(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-20
(45)【発行日】2023-12-28
(54)【発明の名称】紙の吸水力を利用するコーヒー用ペーパーフィルターの製作において外側のフィルターと吸水のための圧着フィルターを別々に製作し重ね合わせて効果を高める事。
(51)【国際特許分類】
A47J 31/08 20060101AFI20231221BHJP
【FI】
A47J31/08
(21)【出願番号】P 2018074220
(22)【出願日】2018-03-21
【審査請求日】2020-06-22
【審判番号】
【審判請求日】2022-05-13
(73)【特許権者】
【識別番号】597086449
【氏名又は名称】渡邉 博之
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 博之
【合議体】
【審判長】鈴木 充
【審判官】水野 治彦
【審判官】槙原 進
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-110729(JP,A)
【文献】特開2015-198691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J31/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平面視で扇型の頂点付近を弦に平行に切除した形である紙製フィルター素材が有底の袋状となっているコーヒー用ペーパーフィルターであり、扇型の径に当たる部分2箇所がお互いにつながる様になされているコーヒー用ペーパーフィルターであって、前記有底の袋状となっているフィルター素材の底部は、底部の内側が山折りとされ、別で製作した長方形の圧着フィルターを複数枚重ねたものが、前記山折りした箇所にはめられており、かつ、その両側が前記フィルター素材に固定されているコーヒー用ペーパーフィルター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
紙の吸水力を利用して、コーヒーカップの上で高温度かつ高品質のコーヒーを抽出を実現する新型コーヒー用ペーパーフィルター。
【背景技術】
【0002】
紙の吸水力を利用するコーヒーフィルターの効果は私自身の記述した平成10年の特開平10-314036にて公開されており特筆する必要がないものの、実用化、実現化させるためのこの先の技術が存在していない。
【文献】特開平10-314036
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本来のコーヒー用ペーパーフィルターを基準に考慮すると、コーヒーカップに直接載せて抽出すると特に抽出の後半にスピードが落ちて温度も鮮度も低下してしまう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
紙の吸水効果をより長く持続させるために、吸水のための圧着部分を複数枚、重ねて使用することを可能にし、接着あるいは圧着させ固定する部分が抽出の妨げにならないような選択している。
【発明の効果】
【0005】
ペーパーフィルターにおいて極限までの高速化が実現したと言える。家庭でコーヒーカップに直接載せることが目標であるため、十分な成果が実現している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】吸水のために作られた圧着部分と固定すするために作られた部分
【
図3】外側のフィルターに吸水のための圧着部分をはめた所
【発明を実施するための形態】
【0007】
外側のペーパーフィルターの原型である長方形の中央内側に、吸水のための圧着フィルターを挟むため山形に折り込む。
【0008】
別で作った吸水のための圧着フィルターを挟む。
【0009】
吸水のためのフィルターが落下しないように両端で接着あるいは圧着して固定する。
【0010】
本来のコーヒー用ペーパーフィルターの形にする。
【符号の説明】
【0011】
1外側のフィルター
2吸水のために作らた部分
3吸水のために作られた圧着部分
4吸水のための部分を接着あるいは圧着した所