(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-19
(45)【発行日】2023-12-27
(54)【発明の名称】空気調和装置の室外機およびそれを備えた室外機システム
(51)【国際特許分類】
F24F 1/22 20110101AFI20231220BHJP
F24F 1/20 20110101ALI20231220BHJP
F24F 1/56 20110101ALI20231220BHJP
H01Q 1/08 20060101ALI20231220BHJP
H01Q 1/22 20060101ALI20231220BHJP
【FI】
F24F1/22
F24F1/20
F24F1/56
H01Q1/08
H01Q1/22 Z
(21)【出願番号】P 2021107416
(22)【出願日】2021-06-29
(62)【分割の表示】P 2020097571の分割
【原出願日】2020-06-04
【審査請求日】2021-07-21
【審判番号】
【審判請求日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】P 2019109315
(32)【優先日】2019-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】堂前 浩
(72)【発明者】
【氏名】東山 伸
(72)【発明者】
【氏名】浦田 健佑
(72)【発明者】
【氏名】石田 智
(72)【発明者】
【氏名】植田 裕樹
【合議体】
【審判長】鈴木 充
【審判官】水野 治彦
【審判官】村山 美保
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-74567(JP,A)
【文献】特開2003-324302(JP,A)
【文献】特開2002-13761(JP,A)
【文献】特開平9-229439(JP,A)
【文献】特開2001-104695(JP,A)
【文献】国際公開第2016/208223(WO,A1)
【文献】中国実用新案第205245392(CN,U)
【文献】特開2009-182367(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F1/00-13/32
H01Q1/08
H01Q1/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシング(20)と、
基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)と、
上記アンテナ(30)を収容する電装品箱(23)とを備え、
上記ケーシング(20)は、
金属製のケーシング本体(21)と、
上記ケーシング本体(21)に形成された開口を塞ぐように設けられる樹脂製の点検扉(22)とを有し、
上記電装品箱(23)は、上記ケーシング(20)内における上記点検扉(22)の裏側に配置され、
上記電装品箱(23)は、上記点検扉(22)の背面と向かい合う前面部(23a)を有し、該前面部(23a)の
上記アンテナ(30)と向かい合う部分が樹脂で構成される
ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
【請求項2】
請求項1において、
上記電装品箱(23)は、前面が開口する箱本体を有し、
上記前面部(23a)は、上記箱本体の前面を覆うように設けられ、
上記前面部(23a)の全体が樹脂で構成され、上記箱本体の全体が金属で構成される
ことを特徴とする空気調和装置の室外機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気調和装置の室外機およびそれを備えた室外機システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、通信ユニットを備えた空気調和装置の室外機(以下、単に室外機ともいう)が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の室外機では、通信ユニットは、当該室外機に近接する情報端末との間で非接触のデータ通信を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、室外機に、基地局との通信するためのアンテナを設けることが考えられる。この場合、アンテナを、その性能が最大限に発揮されるように配置する必要がある。しかしながら、そのようなアンテナの配置について、これまで十分には検討されていない。
【0005】
本開示の目的は、基地局と通信するためのアンテナの配置を最適化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、空気調和装置の室外機(10)を対象とする。空気調和装置の室外機(10)は、ケーシング(20)と、上記ケーシング(20)に設けられ、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)と、上記アンテナ(30)を収容する電装品箱(23)とを備える。
