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特許7407207セル選択の方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-20
(45)【発行日】2023-12-28
(54)【発明の名称】セル選択の方法、端末デバイス及びネットワークデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/14 20090101AFI20231221BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20231221BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20231221BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W36/08
H04W48/18 110
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2021569416
(86)(22)【出願日】2019-08-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-12-05
(86)【国際出願番号】 CN2019102363
(87)【国際公開番号】W WO2021035449
(87)【国際公開日】2021-03-04
【審査請求日】2022-07-26
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】フー、チョー
【審査官】伊藤 嘉彦
(56)【参考文献】
【文献】China Telecom,On Private Network Support for NG-RAN[online],3GPP TSG RAN WG3 Meeting #105 R3-193832,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG3_Iu/TSGR3_105/Docs/R3-193832.zip>,2019年08月16日
【文献】CMCC,Consideration on public network integrated NPN[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting #107 R2-1909471,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_107/Docs/R2-1909471.zip>,2019年08月16日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00 - 99/00
H04B 7/24 - 7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末デバイスは、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応し、以前にアクセスしたことがある少なくとも1つのセルの識別子を取得するステップと、
前記端末デバイスは、前記少なくとも1つのセルの識別子に従って、セル選択またはセル再選択のためのターゲットセルを決定するステップと、を含み、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、保存された情報に従って取得され、
前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークであり、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、前記CAGネットワークの識別子であるか、又は前記SNPNネットワークの識別子である
ことを特徴とするセル選択の方法。
【請求項2】
前記CAGネットワークの識別子は、
公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子である
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN+ネットワーク識別子(NID)識別子である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ネットワークデバイスは、第1の情報を端末デバイスに送信するステップを含み、
前記第1の情報は、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応し、前記端末デバイスが以前にアクセスしたことがある少なくとも1つのセルの識別子を指示するために使用され、
前記第1の情報は、保存された情報を取得するために前記端末デバイスによって使用され、前記保存された情報は、前記少なくとも1つのセルの識別子を取得するために前記端末デバイスによって使用され、
前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークであり、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、前記CAGネットワークの識別子であるか、又は前記SNPNネットワークの識別子である
ことを特徴とするセル選択の方法。
【請求項5】
前記CAGネットワークの識別子は、
公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子である
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN+ネットワーク識別子(NID)識別子である
ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の方法。
【請求項7】
端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応し、以前にアクセスしたことがある少なくとも1つのセルの識別子を取得するように構成された処理ユニットを備え、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、保存された情報に従って取得され、
前記処理ユニットは、さらに、
前記少なくとも1つのセルの識別子に従って、セル選択またはセル再選択のためのターゲットセルを決定し、
前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークであり、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、前記CAGネットワークの識別子であるか、又は前記SNPNネットワークの識別子である
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項8】
前記CAGネットワークの識別子は、
公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子である
ことを特徴とする請求項に記載の端末デバイス。
【請求項9】
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN+ネットワーク識別子(NID)識別子である
ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の端末デバイス。
【請求項10】
第1の情報を端末デバイスに送信するように構成された通信ユニットを備え、
前記第1の情報は、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応し、前記端末デバイスが以前にアクセスしたことがある少なくとも1つのセルの識別子を指示するために使用され、
前記第1の情報は、保存された情報を取得するために前記端末デバイスによって使用され、前記保存された情報は、前記少なくとも1つのセルの識別子を取得するために前記端末デバイスによって使用され、前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークであり、
前記少なくとも1つのセルの識別子は、前記CAGネットワークの識別子であるか、又は前記SNPNネットワークの識別子である
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【請求項11】
前記CAGネットワークの識別子は、
公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子である
ことを特徴とする請求項10に記載のネットワークデバイス。
【請求項12】
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN+ネットワーク識別子(NID)識別子である
ことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のネットワークデバイス。
【請求項13】
コンピュータプログラムを格納するために使用され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~及び請求項のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、特にセル選択の方法、端末デバイス及びネットワークデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、端末デバイスはセル選択またはセル再選択の動作を実行することができる。現在、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を実行するとき、端末デバイスは周波数ポイントで最も強いセルのみを選択する。
【0003】
しかしながら、端末デバイスによってサポートされるセルは、この周波数ポイントで最も強いセルではない可能性があるため、端末デバイスは適切なセルを選択できない可能性があり、これは、端末デバイスの通常のサービス伝送に影響を及ぼし、さらに、端末デバイスのパフォーマンスに影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、セル選択の方法、端末デバイス及びネットワークデバイスを提供し、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を実行するときに、端末デバイスが適切なセルを選択する確率を高め、それによって端末デバイスの通常のサービス伝送と端末デバイスのパフォーマンスを保証することができる。
【0005】
第1の態様によれば、セル選択の方法が提供され、前記方法は、端末デバイスは、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を取得するステップと、前記端末デバイスは、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、セル選択またはセル再選択のためのターゲットセルを決定するステップと、を含む。
【0006】
第2の態様によれば、セル選択の方法が提供され、前記方法は、ネットワークデバイスは、第1の情報を端末デバイスに送信するステップを含み、前記第1の情報は、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を指示するために使用される。
【0007】
第3の態様によれば、上記の第1の態様またはその各実現形態における方法を実行するための端末デバイスが提供される。
【0008】
具体的には、この端末デバイスは、上記の第1の態様またはその各実現形態における方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0009】
第4の態様によれば、上記の第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するためのネットワークデバイスが提供される。
【0010】
具体的には、このネットワークデバイスは、上記の第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するための機能モジュールを含む。
【0011】
第5の態様によれば、プロセッサーと、メモリと、を備える端末デバイスが提供される。前記メモリは、コンピュータプログラムを格納するために使用され、前記プロセッサーは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記の第1の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0012】
第6の態様によれば、プロセッサーと、メモリと、を備えるネットワークデバイスが提供される。前記メモリは、コンピュータプログラムを格納するために使用され、前記プロセッサーは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記の第2の態様またはその各実現形態における方法を実行するために使用される。
【0013】
第7の態様によれば、上記の第1の態様から第2の態様のいずれか1つまたはその各実現形態における方法を実現するための装置が提供される。
【0014】
具体的には、前記装置は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、この装置が搭載されたデバイスに上記の第1の態様から第2の態様のいずれか1つまたはその各実現形態における方法を実行させるためのプロセッサーを備える。
【0015】
選択的に、この装置はチップである。
【0016】
第8の態様によれば、コンピュータプログラムを格納するために使用されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに上記の第1の態様から第2の態様のいずれか1つまたはその各実現形態における方法を実行させる。
【0017】
