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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】来場記録提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20231219BHJP
   H04N 5/77 20060101ALI20231219BHJP
   H04N 23/60 20230101ALI20231219BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20231219BHJP
【FI】
G06Q50/10
H04N5/77
H04N23/60 300
G06T7/00 510F
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020208927
(22)【出願日】2020-12-17
(65)【公開番号】P2022096041
(43)【公開日】2022-06-29
【審査請求日】2022-09-05
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】吉川 勝久
(72)【発明者】
【氏名】稲森 茂
(72)【発明者】
【氏名】大野 光由
(72)【発明者】
【氏名】榊原 孝典
(72)【発明者】
【氏名】山本 奈緒
(72)【発明者】
【氏名】安川 真平
(72)【発明者】
【氏名】山内 克仁
(72)【発明者】
【氏名】難波 祐成
(72)【発明者】
【氏名】小野 達矢
【審査官】山崎 雄司
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111177451(CN,A)
【文献】特開2009-278534(JP,A)
【文献】特開2006-185058(JP,A)
【文献】特開2005-136691(JP,A)
【文献】特開2015-015570(JP,A)
【文献】特開2009-124539(JP,A)
【文献】[レビュー]旅の思い出を1枚に……写真と一緒にドライブルートを記録するアプリ,[online],2012年11月01日,[2023年8月18日検索],インターネット,<URL:https://web.archive.org/web/20121101170415/https://www.rbbtoday.com/article/2012/10/30/96921.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
H04N 5/77
H04N 23/60
G06T 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
娯楽施設の来場者に来場の記念となる来場記録を提供する来場記録提供システムであって、
来場者が携行し、ゲートを通過して前記娯楽施設に入場するためのチケットであって、位置情報を取得する位置検出機能を有するチケットと、
前記チケットを携行する来場者が前記ゲートを通過して入場する際の画像を取得する入場カメラと、
前記娯楽施設内に設けられ、来場者についての画像を取得する施設カメラと、
前記チケット、前記入場カメラおよび前記施設カメラと通信する管理システムと、
を含み、
前記管理システムは、
前記チケットから前記位置情報を取得し、前記娯楽施設の来場者を追跡して来場者の移動経路を取得する経路取得手段と、
前記入場カメラで得た特定の来場者の入場時画像を当該来場者の前記チケットと関連付けて記憶するとともに、前記入場時画像を利用して前記施設カメラで取得した画像について画像認識し、特定の来場者の画像として保存する記憶手段と、
前記経路取得手段で得た前記特定の来場者の前記移動経路と、取得した前記移動経路における所定の場所において得た前記特定の来場者の画像とを組み合わせて来場記録を構成する記録構成手段と、
を含み、
前記記録構成手段で構成された来場記録を来場者に提供する、
来場記録提供システム。
【請求項2】
請求項1に記載の来場記録提供システムであって、
前記画像は、前記娯楽施設内に予め設置されたカメラまたは前記娯楽施設内で移動する移動体に設置されたカメラで得られた画像を含む、
来場記録提供システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の来場記録提供システムであって、
前記画像は、顔認証して来場者を特定して得られた画像である、
来場記録提供システム。
【請求項4】
請求項3に記載の来場記録提供システムであって、
前記特定された来場者についての画像に基づき、前記特定の来場者についての興奮度を検出し、検出した興奮度が高い状態の画像を撮影する、
来場記録提供システム。
【請求項5】
請求項1または2に記載の来場記録提供システムであって、
前記記録構成手段は、前記画像が得られた場所に関連した情報を取得し、取得した情報を前記来場記録に追加する、
来場記録提供システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の来場記録提供システムであって、
前記娯楽施設の設備としてのプリンタを含み、前記プリンタから前記来場記録を出力する場合に、予め記憶されている特定画像を追加してプリントする、
