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▶ テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッドの特許一覧

特許7407928ファイルコメント、コメント閲覧方法、装置、コンピュータ機器及びコンピュータプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-21
(45)【発行日】2024-01-04
(54)【発明の名称】ファイルコメント、コメント閲覧方法、装置、コンピュータ機器及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/169 20200101AFI20231222BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20231222BHJP
【FI】
G06F40/169
H04L51/04
【請求項の数】 30
(21)【出願番号】P 2022526719
(86)(22)【出願日】2020-10-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-01-30
(86)【国際出願番号】 CN2020122703
(87)【国際公開番号】W WO2021164288
(87)【国際公開日】2021-08-26
【審査請求日】2022-06-01
(31)【優先権主張番号】202010109009.1
(32)【優先日】2020-02-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ホ,フェン
(72)【発明者】
【氏名】スン,シュエジュン
(72)【発明者】
【氏名】リィウ,リチアン
(72)【発明者】
【氏名】ホ,ダン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジンホォイ
【審査官】成瀬 博之
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-153110(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0028806(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 40/00-40/197
G06F 3/048-3/04895
H04L 51/00-67/75
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ機器が実行するファイルコメント方法であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ステップと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップと、
前記ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページであり、前記会話ページには、コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、ステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示する前記ステップは、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するステップと、
前記コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示する前記ステップは、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するステップと、
前記コメントコントロールに対するトリガー操作に基づいて、前記ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
コメント内容編集ページには、コメント内容編集領域が含まれ、前記コメント内容編集領域には、コメント編集コントロールが含まれ、
前記コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示する前記ステップは、
前記コメント内容編集領域のコメント編集コントロールに対するトリガー操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記コメント編集コントロールには、コメント編集サブコントロール、及びコメント確認サブコントロールが含まれ、
前記コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示する前記ステップは、
前記コメント編集コントロール内のコメント編集サブコントロールに対する編集操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップを含み、
前記ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示する前記ステップは、
前記コメント確認サブコントロールに対するトリガー操作を検出すると、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると決定し、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示する前記ステップは、
ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、前記ターゲット内容のコメントマーク及び会話表示コントロールが含まれる、ステップと、
前記会話表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを切り替え表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記コメント内容には、指定メッセージ受信識別子及びコメント編集内容が含まれ、
前記コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示する前記ステップは、
前記コメント編集コントロールにおけるターゲットオブジェクトに対する指定操作に基づいて、前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子を表示するステップと、
前記コメント編集コントロールにおける内容編集操作に基づいて、前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子に対応する前記ターゲット内容に対するコメント編集内容を表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項2~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示する前記ステップは、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトのファイルリストページを表示するステップであって、前記ファイルリストページには、少なくとも1つのファイルのファイル識別子が含まれる、ステップと、
ターゲットファイル識別子に対する決定操作に基づいて、前記ターゲットファイル識別子に対応するファイル内容ページを表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示する前記ステップは、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページには、会話においてオブジェクトから送信されるターゲットファイルのファイルメッセージが含まれる、ステップと、
ファイルメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
コンピュータ機器が実行する、請求項1に記載のファイルコメント方法でコメントしたコメント内容を閲覧するコメント閲覧方法であって、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページであり、前記会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、前記第1コメントメッセージには、ターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる、ステップと、
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するステップであって、前記第1ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、前記第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び前記第1コメントオブジェクトが含まれる、ステップと、を含む方法。
【請求項11】
前記第1ファイル内容ページには、少なくとも1つの第2ターゲット内容のコメントマークがさらに含まれ、
当該方法は、
第2ターゲット内容のコメントマークに対する閲覧操作を検出すると、第2ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップであって、前記第2ターゲット内容に対するコメント内容には、第2ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容、及び第2ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容のうちの少なくとも一方を含む、ステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第1ファイル内容ページには、第1ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容がさらに含まれ、
当該方法は、
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ターゲット内容に対する第2コメントオブジェクトのコメント内容及び第2コメントオブジェクトを前記第1ファイル内容ページに表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1ファイル内容ページには、全コメント表示コントロールが含まれ、
当該方法は、
前記全コメント表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、すべてのターゲット内容に対するすべてのコメントオブジェクトのコメント内容を第1ファイル内容ページに表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項14】
当該方法は、
前記第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記コメント情報には、コメント内容、及びコメントオブジェクトが含まれ、
前記第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルのコメント情報を非表示にする前記ステップは、
前記第1ファイル内容ページに対するコメント内容非表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルに対するコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にするステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記コメント情報には、コメントマークが含まれ、
前記第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルのコメント情報を非表示にする前記ステップは、
前記第1ファイル内容ページに対する選択操作を検出すると、コメントマーク非表示コントロールを表示するステップと、
前記コメントマーク非表示コントロールに対するトリガー操作に基づいて、前記ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするステップと、を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第1ファイル内容ページには、全マーク非表示コントロールが含まれ、前記コメント情報には、コメントマークが含まれ、
前記第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルのコメント情報を非表示にする前記ステップは、
前記全マーク非表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、前記ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項18】
当該方法は、
前記第1ファイル内容ページに基づくコメント表示操作を検出すると、前記ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記ターゲットファイルのファイル内容には、第1ファイル内容及び第2ファイル内容が含まれ、前記第1ファイル内容ページには、ページ切り替えコントロールが含まれ、
当該方法は、
ページ切り替えコントロールに基づく切り替え操作を検出すると、第2ファイル内容ページを切り替え表示するステップであって、前記第2ファイル内容ページには、ターゲットファイルの第2ファイル内容、第2ファイル内容のターゲット内容のコメントマーク、及び少なくとも1つのターゲット内容のコメントマークに対応するコメント内容が含まれる、ステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示する前記ステップは、
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作に基づいて、初期ファイルを決定するステップと、
前記初期ファイルのコメント情報を取得するステップであって、前記コメント情報には、位置情報、コメントオブジェクト情報及びコメント内容情報が含まれる、ステップと、
前記位置情報に基づいて、前記初期ファイルのターゲット内容を決定するステップと、
前記初期ファイルのファイル内容に前記ターゲット内容のコメントマーク、ターゲット内容に対するコメント内容及びコメントオブジェクトを追加し、ターゲットファイルを得るステップと、
第1ファイル内容ページを表示するステップであって、前記第1ファイル内容ページには、前記ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ステップと、を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項21】
コンピュータ機器が実行するファイルコメント方法であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ステップと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するステップと、
前記コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページである、ステップと、
前記会話ページにおける前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記会話ページに表示するステップと、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するステップであって、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、ステップと、を含む方法。
【請求項22】
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加する前記ステップは、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、前記ターゲット内容のコメントマーク及び会話表示コントロールが含まれる、ステップと、
前記会話表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを切り替え表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するステップであって、前記会話ページのメッセージ表示領域には、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを含む、ステップと、を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コメント内容には、指定メッセージ受信識別子及びコメント編集内容が含まれ、
当該方法は、
前記会話ページの内容編集領域におけるターゲットオブジェクトに対する指定操作に基づいて、前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子を表示するステップと、
前記内容編集領域における前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記内容編集領域に表示するステップであって、前記編集されたコメント内容には、前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子に対応する前記ターゲット内容に対するコメント内容である、ステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示する前記ステップは、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトのファイルリストページを表示するステップであって、前記ファイルリストページには、少なくとも1つのファイルのファイル識別子が含まれる、ステップと、
ターゲットファイル識別子に対する決定操作に基づいて、前記ターゲットファイル識別子に対応するファイル内容ページを表示するステップと、を含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示する前記ステップは、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページには、会話においてオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するファイルメッセージが含まれる、ステップと、
ファイルメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ステップと、を含む請求項21に記載の方法。
【請求項26】
ファイルコメント装置であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成されるファイル内容表示モジュールであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、ファイル内容表示モジュールと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成されるコメント内容表示モジュールと、
ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成されるコメントメッセージ表示モジュールであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページであり、前記会話ページには、コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、コメントメッセージ表示モジュールと、を備えるファイルコメント装置。
【請求項27】
請求項26に記載のファイルコメント装置でコメントしたコメント内容を閲覧するためのコメント閲覧装置であって、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示するように構成される会話ページ表示モジュールであって、前記会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、前記第1コメントメッセージには、ターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる、会話ページ表示モジュールと、
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するように構成される第1コメント表示モジュールであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページであり、前記第1ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、前記第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び前記第1コメントオブジェクトが含まれる、第1コメント表示モジュールと、を備えるコメント閲覧装置。
【請求項28】
ファイルコメント装置であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成される内容表示モジュールであって、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれる、内容表示モジュールと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するように構成されるコントロール表示モジュールと、
前記コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成される会話表示モジュールであって、前記会話ページは、前記インスタントメッセージングクライアントにおいて、オブジェクト間の交流に用いられる会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページである、会話表示モジュールと、
前記会話ページにおける前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記会話ページに表示するように構成されるコメント表示モジュールと、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するように構成されるメッセージ表示モジュールであって、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、メッセージ表示モジュールと、を備えるファイルコメント装置。
【請求項29】
プロセッサとメモリとを備えるコンピュータ機器であって、
前記メモリにコンピュータ読取可能命令が記憶されており、
前記コンピュータ読取可能命令は、前記プロセッサにより実行されると、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法のステップを前記プロセッサに実行させるコンピュータ機器。
【請求項30】
コンピュータに、請求項1~25のいずれか一項に記載の方法のステップを実行させるように構成されるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年02月21日に中国特許庁に提出した、出願番号が2020101090091、発明の名称が「ファイルコメント、閲覧方法」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容が参照により本願に組み込まれている。
【0002】
本願はインターネットの技術分野に関し、具体的には、ファイルコメント、コメント閲覧方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、ファイル内容におけるターゲット内容についてコメントすることは、見方を伝えて効率を向上させるための操作であり、インスタントメッセージング技術に基づくインターネット通信シーンでは、ファイルの内容に対するコメントを受信側に送信する際に、コメントを含むファイルを受信側に送信する必要があり、ファイル内に複数のコメントが含まれ、各コメントがファイル内容における1つのターゲット内容に対応すると、受信側は、複数のターゲット内容からターゲット閲覧内容に対応するコメントを決定するために一定の時間を必要とする。
【0004】
従来技術の研究及び実践を行ったところ、本願の発明者は、従来技術にコメント効率が低いという欠陥があることを見出した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の各実施例によれば、ファイルコメント、コメント閲覧方法、装置、コンピュータ機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は、コンピュータ機器が実行するファイルコメント方法であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む、ステップと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップと、
前記ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページには、コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、ステップと、を含むファイルコメント方法を提供する。
【0007】
本願の実施例は、コンピュータ機器が実行するコメント閲覧方法であって、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示するステップであって、前記会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、前記第1コメントメッセージには、ターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる、ステップと、
前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するステップであって、前記第1ファイル内容ページは、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、前記第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び前記第1コメントオブジェクトを含む、ステップと、を含むコメント閲覧方法を提供する。
【0008】
本願の実施例は、コンピュータ機器が実行するファイルコメント方法であって、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む、ステップと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するステップと、
前記コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップと、
前記会話ページにおける前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記会話ページに表示するステップと、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するステップであって、前記コメントメッセージは前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子を含む、ステップと、を含むファイルコメント方法を提供する。
【0009】
これに対応して、本願の実施例は、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成され、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含むファイル内容表示モジュールと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、前記ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成されるコメント内容表示モジュールと、
ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成され、前記会話ページには、コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、前記コメントメッセージには、前記ターゲット内容、前記コメント内容、前記ターゲットファイルのファイル識別子が含まれる、コメントメッセージ表示モジュールと、を備えるファイルコメント装置を提供する。
【0010】
これに対応して、本願の実施例は、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示するように構成され、前記会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、前記第1コメントメッセージには、ターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる、会話ページ表示モジュールと、
前記コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するように構成され、前記第1ファイル内容ページは、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、前記第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び前記第1コメントオブジェクトを含む第1コメント表示モジュールと、を備えるコメント閲覧装置を提供する。
【0011】
これに対応して、本願の実施例は、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成され、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む内容表示モジュールと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するように構成されるコントロール表示モジュールと、
前記コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成される会話表示モジュールと、
前記会話ページにおける前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記会話ページに表示するように構成されるコメント表示モジュールと、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するように構成され、前記コメントメッセージは前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子を含むメッセージ表示モジュールと、を備えるファイルコメント装置を提供する。
【0012】
これに対応して、本願の実施例は、プロセッサとメモリとを備え、前記メモリにコンピュータ読取可能命令が記憶されており、前記コンピュータ読取可能命令は、前記プロセッサにより実行されると、上記ファイルコメント方法及びコメント閲覧方法を前記プロセッサに実行させるコンピュータ機器をさらに提供する。
【0013】
これに対応して、本願の実施例は、コンピュータ読取可能命令が記憶されており、前記コンピュータ読取可能命令は、1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、上記ファイルコメント方法及びコメント閲覧方法を前記プロセッサに実行させる1つ又は複数の不揮発性記憶媒体をさらに提供する。
【0014】
本願の1つ又は複数の実施例の詳細は以下の図面及び説明に記載されている。本願の他の特徴及び利点は明細書、図面及び特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本願の実施例の技術的手段をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかなように、以下の説明における図面は単に本願のいくつかの実施例を示すものであり、当業者であれば、創造的な労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を想到し得る。
図1】本願の実施例に係るファイルコメント、閲覧方法のシーン模式図である。
図2】本願の実施例に係るファイルコメント方法の模式的フローチャートである。
図3】本願の実施例に係るファイルコメント方法のページ操作の模式図である。
図4】本願の実施例に係るファイルコメント方法の一部のページ操作の模式図である。
図5】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図6】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図7】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図8】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図9】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図10】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図11】本願の実施例に係るファイルコメント方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図12】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の模式的フローチャートである。
図13】本願の実施例に係るコメント閲覧方法のページ操作の模式図である。
図14】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の一部のページ操作の模式図である。
図15】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図16】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図17】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図18】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図19】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図20】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図21】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図22】本願の実施例に係るコメント閲覧方法の別の部分のページ操作の模式図である。
図23】本願の実施例に係るコメント方法の模式的フローチャートである。
図24】本願の実施例に係るコメント方法のページ操作の例を示す図である。
図25】本願の実施例に係るコメント方法のページ操作の別の例を示す図である。
図26】本願の実施例に係るコメント方法のページ操作の別の例を示す図である。
図27】本願の実施例に係るコメント方法のページ操作の別の例を示す図である。
図28】本願の実施例に係るコメント方法の部分プロセスの例を示す図である。
図29】本願の実施例に係るファイルコメント装置の構造模式図である。
図30】本願の実施例に係るファイルコメント装置の別の構造模式図である。
図31】本願の実施例に係るコメント閲覧装置の別の構造模式図である。
図32】本願の実施例に係るコメント閲覧装置の構造模式図である。
図33】本願の実施例に係るコメント閲覧装置の別の構造模式図である。
図34】本願の実施例に係るコメント閲覧装置の別の構造模式図である。
図35】本願の実施例に係るコメント閲覧装置の別の構造模式図である。
図36】本願の実施例に係るコンピュータ機器の構造模式図である。
図37】本願の実施例に係る分散型システム110がブロックチェーンシステムに適用される1つの選択可能な構造模式図である。
図38】本願の実施例に係るブロック構造の1つの選択可能な模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら本願の実施例の技術的手段を明確かつ完全に説明するが、明らかなように、説明される実施例は単に本願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をせずに得られる他の実施例はすべて本願の保護範囲に属する。
【0017】
本願の実施例はファイルコメント方法、コメント閲覧方法を提供する。具体的には、本願の実施例は第1コメント装置及び第2コメント装置に集積されてもよく、第1コメント装置は第1コンピュータ機器に集積されてもよく、該第1コンピュータ機器は端末、又はサーバなどの電子機器であってもよく、端末はスマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、及びパーソナルコンピュータなどの電子機器であってもよく、サーバは1台のサーバであってもよく、サーバクラスターであってもよい。
【0018】
第2コメント装置は第2コンピュータ機器に集積されてもよく、第2コンピュータ機器は端末、又はサーバなどの電子機器であってもよく、端末はスマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、及びパーソナルコンピュータなどの電子機器であってもよく、サーバは1台のサーバであってもよく、サーバクラスターであってもよい。ここで、サーバはウェブページサーバ、アプリケーションプログラムサーバ、及びデータサーバなどであってもよい。
【0019】
以下、本願の実施例は、第1コンピュータ機器が端末、第2コンピュータ機器がサーバであることを例として、ファイルコメント、コメント閲覧方法を説明する。
【0020】
図1に示すように、本願の実施例の技術的手段では、端末とサーバは対話を行い、本実施例はコメント、閲覧システム(以下、コメントシステムと呼ばれる)を説明し、端末10に集積された第1コメント装置とサーバ20に集積された第2コメント装置を例として展開することができる。
【0021】
具体的には、端末10における第1コメント装置は、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示し、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれるようにしてもよい。
【0022】