第9の態様によれば、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品が提供され、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに上記の第1の態様から第2の態様のいずれか1つまたはその各実現形態における方法を実行させる。
【0018】
第10の態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、コンピュータで実行される時、コンピュータに上記の第1の態様から第2の態様のいずれか1つまたはその各実現形態における方法を実行させる。
【0019】
上記の技術案を採用することにより、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を実行するとき、ターゲットセルは、取得されたサポートされるネットワークデバイスタイプに対応するセルの識別子及び/又は周波数ポイントの識別子に従って決定されることができる。このようにして、端末デバイスが適切なセルを選択する確率を高め、それによって端末デバイスの通常のサービス伝送と端末デバイスのパフォーマンスを保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の実施例による通信システムアーキテクチャの概略図である。
図2】本発明の実施例によるセル選択の方法の概略図である。
図3】本発明の実施例によるセル選択の方法の特定の実施の概略フローチャートである。
図4】本発明の実施例によるセル選択の方法の別の特定の実施の概略フローチャートである。
図5】本発明の実施例によるセル選択の方法の別の特定の実施の概略フローチャートである。
図6】本発明の実施例による別のセル選択の方法の概略図である。
図7】本発明の実施例による端末デバイスの概略ブロック図である。
図8】本発明の実施例によるネットワークデバイスの概略ブロック図である。
図9】本発明の実施例による通信デバイスの概略ブロック図である。
図10】本発明の実施例による装置の概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案について説明する。なお、説明される実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本発明の実施例に基づいて、創造的な労働をしていない前提で獲得する他のすべての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0022】
本発明の実施例に係る技術案は、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication:GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access:CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access:WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service:GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution:LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex:TDD)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System:UMTS)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access:WiMAX)通信システム又は5Gシステムなどの様々な通信システムに適用できる。
【0023】
例示的に、本発明の実施例に適用される通信システム100は、図1に示されている。この通信システム100は、ネットワークデバイス110を含んでもよく、ネットワークデバイス110は、端末デバイス120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信するデバイスであってもよい。ネットワークデバイス110は、特定の地域的領域に通信カバレッジを提供することができ、このカバレッジ領域内の端末デバイスと通信することができる。選択的に、このネットワークデバイス110は、GSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(Base Transceiver Station:BTS)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB:NB)であってもよく、また、LTEシステムにおける進化型基地局(Evolutional Node B:eNB又はeNodeB)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network:CRAN)における無線コントローラであってもよく、又はこのネットワークデバイスは、モバイルスイッチングセンター、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側デバイス、又は将来進化する公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network:PLMN)におけるネットワークデバイスなどであってもよい。
【0024】
この通信システム100は、ネットワークデバイス110のカバレッジ範囲内の少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。ここで使用される「端末デバイス」には、公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Networks:PSTN)、ディジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などの有線回線を介した接続、及び/又は、別のデータ接続/ネットワーク、及び/又は、セルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network:WLAN)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などの無線インターフェースを介した接続、及び/又は、通信信号を送受信するように設定された別の端末デバイスの装置、及び/又は、モノのインターネット(Internet of Things:IoT)デバイスを含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末デバイスは、「無線通信端末」、「無線端末」又は「移動端末」と呼ばれてもよい。移動端末の例には、衛星又は携帯電話と、セルラ無線電話をデータ処理、ファックス及びデータ通信能力に組み合わせることができるパーソナル通信システム(Personal Communications System:PCS)端末と、無線電話、ページャー、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、メモ帳、カレンダー及び/又はグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System:GPS)受信機を含むことができるPDAと、従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話送受信機を含む他の電子装置と、が含まれるが、これらに限定されない。端末デバイスは、アクセス端末、ユーザ機器(User Equipment:UE)、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、モバイルステーション、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ装置を指してもよい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol:SIP)電話、無線ロカールループ(Wireless Local Loop:WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、無線通信機能のあるハンドヘルドデバイス、計算デバイス又は無線モデムに接続する他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来進化するPLMNにおける端末デバイスなどであってもよい。
【0025】
選択的に、端末デバイス120間で端末間(Device to Device:D2D)通信を行うことができる。
【0026】
選択的に、5Gシステム又は5Gネットワークは、新しい無線(New Radio:NR)システム又はNRネットワークと呼ばれることもある。
【0027】
図1は、1つのネットワークデバイス及び2つの端末デバイスを例示的に示しており、選択的に、この通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含んでもよく、各ネットワークデバイスは、カバレッジ範囲内に他の数の端末デバイスを含んでもよく、本発明の実施例はこれを限定しない。
【0028】
選択的に、この通信システム100は、ネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本発明の実施例はこれを限定しない。
【0029】
本発明の実施例において、ネットワーク/システム内の通信機能を有するデバイスは、通信デバイスと呼ばれてもよいことを理解されたい。図1に示す通信システム100を例として、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110及び端末デバイス120を含んでもよく、ネットワークデバイス110及び端末デバイス120は、上記の特定のデバイスであってもよく、ここでは詳細な説明を省略し、通信デバイスは、通信システム100内の他のデバイス、例えば、ネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本発明の実施例はこれを限定しない。
【0030】
本明細書における用語「システム」及び「ネットワーク」は、本明細書で交換可能に使用されることが多いことを理解されたい。
【0031】
現在のセル選択およびセル再選択プロセスにおいて、無線リソース制御(Radio Resource Control)接続解放メッセージは、リダイレクト情報を運ぶことができ、リダイレクト情報は、リダイレクトされた無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)および周波数ポイント情報を含むことができる。端末デバイスが接続状態を離れるとき、端末デバイスがリダイレクト情報に従って適切なセル(Suitable Cell)を見つけられない場合、端末デバイスはセル選択プロセスを実行する。セル選択プロセスでは、端末デバイスにセル選択情報が保存されている場合、端末デバイスは保存された周波数ポイントで適切なセルを検索することができる。セルが見つかった場合、端末デバイスはこのセルを選択してキャンプオンする。
【0032】
適切なセルがない場合、端末デバイスは、初期セル選択(Initial Cell Selection)プロセスを実行し、すなわち、端末デバイスは、サポートされるすべてのNR帯域(Band)を掃引し、各周波数ポイントについて、端末デバイスは、この周波数ポイントで最も強いセルのみを検索する。セルが見つかった場合、端末デバイスはこのセルを選択してキャンプオンすることができる。それ以外の場合、端末デバイスは任意のセル選択(Any Cell Selection)状態になる。
【0033】
Any Cell Selection状態において、端末デバイスは、適切なセルを見つけるためにセル選択プロセスを実行する。サポートされるすべてのRATのすべての周波数ポイントで検索した後も適切なセルが見つけられない場合、端末デバイスは、任意のRATで許容可能なセル(Acceptable Cell)を見つけてキャンプオンしようとしてもよい。UEが許容可能なセルを見つけると、端末デバイスは任意のセルでキャンプオンする(Camped on Any Cell)状態になる。それ以外の場合、端末デバイスはAny Cell Selection状態のままになる。
【0034】
Camped on Any Cell状態に入った後、端末デバイスは、キャンプオンセルのシステム情報を読み取り、セル再選択関連の測定を実行し、セル再選択評価プロセス(Cell Reselection Evaluation Process)を実行することができる。セル再選択評価条件が満たされると、端末デバイスはセル再選択を実行することができる。同時に、端末デバイスは、サポートされているすべてのRATのすべての周波数ポイントで適切なセルの検索を定期的に試みることができる。
【0035】
具体的には、上記のセル選択プロセスにおいて、各周波数ポイントについて、端末デバイスは、最も強いセルのみを検索して、Suitable Cellを見つける。
【0036】
上記のセル再選択プロセスにおいて、現在のNR周波数ポイントとは異なる優先度を有する周波数ポイントに再選択されたとき、端末デバイスは、この周波数ポイントで最も強いセルを選択することができる。そして、現在のNR周波数ポイントと同じ優先度を有する周波数ポイントに再選択されたとき、端末デバイスは、この周波数ポイントでの少なくとも1つの最も強いセルから最も適切なセルを選択することができる。例えば、端末デバイスは、閾値を超えるビーム(beam)の最大数を有するセルを適切なセルとして選択することができる。
【0037】
以上のことから、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を行う場合、端末デバイスはこの周波数ポイントで最も強いセルのみを選択することが分かる。ただし、非パブリックネットワーク(Non-Public Network、NPN)などの一部のシナリオでは、端末デバイスにサポートされているセルがこの周波数ポイントで最強のセルではない場合があり、端末デバイスが適切なセルにキャンプオンしたり、選択したりできない可能性があるため、端末デバイスは、許容可能なセルのみを選択することができる。
