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特許7408739サイドリンクタイプを決定する方法、端末装置、及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-22
(45)【発行日】2024-01-05
(54)【発明の名称】サイドリンクタイプを決定する方法、端末装置、及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20231225BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20231225BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20231225BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20231225BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20231225BHJP
【FI】
H04W28/06 110
H04W72/40
H04W72/232
H04W76/14
H04W92/18
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022121599
(22)【出願日】2022-07-29
(62)【分割の表示】P 2020572472の分割
【原出願日】2019-06-28
(65)【公開番号】P2022153577
(43)【公開日】2022-10-12
【審査請求日】2022-08-24
(31)【優先権主張番号】201810701635.2
(32)【優先日】2018-06-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【審査官】三枝 保裕
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/044080(WO,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,DCI design for V2V[online],3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166203,2016年08月26日
【文献】ZTE,Scheduling of V2X SPS resources[online],3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1609804,2016年10月24日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サイドリンクのデータ伝送方法であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
前記DCIのフォーマットを決定することと、
前記DCIが第1フォーマットのDCIである場合、前記DCIが第1タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられ、前記DCIが第2フォーマットのDCIである場合、前記DCIが第2タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられることと、
スケジューリングされたサイドリンクを採用してサイドリンクのデータ伝送を行うことと、を含み、
前記第2タイプサイドリンクは前記第1タイプサイドリンクよりもより大きい帯域幅をサポートし、
前記第1タイプサイドリンクは1種類のサブキャリア間隔のみをサポートし、前記第2タイプサイドリンクは複数のサブキャリア間隔をサポートすることができ
前記第1タイプサイドリンクはロングタームエボリューション(LTE)システムをサポートするサイドリンクであり、前記第2タイプサイドリンクは新無線(NR)システムをサポートするサイドリンクであることを特徴とするサイドリンクのデータ伝送方法。
【請求項2】
前記DCIが前記第1フォーマットのDCIである場合、第1無線ネットワーク一時識別子(RNTI)で前記DCIをスクランブルし、
前記DCIが前記第2フォーマットのDCIである場合、第2RNTIで前記DCIをスクランブルし、
前記第2RNTIと前記第1RNTIが異なることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータは異なり、
前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なることは、
前記第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさと前記第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさが異なること、
前記第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類と前記第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類が異なること、
前記第1タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含まなく、前記第2タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含むこと、
前記第1タイプサイドリンクのキャリアインデックスと前記第2タイプサイドリンクのキャリアインデックスが異なること、
前記第1タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含まなく、前記第2タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含むこと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第1周波数のキャリア又は周波数帯域で前記第1フォーマットのDCIを搬送し、第2周波数のキャリア又は周波数帯域で前記第2フォーマットのDCIを搬送することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記DCIが指示情報フィールドを含むことと、
前記指示情報フィールドが第1パラメータセットを指示する場合、サイドリンクのデータを伝送するように前記第1タイプサイドリンクをスケジューリングすることと、
前記指示情報フィールドが第2パラメータセットを指示する場合、サイドリンクのデータを伝送するように前記第2タイプサイドリンクをスケジューリングすることと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
端末装置であって、請求項1~のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されることを特徴とする端末装置。
【請求項7】
サイドリンクのデータ伝送方法であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することを含み、
前記DCIが第1フォーマットのDCIである場合、前記DCIが第1タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられ、前記DCIが第2フォーマットのDCIである場合、前記DCIが第2タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられ、
スケジューリングされたサイドリンクはサイドリンクのデータ伝送を行うことに用いられ、
前記第2タイプサイドリンクは前記第1タイプサイドリンクよりもより大きい帯域幅をサポートし、
前記第1タイプサイドリンクは1種類のサブキャリア間隔のみをサポートし、前記第2タイプサイドリンクは複数のサブキャリア間隔をサポートすることができ
前記第1タイプサイドリンクはロングタームエボリューション(LTE)システムをサポートするサイドリンクであり、前記第2タイプサイドリンクは新無線(NR)システムをサポートするサイドリンクであることを特徴とするサイドリンクのデータ伝送方法。
【請求項8】
前記DCIが前記第1フォーマットのDCIである場合、第1無線ネットワーク一時識別子(RNTI)で前記DCIをスクランブルし、
前記DCIが前記第2フォーマットのDCIである場合、第2RNTIで前記DCIをスクランブルし、
前記第2RNTIと前記第1RNTIが異なることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータは異なり、
前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なることは、
前記第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさと前記第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさが異なること、
前記第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類と前記第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類が異なること、
