(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-21
(45)【発行日】2024-01-04
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20231222BHJP
【FI】
A63F7/02 334
A63F7/02 326Z
(21)【出願番号】P 2022029039
(22)【出願日】2022-02-28
【審査請求日】2023-06-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
(74)【代理人】
【識別番号】110000936
【氏名又は名称】弁理士法人青海国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】近藤 哲也
【審査官】荒井 誠
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-029491(JP,A)
【文献】特開2019-076459(JP,A)
【文献】特開2019-111064(JP,A)
【文献】特開2006-288512(JP,A)
【文献】特開2016-093454(JP,A)
【文献】特開2003-250984(JP,A)
【文献】特開2012-254181(JP,A)
【文献】特開2022-020527(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を収容し、第1貫通孔が形成されている基板ケースと、
前記基板ケースの少なくとも一部を覆い、第2貫通孔が形成されているカバー部材と、
を備え、
前記第1貫通孔には、前記第1貫通孔よりも上方に設けられ
、遊技機で使用されるネジのうちのいずれの種類のネジも通過不可能であり、
前記第2貫通孔には、前記第1貫通孔よりも上方に設けられ
、前記遊技機で使用されるネジのうちの少なくとも1種類のネジが通過可能であ
り、
前記基板ケースの内部と外部とは、前記第1貫通孔によって連通しており、前記第1貫通孔は、放熱孔として機能し、
前記カバー部材より内側の空間と前記遊技機の外部の空間とは、前記第2貫通孔によって連通しており、前記第2貫通孔は、放熱孔として機能し、
前記第1貫通孔および前記第2貫通孔には、遊技球が通過不可能であることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機では、部品同士を固定するために、各種箇所にネジが設けられている。そして、例えば、特許文献1に開示されているように、ネジが外れて意図しない箇所にネジが混入することを抑制するための技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
遊技球において、ネジの混入を抑制すべき箇所として、基板を収容する基板ケースが挙げられる。ゆえに、基板ケース内へのネジの混入を抑制することは重要である。加えて、基板の放熱性を確保することも重要である。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑み、基板ケース内へのネジの混入を抑制しつつ、基板の放熱性を確保することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、基板を収容し、第1貫通孔が形成されている基板ケースと、前記基板ケースの少なくとも一部を覆い、第2貫通孔が形成されているカバー部材と、を備え、前記第1貫通孔には、前記第1貫通孔よりも上方に設けられ、遊技機で使用されるネジのうちのいずれの種類のネジも通過不可能であり、前記第2貫通孔には、前記第1貫通孔よりも上方に設けられ、前記遊技機で使用されるネジのうちの少なくとも1種類のネジが通過可能であり、前記基板ケースの内部と外部とは、前記第1貫通孔によって連通しており、前記第1貫通孔は、放熱孔として機能し、前記カバー部材より内側の空間と前記遊技機の外部の空間とは、前記第2貫通孔によって連通しており、前記第2貫通孔は、放熱孔として機能し、前記第1貫通孔および前記第2貫通孔には、遊技球が通過不可能である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、基板ケース内へのネジの混入を抑制しつつ、基板の放熱性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】実施例に係る遊技機のカバー部材が取り外された状態の背面図である。
【
図3】実施例に係る遊技機の副制御基板用の基板ケースを示す平面図である。
【
図4】実施例に係る遊技機のカバー部材を示す平面図である。
【
図5】実施例に係る遊技機の枠制御基板用の基板ケースを示す斜視図である。
【
図6】実施例に係る遊技機の枠制御基板用の基板ケースの天面側部材が取り外された状態を示す斜視図である。
【
図8】電界コンデンサの天面部を示す斜視図である。
【
図9】変形例に係る遊技機の枠制御基板用の基板ケースの構成を示す断面図である。
【
