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7408623セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置
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  • -セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置 図1
  • -セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-22
(45)【発行日】2024-01-05
(54)【発明の名称】セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/02 20090101AFI20231225BHJP
   H04W 48/10 20090101ALI20231225BHJP
【FI】
H04W48/02
H04W48/10
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021500991
(86)(22)【出願日】2019-07-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-04
(86)【国際出願番号】 CN2019096325
(87)【国際公開番号】W WO2020015671
(87)【国際公開日】2020-01-23
【審査請求日】2021-02-08
(31)【優先権主張番号】201810805974.5
(32)【優先日】2018-07-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】鮑 ▲ウェイ▼
(72)【発明者】
【氏名】呉 ▲ユウ▼民
(72)【発明者】
【氏名】岳 然
【審査官】小林 正明
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/087014(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0039558(US,A1)
【文献】特開2018-078632(JP,A)
【文献】特表2010-541428(JP,A)
【文献】OPPO,Preventing Legacy UE and 5GC UE from Camping on 5GC-only and EPC-only eLTE Cells[online],3GPP TSG RAN WG2 #100 R2-1712218,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_100/Docs/R2-1712218.zip>,2017年12月01日
【文献】Huawei [To be replaced by RAN2],[DRAFT] LS on NR-PBCH content[online],3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1708065,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_99/Docs/R2-1708065.zip>,2018年08月25日
【文献】Intel Corporation,Enabling the UE to camp on non-best cell[online],R2-1904437,2019年03月29日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ装置UEが第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を取得することと、
キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことと、を含み、
前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含み、
キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記ユーザ装置UEが第1セルの第2システム情報を取得して、前記第1セルの属するPLMNを取得することをさらに含む、セル選択又は再選択のための方法。
【請求項2】
前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、前記ユーザ装置UEの選択PLMN、前記ユーザ装置UEの登録PLMN、前記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、前記ユーザ装置UEのホームPLMN及び前記ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記ユーザ装置UEが前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
設定条件を満たすか否かを判断する前に、
ユーザ装置UEが第1システム情報における特定の指示情報を取得し、前記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断することと、
前記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことは、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1システム情報は、マスタ情報ブロックMIBであり、前記第2システム情報は、システム情報ブロックSIB1である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク側装置が第1システム情報を生成することと、
ネットワーク側装置が前記第1システム情報をブロードキャストすることと、を含み、
前記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、
有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、
前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含み、
キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示しており、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記ネットワーク側装置は、前記ユーザ装置UEが前記第1セルの第2システム情報を取得して前記第1セルの属するPLMNを取得するように、前記第1セルの第2システム情報をブロードキャストすることをさらに含む、セル選択又は再選択のための方法。
【請求項10】
第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を取得する情報取得モジュールと、
キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないセル選択モジュールと、を含み、
前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含み、
前記セル選択モジュールは、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、さらに、第1セルの第2システム情報を取得して、前記第1セルの属するPLMNを取得する、ユーザ装置。
【請求項11】
前記セル選択モジュールは、さらに、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする、請求項10に記載のユーザ装置。
【請求項12】
前記ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である、請求項10又は11に記載のユーザ装置。
【請求項13】
前記第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する、請求項10又は11に記載のユーザ装置。
【請求項14】
前記セル選択モジュールが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない場合、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを具体的に含む、請求項10に記載のユーザ装置。
【請求項15】
前記第1システム情報は、マスタ情報ブロックMIBであり、前記第2システム情報は、システム情報ブロックSIB1である、請求項10に記載のユーザ装置。
【請求項16】
前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、前記ユーザ装置UEの選択PLMN、前記ユーザ装置UEの登録PLMN、前記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、前記ユーザ装置UEのホームPLMN及び前記ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む、請求項10に記載のユーザ装置。
【請求項17】
前記情報読み取りモジュールは、第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、前記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記セル選択モジュールは、前記設定条件を満たすか否かを判断し、前記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記セル選択モジュールは、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない、請求項10に記載のユーザ装置。
【請求項18】
第1システム情報を生成する情報生成モジュールと、
前記第1システム情報をブロードキャストする情報ブロードキャストモジュールと、を含み、
前記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、
有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、
前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含み、
キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示しており、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記情報ブロードキャストモジュールは、前記ユーザ装置UEが前記第1セルの第2システム情報を取得して前記第1セルの属するPLMNを取得するように、前記第1セルの第2システム情報をブロードキャストする、ネットワーク側装置。
【請求項19】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサにより実行可能であり、前記プロセッサによって実行されると請求項1~8のいずれか1項に記載の方法を実現するプログラムとを含む、ユーザ装置。
【請求項20】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサにより実行可能であり、前記プロセッサによって実行されると請求項9に記載の方法を実現するプログラムとを含む、ネットワーク側装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2018年7月20日に提出された中国特許出願第201810805974.5号の優先権を主張するものであり、その全ての内容は参照により本願に組み込まれるものとする。
本開示は、移動通信の技術分野に関し、特に、セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置に関する。
