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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】近距離通信連結方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/145 20060101AFI20231219BHJP
   A61B 5/00 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
A61B5/145
A61B5/00 102A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022502305
(86)(22)【出願日】2020-03-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-20
(86)【国際出願番号】 KR2020003517
(87)【国際公開番号】W WO2021010569
(87)【国際公開日】2021-01-21
【審査請求日】2022-01-13
(31)【優先権主張番号】10-2019-0087041
(32)【優先日】2019-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジスン
【審査官】北島 拓馬
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第09980140(US,B1)
【文献】特表2016-517317(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2016-0066532(KR,A)
【文献】特開2018-042058(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0365694(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/00 - 5/398
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人体に付着されて血糖を連続的に測定する身体付着ユニットと通信端末機の通信を連結するために前記身体付着ユニットの接続情報を、前記通信端末機が獲得する段階と、
前記接続情報のうちで前記身体付着ユニットの識別子を利用して前記通信端末機に通信連結することができる装置で前記身体付着ユニットの識別子と一致する身体付着ユニットを、前記通信端末機が検索して選択する段階と、
前記接続情報のうちで前記身体付着ユニットの固有番号を利用して前記選択された身体付着ユニットと通信端末機との間の通信を、前記通信端末機が連結する段階と、
前記身体付着ユニットと通信端末機との間の通信が連結されれば、前記通信端末機が、前記通信端末機を使用する使用者情報及び前記獲得された身体付着ユニットの接続情報をサーバーに送ってバックアップする段階と、
前記通信端末機と通信連結された前記身体付着ユニットのうちで使用期間の残っている前記身体付着ユニットを、前記サーバーが検証する段階と、
前記通信端末機と通信連結された前記身体付着ユニットのうちで使用期間の残っている1又は複数の前記身体付着ユニットのリストを、前記通信端末機に、前記サーバーが送信する段階と、
前記通信端末機と身体付着ユニットの通信連結が切れた場合、前記通信端末機が、前記通信端末機と身体付着ユニットの通信を再連結するために前記通信端末機から前記サーバーにバックアップされた前記身体付着ユニットの接続情報を要請する段階と、
前記サーバーが、前記サーバーから前記通信端末機に前記身体付着ユニットの固有番号を含む接続情報を送る段階と、
前記通信端末機が、前記サーバーから受信された身体付着ユニットの接続情報を利用して前記通信端末機と身体付着ユニットの通信を再連結する段階と、
を含む
近距離通信連結方法。
【請求項2】
前記身体付着ユニットの接続情報は、前記身体付着ユニットの識別子情報及び固有番号情報が含まれた映像認識コードを前記通信端末機が認識して獲得することを特徴とする請求項1に記載の近距離通信連結方法。
【請求項3】
前記通信端末機と身体付着ユニットの通信連結はブルートゥース(登録商標)通信規格によって通信連結されることを特徴とする請求項2に記載の近距離通信連結方法。
【請求項4】
前記映像認識コードは、一つ以上の情報を含むQRコード(登録商標)またはバー(bar)コードであることを特徴とする請求項2に記載の近距離通信連結方法。
【請求項5】
前記サーバーに送る使用者情報は、前記通信端末機にログインされた使用者のID、前記通信端末機のシリアル番号、前記通信端末機のネットワーク住所のうちで何れか一つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の近距離通信連結方法。
【請求項6】
前記通信端末機は、前記身体付着ユニットの活性化時点情報及び使用期間情報を前記サーバーに送信し、
前記サーバーは、前記身体付着ユニットの前記活性化時点情報及び前記使用期間情報を使用して前記身体付着ユニットの使用期間の残りを計算する
請求項1に記載の近距離通信連結方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続血糖測定システムの近距離通信連結方法に関するものであり、より詳細には、連続的に血糖を測定するための連続血糖測定器の身体付着ユニットと通信端末機の通信連結を早くて正確にすることができる連続血糖測定システムの近距離通信連結方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は全世界的に主要死亡原因及び身体障碍を誘発する要因であり、それによって、多い人々が糖尿病によって健康上に問題が発生している。特に、糖尿病は、心臓及び腎臓疾病、失明、神経損傷及び高血圧を誘発する深刻な疾病である。長期間の臨床研究を見る時、血糖値を適当に調節することによって合併症が誘発されることを著しく減少させることができる。したがって、糖尿病は持続的に管理することが重要であるが、重要な要因は血糖値を自己モニタリングすることである。
【0003】
このような要求によって使用者が直接使用者の血糖を検査することができる自家バイオ測定器が広く普及されて使用される。一般な血糖測定器は検査紙であるセンサーストリップに使用者の血液をつけて使用者の血糖値を測定する。すなわち、血液をつけたセンサーストリップを血糖測定器に挿入してセンサーストリップを通じて測定された血糖値を血糖測定器に表示する。
【0004】
