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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-19
(45)【発行日】2023-12-27
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21S 9/02 20060101AFI20231220BHJP
   F21V 5/00 20180101ALI20231220BHJP
   F21Y 103/10 20160101ALN20231220BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20231220BHJP
   F21Y 115/15 20160101ALN20231220BHJP
【FI】
F21S9/02 215
F21V5/00 510
F21Y103:10
F21Y115:10 300
F21Y115:10 500
F21Y115:15
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2019095559
(22)【出願日】2019-05-21
(65)【公開番号】P2020191216
(43)【公開日】2020-11-26
【審査請求日】2022-02-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092565
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100112449
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄
(72)【発明者】
【氏名】川越 真
(72)【発明者】
【氏名】小宮山 重利
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-050257(JP,A)
【文献】特開2016-162503(JP,A)
【文献】国際公開第2018/109080(WO,A1)
【文献】特開2017-212072(JP,A)
【文献】特開2018-137103(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 9/02
F21V 5/00
F21Y 103/10
F21Y 115/10
F21Y 115/15
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
器具本体と;
前記器具本体の前面側に配置される主光源と;
前記器具本体の前面側に配置される非常用光源、この非常用光源と前記主光源との間に配置され前記非常用光源よりも突出する隔壁部、および前記非常用光源と前記器具本体の端部との間に前記非常用光源の先端部よりも低い平坦部を有し、前記平坦部は前記非常用光源の光が前記器具本体の端部から側方域に照射されるように前記器具本体の端部まで設けられている非常灯ユニットと;
を具備し、
前記非常用光源は、発光部、およびこの発光部からの光の配光を制御するレンズを有し、
前記非常灯ユニットは、前記レンズが前方へ突出する開口部が設けられた前面枠、および前記前面枠の前記開口部の縁部で少なくとも前記隔壁部がない領域に前方へ向けて拡開するテーパ部を有し、
前記隔壁部は、前記レンズ側に対向する面に、前記前面枠の前面から前方へ向けて拡開するように傾斜状の反射面を有する
ことを特徴とする照明器具
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、主光源と非常用光源を備えた照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商用電源等の常用電源によって点灯する主光源と非常用電源によって点灯する非常用光源とを備えた照明器具がある。
【0003】
このような照明器具では、非常時でも非常用光源を確実に動作させる必要がある。また、非常用光源の点灯時には広い範囲を照明することが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2018-142473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、非常用光源を確実に動作可能とするとともに、非常用光源の配光を広配光にできる照明器具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の照明器具は、器具本体、主光源および非常灯ユニットを備える。主光源は、器具本体の前面側に配置される。非常灯ユニットは、器具本体の前面側に配置される非常用光源、非常用光源と主光源との間に配置され非常用光源よりも突出する隔壁部、および非常用光源と器具本体の端部との間に非常用光源の先端部よりも低い平坦部を有する。平坦部は、非常用光源の光が器具本体の端部から側方域に照射されるように器具本体の端部まで設けられている。