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特許7407244帯域幅分割の構成方法及びネットワーク装置、端末
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-20
(45)【発行日】2023-12-28
(54)【発明の名称】帯域幅分割の構成方法及びネットワーク装置、端末
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20231221BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20231221BHJP
【FI】
H04L27/26 111
H04W72/0453
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022108040
(22)【出願日】2022-07-04
(62)【分割の表示】P 2019566136の分割
【原出願日】2017-06-13
(65)【公開番号】P2022137141
(43)【公開日】2022-09-21
【審査請求日】2022-08-01
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】大野 友輝
(56)【参考文献】
【文献】Huawei, HiSilicon,On bandwidth part and bandwidth adaptation[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1706900,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1706900.zip>,2017年05月06日
【文献】LG Electronics, ...,WF on PRB indexing for a UE in wider bandwidth operation[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-170xxxx,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1709746.zip>,2017年05月19日
【文献】OPPO, Ericsson, Huawei, HiSilicon, MediaTek, Intel, DOCOMO, LGE, ETRI, CATR, NEC, ZTE, CATT, Samsung, [vivo], [NOKIA], [AT & T], [Panasonic],WF on bandwidth part configuration[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1709519,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1709519.zip>,2017年05月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04W 72/0453
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
帯域幅分割の構成方法であって、
構成情報を受信することであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成の各周波数領域帯域幅構成は、それぞれの帯域幅分割を構成するために使用され、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成の各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットが1つのリソースブロックを含み、前記構成情報は、前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、および前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報を含む、ことと、
前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定することと、含み、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、セルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義され、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセットを含み、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報、又は
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報を含み、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックスを含むことを含むことを特徴とする、前記帯域幅分割の構成方法。
【請求項2】
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が、同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有することを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットの数量であることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
端末であって、
構成情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成の各周波数領域帯域幅構成は、それぞれの帯域幅分割を構成するために使用され、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成の各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットが1つのリソースブロックを含み、前記構成情報は、前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、および前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報を含む、受信ユニットと、
前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定するように構成される決定ユニットと、を含み、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、セルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義され、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセットを含み、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報、又は
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報を含み、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックスを含むことを含むことを特徴とする、前記端末。
【請求項5】
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が、同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有することを特徴とする
請求項に記載の端末。
【請求項6】
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットの数量であることを特徴とする
請求項に記載の端末。
【請求項7】
前記受信ユニットは、具体的に、
上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより送信される前記構成情報を受信するように構成されることを特徴とする
請求項に記載の端末。
【請求項8】
前記受信ユニットは、さらに
第一指示情報を受信するように構成され、前記第一指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成を指示する番号情報を含み、
前記受信ユニットは、具体的に、