【背景技術】
【0002】
将来の無線通信システムにおいて、アンライセンスバンド(Unlicensed Band)は、ライセンスバンド(Licensed Band)の補足として、オペレータを助けてバンドを拡張するものであってよい。従来技術において、好ましいアンライセンスバンドは、2.4GHz、5GHz、37GHz、60GHzなどのバンドである。アンライセンスバンドは、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、レーダ、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、新しい無線アクセス(New Radio、NR)などの様々な無線アクセス技術(Radio Access Technologies、RATs)によって共用されているため、いくつかの国又は地域では、アンライセンスバンドは、使用する際に、全ての装置が該リソースを公平に使用できることを保証するために、仕様、例えば、リッスンビフォアトーク(Listen Before Talk、LBT)、最大チャネル占有時間(Maximum Channel Occupancy Time、MCOT)などのルールに適合しなければならない。アンライセンスバンドで動作するLTE/NR通信方式は、それぞれLTE-U/NR-Uと呼ばれる。
【0003】
複数のオペレータは、アンライセンスバンドにおける同一バンドでネットワークを構築する可能性がある。オペレータAの契約ユーザ装置(User Equipment、UE)は、動作バンドでセル(Cell)選択を行うとき、オペレータBのセルCell Bを発見する可能性がある。Cell Bは、キャンプオンを禁止するとともに同一周波数再選択を禁止することをブロードキャストした後、該ユーザ装置UEは、Cell Bの位置する周波数ポイントを、一定期間内に選択及び/又は再選択が不可能となるように直接的に設定する。このようにして、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することをセルによりブロードキャストし指示したとき、該周波数ポイントに、選択、又は再選択、又は選択及び再選択が可能な他のセル(例えば、オペレータAにより配備される、キャンプオンを禁止しないセルCell A)があれば、選択、又は再選択、又は選択及び再選択が可能なセルがこれに起因して逃されてしまうという問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、セル選択のための方法、ユーザ装置及びネットワーク側装置を提供する。開示された実施例のいくつかの態様に対する基本的な理解を提供するために、以下、簡単な概要を示す。該概要部分は、一般的に論評するものでもなく、鍵となる重要な構成要素を決定するか又はこれらの実施例の保護範囲を描くものでもない。その唯一の目的は、後述の詳細な説明への前置きとして、いくつかの概念を簡略化された形式で提示することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、セル選択のための方法を提供する。
【0006】
いくつかの好ましい実施例では、前記方法は、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取ることと、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことと、を含む。
【0007】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことは、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを含む。
【0008】
いくつかの好ましい実施例では、前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと前記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0009】
いくつかの好ましい実施例では、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記方法が、前記ユーザ装置UEが第1セルの第2システム情報を読み取って、前記第1セルの属するPLMNを取得することをさらに含む。
【0010】
いくつかの好ましい実施例では、前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0011】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、前記ユーザ装置UEの選択PLMN、前記ユーザ装置UEの登録PLMN、前記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、前記ユーザ装置UEのホームPLMN及び前記ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0012】
いくつかの好ましい実施例では、前記方法は、前記ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記ユーザ装置UEが前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとすることをさらに含む。
【0013】
いくつかの好ましい実施例では、前記方法は、前記ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止しないことを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記ユーザ装置UEが前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとすることをさらに含む。
【0014】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0015】
いくつかの好ましい実施例では、前記第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する。
【0016】
いくつかの好ましい実施例では、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記方法は、ユーザ装置UEが第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、前記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断することと、前記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことと、をさらに含む。
【0017】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEが前記第1セルの属するPLMNを取得できなければ、前記設定条件を満たさないと決定する。
【0018】
いくつかの好ましい実施例では、前記第1システム情報は、マスタ情報ブロックMIBであり、前記第2システム情報は、システム情報ブロックSIB1である。
【0019】
本開示の実施例の第2の態様によれば、セル選択のための方法を提供する。
【0020】
いくつかの好ましい実施例では、前記方法は、ネットワーク側装置が第1システム情報を生成することと、ネットワーク側装置が前記第1システム情報をブロードキャストすることと、を含み、前記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。いくつかの好ましい実施例では、前記第1システム情報はMIBである。
【0021】
本開示の実施例の第3の態様によれば、ユーザ装置を提供する。
【0022】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置は、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取る情報読み取りモジュールと、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないセル選択モジュールと、を含む。
【0023】
いくつかの好ましい実施例では、前記セル選択モジュールが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない場合、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを具体的に含む。
【0024】
いくつかの好ましい実施例では、前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと前記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0025】
いくつかの好ましい実施例では、前記セル選択モジュールは、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、前記方法は、さらに、第1セルの第2システム情報を読み取って、前記第1セルの属するPLMNを取得するために用いられる。
【0026】
いくつかの好ましい実施例では、前記設定条件は、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが前記第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0027】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、前記ユーザ装置UEの選択PLMN、前記ユーザ装置UEの登録PLMN、前記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、前記ユーザ装置UEのホームPLMN及び前記ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0028】
いくつかの好ましい実施例では、前記セル選択モジュールは、さらに、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0029】
いくつかの好ましい実施例では、前記セル選択モジュールは、さらに、キャンプオンを禁止しないことを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、前記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0030】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0031】
いくつかの好ましい実施例では、前記第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する。
【0032】
いくつかの好ましい実施例では、前記情報読み取りモジュールは、第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、前記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記セル選択モジュールは、前記設定条件を満たすか否かを判断し、前記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを前記第1セルの第1システム情報が指示したとき、前記セル選択モジュールは、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0033】
いくつかの好ましい実施例では、前記ユーザ装置UEが前記第1セルの属するPLMNを取得できなければ、前記設定条件を満たさないと決定する。
【0034】
いくつかの好ましい実施例では、前記第1システム情報は、マスタ情報ブロックMIBであり、前記第2システム情報は、システム情報ブロックSIB1である。
【0035】
本開示の実施例の第4の態様によれば、ネットワーク側装置を提供する。