【0038】
以下は、NPNネットワークを簡単に紹介する。NPNネットワークには、パブリックネットワーク統合NPN(Public Network Integrated NPN、PNI-NPN)ネットワーク及びスタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network、SNPN)ネットワークが含まれる。
【0039】
PNI-NPNネットワークは、パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)のプライベート使用をサポートするプライベートネットワークであり、すなわち、パブリックPLMNを使用してプライベートネットワークサービスを提供する。
【0040】
SNPNは、3GPPパブリックネットワークではないプライベートネットワークであり、すなわち、工場運営者などの特定のエンティティは、プライベートネットワークを使用して、プライベートネットワークサービスのためにPLMNを予約する。PNI-NPNは、クローズドアクセスグループ(Closed access group、CAG)とも呼ばれる。
【0041】
端末デバイスがキャンプオンするセルが適切なセルである場合、端末デバイスは通常のデータ伝送を実行することができる。ただし、端末デバイスがキャンプオンするセルが許容可能なセルである場合、このセルでは、緊急電話、地震や津波警報の受信などの限られたサービスしかサポートできない。端末デバイスは、許容可能なセルで通常のサービス伝送を実行できない。これは、端末デバイスのパフォーマンスとエクスペリエンスに影響を与える。
【0042】
端末デバイスが適切なセルをキャンプまたは選択できるようにするために、本発明の実施例は、端末デバイスが適切なセルをキャンプまたは選択することを可能にし、それによって端末デバイスのパフォーマンスとエクスペリエンスを改善するセル選択の方法を提案する。
【0043】
図2は本発明の実施例によるセル選択の方法200の概略フローチャートである。図2に記載の方法は、端末デバイスによって実行されることができ、この端末デバイスは、例えば、図1に示す端末デバイス120であってもよい。図2に示すように、この方法200は、以下の内容の少なくとも一部を含むことができる。
【0044】
ステップ210において、端末デバイスは、端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を取得する。
【0045】
ステップ220において、端末デバイスは、少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、セル選択またはセル再選択のためのターゲットセルを決定する。ここで、ターゲットセルは、上記のような適切なセル(Suitable Cell)である。
【0046】
方法200は、NPNシナリオに適用することができる。このシナリオでは、ネットワークタイプはCAGネットワークおよび/またはSNPNネットワークであってもよく、端末デバイスのアクセスモードはCAGアクセスモードおよび/またはSNPNアクセスモードであってもよい。
【0047】
端末デバイスのアクセスモードがCAGアクセスモード(CAG-only mode)のみである場合、すなわち、端末デバイスがCAGのみをサポートする端末デバイスである場合、端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプは、CAGネットワークであり、サポートされていないネットワークタイプは、SNPNネットワークとパブリックネットワークである。CAGのみをサポートする端末デバイスは、CAGセルにのみアクセスできる。さらに、CAGのみをサポートする端末デバイスは、端末デバイス用に構成または事前構成され、端末デバイスがアクセスできるようにするCAGセルにのみアクセスできる。
【0048】
端末デバイスのアクセスモードがSNPNアクセスモードのみである場合、すなわち、端末デバイスがSNPNのみをサポートする端末デバイスである場合、端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプは、SNPNネットワークであり、サポートされていないネットワークタイプは、パブリックネットワークとCAGネットワークである。SNPNのみをサポートする端末デバイスは、SNPNセルにのみアクセスできる。さらに、SNPNのみをサポートする端末デバイスは、端末デバイス用に構成または事前構成され、端末デバイスがアクセスできるようにするSNPNセルにのみアクセスできる。
【0049】
選択的に、端末デバイスのアクセスモードは、事前に構成されてもよく、またはネットワークデバイスによって構成されてもよい。
【0050】
方法200がNPNシナリオに適用される場合、選択的に、少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、CAGネットワークの識別子であってもよい。
【0051】
選択的に、少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、SNPNネットワークの識別子であってもよい。
【0052】
選択的に、CAGネットワークの識別子は、PLMN+CAG識別子、PLMN+ネットワーク識別子(Network ID、NID)識別子、CAGネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0053】
SNPNネットワークの識別子は、PLMN+SNPN識別子、PLMN+NID識別子、SNPNネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つであってもよい。
【0054】
SNPNシナリオの場合、SNPNアクセスモードに設定された端末デバイスは、利用可能なPLMNおよび利用可能なNDIリストを取得することができ、端末デバイスは、サポートされるPLMN+NDIに対応するセルを選択してアクセスすることができる。端末デバイスが最初にSNPNに登録するとき、端末デバイスは選択されたPLMN+NDIをネットワークデバイスに提供することができる。
【0055】
選択的に、端末デバイスは、接続状態の端末デバイス、アイドル状態の端末デバイス、または非アクティブ状態(Inactive)の端末デバイスであってもよく、本発明の実施例では特に限定されない。
【0056】
本明細書で使用される「および/または」という用語は、単に相対的なオブジェクトの相対的な関係を説明するためのものであり、3種類の関係があり得ることを示すことを理解されたい。たとえば、Aおよび/またはBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、またはBが単独で存在する3つのケースを示すことができる。
【0057】
以下、本発明の実施例に係る技術案を4つの実施例を参照して詳細に説明する。技術案を説明するために、以下の実施例では、説明のための例として、ネットワークタイプとしてCAGネットワークを、アイドル状態の端末デバイスを取り上げるが、本発明の実施例は、これに限定されない。
【0058】
実施例1
端末デバイスは、以前にアクセスされたおよび/または以前にアクセスを試みた少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得する。
【0059】
一実装形態では、端末デバイスは、保存された情報に従って、以前にアクセスされたおよび/または以前にアクセスを試みた少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得する。
【0060】
選択的に、端末デバイスは、システム情報または専用のシグナリングを介して、保存された情報を取得することができる。例として、専用シグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続解放メッセージの中のリダイレクト情報またはセル再選択優先度情報を運ぶことができる。
【0061】
例えば、端末デバイスが以前にアクセスしたセル内にある場合、端末デバイスは、このセルのシステム情報を読み取ることによって、このセルがCAGセルであるかどうかを決定することができる。このセルがCAGセルである場合、端末デバイスはこのセルの識別子を保存できる。次に、端末デバイスは、保存された情報に従ってこのセルの識別子を決定することができる。
【0062】
選択的に、保存された情報は、少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス(index)、少なくとも1つの周波数ポイントに対応する物理セル識別子(Physical Cell Identity、PCI)範囲、少なくとも1つの周波数ポイントに対応する少なくとも1つのPCI識別子及び少なくとも1つのCAG識別子、のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。ここで、PCI識別子は、PCIインデックスであってもよい。
【0063】
例示的に、PCI値が連続的である場合、保存される情報は、PCI範囲(PCI range)または各PCIの識別子を含むことができる。PCI値が連続していない場合、保存される情報は、各PCIの識別子を含むことができる。
【0064】
端末デバイスが少なくとも1つのCAGセルの識別子および/またはCAG周波数ポイントの識別子を取得した後、端末デバイスは、少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又はCAG周波数ポイントの識別子に従ってターゲットセルを決定することができる(説明を容易にするために、実施例1のターゲットセルは、第1のターゲットセルと呼ばれる)。
【0065】
CAGシナリオでは、CAGのみをサポートする端末デバイスは、許可されたCAG識別子リスト(Allowed CAG list)内のセルおよび/または周波数ポイントにのみアクセスすることができる。したがって、一実装形態では、端末デバイスは、少なくとも1つのCAGセル及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントに対して検索することができる。前記端末デバイスによってセルが検索され、且つ端末デバイスが検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子をAllowed CAG list内のセルの識別子とマッチした場合、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第1のターゲットセルに決定することができる。
【0066】
ここで、端末デバイスは、検索されたセルの識別子をAllowed CAG list内のセルの識別子とマッチし、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第1のターゲットセルに決定することができる。
【0067】
ここで、Allowed CAG listは、端末デバイスに事前設定されてもよい。
【0068】
マッチに成功したセルが複数存在する場合、例として、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、1つのセルを第1のターゲットセルとしてランダムに選択することができる。
【0069】
別の例として、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、最も強い信号強度を有するセルを第1のターゲットセルとして決定することができる。
【0070】
選択的に、端末デバイスは、基準信号受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)および/または基準信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality、RSRQ)に従ってセルの信号強度を決定することができる。
【0071】
別の例として、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、最初に検索されたセルを第1のターゲットセルとして決定することができる。
【0072】
別の例として、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、閾値よりも大きいビーム数を有するセルを第1のターゲットセルとして決定することができる。
【0073】
選択的に、この閾値は、プロトコルに基づいて端末デバイスに事前設定されてもよく、またはネットワークデバイスによって端末デバイスに事前に構成されてもよく、例えば、RRCシグナリングを通じて構成されてもよい。
【0074】
別の実装形態では、端末デバイスは、まず、少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を、Allowed CAG list内のセルの識別子及び/又は周波数ポイントの識別子とマッチすることができる。その後、端末デバイスは、マッチに成功したCAGセルおよび/またはCAG周波数ポイントに対して検索し、次に、検索されたセルを第1のターゲットセルに決定する。
【0075】
実施例2
端末デバイスは、CAGセルによってブロードキャストされるシステム情報を介して、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/または少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得することができる。
【0076】
