IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ぐるなびの特許一覧

特許7406138情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
<>
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図1
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図2
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図3
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図4
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図5
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図6
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図7
  • 特許-情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-19
(45)【発行日】2023-12-27
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/9035 20190101AFI20231220BHJP
【FI】
G06F16/9035
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022121227
(22)【出願日】2022-07-29
(62)【分割の表示】P 2018186372の分割
【原出願日】2018-10-01
(65)【公開番号】P2022136286
(43)【公開日】2022-09-15
【審査請求日】2022-07-29
(73)【特許権者】
【識別番号】500175565
【氏名又は名称】株式会社ぐるなび
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 雄一
(72)【発明者】
【氏名】柏木 美英
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-016351(JP,A)
【文献】特開2018-097595(JP,A)
【文献】特開2002-366640(JP,A)
【文献】特開2001-357147(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、検索対象に関する情報を検索結果情報として前記ユーザ端末に送信する検索処理部と、
前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したか否かを判定する閲覧終了判定処理部と、
前記閲覧終了判定処理部により前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信する追加情報送信処理部と、
を備え、
前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用可能又は購入可能であったが、その後に利用不可能又は購入不可能になった検索対象に関する情報を含む、情報提供装置。
【請求項2】
前記検索処理部は、前記検索操作に応じて、予め登録された複数の検索対象の中から前記ユーザ端末から受信される検索条件に合致する検索対象を抽出し、当該抽出された検索対象に関する情報を前記検索結果情報として前記ユーザ端末に送信する、
請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記追加情報送信処理部は、前記追加情報をプッシュ通知により前記ユーザ端末に送信する、
請求項1又は2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記閲覧終了判定処理部は、前記ユーザ端末とのコネクションが切断された場合、又は前記ユーザ端末からの信号が予め定められた時間以上受信されない場合に、前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したと判定する、
請求項1~3のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記追加情報は、前記検索操作において入力される検索条件に合致する検索対象に関する情報のうち、前記検索処理部により前記ユーザ端末にまだ送信されていない検索対象に関する情報を含む、
請求項1~4のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項6】
前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用不可能又は購入不可能であったが、その後に利用可能又は購入可能になった検索対象に関する情報を含む、
請求項1~5のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項7】
前記追加情報送信処理部は、前記ユーザ端末から前記検索操作において入力される検索条件が複数回受信された場合、前記ユーザ端末から受信された最新の検索条件に合致する検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信する、
請求項1~6のいずれかに記載の情報提供装置。
【請求項8】
情報提供装置における情報提供方法であって、
前記情報提供装置のプロセッサが、
ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、検索対象に関する情報を検索結果情報として前記ユーザ端末に送信することと、
