(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】マッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/20 20230101AFI20231219BHJP
H04W 16/26 20090101ALI20231219BHJP
H04W 72/1268 20230101ALI20231219BHJP
H04W 92/16 20090101ALI20231219BHJP
H04W 92/20 20090101ALI20231219BHJP
【FI】
H04W72/20
H04W16/26
H04W72/1268
H04W92/16
H04W92/20 110
(21)【出願番号】P 2021547464
(86)(22)【出願日】2019-03-22
(86)【国際出願番号】 CN2019079375
(87)【国際公開番号】W WO2020164176
(87)【国際公開日】2020-08-20
【審査請求日】2021-09-22
(31)【優先権主張番号】201910117832.4
(32)【優先日】2019-02-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 菁
(72)【発明者】
【氏名】戴 明▲増▼
(72)【発明者】
【氏名】曹 振臻
(72)【発明者】
【氏名】朱 元萍
(72)【発明者】
【氏名】卓 ▲義▼斌
【審査官】小林 正明
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,SRB Types for Control Plane Alternative 2[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1818277,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1818277.zip>,2018年11月16日
【文献】Huawei, HiSilicon,IAB bearer mapping decisions[online],3GPP TSG RAN WG2 #104 R2-1817906,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_104/Docs/R2-1817906.zip>,2018年11月16日
【文献】Ericsson,Mapping of CP data over backhaul links in IAB Architecture group 1a[online],3GPP TSG RAN WG3 #102 R3-186738,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_102/Docs/R3-186738.zip>,2018年11月16日
【文献】Samsung,F1AP mapping options for IAB[online],3GPP TSG RAN WG3 #101bis R3-185732,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_101bis/Docs/R3-185732.zip>,2018年10月12日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Adaptation layer modelling and configuration[online],3GPP TSG RAN WG2 #106 R2-1907186,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_106/Docs/R2-1907186.zip>,2019年05月17日
【文献】ZTE,Latency analysis for IAB network[online],3GPP TSG RAN WG2 #103bis R2-1814722,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_103bis/Docs/R2-1814722.zip>,2018年10月12日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
統合アクセス及びバックホールノードによって、デフォルトバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルを構築するステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、非UE関連F1インターフェースアプリケーションプロトコルメッセージ(非UE関連F1APメッセージ)を前記デフォルトBH RLCチャネルにマッピングするステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、前記非UE関連F1APメッセージを、前記統合アクセス及びバックホールノードの親ノードに送信するステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットから、アップリンクマッピング関係を取得するステップであって、前記アップリンクマッピング関係は、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのタイプとBH RLCチャネルとの間の第1のマッピング関係である、ステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、
あるタイプの送信対象アップリンクシグナリングメッセージ
を取得するステップであって、前記統合アクセス及びバックホールノードは、端末デバイスのアクセスノードである、ステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、
前記アップリンクマッピング関係に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応す
るBH RLC
チャネルにマッピングするステップであって
、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージの前記タイプは、ユーザ機器関連F1インターフェースアプリケションプロトコルメッセージ(UE関連F1APメッセージ)、又は
非UE関連F1APメッセージ
である、ステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、前記統合アクセス及びバックホールノードの
前記親ノードに送信するステップと、
を含む、マッピング方法。
【請求項2】
前記第1のマッピング関係は、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージの前記タイプのインジケーション情報と、前記BH RLCチャネルの識別子との間の対応関係を持つ、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、
前記アップリンクマッピング関係に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応す
るBH RLC
チャネルにマッピングする前記ステップは、
前記統合アクセス及びバックホールノードの分散ユニットによって、
前記アップリンクマッピング関係に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージに対応するBH RLCチャネルの識別子を決定するステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードの前記分散ユニットによって、前記BH RLCチャネルの前記識別子を、前記統合アクセス及びバックホールノードのモバイル端末ユニットに送信するステップと、
前記統合アクセス及びバックホールノードの前記モバイル端末ユニットによって、前記BH RLCチャネルの前記識別子に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、前記BH RLCチャネルにマッピングするステップと、
を含む、
請求項
1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記統合アクセス及びバックホールノードによって、
前記アップリンクマッピング関係に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応す
るBH RLC
チャネルにマッピングする前記ステップは、
前記統合アクセス及びバックホールノードのモバイル端末ユニットによって、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、受信されたインジケーション情報と前記アップリンクマッピング関係とに基づいて、前記BH RLCチャネルにマッピングするステップであって、前記インジケーション情報は、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージの前記タイプのインジケーション情報である、ステップを含む、
請求項
1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットによって、前記統合アクセス及びバックホールノードに前記アップリンクマッピング関係を送信するステップをさらに含む、
請求項
1又は2に記載の方法。
【請求項6】
統合アクセス及びバックホールノードと、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニット
とを含む通信システムであって、
前記統合アクセス及びバックホールノードは、
デフォルトバックホール無線リンク制御(BH RLC)チャネルを構築し、
非ユーザ機器関連F1インターフェースアプリケーションプロトコルメッセージ(非UE関連F1APメッセージ)を前記デフォルトBH RLCチャネルにマッピングし、
前記非UE関連F1APメッセージを、前記統合アクセス及びバックホールノードの親ノードに送信する
ように構成され、
前記統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットは、
アップリンクマッピング関係を前記統合アクセス及びバックホールノードに送信することであって、前記アップリンクマッピング関係は、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのタイプと
、BH RLC
チャネルとの間の第1のマッピング関係であ
り、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージの前記タイプは、ユーザ機器関連F1インターフェースアプリケーションプロトコルメッセージ(UE関連F1APメッセージ)、又は
非UE関連F1APメッセージ
である、
ことを行う
ように構成され、
前記統合アクセス及びバックホールノードは、
前記統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットから、前記アップリンクマッピング関係を取得し、
あるタイプの送信対象アップリンクシグナリングメッセージを取得することであって、前記統合アクセス及びバックホールノードは、端末デバイスのアクセスノードである、ことを行い、
前記アップリンクマッピング関係に基づいて、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応するBH RLCチャネルにマッピングし、
前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、前記統合アクセス及びバックホールノードの前記親ノードに送信する
ようにさらに構成される、
通信システム。
【請求項7】
前記第1のマッピング関係は、前記送信対象アップリンクシグナリングメッセージの前記タイプのインジケーション情報と、前記BH RLCチャネルの識別子との間の対応関係を持つ、
請求項
6に記載の
システム。
【請求項8】
請求項1~
5のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するためのモジュールを備える、統合アクセス及びバックホールノード。
【請求項9】
統合アクセス及びバックホールノードに含まれるシステムチップであって、
請求項1~
5のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するためのモジュールを備える、システムチップ。
【請求項10】
命令コードを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令コードが通信装置のプロセッサによって実行されるとき、前記通信装置が請求項1~
5のいずれか1項に記載の方法を実装できるようになる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、プログラム命令を含み、前記プログラム命令が通信装置のプロセッサによって実行されるとき、前記通信装置が請求項1~
5のいずれか1項に記載の方法を実装できるようになる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、2019年2月15日に中国国家知識産権局に提出された、「MAPPING METHOD, NODE, COMMUNICATIONS APPARATUS, AND STORAGE MEDIUM」と題した中国特許出願第201910117832.4号の優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は,通信技術の分野、特に、マッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul, IAB)技術は、第5世代(5G)モバイル通信技術の重要な部分である。統合アクセス及びバックホールドナー(integrated access and backhaul donor, IAB donor)は、NGインターフェースを利用することによって5Gコア5GCにアクセスし、統合アクセス及びバックホールノード(integrated access and backhaul node, IAB node)は、Unインターフェースを利用することによってIABドナーにアクセスし、それによって、信号送信リンクが形成される。ユーザ機器(user equipment, UE)は、IABノードにアクセスすることのみを必要とし、次いで、5Gネットワークにアクセスしうる。IABドナーとIABノードとの間のインターフェースは、Unインターフェースと称されてよく、又は、他のインターフェースと称されてよいことに留意されるべきである。このことは限定されない。この特許において、Unインターフェースは、説明のための例として利用される。
【0004】
上述したアーキテクチャに基づいて、2つのネットワーク要素、即ち、IABノードとIABドナーとは、UEとネットワーク側との間のシグナリング交換の間、順番に通過されることが必要である。マルチホップデータバックホールシナリオにおいては、複数のIABノードが通過される必要がある。例えば、2ホップデータバックホールシナリオにおいては、UEによって送信されたシグナリングは、IABノード2、IABノード1、及びIABドナーを通過する必要がある。IABノード2とIABノード1とは、Un2インターフェースを利用することによって互いに接続され、IABノード1とIABドナーとは、Un1インターフェースを利用することによって互いに接続される。IABノード2とIABノード1との間のリンクと、IABノード1とIABドナーとの間のリンクとは、まとめてバックホールリンクと称される。UEとIABノード2との間のリンクは、アクセスリンクと称される。
【0005】
現在の技術においては、複数のタイプのシグナリングメッセージが、バックホールリンク上で送信される必要があり、RRC(Radio Resource Control)メッセージ、F1APメッセージなどを含む。異なるシグナリングメッセージは、異なる優先度を有する。例えば、F1アプリケーションプロトコル(F1 application protocol, F1AP)メッセージは、UE関連F1APメッセージと非UE関連F1APメッセージとに分類されうる。UE関連F1APメッセージは、主に、F1インターフェースの、UEコンテキスト管理、RRCメッセージ送信、及びその他同種のものに利用される。非UE関連F1APメッセージは、主に、F1インターフェースのセットアップ、リセット、及び設定更新など、F1インターフェースの管理に利用される。従って、非UE関連F1APメッセージの送信優先度は、通常、UE関連F1APメッセージのものより高い。他の例では、RRCメッセージについて、SRB0上で搬送されるRRCメッセージは、最も高い送信優先度を有し、SRB1上で搬送されるRRCメッセージの送信優先度は、SRB2上で搬送されるRRCメッセージのものより高い。
【0006】
現在の技術においては、バックホールリンクが、複数のタイプのシグナリングの送信をサポートする。しかし、バックホールリンク上での複数のタイプのシグナリングのベアラマッピング方式は、議論されていない。シグナリングタイプがバックホールリンク上で区別されない場合、低優先度シグナリングが、高優先度シグナリングの前に処理されることがある。結果として、エラーがリンク上で生じ、ネットワーク性能に悪影響をもたらす。
【0007】
従って、現在の技術における上述した問題は、解決されるべきものとして残されている。
【発明の概要】
【0008】
本発明の実施形態は、より高い優先度を有するシグナリングメッセージが、シグナリング送信プロセスにおいて区別されるように、それぞれ異なるタイプのシグナリングメッセージを、送信のためのバックホールリンク上の異なるシグナリング送信チャネルにマッピングし、それによって、より高い優先度を有するシグナリングメッセージが、優先的に送信されることができることを保証する、マッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体を提供する。
【0009】
この観点において、この出願の第1の態様によれば、マッピング方法が提供される。方法は、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUが、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUから受信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことと、IABドナーDUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを、統合アクセス及びバックホールノードIABノードに送信することと、を含む。例えば、シグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。第1のインジケーション情報は、情報要素(Information Element, IE)で搬送されうる。アクセス端末に関連するF1APメッセージは、ユーザ機器に関連するF1APメッセージ、即ち、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、ユーザ機器に関連しないF1APメッセージ、即ち、非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0010】
この実施形態において、IABドナーDUは、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、第1のインジケーション情報のインジケーションに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信する。異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージが、異なる送信チャネルにマッピングされるため、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、IABノードとIABドナーDUとの間の送信チャネルに基づいて区別されることができる。例えば、信号が弱いとき、より高い優先度を有する送信チャネル上で送信されるシグナリングメッセージが優先的に送信され、それによって、信号送信信頼性が改善する。
【0011】
第1の態様に関連し、第1の可能な実装において、方法は、
【0012】
IABドナーDUが、IABドナーCUによって送信された第2のインジケーション情報を受信することであって、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときには、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される、ことをさらに含む。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。SRBベアラタイプの優先度は、以下のようになる。SRB2の優先度は、SRB1の優先度より高く、SRB1の優先度は、SRB0の優先度より高い。例えば、第2のインジケーション情報は、独立IEであってよく、RRCメッセージは、IABドナーCUによってユーザ機器UEに送信されたRRCメッセージであってよく、又は、IABドナーCUによってIABノードに送信されたRRCメッセージであってよい。
【0013】
この実施形態において、IABドナーDUは、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とを別々にIABドナーCUから受信する。例えば、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とは、2つのIEでそれぞれ搬送される。第2のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプが、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つであることを示すために利用される。3つの送信チャネルSRB0、SRB1、SRB2が異なる送信優先度を有するため、第2のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを区別するために利用される。全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、シグナリングメッセージの優先度は、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0014】
第1の態様に関連し、第2の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すためにさらに利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。例えば、RRCメッセージは、IABドナーCUによってユーザ機器UEに送信されたRRCメッセージであってよく、又は、IABドナーCUによってIABノードに送信されたRRCメッセージであってよい。
【0015】
この実施形態において、IABドナーDUは、第1のインジケーション情報のみをIABドナーCUから受信する。第1のインジケーション情報は、1つのIEで搬送され、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときに、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。このようにして、全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、1つの第1のインジケーション情報のみを利用することによって、シグナリングメッセージの優先度が、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0016】
第1の態様の第1又は第2の可能な実装に関連し、第3の可能な実装において、IABドナーDUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信することは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージである場合、IABドナーDUが、IABノードに、第1の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連するF1APメッセージを送信することであって、第1の送信チャネルは、SRBx又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルxであり、xは、0、1、2、又は3ではない、こと、又は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連しないF1APメッセージである場合、IABドナーDUが、IABノードに、第2の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連しないF1APメッセージを送信することであって、第2の送信チャネルは、SRBy又はRLCチャネルyであり、yは、0、1、2、3、又はxではない、ことを含む。
