1つのサーバやクラウド上の複数のサーバでもよい。
【実施例】
【0026】
以下に、本発明の実施例である組織情報連絡システム100について、
図1乃至
図7に基づいて説明する。
ここで、
図1は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100の概念を示す図であり、
図2は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100の動作例を示すチャート図であり、
図3は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100の在席ステータス登録画面112を示す図であり、
図4は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100の在席ステータス表示画面122を示す図であり、
図5は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100の伝言情報表示画面113を示す図であり、
図6は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100のタスク表示画面116を示す図であり、
図7は、本発明の実施例である組織情報連絡システム100によるタスクの確認メールMLを示す図である。
【0027】
本発明の実施例である組織情報連絡システム100は、
図1に示すように、第1ユーザー端末110と、第2ユーザー端末120と、サーバ130とを備えている。
そして、第1ユーザー端末110のブラウザ111および第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された情報が、それぞれサーバ130のデータベース131に記録される。
これとともに、第1ユーザー端末110のブラウザ111および第2ユーザー端末120のブラウザ121が、それぞれサーバ130のデータベース131に基づいて情報を表示するように構成されている。
【0028】
さらに、本実施例では、第1ユーザーである鈴木さんの第1ユーザー端末110のブラウザ111が、第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STを選択自在に表示する。
これとともに、第2ユーザーであるリーさんの第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MG、および、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーである鈴木さんへのタスク情報TKの少なくとも一方をサーバ130のデータベース131に基づいて表示する。
【0029】
さらに、第2ユーザーであるリーさんの第2ユーザー端末120のブラウザ121が、データベース131に基づいて在席ステータス表示画面122を表示する。
在席ステータス表示画面122には、第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STが表示されている。
これとともに、所定操作によって第2ユーザー端末120のブラウザ121が、第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方の一例として伝言情報MGを入力自在な伝言情報登録ウィンドウ123を開くように構成されている。
【0030】
これにより、第2ユーザーであるリーさんの第2ユーザー端末120のブラウザ121に第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STが表示される。
その結果、第2ユーザーであるリーさんは第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STを確認しながら第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MGまたはタスク情報TKを登録することができる。
さらに、第2ユーザーであるリーさんからの伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方が第1ユーザーである鈴木さんの第1ユーザー端末110のブラウザ111に表示される。
その結果、第2ユーザーであるリーさんは第1ユーザーである鈴木さんへ伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
【0031】
続いて、組織情報連絡システム100の動作例について、より詳しく説明する。
図2に示すように、ステップS1では、ステータス表示ステップとして、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを有した在席ステータス表示画面122を表示する。
例えば、第2ユーザーであるリーさんが第2ユーザー端末120において第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STを確認することができる。
【0032】
ステップS2では、判定ステップとして、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーへの伝言情報MG、および、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーへのタスク情報TKの少なくとも一方の有無を、サーバ130が判定する。
