(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-18
(45)【発行日】2023-12-26
(54)【発明の名称】ヒンジアセンブリ、家電製品、回転装置及び扇風機
(51)【国際特許分類】
F16C 11/04 20060101AFI20231219BHJP
F04D 29/60 20060101ALI20231219BHJP
F04D 29/52 20060101ALI20231219BHJP
【FI】
F16C11/04 F
F04D29/60 G
F04D29/52 C
(21)【出願番号】P 2022525325
(86)(22)【出願日】2020-07-27
(86)【国際出願番号】 CN2020104793
(87)【国際公開番号】W WO2021128832
(87)【国際公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-04-28
(31)【優先権主張番号】201922365175.3
(32)【優先日】2019-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201922367642.6
(32)【優先日】2019-12-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516285032
【氏名又は名称】広東美的環境電器制造有限公司
【氏名又は名称原語表記】GD MIDEA ENVIRONMENT APPLIANCES MFG CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.28 East District Hesui Industrial Park,Dongfu Road,Dongfeng Zhongshan,Guangdong 528425,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】512237419
【氏名又は名称】美的集団股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】MIDEA GROUP CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】B26-28F, Midea Headquarter Building, No.6 Midea Avenue, Beijiao, Shunde, Foshan, Guangdong 528311 China
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】崔 世▲強▼
【審査官】松江川 宗
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-108526(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108343335(CN,A)
【文献】実開昭52-137270(JP,U)
【文献】特開平04-004309(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16C 11/00-11/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸と、
前記回転軸に設けられる第1接続部品と、
前記回転軸に設けられる第2接続部品であって、前記回転軸の軸線方向に、前記第1接続部品の片側に位置し、前記回転軸の周りを回転するのに適する第2接続部品と、
前記回転軸に接続され、前記回転軸の軸線方向に前記第2接続部品を押圧するのに適する調整部品と
、
を含
み、
前記第1接続部品の構造は前記第2接続部品の構造と同じである、ヒンジアセンブリ。
【請求項2】
回転軸と、
前記回転軸に設けられる第1接続部品と、
前記回転軸に設けられる第2接続部品であって、前記回転軸の軸線方向に、前記第1接続部品の片側に位置し、前記回転軸の周りを回転するのに適する第2接続部品と、
前記回転軸に接続され、前記回転軸の軸線方向に前記第2接続部品を押圧するのに適する調整部品と、
を含み、
前記第1接続部品の数量は少なくとも2つであり、少なくとも2つの前記第1接続部品のうちの少なくとも1つの前記第1接続部品の構造は前記第2接続部品の構造と同じである、ヒンジアセンブリ。
【請求項3】
前記調整部品は、
前記回転軸の一端に位置する締付け部品であって、前記回転軸と前記締付け部品にいずれもねじ山構造が設けられ、前記締付け部品と前記回転軸は前記ねじ山構造によって螺合される締付け部品を含み、
前記回転軸の他端に制限構造がさらに設けられ、前記第1接続部品、前記第2接続部品は前記制限構造と前記締付け部品の間に設けられる、請求項1
または2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項4】
前記調整部品は、
前記回転軸に接続される制振部品であって、前記第1接続部品と前記締付け部品の間に前記制振部品が設けられ、及び/又は前記第2接続部品と前記第1接続部品の間に前記制振部品が設けられる制振部品、及び/又は
前記回転軸に接続されるパッドであって、前記第2接続部品と前記制限構造の間に前記パッドが設けられ、及び/又は前記第2接続部品と前記第1接続部品の間に前記パッドが設けられ、及び/又は前記第1接続部品と前記締付け部品の間に前記パッドが設けられるパッドをさらに含む、請求項
3に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項5】
前記第2接続部品が前記回転軸の周りを回転する角度は0°
より大きく、且つ360°以下である、請求項1~
4のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項6】
前記第1接続部品に固定穴が設けられ、前記固定穴の数量は少なくとも1つである、請求項1~
4のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項7】
前記固定穴の数量は少なくとも3つであり、少なくとも3つの前記固定穴は前記回転軸の周
りに分布
している、請求項
6に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項8】
前記軸線方向に、前記第2接続部品は少なくとも2つの前記第1接続部品のいずれか2つの前記第1接続部品の間に位置する、請求項
2に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項9】
回転軸と、
前記回転軸に設けられる第1接続部品と、
前記回転軸に設けられる第2接続部品であって、前記回転軸の軸線方向に、前記第1接続部品の片側に位置し、前記回転軸の周りを回転するのに適する第2接続部品と、
前記回転軸に接続され、前記回転軸の軸線方向に前記第2接続部品を押圧するのに適する調整部品と、
を含むヒンジアセンブリにおいて、
前記第2接続部品は、
前記回転軸に接続される接続部と、
前記接続部に接続される取付け部と
、
を含
み、
前記接続部にクリアランス穴が設けられ、前記回転軸の軸方向に、前記クリアランス穴は前記第1接続部品の固定穴に連通するのに適している、ヒンジアセンブリ。
【請求項10】
前記接続部と前記取付け部は夾角を有し、及び/又は
前記接続部と前記取付け部が接続した箇所に補強リブが設けられ、及び/又は
前記接続部と前記取付け部は一体構造である、請求項
9に記載のヒンジアセンブリ。
【請求項11】
請求項1~
10のいずれか一項に記載のヒンジアセンブリを含む、家電製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年12月25日に中国特許庁に提出された、出願番号が201922365175.3であり、発明の名称が「ヒンジアセンブリ、家電製品及び回転装置」である中国特許出願、及び2019年12月25日に中国特許庁に提出された、出願番号が201922367642.6であり、出願の名称が「扇風機」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
【0002】
本願は、家電製品の技術分野に関し、具体的には、ヒンジアセンブリ、家電製品、回転装置、扇風機に関する。
【背景技術】
【0003】
従来、
図1及び
図4に示すように、関連の技術によるヒンジアセンブリ100’は固定座102’と2つの接続壁104’とを含み、
図1及び
図2に示すように、2つの接続壁104’の間にパッド108’が設けられ、
図3に示すように、固定座102’に凹溝が設けられ、2つの接続壁104’は凹溝内に設けられ、且つボルト110’とナット106’によって接続され、組み立てる時は予め接続壁104’を固定座102’の取付け溝内に取り付ける必要があり、手間がかかり、取り付けにくい。
図5に示すように、関連の技術による扇風機200’は半円弧状の支点によって扇風機のヘッド204’が縦柱202’に対して回転するのを実現するもので、扇風機のヘッド204’の安定性が悪かった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、少なくとも従来の技術又は関連の技術における技術的課題の1つを解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そのため、本願の第1の態様は、ヒンジアセンブリを提供する。
【0006】
本願の第2の態様は、さらに、家電製品を提供する。
【0007】
本願の第3の態様は、さらに、回転装置を提供する。
【0008】
本願の第4の態様は、さらに、扇風機を提供する。
【0009】
これに鑑みて、本願の第1の態様は、回転軸と、回転軸に設けられる第1接続部品と、回転軸に設けられる第2接続部品であって、回転軸の軸線方向に、第1接続部品の片側に位置し、回転軸の周りを回転するのに適する第2接続部品と、回転軸に接続され、回転軸の軸線方向に第2接続部品を押圧するのに適する調整部品とを含むヒンジアセンブリを提供する。
【0010】
本願に係るヒンジアセンブリは、回転軸と、回転軸に設けられる第1接続部品、第2接続部品とを含み、回転軸の軸線方向に、第2接続部品は第1接続部品の片側に位置し、つまり第2接続部品は第1接続部品の外側に位置し、これにより第1接続部品、第2接続部品をこの順に回転軸に取り付けることができ、製品の組立効率を向上させ、製品の信頼性を高めているとともに、第1接続部品は第2接続部品が回転する時に第2接続部品を回避することができ、これにより第2接続部品はより大きい回転角度を有し、様々な適用シーンに対応し、ただし、ヒンジアセンブリは調整部品をさらに含み、調整部品は回転軸に接続され、且つ回転軸の軸線方向に第2接続部品を押圧して、第2接続部品の受ける軸方向の圧力を調整することにより、ヒンジアセンブリの信頼性を向上させるのに適する。