前記第1タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含まなく、前記第2タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含むこと、
前記第1タイプサイドリンクのキャリアインデックスと前記第2タイプサイドリンクのキャリアインデックスが異なること、
前記第1タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含まなく、前記第2タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含むこと、のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項10】
第1周波数のキャリア又は周波数帯域で前記第1フォーマットのDCIを搬送し、第2周波数のキャリア又は周波数帯域で前記第2フォーマットのDCIを搬送することを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記DCIが指示情報フィールドを含むことと、
前記指示情報フィールドが第1パラメータセットを指示する場合、サイドリンクのデータを伝送するように前記第1タイプサイドリンクをスケジューリングすることと、
前記指示情報フィールドが第2パラメータセットを指示する場合、サイドリンクのデータを伝送するように前記第2タイプサイドリンクをスケジューリングすることと、を更に含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項12】
ネットワーク装置であって、請求項11のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成されることを特徴とするネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2018年6月29日に中国特許局に提出され、出願番号が201810701635.2、発明の名称が「サイドリンクタイプを決定する方法、端末装置、及びネットワーク装置」の中国特許出願の優先権を主張し、その全部の内容は引用によって本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願は通信分野に関し、具体的にサイドリンクタイプを決定する方法、端末装置、及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0003】
車とモノの通信(V2X、vehicle to everything)システムはロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)‐端末ダイレクト(D2D、Device to Device)に基づくサイドリンク(SL、Sidelink)伝送技術であり、従来のLTEシステムにおける、通信データが基地局を介して送受信される方式と異なり、車とモノの通信システムは端末から端末への直接通信という方式を採用するため、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0004】
3GPPのバージョン14(Rel-14)では、車とモノの通信技術の標準化が行われ、モード3及びモード4という2つの伝送モードが定義されている。モード3では、車載端末の伝送リソースは基地局によって割り当てられるものであり、車載端末は基地局によって割り当てられたリソースに基づいてサイドリンクにおいてデータの送信を行う。基地局は端末に1回伝送のリソースを割り当てることもできるし、端末に準静的伝送のリソースを割り当てることもできる。
【0005】
車とモノの通信システムでは、LTE-V2X及びNR-V2Xという2つのタイプのサイドリンクが同時に存在する可能性があり、車載端末でも、それに対応してこれらの2種類のサイドリンク構造を同時にサポートする可能性がある。LTE-V2Xタイプのサイドリンクと比べて、NR-V2Xタイプのサイドリンクアーキテクチャでは、自動運転がサポートされる必要があるため、車両間のデータインタラクションについてより高い要求、例えばより高いスループット、より低い遅延、より高い信頼性、より大きいカバレッジ、より柔軟なリソース割り当て等が求められる。上記の要求を満足するために、NR-V2Xタイプのサイドリンクはより大きい帯域幅、例えば何十メガヘルツ乃至更に大きい帯域幅をサポートする場合があるし、より柔軟なタイムスロット構造をサポートし、例えば複数のサブキャリア間隔をサポートする場合もある(LTE-V2Xのサイドリンクでは15kHzという1種類のサブキャリア間隔しかない)。
【0006】
サイドリンクの伝送リソースがネットワーク装置によってスケジューリングされる場合、例えば、モード3では、ネットワーク装置から送信されたスケジューリングシグナリングがLTE-V2XそれともNR-V2Xタイプのサイドリンクをスケジューリングするためのものかを区分することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願実施例はサイドリンクタイプを決定する方法、端末装置、及びネットワーク装置を提供し、リソーススケジューリングの柔軟性を高めることができる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1態様では方法を提供し、
ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)を受信することと、
事前に設定されたルールに従って、前記DCIに基づいて、第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定し、前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なることと、
前記ターゲットサイドリンクを採用してサイドリンクのデータ伝送を行うことと、を含む。
【0009】
第2態様では方法を提供し、端末装置にダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、前記DCIは前記端末装置が事前に設定されたルールに従って第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することに用いられ、前記第1タイプサイドリンクと前記第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なり、前記ターゲットサイドリンクは前記端末装置がサイドリンクのデータ伝送を行うことに用いられることを含む。
【0010】
第3態様では端末装置を提供し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0011】
具体的に、該端末装置は上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0012】
第4態様ではネットワーク装置を提供し、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0013】
具体的に、該ネットワーク装置は上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0014】
第5態様では端末装置を提供し、プロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0015】
第6態様ではネットワーク装置を提供し、プロセッサ及びメモリを備える。該メモリはコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶されるコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2態様又はその各実現方式における方法を実行することに用いられる。
【0016】
第7態様ではチップを提供し、上記第1態様~第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実現することに用いられる。
【0017】
具体的に、該チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、該チップを搭載する装置に上記第1態様~第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させることに用いられるプロセッサを備える。
【0018】
第8態様ではコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられ、該コンピュータプログラムはコンピュータに上記第1態様~第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0019】
第9態様ではコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含み、該コンピュータプログラム命令はコンピュータに上記第1態様~第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行させる。
【0020】
第10態様ではコンピュータプログラムを提供し、それがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは上記第1態様~第2態様のいずれか1つ又はその各実現方式における方法を実行する。
