特許 7406464 点検期日データ生成装置、点検期日データ生成方法および点検期日データ生成プログラム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2023-12-19

(45)【発行日】2023-12-27

(54)【発明の名称】点検期日データ生成装置、点検期日データ生成方法および点検期日データ生成プログラム

(51)【国際特許分類】

   G06Q 10/20 20230101AFI20231220BHJP

【ＦＩ】

G06Q10/20

【請求項の数】 3

(21)【出願番号】P 2020117996

(22)【出願日】2020-07-08

(65)【公開番号】P2021140718

(43)【公開日】2021-09-16

【審査請求日】2022-11-11

(31)【優先権主張番号】P 2020037209

(32)【優先日】2020-03-04

(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP

(73)【特許権者】

【識別番号】398040527

【氏名又は名称】株式会社オービック

(74)【代理人】

【識別番号】110002147

【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】岩▲崎▼ 駿

(72)【発明者】

【氏名】上野 剛光

【審査官】福田 正悟

(56)【参考文献】

【文献】特開２００６－２４４００６（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００５－２８４７１２（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１６－１６６０７０（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００２－２０３０６０（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１３－１２５３６９（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１８－１０９９５１（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１９－２１２２８０（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｇ０６Ｑ １０／００－９９／００

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

制御部を備え、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成装置であって、
前記制御部は、
前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得手段と、
前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得手段で取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得手段と、
前記実施日等取得手段で取得した点検実施直近日に前記点検周期取得手段で取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得手段と、
前記点検対象取得手段で取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成手段と、
を備えること、
を特徴とする点検期日データ生成装置。

【請求項2】

制御部を備える情報処理装置で実行される、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成方法であって、
前記制御部で実行される、
前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得ステップと、
前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得ステップで取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得ステップと、
前記実施日等取得ステップで取得した点検実施直近日に前記点検周期取得ステップで取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得ステップと、
前記点検対象取得ステップで取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする点検期日データ生成方法。

【請求項3】

制御部を備える情報処理装置に実行させるための、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成プログラムであって、
前記制御部に実行させるための、
前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得ステップと、
前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得ステップで取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得ステップと、
前記実施日等取得ステップで取得した点検実施直近日に前記点検周期取得ステップで取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得ステップと、
前記点検対象取得ステップで取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成ステップと、
を含むこと、
を特徴とする点検期日データ生成プログラム。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、点検期日データ生成装置、点検期日データ生成方法および点検期日データ生成プログラムに関する。

【背景技術】

【0002】

特許文献１には、設備の点検に関する点検表を作成するときに必要となる労力を低減することのできる点検情報処理装置が開示されている（特許文献１の０００６段落参照）。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0003】

【文献】特開２０１９－０９５９４７号公報

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

しかしながら、上記特許文献１に記載の技術によっては、ビル等における設備についての次回の点検期日の把握および管理を効率よく行うことができないという問題があった。

【0005】

本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、点検の実績情報を利用して、次回の点検期日のデータを生成することができる点検期日データ生成装置、点検期日データ生成方法および点検期日データ生成プログラムを提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0006】

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る点検期日データ生成装置は、制御部を備え、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成装置であって、前記制御部が、前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得手段と、前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得手段で取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得手段と、前記実施日等取得手段で取得した点検実施直近日に前記点検周期取得手段で取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得手段と、前記点検対象取得手段で取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成手段と、を備えること、を特徴とする。

【0007】

また、本発明に係る点検期日データ生成方法は、制御部を備える情報処理装置で実行される、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成方法であって、前記制御部で実行される、前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得ステップと、前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得ステップで取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得ステップと、前記実施日等取得ステップで取得した点検実施直近日に前記点検周期取得ステップで取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得ステップと、前記点検対象取得ステップで取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。

【0008】

また、本発明に係る点検期日データ生成プログラムは、制御部を備える情報処理装置に実行させるための、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む点検期日データを生成する点検期日データ生成プログラムであって、前記制御部に実行させるための、前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得ステップと、前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得ステップで取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得ステップと、前記実施日等取得ステップで取得した点検実施直近日に前記点検周期取得ステップで取得した点検周期を加算することで、物件内の設備の点検の次回の期日である前記次回点検期日を自動的に算出すると共に、算出した前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得ステップと、前記点検対象取得ステップで取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成ステップと、を含むこと、を特徴とする。