非常用光源は、発光部、および発光部からの光の配光を制御するレンズを有する。非常灯ユニットは、レンズが前方へ突出する開口部が設けられた前面枠、および前面枠の開口部の縁部で少なくとも隔壁部がない領域に前方へ向けて拡開するテーパ部を有する。隔壁部は、レンズ側に対向する面に、前記前面枠の前面から前方へ向けて拡開する傾斜状の反射面を有する。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の照明器具によれば、非常用光源を確実に動作可能とするとともに、非常用光源の配光を広配光にすることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施形態を示す照明器具の壁面取付状態の斜視図である。
図2】同上照明器具のカバーを外した斜視図である。
図3】同上照明器具のカバーおよび光源ユニットを外した斜視図である。
図4】同上照明器具の天井面取付状態の斜視図である。
図5】同上照明器具のカバーを外した正面図である。
図6】同上照明器具のカバーを外した斜視図である。
図7】同上照明器具の断面図である。
図8】同上照明器具の非常灯ユニットの断面図である。
図9】同上照明器具の非常灯ユニットのレンズによる配光図であり、(a)は壁面取付状態の配光図、(b)は天井面取付状態の配光図である。
図10】同上照明器具の人感センサおよび非常用点灯ユニットの斜視図である。
図11】同上照明器具の一部の配線図である。
図12】同上照明器具のバッテリおよび取付金具を示す断面図である。
図13】第2の実施形態を示す照明器具の壁面取付状態の斜視図である。
図14】同上照明器具のカバーを外した斜視図である。
図15】同上照明器具のカバーおよび光源ユニットを外した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、第1の実施形態を、図1ないし図12を参照して説明する。
【0010】
図1ないし図4に照明器具10を示す。この照明器具10は、例えば、階段の踊り場の壁面または天井面等の設置面に設置され、階段や踊り場を照明するのに使用される。さらに、この照明器具10は、階段を移動する人の検知に応じて調光制御するとともに常用電源の停電時に非常用電源で点灯する非常用照明器具である。
【0011】
なお、図1には照明器具10が壁面に取り付けられる状態を示し、図4には照明器具10が天井面に取り付けられる状態を示すが、以下、照明器具10が壁面に取り付けられる状態を主として説明する。
【0012】
照明器具10は、幅方向に沿って長尺状に設けられている。照明器具10は、筐体11と、この筐体11(器具本体23)の前面側に配置される主光源または常用光源である光源ユニット12および非常灯ユニット13と、筐体11(器具本体23)内に配置される端子台14、電源ユニット15、人感センサ16、センサ制御ユニット17、機器としての非常用点灯ユニット18およびバッテリ19等とを備えている。
【0013】
筐体11は、器具本体23、およびこの器具本体23の前面に着脱可能に取り付けられるカバー24を備えている。筐体11の前面には、短手方向の一方に向けて傾斜する傾斜面25が形成されている。傾斜面25は、設置面(器具本体23の背面部27)とのなす角度が例えば30°とされている。
【0014】
器具本体23は、前面側が開口され、幅方向に沿って長尺状に形成されている。器具本体23は、壁面または天井面等の設置面に取り付けられる取付面である背面部27、この背面部27の短手方向の両側から前方へ向けて折曲された上側および下側の側面部28,29、および長手方向の両端の端面部30を有している。
【0015】
器具本体23の前面側で短手方向の一方である下側の領域に光源ユニット12および非常灯ユニット13が配置され、他方である上側の領域にカバー24によって開閉される前面開口31が形成されている。
【0016】
背面部27には、設置面から引き出される外部電源線を器具本体23内に引き込むための配線孔32、設置面に器具本体23を取り付けるための取付部33が設けられている。取付部33は、設置面から突出するボルトに対して取り付けられるもので、背面部27の長手方向の両端側に設けられた取付孔34,35を有している。そして、ボルトに取付孔34,35を通すとともに、ボルトの先端にナットを螺着して締め付けることにより、器具本体23が設置面に取り付けられる。一方の取付孔34は器具本体23の長手方向に長い長孔形状に形成され、他方の取付孔35は器具本体23の長手方向に長いだるま孔形状に形成されている。
【0017】