前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したか否かを判定することと、
前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信することと、
を実行する情報提供方法であって、
前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用可能又は購入可能であったが、その後に利用不可能又は購入不可能になった検索対象に関する情報を含む、情報提供方法。
【請求項9】
情報提供装置のプロセッサに、
ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、検索対象に関する情報を検索結果情報として前記ユーザ端末に送信することと、
前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したか否かを判定することと、
前記検索結果情報の閲覧及び前記検索結果情報に対する操作に応じた情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信することと、
を実行させるための情報提供プログラムであって、
前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用可能又は購入可能であったが、その後に利用不可能又は購入不可能になった検索対象に関する情報を含む、情報提供プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供装置、情報提供方法、及び情報提供プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店のステータス情報(例えば、満席であるか否か)の変化を検索結果ページにリアルタイムに反映させるシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-005852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記システムでは、ユーザによる検索結果ページの閲覧が終了した後(例えば、検索結果ページをユーザが閉じた後、ユーザ端末の画面がオフになった後など)は、飲食店のステータス情報の変化をユーザは把握することができない。
【0005】
本発明の目的は、ユーザによる検索結果情報の閲覧が終了した後であっても、検索条件に合致する飲食店に関連する追加情報をユーザに通知することが可能な情報提供装置、情報提供プログラム、及び情報提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報提供装置は、ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、予め登録された複数の検索対象の中から前記ユーザ端末から受信される検索条件に合致する検索対象を抽出し、当該抽出された検索対象に関する情報を検索結果情報としてユーザ端末に送信する検索処理部と、前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧が終了したか否かを判定する閲覧終了判定処理部と、前記閲覧終了判定処理部により前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索条件に合致する検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信する追加情報送信処理部とを備える。
【0007】
本発明に係る情報提供方法は、情報提供装置における情報提供方法であって、ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、予め登録された複数の検索対象の中から前記ユーザ端末から受信される検索条件に合致する検索対象を抽出し、当該抽出された検索対象に関する情報を検索結果情報としてユーザ端末に送信することと、前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧が終了したか否かを判定することと、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索条件に合致する検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信することとを含む。
【0008】
本発明に係る情報提供プログラムは、情報提供装置のプロセッサに、ユーザ端末で行われる検索操作に応じて、予め登録された複数の検索対象の中から前記ユーザ端末から受信される検索条件に合致する検索対象を抽出し、当該抽出された検索対象に関する情報を検索結果情報としてユーザ端末に送信することと、前記ユーザ端末における前記検索結果情報の閲覧が終了したか否かを判定することと、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索条件に合致する検索対象に関する追加情報を前記ユーザ端末に送信することとを実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ユーザによる検索結果情報の閲覧が終了した後であっても、検索条件に合致する飲食店に関連する追加情報をユーザに通知することが可能な情報提供装置、情報提供プログラム、及び情報提供方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
図2図2は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムで使用される店舗情報の一例を示す図である。
図3図3は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムで使用される予約情報の一例を示す図である。