【0036】
いくつかの好ましい実施例では、前記ネットワーク側装置は、第1システム情報を生成する情報生成モジュールと、前記第1システム情報をブロードキャストする情報ブロードキャストモジュールと、を含み、前記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、前記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。
【0037】
いくつかの好ましい実施例では、前記第1システム情報はMIBである。
【0038】
本開示の実施例の第5の態様によれば、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサにより実行可能であり、前記プロセッサによって実行されると上記セル選択のための方法を実現するプログラムとを含む、ユーザ装置を提供する。
【0039】
本開示の実施例の第6の態様によれば、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサにより実行可能であり、前記プロセッサによって実行されると上記セル選択のための方法を実現するプログラムとを含む、ネットワーク側装置を提供する。
【発明の効果】
【0040】
本開示の実施例に係る技術手段は、以下の有益な効果を有する。
【0041】
第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報により、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するとともに同一周波数再選択を禁止する場合、第1周波数ポイントを、選択不可、再選択不可、又は選択も再選択も不可能となるようにもはや直接的に設定することなく、他の条件を満たすか否かを判断する。実施例では、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報により、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、同一周波数再選択を禁止し、かつ設定条件を満たす場合のみに、第1周波数ポイントの第1セルを、選択不可、再選択不可、又は選択も再選択も不可能となるように設定し、それにより選択可能、再選択可能、又は選択も再選択も可能な第1周波数ポイントのセルが逃されてしまうことを回避することができる。
【0042】
以上の一般的な説明及び後述する詳細な説明は、例示的で説明的なものに過ぎず、本開示を限定するものではないことが理解されるべきである。
【0043】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成するものであり、本開示に合致する実施例を示すとともに、明細書と共に本開示の原理を解釈するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0044】
図1】例示的な実施例に係るセル選択のための方法を示すフローチャートである。
図2】別の例示的な実施例に係るセル選択のための方法を示すフローチャートである。
図3】例示的な実施例に係るユーザ端末のモジュールを示す概略図である。
図4】例示的な実施例に係るユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図5】さらに別の例示的な実施例に係るユーザ端末の構成を示すブロック図である。
図6】例示的な実施例に係るネットワーク側装置のモジュールを示す概略図である。
図7】例示的な実施例に係るネットワーク側装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下の説明及び図面は、当業者が実施できるように、本開示の具体的な実施形態を十分に示す。他の実施形態は、構成、論理、電気、プロセス、及び他の変更を含んでもよい。実施例は、可能な変形のみを代表する。明確な要求がない限り、個々の部品及び機能は選択可能であり、かつ操作の順序も変化可能である。いくつかの実施形態の部分及び特徴は、他の実施形態の部分及び特徴に含まれてもよいし代替されてもよい。本開示の実施形態の範囲は、特許請求の範囲の全範囲、及び特許請求の範囲の全ての得られる等価物を含む。本明細書において、各実施形態は、便宜上にのみ、単独で又は総括的に用語「開示」で表されてよく、事実上、1つ以上の開示が開示されても、該応用の範囲を任意の単独な開示又は開示構想として自動的に限定するものではない。本明細書において、例えば、「第1」、「第2」などの関係用語は、1つの実体又は操作を別の実体又は操作と区別するためのものに過ぎず、必ずしもこれらの実体又は操作の間にいかなる実際の関係又は順序が存在することを要求又は示唆するものではない。また、用語「含む」、「含み」又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図し、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されない他の要素を含むか、又はこのようなプロセス、方法又は装置に固有の要素を含む。更なる限定がない場合、「1つの・・・含む」という語句で限定された要素は、上記要素を含むプロセス、方法又は装置に他の同様な要素がさらに存在することを排除しない。本明細書における各実施例は、漸進的な方式で説明され、各実施例は、いずれも他の実施例との相違点について重点的に説明し、各実施例の間の同様又は類似の部分について互いに参照すればよい。実施例に開示される方法、製品等は、実施例に開示される方法に対応するため、簡単に説明されるが、関連する部分については方法の説明を参照すればよい。
【0046】
以下に説明される例示的な無線通信システム及び装置は、ブロードキャストサービスをサポートする無線通信システムを採用する。無線通信システムは、音声、データなどの様々なタイプの通信を提供するために広く配備されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access、OFDMA)、3GPPロングタームエボリューション(LTE)無線アクセス、3GPPロングタームエボリューションアドバンスド又はLTE-アドバンスド(Long Term Evolved-Advance、LTE-A)、3GPP2ウルトラモバイル広帯域(Ultra Mobile Broadban、UMB)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(World Interoperability for Microwave Access、WiMax)又はいくつかの他の変調技術に基づくものであってよい。
【0047】
本開示に係る無線通信システムにおけるユーザ装置UEがセルを選択するときに、アクセス層(Access Stratum、AS)は、自律的に、又は受信された非アクセス層(Non-Access Stratum、NAS)の命令に基づいて、取得されたパブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)情報を非アクセス層NAS層に報告することができる。アクセス層AS層がPLMN探索を行うプロセスにおいて、ユーザ装置UEは、装置の能力に応じて、全ての無線周波数チャネル(RF channel)を1つずつスキャンして、取得可能なPLMN情報を見つける。スキャンされたキャリア周波数毎に、ユーザ装置UEは、信号品質が最も高いセルを探索してシステム情報を読み取って、該セルの属するPLMNセットを確認するだけでよく、1つのセルは単一又は複数のPLMNに属することができる。ユーザ装置UEが信号品質の最も高いセルで1つ又は複数のPLMN IDを読み取ることができれば、ユーザ装置UEは、読み取られた各PLMN IDを非アクセス層NAS層に報告する必要がある。
【0048】
非アクセス層NASは、選択PLMN(Selected PLMN)をアクセス層AS層に通知することができる。それとともに、非アクセス層NASはアクセス層AS層に等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)を提供することができ、アクセス層AS層は、選択PLMN及び等価PLMNリスト中のPLMNに基づいてセル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択を行うことができる。
【0049】
ユーザ装置UEは、PLMNを選択すると、セル選択プロセスを実行して、適切なセル(suitable cell)を選択してキャンプオン(camp on)する必要がある。
【0050】
LTE及びNRのセルのシステムメッセージには、自セルの属するPLMNリストが含まれる。
【0051】
異なるオペレータは、異なるPLMNに対応する。
【0052】
いくつかの場合にユーザ装置UEが自セルにアクセスするか又はキャンプオンすることを禁止するために、セルは、キャンプオン禁止(例えば、NRにおけるcellBarred)情報要素(Information Element、IE)をシステム情報においてブロードキャストすることができる。ユーザ装置UEが、システム情報を読み取ることにより、キャンプオン禁止情報要素IEが禁止に設定される(例えば、NRにおけるcellBarred IEがbarredに設定される)ことを発見すれば、ユーザ装置UEは、将来の一定期間(時間長さが所定の値である)内に該セルの選択を避ける。ユーザ装置UEは、キャンプオン禁止情報要素IEが禁止に設定されることを発見する場合、システムメッセージにおける同一周波数再選択(例えば、NRにおけるintraFreqReselection)情報要素IEに基づいて、該セルの位置する周波数ポイントの他のセルを選択できるか否かを決定する。同一周波数再選択が禁止に設定される(例えば、NRにおけるintraFreqReselectionIEがnotAllowedに設定される)と、ユーザ装置UEは、将来の一定期間(時間長さが所定の値である)内に該セルの位置する周波数ポイントの他のセルの選択を避ける。
【0053】
好ましくは、セルがNRシステムに属する場合に、キャンプオン禁止情報要素が禁止に設定されることは、NRシステムにおけるcellbarred 情報要素IEのbarredへの設定と、NRシステムにおけるcellReservedForOperatorUse 情報要素IEのreservedへの設定と、NRシステムにおけるcellReservedForOtherUse 情報要素IEのreservedへの設定とのうちの1つ又は複数の組み合わせが真であることを含む。
【0054】
好ましくは、セルがLTEシステムに属する場合に、キャンプオン禁止情報要素が禁止に設定されるとは、LTEシステムにおけるcellbarred 情報要素IEのbarredへの設定と、LTEシステムにおけるcellReservedForOperatorUse 情報要素IEのreservedへの設定と、LTEシステムにおけるcellReservedForOtherUse 情報要素IEのreservedへの設定とのうちの1つ又は複数の組み合わせが真であることを指す。
【0055】
好ましくは、セルがNRシステムに属する場合に、同一周波数再選択情報要素が禁止に設定されるとは、NRシステムにおけるintraFreqReselection 情報要素IEのnotAllowedへの設定という条件が真であることを指す。
【0056】
好ましくは、セルがLTEシステムに属する場合に、同一周波数再選択情報要素が禁止に設定されるとは、LTEシステムにおけるintraFreqReselection 情報要素IEのnotAllowedへの設定という条件が真であることを指す。
【0057】
従来技術における標準の内容によれば、キャンプオン禁止が禁止に設定される場合に、ユーザ装置UEは、同一周波数再選択が可能であるか否かを判断するとき、intraFreqReselection 情報要素IEのみを考慮する必要があり、他の情報要素IEを考慮する必要がない。
【0058】
cellbar 情報要素IEの記述は、cellBarredENUMERATED{barred, notBarred}である。