例えば、端末10は、インスタントメッセージングソフトウェアのファイル内容ページに「A.doc」のファイル内容を表示してもよい。コメントオブジェクトである小一は、ファイル内容における「首屈一只」をターゲット内容として選定し、ターゲット内容に対してコメントを付けてもよく、コメント内容は「誤字」であってもよい。ターゲット内容に対する小一によるコメント操作が完了すると、インスタントメッセージングソフトウェアの会話ページに小一からのコメントメッセージを表示してもよく、コメントメッセージは、ターゲット内容として「首屈一只」、コメント内容として「誤字」、及びターゲットファイルのファイル識別子として「A.doc」を含んでもよい。
【0023】
サーバ20は、異なる適用シーンにおける端末のニーズに基づいて端末にファイル内容を送信してもよい。端末でのコメント操作が完了すると、サーバは、端末が送信するコメント関連データ、例えばコメント内容、ターゲット内容、及びコメントオブジェクトなどを受信してもよく、サーバはさらにコメント関連データを端末の会話ページに送信してもよく、このとき、コメント関連データはコメントメッセージの形式で会話ページに表示されてもよい。
【0024】
例えば、サーバ20はインスタントメッセージングソフトウェアに「A.doc」のファイル内容を送信し、コメントオブジェクトである小一は、ターゲット内容である「首屈一只」に対してコメント内容として「誤字」を付け、サーバ20は、端末が送信する小一、「首屈一只」、及び「誤字」などを含むコメント関連データを受信してもよく、サーバはさらにコメント関連データを端末に送信してもよく、それにより端末はコメントメッセージの形式で会話ページに表示してもよい。
【0025】
具体的には、端末10における第1コメント装置はさらに、インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージにはターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれ、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトを含むようにしてもよい。
【0026】
例えば、端末10は、インスタントメッセージングソフトウェアの会話ページに、小一からの第1コメントメッセージを表示してもよく、第1コメントメッセージは、ターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する小一のコメント内容を含んでもよく、ターゲット内容は「首屈一只」であってもよく、コメント内容は「誤字」であってもよい。端末10は、小二による第1コメントメッセージの閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページにターゲットファイルのファイル内容、ターゲット内容「首屈一只」のコメントマーク(コメントマークは「首屈一只」に対する強調処理、例えば、フォントサイズ拡大、又はハイライト表示などであってもよい)、「誤字」及び小一を表示してもよい。
【0027】
サーバ20は、第1コメントメッセージに対する閲覧操作に基づいて初期ファイルを決定し、初期ファイルのコメント情報を取得し、コメント情報には位置情報、コメントオブジェクト情報及びコメント内容情報が含まれ、位置情報に基づいて初期ファイルのターゲット内容を決定し、初期ファイルのファイル内容にターゲット内容のコメントマーク、ターゲット内容に対するコメント内容及びコメントオブジェクトを追加することで、ターゲットファイルを得て、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれるようにしてもよい。
【0028】
例えば、小一が送信する第1コメントメッセージに対する閲覧リクエストを端末から受信すると、サーバ20は、第1コメント閲覧メッセージが所属する初期ファイル「A.doc」を確認し、第1コメントメッセージに含まれる位置情報(例えば、12-15)、コメントオブジェクト情報(例えば、小一)及びコメント内容情報(例えば、「誤字」)を取得し、12-15に応じてターゲット内容が「首屈一只」であると決定し、「首屈一只」のファイル識別子、小一、及び「誤字」を初期ファイルの対応する箇所に追加することで、ターゲットファイルを得て、さらに端末に該ターゲットファイルを送信するようにしてもよく、それにより端末はこのターゲットファイルのファイル内容をファイル内容ページに表示してもよい。
【0029】
以下、それぞれ詳細な説明を行う。なお、以下の実施例の説明順序は実施例の好ましい順序を限定するものではない。
【0030】
本願の実施例はファイルコメント方法を提供する。該方法は、プロセッサを搭載することで演算能力を有する端末に集積して実行されてもよく、図2に示すように、ファイルコメント方法の具体的なプロセスは以下の通りである。
【0031】
201.インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0032】
本願の実施例におけるファイルは、コンピュータ機器(例えば、端末又はサーバなど)に保存される仮想ファイルであってもよく、このファイルは一定の情報量を含み、情報量に基づいてコンピュータ機器において一定の記憶空間を占有してもよい。ファイルのタイプは様々存在するため、ファイルの識別子に応じてファイルのタイプを決定できる。具体的には、ファイルは、例えば、TXT識別子を含む電子書籍ファイル、HTML識別子を含むデータファイルなどの文字ファイルであってもよく、ファイルは、例えばPNG識別子を含むスクリーンショットファイルなどの画像ファイルであってもよく、ファイルはさらに、例えばM4A識別子を含む歌曲ファイル、又はTS識別子を含むビデオファイルなどのオーディオ・ビデオファイルであってもよい。
【0033】
ファイルを保存するコンピュータ機器が異なることによって、ファイルを取得する時のファイル識別子の表現形式も異なる。ファイルが端末のローカルに記憶されるとき、端末に予めインストールされたソフトウェアによってファイルを開く操作を直接行うようにしてもよい。この方式はコンピュータ機器に予めインストールされたソフトウェアに依存し、常用のファイルの場合、ファイルを開く操作を簡単かつ迅速に行うことができる。例えば、インスタントメッセージングクライアントはファイルを開き、ファイルのファイル内容に対して閲覧操作を実行するようにしてもよい。
【0034】
ファイルがサーバに記憶されると、端末は、リクエストメッセージを送信する方式でサーバにおけるファイルを取得し、ファイルのファイル内容を閲覧するようにしてもよい。この方式は、端末の記憶圧力を軽減させ、端末の記憶空間を節約することができ、ファイル内容を閲覧する必要があるときにリクエストメッセージの形式によってファイルに対して閲覧操作を実行する。例えば、インスタントメッセージングクライアントは、ネットワークアドレスを開き、サーバに記憶されるファイル内容を閲覧するようにしてもよい。
【0035】
ここで、ファイル内容ページにはファイル内容を表示してもよく、ファイル内容のタイプは文字、画像、又はオーディオ・ビデオなどであってもよく、1つのファイルのファイル内容タイプは、例えば、文字のみのファイルのような単一のタイプであってもよく、例えば、ビデオ及び文字を含むファイルのような2種以上のタイプであってもよい。ファイル内容ページにファイル内容を表示するときに、異なるタイプに応じて表示方式を調整でき、ファイル内容を画面分割表示してもよく、ユーザーの拡大、ジャンプなどの操作に基づいてファイル内容ページに現在表示しているファイル内容を調整してもよい。例えば、ファイル内容ページに画像を表示すると、ユーザーによる該画像の拡大表示操作に基づいて、ファイル内容ページに該画像の局所拡大領域を表示してもよい。
【0036】
ここで、ターゲットファイルはファイル内容ページに表示されるファイルであり、ターゲットファイルのファイル内容はターゲットファイルに含まれるすべて又は一部の情報量であってもよい。例えば、ターゲットファイルがネットワークアドレスによって開かれるとき、ファイル内容は該ネットワークアドレスに対応するファイルのファイル内容であってもよく、このファイルの属性情報であってもよく、このファイルに対する、又はファイル内容に対するコメントなどであってもよい。ここで、ターゲットファイルのファイル内容の表現形式が複数種であると、ファイル内容は該ターゲットファイルの1種の又は複数種の表現形式であってもよい。例えば、ターゲットファイルがオーディオファイルであるとき、該オーディオファイルに対応するファイル内容はオーディオを含んでもよく、オーディオ及び該オーディオにおける文字情報を含んでもよく、オーディオの波形などを含んでもよい。
【0037】
例えば、図3に示すように、ターゲットファイルのファイル識別子は「技術的手段B.doc」(図中において「.doc」を非表示にする)であり、ファイル内容ページにターゲットファイルの一部のファイル内容が表示されており、テキスト及び画像を含み、画像は「画像B3」及び「画像B4」であり、テキストは「特許技術開示書 技術背景 本手段の技術背景及び従来の技術的解決手段はプレゼンテーションオーディオB2.mp3をご参照ください。ご不明な点がございましたら、開示書の執筆者の小一までお問い合わせください。連絡先については、ドキュメントの下部をご参照ください。技術ポイント 本手段の技術ポイント及び詳細な技術的手段はプレゼンテーションビデオB1.mp4をご参照ください。ご不明な点がございましたら、開示書の執筆者の小一までお問い合わせください。連絡先については、ドキュメントの下部をご参照ください。画像B3は本手段の全体的なフローチャートであり、画像B4は」である。
【0038】
一実施例では、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含むステップの前に、方法は、インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトのファイルリストページを表示するステップであって、ファイルリストページは少なくとも1つのファイルのファイル識別子を含む、ステップと、ターゲットファイル識別子の決定操作に基づいて、ターゲットファイル識別子に対応するファイル内容ページを表示するステップと、を含んでもよい。
【0039】
ここで、コメントオブジェクトは、コメント操作を行う主体であってもよい。具体的には、コメントオブジェクトは、実際の適用シーンにおけるユーザーであってもよく、シミュレートシーンにおけるテストプログラム、インテリジェント機器、又はテストスタッフなどであってもよい。例えば、内部ベータ版のインスタントアプリケーションに対してテストエンジニアがテスト機器を用いて自動テストを行う。このとき、コメントオブジェクトはテスト機器である。
【0040】
ここで、ファイルリストページは、少なくとも1つのファイルのファイル識別子を含むページであってもよい。ファイルリストページにファイル識別子を表示することで、コメントオブジェクトは、少なくとも1つのファイル識別子からターゲットファイル識別子を決定できる。ターゲットファイル識別子はターゲットファイルに対応する。
【0041】
本願の実施例では、コントロールの表現形式は様々であり、例えば、入力ボックス、アイコン、及びボタンなどが挙げられる。
【0042】
インスタントメッセージングクライアントに表示されるファイルリストページは複数のソースを有してもよい。コメントオブジェクトが会話シーンにある場合、ファイルリストページは、該会話の履歴メッセージにおけるファイルメッセージを統合して集中表示することで得られるものであってもよく、会話シーンにおける会話人数については制限がなく、少なくとも一人を含むグループであってもよく、1対1の個別会話であってもよい。ファイルメッセージの統合方式は様々であり、会話における補助コントロールによってファイルメッセージを統合してもよい。例えば、補助コントロールは検索コントロールであってもよく、キーワードを検索することによってすべての履歴メッセージを検索することで、履歴ファイルメッセージを得て、履歴ファイルメッセージを含むファイルリストページを表示する。補助コントロールはファイル表示コントロールであってもよく、ファイル表示コントロールをトリガーすることによって、履歴ファイルメッセージを得て、履歴ファイルメッセージを含むファイルリストページを表示するなどのようにしてもよい。
【0043】
ファイルリストページはファイルアップロード操作を実行する1つの中間ページであってもよく、インスタントメッセージングクライアントのアップロードコントロール(アップロードコントロールはクライアントの機能ページ、設定ページ、又は会話ページなどに設定されてもよい)によって、ファイルリストページを表示する。ファイルリストページは少なくとも1つのファイル識別子を含み、該ファイル識別子に対応するファイルは、インスタントメッセージングクライアントをインストールしたコンピュータ機器に記憶されているファイルであってもよく、コメントオブジェクト又は他のコメントオブジェクトにより記憶されているオンラインファイルであってもよく、該オンラインファイルは、クラウドに記憶されてもよく、サーバなどに記憶されてもよいなどである。
【0044】
ファイルリストページは、さらにインスタントメッセージングクライアントにおける他の機能コントロールをトリガーすることによって表示されてもよい。具体的には、コメントオブジェクトによる設定に基づいて得られたファイルリストであってもよく、この場合、該ファイルリストを表示できるコントロールをトリガーすると、ファイルリストページを表示できる。例えば、インスタントメッセージングクライアントにお気に入りコントロールが含まれてもよく、お気に入りコントロールをトリガーすると、コメントオブジェクトのお気に入り内容を表示でき、該お気に入り内容は様々なタイプのファイルを含んでもよい。エンターテインメント、ショッピング、及び学習などを含む機能コントロールをトリガーすることでファイルリストページを表示するようにしてもよい。例えば、読書機能コントロールをトリガーすると、複数の書籍ファイルを含むファイルリストページを表示でき、学習機能コントロールをトリガーすると、ビデオ、オーディオ、画像などの学習リソースを含むファイルリストページを表示できるなどのようにしてもよい。
【0045】
ターゲットファイル識別子に対する決定操作について、この決定操作はターゲットファイル識別子に対してシングルクリック、連続クリック、長押し、又はスライドなどの操作を行うことであってもよく、適用シーンの実際のニーズ及び設定次第であり、ここでは制限されない。
【0046】
例えば、図4に示すように、ファイルリストページはテキストファイル、ビデオファイル、及びオーディオファイルのファイル識別子を含み、テキストファイルのファイル識別子「技術的手段B.doc」に対する連続クリック操作に基づいて、該「技術的手段B.doc」をターゲットファイル識別子として確認し、ファイル内容ページに該「技術的手段B.doc」のファイル内容を表示する。
【0047】
一実施例では、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するステップであって、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含むステップの前に、方法は、インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトの会話ページを表示するステップであって、会話ページは会話においてオブジェクトが送信するターゲットファイルのファイルメッセージを含む、ステップと、ファイルメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含むステップと、を含んでもよい。
【0048】
ここで、ファイルメッセージは、会話においていずれかのオブジェクトが送信する、ファイル識別子を含むメッセージであってもよく、ファイル識別子はファイルに対応する。会話ページは、会話シーンにおけるオブジェクトがメッセージを送受信するためのページであってもよく、主にオブジェクト間の交流に用いられる。
【0049】
ファイルメッセージに対する閲覧操作について、この閲覧操作は、ファイルメッセージに対してシングルクリック、連続クリック、長押し、又はスライドなどの操作を行うことであってもよく、適用シーンの実際のニーズ及び設定次第であり、ここでは制限されない。
【0050】
会話ページに表示されるファイルメッセージによってターゲットファイルを直接決定し、ターゲットファイルのファイル内容を表示することで、会話においてファイル内容を表示する目的を簡単かつ迅速に実現でき、操作を簡素化し、操作効率を向上させる。
【0051】
例えば、図5に示すように、コメントオブジェクトである小二のインスタントメッセージングクライアントにおいて、「開開グループ」というグループの会話ページにファイルメッセージが表示されており、該ファイルメッセージは、オブジェクトである小一によって送信され、ファイル識別子が「技術的手段B.doc」である。ファイルメッセージに対する小二のクリック操作を検出すると、ファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページは「技術的手段B.doc」のファイル内容を含む。
【0052】
202.ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示する。
【0053】
ここで、ターゲット内容は、ユーザーがファイル内容から選択する、コメントしようとする内容を含み、ターゲット内容は、ファイル内容のサブセットであってもよい。コメント内容は、コメントオブジェクトがターゲット内容に対して付けたコメントを含み、ここで、コメント内容の形式については制限されず、テキスト、文字(少なくとも1つの単一文字を含む文字セット、文字セットとしてネットワークアドレス、絵文字が挙げられる)、スタンプ、画像(静止画像又は動的画像)、ショートビデオなどの形式であってもよく、クライアントの特性及び実際のシーンに応じて自ら設定できる。
【0054】
ここで、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作は、コメントオブジェクトが入力するものであってもよく、クライアントがコメント操作に基づいて自動的にトリガーするものなどであってもよい。
【0055】
コメント内容の表示は様々な表示方式を含んでもよい。例えば、ユーザーがファイル内容ページにおいてターゲット内容に対してコメントを行う過程で、クライアントは、ユーザーが選択して入力したコメント内容をファイル内容ページにリアルタイムに表示してもよく、ユーザーが他のターゲット内容に対してコメントしたコメント内容を表示してもよく、他のユーザーがターゲット内容に対してコメントしたコメント内容を表示してもよい。ユーザーに参考を提供するようにコメント済みのコメント内容を表示し、コメント済みのコメント内容は、ファイル内容ページに直接表示されてもよく、特定のコメント内容表示ページなどに表示されてもよい。
【0056】
ターゲット内容を選択してコメント操作を行うことで、ファイル内容に対してより適切にコメントを付けることができ、また、コメントオブジェクト及びコメントを閲覧する閲覧オブジェクトにとって、ターゲット内容にコメント操作を直接行うことで、コメント効率及び閲覧効率を大幅に向上させることができる。
【0057】
例えば、図3に示すように、コメントオブジェクトは「本手段」をターゲット内容として選択し、ターゲット内容に対してコメントを行い、コメント内容を「補足する必要があるか?」と表示する。
【0058】