上位層シグナリング、システムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により送信される前記第一指示情報を受信するように構成されることを特徴とする
請求項のいずれか一項に記載の端末。
【請求項9】
前記受信ユニットは、さらに
第二指示情報を受信するように構成され、前記第二指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成に基づく周波数領域リソース割り当て情報を含み、
前記受信ユニットは、具体的に、
上位層シグナリング、システムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により送信される前記第二指示情報を受信するように構成されることを特徴とする
請求項のいずれか一項に記載の端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線アクセス技術に関し、特に帯域幅分割の構成方法及びネットワーク装置、端末に関する。
【背景技術】
【0002】
新しい無線(New Radio:NR)システムたとえば5G応用シーンにおいて、既に帯域幅分割(bandwidth part)の概念を導入して、システム帯域幅より小さい範囲内の周波数領域リソース割り当てを実現することが決められた。各帯域幅分割(bandwidth part)に1種のサブキャリア間隔をバインディングすることができ、異なる帯域幅分割の間に切り替えて複数種のサブキャリア間隔のリソース割り当てを実現できる。
【0003】
従って、帯域幅分割の構成をどのように合理的に行い、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを確保するかは、早急に解決しなければならない1つ問題になった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の複数の態様は帯域幅分割の構成方法及びネットワーク装置、端末を提供し、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを確保する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、帯域幅分割の構成方法を提供し、該方法は、
構成情報を取得することであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であることと、
前記構成情報を送信することと、含む。
【0006】
本発明の別の態様は、帯域幅分割の構成方法を提供し、該方法は、
構成情報を受信することであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であることと、
前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定することと、含む。
【0007】
本発明の別の態様は、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置は、
構成情報を取得するように構成される取得ユニットであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である、取得ユニットと、
前記構成情報を送信するように構成される送信ユニットと、含む。
【0008】
本発明の別の態様は、端末を提供し、該端末は、
構成情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である受信ユニットと、
前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定するように構成される決定ユニットと、含む。
【発明の効果】
【0009】
上記技術案から分かるように、一方では、本発明の実施例によれば、構成情報を取得し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに前記構成情報を送信する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0010】
上記技術案から分かるように、他方では、本発明の実施例によれば、構成情報を受信し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0011】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度構成を用いて構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それにより端末の処理複雑さを簡略化する。
【0012】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比較すれば、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0013】
また、本発明で提供される技術案の採用により、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1A図1Aは本発明の一実施例に係わる帯域幅分割の構成方法のプロセス模式図である。
図1B図1B図1Aに対応する実施例に係わる周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。
図1C】図は図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。
図1D図1D図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。
図1E図1E図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。
図2図2は本発明の別の実施例に係わる別の帯域幅分割の構成方法のプロセス模式図である。
図3図3は本発明の別の実施例に係わるネットワーク装置の構造模式図である。
図4図4は本発明の別の実施例に係わる端末の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施例における技術案をより詳しく説明するための、以下では実施例又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下では説明される図面は本発明の実施例であり、当業者であれば,創造的な労力を要することなく,これらの図面に基づいて他の図面に想到しうる。
【0016】
本発明の実施例の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下では本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明らかで、完全に説明し、明らかに、説明される実施例は本発明の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本発明の実施例に基づいて,当業者が創造的な労力を要さずに想到し得る他の実施例は,いずれも本発明の技術的範囲に属する。
【0017】
NRシステムたとえば5Gシステムにおいて、下り多元接続方式が一般的に直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:OFDMA)方式を用いる。システムの下りリソースは、時間から見ると直交周波数分割多元(Orthogonal Frequency Division Multiple:OFDM)符号に分割され、周波数から見るとサブキャリアに分割される。
【0018】
15kHzサブキャリア間隔で、1つの正常な下りサブフレームは、2つのタイムスロット(slot)を含み、各タイムスロットが7つ又は6つのOFDM符号を有し、1つの正常な下りサブフレームが共に14個のOFDM符号又は12個のOFDM符号を含む。LTE Release 8/9/10標準はさらにリソースブロック(Resource Block:RB)の大きさを定義し、1つのリソースブロックが周波数領域において12個のサブキャリアを含み、時間領域において半分のサブフレームの時間長さ(すなわち1つのタイムスロット)であり、すなわち、7つの又は6つのOFDM符号を含む。RE(Resource Element)リソース要素、又はリソース粒子、は物理リソースにおける一番小さいリソース単位である。
【0019】