【0017】
この実施形態において、2つのタイプのメッセージ、即ち、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、及びアクセス端末に関連しないF1APメッセージについて、IABドナーDUは、2つのタイプのメッセージを、それぞれ異なる送信チャネルを通じて送信し、それによって、特定の送信実装が細かくなる。
【0018】
第1の態様又は第1の態様の第1~第3の可能な実装のいずれか1つに関連し、第4の可能な実装において、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージである場合に、IABドナーDUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信することは、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB0である場合には、IABドナーDUが、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第3の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第3の送信チャネルは、SRBz、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルzであり、zは、0、1、2、3、x、又はyではない、こと、又は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB1である場合には、IABドナーDUが、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第4の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第4の送信チャネルは、SRBm、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルmであり、mは、0、1、2、3、x、y、又はzではない、こと、又は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB2である場合には、IABドナーDUが、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第5の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第5の送信チャネルは、SRBn、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルnであり、nは、0、1、2、3、x、y、z、又はmではない、ことを含む。
【0019】
この実施形態において、アクセス端末にも関連するF1APメッセージについて、シグナリングメッセージの送信優先度がさらに区別される必要がある場合、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されたRRCメッセージの優先度は区別されてよく、従って、異なるRRCメッセージを搬送する、アクセス端末に関連するF1APメッセージが、対応する送信チャネルにそれぞれ送信される。このようにして、より細かい優先度粒度で、異なる送信チャネルが、送信のために利用され、異なる優先度を有するメッセージを区別する。
【0020】
第1の態様又は第1の態様の第1~第3の可能な実装のいずれか1つに関連し、第5の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送され、PDCPレイヤは、F1APメッセージのセキュリティ保護のために利用されうる。
【0021】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される。このことは、3GPP R15の代替(alternative)2アーキテクチャに適合する。
【0022】
第1の態様又は第1の態様の第1~第3の可能な実装のいずれか1つに関連し、第6の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送され、DTLSは、シグナリングメッセージのセキュリティ保護のために利用されうる。
【0023】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送され、IPルートを利用することによってIABノードに送信される。このことは、3GPP R15の代替4アーキテクチャに適合する。
【0024】
第1の態様又は第1の態様の第1~第6の可能な実装のいずれか1つに関連し、第7の可能な実装において、IABドナーDUが、IABドナーCUによって送信されるシグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を受信する前に、方法は、IABドナーDUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築することをさらに含む。
【0025】
この実施形態において、信号送信が開始する前に、IABドナーDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築することを必要とし、送信チャネルは、その後の送信ステップを実行するための、新たに定義されたSRB又はRLCチャネルであってよい。
【0026】
この出願の第2の態様によれば、マッピング方法が提供される。方法は、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUが、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUに送信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことを含む。例えば、シグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。第1のインジケーション情報は、情報要素(Information Element, IE)で搬送されうる。アクセス端末に関連するF1APメッセージは、ユーザ機器に関連するF1APメッセージ、即ち、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、ユーザ機器に関連しないF1APメッセージ、即ち、非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0027】
この実施形態において、IABドナーCUは、シグナリングメッセージをIABドナーDUに送信している間、第1のインジケーション情報を送信し、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプが、UE関連F1APメッセージ又は非UE関連F1APメッセージであることを示すために利用され、それによって、IABドナーDUは、第1のインジケーション情報に基づいて、受信されたシグナリングメッセージのシグナリングタイプを知ることができる。このようにして、IABドナーDUは、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信することができる。異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージが、異なる送信チャネルにマッピングされるため、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、IABノードとIABドナーDUとの間の送信チャネルに基づいて、区別されることができる。例えば、信号が弱い場合、より高い優先度を有する送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージが優先的に送信され、それによって、信号送信信頼度が改善する。
【0028】
第2の態様に関連し、第1の可能な実装において、方法は、IABドナーCUが、第2のインジケーション情報を、IABドナーDUに送信することであって、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときには、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される、ことをさらに含む。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。第2のインジケーション情報は、独立IEであってよく、RRCメッセージは、IABドナーCUによってユーザ機器UEに送信されたRRCメッセージであってよく、又はIABドナーCUによってIABノードに送信されたRRCメッセージであってよい。
【0029】
この実施形態において、IABドナーCUは、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とを別々にIABドナーDUに送信する。例えば、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とは、2つのIEでそれぞれ搬送される。第2のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプが、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つであることを示すために利用される。SRBベアラタイプの優先度は、以下のようになる。SRB2の優先度は、SRB1の優先度より高く、SRB1の優先度は、SRB0の優先度より高い。3つの送信チャネルSRB0、SRB1、SRB2が異なる送信優先度を有するため、第2のインジケーションメッセージは、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを区別するために利用される。全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、シグナリングメッセージの優先度は、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0030】
第2の態様に関連し、第2の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すためにさらに利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。RRCメッセージは、IABドナーCUによってユーザ機器UEに送信されたRRCメッセージであってよく、又は、IABドナーCUによってIABノードに送信されたRRCメッセージであってよい。
【0031】
この実施形態において、IABドナーCUは、1つの第1のインジケーション情報のみをIABドナーDUに送信する。第1のインジケーション情報は、1つのIEで搬送され、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときに、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。このようにして、全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、1つの第1のインジケーション情報のみを利用することによって、シグナリングメッセージの優先度が、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0032】
第2の態様又は第2の態様の第1~第2の可能な実装のいずれか1つに関連し、第3の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される、又は、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される。
【0033】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される。このことは、3GPP R15の代替2アーキテクチャに適合する。第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送され、IPルートを利用することによってIABノードに送信される。このことは、3GPP R15の代替4アーキテクチャに適合する。
【0034】
第2の態様の第3の可能な実装に関連し、第4の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送され、IABドナーCUが、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報をIABドナーDUに送信することは、IABドナーCUが、IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルに対応する識別子と、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信することを含み、例えば、DSCP又はフローラベルの値は、送信チャネルに対応する識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABドナーCUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプと、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信し、例えば、シグナリングメッセージのタイプは、DSCP又はフローラベルの値と一対一対応の関係にある。
【0035】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内のDSCPフィールド又はフローラベルフィールドで搬送される。
【0036】
第2の態様又は第2の態様の第1~第4の可能な実装のいずれか1つに関連し、第5の可能な実装において、IABドナーCUが、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報をIABドナーDUに送信する前に、方法は、
IABドナーCUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築するように、IABドナーDUに指示することであって、送信チャネルは、その後の送信ステップを実行するために、新たに定義されたSRB又はRLCチャネルであってよい、ことをさらに含む。
【0037】
この出願の第3の態様によれば、マッピング方法が提供される。方法は、統合アクセス及びバックホールノードIABノードが、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信することであって、第1のノードは、IABノードの上位レベルノードであってよく、又はIABノードの下位レベルノードであってよい、ことと、IABノードが、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信することとを含む。第1のノードが、IABノードの上位レベルノードであるとき、第2のノードは、IABノードの下位レベルノードである、又は、第1のノードが、IABノードの下位レベルノードであるとき、第2のノードは、IABノードの上位レベルノードである。シグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。アクセス端末に関連するF1APメッセージは、ユーザ機器に関連するF1APメッセージ、即ち、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、ユーザ機器に関連しないF1APメッセージ、即ち、非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0038】
この実施形態において、IABノードは、ユーザ機器UEと統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUとの間のシグナリング送信のために利用される。1つ以上のIABノードがあってよい。1つのIABノードは、1ホップデータバックホールシナリオを示す。複数のIABノードは、マルチホップバックホールシナリオを示す。マルチホップバックホールシナリオにおいて、シグナリングは、シグナリングがUEに到達するまで複数のIABノードの間で次々に送信される必要がある。メッセージ送信の間、IABノードは、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージのタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、それによって、IABノードは、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、信号送信の間、送信チャネルに基づいて区別することができる。例えば、信号が弱いとき、より高い優先度を有する送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージは、優先的に送信され、それによって、信号送信信頼性が改善する。
【0039】
第3の態様に関連し、第1の可能な実装において、方法は、IABノードが、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージに対応する送信チャネルに対応する識別子を取得することであって、送信チャネルに対応する識別子は、論理チャネル識別子、即ち、LCID、又はLCH IDであってよい、ことと、IABノードが、送信チャネルに対応する識別子に基づいて、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルを決定することと、をさらに含む。
【0040】
この実施形態において、IABノードは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを知らないが、第1のノードによって送信された識別子のみを取得し、受信されたシグナリングメッセージを、識別子に対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信する。
【0041】
第3の態様に関連し、第2の可能な実装において、方法は、IABノードが、適応レイヤから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得することであって、適応レイヤは、IABノードと第1のノードとの間のプロトコルレイヤである、ことをさらに含む。
【0042】
この実施形態において、IABノードは、適応レイヤを通じて、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得し、シグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信する。
【0043】
本発明の全ての実施形態において、適応レイヤは、独立プロトコルレイヤであってよく、又は、サブレイヤ又は既存プロトコルレイヤのサブモジュール、例えば、RLCレイヤのサブレイヤ又はMACレイヤのサブレイヤであってよいことに留意されるべきである。このことは、この出願の実施形態において限定されない。適応レイヤは、他の名称を有してよいことがさらに理解されるべきである。このことは、この出願の実施形態において限定されない。代替的に、適応レイヤは、RLCレイヤの上に配置され、又は、RLCレイヤの下に配置されてよい。このことは、この出願の実施形態において限定されない。
【0044】
第3の態様に関連し、第3の可能な実装において、IABノードは、IABノード分散ユニットDUと、IABノードモバイル端末ユニットMTとを含む。方法は、IABノードMTが、IABノードDUから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得することをさらに含む。代替的に、IABノードMTは、IABノードMTの上位レイヤプロトコルスタックから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得する。
【0045】
この実施形態において、IABノードは、2つのネットワーク要素、即ち、IABノードDUと、IABノードMTとを含んでよい。2つの異なる方式において、シグナリングメッセージは、対応する送信チャネルにマッピングされて第2のノードに送信される。
【0046】
第3の態様に関連し、第4の可能な実装において、方法は、IABノードが、第1のノードからインジケーション情報を受信することであって、インジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときには、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用され、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである、ことをさらに含む。IABノードが、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信することは、IABノードが、インジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信することを含む。
【0047】
この実施形態において、インジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいて、アクセス端末に関連するF1APメッセージの優先度をさらに区別するために利用され、それによって、優先度区別粒度をさらに改善する。
【0048】
この出願の第4の態様によれば、マッピング方法が提供される。方法は、統合アクセス及びバックホールノードIABノードが、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのシグナリングタイプを決定することであって、IABノードは、端末デバイスのアクセスノードである、ことと、IABノードが、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUから取得されたアップリンクマッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信することとを含む。
【0049】
この実施形態において、統合アクセス及びバックホールノードIABノードは、ユーザ機器UEに接続されるノードである。IABノードは、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUから取得されたアップリンクマッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信する。このようにして、アクセスノードから開始し、異なるシグナリングメッセージの優先度は区別されうる。
【0050】
第4の態様に関連し、第1の可能な実装において、アップリンクマッピング関係は、以下のもの、即ち、SRBベアラタイプと、送信チャネルとの間の第1のマッピング関係、端末デバイス識別子UE IDと、UE ID及び送信チャネルに対応するSRBベアラタイプとの間の第1のマッピング関係、Uuインターフェース上の論理チャネル識別子LCIDと、送信チャネルとの間の第1のマッピング関係、UE IDと、UE ID及び送信チャネルに対応する、Uuインターフェース上のLCIDとの間の第1のマッピング関係、端末デバイスベアラ識別子UEベアラIDと、送信チャネルとの間の第1のマッピング関係、UE IDと、UE ID及び送信チャネルに対応するUEベアラIDとの間の第1のマッピング関係、異なるシグナリングタイプと、送信チャネルとの間の第1のマッピング関係、又は、UE IDと、UE ID及び送信チャネルに対応する異なるシグナリングタイプとの間の第1のマッピング関係のうちの1つ以上であり、SRBベアラタイプは、Uuインターフェース上のSRB0、SRB1、SRB2、又はSRB3であり、Uuインターフェース上のLCIDは、IABノードと、端末デバイスとの間のインターフェース上のLCIDであり、送信チャネルは、IABノードと、IABノードの親ノードとの間の送信チャネルであり、異なるシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージと、アクセス端末に関連しないF1APメッセージとを含み、UE IDは、アクセスIABノードにアクセスする端末デバイスのユニークな識別子である。