【発明の効果】

【0009】

本発明によれば、点検の実績情報を利用して、次回の点検期日のデータを生成することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【0010】

【図1】図１は、点検期日データ生成装置の構成の一例を示すブロック図である。

【図2】図２は、設備マスタの一例を示す図である。

【図3】図３は、物件マスタの一例を示す図である。

【図4】図４は、契約基本情報データ、契約原価明細データおよび契約原価詳細データの一例を示す図である。

【図5】図５は、契約基本情報データを生成するための入力画面の一例を示す図である。

【図6】図６は、契約原価明細データを生成するための入力画面の一例を示す図である。

【図7】図７は、契約原価詳細データを生成するための入力画面の一例を示す図である。

【図8】図８は、契約原価詳細データを生成するための入力画面の一例を示す図である。

【図9】図９は、設備検索画面の一例を示す図である。

【図10】図１０は、設備点検予定データの一例を示す図である。

【図11】図１１は、設備点検予定データの出力画面の一例を示す図である。

【図12】図１２は、作業予定実施データの一例を示す図である。

【図13】図１３は、作業予定実施データを生成するための作業進捗入力画面の一例を示す図である。

【図14】図１４は、設備点検期日データの一例を示す図である。

【図15】図１５は、設備点検期日データの出力画面の一例を示す図である。

【発明を実施するための形態】

【0011】

以下に、本発明に係る点検期日データ生成装置、点検期日データ生成方法および点検期日データ生成プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。以下、具体的な構成および動作について説明する。

【0012】

［１．構成］
本実施形態に係る点検期日データ生成装置１００の構成の一例について、図１を参照して説明する。図１は、点検期日データ生成装置１００の構成の一例を示すブロック図である。

【0013】

点検期日データ生成装置１００は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、点検期日データ生成装置１００、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。

【0014】

点検期日データ生成装置１００は、制御部１０２と通信インターフェース部１０４と記憶部１０６と入出力インターフェース部１０８と、を備えている。点検期日データ生成装置１００が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。

【0015】

通信インターフェース部１０４は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、点検期日データ生成装置１００をネットワーク３００に通信可能に接続する。通信インターフェース部１０４は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク３００は、点検期日データ生成装置１００とサーバ２００とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）等である。なお、後述する各種マスタ等のデータは、例えばサーバ２００に格納されてもよい。

【0016】

入出力インターフェース部１０８には、入力装置１１２および出力装置１１４が接続されている。出力装置１１４には、モニタ（家庭用テレビを含む）の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置１１２には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置１１４をモニタ１１４とし、入力装置１１２をキーボード１１２またはマウス１１２として記載する場合がある。

【0017】

記憶部１０６には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部１０６には、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）と協働してＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部１０６として、例えば、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）・ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。

【0018】

記憶部１０６は、例えば、設備マスタ１０６ａと、物件マスタ１０６ｂと、契約基本情報データ１０６ｃと、契約原価明細データ１０６ｄと、契約原価詳細データ１０６ｅと、設備点検予定データ１０６ｆと、点検実施データとしての作業予定実施データ１０６ｇと、点検期日データとしての設備点検期日データ１０６ｈと、を備えている。

【0019】

本実施形態に係る点検期日データ生成装置１００によれば、物件内の設備の点検の次回の期日である次回点検期日を含む設備点検期日データ１０６ｈを生成することができる。具体的な場面としては、例えば、依頼主から前記設備の前記点検を委託された業者（例えば、ビルメンテナンス業者）が元請業者となり、当該元請業者が、発注先たる下請業者に前記設備の前記点検を再委託する場面等を想定している。このため、本実施形態に係る点検期日データ生成装置１００の使用者は、例えば、前記元請業者（例えば、ビルメンテナンス業者）である。

【0020】

設備マスタ１０６ａは、図２に示すように、例えば、前記物件を識別するための物件識別データ（物件ＣＤ）と、前記設備を識別するための設備識別データ（設備ＣＤおよび設備名）と、前記設備の種類を識別するための設備種類識別データ（設備種類）と、前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期（点検期限）と、等を含む。