図10】第1状態の球戻り防止機構を示す部分拡大図である。
【
図11】第2状態の球戻り防止機構を示す部分拡大図である。
【
図12】第3状態の球戻り防止機構を示す部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明に係る好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
実施例に係る遊技機には、各種の基板が設けられている。遊技機に設けられる基板としては、例えば、主制御基板、払出制御基板、副制御基板および枠制御基板が挙げられる。主制御基板は、遊技の基本動作を制御する。払出制御基板は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。副制御基板は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。枠制御基板は、遊技に供することが可能な遊技球の数を管理する。以下では、主に基板に関連する各種の工夫について説明する。
【0011】
まず、基板ケース内へのネジの混入を抑制しつつ、基板の放熱性を確保することを可能とするための工夫について、
図1~
図4を参照して説明する。
【0012】
図1は、実施例に係る遊技機100の背面図である。
図2は、実施例に係る遊技機100のカバー部材120が取り外された状態の背面図である。
【0013】
図1および
図2に示すように、遊技機100の背面側には、副制御基板CB1用の基板ケース110と、カバー部材120とが設けられている。基板ケース110は、副制御基板CB1を収容する。副制御基板CB1は、上述したように、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する基板である。なお、基板ケース110は、基板を収容する基板ケースの一例であり、副制御基板CB1以外の基板を収容する基板ケースであってもよい。
【0014】
基板ケース110は、例えば、樹脂材料によって形成されている。基板ケース110は、中空の略直方体形状を有する。基板ケース110内の副制御基板CB1は、遊技機100の前後方向に直交する平面上に延在するように配置されている。ゆえに、基板ケース110の厚み方向は、遊技機100の前後方向と略一致する。
【0015】
基板ケース110には、複数の第1貫通孔111が形成されている。基板ケース110の内部と外部とは、第1貫通孔111によって連通している。それにより、基板ケース110内の副制御基板CB1から発せられた熱が第1貫通孔111を介して外部に放熱される。このように、第1貫通孔111は、放熱孔として機能する。
【0016】
カバー部材120は、基板ケース110を覆う。カバー部材120は、例えば、樹脂材料または金属材料によって形成されている。カバー部材120は、略平板形状を有する。カバー部材120は、遊技機100の前後方向に直交する平面上に延在するように配置されている。カバー部材120は、基板ケース110に対して遊技機100の後方向に所定間隔を空けて配置される。このように、カバー部材120は、基板ケース110を遊技機100の背面側から覆う。
【0017】
カバー部材120には、複数の第2貫通孔121が形成されている。遊技機100のうちカバー部材120より内側の空間と遊技機100の外部の空間とは、第2貫通孔121によって連通している。それにより、遊技機100の内部で発せられた熱が第2貫通孔121を介して遊技機100の外部に放熱される。このように、第2貫通孔121は、放熱孔として機能する。
【0018】
図3は、遊技機100の副制御基板CB1用の基板ケース110を示す平面図である。具体的には、
図3は、基板ケース110を遊技機100の背面側から見た図である。
図3に示すように、基板ケース110は、天面部112と、側面部113とを有する。天面部112は、基板ケース110のうち、副制御基板CB1における電子部品の実装面と対向する部分である。天面部112は、遊技機100の前後方向に直交する平面上に延在するように配置されている。側面部113は、天面部112の縁部から基板ケース110の厚み方向に延在している部分である。
【0019】
基板ケース110には、第1貫通孔111として、天面部112に形成される丸孔である複数の第1貫通孔111aと、天面部112の縁部から側面部113に跨って形成される長孔である複数の第1貫通孔111bとが形成されている。
【0020】
第1貫通孔111aは、天面部112において、遊技機100の左右方向および上下方向に間隔を空けて格子状に配置されている。
図3の例では、格子状に配置された複数の第1貫通孔111aのグループG1が上下方向に間隔を空けて2つ存在する。ただし、第1貫通孔111aの配置は、
図3の例に限定されない。例えば、格子状に配置された複数の第1貫通孔111aのグループG1の数が1つであってもよく、3つ以上であってもよい。また、例えば、第1貫通孔111aは、格子状に配置されていなくてもよい。
【0021】