例えば、第2ユーザーであるリーさんが第2ユーザー端末120のブラウザ121に表示された伝言情報登録ウィンドウ123(
図1参照)において第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MGを入力して登録操作したか否かを、サーバ130が判定する。
第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報ありと判定した場合はステップS3へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS2を繰り返す。
【0033】
ステップS3では、記録ステップとして、サーバ130が、入力された第1ユーザーへの伝言情報MG、または、第1ユーザーへのタスク情報TKをデータベース131に記録する。
例えば、第2ユーザーであるリーさんによって第2ユーザー端末120において入力された第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MGを、サーバ130がデータベース131に記録する。
【0034】
ステップS4では、アクセス判定ステップとして、第1ユーザー端末110がサーバ130のデータベース131にアクセスしたか否かを、サーバ130が判定する。
例えば、第1ユーザーである鈴木さんの操作によって第1ユーザー端末110のブラウザ111が起動し、ブラウザからサーバ130に対してリクエストがあったか否かを、サーバ130が判定する。
アクセスがあってリクエストありと判定した場合はステップS5へ進み、他方、まだないと判定した場合はステップS4を繰り返す。
【0035】
ステップS5では、表示ステップとして、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを選択自在に表示するとともに、サーバ130のデータベース131に基づいて第1ユーザーへの伝言情報MG、および、第1ユーザーへのタスク情報TKの少なくとも一方を表示する。
例えば、
図3に示すように、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に基づいて、在席ステータス登録画面112を表示する。
在席ステータス登録画面112は、第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STを切り換え自在に表示するとともに、鈴木さんへの伝言情報MGおよび鈴木さんへのタスク情報TKを表示するように構成されている。
【0036】
これにより、前述したように、第2ユーザーであるリーさんの第2ユーザー端末120のブラウザ121に第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STが表示される。
その結果、第2ユーザーであるリーさんは第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STを確認しながら第1ユーザーである鈴木さんへの伝言情報MGまたはタスク情報TKを登録することができる。
さらに、第2ユーザーであるリーさんからの伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方が第1ユーザーである鈴木さんの第1ユーザー端末110のブラウザ111に表示される。
その結果、第2ユーザーであるリーさんは第1ユーザーである鈴木さんへ伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方を簡単、かつ、確実に伝達することができる。
【0037】
在席状況ステータス情報STには、一例として、「在席」、「離席中」、「会議中」、「外出中」、「帰宅」および「休暇」の在席状況についての情報、チャットによる連絡の可否情報ST1、行先予定情報ST2、帰社予定情報ST3などが含まれている。
ここで、「チャット」とは、同一の相手に対して同一のウィンドウで順次対話が追加表示される形式でメッセージなどのデータを送受信するアプリケーションソフトをいう。
そして、第1ユーザーである鈴木さんが在席状況ステータス情報STを選択入力して登録(更新)する操作をすると、入力された第1ユーザーである鈴木さんについての在席状況ステータス情報STがサーバ130のデータベース131に記録される。
【0038】
なお、在席ステータス登録画面112は、そのユーザーの会社名情報、名前情報、電子メールアドレス情報、電話番号情報なども登録自在に設けられている。
また、サーバ130のデータベース131が、第1ユーザーなど全てのユーザーのスケジュール情報を有していてもよい。
そして、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に記録された第1ユーザーのスケジュール情報を読み込んで行先予定入力欄に行先予定情報ST2を入力するとともに帰社予定入力欄に帰社予定情報ST3を入力して表示するように構成してもよい。
これにより、第1ユーザーが第1ユーザー端末110のブラウザ111において入力する際、データベース131に予め登録された第1ユーザーのスケジュール情報とリンクしている。
その結果、第1ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
【0039】
さらに、