サブフレームに運搬される各種のデータは、サブフレームの物理時間周波数リソースにおいて各種物理チャネルを分割することによりマッピングを組織する。各種の物理チャネルは、大体制御チャネルとサービスチャネルの2つの種類に分けることができる。それに対応し、制御チャネルに運搬されるデータが制御データと呼称されてもよく(一般的に制御情報と呼称されてもよい)、サービスチャネルに運搬されるデータがサービスデータと呼称されてもよい(一般的にデータと呼称されてもよい)。サブフレームを送信する基本的な目的はサービスデータを伝送することであり、制御チャネルの作用がサービスデータの伝送を補助することである。
【0020】
制御データを伝送する時、リソース粒子(Resource Element:RE)が一番小さい伝送単位である。しかし、1つのREが小さすぎるため、リソース粒子グループ(Resource Element Group:REG)又は制御チャネル粒子(Control Channel Element:CCE)を伝送単位とする場合が多い。
【0021】
また、本文の“及び/又は”という専門用語は、単に関連対象の関連関係を説明するものであり、3種類の関係が存在できることを示し、たとえば、A及び/又はBは、Aが単独存在する状況、AとBが同時に存在する状況、Bが単独存在する状況の3つの状況を示すことができる。また、本文の文字“/”は、一般的に前後の関連対象は“又は”の関係を示す。
【0022】
図1Aは本発明の一実施例に係わる帯域幅分割の構成方法のプロセス模式図であり、図1Aに示すように以下を含む。
101:構成情報を取得し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットDを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットDがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である。
102:前記構成情報を送信する。
【0023】
なお、101~102の実行本体がネットワーク装置であってもよい。
【0024】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有し、本実施例はこれを特に限定しない。
【0025】
このように、異なる帯域幅分割の間に切り替えることにより複数種のサブキャリア間隔のリソース割り当てを実現できる。
【0026】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロック的サブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における任意の1つのサブキャリア間隔であってもよい。
【0027】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロックのサブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔である。
【0028】
このように、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べて、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0029】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットDの数量であってもよい。
【0030】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、同期信号又はセルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義される。
【0031】
このように、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0032】
1つの具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセット、
たとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0033】
別の具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセット、
たとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0034】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、101では取得された構成情報はさらに、
前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、及び
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0035】
具体的に、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報であってもよく、又はさらに前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報であってもよく、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが、少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス、たとえば、パラメータセット1(サブキャリア間隔1、サイクリックプレフィックス1)、パラメータセット2(サブキャリア間隔2、サイクリックプレフィックス2)等を含み、本実施例はこれを特に限定しない。
【0036】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、102では、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより、前記構成情報を送信できる。
【0037】
具体的に、ネットワーク装置が具体的に上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより、端末に構成情報を送信できる。
【0038】
たとえば、前記上位層シグナリングは無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージであってもよく、具体的に、RRCメッセージにおける情報要素(Information Element:IE)によって前記構成情報を含むことができ、前記RRCメッセージが従来技術におけるRRCメッセージ、たとえば、RRC接続再構成(RRC CONNECTION RECONFIGURATION)メッセージ等であってもよく、本実施例はこれを制限せず、既存のRRCメッセージのIEを拡張することにより前記構成情報を含ませ、又は前記RRCメッセージがさらに従来技術における既存のRRCメッセージと異なるものであってもよい。
【0039】
さらにたとえば、前記上位層シグナリングが媒体アクセス制御(Media Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)メッセージであってもよく、具体的に、さらに新しいMAC CEメッセージを追加することにより前記構成情報を含むことができる。
【0040】
さらにたとえば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける従来のマスター情報ブロック(Master Information Block:MIB)又は(System Information Block:SIB)におけるフリービット(bit)を用いて前記構成情報を含むことができ、又はさらに新しいSIBを追加して前記構成情報を含むことができる。
【0041】
理解できるように、後の実施例に関する上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージはいずれも上記理解方式を採用することができる。
【0042】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、さらに第一指示情報を送信でき、前記第一指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成を指示する番号情報を含む。このようにすると、端末にどの周波数領域帯域幅構成かを具体的に指示できる。
【0043】
具体的に、具体的に上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報(Downlink Control Information:DCI)により、前記第一指示情報を送信できる。