この時、採取された血液とセンサーストリップ内の反応物質が電気化学的反応によって発生された電気的信号を血糖測定器が受信し、血糖値を測定する。このような採血式血糖測定器(finger prick method)は、糖尿病患者の血糖管理にお手助けになるが、測定当時の結果だけ示すために頻りに変化する血糖数値を正確に把握することが難しい問題がある。
【0005】
糖尿病患者は、一般に高血糖及び低血糖状態を行き交うが、応急状況は低血糖状態で発生し、糖分供給が長い間持続しなければ、意識を失うか、または最悪の場合命を失うこともある。したがって、低血糖状態を即刻に見つけることは、糖尿病患者に非常に重要である。しかし、間歇的に血糖を測定する採血式血糖測定器は明らかな限界がある。
【0006】
このような採血式血糖測定器の限界を乗り越えるため、人体内に挿入して水分間隔で血糖を測定する連続血糖測定システム(CGMS、Continuous Glucose Monitoring System)が開発されたし、これを利用して糖尿病患者の管理と応急状況に容易に対処することができる。
【0007】
このような連続血糖測定システムは、人体に挿入されて使用者の血液のような、検査物質を採取して血糖を測定するための身体付着ユニットと身体付着ユニットと通信して身体付着ユニットで測定された血糖値を表示するための通信端末機を含む。身体付着ユニットと通信端末機はお互いにデータを送受信するために通信連結過程を通さなければならない。
【0008】
従来にブルートゥース(登録商標)通信規格を利用して身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結をする過程を見れば次のようである。通信端末機でブルートゥースを活性化すれば、通信端末機はブルートゥース通信を通じて接続可能な装置を検索し、以後ブルートゥース通信接続可能な装置の識別子を通信端末機の表示部に表示する。使用者は表示された装置の識別子のうちで接続しようとする身体付着ユニットに該当する識別子を選択し、通信端末機に選択された身体付着ユニットの固有番号(例えば、ピン(PIN)コード)を入力して最終的に身体付着ユニットと通信端末機との間のブルートゥース通信を連結する。
【0009】
前記のように、身体付着ユニットと通信端末機との間の通信を連結するために複数の段階を通さなければならないし、複雑な数字や文字でなされた身体付着ユニットの固有番号を通信端末機に入力する必要がある。身体付着ユニットは使用者の血糖情報を測定する装置でデジタル機器に慣れない老弱者が使用する場合が多いが、これらにこのような身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結過程は容易でないか、または身体付着ユニットの固有番号を間違って入力して身体付着ユニットと通信端末機との間の通信をまともに連結することが易しくない問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、連続血糖測定システムの身体付着ユニットと通信端末機をより易しくて直観的に通信連結することができる連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を提供することである。
【0011】
また、本発明が解決しようとする課題は、身体付着ユニットと通信端末機の通信連結された以後に、通信連結が切れる場合、再び通信連結をする時身体付着ユニットに対する情報を紛失した場合に身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結が易しくできる連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の一実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法は、人体に付着されて血糖を連続的に測定する身体付着ユニットと通信端末機の通信を連結するために前記身体付着ユニットの接続情報を獲得する段階と、前記接続情報のうちで前記身体付着ユニットの識別子を利用して前記通信端末機に通信連結することができる装置で前記身体付着ユニットの識別子と一致する身体付着ユニットを検索して選択する段階と、及び前記接続情報のうちで前記身体付着ユニットの固有番号を利用して前記選択された身体付着ユニットと通信端末機との間の通信を連結する段階と、を含むことができる。
【0013】
前記身体付着ユニットの接続情報は、前記身体付着ユニットの識別子情報及び固有番号情報が含まれた映像認識コードを前記通信端末機が認識して獲得することができる。
【0014】
前記通信端末機と身体付着ユニットの通信連結はブルートゥース通信規格によって通信連結されることができる。
【0015】
前記映像認識コードは、一つ以上の情報を含むQRコード(登録商標)またはバー(bar)コードであることができる。
【0016】
前記身体付着ユニットが選択されれば、前記通信端末機が前記身体付着ユニットから前記身体付着ユニットの固有番号に対する情報を受信する段階をさらに含み、前記身体付着ユニットと通信端末機との間の通信を連結する段階は、前記身体付着ユニットから受信された固有番号に対する情報と前記接続情報のうちで前記身体付着ユニットの固有番号が一致する時通信を連結することができる。
【0017】
前記身体付着ユニットと通信端末機との間の通信が連結されれば、前記通信端末機を使用する使用者情報及び前記獲得された身体付着ユニットの接続情報をサーバーに送る段階をさらに含むことができる。
【0018】
前記サーバーに送る使用者情報は、前記通信端末機にログインされた使用者のID、前記通信端末機のシリアル番号、前記通信端末機のネットワーク住所のうちで何れか一つ以上を含むことができる。
【0019】
前記通信端末機と身体付着ユニットの通信連結が切れた場合、前記通信端末機と身体付着ユニットの通信を再連結するために前記通信端末機から前記サーバーに前記身体付着ユニットの情報を要請する段階と、前記サーバーから前記通信端末機に前記身体付着ユニットの固有番号を含む情報を送る段階と、及び前記サーバーから受信された身体付着ユニットの固有番号を利用して前記通信端末機と身体付着ユニットの通信を再連結する段階と、をさらに含むことができる。
【0020】
前記サーバーから前記身体付着ユニットの情報が要請されれば、前記通信端末機に通信連結された記録がある身体付着ユニットのリストを前記サーバーから前記通信端末機に送る段階と、前記サーバーから受信された身体付着ユニットのリストのうちで前記通信端末機から前記サーバーに通信連結しようとする身体付着ユニットに対する情報を要請する段階と、及び前記サーバーから前記通信端末機に要請された身体付着ユニットの固有番号に対する情報が含まれた情報を送る段階をさらに含み、前記通信端末機と身体付着ユニットの通信を再連結する段階は、前記サーバーから受信された身体付着ユニットの固有番号を利用して通信を再連結することができる。