図4に示すように、第2ユーザーであるリーさんの第2ユーザー端末120がサーバ130にアクセスすると、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、在席ステータス表示画面122を表示する。
在席ステータス表示画面122は、サーバ130のデータベース131に基づいて、第1ユーザーの在席状況ステータス情報ST、チャットによる連絡の可否情報ST1、行先予定情報ST2および帰社予定情報ST3を表示するように構成されている。
これにより、第2ユーザーであるリーさんに対して第1ユーザーである鈴木さんの在席状況ステータス情報STだけでなく、外出など離席のときのチャットによる連絡の可否、行先予定情報ST2および帰社予定情報ST3も伝わる。
その結果、第2ユーザーであるリーさんは第1ユーザーである鈴木さんに対する連絡手段を簡単に選択して確実に伝言情報MGまたはタスク情報TKを伝えることができる。
【0040】
なお、第2ユーザー端末120のブラウザ121の在席ステータス表示画面122は、タブ切り換えによって、知りたいユーザーの在席状況ステータス情報STを検索するユーザー検索画面に切り換え自在に設けられている。
そして、検索したユーザーに一例として星印をつけると、
図4に示す在席ステータス表示画面122にお気に入りユーザーとして表示されるように構成されている。
図4に示すように、在席ステータス表示画面122は、在席ステータス登録画面112の項目情報と同様、ユーザーの部署、ユーザーの名前、在席状況、チャットによる連絡の可否、行先予定、帰社予定、電子メールアドレス、電話番号、携帯電話番号、伝言情報MG、タスク情報TKなどの項目を有している。
そして、サーバ130のデータベース131に基づいて、お気に入りユーザーについて、各項目の情報を表示するように構成されている。
在席ステータス表示画面122は、第2ユーザー端末120のブラウザ121において表示する例について説明したが、第1ユーザー端末110のブラウザ111においても表示自在であるのは勿論である。
【0041】
また、
図3に示す第1ユーザー端末110のブラウザ111に表示された在席ステータス登録画面112において、「伝言メモ」タブを選択したとする。
すると、
図5に示すように、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に基づいて、伝言情報表示画面113を表示する。
伝言情報表示画面113は、第1ユーザーへの伝言情報MGを表示するとともに伝言情報MGに対する対応ステータス情報MG1を切り換え自在に表示するように構成されている。
これにより、各伝言情報MGに対して対応ステータス情報MG1が表示される。
その結果、第1ユーザーはどの伝言情報MGに対応済みか、対応中か、未対応かを簡単に理解するとともに適宜対応して対応ステータス情報MG1を対応済みに変更して対応漏れを回避することができる。
【0042】
なお、伝言情報表示画面113に表示された伝言情報MGの項目のうち、「名前」、「受付者」、「お客様」の項目においてメールアイコンが表示されたものについては、電子メールアドレスが登録されたものであり、メールアイコンを操作すると、送信メールが準備されるように構成されている。
また、伝言情報表示画面113における「伝言メモ登録」ボタン113a、
図3に示す在席ステータス登録画面112における伝言情報MGの近傍に設けられたアイコン112a、または、
図4に示す在席ステータス表示画面122における伝言情報MGの近傍に設けられたアイコン122aを操作すると、伝言情報登録ウィンドウ114が開くように設けられている。
伝言情報登録ウィンドウ114は、第1ユーザー端末110のブラウザ111において開かれる例について説明するが、第2ユーザー端末120のブラウザ121においても開かれるように構成されている。
【0043】
伝言情報登録ウィンドウ114には、一例として、連絡先名前情報の入力欄、連絡先電子メール情報の入力欄、受付者情報の入力欄、企業名(お客様)情報の入力欄、部署情報の入力欄、お客様の名前情報の入力欄、お客様の電話番号情報の入力欄、お客様の電子メールアドレス情報の入力欄、受付日時情報の選択入力欄、テンプレートの選択入力欄、件名情報の入力欄、内容情報の入力欄、折り返し(対応)についての選択入力欄が設けられている。
さらに、「ユーザー検索」ボタンおよび「組織アドレス帳から追加」ボタンが設けられている。
そして、サーバ130のデータベース131が、組織アドレス帳情報として各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有している。
【0044】
「ユーザー検索」ボタンを操作すると、データベース131に記録されたユーザーの情報を検索することができ、検索に引っかかったユーザーの情報を選択すると、選択されたユーザーの情報が取り込まれて各入力欄に入力される。
また、「組織アドレス帳から追加」ボタンを操作すると、データベース131に記録されたユーザーの情報一覧が表示され、その中から所望のユーザーの情報を選択すると、選択されたユーザーの情報が取り込まれて各入力欄に入力される。
入力欄に情報を入力して「送信」ボタンを操作すると、入力された情報がサーバ130へ送信されて、サーバ130がデータベース131に記録する。
さらに、サーバ130は、連絡先のユーザー端末へ新たな伝言が記録(登録)された旨および伝言情報MGを有した内容のメッセージを電子メールで送信するように構成されている。
【0045】