選択的に、システム情報は、少なくとも1つのCAG周波数ポイントのインデックス、少なくとも1つのCAG周波数ポイントに対応するPCI範囲、少なくとも1つのCAG周波数ポイントに対応するPCI識別子、少なくとも1つのCAG識別子及び少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。
【0077】
ここで、CAG周波数ポイントは、現在の周波数ポイントのCAG周波数ポイントであってもよく、CAG周波数ポイントに対応するPCIまたはPCI範囲は、現在の周波数ポイントによってサポートされるCAGセルのPCIまたはPCI範囲であってもよい。このとき、システム情報はシステム情報ブロック3(System Information Block 3,SIB3)で伝送できる。
【0078】
CAG周波数ポイントはまた、インター周波数(inter-frequency)周波数ポイントのCAG周波数ポイントであってもよく、CAG周波数ポイントに対応するPCIまたはPCI範囲は、隣接する周波数ポイントによってサポートされるCAGセルのPCIまたはPCI範囲であってもよい。このとき、システム情報はSIB4またはその他の情報で伝送できる。
【0079】
端末デバイスが少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得した後、端末デバイスは、少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又は少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子に従ってターゲットセルを決定することができる。
【0080】
一実装形態では、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各周波数ポイントに対して、端末デバイスは、セルの信号強度に従ってこの周波数ポイントでのセルを検索することができ、すなわち、端末デバイスは、セルの信号強度のランク付け(ranking)に従ってセルを検索することができる。
【0081】
端末デバイスがセルの信号強度のランク付けに従ってセルを検索するための実装形態には2つの方式があり、これはそれぞれ以下に紹介される。
【0082】
方式1
一可能な実施例では、端末デバイスは、最初に、この周波数ポイントで最も強い信号強度を有するセルを検索することができる。信号強度が最も強いセルが検索された場合、端末デバイスは信号強度が最も強いセルのシステム情報を読み取ることにより、このセルのCAG識別子を取得する。その後、端末デバイスは、信号強度が最も強いセルのCAG識別子を、Allowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、信号強度が最も強いセルを第2のターゲットセルに決定することができる。
【0083】
端末デバイスが信号強度が最も強いセルが検索されないか、または信号強度が最も強いセルが検索されたが、このセルがAllowed CAG list内のセルではない場合、端末デバイスはこの周波数ポイントで信号強度が2番目に強いセルの検索を続行できる。信号強度が2番目に強いセルが検索された場合、端末デバイスは、信号強度が2番目に強いセルのシステム情報を読み取ることにより、信号強度が2番目に強いセルのCAG識別子を取得し、次に、信号強度が2番目に強いセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、信号強度が2番目に強いセルを第2のターゲットセルに決定することができる。
【0084】
それ以外の場合、端末デバイスはこの周波数ポイントでセルを検索し続ける、等々。
【0085】
この周波数ポイントのどのセルも第2のターゲットセルとして使用できない場合、端末デバイスは次の周波数ポイントを検索し続けることができる、等々。
【0086】
別の可能な実施例では、端末デバイスは、周波数ポイント上のすべてのセルのシステム情報を読み取って、この周波数ポイント上のすべてのセルのCAG識別子を取得し、その後、この周波数ポイント上のすべてのセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチする。次に、端末デバイスは、セルの信号強度に従って、マッチに成功したセルを順次検索する。セルが検索された場合、端末デバイスは検索されたセルを第2のターゲットセルに決定する。
【0087】
端末デバイスが周波数ポイントを検索する順序に関して、一例として、端末デバイスは、周波数ポイントを検索する順序をランダムに選択することができる。
【0088】
別の例として、端末デバイスは、周波数ポイントの優先度に従って周波数ポイントを検索することができる。例えば、端末デバイスは、優先度の高いものから低いものへの順に周波数ポイントを検索することができ、または端末デバイスは、優先度の低いものから高いものへの順に周波数ポイントを検索することができる。
【0089】
別の例として、端末デバイスは、周波数掃引によって周波数ポイントが取得される順序に従って、周波数ポイントを検索することができる。
【0090】
方式2
端末デバイスは、PCI範囲および/または隣接周波数情報に従って、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/またはCAGを取得することができる。
【0091】
具体的には、端末デバイスは、最初に、この周波数ポイントで最も強い信号強度を有するセルを検索することができる。信号強度が最も強いセルが検索された場合、端末デバイスは信号強度が最も強いセルのシステム情報を読み取ることにより信号強度が最も強いセルのCAG情報を取得し、その後、端末デバイスは、信号強度が最も強いセルのCAG識別子を、Allowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、このセルを第2のターゲットセルに決定することができる。
【0092】
端末デバイスが信号強度が最も強いセルが検索されないか、または信号強度が最も強いセルが検索されたが、このセルがAllowed CAG list内のセルではない場合、システム情報によって指定されたPCI範囲はすべての端末デバイスについての範囲である可能性がある。したがって、端末デバイスごとに、このPCI範囲に基づいてさらに選択する必要がある。
【0093】
端末デバイスは、システム情報(SIB3など)内の対応するCAGセルのPCI範囲に従って、この周波数ポイントでCAGをサポートするセルの範囲を決定できる。端末デバイスは、このセルの範囲内でセルを検索する。セルが検索された場合、端末デバイスはこのセルのシステム情報を読み取ることによりこのセルのCAG識別子を取得し、その後、端末デバイスは、このセルのCAG識別子を、Allowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、このセルを第2のターゲットセルに決定することができる。
【0094】
あるいは、端末デバイスは、最初にこのセルの範囲内のすべてのセルのCAG識別子を取得し、すべてのセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチし、次に端末デバイスはマッチに成功したセルを検索して、第2のターゲットセルを取得してもよい。
【0095】
端末デバイスによって第2のターゲットセルが決定されない場合、端末デバイスは、システム情報(SIB4など)で与えられたインター周波数に対応するCAGセルのPCI範囲に従って、この周波数ポイントでCAGをサポートするセルの範囲を決定することができる。端末デバイスがセルの範囲を決定した後、端末デバイスは、このセルの範囲内で第2のターゲットセルを決定することができる。
【0096】
端末デバイスによって依然として第2のターゲットセルが決定されない場合、端末デバイスは次の周波数ポイントの検索を続行できる。
【0097】
別の実装形態では、端末デバイスは、サポートされるすべてのNR帯域(Band)を掃引することができ、周波数掃引によって得られる周波数ポイントは、すべてがCAG周波数ポイントであるとは限らない。したがって、端末デバイスは、最初に、周波数掃引によって得られた周波数ポイントに対してフィルタリングを実行して、CAG周波数ポイントを選択することができる。その後、端末デバイスは、選択されたCAG周波数ポイントの各周波数ポイントでセルを検索する。端末デバイスのその後の動作については、前の実装の説明を参照することができるが、簡潔にするためにここでは繰り返さないことにする。
【0098】
別の実装形態では、端末デバイスは、サポートされるすべてのNR帯域(Band)を順次掃引することができ、周波数掃引によって得られる周波数ポイントは、すべてがCAG周波数ポイントまたはそれ自体によってサポートされる周波数ポイントであるとは限らない。したがって、端末デバイスは、周波数ポイントごとに、周波数掃引によって得られた周波数ポイントに対してフィルタリングを実行して、それがCAG周波数ポイントであるか、それ自体がサポートするCAG周波数ポイントであるかを判断できる。そうである場合、端末デバイスは、この周波数ポイントでさらにセル選択または検索を実行できる。そうではない場合、端末デバイスは、次の周波数ポイントについて周波数掃引または検索することができる。端末デバイスのその後のセル選択または検索動作については、前の実装の説明を参照することができますが、簡潔にするためにここでは繰り返さないことにする。
【0099】
別の実装形態では、端末デバイスは、少なくとも1つの周波数ポイントの優先度と現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度との高低の順序に従って、及び少なくとも1つのCAGセルの識別子及び/又はCAG周波数ポイントの識別子に従って、第3のターゲットセルを決定することができる。
【0100】
少なくとも1つの周波数ポイントにおけるターゲット周波数ポイントの優先度が、現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度と同じである場合、例として、端末デバイスは、セルの信号強度に応じて、ターゲット周波数ポイント上のセルの中で信号強度が最も強いN個のセルを選択することができる。その後、端末デバイスは、このN個のセルのシステム情報を読み取ることによってこのN個のセルのCAG識別子を決定し、次に、このN個のセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功したセルは、第3のターゲットセルとすることができる。ここで、Nは正の整数である。
【0101】
選択的に、Nは、事前構成された固定値、またはネットワークによって構成された値、または端末デバイス自体によって決定された値であってもよい。
【0102】
選択的に、Nは、閾値よりも大きい信号強度を有するセルの数であってもよい。この場合、端末デバイスが毎回選択するN個のセルの数は異なる場合がある。
【0103】
マッチに成功したセルが複数存在する場合、端末デバイスが第3のターゲットセルを決定するための実装形態については、前述の内容の説明を参照することができる。例えば、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、1つのセルを第3のターゲットセルとしてランダムに選択することができる。または、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、最も強い信号強度を有するセルを第3のターゲットセルとして決定することができる。または、端末デバイスは、マッチに成功した複数のセルの中から、閾値よりも大きいビーム数を有するセルを第3のターゲットセルとして決定することができる。
【0104】
別の例として、端末デバイスは、ターゲット周波数ポイント上のすべてのセルのCAG識別子を取得し、すべてのセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチする。次に、端末デバイスは、マッチに成功したセルの中から第3のターゲットセルを選択することができる。
【0105】
例えば、端末デバイスは、マッチに成功したセルの中から、1つのセルを第3のターゲットセルとしてランダムに選択することができる。
【0106】
別の例では、端末デバイスは、セルの信号強度に従って、マッチに成功したセルの中から、最も強い信号強度を有するセルを第3のターゲットセルとして決定することができる。
【0107】
別の例では、端末デバイスは、セルのビームの数に従って、第3のターゲットセルを選択することができる。
【0108】
ターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度以上である場合、端末デバイスは、ターゲット周波数ポイントまたはターゲット周波数ポイントでのセルの信号強度が閾値より大きく、且つCAGセル識別子がAllowed CAG list内のセル識別子とマッチするセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0109】
ターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度より低く、且つ現在のキャンプオンセルの信号強度が閾値より小さい場合、端末デバイスは、ターゲット周波数ポイントまたはターゲット周波数ポイントでのセルの信号強度が閾値より大きく、且つCAGセル識別子がAllowed CAG list内のセル識別子とマッチするセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0110】
実施例2の解決策の理解を深めるために、実施例2の具体的な実装形態を、図3を参照して以下に説明する。
【0111】
端末デバイスが接続状態を離れた後、セル選択が実行される。ステップ1において、端末デバイスがセル選択のための情報を保存している場合、端末デバイスは、最初に、保存されたCAGセルおよび/またはCAG周波数ポイントで検索する。適切なセルが検索された場合、端末デバイスは、検索されたセルを第1のターゲットセルとして決定することができる。ステップ1の具体的な実装形態については、実施例1の説明を参照することができる。