【0044】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、さらに第二指示情報を送信でき、前記第二指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成に基づく周波数領域リソース割り当て情報を含む。このように、端末にどの周波数領域帯域幅構成の具体的な周波数領域リソース割り当て情報かを具体的に指示できる。
【0045】
具体的に、具体的に上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報(Diownlink Control Information:DCI)により、前記第二指示情報を送信できる。
【0046】
本発明の実施例に係わる方法をより明らかにするために、以下ではそれぞれ周波数領域ユニットDの大きさが2つの60kHzのリソースブロック(Resource Block:RB)であること、すなわちD=2RBを例に挙げる。
【0047】
図1B図1Aに対応する実施例に係わる周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。図1Bに示されるように、ネットワーク装置が第一構成情報により端末のために2つの周波数領域帯域幅構成を構成し、各周波数領域帯域幅構成がそれぞれシステム帯域幅より小さい帯域幅分割(bandwidth part)を構成し、具体的な周波数領域リソース割り当てに用いられる。bandwidth part 1が15kHzサブキャリア間隔を用いる帯域幅分割であり、1つのリソースブロック(RB)が12つのサブキャリアを含み、帯域幅が180kHzである。bandwidth part 2が60kHzサブキャリア間隔を用いる帯域幅分割であり、1つのリソースブロック(RB)が12つのサブキャリアを含み、帯域幅が720kHzである。これらの2つの周波数領域帯域幅構成の帯域幅分割を構成する時、同じ周波数領域ユニットDを用いて構成し、D=2個RBであり、60kHzサブキャリア間隔を用い、帯域幅が1440kHzである。
【0048】
このような構成方法の採用により、端末のためにどのサブキャリア間隔を有する帯域幅分割を構成でも、同じリソース粒度すなわち周波数領域ユニットDを用いて構成することができ、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、より低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、さらに端末の処理複雑さを簡略化できる。
【0049】
最大サブキャリア間隔のリソースブロック及びその倍数を周波数領域ユニットDをとする場合は、より小さいサブキャリア間隔のリソースブロック及びその倍数を周波数領域ユニットDとする場合と比べて、bandwidth partを構成するビット数を減少させ、制御シグナリングのオーバーヘッドを節約することができる。
【0050】
図1C図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。図1Cに示されるように、図1Bに比べて、図1Bにおけるbandwidth part 1の位置を具体的に指示でき、bandwidth part1の周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセットを用いてbandwidth part1の位置を構成し、且つ周波数領域ユニットDを周波数領域粒度として用いて構成を行い、該オフセットが4Dである。
【0051】
このような構成方法の採用により、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0052】
図1D図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。図1Dに示されるように、図1Bに比べて、図1Bにおけるbandwidth part 1の位置を具体的に指示でき、bandwidth part1の中心周波数ポイントの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセットを用いてbandwidth part1の位置を構成し、且つ周波数領域ユニットDを周波数領域粒度として用いて構成を行い、該オフセットが2Dである。
【0053】
このような構成方法の採用により、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0054】
図1E図1Aに対応する実施例に係わる別の周波数領域帯域幅構成の分布模式図である。図1Eに示されるように、図1Bに比べて、図1Bにおけるbandwidth part 1の位置を具体的に指示でき、bandwidth part1の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセットを用いてbandwidth part1の位置を構成し、且つ周波数領域ユニットDを周波数領域粒度として用いて構成を行い、該オフセットが2Dである。
【0055】
このような構成方法の採用により、セル内のすべての端末のbandwidth part1の位置がセルキャリアの中心周波数ポイントに対して構成され、図1Dに対応する実施例に比べて、異なる同期信号を読み取る端末に対して、異なる同期信号に対してbandwidth part1のオフセットを指示する必要がなく、ネットワーク装置の処理複雑さを効果的に低減させることができる。
【0056】
本実施例では、構成情報を取得し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに前記構成情報を送信する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0057】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度構成を用いて構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それにより端末の処理複雑さを簡略化する。
【0058】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0059】
また、本発明で提供される技術案の採用により、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0060】
図2は本発明の別の実施例に係わる別の帯域幅分割の構成方法のプロセス模式図であり、図2に示すように以下を含む。
201:構成情報を受信し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である。
202:前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定する。
【0061】
なお、201~202の実行本体が端末であってもよい。
【0062】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有し、本実施例はこれを特に限定しない。
【0063】
このように、異なる帯域幅分割の間に切り替えることにより複数種のサブキャリア間隔のリソース割り当てを実現できる。
【0064】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロック的サブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における任意の1つのサブキャリア間隔であってもよい。
【0065】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロックのサブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔である。
【0066】
このように、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0067】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットDの数量であってもよい。
【0068】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、同期信号又はセルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義される。
【0069】
このように、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0070】
1つの具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセット、
たとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の周波数領域ハイエンドに対するオフセット。
【0071】
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、同期信号の周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0072】
別の具体的な実現過程では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセット、
たとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイントの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ハイエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイントに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ハイエンドに対するオフセット、
又は、さらにたとえば、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の周波数領域ローエンドの、セルキャリアの周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0073】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、201では受信される構成情報はさらに、
前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、及び
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
具体的に、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報であってもよく、又はさらに前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報であってもよく、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス、たとえば、パラメータセット1(サブキャリア間隔1、サイクリックプレフィックス1)、パラメータセット2(サブキャリア間隔2、サイクリックプレフィックス2)等を含み、本実施例はこれを特に限定しない。
【0075】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、201では、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより送信される前記構成情報を受信できる。
【0076】
具体的には、端末は具体的にネットワーク装置が上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより送信した構成情報を受信できる。
【0077】
たとえば、前記上位層シグナリングが無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)メッセージであってもよく、具体的に、RRCメッセージにおける情報要素(Information Element:IE)により前記構成情報を含むことができ、前記RRCメッセージが従来技術におけるRRCメッセージ、たとえば、RRC接続再設定(RRC CONNECTION RECONFIGURATION)メッセージ等であってもよく、本実施例はこれを制限せず、既存のRRCメッセージのIEを拡張することにより前記構成情報を含ませ、又は前記RRCメッセージが従来技術の既存のRRCメッセージと異なるものであってもよい。
【0078】
さらにたとえば、前記上位層シグナリングが媒体アクセス制御(Media Access Control:MAC)制御要素(Control Element:CE)メッセージであってもよく、具体的に、さらに新しいMAC CEメッセージを追加することにより前記構成情報を含むことができる。
【0079】
さらにたとえば、具体的に、前記システムブロードキャストメッセージにおける従来のマスター情報ブロック(Master Information Block:MIB)又は(System Information Block:SIB)におけるフリービット(bit)を用いて前記構成情報を含むことができ、又はさらに新しいSIBを追加して前記構成情報を含む。
【0080】
理解できるように、後の実施例に関する上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージはいずれも上記理解方式を採用することができる。
【0081】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、さらに第一指示情報を受信でき、前記第一指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成を指示する番号情報を含む。このようにすると、端末にどの周波数領域帯域幅構成かを具体的に指示できる。
【0082】
具体的には、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報(Downlink Control Information:DCI)により送信される前記第一指示情報を具体的に受信できる。
【0083】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、さらに第二指示情報を受信でき、前記第二指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成に基づく周波数領域リソース割り当て情報を含む。このように、端末にどの周波数領域帯域幅構成の具体的な周波数領域リソース割り当て情報かを具体的に指示できる。
【0084】
具体的には、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報(Downlink Control Information:DCI)により送信される前記第二指示情報を具体的に受信できる。
【0085】
本発明の実施例に係わる方法をより明らかにするために、同様に、図1A図1Eに対応する実施例における関連内容を参照してもよく、ここで省略する。
【0086】
本実施例では、構成情報を受信し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0087】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度構成を用いて構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それにより端末の処理複雑さを簡略化する。
【0088】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べて、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0089】
また、本発明で提供される技術案の採用により、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0090】
なお、上記各方法の実施例については、簡単に説明するために、それらをいずれも一連の動作組み合わせに述べたが、当業者にとっては、本発明が説明される動作順序に制限されないことが知られるべきであり、それは、本発明に基づき、あるステップが他の順序を用い又は同時に行うことができるためである。次に、当業者にとっては、明細書に説明される実施例がすべて好ましい実施例に属し、関する動作及びモジュールが必ずしも本発明に必須なものではないことが知られるべきである。
【0091】
上記実施例では、各実施例に対する説明はそれぞれある方面だけを重んじ、ある実施例に詳しく説明されていない部分は、他の実施例の関連説明を参照してもよい。
【0092】
図3は本発明の別の実施例に係わるネットワーク装置の構造模式図であり、図3に示される。本実施例のネットワーク装置が取得ユニット31及び送信ユニット32を含んでもよい。取得ユニット31は、構成情報を取得するように構成され、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である。送信ユニット32は、前記構成情報を送信するように構成される。
【0093】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有し、本実施例はこれを特に限定しない。