器具本体23は、光源ユニット12が取り付けられた状態で、光源ユニット12との間に外部から取付部33等に対し施工可能な空間が形成されていている。すなわち、器具本体23には、この器具本体23に光源ユニット12および非常灯ユニット13が取り付けられた状態でカバー24が取り外されて露出する位置に、配線孔32および取付部33が配置されているとともに、端子台14、電源ユニット15、人感センサ16、センサ制御ユニット17、非常用点灯ユニット18およびバッテリ19が配置されている。すなわち、図5に示すように、器具本体23を前面から見て、光源ユニット12および非常灯ユニット13で覆われない位置であって、器具本体23の前面開口31から作業可能な位置に、配線孔32および取付部33が配置されているとともに、端子台14、電源ユニット15、人感センサ16、センサ制御ユニット17、非常用点灯ユニット18およびバッテリ19が配置されている。さらに、器具本体23の長手方向の中央に人感センサ16が配置され、長手方向の中央よりも一端側である左側に端子台14、電源ユニット15およびバッテリ19が配置され、長手方向の中央よりも他端側である右側に非常用点灯ユニット18、センサ制御ユニット17およびバッテリ19が配置されている。なお、バッテリ19は、必要に応じて器具本体23の左右のどちらか一方に搭載してもよい。
【0018】
器具本体23内の両端近傍でかつ短手方向の一方である下側の領域には、光源ユニット12および非常灯ユニット13を取り付けるための一対の取付台36が取り付けられている。取付台36の前面は、筐体11の前面の傾斜面25に対応して傾斜状に設けられている。取付台36の前面には、光源ユニット12を取り付けるためのばね受金具37が取り付けられている。
【0019】
一対の取付台36は器具本体23の長手方向に互いに離間して配置されており、図6に示すように、これら一対の取付台36間と一対の取付台36に取り付けられた光源ユニット12の背面側との間に、器具本体23内に連通する配線スペース38が形成されている。すなわち、光源ユニット12は、一対の取付台36に対し器具本体23の背面とは離間するように取り付けられ、光源ユニット12の背面側に形成される空間と器具本体23の背面とカバー24との間で形成される空間とが連通されている。
【0020】
また、カバー24は、前面部40、およびこの前面部40から折曲された側面部41を有している。カバー24は、前面部40で器具本体23の前面開口31を覆い、側面部41が器具本体23の上側の側面部28に重なるように配置されるとともにねじ等によって側面部28に着脱可能に取り付けられている。
【0021】
カバー24の前面部40には筐体11の前面の傾斜面25が形成されている。この傾斜面25は、光源ユニット12の光を反射する反射面としても機能する。カバー24の側面部41は、その前端側が前面部40に向けて傾斜されているが、傾斜されていなくてもよい。
【0022】
カバー24の前面部40の中央には、人感センサ16が配置されるセンサ孔42、および非常用点灯ユニット18が臨む点検窓43が形成されている。
【0023】
次に、光源ユニット12は、照明器具10の幅方向に沿って長尺状に設けられている。図7に示すように、光源ユニット12は、シャーシ47、このシャーシ47の前面に取り付けられる発光モジュール48、発光モジュール48を覆ってシャーシ47に取り付けられる透光カバー49、および光源ユニット12を器具本体23に取り付ける一対の取付ばね50を備えている。
【0024】
発光モジュール48は、長尺な基板52、およびこの基板52の表面に実装された図示しない発光素子(半導体発光素子)を備えている。発光素子は例えば表面実装形のLEDが用いられ、複数の発光素子が基板52の長手方向に沿って1列または複数列に実装されている。なお、発光素子は、LEDに限らず、有機ELなどの他の素子でもよい。発光モジュール48は、光源ユニット12を器具本体23に取り付ける際に接続配線によって電源ユニット15と電気的に接続されている。
【0025】
光源ユニット12は、筐体11の前面の傾斜面25と平行に取り付けられ、すなわち、設置面に取り付けられる背面部27に対して傾斜された状態に取り付けられている。
【0026】
透光カバー49は、透光性および光拡散性を有する樹脂製で、長手方向に交差する断面が凸湾曲状に形成されている。
【0027】
取付ばね50は、シャーシ47の背面で長手方向の両端近傍に取り付けられている。取付ばね50が器具本体23に取り付けられている取付台36のばね受金具37に係合された状態で、取付ばね50の弾性力により光源ユニット12が取付台36に引き寄せられ、光源ユニット12が一対の取付台36に係合して器具本体23に取り付けられる。また、取付ばね50の弾性力に抗して光源ユニット12を器具本体23から引き離し、取付ばね50をばね受金具37から外すことにより、光源ユニット12が器具本体23から取り外せる。そして、光源ユニット12は、器具本体23の前面の短手方向の一方である下側の領域に取り付けられ、光軸方向が筐体11の前面の傾斜面25に垂直な方向であって斜め下方に向くように傾斜状に配置されている。
【0028】
また、非常灯ユニット13は、光源ユニット12の長手方向の両側に並ぶ位置で、器具本体23の前面に取り付けられている。図8に示すように、非常灯ユニット13は、非常用光源56、およびこの非常用光源56を取り付けた非常用光源カバーおよび化粧枠である前面枠57を備えている。
【0029】
非常用光源56は、発光部59、およびの発光部59からの光の配光を制御するレンズ62を備えている。