【0059】
intraFreqReselection 情報要素IEの記述は、intraFreqReselectionENUMERATED{allowed, notAllowed}である。
【0060】
NRセルに対して、cellbar 情報要素IEとintraFreqReselection 情報要素IEは、マスタ情報ブロック(Master Information Block、 MIB)内に位置し、LTEセルに対して、cellbar 情報要素IEとintraFreqReselection 情報要素IEは、システム情報ブロック(System Information Block、SIB)SIB1内に位置する。
【0061】
図1に示す好ましい実施例に係るセル選択のための方法は、以下のS110~S120を含む。
【0062】
S110において、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取り、S120において、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、上記ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0063】
第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報により、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するとともに同一周波数再選択を禁止する場合、第1周波数ポイントを、選択不可、又は再選択不可、又は選択も再選択も不可能となるようにもはや直接的に設定することなく、他の条件を満たすか否かを判断する。実施例では、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報により、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、同一周波数再選択を禁止し、かつ設定条件を満たす場合のみに、第1周波数ポイントの第1セルを、選択不可、又は再選択不可、又は選択も再選択も不可能となるように設定し、それにより選択可能、又は再選択可能、又は選択も再選択も可能な第1周波数ポイントのセルが逃されてしまうことを回避することができる。
【0064】
好ましくは、ステップS120において、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないことは、ユーザ装置UEが始動するか又はキャンプオンセルが存在しない場合に、第1周波数ポイントのセルを選択しないことを含む。ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを再選択しないことは、ユーザ装置UEがセル間ハンドオーバを行う場合に、第1周波数ポイントのセルを再選択しないことを含む。
【0065】
好ましくは、第1周波数ポイントは、アンライセンスバンド(Unlicensed Band)にあり、好ましいアンライセンスバンドは、2.4GHz、5GHz、37GHz、60GHzなどのバンドであり、本実施例は、他のバンドにも応用可能であり、特に、複数のオペレータが同一のバンドを使用する場合に応用可能である。
【0066】
好ましくは、ステップS120において、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことは、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを含む。
【0067】
好ましくは、所定の期間は、ユーザ装置UEが対応するシステム情報を受信して解読した後の300秒間である。
【0068】
好ましくは、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止することを第1指示情報が指示し、同一周波数再選択を禁止することを第2指示情報が指示する。ユーザ装置UEは、第1セルによりブロードキャストされたシステムメッセージにより第1指示情報及び第2指示情報を取得する。
【0069】
好ましくは、第1指示情報は、cellbar識別子を含み、第2指示情報は、intraFreqReselection識別子を含む。ユーザ装置UEは、他の任意の方式により第1指示情報及び第2指示情報を取得してもよい。
【0070】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0071】
好ましくは、ステップS120において、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、ユーザ装置UEが第1セルの第2システム情報を読み取って、上記第1セルの属するPLMNを取得することをさらに含む。
【0072】
NRシステムでは、第1システム情報はMIBであり、第2システム情報はSIB1である。
【0073】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0074】
同一周波数再選択をトリガする判断メカニズムを変更することにより、第1セルのPLMNとユーザ装置UEの所定のPLMNが一致するか否かを、同一周波数再選択が可能であるか否かを判断するための条件の1つとすることは、従来技術における、セル指示のみに基づいて同一周波数再選択が可能であるか否かを判断することよりも合理的であり、ユーザ装置UEがキャンプオン可能なセルを選択するか又は再選択することができない場合を回避する。
【0075】
第1セルの属するPLMNは1つであってもよく、複数であってもよい。第1セルの属するPLMNを取得できない可能性もあり、例えば、NRセルはMIBのみをブロードキャストし、SIB1をブロードキャストしないか、又はセルの属するPLMNが選択による情報要素IEであるため、セルはブロードキャストしない。
【0076】
好ましくは、ユーザ装置UEがセルの属するPLMNを取得できない場合に、ユーザ装置UEは、設定条件を満たさないと見なす。
【0077】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットにおける1つのPLMNが第1セルの属する1つのPLMNと同じであることを含む。
【0078】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットにおける複数のPLMNが第1セルの属する1つのPLMNと同じであることを含む。
【0079】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットにおける複数のPLMNが第1セルの属する複数のPLMNと同じであることを含む。
【0080】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN(Selected PLMN)と、上記ユーザ装置UEの登録PLMN(Registered PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)と、上記ユーザ装置UEのホームPLMN(Home PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価ホームPLMN(Equivalent Home PLMN)とのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0081】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットはプロトコルにより規定されるか又はネットワークにより構成される。
【0082】
好ましくは、ユーザ装置UEは、設定条件を満たさないことを検出すれば、第1周波数ポイントの他のセルを選択することができる。
【0083】
上記ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、ユーザ装置UEは、上記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0084】
上記ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止しないことを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、ユーザ装置UEは、上記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0085】
第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報により、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するとともに同一周波数再選択を禁止する場合、該周波数ポイントを、選択不可、又は再選択不可、又は選択も再選択も不可能となるようにもはや直接的に設定することなく、他の条件を満たすか否かを判断する。実施例では、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止する場合、設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを選択し、それによりキャンプオン可能な第1周波数ポイントの他のセルが逃されてしまうことを回避することができる。
【0086】
好ましくは、ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0087】
好ましくは、ステップS120において設定条件を満たすか否かを判断する前に、上記方法は、ユーザ装置UEが第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、ユーザ装置UEが、上記設定条件を満たすか否かを判断し、上記設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを選択することと、特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことと、をさらに含む。
【0088】
図2に示すように、本開示に係るセル選択のための方法は、以下のS210~S220を含む。
【0089】
S210において、ネットワーク側装置が第1システム情報を生成し、S220において、ネットワーク側装置が上記第1システム情報をブロードキャストし、上記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態(第1状態)及び無効状態(第2状態)を含む第3指示情報とを含み、有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、上記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。
【0090】
好ましくは、第1セルがNRセルである場合に、第1システム情報はMIBであり、第1セルがLTEセルである場合に、第1システム情報はSIB1である。
【0091】
好ましくは、第3指示情報は、第1システム情報における指示ビットによって実現される。
【0092】
好ましくは、指示ビットが真である場合に、該指示情報が有効状態であることを示し、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、設定条件を満たさなければ、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとすることを指示し、指示ビットが偽である場合に、該指示情報が無効状態であることを示し、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。
【0093】