一実施例では、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップは、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するステップと、コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップとを含んでもよい。
【0059】
選択操作は、オブジェクトの長押し、クリックなどの操作に基づいてターゲット内容を選択し、選択されたターゲット内容を区別表示することであってもよい。
【0060】
ここで、コメント編集コントロールは、ターゲット内容に対するコメント内容を編集及び確認し、編集中にコメント内容をリアルタイムに表示することで、編集したコメント内容を容易に閲覧及び変更できる。コメント編集コントロールにおけるコメント内容は、コメントオブジェクトが入力するものであってもよく、オートフィルなどの方式によるものであってもよい。
【0061】
コメント編集コントロールに対する編集操作について、編集操作は、例えば、文字入力、画像入力などの内容入力であってもよく、又は入力内容の変更、調整などであってもよく、編集操作は、一定のプリセット内容に基づいてターゲット内容を決定するプロセスであってもよく、例えば、保存済みの動画セットから1つのターゲット動画を選択して決定することなどであってもよい。
【0062】
例えば、図6に示すように、「本手段」をターゲット内容として選択する(選択操作はターゲット内容「本手段」を区別表示することとして表現される)と、ターゲット内容のコメント編集コントロール、即ち、図における矩形入力ボックスを表示し、コメントオブジェクトが入力するコメント内容は、コメント用矩形入力ボックス、即ち、図中における「補足する必要があるか?」というテキストを含む矩形入力ボックス内にリアルタイムに表示できる。
【0063】
一実施例では、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するステップは、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメントコントロールを表示するステップと、コメントコントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するステップとを含んでもよい。
【0064】
選択操作は、オブジェクトの長押し、クリックなどの操作に基づいてターゲット内容を選択し、選択されたターゲット内容を区別表示することであってもよい。
【0065】
コメントコントロールは、ターゲット内容に対してコメント操作を行う開始点である。ターゲット内容を選択すると、該ターゲット内容に対して、例えばコピー又は学習などのコメント以外の他の操作を実行し、他の機能コントロールに対応させることができる。このとき、他の機能コントロールと並行するコメントコントロールを設定し、コメントコントロールによって実際のコメント操作を行うことで、ページの機能の多様性及び簡潔さを向上させることができる。
【0066】
例えば、図7に示すように、「本手段」をターゲット内容として選択すると、このターゲット内容のコメントコントロール、即ち、図におけるコメントボタンを表示し、コメントボタンに対するトリガー操作に基づいて、ターゲット内容「技術ポイント」のコメント編集コントロール、即ち、図における矩形入力ボックスを表示する。
【0067】
一実施例では、コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップは、内容編集領域のコメント編集コントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップを含んでもよい。
【0068】
コメント内容編集ページはコメント内容編集領域を含んでもよく、コメント内容編集領域はコメント編集コントロールを含み、コメント内容編集領域はコメント編集コントロール以外の他の機能コントロールを含んでもよく、他の機能コントロールはコメント内容のソースを拡張でき、例えば、絵文字コントロール、画像コントロールなどを含んでもよい。
【0069】
また、コメント内容編集ページの機能の多様性を向上させるように、コメント内容編集ページはコメント内容編集領域以外の他の領域を含んでもよい。例えば、コメント内容編集ページは履歴メッセージ表示領域を含んでもよく、履歴メッセージ表示領域は会話においてオブジェクトが送信した履歴メッセージを含んでもよく、それによりコメントオブジェクトはコメント内容を編集する時に履歴メッセージを参照できる。このとき、コメント内容編集ページは会話ページと類似し、したがって会話ページを表示することによってコメント編集を実現できる。具体的には、ファイルコメント方法のプロセスは以下の通りであってもよい。
【0070】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメントコントロールを表示する。コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示する。会話ページにおけるターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を会話ページに表示する。ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージを会話ページに表示し、ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加し、コメントメッセージはターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子を含む。
【0071】
また例えば、コメント内容編集ページはターゲット内容コメント表示領域を含んでもよく、ターゲット内容コメント表示領域にはターゲット内容に対する他のコメントオブジェクトからの他のコメント内容を表示してもよく、コメントオブジェクトに参考を提供するなどのようにしてもよい。
【0072】
例えば、図8に示すように、コメント内容編集ページは、履歴メッセージ表示領域を含み、履歴メッセージ表示領域には、グループ識別子である「開開グループ(5)」及びオブジェクトである小一が送信した「確認してください」という履歴メッセージが表示される。コメント内容編集領域をさらに含み、コメント内容編集領域には「補足する必要があるか?」という、ターゲット内容に対するコメント内容が表示される。
【0073】
一実施例では、コメント内容は指定メッセージ受信識別子及びコメント編集内容を含み、コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップは、
コメント編集コントロールにおけるターゲットオブジェクトに対する指定操作に基づいて、ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子を表示するステップと、コメント編集コントロールにおける内容編集操作に基づいて、ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子に対応するターゲット内容に対するコメント編集内容を表示するステップとを含んでもよい。
【0074】
コメントオブジェクトは、特定オブジェクトにコメントメッセージの閲覧を通知するときに、会話からターゲットオブジェクトを選定し、ターゲットオブジェクトに指定メッセージ受信識別子を設定することで目的を達成することができる。ターゲットオブジェクトのインスタントメッセージングクライアントは特定の形式で該コメントの閲覧をターゲットオブジェクトに通知し、例えば、ターゲットオブジェクトに閲覧通知メッセージを送信する。ターゲットオブジェクトの数は制限しなくてもよく、1つのターゲットオブジェクトはそれに対応する実行メッセージ受信識別子を含んでもよい。
【0075】
例えば、図10に示すように、コメントオブジェクトである小一は小二をターゲットオブジェクトとして指定し、「補足する必要があるか?」という、ターゲット内容に対するコメント編集内容を表示する。
【0076】
203.ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれる。
【0077】
インスタントメッセージングクライアントの会話ページにおいて、オブジェクトは情報閲覧、情報編集及び送信などの操作を行うことができ、それにより会話ページに含まれるオブジェクト同士の相互交流が容易になる。会話ページにおいて、情報はメッセージの形式で表現される。情報の表現形式に応じて、メッセージを、例えばテキストメッセージ、画像メッセージなどの異なるタイプに分けることができる。
【0078】
コメントメッセージはメッセージの一種であり、コメントメッセージはコメント内容、該コメント内容に対応するターゲット内容、及びターゲット内容が所属するターゲットファイルのファイル識別子を含んでもよく、ターゲットファイルにおけるターゲット内容の位置記述などを含んでもよい。コメントメッセージを送信するときに、1つのメッセージによって送信してもよく、複数のメッセージによって送信してもよく、例えば、ターゲット内容とコメント内容を分け、2つのメッセージの形式でコメントメッセージを送信する。
【0079】
ファイル識別子とファイルは1対1で対応する関係であり、ファイル識別子はファイルを簡明に示すことができる。ファイル識別子は、様々な表現形式であってもよく、テキスト、数字などの文字であってもよく、ファイル内容の一部を含む画像であってもよく、色、フォントサイズ、オーディオ・ビデオ特殊効果などによってファイル識別子を形成してもよいなどである。
【0080】
ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページはコメントオブジェクトから送信されるコメントメッセージを含む。コメントオブジェクトがコメント操作を完了すると、コメントメッセージの送信は、クライアントによる自動送信又はコメントオブジェクトによる手動送信によって行われてもよい。コメントメッセージは、ファイル内容ページにおいてコメントオブジェクトがターゲット内容に対して付けたコメント、及びこのコメントが所属するターゲットファイルのファイル識別子を含む。会話における他のオブジェクトは会話ページを開くと、コメントメッセージを直接閲覧し、ターゲットファイルにおけるターゲット内容に対するコメントオブジェクトの見方を把握することができ、ファイル内容と組み合わせて該コメントをさらに理解する必要があると、コメントメッセージに対して決定操作を行ってもよく、例えば、コメントメッセージをクリックし、ファイル内容ページを表示することで、ファイル内容及びターゲット内容を閲覧する。
【0081】
例えば、図3に示すように、小一によるターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントメッセージは、コメントオブジェクトである小一によって送信され、コメントメッセージは、「技術的手段B.doc」というファイル識別子、「本手段」というターゲット内容、及び「補足する必要があるか?」というコメント内容を含む。
【0082】
一実施例では、コメント編集コントロールはコメント編集サブコントロール、及びコメント確認サブコントロールを含み、コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップは、コメント編集コントロール内のコメント編集サブコントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップを含んでもよい。
【0083】
このとき、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップは、コメント確認サブコントロールに対するトリガー操作を検出すると、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると決定し、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップを含んでもよい。
【0084】
例えば、図9に示すように、コメント編集コントロールは、コメント編集サブコントロール(図中において、「補足する必要があるか?」という編集内容を含む矩形入力ボックス)及びコメント確認サブコントロール(図中において「送信」ボタン)として表示される。小一が「送信」ボタン(即ち、コメント確認サブコントロール)をトリガーすると、小一によるターゲット内容に対するコメント操作が完了すると決定でき、コメントオブジェクトである小一の会話ページを表示する。会話ページはコメントメッセージを含む。
【0085】
一実施例では、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するステップは、
ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示するステップであって、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ターゲット内容のコメントマーク及び会話表示コントロールを含む、ステップと、会話表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを切り替え表示するステップと、を含んでもよい。
【0086】
コメントマークは、ターゲット内容を強調表示するように、ファイル内容ページにおいてターゲット内容をマークするものであってもよく、それによりファイル内容を閲覧する時にターゲット内容に注意するように閲覧オブジェクトに促す目的を達成する。コメントマークの表現形式は様々であってもよく、色によってターゲット内容を区別表示したり、ターゲット内容にタグを設定したり、ターゲット内容に対応する領域を拡大又は縮小したり、ターゲット内容を繰り返し表示したり、ターゲット内容を高速再生又は低速再生したりするなどであってもよい。
【0087】
ファイル内容ページを表示し、コメントオブジェクトが選択するターゲット内容をコメントマークの方式で強調表示する。このとき、コメントオブジェクトはファイル内容ページにおけるコメント操作の表示効果を閲覧してもよく、コメントマークに対する決定操作によってコメント内容を閲覧し、ファイル内容ページに会話ページ戻りコントロールを設定するようにしてもよく、コメントオブジェクトが該コントロールをトリガーすると、会話ページに戻り、送信したコメント済みのコメント内容を含むコメントメッセージを閲覧することができる。
【0088】
例えば、図11に示すように、小一によるターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲット内容をグレーアウトにすることによって、ターゲット内容として「本手段」を強調表示する。ファイル内容ページの右上隅に会話ボタンが含まれ、小一による会話ボタンのトリガー操作を検出すると、小一の会話ページを表示し、会話ページは小一からのコメントメッセージを含み、小一は、会話ページにおいて、例えば、会話ページに表示される「問題があるか否かを確認してください」というテキストメッセージのような他のメッセージを編集して送信することができる。
【0089】
例えば、ユーザーが1つのファイルメッセージを受信し、ユーザーのインスタントメッセージングクライアントの会話ページに1つのファイルメッセージが含まれ、ユーザーが該ファイルメッセージをクリックすると、インスタントメッセージングクライアントはファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページには、ファイルメッセージに対応するターゲットファイルのファイル内容が含まれる。ユーザーはファイル内容からターゲット内容を選択し、クライアントはターゲット内容に対するコメントボタンを表示し、ユーザーは該コメントボタンをクリックし、クライアントは会話ページを表示し、ユーザーは会話ページの編集コントロールにターゲット内容に対するコメント内容を入力し、会話ページにはユーザーが入力するコメント内容をリアルタイムに表示してもよい。ユーザーのコメント内容の入力が完了した後に、会話ページにおける編集完了確認ボタンをクリックしてターゲット内容の編集操作を完了してもよい。その後、クライアントは、ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加し、ファイル内容ページを表示するようにしてもよい。このとき、ユーザーがファイル内容ページにおける会話表示コントロールをクリックすると、クライアントは会話ページを表示し、会話ページに1つのターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、該コメントメッセージはターゲットファイルのファイル識別子、ターゲット内容及びコメント内容を含んでもよい。
【0090】
本願の実施例では、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示し、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれる。本実施例は、コメント操作が完了すると、ターゲットファイルのファイル識別子、ターゲット内容、コメント内容、及びコメントオブジェクトを含むコメントメッセージをインスタントメッセージングクライアントの会話ページに表示するものであり、コメント閲覧を行うにはファイル識別子に対応するファイルを開く必要がある従来技術とは異なり、したがって、本実施例はステップを効果的に簡素化し、閲覧効率を向上させることができる。
【0091】
本願の実施例はコメント閲覧方法を提供し、該方法はプロセッサを搭載し且つ演算能力を有する端末に集積して実行されてもよい。図12に示すように、該コメント閲覧方法の具体的なプロセスは以下の通りである。
【0092】
301.インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージには、ターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる。
【0093】
本願の実施例におけるファイルはコンピュータ機器(例えば、端末又はサーバなど)に保存される仮想ファイルであってもよく、このファイルは一定の情報量を含み、コンピュータ機器において一定の記憶空間を占有してもよい。ファイルにはファイル識別子が付与され、ファイル識別子はファイルに1対1で対応し、ファイル識別子に基づいてファイルのタイプを決定することができる。
【0094】
ここで、ターゲットファイルはファイル内容ページに表示されるファイルであり、ターゲットファイルのファイル内容はターゲットファイルに含まれるすべて又は一部の情報量であってもよい。例えば、ターゲットファイルがネットワークアドレスによって開かれると、ファイル内容はネットワークアドレスに対応するファイルのファイル内容であってもよく、このファイルの属性情報であってもよく、このファイルに対する、又はファイル内容に対するコメントなどであってもよい。ここで、ターゲットファイルのファイル内容の表現形式が複数種であるとき、ファイル内容はターゲットファイルの1種の又は複数種の表現形式であってもよい。例えば、ターゲットファイルがオーディオファイルであるとき、該オーディオファイルに対応するファイル内容は、オーディオを含んでもよく、オーディオ及び該オーディオにおける文字情報を含んでもよく、オーディオの波形などを含んでもよい。
【0095】