【0021】
前記サーバーから前記通信端末機に送る身体付着ユニットのリストは、前記身体付着ユニットの使用期間が残っている身体付着ユニットに対するリストであることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、連続血糖測定器の身体付着ユニットと通信端末機をブルートゥース通信規格を利用して通信連結を遂行し、この時、身体付着ユニットの接続コードを利用して身体付着ユニットの識別子を検索し、検索された身体付着ユニットの固有情報を利用して身体付着ユニットと通信端末機の通信を連結することで、身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結をより直観的に早くすることができる効果がある。
【0023】
さらに、映像認識コードを利用して身体付着ユニットに対する情報を通信端末機で獲得して身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結を遂行することができて、使用者は映像認識コードを撮影する過程だけで身体付着ユニットと通信端末機の通信を連結することができる効果がある。
【0024】
また、身体付着ユニットに対する情報がなくても通信端末機で獲得された身体付着ユニットの情報をサーバーに送ってバックアップするために、以後通信端末機と身体付着ユニットの通信を再び連結する時、サーバーにバックアップされた情報を利用して身体付着ユニットを再び通信端末機に通信連結することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0026】
図2は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの身体付着ユニットを人体に付着するためのアプリケーターを示した図面である。
【0027】
図3及び図4は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムで身体付着ユニットをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0028】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結がなされることに対して説明するための図面である。
【0029】
図6は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機で通信連結のためにQRコードを認識する状態を示した図面である。
【0030】
図7は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機を示したブロック図である。
【0031】
図8は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を説明するための流れ図である。
【0032】
図9は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を説明するための流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
本発明の望ましい実施例に対して添付された図面を参照してさらに具体的に説明する。
【0034】
図1は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムを示した概略図である。
【0035】
図1を参照すれば、本発明の一実施例による連続血糖測定システム100は、身体付着ユニット110及び通信端末機120を含む。
【0036】
身体付着ユニット110は、身体に付着され、人体の体液を周期的に抽出して血糖を測定する。そして、測定された血糖データを通信端末機120に送る。本実施例で、身体付着ユニット110と通信端末機120は、無線通信方式で通信がなされることができる。
【0037】
身体付着ユニット110は、人体の体液を周期的に抽出して血糖を測定するために身体の測定位置に付着することができるし、身体付着ユニット110に含まれたセンサーの一端が身体に挿入された状態が維持されることができる。
【0038】
本実施例で、身体付着ユニット110を身体に付着するためにアプリケーターが利用されることができる。このようなアプリケーターに対しては後述する。
【0039】
通信端末機120は身体外部に別途の端末機で具備され、身体付着ユニット110から信号を受信して測定された結果である血糖データを保存して表示することができる。本実施例で、通信端末機120はスマートフォン、タブレットPC、またはノートブックのように身体付着ユニット110と通信することができる移動端末機が利用されることができる。勿論、通信端末機120はこれに限定されるものではなく、通信機能を含んでプログラムやアプリケーションが設置されることができる端末機ならどのような種類の端末機であることもできる。
【0040】
通信端末機120は身体付着ユニット110から受信された情報を保存してデータベース化して保存することができるし、また、表示装置を利用して使用者が確認できるように外部に表示することができる。
【0041】
図2は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの身体付着ユニットを人体に付着するためのアプリケーターを示した図面であり、図3及び図4は本発明の一実施例による連続血糖測定システムで身体付着ユニットをアプリケーターを利用して人体に付着する過程を説明するための図面である。
【0042】
先ず、図2を参照してアプリケーター130に対して説明する。アプリケーター130は、身体付着ユニット110を内部に具備し、使用者の操作で身体付着ユニット110を外部に吐出して使用者の特定身体部位に付着させるように作動する。すなわち、アプリケーター130は内部に配置された身体付着ユニット110を外部に吐出させる動作で身体付着ユニット110を身体の肌に付着させることができるように製造される。したがって、使用者は別途の付加作業をしなくても身体付着ユニット110を肌に付着させることができる。
【0043】
アプリケーター130は図2乃至図4に示されたように、一面が開放された形状で形成され、身体付着ユニット110がアプリケーター130の開放された一面を通じてアプリケーター130に設置される。そして、アプリケーター130の最初1回作動を通じて内部に配置された身体付着ユニット110を外部に吐出させることができるし、以後、他の身体付着ユニット110をアプリケーター130に挿入して使用することができないように構成されることができる。本実施例で、アプリケーター130は再使用が不可能な1回用で使用できるように製造されることができる。しかし、これに限定されるものではなく、必要によって再使用が可能なアプリケーター130が利用されることができる。
