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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-22
(45)【発行日】2024-01-05
(54)【発明の名称】文字入力方法及び端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04886 20220101AFI20231225BHJP
   G06F 3/023 20060101ALI20231225BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20231225BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALI20231225BHJP
【FI】
G06F3/04886
G06F3/023 460
G06F3/16 610
G06F3/16 650
G06F3/04883
【請求項の数】 10
(21)【出願番号】P 2021505727
(86)(22)【出願日】2019-07-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2019096086
(87)【国際公開番号】W WO2020024788
(87)【国際公開日】2020-02-06
【審査請求日】2021-02-01
(31)【優先権主張番号】201810862769.2
(32)【優先日】2018-08-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】林 松杰
【審査官】木村 慎太郎
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第02778879(EP,A2)
【文献】特開2008-090624(JP,A)
【文献】特開2013-238935(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04886
G06F 3/023
G06F 3/16
G06F 3/04883
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される文字入力方法であって、
文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、3種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示することと、
現在使用されている前記3種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記3種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持することとを含み、前記3種類の入力法の入力操作領域が重ならず、前記3種類の入力法が、キー入力法、音声入力法、及び、手書き入力法を含
前記キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域を含み、
前記の現在使用されている前記3種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記3種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持することは、
現在使用されている入力法が前記3種類の入力法のうち前記キー入力法以外の他の入力法であることが検出され、且つ前記キーボード領域上のキーが押下されたことが検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記キー入力法に切り替えて、前記キーボード領域に入力された文字情報を取得することを含む、文字入力方法。
【請求項2】
前記手書き入力法の入力操作領域は、手書き領域を含み、
前記の文字編集インタフェースを表示することの後に、
前記手書き領域上での手書き操作が検出されると、現在使用されている入力法を前記手書き入力法と特定し、前記手書き領域に入力された文字情報を取得することを更に含む、請求項1に記載の文字入力方法。
【請求項3】
前記の文字編集インタフェースを表示することの後に、
ユーザの音声情報が検出され、且つ、前記文字編集インタフェースに他の入力法の入力操作が存在しない場合、収集された音声情報を取得し、前記音声情報を文字情報に変換することを更に含む、請求項1に記載の文字入力方法。
【請求項4】
前記の文字編集インタフェースを表示することの後に、
前記3種類の入力法のうちの一方の入力法を用いた文字入力が検出されると、入力情報に対応する少なくとも1組の候補文字を現在使用されている入力法の入力操作領域に表示することと、
前記少なくとも1組の候補文字のうちの1組の候補文字が選択されたことが検出されると、選択された文字を前記文字表示領域に追加することとを更に含む、請求項1に記載の文字入力方法。
【請求項5】
端末であって、
文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、3種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示する第1表示モジュールと、
現在使用されている前記3種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記3種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持する第2表示モジュールとを含み、前記3種類の入力法の入力操作領域が重ならず、前記3種類の入力法が、キー入力法、音声入力法、及び、手書き入力法を含
前記キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域を含み、
前記端末は、
現在使用されている入力法が前記3種類の入力法のうち前記キー入力法以外の他の入力法であることが検出され、且つ前記キーボード領域上のキーが押下されたことが検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記キー入力法に切り替えて、前記キーボード領域に入力された文字情報を取得する第1取得モジュールを更に含む、端末。
【請求項6】
前記手書き入力法の入力操作領域は、手書き領域を含み、
前記端末は、
前記手書き領域上での手書き操作が検出されると、現在使用されている入力法を前記手書き入力法と特定し、前記手書き領域に入力された文字情報を取得する第2取得モジュールを更に含む、請求項に記載の端末。