【0011】
本願に係る上記のヒンジアセンブリは、次の付加的な技術的特徴をさらに有してもよい。
【0012】
上記の技術的手段において、さらに、調整部品は、締付け部品を含み、締付け部品は回転軸の一端に位置し、回転軸と締付け部品にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品と回転軸はねじ山構造によって螺合され、ただし、回転軸の他端に制限構造がさらに設けられ、第1接続部品、第2接続部品は制限構造と締付け部品の間に設けられる。
【0013】
当該技術的手段において、調整部品は締付け部品を含み、回転軸の一端に締付け部品が設けられ、他端に制限構造が設けられ、第1接続部品と第2接続部品は制限構造と締付け部品の間に設けられ、締付け部品によって第2接続部品にかかる押圧力を調整することができ、ただし、締付け部品と回転軸にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品と回転軸はねじ山構造によって螺合され、これにより締付け部品は第2接続部品にかかる押圧力を調整することができ、且つ螺合は信頼性が高く、締付け部品を回転軸から外した場合に、回転軸における部品の取り外しと交換がしやすい。
【0014】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、調整部品は、回転軸に接続される制振部品をさらに含み、第1接続部品と締付け部品の間に制振部品が設けられ、及び/又は第2接続部品と第1接続部品の間に制振部品が設けられる。
【0015】
当該技術的手段において、調整部品は制振部品をさらに含み、制振部品は回転軸に接続され、制振部品は第2接続部品が回転により受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品の回転時に生じる摩擦力が増大し、第2接続部品の回転に必要とする力も増大し、さらに、ヒンジアセンブリの安定性を向上させている。第1接続部品と締付け部品の間、第2接続部品と第1接続部品の間にいずれも選択的に制振部品が設けられてもよい。
【0016】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、調整部品は、回転軸に接続されるパッドをさらに含み、第2接続部品と制限構造の間にパッドが設けられ、及び/又は第2接続部品と第1接続部品の間にパッドが設けられ、及び/又は第1接続部品と締付け部品の間にパッドが設けられる。
【0017】
当該技術的手段において、調整部品はパッドをさらに含み、パッドは接続の安定性を向上させるように2つの構造の間に設けられてもよい。第2接続部品と制限構造の間にパッドが設けられ、及び/又は第2接続部品と第1接続部品の間にパッドが設けられ、及び/又は第1接続部品と締付け部品の間にパッドが設けられる。しかも本願でパッド及び制振部品の位置と数量は任意に設定することができ、関連の技術ではパッドの位置と数量は2つの接続壁の距離により制限される。
【0018】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第2接続部品が回転軸の周りを回転する角度は0°以上、且つ360°以下である。
【0019】
当該技術的手段において、第2接続部品が第1接続部品の外側に設けられるため、第2接続部品が回転する時、第1接続部品は第2接続部品を回避することができ、さらに、第2接続部品の回転角度が大きくなり、具体的には、第2接続部品が回転軸の周りを回転する角度は0°以上、且つ360°以下である。
【0020】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第1接続部品に固定穴が設けられ、固定穴の数量は少なくとも1つである。
【0021】
当該技術的手段において、第1接続部品に固定穴が設けられ、固定穴によって第1接続部品を固定することができる。
【0022】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、固定穴の数量は少なくとも3つであり、少なくとも3つの固定穴は回転軸の周りを周方向に分布する。
【0023】
当該技術的手段において、固定穴の数量は少なくとも3つであり、少なくとも3つの固定穴は回転軸の周りを周方向に分布し、第1接続部品を取り付けた後の安定性を向上させている。
【0024】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第1接続部品の構造は第2接続部品の構造と同じである。
【0025】
当該技術的手段において、第1接続部品の構造は第2接続部品の構造と同じであり、つまりヒンジアセンブリは2つの同じ構造を使用することができ、さらに、第2接続部品の汎用性を向上させ、製造コストを低減している。
【0026】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第1接続部品の数量は少なくとも2つである。
【0027】
当該技術的手段において、第1接続部品の数量は少なくとも2つであり、第1接続部品は固定の役割を果たし、少なくとも2つの第1接続部品を設けることはヒンジアセンブリの固定強度を向上できるとともに、第1接続部品を追加すると第2接続部品にかける軸方向の押圧力を増大し、さらに、ヒンジアセンブリの安定性を向上させることができる。
【0028】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、少なくとも2つの第1接続部品のうちの少なくとも1つの第1接続部品の構造は第2接続部品の構造と同じである。
【0029】
当該技術的手段において、少なくとも2つの第1接続部品のうちの少なくとも1つの第1接続部品の構造は第2接続部品の構造と同じであり、つまりヒンジアセンブリにおいて、第1接続部品と第2接続部品を組み合わせることができ、これにより異なる接続形態として、様々な固定効果又は回転効果を得ることができる。
【0030】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、軸線方向に、第2接続部品は少なくとも2つの第1接続部品のいずれか2つの第1接続部品の間に位置する。
【0031】
当該技術的手段において、軸線方向に、第2接続部品は少なくとも2つの第1接続部品のいずれか2つの第1接続部品の間に位置し、これにより2つの第1接続部品は軸方向に第2接続部品を押圧して、第2接続部品が回転により受ける抵抗を増大することができる。
【0032】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第2接続部品は、回転軸に接続される接続部と、接続部に接続される取付け部とを含む。
【0033】
当該技術的手段において、第2接続部品は接続部と取付け部とを含み、接続部は回転軸に接続され、取付け部は接続部に接続され、他の構造を接続して、他の構造の回転運動を実現するために用いられる。
【0034】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、接続部と取付け部は夾角を有する。
【0035】
当該技術的手段において、接続部と取付け部は夾角を有し、夾角の角度を変えて異なる位置に設けられる他の構造を接続して、ヒンジアセンブリの接続の柔軟性を向上させることができる。しかも取付け部と接続部に夾角が設定されることで第2接続部品の他の構造との接続面積を増やすことができる。
【0036】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、接続部と取付け部が接続した箇所に補強リブが設けられる。
【0037】
当該技術的手段において、接続部と取付け部が接続した箇所に補強リブが設けられ、取付け部と接続部の接続強度を向上させている。
【0038】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、接続部と取付け部は一体構造である。
【0039】
当該技術的手段において、接続部と取付け部は一体構造であり、取付け部と接続部の接続強度を向上させている。
【0040】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、接続部にクリアランス穴が設けられ、回転軸の軸方向に、クリアランス穴は第1接続部品の固定穴に連通するのに適する。
【0041】
当該技術的手段において、回転軸の軸方向に、クリアランス穴は第1接続部品の固定穴に連通するのに適し、これにより固定穴が第2接続部品の後ろに位置する時に、クリアランス穴を通して固定穴に接続してヒンジアセンブリを固定することができる。
【0042】
本願に係る第2の態様は、上記のいずれかの技術的手段に係るヒンジアセンブリを含む家電製品をさらに提供する。
【0043】
本願の第2の態様に係る家電製品は、上記のいずれかの技術的手段に係るヒンジアセンブリを含むため、ヒンジアセンブリの全ての有益な効果を有する。
【0044】
上記の技術的手段において、さらに、家電製品は扇風機、エアコンを含む。
【0045】
当該技術的手段において、家電製品は扇風機、エアコンを含む。
【0046】
上記の技術的手段において、さらに、扇風機は、縦柱アセンブリと、扇風機のヘッドであって、第2接続部品と第1接続部品の一方が扇風機のヘッドに接続され、第2接続部品と第1接続部品の他方が縦柱アセンブリに接続される扇風機のヘッドとを含む。
【0047】
当該技術的手段において、ヒンジアセンブリを扇風機に用いて、扇風機のピッチ角の調整を実現でき、扇風機の左右首振り角度の調整も実現できる。具体的には、第2接続部品と第1接続部品の一方は扇風機のヘッドに接続され、第2接続部品と第1接続部品の他方は縦柱アセンブリに接続され、さらに、扇風機のヘッドのピッチ角又は首振り角度の調整を実現する。
【0048】
本願に係る第3の態様は、上記の第1の態様のいずれかの技術的手段に係るヒンジアセンブリを含む回転装置をさらに提供する。
【0049】
本願の第3の態様に係る回転装置は、上記の第1の態様のいずれかの技術的手段に係るヒンジアセンブリを含むため、ヒンジアセンブリの全ての有益な効果を有する。
【0050】
本願の第4の態様は、縦柱アセンブリと、扇風機のヘッドと、回転軸と回転軸に設けられる第1接続部品及び第2接続部品とを含み、第1接続部品が縦柱アセンブリに接続され、第2接続部品が扇風機のヘッドに接続され、且つ第2接続部品は回転軸の周りを回転するのに適するヒンジアセンブリとを含み、回転軸は縦柱アセンブリの扇風機のヘッドに近い端の中部に位置する扇風機をさらに提供する。
【0051】