【0112】
端末デバイスによって第1のターゲットセルが決定されない場合、端末デバイスは、ステップ2、すなわち初期セル選択プロセスを実行する。具体的には、端末デバイスは、サポートされるすべてのNR帯域を掃引することができ、次に、各周波数ポイントについて、端末デバイスは、システム情報に従って初期セル選択プロセスを実行する。適切なセルが検索された場合、端末デバイスは、検索されたセルを第2のターゲットセルとして決定することができる。ステップ2の具体的な実装形態については、実施例2の方式1および方式2の関連する説明を参照することができる。
【0113】
端末デバイスによって第2のターゲットセルが決定されない場合、端末デバイスは、ステップ3を実行する。すなわち、端末デバイスはAny Cell Selection状態に入る。Any Cell Selection状態では、端末デバイスは適切なセルを見つけるためにセル選択プロセスを実行する。
【0114】
ステップ3において、端末デバイスによって実行されるセル選択プロセスは、既存のセル選択プロセスであってもよい。たとえば、端末デバイスは、サポートされるすべてのRATのすべての周波数ポイントで検索する。端末デバイスが適切なセルを検索した場合、端末デバイスはそのセルをターゲットセルとして選択することができる。サポートされるRATのすべてのRATのすべての周波数ポイントで検索した後、端末デバイスが適切なセルを見つけられない場合、端末デバイスは、任意のRATで許容可能なセルを見つけてキャンプオンすることができる。
【0115】
または、端末デバイスは、ステップ2で適切なセルを見つけることができる。
【0116】
端末デバイスが適切なセルを見つけられない場合、すなわちターゲットセルが決定されない場合、端末デバイスはCamp on any cell状態に入る。この状態で、端末デバイスはセル再選択プロセスを実行することができる。
【0117】
具体的には、端末デバイスは、現在のキャンプオンセルのシステム情報を読み取り、セル再選択関連の測定およびセル再選択評価プロセス(cell reselection evaluation process)を実行することができる。セル再選択ルールが満たされると、UEはセル再選択を再度実行する。
【0118】
本発明の実施例は、本発明の実施例に限定されない任意の既存の技術に従って、セル再選択関連の測定およびセル再選択条件評価プロセスを実行することができることを理解されたい。
【0119】
セル再選択プロセスについては、実施例2の関連する説明を参照することができる。例えば、端末デバイスによって再選択された周波数ポイントの優先度が、端末デバイスが現在キャンプオンされているセルの周波数ポイントの優先度と同じである場合、端末デバイスは、セルの信号強度に基づいて、再選択された周波数ポイントのセルの中で信号強度が最も強いN個のセルを選択することができる。次に、端末デバイスは、N個のセルのシステム情報を読み取ることによってこのN個のセルのCAG識別子を決定し、次に、このN個のセルのCAG識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功したセルは、第3のターゲットセルとすることができる。
【0120】
端末デバイスがセル再選択を実行することは条件付きであるため、端末デバイスは、条件が満たされた場合にのみセル再選択を実行することができ、その結果、端末デバイスは、適切なセルを選択する機会を逃す可能性がある。また、端末デバイスが適切なセルを選択たとしても、端末デバイスは常に動いており、移動中に端末デバイスが不適切なセルに入る可能性がある。したがって、さらに、端末デバイスは、定期的に、サポートされているRATのすべての周波数ポイントを検索して、適切なセルを見つける、すなわち、ターゲットセルを決定することもできる。
【0121】
実施例3
端末デバイスは、リダイレクトプロセスでリダイレクト情報を受信することができ、このリダイレクト情報は、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/または少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を指示することができる。端末デバイスは、リダイレクト情報を介して、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/または少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得することができる。
【0122】
選択的に、リダイレクト情報は、少なくとも1つのCAG周波数ポイントのインデックス、少なくとも1つのCAG周波数ポイントの中の各CAG周波数ポイントに対応するPCI識別子、少なくとも1つのCAGセルの識別子及び少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの識別子を含む。ここで、CAGセルの識別子は、PLMNおよびCAG識別子であってもよい。ここで、PCI識別子は、PCIインデックスまたはPCI範囲(range)であってもよい。
【0123】
選択的に、リダイレクト情報は、RRC専用シグナリングで運ばれてもよい。たとえば、リダイレクト情報は、RRC接続解放メッセージに含まれている。
【0124】
端末デバイスによって実行されるセル選択のプロセスにおいて、端末デバイスは、各周波数ポイントに対応するPCIを検索することができる。セルが検索された場合、端末デバイスは、検索されたセルを第4のターゲットセルに決定することができる。
【0125】
リダイレクト情報内のCAG周波数ポイントは、すべてが端末デバイスによってサポートされるCAG周波数ポイントであるとは限らない。したがって、セルが検索された後、端末デバイスは、さらに、リダイレクト情報を通じて検索されたセルのCAG識別子を取得することができ、端末デバイスは、検索されたセルのCAG識別子を、Allowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、検索されたセルを第4のターゲットセルに決定することができる。
【0126】
あるいは、端末デバイスは、最初に、リダイレクト情報内のCAG周波数ポイントを、Allowed CAG list内の周波数ポイントとマッチし、次に、端末デバイスは、マッチに成功した周波数ポイントに対応するPCIを検索することができる。
【0127】
あるいは、端末デバイスは、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイント上の各セルを検索することができる。端末デバイスによってセルが検索され、且つ端末デバイスによって検索されたセルの識別子がAllowed CAG list内のセル識別子とマッチングされた場合、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第4のターゲットセルに決定することができる。
【0128】
あるいは、端末デバイスは、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイント上の各セルの識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチし、次いで、端末デバイスは、マッチに成功したセルを検索することができる。端末デバイスによってセルが検索された場合、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第4のターゲットセルに決定することができる。
【0129】
端末デバイスが第4のターゲットセルを決定できない場合、端末デバイスは、図4に示されるように、通常のセル選択プロセスを実行することができる。例えば、端末デバイスが情報を保存している場合、端末デバイスは、保存されたセルおよび/または周波数ポイントでターゲットセルを決定することができる。ターゲットセルが見つからない場合、端末デバイスはinitial cell selectionプロセスを実行する。それでもターゲットセルが見つからない場合、端末デバイスはany cell selection状態になる。それでもターゲットセルが見つからない場合、端末デバイスはcamped on any selection状態になり、その後、端末デバイスはセル再選択プロセスを実行する。
【0130】
端末デバイスが通常のセル選択プロセスを実行するとき、端末デバイスは、前述の実施例1および実施例2の関連する説明に記載されるようにセル選択プロセスを実行することができ、または、端末デバイスは、他の方法に従ってセル選択プロセスを実行することができる。本発明の実施例は、これを特に限定するものではない。
【0131】
実施例4
端末デバイスは、セル再選択優先度情報を受信し、セル再選択優先度情報は、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/または少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を指示することができる。端末デバイスは、セル再選択優先度情報を介して、少なくとも1つのCAGセルの識別子および/または少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子を取得することができる。
【0132】
選択的に、セル再選択優先度情報は、少なくとも1つのCAG周波数ポイントのインデックス、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイントに対応するPCI識別子、少なくとも1つのCAGセルの識別子、少なくとも1つのCAG周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの識別子を含み得るが、これらに限定されない。ここで、CAGセルの識別子は、PLMNおよびCAG識別子であってもよい。ここで、PCI識別子は、PCIインデックスまたはPCI範囲(range)であってもよい。
【0133】
選択的に、セル再選択優先度情報は、RRC専用シグナリングで運ばれてもよい。たとえば、セル再選択優先度情報は、RRC接続解放メッセージに含まれてもよい。例えば、NR周波数ポイント優先度リスト(FreqPriosticLIstNR)内の各NR周波数ポイント優先度情報要素(Information Element、IE)は、少なくとも1つのCAG周波数ポイントのインデックスおよび少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイントに対応するPCI識別子を運ぶことができる。
【0134】
選択的に、セル再選択優先度情報は、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイントの優先度をさらに含むことができる。
【0135】
端末デバイスによって実行されるセル選択のプロセスにおいて、端末デバイスは、各周波数ポイントに対応するPCIを検索することができる。セルが検索され、且つこのセルがセル再選択ルールを満たしている場合、端末デバイスは、検索されたセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0136】
セル再選択優先度情報内のCAG周波数ポイントは、すべてが端末デバイスによってサポートされるCAG周波数ポイントであるとは限らない。したがって、セルが検索され、且つこのセルがセル再選択ルールを満たしている場合、端末デバイスは、さらに、セル再選択優先度情報を通じて検索されたセルのCAG識別子を取得することができ、端末デバイスは、検索されたセルのCAG識別子を、Allowed CAG list内のセル識別子とマッチする。マッチに成功した場合、端末デバイスは、検索されたセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0137】
あるいは、端末デバイスは、最初に、セル再選択優先度情報内のCAG周波数ポイントを、Allowed CAG list内の周波数ポイントとマッチし、次に、端末デバイスは、マッチに成功した周波数ポイントに対応するPCIを検索することができる。
【0138】
あるいは、端末デバイスは、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイント上の各セルを検索することができる。端末デバイスによってセルが検索され、且つ端末デバイスによって検索されたセルの識別子がAllowed CAG list内のセル識別子とマッチングされた場合、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0139】
あるいは、端末デバイスは、少なくとも1つのCAG周波数ポイント内の各CAG周波数ポイント上の各セルの識別子をAllowed CAG list内のセル識別子とマッチし、次いで、端末デバイスは、マッチに成功したセルを検索することができる。端末デバイスによってセルが検索された場合、端末デバイスは、マッチに成功したセルを第3のターゲットセルに決定することができる。
【0140】
端末デバイスが第3のターゲットセルを決定できない場合、端末デバイスは、図5に示されるように、現在のキャンプオンセルのシステム情報に従ってセル再選択を実行することができる。
【0141】
一例として、端末デバイスが、現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度とは異なる周波数ポイントを再選択した場合、端末デバイスは、この周波数ポイントで最も強いセルを選択することができる。端末デバイスが、現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度と同じ周波数ポイントを再選択した場合、端末デバイスは、この周波数ポイント上の少なくとも1つの最も強いセルの中から最も適切なセルを選択することができる。例えば、端末デバイスは、閾値を超えるビームの最大数を有するセルを第3のターゲットセルとして選択することができる。