【請求項7】
前記端末は、
ユーザの音声情報が検出され、且つ、前記文字編集インタフェースに他の入力法の入力操作が存在しない場合、収集された音声情報を取得し、前記音声情報を文字情報に変換する第3取得モジュールを更に含む、請求項に記載の端末。
【請求項8】
前記3種類の入力法のうちの一方の入力法を用いた文字入力が検出されると、入力情報に対応する少なくとも1組の候補文字を現在使用されている入力法の入力操作領域に表示する第3表示モジュールと、
前記少なくとも1組の候補文字のうちの1組の候補文字が選択されたことが検出されると、選択された文字を前記文字表示領域に追加する追加モジュールとを更に含む、請求項に記載の端末。
【請求項9】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末であって、
前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の文字入力方法が実現される、端末。
【請求項10】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~のいずれか1項に記載の文字入力方法が実現される、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2018年8月1日に中国特許庁に提出された中国特許出願201810862769.2の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示の実施例は、文字入力技術分野に係り、特に文字入力方法及び端末に係る。
【背景技術】
【0002】
端末のますますの発展に伴い、端末にインストールされたメール、チャット、ショートメッセージ、オフィス等のアプリケーションを利用するユーザが増えている。ユーザは、これらのアプリケーションを使用する際に、入力法を利用して文字入力を行う必要がある場合が多い。
【0003】
関連技術において、ユーザが入力法を用いて文字入力を行う場合、文字編集インタフェースでは、1種類のみの入力法による文字入力をサポートし、文字入力効率が低い。このため、ユーザは、一度入力法を選択すると、その入力法による不便を我慢しなければならない。例えば、ユーザが26キー入力法で文字を入力する場合、26キー入力法に対応する文字編集インタフェースでは、入力マッチ度は高いが、アルファベットキーが小さくて押し間違えやすい。ユーザが9宮格入力法で文字を入力する場合、9宮格入力法に対応する文字編集インタフェースでは、キーが十分に大きいが、入力後のマッチ度が高くなく、ユーザが入力したい文字とマッチしにくい。ユーザが音声入力法で文字を入力する場合、発音が不正確であったり発音時の環境が騒がしいため入力したい文字とマッチしない。ユーザが手書き入力法で文字を入力する場合、画数の多い文字に時間がかかって不便になる。ユーザが他の入力法で文字入力を行いたい場合、入力法を積極的に切り替える必要があり、現在使用されている入力法に対応する文字編集インタフェースがなくなり、新たな文字編集インタフェースに置き換わられ、新たな文字編集インタフェースは、やはり1種類の入力法による文字入力しかサポートせず、文字入力効率が低く、ユーザに不便をもたらすことになる。
【0004】
従って、いかに効率よく、より正確に文字を入力するかが、解決すべき技術的課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、いかに効率よく、より正確に文字を入力するかという問題を解決するために、文字入力方法及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様として、本開示の実施例は、端末に応用される文字入力方法を提供し、該文字入力方法は、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示することと、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持することとを含む。
【0007】
第2態様として、本開示の実施例は、端末を提供し、該端末は、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示する第1表示モジュールと、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持する第2表示モジュールとを含む。
【0008】
第3態様として、本開示の実施例は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに格納されて前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末を提供し、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記文字入力方法が実現される。
【0009】
第4態様として、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記文字入力方法が実現される。
【発明の効果】
【0010】
本開示の実施例において、入力法を起動して文字入力を行うための操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法による文字入力が可能な文字編集インタフェースを表示することによって、現在表示されている文字編集インタフェースにおいてユーザが少なくとも2種類の入力法を用いて文字入力を行うことができるため、入力法の切り替え時に文字編集インタフェースを頻繁に切り替えることを回避し、文字入力の効率と正確性を効果的に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施例1に係る文字入力方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの概略図である。
