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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】加湿器
(51)【国際特許分類】
   F24F 6/00 20060101AFI20231219BHJP
   F24F 6/02 20060101ALI20231219BHJP
   F24F 6/12 20060101ALI20231219BHJP
   C02F 1/02 20230101ALI20231219BHJP
   C02F 1/32 20230101ALI20231219BHJP
   B05B 17/06 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
F24F6/00 D
F24F6/02 A
F24F6/12 101Z
C02F1/02 C
C02F1/32
B05B17/06
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021029043
(22)【出願日】2021-02-25
(65)【公開番号】P2022130078
(43)【公開日】2022-09-06
【審査請求日】2022-10-13
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年12月16日 雑誌「Begin」(株式会社世界文化社)2021年2月号,第14頁において発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年12月9日 雑誌「MonoMax」(株式会社宝島社)2021年1月号,第37頁において発表
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月13日 楽天株式会社のウェブサイト”https://item.rakuten.co.jp/dondon/jxh-002/”において掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月16日 楽天株式会社のウェブサイト ”https://item.rakuten.co.jp/arianza/jxh003j/”において掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月16日 ヤフー株式会社のウェブサイト ”https://paypaymall.yahoo.co.jp/store/don2/item/jxh003j/”において掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月16日 auコマース&ライフ株式会社のウェブサイト ”https://wowma.jp/item/476859253”において掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月16日 アマゾンジャパン合同会社のウェブサイト ”https://www.amazon.co.jp/dp/B08NJ4HBWD”において掲載
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和2年11月16日 モダンデコ株式会社のウェブサイト ”https://www.modern-deco.jp/c/items/jxh003j”において掲載
(73)【特許権者】
【識別番号】513304563
【氏名又は名称】モダンデコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002022
【氏名又は名称】弁理士法人コスモ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西本 拓史
【審査官】杉山 健一
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-132995(JP,A)
【文献】特開2020-112314(JP,A)
【文献】特開平10-085733(JP,A)
【文献】実開平05-039676(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 6/00
F24F 6/02
F24F 6/12
C02F 1/02
C02F 1/32
B05B 17/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水貯留部と、
紫外殺菌部及び超音波振動部を備え、前記水貯留部と前記紫外殺菌部を連通し、前記紫外殺菌部と前記超音波振動部とを連通する第一水路と、
加熱殺菌部を備え、前記水貯留部と前記加熱殺菌部とを連通する第二水路と、
前記超音波振動部の上方において上部が半球状に形成される空間部と、
前記加熱殺菌部の上方において煙突状に形成される噴出管と、
前記半球状の前記空間部から下方に傾斜して前記空間部と前記噴出管を接続する噴霧接続路と、
前記超音波振動部から発せられる霧状の水成分を前記空間部から前記噴霧接続路を介して前記加熱殺菌部から発せられる水蒸気とを合流させるよう前記噴出管の基端部に設けられる混合部と、
を有し、
前記紫外殺菌部は、紫外線発光管と、前記紫外線発光管を覆うカバー部材と、前記水貯留部と前記カバー部材の内部とを連通する第一水路流入路と、前記カバー部材の内部と前記超音波振動部とを連通する第一水路流出路と、を有することを特徴とする加湿器。
【請求項2】
水貯留部と、