上記ケーシング(20)は、金属製のケーシング本体(21)と、上記ケーシング本体(21)に形成された開口を塞ぐように設けられる樹脂製の点検扉(22)とを有する。上記電装品箱(23)は、上記ケーシング(20)内における上記点検扉(22)の裏側に配置され、上記電装品箱(23)は、上記点検扉(22)の背面と向かい合う前面部(23a)を有し、該前面部(23a)の少なくとも一部が樹脂で構成される。
【0007】
第1の態様では、アンテナ(30)が電装品箱(23)に収容され、電装品箱(23)はさらにケーシング(20)内における点検扉(22)の裏側に配置される。電装品箱(23)の前面部(23a)は、点検扉(22)の背面と向かい合う。電装品箱(23)の前面部(23a)の少なくとも一部と、点検扉(22)とが樹脂で構成される。アンテナ(30)が送受信する電波は、これらの樹脂で構成された部分を実質的に減衰せずに通過する。
【0008】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記電装品箱(23)は、前面が開口する箱本体を有し、上記前面部(23a)は、上記箱本体の前面を覆うように設けられ、上記前面部(23a)の全体が樹脂で構成され、上記箱本体の全体が金属で構成されることを特徴とする。
【0009】
第2の態様において、電装品箱(23)は、金属製の箱本体と、樹脂製の前面部(23a)とを備える。樹脂製の前面部(23a)は、金属製の箱本体の前面を覆う。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、実施形態1の室外機システムを概略的に示す構成図である。
【
図2】
図2は、実施形態1の空気調和装置の室外機の正面図である。
【
図3】
図3は、実施形態1の開状態の点検扉とその周辺を示す拡大正面図である。
【
図4】
図4は、
図3のIV-IV断面を示す概略断面図である。
【
図5】
図5は、実施形態2の空気調和装置の室外機の斜視図である。
【
図6】
図6は、実施形態2の変形例の空気調和装置の室外機の斜視図である。
【
図7】
図7は、実施形態3の空気調和装置の室外機の斜視図である。
【
図8】
図8は、実施形態4の空気調和装置の室外機の斜視図である。
【
図9】
図9は、実施形態4の室外機の凹部を含む要部の断面図であって、アンテナが第1位置に位置する状態を示す図である。
【
図10】
図10は、実施形態4の室外機の凹部を含む要部の断面図であって、アンテナが第2位置に位置する状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態の空気調和装置の室外機(10)(以下、単に室外機(10)ともいう。)は、不図示の室内機と共に、対象空間の空気調和を行う空気調和装置を構成する。以下では、まず複数の室外機(10)を備える室外機システム(1)について説明し、続けて室外機(10)について説明する。
【0012】
-室外機システム-
図1に示すように、室外機システム(1)は、空気調和装置の室外機(10)を複数(この例では、4つ)備える。各室外機(10)は、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)を有する。各室外機(10)は、アンテナ(30)を介して電波を送受信することで基地局(2)とデータ通信を行う。室外機システム(1)は、複数の室外機(10)の間で、アンテナ(30)を介したホッピング通信を実行できるように構成される。
【0013】
ホッピング通信について説明する。仮に、第1の室外機(10)が、電波の受信状態が悪いため、基地局(2)と直接には無線通信できない状態になったとする。その場合、第1の室外機(10)は、基地局(2)と直接に無線通信できる第2の室外機(10)との間で電波を送受信し、第2の室外機(10)を介して基地局(2)と無線通信する。このような、ある室外機(10)が他の室外機(10)を介して基地局(2)と通信することを、ホッピング通信という。
【0014】
-空気調和装置の室外機-
図2に示すように、室外機(10)は、ケーシング(20)を備える。ケーシング(20)は、実質的に中空の直方体状に形成される。ケーシング(20)は、金属製のケーシング本体(21)と、ケーシング本体(21)に取り付けられる樹脂製の点検扉(22)とを備える。点検扉(22)は、樹脂部材を構成している。
【0015】
図2~
図4に示すように、ケーシング(20)内における点検扉(22)の裏側には電装品箱(23)が配置される。電装品箱(23)の前面部(23a)は、全体が樹脂で構成される。前面部(23a)は、
図2および
図3における手前側の面(あるいは、点検扉(22)側の面)を形成する部分である。電装品箱(23)の前面部(23a)以外の部分は、樹脂で構成されていてもよいし、樹脂以外の材料(例えば、金属)で構成されていてもよい。電装品箱(23)の内部には、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)が収容される。なお、電装品箱(23)の前面部(23a)は、アンテナ(30)と向かい合う部分だけが樹脂で構成されていてもよい。
【0016】
-実施形態1の効果1-