【0021】
上記の技術案によれば、ネットワーク装置によって端末装置にサイドリンク伝送リソースがスケジューリングされる場合、ネットワーク装置から送信されたDCIに基づいて、事前に設定されたルールに従って、サイドリンクタイプを決定し、例えば、DCIを搬送するキャリアのタイプ、サーチスペースタイプ、DCIフォーマット、DCIをスクランブルするRNTI等の方式によってサイドリンクタイプを指示し、それによって端末装置はネットワーク装置がLTE-V2XそれともNR-V2Xをスケジューリングするかを決定することができ、システムリソーススケジューリングの柔軟性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1図1は本願実施例による通信システムアーキテクチャの模式図である。
図2図2は本願実施例によるV2Xシステムにおける伝送モードの模式図である。
図3図3は本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法の模式図である。
図4図4は本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法の他の模式図である。
図5図5は本願実施例による端末装置の模式的なブロック図である。
図6図6は本願実施例によるネットワーク装置の模式的なブロック図である。
図7図7は本願実施例による通信装置の模式的なブロック図である。
図8図8は本願実施例によるチップの模式的なブロック図である。
図9図9は本願実施例による通信システムの模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下は、本願実施例の図面を参照しながら、本願実施例における技術案を説明する。明らかに、説明される実施例は本願の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく獲得する全ての他の実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0024】
本願実施例の技術案は各種の通信システム、例えば、グローバル移動体通信(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスの世界的相互運用性(WiMAX、Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、又は5Gシステム等に適用できる。
【0025】
例として、本願実施例に適用される通信システム100は図1に示される。該通信システム100はネットワーク装置110を備えてもよく、ネットワーク装置110は端末装置120(又は通信端末、端末と称される)と通信する装置であってもよい。ネットワーク装置110は特定の地理的区域に通信カバレッジを提供でき、そして該カバレッジ区域内に位置する端末装置と通信できる。選択肢として、該ネットワーク装置110はGSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、更にLTEシステムにおける進化型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional NodeB)であってもよく、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN、Cloud Radio Access Network)における無線コントローラである。又は、該ネットワーク装置はモバイルスイッチングセンター、中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブルデバイス、ハブ、交換機、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来進化する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)におけるネットワーク装置等であってもよい。
【0026】
該通信システム100は更にネットワーク装置110のカバレッジ範囲内に位置する少なくとも1つの端末装置120を備える。ここで使用される「端末装置」は、有線回線を介して接続され、例えば、公衆交換電話網(PSTN、Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL、Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワークを介して接続された装置、及び/又は無線インタフェース、例えば、セルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワーク等のデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機を介して接続された装置、及び/又は他の端末装置の、通信信号を送受信するように設定される装置、及び/又はモノのインターネット(IoT、Internet of Things)装置を含むが、それらに限らない。無線インタフェースを介して通信するように設定される端末装置は「無線通信端末」、「無線端末」又は「モバイル端末」と称されてもよい。モバイル端末の例は衛星又はセルラー方式の電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス、及びデータ通信能力を組み合わせることのできる個人通信システム(PCS、Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダー及び/又は全地球測位システム(GPS、Global Positioning System)受信機を備えることのできるPDA、及び通常のラップトップタイプ及び/又はパームトップタイプの受信機、又は無線電話送受信機を備える他の電子装置を含むが、それらに限らない。端末装置とはアクセス端末、ユーザ装置(UE、User Equipment)、加入者ユニット、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント、又はユーザデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラー方式の電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えるハンドヘルド装置、計算装置又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワークにおける端末装置又は将来進化するPLMNにおける端末装置等であってもよい。
【0027】
選択肢として、端末装置120同士の間では端末ダイレクト(D2D、Device to Device)通信を行うことができる。
【0028】
選択肢として、5Gシステム又は5Gネットワークは更に新無線(NR、New Radio)システム又はNRネットワークと称されてもよい。
【0029】
図1は1つのネットワーク装置と2つの端末装置を例示しているが、選択肢として、該通信システム100は複数のネットワーク装置を備えてもよく、そして各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内に他の数の端末装置が含まれてもよく、本願実施例はこれについて限定しない。
【0030】
選択肢として、該通信システム100はネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを更に備えてもよく、本願実施例はこれについて限定しない。
【0031】
理解されるように、本願実施例におけるネットワーク/システムにおける通信機能を備える装置は通信装置と称されてもよい。図1に示す通信システム100を例とすると、通信装置は通信機能を有するネットワーク装置110及び端末装置120を含んでもよく、ネットワーク装置110及び端末装置120は上記の具体的な装置であってもよく、ここでは繰り返して説明しない。通信装置は更に通信システム100における他の装置、例えば、ネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティを含んでもよく、本願実施例はこれについて限定しない。
【0032】
本願実施例では、図1に示す通信システム100におけるネットワーク装置110及び端末装置120が車とモノの通信(V2X、vehicle to everything)システムに属するのを例として説明する。V2XはLTE-D2Dに基づくサイドリンク(SL、Sidelink)伝送技術であり、従来のLTEシステムにおける、通信データが基地局を介して送受信される方式と異なり、車とモノの通信システムは端末から端末への直接通信という方式を採用するため、より高いスペクトル効率及びより低い伝送遅延を有する。
【0033】
3GPPのバージョン14(Rel-14)では、車とモノの通信技術の標準化が行われ、図2に示す2つの伝送モード、即ち、モード3及びモード4が定義されている。
【0034】
モード3では、車載端末の伝送リソースは基地局によって割り当てられるものであり、車載端末は基地局がダウンリンク(DL、down link)を介して割り当てたリソースに基づいてサイドリンクにおいてデータの送信を行う。基地局は端末に1回伝送のリソースを割り当てることもできるし、端末に準静的伝送のリソースを割り当てることもできる。