【0030】
発光部59は、LED等の発光素子(半導体発光素子)が用いられている。発光部59は、例えば、基板上に複数のLEDチップが実装され、これらLEDチップが蛍光体を含有した封止部材によって覆われたCOBモジュールが用いられている。発光部59は、環状のソケット60に装着され、ソケット60によって放熱板61の前面に密着した状態に取り付けられている。放熱板61は、前面枠57の背面側に取り付けられ、端部には器具本体23の端面部30に係合して取り付けられる図示しない係合爪が突設されている。
【0031】
レンズ62は、例えばガラス製である。レンズ62は、レンズ部63、このレンズ部63の周辺から突出する縁部64を有している。レンズ部63は、発光部59に対向する内面が凹面状、反対の外面が凸面状に設けられている。レンズ部63は、前面枠57から前方に突出されている。
【0032】
レンズ62は、所望の配光を得るために異形状に形成されており、発光部59の中心は光源ユニット12の長手方向に沿った中心軸上に位置されているが、レンズ62の中心は光源ユニット12の長手方向に沿った中心軸上には位置されていない。図9(a)に照明器具10が壁面取付の場合のレンズ62による配光図を示し、図9(b)に照明器具10が天井面取付の場合のレンズ62による配光図を示す。図9(a)(b)に示すAは発光部59の発光面に垂直な発光部59の光軸方向である。レンズ62により、図9(a)に示す壁面取付の場合には前方向にピークを有する配光とし、図9(b)に示す天井面取付の場合には下方向にピークを有する配光とし、いずれの取付位置にも適した配光特性が得られるようにしている。
【0033】
前面枠57は、金属製あるいは不燃材料で形成されている。前面枠57は、非常用光源56を覆う覆い部66、覆い部66の一端側から突設されて取付台36の前面に取り付けられる取付板部67(図3参照)、および光源ユニット12と非常用光源56との間に配置され非常用光源56よりも突出する隔壁部68を有している。
【0034】
覆い部66の中央には、レンズ62のレンズ部63が突出する開口部69が設けられている。開口部69の縁部で少なくとも隔壁部68がない領域に対応して前方へ向けて拡開するテーパ部70が設けられている。本実施形態では、開口部69の縁部の全周にテーパ部70が設けられている。テーパ部70の傾斜角度は、照明器具10が壁面取付の場合に直下方向よりも壁面側に拡開傾斜する角度に設定され、照明器具10が天井面取付の場合に水平方向よりも上側に拡開傾斜する角度に設定されている。
【0035】
隔壁部68は、光源ユニット12の透光カバー49との間に配置されている。隔壁部68は、光源ユニット12の透光カバー49およびレンズ62よりも突出高さが高く、光源ユニット12の透光カバー49とレンズ62とを隔離している。隔壁部68のレンズ62側に対向する面には、覆い部66の前面から前方へ向けて拡開するように傾斜状の反射面71が形成されている。
【0036】
隔壁部68は、非常用光源56と光源ユニット12との間で、覆い部66の光源ユニット12に対向する一辺側のみに設けられ、覆い部66の他の三辺には設けられていない。したがって、非常用光源56と器具本体23の端部との間には、非常用光源56の先端部よりも低い平坦部72が形成されている。この平坦部72は、前面枠57の覆い部66の前面によって構成されている。この平坦部72により、非常用光源56と器具本体23の端部との間に遮光物がなく、非常用光源56からの光が器具本体23の端部方向に向けて照射される。
【0037】
また、端子台14は、器具本体23の背面部27に取り付けられている。端子台14には、配線孔32から器具本体23内に引き込まれる外部電源線が接続される。端子台14は、電線である内部配線によって電源ユニット15、センサ制御ユニット17および非常用点灯ユニット18と電気的に接続されている。なお、内部配線による電源供給箇所が多い場合には端子台14の一部として内部配線用端子台14aを用いてもよい。この内部配線用端子台14aは、外部電源線の接続には使用しないので、光源ユニット12の背面側で器具本体23に配置されていてもよいが、器具本体23に光源ユニット12および非常灯ユニット13が取り付けられた状態でカバー24が取り外されて露出する位置に配置されていてもよい。
【0038】
また、電源ユニット15は、器具本体23の背面部27に取り付けられている。電源ユニット15は、一次側である外部電源入力部が端子台14に内部配線によって電気的に接続され、二次側である点灯電源出力側が接続配線によって光源ユニット12に電気的に接続される。接続配線は、コネクタ接続によって光源ユニット12と着脱可能とする。
【0039】