本実施形態の空気調和装置の室外機(10)は、ケーシング(20)と、上記ケーシング(20)に設けられ、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)とを備え、上記ケーシング(20)は、金属製のケーシング本体(21)と、上記ケーシング本体(21)に取り付けられる樹脂部材(22,24~26)とを有し、上記アンテナ(30)は、上記樹脂部材(22,24~26)の裏側に配置される。
【0017】
したがって、ケーシング(20)に設けられるアンテナ(30)は、金属製のケーシング本体(21)ではなく、樹脂部材(22,24~26)またはその裏に設けられる。このため、基地局(2)との通信が金属製のケーシング本体(21)に妨げられにくい。換言すると、アンテナ(30)を樹脂部材(22,24~26)の裏側に配置することにより、基地局(2)との良好な通信を実現できる。このように、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)の配置を最適化できる。
【0018】
-実施形態1の効果2-
本実施形態の空気調和装置の室外機(10)は、上記ケーシング(20)内における上記点検扉(22)の裏側に配置され、該点検扉(22)側の側面の少なくとも一部が樹脂で構成された電装品箱(23)を備え、上記アンテナ(30)は、上記電装品箱(23)に収容される。
【0019】
したがって、アンテナ(30)が電装品箱(23)に収容され、電装品箱(23)はさらにケーシング(20)内における点検扉(22)の裏側に配置される。電装品箱(23)の点検扉(22)側の側面の少なくとも一部と、点検扉(22)とが樹脂で構成される。アンテナ(30)が送受信する電波は、これらの樹脂で構成された部分を実質的に減衰せずに通過する。
【0020】
-実施形態1の効果3-
本実施形態の室外機システム(1)は、上記空気調和装置の室外機(10)を複数備え、上記空気調和装置の室外機(10)の間で、上記アンテナ(30)を介したホッピング通信を実行できるように構成されている。
【0021】
したがって、複数の室外機(10)のいずれかにおいて基地局(2)との直接的な通信が困難である場合に、その室外機(10)は、基地局(2)との通信状態が良好な他の室外機(10)を経由して基地局(2)と間接的に通信することができる。
【0022】
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態の室外機(10)は、ケーシング(20)の構成とアンテナ(30)の配置が上記実施形態1と異なる。以下、上記実施形態1と異なる点について主に説明する。
【0023】
図5に示すように、ケーシング(20)は、前後にやや扁平な直方体状に形成される。ケーシング(20)は、金属製のケーシング本体(21)と、ケーシング本体(21)の前面に取り付けられる樹脂製の吹出グリル(25)とを有する。ケーシング(20)内における吹出グリル(25)の裏側には、不図示の室外ファンが収容される。
【0024】
ケーシング本体(21)には、樹脂製の把手(24)が設けられる。この把手(24)には、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)が一体化される。把手(24)は、樹脂部材を構成している。
【0025】
-実施形態2の効果-
本実施形態の空気調和装置の室外機(10)では、樹脂部材である把手(24)にアンテナ(30)が設けられる。そして、この室外機(10)によっても、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0026】
-実施形態2の変形例-
実施形態2の変形例について説明する。本変形例の室外機(10)は、上記実施形態2とアンテナ(30)の配置が異なる。以下、上記実施形態2と異なる点について主に説明する。
【0027】
図6に示すように、アンテナ(30)は、樹脂製の吹出グリル(25)の中央部に一体化される。吹出グリル(25)は、樹脂部材を構成している。
【0028】
《実施形態3》
実施形態3について説明する。本実施形態の室外機(10)は、ケーシング(20)の構成とアンテナ(30)の配置が上記実施形態2と異なる。以下、上記実施形態2と異なる点について主に説明する。
【0029】
図7に示すように、ケーシング(20)は、前後にやや扁平な直方体状に形成される。ケーシング(20)は、金属製のケーシング本体(21)と、ケーシング本体(21)の前面に取り付けられる樹脂製の吹出グリル(25)とを有する。ケーシング(20)内における吹出グリル(25)の裏側には、不図示の室外ファンが収容される。
【0030】
ケーシング本体(21)には、樹脂製の閉鎖弁カバー(26)が設けられる。閉鎖弁カバー(26)は、不図示の閉鎖弁を覆う。閉鎖弁カバー(26)には、基地局(2)と通信するためのアンテナ(30)が一体化される。閉鎖弁カバー(26)は、樹脂部材を構成している。
【0031】
-実施形態3の効果-
本実施形態の空気調和装置の室外機(10)では、樹脂部材である閉鎖弁カバー(26)にアンテナ(30)が設けられる。そして、この室外機(10)によっても、上記実施形態1と同様の効果が得られる。
【0032】
《実施形態4》