来場記録提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、娯楽施設の来場者に来場の記念となる来場記録を提供する来場記録提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
各種の施設では、来場者に対するサービスがいろいろあり、施設内における来場者の写真の提供が広く行われている。例えば、施設のカメラマンが撮影した写真を来場者に提示し、来場者が欲しい写真を選択することで来場記録の写真が入手できる。
【0003】
特許文献1では、施設への来場者が希望する場合、来場者を対象として自動的に撮影を行い、撮影画像を来場者に提供することが示されている。すなわち、施設内のカメラによって撮影した撮影画像から抽出された顔部位の特徴情報と、退場する来場者の撮影画像から抽出された特徴情報とを比較することによって、来場者の施設内での撮影画像を特定し、特定された画像をプリントアウトして提供する。また、来場者にIDを発信できるリストバンドを装着させておき、リストバンドからの信号で来場者を特定して撮影した画像を当該来場者に提供することも記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2009-278534号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、従来技術によれば、来場者は自己や仲間が撮影しなくても、施設内において撮影した来場者の撮影画像を得ることができるため、貴重な来場記録となる。しかし、特定の場所で得た画像であって、来場記録としては断片的なものである。よりよい思い出の記録とするために改良の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、娯楽施設の来場者に来場の記念となる来場記録を提供する来場記録提供システムであって、来場者が携行し、ゲートを通過して前記娯楽施設に入場するためのチケットであって、位置情報を取得する位置検出機能を有するチケットと、前記チケットを携行する来場者が前記ゲートを通過して入場する際の画像を取得する入場カメラと、前記娯楽施設内に設けられ、来場者についての画像を取得する施設カメラと、前記チケット、前記入場カメラおよび前記施設カメラと通信する管理システムと、を含み、前記管理システムは、前記チケットから前記位置情報を取得し、前記娯楽施設の来場者を追跡して来場者の移動経路を取得する経路取得手段と、前記入場カメラで得た特定の来場者の入場時画像を当該来場者の前記チケットと関連付けて記憶するとともに、前記入場時画像を利用して前記施設カメラで取得した画像について画像認識し、特定の来場者の画像として保存する記憶手段と、前記経路取得手段で得た前記特定の来場者の前記移動経路と、取得した前記移動経路における所定の場所において得た前記特定の来場者の画像とを組み合わせて来場記録を構成する記録構成手段と、を含み、前記記録構成手段で構成された来場記録を来場者に提供する。
【0007】
前記画像は、娯楽施設内に予め設置されたカメラまたは娯楽施設内で移動する移動体に設置されたカメラで得られた画像を含むとよい。
【0008】
前記画像は、顔認証して来場者を特定して得られた画像であるとよい。
【0009】
前記特定された来場者についての画像に基づき、前記特定の来場者についての興奮度を検出し、検出した興奮度が高い状態の画像を撮影するとよい。
【0010】
前記記録構成手段は、前記画像が得られた場所に関連した情報を取得し、取得した情報を前記来場記録に追加するとよい。
【0011】
前記娯楽施設の設備としてのプリンタを含み、前記プリンタから前記来場記録を出力する場合に、予め記憶されている特定画像を追加してプリントするとよい。
【発明の効果】
【0012】
施設の地図、移動経路とともに写真が提供されるので、来場の記念である来場記録がよりよい思い出になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】来場記録提供システムの全体構成を示す模式図である。
図2】管理システム100の概略構成を示すブロック図である。
図3】施設カメラ24の構成例を示すブロック図である。
図4】来場記録の印刷物(プリント)の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、ここに記載される実施形態に限定されるものではない。
【0015】
「全体構成」
図1は、来場記録提供システムの全体構成を示す模式図である。娯楽施設10は、例えば有料の施設であって、ゲート12を有し、来場者の入退場はこのゲート12に限定される。なお、娯楽施設10は、複数の趣向のエリアに分割され、エリアごとに別のゲート12から入退場するような場合もある。
【0016】
施設内には、複数のアトラクション14があり、来場者は複数のアトラクション14を楽しむことができる。また、広場16なども設けられ、ここにおいてパレードなどの野外のアトラクションも開催される。
【0017】
ゲート12を通過して来場するためには、チケット20が必要であり、携帯端末的な電子チケットや、スマートフォンなどがチケット20として利用される。なお、バーコードなどが記載された紙チケットでもよい。そして、本実施形態においては、ゲート12または隣接した位置に入場カメラ22を有し、この入場カメラ22により、来場者の顔画像をチケット20と関連付けて記憶する。すなわち、ゲート12および入場カメラ22は、管理システム100に接続されており、管理システム100がゲート12からのチケット情報と、入場カメラ22からの顔画像を関連付けて記憶する。チケット20が電子チケットやスマートフォンであり利用可能な場合には、氏名、ニックネームなどの来場者のユーザ情報も顔画像に関連付けて記憶する。