インスタントメッセージングクライアントの会話ページにおいて、オブジェクトは情報閲覧、情報編集及び送信などの操作を行うことができ、それにより会話ページに含まれるオブジェクト同士の相互交流が容易になる。会話ページにおいて、情報はメッセージの形式で表現される。情報の表現形式に応じて、メッセージを、例えばテキストメッセージ、画像メッセージなどの異なるタイプに分けることができる。
【0096】
コメントメッセージはメッセージの一種であり、コメントメッセージはコメント内容、該コメント内容に対応するターゲット内容、及びターゲット内容が所属するターゲットファイルのファイル識別子を含んでもよく、ターゲットファイルにおけるターゲット内容の位置記述などを含んでもよい。コメントメッセージを送信するときに、1つのメッセージによって送信してもよく、複数のメッセージによって送信してもよい。例えば、ターゲット内容とコメント内容を分け、2つのメッセージの形式でコメントメッセージを送信する。
【0097】
ここで、コメントメッセージはターゲット内容に対応し、ターゲット内容は、ターゲットファイルのファイル内容のサブセットであってもよく、コメントオブジェクトがファイル内容から選択するコメント操作を実行しようとする内容である。
【0098】
会話において、少なくとも1つのファイルが存在すると、コメント及び/又は閲覧操作を行うときに、候補内容から一部を選択する必要があり、選択された内容が所属するファイルはターゲットファイルである。ターゲットファイルは、ファイル内容にコメントするときに、ファイル内容から選択するターゲット内容が所属するファイルであってもよく、コメントメッセージを閲覧するときに、選択するコメントメッセージに含まれるターゲット内容が所属するファイルであってもよく、コメント又は閲覧操作はターゲットファイルに基づいて行われる。
【0099】
コメント内容は、コメントオブジェクトがターゲット内容に対して付けたコメントである。なお、コメント内容の形式については制限されず、テキスト、文字(少なくとも1つの単一文字を含む文字セット、文字セットとしてネットワークアドレス、絵文字が挙げられる)、スタンプ、画像(静止画像又は動的画像)、ショートビデオなどの形式であってもよく、クライアントの特性及び実際のシーンに応じて自ら設定できる。
【0100】
インスタントメッセージングクライアントの会話ページにおいて、コメントメッセージによってターゲットファイルにおけるターゲットテキストに対するコメントオブジェクトのコメント内容を閲覧でき、ターゲットファイルのファイル内容を開く必要がなく、インスタントメッセージングシーンにおけるオブジェクトによるファイル内容のコメントの閲覧の効率を効果的に向上させることができる。また、オブジェクトはさらにファイル内容に対するコメントオブジェクトのコメントをタイムリーに取得でき、会話におけるすべてのオブジェクトはコメントオブジェクトとしてターゲットファイルのファイル内容にコメントをすることができ、異なるコメントオブジェクトのコメントを、直接的にコメントメッセージの方式で会話ページに簡潔かつタイムリーに表示することができるため、さらに交流効率を向上させる。
【0101】
第1コメントメッセージは、第1コメントオブジェクトから送信されるコメントメッセージであってもよく、数が少なくとも1つである。第1ターゲット内容はファイル内容のうち第1コメントオブジェクトにより選択される一部のファイル内容であり、第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容の数は少なくとも1つである。また、第1コメントオブジェクトはさらにファイル内容から他のターゲット内容を選択してコメントするようにしてもよい。
【0102】
例えば、図13に示すように、インスタントメッセージングクライアントにおける「開開グループ(5)」というグループチャットの会話ページが表示され、会話ページにはコメントオブジェクトである小一が送信する第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージは、「補足する必要があるか?」というコメント内容、「本手段」という第1ターゲット内容、「技術的手段B.doc」というファイル識別子、及び第1コメントオブジェクトのニックネーム「小一」とプロフィール写真を含む。
【0103】
302.第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトを含む。
【0104】
ここで、ファイル内容ページにはファイル内容を表示してもよく、ファイル内容のタイプは文字、画像、又はオーディオ・ビデオなどであってもよい。ファイル内容ページにファイル内容を表示するときに、異なるタイプに応じて調整でき、ファイル内容を画面分割表示してもよく、ユーザーの拡大、ジャンプなどの操作に基づいてファイル内容ページに現在表示しているファイル内容を調整してもよい。例えば、ファイル内容ページに画像を表示するとき、ユーザーによる画像の拡大表示操作に基づいて、ファイル内容ページに画像の局所拡大領域を表示してもよい。
【0105】
コメントマークは、ターゲット内容を強調表示するように、ファイル内容ページにおいてターゲット内容をマークするものであってもよく、それによりファイル内容を閲覧する時にターゲット内容に注意するように閲覧オブジェクトに促す目的を達成する。コメントマークの表現形式は様々であってもよく、色によってターゲット内容を区別表示したり、ターゲット内容にタグを設定したり、ターゲット内容に対応する領域を拡大又は縮小したり、ターゲット内容を繰り返し表示したり、ターゲット内容を高速再生又は低速再生したり、ターゲット内容に特定の文字を追加したりするなどであってもよい。
【0106】
第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトを含む。
【0107】
第1コメントメッセージに対する閲覧操作について、適用シーンにおいて機器及び操作方式に応じて柔軟に設定でき、ここでは限定しない。閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページの表示要素は第1コメントメッセージに対応し、即ち、コメントマークによって第1ターゲット内容を強調表示し、さらに第1コメントオブジェクト及び第1ターゲット内容に対するコメント内容を表示する。このとき、閲覧オブジェクトは、直接強調表示の効果によってコメントを直感的かつ迅速に閲覧でき、ファイル内容に含まれるすべてのコメント内容からコメントを検索する必要がないため、閲覧効率を効果的に向上させることができる。
【0108】
第1コメントオブジェクトを表示することは、第1コメントオブジェクトのプロフィール写真、ニックネーム、又はユーザーネームなどのオブジェクト識別子を表示することであってもよい。第1コメントオブジェクト及び第1ターゲット内容に対するコメント内容の表示について、グループの形式で表示してもよく、それによりコメントのコメントオブジェクト及びコメント内容を決定し、コメントをより明確に理解することに寄与する。
【0109】
例えば、図13に示すように、閲覧オブジェクトは、タッチスクリーンによって小一が送信したコメントメッセージに対応する領域にタッチすると(即ち、第1コメントメッセージに対する閲覧操作である)、ファイル内容ページを表示し、コメントメッセージに対応する内容をファイル内容ページに強調表示し、図中において、ターゲット内容「本手段」が所属する領域を灰色にし(即ち、第1ターゲット内容のコメントマーク)、ターゲット内容の上方に「補足する必要があるか?」というコメント内容及びコメントオブジェクト(プロフィール写真は人物である)を表示することを含む。
【0110】
一実施例では、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するステップは、
第1コメントメッセージに対する閲覧操作に基づいて初期ファイルを決定し、初期ファイルのコメント情報を取得するステップであって、コメント情報は位置情報、コメントオブジェクト情報及びコメント内容情報を含む、ステップと、位置情報に基づいて、初期ファイルのターゲット内容を決定し、初期ファイルのファイル内容にターゲット内容のコメントマーク、ターゲット内容に対するコメント内容及びコメントオブジェクトを追加することで、ターゲットファイルを得て、第1ファイル内容ページを表示するステップであって、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む、ステップと、を含んでもよい。
【0111】
コメントメッセージと初期ファイルは1対1で対応し、第1コメントメッセージを決定すると、初期ファイルを決定できる。初期ファイルは複数のコメント情報を含み、コメント情報はコメントオブジェクトが初期ファイルのファイル内容の一部(即ち、ターゲット内容)に対して付けたコメント内容であってもよい。ターゲット内容は初期ファイルのファイル内容において一定の位置情報に対応する。ファイルコメント情報の記憶の便宜上、実際に記憶されるのはターゲット内容の位置情報である。したがって、コメント情報はさらにコメントオブジェクト及びターゲットファイルの位置情報であってもよい。コメント情報はローカルに記憶されてもよく、オンラインでクラウドに記憶されてもよく、サーバなどのネットワーク機器などに記憶されてもよい。
【0112】
ファイル内容の形式が異なると、記憶時の位置情報の表現形式は異なってもよく、ターゲット内容の開始箇所に対応する開始値、及びターゲット内容の終了箇所に対応する終了値の、開始箇所の開始値に対する数値オフセットを記録することであってもよく、ターゲット内容の各最小ユニットに対応する位置の数値又は数値ペアで構成されるデータセットなどであってもよい。ファイル内容及び位置情報に応じてターゲット内容を決定し、初期ファイルにおいてターゲット内容を区別表示し(即ち、ターゲット内容のコメントマークを追加する)、コメント内容及びコメントオブジェクトを含むタグをターゲット内容に追加する。タグの表現形式は様々であってもよく、コメントメッセージに対応するスクリーンショットであってもよく、動的又は静的なバブルであってもよく、注釈などであってもよい。
【0113】
一実施例では、第1ファイル内容ページには、少なくとも1つの第2ターゲット内容のコメントマークがさらに含まれ、コメント閲覧方法は、
第2ターゲット内容のコメントマークに対する閲覧操作を検出すると、第2ターゲット内容に対するコメント内容を表示するステップであって、第2ターゲット内容に対するコメント内容は、第2ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容と、第2ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容とのうちの少なくとも一方を含む、ステップを含んでもよい。
【0114】
ファイル内容ページに第2ターゲット内容のコメントマークが存在する場合、閲覧オブジェクトが、第2ターゲット内容に対するコメント内容を閲覧しようとするとき、閲覧操作によって行ってもよく、閲覧操作を検出すると、すべてのコメントオブジェクトが第2ターゲット内容に対して付けたコメント内容を表示できる。コメントオブジェクトは第1コメントオブジェクト、及び第2コメントオブジェクトを含み、第2コメントオブジェクトの数、第2ターゲット内容に対するコメント内容の数、及び第2ターゲット内容の数はいずれも少なくとも1つである。
【0115】
例えば、図14に示すように、閲覧オブジェクトは第2ターゲット内容(「技術ポイント」)に対して閲覧操作を行い、第2ターゲット内容の1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は熊である)及び第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 この部分にさらなるテキスト説明が必要である」)を表示する。
【0116】
また例えば、図15に示すように、閲覧オブジェクトは、第2ターゲット内容(「プレゼンテーションオーディオB.mp3」)に対して閲覧操作を行い、第2ターゲット内容の1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は熊である)及び第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 オーディオのテキスト内容を作成できるか?」)、第2ターゲット内容のもう1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は数字5である)及び第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 説明を簡素化できる」)を表示する。
【0117】
一実施例では、第1ファイル内容ページには、第1ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容がさらに含まれ、コメント閲覧方法は、
コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ターゲット内容に対する第2コメントオブジェクトのコメント内容及び第2コメントオブジェクトを第1ファイル内容ページに表示するステップを含んでもよい。
【0118】
ここで、第2コメントオブジェクトの数及び第1ターゲット内容に対する第2コメントオブジェクトのコメント内容の数はいずれも少なくとも1つである。
【0119】
例えば、図16に示すように、閲覧オブジェクトによる第1コメントメッセージの閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示し、ターゲット内容「本手段」が所属する領域を灰色にし(即ち、コメントマーク)、第1コメントオブジェクト(プロフィール写真は人物である)及び該第1コメントオブジェクトのコメント内容(「補足する必要があるか?」)を表示し、第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は数字5である)及び該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 補足する必要がないと思う」)を表示する。
【0120】
一実施例では、第1ファイル内容ページには、全コメント表示コントロールが含まれ、コメント閲覧方法は、
全コメント表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、すべてのターゲット内容に対するすべてのコメントオブジェクトのコメント内容を第1ファイル内容ページに表示するステップを含んでもよい。
【0121】
本願の実施例では、コントロールの表現形式は様々であり、例えば、入力ボックス、アイコン、及びボタンなどが挙げられる。
【0122】
例えば、図17に示すように、全コメント表示コントロールは「全表示」ボタンであり、ファイル内容ページはこの「全表示」ボタンを含む。「全表示」ボタンに対するトリガー操作を検出すると、すべてのターゲット内容に対するすべてのコメントオブジェクトのコメント内容を表示し、1つの第2ターゲット内容の1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は熊である)及び該第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 オーディオのテキスト内容を作成できるか?」)、1つの第2ターゲット内容のもう1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は数字5である)及び第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 説明を簡素化できる」)、もう1つの第2ターゲット内容の1つの第2コメントオブジェクト(プロフィール写真は熊である)及び第2ターゲット内容に対する該第2コメントオブジェクトのコメント内容(「@小一 この部分にさらなるテキスト説明が必要である」)、並びに第1コメントオブジェクト(プロフィール写真は人物である)及び該第1コメントオブジェクトのコメント内容(「補足する必要があるか?」)を表示する。
【0123】
一実施例では、コメント閲覧方法は、
第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするステップを含んでもよい。
【0124】
操作によっては、第1ファイル内容ページには複数のコメント情報が表示される。コメント情報は、コメントオブジェクト、コメント内容、及びターゲット内容のコメントマークを含むが、これらに限定されない。異なる適用シーンにおいて、実際のニーズに応じてコメント情報を非表示にすることができ、それにより第1ファイル内容ページにコメント情報を表示しない。
【0125】
一実施例では、コメント情報には、コメント内容及びコメントオブジェクトが含まれ、第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするステップは、
第1ファイル内容ページに対するコメント内容非表示操作を検出すると、ターゲットファイルに対するコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にするステップを含んでもよい。
【0126】
第1ファイル内容ページに対するコメント内容非表示操作は、実際の状況に応じて柔軟に設定でき、スライド、タッチ、又は連続クリックなどの方式であってもよく、予め設定しコントロールをトリガーすることを操作としてもよく、バックグラウンド又はオブジェクトがオブジェクトのニーズに応じて、時間及び操作などの条件に基づいて自動非表示を設定する(例えば、オブジェクトは、コメント内容及びコメントオブジェクトを表示する時点から5秒後に、コメント内容及びコメントオブジェクトを自動非表示にするように設定し、また例えば、バックグラウンドは、オブジェクトによるもう1つのターゲット内容のコメントマークの閲覧操作を検出すると、現在表示しているコメント内容及びコメントオブジェクトを自動非表示にするように設定してもよい)ことなどであってもよい。
【0127】
例えば、図18に示すように、オブジェクトはファイル内容ページに対応するスクリーンの任意の領域にタッチすると、表示されているコメントオブジェクト(プロフィール写真は人物である)及び該コメントオブジェクトのコメント内容(「補足する必要があるか?」)をファイル内容ページに表示しないことになる。
【0128】
一実施例では、コメント情報には、コメントマークが含まれ、第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするステップは、
第1ファイル内容ページに対する選択操作を検出すると、コメントマーク非表示コントロールを表示するステップと、コメント非表示コントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするステップと、を含んでもよい。
【0129】
なお、コメントオブジェクト及びコメント内容に対応するコメントマークに対する非表示操作を検出すると、コメントオブジェクト及びコメント内容を自動非表示にする。ここで、コメントマークに対する非表示操作は、コメントマークを非表示にする目的を実現できる任意の操作であってもよく、予め設定された自動操作、又はオブジェクトに基づいて特定のコントロール又は設定動作に対して行う手動操作などを含む。
【0130】
例えば、図19に示すように、ファイル内容ページは3つのコメントマークを含み、強調表示されるターゲット内容はそれぞれ「本手段」、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」、及び「技術ポイント」である。ファイル内容ページにおける任意のファイル内容の選定に対して、「コメント非表示」コントロールを表示してもよく、「コメント非表示」コントロールに対するトリガー操作に基づいて、いずれのコメントマークも含まないファイル内容ページを表示する。