【0142】
別の例として、端末デバイスは、実施例2の関連する説明に記載されるようにセル再選択を実行することができ、簡潔にするためにここでは詳述されない。
【0143】
端末デバイスがアイドル状態から接続状態に移行するとき、例えば、端末デバイスがCAGセルを介して5Gシステム(5GS)にアクセスする場合、端末デバイスは、選択されたCAGの識別子をネットワークデバイスに提供することができ、次に、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって選択されたセルの識別子をアクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)に提供する。
【0144】
実施例1から実施例4は上記で別々に説明されているが、これは、実施例1から実施例4が独立していることを意味するものではなく、各実施例の説明は互いに言及し得ることを理解されたい。例えば、実施例2の関連する説明は、実施例3および実施例4に適用することができる。
【0145】
実施例1から実施例4の内容の一部は、互いに組み合わせることができることも理解されたい。例えば、実施例1では、端末デバイスは、少なくとも1つの周波数ポイントの優先度と現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度との高低の順序に従って、および少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、ターゲットセルを決定することができる。
【0146】
本発明の実施例では、「第1の」、「第2の」、「第3の」、および「第4の」用語は、異なるオブジェクトを区別するためにのみ使用され、本発明の実施例の範囲を限定しないことも理解されたい。
【0147】
一般に、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を実行する場合、セル選択またはセル再選択のために決定されたターゲットセルは、端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応するセルではない可能性がある。この場合、端末デバイスは、選択したセルで通常のサービス伝送を実行できない可能性がある。本発明の実施例では、端末デバイスがセル選択またはセル再選択を実行するとき、ターゲットセルは、取得されたサポートされるネットワークデバイスタイプに対応するセルの識別子及び/又は周波数ポイントの識別子に従って決定されることができる。このようにして、端末デバイスが適切なセルを選択する確率を高め、それによって端末デバイスの通常のサービス伝送と端末デバイスのパフォーマンスを保証することができる。
【0148】
上記は、図2から図5に関連して、端末デバイスの観点から、本発明の実施例によるセル選択の方法を詳細に説明している。以下、本発明の実施例によるセル選択の方法を、図6と併せてネットワークデバイスの観点から説明する。
【0149】
図6は本発明の実施例によるセル選択の方法300の概略フローチャートである。図6に記載の方法は、ネットワークデバイスによって実行されることができ、このネットワークデバイスは、例えば、図1に示すネットワークデバイス110であってもよい。 図6に示すように、この方法300は、以下の内容の少なくとも一部を含むことができる。
【0150】
ステップ310において、ネットワークデバイスは、第1の情報を端末デバイスに送信し、ここで、第1の情報は、端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を指示するために使用される。
【0151】
選択的に、本発明の実施例において、ネットワークタイプは、CAGネットワーク及び/又はSNPNネットワークである。
【0152】
選択的に、本発明の実施例において、少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、CAGネットワークの識別子であり、及び/又は
少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、SNPNネットワークの識別子である。
【0153】
選択的に、本発明の実施例において、CAGネットワークの識別子は、PLMN及びCAG識別子、PLMN及びNID識別子、CAGネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つである。
【0154】
SNPNネットワークの識別子は、PLMN及びSNPN識別子、PLMN及びNID識別子、SNPNネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つである。
【0155】
選択的に、本発明の実施例において、この第1の情報はシステム情報である。
【0156】
選択的に、本発明の実施例において、システム情報は、少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、少なくとも1つの周波数ポイントに対応するPCI範囲、少なくとも1つの周波数ポイントに対応する少なくとも1つのPCI識別子、少なくとも1つのセルの識別子及び少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0157】
選択的に、本発明の実施例において、第1の情報はリダイレクト情報である。
【0158】
選択的に、本発明の実施例において、第1の情報はセル再選択優先度情報である。
【0159】
選択的に、本発明の実施例において、セル再選択優先度情報は、少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントの優先度をさらに含む。
【0160】
選択的に、本発明の実施例において、第1の情報は、少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCI識別子、少なくとも1つのセルの識別子及び少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの識別子を含む。
【0161】
本発明の実施例において、ネットワークデバイスは、システム情報、セル再選択優先度情報、およびリダイレクト情報のうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信することができる。例えば、ネットワークデバイスは、システム情報および/またはリダイレクト情報を端末デバイスに送信することができる。別の例として、ネットワークデバイスは、システム情報および/またはセル再選択優先度情報を端末デバイスに送信することができる。
【0162】
ネットワークデバイスが、システム情報、セル再選択優先度情報、およびリダイレクト情報のうちの少なくとも1つを端末デバイスに送信するとき、本発明の実施例は、ネットワークデバイスによって送信されるシステム情報、セル再選択優先度情報、およびリダイレクト情報のうちの少なくとも1つの送信順序および送信条件を制限しないことを理解されたい。
【0163】
例えば、ネットワークデバイスは、システム情報、セル再選択優先度情報、およびリダイレクト情報のうちの少なくとも2つを端末デバイスに同時に送信することができ、またはネットワークデバイスは、最初にシステム情報を送信し、次にリダイレクト情報を送信することができる。
【0164】
別の例では、ネットワークデバイスは、システム情報を端末デバイスに送信することができ、端末デバイスが第2のターゲットセルを決定できない場合、ネットワークデバイスは、セル再選択優先度情報を端末デバイスに送信する。または、ネットワークデバイスは、端末デバイスが第4のターゲットセルを決定できない場合、システム情報を端末デバイスに送信することができる。または、ネットワークデバイスは、端末デバイスが第4のターゲットセルを選択したかどうかに関係なく、システム情報をブロードキャストすることができる。
【0165】
方法300の実装形態は、方法200を参照することができることを理解されたい。ここでは、繰り返しの説明を避けるために、その詳細な説明を省略している。
【0166】
本発明の好ましい実施例は、添付の図面を参照して上で詳細に説明されている。しかしながら、本発明は、前述の実施例における特定の詳細に限定されず、本発明の技術的概念の範囲内で本発明の技術的解決策に対して多くの単純な変形を行うことができ、これらはすべて本発明の保護範囲内にある。
【0167】
例えば、上記の特定の実施例に記載されている様々な特定の技術的特徴は、矛盾することなく、任意の適切な方法で組み合わせることができる。不必要な繰り返しを避けるために、本発明では様々な可能な組み合わせをさらに説明しない。
【0168】
別の例として、本発明の様々な異なる実施例も、本発明の概念に違反しない限り、任意に組み合わせることができ、これらも本発明で開示されている内容と見なす必要がある。
【0169】
本発明の様々な方法の実施例において、上記のプロセスのシーケンス番号は、実行の順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序は、その機能および内部論理によって決定されるべきであり、本発明の実施例の実施プロセスに対するいかなる制限も構成すべきではないことを理解されたい。
【0170】
本発明の実施例によるセル選択の方法は、上記で詳細に説明されている。本発明の実施例による通信装置は、図7から図9に関連して以下に説明される。方法の実施例に記載されている技術的特徴は、以下の装置の実施例に適用可能である。
【0171】
図7は、本発明の実施例による端末デバイス400の概略ブロック図を示している。
【0172】
図7に示されるように、端末デバイス400は、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を取得するように構成された処理ユニット410を備え、
前記処理ユニット410は、さらに、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、セル選択またはセル再選択のためのターゲットセルを決定する。
【0173】
選択的に、本発明の実施例において、前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークである。
【0174】
選択的に、本発明の実施例において、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、CAGネットワークの識別子であり、及び/又は
前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、SNPNネットワークの識別子である。
【0175】
選択的に、本発明の実施例において、前記CAGネットワークの識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子、PLMN及びネットワーク識別子(NID)識別子、CAGネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つであり、
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN及びSNPN識別子、PLMN及びネットワーク識別子(NID)識別子、SNPNネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つである。
【0176】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、履歴でアクセスされたおよび/または履歴でアクセスを試みた少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を取得する。
【0177】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つのセル及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントに対して検索し、セルが検索され、且つ検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第1のターゲットセルに決定する。
【0178】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子及び/又は周波数ポイントの識別子とマッチし、マッチに成功したセル及び/又は周波数ポイントに対して検索し、検索されたセルを第1のターゲットセルに決定する。
【0179】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、システム情報を通じて、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を取得する。
【0180】
選択的に、本発明の実施例において、前記システム情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、前記少なくとも1つの周波数ポイントに対応する物理セル識別子(PCI)範囲、前記少なくとも1つの周波数ポイントに対応する少なくとも1つのPCI識別子、前記少なくとも1つのセルの識別子及び前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0181】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つのセルの信号強度のランク付けに従って、前記少なくとも1つのセルに対して順次検索し、セルが検索され、且つ検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第2のターゲットセルに決定する。