図4図4は、本発明の実施の形態に係る情報提供装置で実行される情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムにおいてユーザ端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。
図6図6は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムにおいてユーザ端末に表示される店舗別ページの一例を示す図である。
図7図7は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムにおいてユーザ端末に表示される地図ページの一例を示す図である。
図8図8は、本発明の実施の形態に係る情報提供システムにおいてユーザ端末に表示される追加情報の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0012】
[情報提供システム1]
図1に示すように、本発明の実施形態に係る情報提供システム1は、情報提供装置2と一又は複数のユーザ端末3とを含む。情報提供装置2及びユーザ端末3は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網N1を介して通信可能である。
【0013】
情報提供装置2は、予め登録された複数の検索対象の中から検索条件に合致した検索対象を抽出する検索サイトとしての機能を備える。本実施形態では、前記検索対象が飲食店であり、情報提供装置2が飲食店検索サイトとしての機能を備える場合を例に挙げて説明する。なお、他の実施形態では、前記検索対象が飲食店以外の施設(例えば、ホテル、カラオケルーム、駐車場など)であってもよい。また、前記検索対象が、任意の商品(例えば、日用品、食料品、家電製品、家具、乗用車、宅配弁当、映画館のチケット、電車のチケット、旅客機のチケットなど)であってもよい。
【0014】
ところで、本実施形態に関連する技術として、飲食店のステータス情報(例えば、満席であるか否か)の変化を検索結果ページにリアルタイムに反映させるシステムが知られている。当該システムでは、ユーザによる検索結果ページの閲覧が終了した後(例えば、検索結果ページをユーザが閉じた後、ユーザ端末の画面がオフになった後など)は、飲食店のステータス情報の変化をユーザは把握することができない。これに対して、本実施形態に係る情報提供装置2によれば、ユーザによる検索結果情報の閲覧が終了した後であっても、検索対象に関する追加情報をユーザに通知することが可能である。
【0015】
[情報提供装置2]
図1に示されるように、情報提供装置2は、制御部21、記憶部22、操作表示部23、及び通信I/F24などを備えるサーバである。なお、情報提供装置2は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、情報提供装置2で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサによって分散して実行されてもよい。
【0016】
通信I/F24は、情報提供装置2を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介してユーザ端末3などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インタフェースである。
【0017】
操作表示部23は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインタフェースである。
【0018】
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部22には、店舗情報D1、予約情報D2などのデータが記憶される。ここに、図2は店舗情報D1の一例を示す図であり、図3は予約情報D2の一例を示す図である。
【0019】
図2に示されるように、店舗情報D1には、前記飲食店検索サイトに登録されている飲食店ごとに、「店舗ID」、「店舗名」、「エリア」、「ジャンル」などの情報が含まれる。前記「店舗ID」は、前記飲食店を識別するための識別情報である。前記「店舗名」は、前記飲食店の名称である。前記「エリア」は、前記飲食店が位置しているエリア(例えば、都道府県など)を示す情報である。前記「ジャンル」は、前記飲食店で提供されている料理のジャンルを示す情報である。店舗情報D1は、前記飲食店検索サイトにおいてユーザが所望の飲食店を探す際に実行される検索処理時に、制御部21により参照される。
【0020】
予約情報D2は、前記飲食店検索サイトに登録されている店舗ごとに個別に生成されて、記憶部22に記憶される。図3に示される予約情報D2は、店舗Aに関する予約情報D2である。図3に示されるように、予約情報D2には、「テーブル」、「予約者名」、「人数」、「利用時間」などの予約内容を示す情報が含まれる。予約情報D2は、前記飲食店検索サイトに登録されている飲食店に対する予約が受け付けられたことが検知された場合に、制御部21により随時更新される。例えば、制御部21は、飲食店に設けられている店舗端末(不図示)から受信される信号に基づいて、前記飲食店に対する予約が受け付けられたことが検知されると、前記飲食店に関する予約情報D2を更新する。
【0021】
なお、他の実施形態として、店舗情報D1、予約情報D2などの情報の一部又は全部が、情報提供装置2から通信網N1を介してアクセス可能な他のサーバに記憶されていることも考えられる。そして、情報提供装置2の制御部21は、前記サーバから各種の情報を取得して、後述の情報提供処理(図4参照)などの各処理を実行してもよい。
【0022】
また、記憶部22には、検索条件を入力するための検索ページ(不図示)のデータも記憶される。また、記憶部22には、後述の検索結果ページP1(図5参照)、店舗別ページP2(図6参照)、地図ページP3(図7参照)などのデータも記憶される。