電源ユニット15は、端子台14を通じて供給される交流電源等の外部電源を、発光モジュール48の発光素子を点灯させるための直流電源等の点灯電源に変換して光源ユニット12の発光モジュール48に供給する。例えば、電源ユニット15は、外部電源である交流電源から供給される交流電圧を整流する整流回路、この整流回路で整流された交流電圧を直流電圧に変換する昇圧チョッパ回路等の力率改善回路、およびこの力率改善回路からの直流電圧を発光素子に供給する所定の直流電圧に変換する降圧チョッパ回路等の駆動回路を備えている。駆動回路は、スイッチング素子を有し、このスイッチング素子のスイッチング動作によって発光素子に供給する電流を制御し、各発光素子を調光する。スイッチング素子のスイッチング動作は、センサ制御ユニット17から入力する調光信号等の制御信号に応じて制御する。
【0040】
また、人感センサ16は、例えば電波式で、前面のセンサ面16aから検出電波を送受信し、照明器具10の前方域を移動する人の存在を検知する。図10に示すように、人感センサ16は、支持部材75によって器具本体23の上側の側面部28に取り付けられている。支持部材75は、筐体11の前面の傾斜面25の傾斜に対応して、センサ面16aが例えば30°下方へ向くように人感センサ16を斜めに支持している。人感センサ16の前端側は、カバー24のセンサ孔42から前方に突出されている。
人感センサ16は、器具本体23の長手方向の中央に位置し、器具本体23の背面部27に設けられた配線孔32と重なるが、支持部材75によって器具本体23の背面部27ではなく上側の側面部28に取り付けられることにより、配線孔32から離反し、配線孔32から引き込まれる外部電源線と干渉しないように構成されている。
【0041】
また、センサ制御ユニット17は、器具本体23の背面部27に取り付けられている。センサ制御ユニット17は、端子台14に内部配線によって電気的に接続され、外部電源の供給を受けて動作する。センサ制御ユニット17は、人感センサ16と内部配線によって電気的に接続され、人感センサ16を制御して人の存在を検知する。センサ制御ユニット17は、電源ユニット15と内部配線によって電気的に接続され、人感センサ16による人の存在の検知に応じた調光信号等の制御信号を電源ユニット15に送る。
【0042】
また、非常用点灯ユニット18は、端子台14に内部配線によって電気的に接続され、外部電源の供給を受けて動作し、また、バッテリ19に内部配線によって電気的に接続され、バッテリ19の充放電を制御する。
【0043】
非常用点灯ユニット18は、例えば樹脂製のケース78と、このケース78内に収容される回路、つまり外部電源の停電を検知する停電検知回路、外部電源の供給時にバッテリ19を充電する充電回路、外部電源の停電時にバッテリ19の電源により非常用光源56に点灯電源を供給する非常用点灯回路等とを備えている。さらに、非常用点灯ユニット18は、ケース78の前面に設けられ非常用光源56およびバッテリ19を含む非常点灯の点検を指示する点検部79、およびこの点検指示によって点検モードを実行する点検回路等を備えている。
【0044】
点検部79は、器具本体23のカバー24の点検窓43に対向して配設されており、点検リモコン等の端末から送信される赤外線信号等の無線信号を受信する受信部、点検結果を端末に送信する送信部、手動操作で点検を指示するための点検スイッチ、点検結果等を表示するモニタランプ等を備えている。
【0045】
図7および図10に示すように、非常用点灯ユニット18は、器具本体23の上側の側面部28に支持部材81によって取り付けられている。支持部材81は、筐体11の前面の傾斜面25の傾斜に対応して、前面の点検部79が例えば30°下方へ向くように非常用点灯ユニット18を器具本体23の背面部27に対して斜めに支持している。支持部材81は、非常用点灯ユニット18を取り付ける支持板部82、およびこの支持板部82の両側から折曲されて器具本体23の上側の側面部28にねじ止め等によって取り付けられる取付板部83を有している。取付板部83は、支持板部82の後部側の領域から折曲され、支持板部82の前部側の領域は開放されている。支持部材81によって斜めに支持された非常用点灯ユニット18の点検部79は、カバー24(筐体11)の傾斜面25に設けられた点検窓43に対向されている。
【0046】
支持部材81は、非常用点灯ユニット18と筐体11との間に3つの配線領域84を形成するように非常用点灯ユニット18を支持している。すなわち、配線領域84は、非常用点灯ユニット18と筐体11の第1の面部11aとの間の第1の配線領域84a、非常用点灯ユニット18と筐体11の第2の面部11bとの間の第2の配線領域84b、非常用点灯ユニット18と筐体11の第1の面部11aと第2の面部11bとで囲まれる第3の配線領域84cを有している。筐体11の第1の面部11aは器具本体23の背面部27であり、第2の面部11bは器具本体23の側面部28およびカバー24の側面部41が含まれており、第2の面部11bは第1の面部11aに対して前方へ突出されている。
【0047】
図11に照明器具10の一部の配線図を示す。非常用点灯ユニット18で形成される配線領域84には、非常用点灯ユニット18の両側域に配置される第1の電気ユニットE1と第2の電気ユニットE2との間を接続する内部配線が配線される。第1の電気ユニットE1には端子台14、電源ユニット15および人感センサ16が含まれ、第2の電気ユニットE2にはセンサ制御ユニット17が含まれる。