【0021】

ここで、前記設備識別データ（設備ＣＤおよび設備名）は、図９に示す設備検索画面から前記物件識別データ（物件ＣＤ）を指定することで、検索して表示することが可能である。なお、図９に示す設備検索画面においては、後述する契約基本情報データ１０６ｃで選択された物件に紐付く設備のみを表示する様にすることも可能である。

【0022】

物件マスタ１０６ｂは、図３に示すように、例えば、前記物件識別データ（物件ＣＤおよび物件名）等を含む。

【0023】

契約基本情報データ１０６ｃは、図４に示すように、例えば、前記依頼主と前記元請業者の間での契約を識別するための契約識別データ（契約ＮＯ）と、前記契約内でのプロジェクトを識別するためのプロジェクト識別データ（プロジェクト名）と、前記依頼主たる契約先を識別するための契約先識別データ（契約先）と、前記物件識別データ（物件ＣＤ）と、契約期間と、主管部門と、等を含む。契約基本情報データ１０６ｃは、例えば、図５に示す契約入力画面から、契約の期間、物件および契約等を入力することにより生成することができる。

【0024】

契約原価明細データ１０６ｄは、前記発注の原価に関する明細のデータである。契約原価明細データ１０６ｄは、図４に示すように、例えば、前記契約識別データ（契約ＮＯ）と、明細識別データ（行）と、前記発注先を識別するための発注先識別データ（発注先）と、発注期間と、前記点検の内容を識別するための点検内容識別データ（業務）と、発注額と、前記設備識別データ（設備ＣＤ）と、等を含む。契約原価明細データ１０６ｄは、例えば、図６に示す契約入力画面から、契約の発注先、業務、月額および対象設備等を入力することにより生成することができる。

【0025】

契約原価詳細データ１０６ｅは、前記発注の原価に関する詳細のデータである。契約原価詳細データ１０６ｅは、図４に示すように、例えば、前記契約識別データ（契約ＮＯ）と、前記明細識別データ（行）と、前記発注の原価の支払を行う時期である支払時期（作業月）と、前記発注額（支払額）と、等を含む。契約原価詳細データ１０６ｅは、例えば、図７および図８に示す契約入力画面から、月々の支払額等を入力することにより生成することができる。

【0026】

設備点検予定データ１０６ｆは、前記点検の予定の時期である点検予定時期を含むデータである。設備点検予定データ１０６ｆは、図１０に示すように、例えば、前記物件識別データ（物件）と、前記設備識別データ（設備）と、前記点検内容識別データ（内容）と、前記点検予定時期と、等を含む。

【0027】

作業予定実施データ１０６ｇは、予定情報に対する作業実績情報を入力したデータである。作業予定実施データ１０６ｇは、図１２に示すように、例えば、前記物件識別データ（物件）と、前記発注先識別データ（発注先）と、前記設備識別データ（設備）と、前記点検内容識別データ（内容）と、作業月と、作業予定日と、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日（作業実施日）と、申し送り事項と、等を含む。作業予定実施データ１０６ｇは、例えば、図１３に示す作業進捗入力画面から、作業予定に対する作業実施日を入力することにより生成することができる。

【0028】

設備点検期日データ１０６ｈは、本実施形態において最終的に生成したいデータであり、前記点検の次回の期日である次回点検期日を含む。設備点検期日データ１０６ｈは、図１４に示すように、例えば、前記物件識別データ（物件）と、前記前記設備識別データ（設備）と、前記設備種類識別データ（設備種類）と、前記点検内容識別データ（作業内容）と、前記点検実施直近日（作業実施）と、前記点検周期（点検期限）と、前記次回点検期日と、前記契約識別データ（契約番号）と、受注金額と、前記発注額（発注金額）と、前記発注先識別データ（発注先）と、受注時注意事項と、前記申し送り事項と、等を含む。

【0029】

制御部１０２は、点検期日データ生成装置１００を統括的に制御するＣＰＵ等である。制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。