第1貫通孔111bは、各側面部113において、等間隔に複数配置されている。例えば、上側の側面部113および下側の側面部113では、複数の第1貫通孔111bが左右方向に間隔を空けて配置されている。右側の側面部113および左側の側面部113では、複数の第1貫通孔111bが上下方向に間隔を空けて配置されている。各第1貫通孔111bの長手方向は、遊技機100の前後方向と略一致する。ただし、第1貫通孔111bの配置は、
図3の例に限定されない。例えば、第1貫通孔111bは、一部の側面部113に設けられなくてもよい。また、各側面部113において、第1貫通孔111bが不間隔に配置されていてもよい。
【0022】
ここで、第1貫通孔111には、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジのうちのいずれの種類のネジも通過不可能である。遊技機100では、複数種類のネジが使用されている。遊技機100で使用されるネジのうち、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジは、落下して第1貫通孔111に侵入する可能性がある。つまり、第1貫通孔111には、第1貫通孔111に侵入する可能性があるいずれの種類のネジも通過不可能となっている。なお、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジは、例えば、複数の第1貫通孔111のうち最も下側に位置する第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジを意味する。
【0023】
具体的には、第1貫通孔111の寸法は、第1貫通孔111に侵入する可能性があるネジのうち最も小さいネジ(以下、最小ネジとも呼ぶ)の寸法に基づいて設定されている。例えば、丸孔である第1貫通孔111aの直径D1は、最小ネジのネジ頭の直径よりも小さくなっている。それにより、第1貫通孔111aには、第1貫通孔111aに侵入する可能性があるいずれの種類のネジも通過不可能となる。また、例えば、長孔である第1貫通孔111bの幅D2(つまり、長手方向に直交する方向の長さ)は、最小ネジのネジ頭の直径よりも小さくなっている。それにより、第1貫通孔111bには、第1貫通孔111bに侵入する可能性があるいずれの種類のネジも通過不可能となる。
【0024】
なお、複数の第1貫通孔111aの直径D1は、互いに同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。また、複数の第1貫通孔111bの幅D2は、互いに同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。また、第1貫通孔111bの長手方向は、遊技機100の前後方向と異なっていてもよい。また、複数の第1貫通孔111bの長手方向は、互いに一致していてもよく、異なっていてもよい。また、
図3の例では、丸孔である第1貫通孔111aが天面部112に形成され、長孔である第1貫通孔111bが天面部112の縁部から側面部113に跨って形成されるが、基板ケース110のどの位置にどの形状の第1貫通孔111が形成されるかは適宜変更され得る。
【0025】
図4は、遊技機100のカバー部材120を示す平面図である。具体的には、
図4は、カバー部材120を遊技機100の背面側から見た図である。
図4に示すように、カバー部材120は、被覆部122を有する。被覆部122は、カバー部材120のうち、基板ケース110と対向し基板ケース110を覆う部分である。被覆部122は、遊技機100の前後方向に直交する平面上に延在するように配置されている。
【0026】
第2貫通孔121は、被覆部122に形成される長孔である。各第2貫通孔121の長手方向は、遊技機100の上下方向と略一致する。第2貫通孔121は、被覆部122において、遊技機100の左右方向に等間隔に配置されている。
図4の例では、左右方向に等間隔に配置された複数の第2貫通孔121のグループG2が上下方向に間隔を空けて3つ存在する。ただし、第2貫通孔121の配置は、
図4の例に限定されない。例えば、左右方向に等間隔に配置された複数の第2貫通孔121のグループG2の数が1つまたは2つであってもよく、4つ以上であってもよい。また、例えば、複数の第2貫通孔121が遊技機100の左右方向に不間隔に配置されていてもよい。
【0027】
ここで、第2貫通孔121には、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジのうちの少なくとも1種類のネジが通過可能である。上述したように、遊技機100で使用されるネジのうち、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジは、落下して第1貫通孔111に侵入する可能性がある。つまり、第2貫通孔121には、第1貫通孔111に侵入する可能性があるネジのうちの少なくとも1種類のネジが通過可能となっている。
【0028】