紫外殺菌部及び超音波振動部を備え、前記水貯留部と前記紫外殺菌部を連通し、前記紫外殺菌部と前記超音波振動部とを連通する第一水路と、
加熱殺菌部を備え、前記水貯留部と前記加熱殺菌部とを連通する第二水路と、
前記超音波振動部から発せられる霧状の水成分と前記加熱殺菌部から発せられる水蒸気とを合流させる混合部と、
を有し、
前記紫外殺菌部は、紫外線発光管と、前記紫外線発光管を覆うカバー部材と、前記水貯留部と前記カバー部材の内部とを連通するよう前記カバー部材の下端において前記カバー部材の内外に亘って設けられる溝状の第一水路流入路と、前記カバー部材の内部と前記超音波振動部とを連通するよう前記カバー部材の下端において前記カバー部材の内外に亘って下方に向けて傾斜する傾斜部を含む第一水路流出路と、を有し、前記紫外殺菌部の底面は、前記水貯留部の底面よりも高い位置に形成されることを特徴とする加湿器。
【請求項3】
前記カバー部材は、外筒と、前記紫外線発光管の上部が挿入される内筒とを有する二重筒状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の加湿器。
【請求項4】
前記第二水路は、前記水貯留部と連通する第二水路流入路と、前記加熱殺菌部と連通する第二水路流出路と、前記第二水路流入路と前記第二水路流出路とをオフセットして連通する第二水路接続路とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の加湿器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加湿器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、殺菌された水成分を放出する加湿器が開示されている。特許文献1には、ヒーターによりタンク内の水を加熱殺菌して、超音波振動部により水成分を霧状に形成して放出する加湿器が開示される。また、特許文献2には、紫外線殺菌ランプによりタンク内の水を殺菌し、超音波振動部により水成分を霧状に形成して放出する加湿器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2000-274756号
【文献】実開平2-104872号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような加湿器において、効率よく水の殺菌を行うには、ヒーターを大きくしたり、紫外線殺菌ランプを大型化したり数を増やしたりすることがある。しかしながら、加湿器自体の大型化を招いたり、消費電力が高くなり不経済な加湿器となってしまうことがある。
【0005】
本発明は、水の殺菌効率を向上しつつ、コンパクトに形成された加湿器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の加湿器は、 水貯留部と、紫外殺菌部及び超音波振動部を備え、前記水貯留部と前記紫外殺菌部を連通し、前記紫外殺菌部と前記超音波振動部とを連通する第一水路と、加熱殺菌部を備え、前記水貯留部と前記加熱殺菌部とを連通する第二水路と、前記超音波振動部から発せられる霧状の水成分と前記加熱殺菌部から発せられる水蒸気とを合流させる混合部と、を有し、前記紫外殺菌部は、紫外線発光管と、前記紫外線発光管を覆うカバー部材と、前記水貯留部と前記カバー部材の内部とを連通する第一水路流入路と、前記カバー部材の内部と前記超音波振動部とを連通する第一水路流出路と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、水の殺菌効率を向上しつつ、コンパクトに形成された加湿器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に係る加湿器の外観を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は正面図である。
図2】本発明の実施形態に係る加湿器の上蓋を取り外した状態の上面図である。
図3】本発明の実施形態に係る加湿器の図1のIII-III断面図である。
図4】本発明の実施形態に係る加湿器の図1のIV-IV断面図である。
図5】本発明の実施形態に係る加湿器の図1のV-V断面図である。
図6】本発明の実施形態に係る加湿器の図1のVI-VI断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1(a)及び図1(b)に示す加湿器10は、略矩形箱状に形成されて上部が開口される加湿器本体20と、加湿器本体20の上部の開口に設けられる上蓋11を有する。上蓋11は、略板状に形成されている。上蓋11は、右側の凹部11aや背面側の突出部11bに手を掛けて加湿器本体20から取り外すことができる。加湿器本体20には、図1(b)における右側に操作キー21が設けられ、その上部には、現在湿度や温度が表示される表示部22が設けられる。また、加湿器本体20の底面には、机上等に載置する際の脚部25が設けられる。なお、以下の説明では、表示部22が設けられる側を前、その反対側を後とし、正面から見て左側を左、右側を右、脚部25側を下、脚部25と反対側を上とする。
【0010】
上蓋11の前方左側の角部には、略円形の偏平ドーム状に形成される混合蒸気吐出部12が設けられる。混合蒸気吐出部12は、外側に設けられる環状の外側吐出部12aと、外側吐出部12aの内側に設けられる略円形の内側吐出部12bとを有する。外側吐出部12a、内側吐出部12bは、それぞれ円弧状の長矩形状に形成される吐出口12a1,12b1を有する。外側吐出部12a及び内側吐出部12bは、それぞれ中心軸周りに回動自在に設けられる。混合蒸気吐出部12は、混合蒸気を流通するよう形成される後述の混合蒸気流通管30の上部開口部31と接続し、吐出口12a1,12b1から混合蒸気を吐出することができる。ここで、混合蒸気とは、後述する超音波振動部120から発せられる霧状の水成分と、同じく後述する加熱殺菌部210から発せられる水蒸気とが混合したものである。