【0131】
一実施例では、第1ファイル内容ページには、全マーク非表示コントロールが含まれ、コメント情報には、コメントマークが含まれ、第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするステップは、
全マーク非表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするステップを含んでもよい。
【0132】
例えば、図20に示すように、全マーク非表示コントロールは「非表示」ボタンであり、ファイル内容ページはこの「非表示」ボタンを含む。「非表示」ボタンに対するトリガー操作を検出すると、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にし、即ち、「本手段」、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」、及び「技術ポイント」のコメントマークを非表示にし、いずれのコメントマークも含まないファイル内容ページを表示する。
【0133】
一実施例では、コメント閲覧方法は、
ファイル内容ページに基づくコメント表示操作を検出すると、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを表示するステップを含んでもよい。
【0134】
ここで、ファイル内容ページに基づくコメント表示操作は、様々な方式であってもよく、コントロールの形式であってもよく、スライド、長押し、タッチ、又は連続クリックなどの方式であってもよく、バックグラウンド又はオブジェクトがオブジェクトのニーズに応じて、時間及び操作などの条件に基づいて自動表示を設定することなどであってもよい。
【0135】
例えば、図21に示すように、ファイル内容ページに対する長押し操作を検出すると、ファイル内容ページにおけるターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマーク、即ち「本手段」、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」、及び「技術ポイント」のコメントマークを表示する。
【0136】
一実施例では、ターゲットファイルのファイル内容には、第1ファイル内容及び第2ファイル内容が含まれ、第1ファイル内容ページには、ページ切り替えコントロールが含まれ、コメント閲覧方法は、
ページ切り替えコントロールに基づく切り替え操作を検出すると、第2ファイル内容ページを切り替え表示するステップであって、第2ファイル内容ページはターゲットファイルの第2ファイル内容、第2ファイル内容のターゲット内容のコメントマーク、及び少なくとも1つのターゲット内容のコメントマークに対応するコメント内容を含む、ステップを含んでもよい。
【0137】
ここで、第2ファイル内容ページの数はファイル内容及びコンピュータ機器の性質に応じて変更でき、ページ切り替えコントロールをトリガーした後に表示する第2ファイル内容ページの数は1であってもよく、実際のニーズに応じて柔軟に設定してもよい。ページ切り替えコントロールの形式は、ボタン、入力ボックス、及びアイコンなどであってもよく、例えば、ボタンと入力ボックスとの組み合わせのような上記形式の組み合わせなどであってもよい。適用シーンにおいて、ページ切り替えコントロールの形式は実際のニーズ、又は第2ファイル内容ページの数などの要素に応じて柔軟に設定できる。コントロールの方式に加えて、例えば、スクリーンをスライドしたり、又はプログレスバーをドラッグしたりするなどの他の操作もページ切り替えの目的を実現できる。
【0138】
第2ファイル内容ページに表示されるコメント内容の数はニーズに応じて変更でき、該ページにおけるすべてのコメントマークに対応するコメント内容を表示してもよく、特定のコメント内容を表示してもよく、特定のコメントオブジェクトに対応するコメント内容を表示してもよく、例えば、該ページの1番目のターゲット内容に対するコメント内容のような特定位置におけるコメント内容を表示するなどしてもよい。コメント内容の様々な表示状況は、コントロール又は他の方式で柔軟に実現でき、ここでは詳細な説明を省略する。
【0139】
例えば、図22に示すように、第2ファイル内容ページの数は1であり、ページ切り替えコントロールは「次ページ」ボタンであり、第1ファイル内容ページにおいて「次ページ」ボタンに対するトリガー操作を検出すると、第2ファイル内容ページを表示するようにしてもよい。
【0140】
例えば、ユーザーのインスタントメッセージングクライアントの会話ページには、ファイルに対する複数のコメントメッセージが含まれる。ユーザーが1つのコメントメッセージをクリックすると、クライアントは該コメントメッセージに対応するターゲットファイルのファイル内容ページを表示する。ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容及び複数のコメントマーク(1つのコメントマークは1つのターゲット内容に対応する)を表示する。また、ファイル内容ページには、コメントメッセージに対応するターゲット内容のコメントマーク、コメント内容及びコメントオブジェクトをさらに表示する。ユーザーがいずれかのコメントマークをクリックすると、クライアントは該コメントマークに対応するコメント内容及びコメントオブジェクトを表示するようにしてもよく、ユーザーがファイル内容ページにおける全コメント表示ボタンをクリックすると、クライアントはすべてのコメントマークに対応するコメント内容及びコメントオブジェクトを表示するようにしてもよい。
【0141】
ファイル内容ページに表示されるコメントオブジェクト及びコメント内容に対して、ユーザーがコメントマークをクリックすると、クライアントはコメント非表示ボタンを表示し、ユーザーがコメント非表示ボタンをクリックすると、クライアントはコメントマークに対応するコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にするようにしてもよい。ユーザーがコメントマークをクリックすると、クライアントはマーク非表示ボタンを表示し、ユーザーがマーク非表示ボタンをクリックすると、クライアントはコメントマークを非表示にするようにしてもよい。ファイル内容ページに全コメント非表示ボタンが含まれ、ユーザーが全コメント非表示ボタンをクリックすると、クライアントはファイル内容に表示されるすべてのコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にする。ファイル内容ページに全マーク非表示ボタンが含まれ、ユーザーが全マーク非表示ボタンをクリックすると、クライアントはファイル内容に表示されているすべてのコメントマークを非表示にする。ファイル内容ページに全マーク表示ボタンが含まれ、ユーザーがマーク表示ボタンをクリックすると、クライアントはターゲットファイルのすべてのコメントマークを表示する。
【0142】
本願の実施例は、インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージにはターゲットファイルにおける第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれ、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトが含まれるようにしてもよい。本実施例は、会話ページにおける第1コメントメッセージに基づいて、第1ターゲット内容のコメントマークによってファイル内容における第1ターゲット内容の位置を迅速に特定し、第1ターゲット内容に対するコメント内容及び第1コメントオブジェクトを閲覧することができ、第1ターゲット内容を決定するようにファイルを開いてファイル内で各ターゲット内容を閲覧する必要がある従来技術とは異なり、本実施例はステップを大幅に簡素化し、閲覧効率を向上させることができる。
【0143】
上記実施例で説明された方法について、以下、例を挙げてさらに詳細に説明する。
【0144】
本実施例では、第1コメント装置が具体的に端末に集積され、第2コメント装置が具体的にサーバに集積されることを例として説明する。
【0145】
図23に示すように、コメント方法の具体的なプロセスは以下の通りである。
【0146】
401.端末は、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0147】
例えば、図24に示すように、小一が所属する「開開グループ(5)」というグループの会話ページには、ファイルをグループにアップロードできる「ファイル」ボタンが含まれる。小一が「ファイル」ボタンをトリガーすると、複数のファイル識別子を含むファイルリストページを表示し、ファイル識別子に基づいて、選択可能なアップロードすべきファイルにビデオ、オーディオ、テーブル、画像、及びドキュメントなどのファイルタイプが含まれることを決定できる。小一が、ファイル識別子が「技術的手段B.doc」であるターゲットファイルを選択すると、ファイル内容ページを表示し、このファイル内容ページにターゲットファイルのファイル内容が含まれる。
【0148】
また例えば、図25に示すように、小六が所属する「開開グループ(5)」というグループの会話ページには、グループメンバーの小一が送信したコメントメッセージを表示し、コメントメッセージはファイルのファイル識別子「技術的手段B.doc」を含む。小六が該コメントメッセージを選択すると、該ファイルをターゲットファイルとして確認し、ファイル内容ページを表示するようにしてもよく、このファイル内容ページにターゲットファイルのファイル内容が含まれる。
【0149】
402.端末は、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示する。
【0150】
例えば、図24に示すように、小一がファイル内容ページにおいて1つのターゲット内容として「本手段」を選択すると、ファイル内容ページに「コメント」ボタンを表示し、小一が「コメント」ボタンをトリガーすると、小一の会話ページを表示する。会話ページは、「開開グループ(5)」の履歴メッセージを表示する履歴メッセージ表示領域を含み、コメント内容編集領域をさらに含み、この領域は、コメント操作に基づいてコメント内容を表示できるコメント編集ボックス、及びターゲット内容に対するコメント操作が完了すると決定できる「送信」ボタンを含む。コメント編集ボックスには、「本手段」というターゲット内容に対する編集における「補足する必要があるか?」というコメント内容を表示する。
【0151】
403.端末は、コメント操作が完了すると検出すると、コメント操作に関連するコメント情報をサーバに送信する。
【0152】
例えば、小一が「送信」ボタンをトリガーすると、端末は、例えばコメントオブジェクトとして「小一」、コメント内容として「補足する必要があるか?」、ターゲット内容として「本手段」、ターゲットファイルのファイル識別子として「技術的手段B.doc」などのコメント情報をサーバに送信する。
【0153】
404.サーバは、コメント情報に基づいて、コメントメッセージを端末に送信し、コメントメッセージはターゲット内容、ターゲット内容に対するコメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子を含む。
【0154】
コメントメッセージは、コメントオブジェクトのニックネームとプロフィール写真、ターゲットファイルのファイル識別子、ファイル内容におけるターゲット内容の位置、ターゲット内容、及びコメント内容を含んでもよい。
【0155】
例えば、ターゲットファイルのファイル識別子が「技術的手段B.doc」である場合、ファイルにおけるターゲット内容の位置、ターゲット内容、コメント内容、及びコメントオブジェクトのニックネームは、以下を含んでもよい。
【0156】
第1ページ、本手段、補足する必要があるか?、小一;
第1ページ、技術ポイント、@小一 この部分にさらなるテキスト説明が必要である、小六;
第1ページ、プレゼンテーションオーディオB2.mp3、@小一 オーディオのテキスト内容を作成できるか?、小六;
第1ページ、本手段、@小一 補足する必要がないと思う、小五;
第2ページ、1XXXX2、@小一 1桁少ない、小六。
【0157】
405.端末は、グループの会話ページにコメントメッセージを表示する。
【0158】
例えば、図24に示すように、小一がコメント操作を完了すると、ファイル内容ページを表示する。ファイル内容ページのターゲット内容「本手段」はグレーアウトによって区別表示され、小一を含む「開開グループ(5)」のグループメンバーはファイル内容ページにおいて「本手段」というターゲット内容をより明確かつ迅速に閲覧できる。クライアントが予め設定したように、5秒後にページを「開開グループ(5)」の会話ページに自動的に切り替えて表示し、会話ページには小一が送信したコメントメッセージが含まれる。コメントメッセージは、コメントオブジェクトのニックネーム(小一)とプロフィール写真(1人の人物)、ターゲットファイルのファイル識別子として「技術的手段B.doc」、ファイル内容におけるターゲット内容の位置「第1ページ」、ターゲット内容として「本手段」、コメント内容として「補足する必要があるか?」を含む。
【0159】
406.端末は、コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ターゲットファイル取得リクエストをサーバに送信する。
【0160】
例えば、図25に示すように、小一からのコメントメッセージに対する小六の閲覧操作を検出すると(閲覧操作はコメントメッセージをクリックすることであってもよい)、端末はターゲットファイル取得リクエストをサーバに送信する。
【0161】
また例えば、図26に示すように、小六からのコメントメッセージに対する小四の閲覧操作を検出すると、端末はターゲットファイル取得リクエストをサーバに送信する。
【0162】
また例えば、図27に示すように、小五からのコメントメッセージに対する小四の閲覧操作を検出すると、端末はターゲットファイル取得リクエストをサーバに送信する。
【0163】
407.サーバは取得リクエストに基づいて、初期ファイルを決定する。
【0164】
408.サーバは初期ファイルのコメント情報を決定し、コメント情報は位置情報、コメントオブジェクト情報及びコメント内容情報を含む。
【0165】
ファイル内容の形式によって、記憶時の位置情報の表現形式は異なってもよい。主にテキストであるドキュメントの位置情報は、ターゲット内容の開始箇所に対応する開始値、及びターゲット内容の終了箇所の終了値の、開始箇所の開始値に対する数値オフセットであってもよい。
【0166】
例えば、ターゲット内容「本手段」の位置情報は開始値23と数値オフセット3によって表現される。
【0167】
409.サーバは、位置情報に対応するターゲット内容のコメントマーク、コメントオブジェクト及びコメント内容を初期ファイルのファイル内容に追加することで、ターゲットファイルを得て、ターゲットファイルをサーバに送信する。
【0168】
410.端末は、ターゲットファイルを受信し、ファイル内容ページにターゲットファイルを表示する。
【0169】
例えば、図25に示すように、ターゲットファイルのファイル内容及びターゲット内容「本手段」のコメントマークを表示する。
【0170】
また例えば、図26に示すように、ターゲットファイルのファイル内容、ターゲット内容「本手段」、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」及び「技術ポイント」のコメントマーク、並びに閲覧操作を行う時のコメントメッセージに対応するコメントオブジェクトのプロフィール写真(熊)及びコメント内容(「@小一 オーディオのテキスト内容を作成できるか?」)を表示する。小四がターゲット内容「本手段」のコメントマークをクリックすると、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」のコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容を自動非表示にし、「本手段」に対応するコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容をグループ別に表示する。小四がさらにターゲット内容「技術ポイント」のコメントマークをクリックすると、「本手段」のコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容を自動非表示にし、「技術ポイント」に対応するコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容を表示する。小四がさらにファイル内容ページにおける「次のコメント」ボタンをクリックすると、ファイル内容ページの表示内容を切り替え、ターゲットファイルの別の部分のファイル内容を表示し、該部分のファイル内容における1番目のターゲット内容のコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容を表示する。
【0171】
また例えば、図27に示すように、ターゲットファイルのファイル内容、ターゲット内容「本手段」、「プレゼンテーションオーディオB2.mp3」及び「技術ポイント」のコメントマークを表示し、閲覧操作を行う時のコメントメッセージに対応するターゲット内容のすべてのコメントオブジェクトのプロフィール写真及びコメント内容をそれぞれ表示する場合、小四が「手」を選択すると、「コメント非表示」ボタンを表示し、小四が該ボタンをトリガーすると、ファイル内容ページにすべてのコメントマーク、コメントオブジェクト及びコメント内容を非表示にする。小四がさらにファイル内容における任意の内容、例えば「手」を選択すると、「コメント表示」ボタンを表示し、小四が該ボタンをトリガーすると、ファイル内容ページにすべてのコメントマークを再度表示する。
【0172】
図28に示すように、ユーザーとインスタントメッセージングクライアントのローカル対話プロセスの例が示される。会話ページの履歴メッセージにおいて、コメントメッセージがファイル識別子を含むことを除き、ファイル識別子のみを含むファイルメッセージ、ファイルメッセージ及びファイルメッセージに対するコメントを含む引用メッセージなどがあってもよい。ユーザーはメッセージにおけるファイル識別子をクリックし、クライアントはユーザーの操作に基づいて、ファイル識別子に対応するファイルがコメントを含むか否かを判断し、NOであると、クライアントはファイルのファイル内容を直接表示し、YESであると、クライアントはファイルのコメントリストを取得する。コメントは位置情報、コメント内容及びコメントオブジェクトを含む。クライアントは位置情報に応じてコメントに対応するファイルのターゲット内容を決定し、ターゲット内容をハイライト表示する。ユーザーがハイライトをクリックすると、クライアントはコメントのコメント内容及びコメントオブジェクトを表示する。
【0173】