【0030】

制御部１０２は、機能概念的に、例えば、（１）設備取得部１０２ａと、（２）点検内容等取得部１０２ｂと、（３）支払時期取得部１０２ｃと、（４）点検予定生成部１０２ｄと、（５）前記物件を識別するための物件識別データ、前記設備を識別するための設備識別データおよび前記点検の内容を識別するための点検内容識別データの組合せごとに、前記点検が実施された直近の日付である点検実施直近日を含む点検実施データから、前記点検期日データの生成を指示するための画面において指定された物件識別データと紐付く設備識別データ、点検内容識別データおよび点検実施直近日を取得する実施日等取得手段としての実施日等取得部１０２ｅと、（６）前記物件識別データと前記設備識別データと前記点検に関する前記設備ごとの周期である点検周期とを含む設備マスタから、前記画面において指定された物件識別データおよび前記実施日等取得手段で取得した設備識別データと紐付く点検周期を取得する点検周期取得手段としての点検周期取得部１０２ｆと、（７）前記実施日等取得手段で取得した点検実施直近日に前記点検周期取得手段で取得した点検周期を加算して算出された前記次回点検期日が、前記画面において指定された期間内となる前記組合せを、前記点検実施データから取得する点検対象取得手段としての点検対象取得部１０２ｇと、（８）前記点検対象取得手段で取得した物件識別データ、設備識別データおよび点検内容識別データの前記組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む前記点検期日データを生成する点検期日生成手段としての点検期日生成部１０２ｈと、を備えている。

【0031】

設備取得部１０２ａは、前記物件識別データ（物件ＣＤ）と前記設備識別データ（設備ＣＤ）とを含む設備マスタ１０６ａ（図２参照）から、設備点検予定データ１０６ｆの生成を指示するための画面（図１１参照）において指定された物件識別データ（物件ＣＤ）と紐付く設備識別データ（設備ＣＤ）を取得する。

【0032】

点検内容等取得部１０２ｂは、前記設備識別データ（設備ＣＤ）と前記点検内容識別データ（業務）と前記明細識別データ（行）とを含む契約原価明細データ１０６ｄ（図４参照）から、設備取得部１０２ａで取得した設備識別データ（設備ＣＤ）と紐付く点検内容識別データ（業務）および明細識別データ（行）を取得する。

【0033】

支払時期取得部１０２ｃは、前記明細識別データ（行）と前記支払時期（作業月）とを含む契約原価詳細データ１０６ｅ（図４参照）から、点検内容等取得部１０２ｂで取得した明細識別データ（行）と紐付く支払時期（作業月）を取得する。支払時期取得部１０２ｃは、契約原価詳細データ１０６ｅ（図４参照）から、点検内容等取得部１０２ｂで取得した明細識別データ（行）と紐付き、かつ、前記画面（図１１参照）において指定された期間に属する支払時期を取得してもよい。

【0034】

点検予定生成部１０２ｄは、前記画面（図１１参照）において指定された物件識別データ（物件ＣＤ）、契約原価明細データ１０６ｄ（図４参照）中の前記設備識別データ（設備ＣＤ）および点検内容等取得部１０２ｂで取得した点検内容識別データ（業務）の組合せごとに、支払時期取得部１０２ｃで取得した支払時期を前記点検予定時期として含む設備点検予定データ１０６ｆを生成する。

【0035】

実施日等取得部１０２ｅは、前記物件識別データ（物件）、前記設備識別データ（設備）および前記点検内容識別データ（内容）の組合せごとに、前記点検実施直近日（作業実施日）を含む作業予定実施データ１０６ｇ（図１２参照）から、設備点検期日データ１０６ｈの生成を指示するための画面（図１５参照）において指定された物件識別データ（物件）と紐付く設備識別データ（設備）、点検内容識別データ（内容）および点検実施直近日（作業実施日）を取得する。

【0036】

点検周期取得部１０２ｆは、前記物件識別データ（物件ＣＤ）と前記設備識別データ（設備ＣＤ）と前記点検周期（点検期限）とを含む設備マスタ１０６ａ（図２参照）から、前記画面（図１５参照）において指定された物件識別データ（物件ＣＤ）および実施日等取得部１０２ｅで取得した設備識別データ（設備ＣＤ）と紐付く点検周期（点検期限）を取得する。