また、伝言情報表示画面113に表示された各伝言リスト項目の左に設けられたアイコン113bを操作すると、伝言情報詳細表示ウィンドウ115が開くように設けられている。
伝言情報詳細表示ウィンドウ115には、伝言情報登録ウィンドウ114において入力された情報の項目と同様の項目の情報が表示されるように構成されている。
【0046】
また、
図3に示す第1ユーザー端末110のブラウザ111に表示された在席ステータス登録画面112において、「自分へのタスク」タブを選択したとする。
すると、
図6に示すように、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に基づいて、タスク表示画面116を表示する。
タスク表示画面116は、第1ユーザーが依頼先として登録された第1ユーザーへのタスク情報TKを表示するとともにタスク情報TKに対する進捗具合情報TK1を切り換え自在に表示するように構成されている。
一例として、進捗具合情報TK1として、「未着手」、10%刻みで「10%」~「90%」、「完了」が切り換え自在に表示されるように設けられている。
これにより、各タスク情報TKに対して進捗具合情報TK1が表示される。
その結果、第1ユーザーはどのタスク情報TKが進んでいて、どのタスク情報TKが進んでいるかを簡単に理解するとともに適宜進めて進捗具合情報TK1を変更して未着手のままとなってしまうことを回避することができる。
【0047】
なお、タスク表示画面116に表示されたタスク情報TKの項目のうち、「依頼元」、「依頼先」の項目においてメールアイコンが表示されたものについては、電子メールアドレスが登録されたものであり、メールアイコンを操作すると、送信メールが準備されるように構成されている。
また、タスク表示画面116における「タスク登録」ボタン116a、
図3に示す在席ステータス登録画面112におけるタスク情報TKの近傍に設けられたアイコン112b、または、
図4に示す在席ステータス表示画面122におけるタスク情報TKの近傍に設けられたアイコン122bを操作すると、タスク情報登録ウィンドウ117が開くように設けられている。
タスク情報登録ウィンドウ117は、第1ユーザー端末110のブラウザ111において開かれる例を説明するが、第2ユーザー端末120のブラウザ121においても開かれるように構成されている。
【0048】
タスク情報登録ウィンドウ117には、一例として、依頼元アドレス情報の入力欄、依頼元名前情報の入力欄、依頼先アドレス情報の入力欄、依頼先名前情報の入力欄、共有タスクID情報の入力欄、タイトル情報の入力欄、内容情報の入力欄、URL情報の入力欄、添付ファイルの選択入力欄が設けられている。
さらに、伝言情報登録ウィンドウ114と同様、「ユーザー検索」ボタンおよび「組織アドレス帳から追加」ボタンが設けられている。
そして、サーバ130のデータベース131が、組織アドレス帳情報として各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有している。
【0049】
「ユーザー検索」ボタンを操作すると、データベース131に記録されたユーザーの情報を検索することができ、検索に引っかかったユーザーの情報を選択すると、選択されたユーザーの情報が取り込まれて各入力欄に入力される。
また、「組織アドレス帳から追加」ボタンを操作すると、データベース131に記録されたユーザーの情報一覧が表示され、その中から所望のユーザーの情報を選択すると、選択されたユーザーの情報が取り込まれて各入力欄に入力される。
入力欄に情報を入力して「登録」ボタンを操作すると、入力された情報がサーバ130へ送信されて、サーバ130がデータベース131に記録する。
さらに、サーバ130は、依頼先のユーザー端末へタスクが新たに記録(登録)された旨およびタスク情報TKを有した内容のメッセージを電子メールで送信するように構成されている。
【0050】
また、タスク表示画面116に表示された各タスクリスト項目の左に設けられたアイコン116bを操作すると、伝言情報表示画面113から伝言情報詳細表示ウィンドウ115が開く構成と同様、タスク情報詳細表示ウィンドウ(図示せず)が開くように設けられている。
タスク情報詳細表示ウィンドウには、タスク情報登録ウィンドウ117において入力された情報の項目と同様の項目の情報が表示されるように構成されている。
【0051】
さらに、ブラウザには、「依頼したタスク」タブ、および「共有タスク」タブが表示されている。
「依頼したタスク」タブを操作すると、ユーザーが依頼元として登録され、ユーザーまたは他のユーザーが依頼先として登録されたタスク情報TKが表示されるように構成されている。
また、「共有タスク」タブを操作すると、タスク情報TKにおいて共有設定され、かつ、ユーザーが依頼元または依頼先として登録されたタスク情報TKが表示されるように構成されている。
【0052】
また、「依頼したタスク」タブが選択された状態で、表示された各タスク情報TKに応じて設けられたメールアイコン116cを操作すると、サーバ130が、依頼先として登録されたユーザーの電子メールアドレス宛にタスクについての確認メールMLを送信するように構成されている。
例えば、第2ユーザー端末120のブラウザ121において第1ユーザーへのタスク情報TKについて所定操作の一例としてメールアイコン116cの操作があったとき、サーバ130が、第1ユーザー端末110へタスクについての確認メールMLを送信するように構成されている。
【0053】