【0023】
さらに、記憶部22には、制御部21に後述の情報提供処理(図4参照)を実行させるための情報提供プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記情報提供プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、情報提供装置2が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。
【0024】
制御部21は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部21は、前記ROM又は記憶部22に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより情報提供装置2を制御する。
【0025】
具体的に、制御部21は、図1に示されるように、検索処理部211、閲覧終了判定処理部212、追加情報送信処理部213、予約判定処理部214、位置情報受信処理部215などの各種の処理部を含む。制御部21は、前記CPUで前記情報提供プログラムに従った各種の処理を実行することによって、これらの処理部として機能する。なお、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記情報提供プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0026】
検索処理部211は、ユーザ端末3で行われる検索操作に応じて、予め登録された複数の飲食店の中からユーザ端末3から受信される検索条件に合致する飲食店を抽出し、当該抽出された飲食店に関する情報(例えば、後述の検索結果ページP1、店舗別ページP2、地図ページP3など)を検索結果情報としてユーザ端末3に送信する。
【0027】
閲覧終了判定処理部212は、ユーザ端末3における前記検索結果情報の閲覧が終了したか否かを判定する。例えば、閲覧終了判定処理部212は、ユーザ端末3とのコネクションが切断された場合に、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定してもよい。もしくは、閲覧終了判定処理部212は、ユーザ端末3からの信号が予め定められた時間以上受信されない場合に、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定してもよい。
【0028】
追加情報送信処理部213は、閲覧終了判定処理部212により前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索条件に合致する飲食店に関連する追加情報をユーザ端末3に送信する。例えば、追加情報送信処理部213は、前記追加情報をプッシュ通知によりユーザ端末3に送信してもよい。情報提供装置2は、プッシュ通知によって任意のタイミングで任意のメッセージをユーザ端末3に送信して、当該メッセージをユーザ端末3に表示させることが可能である。なお、プッシュ通知を実現するための手法又はシステムとしては、公知の任意の手法又はシステム(例えば、ウェブブラウザを利用して実現されるウェブプッシュ通知など)を採用することができる。これにより、ユーザ端末3のユーザが検索結果ページP1などの閲覧をやめた後(例えば、検索結果ページP1が非表示になった後、ユーザ端末3が省電力モードに移行した後など)であっても、前記検索条件に合致する飲食店に関連する有益な情報を前記追加情報としてユーザに通知することが可能となる。なお、追加情報送信処理部213は、前記追加情報を電子メール又はショートメッセージサービス(SMS)によりユーザ端末3に送信してもよい。
【0029】
なお、前記追加情報は、前記検索条件に合致する飲食店に関する情報うち、検索処理部211によりユーザ端末3にまだ送信されていない飲食店に関する情報を含んでいてもよい。例えば、検索結果ページP1が複数のページで構成されており、前記複数のページのうちの最初のページの情報しかユーザ端末3に送信されていない場合、前記追加情報は、前記検索条件に合致する飲食店に関する情報うち、検索結果ページP1の2ページ目以降に表示される飲食店に関する情報を含んでいてもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが、検索結果ページP1が複数のページで構成されていることに気づかないまま検索結果ページP1の閲覧をやめてしまった場合でも、検索結果ページP1の2ページ目以降に表示されるはずだった飲食店に関する情報を、前記追加情報としてユーザに通知することが可能となる。
【0030】
また、前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用不可能(すなわち、満席)であったが、その後に利用可能(すなわち、空席あり)になった飲食店に関する情報を含んでいてもよい。これにより、ユーザ端末3のユーザが検索結果ページP1の閲覧をやめた後に、満席の状態から空席ありの状態に変化した飲食店に関する情報を、前記追加情報としてユーザに通知することが可能となる。なお、検索対象が商品である場合は、前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には購入不可能(すなわち、在庫なし)であったが、その後に購入可能(すなわち、在庫あり)になった商品に関する情報を含んでいてもよい。
【0031】