例えば、長孔である第2貫通孔121の幅D3(つまり、長手方向に直交する方向の長さ)は、最小ネジのネジ頭の直径よりも大きくなっている。それにより、第2貫通孔121には、第1貫通孔111bに侵入する可能性があるネジのうち少なくとも最小ネジが通過可能となる。ただし、第2貫通孔121には、最小ネジに加えて、最小ネジよりも大きな他の種類のネジが通過可能となっていてもよい。
【0029】
なお、複数の第2貫通孔121の幅D3は、互いに同一であってもよく、互いに異なっていてもよい。また、第2貫通孔121の長手方向は、遊技機100の上下方向と異なっていてもよい。また、複数の第2貫通孔121の長手方向は、互いに一致していてもよく、異なっていてもよい。また、
図4の例では、長孔である第2貫通孔121が被覆部122に形成されるが、カバー部材120のどの位置にどの形状の第2貫通孔121が形成されるかは適宜変更され得る。
【0030】
なお、カバー部材120の第2貫通孔121には、遊技球は通過不可能である。例えば、
図4の例では、長孔である第2貫通孔121の幅D3は、遊技球の直径よりも小さくなっている。それにより、第2貫通孔121には、遊技球が通過不可能となる。ゆえに、遊技機100のうちカバー部材120より内側の空間に、第2貫通孔121を介して外部から遊技球が侵入することが抑制される。よって、遊技機100の故障が抑制される。なお、カバー部材120の第2貫通孔121に遊技球が通過不可能となっているので、第2貫通孔121よりも小さい基板ケース110の第1貫通孔111にも、遊技球は通過不可能である。
【0031】
以上説明したように、遊技機100では、基板ケース110の第1貫通孔111には、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジのうちのいずれの種類のネジも通過不可能であり、カバー部材120の第2貫通孔121には、第1貫通孔111よりも上方に設けられるネジのうちの少なくとも1種類のネジが通過可能である。それにより、第1貫通孔111bに侵入する可能性があるネジが、第2貫通孔121を通過する可能性はあるものの、第1貫通孔111を通過して基板ケース110内に侵入することが抑制される。また、第2貫通孔121をできるだけ大きくすることができるので、基板ケース110内の副制御基板CB1から発せられた熱が、第1貫通孔111および第2貫通孔121を介して遊技機100の外部に放熱され易くなる。ゆえに、基板ケース(上記の例では、基板ケース110)内へのネジの混入を抑制しつつ、基板(上記の例では、副制御基板CB1)の放熱性を確保することが可能となる。
【0032】
また、
図1~
図4に示す例では、少なくとも1つの第1貫通孔111の一部と、少なくとも1つの第2貫通孔121の一部とは対向している。つまり、少なくとも部分的に互いに対向している第1貫通孔111および第2貫通孔121のペアが少なくとも1つ以上存在する。具体的には、基板ケース110において格子状に配置された複数の第1貫通孔111aのグループG1のうち上側のグループG1は、カバー部材120において左右方向に等間隔に配置された複数の第2貫通孔121のグループG2のうち上側のグループG2と、遊技機100の前後方向に対向している。また、基板ケース110において格子状に配置された複数の第1貫通孔111aのグループG1のうち下側のグループG1は、カバー部材120において左右方向に等間隔に配置された複数の第2貫通孔121のグループG2のうち中央側のグループG2と、遊技機100の前後方向に対向している。
【0033】
上記のように、少なくとも1つの第1貫通孔111の一部と、少なくとも1つの第2貫通孔121の一部とが対向していることによって、基板ケース110内の副制御基板CB1から発せられた熱が、第1貫通孔111および第2貫通孔121を介して遊技機100の外部により放熱され易くなる。ゆえに、基板(上記の例では、副制御基板CB1)の放熱性を向上させることができる。
【0034】
なお、上述したように、基板ケース110は、基板を収容する基板ケースの一例であり、副制御基板CB1以外の基板を収容する基板ケースであってもよい。つまり、基板ケース内へのネジの混入を抑制しつつ、基板の放熱性を確保することを可能とするための上述した工夫を、副制御基板CB1以外の基板(例えば、払出制御基板または枠制御基板)を収容する基板ケースに対して適用してもよい。その場合においても、上記と同様の効果が奏される。また、
図1~
図4に示す上記の例では、カバー部材120は、基板ケース110の全体を覆っている。ただし、カバー部材120は、基板ケース110の少なくとも一部を覆っていればよい。つまり、カバー部材120は、基板ケース110の一部のみを覆っていてもよい。
【0035】
続いて、防爆弁が開放されたことを認識し易くすることを可能とするための工夫について、
図5~
図9を参照して説明する。
【0036】
図5は、実施例に係る遊技機100の枠制御基板CB2用の基板ケース130を示す斜視図である。
図6は、実施例に係る遊技機100の枠制御基板CB2用の基板ケース130の天面側部材132が取り外された状態を示す斜視図である。
【0037】
図5および