好ましくは、指示ビットが偽である場合に、該指示情報が有効状態であることを示し、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、設定条件を満たさなければ、ユーザ装置UEが第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとすることを指示し、指示ビットが真である場合は、該指示情報が無効状態であることを示し、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないようにユーザ装置UEに指示する。
【0094】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0095】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0096】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN(Selected PLMN)と、上記ユーザ装置UEの登録PLMN(Registered PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)と、上記ユーザ装置UEのホームPLMN(Home PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価ホームPLMN(Equivalent Home PLMN)とのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0097】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、プロトコルにより規定されるか又はネットワークにより構成される。
【0098】
1つの例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップa1~a3を含む。
【0099】
ステップa1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのセルCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN B及びCに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップa2において、ユーザ装置UEは、選択PLMNとCellxの属するPLMNが一致しないと判断し、ステップa3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0100】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは登録PLMN(UE registered PLMN)のみを含み、UEの登録PLMNはPLMN Aであり、UEのセル選択プロセスは以下のステップb1~b3を含む。
【0101】
ステップb1において、UEは、周波数ポイントAのセルCellxのブロードキャストメッセージを読み取っており、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN B及びCに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップb2において、ユーザ装置UEは、登録PLMN(registered PLMN)とCellxの属するPLMNが一致しないと判断し、ステップb3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0102】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは登録PLMN(UE registered PLMN)と等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)中のPLMNからなるセットであり、ユーザ装置UEの登録PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEの等価PLMNリストはPLMN D及びEを含み、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップc1~c3を含む。
【0103】
ステップc1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのセルCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN B及びCに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップc2において、ユーザ装置UEは、登録PLMN(registered PLMN)及び等価PLMN(Equivalent PLMN) list中のPLMNがいずれもCellxの属するPLMNと一致しないと判断し、ステップc3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0104】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、いかなる場合、例えば、前述の例示的な実施例で説明した場合、及びCellxが自分の属するPLMNをブロードキャストしない場合であってよく、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップd1~d2を含む。
【0105】
ステップd1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのセルCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxが自分の属するPLMNをブロードキャストしないことを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップd2において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0106】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップe1~e3を含む。
【0107】
ステップe1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN A及びBに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップe2において、ユーザ装置UEは、選択PLMNとCellxの属するPLMNが一致すると判断し、ステップe3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークがユーザ装置UEによる周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止すると見なし、ユーザ装置UEは、一定期間内に、周波数ポイントAのセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとしない。
【0108】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは登録PLMN(registered PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの登録PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップf1~f3を含む。
【0109】
ステップf1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN A及びBに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップf2において、ユーザ装置UEは、UE 登録PLMN(registered PLMN)とCellxの属するPLMNが一致すると判断し、ステップf3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークがユーザ装置UEによる周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止すると見なし、ユーザ装置UEは、一定期間内に、周波数ポイントAのセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとしない。
【0110】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは登録PLMN(registered PLMN)と等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)中のPLMNからなるセットであり、ユーザ装置UEの登録PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEの等価PLMNリストはPLMN D及びEを含み、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップg1~g3を含む。
【0111】
ステップg1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのセルCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止すること、及びCellxがPLMN Dに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップg2において、ユーザ装置UEは、等価PLMN(Equivalent PLMN) list中のPLMNとCellxの属するPLMNが一致すると判断し、ステップg3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークがユーザ装置UEによる周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止すると見なし、ユーザ装置UEは、一定期間内に、周波数ポイントAのセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとしない。
【0112】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップh1~h3を含む。
【0113】
ステップh1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止しないこと、及びCellxがPLMN Bに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップh2において、ユーザ装置UEは、ユーザ装置UEの選択PLMNにおけるPLMNとCellxの属するPLMNが一致しないと判断し、ステップh3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0114】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは登録PLMN(registered PLMN)と等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)中のPLMNからなるセットであり、ユーザ装置UEの登録PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEの等価PLMNリストはPLMN D及びEを含み、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップi1~i3を含む。
【0115】
ステップi1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージを読み取って、セルへのアクセスを禁止しないこと、及びCellxがPLMN Bに属することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップi2において、ユーザ装置UEは、登録PLMN(registered PLMN)及び等価PLMN(Equivalent PLMN) list中のPLMNがいずれもCellxの属するPLMNと一致しないと判断し、ステップi3において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0116】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップj1~j4を含む。