【0182】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つのセルの中で最も強い信号強度を有するセルが前記ターゲットセルではない場合、前記システム情報の中のPCI範囲または少なくとも1つのPCI識別子に従って、セル検索範囲を決定し、前記セル搜索範囲内でセルが検索され、且つ検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを前記第2のターゲットセルに決定する。
【0183】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイントの優先度と現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度との高低の順序に従って、及び前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、第3のターゲットセルを決定する。
【0184】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイントにおけるターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度に等しい場合、前記ターゲット周波数ポイントでのセルの中で信号強度が最も強いN個のセルを選択し、ここで、Nは正の整数であり、前記N個のセルの中でセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチするセルを、前記第3のターゲットセルに決定する。
【0185】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイントにおけるターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度に等しい場合、前記ターゲット周波数ポイントでのセルの識別子を許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチし、マッチに成功したセルの信号強度に従って、前記マッチに成功したセルの中から前記第3のターゲットセルを選択する。
【0186】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイントにおけるターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度以上である場合、前記ターゲット周波数ポイントでの信号強度が閾値より大きく、且つセル識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチするセルを前記第3のターゲットセルに決定する。
【0187】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイントにおけるターゲット周波数ポイントの優先度が現在のキャンプオンセルの周波数ポイントの優先度より低く、且つ現在のキャンプオンセルの信号強度が閾値より小さい場合、前記ターゲット周波数ポイントでの信号強度が前記閾値より大きく、且つセル識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチするセルを前記第3のターゲットセルに決定する。
【0188】
選択的に、本発明の実施例において、前記端末デバイス400は、リダイレクト情報を受信するように構成された通信ユニット420をさらに備え、
前記リダイレクト情報は、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を指示するために使用される。
【0189】
選択的に、本発明の実施例において、前記リダイレクト情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCI識別子、前記少なくとも1つのセルの識別子及び前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの識別子を含む。
【0190】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCIに対して検索し、前記各周波数ポイントに対応するPCIでセルが検索され、且つ検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第4のターゲットセルに決定する。
【0191】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントでの各セルに対して検索し、セルが検索され、且つ検索されたセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第4のターゲットセルに決定する。
【0192】
選択的に、本発明の実施例において、前記端末デバイス400は、セル再選択優先度情報を受信するように構成された通信ユニット420をさらに備え、
前記セル再選択優先度情報は、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を指示するために使用される。
【0193】
選択的に、本発明の実施例において、前記セル再選択優先度情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCI識別子、前記少なくとも1つのセルの識別子及び少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を含む。
【0194】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCIに対して検索し、前記各周波数ポイントに対応するPCIでセルが検索され、且つ検索されたセルがセル再選択ルールを満たし、且つ検索されたセルのうちの少なくとも一部のセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第3のターゲットセルに決定する。
【0195】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントでの各セルに対して検索し、セルが検索され、且つ検索されたセルがセル再選択ルールを満たし、及び前記検索されたセルの識別子が許可されたネットワークタイプ識別子リスト内のセルの識別子とマッチングされた場合、マッチに成功したセルを第3のターゲットセルに決定する。
【0196】
選択的に、本発明の実施例において、前記セル再選択優先度情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントの優先度をさらに含む。
【0197】
選択的に、本発明の実施例において、前記処理ユニット410は、具体的に、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、第1のターゲットセルを決定し、前記第1のターゲットセルが決定されていない場合、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、第2のターゲットセルを決定し、第2のターゲットセルが決定されていない場合、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、セル再選択を実行して第3のターゲットセルを決定する。
【0198】
選択的に、本発明の実施例において、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、第1のターゲットセルを決定する前に、前記処理ユニット410は、さらに、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、第4のターゲットセルを決定し、
前記処理ユニット410は、具体的に、前記第4のターゲットセルが決定されていない場合、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子に従って、前記第1のターゲットセルを決定する。
【0199】
端末デバイス400は、方法200における端末デバイスに対応することができ、方法200における端末デバイスの対応する動作を実施することができることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは繰り返しない。
【0200】
図8は本発明の実施例によるネットワークデバイス500の概略ブロック図を示している。図8に示されるように、ネットワークデバイス500は、
第1の情報を端末デバイスに送信するように構成された通信ユニット510を備え、
前記第1の情報は、前記端末デバイスによってサポートされるネットワークタイプに対応する少なくとも1つのセルの識別子及び/又は少なくとも1つの周波数ポイントの識別子を指示するために使用される。
【0201】
選択的に、本発明の実施例において、前記ネットワークタイプは、クローズドアクセスグループ(CAG)ネットワーク及び/又は独立した非パブリックネットワーク(SNPN)ネットワークである。
【0202】
選択的に、本発明の実施例において、前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、CAGネットワークの識別子であり、及び/又は
前記少なくとも1つのセルの識別子及び/又は前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子は、SNPNネットワークの識別子である。
【0203】
選択的に、本発明の実施例において、前記CAGネットワークの識別子は、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)及びCAG識別子、PLMN及びネットワーク識別子(NID)識別子、CAGネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つであり、
前記SNPNネットワークの識別子は、PLMN及びSNPN識別子、PLMN及びネットワーク識別子(NID)識別子、SNPNネットワークの識別子を示すための指示、のうちの少なくとも1つである。
【0204】
選択的に、本発明の実施例において、前記第1の情報はシステム情報である。
【0205】
選択的に、本発明の実施例において、前記システム情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、前記少なくとも1つの周波数ポイントに対応する物理セル識別子(PCI)範囲、前記少なくとも1つの周波数ポイントに対応する少なくとも1つのPCI識別子、前記少なくとも1つのセルの識別子及び前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0206】
選択的に、本発明の実施例において、前記第1の情報はリダイレクト情報である。
【0207】
選択的に、本発明の実施例において、前記第1の情報はセル再選択優先度情報である。
【0208】
選択的に、本発明の実施例において、前記セル再選択優先度情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントの優先度をさらに含む。
【0209】
選択的に、本発明の実施例において、前記第1の情報は、前記少なくとも1つの周波数ポイントのインデックス、前記少なくとも1つの周波数ポイント内の各周波数ポイントに対応するPCI識別子、前記少なくとも1つのセルの識別子及び前記少なくとも1つの周波数ポイントの識別子、のうちの少なくとも1つの識別子を含む。
【0210】
選択的に、本発明の実施例において、前記通信ユニット520は、具体的に、システム情報を前記端末デバイスに送信し、前記端末デバイスが第2のターゲットセルを決定していない場合、前記端末デバイスにセル再選択優先度情報を送信する。
【0211】
選択的に、本発明の実施例において、前記システム情報を前記端末デバイスに送信する前に、前記通信ユニット520はさらに、リダイレクト情報を前記端末デバイスに送信し、
前記通信ユニット520は、具体的に、前記端末デバイスが第4のターゲットセルを決定していない場合、前記システム情報を前記端末デバイスに送信する。
【0212】
ネットワークデバイス500は、方法300におけるネットワークデバイスに対応することができ、方法300におけるネットワークデバイスの対応する動作を実施することができることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは繰り返しない。
【0213】
図9は、本発明の実施例によって提供される通信デバイス600の概略構造図である。図9に示す通信デバイス600はプロセッサー610を備え、プロセッサー610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0214】
選択的に、図9に示すように、通信デバイス600はメモリ620をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0215】
ここで、メモリ620は、プロセッサー610から独立した1つの別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサー610に統合されてもよい。
【0216】
選択的に、図9に示すように、通信デバイス600は送受信機630をさらに備えてもよく、プロセッサー610は、他のデバイスと通信するようにこの送受信機630を制御することができ、具体的に、他のデバイスに情報又はデータを送信するか、又は他のデバイスにより送信された情報又はデータを受信することができる。
【0217】
ここで、送受信機630は送信機及び受信機を含んでもよい。送受信機630はアンテナをさらに備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0218】
選択的に、この通信デバイス600は具体的に、本発明の実施例に係るネットワークデバイスであってもよく、この通信デバイス600は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0219】