図6に示すように、実施例に係る遊技機100には、枠制御基板CB2用の基板ケース130が設けられている。基板ケース130は、枠制御基板CB2を収容する。枠制御基板CB2は、上述したように、遊技に供することが可能な遊技球の数を管理する基板である。なお、枠制御基板CB2は、天面に防爆弁が形成されている所定の電子部品の一例に相当する電界コンデンサ140が設けられている基板の一例であり、基板ケース130は、電界コンデンサ140が設けられている基板を収容する基板ケースの一例である。基板ケース130は、枠制御基板CB2以外の基板を収容する基板ケースであってもよい。
【0038】
基板ケース130は、例えば、透過性を有する樹脂材料によって形成されている。基板ケース130は、中空の略直方体形状を有する。基板ケース130は、底面側部材131と、天面側部材132とを有する。底面側部材131は、枠制御基板CB2における電子部品の非実装面と対向し、当該非実装面を覆う。天面側部材132は、枠制御基板CB2における電子部品の実装面F1と対向し、当該実装面F1を覆う。なお、
図6中の枠制御基板CB2における手前側の面が実装面F1であり、図示されていない奥側の面が非実装面である。
【0039】
枠制御基板CB2の実装面F1には種々の電子部品が実装されている。そのような電子部品に、電界コンデンサ140が含まれている。電界コンデンサ140は、アルミニウムやタンタル等の酸化被膜を誘電体として用いたコンデンサであり、例えば、略円柱形状を有する。なお、
図6の例では、3つの電界コンデンサ140が示されているが、枠制御基板CB2に設けられる電界コンデンサ140の数は、3つ以外であってもよい。また、電界コンデンサ140の配置は、
図6の例に限定されない。
【0040】
図7は、
図6のX-X断面を示す断面図である。具体的には、
図7は、1つの電界コンデンサ140の中心軸を通る断面を示す。また、
図6では、基板ケース130の天面側部材132が図示されていないが、
図7では、基板ケース130の天面側部材132も図示されている。
【0041】
図7に示すように、電界コンデンサ140は、枠制御基板CB2の実装面F1から当該実装面F1に直交する方向に延在する。電界コンデンサ140の天面部141は、電界コンデンサ140の先端側の面状の部分である。つまり、電界コンデンサ140の天面部141は、電界コンデンサ140のうち枠制御基板CB2から遠い側の端部である。基板ケース130の天面部132aは、天面側部材132のうち枠制御基板CB2の実装面F1と対向し、枠制御基板CB2に略平行な略平板状の部分である。基板ケース130の天面部132aは、電界コンデンサ140の天面部141と対向し、当該天面部141に略平行である。
【0042】
図8は、電界コンデンサ140の天面部141を示す斜視図である。
図8に示すように、電界コンデンサ140の天面部141には、防爆弁142が形成されている。このように、電界コンデンサ140は、天面141に防爆弁142が形成されている所定の電子部品の一例に相当する。
図8の例は、天面部141に、防爆弁142-1、防爆弁142-2、防爆弁142-3および防爆弁142-4の4つの防爆弁142が形成されている。
【0043】
防爆弁142は、電界コンデンサ140の異常時に安全性を確保するために設けられる。具体的には、電界コンデンサ140の天面部141は、薄肉部となっている。電界コンデンサ140は、電極や誘電体等のコンデンサ素子を金属ケースで覆うことによって形成される。薄肉部は、このようにコンデンサ素子を覆う金属ケースのうち肉厚が薄くなっている部分を意味する。そして、薄肉部である天面部141のうち切込み線によって区画され、変形可能となっている部分が防爆弁142に相当する。
【0044】
図8の例では、直線状の切込み線N1および切込み線N2が天面部141に形成されている。切込み線N1および切込み線N2は互いに直交し、切込み線N1および切込み線N2の交点P1は、天面部141の中心に位置する。それにより、切込み線N1および切込み線N2によって、円形状の天面部141が、四分円形状である防爆弁142-1、防爆弁142-2、防爆弁142-3および防爆弁142-4に区画される。なお、天面部141に形成される切込み線の形状は、
図8の例に限定されない。つまり、防爆弁142の形状は、
図8の例に限定されない。また、防爆弁142の数も、
図8の例に限定されない。また、防爆弁142が複数形成される場合において、形状または寸法が互いに異なる防爆弁142が存在していてもよい。
【0045】
防爆弁142は、電界コンデンサ140内の圧力が過度に上昇した際に開放される。防爆弁142が開放すると、防爆弁142は、天面部141の外周部141aを基端として折れ曲がるように変形する。例えば、
図8の例では、各防爆弁142は、天面部141の外周部141aで電界コンデンサ140と繋がった状態で、切込み線N1、N2側の部分が
図8中の上側に反るように変形する。それにより、電界コンデンサ140内の圧力の上昇が止まり、安全性が確保される。
【0046】
ここで、