【0035】
モード4では、車載端末はセンシング(sensing)+予約(reservation)の伝送方式を採用する。車載端末はリソースプールにおいてセンシングの方式によって使用可能な伝送リソースセットを取得し、端末は該セットからランダムに1つのリソースを選択してデータの伝送を行う。車とモノの通信システムにおけるサービスが周期的という特徴を有するため、端末は通常、準静的伝送の方式を採用し、即ち、端末は1つの伝送リソースを選択した後、複数の伝送周期において該リソースを使用し続け、それによって、リソース再選択及びリソース衝突の確率が低減される。端末は今回伝送の制御情報において次回伝送リソースを予約する情報を含み、それによって他の端末は該ユーザの制御情報を検出することによってそのリソースが該ユーザによって予約及び使用されたかどうかを判断することができ、リソース衝突低減の目的が実現される。
【0036】
車とモノの通信システムでは、LTE-V2X及びNR-V2Xという2つのタイプのサイドリンクが同時に存在する可能性がある。LTE-V2Xタイプのサイドリンクと比べて、NR-V2Xタイプのサイドリンクアーキテクチャでは、自動運転がサポートされる必要があるため、車両間のデータインタラクションについてより高い要求、例えばより高いスループット、より低い遅延、より高い信頼性、より大きいカバレッジ、より柔軟なリソース割り当て等が求められる。上記の要求を満足するために、NR-V2Xタイプのサイドリンクはより大きい帯域幅、例えば何十メガヘルツ乃至更に大きい帯域幅をサポートする場合があるし、より柔軟なタイムスロット構造をサポートし、例えば複数のサブキャリア間隔をサポートする場合もある(LTE-V2Xのサイドリンクでは15kHzという1種類のサブキャリア間隔しかない)。
【0037】
車載端末では、この2つの種類のサイドリンク構造が同時にサポートされる可能性がある。サイドリンクの伝送リソースがネットワーク装置によってスケジューリングされる場合、ネットワーク装置から送信されたスケジューリングシグナリングがLTE-V2XそれともNR-V2Xタイプのサイドリンクをスケジューリングするためのものかを区分する必要がある。従って、本願実施例はサイドリンクタイプを決定する方法を提出する。
【0038】
具体的に、図3は本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法200の模式的なフローチャートを示し、該方法200は端末装置によって実行されることができる。図3に示すように、該方法200は、
ネットワーク装置から送信されたDCIを受信するS210と、
事前に設定されたルールに従って、該DCIに基づいて、第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定し、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なるS220と、
該ターゲットサイドリンクを採用してサイドリンクのデータ伝送を行うS230と、を含む。
【0039】
本願実施例では、該第1タイプサイドリンクと第2タイプサイドリンクは異なるタイプのサイドリンクであり、異なるタイプのサイドリンクの設定パラメータは異なり、選択肢として、該設定パラメータは帯域幅又はサブキャリア間隔を含んでもよい。例えば、第1タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅は20MHzであり、第2タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅は400MHzであり、また例えば、第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔は15kHzしかなく、第2タイプサイドリンクは1つより多くのサブキャリア間隔をサポートし、例えば、15kHz,30kHz,60kHzのサブキャリア間隔をサポートする。選択肢として、該設定パラメータは帯域幅部分を含んでもよく、例えば、第2タイプサイドリンクの設定パラメータは帯域幅部分パラメータを含み、第1タイプサイドリンクの設定パラメータは帯域幅部分パラメータを含まない。選択肢として、該設定パラメータはキャリアインデックスを含む。例えば、第1タイプサイドリンクのキャリアインデックスは1であり、第2タイプサイドリンクのキャリアインデックスは2である。選択肢として、該設定パラメータはサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含む。例えば、第2タイプサイドリンクはサイドリンクフィードバックチャネルをサポートし、該設定パラメータにサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報が含まれ、第1タイプサイドリンクはサイドリンクフィードバックチャネルをサポートしなく、該設定パラメータにサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報が含まれない。
【0040】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクと第2タイプサイドリンクは異なる通信技術をサポートする。例えば、該第1タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであってもよく、それに対して、第2タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであってもよい。又は、該第1タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであってもよく、それに対して、第2タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであってもよい。LTEシステムをサポートするサイドリンクとNRシステムをサポートするサイドリンクの設定パラメータは異なり、例えば、NRシステムをサポートするサイドリンクはより大きい帯域幅をサポートでき、又は、より柔軟なタイムスロット構造を有し、例えば、複数のサブキャリア間隔をサポートし、それに対して、LTEシステムをサポートするサイドリンクのサブキャリア間隔は15kHzしかない。
【0041】
理解されるように、端末装置は事前に設定されたルールに従って、受信したDCIに基づいて、ターゲットサイドリンクのタイプが第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクであることを決定することができる。該事前に設定されたルールは事前に設定されたものであってもよく、又は該事前に設定されたルールはネットワーク装置によって設定されたものであり、即ち、端末装置はネットワーク装置から送信された事前に設定されたルールを受信し、本願実施例はこれに限らない。
【0042】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、端末装置が該DCIにおけるタイプフィールドに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、該DCIにタイプフィールドが含まれてもよく、該タイプフィールドはターゲットサイドリンクのタイプを決定することに用いられ、例えば、該タイプフィールドの長さは1ビット又は複数ビットであってもよい。該事前に設定されたルールは、該タイプフィールドが第1値である場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該タイプフィールドが第2値である場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。
【0043】
例えば、該タイプフィールドは1ビットであってもよい。該タイプフィールドが第1値であり、該第1値が1である場合、該ターゲットサイドリンクがLTEシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。該タイプフィールドが第2値であり、該第2値が0である場合、該ターゲットサイドリンクがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。
【0044】
更に例えば、該タイプフィールドは複数ビット、例えば3ビットであってもよい。該タイプフィールドが第1値であり、該第1値が111である場合、該ターゲットサイドリンクがLTEシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。該タイプフィールドが第2値であり、該第2値が000である場合、該ターゲットサイドリンクがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。