【0051】
この実施形態において、異なる第1のマッピング関係に基づいて、シグナリングメッセージの優先度は、代替2アーキテクチャにおける異なる視点から区別されることができる。
【0052】
第4の態様の第1の可能な実装に関連し、第2の可能な実装において、送信チャネルは、BH RLCチャネルであり、送信チャネルは、BH RLCチャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDを利用することによって識別される。
【0053】
この実施形態において、送信チャネルは、特に、シグナリングメッセージ送信を実装するためのBH RLCチャネルであってよい。
【0054】
第4の態様に関連し、第3の可能な実装において、アップリンクマッピング関係は、以下のもの、即ち、SRBベアラタイプと、差異化サービスコードポイントDSCP又はフローラベル(flow label)の値との間の第2のマッピング関係、UE IDと、UE ID及び差異化サービスコードポイントDSCP/フローラベルの値に対応するSRBベアラタイプとの間の第2のマッピング関係、Uuインターフェース上のLCIDと、DSCP/フローラベルの値との間の第2のマッピング関係、UE IDと、UE ID及びDSCP/フローラベルの値に対応するUuインターフェース上のLCIDとの間の第2のマッピング関係、ユーザ機器ベアラ識別子UEベアラIDと、DSCP/フローラベルの値との間の第2のマッピング関係、UE IDと、UE ID及びDSCP/フローラベルの値に対応するUEベアラIDとの間の第2のマッピング関係、異なるシグナリングタイプと、DSCP/フローラベルの値との間の第2のマッピング関係、又は、UE IDと、UE ID及びDSCP/フローラベルの値に対応する異なるシグナリングタイプとの間の第2のマッピング関係のうちの少なくとも1つであり、SRBベアラタイプは、Uuインターフェース上のSRB0、SRB1、SRB2、又はSRB3であり、Uuインターフェース上のLCIDは、IABノードと、端末デバイスとの間のインターフェース上のLCIDであり、異なるシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージと、アクセス端末に関連しないF1APメッセージとを含み、UE IDは、アクセスIABノードにアクセスする端末デバイスのユニークな識別子である。
【0055】
この実施形態において、第2のマッピング関係に基づいて、シグナリングメッセージの優先度は、代替4アーキテクチャの異なる視点から区別されることができる。
【0056】
第4の態様の第3の可能な実装に関連し、第4の可能な実装において、IABノードが、IABドナーCUから取得されたアップリンクマッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信する前に、方法は、IABノードが、DSCP/フローラベルの値と、BH RLCチャネルとの間の第3のマッピング関係を、IABドナーCUから取得することであって、BH RLCチャネルは、IABノードと、IABノードの親ノードとの間のBH RLCチャネルである、ことをさらに含む。
【0057】
この実施形態において、シグナリングメッセージの優先度が、代替4アーキテクチャにおけるDSCP/フローラベルを利用することによって区別される必要があるため、IABノードは、第3のマッピング関係を事前に取得する必要がある。
【0058】
第4の態様の第4の可能な実装に関連し、第5の可能な実装において、IABノードが、IABドナーCUから取得されたアップリンクマッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信することは、IABノードが、対応するDSCP/フローラベルの値を、第2のマッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのIPレイヤヘッダフィールドに追加することと、IABノードが、第3のマッピング関係に基づいて、IPレイヤヘッダフィールドがDSCP/フローラベルの値を含むアップリンクシグナリングメッセージを、対応するBH RLCチャネルにマッピングし、アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信することとを含む。
【0059】
この実施形態において、アップリンクシグナリングメッセージは、第2のマッピング関係及び第3のマッピング関係に基づいてマッピングされて送信される。
【0060】
この出願の第5の態様によれば、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUが提供される。IABドナーDUは、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUによって送信されたシグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を受信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことを行うように構成された受信ユニットと、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを、統合アクセス及びバックホールノードIABノードに送信することであって、例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む、ことを行うように構成された送信ユニットとを含む。
【0061】
この実施形態において、送信ユニットは、第1のインジケーション情報のインジケーションに基づいて、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信する。異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージが、異なる送信チャネルにマッピングされるため、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、IABノードとIABドナーDUとの間の送信チャネルに基づいて区別されることができる。例えば、信号が弱い場合、より高い優先度を有する送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージは優先的に送信され、それによって、信号送信信頼性が改善する。
【0062】
第5の態様に関連し、第1の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すためにさらに利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0063】
この実施形態において、受信ユニットは、1つの第1のインジケーション情報のみをIABドナーCUから受信する。第1のインジケーション情報は、1つのIEで搬送され、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときに、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。このようにして、全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、1つの第1のインジケーション情報のみを利用することによって、シグナリングメッセージの優先度が、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0064】
第5の態様に関連し、第2の可能な実装において、受信ユニットは、IABドナーCUによって送信された第2のインジケーション情報を受信することであって、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときには、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される、ことを行うようにさらに構成される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。これに対応して、送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第2のインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信するようにさらに構成される。
【0065】
この実施形態において、受信ユニットは、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とを別々にIABドナーCUから受信する。例えば、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とは、2つのIEでそれぞれ搬送される。第2のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプが、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つであることを示すために利用される。3つの送信チャネルSRB0、SRB1、SRB2が異なる送信優先度を有するため、第2のインジケーションメッセージは、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを区別するために利用される。全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、シグナリングメッセージの優先度は、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0066】
第5の態様に関連し、第3の可能な実装において、送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報が、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであることを示す場合、IABノードに、第1の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連するF1APメッセージを送信することであって、第1の送信チャネルは、新たに定義されたSRBx又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルxであり、xは、0、1、2、又は3ではない、ことを行う、又は、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報が、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連しないF1APメッセージであることを示す場合、IABノードに、第2の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連しないF1APメッセージを送信することであって、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRBy又はRLCチャネルyであり、yは、0、1、2、3、又はxではない、ことを行うようにさらに構成される。
【0067】
この実施形態において、RRCメッセージ及び2つのタイプのメッセージ、即ち、アクセス端末に関連するF1APメッセージと、アクセス端末に関連しないF1APメッセージとについて、IABドナーDUは、RRCメッセージ及び2つのタイプのメッセージを、それぞれ異なる送信チャネルを通じて送信し、それによって、特定の送信実装が細かくなる。
【0068】
第5の態様の第1又は第2の可能な実装に関連し、第4の可能な実装において、シグナリングメッセージのシグナリングタイプが、アクセス端末に関連するF1APメッセージである場合、送信ユニットは、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB0であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第3の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRBz、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルzであり、zは、0、1、2、3、x、又はyではない、ことを行う、又は、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB1であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第4の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第4の送信チャネルは、新たに定義されたSRBm、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルmであり、mは、0、1、2、3、x、y、又はzではない、ことを行う、又は、受信ユニットによって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB2であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第5の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第5の送信チャネルは、新たに定義されたSRBn、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルnであり、nは、0、1、2、3、x、y、z、又はmではない、ことを行うように構成される。
【0069】
この実施形態において、アクセス端末にも関連するF1APメッセージについて、シグナリングメッセージの送信優先度がさらに区別される必要がある場合、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されたRRCメッセージの優先度は区別されてよく、従って、送信ユニットは、異なるRRCメッセージを搬送する、アクセス端末に関連するF1APメッセージを、対応する送信チャネルにそれぞれ送信する。このようにして、より細かい優先度粒度で、異なる送信チャネルが、送信のために利用され、異なる優先度を有するメッセージを区別する。
【0070】
第5の態様の第1~第4の可能な実装のいずれか1つに関連し、第5の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送され、又は、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される。
【0071】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される。このことは、3GPP R15の代替2アーキテクチャに適合する。第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCP又はフローラベル(flow label)で搬送され、IPルートを利用することによってIABノードに送信される。このことは、3GPP R15の代替4アーキテクチャに適合する。
【0072】
第5の態様の第5の可能な実装に関連し、第6の可能な実装において、第1のインジケーション情報がIPヘッダフィールド内のDSCPフィールド又はフローラベルフィールドで搬送される場合、受信ユニットは、IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルに対応する識別子と、IABドナーCUによって送信されるDSCP又はフローラベルの値とを受信することであって、例えば、DSCP又はフローラベルの値は、送信チャネルに対応する識別子と一対一対応の関係にある、ことを行う、又は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプと、IABドナーCUによって送信されるDSCP又はフローラベルの値とを受信することであって、例えば、シグナリングメッセージのタイプは、DSCP又はフローラベルの値と一対一対応の関係にある、ことを行うようにさらに構成される。
【0073】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内のDSCPフィールド又はフローラベルフィールドで搬送される。
【0074】
第5の態様の第1~第6の可能な実装のいずれか1つに関連し、第7の可能な実装において、IABドナーDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築することであって、送信チャネルは、新たに定義されたSRB又はRLCチャネルであってよい、ことを行うように構成された構築ユニットをさらに含む。
【0075】
この出願の第6の態様によれば、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUが提供される。IABドナーCUは、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUに、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を送信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことを行うように構成された送信ユニットを含む。例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。
【0076】
この実施形態において、IABドナーCUは、シグナリングメッセージをIABドナーDUに送信している間、第1のインジケーション情報を送信し、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプが、UE関連F1APメッセージ又は非UE関連F1APメッセージであることを示すために利用され、それによって、IABドナーDUは、第1のインジケーション情報に基づいて、受信されたシグナリングメッセージのシグナリングタイプを知ることができる。このようにして、IABドナーDUは、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信することができる。異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージが、異なる送信チャネルにマッピングされるため、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、IABノードとIABドナーDUとの間の送信チャネルに基づいて、区別されることができる。例えば、信号が弱い場合、より高い優先度を有する送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージが優先的に送信され、それによって、信号送信信頼度が改善する。
【0077】
第6の態様に関連し、第1の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すためにさらに利用され、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0078】
この実施形態において、送信ユニットは、1つの第1のインジケーション情報のみをIABドナーDUに送信する。第1のインジケーション情報は、1つのIEで搬送され、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときに、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。このようにして、全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、1つの第1のインジケーション情報のみを利用することによって、シグナリングメッセージの優先度が、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0079】
第6の態様に関連し、第2の可能な実装において、送信ユニットは、第2のインジケーション情報をIABドナーDUに送信することであって、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるときには、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用され、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである、ことを行うようにさらに構成される。
【0080】
この実施形態において、送信ユニットは、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とを別々にIABドナーDUに送信する。例えば、第1のインジケーション情報と第2のインジケーション情報とは、2つのIEでそれぞれ搬送される。第2のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプが、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つであることを示すために利用される。SRBベアラタイプの優先度は、以下のようになる。SRB2の優先度は、SRB1の優先度より高く、SRB1の優先度は、SRB0の優先度より高い。3つの送信チャネルSRB0、SRB1、SRB2が異なる送信優先度を有するため、第2のインジケーションメッセージは、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを区別するために利用される。全てのシグナリングメッセージが、アクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、シグナリングメッセージの優先度は、搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプに基づいてさらに区別されてよく、それによって、優先度スクリーニング粒度が細かくなる。
【0081】
第6の態様又は第6の態様の第1又は第2の可能な実装のいずれか1つに関連し、第3の可能な実装において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される、又は、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される。
【0082】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される。このことは、3GPP R15の代替2アーキテクチャに適合する。
【0083】
第6の態様の第3の可能な実装に関連し、第4の可能な実装において、第1のインジケーション情報が、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される場合、送信ユニットは、IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルに対応する識別子と、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信することであって、例えば、DSCP又はフローラベルの値は、送信チャネルに対応する識別子と一対一対応の関係にある、ことを行う、又は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプと、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信することであって、例えば、シグナリングメッセージのタイプは、DSCP又はフローラベルの値と一対一対応の関係にある、ことを行う
ようにさらに構成される。
【0084】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内のDSCPフィールド又はフローラベルフィールドで搬送される。
【0085】
第6の態様又は第5の態様の第1~第4の可能な実装のいずれか1つに関連し、第5の可能な実装において、IABドナーCUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築するように、IABドナーDUに指示するように構成された指示ユニットをさらに含む。例えば、送信チャネルは、新たに定義されたSRB又はRLCチャネルであってよい。
【0086】
この出願の第7の態様によれば、統合アクセス及びバックホールノードIABノードが提供される。IABノードは、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信するように構成された受信ユニットと、受信ユニットによって受信されたシグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信することであって、例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む、ことを行うように構成された送信ユニットとを含む。