【0044】
そして、アプリケーター130には身体付着ユニット110が内部に配置された状態で外部に露出することを遮断するために別途の保護キャップ140がアプリケーター130に分離することができるように結合されることができる。したがって、使用者は保護キャップ140を分離した後、アプリケーター130を作動させて身体付着ユニット110を吐出させて身体に付着させることができる。
【0045】
身体付着ユニット110を身体に付着させる過程を図3及び図4を参照してより詳細に説明する。
【0046】
図3を参照すれば、保護キャップ140を分離した状態でアプリケーター130の開放された一面を身体の特定部位肌20に密着させる。このようにアプリケーター130を身体の肌20に密着させた状態でアプリケーター130を作動させれば、身体付着ユニット110がアプリケーター130から吐出されながら肌20に付着されることができる。
【0047】
そして、図4に示されたように、アプリケーター130を身体の肌20で離隔させれば、身体付着ユニット110だけ身体の肌20に付着した状態になる。この時、身体付着ユニット110の下部にセンサー112が身体付着ユニット110で露出されて配置されることができるし、センサー112はアプリケーター130に具備されたニードルを通じて一部が肌20に挿入される。したがって、センサー112の一端が肌20に挿入された状態で身体付着ユニット110が肌20に付着されることができる。
【0048】
ここで、身体付着ユニット110の身体接触面には身体付着ユニット110が身体の肌20に付着されることができるように接着テープが具備されることができるし、接着テープの身体接触面に接着テープを保護するための異形紙が具備されることができる。そして、異形紙は保護キャップ140がアプリケーター130から分離される過程で分離されて除去されることができる。
【0049】
例えば、異形紙は一側が保護キャップ140に接着された状態で構成されることができて使用者がアプリケーター130から保護キャップ140を分離する時、保護キャップ140と共に接着テープが分離されることができる。
【0050】
そして、身体付着ユニット110には別途のスイッチ手段が具備されることができるが、このようなスイッチ手段は身体付着ユニット110を作動させるために具備される。使用者がスイッチ手段を利用して身体付着ユニット110を作動させることができる。したがって、身体付着ユニット110が作動すれば、センサー112によって人体の血糖を測定し、測定結果である血糖データを通信端末機120に送ることができる。本実施例で、スイッチ手段は多様な方式で構成されることができる。すなわち、身体付着ユニット110に具備されたスイッチ手段を動作させれば、一端が肌20に挿入されたセンサー112と基板(図示せず)が電気的に結合されることができる。それによってセンサー112は、基板と電気的に連結されて身体の血糖を測定することができる。
【0051】
図5は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの身体付着ユニットと通信端末機との間の通信連結がなされることに対して説明するための図面であり、図6は本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機で通信連結のためにQRコードを認識する状態を示した図面である。
【0052】
図5及び図6を参照すれば、連続血糖測定システムの通信連結システム100は、身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結のためのシステムであり、身体付着ユニット110、通信端末機120及びサーバー150を含む。本実施例に対して説明しながら、図1乃至図4に示された図面を参照して説明する。
【0053】
本実施例で、身体付着ユニット110と通信端末機120との間の通信は近距離通信がなされることに対して説明し、ブルートゥース通信規格によって通信なされることに対して例示的に説明する。
【0054】
身体付着ユニット110は、人体の体液を抽出して周期的に血糖を測定することができるように身体に付着され、測定された血糖データを通信端末機120に送る。このために身体付着ユニット110はセンサーモジュール及びセンサートランスミッタを含む。身体付着ユニット110は前で説明したアプリケーター130によって身体に付着されることができるし、身体に付着された状態で、おおよそ1週間乃至30日程度の期間の間に人体の血糖を測定する。この時、身体付着ユニット110の使用期間はセンサーモジュールの使用期間と等しくて、センサーモジュールの使用期間はおおよそ1週間、15日または30日のように制限的に製造されることができる。センサーモジュールの使用期間が満了すれば、身体付着ユニット110が人体に付着されていてもそれ以上血糖測定がなされない。したがって、センサーモジュールの使用期間が満了すれば、新しい身体付着ユニット110を人体に付着しなければならない。本実施例で、身体付着ユニット110及びアプリケーター130は1回用で利用されることができる。
【0055】
通信端末機120は、身体付着ユニット110と通信連結を通じて身体付着ユニット110で血糖データを受信し、受信された血糖データを使用者が確認することができるように表示する。
【0056】
身体付着ユニット110と通信端末機120は、ブルートゥース通信を通じて通信がなされることができるし、身体付着ユニット110で測定された血糖データをブルートゥース通信を通じて通信端末機120に送ることができる。この時、身体付着ユニット110と通信端末機120は最初通信連結がなされる過程であるペアリング(pairing)過程を経ることができる。このために通信端末機120はブルートゥース通信が活性化され、ペアリングするための装置を検索して身体付着ユニット110と通信連結されてペアリング過程が完了されることができる。
【0057】
この時、身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結のために通信端末機120は身体付着ユニット110に対する接続情報を獲得することができる。本実施例で、身体付着ユニット110に対する接続情報は身体付着ユニット110に対する識別子及びピンコード情報を含むことができる。この時、身体付着ユニット110に対する識別子情報及びピンコード情報はQRコードやバーコードのような映像認識コードを利用して提供されることができる。