また、前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には利用可能(すなわち、空席あり)であったが、その後に利用不可能(すなわち、満席)になった飲食店に関する情報を含んでいてもよい。これにより、ユーザ端末3のユーザが検索結果ページP1の閲覧をやめた後に、空席ありの状態から満席の状態に変化した飲食店に関する情報を、前記追加情報としてユーザに通知することが可能となる。よって、例えば、ユーザが、検索結果ページP1の閲覧をやめて検索結果ページP1に表示されていた所望の飲食店に向かっている最中に、前記飲食店が空席ありの状態から満席の状態に変化した場合でも、ユーザは、前記飲食店に到着する前にそのことを知ることができる。なお、検索対象が商品である場合は、前記追加情報は、前記検索結果情報の送信時には購入可能(すなわち、在庫あり)であったが、その後に購入不可能(すなわち、在庫なし)になった商品に関する情報を含んでいてもよい。
【0032】
また、前記追加情報は、前記飲食店に関する特典情報(例えば、電子クーポン、割引情報など)を含んでいてもよい。これにより、前記飲食店の利用を促進することが可能となる。
【0033】
なお、追加情報送信処理部213は、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報(すなわち、ユーザ端末3のユーザが最後に閲覧したページ)に応じて異なる追加情報をユーザ端末3に送信してもよい。例えば、追加情報送信処理部213は、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報が、前記検索条件に合致する飲食店の一覧を示す検索結果ページP1(本発明の一覧ページの一例)である場合と、前記一覧ページに対するユーザ操作に応じて表示される飲食店ごとの店舗別ページP2(本発明の個別ページの一例)である場合とで、異なる追加情報をユーザ端末3に送信してもよい。例えば、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報が検索結果ページP1である場合は、追加情報送信処理部213は、検索結果ページP1に表示される飲食店各々に関する情報を追加情報として送信してもよい。一方、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報が店舗別ページP2である場合は、追加情報送信処理部213は、店舗別ページP2に対応する飲食店に関連する情報のみを追加情報として送信してもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが店舗別ページP2を閲覧した後に、当該店舗別ページP2に対応する飲食店に向かっている場合に、店舗別ページP2に対応する飲食店に関連する追加情報のみをユーザ端末3に送信することが可能となる。よって、店舗別ページP2に対応する飲食店以外の飲食店に関連する情報が前記追加情報としてユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0034】
また、追加情報送信処理部213は、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報(すなわち、ユーザ端末3のユーザが最後に閲覧したページ)が店舗別ページP2である場合、前記検索条件に合致する飲食店の中から店舗別ページP2に対応する飲食店に応じて抽出される飲食店(例えば、店舗別ページP2に対応する飲食店と同一ジャンルの飲食店、店舗別ページP2に対応する飲食店と同一予算帯の飲食店、店舗別ページP2に対応する飲食店に近い飲食店など)に関する情報を、前記追加情報としてユーザ端末3に送信してもよい。ユーザ端末3のユーザが最後に閲覧した店舗別ページP2に対応する飲食店は、ユーザの希望に沿った飲食店であると考えられるので、当該飲食店の属性情報(例えば、ジャンル、平均予算、所在地など)に応じて抽出される他の飲食店に関する情報を追加情報としてユーザ端末3に送信することにより、より適切な追加情報を提供することが可能となる。
【0035】
また、追加情報送信処理部213は、ユーザ端末3から前記検索条件が複数回受信された場合、ユーザ端末3から受信された最新の検索条件に合致する飲食店に関連する追加情報をユーザ端末3に送信してもよい。すなわち、追加情報送信処理部213は、ユーザ端末3から受信された古い検索条件(すなわち、最新の検索条件以外の検索条件)に合致する飲食店に関連する追加情報についてはユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、古い検索条件に合致する飲食店に関連する情報が前記追加情報としてユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0036】
予約判定処理部214は、ユーザ端末3から受信される信号に基づいて、ユーザ端末3において前記飲食店を予約する予約操作(例えば、店舗別ページP2に含まれる操作キーK21の操作)が行われたか否かを判定する。
【0037】
位置情報受信処理部215は、ユーザ端末3の現在位置を示す位置情報を前記ユーザ端末3から受信する。前記位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)により検出される経度及び緯度の情報であってもよい。
【0038】
なお、追加情報送信処理部213は、予め定められた送信中止条件を満たす場合は、ユーザ端末3に前記追加情報を送信しないようにしてもよい。
【0039】
例えば、前記検索条件に前記飲食店の利用日時を示す利用日時情報が含まれている場合に、追加情報送信処理部213は、前記利用日時が到来した後は、前記追加情報をユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、前記利用日時が到来した後に前記追加情報がユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0040】
また、追加情報送信処理部213は、予約判定処理部214により前記予約操作が行われたと判定された場合は、前記追加情報をユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが前記飲食店を予約した後に、前記追加情報(例えば、前記飲食店が満席になったことを示す情報など)がユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0041】