【0087】
この実施形態において、IABノードは、ユーザ機器UEと統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUとの間のシグナリング送信のために利用される。1つ以上のIABノードがあってよい。1つのIABノードは、1ホップデータバックホールシナリオを示す。複数のIABノードは、マルチホップバックホールシナリオを示す。マルチホップバックホールシナリオにおいて、シグナリングは、シグナリングがUEに到達するまで複数のIABノードの間で次々に送信される必要がある。メッセージ送信の間、IABノードは、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージのタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、それによって、IABノードは、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージを、信号送信の間、送信チャネルに基づいて区別することができる。例えば、信号が弱いとき、より高い優先度を有する送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージは、優先的に送信され、それによって、信号送信信頼性が改善する。
【0088】
第7の態様に関連し、第1の可能な実装において、受信ユニットは、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージに対応する送信チャネルに対応する識別子を取得するようにさらに構成される。それに対応して、IABノードは、送信チャネルに対応する識別子に基づいて、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルを決定するように構成された決定ユニットをさらに含む。
【0089】
この実施形態において、IABノードは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを知らないが、第1のノードによって送信された識別子のみを取得し、受信されたシグナリングメッセージを、識別子に対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信する。
【0090】
第7の態様の第1の可能な実装に関連し、第2の可能な実装において、送信チャネルに対応する識別子は、送信チャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDである。
【0091】
第7の態様に関連し、第3の可能な実装において、受信ユニットは、適応レイヤから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得することであって、適応レイヤは、IABノードと第1のノードとの間のプロトコルレイヤである、ことを行うようにさらに構成される。
【0092】
この実施形態において、IABノードは、適応レイヤを通じて、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得し、シグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信する。
【0093】
第7の態様に関連し、第4の可能な実装において、IABノードは、IABノード分散ユニットDUと、IABノードモバイル端末ユニットMTとを含む。受信ユニットは、IABノードDUから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得する、又は、IABノードMTの上位レイヤプロトコルスタックから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得するようにさらに構成される。
【0094】
この実施形態において、IABノードは、特に、2つのネットワーク要素、即ち、IABノードDUと、IABノードMTとを含む。2つの異なる方式において、シグナリングメッセージは、対応する送信チャネルにマッピングされて第2のノードに送信される。
【0095】
この実施形態において、第1の態様から第7の態様において、送信チャネルに対応する識別子は、論理チャネル識別子、即ち、LCID、又はLCH IDであってよい。
【0096】
この出願の第8の態様によれば、端末デバイスのアクセスノードIABノードが提供される。IABノードは、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのシグナリングタイプを決定するように構成された決定ユニットと、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUから取得されたアップリンクマッピング関係に基づいて、シグナリングタイプが決定ユニットによって決定される送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、IABノードの親ノードに送信するように構成された送信ユニットとを含む。
【0097】
この出願の第9の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、トランシーバ、プロセッサ、及びメモリを含む。プロセッサは、トランシーバを制御して信号を送信及び受信するように構成され、メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを呼び出して実行し、端末デバイスが、第1の態様の可能な実装のいずれか1つによるマッピング方法を実行できるようにするように構成される。通信装置は、IABシステムにおける通信装置、又は通信装置内のシステムチップであってよい。
【0098】
この出願の第10の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、トランシーバ、プロセッサ、及びメモリを含む。プロセッサは、トランシーバを制御して信号を送信及び受信するように構成され、メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを呼び出して実行し、端末デバイスが、第2の態様の可能な実装のいずれか1つによるマッピング方法を実行できるようにするように構成される。通信装置は、IABシステムにおける通信装置、又は通信装置内のシステムチップであってよい。
【0099】
この出願の第11の態様によれば、通信装置が提供される。装置は、トランシーバ、プロセッサ、及びメモリを含む。プロセッサは、トランシーバを制御して信号を送信及び受信するように構成され、メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを呼び出して実行し、端末デバイスが、第3の態様の可能な実装のいずれか1つによるマッピング方法を実行できるようにするように構成される。通信装置は、IABシステムにおける通信装置、又は通信装置内のシステムチップであってよい。
【0100】
この出願の第12の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行できるようになる。
【0101】
この出願の第13の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第2の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行できるようになる。
【0102】
この出願の第14の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第3の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行できるようになる。
【0103】
この出願の第15の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第4の態様の可能な実装のいずれか1つによる方法を実行できるようになる。
【0104】
この出願の実施形態は、以下の利点を有することが上述した技術的解決策から理解されることができる。
【0105】
本発明の実施形態は、マッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体を提供する。マッピング方法は、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUが、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUによって送信されるシグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を受信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことと、IABドナーDUが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを、統合アクセス及びバックホールノードIABノードに送信することと、を含む。例えば、シグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。この出願の実施形態において、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、それぞれ異なるシグナリング送信チャネルにマッピングされる。従って、異なるシグナリング送信チャネルが、それぞれ異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージのために構築される。信号が弱いとき、ノードは、選択的に又は優先的に、より高い優先度を有するシグナリングメッセージを搬送するシグナリング送信チャネルで送信を実行してよく、それによって、ネットワーク送信品質を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【
図1a】この出願の実施形態による、CU-DU分割アーキテクチャのアーキテクチャ図である。
【
図1b】この出願の実施形態による、2ホップデータバックホールシナリオのアーキテクチャ図である。
【
図1c】この出願の実施形態による、2ホップデータバックホールシナリオのトポロジー図である。
【
図1d】この出願の実施形態による、マッピング方法のシグナリングフロー図である。
【
図2】この出願の実施形態による、マッピング方法の実施形態の模式図である。
【
図3】この出願の実施形態による、マッピング方法の他の実施形態の模式図である。
【
図4】この出願の実施形態による、マッピング方法の他の実施形態の模式図である。
【
図5】この出願の実施形態による、マッピング方法の他の実施形態の模式図である。
【
図6】この出願の実施形態による、マッピング方法の他の実施形態の模式図である。
【
図7(a)】この出願の実施形態による、代替2アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図7(b)】この出願の実施形態による、代替2アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図7(c)】この出願の実施形態による、代替2アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図8(a)】この出願の実施形態による、代替4アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図8(b)】この出願の実施形態による、代替4アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図8(c)】この出願の実施形態による、代替4アーキテクチャにおけるデータパケット送信の模式図である。
【
図9】この出願の実施形態による、マッピング方法の他の実施形態の模式図である。
【
図10】この出願の実施形態による、通信装置の模式的な装置図である。
【
図11】この出願の実施形態による、IABドナーDUの模式的なモジュール図である。
【
図12】この出願の実施形態による、IABドナーCUの模式的なモジュール図である。
【
図13】この出願の実施形態による、IABノードの模式的なモジュール図である。
【発明を実施するための形態】
【0107】
本発明の実施形態は、対応する送信チャネルがシグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて生成されることができるようにするマッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体を提供する。シグナリング送信プロセスにおいて、シグナリングメッセージは、送信のためのシグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングされ、従って、シグナリングメッセージの優先度は、異なる送信チャネルを通じて区別されることができ、それによって、シグナリング送信品質を改善する。
【0108】
当業者に対し、この出願の解決策をより良く理解させるために、以下では、この出願の実施形態における添付の図面を参照しながら、明確かつ完全に、この出願の実施形態における技術的解決策を説明する。説明される実施形態は、この出願の実施形態の全てというよりは単なる一部にすぎないことは明らかである。この出願の実施形態に基づいて創作努力なしに当業者によって取得される全ての他の実施形態は、この出願の保護範囲に含まれるべきである。
【0109】
この出願の明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において、用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」、及びその他同種のもの(もし存在するなら)は、類似のオブジェクトを区別することを意図するものであるが、必ずしも特定の順序又は順番を示すものではない。そのような方法で呼ばれる特定の順序又は順番は、適切な状況において交換可能であり、従って、ここで説明される実施形態は、ここで図示又は説明された順序以外の順序で実装されることができると理解されるべきである。加えて、用語「含む」、「有する」、及びそれの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、ステップ又はユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、必ずしも、明示的にリストされているこれらのステップ又はユニットに限定されるものではないが、プロセス、方法、製品、又はデバイスに明示的にリストされていない又は固有ではない他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0110】
この出願の実施形態において、通信装置は、ユーザ機器UEに対して無線通信機能を提供するために無線アクセスネットーク内に配置される装置である。通信装置は、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも称される)、中継局、アクセスポイントなどの様々な形態を含んでよい。異なる無線アクセス技術を利用するシステムにおいて、基地局機能を有するデバイスは、異なる名称を有することがある。例えば、第5世代(5th generation, 5G)システムにおいて、デバイスは、無線ネットワークアクセスデバイス又はgNBと称される。説明を容易にするために、この出願の全ての実施形態において、端末に対して無線通信機能を提供する全ての上述した装置は、まとめて通信装置、基地局、又はノードと称される。
【0111】
この出願の実施形態におけるUEは、無線通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス又はコンピューティングデバイス、又は、無線モデムに接続された他の処理デバイスを含んでよい。端末は、モバイル局(mobile station, MS)、サブスクライバユニット(subscriber unit)、セルラフォン(cellular phone)、スマートフォン(smart phone)、無線データカード、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, 略してPDA)コンピュータ、タブレットコンピュータ、無線モデム(modem)、ハンドヘルドデバイス(handset)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、マシンタイプ通信(machine type communication, MTC)端末などであってよい。
【0112】
図1aに示すように、3GPP R15において、gNBは、CU-DU分割アーキテクチャを利用しうる。具体的には、gNBは、1つのCUと、1つ以上のDUとを含みうる。以下の図に示すように、例えば、CUとDUとは、F1インターフェースを利用することによって互いに接続され、CUとコアネットワーク5GCとは、NGインターフェースを利用することによって互いに接続される。
【0113】
UEは、DUを通じてCUにアクセスする。言い換えると、UEを見ているPHY/MAC/RLCレイヤは、DU上に位置し、UEを見ているPDCP/RRCレイヤは、CU上に位置する。
【0114】
図1bに示すように、2つのノード、即ち、IABノードとIABドナーとは、R15 IABに導入される。CU-DU分割アーキテクチャにおいて、IABノードは、2つの部分、即ち、IABノードMTとIABノードDUとを含み、IABドナーは、2つの部分、即ち、IABドナーCUとIABドナーDUとを含む。
【0115】
2ホップデータバックホールシナリオが例として利用される。2ホップデータバックホールシナリオのトポロジー図が
図1cに示されている。
【0116】
この出願の実施形態における統合アクセス及びバックホール(integrated access and backhaul, IAB)技術は、第5世代(3rd generation, 5G)システムにおける送信技術である。統合アクセス及びバックホールドナー(integrated access and backhaul donor, IAB donor)は、NGインターフェースを利用することによって5Gコア5GCにアクセスする。統合アクセス及びバックホールノード(integrated access and backhaul node, IAB node)は、Unインターフェースを利用することによってIABドナーにアクセスし、それによって、信号送信リンクが形成される。ユーザ機器(user equipment, UE)は、IABノードにアクセスすることのみを必要とし、次いで、5Gネットワークにアクセスしうる。上述したアーキテクチャに基づいて、2つのノード、即ち、IABノードとIABドナーとは、UEとネットワーク側との間のシグナリング交換の間、順番に通過される必要がある。マルチホップデータバックホールシナリオにおいては、複数のIABノードが通過される必要がある。例えば、2ホップデータバックホールを利用するアップリンクデータ送信シナリオにおいては、UEによって送信されたシグナリングが、IABノード2とIABノード1とを通過する必要があり、次いで、IABドナーに到達する。例えば、IABノード2とIABノード1とは、Un2インターフェースを利用することによって互いに接続され、IABノード1とIABドナーとは、Un1インターフェースを利用することによって互いに接続される。Un2インターフェースとUn1インターフェースとの間のリンクは、バックホールリンクと称されることがあり、UEとIABノード2との間のUuインターフェースリンクは、アクセスリンクと称される。
【0117】
RRCメッセージ又はF1APメッセージでありうる複数のタイプのシグナリングメッセージは、バックホールリンク上で送信されうる。任意選択で、F1アプリケーションプロトコル(F1 application protocol, F1AP)メッセージは、さらに、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージに分類されうる。例えば、アクセス端末に関連するF1APメッセージは、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、非UE関連F1APメッセージであってよい。UE関連F1APメッセージは、主に、F1インターフェースの、UEコンテキスト管理、RRCメッセージ送信、及びその他同種のものに利用される。非UE関連F1APメッセージは、主に、F1インターフェースのセットアップ、リセット、及び設定更新など、F1インターフェースの管理に利用される。任意選択で、RRCメッセージは、送信のためのSRB0で搬送されてよく、送信のためのSRB1又はSRB2で搬送されてよい。異なるシグナリングメッセージは、異なる優先度を有する。非UE関連F1APメッセージの送信優先度は、通常、UE関連F1APメッセージのものより高い。SRB0で搬送されるRRCメッセージの送信優先度は、SRB1又はSRB2で搬送されるRRCメッセージのものより高く、SRB1で搬送されるRRCメッセージの送信優先度は、SRB2で搬送されるRRCメッセージのものより高い。
【0118】
現在、バックホールリンク上でのシグナリング送信は、議論されていない。異なるタイプのシグナリングメッセージが、バックホールリンクで区別されることができない場合、低優先度シグナリングは、高優先度シグナリングの前に処理されうる。結果として、エラーがリンク上で生じ、ネットワーク性能に悪影響をもたらす。
【0119】
上述した問題を解決するために、この出願は、対応する送信チャネルが、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて生成されることができるようにするマッピング方法を提供する。シグナリング送信プロセスにおいて、シグナリングメッセージは、送信のために、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングされ、従って、シグナリングメッセージの優先度は、異なる送信チャネルを通じて区別されることができ、それによって、シグナリング送信品質を改善する。理解を容易にするため、以下では、例として、2ホップデータバックホールシナリオを利用することによって、この出願の技術的解決策の特定の手順を説明する。この出願の実施形態において提供される技術的解決策は、2ホップデータバックホールシナリオに限定されず、データバックホールは、同じマッピング方法が利用される限り、データバックホールにおけるホップの数量にかかわらず、この出願の保護範囲に含まれることに留意されるべきである。
図1d及び
図2を参照する。この出願の実施形態によるマッピング方法の第1の実施形態は、以下のステップを含む。
【0120】
2ホップデータバックホールシナリオが例として利用される。ダウンリンクシグナリングメッセージのマッピング送信プロセスには、以下のステップが含まれる。
【0121】
201:IABドナーCUは、シグナリングメッセージと第1のインジケーション情報とを統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUに送信する。
【0122】
この実施形態において、IABドナーCUは、gNBのいくつかの機能、例えば、IABドナーCUについての全てのUE及びIABノードを制御するためのPDCP/RRCレイヤの機能を有する。従って、IABドナーCUは、RRCメッセージを生成/処理しうる。加えて、IABドナーCUとIABドナーDUとの間のF1インターフェースと、IABドナーCUとIABノードDUとの間のF1インターフェースとがある。従って、IABドナーCUは、さらに、F1APメッセージを生成/処理しうる。
【0123】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される。シグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。アクセス端末に関連するF1APメッセージは、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、非UE関連F1APメッセージであってよい。例えば、アクセス端末に関連するF1APメッセージは、ユーザ端末に関連するF1APメッセージ、又はIABノードMTに関連するF1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、ユーザ端末に関連しないF1APメッセージ、又はIABノードMTに関連しないF1APメッセージであってよい。非UE関連F1APメッセージは、UE関連F1APメッセージより高い優先度を有する。IABドナーDUは、gNBのいくつかの他の機能、例えば、IABドナーDUの子ノードにアクセスサービスを提供するためのPHY/MAC/RLCレイヤの機能を有する。