図3】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図4】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図5】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図6】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図7】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図8】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図9】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図10】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図11】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図12】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図13】本開示の実施例に係る文字編集インタフェースの別の概略図である。
図14】本開示の実施例2に係る端末の構造図である。
図15】本開示の実施例3に係る端末の構造図である。
図16】本開示の各実施例を実現する端末のハードウェア構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本開示の実施例の図面を関連して、本開示の実施例の技術手段を明確且つ完全的に記載する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の全てではなく、一部なのである。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある作業をしなくても為しえる全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属するものである。
【0013】
図1を参照し、図1は、本開示の実施例1に係る文字入力方法のフローチャートである。該方法において、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示するステップS11と、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持するステップS12とを含む。
【0014】
上記方法によれば、現在表示されている文字編集インタフェースにおいてユーザが少なくとも2種類の入力法を用いて文字入力を行うことができるため、入力法の切り替え時に文字編集インタフェースを頻繁に切り替えることを回避し、文字入力の効率と正確性を効果的に向上させる。
【0015】
上記実施例において、文字入力をトリガーするためのトリガー操作は、ショートメッセージ、メール、ウィチャット等のアプリケーションの文字入力領域(例えば文字編集ボックス、検索ボックス等)を押下する押下操作である。
【0016】
上記実施例において、前記少なくとも2種類の入力法は、キー入力法、音声入力法及び手書き入力法の少なくとも2つを含む。
【0017】
ここで、前記キー入力法は、5筆字型入力法、ピンイン入力法又は外字入力法を含む。前記キー入力法は、26キー入力法でもよいし、9宮格入力法でもよい。これにより、ユーザの様々なニーズを満たし、ユーザによる文字入力の効率を向上させる。
【0018】
本開示の一部の選択的な実施例において、前記少なくとも2種類の入力法が前記キー入力法を含む場合、前記キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域を含む。
【0019】
例えば、図2を参照し、図2は、音声入力法及び9宮格入力法をサポートする文字編集インタフェース20の概略図である。文字編集インタフェース20において、9宮格入力法の入力操作領域21は、キーボード領域211を含んでもよい。
【0020】
もちろん、キー入力法の入力操作領域21は、少なくとも1組の候補文字を表示するためのキーマッチ文字選択領域(図示していない)を更に含み、ユーザは、キーマッチ文字選択領域上で入力したい文字を選択することを容易にする。
【0021】
本開示の他の一部の選択的な実施例において、前記少なくとも2種類の入力法が前記音声入力法を含む場合、前記音声入力法の入力操作領域は、少なくとも1組の候補文字を表示するための音声マッチ文字選択領域を含む。
【0022】
引き続き図2を参照し、文字編集インタフェース20において、音声入力法の入力操作領域22は、音声マッチ文字選択領域221を含み、ユーザの音声情報に基づいてマッチした文字情報を音声マッチ文字選択領域221に表示して、ユーザによる選択を容易にする。
【0023】
本開示の更なる他の選択的な実施例において、前記少なくとも2種類の入力法が前記手書き入力法を含む場合、前記手書き入力法の入力操作領域は、手書き領域を含む。
【0024】
ここで、手書き領域は、文字編集インタフェース上の所定の領域であり、例えば文字編集インタフェース全体であり、手書き領域を大きくすることで、ユーザが手書きする操作を容易にする。もちろん、該所定の領域は、実際のニーズに応じて設定することができ、より柔軟にすることができる。
【0025】
例えば、図3を参照し、図3は、手書き入力法及びキー入力法をサポートする文字編集インタフェース30の概略図である。文字編集インタフェース30において、手書き入力法の入力操作領域31は、手書き領域311を含む。
【0026】
もちろん、手書き入力法の入力操作領域31は、少なくとも1組の候補文字を表示するための手書きマッチ文字選択領域312を更に含む。これにより、ユーザが手書きした文字の画に基づいてマッチした文字情報を手書きマッチ文字選択領域312に表示し、ユーザは、手書きマッチ文字選択領域312上で入力したい文字を選択しやすくなる。
【0027】
選択的に、キーマッチ文字選択領域、音声マッチ文字選択領域及び手書きマッチ文字選択領域は、必要に応じて設定可能な所定のグループ数の候補文字を表示する。
【0028】
選択的に、キーマッチ文字選択領域、音声マッチ文字選択領域及び手書きマッチ文字選択領域に、より多くのグループ数の候補文字を表示するように指示するためのモアキーを表示する。
【0029】
選択的に、キーマッチ文字選択領域、音声マッチ文字選択領域及び手書きマッチ文字選択領域に表示される所定のグループ数の候補文字は、スライド操作の検出に応じて切り替えられる。
【0030】
本開示の一部の選択的な実施例において、ステップS12は、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記他方の入力法として特定する。
【0031】
即ち、現在使用されている文字編集インタフェースにおける一方の入力法を他方の入力法に切り替える際に、切り替え前に使用していた入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアする。