また、追加情報送信処理部213は、ユーザ端末3における前記検索結果情報の閲覧中に前記飲食店に対応する電話番号への発信操作(例えば、店舗別ページP2に含まれる操作キーK23の操作)が行われた場合は、前記追加情報をユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが電話で前記飲食店を予約した後に、前記追加情報(例えば、前記飲食店が満席になったことを示す情報など)がユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0042】
また、追加情報送信処理部213は、ユーザ端末3の現在位置が前記飲食店の所在地に到達した後は、前記追加情報をユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが前記飲食店に来店した後に、前記追加情報(例えば、前記飲食店又は他の飲食店の空き状況が変化したことを示す情報など)がユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。なお、ユーザ端末3の現在位置が前記飲食店の所在地に到達したか否かは、例えば、位置情報受信処理部215により取得される前記位置情報と前記飲食店の所在地を示す所在地情報(例えば、前記飲食店の所在地の経度及び緯度の情報)とに基づいて判定することが可能である。
【0043】
また、追加情報送信処理部213は、前記検索結果情報の閲覧が終了する直前に検索処理部211によりユーザ端末3に送信された情報(すなわち、ユーザ端末3のユーザが最後に閲覧したページ)が、前記飲食店の所在地を示す地図ページP3(図7参照)である場合は、前記追加情報をユーザ端末3に送信しないようにしてもよい。これにより、例えば、ユーザ端末3のユーザが地図ページP3を閲覧した後、地図ページP3に対応する飲食店に向かっている場合に、前記追加情報(例えば、他の飲食店の空き状況が変化したことを示す情報など)がユーザ端末3に不必要に送信されてしまうことを抑制することが可能となる。
【0044】
[ユーザ端末3]
図1に示されるように、ユーザ端末3は、制御部31、記憶部32、操作表示部33、及び通信I/F34などを備える。ユーザ端末3は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータのような情報処理装置である。
【0045】
通信I/F34は、ユーザ端末3を有線又は無線で通信網N1に接続し、通信網N1を介して情報提供装置2などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インタフェースである。
【0046】
操作表示部33は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインタフェースである。
【0047】
記憶部32は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部32には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等の通信プロトコルに従って情報提供装置2等の外部装置との間で通信処理を制御部31に実行させるための制御プログラムである。
【0048】
制御部31は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部31は、前記ROM又は記憶部32に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりユーザ端末3を制御する。
【0049】
具体的に、制御部31は、記憶部32に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部311として機能する。ブラウザ処理部311は、情報提供装置2から通信網N1を介して提供されるウェブページを操作表示部33に表示させ、操作表示部33に対する操作を情報提供装置2に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。なお、制御部31に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。
【0050】
[情報提供処理]
以下、図4を参照しつつ、情報提供装置2の制御部21によって実行される情報提供処理について説明する。なお、制御部21は、ユーザ端末3からのアクセスが発生した場合に、ユーザ端末3ごとに対応する当該情報提供処理を個別に実行する。即ち、制御部21は、複数のユーザ端末3に対応する前記情報提供処理を時分割によって略並行して実行することがある。また、当該情報提供処理は、ユーザ端末3の所定の操作によって途中で終了されることがある。
【0051】
また、本発明は、前記情報提供処理に含まれる一又は複数のステップを実行する情報提供方法の発明として捉えることができ、ここで説明する前記情報提供処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記情報提供処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部21によって前記情報提供処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって前記情報提供処理における各ステップが分散して実行される情報提供方法も他の実施形態として考えられる。
【0052】