本願に係る扇風機は、縦柱アセンブリと扇風機のヘッドとを含み、縦柱アセンブリと扇風機のヘッドはヒンジアセンブリによって接続され、ヒンジアセンブリは回転軸と、回転軸に設けられる第1接続部品、第2接続部品とを含み、第1接続部品は縦柱アセンブリに接続され、第2接続部品は扇風機のヘッドに接続され、且つ第1接続部品と第2接続部品は回転軸の周りを回転することができ、これにより扇風機のヘッドの回転を実現し、さらに、扇風機のヘッドの送風角度の調整を実現し、また、ヒンジアセンブリの回転軸は縦柱アセンブリの端部に位置し、つまりヒンジアセンブリが扇風機のヘッドの背部及び縦柱アセンブリに接続され、扇風機のヘッドの安定性を向上させるとともに、扇風機は一層整うように見える。さらに、回転軸は縦柱アセンブリの扇風機のヘッドに近い端の中部に位置し、これにより扇風機のヘッドは回転する間により大きい角度での回転を実現でき、さらに、より大きいピッチ角度の調整を実現する。
【0052】
本願に係る上記の扇風機は、次の付加的な技術的特徴をさらに有してもよい。
【0053】
上記の技術的手段において、さらに、第1接続部品と第2接続部品の相対的な回転の中心となる軸線は縦柱アセンブリの長さ方向に垂直である。
【0054】
当該技術的手段において、第1接続部品と第2接続部品の相対的な回転の中心となる軸線は縦柱アセンブリの長さ方向に垂直であり、つまり扇風機のヘッドのピッチ角の調整を実現しており、さらに、扇風機の送風面積を増やしている。
【0055】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、扇風機のヘッドは駆動軸と駆動軸に設けられる羽根とを含み、回転軸の中心と駆動軸の軸線が重なる。
【0056】
当該技術的手段において、扇風機のヘッドは駆動軸と羽根とを含み、駆動軸は羽根を駆動して回転させて外部に送風し、羽根は駆動軸の周りに分布し、これにより駆動軸は扇風機の中部に位置し、回転軸の中心と駆動軸の軸線が重なり、つまり駆動軸の軸線は回転軸の軸線を通し、これにより扇風機のヘッドは回転する間に、縦柱アセンブリの端部が常に扇風機のヘッドの中心に対応し、これにより扇風機のヘッドは回転する間に偏心せずに済み、さらに、扇風機のヘッドの安定性を向上させており、また、扇風機のヘッドは回転する間に偏心しないため、扇風機のヘッドはより大きい角度で回転することができる。
【0057】
上記のいずれかの技術的手段において、扇風機のヘッド及び/又は縦柱アセンブリに設けられる制限部品をさらに含み、制限部品は扇風機のヘッドが第1位置と第2位置の間に回転するよう制限するのに適する。
【0058】
当該技術的手段において、制限部品を設けることにより扇風機のヘッドの回転の範囲を限定することができ、これにより扇風機のヘッドは第1位置と第2位置との間で回転する。
【0059】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、水平位置から扇風機の下方へ第1位置に回転する扇風機のヘッドの回転角度は0°以上、且つ6°以下であり、水平位置から扇風機の上方へ第2位置に回転する扇風機のヘッドの回転角度は0°以上、且つ90°以下であり、ただし、水平位置は第1位置と第2位置の間に位置し、扇風機のヘッドが水平位置に位置する時に、駆動軸の軸線は縦柱アセンブリの長さ方向に垂直である。
【0060】
当該技術的手段において、水平位置は第1位置と第2位置の間に位置し、扇風機のヘッドは水平位置からそれぞれ第1位置、第2位置に運動することができ、扇風機のヘッドが水平位置に位置する時に、駆動軸の軸線は縦柱アセンブリの長さ方向に垂直であり、つまり扇風機のヘッドが水平位置に位置する時に扇風機の送風方向は水平方向又は略水平方向であり、ただし、ヒンジアセンブリにより扇風機のヘッドのピッチ角の調整を実現でき、水平位置から扇風機の下方へ第1位置に回転する扇風機のヘッドの回転角度は0°以上、且つ6°以下であり、つまり扇風機のヘッドの水平位置からの下向き運動の俯角は0°以上、且つ6°以下であり、水平位置から扇風機の上方へ第2位置に回転する扇風機のヘッドの回転角度は0°以上、且つ90°以下であり、つまり扇風機のヘッドの水平位置からの上向き運動の仰角は0°以上、且つ90°以下であり、つまり扇風機のヘッドは6°の俯角と、90°の仰角を実現でき、扇風機の送風範囲を広げている。
【0061】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、ヒンジアセンブリは、締付け部品をさらに含み、締付け部品は回転軸に設けられ、回転軸の一端に位置し、回転軸と締付け部品にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品と回転軸はねじ山構造によって螺合され、ただし、回転軸の他端に制限構造がさらに設けられ、第1接続部品と第2接続部品は制限構造と締付け部品の間に位置する。
【0062】
当該技術的手段において、回転軸の一端に締付け部品が設けられ、他端に制限構造が設けられ、第1接続部品と第2接続部品は制限構造と締付け部品の間に設けられ、締付け部品によって第2接続部品にかかる押圧力を調整することができ、ただし、締付け部品と回転軸にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品と回転軸はねじ山構造によって螺合され、これにより締付け部品は第2接続部品にかかる押圧力を調整することができ、且つ螺合は信頼性が高く、締付け部品を回転軸から外した場合に、回転軸における部品の取り外しと交換がしやすい。
【0063】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、ヒンジアセンブリは、回転軸に設けられる制振部品をさらに含み、第1接続部品と締付け部品の間に制振部品が設けられる。
【0064】
当該技術的手段において、制振部品は回転軸に接続され、制振部品は第2接続部品が回転により受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品の回転時に生じる摩擦力が増大し、第2接続部品の回転に必要とする力も増大し、さらに、ヒンジアセンブリの安定性を向上させている。第1接続部品と締付け部品の間、第2接続部品と第1接続部品の間にいずれも選択的に制振部品が設けられてもよい。
【0065】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、回転軸に設けられるパッドを含み、第2接続部品と制限構造の間にパッドが設けられ、及び/又は第1接続部品と第2接続部品の間にパッドが設けられ、及び/又は第1接続部品と締付け部品の間にパッドが設けられる。
【0066】
当該技術的手段において、パッドは接続の安定性を向上させるように2つの構造の間に設けられてもよい。第2接続部品と制限構造の間にパッドが設けられ、及び/又は第2接続部品と第1接続部品の間にパッドが設けられ、及び/又は第1接続部品と締付け部品の間にパッドが設けられる。
【0067】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、制振部品は、弾性パッド、粘性制振部品、アイドルギヤのいずれか1つ又はそれらの組み合わせを含む。
【0068】
当該技術的手段において、制振部品は、ヒンジアセンブリの安定性を向上させるように、弾性パッド、粘性制振部品、アイドルギヤのいずれか1つ又はそれらの組み合わせを含む。
【0069】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、回転軸の軸線方向に、少なくとも回転軸の一部に制限面が形成され、パッドに通り穴が設けられ、通り穴の横断面の形状は回転軸における制限面が設けられる部分の横断面の形状に適合する。
【0070】
当該技術的手段において、回転軸の軸線方向に、回転軸に制限面が形成され、且つパッドの通り穴の断面が回転軸における制限面が設けられる部分の形状に適合することにより、パッドは回転軸において回転できず、さらに、ヒンジアセンブリの安定性を向上させている。
【0071】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、制限面の数量は少なくとも2つであり、回転軸の軸線の周方向に、少なくとも2つの制限面は対向して設けられる。
【0072】
当該技術的手段において、回転軸の軸線の周方向に、少なくとも2つの制限面は対向して設けられ、制限面の制限効果を向上させている。
【0073】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、第2接続部品の数量は少なくとも2つであり、第1接続部品に取付け溝が設けられ、少なくとも2つの第2接続部品のうち、2つの第2接続部品は取付け溝内に設けられる。
【0074】
当該技術的手段において、第2接続部品は少なくとも2つであり、ヒンジアセンブリと扇風機のヘッドの接続強度を向上させており、また、2つの第2接続部品が第1接続部品の取付け溝内に設けられることで、ヒンジアセンブリの接続強度を向上させており、第2接続部品の脱出を避ける。
【0075】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、回転軸の軸線方向に、第2接続部品は第1接続部品の片側に設けられる。
【0076】
当該技術的手段において、回転軸の軸線方向に、第2接続部品は第1接続部品の片側に位置し、つまり第2接続部品は第1接続部品の外側に位置し、これにより第1接続部品、第2接続部品をこの順に回転軸に取り付けることができ、製品の組立効率を向上させ、製品の信頼性を高めているとともに、第1接続部品は第2接続部品が回転する時に第2接続部品を回避することができ、これにより第2接続部品はより大きい回転角度を有し、様々な適用シーンに対応する。
【0077】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、扇風機のヘッドは、内部に駆動軸と羽根とが設けられるモーターハウジングをさらに含み、モーターハウジングに線通過部が設けられ、扇風機は接続線をさらに含み、線通過部は接続線を通すのに適する。
【0078】
当該技術的手段において、扇風機のヘッドはモーターハウジングをさらに含み、モーターハウジング内にモーターが設けられ、モーターは駆動軸を含み、駆動軸に羽根が接続され、ただし、モーターハウジングに線通過部が設けられ、扇風機は接続線をさらに含み、接続線は縦柱アセンブリより2つの第2接続部品の間のギャップを通した後、線通過部を介してモーターに接続されることで、配線がより合理的である。
【0079】
上記のいずれかの技術的手段において、さらに、縦柱アセンブリは、縦柱と、縦柱の扇風機のヘッドに近い端に設けられるブラケットであって、第1接続部品がブラケットに接続されるブラケットとを含む。
【0080】