【0032】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法が前記キー入力法を含む場合、ステップS12は、現在使用されている入力法が前記少なくとも2種類の入力法のうち前記キー入力法以外の他の入力法であることが検出され、且つ前記キーボード領域上のキーが押下されたことが検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記キー入力法に切り替えて、前記キーボード領域に入力された文字情報を取得することを含む。
【0033】
即ち、キー入力法以外の他の入力法で文字を入力中に、キーボード領域上のいずれかのキーがクリックされたことを検出すると、現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、直ちにキー入力法に切り替えて次の文字入力を行う。
【0034】
例えば、図4及び図5を参照し、ユーザが音声入力法及びキー入力法を用いることができる文字編集インタフェースを用いて文字入力を行い、該ユーザが音声入力法を用いて文字を入力する場合に表示される文字編集インタフェース40は、図4に示すようになる。文字編集インタフェース40において、キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域41であり、音声入力法の入力操作領域は、音声マッチ文字選択領域42である。キーボード領域41のキーがクリックされたことを検出すると、図5に示すように、音声マッチ文字選択領域42の全ての文字がクリアされる。
【0035】
本開示の一部の選択的な実施例において、前記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記方法は、前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を用いた文字入力が検出されると、入力情報に対応する少なくとも1組の候補文字を現在使用されている入力法の入力操作領域に表示するステップと、前記少なくとも1組の候補文字のうちの1組の候補文字が選択されたことが検出されると、選択された文字を前記文字表示領域に追加するステップとを更に含む。
【0036】
ここで、検出された音声情報に基づいてマッチした文字は、ワード(アルファベット、中国語漢字を含む)、単語又は文章であり得る。また、1組の候補文字を選択する選択操作は、1組の候補文字をクリックするクリック操作であり得る。
【0037】
選択した文字を前記文字表示領域に追加した後に、現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし得る。
【0038】
例えば、図6図8を参照し、音声入力法を用いて文字入力を行う場合、音声入力法の入力操作領域は、音声マッチ文字選択領域61である。音声内容が「
【数1】
」(こんにちは)である音声情報は検出されると、検出された音声情報に対して文字マッチを行い、図6に示すように、マッチした3組の候補文字(
【数2】
)を文字編集インタフェース60の音声マッチ文字選択領域61に並べて表示する。図7に示すように、音声マッチ文字選択領域61で「
【数3】
」を選択する選択操作が検出されると、選択された「
【数4】
」という文字を文字表示領域62に追加し、図8に示すように、音声マッチ文字選択領域61内の全ての文字をクリアする。
【0039】
また、図9図11を参照し、手書き入力法を用いて文字入力を行う場合、手書き入力法の入力操作領域91は、手書き領域911と、手書きマッチ文字選択領域912とを含む。ユーザが手書き領域911に文字内容「
【数5】
」の画を書いたことが検出されると、検出された画情報の文字マッチをし、マッチした4組の候補文字(
【数6】
)を文字編集インタフェース90の手書きマッチ文字選択領域912に並べて表示する。図10に示すように、手書きマッチ文字選択領域912内で「
【数7】
」を選択する選択操作が検出されると、選択された「
【数8】
」という文字を文字表示領域92に追加し、図11に示すように、手書き入力法の入力操作領域91(手書き領域911と手書きマッチ文字選択領域912を含む)内の全ての文字がクリアされる。
【0040】
もちろん、選択された文字を前記文字表示領域に追加した後、現在使用されている入力法の入力操作領域にある文字をクリアしなくてもよい。
【0041】
具体的には、選択された文字を前記文字表示領域に追加した後、選択された文字の連想字又は連想単語を入力操作領域に表示する。例えば、ユーザが選択した文字が「陽光」である場合、「陽光」を前記文字表示領域に追加し、「明媚」、「下」、「好」、「真好」など、「陽光」の連想字又は連想単語を入力操作領域に表示する。
【0042】
本開示の一部の選択的な実施例において、前記少なくとも2種類の入力法が前記音声入力法を含む場合、前記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記方法は、ユーザの音声情報が検出され、且つ、前記文字編集インタフェースに他の入力法の入力操作が存在しない場合、収集された音声情報を取得し、前記音声情報を文字情報に変換することを更に含む。
【0043】
即ち、前記少なくとも2種類の入力法が前記音声入力法を含む場合、文字入力の過程で音声情報を常にリアルタイムに収集し、音声情報が収集され且つ他の入力法を用いた文字入力が行われない場合のみ、収集された音声情報を文字情報に変換する。
【0044】
本開示の更なる他の選択的な実施例において、前記少なくとも2種類の入力法が前記手書き入力法を含む場合、前記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記方法は、前記手書き領域上での手書き操作が検出されると、現在使用されている入力法を前記手書き入力法として特定し、前記手書き領域に入力された文字情報を取得することを更に含む。
【0045】
即ち、ユーザが手書き領域に文字を書いていることが検出された場合、それまで採用されていた入力法が手書き入力法でなければ、入力法を手書き入力法に切り替え、それまでは手書き入力法を用いていたのであれば、引き続き手書き入力法による文字入力を行い、筆記された画情報に対して文字マッチを行い、手書き入力法で入力された文字情報を取得する。
【0046】
本発明の一部の選択的な実施例において、現在表示されている文字編集インタフェースにおける少なくとも2種類の入力法の入力操作領域は、第1入力法の入力操作領域と第2入力法の入力操作領域とを含み、且つ前記第1入力法及び前記第2入力法のいずれとも異なる第3入力法の入力操作領域を含まない。前記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記方法は、前記第1入力法を前記第3入力法に切り替えるための切替操作が検出されると、前記第2入力法の入力操作領域と、前記第3入力法の入力操作領域と、前記文字表示領域とを含む新たな文字編集インタフェースを表示することを更に含む。