【0124】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、さらに、UE関連F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用されうる。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0125】
この実施形態において、RRCメッセージは、UE関連F1APメッセージで搬送され、異なるRRCメッセージは、異なる送信優先度を有する。例えば、SRB0で搬送されるRRCメッセージは、最も高い優先度を有し、SRB1で搬送されるRRCメッセージは、2番目に高い優先度を有し、SRB2で搬送されるRRCメッセージは、最も低い優先度を有する。RRCメッセージの異なる優先度は、異なるRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージが異なる優先度を有することを示す。第1のインジケーション情報は、UE関連F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用され、従って、UE関連F1APメッセージの優先度はさらに区別されることができる。
【0126】
任意選択で、UE関連F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプのインジケーションは、さらに第2のインジケーション情報で搬送されてよい。第2のインジケーション情報は、第1のインジケーション情報とは異なる。
【0127】
202:IABドナーDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第1の統合アクセス及びバックホールノードIABノード1に送信する。
【0128】
IABノード1は、さらに、2つのネットワーク要素、即ち、第1の統合アクセス及びバックホールノードモバイル端末IABノード1MTと、第1の統合アクセス及びバックホールノード分散ユニットIABノード1DUとを含んでよいことに留意されるべきである。
【0129】
この実施形態において、IABドナーDUによってIABノード1に送信されたシグナリングメッセージは、以下の様々なタイプ、即ち、IABノード1MTのRRCメッセージ、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ、IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージ、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ、及び/又はIABノード2DUの非UE関連F1APメッセージを含む。
【0130】
例えば、IABノード2MTのRRCメッセージは、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよく、UEのRRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。
【0131】
以下の様々なマッピング方式が、異なるシグナリングタイプの上述したシグナリングメッセージのために利用される。
【0132】
方式1:一対一マッピング方式
【0133】
IABノード1MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0134】
IABノード1DUのUE関連F1APメッセージは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0135】
IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0136】
IABノード2DUのUE関連F1APメッセージは、第4の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第4の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0137】
IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージは、第5の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第5の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0138】
方式2:多対一マッピング方式
【0139】
IABノード1MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0140】
IABノード1DUのUE関連F1APメッセージと、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージとは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0141】
IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージと、IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージとは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0142】
任意選択で、RRCメッセージは、UE関連F1APメッセージで搬送されてよい。一対一マッピング方式が利用される場合、異なる優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージはそれぞれ、独立した送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。
【0143】
多対一マッピング方式が利用される場合、同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、同じ送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、IABノード2MTのRRCメッセージ1が、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、IABノード2MTのRRCメッセージ2が、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ2で搬送され、UEのRRCメッセージ1が、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、そして、UEのRRCメッセージ2が、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード2MTのRRCメッセージ1と、UEのRRCメッセージ1とが同じ優先度を有し(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送され)、かつIABノード2MTのRRCメッセージ2と、UEのRRCメッセージ2とが同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB2で搬送される)場合、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1とが、ある送信チャネルにマッピングされ、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ2と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ2とが、他の送信チャネルにマッピングされる。
【0144】
多対一マッピング方式が利用される場合、任意選択で、同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、代替的に、同じ送信チャネルにマッピングされてIABノード1に送信されてよい。例えば、IABノード2MTのRRCメッセージ1は、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、UEのRRCメッセージ1は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード1MTのRRCメッセージ1、IABノード2MTのRRCメッセージ1、及びUEのRRCメッセージ1が同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送される)場合、IABノード1MTのRRCメッセージ1、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1、及びIABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1は、同じ送信チャネルにマッピングされる。
【0145】
特に、送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)、既存のSRB(SRB0/SRB1/SRB2)、既存のSRBに対応するRLCチャネル、又は他のRLCチャネルであってよい。
【0146】
IABドナーCUとIABドナーDUとは、2つの独立したデバイスであってよく、又は、同じ通信装置に統合されてよいことに留意されるべきである。通信装置は、統合アクセス及びバックホールドナーIABドナーであってよい。
【0147】
203:IABノード1は、IABドナーDUから受信されたシグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノード2に送信する。
【0148】
IABノード2は、さらに、2つのネットワーク要素、即ち、第2の統合アクセス及びバックホールノードモバイル端末IABノード2MTと、第2の統合アクセス及びバックホールノード分散ユニットIABノード2DUとを含んでよいことに留意されるべきである。
【0149】
この実施形態において、IABノード1によってIABノード2に送信されたシグナリングメッセージは、以下の様々なタイプ、即ち、IABノード2MTのRRCメッセージ、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ、及び/又はIABノード2DUの非UE関連F1APメッセージを含む。
【0150】
例えば、UEのRRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。
【0151】
同様に、以下の様々なマッピング方式が、異なるシグナリングタイプの上述したシグナリングメッセージのために利用される。
【0152】
方式1:一対一マッピング方式
【0153】
IABノード2MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABノード2に送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0154】
IABノード2DUのUE関連F1APメッセージは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABノード2に送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。任意選択で、異なる優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージはそれぞれ、独立した送信チャネルにマッピングされてIABノード2に送信されてよい。
【0155】
IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABノード2に送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0156】
方式2:多対一マッピング方式
【0157】
同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、同じ送信チャネルにマッピングされ、IABノード2に送信される。例えば、UEのRRCメッセージ1は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード2MTのRRCメッセージ1と、UEのRRCメッセージ1とが同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送される)場合、IABノード2MTのRRCメッセージ1と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1とは、同じ送信チャネルにマッピングされる。
【0158】
例えば、送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)、既存のSRB(SRB0/SRB1/SRB2)、既存のSRBに対応するRLCチャネル、又は他のRLCチャネルであってよい。
【0159】
IABドナーCUとIABドナーDUとは、2つの独立したデバイスであってよいし、又は同じ通信装置に統合されてよいことに留意されるべきである。通信装置は、統合アクセス及びバックホールドナーIABドナーであってよい。
【0160】
204:IABノード2は、IABノード1から受信されたシグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをUEに送信する。
【0161】
この実施形態において、IABノード2によってIABノード1から受信されたシグナリングメッセージは、2つのシグナリングタイプ、即ち、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージと、IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージとを含む。例えば、UE RRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。IABノード2DUは、UE RRCメッセージを、受信されたUE関連F1APメッセージから抽出し、UE関連F1APメッセージで搬送されたUE RRCメッセージに対応するSRBベアラタイプのインジケーションに基づいて、UE RRCメッセージを、対応するSRBにマッピングし、UE RRCメッセージをUEに送信する。
【0162】
この出願の実施形態による方法は、例として2ホップデータバックホールシナリオのみを利用することによって上で説明されていることに留意されるべきである。実際の動作プロセスにおいては、1ホップデータバックホール又はマルチホップデータバックホールが代替的に利用されうる。例えば、1ホップデータバックホールシナリオにおいては1つのIABノードのみがあり、IABノードは、IABノード1の受信ステップと、IABノード2の送信ステップとを実行する。マルチホップデータバックホールシナリオにおいては、複数のIABノードがある。例えば、IABドナーDUに最も近いIABノードがIABノード1であり、UEに最も近いIABノードがIABノード2である。IABノード1とIABノード2との間の複数のIABノードは、IABノード2の受信ステップと、IABノード1の送信ステップとを実行する。
【0163】
上述した第1の実施形態は、この出願の実施形態におけるダウンリンクシグナリング送信方式について説明している。以下では、アップリンクシグナリング送信方式について説明する。
図1d及び
図3を参照する。この出願の実施形態によるマッピング方法の第2の実施形態は、以下のステップを含む。
【0164】
2ホップデータバックホールシナリオが例として利用される。アップリンクシグナリングメッセージのマッピング送信プロセスにおいては、以下のステップが含まれる。
【0165】
301:IABノード2は、SRBベアラタイプSRB0、SRB1、又はSRB2を利用することによって、UEによって送信されたUE RRCメッセージを受信する。
【0166】
この実施形態において、UE RRCメッセージは、UEによってIABドナーCUに送信されたRRCメッセージである。
【0167】
302:IABノード2は、UE RRCメッセージを、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ内にカプセル化する。
【0168】
この実施形態において、UE RRCメッセージは、UEによってIABドナーCUに送信されたRRCメッセージであるため、UE RRCメッセージは、IABノード2、IABノード1、及びIABドナーDUを順番に通過する必要がある。IABノード2DUは、UE関連F1APメッセージを生成し、受信されたUE RRCメッセージをF1APメッセージ内にカプセル化する。
【0169】
303:IABノード2は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノード1に送信する。
【0170】
この実施形態において、シグナリングメッセージのシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。アクセス端末に関連するF1APメッセージは、UE関連F1APメッセージであってよく、アクセス端末に関連しないF1APメッセージは、非UE関連F1APメッセージであってよい。任意選択で、シグナリングメッセージのシグナリングタイプは、さらに、UE関連F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を含む。
【0171】
IABノード2によってIABノード1に送信されるシグナリングメッセージは、以下の様々なタイプ、即ち、IABノード2MTのRRCメッセージ、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ、及び/又はIABノード2DUの非UE関連F1APメッセージを含む。
【0172】
例えば、UEのRRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。
【0173】
方式1:一対一マッピング方式
【0174】
IABノード2MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0175】
IABノード2DUのUE関連F1APメッセージは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。任意選択で、異なる優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージはそれぞれ、独立した送信チャネルにマッピングされてIABノード1に送信されてよい。
【0176】
IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0177】
方式2:多対一マッピング方式
【0178】
同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、同じ送信チャネルにマッピングされ、IABノード1に送信される。例えば、UEのRRCメッセージ1は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード2MTのRRCメッセージ1と、UEのRRCメッセージ1とが同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送される)場合、IABノード2MTのRRCメッセージ1と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1とは、同じ送信チャネルにマッピングされる。
【0179】
例えば、送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)、既存のSRB(SRB0/SRB1/SRB2)、既存のSRBに対応するRLCチャネル、又は他のRLCチャネルであってよい。
【0180】
304:IABノード1は、IABノード2MTのRRCメッセージを、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ内にカプセル化する。
【0181】
この実施形態において、IABノード2MTのRRCメッセージは、IABノード2MTによってIABドナーCUに送信されたRRCメッセージであるため、IABノード2MTのRRCメッセージは、IABノード1とIABドナーDUとを順に通過する必要がある。IABノード1DUは、UE関連F1APメッセージを生成し、受信されたIABノード2MTのRRCメッセージをF1APメッセージ内にカプセル化する。
【0182】
305:IABノード1は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABドナーDUに送信する。
【0183】
この実施形態において、IABノード1によってIABドナーDUに送信されたシグナリングメッセージは、以下の様々なタイプ、即ち、IABノード1MTのRRCメッセージ、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ、IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージ、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ、及び/又はIABノード2DUの非UE関連F1APメッセージを含む。
【0184】
例えば、IABノード2MTのRRCメッセージは、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよく、UEのRRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。
【0185】
様々なマッピング方式が、異なるシグナリングタイプの上述したシグナリングメッセージに利用される。
【0186】
方式1:一対一マッピング方式
【0187】
IABノード1MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0188】
IABノード1DUのUE関連F1APメッセージは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0189】
IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0190】
IABノード2DUのUE関連F1APメッセージは、第4の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第4の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0191】
IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージは、第5の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第5の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0192】
方式2:多対一マッピング方式
【0193】
IABノード1MTのRRCメッセージは、第1の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第1の送信チャネルは、SRB0、SRB1、又はSRB2であってよい。
【0194】
IABノード1DUのUE関連F1APメッセージと、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージとは、第2の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0195】
IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージと、IABノード2DUの非UE関連F1APメッセージとは、第3の送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)であってよく、又はRLCチャネルであってよい。
【0196】
任意選択で、RRCメッセージは、UE関連F1APメッセージで搬送されてよい。一対一マッピング方式が利用される場合、異なる優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージはそれぞれ、独立した送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。
【0197】