【0058】
このような映像認識コードは、身体付着ユニット110に直接印刷されていることがあって、必要によって身体付着ユニット110が包装された包装紙に印刷されることができる。または、必要によって前に説明したアプリケーター130や保護キャップ140に印刷されることもできる。
【0059】
すなわち、使用者は通信端末機120を利用して身体付着ユニット110の接続情報が含まれた映像認識コードを撮影すれば、身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結がなされることができる。
【0060】
したがって、前記のように、身体付着ユニット110と通信端末機120との通信が連結されれば、身体付着ユニット110から通信端末機120で血糖データが伝送されることができるし、通信端末機120は血糖データを受信して保存して通信端末機120に表示することができる。
【0061】
本実施例で、映像認識コードに含まれた接続情報は身体付着ユニット110の識別子及びピンコード情報であることができるし、通信端末機120は映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110の識別子情報を利用して身体付着ユニット110を検索し、検索された身体付着ユニット110のピンコードの入力のために映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110のピンコード情報を利用する。
【0062】
すなわち、通信端末機120で身体付着ユニット110との通信連結及び血糖データを受信して保存して表示するためのプログラムやアプリケーションが実行されれば、ログインなどの過程を通じて使用者に対する認証過程がなされることができる。そして、通信端末機120に身体付着ユニット110が通信連結されていなければ、身体付着ユニット110と通信連結のための過程がなされることができる。この過程で通信端末機120は身体付着ユニット110の映像認識コードを撮影するための画面が表示されることができる。
【0063】
したがって、使用者が通信端末機120を利用して身体付着ユニット110の映像認識コードを撮影すれば、通信端末機120は映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110の接続情報を認識することができる。そして、通信端末機120は認識された身体付着ユニット110の接続情報のうちで身体付着ユニット110の識別子情報を利用して通信端末機120と通信連結することができる装置らのうちで身体付着ユニット110の識別子情報に該当する身体付着ユニット110を検索して選択する。
【0064】
ここで、通信端末機120が通信連結しようとする装置を検索すれば、通信端末機120の通信半径内に位置した装置らのリストが通信端末機120に表示されることができる。この時、通信端末機120に含まれた表示部125に必ず該当リストが表示されることができるが、これに限定するものではなくて、通信端末機120に該当装置らのリストが検索されるが、表示部125に必ず表示されないこともある。
【0065】
このように通信端末機120に通信連結することができる装置らのうちで映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110の識別子が検索される場合、通信端末機120は検索された識別子に対応する身体付着ユニット110を選択する。この時、検索された識別子に対応した身体付着ユニット110に対する選択は、通信端末機120で自動に選択がなされることができる。
【0066】
前記のように、通信端末機120で身体付着ユニット110が選択されれば、通信端末機120と身体付着ユニット110はかりに通信連結がなされる。そして、身体付着ユニット110の固有番号であるピン(PIN)コードが通信端末機120に認識されるが、通信端末機120で映像入力された映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110のピンコード情報が認識されることができる。
【0067】
映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110のピンコード情報は、通信端末機120に認識されたピンコード情報と身体付着ユニット110で受信されたピンコード情報が一致する場合、通信端末機120と身体付着ユニット110の通信連結が完了されることができる。この時、通信端末機120と身体付着ユニット110の臨時通信連結を通じて通信端末機120は身体付着ユニット110から身体付着ユニット110に含まれたピンコード情報を受信することができる。
【0068】
ピンコードは、身体付着ユニット110と通信端末機120との両方向(または、一方向)通信のためのコードであり、ブルートゥース通信の保安のための暗号コード役割をすることができる。このようなピンコードは通常'0000'のように、同一な数字が羅列された形態であることができるが、これに限定されないで、保安が必要な場合、四桁以上である六桁または八桁数字が利用されることができるし、または、必要によって文字と数字が混合された形態であるかも知れない。
【0069】
前記のように、使用者は通信端末機120を利用して身体付着ユニット110の映像認識コードを撮影する動作だけで身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結を完了することができる。したがって使用者は、通信端末機120で通信連結のために身体付着ユニット110を検索しなくても良いし、また、通信連結のためにピンコードを入力しなくても良い。それで、使用者は身体付着ユニット110を誤って検索するか、またはピンコードを誤って入力するなどのような誤りを経らないことができる。
【0070】
サーバー150は、通信端末機120と通信を通じて通信端末機120から身体付着ユニット110に対する情報を受信することができる。この時、身体付着ユニット110に対する情報は、身体付着ユニット110の識別子情報及び身体付着ユニットの通信連結のためのピンコードなどの情報であることができる。
【0071】
そして、サーバー150は通信端末機120から受信された情報を保存し、保存された情報をデータベース化することができる。すなわち、サーバー150は通信端末機120でログインなどの過程を通じて使用者に対する認証過程を経る場合、該当使用者情報を通信端末機120から受信し、受信された使用者情報と身体付着ユニット110に対する情報を連携して保存することができる。