【0037】

点検対象取得部１０２ｇは、実施日等取得部１０２ｅで取得した点検実施直近日（作業実施日）に点検周期取得部１０２ｆで取得した点検周期（点検期限）を加算して算出された前記次回点検期日が、前記画面（図１５参照）において指定された期間内となる前記組合せ（＝前記物件識別データ（物件）、前記設備識別データ（設備）および前記点検内容識別データ（内容）の組合せ）を、作業予定実施データ１０６ｇ（図１２参照）から取得する。

【0038】

点検期日生成部１０２ｈは、点検対象取得部１０２ｇで取得した物件識別データ（物件）、設備識別データ（設備）および点検内容識別データ（内容）の組合せと、当該組合せに対応する前記算出された前記次回点検期日と、を含む設備点検期日データ１０６ｈ（図１４参照）を生成する。

【0039】

［２．処理の具体例］
本項目では、本実施形態に係る処理の具体例を説明する。本項目では、まず、下準備としての設備点検予定データ１０６ｆの生成について［２－１］で説明し、次に、本実施形態において最終的に生成したいデータである設備点検期日データ１０６ｈの生成について［２－２］で説明する。なお、本項目では、設備マスタ１０６ａは図２に示す内容で、契約基本情報データ１０６ｃ、契約原価明細データ１０６ｄおよび契約原価詳細データ１０６ｅは図４に示す内容で予め登録されているという前提で説明をする。

【0040】

［２－１：設備点検予定データ１０６ｆの生成］
本項目では、設備点検予定データ１０６ｆの生成について、図２、図４、図１０および図１１を参照して具体的に説明する。

【0041】

［２－１－１．設備取得処理］
まず、設備点検予定データ１０６ｆの出力画面（図１１参照）において、オペレータによって、年度として「２０１９」が指定され、物件として「BK001：○○○ビル」が指定されたとする。

【0042】

この場合、設備取得部１０２ａは、図２の設備マスタ１０６ａから、「BK001：○○○ビル」と紐付く設備として、「SB001：浄化槽１(型：A000-1)」、「SB002：スプリンクラー設備」、「SB003：消火器」、「SB004：屋内消火栓設備」および「SB005：エレベータ2号機」を取得する。

【0043】

［２－１－２．点検内容等取得処理］
次に、点検内容等取得部１０２ｂは、図４の契約原価明細データ１０６ｄから、設備取得部１０２ａで取得した「SB002：スプリンクラー設備」と紐付く情報として、業務「消防設備点検業務」および行「２」を取得し、また、設備取得部１０２ａで取得した「SB004：屋内消火栓設備」と紐付く情報として、業務「消防設備点検業務」および行「３」を取得する。

【0044】

［２－１－３．支払時期取得処理］
次に、支払時期取得部１０２ｃは、図４の契約原価詳細データ１０６ｅから、点検内容等取得部１０２ｂで取得した行「２」と紐付き、かつ、図１１の出力画面において指定された２０１９年度に属する支払時期として、2019/04および2019/10を取得する。また、支払時期取得部１０２ｃは、図４の契約原価詳細データ１０６ｅから、点検内容等取得部１０２ｂで取得した行「３」と紐付き、かつ、図１１の出力画面において指定された２０１９年度に属する支払時期として、2019/06および2019/12を取得する。

【0045】

［２－１－４．点検予定生成処理］
最後に、点検予定生成部１０２ｄは、図１１の出力画面において指定された物件「BK001：○○○ビル」、図４の契約原価明細データ１０６ｄ中の設備「SB002：スプリンクラー設備」および点検内容等取得部１０２ｂで取得した業務「消防設備点検業務」の組合せについては、支払時期取得部１０２ｃで取得した支払時期2019/04および2019/10を点検予定時期として含み、また、図１１の出力画面において指定された物件「BK001：○○○ビル」、図４の契約原価明細データ１０６ｄ中の設備「SB004：屋内消火栓設備」および点検内容等取得部１０２ｂで取得した業務「消防設備点検業務」の組合せについては、支払時期取得部１０２ｃで取得した支払時期2019/06および2019/12を点検予定時期として含む設備点検予定データ１０６ｆ（図１０参照）を生成する。