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部21は、検索条件入力ページ(不図示)をユーザ端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、検索条件入力ページのデータ(例えば、HTMLデータ)を、通信網N1を通じてユーザ端末3に送信する。その結果、ユーザ端末3の操作表示部33に検索条件入力ページが表示される。
【0053】
<ステップS12>
ステップS12において、制御部21は、検索条件を取得する。具体的に、制御部21は、前記検索条件入力ページを介してユーザ端末3のユーザにより入力される検索条件を、通信網N1を通じてユーザ端末3から受信する。前記検索条件には、例えば、利用日時、利用人数、エリア、ジャンルなどの条件が含まれる。
【0054】
<ステップS13>
ステップS13において、制御部21は、予め登録された複数の飲食店の中から前記ステップS12で取得された検索条件に合致する飲食店を抽出する検索処理を実行する。具体的に、制御部21は、前記ステップS12で取得された検索条件と、図2に示される店舗情報D1とを比較して、前記検索条件に合致する飲食店を抽出する。なお、前記検索条件に利用日時及び利用人数の情報が含まれている場合は、制御部21は、予約情報D2を参照して、前記複数の飲食店の中から、前記利用日時に前記利用人数のグループが利用可能な飲食店を抽出する。当該ステップS13の処理は、制御部21の検索処理部211により実行される。
【0055】
なお、他の実施形態として、前記検索対象が商品である場合、制御部21は、予め登録された複数の商品の中から前記ステップS12で取得された検索条件に合致する商品を抽出する。この場合、制御部21は、商品ごとの在庫状況を示す在庫情報を参照して、前記複数の商品の中から、在庫がある商品を抽出してもよい。
【0056】
<ステップS14>
ステップS14において、制御部21は、前記ステップS13で実行された検索処理の結果に基づいて、検索結果ページP1をユーザ端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、図5に示されるような検索結果ページP1のデータを、通信網N1を通じてユーザ端末3に送信する。その結果、ユーザ端末3の操作表示部33に検索結果ページP1が表示される。検索結果ページP1では、前記ステップS13で抽出された飲食店各々に関する情報(例えば、店舗名、最寄り駅、最寄り駅からの所要時間、平均予算、飲食店の画像、料理の画像など)が、飲食店ごとに店舗情報表示領域R11に表示される。当該ステップS14の処理は、制御部21の検索処理部211により実行される。
【0057】
<ステップS15>
ステップS15において、制御部21は、ユーザ操作に応じた各種処理を実行する。
【0058】
例えば、検索結果ページP1に含まれるいずれかの店舗情報表示領域R11が操作された場合、制御部21は、操作された店舗情報表示領域R11に対応する飲食店がユーザによって選択されたと判断し、当該飲食店に対応する店舗別ページP2(図6参照)を、ユーザ端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、前記飲食店に対応する店舗別ページP2のデータを、通信網N1を通じてユーザ端末3に送信する。その結果、ユーザ端末3の操作表示部33に、前記飲食店に対応する店舗別ページP2が表示される。店舗別ページP2には、前記飲食店に関する詳細な情報(例えば、店舗名、所在地、平均予算、電話番号、メニューなど)が含まれる。
【0059】
図6に示されるように、店舗別ページP2には、操作キーK21、操作キーK22、操作キーK23、及び操作キーK24が含まれる。操作キーK21は、店舗別ページP2に対応する飲食店の予約を受け付けるための操作キーである。操作キーK21が操作されると、制御部21は、ユーザ端末3のユーザによる前記飲食店の予約を受け付けて、予約情報D2を更新する。操作キーK22は、店舗別ページP2に対応する飲食店の所在地を示す地図を表示するための操作キーである。操作キーK22が操作されると、制御部21は、前記飲食店に対応する地図ページP3(図7参照)を、ユーザ端末3の操作表示部33に表示させる。具体的に、制御部21は、前記飲食店に対応する地図ページP3のデータを、通信網N1を通じてユーザ端末3に送信する。その結果、ユーザ端末3の操作表示部33に、前記飲食店に対応する地図ページP3が表示される。操作キーK23は、店舗別ページP2に対応する飲食店に電話するための操作キーである。操作キーK23が操作されると、制御部21は、ユーザ端末3が備える電話機能を利用して、前記飲食店に発信を行う。操作キーK24は、店舗別ページP2から検索結果ページP1に戻るための操作キーである。操作キーK24が操作されると、ユーザ端末3の操作表示部33に検索結果ページP1が再表示される。
【0060】
<ステップS16>
ステップS16において、制御部21は、ユーザによる検索結果情報(すなわち、検索結果ページP1、店舗別ページP2、地図ページP3など)の閲覧が終了したか否かを判断する。例えば、閲覧終了判定処理部212は、ユーザ端末3とのコネクションが切断された場合に、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定してもよい。もしくは、制御部21は、ユーザ端末3からの信号が予め定められた時間以上受信されない場合に、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定してもよい。そして、前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定されると(S16:Yes)、処理がステップS17に移行する。一方、前記検索結果情報の閲覧が終了していないと判定されると(S16:No)、処理が前記ステップS15に戻る。当該ステップS16の処理は、制御部21の閲覧終了判定処理部212により実行される。
【0061】
<ステップS17>