当該技術的手段において、縦柱アセンブリは縦柱とブラケットとを含み、ブラケットは縦柱の端部に設けられ、さらに、ブラケットによって第1接続部品を縦柱の端部に取り付けて、ヒンジアセンブリの固定を実現している。
【0081】
本願の付加的な態様及び利点は、以下の説明で明確になるか、又は本願を実施することで理解できる。
【0082】
本願の上記の及び/又は付加的な態様と利点は、次の図面を参照した実施例の説明から明らかになり、理解しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【
図1】
図1は関連技術における一実施例のヒンジアセンブリの構造概略図を示す。
【
図2】
図2は関連技術における一実施例のヒンジアセンブリの別の構造概略図を示す。
【
図3】
図3は関連技術における一実施例のヒンジアセンブリの分解構造概略図を示す。
【
図4】
図4は関連の技術における一実施例のヒンジアセンブリのもう1つの構造概略図を示す。
【
図5】
図5は関連技術における扇風機の構造概略図を示す。
【
図6】
図6は本願の一実施例のヒンジアセンブリの構造概略図を示す。
【
図7】
図7は本願の一実施例のヒンジアセンブリの分解構造概略図を示す。
【
図8】
図8は本願の一実施例のヒンジアセンブリの別の構造概略図を示す。
【
図9】
図9は本願の一実施例のヒンジアセンブリのもう1つの構造概略図を示す。
【
図10】
図10は本願の一具体例のヒンジアセンブリの構造概略図を示す。
【
図11】
図11は本願の別の具体例のヒンジアセンブリの構造概略図を示す。
【
図12】
図12は本願の一実施例の扇風機の構造概略図を示す。
【
図13】
図13は本願の一実施例の扇風機の別の構造概略図を示す。
【
図14】
図14は本願の一実施例の扇風機のもう1つの構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0084】
本願の上記の目的、特徴及び利点の一層の理解のために、次に図面及び特定の実施形態と結び付けて本願を一層詳細に説明する。なお、矛盾がなければ、本願の実施例と実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0085】
次の説明で本願の充分な理解のために多くの詳細が記載されているが、本願はここで説明されるものと違う形態で実施されてもよく、本願の保護範囲は以下に開示される具体例には限定されない。
【0086】
以下、
図6~
図14を参照しながら本願のいくつかの実施例に係るヒンジアセンブリ100、家電製品及び回転装置を説明する。
【0087】
実施例1:
図6に示すように、本願に係る第1の態様の一実施例において、本願は、回転軸102と、第1接続部品104と、第2接続部品106とを含むヒンジアセンブリ100を提供する。
【0088】
具体的には、第1接続部品104、第2接続部品106はいずれも回転軸102に設けられ、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に位置し、第2接続部品106は回転軸102の周りを回転するのに適し、調整部品108であって、調整部品108は回転軸102に接続され、調整部品108が回転軸102の軸線方向に第2接続部品106を押圧するのに適する。
【0089】
本願に係るヒンジアセンブリ100は、回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104、第2接続部品106とを含み、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に位置し、つまり第2接続部品106は第1接続部品104の外側に位置し、これにより第1接続部品104、第2接続部品106をこの順に回転軸102に取り付けることができ、製品の組立効率を向上させ、製品の信頼性を高めているとともに、第1接続部品104は第2接続部品106が回転する時に第2接続部品106を回避することができ、これにより第2接続部品106はより大きい回転角度を有し、様々な適用シーンに対応し、ただし、ヒンジアセンブリ100は調整部品108をさらに含み、調整部品108は回転軸102に接続され、且つ回転軸102の軸線方向に第2接続部品106を押圧して、第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することにより、ヒンジアセンブリ100の信頼性を向上させるのに適する。
【0090】
具体的には、調整部品108は回転軸102の軸線方向に第2接続部品106を押圧することができ、且つ第2接続部品106に対する軸方向の圧力の大きさは調整することができる。第2接続部品106の受ける軸方向の圧力が大きいほど、第2接続部品106が回転する時に受ける抵抗は大きく、これにより回転軸102の周りを回転できるようにする力は大きく、そのため調整部品108によって第2接続部品106の回転に必要とする力の大きさを調整することができ、また、第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することにより、第2接続部品106と隣接する部品との摩擦力を調整することができ、即ち第2接続部品106の受ける軸方向の圧力が大きいほど、隣接する構造との摩擦力が大きく、当該摩擦力と第2接続部品106が受けた回転できるようにする力が相殺できる場合に、第2接続部品106は所定の位置に固定され、さらに、第2接続部品106に接続される部品は任意に回転せず所定の位置に固定され、ヒンジアセンブリ100の信頼性を向上させている。なお、第2接続部品106が回転する時に受ける抵抗は第2接続部品106と第2接続部品106と軸方向に隣接する部品との間に生じる摩擦力を含むということは理解できる。
【0091】
具体的には、第1接続部品104と第2接続部品106は重力方向に回転軸102にこの順に嵌設されてもよく、組み立てやすく、且つ第1接続部品104と第2接続部品106との間の回転軸102の軸方向における距離を任意に調整することができ、ヒンジアセンブリ100の汎用性を向上させている。
【0092】
具体的には、第1接続部品104は回転軸102の周りを回転することができ又は第1接続部品104は回転軸102に固着される。
【0093】
具体的には、第1接続部品104は回転軸102に固着され、これにより第1接続部品104によって回転軸102を固定することができる。
【0094】
実施例2:
図6及び
図8に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、調整部品108は、締付け部品1080を含む。
【0095】
具体的には、
図8に示すように、締付け部品1080は回転軸102の一端に位置し、回転軸102と締付け部品1080にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品1080と回転軸102はねじ山構造によって螺合され、ただし、回転軸102の他端に制限構造がさらに設けられ、第1接続部品104、第2接続部品106は制限構造と締付け部品1080の間に設けられる。
【0096】
当該実施例において、調整部品108は締付け部品1080を含み、回転軸102の一端に締付け部品1080が設けられ、他端に制限構造が設けられ、第1接続部品104と第2接続部品106は制限構造と締付け部品1080の間に設けられ、締付け部品1080によって第2接続部品106にかかる押圧力を調整することができ、ただし、締付け部品1080と回転軸102にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品1080と回転軸102はねじ山構造によって螺合され、これにより締付け部品1080は第2接続部品106にかかる押圧力を調整することができ、且つ螺合は信頼性が高く、締付け部品1080を回転軸102から外した場合に、回転軸102における部品の取り外しと交換がしやすい。
【0097】
具体的には、回転軸102と回転軸102の端部に設けられる制限構造は一体構造であり、回転軸102はボルト又はスクリューを含み、締付け部品1080はナットを含む。
【0098】
実施例3:
図7に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、調整部品108は、制振部品をさらに含む。
【0099】
具体的には、制振部品は回転軸102に接続され、第1接続部品104と締付け部品1080の間に制振部品が設けられ、及び/又は第2接続部品106と第1接続部品104の間に制振部品が設けられる。
【0100】
当該実施例において、調整部品108は制振部品をさらに含み、制振部品は回転軸102に接続され、制振部品は第2接続部品106が回転により受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品106の回転時に生じる摩擦力が増大し、第2接続部品106の回転に必要とする力も増大し、さらに、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。第1接続部品104と締付け部品1080の間、第2接続部品106と第1接続部品104の間にいずれも選択的に制振部品が設けられてもよい。
【0101】
具体的には、第2接続部品106の回転に必要とする力の大きさは制振部品を増加又は減少することにより調整できる。例えば、締付け部品1080が回転軸102の同じ位置に止められた時に制振部品を追加することにより第2接続部品106が回転時に受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品106の回転に必要とする力が増大し、つまり第2接続部品が回転するにはより大きな力をかけることとなり、第2接続部品106が回転により受ける抵抗が他の構造又は利用者が第2接続部品106にかける力より大きく又は等しい場合に、ヒンジアセンブリ100は現在の状態で保持され、つまり第2接続部品106が動かないことが保持され、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。
【0102】
具体的には、第2接続部品106にはヒンジアセンブリ100以外に他の構造が接続されてもよく、他の構造は扇風機のヘッド又は扇風機の縦柱アセンブリを含み、他の構造は第2接続部品106の回転方向に第2接続部品106に力をかけることができ、第2接続部品106が回転により受ける抵抗が他の構造が第2接続部品106にかける力より大きく又は等しい場合に、ヒンジアセンブリ100及び第2接続部品106に取り付けられた他の構造は現在の状態で保持され、これにより第2接続部品106及び第2接続部品106に接続される他の構造の安定性を向上させている。
【0103】
さらに、