【0117】
ステップj1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのMIBを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップj2において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのSIB1を読み取って、CellxがPLMN Bに属することを知り、ステップj3において、ユーザ装置UEは、ユーザ装置UEの選択PLMNにおけるPLMNとCellxの属するPLMNが一致しないと判断し、ステップj4において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0118】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップk1~k2を含む。
【0119】
ステップk1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのMIBを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止しないことを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、ステップk2において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0120】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップl1~l4を含む。
【0121】
ステップl1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのMIBを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、かつCellxのブロードキャストメッセージのMIBの特定の指示ビットが有効状態であることを知り、また、セルへのアクセスを禁止すること及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止することを、予め約束されたセルのブロードキャストメッセージが指示し、かつ特定の指示ビットが有効状態である場合に、ユーザ装置UEは、属するPLMNとセルのPLMNが一致するか否かを判断すべきであり、ステップl2において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのSIB1を読み取って、CellxがPLMN Bに属することを知り、ステップl3において、ユーザ装置UEは、ユーザ装置UEの選択PLMNにおけるPLMNとCellxの属するPLMNが一致しないと判断し、ステップl4において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークが周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止しないと見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAの他のセルをセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとする。
【0122】
別の例示的な実施例では、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは選択PLMN(selected PLMN)のみを含み、ユーザ装置UEの選択PLMNはPLMN Aであり、ユーザ装置UEのセル選択プロセスは以下のステップm1~m2を含む。
【0123】
ステップm1において、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのCellxのブロードキャストメッセージのMIBを読み取って、セルへのアクセスを禁止すること、及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止することを、Cellxのブロードキャストメッセージが指示することを知り、かつCellxのブロードキャストメッセージのMIBの特定の指示ビットが無効状態であることを知り、また、セルへのアクセスを禁止すること及び同一周波数ポイントの他のセルの選択を禁止することを、予め約束されたセルのブロードキャストメッセージが指示し、かつ特定の指示ビットが無効状態である場合に、ユーザ装置UEは、属するPLMNとセルのPLMNが一致するか否かを判断する必要がなく、ステップm2において、ユーザ装置UEは、Cellxにキャンプオンできず、ネットワークがユーザ装置UEによる周波数ポイントAの他のセルの選択を禁止すると見なし、ユーザ装置UEは、周波数ポイントAのセルを一定期間内にセル選択及び/又はセル再選択のための候補セルとして列挙しない。
【0124】
図3に示すように、本開示に係るユーザ装置は、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取る情報読み取りモジュール310と、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないセル選択モジュール320と、を含む。
【0125】
好ましくは、セル選択モジュール320が第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない場合、ユーザ装置UEが所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしないことを具体的に含む。
【0126】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0127】
好ましくは、セル選択モジュール320は、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、さらに、第1セルの第2システム情報を読み取って、第1セルの属するPLMNを取得する。
【0128】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0129】
同一周波数再選択をトリガする判断メカニズムを変更することにより、第1セルのPLMNとユーザ装置UEの所定のPLMNが一致するか否かを、同一周波数再選択が可能であるか否かを判断するための条件の1つとすることは、従来技術における、セル指示のみに基づいて同一周波数再選択が可能であるか否かを判断することよりも合理的であり、ユーザ装置UEがキャンプオン可能な契約オペレータのセルを再選択できない場合を回避する。
【0130】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットにおける1つのPLMNが上記第1セルの属する1つのPLMNと同じであることを含む。
【0131】
好ましくは、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN、ユーザ装置UEの登録PLMN、ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、ユーザ装置UEのホームPLMN、ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0132】
好ましくは、セル選択モジュール320は、さらに、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、上記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0133】
好ましくは、セル選択モジュール320は、さらに、キャンプオンを禁止しないことを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、上記第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0134】
好ましくは、ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0135】
好ましくは、第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する。
【0136】
好ましくは、情報読み取りモジュール310は、第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、上記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、セル選択モジュール320は、上記設定条件を満たすか否かを判断し、上記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、セル選択モジュール320は、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0137】
図4に示すように、本開示に係るユーザ装置400は、少なくとも1つのプロセッサ401、メモリ402、少なくとも1つのネットワークインタフェース404及び他のユーザインタフェース403を含む。ユーザ装置400における各コンポーネントは、バスシステム405を介して結合される。バスシステム405は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現することを理解されたい。バスシステム405は、データバス以外、電源バス、制御バス及び状態信号バスをさらに含む。しかしながら、明確に説明するために、図4において、様々なバスをいずれもバスシステム405と表記する。
【0138】
ユーザインタフェース403は、ディスプレイ、キーボード又はクリック装置(例えば、マウス、トラックボール(trackball)、タッチパッド又はタッチスクリーンなど)を含んでよい。
【0139】
本開示の実施例に係るメモリ402は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして用いられるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよい。限定的なものではなく例示的な説明によれば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、エンハンスドシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)などの多くの形態のRAMは使用可能である。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ402は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことが意図される。
【0140】
いくつかの実施形態では、メモリ402は、オペレーティングシステム4021及びアプリケーションプログラム4022である要素、実行可能モジュール若しくはデータ構造、又はそれらのサブセット若しくは拡張セットを記憶する。
【0141】
オペレーティングシステム4021は、フレームワーク層、コアライブラリ層、ドライバ層などの様々なシステムプログラムを含み、様々な基本的なサービスを実現し、かつハードウェアに基づくタスクを処理する。アプリケーションプログラム4022は、メディアプレーヤ(Media Player)及びブラウザ(Browser)などの様々なアプリケーションプログラムを含み、様々なアプリケーションサービスを実現する。本開示の実施例に係る方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム4022に含まれてよい。