例えば、ユーザー1、ユーザー2及びユーザー3はインスタントメッセージングソフトウェアにおける1つのグループの3名のメンバーである。ユーザー1のグループ会話ページには、ユーザー2が該グループにおいて送信したファイルメッセージが表示される。ユーザー1がファイルメッセージをクリックすると、ユーザー1のインスタントメッセージングクライアントにファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページには、ファイルメッセージに対応するターゲットファイルのファイル内容が含まれる。ユーザー1はファイル内容における「パラメータ」をターゲット内容として選定し、ユーザー1が「パラメータ」を選択すると、クライアントは、ターゲット内容に対応するコメントボタンを表示する。ユーザー1がコメントボタンをクリックすると、クライアントはユーザー1のグループ会話ページを表示し、ユーザー1はグループ会話ページにおいて「パラメータ」に対するコメント内容を編集する。ユーザー1によるコメント操作が完了すると、クライアントはターゲット内容にコメントマークを追加し、コメントメッセージをグループに送信し、コメントメッセージにはターゲット内容、ターゲット内容に対するユーザー1のコメント内容及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれ、ファイル内容ページを表示する。ユーザー1がファイル内容ページにおける会話表示ボタンをクリックすると、グループの会話ページを表示し、会話ページにユーザー1からのコメントメッセージが含まれるようにしてもよい。
【0174】
ユーザー3の会話ページにユーザー1からのコメントメッセージを表示し、ユーザー3が該コメントメッセージをクリックすると、ユーザー3のクライアントはファイル内容ページを表示する。ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容及びターゲット内容のコメントマークを含む。ユーザー3がコメントマークをクリックすると、クライアントはターゲット内容に対するユーザー1のコメント内容を表示するようにしてもよい。また、ファイル内容ページに他のコメントマークをさらに表示し、ユーザー3はコメントマークをクリックすると、コメント内容及びコメントオブジェクトを閲覧するようにしてもよく、ユーザー3はさらにコメント非表示ボタンによってコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にし、マーク非表示ボタンによってコメントマークを非表示にし、マーク表示ボタンによって、非表示にしたコメントマークを表示するようにしてもよい。
【0175】
以上からわかるように、本手段は、ファイルを繰り返し開くことでコメントを閲覧する必要がなく、ファイル内容に対するオブジェクトのコメントをコメントメッセージの形式で会話ページに直接表示し、オブジェクトのコメント操作に伴ってインスタントメッセージングクライアントの会話ページに最新のコメントをリアルタイムに表示することができる。また、ファイル内容と組み合わせてコメントメッセージに含まれるコメント情報を閲覧する必要がある場合、コメントメッセージを直接選択し、該コメントメッセージに対応するターゲット内容を自動的に特定し、コメント内容及びコメントオブジェクトを表示することができ、ファイル内容において該コメントメッセージに含まれるコメント情報を直感的かつ迅速に閲覧できる。以上のように、本手段は、操作ステップを効果的に簡素化し、効率を向上させることができる。
【0176】
本願の実施例に係るファイルコメント方法をよりよく実施するために、本願の実施例は上記ファイルコメント方法に基づく装置をさらに提供する。ここで、名詞の意味は上記ファイルコメント方法と同じであり、具体的な実現の詳細について方法実施例の説明を参照すればよい。
【0177】
図29に示すように、本願の一実施例に係るファイルコメント装置の構造模式図であり、該ファイルコメント装置は、以下の通り、ファイル内容表示モジュール501、コメント内容表示モジュール502、及びコメントメッセージ表示モジュール503を備えてもよい。
【0178】
ファイル内容表示モジュール501は、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成され、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0179】
コメント内容表示モジュール502は、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成される。
【0180】
コメントメッセージ表示モジュール503は、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成され、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれる。
【0181】
本願のいくつかの実施例では、図30に示すように、コメント内容表示モジュール502は、編集コントロール表示サブモジュール5021及びコメント内容表示サブモジュール5022を備え、
編集コントロール表示サブモジュール5021は、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するように構成され、
コメント内容表示サブモジュール5022は、コメント編集コントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成される。
【0182】
本願のいくつかの実施例では、編集コントロール表示サブモジュール5021はコメントコントロール表示ユニット及び編集コントロール表示ユニットを備え、
コメントコントロール表示ユニットは、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメントコントロールを表示するように構成され、
編集コントロール表示ユニットは、コメントコントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲット内容のコメント編集コントロールを表示するように構成される。
【0183】
本願のいくつかの実施例では、コメント内容編集ページは履歴メッセージ表示領域及びコメント内容編集領域を含み、コメント内容編集領域はコメント編集コントロールを含み、履歴メッセージ表示領域は会話においてオブジェクトが送信した履歴メッセージを含み、編集コントロール表示サブモジュール5021は具体的には、
内容編集領域のコメント編集コントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成される。
【0184】
本願のいくつかの実施例では、コメント編集コントロールはコメント編集サブコントロール、及びコメント確認サブコントロールを含み、編集コントロール表示サブモジュール5021は具体的には、
コメント編集コントロール内のコメント編集サブコントロールに対する編集操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成され、
コメントメッセージ表示モジュール503は具体的には、
コメント確認サブコントロールに対するトリガー操作を検出すると、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると決定し、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成される。
【0185】
本願のいくつかの実施例では、図31に示すように、コメントメッセージ表示モジュール503はコメントマーク表示サブモジュール5031及びコメントメッセージ表示サブモジュール5032を備え、
コメントマーク表示サブモジュール5031は、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示するように構成され、ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、ターゲット内容のコメントマーク及び会話表示コントロールが含まれ、
コメントメッセージ表示サブモジュール5032は、会話表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを切り替え表示するように構成される。
【0186】
本願のいくつかの実施例では、コメント内容には、指定メッセージ受信識別子及びコメント編集内容が含まれ、コメント内容表示サブモジュール5022は具体的には、
コメント編集コントロールにおけるターゲットオブジェクトに対する指定操作に基づいて、ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子を表示し、
コメント編集コントロールにおける内容編集操作に基づいて、ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子に対応するターゲット内容に対するコメント編集内容を表示するように構成される。
【0187】
本願のいくつかの実施例では、ファイル内容表示モジュール501は具体的には、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトのファイルリストページを表示するように構成され、ファイルリストページには、少なくとも1つのファイルのファイル識別子が含まれ、
ターゲットファイル識別子に対する決定操作に基づいて、ターゲットファイル識別子に対応するファイル内容ページを表示するように構成される。
【0188】
本願のいくつかの実施例では、ファイル内容表示モジュール501は具体的には、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成され、会話ページには、会話においてオブジェクトから送信されるターゲットファイルのファイルメッセージが含まれ、
ファイルメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示するように構成され、ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0189】
本願の実施例では、ファイル内容表示モジュール501は、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれ、コメント内容表示モジュール502は、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示し、コメントメッセージ表示モジュール503は、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれる。本実施例では、コメント操作が完了すると、ターゲットファイルのファイル識別子、ターゲット内容、コメント内容、及びコメントオブジェクトを含むコメントメッセージをインスタントメッセージングクライアントの会話ページに表示するため、コメント閲覧を行うようにファイル識別子に対応するファイルを開く必要がある従来技術とは異なる。したがって、本実施例は、ステップを効果的に簡素化し、閲覧効率を向上させることができる。
【0190】
本願の実施例に係るコメント閲覧方法をよりよく実施するために、本願の実施例は上記コメント閲覧方法に基づく装置をさらに提供する。ここで、名詞の意味は上記コメント閲覧方法と同じであり、具体的な実現の詳細について方法実施例の説明を参照すればよい。
【0191】
図32に示すように、本願の一実施例に係るコメント閲覧装置の構造模式図であり、該コメント閲覧装置は、以下の通り、会話ページ表示モジュール601、及び第1コメント表示モジュール602を備えてもよい。
【0192】
会話ページ表示モジュール601は、インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示するように構成され、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージには、ターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれる。
【0193】
第1コメント表示モジュール602は、コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示するように構成され、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトを含む。
【0194】
本願のいくつかの実施例では、第1ファイル内容ページには、少なくとも1つの第2ターゲット内容のコメントマークがさらに含まれ、コメント閲覧装置は第2コメント表示モジュール603を備え、
第2コメント表示モジュール603は、図33に示すように、第2ターゲット内容のコメントマークに対する閲覧操作を検出すると、第2ターゲット内容に対するコメント内容を表示するように構成され、第2ターゲット内容に対するコメント内容は第2ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容、又は第2ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容を含む。
【0195】
本願のいくつかの実施例では、第1ファイル内容ページには、第1ターゲット内容に対する少なくとも1つの第2コメントオブジェクトのコメント内容がさらに含まれ、コメント閲覧装置は第3コメント表示モジュール604を備え、
第3コメント表示モジュール604は、図33に示すように、コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ターゲット内容に対する第2コメントオブジェクトのコメント内容及び第2コメントオブジェクトを第1ファイル内容ページに表示するように構成される。
【0196】
本願のいくつかの実施例では、第1ファイル内容ページには全コメント表示コントロールが含まれ、コメント閲覧装置は第4コメント表示モジュール605を備え、
第4コメント表示モジュール605は、図33に示すように、全コメント表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、すべてのターゲット内容に対するすべてのコメントオブジェクトのコメント内容を第1ファイル内容ページに表示するように構成される。
【0197】
本願のいくつかの実施例では、図34に示すように、コメント閲覧装置は非表示モジュール606、及び表示モジュール607を備える。
【0198】
非表示モジュール606は、第1ファイル内容ページに対する非表示操作を検出すると、ターゲットファイルのコメント情報を非表示にするように構成される。
【0199】
表示モジュール607は、ファイル内容ページに基づくコメント表示操作を検出すると、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを表示するように構成される。
【0200】
本願のいくつかの実施例では、コメント情報にはコメント内容及びコメントオブジェクトが含まれ、非表示モジュール606は具体的には、
第1ファイル内容ページに対するコメント内容非表示操作を検出すると、ターゲットファイルに対するコメント内容及びコメントオブジェクトを非表示にするように構成される。
【0201】
本願のいくつかの実施例では、コメント情報にはコメントマークが含まれ、非表示モジュール606は具体的には、
第1ファイル内容ページに対する選択操作を検出すると、コメントマーク非表示コントロールを表示し、コメント非表示コントロールに対するトリガー操作に基づいて、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするように構成される。
【0202】
本願のいくつかの実施例では、第1ファイル内容ページには全マーク非表示コントロールが含まれ、コメント情報にはコメントマークが含まれ、非表示モジュール606は具体的には、
全マーク非表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、ターゲットファイルのすべてのターゲット内容のコメントマークを非表示にするように構成される。
【0203】
本願のいくつかの実施例では、ターゲットファイルのファイル内容には第1ファイル内容及び第2ファイル内容が含まれ、第1ファイル内容ページにはページ切り替えコントロールが含まれ、コメント閲覧装置は、
ページ切り替えコントロールに基づく切り替え操作を検出すると、第2ファイル内容ページを切り替え表示するように構成され、第2ファイル内容ページはターゲットファイルの第2ファイル内容、第2ファイル内容のターゲット内容のコメントマーク、及び少なくとも1つのターゲット内容のコメントマークに対応するコメント内容を含む切り替え表示ページモジュールを備える。
【0204】
本願のいくつかの実施例では、図35に示すように、第1コメント表示モジュール602は、第1決定サブモジュール6021、取得サブモジュール6022、第2決定サブモジュール6023、追加サブモジュール6024及び表示サブモジュール6025を備え、
第1決定サブモジュール6021は、前記第1コメントメッセージに対する閲覧操作に基づいて初期ファイルを決定するように構成され、
取得サブモジュール6022は、前記初期ファイルのコメント情報を取得するように構成され、前記コメント情報には、位置情報、コメントオブジェクト情報及びコメント内容情報が含まれ、
第2決定サブモジュール6023は、前記位置情報に基づいて、前記初期ファイルのターゲット内容を決定するように構成され、
追加サブモジュール6024は、前記初期ファイルのファイル内容に前記ターゲット内容のコメントマーク、ターゲット内容に対するコメント内容及びコメントオブジェクトを追加し、ターゲットファイルを得るように構成され、
表示サブモジュール6025は、第1ファイル内容ページを表示するように構成され、前記第1ファイル内容ページは前記ターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0205】
本願の実施例では、会話ページ表示モジュール601は、インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージには、ターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれ、第1コメント表示モジュール602は、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトを含む。本実施例は、会話ページにおける第1コメントメッセージに基づいて、第1ターゲット内容のコメントマークによってファイル内容における第1ターゲット内容の位置を迅速に特定し、第1ターゲット内容に対するコメント内容及び第1コメントオブジェクトを閲覧することができ、ファイルを開いてファイル内で各ターゲット内容を閲覧して第1ターゲット内容を決定する必要がある従来技術とは異なり、本実施例は、ステップを大幅に簡素化し、閲覧効率を向上させることができる。
【0206】
本願の実施例はファイルコメント装置を提供し、該ファイルコメント装置は、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示するように構成され、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む内容表示モジュールと、
前記ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、前記ターゲット内容のコメントコントロールを表示するように構成されるコントロール表示モジュールと、
前記コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成される会話表示モジュールと、