これにより、第2ユーザーが所定操作を実行するだけで第1ユーザー端末110へタスクについての確認メールMLが送信される。
そして、
図7に示すように、第1ユーザー端末110は、第1ユーザーが依頼先として登録されたタスクについての確認メールMLをサーバ130から受信し、第1ユーザー端末110のブラウザ111が表示する。
その結果、第2ユーザーは第1ユーザーに対して簡単に進捗具合を問い合わせることができる。
そして、確認メールMLを受け取った第1ユーザーはタスクを進めて進捗具合情報TK1を変更すると、タスクの変更後の進捗具合情報TK1が第2ユーザー端末120のブラウザ121に表示される。
その結果、第1ユーザーのタスクが進んでいる旨を第2ユーザーへ伝えることができる。
【0054】
さらに、サーバ130のデータベース131が、各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有している構成としてもよい。
そして、第1ユーザー端末110のブラウザ111や第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に記録された各ユーザーの名前情報および連絡先情報を読み込んで伝言情報MGまたはタスク情報TKの宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示するように構成してもよい。
これにより、ユーザーがユーザー端末のブラウザにおいて入力する際、データベース131に予め登録された各ユーザーの名前情報の1つを選択するだけで選択した名前情報が宛先名入力欄に入力されるとともに名前情報と対応した連絡先情報が宛先入力欄に入力される。
その結果、ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
なお、本実施例では、理解を容易にするために、第1ユーザー端末110のブラウザ111と、第2ユーザー端末120のブラウザ121とを分けて説明したが、第1ユーザーと第2ユーザーとの関係が逆の構成でもよい。
つまり、第1ユーザー端末110のブラウザ111で表示するものは、第2ユーザー端末120のブラウザ121でも表示することができるように構成されている。
また、第1ユーザーおよび第2ユーザーの2人のユーザーについて説明したが、3人以上で3台以上のユーザー端末を有した構成でもよいのは勿論である。
【0055】
このようにして得られた本発明の実施例である組織情報連絡システム100は、第1ユーザー端末110と第2ユーザー端末120とサーバ130とを備え、第1ユーザー端末110のブラウザ111および第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された情報が、サーバ130のデータベース131にそれぞれ記録されるとともに、第1ユーザー端末110のブラウザ111および第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に基づいて情報をそれぞれ表示し、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、在席ステータス登録画面112を表示することによって、第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを選択自在に表示するとともに、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーへの伝言情報MG、および、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーへのタスク情報TKの少なくとも一方をサーバ130のデータベース131に基づいて表示し、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、在席ステータス表示画面122を表示することによって、データベース131に基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを表示するとともに、伝言情報登録ウィンドウ123を表示することによって、第1ユーザーへの伝言情報MGおよびタスク情報TKの少なくとも一方である伝言情報MGを入力自在な構成であることにより、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを確認しながら第1ユーザーへの伝言情報MGまたはタスク情報TKを登録して伝えることができる。
【0056】
さらに、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、第1ユーザーの在席状況ステータス情報ST、チャットによる連絡の可否情報ST1、行先予定情報ST2および帰社予定情報ST3を入力自在に表示し、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に基づいて、第1ユーザーの在席状況ステータス情報ST、チャットによる連絡の可否情報ST1、行先予定情報ST2および帰社予定情報ST3を表示する構成であることにより、第2ユーザーは第1ユーザーに対する連絡手段を簡単に選択して確実に伝言情報MGまたはタスク情報TKを伝えることができる。
【0057】