【0047】
即ち、現在表示されている文字編集インタフェースでは、第1入力法及び第2入力法による文字入力は可能であるが、第3入力法による文字入力は不可能である。第1入力法を第3入力法に切り替えるための切替操作が検出されると、新たな文字編集インタフェースを表示し、新たな文字編集インタフェースにおいて、前記第2入力法及び前記第3入力法による文字入力が可能である。
【0048】
ここで、前記の第1入力法を第3入力法に切り替えるための切替操作は、前記文字編集インタフェースに表示される入力法の切り替えを指示するための切り替えキーが押下される押下操作である。前記切り替えキーは、実際のニーズに応じて予め設定されたキーとすることができ、前記文字編集インタフェースのどこにでも配置することができ、より柔軟である。
【0049】
例えば、引き続き図2及び図3を参照し、第1入力法は、音声入力法であり、第2入力法は、キー入力法であり、第3入力法は、手書き入力法である。図2の文字編集インタフェース20では、音声入力法の入力操作領域22は、音声マッチ文字選択領域221であり、音声マッチ文字選択領域221の一番右のマイクキーは、前記切り替えキーであり、該マイクキーのクリックが検出されると、図3に示すように、新たな文字編集インタフェース30が表示される。新たな文字編集インタフェース30は、キー入力法及び手書き入力法による文字入力が可能であり、文字表示領域32と、キー入力法の入力操作領域33と、手書き入力法の入力操作領域31(手書き領域311及び手書きマッチ文字選択領域312を含む)とを含む。
【0050】
また、引き続き図2及び図3を参照し、第1入力法は、手書き入力法であり、第2入力法は、キー入力法であり、第3入力法は、音声入力法である。図3の文字編集インタフェース30では、手書き入力法の入力操作領域31の一番右の画キーは、前記切り替えキーであり、この画キーのクリックが検出されると、図2に示すように、新たな文字編集インタフェース20が表示される。新たな文字編集インタフェース20は、キー入力法及び音声入力法を用いて文字入力を行うことができ、文字表示領域23と、キー入力法の入力操作領域21と、音声入力法の入力操作領域22とを含む。
【0051】
また、図2及び図12を参照し、第1入力法は、キー入力法であり、第2入力法は、音声入力法であり、第3入力法は、手書き入力法である。図2の文字編集インタフェース20では、キーボード領域211の「1」キーが前記切り替えキーであり、この「1」キーのクリックが検出されると、図12に示すように、新たな文字編集インタフェース120が表示される。新たな文字編集インタフェース120は、音声入力法と手書き入力法を用いて文字入力を行うことができ、文字表示領域121と、音声入力法の入力操作領域122と、手書き入力法の入力操作領域123(手書きマッチ文字選択領域1231と手書き領域1232を含む)とを含む。
【0052】
図13を参照し、本開示の一部の具体的な実施例において、文字編集インタフェース130は、3種類の入力法(例えばキー入力法、音声入力法及び手書き入力法)を用いて文字入力を行うことができる。この文字編集インタフェース130は、文字表示領域131と、キー入力法の入力操作領域132と、音声入力法の入力操作領域133と、手書き入力法の入力操作領域134とを含む。ここで、手書き入力法の入力操作領域134は、手書きマッチ文字選択領域1341と、手書き領域1342とを含む。
【0053】
これにより、ユーザが、文字編集インタフェース上で3種類の入力法を用いて文字入力を行うことができ、どのような入力法を用いたくても即座に使用することができ、文字編集インタフェースの頻繁な切り替えを回避して、ユーザの文字入力の時間を削減し、文字入力の効率を効果的に向上させる。
【0054】
上記文字入力方法と同じ発明思想に基づいて、本開示は、端末を提供する。図14を参照し、図14は、本開示の実施例2に係る端末140の構造図である。端末140は、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示する第1表示モジュール141と、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持する第2表示モジュール142とを含む。
【0055】
本開示の端末は、少なくとも2種類の入力法による文字入力が可能な文字編集インタフェースを表示することができるため、入力法の切り替え時に文字編集インタフェースを頻繁に切り替えることを回避し、文字入力の効率と正確性を効果的に向上させる。
【0056】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法は、キー入力法、音声入力法及び手書き入力法の少なくとも2つを含む。
【0057】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法がキー入力法を含む場合、前記キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域を含む。前記端末140は、現在使用されている入力法が前記少なくとも2種類の入力法のうち前記キー入力法以外の他の入力法であることが検出され、且つ前記キーボード領域上のキーが押下されたことが検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記キー入力法に切り替えて、前記キーボード領域に入力された文字情報を取得する第1取得モジュールを更に含む。
【0058】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法が手書き入力法を含む場合、前記手書き入力法の入力操作領域は、手書き領域を含む。前記端末140は、前記手書き領域上での手書き操作が検出されると、現在使用されている入力法を前記手書き入力法と特定し、前記手書き領域に入力された文字情報を取得する第2取得モジュールを更に含む。
【0059】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法が音声入力法を含む場合、前記端末140は、ユーザの音声情報が検出され、且つ、前記文字編集インタフェースに他の入力法の入力操作が存在しない場合、収集された音声情報を取得し、前記音声情報を文字情報に変換する第3取得モジュールを更に含む。