【0142】
本開示の実施例では、プロセッサ401は、メモリ402に記憶されたプログラム又は命令(具体的には、アプリケーションプログラム4022に記憶されたプログラム又は命令であり得る)を呼び出すことにより、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取り、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0143】
上記本開示の実施例に開示された方法は、プロセッサ401に応用されてもよく、プロセッサ401によって実現されてもよい。プロセッサ401は、信号の処理能力を備える集積回路チップである可能性がある。実現プロセスにおいて、上記方法の各ステップは、プロセッサ401内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令により完了することができる。上記プロセッサ401は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってよい。本開示の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例と組み合わせて開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサによって実行されて完了されるか又は復号プロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されて完了されるように直接具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野における成熟した記憶媒体に位置してよい。該記憶媒体は、メモリ402に位置し、プロセッサ401は、メモリ402内の情報を読み取って、ハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完了する。
【0144】
本開示の実施例に記載されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせによって実現できることを理解されたい。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理装置(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行する他の電子ユニット又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。
【0145】
ソフトウェアで実現する場合、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えば、プロセス、関数など)により、本開示の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、かつプロセッサによって実行することができる。メモリは、プロセッサ内又はプロセッサの外部で実現することができる。
【0146】
好ましくは、プロセッサ401は、具体的には、所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしない。
【0147】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0148】
好ましくは、プロセッサ401は、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、さらに、第1セルの第2システム情報を読み取って、第1セルの属するPLMNを取得する。
【0149】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0150】
同一周波数再選択をトリガする判断メカニズムを変更することにより、第1セルのPLMNとユーザ装置UEの所定のPLMNが一致するか否かを、同一周波数再選択が可能であるか否かを判断するための条件の1つとすることは、従来技術における、セル指示のみに基づいて同一周波数再選択が可能であるか否かを判断することよりも合理的であり、ユーザ装置UEがキャンプオン可能な契約オペレータのセルを再選択できない場合を回避する。
【0151】
好ましくは、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN、ユーザ装置UEの登録PLMN、ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、ユーザ装置UEのホームPLMN、ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0152】
好ましくは、プロセッサ401は、さらに、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0153】
好ましくは、プロセッサ401は、さらに、キャンプオンを禁止しないことを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0154】
好ましくは、ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0155】
好ましくは、第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する。
【0156】
好ましくは、プロセッサ401は、さらに、第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、上記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、上記設定条件を満たすか否かを判断し、上記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0157】
図5は、本開示に係るユーザ装置の構成を示す図であり、具体的には、図5におけるユーザ装置500は、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、又は車載コンピュータなどであってよい。
【0158】
図5におけるユーザ装置500は、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路510、メモリ520、入力ユニット530、表示ユニット540、プロセッサ560、オーディオ回路570、WiFi(Wireless Fidelity)モジュール580、及び電源590を含む。
【0159】
入力ユニット530は、ユーザにより入力された数字又は文字情報を受信し、ユーザ装置500のユーザ設定及び機能制御に関連する信号入力を生成することができる。具体的には、本開示の実施例では、該入力ユニット530は、タッチパネル531を含んでよい。タッチパネル531は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又はその近くでのユーザのタッチ操作(例えば、指、スタイラスペンなどの任意の適切な物体又は付属品を用いるタッチパネル531上でのユーザの操作)を収集し、かつ所定のプログラムに従って対応する接続装置を駆動することができる。好ましくは、タッチパネル531は、タッチ検出装置及びタッチコントローラという2つの部分を含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方向を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチポイント座標に変換して、該プロセッサ560に送信し、プロセッサ560から送信された命令を受信し、実行することができる。また、抵抗式、容量式、赤外線式及び表面弾性波式などの複数のタイプでタッチパネル531を実現することができる。タッチパネル531に加えて、入力ユニット530は、他の入力装置532をさらに含んでよく、他の入力装置532は、物理キーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、操作レバーなどのうちの1種又は複数種を含み得るが、これらに限定されない。
【0160】
表示ユニット540は、ユーザにより入力された情報又はユーザに提供された情報、及びユーザ装置500の様々なメニュー画面を表示することができる。表示ユニット540は、表示パネル541を含んでよく、好ましくは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)又は有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形態で表示パネル541を配置することができる。
【0161】
なお、タッチパネル531は、表示パネル541をカバーして、タッチスクリーンを形成することができ、該タッチスクリーンがその上又はその近くでのタッチ操作を検出した後、プロセッサ560に伝送してタッチイベントのタイプを決定し、その後に、プロセッサ560は、タッチイベントのタイプに応じて対応する視覚的出力をタッチスクリーンに提供する。
【0162】
タッチスクリーンは、アプリケーションプログラムインタフェース表示領域及び常用コントロール表示領域を含む。該アプリケーションプログラムインタフェース表示領域及び該常用コントロール表示領域の配列方式は、限定されず、上下配列、左右配列などの、2つの表示領域を区別できる配列方式であってもよい。該アプリケーションプログラムインタフェース表示領域は、アプリケーションプログラムのインタフェースを表示することができる。各インタフェースは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムのアイコン及び/又はwidgetデスクトップコントロールなどのインタフェース要素を含んでもよい。該アプリケーションプログラムインタフェース表示領域は、任意のコンテンツを含まない空きインタフェースであってもよい。該常用コントロール表示領域は、使用率の高いコントロール、例えば、設定ボタン、インタフェース番号、スクロールバー、電話帳アイコンなどのアプリケーションプログラムアイコンなどを表示する。
【0163】
プロセッサ560は、ユーザ装置500の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線を用いて携帯電話全体の各部分を接続し、第1メモリ521に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させるか又は実行し、かつ第2メモリ522に記憶されたデータを呼び出すことにより、ユーザ装置500の様々な機能及びデータの処理を実行し、それによりユーザ装置500全体をモニタリングする。好ましくは、プロセッサ560は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。
【0164】
本開示の実施例では、プロセッサ560は、該第1メモリ521に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュール、及び/又は該第2メモリ522内のデータを呼び出すことにより、第1周波数ポイントの第1セルの第1システム情報を読み取り、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0165】
好ましくは、プロセッサ560は、具体的には、所定の期間内に、第1周波数ポイントのセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとしない。
【0166】
好ましくは、設定条件は、上記ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0167】
好ましくは、プロセッサ560は、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示すると決定した後、設定条件を満たすか否かを判断する前に、さらに、第1セルの第2システム情報を読み取って、第1セルの属するPLMNを取得する。