図7に示すように、制振部品は弾性パッド1082、摩擦板1084を含む。軸線方向に、第1接続部品104の両側に摩擦板1084が設けられ、弾性パッド1082は第1接続部品104の締付け部品1080に向かう片側に設けられ、且つ弾性パッド1082の軸方向の両側にそれぞれ摩擦板1084が設けられる。
【0104】
実施例4:
図7に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、調整部品108はパッド1086をさらに含む。
【0105】
具体的には、パッド1086は回転軸102に接続され、第2接続部品106と制限構造の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第2接続部品106と第1接続部品104の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第1接続部品104と締付け部品1080の間にパッド1086が設けられる。
【0106】
当該実施例において、調整部品108はパッド1086をさらに含み、パッド1086は接続の安定性を向上させるように2つの構造の間に設けられてもよい。第2接続部品106と制限構造の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第2接続部品106と第1接続部品104の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第1接続部品104と締付け部品1080の間にパッド1086が設けられる。しかも本願でパッド1086及び制振部品の位置と数量は任意に設定することができ、関連の技術ではパッド1086の位置と数量は2つの接続壁の距離により制限される。
【0107】
具体的には、回転軸102の軸方向に、パッド1086の両端は他の構造に当接し、つまりパッド1086は両側の構造を押圧することができ、これによりパッド1086の両側の構造が回転するのに必要とする力を増大することができ、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。
【0108】
実施例5:
本願に係る一実施例は、上記のいずれかの実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第2接続部品106が回転軸102の周りを回転する角度は0°以上、且つ360°以下である。
【0109】
当該実施例において、第2接続部品106が第1接続部品104の外側に設けられるため、第2接続部品106が回転する時、第1接続部品104は第2接続部品106を回避することができ、さらに、第2接続部品106の回転角度が大きくなり、具体的には、第2接続部品106が回転軸102の周りを回転する角度は0°以上、且つ360°以下である。
【0110】
具体的には、回転軸102の周方向に、第1接続部品104の少なくとも一部は第2接続部品106を回避する。
【0111】
実施例6:
本願に係る一実施例は、上記のいずれかの実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第1接続部品104に固定穴1040が設けられ、固定穴1040の数量は少なくとも1つである。
【0112】
当該実施例において、第1接続部品104に固定穴1040が設けられ、固定穴1040によって第1接続部品104を固定することができる。
【0113】
具体的には、ヒンジアセンブリ100はねじを含み、ねじは固定穴1040内に穿設して第1接続部品104を固定するのに適する。
【0114】
もちろん、係着により、係着ブロックを固定穴1040内に係着させて第1接続部品104を固定することもできる。
【0115】
さらに、
図9に示すように、固定穴1040の数量は少なくとも3つであり、少なくとも3つの固定穴1040は回転軸102の周りを周方向に分布する。
【0116】
当該実施例において、固定穴1040の数量は少なくとも3つであり、少なくとも3つの固定穴1040は回転軸102の周りを周方向に分布し、第1接続部品104を取り付け後の安定性を向上させている。
【0117】
具体的には、少なくとも3つの固定穴1040は回転軸102の周りを周方向に分布すし、これにより少なくとも3つの固定穴1040は非共線的に設けられて、3点固定が形成され、つまり非共線的に設けられる3つの固定穴1040は三角形の接続を形成し、これにより第1接続部品104を取り付け後の安定性を向上させている。
【0118】
具体的には、少なくとも3つの固定穴1040は回転軸102の周方向に、均一に分布する。
【0119】
具体的には、固定穴1040は3つであり、3つの固定穴1040と回転軸102の中心を結ぶ線のうち、隣接する2つの線の夾角は90°である。
【0120】
実施例7:
図10に示すように、本願に係る一実施例は、上記のいずれかの実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第1接続部品104の構造は第2接続部品106の構造と同じである。
【0121】
当該実施例において、第1接続部品104の構造は第2接続部品106の構造と同じであり、つまりヒンジアセンブリ100は2つの同じ構造を使用することができ、さらに、第2接続部品106の汎用性を向上させ、製造コストを低減している。
【0122】
実施例8:
本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第1接続部品104の数量は少なくとも2つである。
【0123】
当該実施例において、第1接続部品104の数量は少なくとも2つであり、第1接続部品104は固定の役割を果たし、少なくとも2つの第1接続部品104を設けることはヒンジアセンブリ100の固定強度を向上できるとともに、第1接続部品104を追加すると第2接続部品106にかける軸方向の押圧力を増大させ、さらに、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させることができる。
【0124】
さらに、
図11に示すように、少なくとも2つの第1接続部品104のうちの少なくとも1つの第1接続部品104の構造は第2接続部品106の構造と同じである。
【0125】
当該実施例において、少なくとも2つの第1接続部品104のうちの少なくとも1つの第1接続部品104の構造は第2接続部品106の構造と同じであり、つまりヒンジアセンブリ100において、第1接続部品104と第2接続部品106を組み合わせることができ、これにより異なる接続形態として、様々な固定効果又は回転効果を得ることができる。
【0126】
具体的には、少なくとも2つの第1接続部品104のうちの第2接続部品106と同じ構造の第1接続部品104は固定構造として回転軸102を固定するために用いられ、つまり少なくとも2つの第1接続部品104のうちの第2接続部品106と同じ構造の第1接続部品104は回転軸102に固定して接続される。
【0127】
具体的には、回転軸102に固定して接続される部品は回転軸102に溶接されてもよいし、又は適合する部分において回転軸102に軸方向の接平面を設ける。例えば、回転軸102のパッド1086に適合する部分において軸方向の接平面を設け、且つパッド1086の通り穴の形状を接平面の部分を有する回転軸102に適合するように設計し、これによりパッド1086が回転軸102において回転するのを防ぐ。
【0128】
さらに、軸線方向に、第2接続部品106は少なくとも2つの第1接続部品104のいずれか2つの第1接続部品104の間に位置する。
【0129】
当該実施例において、軸線方向に、第2接続部品106は少なくとも2つの第1接続部品104のいずれか2つの第1接続部品104の間に位置し、これにより2つの第1接続部品104は軸方向に第2接続部品106を押圧して、第2接続部品106が回転により受ける抵抗を増大することができる。
【0130】
実施例9:
図9に示すように、本願に係る一実施例は、上記のいずれかの実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第2接続部品106は、回転軸102に接続される接続部1060と、接続部1060に接続される取付け部1062とを含む。
【0131】
当該実施例において、第2接続部品106は接続部1060と取付け部1062とを含み、接続部1060は回転軸102に接続され、取付け部1062は接続部1060に接続され、他の構造を接続して、他の構造の回転運動を実現するために用いられる。
【0132】
さらに、
図10に示すように、接続部1060と取付け部1062は夾角を有する。
【0133】
当該実施例において、接続部1060と取付け部1062は夾角を有し、夾角の角度を変えて異なる位置に設けられる他の構造を接続して、ヒンジアセンブリ100の接続の柔軟性を向上させることができる。しかも取付け部1062と接続部1060に夾角が設定されることで第2接続部品106の他の構造との接続面積を増やすことができる。
【0134】
具体的には、接続部1060と取付け部1062は板状であり、接続部1060と取付け部1062が夾角を有することは取付け部1062の他の構造との接続面積を増やし、接続強度を向上させることができる。
【0135】
さらに、
図11に示すように、接続部1060と取付け部1062が接続した箇所に補強リブ1066が設けられる。
【0136】
当該実施例において、接続部1060と取付け部1062が接続した箇所に補強リブ1066が設けられ、取付け部1062と接続部1060の接続強度を向上させている。
【0137】
さらに、接続部1060と取付け部1062は一体構造である。
【0138】
当該実施例において、接続部1060と取付け部1062は一体構造であり、取付け部1062と接続部1060の接続強度を向上させている。
【0139】
具体的には、第2接続部品106は湾曲して設けられ、これにより夾角を有する接続部1060と取付け部1062が形成される。
【0140】
さらに、
図9に示すように、接続部1060にクリアランス穴1064が設けられ、回転軸102の軸方向に、クリアランス穴1064は第1接続部品104の固定穴1040に連通するのに適する。
【0141】
当該実施例において、回転軸102の軸方向に、クリアランス穴1064は第1接続部品104の固定穴1040に連通するのに適し、これにより固定穴1040が第2接続部品106の後ろに位置する時に、クリアランス穴1064を通して固定穴1040に接続してヒンジアセンブリ100を固定することができる。
【0142】
実施例10:
図6及び