【0060】
選択的に、前記端末140は、前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を用いた文字入力が検出されると、入力情報に対応する少なくとも1組の候補文字を現在使用されている入力法の入力操作領域に表示する第3表示モジュールと、前記少なくとも1組の候補文字のうちの1組の候補文字が選択されたことが検出されると、選択された文字を前記文字表示領域に追加する追加モジュールとを更に含む。
【0061】
選択的に、現在表示されている文字編集インタフェースにおける少なくとも2種類の入力法の入力操作領域は、第1入力法の入力操作領域と第2入力法の入力操作領域とを含み、且つ前記第1入力法及び前記第2入力法のいずれとも異なる第3入力法の入力操作領域を含まない。前記端末140は、前記第1入力法を前記第3入力法に切り替えるための切替操作が検出されると、前記第2入力法の入力操作領域と、前記第3入力法の入力操作領域と、前記文字表示領域とを含む新たな文字編集インタフェースを表示する第表示モジュールを更に含む。
【0062】
選択的に、前記の前記第1入力法を第3入力法に切り替えるための切替操作は、前記文字編集インタフェースに表示される入力法の切り替えを指示するための切り替えキーが押下される押下操作である。
【0063】
本開示の実施例に係る端末は、上記文字入力方法の実施例において端末によって実行される各プロセスを実現することができ、重複を避けるために、ここでは繰り返して述べない。
【0064】
図15を参照すると、図15は、本開示の実施例3に係る端末150の構造図である。該端末150は、プロセッサ151と、メモリ152と、メモリ152に格納されて前記プロセッサ151で実行可能なコンピュータプログラムとを含む。前記プロセッサ151は、前記プログラムを実行すると、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示するステップと、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持するステップとを実現する。
【0065】
本開示の実施例に係る端末は、少なくとも2種類の入力法による文字入力が可能な文字編集インタフェースを表示することができ、現在表示されている文字編集インタフェースにおいてユーザが少なくとも2種類の入力法を用いて文字入力を行うことができるため、入力法の切り替え時に文字編集インタフェースを頻繁に切り替えることを回避し、文字入力の効率と正確性を効果的に向上させる。
【0066】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法は、キー入力法、音声入力法及び手書き入力法の少なくとも2つを含む。
【0067】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法がキー入力法を含む場合、前記キー入力法の入力操作領域は、キーボード領域を含む。選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ151によって実行されると、在使用されている入力法が前記少なくとも2種類の入力法のうち前記キー入力法以外の他の入力法であることが検出され、且つ前記キーボード領域上のキーが押下されたことが検出されると、前記現在使用されている入力法の入力操作領域にある全ての文字をクリアし、現在使用されている入力法を前記キー入力法に切り替えて、前記キーボード領域に入力された文字情報を取得するステップが更に実現され得る
【0068】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法が手書き入力法を含む場合、前記手書き入力法の入力操作領域は、手書き領域を含む。選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ151によって実行されると、記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記手書き領域上での手書き操作が検出されると、現在使用されている入力法を前記手書き入力法と特定し、前記手書き領域に入力された文字情報を取得するステップが更に実現され得る
【0069】
選択的に、前記少なくとも2種類の入力法が音声入力法を含む場合、コンピュータプログラムがプロセッサ151によって実行されると、記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、ユーザの音声情報が検出され、且つ、前記文字編集インタフェースに他の入力法の入力操作が存在しない場合、収集された音声情報を取得し、前記音声情報を文字情報に変換するステップが更に実現され得る
【0070】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ151によって実行されると、記の文字編集インタフェースを表示するステップの後に、前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を用いた文字入力が検出されると、入力情報に対応する少なくとも1組の候補文字を現在使用されている入力法の入力操作領域に表示するステップと、前記少なくとも1組の候補文字のうちの1組の候補文字が選択されたことが検出されると、選択された文字を前記文字表示領域に追加するステップとが更に実現され得る
【0071】
選択的に、コンピュータプログラムがプロセッサ151によって実行されると、在表示されている文字編集インタフェースにおける少なくとも2種類の入力法の入力操作領域は、第1入力法の入力操作領域と第2入力法の入力操作領域とを含み、且つ前記第1入力法及び前記第2入力法のいずれとも異なる第3入力法の入力操作領域を含まず、前記の文字編集インタフェースを表示することの後に、
前記第1入力法を前記第3入力法に切り替えるための切替操作が検出されると、前記第2入力法の入力操作領域と、前記第3入力法の入力操作領域と、前記文字表示領域とを含む新たな文字編集インタフェースを表示するステップが更に実現される
【0072】
選択的に、前記の前記第1入力法を前記第3入力法に切り替えるための切替操作は、前記文字編集インタフェースに表示される入力法の切替を指示するための切り替えキーを押下する押下操作である。
【0073】