【0046】

［２－２：設備点検期日データ１０６ｈの生成］
本項目では、設備点検期日データ１０６ｈの生成について、図１２～図１５を参照して具体的に説明する。図１２の作業予定実施データ１０６ｇ中の「物件」、「発注先」、「設備」、「内容」および「作業月」については、図４の契約原価明細データ１０６ｄおよび生成した図１０の設備点検予定データ１０６ｆ等における情報が自動セットされる。これに対して、図１２の作業予定実施データ１０６ｇ中の「作業予定日」、「作業実施日」および「申し送り事項」については、図１３に示す作業進捗入力画面からオペレータによって情報が入力される。本項目では、図１２に示す内容の作業予定実施データ１０６ｇが予め生成されているという前提で説明を進める。

【0047】

［２－２－１．実施日等取得処理］
まず、設備点検期日データ１０６ｈの出力画面（図１５参照）において、オペレータによって、点検期日として「2019/10～2019/12」が指定され、物件として「BK001：○○○ビル」が指定され、設備種類として「消防設備」が指定され、部門として「ビル管理１部」が指定されたとする。

【0048】

この場合、実施日等取得部１０２ｅは、図１２の作業予定実施データ１０６ｇから、物件「BK001：○○○ビル」と紐付く情報として、設備「SB002：スプリンクラー設備」、内容「消防設備点検」および作業実施日「2019/4/16」、ならびに、設備「SB004：屋内消火栓設備」、内容「消防設備点検」および作業実施日「2019/6/10」を取得する。

【0049】

［２－２－２．点検周期取得処理］
次に、点検周期取得部１０２ｆは、図２の設備マスタ１０６ａから、前記出力画面（図１５参照）において指定された物件「BK001：○○○ビル」および実施日等取得部１０２ｅで取得した設備「SB002：スプリンクラー設備」と紐付く点検期限として「６か月」を取得し、また、前記出力画面（図１５参照）において指定された物件「BK001：○○○ビル」および実施日等取得部１０２ｅで取得した設備「SB004：屋内消火栓設備」と紐付く点検期限としても「６か月」を取得する。

【0050】

［２－２－３．点検対象取得処理］
次に、点検対象取得部１０２ｇは、図１２の作業予定実施データ１０６ｇから、次回点検期日が到来しそうな物件、設備および内容の組合せを取得する。

【0051】

具体的には、実施日等取得部１０２ｅで取得した作業実施日「2019/4/16」に点検周期取得部１０２ｆで取得した点検期限「６か月」を加算すると、物件「BK001：○○○ビル」内の設備「SB002：スプリンクラー設備」についての「消防設備点検」の次回点検期日は、「2019/10/16」となる。同様に、実施日等取得部１０２ｅで取得した作業実施日「2019/6/10」に点検周期取得部１０２ｆで取得した点検期限「６か月」を加算すると、物件「BK001：○○○ビル」内の設備「SB004：屋内消火栓設備」についての「消防設備点検」の次回点検期日は、「2019/12/10」となる。

【0052】

ここで、次回点検期日「2019/10/16」および「2019/12/10」は、ともに、前記出力画面（図１５参照）において指定された点検期日「2019/10～2019/12」の期間内である。この場合、点検対象取得部１０２ｇは、図１２の作業予定実施データ１０６ｇから、次回点検期日が「2019/10/16」となる物件「BK001：○○○ビル」、設備「SB002：スプリンクラー設備」、作業内容「消防設備点検」および申し送り事項「異常なし」を取得する。また、点検対象取得部１０２ｇは、図１２の作業予定実施データ１０６ｇから、次回点検期日が「2019/12/10」となる物件「BK001：○○○ビル」、設備「SB004：屋内消火栓設備」、作業内容「消防設備点検」および申し送り事項「鍵返却済み」を取得する。

【0053】

［２－２－４．点検期日生成得処理］
最後に、点検期日生成部１０２ｈは、点検対象取得部１０２ｇで取得した物件「BK001：○○○ビル」、設備「SB002：スプリンクラー設備」、作業内容「消防設備点検」および申し送り事項「異常なし」の組合せならびに当該組合せに対応する前記算出された次回点検期日「2019/10/16」等を含み、また、点検対象取得部１０２ｇで取得した物件「BK001：○○○ビル」、設備「SB004：屋内消火栓設備」、作業内容「消防設備点検」および申し送り事項「鍵返却済み」の組合せならびに当該組合せに対応する前記算出された次回点検期日「2019/12/10」等を含む設備点検期日データ１０６ｈ（図１４参照）を生成する。