多対一マッピング方式が利用される場合、同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、同じ送信チャネルにマッピングされ、IABドナーDUに送信される。例えば、IABノード2MTのRRCメッセージ1は、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、IABノード2MTのRRCメッセージ2は、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ2で搬送され、UEのRRCメッセージ1は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、UEのRRCメッセージ2は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード2MTのRRCメッセージ1と、UEのRRCメッセージ1とが同じ優先度を有し(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送され)、かつ、IABノード2MTのRRCメッセージ2と、UEのRRCメッセージ2とが同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB2で搬送される)場合、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1とは、ある送信チャネルにマッピングされ、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ2と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ2とは、他の送信チャネルにマッピングされる。
【0198】
多対一マッピング方式が利用される場合、任意選択で、同じ優先度を有するRRCメッセージを搬送するUE関連F1APメッセージは、代替的に、同じ送信チャネルにマッピングされてIABドナーDUに送信されてよい。例えば、IABノード2MTのRRCメッセージ1は、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送され、UEのRRCメッセージ1は、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1で搬送される。IABノード1MTのRRCメッセージ1、IABノード2MTのRRCメッセージ1、及びUEのRRCメッセージ1が同じ優先度を有する(例えば、これらのRRCメッセージが、送信のためのSRB1で搬送される)場合、IABノード1MTのRRCメッセージ1と、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ1と、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ1とは、同じ送信チャネルにマッピングされる。
【0199】
例えば、送信チャネルは、新たに定義されたSRB(既存のSRB0/SRB1/SRB2/SRB3とは異なる)、既存のSRB(SRB0/SRB1/SRB2)、既存のSRBに対応するRLCチャネル、又は他のRLCチャネルであってよい。
【0200】
306:IABドナーDUは、IABドナーCUに、IABノード1から受信したシグナリングを送信する。
【0201】
この実施形態において、IABドナーDUによってIABドナーCUに送信されたシグナリングメッセージは、以下の様々なタイプ、即ち、IABノード1MTのRRCメッセージ、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージ、IABノード1DUの非UE関連F1APメッセージ、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージ、及び/又はIABノード2DUの非UE関連F1APメッセージを含む。
【0202】
例えば、IABノード2MTのRRCメッセージは、IABノード1DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよく、UEのRRCメッセージは、IABノード2DUのUE関連F1APメッセージで搬送されてよい。
【0203】
上述した2つの実施形態は、それぞれ、ダウンリンクの観点及びアップリンクの観点から、この出願で提供される技術的解決策を説明する。例えば、アップリンクシグナリングフロー方向及びダウンリンクシグナリングフロー方向については、
図1dを参照されたい。各ホップのシグナリングメッセージが送信されるとき、異なるシグナリングタイプのシグナリングメッセージは、異なるシグナリングメッセージタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングされて、次のホップノードに送信され、従って、異なるシグナリングメッセージ優先度は、異なる送信チャネルに基づいて区別されることができる。
【0204】
任意選択で、2つのネットワーク要素、即ち、IABノードに含まれる分散ユニット(distributed unit, DU)と、モバイル端末(mobile terminal, MT)とは、代替的に、2つの独立したデバイスであってよいことに留意されるべきである。このことは、この出願のこの実施形態において限定されない。上述した動作プロセスにおけるDU及びMTのシグナリング送信プロセスはそれぞれ、2つのケース、即ち、以下で別々に説明される、アップリンク送信と、ダウンリンク送信とに分類される。
【0205】
1.ダウンリンク送信
【0206】
ダウンリンク情報について、IABノードDUは、前のホップの送信チャネルに基づいて次のホップのマッピングを実行してよく、又は、IABノードMTによって示されたシグナリングタイプに基づいて次のホップのマッピングを実行してよい。理解を容易にするため、以下では、2つのケースについて別々に説明する。
【0207】
1.IABノードDUは、前のホップの送信チャネルに基づいて、次のホップのマッピングを実行する。
【0208】
図4を参照する。IABノードDUが、前のホップの送信チャネルに基づいて、次のホップのマッピングを実行することは、以下のステップを含む。
【0209】
401:IABノードMTは、上位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信し、上位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージの送信チャネル情報を取得する。
【0210】
この実施形態において、上位レベルノードは、IABノードMTの親ノードである。送信チャネル情報は、シグナリングメッセージを送信するための前のホップの送信チャネルを示すために利用され、送信チャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDであってよい。
【0211】
402:IABノードMTは、シグナリングメッセージと、送信チャネル情報とをIABノードDUに送信する。
【0212】
この実施形態において、送信チャネル情報は、IABノードMTがシグナリングメッセージを受信する送信チャネルを示すために利用される。送信チャネルは、SRBタイプの送信チャネルであってよく、又は、BH RLCチャネルであってよい。
【0213】
403:IABノードDUは、シグナリングメッセージを、送信チャネル情報によって示された送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを下位レベルノードに送信する。
【0214】
この実施形態において、下位レベルノードは、IABノードDUの子ノードである。IABノードDUは、送信チャネル情報に基づいて、IABノードMTがシグナリングメッセージを受信する送信チャネルを知り、同じ送信チャネルを通じて、シグナリングメッセージを下位レベルノードに送信し、シグナリングメッセージと送信チャネルとの間の対応関係を保証する。例えば、IABノードDUは、前のホップのBH RLCチャネルxから受信されたシグナリングメッセージを、送信のための次のホップのBH RLCチャネルxにマッピングしてよく、又は、前のホップのBH RLCチャネルyから受信されたシグナリングメッセージを、送信のための次のホップのBH RLCチャネルyにマッピングしてよい。
【0215】
代替的に、IABノードDUは、送信チャネル情報と、IABドナーCUから事前に取得されるマッピング関係、例えば、IABノードDUによってIABドナーCUから取得される、シグナリングメッセージに利用される前のホップの送信チャネルと次のホップの送信チャネルとの間のマッピング関係、例えば、前のホップのLCIDと次のホップのLCIDとの間のマッピング関係とに基づいて、シグナリングメッセージを、対応する次のホップのLCIDに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを下位レベルノードに送信する。
【0216】
この実施形態において、IABノードDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを知る必要はないが、シグナリングメッセージを、前のホップの送信チャネルについての、IABノードMTによって示された情報に基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを下位レベルノードに送信することのみ必要である。
【0217】
2.IABノードDUは、IABノードMTによって示されたシグナリングタイプに基づいて、次のホップのマッピングを実行する。
【0218】
図5を参照する。IABノードDUが、IABノードMTによって示されたシグナリングタイプに基づいて、次のホップのマッピングを実行することは、以下のステップを含む。
【0219】
501:IABノードMTは、上位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを取得する。
【0220】
この実施形態において、上位レベルノードは、IABノードMTの親ノードである。上位レベルノードは、適応レイヤを通じて、IABノードMTに、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを送信してよい。シグナリングタイプは、UE関連F1APメッセージ、又は非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0221】
任意選択で、シグナリングタイプは、さらに、UE関連タイプのF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を示してよい。
【0222】
502:IABノードMTは、シグナリングメッセージと、第1のシグナリングタイプインジケーション情報とをIABノードDUに送信する。
【0223】
この実施形態において、第1のシグナリングタイプインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される。シグナリングタイプは、UE関連タイプのF1APメッセージ、又は非UE関連タイプのF1APメッセージであってよい。
【0224】
任意選択で、シグナリングタイプは、さらに、UE関連タイプのF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を示してよい。
【0225】
503:IABノードDUは、シグナリングメッセージを、第1のシグナリングタイプインジケーション情報によって示されたシグナリングタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを下位レベルノードに送信する。
【0226】
この実施形態において、下位レベルノードは、IABノードDUの子ノードである。IABノードDUは、第1のシグナリングタイプインジケーション情報に基づいて、受信されたシグナリングメッセージのシグナリングタイプを取得する。この実施形態において、送信チャネルが生成されるとき、IABノードDUは、シグナリングの異なるタイプについて、対応する送信チャネルを構成し、それによって、IABノードDUが、シグナリングタイプと送信チャネルとの間の対応関係を知る。このようにして、IABノードDUは、IABノードMTによって送信された第1のシグナリングタイプインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを次のノードに送信してよい。具体的な送信方式については、ステップ204を参照されたい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0227】
2.アップリンク送信
【0228】
アップリンク送信について、IABノードMTは、シグナリングメッセージを、IABノードDUによって送信された第1のシグナリングタイプインジケーション情報に基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを次のホップのノードに送信する。代替的に、IABノードMTは、シグナリングメッセージを、上位レイヤプロトコルスタックによって送信された第1のシグナリングタイプインジケーション情報に基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを次のホップのノードに送信する。例えば、第1のシグナリングタイプインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される。理解を容易にするため、以下では、このケースについて詳細に説明する。
【0229】
図6を参照する。アップリンク送信の間、IABノードMTとIABノードDUとの間の信号交換は、以下のステップを含む。
【0230】
601:IABノードDUは、下位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信し、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを取得する。
【0231】
この実施形態において、下位レベルノードは、IABノードDUの子ノードである。アップリンク送信が実行されるため、IABノードDUは、下位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信する。
【0232】
任意選択で、IABノードDUは、送信チャネルから、下位レベルノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信し、送信チャネルに対応するLCIDに基づいて、送信チャネルで送信されたシグナリングメッセージのシグナリングタイプを知得する。
【0233】
任意選択で、IABノードDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプの、適応レイヤで下位レベルノードによって送信された、インジケーションを受信する。
【0234】
シグナリングタイプは、UE関連F1APメッセージ、又は非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0235】
任意選択で、シグナリングタイプは、さらに、UE関連タイプのF1APメッセージで搬送されたRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を示してよい。
【0236】
602:IABノードDUは、シグナリングメッセージと、第1のインジケーション情報とをIABノードMTに送信する。
【0237】
この実施形態において、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージのタイプ、例えば、UE関連タイプ、又は非UE関連タイプを示すために利用される。
【0238】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、さらに、UE関連タイプのF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を示してよい。
【0239】
603:IABノードMTは、シグナリングメッセージを、第1のインジケーション情報によって示されたシグナリングタイプに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを上位レベルノードに送信する。
【0240】
この実施形態において、IABノードMTは、第1のインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを知得する。加えて、送信チャネルが生成されるとき、IABノードMTは、シグナリングタイプと、送信チャネルとの間の対応関係を、IABドナーCUから受信してよい。このようにして、IABノードMTは、シグナリングメッセージを、対応関係に基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを上位レベルノードに送信する。
【0241】
加えて、IABノードMTは、さらに、次のホップの送信チャネルに基づいて、前のホップのマッピングを実行してよい。例えば、IABノードMTは、IABノードDUと、IABノードDUの子ノードとの間のものである送信チャネルのものと同じであるLCIDを有し、シグナリングメッセージが受信される送信チャネルを通じて、シグナリングメッセージをIABノードMTの親ノードに送信する。代替的に、IABノードMTは、IABドナーCUから取得されたマッピング関係、例えば、シグナリングメッセージのために利用される次のホップの送信チャネルと前のホップの送信チャネルとの間のマッピング関係、例えば、前のホップのLCIDと次のホップのLCIDとの間のマッピング関係に基づいて、シグナリングメッセージを、対応する前のホップのLCIDに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを上位レベルノードに送信してよい。このプロセスは、ステップ403のプロセスと類似している。ここでは詳細については再度説明されない。
【0242】
ステップ202及びステップ306におけるIABドナーDUとIABドナーCUとの間のシグナリング送信のステップについては、現在、2つの制御プレーンプロトコルスタックアーキテクチャ、即ち、代替2アーキテクチャと、代替4アーキテクチャとが、IAB SIにおいて同意されていることに留意されるべきである。例えば、代替2アーキテクチャは、
図7(a)~
図7(c)に示されている。UEのRRCメッセージは、送信のためのIABノード2DUのF1APメッセージ内にカプセル化される。IABノード2MTのRRCメッセージは、送信のためのIABノード1DUのF1APメッセージ内にカプセル化される。PDCPレイヤは、IABノード2DUのF1APメッセージと、IABノード1DUのF1APメッセージとの両方のセキュリティ保護のために利用される。全てのシグナリングは、送信のための、IABドナーにおける、IABドナーDUとIABドナーCUとの間のF1APメッセージで搬送される。代替4アーキテクチャは、
図8(a)~
図8(c)に示されている。制御プレーンプロトコルスタックアーキテクチャ代替4と代替2との間の違いは、DTLSが、IABノード2DUのF1APメッセージと、IABノード1DUのF1APメッセージとの両方のセキュリティ保護に利用されることにある。全てのシグナリングのルート送信は、IABドナーのIPを通じて実行される。
【0243】
即ち、代替2アーキテクチャにおいて、F1APメッセージは、IABドナーDUとIABドナーCUとの間の信号送信に利用される。代替4アーキテクチャにおいて、IPは、IABドナーDUとIABドナーCUとの間のルート送信に利用される。
【0244】
上述した2つの異なるアーキテクチャについては、ステップ202についての異なる詳細な実行方式があり、それらは以下で別々に説明される。
【0245】
1.代替2アーキテクチャにおけるIABドナーDUとIABドナーCUとの間の信号送信の方式
【0246】
202A1:IABドナーCUは、第1のインジケーション情報を含むF1APメッセージをIABドナーDUに送信する。
【0247】
この実施形態において、F1APメッセージが、代替2アーキテクチャにおけるIABドナーDUとIABドナーCUとの間の信号送信に利用されるため、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される。他の運用方式については、ステップ201~204を参照されたい。ここでは詳細について再度説明されない。
【0248】
任意選択で、第2のインジケーション情報が、送信のためのF1APメッセージで搬送されてもよい。他の運用方式については、ステップ201~204を参照されたい。ここでは詳細について再度説明されない。
【0249】
2.代替4アーキテクチャにおけるIABドナーDUとIABドナーCUとの間の信号送信の方式
【0250】
202B1:IABドナーCUは、第1のインジケーション情報を含む、IPヘッダフィールド内の、差異化サービスコードポイントDSCP、フローラベル(flow label)値、又は他のフィールドをIABドナーDUに送信する。
【0251】
この実施形態において、IPが、代替4アーキテクチャにおけるIABドナーDUとIABドナーCUとの間のルート送信に利用されるため、IABドナーCUは、第1のインジケーション情報をIPヘッダフィールドに含める。
【0252】
それに対応して、上述した違いが、代替4アーキテクチャと代替2アーキテクチャとの間に存在するため、第1のインジケーション情報の運用方式は、それに対応して異なり、具体的には、2つの実装、即ち、
1.IABドナーCUが、対応するDSCP又は対応するフローラベル値にシグナリングタイプをマッピングし、対応するDSCP又対応するフローラベル値を含むIPヘッダフィールドをIABドナーDUに送信することと、
2.IABドナーCUが、シグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを送信するための送信チャネルを決定し、送信チャネルの送信チャネル情報を含むIPヘッダフィールドをIABドナーDUに送信することと、を含む。理解を容易にするため、以下では、上述した2つの実装について具体的に説明する。
【0253】
1.IABドナーCUは、シグナリングタイプを、対応するDSCP又は対応するフローラベル値にマッピングし、対応するDSCP又は対応するフローラベル値を含むIPヘッダフィールドをIABドナーDUに送信する。
【0254】
この実施形態において、第1の実装は、さらに、2つの異なる運用方式、即ち、
(1)IABドナーDUが、DSCP/フローラベル値と送信チャネルとの間の第1のマッピング関係をIABドナーCUから取得することと、
(2)IABドナーDUが、代替的に、シグナリングタイプと送信チャネルとの間の第2のマッピング関係をIABドナーCUから取得することと、に細分化されてよい。以下では、2つの実装について説明する。
【0255】
(1)IABドナーDUは、DSCP/フローラベル値と送信チャネルとの間の第1のマッピング関係をIABドナーCUから取得する。
【0256】
この実施形態において、IABドナーDUは、DSCP/フローラベル値と、IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルとの間の対応関係をIABドナーCUから取得し、例えば、DSCP/フローラベル値と、送信チャネルに対応するLCIDとを取得する。例えば、DSCP/フローラベル値は、LCIDとの一対一対応の関係にある。
【0257】
IPヘッダフィールドからDSCP/フローラベル値を取得した後、IABドナーDUは、事前にIABドナーCUから取得された対応関係に基づいて、DSCP/フローラベル値によって示されたシグナリングを、LCIDに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングをIABノードに送信する。送信チャネルは、SRBであってよく、又は、RLCチャネルであってよい。
【0258】
(2)IABドナーDUは、シグナリングタイプと、送信チャネルとの間の第2のマッピング関係をIABドナーCUから取得する。
【0259】
この実施形態において、IABドナーDUは、DSCP/フローラベル値と、シグナリングメッセージのシグナリングタイプとの間の対応関係をIABドナーCUから取得する。
【0260】
IABドナーDUは、対応関係に基づいて、DSCP/フローラベル値によって示されたシグナリングを、対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングをIABノードに送信する。送信チャネルは、SRBであってよく、又は、RLCチャネルであってよい。送信チャネル構築プロセスにおいて、IABドナーDUは、異なるタイプのシグナリングについて、対応する送信チャネルを構築し、異なる論理チャネルに割り当てる。従って、IABドナーDUは、シグナリングタイプと、送信チャネルとの間の対応関係を知得しうる。
【0261】