【0072】
図7は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信端末機を示したブロック図である。
【0073】
図7を参照すれば、前で説明したように、身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結のために通信端末機120は、通信部121、撮影部123、表示部125、保存部127及びユニット登録部129を含む。
【0074】
通信部121は、身体付着ユニット110と近距離通信のために具備される。本実施例で、通信部121はブルートゥース通信規格によって身体付着ユニット110と通信がなされることに対して説明する。しかし、これに限定されるものではなく、必要によって他の種類の近距離通信がなされることができる。
【0075】
通信部121は、身体付着ユニット110と通信連結のためにペアリング過程がなされることができるし、ペアリング過程は、臨時通信連結過程を経って通信連結が完了することができる。
【0076】
そして、通信部121は身体付着ユニット110と一回通信連結がなされると、以後、身体付着ユニット110が一定距離以内に位置するか、または身体付着ユニット110の電源が動作すれば、自動で身体付着ユニット110と通信がなされることができる。
【0077】
撮影部123は通信端末機120に具備され、身体付着ユニット110の映像認識コードを撮影するために具備される。撮影部123は通信端末機120に具備されたカメラであることができるし、QRコードまたはバーコードなどの映像認識コードを撮影する。撮影部123で撮影された映像は表示部125に表示されることができるし、また必要によって撮影された映像が保存部127に保存されることができる。
【0078】
表示部125は通信端末機120に具備され、撮影部123で撮影された映像を表示するために具備される。すなわち、表示部125は撮影部123で映像認識コードを撮影すれば、撮影された映像がそのまま表示されることができる。また、図5及び図6に示されたように、表示部125には、使用者が通信端末機120が映像認識コードをよく撮影できるように映像認識コードの位置をガイドするための仮想のガイドラインが表示されることができる。
【0079】
したがって、使用者は身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報を含む映像認識コードを撮影するために表示部125に表示されたガイドラインに映像認識コードが位置するように通信端末機120の位置を変更することができる。
【0080】
保存部127は、撮影部123で撮影された映像認識コードの映像を保存することができるし、また、映像認識コードを通じて入力された身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報が保存されることができる。保存部127に識別子情報及びピンコード情報が保存されることによって通信端末機120は以後身体付着ユニット110と通信連結が切れた以後に再び連結する時、保存部に保存された身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報を利用することができる。
【0081】
ユニット登録部129は、撮影部123を通じて撮影された映像認識コードで身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報を認識する。すなわち、ユニット登録部129は撮影部123で映像認識コードが正常に撮影され、撮影された映像認識コードで身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報を認識する。
【0082】
このように身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報が正常に認識されれば、ユニット登録部129は身体付着ユニット110を検索して識別子情報に該当する身体付着ユニットを選択し、認識されたピンコード情報を利用して身体付着ユニット110との通信連結を完了することができる。
【0083】
また、ユニット登録部129はサーバー150と通信し、映像認識コードを通じて認識された身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報をサーバー150に送るように通信部121を制御することができる。また、通信端末機120にログインされた使用者に対する情報をサーバー150に送るように通信部121を制御することができる。このようにユニット登録部129はサーバー150に使用者情報及び映像認識コードで認識された身体付着ユニット110の識別子情報及びピンコード情報を送ることで、追後に通信端末機120が身体付着ユニット110との通信を再び連結する時、サーバー150に送った情報らを受信して利用することができる。
【0084】
図8は、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を説明するための流れ図である。
【0085】
図8を参照し、本発明の一実施例による連続血糖測定システムの通信連結方法に対して説明する。本実施例による連続血糖測定システムの通信方法に対して説明しながら、図1乃至図7を参照して説明する。
【0086】
通信端末機120で身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結のために通信端末機120に設置されたプログラムまたはアプリケーションが実行され、必要によって使用者のログイン過程を経ることができる。そして、通信端末機120は身体付着ユニット110との通信連結のために映像認識コードを認識して身体付着ユニット110の通信連結のための接続情報を獲得する(S101)。この時、映像認識コードに含まれた接続情報は、身体付着ユニット110に対する識別子情報及びピンコード情報であることができる。
【0087】
映像認識コードは、身体付着ユニット110に直接印刷されていることがあって、必要によって身体付着ユニット110が包装された包装紙に印刷することができる。または、必要によって前で説明したアプリケーター130や保護キャップ140に印刷することもできる。
【0088】
すなわち、使用者は通信端末機120を利用して印刷された映像認識コードを撮影して映像認識コードに含まれた身体付着ユニット110の接続情報を獲得することができる。
【0089】