選択的に、この通信デバイス600は具体的に、本発明の実施例に係る端末デバイスであってもよく、この通信デバイス600は、本発明の実施例に係る各方法において端末デバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0220】
図10は、本発明の実施例に係る装置の概略構造図である。図10に示す装置700はプロセッサー710を備え、プロセッサー710は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0221】
選択的に、図10に示すように、装置700はメモリ720をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー710は、メモリ720からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0222】
ここで、メモリ720は、プロセッサー710から独立した1つの別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサー710に統合されてもよい。
【0223】
選択的に、この装置700は入力インターフェース730をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー710は、他のデバイス又はチップと通信するようにこの入力インターフェース730を制御することができ、具体的に、他のデバイス又はチップにより送信された情報又はデータを取得することができる。
【0224】
選択的に、この装置700は出力インターフェース740をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー710は、他のデバイス又はチップと通信するようにこの出力インターフェース740を制御することができ、具体的に、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0225】
選択的に、この装置は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、この装置は、本発明の実施例に係る各方法において端末デバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0226】
選択的に、この装置は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、この装置は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするため、ここでは詳細な説明を省略する
選択的に、この装置800は、チップであってもよい。本発明の実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップなどと呼ばれることもあることを理解されたい。
【0227】
本発明の実施例に係るプロセッサーは、信号処理能力のある集積回路チップであってもよいことを理解されたい。実現プロセスでは、上記の方法の実施例の各ステップは、プロセッサーにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令により完了することができる。上記のプロセッサーは、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(Digital Signal Processor:DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよく、本発明の実施例において開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサーはマイクロプロセッサーであってもよく、又は、このプロセッサーはまた、いずれかの通常のプロセッサー等であってもよい。本発明の実施例に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサーにより実行されて完了するように直接具現化されるか、又はデコードプロセッサーにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行されて完了することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の当技術分野の成熟した記録媒体に配置されることができる。この記録媒体はメモリに配置され、プロセッサーはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0228】
本発明の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM:PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM:EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM:EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)であってもよい。限定ではなく例として、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM:SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM:DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM:SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM:DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM:ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM:SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM:DR RAM)等の多くの形式のRAMが利用可能である。本明細書で説明されるシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0229】
上記のメモリは例示的なものであり、限定的なものではなく、例えば、本発明の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM:SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM:DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM:SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM:DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM:ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM:SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM:DR RAM)等であってもよいことを理解されたい。すなわち、本発明の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むがこれらに限定されないことが意図されている。
【0230】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラムを格納するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体がさらに提供される。
【0231】
選択的に、このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例に係る各方法において端末デバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0232】
選択的に、このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0233】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。
【0234】
選択的に、このコンピュータプログラム製品は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラム命令は、本発明の実施例に係る各方法において端末デバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0235】
選択的に、このコンピュータプログラム製品は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラム命令は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0236】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラムがさらに提供される。
【0237】
選択的に、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本発明の実施例に係る各方法において端末デバイスにより実現される対応するフローを実行し、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0238】
選択的に、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行し、簡潔にするため、ここで詳細な説明を省略する。
【0239】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できることが認識される。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定のアプリケーション及び設計上の制約条件によって異なる。技術者は、特定の用途ごとに不同な方法を使用して記載された機能を実現できるが、このような実現が本発明の範囲を超えると考慮されるべきではない。
【0240】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔さのために、上記のシステム、装置、及びユニットの特定の作業プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで詳細な説明を省略することを理解することができる。
【0241】
本発明に提供された幾つかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことを理解されたい。例えば、上記のような装置の実施例は、単なる例にすぎず、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的な機能による区分であり、実際に実現するときは他の区分方式であってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わされるか又は別のシステムに集積されてもよく、或いは幾つかの特徴が省略され又は実行されなくてもよい。一方、示された又は解説された相互間の結合又は直接的な結合又は通信接続は、幾つかのインターフェイス、装置又はユニットによる間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的に、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0242】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよく、物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして示された部材は、物理的なユニットであってもよく、物理的なユニットでなくてもよく、同じところに位置してもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。実際の需要に応じて、一部又は全部のユニットを選択し、本実施例の目的を実現することができる。
【0243】
なお、本発明の各実施例に係る各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されていてもよく、各ユニットが単独に物理的に存在していてもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されていてもよい。
【0244】
前記機能がソフトウェア機能ユニットの形で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合には、1つのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されることができる。このような理解に基づき、本発明の技術案は本質的に、従来技術に貢献した部分又はこの技術案の一部がソフトウェア製品の状態で具現化されることができ、このコンピュータソフトウェア製品は、1つの記録媒体に格納され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させる命令を若干備える。ここで、前述の記録媒体は、USBメモリ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを格納可能な様々な媒体を含む。
【0245】
以上は、本発明の特定の実施例にすぎず、本発明の範囲はこれらに限定されない。この技術分野の当業者であれば、いずれも本発明に提示された技術範囲内で、変更又は置き換えを行うことを容易に想到し得るものがいずれも本発明の範囲に含まれる。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲により示される。
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