【0048】
非常用点灯ユニット18で形成される3つの配線領域84には、内部配線のうちの電源線ACと信号線Sとが接触しないように分離して配線される。例えば、第1の配線領域84aに端子台14と非常用点灯ユニット18を電気的に接続する電源線AC1が配線され、第2の配線領域84bに端子台14とセンサ制御ユニット17とを電気的に接続する電源線AC2が配線され、第3の配線領域84cにセンサ制御ユニットとを電気的に接続する信号線Sが配線される。なお、電源線ACと信号線Sとは、重ならないように分離して配線されれば、どの配線領域84に配線してもよい。例えば、信号線Sを第2の配線領域84bまたは第3の配線領域84cに配線し、複数の電源線ACを第1の配線領域84aに配線すれば、複数の電源線ACの接触を考慮せずに配線することが可能となり、配線作業が軽減される。また、信号線Sを第3の配線領域84cに配線し、複数の電源線ACのうちのノイズの影響しやすい電源線ACを第2の配線領域84bに配線すれば、ノイズの影響しやすい電源線ACを分離して配線することが可能となる。
【0049】
また、バッテリ19は、充放電可能な蓄電池である。バッテリ19は、2つのバッテリパックが用いられ、器具本体23の長手方向の両端側に配置され、内部配線によって非常用点灯ユニット18に電気的に接続されている。
【0050】
バッテリ19は、取付金具87によって器具本体23に取り付けられている。図2および図12に示すように、取付金具87は、1枚の金属板によって枠状に形成されており、前枠部88、両端の端枠部89、および器具本体の上側の側板部に対向する側枠部90を有している。一方の端枠部89の先端から略L字状の係止片部91が突設されている。取付金具87の一端側は、係止片部91が器具本体23の背面部27を貫通して外面に係合され、取付金具87の他端側は、ねじ92によって器具本体23の背面部27に取り付けられる。取付金具87は、ねじ92を外した状態において、器具本体23の背面部27を貫通する係止片部91の係合箇所を中心として回動可能とし、バッテリ19の交換を行える。器具本体23内には、取付金具87の開放回動方向の側部に、取付金具87の開放回動を可能とするスペースが設けられている。なお、バッテリ19が必要に応じて器具本体23の左右のどちらか一方に搭載される場合には、取付金具87も1つだけ用いればよい。
【0051】
そして、照明器具10を設置面に設置する場合には、器具本体23からカバー24を外し、器具本体23の前面開口31を開放する。
【0052】
器具本体23の前面開口31を通じて、設置面から突出する外部電源線を配線孔32から器具本体23内に通す。
【0053】
器具本体23の前面開口31を通じて、設置面から突出する2本のボルトに器具本体23の背面部27の2箇所の取付孔34,35を通し、ボルトの先端にナットを螺着して締め付け、器具本体23の背面部27を設置面に取り付ける。なお、器具本体23を天井面に取り付ける場合には、一方のボルトの先端にナットを軽く螺合した状態で、器具本体23の一端側のだるま孔形状の取付孔35にボルトおよびナットを通し、器具本体23を長手方向の一端側に移動させて、器具本体23の一端側を一方のボルトに仮止めすることにより、天井面への器具本体23の取付作業を良好に行うことができる。
【0054】
器具本体23の前面開口31を通じて、配線孔32から器具本体23内に通した外部電源線を端子台14に接続する。
【0055】
器具本体23にカバー24を取り付ける。このようにして、照明器具10は、階段の踊り場の壁面や天井等の設置面に設置される。
【0056】
そして、照明器具10に外部電源が供給されている通常時には、電源ユニット15が外部電源を所定の点灯電源に変換して光源ユニット12に供給する。これにより、光源ユニット12が点灯し、階段や踊り場を照明する。
【0057】
照明器具10の壁面取付時には、光源ユニット12は、器具本体23の下部側に配置されているとともに斜め下方に向けて傾斜されているため、照明器具10が設置された壁面の下部側や踊り場の床面等にも光が照射され、踊り場の足元付近が明るくなる効果がある。
【0058】
また、通常時において、センサ制御ユニット17は、人感センサ16による人の検知の有無を監視し、人の検知に応じて電源ユニット15を制御し、光源ユニット12の明るさを自動制御する。センサ制御ユニット17は、人感センサ16によって人を検知していないときには、光源ユニット12を消灯または光出力が低くなるように調光することにより、省エネルギ化を図り、一方、人感センサ16によって人を検知したときには、光源ユニット12を点灯または光出力が高くなるように調光する。
【0059】
また、通常時において、非常用点灯ユニット18は、外部電源の供給を検知しており、この外部電源によってバッテリ19を充電する。このとき、非常用光源56は消灯させている。
【0060】
そして、照明器具10への外部電源の供給が止まった停電時には、非常用点灯ユニット18が外部電源の停電を検知し、バッテリ19の電源を所定の点灯電源に変換して非常用光源56に供給する。これにより、停電時には、光源ユニット12は消灯するが、非常用光源56が点灯し、階段や踊り場を照明する。