図7では、電界コンデンサ140の天面部141の直径D4と、電界コンデンサ140の天面部141と基板ケース130の天面部132aとの離隔距離D5とが示されている。遊技機100では、離隔距離D5が、天面部141の直径D4に基づいて適切に設定されていることによって、防爆弁142が開放されたことを認識し易くすることが可能となっている。
【0047】
具体的には、遊技機100では、離隔距離D5は、距離D4/2(つまり、直径D4の半分)より長くなっている。距離D4/2は、防爆弁142が開放した場合に防爆弁142のうち基板ケース130の天面部132aに最も近づく部分と、天面部141との距離(具体的には、電界コンデンサ140の軸方向での距離)である防爆弁開放時高さに相当する。
図8の例では、防爆弁142が開放した場合に防爆弁142のうち基板ケース130の天面部132aに最も近づく部分は、防爆弁142のうち交点P1の近傍の部分である。
【0048】
ここで、交点P1は、天面部141の中心に位置しており、防爆弁142のうち交点P1の近傍の部分は、防爆弁142のうち天面部141の外周部141aから最も遠い部分である。そして、上述したように、防爆弁142が開放すると、防爆弁142は、天面部141の外周部141aを基端として折れ曲がるように変形する。ゆえに、防爆弁開放時高さ(
図8の例では、距離D4/2)は、天面部141の外周部141aから天面部141の中心までの距離(つまり、天面部141の半径)に相当する。
【0049】
以上説明したように、遊技機100では、電界コンデンサ140の天面部141と基板ケース130の天面部132aとの離隔距離D5は、天面部141の外周部141aから中心までの距離より長い。それにより、防爆弁142が開放した場合に、防爆弁142が基板ケース130の天面部132aに当たり、完全には開放しきらない状況が抑制される。ゆえに、電界コンデンサ140内の圧力が過度に上昇した際に、防爆弁142が完全には開放しきることができるので、防爆弁142が開放されたことを認識し易くすることが可能となる。なお、上述したように、基板ケース130は透過性を有するので、基板ケース130の外部から防爆弁142を直接的に視認することができるようになっている。
【0050】
また、遊技機100では、基板ケース130の天面部132aのうち、電界コンデンサ140の天面部141と対向する部分には、防爆弁142の視認性を阻害する阻害部が設けられていない。例えば、後述する変形例に係る遊技機100Aのように、基板ケース130の天面部132aのうち、電界コンデンサ140の天面部141と対向する部分に、貫通孔(後述する
図9の貫通孔132bを参照)が放熱孔として設けられる場合がある。この場合、当該貫通孔は、防爆弁142の視認性を阻害する阻害部に相当し得る。一方、
図8の例では、基板ケース130の天面部132aのうち、電界コンデンサ140の天面部141と対向する部分には、このような貫通孔等の阻害部が設けられていない。それにより、防爆弁142が開放されたことをより認識し易くするできる。なお、阻害部としては、貫通孔以外に、例えば、凹凸部や透過性を有しない非透過部等が挙げられる。
【0051】
また、遊技機100では、離隔距離D5は、電界コンデンサ140の天面部141の直径D4よりも短い。それにより、基板ケース130を小型化することができる。なお、離隔距離D5は、電界コンデンサ140の天面部141の直径D4と略一致していてもよく、直径D4よりも長くてもよい。
【0052】
ただし、離隔距離D5は、直径D4より短いか否かによらず、基板ケース130に収容される防爆弁142が完全に開放しきることが実現されるような長さとなっている。例えば、基板ケース130に収容される電界コンデンサ140が複数存在する場合、いずれの電界コンデンサ140の防爆弁142が開放しても、防爆弁142が基板ケース130の天面部132aに当たらないように、離隔距離D5が設定されている。
【0053】
なお、電界コンデンサ140は、基板ケース130内に収容され、基板ケース130の外部から触れられないようになっている電子部品のうち、最も高い(つまり、枠制御基板CB2と基板ケース130の天面部132aとの対向方向の長さが最も長い)電子部品である。ゆえに、電界コンデンサ140の天面部141の直径D4に基づいて離隔距離D5を設定すれば、いずれの電子部品も適切に収容されるような十分な広さの空間が基板ケース130内に確保される。
【0054】
図9は、変形例に係る遊技機100Aの枠制御基板CB2用の基板ケース130の構成を示す断面図である。具体的には、
図9は、変形例に係る遊技機100Aにおける
図7と対応する断面を示す。
【0055】
遊技機100Aでは、上述した遊技機100と比較して、基板ケース130の天面部132aのうち、電界コンデンサ140の天面部141と対向する部分に貫通孔132bが設けられている点が異なる。基板ケース130の内部と外部とは、貫通孔132bによって連通している。それにより、基板ケース130内の枠制御基板CB2から発せられた熱が貫通孔132bを介して外部に放熱される。このように、貫通孔132bは、放熱孔として機能する。