2.IABドナーCUは、シグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを送信するための送信チャネルを決定し、送信チャネルの送信チャネル情報を含むIPヘッダフィールドをIABドナーDUに送信する。
【0262】
この実施形態において、IABドナーCUは、シグナリングタイプに基づいて、シグナリングメッセージを送信するための送信チャネルを決定する。例えば、シグナリングタイプは、UE関連タイプのF1APメッセージ、又は非UE関連タイプのF1APメッセージであってよい。任意選択で、シグナリングタイプは、さらに、UE関連F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ(例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2)を示してよい。送信チャネルは、SRBベアラ、又はBH RLCチャネルであってよい。送信チャネル情報は、送信チャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDであってよい。
【0263】
この実施形態において、2つの異なるアーキテクチャ代替2及び代替4において、異なる送信方式が、IABドナーCUとIABドナーDUとの間のダウンリンク信号送信を実装するために利用される。
【0264】
アップリンク信号送信について、2つの異なるアーキテクチャ代替2及び代替4においては、アクセスIABノードが、アップリンクシグナリングのベアラマッピングを実行する。詳細は以下のようになる。
【0265】
1.代替2アーキテクチャにおけるIABノード2とIABノード1との間のアップリンク送信の方式
【0266】
IABノード2は、送信対象アップリンクシグナリングメッセージのシグナリングタイプを決定する。シグナリングタイプは、UE関連F1APメッセージ、又は非UE関連F1APメッセージであってよい。
【0267】
任意選択で、シグナリングタイプは、さらに、UE関連タイプのF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプ、例えば、SRB0、SRB1、又はSRB2を示してよい。
【0268】
IABノード2MTは、IABノード2DUによって送信されたインジケーション情報、又は上位レイヤプロトコルスタックによって送信されたインジケーション情報に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージをIABノード1DUに送信する。インジケーション情報は、SRBベアラタイプのインジケーション情報、SRBベアラ+UE IDのインジケーション情報、UuインターフェースのLCID情報、Uuインターフェース+UE IDのLCID情報、UEベアラID情報、UEベアラID情報+UE ID、シグナリングタイプのインジケーション情報、又はシグナリングタイプ+UE IDのインジケーション情報であってよい。
【0269】
任意選択で、インジケーション情報を受信する前に、IABノード2MTは、さらに、以下のマッピング関係、即ち、
SRBベアラタイプと送信チャネルとの間のマッピング関係、
SRBベアラタイプ+UE IDと、送信チャネルとの間のマッピング関係、
Uuインターフェース上のLCIDと、送信チャネルとの間のマッピング関係、
Unインターフェース上のLCID+UE IDと、送信チャネルとの間のマッピング関係、
UEベアラIDと、送信チャネルとの間のマッピング関係、
UEベアラID+UE IDと、送信チャネルとの間のマッピング関係、
異なるシグナリングタイプと、送信チャネルとの間のマッピング関係、又は、
異なるシグナリングタイプ+UE IDと、送信チャネルとの間のマッピング関係の少なくとも1つ以上をIABドナーCUから取得して、アップリンクシグナリングメッセージのマッピングを実行してよい。
【0270】
例えば、SRBベアラタイプは、SRB0/SRB1/SRB2/SRB3であり、「/」は、「又は」を表し、送信チャネルは、IABノード2MTとIABノード1DUとの間の送信チャネルであり、新たに定義されたSRBベアラ又は既存のSRBベアラであってよく、又はBH RLCチャネルであってよく、SRBベアラは、SRBベアラタイプを利用することによって識別されてよく、BH RLCチャネルは、BH RLCチャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDを利用することによって識別されてよく、UE IDは、IABノード2DUのセル内の端末デバイスUEを一意に識別するために利用され、C-RNTIであってよく、又はIABノード2DUのセル識別子+C-RNTIであってよく、Uuインターフェース上のLCIDは、UEとIABノード2DUとの間のインターフェース上の論理チャネル識別子LCIDであり、UEベアラIDは、端末デバイスのベアラ識別子、又はベアラ識別子であり、異なるシグナリングタイプは、シグナリングタイプ、例えば、UE関連F1APメッセージ又は非UE関連F1APメッセージを示すために利用される。
【0271】
例えば、IABノード2MTが、マッピング関係をIABドナーCUから取得することは、IABノード2MTが、SRBベアラタイプと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得することであって、SRBベアラタイプは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある、ことを含む。代替的に、IABノード2MTは、SRBベアラタイプ+UE IDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、SRBベアラタイプ+UE IDは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、Uuインターフェース上のLCIDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、Uuインターフェース上のLCIDは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、Uuインターフェース上のLCID+UE IDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、Uuインターフェース上のLCID+UE IDは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、UEベアラIDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、UEベアラIDは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、UEベアラID+UE IDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、UEベアラID+UE IDは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、シグナリングタイプのインジケーション情報と、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、シグナリングタイプのインジケーション情報によって示されたシグナリングは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2MTは、シグナリングタイプのインジケーション情報+UE IDと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、シグナリングタイプのインジケーション情報+UE IDによって示されるシグナリングは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。
【0272】
この実施形態において、IABノード2MTは、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、受信されたインジケーション情報と、IABドナーCUから事前に取得されるマッピング関係とに基づいて、対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージをIABノード1DUに送信する。加えて、IABノード2MTは、シグナリングタイプのインジケーション情報を、適応レイヤを通じてIABノード1DUに送信し、シグナリングタイプのインジケーション情報は、明示的に又は暗示的に送信対象アップリンクデータのシグナリングタイプを示してよい。
【0273】
例えば、IABノード2MTは、RRCメッセージを利用することによって、マッピング関係をIABドナーCUから取得してよい。
【0274】
この実施形態において、ありうる実装として、IABノード2DUは、F1APメッセージを利用することによって、マッピング関係をIABドナーCUから取得してよい。次いで、IABノード2DUは、マッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングがマッピングされる送信チャネルを決定し、マッピングされた送信チャネルの識別子、例えば、BH RLCチャネルに対応する論理チャネルLCIDを、内部インターフェースを通じてIABノード2MTに送信する。IABノード2MTは、受信された送信チャネルの識別子に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングを、送信チャネルの識別子に対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングをIABノード1DUに送信する。
【0275】
2.代替4アーキテクチャにおけるIABノード2とIABノード1との間の信号送信の方式
【0276】
IABノード2は、DSCP/フローラベル値と送信チャネルとの間のマッピング関係をIABドナーCUから取得する。例えば、送信チャネルは、IABノード2MTとIABノード1DUとの間の送信チャネルであり、新たに定義されたSRBベアラ又は既存のSRBベアラであってよく、又は、BH RLCチャネルであってよく、SRBベアラは、SRBベアラタイプを利用することによって識別されてよく、BH RLCチャネルは、BH RLCチャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDを利用することによって識別されてよい。具体的には、例えば、IABノード2MTは、RRCメッセージを利用することによって、DSCP/フローラベル値と、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、DSCP/フローラベル値は、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にあり、BH RLCチャネルは、IABノード2MTとIABノード1DUとの間のBH RLCチャネルであり、BH RLCチャネルの識別子は、BH RLCチャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDであってよい。代替的に、IABノード2DUは、F1APメッセージを利用することによって、DSCP/フローラベルと、BH RLCチャネルの識別子とをIABドナーCUから取得し、DSCP/フローラベルは、BH RLCチャネルの識別子と一対一対応の関係にある。
【0277】
任意選択で、IABノード2は、さらに、以下のマッピング関係、即ち、
SRBベアラタイプと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
SRBベアラタイプ+UE IDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
Uuインターフェース上のLCIDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
Uuインターフェース上のLCID+UE IDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
UEベアラIDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
UEベアラID+UE IDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、
異なるシグナリングタイプと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係、又は
異なるシグナリングタイプ+UE IDと、DSCP/フローラベルとの間のマッピング関係の少なくとも1つ以上をIABドナーCUから取得してよい。
【0278】
例えば、SRBベアラタイプは、SRB0/SRB1/SRB2/SRB3であり、UE IDは、IABノード2DUのセル内の端末デバイスUEを一意に識別するために利用され、C-RNTIであってよく、又はIABノード2DUのセル識別子+C-RNTIであってよく、Uuインターフェース上のLCIDは、UEとIABノード2DUとの間のインターフェース上の論理チャネル識別子LCIDであり、UEベアラIDは、端末デバイスのベアラ識別子、又はベアラ識別子であり、異なるシグナリングタイプは、シグナリングタイプ、例えば、UE関連F1APメッセージ、又は非UE関連F1APメッセージを示すために利用される。
【0279】
例えば、IABノード2が、IABドナーCUからマッピング関係を取得することは、IABノード2が、SRBベアラタイプと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得することであって、SRBベアラタイプは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある、ことを含んでよい。代替的に、IABノード2は、SRBベアラタイプ+UE IDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、SRBベアラタイプ+UE IDは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、Uuインターフェース上のLCIDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、LCIDは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、Uuインターフェース上のLCID+UE IDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、LCID+UE IDは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、UEベアラIDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、UEベアラIDは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、UEベアラID+UE IDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、UEベアラID+UE IDは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、シグナリングタイプのインジケーション情報と、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、シグナリングタイプのインジケーション情報によって示されたシグナリングは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。代替的に、IABノード2は、シグナリングタイプのインジケーション情報+UE IDと、DSCP/フローラベル値とをIABドナーCUから取得し、シグナリングタイプのインジケーション情報+UE IDによって示されたシグナリングは、DSCP/フローラベル値と一対一対応の関係にある。
【0280】
マッピング関係は、F1APメッセージを利用することによって、IABドナーCUによってIABノード2DUに送信されてよく、IABノード2DUは、マッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応するDSCP/フローラベル値でラベル付けし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、送信のためのIPレイヤヘッダフィールドに含める。代替的に、マッピング関係は、RRCメッセージを利用することによって、IABドナーCUによってIABノード2MTに送信されてよく、IABノード2MTは、マッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応するDSCP/フローラベルでラベル付けし、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、送信のためのIPレイヤヘッダフィールドに含める。
【0281】
この実施形態において、IABノード2は、送信対象アップリンクシグナリングメッセージを、対応するDSCP/フローラベルでラベル付けし、次いで、IABドナーによって構成されたDSCP/フローラベルと、送信チャネルとの間のマッピング関係に基づいて、アップリンクベアラマッピングを実行する。他の任意選択の実装において、IABノード2DUは、F1APメッセージを利用することによって、マッピング関係をIABドナーCUから取得してよい。次いで、IABノード2DUは、マッピング関係に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングがマッピングされる送信チャネルを決定し、マッピングされた送信チャネルの識別子、例えば、BH RLCチャネルに対応する論理チャネルLCIDを、内部インターフェースを通じてIABノード2MTに送信する。IABノード2MTは、受信された送信チャネルの識別子に基づいて、送信対象アップリンクシグナリングを、送信チャネルの識別子に対応する送信チャネルにマッピングし、送信対象アップリンクシグナリングをIABノード1DUに送信する。
【0282】
加えて、この実施形態において、任意選択の実装において、IABノード2は、送信対象アップリンクシグナリングのシグナリングタイプを、適応レイヤを通じて、IABノード1に送信する。次いで、IABノード1は、送信対象アップリンクシグナリングのシグナリングタイプを、適応レイヤを通じて、IABドナーDUに送信する。IABドナーDUは、適応レイヤで搬送されるシグナリングタイプのインジケーション情報に基づいて、シグナリングタイプのインジケーション情報によって示されたシグナリングメッセージを、対応するDSCP/フローラベルにマッピングしてよく、シグナリングメッセージを含むIPレイヤヘッダフィールドをIABドナーCUに送信する。
【0283】
UE関連タイプのF1APメッセージ又は非UE関連タイプのF1APメッセージを送信するために利用される送信チャネルは、新たに定義された送信チャネルであることに留意されるべきである。従って、IABノードがネットワークにアクセスした後で、シグナリングメッセージ送信が開始する前に、対応する送信チャネルが構築される必要がある。理解を容易にするため、以下では、送信チャネルを構築する具体的な方式について説明する。
図9を参照する。
【0284】
図9に示すように、この出願のこの実施形態における送信チャネルを構築するための方法は、以下のステップを含む。
【0285】
901:IABノードは、IABノードインジケーション情報をIABドナーDUに送信する。
【0286】
この実施形態において、IABノードインジケーション情報は、IABドナーCUに、現在ネットワークにアクセスしているデバイスが、普通のユーザ機器UEではなくて、IABノードであることを示して、送信チャネルを構築する手順をトリガするために利用される。例えば、IABノードインジケーション情報は、RRCセットアップ要求メッセージで搬送されてよく、又はRRCセットアップ完了メッセージで搬送されてよい。
【0287】
902:IABドナーDUは、IABノードインジケーション情報をIABドナーCUに送信する。
【0288】
この実施形態において、IABドナーDUは、IABノードインジケーション情報をIABドナーCUに送信し、それによって、IABドナーCUは、送信チャネルを構築するステップをトリガする。例えば、IABノードインジケーション情報は、RRCセットアップ要求メッセージ又はRRCセットアップ完了メッセージで搬送されてよい。IABドナーDUは、RRCセットアップ要求メッセージ又はRRCセットアップ完了メッセージを含むUL RRCメッセージ転送メッセージをIABドナーCUに送信して、IABノードインジケーション情報を送信する。
【0289】
903:IABドナーCUは、IABノードインジケーション情報と、第1の構成インジケーション情報とをIABドナーDUに送信する。
【0290】
この実施形態において、ステップ901及び902において、IABノードインジケーション情報は、RRCメッセージで搬送され、IABドナーDUは、IABノードインジケーション情報を、解析を通じてメッセージから取得する能力を有しない。従って、IABドナーDUは、RRCメッセージをIABドナーCUに送信する必要があり、IABドナーCUは、IABノードインジケーション情報を、解析を通じてRRCメッセージから取得し、次いで、F1APメッセージを利用することによって、IABノードインジケーション情報をIABドナーDUに送信し、次いで、IABドナーDUは、現在ネットワークにアクセスしているデバイスがIABノードであることを知ることができる。
【0291】
第1の構成インジケーション情報は、IABドナーDUに、対応するベアラ構成情報を、UE関連F1APメッセージと非UE関連F1APメッセージとに別々に割り当てるように指示するために利用される。例えば、第1の構成インジケーション情報は、SRB IDであってよい。例えば、SRBx IDは、UE関連タイプのF1APメッセージを搬送するために利用され、SRBy IDは、非UE関連タイプのF1APメッセージを搬送するために利用される。
【0292】
任意選択で、第1の構成インジケーション情報は、代替的に、UE関連F1APメッセージ及び/又は非UE関連F1APメッセージについて、対応するRLCチャネルを構築することを要求するためのインジケーション情報であってよい。
【0293】
904:IABドナーDUは、UE関連タイプのF1APメッセージ及び非UE関連タイプのF1APメッセージのための下位レイヤ構成を別々に実行する。
【0294】
この実施形態において、IABドナーDUは、UE関連タイプのF1APメッセージ及び非UE関連タイプのF1APメッセージのための下位レイヤ構成を、第1の構成インジケーション情報のインジケーションに基づいて実行する。下位レイヤ構成は、RLC/MAC/論理チャネル構成などであってよい。
【0295】
905:IABドナーDUは、構成された送信チャネル情報をIABドナーCUに送信する。
【0296】
この実施形態において、送信チャネル情報は、送信チャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDを含み、UEコンテキストセットアップ応答メッセージで搬送されて、IABドナーDUによってIABドナーCUに送信される。
【0297】
906:IABドナーCUは、構成された送信チャネル情報をIABノードに送信する。
【0298】
この実施形態において、IABドナーCUは、構成された送信チャネル情報を、IABノード内のIABノードMTに送信し、シグナリングタイプに対応し、かつIABドナーDUとIABノードMTとの間のものである送信チャネルを構築する。
【0299】
任意選択で、UE関連タイプのF1APメッセージについて、IABドナーDUは、さらに、F1APメッセージで搬送されるRRCメッセージの、Uuインターフェース上で搬送されるSRBタイプに基づいて、IABノードMTとIABドナーDUとの間の異なるSRB又はBH RLCチャネルを構築して、F1APメッセージを送信してよい。
【0300】
この実施形態において、IABノードのネットワークアクセス手順において、IABドナーCUは、IABドナーDUに、シグナリングメッセージに対応し、かつIABドナーDUとIABノードMTとの間のものである送信チャネルを構築するように指示し、この出願の上述したマッピング方法を実装する。加えて、マルチホップバックホールシナリオにおいて、IABドナーCUは、さらに、シグナリングメッセージに対応し、かつIABノード1DUとIABノード2MTとの間のものである送信チャネルを構築するように指示してよい。ここでは詳細については再度説明されない。
【0301】