図16を参照すると、図16は、本開示の各実施例を実現する端末100のハードウェア構造図である。該端末100は、ラジオ周波数ユニット101と、ネットワークモジュール102と、音声出力ユニット103と、入力ユニット104と、センサ105と、表示ユニット106と、ユーザ入力ユニット107と、インタフェースユニット108と、メモリ109と、プロセッサ110と、電源111などの構成要素を含むが、これらに限定されない。図16に示される端末の構造は、端末を限定するものではなく、端末は、図示されるよりも多い又は少ない構成要素、又は特定の構成要素の組み合わせ、又は異なる構成要素の配置を含むことができることを、当業者は理解可能である。本開示の実施例において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップパソコン、車載端末、ウェアラブルデバイス及び歩数計などを含むが、それらに限定されない。
【0074】
ここで、プロセッサ110は、文字入力をトリガーするためのトリガー操作が検出されると、少なくとも2種類の入力法の入力操作領域と、前記入力法で入力される文字を表示するための文字表示領域とを含む文字編集インタフェースを表示し、現在使用されている前記少なくとも2種類の入力法のうちの一方の入力法を他方の入力法に切り替えるための切替操作が現在表示されている文字編集インタフェースで検出されると、前記少なくとも2種類の入力法の入力操作領域の表示を前記現在表示されている文字編集インタフェースに維持する。
【0075】
本開示の実施例において、少なくとも2種類の入力法による文字入力が可能な文字編集インタフェースを表示することによって、現在表示されている文字編集インタフェースにおいてユーザが少なくとも2種類の入力法を用いて文字入力を行うことができるため、入力法の切り替え時に文字編集インタフェースを頻繁に切り替えることを回避し、文字入力の効率と正確性を効果的に向上させる。
【0076】
なお、本開示の実施例において、ラジオ周波数ユニット101は、情報の送受信又は通話中で信号の送受信に用いられ、具体的に、基地局から下りデータを受信した後、プロセッサ110による処理に供し、また、上りデータを基地局に送信する。一般に、ラジオ周波数ユニット101は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、結合器、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限定されない。また、ラジオ周波数ユニット101は、無線通信システムを介してネットワークや他の機器と通信を行うこともできる。
【0077】
端末は、ネットワークモジュール102を介して、電子メールの送受信、ウェブページの閲覧、ストリーミングメディアへのアクセスを支援するなど、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0078】
音声出力ユニット103は、ラジオ周波数ユニット101やネットワークモジュール102が受信した音声データや、メモリ109に記憶された音声データを音声信号に変換して音声として出力することができる。また、音声出力ユニット103は、端末100が実行する特定の機能に関する音声(例えば、呼出信号着信音、メッセージ着信音等)を出力することができる。音声出力ユニット103は、スピーカ、ブザー及びレシーバなどを含む。
【0079】
入力ユニット104は、音声や映像の信号を受信することに用いられる。入力ユニット104は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードでカメラなどの画像キャプチャ装置によって取得された静止画又は動画の画像データを処理するGPU(Graphics Processing Unit)1041と、マイク1042とを含む。処理された画像フレームは、表示ユニット106上に表示される。グラフィックスプロセッサ1041で処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶され得るか、又はラジオ周波数ユニット101又はネットワークモジュール102を介して送信され得る。マイク1042は、音声を受信し、音声データに加工することができる。処理された音声データは、電話通話モードの場合、ラジオ周波数ユニット101を介して移動体通信基地局に送信可能な形式に変換して出力することができる。
【0080】
端末100は、光センサ、モーションセンサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ105を更に含む。具体的には、光センサは、周辺光センサ及び近接センサを含む。周辺光センサは、周辺光の明暗に応じて表示パネル1061の輝度を調節し、近接センサは、端末100が耳に移動したときに表示パネル1061及び/又はバックライトを消灯する。モーションセンサの1種として、加速度計センサは、様々な方向(一般的には3軸)の加速度の大きさを検出でき、静止時は重力の大きさ及び方向を検出でき、端末姿勢の識別(例えば、縦横画面切替、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動識別関連機能(例えば、歩数計、ストローク)などに用いることができる。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどを更に含むことができるが、ここでは枚挙しない。
【0081】
表示ユニット106は、ユーザが入力した情報やユーザに提供した情報を表示するために用いられる。表示ユニット106は、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light-Emitting Diode)などからなる表示パネル1061を含んでもよい。
【0082】
ユーザ入力ユニット107は、数字や文字情報の入力を受け付け、ユーザによる端末の設定や機能制御に関するキー信号の入力を生成ことに用いられる。具体的に、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071と、その他の入力機器1072とを含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作を取得可能である(例えばユーザが指やスタイラスなどの任意の適切な物体や付属部材を用いたタッチパネル1071の上又はタッチパネル1071の付近での操作)。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラの2つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出してタッチコントローラに伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からのタッチ情報を受信し、それを接点座標に変換してプロセッサ110に送り、プロセッサ110からの命令を受信して実行する。なお、タッチパネル1071は、抵抗膜式、静電容量式、赤外線、表面弾性波など、種々のタイプを用いて実現することができる。ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071の他に、他の入力機器1072を含んでもよい。具体的に、他の入力機器1072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、音量調節キー、スイッチキーなど)、トラックボール、マウス、レバーを含むが、ここでは枚挙しない。