【0011】
図2及び図3,5,6に示すように、加湿器本体20の内部には、二点鎖線で示す混合蒸気流通管30及び水タンク40が設けられる。図5に示すように、水タンク40の底部には、水供給弁41が設けられる。水供給弁41は、下方に付勢される封止弁43が上方に押圧されると、水タンク40内部のフィルタ42を介して供給口44から水が流れ出る。
【0012】
水タンク40の上部は、大きく開口される。水タンク40には、図示しない取手が設けられて、加湿器本体20から取り外して上部の開口から水を内部に供給することができる。水タンク40の外周底部側には、下方側に段部の面を形成した段部45が形成される。段部45は、加湿器本体20の内周面に沿って、略環状に形成される載置段部23に当接して、水タンク40は加湿器本体20の内部に収納することができる。
【0013】
図2及び図5に示すように、水タンク40の下方には、水貯留部50が設けられる。水貯留部50は、加湿器本体20の後側の半分程度の底部に形成される。水貯留部50には、フロート51が設けられる。フロート51は、幅広厚板状のフロート部51aと、支持杆部51bとが設けられる。支持杆部51bは、フロート部51aから水供給弁41の下方に向けた長尺状であって幅狭板状に形成される。フロート51の支持杆部51bは、水貯留部50における水タンク40の水供給弁41の下方に設けられる回動軸52に回動自在に支持される。回動軸52は、水貯留部50の底面から隆起した隆起部53に形成される基台52aに設けられる。水貯留部50に水が溜まっている場合には、フロート51のフロート部51aが上昇し、支持杆部51bの端部側が下に下がっているが(図5の状態)、水貯留部50の水が減ると、フロート部51aが下方に下がり、支持杆部51bの端部側が上昇し、支持杆部51bの端部が水タンク40の水供給弁41の封止弁43を上方向に押圧して、供給口44を介して、水タンク40内部の水を水貯留部50に供給する。
【0014】
図2に示すように、加湿器本体20の底部の中央(水貯留部50の前方側)には、左右方向に延設される壁部26が形成される。壁部26の前方側には、超音波振動部120及び加熱殺菌部210が設けられる。壁部26の右端部には、紫外殺菌部110が設けられる。超音波振動部120及び加熱殺菌部210の周囲は、壁部26よりも上面が若干下がった機器配置領域27であり、水貯留部50の右側の領域27aの上面と略同一面とされている。
【0015】
加湿器本体20の底部の右側から中央部には、第一水路100が形成される。第一水路100は、紫外殺菌部110及び超音波振動部120を備え、水貯留部50と紫外殺菌部110を連通し、紫外殺菌部110と超音波振動部120とを連通する。
【0016】
図4に示すように、紫外殺菌部110は、紫外線発光管111と、カバー部材112を備える。カバー部材112は、二重の有底の円筒状(二重筒状)に形成される。カバー部材112は、開口部下方にして底部112aを上方に向けて、外筒112b及び内筒112cを備える。カバー部材112は、ゴム材料により形成される。内筒112cには、紫外線発光管111の上部が挿入される。これにより、紫外線発光管111を安定して保持することができる。内筒112cの外周には、底部112a及び外筒112bの内面に亘って形成される複数の縦リブ112dが設けられる。
【0017】
図2に示すように、壁部26の右端には、カバー部材112の外周面に倣って円弧状に形成されてカバー部材112の外周面と接するガイド壁26aが設けられる。カバー部材112に対応する箇所の機器配置領域27も、カバー部材112の外周面に倣って円弧状に形成され、カバー部材112の外周面と接する。図4に示すように、カバー部材112(外筒112b)の下端は、紫外線発光管111が立設する基端面に当接する。
【0018】
第一水路100における、水貯留部50と紫外殺菌部110との接続部には、第一水路流入路113が設けられる(図2も参照)。第一水路流入路113は、溝状に形成されて、水貯留部50とカバー部材112の内部とを連通する。一方、紫外殺菌部110と超音波振動部120間には、両者を連通する第一水路流出路114が設けられる。第一水路流出路114により、カバー部材112の内部と超音波振動部120とが連通する。紫外殺菌部110が第一水路流出路114と接続する接続部は、下方に向けて傾斜する傾斜部114aが形成される。超音波振動部120は、凹状に形成されて、底部に振動発生プレート121が設けられている。
【0019】
一方、図2及び図6に示すように、壁部26の左側には、第二水路200が設けられる。第二水路200は、加熱殺菌部210を備え、水貯留部50と加熱殺菌部210とを連通する。第二水路200と水貯留部50の接続部(換言すれば、第二水路200の入口部分)は、水貯留部50と連通する第二水路流入路201とされる。第二水路流入路201は、水貯留部50の底よりも高い位置に形成される。また、第二水路200と加熱殺菌部210の接続部(換言すれば、第二水路200の出口部分)は、第二水路流出路202とされる。第二水路流入路201と第二水路流出路202は、第二水路接続路203により連通される。第二水路接続路203により、第二水路流入路201と第二水路流出路202は、左右方向にオフセットして連通する。