【0054】

［３．本実施形態のまとめ］
以上説明してきたように、本実施形態に係る点検期日データ生成装置１００によれば、主に［２－２］で説明したように、点検の実績情報（具体的には、作業予定実施データ１０６ｇ等）を利用して、次回の点検期日のデータ（具体的には、設備点検期日データ１０６ｈ）を生成することができる。

【0055】

ここで、従来においては、システム上に物件設備毎の点検修繕作業予定を管理する場合、設備管理業務の委託契約情報とは別のシステム管理しており、年間の点検修繕作業予定の入力と委託契約にもとづいた原価計上予定の入力とをそれぞれ別に行っていることが一般的であった。このため、設備の年間点検計画を作成する際に、委託契約情報を参照しながら作成するケースが多かった。

【0056】

そこで、本実施形態においては、［２－１］で説明したように、例えば、以下の１～２を可能とした。
１．点検修繕作業履歴を管理する際、委託契約情報と合わせて処理できるようにした。
２．物件設備情報、作業管理および委託情報管理の３点を紐付けて管理できるようにした。

【0057】

また、設備よっては、定期点検の周期が法律によって定められているが、従来においては、点検実績と設備ごとの周期とを別々に管理していたため、次回の点検期限を手動で管理しているケースが多かった。このため、点検の実施漏れや顧客への事前案内の遅れが生じてしまうという問題があった。

【0058】

そこで、本実施形態においては、［２－２］で説明したように、例えば、以下の１～３を可能とした。
１．設備情報の周期と作業情報を紐づけることにより、次回の定期点検予定を算出できるようにした。
２．次回の定期点検予定の期日管理をし、前回の契約情報を付与できるようにした。
３．設備の点検周期および点検実績を契約データに紐付けることで、次回の点検予定の期日管理をできるようにした。

【0059】

これにより、本実施形態においては、例えば、次回の定期点検予定を管理し、抜け漏れのない営業活動を行うことができるようになった。また、［２－１］の仕組により前回作業実施の契約情報が紐付いているため、受発注の金額に不適切な相違が発生することを防ぐことができるようになった。

【0060】

［４．他の実施形態］
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。

【0061】

例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。

【0062】

また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。

【0063】

また、点検期日データ生成装置１００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。

【0064】

例えば、点検期日データ生成装置１００が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて点検期日データ生成装置１００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの記憶部などには、ＯＳと協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。

【0065】

また、このコンピュータプログラムは、点検期日データ生成装置１００に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。

【0066】

また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリ、ＳＤ（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ）カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ（Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ ａｎｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ－ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＭＯ（Ｍａｇｎｅｔｏ－Ｏｐｔｉｃａｌ ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、および、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標） Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。

【0067】

また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。

【0068】

記憶部に格納される各種のデータベース等は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。

【0069】

また、点検期日データ生成装置１００は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、点検期日データ生成装置１００は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア（プログラムまたはデータ等を含む）を実装することにより実現してもよい。

【0070】

更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。

【産業上の利用可能性】

【0071】

本発明は、あらゆる業界において有用であるが、特に、ビルメンテナンス業界において極めて有用である。

【符号の説明】

【0072】

１００ 点検期日データ生成装置
１０２ 制御部
１０２ａ 設備取得部
１０２ｂ 点検内容等取得部
１０２ｃ 支払時期取得部
１０２ｄ 点検予定生成部
１０２ｅ 実施日等取得部
１０２ｆ 点検周期取得部
１０２ｇ 点検対象取得部
１０２ｈ 点検期日生成部
１０４ 通信インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 設備マスタ
１０６ｂ 物件マスタ
１０６ｃ 契約基本情報データ
１０６ｄ 契約原価明細データ
１０６ｅ 契約原価詳細データ
１０６ｆ 設備点検予定データ
１０６ｇ 作業予定実施データ
１０６ｈ 設備点検期日データ
１０８ 入出力インターフェース部
１１２ 入力装置
１１４ 出力装置
２００ サーバ
３００ ネットワーク

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】