前記のように、通信端末機120は身体付着ユニット110の接続情報を獲得すれば、通信半径内にある装置を検索するが、通信端末機120と通信連結することができる装置を検索する。そして、通信端末機120は検索された装置らのうちで映像認識コードを通じて身体付着ユニット110の接続情報に含まれた識別子情報を利用して該当識別子情報に該当する身体付着ユニット110を検索し、検索された身体付着ユニット110を選択する(S103)。
【0090】
この時、通信端末機120は検索された装置らのうちで映像認識コードを通じて認識された識別子情報に該当する装置を選択するが、該当識別子情報に該当する装置が身体付着ユニット110である。本段階で通信端末機120が身体付着ユニット110を検索して選択する過程が表示部125を通じて表示されることができるが、これに限定するものではなくて、選択された身体付着ユニット110に対する情報だけ表示部125に表示されることができる。
【0091】
このように通信端末機120が身体付着ユニット110を選択すれば、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110とかりに通信が連結される(S105)。したがって、通信端末機120はかりに通信連結された身体付着ユニット110から必要な情報を受信することができる。
【0092】
したがって、通信端末機120は身体付着ユニット110からピンコード情報を含んだ身体付着ユニット110の情報を受信する(S107)。本段階で、通信端末機120が身体付着ユニット110から受信する情報は身体付着ユニット110の識別子情報、シリアル番号及びピンコード情報のうちで何れか一つ以上を含むことができる。
【0093】
そして、通信端末機120は身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報が同一であるか比べる(S109)。
【0094】
この時、身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報が一致すれば、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110との通信連結を完了する(S111)。
【0095】
しかし、身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報がお互いに異なると、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110との通信連結をそれ以上進行しないで終了する(S110)。
【0096】
図9は、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法を説明するための流れ図である。
【0097】
図9を参照し、本発明の他の実施例による連続血糖測定システムの近距離通信連結方法に対して説明する。そして、本実施例に対して説明しながら図1乃至図7に示された図面を参照し、一実施例と同一な説明は略することができる。
【0098】
通信端末機120で身体付着ユニット110と通信端末機120との通信連結のために通信端末機120に設置されたプログラムまたはアプリケーションが実行され、必要によって使用者のログイン過程を経ることができる。そして、通信端末機120は身体付着ユニット110との通信連結のために映像認識コードを認識して身体付着ユニット110の通信連結のための接続情報を獲得する(S201)。この時、映像認識コードに含まれた接続情報は、身体付着ユニット110に対する識別子情報及びピンコード情報であることができる。
【0099】
通信端末機120は身体付着ユニット110の接続情報を獲得すれば、通信半径内にある装置のうちで通信端末機120と通信連結することができる装置を検索する。そして、通信端末機120は検索された装置らのうちで映像認識コードを通じて身体付着ユニット110の接続情報に含まれた識別子情報を利用して該当識別子情報に該当する身体付着ユニット110を検索し、検索された身体付着ユニット110を選択する(S203)。
【0100】
通信端末機120が身体付着ユニット110を選択すれば、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110とかりに通信が連結される(S205)。そして、身体付着ユニット110は通信端末機120でピンコード情報を含んだ身体付着ユニット110の情報を受信する(S207)。勿論、本段階で、身体付着ユニット110はピンコード情報だけ通信端末機120に送ることではなく、身体付着ユニット110の識別子情報、身体付着ユニット110のシリアル番号情報、身体付着ユニット110の活性化時点情報及び身体付着ユニット110の使用期間情報も一緒に伝送されることができる。
【0101】
通信端末機120は身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報が同一であるか比べて(S209)、身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報が一致すれば、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110との通信連結を完了する(S211)。この時、身体付着ユニット110から受信されたピンコード情報と映像認識コードを認識して獲得したピンコード情報がお互いに異なると、通信端末機120は選択された身体付着ユニット110との通信連結をそれ以上進行しないで終了する。
【0102】
前記のように、身体付着ユニット110と通信端末機120が近距離通信が連結されれば、通信端末機120は、サーバー150に使用者情報及び映像認識コードを通じて獲得した接続情報を送る(S213)。本段階で、通信端末機120がサーバー150に送る情報は、通信端末機120にログインした使用者の情報を含んで、映像認識コードを通じて獲得されたすべての情報であることができる。すなわち、映像認識コードに身体付着ユニット110のシリアル番号、モデル、使用期間及びピンコードの情報が含まれる場合、羅列されたすべての情報であることができる。
【0103】
サーバー150は、通信端末機120から伝送された情報を保存するが、情報を送った通信端末機120で受信された使用者の情報と連携して保存することができる。すなわち、サーバー150は、通信端末機120に接続した使用者の情報と映像認識コードを認識して獲得された情報を連携して保存することができる。それによってどのような使用者がどのような通信端末機120を使って、どのような身体付着ユニット110を使用するかに対する情報がサーバー150に保存されることができる。
【0104】
ここで、通信端末機120を使用する使用者の情報は、使用者IDなどであることができるし、必要によって通信端末機120の種類及び通信端末機120のネットワーク住所(IP住所またはMAC住所など)などであることができる。