実施形態4について説明する。本実施形態の室外機(10)は、ケーシング(20)の構成とアンテナ(30)の配置が上記実施形態2と異なる。以下、上記実施形態2と異なる点について主に説明する。
【0033】
図8及び
図9に示すように、本実施形態の室外機(10)では、ケーシング(20)のケーシング本体(21)に凹部(40)が形成される。凹部(40)は、ケーシング本体(21)の天板部(45)に形成された矩形状の窪みである。凹部(40)は、例えばプレス加工によって形成される。ケーシング本体(21)の天板部(45)において、凹部(40)は、室外機(10)を吹出し吹出グリル(25)側から見たときの右側部に沿って形成される。
【0034】
本実施形態のアンテナ(30)は、棒状(ロッド状)に形成される。アンテナ(30)は、アンテナ(30)を支持する基台(31)に取り付けられる。アンテナ(30)は、その一端部が基台に回転可能に支持される。
【0035】
基台(31)は、小さなブロック状の部材である。基台(31)の主な材質は、樹脂である。基台(31)は、凹部(40)の底面に固定される。基台(31)は、ケーシング本体(21)に取り付けられる樹脂部材である。基台(31)の高さは、凹部(40)の深さよりも低い(
図9を参照)。従って、基台(31)は、その全体が凹部(40)に収容される。言い換えると、基台(31)は、その全体が凹部(40)に埋没している。
【0036】
図9及び
図10に示すように、本実施形態のアンテナ(30)は、基台(31)に支持された一端部を中心に回転可能となっている。アンテナ(30)は、回転することによって、第1位置と第2位置との間を移動できる。
【0037】
図9に示すように、第1位置は、アンテナ(30)の全体が凹部(40)に収容される位置である。第1位置に位置するアンテナ(30)は、その軸方向が概ね水平方向となり、その全体が凹部(40)に埋没する。言い換えると、第1位置に位置するアンテナ(30)は、その全体が、ケーシング本体(21)の天板部(45)の外面(45a)よりも下方に位置する。
【0038】
図10に示すように、第2位置は、アンテナ(30)の一部が凹部(40)の外部に存在する位置である。第2位置に位置するアンテナ(30)は、起立した姿勢となり、凹部(40)の外部に向かって突出する。
【0039】
本実施形態の室外機(10)の輸送中において、アンテナ(30)は、第1位置に位置する。第1位置に位置するアンテナ(30)は、その全体が凹部(40)に埋没する。そのため、室外機(10)の輸送中にアンテナ(30)が破損する可能性が低くなる。
【0040】
本実施形態の室外機(10)を建物などに据え付ける際には、作業者が、アンテナ(30)を手で操作して第1位置から第2位置へ移動させる。第2位置に位置するアンテナ(30)は、その一部が凹部(40)の外部に向かって突出する。そのため、アンテナ(30)が受信する電波の強度と、アンテナ(30)が発信する電波の強度とが比較的高く保たれ、室外機(10)と基地局(2)の間における通信が確実に行われる。
【0041】
-実施形態4の効果-
本実施形態の室外機(10)では、ケーシング本体(21)の凹部(40)に基台(31)とアンテナ(30)が設置され、更には、アンテナ(30)が第1位置と第2位置の間を移動可能である。そのため、室外機(10)の輸送中は、アンテナ(30)を第1位置に位置させることによって、アンテナ(30)が損傷する可能性を低減できる。また、室外機(10)を建物などに据え付けた後は、アンテナ(30)を第2位置に位置させることによって、室外機(10)と基地局(2)の間における良好な通信を実現できる。
【0042】
-実施形態4の変形例-
本実施形態の室外機(10)において、凹部(40)を形成する対象は、ケーシング本体(21)の天板部(45)に限定されない。アンテナ(30)及び基台(31)が設置される凹部(40)は、例えばケーシング本体(21)の側板部(46)に形成されていてもよい。
【0043】
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
【0044】
上記実施形態1では、樹脂製の点検扉(22)の裏に配置される電装品箱(23)にアンテナ(30)が収容されるが、例えば、点検扉(22)にアンテナ(30)が一体化されていてもよい。
【0045】
また、上記実施形態1~4のそれぞれにおいて、アンテナ(30)の形状は限定されない。アンテナ(30)は、例えばシャークフィン状のアンテナであってもよいし、ブレード状のアンテナであってもよい。また、アンテナ(30)は、プリント基板などに取り付けられるチップ状のアンテナであってもよい。
【0046】
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
以上説明したように、本開示は、空気調和装置の室外機およびそれを備えた室外機システムについて有用である。
【符号の説明】
【0048】
1 室外機システム
2 基地局
10 室外機
20 ケーシング
21 ケーシング本体
22 点検扉(樹脂部材)
23 電装品箱
24 把手(樹脂部材)
25 吹出グリル(樹脂部材)
26 閉鎖弁カバー(樹脂部材)
30 アンテナ
31 基台(樹脂部材)