【0056】
上述したように、遊技機100Aでは、複数種類のネジが使用されている。遊技機100Aで使用されるネジは、落下して基板ケース130の貫通孔132bに挿入される可能性がある。
図9では、基板ケース130の貫通孔132bにネジ150が挿入されている様子が示されている。ネジ150のネジ部151の直径は、貫通孔132bの直径より小さい。ゆえに、ネジ150のネジ部151が貫通孔132bに挿入される可能性がある。つまり、
図9中のネジ150は、遊技機100Aで使用されているネジのうち貫通孔132bに挿入可能なネジに相当する。なお、ネジ部151は、ネジ150のうちネジ頭以外の部分であり、ネジ頭の直径よりも小さな直径を有し、外周部に雄ねじが形成されている部分である。
【0057】
ここで、遊技機100Aでは、電界コンデンサ140の天面部141と基板ケース130の天面部132aとの離隔距離D5が、ネジ150のネジ部151の長さよりも長い。具体的には、ネジ150は、遊技機100Aで使用されており貫通孔132bに挿入可能なネジのうちネジ部151の長さが最も長いネジである。離隔距離D5は、このようなネジ150のネジ部151の長さよりも長い。それにより、仮に基板ケース130の貫通孔132bにネジ150が挿入されてしまった場合であっても、ネジ150のネジ部151は電界コンデンサ140の天面部141には届かないので、天面部141に形成された防爆弁142の開放が妨げられることが抑制される。
【0058】
なお、遊技機100Aで使用されているネジが貫通孔132bを通過して基板ケース130内に侵入することを抑制するために、貫通孔132bの直径は、遊技機100Aで使用されているネジのうちいずれの種類のネジのネジ頭の直径よりも小さいことが好ましい。
【0059】
なお、上述したように、基板ケース130は、電界コンデンサ140が設けられている基板を収容する基板ケースの一例であり、枠制御基板CB2以外の基板を収容する基板ケースであってもよい。つまり、防爆弁142が開放されたことを認識し易くすることを可能とするための上述した工夫を、枠制御基板CB2以外の基板(例えば、主制御基板、払出制御基板または副制御基板)を収容する基板ケースに対して適用してもよい。その場合においても、上記と同様の効果が奏される。
【0060】
続いて、遊技球の球つまりを抑制することを可能とするための工夫について、
図10~
図12を参照して説明する。
図10~
図12は、遊技機100を正面側から見た場合における部分拡大図である。
【0061】
図10~
図12に示すように、遊技機100には、球戻り防止機構200が設けられる。球戻り防止機構200は、遊技領域160に発射された遊技球PBが不図示の発射機構に向かって戻ることを防止するための機構である。以下、レール170aを内レール170aとも呼び、レール170bを外レール170bとも呼ぶ。
【0062】
内レール170aと外レール170bとの間には、案内領域R11が形成される。案内領域R11では、不図示の発射機構により発射された遊技球PBが遊技領域160に案内される。球戻り防止機構200は、遊技球PBが遊技領域160から案内領域R11に戻ることを防止する。球戻り防止機構200は、変位可能な変位部材202を有する。
【0063】
変位部材202は、外レール170bと対向する側面部202aと、側面部202aの先端側の先端部202bとを有する。変位部材202は、第1状態と、第2状態と、第3状態とに変位可能である。以下では、変位部材202の第1状態、第2状態および第3状態を、球戻り防止機構200の第1状態、第2状態および第3状態とも呼ぶ。
図10は、第1状態の球戻り防止機構200を示す部分拡大図である。
図11は、第2状態の球戻り防止機構200を示す部分拡大図である。
図12は、第3状態の球戻り防止機構200を示す部分拡大図である。
【0064】
例えば、変位部材202は、
図10~
図12に示すように、当該変位部材202の下端を中心に回動可能である。無負荷時において、変位部材202は付勢部材により付勢されることによって
図10に示す第1状態に維持される。例えば、第1状態では、変位部材202は、付勢部材により付勢され、不図示のストッパに押し付けられることによって、
図10の姿勢に保持されている。変位部材202は、付勢部材により
図10中の反時計回りに付勢されている。不図示の発射機構により発射された遊技球PBは、付勢部材による付勢力に抗して、変位部材202を押し動かして遊技領域160まで移動できる。
【0065】
図10に示すように、第1状態では、変位部材202の先端部202bから外レール170bまでの距離である特定距離D11が、遊技球PBの直径よりも短くなっている。ゆえに、第1状態では、遊技領域160から案内領域R11に戻ろうとする遊技球PBは、変位部材202により遮られ、案内領域R11に進入できない。具体的には、第1状態において、変位部材202の側面部202aと外レール170bとの成す角は鋭角になっている。ゆえに、変位部材202に遊技領域160側から衝突した遊技球PBは、外レール170bから遠ざかる方向に弾かれ、遊技領域160側に適切に戻される。第1状態は、後述するように、特定距離D11が、第2状態よりも短い状態である。