【0083】
更に、タッチパネル1071は、表示パネル1061に重ねられる。タッチパネル1071は、その上又はその近くでタッチ操作を検出すると、プロセッサ110に送信して、タッチイベントのタイプを特定する。次いで、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて、対応する視覚的出力を表示パネル1061に提供する。図16では、タッチパネル1071と表示パネル1061は、独立した2つの部品として端末の入出力機能を実現するが、実施例によっては、タッチパネル1071と表示パネル1061を一体化して端末の入出力機能を実現することもでき、具体的にここでは限定しない。
【0084】
インタフェースユニット108は、外部装置と端末100とを接続するためのインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又はバッテリ充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置を接続するためのポート、オーディオ入出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、ヘッドホンポート等を含む。インターフェイスユニット108は、外部装置から入力(例えば、データ情報、電力など)を受信し、受信した入力を端末100内の1つ以上の要素に伝送するために使用されてもよく、又は端末100と外部装置との間でデータを伝送するために使用されてもよい。
【0085】
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを格納するために使用される。メモリ109は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを格納することができるプログラム格納領域と、データ格納領域とを主に含んでもよい。データ格納領域は、音声データや電話帳など、携帯電話機の使用に応じて作成されたデータを記憶することができる。更に、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ、又は他の揮発性固体記憶デバイスを含んでもよい。
【0086】
プロセッサ110は、端末の制御センタであり、各種インタフェースや回線を用いて端末全体の各部を接続し、メモリ109に格納されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを実行、メモリ109に格納されたデータを呼び出して端末の各種機能及びデータ処理を実行し、端末全体の監視を行う。プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ110は、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを主に処理するアプリケーションプロセッサと、ワイヤレス通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上述のモデムプロセッサは、プロセッサ110に統合されなくてもよいことが理解される。
【0087】
端末100は、各構成要素に電力を供給するためのバッテリのような電源111を更に含んでもよい。選択的に、電源111は、電源管理システムを介してプロセッサ110に論理的に接続されてもよく、電源管理システムを介して充電、放電、及び消費電力管理などを管理する機能を実現してもよい。
【0088】
また、端末100は、図示していない機能モジュールを更に含んでもよく、ここでの説明は省略する。
【0089】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記文字入力方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を奏することもできるので、重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0090】
なお、本明細書において、「含む」や「含有する」又はそれ以外のあらゆる変形用語は、非排他的な包含を意味する。よって、一連の要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確に列挙されていない他の要素を更に含み、又はこのようなプロセス、方法、モノ又は装置に固有の要素を更に含む。更なる限定がない限り、「…を1つ含む」の表現によって限定される要素について、当該要素を含むプロセス、方法、モノ又は装置に他の同一要素の存在を除外しない。
【0091】
以上の実施形態の記載から、上記実施例の方法が、ソフトウェアプラス必須の汎用ハードウェアプラットフォームの形態で実現され、もちろんハードウェアによっても実現されてもよく、多くの場合では前者がより好適な実施形態であることは、当業者にとって自明である。このような理解に基づき、本開示の技術手段の実質的又は従来技術に貢献した部分は、ソフトウェアプロダクトの形式で現れる。当該コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、本開示の各実施例の方法を1台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバー、空調機又はネットワークデバイスなど)に実行させるいくつかの指令を含む。
【0092】
以上、本開示の実施例を図面に関連して記載したが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。上記の具体的な実施形態は、例示的なものであり、限定的なものではない。本開示のヒントを受け、当業者が本開示の趣旨及び特許請求の範囲から逸脱することなくなしえる多くの形態は、すべて本開示の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16