【0045】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、該DCIが指示情報フィールドを含み、端末装置が該指示情報フィールドに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、該指示情報フィールドが第1パラメータセットを指示する場合、端末装置は該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該指示情報フィールドが第2パラメータセットを指示する場合、端末装置は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定する。該指示情報フィールドはK個の情報フィールドを含んでもよく、K個の情報フィールドの値に第1パラメータセットが対応する場合、該ターゲットサイドリンクが第1タイプサイドリンクであることを決定し、該第1タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであり、逆に、K個の情報フィールドの値に第2パラメータセットが対応する場合、該ターゲットサイドリンクが第2タイプサイドリンクであることを決定し、該第2タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクである。Kは1より大きい整数である。
【0046】
例えば、該指示情報フィールドはDCIにおける2つの情報フィールドを含んでもよい。第1情報フィールドの値が第1パラメータであり、第2情報フィールドの値が第2パラメータであり、且つ第1パラメータと第2パラメータの組み合わせが第1パラメータセットである場合、該ターゲットサイドリンクがLTEシステムをサポートするサイドリンクであることを決定し、又は、第1情報フィールドの値が第3パラメータであり、第2情報フィールドの値が第4パラメータであり、且つ第3パラメータと第4パラメータの組み合わせが第2パラメータセットである場合、該ターゲットサイドリンクがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。
【0047】
例えば、該指示情報はDCIにおけるハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)プロセス指示情報及び変調符号化方式(MCS、Modulation and Coding Scheme)指示情報を含んでもよい。例えば、HARQプロセス指示情報は4ビットを有し、MCS指示情報は5ビットを有し、HARQプロセス指示情報の値が0000であり、MCS指示情報の値が00000である場合、該値0000と00000の組み合わせは第1パラメータセットであり、ターゲットサイドリンクがLTEシステムをサポートするサイドリンクであることを決定し、HARQプロセス指示情報の値が1111であり、MCS指示情報の値が11111である場合、該値1111と11111の組み合わせは第2パラメータセットであり、ターゲットサイドリンクがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。
【0048】
理解されるように、該タイプフィールドの値とターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。それと似ていて、指示情報フィールドとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係も事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はタイプフィールドの値とターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0049】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、DCIをスクランブルする無線ネットワーク一時識別子(RNTI、Radio Network Temporary Identifier)に基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1RNTIでスクランブルされる場合、第1タイプサイドリンクを使用し、即ち、該ターゲットサイドリンクのタイプが第1タイプサイドリンクであることを決定し、該DCIが第2RNTIでスクランブルされる場合、第2タイプサイドリンクを使用し、即ち、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第2RNTIと第1RNTIが異なることを含んでもよい。
【0050】
例えば、該第1RNTIはサイドリンク車両RNTI(SL-V-RNTI、sidelink vehicle RNTI)であってもよく、それに対して、該第2RNTIはSL-V-RNTI以外の他の1つのRNTIである。
【0051】
理解されるように、該RNTIとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はRNTIの値とターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含み、それによって、端末装置はDCIをスクランブルするRNTIに基づいて、該RNTIに対応するサイドリンクのタイプがターゲットサイドリンクのタイプであることを決定することができる。
【0052】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、端末装置が該DCIのフォーマットに基づいて該ターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、端末装置は受信したDCIのフォーマットが第1フォーマット又は第2フォーマットであることを決定し、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1フォーマットのDCIである場合、第1タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIが第2フォーマットのDCIである場合、第2タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。
【0053】
理解されるように、該DCIのフォーマットとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報は該DCIフォーマットとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0054】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペースに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定し、例えば、該DCIを搬送するサーチスペースのタイプに基づいて第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。具体的に、該事前に設定されたルールは、第1タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、第1タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、第2タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、第2タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。該DCIを搬送するサーチスペースは共通サーチスペースであってもよく、又は端末装置の専用サーチスペースであってもよい。例えば、該DCIが共通サーチスペースにおいて送信される場合、第1タイプサイドリンクをスケジューリングし、DCIがUE専用サーチスペースにおいて送信される場合、第2タイプサイドリンクをスケジューリングする。
【0055】
理解されるように、DCIを搬送するサーチスペースのタイプとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はDCIを搬送するサーチスペースのタイプとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0056】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペースに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定し、例えば、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスに基づいて第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。具体的に、前記DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第3値である場合、第1タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、前記第1タイプサイドリンクが前記ターゲットサイドリンクであることを決定し、前記DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第4値である場合、第2タイプサイドリンクをスケジューリングし、即ち、前記第2タイプサイドリンクが前記ターゲットサイドリンクであることを決定する。
【0057】
例えば、NRシステムにおいて、ネットワーク装置は端末装置に複数のサーチスペースを設定してもよく、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第3値であり、例えば、該第3値が0又は偶数である場合、第1タイプサイドリンクをスケジューリングし、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第4値であり、例えば、該第4値が1又は奇数である場合、第2タイプサイドリンクをスケジューリングする。