このように、異なる帯域幅分割の間に切り替えることにより複数種のサブキャリア間隔のリソース割り当てを実現できる。
【0094】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロック的サブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における任意の1つのサブキャリア間隔であってもよい。
【0095】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロックのサブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔である。
【0096】
このように、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0097】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットDの数量であってもよい。
【0098】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、同期信号又はセルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義される。
【0099】
1つの具体的な実現過程では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0100】
別の具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0101】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記取得ユニット21が取得した構成情報はさらに、
前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、及び
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0102】
具体的には、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報であってもよく、又はさらに前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報であってもよく、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス、たとえば、パラメータセット1(サブキャリア間隔1、サイクリックプレフィックス1)、パラメータセット2(サブキャリア間隔2、サイクリックプレフィックス2)等を含み、本実施例はこれを特に限定しない。
【0103】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記送信ユニット22は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより、前記構成情報を送信するように構成されてもよい。
【0104】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記送信ユニット22は、さらに第一指示情報を送信するように構成されてもよく、前記第一指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成を指示する番号情報を含む。
【0105】
具体的には、前記送信ユニット22は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により、前記第一指示情報を送信するように構成されてもよい。
【0106】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記送信ユニット22は、さらに第二指示情報を送信するように構成されてもよく、前記第二指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成に基づく周波数領域リソース割り当て情報を含む。
【0107】
具体的には、前記送信ユニット22は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により、前記第二指示情報を送信するように構成されてもよい。
【0108】
なお、図1A図1Eに対応する実施例の方法は、本実施例に係わるネットワーク装置で実現されてもよい。詳細な説明は図1A図1Eに対応する実施例における関連内容を参照してもよく、ここで説明を省略する。
本実施例では、取得ユニットが構成情報を取得し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに送信ユニットで前記構成情報を送信する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0109】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度構成を用いて構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それにより端末の処理複雑さを簡略化する。
【0110】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0111】
また、本発明で提供される技術案の採用により、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0112】
図4は本発明の別の実施例に係わる端末の構造模式図であり、図4に示される。本実施例のネットワーク装置が受信ユニット41及び決定ユニット42を含んでもよい。受信ユニット41は、構成情報を受信するように構成され、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数である。決定ユニット42は、前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定するように構成される。
【0113】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割が同じサブキャリア間隔又は異なるサブキャリア間隔を有し、本実施例はこれを特に限定しない。
このように、異なる帯域幅分割の間に切り替えることにより複数種のサブキャリア間隔のリソース割り当てを実現できる。
【0114】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロック的サブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における任意の1つのサブキャリア間隔であってもよい。
【0115】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記リソースブロックのサブキャリア間隔が前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔である。
【0116】
このように、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0117】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさが前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割に含まれる前記周波数領域ユニットDの数量であってもよい。
【0118】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の位置は前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の、同期信号又はセルキャリアに対する相対オフセットであり、前記相対オフセットが前記周波数領域ユニットで定義される。
【0119】
1つの具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、同期信号の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0120】
別の具体的な実現過程では、前記相対オフセットは、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドの、セルキャリアの中心周波数ポイント、周波数領域ハイエンド又は周波数領域ローエンドに対するオフセットであってもよい。