【0066】
図11に示すように、第2状態では、特定距離D11が、遊技球PBの直径と同程度、または、遊技球PBの直径よりも長くなっている。第2状態は、不図示の発射機構により発射された遊技球PBが変位部材202を押し動かし、変位部材202を超えて移動した状態である。第2状態では、案内領域R11から遊技領域160に遊技球PBが案内される。第2状態は、特定距離D11が、第1状態よりも長い状態である。なお、遊技球PBが変位部材202を超えて案内領域R11から遊技領域160に移動した後において、球戻り防止機構200は、第2状態から第1状態に戻る。それにより、遊技領域160から案内領域R11に遊技球PBが戻ることが抑制される。
【0067】
図12に示す第1遊技球PB1は、案内領域R11から遊技領域160に案内される遊技球PBである。
図12に示す第2遊技球PB2は、遊技領域160から案内領域R11に戻ろうとする遊技球PBである。
図12に示すように、第3状態は、第1遊技球PB1よりも先に発射された第2遊技球PB2が変位部材202まで戻ったタイミングと、第1遊技球PB1が変位部材202に到達するタイミングとが一致し、第1遊技球PB1と第2遊技球PB2とが衝突している状態である。第3状態では、第1遊技球PB1は、変位部材202の側面部202a、外レール170b、および、第2遊技球PB2と接している。また、第2遊技球PB2は、変位部材202の先端部202b、外レール170b、および、第1遊技球PB1と接している。それにより、特定距離D11が、第1状態より長く第2状態より短く、かつ、第2遊技球PB2の最下点P11から外レール170bまでの距離D12より短くなっている。
【0068】
上記のように、球戻り防止機構200が第3状態となることによって、第1遊技球PB1と第2遊技球PB2との衝突後に、第2遊技球PB2が、案内領域R11に戻ろうとしても、変位部材202の先端部202bに遊技領域160側から接触することになる。そのため、変位部材202は、遊技領域160側から案内領域R11側に向かう接触力を付与されて反時計回りに回動する可能性が高くなる。したがって、変位部材202は、第2遊技球PB2が案内領域R11に戻ることを困難とすることができる。その結果、
図12のように第1遊技球PB1と第2遊技球PB2との衝突時でも、第2遊技球PB2が案内領域R11に戻ることを抑制できる。つまり、遊技球PBが2球連続して案内領域R11に戻ることを抑制でき、案内領域R11や発射装置内で遊技球PBが球つまりを起こすことを抑制することができる。
【0069】
上記では、基板ケース内へのネジの混入を抑制しつつ、基板の放熱性を確保することを可能とするための工夫と、防爆弁142が開放されたことを認識し易くすることを可能とするための工夫と、遊技球PBの球つまりを抑制することを可能とするための工夫とをそれぞれ説明した。ただし、遊技機100、100Aにおいて、上記の複数種類の工夫のうち、全種類の工夫が施されてもよく、一部の工夫のみが施されてもよい。
【0070】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる実施例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0071】
例えば、上記の各実施形態では、パチンコ機(つまり、遊技球を用いる所謂弾球遊技機)に各発明を適用する例について説明した。ただし、上記の各実施形態におけるパチンコ機(所謂弾球遊技機)が、遊技球を封入循環式にして遊技者が遊技球に触れることなく遊技を進行することができる管理遊技機に置き換えられてもよい。つまり、このような管理遊技機に本発明を適用してもよい。また、上記の各実施形態におけるパチンコ機(所謂弾球遊技機)が、スロットマシン(つまり、遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数を設定し、スタートレバーの操作によりリールを回転させ、回転するリールをストップボタンによる停止操作により停止させ、リールが停止したときの図柄の種類や図柄の組み合わせにより入賞が発生可能な回胴式遊技機)に置き換えられてもよい。つまり、スロットマシンに本発明を適用してもよい。また、上記の各実施形態におけるパチンコ機(所謂弾球遊技機)が、実物のメダルの代わりに電子的な遊技価値として電子化メダルが用いられ、スロットマシンの遊技性を維持しつつ、実物のメダルの介在なしに遊技を進行することができるメダルレス遊技機に置き換えられてもよい。つまり、このようなメダルレス遊技機に本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0072】
100 遊技機
110 基板ケース
111 第1貫通孔
111a 第1貫通孔
111b 第1貫通孔
120 カバー部材
121 第2貫通孔
CB1 副制御基板(基板)