【0058】
理解されるように、DCIを搬送するサーチスペースのインデックスとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はDCIを搬送するサーチスペースのインデックスとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0059】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは更に、該DCIを搬送する制御リソースセットに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、該事前に設定されたルールは、第1制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該端末装置は該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、第2制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該端末装置は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。
【0060】
理解されるように、DCIを搬送する制御リソースセットとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はDCIを搬送する制御リソースセットとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0061】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域に基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、ダウンリンクにおいて、LTEとNRシステムが共存する場合があり、即ち、端末装置はLTEとNRのダウンリンクを同時にサポートする可能性があり、しかし、LTEとNRシステムの採用するキャリア又は周波数帯域が異なり、例えば、LTEシステムの周波数帯域は2GHzにあるが、NRシステムの周波数帯域は3.4GHzにあり、ネットワーク装置はLTEキャリア及び/又はNRキャリアによってサイドリンクのリソースをスケジューリングしてもよい。それに対応して、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第1周波数である場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIを搬送する該キャリア又は周波数帯域が第2周波数である場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含んでもよい。
【0062】
例えば、該第1周波数はLTEキャリアに対応し、即ちLTEキャリアにおいて該DCIを送信し、第1タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられてもよく、該第2周波数はNRキャリアに対応し、即ちNRキャリアにおいて該DCIを送信し、第2タイプサイドリンクをスケジューリングすることに用いられてもよい。
【0063】
理解されるように、DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域のタイプとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係は事前に設定されたもの又はネットワーク装置によって設定されたものであってもよい。例えば、ネットワーク装置は端末装置に設定情報を送信し、該設定情報はDCIを搬送するキャリア又は周波数帯域のタイプとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係を含む。
【0064】
選択肢として、1つの実施例として、該事前に設定されたルールは、該DCIにおけるキャリア指示情報に基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することを含んでもよい。具体的に、該DCIはキャリア指示情報を含んでもよく、該キャリア指示情報は相応のサイドリンクキャリアにおいて他の端末装置とデータ伝送を行うように該端末装置に指示することに用いられる。同様に、該キャリア指示情報及び第1対応関係に基づいて、更にターゲットサイドリンクのタイプを決定することができ、即ち、該事前に設定されたルールは、該キャリア指示情報及び第1対応関係に基づいて、該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第1対応関係は該キャリア指示情報と該ターゲットサイドリンクのタイプとの対応関係を指示することに用いられることを含んでもよい。
【0065】
例えば、該端末装置のサイドリンクはLTEキャリア及びNRキャリアを含んでもよく、LTEキャリアでサイドリンクを伝送する場合、即ち、ターゲットサイドリンクのタイプがLTEシステムをサポートするサイドリンクであることを決定し、NRキャリアでサイドリンクを伝送する場合、即ち、ターゲットサイドリンクのタイプがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定する。そして、該LTEキャリア及びNRキャリアとキャリアインデックスとの間に対応関係が存在し、該DCIのキャリア指示情報は該キャリアインデックスを含み、即ち、DCIのキャリア指示情報とターゲットサイドリンクとの間にも対応関係、即ち第1対応関係が存在する。選択肢として、上記キャリアとキャリアインデックスとの間の対応関係又は第1対応関係はネットワーク装置によって設定されたもの又は事前に設定されたものであってもよく、又は端末装置からネットワーク装置に報告されたものである。
【0066】
例えば、端末装置のサイドリンクは2つのLTEキャリア、4つのNRキャリアをサポートし、それぞれに対応するインデックスは、LTEキャリアにおいては000及び001であり、NRキャリアにおいては100、101、110及び111である。該DCIにおけるキャリア指示情報に含まれるインデックス情報に基づいて、端末装置の採用するサイドリンクキャリアを決定する。例えば、DCIに含まれるキャリア指示情報が101であれば、端末装置はNRキャリアを採用してサイドリンクのデータ伝送を行い、また該端末装置のターゲットサイドリンクのタイプがNRシステムをサポートするサイドリンクであることを決定してもよい。
【0067】
理解されるように、該方法200は更に、端末装置がネットワーク装置から送信された事前に設定されたルールを受信し、それによって端末装置は該事前に設定されたルールに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することができることを含んでもよい。例えば、端末装置はネットワーク装置から送信された事前に設定されたルールを受信し、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペースのタイプに基づいてターゲットサイドリンクのタイプを決定することであってもよい。そうすると、端末装置は、事前に設定され又はネットワーク装置によって設定された、該DCIを搬送するサーチスペースのタイプとターゲットサイドリンクのタイプとの間の対応関係に従って、ターゲットサイドリンクのタイプを決定する。
【0068】
従って、本願実施例のサイドリンクタイプを決定する方法では、ネットワーク装置が端末装置にサイドリンク伝送リソースをスケジューリングする場合、ネットワーク装置から送信されたDCIに基づいて、事前に設定されたルールに従って、サイドリンクタイプを決定し、例えば、DCIを搬送するキャリアのタイプ、サーチスペースタイプ、DCIフォーマット、DCIをスクランブルするRNTI等の方式によってサイドリンクタイプを指示し、それによって端末装置はネットワーク装置がLTE-V2XそれともNR-V2Xをスケジューリングするかを決定することができ、システムリソーススケジューリングの柔軟性が高められる。
【0069】
以上は図3を参照しながら、端末装置の角度から本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法を詳しく説明したが、以下は図4を参照しながら、ネットワーク装置の角度から本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法を説明する。
【0070】
図4は本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法300の模式的なフローチャートを示し、該方法300はネットワーク装置によって実行されることができる。具体的に、例えば、該ネットワーク装置は図1に示すネットワーク装置110であってもよく、図2に示すネットワーク装置eNBであってもよい。図4に示すように、該方法300は、
端末装置にダウンリンク制御情報(DCI)を送信し、該DCIは該端末装置が事前に設定されたルールに従って第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することに用いられ、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクとの設定パラメータが異なり、該ターゲットサイドリンクは該端末装置がサイドリンクのデータ伝送を行うことに用いられるS310を含む。