【0018】
また、チケット20には、GPSが搭載されていることが好適であり、チケット20の位置情報を常時管理システム100に提供するとよい。これによって、管理システム100は、来場者の位置を常時把握することができ、施設カメラ24からの画像を処理する際に、画像内に存在する可能性の高い、来場者を特定して顔認識などの処理が行える。
【0019】
娯楽施設内のアトラクション14の内外や、通路脇などには、施設カメラ24が多数設けられており、来場者の画像を常時撮影する。施設カメラ24も管理システム100に接続されており、管理システム100は、各施設カメラ24から送られてくる画像を画像処理し、ユーザ情報として記憶されているユーザの顔画像と比較して顔認識する。この顔認識によって特定されたユーザの画像は、特定されたユーザと関連付けて記憶される。
【0020】
なお、特定された来場者については、その表情などからシャッターチャンスであることを認識し、この場合に施設カメラ24を制御して、高解像度の静止画を取得するとよい。シャッターチャンスであることを決定するには、所定の学習をしたAIなどを利用すればよい。また、施設カメラ24としては、娯楽施設と関連するキャラクタのぬいぐるみなどと一緒に撮影する撮影スポット26や、施設内の移動体である施設バス28内に設けられたものもあるとよい。
【0021】
そして、ゲート12の近くには、印刷物の提供手段であるプリンタを有するプリント提供スペース30が設けられ、ここにおいて来場記録をプリントアウトして、来場者に提供する。
【0022】
「管理システム」
管理システム100は、娯楽施設に設けられ、各種のデータ処理を行うとともに、施設カメラ24などの各種機器を制御するコンピュータである。図2は、管理システム100の概略構成を示すブロック図である。
【0023】
通信部102は、入場カメラ22、チケット20、施設カメラ24、プリント提供スペース30の機器(例えば、プリンタ)などと通信する。この通信には、無線通信、有線通信、インターネットなどの通信回線を介する通信を単独あるいは組み合わせて利用するとよい。通信部102には、処理部104が接続されている。この処理部104は、管理システム100において必要な各種データ処理を行う。処理部104には、画像処理部106、GPS監視部108、経路取得部110、施設情報記憶部112、ユーザ情報記憶部114、プリント作成部116などが接続されている。
【0024】
画像処理部106は、入場カメラ22、施設カメラ24から送られてくる画像から、顔認識をして、来場者を個別に認識する。なお、顔認識の他に、服装、体形などの情報を組み合わせて来場者を認識してもよい。
【0025】
GPS監視部108は、チケット20のGPS送信器からの情報を得て、チケット20を携帯する来場者の位置を把握する。
【0026】
経路取得手段である経路取得部110は、GPS監視部108からの情報に基づき、来場者の位置を常時把握し、この履歴から来場者の移動経路を検出する。また、チケット20からの来場者の位置情報が得られない場合には、画像処理部106で認識した来場者と、その画像を得たカメラの関係から、当該来場者の位置を認識し、来場者を追跡する。そして、得られた位置履歴から来場者の移動経路を検出する。なお、施設バス28に乗車して移動した場合、施設バス28の位置の提供を受け、移動経路を把握するとよい。なお、GPSは位置検出システムの一例として挙げただけで、これに限らず、他の位置検出システムを利用してもよい。
【0027】
施設情報記憶部112は、娯楽施設の各種情報を記憶するものであり、アトラクション14の内外の写真や、アトラクション14に関連する各種情報、その他施設内の設備の機能や、位置情報などを記憶している。
【0028】
ユーザ情報記憶部114は、来場者の情報を記憶するものであり、来場者についての各種情報を記憶する。来場者が予めユーザ登録した人であれば、ユーザID、登録された姓名、年齢、住所、ニックネーム、連絡先などを記憶する。また、入場カメラ22で得た画像からの顔認識結果、施設カメラ24で得た来場者の画像、および経路取得部110で得た来場者の移動経路などを来場者(ユーザID)と関連付けて記憶する。
【0029】
記録構成手段として機能する、プリント作成部116は、プリント提供スペース30においてプリントする、来場記録を作成し、このデータをプリント提供スペース30のプリンタに供給することで来場記録のプリントを制御する。なお、プリント作成部116は、順次送られてくる情報に基づいて、プリント対象となる来場記録を順次作成しておくとよい。
【0030】
なお、実際にプリントする前に、来場者にプリントデータを見せて、確認してもらってからプリントしたり、複数のプリント候補から選択させたりしてもよい。
【0031】
さらに、希望する来場者にデータを提供したり、ある一定期間このデータを保存しておきユーザIDからアクセス可能としてもよい。また、退場前にプリント提供スペース30において、プリントした場合には、娯楽施設のキャラクタやアトラクションの画像(例えば、プレミアム画像)などの予め記憶している特定画像を組み込んだり、背景画像として重畳表示できるなどの特典を与えてもよい。
【0032】
「施設カメラ」