送信チャネルを構築するプロセスは、シグナリングオーバーヘッドを抑えるために、シグナリングメッセージを送信するステップが開始する前に完了されることに留意されるべきである。任意選択で、送信チャネルは、代替的に、ネットワークアクセスプロセスにおいて構築されなくてよく、対応する送信チャネルは、各シグナリングメッセージが送信される前に構築される。例えば、IABドナーDUは、IABドナーDUとIABノードMTとの間のSRBy又はBH RLCチャネルyを、非UE関連F1APメッセージをIABノードMTに送信する前に構築する。上述した方式で構築される任意の送信チャネルは、この出願の保護範囲に含まれる。送信チャネルを構築してシグナリングを送信する具体的なシーケンスは、この出願において限定されない。
【0302】
非UE関連タイプのF1APメッセージがマッピングされる送信チャネルは、代替的に、デフォルト送信チャネル又は予め定義された送信チャネルであってよいことに留意されるべきである。送信チャネルは、新たに定義されたSRBベアラ又は既存のSRBベアラであってよく、又はBH RLCチャネルであってよい。例えば、IABノードがネットワークにアクセスする後で、シグナリングメッセージ送信が開始する前に、デフォルトBH RLCチャネルが、IABノードと、IABノードの親ノードとの間、又は、IABノードと、IABノードの子ノードとの間で構築される必要がある。送信対象シグナリングメッセージが、非UE関連タイプのF1APメッセージである場合、IABノードは、非UE関連タイプのF1APメッセージを、デフォルトBH RLCチャネルにマッピングし、非UE関連タイプのF1APメッセージを、IABノードの親ノード(アップリンク送信のため)、又はIABノードの子ノード(ダウンリンク送信のため)に送信してよい。
【0303】
通信装置は、上述した機能を実装するために、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されうる。当業者は、この明細書で開示された実施形態で説明された例のモジュール及びアルゴリズムステップを組み合わせ、この出願は、ハードウェア、又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装されうることを容易に知るべきである。機能が、ハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアのいずれによって実行されるかは、技術的解決策の特別な応用及び設計制約に依存する。当業者は、各特別な応用のために説明された機能を実装するための異なる方法を利用してよいが、それは、実装がこの出願の範囲を超えるとみなされるべきではない。
【0304】
ハードウェア構造の視点から、マッピング方法は、物理デバイスによって実装されてよく、又は、複数の物理デバイスによって共同で実装されてよく、又は、物理デバイス内の論理機能モジュールによって実装されてよい。このことは、この出願の実施形態において特に限定されない。
【0305】
例えば、マッピング方法は、
図10の通信装置によって実装されうる。
図10は、この出願の実施形態による通信装置のハードウェア構造の模式図である。通信装置は、本発明の実施形態における、IABドナー、IABドナーDU、IABドナーCU、IABノード、IABノードMT、又はIABノードDUであってよい。通信装置は、少なくとも1つのプロセッサ1001と、通信ライン1002と、メモリ1003と、少なくとも1つの通信インターフェース1004とを含む。
【0306】
プロセッサ1001は、汎用中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、又は、この出願の解決策におけるプログラム実行を制御するように構成された1つ以上の集積回路であってよい。
【0307】
通信ライン1002は、上述した要素の間で情報を転送するためのパスを含んでよい。
【0308】
トランシーバなどの任意の装置を利用する通信インターフェース1004は、他のデバイス又は通信ネットワーク、例えば、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)と通信するように構成される。
【0309】
メモリ1003は、リードオンリーメモリ(read-only memory, ROM)、静的な情報及び命令を格納可能な他のタイプの静的ストレージデバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は、情報及び命令を格納可能な他のタイプの動的ストレージデバイスであってよく、或いは、電気的消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)、他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスクストレージ媒体、他の磁気ストレージデバイス、又は、命令の形式又はデータ構造の形式で予想されるプログラムコードを包含又は格納可能な又はコンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体であってよいが、それらに限定されない。メモリは、独立に存在してよく、通信ライン1002を利用することによってプロセッサに接続される。代替的に、メモリは、プロセッサに統合されてよい。
【0310】
例えば、メモリ1003は、この出願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。プロセッサ1001は、メモリ1003に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成され、この出願の以下の実施形態で提供される方法を実装する。
【0311】
任意選択で、この出願の実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードと称されることもある。このことは、この出願のこの実施形態において特に限定されない。
【0312】
具体的な実装の間、実施形態において、プロセッサ1001は、
図10のCPU0及びCPU1などの1つ以上のCPUを含んでよい。
【0313】
具体的な実装の間、実施形態において、通信装置は、
図10のプロセッサ1001などの複数のプロセッサを含んでよい。プロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってよく、又は、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってよい。ここで、プロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つ以上のデバイス、回路、及び/又は処理コアと称されることがある。
【0314】
具体的に実装の間、実施形態において、通信装置は、さらに、出力デバイス1005と、入力デバイス1006とを含んでよい。出力デバイス1005は、プロセッサ1001と通信し、複数の方式で情報を表示してよい。例えば、出力デバイス1005は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(light emitting diode, LED)ディスプレイデバイス、カソードレイチューブ(cathode ray tube, CRT)ディスプレイデバイス、又はプロジェクタ(projector)であってよい。入力デバイス1006は、プロセッサ1001と通信し、複数の方式でユーザの入力を受信してよい。例えば、入力デバイス1006は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又はセンシングデバイスであってよい。
【0315】
上述した通信装置は、汎用デバイス、又は専用デバイスであってよい。具体的な実装の間、通信装置は、サーバ、無線端末デバイス、組み込みデバイス、又は、
図10のものと類似の構造を有するデバイスであってよい。通信装置のタイプは、この出願のこの実施形態において限定されない。
【0316】
この出願のこの実施形態において、通信装置は、上述した方法例に基づいて、機能ユニットに分割されてよい。例えば、各機能ユニットは、それぞれ対応する機能に基づく分割を通じて得られてよく、又は、2つ以上の機能が、1つの処理ユニットに統合されてよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、又は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。この出願の実施形態において、ユニットへの分割は例であり、単なる論理機能分割にすぎないことに留意されるべきである。実際の実装の間、他の分割方式が利用されてよい。
【0317】
例えば、機能ユニットが統合方式で分割されるとき、
図11は、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUの模式的な構造図であり、
図12は、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUの模式的な構造図であり、
図13は、統合アクセス及びバックホールノードIABノードの模式的な構造図である。
【0318】
図11に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるIABドナーDUは、統合アクセス及びバックホールドナー集約ユニットIABドナーCUによって送信されるシグナリングメッセージと、第1のインジケーション情報とを受信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことを行うように構成された受信ユニット1101と、受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを統合アクセス及びバックホールノードIABノードに送信するように構成された送信ユニット1102と、を含む。例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。
【0319】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、さらに、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0320】
任意選択で、受信ユニット1101は、IABドナーCUによって送信された第2のインジケーション情報を受信するようにさらに構成され、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。それに対応して、送信ユニット1102は、受信ユニット1101によって受信された第2のインジケーション情報に基づいて、シグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージをIABノードに送信するようにさらに構成される。
【0321】
任意選択で、送信ユニット1102は、
受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報が、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであることを示す場合、IABノードに、第1の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連するF1APメッセージを送信することであって、第1の送信チャネルは、新たに定義されたSRBx又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルxであり、例えば、xは、0、1、2、又は3ではない、ことを行う、又は、
受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報が、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連しないF1APメッセージであることを示す場合、IABノードに、第2の送信チャネルを通じて、アクセス端末に関連しないF1APメッセージを送信することであって、第2の送信チャネルは、新たに定義されたSRBy又はRLCチャネルyであり、例えば、yは、0、1、2、3、又はxではない、ことを行うようにさらに構成される。
【0322】
任意選択で、シグナリングメッセージのシグナリングタイプが、アクセス端末に関連するF1APメッセージである場合、送信ユニット1102は、受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB0であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第3の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第3の送信チャネルは、新たに定義されたSRBz、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルzであり、例えば、zは、0、1、2、3、x、又はyではない、ことを行う、又は、
受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB1であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第4の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第4の送信チャネルは、新たに定義されたSRBm、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルmであり、例えば、mは、0、1、2、3、x、y、又はzではない、ことを行う、又は、
受信ユニット1101によって受信された第1のインジケーション情報又は第2のインジケーション情報が、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプがSRB2であることを示す場合には、アクセス端末に関連するF1APメッセージを第5の送信チャネルにマッピングし、アクセス端末に関連するF1APメッセージをIABノードに送信することであって、第5の送信チャネルは、新たに定義されたSRBn、又は無線リンク制御チャネルRLCチャネルnであり、例えば、nは、0、1、2、3、x、y、z、又はmではない、ことを行うように構成される。
【0323】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送され、又は第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される。
【0324】
任意選択で、第1のインジケーション情報が、IPヘッダフィールド内のDSCPフィールド又はフローラベルフィールドで搬送される場合、受信ユニット1101は、
IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルに対応する識別子と、IABドナーCUによって送信されるDSCP又はフローラベルの値とを受信することであって、例えば、DSCP又はフローラベルの値は、送信チャネルに対応する識別子と一対一対応の関係にある、ことを行う、又は、
シグナリングメッセージのシグナリングタイプと、IABドナーCUによって送信されるDSCP又はフローラベルの値とを受信することであって、例えば、シグナリングメッセージのタイプは、DSCP又はフローラベルの値と一対一対応の関係にある、ことを行うようにさらに構成される。
【0325】
任意選択で、IABドナーDUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築するように構成された構築ユニット1103をさらに含む。
【0326】
図12に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるIABドナーCUは、IABドナーCUは、統合アクセス及びバックホールドナー分散ユニットIABドナーDUに、シグナリングメッセージ及び第1のインジケーション情報を送信することであって、第1のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプを示すために利用される、ことを行うように構成された送信ユニット1201を含む。例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む。
【0327】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すためにさらに利用される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0328】
任意選択で、送信ユニット1201は、第2のインジケーション情報をIABドナーDUに送信することであって、第2のインジケーション情報は、シグナリングメッセージのシグナリングタイプがアクセス端末に関連するF1APメッセージであるとき、アクセス端末に関連するF1APメッセージで搬送されるRRCメッセージに対応するSRBベアラタイプを示すために利用される、ことを行うようにさらに構成される。例えば、SRBベアラタイプは、SRB0、SRB1、又はSRB2のいずれか1つである。
【0329】
任意選択で、第1のインジケーション情報は、F1APメッセージで搬送される、又は、第1のインジケーション情報は、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される。
【0330】
任意選択で、第1のインジケーション情報が、IPヘッダフィールド内の差異化サービスコードポイントDSCPフィールド又はフローラベル(flow label)フィールドで搬送される場合、送信ユニット1201は、
IABドナーDUとIABノードとの間の送信チャネルに対応する識別子と、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信することであって、例えば、DSCP又はフローラベルの値は、送信チャネルに対応する識別子と一対一対応の関係にある、ことを行う、又は、
シグナリングメッセージのシグナリングタイプと、DSCP又はフローラベルの値とをIABドナーDUに送信することであって、例えば、シグナリングメッセージのタイプは、DSCP又はフローラベルの値と一対一対応の関係にある、ことを行うようにさらに構成される。
【0331】
任意選択で、IABドナーCUは、シグナリングメッセージのシグナリングタイプに対応し、かつIABノードとIABドナーDUとの間のものである送信チャネルを構築するように、IABドナーDUに指示するように構成された指示ユニット1202をさらに含む。
【0332】
図13に示すように、この出願のこの実施形態において提供されるIABノードは、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージを受信するように構成された受信ユニット1301と、受信ユニット1301によって受信されたシグナリングメッセージを、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルにマッピングし、シグナリングメッセージを第2のノードに送信することであって、例えば、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプは、アクセス端末に関連するF1APメッセージ、又はアクセス端末に関連しないF1APメッセージを含む、ことを行うように構成された送信ユニット1302とを含む。
【0333】
任意選択で、受信ユニット1301は、第1のノードによって送信されたシグナリングメッセージに対応する送信チャネルに対応する識別子を取得するようにさらに構成される。
【0334】
それに対応して、IABノードは、送信チャネルに対応し、かつ受信ユニット1301によって受信された識別子に基づいて、シグナリングメッセージに対応する送信チャネルを決定するように構成された決定ユニット1303をさらに含む。
【0335】
任意選択で、送信チャネルに対応する識別子は、送信チャネルに対応する論理チャネル識別子LCIDである。
【0336】
任意選択で、受信ユニット1301は、適応レイヤから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得することであって、適応レイヤは、IABノードと第1のノードとの間のプロトコルレイヤである、ことを行うようにさらに構成される。
【0337】
任意選択で、IABノードは、IABノード分散ユニットDUと、IABノードモバイル端末ユニットMTとを含む。
【0338】
受信ユニット1301は、IABノードDUから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得する、又は、IABノードMTの上位レイヤプロトコルスタックから、シグナリングメッセージに対応するシグナリングタイプを取得するようにさらに構成される。
【0339】
上述した実装の説明に基づいて、当業者は、この出願が、必要なユニバーサルハードウェアに加えてソフトウェアによって実装されてよく、又は、もちろん、専用集積回路、専用CPU、専用メモリ、専用コンポーネントなどを含む専用ハードウェアによって実装されてよいことを明確に理解しうる。通常、コンピュータプログラムによって完備される全ての機能は、対応するハードウェアを利用することによって容易に実装されうるし、同じ機能を実装するために利用される具体的なハードウェア構造は、様々な形態のもの、例えば、アナログ回路、デジタル回路、又は専用回路の形態であってもよい。しかし、この出願において、ソフトウェアプログラム実装は、ほとんどのケースにおいて、より良い実装である。そのような理解に基づき、本質的に又は部分的に現在の技術に寄与する、この出願の技術的解決策は、ソフトウェア製品の形態で実装されうる。コンピュータソフトウェア製品は、フロッピーディスク、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM, Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM, Random Access Memory)、磁気ディスク、又はコンピュータの光ディスクなどの可読記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、通信装置などであってよい)に、この出願の実施形態における方法を実行するように指示するための様々な命令を含む。
【0340】
上述した実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを利用することによって実装されうる。ソフトウェアが実装のために利用されるとき、実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されうる。
【0341】
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本発明の実施形態における手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよく、又は、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタルサブスクライバ回線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で伝送されうる。コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上の利用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのコンピュータ又はデータストレージデバイスによって格納されることができる任意の利用可能な媒体である。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk (SSD))などである。
【0342】
当業者は、実施形態における方法の全部又は一部のステップが、関連ハードウェアに命令するプログラムによって実装されうることを理解しうる。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されうる。記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスクなどを含みうる。
【0343】
上記では、本発明の実施形態において提供されるマッピング方法、ノード、通信装置、及び記憶媒体について詳細に説明している。この明細書において、具体的な例は、本発明の原理及び実装について説明するために利用され、実施形態の説明は、本発明の方法及びコアアイデアを理解することを助けることのみが意図されている。加えて、当業者は、本発明のアイデアに基づいて、特定の実装及び応用範囲に修正を加えうる。従って、この明細書の内容は、本発明に対する限定として解釈されるべきではない。