【0020】
すなわち、第二水路200の第二水路接続路203は、第二水路流入路201を介して水貯留部50と接続し、一方側(前側)を壁部26の壁面とし、他方側(後側)を薄い板状の第二水路形成壁204とする左右方向に長い水路203aと、水路203aと直交して第二水路流出路202を介して加熱殺菌部210に接続する水路203bとを有する。
【0021】
加熱殺菌部210は、凹状に形成されて、底部にヒーター211が設けられる。ヒーター211は、100度以上に発熱する。
【0022】
図2及び図3に示すように、超音波振動部120及び加熱殺菌部210の上方には、混合蒸気流通管30が設けられる。超音波振動部120の上方には、上部が半球状に形成される空間部32が設けられる。加熱殺菌部210の上方には、煙突状に形成される噴出管33が設けられる。空間部32と噴出管33の内部空間は、噴霧接続路34により接続される。
【0023】
また、空間部32の右側には、噴霧検査路38が形成される。噴霧検査路38は、操作キー21や表示部22の背面に設けられる図示しないセンサーで超音波振動部120で発生する霧状の水成分が確認できるように、超音波振動部120の右側に形成される検査路122と共に該センサーに霧状の水成分を導出する。
【0024】
超音波振動部120と加熱殺菌部210は、両者間における機器配置領域27を上面とする隔壁28により、両者間には水が流通しないよう構成される。
【0025】
このように形成される加湿器10は、以下のように動作する。水貯留部50の水は、第一水路流入路113を介して、紫外殺菌部110に流入する。具体的には、カバー部材112の内部には、カバー部材112の外筒112bの下端において内外に亘って設けられる溝状の第一水路流入路113を介して水が流入する。よって、カバー部材112の内部に流入する水量を少なくすることができる。そして、紫外殺菌部110の底面は、水貯留部50の底面よりも高い位置に形成されているので、さらにカバー部材112の内部に流入する水量を少なくすることができる。従って、紫外線発光管111の基端部である紫外殺菌部110の底面には、水が薄く張った状態となり、効率よく紫外線にて水を殺菌することができる。さらに、紫外殺菌部110は、カバー部材112によりカバー部材112の内部で反射された紫外線が効率よく水に照射して更に効率よく殺菌が行われる。
【0026】
紫外殺菌部110で殺菌された水は、第一水路流出路114を介して超音波振動部120に流入する。ここでも、超音波振動部120に流入する水は少量であるため、効率よく振動されて、霧状の水成分が生成される。超音波振動部120で発生した霧状の水成分は、空間部32に上昇して半球状の内面に衝突し、一部は噴霧接続路34を介して噴出管33の基端部である混合部35に流入し、他の一部は噴霧検査路38に流入する。
【0027】
一方、第二水路200の第二水路流入路201にも、水貯留部50からの水が流入する。第二水路200においても、第二水路流入路201が水貯留部50の底面よりも高い位置に形成されて、さらに第二水路流入路201と第二水路流出路202がオフセットして配置されるので、加熱殺菌部210に流入する水は少量とされて、ヒーター211により効率よく加熱殺菌される。加熱殺菌部210で殺菌された水は、水蒸気となり上昇し、混合部35で、超音波振動部120からの霧状の水成分と合流して混合蒸気が形成される。この混合蒸気は、噴出管33から混合蒸気吐出部12を介して外部に吐出される。
【0028】
このように、加湿器10によれば、紫外殺菌部110及び加熱殺菌部210で除菌効果を高めつつ、効率よく水を殺菌することができる。そして、水貯留部50を共通として第一水路100と第二水路200を設け、それぞれから発生する水成分を混合することで、加湿器10をコンパクトに形成することができる。さらに、加熱殺菌部210の水蒸気と超音波振動部120により生成された霧状の水成分が混合された混合蒸気が噴出されるので、異なる粒径の水成分により蒸発しやすく素早く室内を加湿することができる。
【0029】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は本実施形態によって限定されることは無く、種々の変更を加えて実施することができる。
【符号の説明】
【0030】
10 加湿器 11 上蓋
11a 凹部 11b 突出部
12 混合蒸気吐出部 12a 外側吐出部
12a1 吐出口 12b 内側吐出部
12b1 吐出口 20 加湿器本体
21 操作キー 22 表示部
23 載置段部 25 脚部
26 壁部 26a ガイド壁
27 機器配置領域 27a 領域
28 隔壁 30 混合蒸気流通管
31 上部開口部 32 空間部
33 噴出管 34 噴霧接続路
35 混合部 38 噴霧検査路
40 水タンク 41 水供給弁
42 フィルタ 43 封止弁
44 供給口 45 段部
50 水貯留部 51 フロート
51a フロート部 51b 支持杆部
52 回動軸 52a 基台
53 隆起部 100 第一水路
110 紫外殺菌部 111 紫外線発光管
112 カバー部材 112a 底部
112b 外筒 112c 内筒
112d 縦リブ 113 第一水路流入路
114 第一水路流出路 114a 傾斜部
120 超音波振動部 121 振動発生プレート
122 検査路 200 第二水路
201 第二水路流入路 202 第二水路流出路
203 第二水路接続路 203a 水路
203b 水路 204 第二水路形成壁
210 加熱殺菌部 211 ヒーター
図1
図2
図3
図4
図5
図6