図3は、施設カメラ24の構成例を示すブロック図である。施設カメラ24は、得られた画像をそのまま管理システム100に供給するだけでもよいが、独自に顔認識などの機能を持ってもよい。独自に機能を持つことで、通信データ量を削減し、また反応時間を短縮することができる。
【0033】
通信部40は、管理システム100と通信する。通信部40には、処理部42が接続されており、各種データ処理を行う。処理部42には、撮像部44、マイク46、記憶部48、顔認識部50、状況判定部52が接続されている。撮像部44は、C-MOS素子などを利用し、動画像及び静止画像を得る装置であり、画像信号を出力する。マイク46は、音声を取得し、音声信号を出力する。記憶部48は、管理システム100から送られてくる入場カメラ22で得た画像などを記憶するとともに、撮像部44、マイク46で得た画像信号、音声信号を記憶する。
【0034】
顔認識部50は、撮像部44で得た画像について顔認識し、記憶部48に記憶された来場者の画像に基づいて、来場者を特定する。この顔認識には、動画から直接行ってもよいし、動画から切り取った静止画像を用いてもよい。上述したように、管理システム100から特定の来場者について画像に含まれている可能性が高いとの情報を得ている場合には、その来場者を優先して特定するとよい。また、管理システム100から来場者の経路についての情報を受信して、認識対象を限定してもよい。そして、特定の来場者を認識した場合には、その情報を管理システム100に供給する。
【0035】
状況判定部52は、撮像部44で得た画像、マイク46で得た音声から、被写体である来場者の状況を判定する。例えば、その表情などから、興奮度を判定し、興奮度の高い場合をシャッターチャンスと判定する。そして、シャッターチャンスにおいて、処理部42の制御によって、撮像部44において高解像度の静止画を取得し、記憶部48に保存する。なお、上述したように、シャッターチャンスは、AIなどを利用して判定するとよい。また、スピーカや、表示部などを設け、被写体となる人に対し、施設カメラ24を注目するように仕向けてもよい。「こちらを向いてください」などという音声や表示や、注目されるような音、表示を行うことができる。
【0036】
「来場記録」
図4は、来場記録の印刷物(プリント)の一例を模式的に示す図である。このように、娯楽施設の地図とその地図上において来場者が移動した移動経路が表示される。なお、異なる嗜好の複数のエリアに分割されている娯楽施設においては、1つのエリアのみに限定しても、すべてのエリアを網羅してもよい。また、上述するように、提供する来場記録は、必ずしも印刷物ではなく、データであってもよい。
【0037】
上部には、施設名ロゴが表示される。下部には、来場者名(通常は登録されているニックネーム)と、来場の日付が表示される。この例では、ゲート12の近辺に入場時間及び退場時間を表示する。
【0038】
そして、撮影された位置と関連付けて写真が表示される。この写真は、上述したシャッターチャンスの静止画である。図示の例では、アトラクションA、アトラクションB、及び広場で撮った写真が組み込まれている。
【0039】
このように、この来場記録では、娯楽施設の地図上に移動経路とともに、各所で撮った写真が表示されているので、これを手にした来場者は娯楽施設での行動を再確認し、そこでの思い出となる写真を楽しむことができる。
【0040】
また、娯楽施設のキャラクタの画像などを一緒にプリントすることで、より楽しい来場記録になっている。
【0041】
なお、この来場記録の料金は、入場料に含めてもよいし、別料金としてもよい。
【0042】
「データシート」
上述の例では、来場記録には、移動経路と写真をメインにした。しかし、その他の来場についての情報を記録として提供することもできる。このデータシートは、上述の来場記録の印刷物に書き足してもよいし、別シートとしてもよい。
【0043】
(i)利用したアトラクションや、ショップでの買い物などについて、チケット20と関連付けて利用させることによって、そのデータが得られる。チケット20から電子データを得られればそれを利用すればよいし、顔認識して利用を検出してもよい。そして、この情報を提供する。
【0044】
(ii)グループでのランキング
来場者がグループで来場した場合に、グループであることの登録ができるようにしておく。来場者によるデータ入力による。そして、買い物の額、アトラクションの利用数、アトラクションの利用料金などについて、データを収集し、グループ内でのランキングを決定しこれを各来場者に提供する。
【0045】
さらに、チケット20の機能や、特別な機器の貸し出しによって、各来場者の歩数、消費カロリーなどを検出することもでき、これらのランキングを提供してもよい。また、施設カメラ24によって得た画像の中から各来場者の「あくび」を検出し、この回数のランキングを決定し、提供することもできる。
【符号の説明】
【0046】
10 娯楽施設、12 ゲート、14 アトラクション、16 広場、20 チケット、22 入場カメラ、24 施設カメラ、26 撮影スポット、28 施設バス、30 プリント提供スペース、40 通信部、42 処理部、44 撮像部、46 マイク、48 記憶部、50 顔認識部、52 状況判定部、100 管理システム、102 通信部、104 処理部、106 画像処理部、108 GPS監視部、110 経路取得部、112 施設情報記憶部、114 ユーザ情報記憶部、116 プリント作成部。
図1
図2
図3
図4