【0061】
照明器具10の壁面取付時には、非常用光源56は、器具本体23の下部側に配置されているとともに斜め下方に向けて傾斜されているため、照明器具10が設置された壁面の下部側や踊り場の床面等にも光が照射され、階段や踊り場の足元付近が明るくなる効果がある。
【0062】
さらに、照明器具10の壁面取付時には、非常用光源56のレンズ62によって前方向にピークを有する配光とし、照明器具10から離れた階段側の領域も明るくなる効果がある。また、照明器具10の天井面取付時には、非常用光源56のレンズ62によって下方向にピークを有する配光とし、階段や踊り場の足元付近が明るくなる効果がある。
【0063】
さらに、非常用光源56のレンズ62が配置される前面枠57の開口部69の縁部で少なくとも隔壁部68がない領域に、前方へ向けて拡開するテーパ部70が設けられていることにより、レンズ62からの光が広い範囲に照射される。例えば、照明器具10が壁面取付の場合には、直下方向よりも壁面側に光が照射されて壁面が明るくなる効果があり、また、照明器具10が天井面取付の場合には、水平方向よりも上側に光が照射されて階段が明るくなる効果がある。
【0064】
また、非常用光源56は、器具本体23の両端側の2箇所に配設されているため、踊り場と上階とをつなぐ階段側、および踊り場と下階とをつなぐ階段側を、それぞれ適切に照明できる。
【0065】
また、照明器具10についてはバッテリ19の電源によって非常用光源56が正常に点灯動作するかを定期的に点検している。照明器具10の点検時には、作業者が点検する照明器具10の下方で端末を操作し、照明器具10の点検部79へ向けて点検信号を送信する。非常用点灯ユニット18は、点検部79に端末からの点検信号を受信すると、点検モードとなり、バッテリ19の電源で非常用光源56を点灯させたり、バッテリ19の寿命を判断する。点検動作中や点検結果は点検部79のモニタランプで表示する。点検完了後は、点検部79から点検結果の信号を端末へ向けて送信する。そして、作業者は、非常用光源56の点灯状態、モニタランプを目視で確認し、また、端末に受信した点検結果を確認し、照明器具10の状態を把握する。
【0066】
点検の結果、バッテリ19の寿命や異常が確認された場合には、バッテリ19を交換する。バッテリ19の交換時には、まず、器具本体23からカバー24を外し、器具本体23の前面開口31を開放して、バッテリ19および取付金具87を露出させる。続いて、取付金具87を器具本体23に止めているねじ92を外し、係止片部91側を支点として取付金具87を開放回動させ、取付金具87の内側からバッテリ19を外す。続いて、新しいバッテリ19を取付金具87の内側に配置し、係止片部91側を支点として取付金具87を器具本体23の背面部27に向けて回動させ、ねじ92で取付金具87を器具本体23に取り付ける。このとき、取付金具87は係止片部91側を支点として器具本体23に回動可能に連結されているため、1つのねじ92を器具本体23に着脱するだけでバッテリ19の交換ができ、交換作業を容易にできる。
【0067】
そして、このように構成された照明器具10によれば、光源ユニット12が取り付けられた状態で器具本体23を設置面に施工可能とするため、施工時に光源ユニット12を取り外す必要がなく、施工性を向上できる。
【0068】
器具本体23は、光源ユニット12が取り付けられた状態で、光源ユニット12との間に外部から取付部33に対し施工可能な空間が形成されていているため、光源ユニット12が取り付けられた状態で器具本体23を設置面に施工できる。
【0069】
器具本体23には、この器具本体23に光源ユニット12が取り付けられた状態でカバー24が取り外されて露出する位置に、設置面に取り付けるための取付部33を有するため、光源ユニット12が取り付けられた状態で器具本体23を設置面に施工できる。
【0070】
光源ユニット12は、一対の取付台36に対し器具本体23の背面とは離間するように取り付けられ、光源ユニット12の背面側に形成される空間と器具本体23の背面とカバー24との間で形成される空間とが連通されているため、光源ユニット12の背面側を配線スペース38として利用できる。
【0071】
器具本体23には、この器具本体23に光源ユニット12が取り付けられた状態でカバー24が取り外されて露出する位置に、バッテリ19が交換可能に配置されているため、バッテリ19の交換時に光源ユニット12を取り外す必要がなく、バッテリ19の交換作業性を向上できる。
【0072】
また、支持部材81により、非常用点灯ユニット18と筐体11との間に3つの配線領域84を形成するように非常用点灯ユニット18を支持しているため、3つの配線領域84を活用して筐体11内に配線される電線である内部配線を容易に整列させることができる。しかも、非常用点灯ユニット18が隔壁となるため、非常用点灯ユニット18の近傍を配線される電線同士が接触するのを防止できる。
【0073】