図8に示すように、本願に係る一具体例において、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104及び第2接続部品106とを含み、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に位置し、第2接続部品106は回転軸102の周りを回転するのに適し、ヒンジアセンブリ100は締付け部品1080と、弾性パッド1082と、パッド1086とをさらに含み、締付け部品1080は回転軸102の一端に設けられ、回転軸102の他端に制限構造が設けられ、弾性パッド1082及びパッド1086は締付け部品1080と制限構造の間に設けられ、且つ弾性パッド1082及びパッド1086の数量を増やすことにより第2接続部品106が回転により受ける摩擦力を増大することができ、ただし、締付け部品1080を回転軸102に止める位置を調整することができ、これにより第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することができる。
【0143】
さらに、第1接続部品104に3つの固定穴1040が設けられ、且つ3つの固定穴1040は非共線的に設けられ、第2接続部品106は湾曲して設けられ、且つ湾曲する箇所は補強リブ1066と圧縮変形を用いて設計を強化する。
【0144】
実施例11:
図10に示すように、本願に係る一具体例において、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる2つの第2接続部品106とを含み、回転軸102の軸線方向に、2つの第2接続部品106の一方の第2接続部品106は他方の第2接続部品106の片側に位置し、少なくとも1つの第2接続部品106は回転軸102の周りを回転するのに適し、ヒンジアセンブリ100は締付け部品1080と、弾性パッド1082と、パッド1086とをさらに含み、締付け部品1080は回転軸102の一端に設けられ、回転軸102の他端に制限構造が設けられ、弾性パッド1082及びパッド1086は締付け部品1080と制限構造の間に設けられ、且つ弾性パッド1082及びパッド1086の数量を増やすことにより第2接続部品106が回転により受ける摩擦力を増大することができ、ただし、締付け部品1080を回転軸102に止める位置を調整することができ、これにより第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することができる。
【0145】
さらに、第2接続部品106には、第2接続部品106を他の構造に取り付けるために用いられる接続穴が設けられる。第2接続部品106は湾曲して設けられ、且つ湾曲する箇所は補強リブ1066と圧縮変形を用いて設計を強化する。
【0146】
具体的には、2つの第2接続部品106の一方は固定構造として回転軸102を固定するために用いられ、つまり2つの第2接続部品106の一方は回転軸102に固定して接続され、2つの第2接続部品106の他方は回転軸102に回転可能に接続される。
【0147】
実施例12:
図11に示すように、本願に係る一具体例において、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104及び2つの第2接続部品106とを含み、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に位置し、2つの第2接続部品106の一方は回転軸102の周りを回転するのに適し、他方の第2接続部品106と第1接続部品104は固定部品として固定の役割を果たし、ヒンジアセンブリ100は締付け部品1080と、弾性パッド1082と、パッド1086とをさらに含み、締付け部品1080は回転軸102の一端に設けられ、回転軸102の他端に制限構造が設けられ、弾性パッド1082及びパッド1086は締付け部品1080と制限構造の間に設けられ、且つ弾性パッド1082及びパッド1086の数量を増やすことにより第2接続部品106が回転により受ける摩擦力を増大することができ、ただし、締付け部品1080を回転軸102に止める位置を調整することができ、これにより第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することができる。
【0148】
さらに、第1接続部品104に3つの固定穴1040が設けられ、且つ3つの固定穴1040は非共線的に設けられ、第2接続部品106は湾曲して設けられ、且つ湾曲する箇所は補強リブ1066と圧縮変形を用いて設計を強化する。
【0149】
実施例13:
本願に係る第2の態様として、さらに、上記のいずれかの実施例に係るヒンジアセンブリ100を含む家電製品が提供される。
【0150】
本願の第2の態様に係る家電製品は、上記のいずれかの実施例に係るヒンジアセンブリ100を含むため、ヒンジアセンブリ100の全ての有益な効果を有する。
【0151】
さらに、家電製品は扇風機、エアコンを含む。
【0152】
当該実施例において、家電製品は扇風機、エアコンを含む。
【0153】
さらに、扇風機は、縦柱アセンブリと、扇風機のヘッドであって、第2接続部品106と第1接続部品104の一方が扇風機のヘッドに接続され、第2接続部品106と第1接続部品104の他方が縦柱アセンブリに接続される扇風機のヘッドとを含む。
【0154】
当該実施例において、ヒンジアセンブリ100を扇風機に用いて、扇風機のピッチ角の調整を実現でき、扇風機の左右首振り角度の調整も実現できる。具体的には、第2接続部品106と第1接続部品104の一方は扇風機のヘッドに接続され、第2接続部品106と第1接続部品104の他方は縦柱アセンブリに接続され、さらに、扇風機のヘッドのピッチ角又は首振り角度の調整を実現する。
【0155】
実施例14:
本願に係る第3の態様として、さらに、上記の第1の態様のいずれかの実施例に係るヒンジアセンブリ100を含む回転装置が提供される。
【0156】
本願の第3の態様に係る回転装置は、上記の第1の態様のいずれかの実施例に係るヒンジアセンブリ100を含むため、ヒンジアセンブリ100の全ての有益な効果を有する。
【0157】
具体的には、回転装置は少なくとも第1取付け構造と第2取付け構造とを含み、第2接続部品106と第1接続部品104の一方は第1取付け構造に接続され、第2接続部品106と第1接続部品104の他方は第2取付け構造に接続されて、第1取付け構造と第2取付け構造の回転を実現する。
【0158】
具体的には、第1取付け構造と第2取付け構造は家電製品における相対的に回転可能な任意の2つの構造であり、家具のドアと本体を含んでもよいし、又は第1取付け構造と第2取付け構造は窓枠とサッシを含む。
【0159】
実施例15:
本願に係る一実施例において、本願は、縦柱アセンブリ202と、扇風機のヘッド204と、ヒンジアセンブリ100とを含む扇風機200を提供する。
【0160】
具体的には、
図12に示すように、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104及び第2接続部品106とを含み、第1接続部品104は縦柱アセンブリ202に接続され、第2接続部品106は扇風機のヘッド204に接続され、且つ第2接続部品106は回転軸102の周りを回転するのに適し、ただし、回転軸102は縦柱アセンブリ202の扇風機のヘッド204に近い端の中部に位置する。
【0161】
本願に係る扇風機200は、縦柱アセンブリ202と扇風機のヘッド204とを含み、縦柱アセンブリ202と扇風機のヘッド204はヒンジアセンブリ100によって接続され、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104、第2接続部品106とを含み、第1接続部品104は縦柱アセンブリ202に接続され、第2接続部品106は扇風機のヘッド204に接続され、且つ第1接続部品104と第2接続部品106は回転軸102の周りを回転することができ、これにより扇風機のヘッド204の回転を実現し、さらに、扇風機のヘッド204の送風角度の調整を実現し、また、ヒンジアセンブリ100の回転軸102は縦柱アセンブリ202の端部に位置し、つまりヒンジアセンブリ100が扇風機のヘッド204の背部及び縦柱アセンブリ202に接続され、扇風機のヘッド204の安定性を向上させるとともに、扇風機200は一層整うように見える。さらに、回転軸102は縦柱アセンブリ202の扇風機のヘッド204に近い端の中部に位置し、これにより扇風機のヘッド204は回転する間により大きい角度での回転を実現でき、さらに、より大きいピッチ角度の調整を実現する。
【0162】
具体的には、回転軸102は縦柱アセンブリ202の扇風機のヘッド204に近い端の中部に位置し、つまり回転軸102の軸線と縦柱アセンブリ202の端部の中心は同じ平面内に位置する。
【0163】
例えば、縦柱アセンブリ202の端部が円形である場合に、縦柱アセンブリ202の端面における回転軸102の軸線の投影は縦柱アセンブリ202の端面の直径に位置し、且つ回転軸102の両端は縦柱アセンブリ202の端面の縁と距離が同じである。
【0164】
具体的には、第2接続部品106は扇風機のヘッド204に接続され、且つ第2接続部品106は回転軸102の周りを回転し、これにより扇風機のヘッド204は回転軸102の周りを回転することができ、さらに、回転軸102は縦柱アセンブリ202の扇風機のヘッド204に近い端の中部に位置し、つまり回転軸102は縦柱アセンブリ202の端部の中部に位置し、これにより扇風機のヘッド204は縦柱アセンブリ202の端部の中部の周りを回転し、これで扇風機のヘッド204の重心も縦柱アセンブリ202の端部の中部の周りを回転し、これにより扇風機のヘッド204は回転する間に重心が縦柱アセンブリ202の中心から離れるため傾斜することがなく、扇風機のヘッド204の安定性を向上させている。
【0165】
さらに、本願に係る扇風機200は、回転軸102を縦柱アセンブリ202の端部の縁に設けるのと比べ、より優れた安定性を有する。
【0166】
実施例16:
図12に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第1接続部品104と第2接続部品106の相対的な回転の中心となる軸線は縦柱アセンブリ202の長さ方向に垂直である。
【0167】
当該実施例において、第1接続部品104と第2接続部品106の相対的な回転の中心となる軸線は縦柱アセンブリ202の長さ方向に垂直であり、つまり扇風機のヘッド204のピッチ角の調整を実現しており、さらに、扇風機200の送風面積を増やしている。
【0168】
具体的には、扇風機200は床置式の扇風機であってもよく、この場合において縦柱アセンブリ202は鉛直方向に設置され、つまり縦柱アセンブリ202の長さ方向は鉛直方向である。
【0169】
もちろん、第1接続部品104と第2接続部品106の相対的な回転の中心となる軸線は縦柱アセンブリ202に平行であってもよく、これにより扇風機のヘッド204の左右首振りの回転動作を実現できる。
【0170】
実施例17:
本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、扇風機のヘッド204は駆動軸116と駆動軸116に設けられる羽根とを含み、回転軸102の中心と駆動軸116の軸線が重なる。
【0171】
当該実施例において、扇風機のヘッド204は駆動軸116と羽根とを含み、駆動軸116は羽根を駆動して回転させて外部に送風し、羽根は駆動軸116の周りに分布し、これにより駆動軸116は扇風機200の中部に位置し、回転軸102の中心と駆動軸116の軸線が重なり、つまり駆動軸116の軸線は回転軸102の軸線を通し、これにより扇風機のヘッド204は回転する間に、縦柱アセンブリ202の端部が常に扇風機のヘッド204の中心に対応し、これにより扇風機のヘッド204は回転する間に偏心せずに済み、さらに、扇風機のヘッド204の安定性を向上させており、また、扇風機のヘッド204は回転する間に偏心しないため、扇風機のヘッド204はより大きい角度で回転することができる。
【0172】
具体的には、回転軸102が縦柱アセンブリ202の端部の中部に位置するように設置することにより、扇風機のヘッド204は回転する間に常に縦柱アセンブリ202の端部の中部の周りを回転することができ、扇風機200が駆動軸116を含むため、駆動軸116も縦柱アセンブリ202の端部の中部の周りを回転し、そして、扇風機のヘッド204が回転する間に、駆動軸116の軸線は常に回転軸102の中心を通し、これにより扇風機200が回転する間に、扇風機のヘッド204は回転軸102の中心を中心に、回転軸102の中心と駆動軸116の距離を半径として回転し、これは扇風機のヘッド204の中心を縦柱アセンブリ202の端部の中心に固定して接続することに相当し、これにより扇風機のヘッド204の中心と縦柱アセンブリ202の端部の中心との距離が変わらず、これにより扇風機のヘッド204は回転する間に偏心することが避けられ、扇風機のヘッド204が回転する間に偏心しないことは回転する扇風機200の美観性を向上させているとともに、これにより扇風機200はより大きい角度で回転することができる。
【0173】
具体的には、扇風機200はモーターを含み、モーターに駆動軸116が設けられ、駆動軸116は羽根に接続される。
【0174】
実施例18:
本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つ、扇風機のヘッド204及び/又は縦柱アセンブリ202に設けられる制限部品(未図示)をさらに含み、制限部品は扇風機のヘッド204が第1位置112と第2位置114の間に回転するよう制限するのに適する。
【0175】
当該実施例において、制限部品を設けると扇風機のヘッド204の回転範囲を限定することができ、これにより扇風機のヘッド204は第1位置112と第2位置114の間に回転する。
【0176】
具体的には、制限部品は扇風機のヘッド204に設けられてもよいし、縦柱アセンブリ202に設けられてもよく、もちろん、扇風機のヘッド204と縦柱アセンブリ202にいずれも制限部品が設けられてもよい。
【0177】
具体的には、扇風機のヘッド204が回転する間に、制限部品が扇風機のヘッド204又は縦柱アセンブリ202に当接することにより扇風機のヘッド204の回転角度の制限を実現できる。
【0178】
さらに、水平位置110から扇風機200の下方へ第1位置112に回転する扇風機のヘッド204の回転角度は0°以上、且つ6°以下であり、水平位置110から扇風機200の上方へ第2位置114に回転する扇風機のヘッド204の回転角度は0°以上、且つ90°以下であり、ただし、水平位置110は第1位置112と第2位置114の間に位置し、扇風機のヘッド204が水平位置110に位置する時に、駆動軸116の軸線は縦柱アセンブリ202の長さ方向に垂直である。
【0179】
当該実施例において、
図13及び
図14に示すように、水平位置110は第1位置112と第2位置114の間に位置し、扇風機のヘッド204は水平位置110からそれぞれ第1位置112、第2位置114に運動することができ、扇風機のヘッド204が水平位置110に位置する時に、駆動軸116の軸線は縦柱アセンブリ202の長さ方向に垂直であり、つまり扇風機のヘッド204が水平位置110に位置する時に扇風機200の送風方向は水平方向又は略水平方向であり、ただし、ヒンジアセンブリ100により扇風機のヘッド204のピッチ角の調整を実現でき、
図13は扇風機のヘッド204が第1位置112に運動する時の概略図を示し、水平位置110から扇風機200の下方へ第1位置112に回転する扇風機のヘッド204の回転角度は0°以上、且つ6°以下であり、即ち扇風機のヘッド204の水平位置110からの下向き運動の俯角は0°以上、且つ6°以下である。
図14は扇風機のヘッド204が第2位置114に運動する時の概略図を示し、水平位置110から扇風機200の上方へ第2位置114に回転する扇風機のヘッド204の回転角度は0°以上、且つ90°以下であり、即ち扇風機のヘッド204の水平位置110からの上向き運動の仰角は0°以上、且つ90°以下であり、つまり扇風機のヘッド204は6°の俯角と、90°の仰角を実現でき、扇風機200の送風範囲を広げている。
【0180】
具体的には、第1位置112は水平位置110の下方に位置し、第2位置114は水平位置110の上方に位置する。
【0181】
実施例19:
図12に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、ヒンジアセンブリ100は、締付け部品1080をさらに含み、締付け部品1080は回転軸102に設けられ、回転軸102の一端に位置し、回転軸102と締付け部品1080にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品1080と回転軸102はねじ山構造によって螺合され、ただし、回転軸102の他端に制限構造がさらに設けられ、第1接続部品104と第2接続部品106は制限構造と締付け部品1080の間に位置する。
【0182】
当該実施例において、回転軸102の一端に締付け部品1080が設けられ、他端に制限構造が設けられ、第1接続部品104と第2接続部品106は制限構造と締付け部品1080の間に設けられ、締付け部品1080によって第2接続部品106にかかる押圧力を調整することができ、ただし、締付け部品1080と回転軸102にいずれもねじ山構造が設けられ、締付け部品1080と回転軸102はねじ山構造によって螺合され、これにより締付け部品1080は第2接続部品106にかかる押圧力を調整することができ、且つ螺合は信頼性が高く、締付け部品1080を回転軸102から外した場合に、回転軸102における部品の取り外しと交換がしやすい。
【0183】
具体的には、回転軸102と回転軸102の端部に設けられる制限構造は一体構造であり、回転軸102はボルト又はスクリューを含み、締付け部品1080はナットを含む。
【0184】
具体的には、締付け部品1080は回転軸102の軸線方向に第2接続部品106を押圧し、且つ第2接続部品106に対する軸方向の圧力の大きさは調整することができる。第2接続部品106の受ける軸方向の圧力が大きいほど、第2接続部品106が回転する時に受ける抵抗は大きく、これにより回転軸102の周りを回転できるようにする力は大きく、そのため締付け部品1080によって第2接続部品106の回転に必要とする力の大きさを調整することができ、また、第2接続部品106の受ける軸方向の圧力を調整することにより、第2接続部品106と隣接する部品との摩擦力を調整することができ、即ち第2接続部品106の受ける軸方向の圧力が大きいほど、隣接する構造との摩擦力が大きく、当該摩擦力と第2接続部品106が受けた回転できるようにする力が相殺できる場合に、第2接続部品106は所定の位置に固定され、さらに、第2接続部品106に接続される部品は任意に回転せず所定の位置に固定され、ヒンジアセンブリ100の信頼性を向上させている。なお、第2接続部品106が回転する時に受ける抵抗は第2接続部品106と第2接続部品106と軸方向に隣接する部品との間に生じる摩擦力を含むということは理解できる。
【0185】
具体的には、第1接続部品104は回転軸102の周りを回転することができ又は第1接続部品104は回転軸102に固着される。
【0186】
具体的には、第1接続部品104は回転軸102に固着され、これにより第1接続部品104によって回転軸102を固定することができる。
【0187】
さらに、
図12に示すように、ヒンジアセンブリ100は、回転軸102に設けられる制振部品をさらに含み、第1接続部品104と締付け部品1080の間に制振部品が設けられる。
【0188】
当該実施例において、制振部品は回転軸102に接続され、制振部品は第2接続部品106が回転により受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品106の回転時に生じる摩擦力が増大し、第2接続部品106の回転に必要とする力も増大し、さらに、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。第1接続部品104と締付け部品1080の間、第2接続部品106と第1接続部品104の間にいずれも選択的に制振部品が設けられてもよい。
【0189】
具体的には、第2接続部品106の回転に必要とする力の大きさは制振部品を増加又は減少することにより調整できる。例えば、締付け部品1080が回転軸102の同じ位置に止められた時に制振部品を追加することにより第2接続部品106が回転時に受ける抵抗を増大することができ、これにより第2接続部品106の回転に必要とする力が増大し、つまり第2接続部品が回転するにはより大きな力をかけることとなり、第2接続部品106が回転により受ける抵抗が他の構造又は利用者が第2接続部品106にかける力より大きく又は等しい場合に、ヒンジアセンブリ100は現在の状態で保持され、つまり第2接続部品106が動かないことが保持され、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。
【0190】
具体的には、第2接続部品106にはヒンジアセンブリ100以外に他の構造が接続されてもよく、他の構造は扇風機200のヘッド204又は扇風機200の縦柱アセンブリ202を含み、他の構造は第2接続部品106の回転方向に第2接続部品106に力をかけることができ、第2接続部品106が回転により受ける抵抗が他の構造が第2接続部品106にかける力より大きく又は等しい場合に、ヒンジアセンブリ100及び第2接続部品106に取り付けられた他の構造は現在の状態で保持され、これにより第2接続部品106及び第2接続部品106に接続される他の構造の安定性を向上させている。
【0191】