ステップS17において、制御部21は、ユーザ端末3の現在位置を示す位置情報を取得する。具体的に、制御部21は、通信網N1を通じてユーザ端末3から前記位置情報を受信する。当該ステップS17の処理は、制御部21の位置情報受信処理部215により実行される。
【0062】
<ステップS18>
ステップS18において、制御部21は、予め定められた送信中止条件を満たすか否かを判断する。例えば、制御部21は、前記ステップS12で取得された検索条件に含まれる利用日時が到来した場合に、前記送信中止条件を満たすと判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS15において、店舗別ページP2に含まれる操作キーK21の操作に応じて飲食店の予約を受け付けた場合に、前記送信中止条件を満たすと判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS15において、店舗別ページP2に含まれる操作キーK22の操作に応じてユーザ端末3に地図ページP3を表示した場合に、前記送信中止条件を満たすと判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS15において、店舗別ページP2に含まれる操作キーK23の操作に応じて飲食店への電話の発信を行った場合に、前記送信中止条件を満たすと判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS17で取得された位置情報に基づいて、ユーザ端末3の現在位置が前記飲食店(例えば、前記ステップS14で表示された検索結果ページP1に含まれるいずれかの飲食店)の所在地に到達したと判定された場合に、前記送信中止条件を満たすと判断してもよい。
【0063】
そして、前記送信中止条件を満たすと判断されると(S18:Yes)、前記情報提供処理は終了する。一方、前記送信中止条件を満たしていないと判断されると(S18:No)、処理がステップS19に移行する。
【0064】
<ステップS19>
ステップS19において、制御部21は、ユーザ端末3に送信すべき追加情報が存在するか否かを判断する。例えば、制御部21は、検索結果ページP1が複数のページで構成されており、前記複数のページのうちの一部のページの情報しかユーザ端末3に送信されていない場合に、前記追加情報(例えば、図8の(A)に示される追加情報)が存在すると判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS12で取得された検索条件に合致する飲食店の中で、前記ステップS13における検索処理が実行された後に空席ありの状態から満席の状態に変化した飲食店が存在する場合に、前記追加情報(例えば、図8の(B)に示される追加情報)が存在すると判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS12で取得された検索条件に合致する飲食店の中で、前記ステップS13における検索処理が実行された後に満席の状態から空席ありの状態に変化した飲食店が存在する場合に、前記追加情報(例えば、図8の(C)に示される追加情報)が存在すると判断してもよい。また、制御部21は、前記ステップS12で取得された検索条件に合致する飲食店の中で、割引クーポンなどの特典情報を提供している飲食店が存在する場合に、前記追加情報(例えば、図8の(D)に示される追加情報)が存在すると判断してもよい。また、制御部21は、ユーザ端末3のユーザが最後に閲覧した検索結果情報(すなわち、ユーザ端末3に最後に送信された検索結果情報)が店舗別ページP2であり、当該店舗別ページP2に対応する飲食店と同一ジャンル、同一エリア、又は同一予算帯の特定の飲食店(例えば、「おすすめ飲食店」として予め登録されている飲食店)が存在する場合に、前記追加情報(例えば、図8の(E)に示される追加情報)が存在すると判断してもよい。
【0065】
そして、ユーザ端末3に送信すべき追加情報が存在すると判断されると(S19:Yes)、処理がステップS20に移行する。一方、ユーザ端末3に送信すべき追加情報が存在しないと判断されると(S19:No)、処理が前記ステップS17に戻る。
【0066】
<ステップS20>
ステップS20において、制御部21は、ユーザ端末3に追加情報(例えば、図8の(A)~(E)のいずれかの追加情報)を送信する。例えば、制御部21は、前記追加情報をプッシュ通知によりユーザ端末3に送信する。この結果、例えば、図8の(A)~(E)に示されるような追加情報が、ユーザ端末3の操作表示部33に表示される。そして、処理が前記ステップS17に戻る。なお、他の実施形態では、前記追加情報が電子メール又はショートメッセージサービス(SMS)によりユーザ端末3に送信されてもよい。当該ステップS20の処理は、制御部21の追加情報送信処理部213により実行される。
【0067】
以上のように、本実施形態に係る情報提供装置2では、検索条件に合致する飲食店に関する情報が検索結果情報としてユーザ端末3に送信される。そして、ユーザ端末3における前記検索結果情報の閲覧が終了したと判定された後に、前記検索条件に合致する飲食店に関連する追加情報がユーザ端末3に送信される。よって、本実施形態に係る情報提供装置2によれば、ユーザ端末3のユーザが検索結果ページP1などの閲覧をやめた後(例えば、検索結果ページP1が非表示になった後、ユーザ端末3が省電力モードに移行した後など)であっても、前記検索条件に合致する飲食店に関連する有益な情報を前記追加情報としてユーザに通知することが可能となる。
【符号の説明】
【0068】
1 情報提供システム
2 情報提供装置
21 制御部
211 検索処理部
212 閲覧終了判定処理部
213 追加情報送信処理部
214 予約判定処理部
215 位置情報受信処理部
22 記憶部
23 操作表示部
24 通信I/F
3 ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8