【0071】
選択肢として、該方法300は更に、該端末装置に該事前に設定されたルールを送信することを含む。
【0072】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがタイプフィールドを含み、該タイプフィールドが第1値である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該タイプフィールドが第2値である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0073】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1RNTIでスクランブルされる場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIが第2RNTIでスクランブルされる場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該第2RNTIと第1RNTIが異なることを含む。
【0074】
選択肢として、該第1RNTIはサイドリンク車両無線ネットワーク一時識別子(SL-V-RNTI)である。
【0075】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1フォーマットのDCIである場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIが第2フォーマットのDCIである場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0076】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIは該DCIを搬送するサーチスペース又は制御リソースセットに基づいて該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0077】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、第1タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、第2タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0078】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、第1制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、第2制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0079】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第3値である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第4値である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0080】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第1周波数である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第2周波数である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0081】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがキャリア指示情報を含み、該キャリア指示情報及び第1対応関係に基づいて、該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第1対応関係は該キャリア指示情報と該ターゲットサイドリンクのタイプとの対応関係を指示することに用いられることを含む。
【0082】
選択肢として、該第1対応関係は事前に設定されたものである。
【0083】
選択肢として、該方法300は更に、該端末装置に該第1対応関係を送信し、又は、該端末装置から送信された該第1対応関係を受信することを含む。
【0084】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクである。又は、該第1タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクである。
【0085】
従って、本願実施例のサイドリンクタイプを決定する方法では、ネットワーク装置が端末装置にサイドリンク伝送リソースをスケジューリングする場合、ネットワーク装置は端末装置にDCIを送信し、それによって、端末装置は該DCIに基づいて、事前に設定されたルールに従って、サイドリンクタイプを決定し、例えば、DCIを搬送するキャリアのタイプ、サーチスペースタイプ、DCIフォーマット、DCIをスクランブルするRNTI等の方式によってサイドリンクタイプを指示し、それによって端末装置はネットワーク装置がLTE-V2XそれともNR-V2Xをスケジューリングするかを決定することができ、システムリソーススケジューリングの柔軟性が高められる。
【0086】
理解されるように、本願の各種実施例において、上記各プロセスの番号は実行順序の後先を意味するものではなく、各プロセスの実行順序はその機能及び内的論理によって決定されるべきであり、本願実施例の実施プロセスに対して何らの限定となるべきではない。
【0087】
また、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は、本明細書においてしばしば互いに交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は、単に関連するオブジェクトの関連関係を説明するためのものであり、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBという場合、「Aが単独に存在する」、「AとBが同時に存在する」、「Bが単独に存在する」という3つの状況を表すことができる。更に、本明細書における「/」という文字は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。
【0088】
以上は図1図4を参照しながら、本願実施例によるサイドリンクタイプを決定する方法を詳しく説明したが、以下は図5図9を参照しながら、本願実施例による端末装置及びネットワーク装置を説明する。
【0089】
図5に示すように、本願実施例による端末装置400は送受信ユニット410と決定ユニット420を備える。具体的に、該送受信ユニット410は、ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御情報(DCI)を受信することに用いられ、該決定ユニット420は、事前に設定されたルールに従って、該DCIに基づいて、第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することに用いられ、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクの設定パラメータは異なり、該送受信ユニット410は更に、該ターゲットサイドリンクを採用してサイドリンクのデータ伝送を行うことに用いられる。
【0090】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがタイプフィールドを含み、該タイプフィールドが第1値である場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該タイプフィールドが第2値である場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0091】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが指示情報フィールドを含み、該指示情報フィールドが第1パラメータセットを指示する場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該指示情報フィールドが第2パラメータセットを指示する場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0092】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1無線ネットワーク一時識別子(RNTI)でスクランブルされる場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIが第2RNTIでスクランブルされる場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第2RNTIと第1RNTIが異なることを含む。
【0093】
選択肢として、該第1RNTIはSL-V-RNTIである。