筐体11が第1の面部11aおよびこの第1の面部11aに対して突出されている第2の面部11bを有している場合、非常用点灯ユニット18と筐体11の第1の面部11aとの間の第1の配線領域84a、非常用点灯ユニット18と筐体11の第2の面部11bとの間の第2の配線領域84b、非常用点灯ユニット18と筐体11の第1の面部11aと第2の面部11bとで囲まれる第3の配線領域84cの3つの配線領域84を形成できる。
【0074】
非常用点灯ユニット18が第1の電気ユニットE1である端子台14や電源ユニット15と第2の電気ユニットE2であるセンサ制御ユニット17との間に配置される場合、非常用点灯ユニット18で形成される3つの配線領域84には、第1の電気ユニットE1と第2の電気ユニットE2との間に亘って配線される内部配線のうちの電源線ACと信号線Sとが接触しないように分離して配線でき、電源線ACと信号線Sとの接触によりノイズ等の影響が発生するのを防止できる。
【0075】
非常用点灯ユニット18は、支持部材81により筐体11の第1の面部11aに対して斜めに支持されているため、点検部79を斜め前方に向けることができ、点検操作および点検確認を容易に行うことができる。
【0076】
なお、支持部材81により3つの配線領域84が形成されるように支持する機器としては、非常用点灯ユニット18に限らず、人感センサ16等の他の機器でもよい。
【0077】
また、非常灯ユニット13は、光源ユニット12と非常用光源56との間に配置される隔壁部68を有するため、非常時に光源ユニット12の透光カバー49が延焼するようなことがあっても、各壁部68で非常用光源56を保護し、非常用光源56を確実に動作させることができる。
【0078】
非常用光源56と器具本体23の端部との間に非常用光源56の先端部よりも低い平坦部72が形成されているため、非常用光源56と器具本体23の端部との間に遮光物がなく、非常用光源56からの光が器具本体23の端部方向に向けて照射でき、照明器具10の側方域も明るくできる。
【0079】
非常用光源56のレンズ62が配置される前面枠57の開口部69の縁部で少なくとも隔壁部68がない領域に、前方へ向けて拡開するテーパ部70が設けられているため、レンズ62からの光を広い範囲に照射することができる。例えば、照明器具10が壁面取付の場合には、直下方向よりも壁面側に光が照射されて壁面が明るくなる効果があり、また、照明器具10が天井面取付の場合には、水平方向よりも上側に光が照射されて階段が明るくなる効果がある。
【0080】
次に、図13ないし図14に第2の実施形態を示す。
【0081】
第2の実施形態は、第1の実施形態に対して、一部の部品を共用しながら、照明器具10の長手方向の長さ、つまり筐体11および光源ユニット12の長さを短く構成している。
【0082】
共通に使用する部品の1つとして一対の取付台36がある。この場合、一方の取付台36には一方のばね受金具37が取り付けられるが、他方の取付台36には他方のばね受金具37は取り付けられず、他方のばね受金具37は非常灯ユニット13の前面枠57側に取り付けられる。これは、光源ユニット12の一対の取付ばね50間の距離が決まっている場合、その距離に合わせて他方のばね受金具37は取付台36ではなく非常灯ユニット13の前面枠57側に取り付けられる。このように構成することによって、一対の取付台36を共用することができる。
【0083】
なお、非常用光源56は、器具本体23の幅方向中央の1箇所に設けたものであってもよく、あるいは、光源ユニット12の下側に配置してもよい。非常用光源56を光源ユニット12の下側に近付けて配置する場合には、非常用光源56と光源ユニット12との間に隔壁部68を配置すればよい。
【0084】
なお、器具本体23にカバー24を取り付けたままでも設置面に施工可能に構成してもよい。すなわち、器具本体23は、カバー24が取り付けられた状態で、カバー24との間に外部から取付部33に対し施工可能な空間が形成されていてもよい。また、器具本体23には、この器具本体23にカバー24が取り付けられた状態で光源ユニット12が取り外されて露出する位置に、設置面に取り付けるための取付部33を有していてもよい。そして、カバー24が取り付けられた状態で器具本体23を設置面に施工できる。
【0085】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0086】
10 照明器具
12 主光源としての光源ユニット
13 非常灯ユニット
23 器具本体
56 非常用光源
57 前面枠
59 発光部
62 レンズ
68 隔壁部
69 開口部
70 テーパ部
71 反射面
72 平坦部
図1
図2
図3
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図5
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図10
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