さらに、ヒンジアセンブリ100は回転軸102に設けられるパッド1086をさらに含み、第2接続部品106と制限構造の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第1接続部品104と第2接続部品106の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第1接続部品104と締付け部品1080の間にパッド1086が設けられる。
【0192】
当該実施例において、パッド1086は接続の安定性を向上させるように2つの構造の間に設けられてもよい。第2接続部品106と制限構造の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第2接続部品106と第1接続部品104の間にパッド1086が設けられ、及び/又は第1接続部品104と締付け部品1080の間にパッド1086が設けられる。
【0193】
具体的には、回転軸102の軸方向に、パッド1086の両端は他の構造に当接し、つまりパッド1086は両側の構造を押圧することができ、これによりパッド1086の両側の構造が回転するのに必要とする力を増大することができ、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。
【0194】
さらに、制振部品は、弾性パッド1082、粘性制振部品、アイドルギヤのいずれか1つ又はそれらの組み合わせを含む。
【0195】
当該実施例において、制振部品は、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させるように、弾性パッド1082、粘性制振部品、アイドルギヤのいずれか1つ又はそれらの組み合わせを含む。さらに、粘性制振部品は制振油を含む。
【0196】
さらに、回転軸102の軸線方向に、少なくとも回転軸102の一部に制限面が形成され、パッド1086に通り穴が設けられ、通り穴の横断面の形状は回転軸102における制限面が設けられる部分の横断面の形状に適合する。
【0197】
当該実施例において、回転軸102の軸線方向に、回転軸102に制限面が形成され、且つパッド1086の通り穴の断面が回転軸102における制限面が設けられる部分の形状に適合することにより、パッド1086は回転軸102において回転できず、さらに、ヒンジアセンブリ100の安定性を向上させている。
【0198】
具体的には、回転軸102とヒンジアセンブリ100における第2接続部品106と締付け部品1080を除く他の構造が接続される部分にはいずれも制限面が対応して設けられてもよく、且つ第2接続部品106と締付け部品1080を除く他の構造の回転軸102に接続される取付け穴の部分の形状も回転軸102に適合し、これにより他の構造の回転を防ぎ、構造の信頼性を向上させる。
【0199】
さらに、制限面の数量は少なくとも2つであり、回転軸102の軸線の周方向に、少なくとも2つの制限面は対向して設けられる。
【0200】
当該実施例において、回転軸102の軸線の周方向に、少なくとも2つの制限面は対向して設けられ、制限面の制限効果を向上させている。
【0201】
実施例20:
図12に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、第2接続部品106の数量は少なくとも2つであり、第1接続部品104に取付け溝が設けられ、少なくとも2つの第2接続部品106のうち、2つの第2接続部品106は取付け溝内に設けられる。
【0202】
当該実施例において、第2接続部品106は少なくとも2つであり、これによりヒンジアセンブリ100と扇風機のヘッド204の接続強度を向上させており、また、2つの第2接続部品106が第1接続部品104の取付け溝内に設けられることで、ヒンジアセンブリ100の接続強度を向上させており、第2接続部品106の脱出を避ける。
【0203】
具体的には、第2接続部品106は2つであり、2つの第2接続部品106はいずれも第1接続部品104の取付け溝内に位置し、且つ2つの第2接続部品106は制振部品、パッド1086、摩擦板によって制限される。
【0204】
実施例21:
本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に設けられる。
【0205】
当該実施例において、回転軸102の軸線方向に、第2接続部品106は第1接続部品104の片側に位置し、つまり第2接続部品106は第1接続部品104の外側に位置し、これにより第1接続部品104、第2接続部品106をこの順に回転軸102に取り付けることができ、製品の組立効率を向上させ、製品の信頼性を高めているとともに、第1接続部品104は第2接続部品106が回転する時に第2接続部品106を回避することができ、これにより第2接続部品106はより大きい回転角度を有し、様々な適用シーンに対応する。
【0206】
実施例22:
本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、扇風機のヘッド204は、内部に駆動軸116と羽根とが設けられるモーターハウジングをさらに含み、モーターハウジングに線通過部2040が設けられ、扇風機200は接続線をさらに含み、線通過部2040は接続線を通すのに適する。
【0207】
当該実施例において、扇風機のヘッド204はモーターハウジングをさらに含み、モーターハウジング内にモーターが設けられ、モーターは駆動軸116を含み、駆動軸116に羽根が接続され、ただし、モーターハウジングに線通過部2040が設けられ、扇風機200は接続線をさらに含み、接続線は縦柱アセンブリ202より2つの第2接続部品106の間のギャップを通した後、線通過部2040を介してモーターに接続されることで、配線がより合理的である。
【0208】
具体的には、第2接続部品106はモーターハウジングに取り付けられる。
【0209】
実施例23:
図12に示すように、本願に係る一実施例は、上記の実施例に記載の特徴を含み、且つさらに、縦柱アセンブリ202は、縦柱と、縦柱の扇風機のヘッド204に近い端に設けられるブラケットであって、第1接続部品104がブラケットに接続されるブラケットとを含む。
【0210】
当該実施例において、縦柱アセンブリ202は縦柱とブラケットとを含み、ブラケットは縦柱の端部に設けられ、さらに、ブラケットによって第1接続部品104を縦柱の端部に取り付けて、ヒンジアセンブリ100の固定を実現している。
【0211】
実施例24:
本願に係る一具体例において、
図12に示すように、本願は、扇風機のヘッド204と、縦柱アセンブリ202と、扇風機のヘッド204と縦柱アセンブリ202を接続するヒンジアセンブリ100とを含む扇風機200を提供し、ヒンジアセンブリ100は回転軸102と、回転軸102に設けられる第1接続部品104及び2つの第2接続部品106とを含み、2つの第2接続部品106は第1接続部品104の取付け溝内に設けられ、且つ2つの第2接続部品106はパッド1086、摩擦板、弾性パッド1082によって制限され、ただし、回転軸102は縦柱アセンブリ202の端部に位置し、扇風機のヘッド204は回転軸102を含み、回転軸102の軸線は回転軸102の中心を通し、これにより扇風機のヘッド204の中心と縦柱アセンブリ202の端部の中心との距離が変わらず、これにより扇風機のヘッド204は回転する間に偏心することが避けられ、扇風機のヘッド204が回転する間に偏心しないことは回転する扇風機200の美観性を向上させているとともに、これにより扇風機200はより大きい角度で回転することができる。
【0212】
具体的には、
図13及び
図14に示すように、扇風機のヘッド204は6°の最大俯角と、90°の最大仰角を実現でき、しかも最大俯角と最大仰角の間で任意に調整できる。
【0213】
さらに、縦柱アセンブリ202のブラケットはヒンジアセンブリ100の端部を固定する。
【0214】
さらに、回転軸102の対向する両側に制限面が設けられ、パッド1086の通り穴は制限面が設けられる部分の形状に適合し、締付け部品1080の緩みを防ぐことができ、具体的には、パッド1086の通り穴はU字状である。
【0215】
具体的には、第2制限部に線通過部2040が設けられ、具体的には、線通過部2040は中空であり、線通過部2040により線が確実かつ容易に通過する。
【0216】
具体的には、第2接続部品106は扇風機のヘッド204のモーターベースに取り付けられる。
【0217】
本願において、特段の説明がない限り、用語「複数」とは2つ又は2つ以上を指す。用語「取り付ける」、「つながる」、「接続」、「固定」などはいずれも広義的に理解され、例えば、「接続」は固定して接続されることであってもよいし、取り外し可能に接続されることであってもよく、又は一体的に接続されることであってもよい。「つながる」とは直接的につながることであってもよいし、中間の媒介を介して間接的につながることであってもよい。当業者は、状況を踏まえて本願で上記の用語の意味を具体的に理解することができる。
【0218】
本明細書の説明において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「具体例」などが含まれている説明は、当該実施例又は例を用いて説明された特定の特徴、構造、材料又は特徴が本願の少なくとも1つの実施例又は例に含まれていることを意図する。本明細書において、上記の用語を含む例示的な説明は、必ずしも同じ実施例又は例が対象になるとは限らない。また、説明されている特定の特徴、構造、材料又は特徴は任意の1つ若しくは複数の実施例又は例において適切な形態で組み合わせされてもよい。
【0219】
上記した内容は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するためのものではない。当業者にとって、本願には様々な変更と変化が可能である。本願の原理と趣旨を逸脱しない限りにおいてなされた変更、同等な差し替え、改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0220】
図1~
図5における符号と部品名称との対応関係は、次のとおりである。
100’…ヒンジアセンブリ、102’…固定座、104’…接続壁、106’…ナット、108’…パッド、110’…ボルト、200’…扇風機、202’…縦柱、204’…扇風機のヘッド。
【0221】
図6~
図14における符号と部品名称との対応関係は、次のとおりである。
100…ヒンジアセンブリ、102…回転軸、104…第1接続部品、1040…固定穴、106…第2接続部品、1060…接続部、1062…取付け部、1064…クリアランス穴、1066…補強リブ、108…調整部品、1080…締付け部品、1082…弾性パッド、1084…摩擦板、1086…パッド、200…扇風機、202…縦柱アセンブリ、204…扇風機のヘッド、2040…線通過部、110…水平位置、112…第1位置、114…第2位置、116…駆動軸。