【0168】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0169】
同一周波数再選択をトリガする判断メカニズムを変更することにより、第1セルのPLMNとユーザ装置UEの所定のPLMNが一致するか否かを、同一周波数再選択が可能であるか否かを判断するための条件の1つとすることは、従来技術における、セル指示のみに基づいて同一周波数再選択が可能であるか否かを判断することよりも合理的であり、ユーザ装置UEがキャンプオン可能な契約オペレータのセルを再選択できない場合を回避する。
【0170】
好ましくは、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN、ユーザ装置UEの登録PLMN、ユーザ装置UEの等価PLMNリスト中のPLMN、ユーザ装置UEのホームPLMN、ユーザ装置UEの等価ホームPLMNのうち少なくとも1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0171】
好ましくは、プロセッサ560は、さらに、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0172】
好ましくは、プロセッサ560は、さらに、キャンプオンを禁止しないことを第1セルの第1システム情報が指示したとき、設定条件を満たさなければ、第1周波数ポイントの他のセルを、セル選択、又はセル再選択、又はセル選択及び再選択のための候補セルとする。
【0173】
好ましくは、ユーザ装置UEは、アイドルIdle状態又は非アクティブInactive状態である。
【0174】
好ましくは、第1周波数ポイントは、アンライセンスバンドに属する。
【0175】
好ましくは、プロセッサ560は、さらに、第1システム情報における特定の指示情報を読み取り、上記特定の指示情報が有効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、上記設定条件を満たすか否かを判断し、上記特定の指示情報が無効状態である場合、キャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを上記第1セルの第1システム情報が指示したとき、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしない。
【0176】
図6に示すように、本開示に係るネットワーク側装置は、第1システム情報を生成する情報生成モジュール610と、上記第1システム情報をブロードキャストする情報ブロードキャストモジュール620と、を含み、上記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、上記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。
【0177】
好ましくは、第1システム情報はMIBである。
【0178】
好ましくは、第1指示情報は、cellbar識別子を含み、第2指示情報は、intraFreqReselection識別子を含む。
【0179】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0180】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0181】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN(Selected PLMN)と、上記ユーザ装置UEの登録PLMN(Registered PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)と、上記ユーザ装置UEのホームPLMN(Home PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価ホームPLMN(Equivalent Home PLMN)とのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0182】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、プロトコルにより規定されるか又はネットワークにより構成される。
【0183】
図7に示すように、本開示に係るネットワーク側装置は、プロセッサ700と、バスインタフェースを介して上記プロセッサ700に接続されたメモリ720と、バスインタフェースを介してプロセッサ700に接続されたトランシーバ710とを含み、上記メモリ720は、上記プロセッサが操作を実行するときに使用するプログラム及びデータを記憶し、上記トランシーバ710によりデータ情報又はパイロットを送信し、さらに上記トランシーバ710により上り制御チャネルを受信し、プロセッサ700が、上記メモリ720に記憶されたプログラム及びデータを呼び出して実行する場合に、具体的には、第1システム情報を生成し、上記第1システム情報をブロードキャストし、上記第1システム情報は、第1周波数ポイントの第1セルのシステム情報であり、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止するか否かを指示する第1指示情報と、ユーザ装置UEに対して同一周波数再選択を禁止するか否かを指示する第2指示情報と、有効状態及び無効状態を含む第3指示情報とを含み、有効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、上記設定条件を満たすか否かを判断し、設定条件を満たせば、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示し、無効状態の第3指示情報は、ユーザ装置UEに対してキャンプオンを禁止し、かつ同一周波数再選択を禁止することを指示したとき、ユーザ装置UEが、第1周波数ポイントのセルを選択しないか、又は再選択しないか、又は選択も再選択もしないことを指示する。
【0184】
上記トランシーバ710は、プロセッサ700の制御下でデータを送受信し、本実施例では、第1システム情報を送信する。
【0185】
好ましくは、ネットワーク側装置は基地局である。
【0186】
好ましくは、第1指示情報は、cellbar識別子を含み、第2指示情報は、intraFreqReselection識別子を含む。
【0187】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットと上記第1セルの属するPLMNとに関連する。
【0188】
好ましくは、設定条件は、ユーザ装置UEの所定のPLMNセットのうちの1つのPLMNが第1セルの属する少なくとも1つのPLMNと同じであることを含む。
【0189】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、ユーザ装置UEの選択PLMN(Selected PLMN)と、上記ユーザ装置UEの登録PLMN(Registered PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価PLMNリスト(Equivalent PLMN list)と、上記ユーザ装置UEのホームPLMN(Home PLMN)と、上記ユーザ装置UEの等価ホームPLMN(Equivalent Home PLMN)とのうちの1つ又は複数の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0190】
ユーザ装置UEの所定のPLMNセットは、プロトコルにより規定されるか又はネットワークにより構成される。
【0191】
当業者であれば認識できるように、本明細書で開示された実施例と組み合わせて説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現することができる。これらの機能がハードウェアの形態で実行されるか又はソフトウェアの形態で実行されるかは、技術手段の特定の応用及び設計上の制約条件に依存する。当業者は、各特定の応用に対して異なる方法を用いて説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えていると考えられるべきではない。当業者であれば明確に理解できるように、便利かつ簡潔で説明するために、上述したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0192】
本明細書において開示された実施例では、開示された方法、製品(装置、デバイスなどを含むが、これらに限定されない)は他の形態によって実現することができると理解されたい。例えば、上述した装置の実施例は、例示的なものに過ぎず、例えば、上記ユニットの区分は、論理上の機能の区分に過ぎず、実際に実現する場合に他の区分方式も可能であり、例えば、複数のユニット又はコンポーネントは組み合わせられてもよく、別のシステムに集積されてもよく、又はいくつかの特徴を無視してもよく、実行しなくてもよい。また、示されるか又は議論される相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実現でき、装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的形態、機械的形態であってもよく、他の形態であってもよい。上述した別個の部品として説明したユニットは、物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部品は、物理的ユニットであってもなくてもよく、すなわち、1つの箇所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに配置されてもよい。実際の需要に応じて、それらのうちの一部又は全てのユニットを選択して本実施例の技術手段の目的を達成することができる。また、本開示の各実施例において、各機能ユニットが1つの処理ユニットに集積されてもよく、各ユニットが別個に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。
【0193】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示すことを理解されたい。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、上記モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、規定された論理上の機能を実現するための1つ又は複数の実行可能な命令を含む。なお、一部の代替可能な実現において、ブロック内に示された機能は、図面に示された順序とは異なる順序で実行されてもよい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には、ほぼ並行して実行されてもよく、逆の順序で実行されてもよく、これは、関連する機能によって決められる。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能若しくは操作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現されてもよく、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実行されてもよい。本開示は、上述され、かつ図面に示された流れ及び構成に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能である。本開示の範囲は、添付した特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
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図4
図5
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図7