【0121】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記受信ユニット31が受信した構成情報はさらに、
前記各周波数領域帯域幅構成の番号情報、及び
前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0122】
具体的には、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の情報は、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔の番号情報であってもよく、又はさらに前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットの番号情報であってもよく、前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のパラメータセットが少なくとも前記各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔及びサイクリックプレフィックス、たとえば、パラメータセット1(サブキャリア間隔1、サイクリックプレフィックス1)、パラメータセット2(サブキャリア間隔2、サイクリックプレフィックス2)等を含み、本実施例はこれを特に限定しない。
【0123】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記受信ユニット31は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージにより送信される前記構成情報を受信するように構成されてもよい。
【0124】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記受信ユニット31は、さらに第一指示情報を受信するように構成されてもよく、前記第一指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成を指示する番号情報を含む。
【0125】
具体的には、前記受信ユニット31は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により送信される前記第一指示情報を受信するように構成されてもよい。
【0126】
オプションとして、本実施例の1つの可能な実現形態では、前記受信ユニット31は、さらに第二指示情報を受信するように構成されてもよく、前記第二指示情報が前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成における1つの周波数領域帯域幅構成に基づく周波数領域リソース割り当て情報を含む。
【0127】
具体的には、前記受信ユニット31は、具体的に、上位層シグナリング又はシステムブロードキャストメッセージ又は下り制御情報により送信される前記第二指示情報を受信するように構成されてもよい。
【0128】
なお、図2に対応する実施例の方法は、本実施例に係わる端末で実現されてもよい。詳細な説明は図2に対応する実施例における関連内容を参照してもよく、ここで説明を省略する。
【0129】
本実施例では、受信ユニットが構成情報を受信し、前記構成情報が少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を構成することに用いられ、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成のうち各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じ周波数領域ユニットを単位として用い、定義され、前記周波数領域ユニットがN個のリソースブロックを含み、Nが以上1の整数であり、さらに決定ユニットによって、前記構成情報に基づき、前記少なくとも1つの周波数領域帯域幅構成を決定する。これにより、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度を用いて帯域幅分割を構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それによってより低い制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に確保し、且つ装置の複雑さを低減させる。
【0130】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割の大きさ及び/又は位置が同じな周波数領域ユニットを単位として用い、定義されるため、異なるリソース粒度構成を用いて構成することと比較すれば、シグナリングの構造を統合制御でき、それにより端末の処理複雑さを簡略化する。
【0131】
また、本発明で提供される技術案の採用により、各周波数領域帯域幅構成によって構成される帯域幅分割のサブキャリア間隔における最大サブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いるため、より小さいサブキャリア間隔をリソースブロックのサブキャリア間隔として用いることと比べ、構成帯域幅分割のビット数を効果的に減少させ、制御シグナリングオーバーヘッドを節約することができる。
【0132】
また、本発明で提供される技術案の採用により、帯域幅分割の位置が同期信号に対するオフセットを用いて構成を行うことができるため、端末がシステム帯域幅を知る必要がなく、bandwidth part1の位置の情報を取得でき、ネットワーク装置から端末にシステム帯域幅を通知する制御シグナリングオーバーヘッドを効果的に節約でき、それにより、bandwidth partを構成する柔軟性を向上させる。特に、高周波帯域幅がより端末に対して、端末がシステム帯域幅の位置を検索する必要がなく、それにより、端末に対する処理複雑さ要件も低減させ、端末のコスト及び電力消費を低減させることに有利である。
【0133】
当業者であれば、説明の簡便及び簡潔のため、上記説明のシステム、装置及びユニットの具体的な作業過程が、上記方法の実施例の対応する過程を参照してもよいことは、明らかなものであり、ここで説明を省略する。
【0134】
本発明に係わる複数の実施例では、開示されるシステム、装置及び方法が、他の方式で実現されてもよいことは、当然理解されるものである。たとえば、以上に説明される装置実施例は単に模式的なものであり、たとえば、前記ユニットの分割は、単にロジック機能分割であり、実際に実現される時に、他の分割方式を有してもよく、たとえば、複数のユニット又はユニットを組み合わせでもよく、又は別のシステムに集積してもよく、又はある特徴を無視してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示され又は検討される相互のカップリング又は直接カップリング合又は通信接続があるインタフェース、装置又はユニットの間接カップリング又は通信接続を用いてもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0135】
分離部材として説明されるユニットが物理的に分離するものであってもよく、又はそうではなくてもよく、ユニットとして表示される部材が物理ユニットであってもよく、又はそうではなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布にしてもよい。実際の必要に応じて、そのうちの一部又は全部のユニットを選択して本実施例の手段の目的を実現してもよい。
【0136】
また、本発明の各実施例における各機能ユニットが1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが単独で物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記した集成されるユニットがハードウェアの形式で実現されてもよく、さらにハードウェアとソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0137】
最後の説明として、以上の実施例は単に本発明の技術案を説明するものであり、それを制限するものではなく、上記実施例を参照しながら本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記各実施例に記載の技術案を改定し、又は一部の技術的特徴に対して等価置換を行うことができることは、当然理解されるものであり、これらの改定又は置換は、対応する技術案の本質が本発明の各実施例の技術案の精神及び範囲から逸脱するものではない。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2
図3
図4