前記会話ページにおける前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記会話ページに表示するように構成されるコメント表示モジュールと、
前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを前記会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するように構成され、前記コメントメッセージは前記ターゲット内容、前記コメント内容、及び前記ターゲットファイルのファイル識別子を含むメッセージ表示モジュールと、を備える。
【0207】
本願のいくつかの実施例では、メッセージ表示モジュールは内容表示サブモジュール及びメッセージ表示サブモジュールを備え、
内容表示サブモジュールは、前記ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、ファイル内容ページを表示するように構成され、前記ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、前記ターゲット内容のコメントマーク及び会話表示コントロールが含まれ、
メッセージ表示サブモジュールは、前記会話表示コントロールに対するトリガー操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを切り替え表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加するように構成され、前記会話ページのメッセージ表示領域は前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを含む。
【0208】
本願のいくつかの実施例では、前記コメント内容には指定メッセージ受信識別子及びコメント編集内容が含まれ、コメント表示モジュールには受信識別子表示サブモジュール及びコメント内容表示サブモジュールが含まれ、
受信識別子表示サブモジュールは、前記内容編集領域におけるターゲットオブジェクトに対する指定操作に基づいて、前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子を表示するように構成され、
コメント内容表示サブモジュールは、前記内容編集領域における前記ターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を前記内容編集領域に表示するように構成され、前記編集されたコメント内容は前記ターゲットオブジェクトの指定メッセージ受信識別子に対応する前記ターゲット内容に対するコメント内容である。
【0209】
本願のいくつかの実施例では、内容表示モジュールは具体的には、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトのファイルリストページを表示するように構成され、前記ファイルリストページには少なくとも1つのファイルのファイル識別子が含まれ、
ターゲットファイル識別子に対する決定操作に基づいて、前記ターゲットファイル識別子に対応するファイル内容ページを表示するように構成される。
【0210】
本願のいくつかの実施例では、内容表示モジュールは具体的には、
インスタントメッセージングクライアントにおけるコメントオブジェクトの会話ページを表示するように構成され、前記会話ページには会話においてオブジェクトが送信するターゲットファイルのファイルメッセージが含まれ、
ファイルメッセージに対する閲覧操作を検出すると、ファイル内容ページを表示するように構成され、前記ファイル内容ページはターゲットファイルのファイル内容を含む。
【0211】
また、本願の実施例はコンピュータ機器をさらに提供し、該コンピュータ機器は端末又はサーバであってもよい。図36に示すように、本願の実施例に係るコンピュータ機器の構造模式図を示す。
【0212】
具体的には、コンピュータ機器は、1つ又は複数の処理コアとしてのプロセッサ701、1つ又は複数のコンピュータ読取可能記憶媒体としてのメモリ702、電源703及び入力ユニット704などの部材を備えてもよい。当業者が理解できるように、図36に示すコンピュータ機器の構造は、コンピュータ機器を限定するものではなく、図示よりも多い又は少ない部材を備えたり、いくつかの部材を組み合わせたり、異なる部材を配置したりするようにしてもよい。
【0213】
プロセッサ701は、コンピュータ機器の制御センターであり、様々なインターフェース及び回路を用いてコンピュータ機器全体の各部分を接続し、メモリ702に記憶されるソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、メモリ702に記憶されるデータを呼び出すことで、コンピュータ機器の様々な機能及びデータ処理を実行することにより、コンピュータ機器全体を監視する。プロセッサ701は1つ又は複数の処理コアを備えることが選択可能である。好ましくは、プロセッサ701はアプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを集積してもよく、ここで、アプリケーションプロセッサは主にオペレーティングシステム、ユーザーインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは主に無線通信を処理する。理解できるように、上記モデムプロセッサはプロセッサ701に集積されなくてもよい。
【0214】
メモリ702はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成されてもよく、プロセッサ701はメモリ702に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させることにより、様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ702は主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム記憶領域にはオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶してもよく、データ記憶領域にはコンピュータ機器の使用に応じて作成されるデータなどを記憶してもよい。また、メモリ702は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートストレージデバイスのような不揮発性メモリをさらに含んでもよい。これに対応して、メモリ702は、プロセッサ701にメモリ702へのアクセスを提供するようにメモリコントローラをさらに含んでもよい。
【0215】
コンピュータ機器は各部材に電力を供給する電源703をさらに備え、好ましくは、電源703は電源管理システムを介してプロセッサ701に論理的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充電管理、放電管理、及び消費電力管理などの機能を実現する。電源703は1つ又は複数の直流又は交流電源、再充電システム、電源故障検出回路、電源変換器又はインバータ、電源状態インジケータなどの任意のコンポーネントをさらに備えてもよい。
【0216】
コンピュータ機器は入力ユニット704をさらに備えてもよく、該入力ユニット704は、入力する数字又は文字情報を受信し、ユーザー設定及び機能制御に関連するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学又はトラックボールの信号入力を生成するように構成されてもよい。
【0217】
図示していないが、コンピュータ機器は表示ユニットなどをさらに備えてもよく、ここでは詳細な説明を省略する。具体的には、本実施例では、コンピュータ機器におけるプロセッサ701は、以下のようなコンピュータ読取可能命令に従って、1つ又は複数のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能ファイルをメモリ702にロードし、メモリ702に記憶されるアプリケーションプログラムを動作させることにより、いずれか1種のファイルコメント方法、コメント閲覧方法のステップを実現する。例えば、インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示し、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれ、
又は、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージには、ターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれ、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトが含まれ、
又は、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメントコントロールを表示し、コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページにおけるターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を会話ページに表示し、ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出すると、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加し、コメントメッセージはターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子を含む。
【0218】
当業者が理解できるように、上記実施例の様々な方法のすべて又は一部のステップはコンピュータ読取可能命令によって実現でき、又はコンピュータ読取可能命令が関連ハードウェアを制御することによって実現でき、該コンピュータ読取可能命令は1つ又は複数のコンピュータ読取可能命令の不揮発性記憶媒体に記憶され、プロセッサによってロードして実行される。
【0219】
従って、本願の実施例はコンピュータ読取可能命令が記憶される1つ又は複数の不揮発性記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ読取可能命令が1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、1つ又は複数のプロセッサが本願の実施例に係るいずれか1種のファイルコメント、コメント閲覧方法のステップを実行する。例えば、該コンピュータ読取可能命令は以下のステップを実行してもよい。
【0220】
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対するコメント操作に基づいて、ターゲット内容に対するコメント内容を表示し、ターゲット内容に対するコメント操作が完了すると検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページには、コメントオブジェクトから送信されるターゲットファイルに対するコメントメッセージが含まれ、コメントメッセージには、ターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子が含まれ、
又は、
インスタントメッセージングクライアントの会話ページを表示し、会話ページには、第1コメントオブジェクトから送信される第1コメントメッセージが含まれ、第1コメントメッセージには、ターゲットファイルの第1ターゲット内容に対する第1コメントオブジェクトのコメント内容が含まれ、第1コメントメッセージに対する閲覧操作を検出すると、第1ファイル内容ページを表示し、第1ファイル内容ページには、ターゲットファイルのファイル内容、ファイル内容の第1ターゲット内容のコメントマーク、第1ターゲット内容に対するコメント内容、及び第1コメントオブジェクトが含まれ、
又は、
インスタントメッセージングクライアントのファイル内容ページを表示し、ファイル内容ページにはターゲットファイルのファイル内容が含まれ、ファイル内容におけるターゲット内容に対する選択操作を検出すると、ターゲット内容のコメントコントロールを表示し、コメントコントロールに対する操作を検出すると、コメントオブジェクトの会話ページを表示し、会話ページにおけるターゲット内容に対するコメント編集操作に基づいて、編集されたコメント内容を会話ページに表示し、ターゲット内容に対するコメント編集操作が完了すると検出し、前記コメントオブジェクトから送信される前記ターゲットファイルに対するコメントメッセージを会話ページに表示し、前記ファイル内容におけるターゲット内容にコメントマークを追加し、コメントメッセージはターゲット内容、コメント内容、及びターゲットファイルのファイル識別子を含む。
【0221】
選択可能なこととして、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムはコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されている。コンピュータ機器のプロセッサはコンピュータ読取可能記憶媒体からコンピュータ命令を読み取って、該コンピュータ命令を実行することにより、コンピュータ機器は上記各方法実施例のステップを実行する。
【0222】
本願の実施例に係るシステムはクライアント、複数のノード(例えば、サーバ、端末などのネットワークにアクセスされる任意の形態のコンピュータ機器)をネットワーク通信の形態で接続して形成される分散型システムであってもよい。
【0223】
分散型システムがブロックチェーンシステムであることを例とする。図37に示すように、図37は本願の実施例に係る分散型システム110がブロックチェーンシステムに適用される1つの選択可能な構造模式図であり、複数のノード1101(例えば、サーバ、ユーザー端末などのネットワークにアクセスされる任意の形態のコンピューティング機器)及びクライアント1102で形成され、ノード間にピアツーピア(P2P、Peer To Peer)ネットワークが形成される。P2Pプロトコルは伝送制御プロトコル(TCP、Transmission Control Protocol)上で実行されるアプリケーション層プロトコルである。分散型システムにおいて、例えば、サーバ、端末のようないずれの機械もノードとなるように加入可能であり、ノードはハードウェア層、中間層、オペレーティングシステム層及びアプリケーション層を備える。
【0224】
図37に示すブロックチェーンシステムにおける各ノードの機能に示すように、係る機能は以下を含む。
【0225】
1)ルーティングについて、ノードが持つ基本的な機能であり、ノード間の通信をサポートする。
【0226】
ノードはルーティング機能に加えて、以下の機能を持つ。
【0227】
2)アプリケーションについて、ブロックチェーンに配置され、実際のサービスニーズに応じて特定のサービスを実現し、機能の実現に関連するデータを記録して記録データを形成し、タスクデータのソースを表すように記録データにデジタル署名を付与し、記録データをブロックチェーンシステムにおける他のノードに送信し、他のノードは記録データのソース及び完全性の検証が成功すると、記録データを一時ブロックに追加する。
【0228】
例えば、アプリケーションにより実現されるサービスは以下を含む。
【0229】
2.1)ウォレットについて、電子マネーの取引を行う機能を提供し、取引の開始を含み(即ち、現在の取引の取引記録をブロックチェーンシステムにおける他のノードに送信し、他のノードは検証が成功した後に、取引が有効であると認めることに応答して、取引の記録データをブロックチェーンの一時ブロックに記憶し、勿論、ウォレットは、電子マネーアドレスに残った電子マネーを照会することをサポートする。
【0230】
2.2)共有型台帳について、アカウントデータの記憶、照会及び変更などの操作の機能を提供し、アカウントデータに対する操作の記録データをブロックチェーンシステムにおける他のノードに送信し、他のノードは、有効であると検証した後に、アカウントデータが有効であると認めることに応答して、記録データを一時ブロックに記憶し、さらに、確認するように操作を開始するノードに送信してもよい。
【0231】
2.3)スマートコントラクトについて、コンピュータ化されたプロトコルであり、ある契約の条項を実行でき、共有型台帳に配置され所定の条件を満たすと実行されるコードによって実現され、実際のサービスニーズコードに応じて自動取引を実現し、例えば、購入者が購入する商品の配送状態を照会し、購入者が商品を署名して受け取った後に、購入者の電子マネーを販売者のアドレスに移す。勿論、スマートコントラクトは、取引用の契約を実行することに限定されず、受信した情報を処理する契約を実行してもよい。
【0232】
3)ブロックチェーンについて、生成時間順で互いにつながる一連のブロック(Block)を含み、新たなブロックは一旦ブロックチェーンに加入すると、削除されることがなく、ブロックには、ブロックチェーンシステムにおけるノードが提出した記録データが記録されている。
【0233】
本実施例におけるコメント情報、例えば、ターゲット内容、コメント内容、及びコメントオブジェクトなどは、ノードによってブロックチェーンの共有型台帳に記憶されてもよく、コンピュータ機器(例えば、端末又はサーバ)は、共有型台帳に記憶されるデータに基づいてコメント情報を取得するようにしてもよい。
【0234】
図38に示すように、図38は本願の実施例に係るブロック構造(Block Structure)の1つの選択可能な模式図であり、各ブロックには、本ブロックが取引記録を記憶するためのハッシュ値(本ブロックのハッシュ値)、及び前のブロックのハッシュ値が含まれ、各ブロックはハッシュ値によって接続してブロックチェーンを形成する。また、ブロックにはブロック生成時のタイムスタンプなどの情報がさらに含まれてもよい。ブロックチェーン(Block chain)は、本質的には、分散化されたデータベースであり、暗号学方法を用いて関連付けて生成される一連のデータブロックを含み、各データブロックには関連する情報が含まれており、その情報の有効性(偽造防止)を検証し、次のブロックを生成することに用いられる。
【0235】
以上の各操作の具体的な実施は上記実施例を参照できるため、ここでは詳細な説明を省略する。
【0236】
ここで、記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含んでもよい。
【0237】
記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラムは、本願の実施例に係るいずれか1種のファイルコメント方法、コメント閲覧方法のステップを実行でき、したがって、本願の実施例に係るいずれか1種のファイルコメント方法、コメント閲覧方法が実現できる有益な効果を実現できる。詳しくは上記実施例を参照でき、ここでは詳細な説明を省略する。
【0238】
以上、本願の実施例に係るファイルコメント方法、コメント閲覧方法を詳細に説明し、本明細書において具体例を用いて本願の原理及び実施形態を説明したが、以上の実施例の説明は本願の方法及びその本質的な思想を理解することを助けるためのものである。また、当業者であれば、本願の思想に基づいて、具体的な実施形態及び適用範囲に対して種々の変更を行うことができる。以上のように、本明細書の内容は本願を限定するものではないと理解すべきである。
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