また、サーバ130のデータベース131が、第1ユーザーのスケジュール情報を有し、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に記録された第1ユーザーのスケジュール情報を読み込んで行先予定入力欄に行先予定情報ST2を入力するとともに帰社予定入力欄に帰社予定情報ST3を入力して表示する構成であることにより、第1ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
【0058】
さらに、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に基づいて、第1ユーザーへの伝言情報MGを表示するとともに伝言情報MGに対する対応ステータス情報MG1を切り換え自在に表示する構成であることにより、第1ユーザーはどの伝言情報MGに対応済みか、対応中か、未対応かを簡単に理解するとともに適宜対応して対応ステータス情報MG1を対応済みに変更して対応漏れを回避することができる。
【0059】
また、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、サーバ130のデータベース131に基づいて、第1ユーザーへのタスク情報TKを表示するとともにタスク情報TKに対する進捗具合情報TK1を切り換え自在に表示する構成であることにより、第1ユーザーはどのタスク情報TKが進んでいて、どのタスク情報TKが進んでいるかを簡単に理解するとともに適宜進めて進捗具合情報TK1を変更して未着手のままとなってしまうことを回避することができる。
【0060】
さらに、第2ユーザー端末120のブラウザ121において第1ユーザーへのタスク情報TKについて所定操作があったとき、サーバ130が、第1ユーザー端末110へタスクについての確認メールMLを送信する構成であることにより、第2ユーザーは第1ユーザーに対して簡単に進捗具合を問い合わせることができる。
【0061】
また、サーバ130のデータベース131が、各ユーザーの名前情報および名前に対応した連絡先情報を有し、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に記録された各ユーザーの名前情報および連絡先情報を読み込んで伝言情報MGまたはタスク情報TKの宛先名入力欄に各ユーザーの名前情報の1つを選択自在に入力するとともに宛先入力欄に名前情報と対応した連絡先情報を入力して表示する構成であることにより、第2ユーザーの手入力の手間を軽減するとともに誤入力のリスクを回避することができる。
【0062】
さらに、本発明の実施例である組織情報連絡システム100のプログラムは、第2ユーザー端末120のブラウザ121が、サーバ130のデータベース131に基づいて第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを有した在席ステータス表示画面122を表示するステータス表示ステップS1と、第2ユーザー端末120のブラウザ121において入力された第1ユーザーへの伝言情報MG、および、第2ユーザー端末120のブラウザ121に表示された伝言情報登録ウィンドウ123において入力された第1ユーザーへのタスク情報TKの少なくとも一方である伝言情報MGの有無をサーバ130が判定する判定ステップS2と、入力された伝言情報MGまたはタスク情報TKがあったとき、サーバ130が入力された第1ユーザーへの伝言情報MG、または、第1ユーザーへのタスク情報TKをデータベース131に記録する記録ステップS3と、第1ユーザー端末110のブラウザ111が、在席ステータス登録画面112を表示することによって、第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを選択自在に表示するとともに、サーバ130のデータベース131に基づいて第1ユーザーへの伝言情報MG、および、第1ユーザーへのタスク情報TKの少なくとも一方を表示する表示ステップS5とを具備していることにより、第2ユーザーは第1ユーザーの在席状況ステータス情報STを確認しながら第1ユーザーへの伝言情報MGまたはタスク情報TKを登録して伝えることができるなど、その効果は甚大である。
【符号の説明】
【0063】
100 ・・・ 組織情報連絡システム
110 ・・・ 第1ユーザー端末
111 ・・・ (第1ユーザー端末の)ブラウザ
112 ・・・ (第1ユーザー端末の)在席ステータス登録画面
112a・・・ アイコン
112b・・・ アイコン
113 ・・・ (第1ユーザー端末の)伝言情報表示画面
113a・・・ 「伝言メモ登録」ボタン
113b・・・ アイコン
114 ・・・ (第1ユーザー端末の)伝言情報登録ウィンドウ
115 ・・・ (第1ユーザー端末の)伝言情報詳細表示ウィンドウ
116 ・・・ (第1ユーザー端末の)タスク表示画面
116a・・・ 「タスク登録」ボタン
116b・・・ アイコン
116c・・・ メールアイコン
117 ・・・ (第1ユーザー端末の)タスク情報登録ウィンドウ
120 ・・・ 第2ユーザー端末
121 ・・・ (第2ユーザー端末の)ブラウザ
122 ・・・ (第2ユーザー端末の)在席ステータス表示画面
122a・・・ アイコン
122b・・・ アイコン
123 ・・・ (第2ユーザー端末の)伝言情報登録ウィンドウ
130 ・・・ サーバ
131 ・・・ データベース
ST ・・・ 在席状況ステータス情報
ST1 ・・・ チャットによる連絡の可否情報
ST2 ・・・ 行先予定情報
ST3 ・・・ 帰社予定情報
MG ・・・ 伝言情報
MG1 ・・・ 対応ステータス情報
TK ・・・ タスク情報
TK1 ・・・ 進捗具合情報
ML ・・・ 確認メール