【0105】
前記のように、サーバー150に使用者の情報と共に映像認識コードに含まれた情報を保存することは、通信端末機120と身体付着ユニット110の近距離通信連結が切れて再び通信連結する時、サーバー150に保存された情報を利用するためである。前で説明したところのように、映像認識コードは、身体付着ユニット110自体に印刷されることができるが、場合によって身体付着ユニット110を人体の肌に付着させるためのアプリケーター130に印刷することができるし、または身体付着ユニット110を包装する包装紙に印刷することもできる。
【0106】
したがって、使用者が身体付着ユニット110と通信端末機120を使用する間に近距離通信連結が切れる場合(S215)、身体付着ユニット110と通信端末機120との近距離通信を再び連結しなければならないが、映像認識コードが身体付着ユニット110に直接印刷されていない場合、アプリケーター130、保護キャップ140または包装紙を捨てるか、または紛失するなどの理由で身体付着ユニット110の識別子情報やピンコード情報などの情報を確認することができない場合が発生することができる。
【0107】
段階S213で通信端末機120がサーバー150に必要な情報を送ってバックアップすることによって前記のように、通信端末機120に身体付着ユニット110を再び連結する時、サーバー150に保存された情報を活用することができる。
【0108】
この場合、通信端末機120は、通信連結が切れた身体付着ユニット110と再び近距離通信連結のためにサーバー150に身体付着ユニット110に対する情報を要請する(S217)。この時、サーバー150は情報要請された通信端末機120の使用者に対する検証を遂行することができるが、使用者に対する検証は、通信端末機120にログインした使用者のIDとサーバー150に登録された使用者のIDが一致するかを通じてなされることができる。また、その外にも通信端末機120のシリアル番号を利用するか、または通信端末機120のネットワーク情報を利用することもできる。
【0109】
ここで、サーバー150と通信端末機120との通信はインターネット網を通じて通信がなされることができるし、または近距離通信網、移動通信網またはWi-Fi通信を通じて通信がなされることができる。そして、通信端末機120に含まれた通信部121でサーバー150と通信がなされることができる。
【0110】
サーバー150で使用者に対する検証が完了すれば、サーバー150に該当使用者が使った身体付着ユニット110に対するリストを通信端末機120に送る(S215)。本段階は、サーバー150に該当使用者が使ったすべての身体付着ユニット110に対する情報を送ることができる。しかし、これに限定されるものではなく、サーバー150で、通信端末機120に、該当使用者が利用した身体付着ユニット110のうち使用期間が残っている身体付着ユニット110に対する情報だけ送ることができる。
【0111】
段階S207で、身体付着ユニット110が通信端末機120にコード情報を送る時、身体付着ユニット110の活性化時点情報及び身体付着ユニット110の使用期間情報も共に伝送されるので、段階S213で、通信端末機120がサーバー150に情報を送る時、身体付着ユニット110の活性化時点情報及び身体付着ユニット110の使用期間情報も共に伝送される。したがって、サーバー150は使用期間が残った身体付着ユニット110に対する情報を確認するため、段階S213で伝送された身体付着ユニット110の活性化時点情報及び使用期間の情報を利用して判断がなされることができる。したがって、サーバー150は、通信端末機120からサーバー150に身体付着ユニット110に対する情報を要請する時点に身体付着ユニット110の使用期間が残っている身体付着ユニット110に対するリストだけ通信端末機120に送ることができる。
【0112】
サーバー150から通信端末機120に身体付着ユニット110のリストが受信されれば、通信端末機120で受信されたリストのうちで該当する身体付着ユニット110に対する選択がなされる(S221)。すなわち、通信端末機120の表示部125の画面上にサーバー150から受信された身体付着ユニット110のリストが羅列されて表示され、使用者は通信端末機120に表示された身体付着ユニット110のうち一つを選択することができる。
【0113】
この時、段階S219で、サーバー150から通信端末機120に伝送される身体付着ユニット110のリストが伝送されない場合が発生することがある。これは、サーバー150に該当使用者が利用した身体付着ユニット110に対する情報のうちで使用期間が残った身体付着ユニット110がない場合であることがある。したがって、サーバー150で通信端末機120に送る身体付着ユニット110のリストがないために伝送がなされないこともある。この場合、段階S221で、身体付着ユニットの選択することができるリストが表示されないで、選択することができる身体付着ユニット110がないという案内が通信端末機120に表示することができる。選択することができる身体付着ユニット110がないという案内が通信端末機120に表示される場合、通信端末機120は身体付着ユニット110との通信連結を終了する。
【0114】
段階S221で身体付着ユニット110に対する選択が完了すれば、通信端末機120はサーバー150に選択された身体付着ユニット110に対する情報を要請する(S223)。
【0115】
サーバー150は通信端末機120で身体付着ユニット110に対する情報の要請に対する回答で該当身体付着ユニット110に対する情報を通信端末機120に送る(S225)。本段階で、サーバー150が通信端末機120に送る身体付着ユニット110に対する情報は、該当身体付着ユニット110のピンコード情報だけ送ることができるが、これに限定されるものではなくて、必要によってサーバー150に保存された該当身体付着ユニット110に対する情報全体または一部が伝送されることができる。
【0116】
通信端末機120はサーバー150で身体付着ユニット110に対するピンコードが受信されれば、受信されたピンコードを利用して身体付着ユニット110と近距離通信連結がなされる(S227)。
【0117】
上で説明したように本発明に対する具体的な説明は添付された図面を参照した実施例によって行われたが、前述した実施例は本発明の望ましい例を挙げて説明しただけであるので、本発明が前記実施例だけに局限されるもので理解されてはいけないし、本発明の権利範囲は後述する請求範囲及びその等価概念で理解されなければならないであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9