【0094】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1フォーマットのDCIである場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIが第2フォーマットのDCIである場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0095】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペース又は制御リソースセットに基づいて該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0096】
選択肢として、該事前に設定されたルールにおける、該DCIを搬送するサーチスペースに基づいて該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することは、第1タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、第2タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0097】
選択肢として、該事前に設定されたルールにおける、該DCIを搬送するサーチスペースに基づいて該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することは、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第3値である場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第4値である場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0098】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、第1制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、第2制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0099】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第1周波数である場合、該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該DCIを搬送する該キャリア又は周波数帯域が第2周波数である場合、該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定することを含む。
【0100】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがキャリア指示情報を含み、該キャリア指示情報及び第1対応関係に基づいて、該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第1対応関係は該キャリア指示情報と該ターゲットサイドリンクのタイプとの対応関係を指示することに用いられることを含む。
【0101】
選択肢として、該第1対応関係は事前に設定されたもの又は該ネットワーク装置によって設定されたものである。
【0102】
選択肢として、該送受信ユニット410は更に、該ネットワーク装置に該第1対応関係を送信することに用いられる。
【0103】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクである。又は、該第1タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクである。
【0104】
選択肢として、該送受信ユニット410は更に、該ネットワーク装置から送信された該事前に設定されたルールを受信することに用いられる。
【0105】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクとの該設定パラメータが異なることは、第1タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅と該第2タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅が異なること、該第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさと該第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさが異なること、該第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類と該第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類が異なること、該第1タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含まなく、該第2タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含むこと、該第1タイプサイドリンクのキャリアインデックスと該第2タイプサイドリンクのキャリアインデックスが異なること、第1タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含まなく、第2タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含むこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0106】
理解されるように、本願実施例による端末装置400は、本願実施例における方法200の実行に対応することができ、そして端末装置400における各ユニットの上記及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ図1図4における各方法における端末装置に対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0107】
従って、本願実施例の端末装置は、ネットワーク装置が端末装置にサイドリンク伝送リソースをスケジューリングする場合、ネットワーク装置から送信されたDCIを受信し、事前に設定されたルールに従って、サイドリンクタイプを決定し、例えば、DCIを搬送するキャリアのタイプ、サーチスペースタイプ、DCIフォーマット、DCIをスクランブルするRNTI等の方式によってサイドリンクタイプを指示し、それによって端末装置はネットワーク装置がLTE-V2XそれともNR-V2Xをスケジューリングするかを決定することができ、システムリソーススケジューリングの柔軟性が高められる。
【0108】
図6に示すように、本願実施例によるネットワーク装置500は送信ユニット510を備え、選択肢として、受信ユニット520を更に備えてもよい。具体的に、該送信ユニット510は端末装置にダウンリンク制御情報(DCI)を送信することに用いられ、該DCIは該端末装置が事前に設定されたルールに従って第1タイプサイドリンク又は第2タイプサイドリンクがターゲットサイドリンクであることを決定することに用いられ、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクの設定パラメータは異なり、該ターゲットサイドリンクは該端末装置がサイドリンクのデータ伝送を行うことに用いられる。
【0109】
選択肢として、該送信ユニット510は更に、該端末装置に該事前に設定されたルールを送信することに用いられる。
【0110】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがタイプフィールドを含み、該タイプフィールドが第1値である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該タイプフィールドが第2値である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0111】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが指示情報フィールドを含み、該指示情報フィールドが第1パラメータセットを指示する場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを指示することに用いられ、該指示情報フィールドが第2パラメータセットを指示する場合、該DCIは第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを指示することに用いられることを含む。
【0112】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1無線ネットワーク一時識別子(RNTI)でスクランブルされる場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIが第2RNTIでスクランブルされる場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該第2RNTIと第1RNTIが異なることを含む。
【0113】
選択肢として、該第1RNTIはSL-V-RNTIである。
【0114】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIが第1フォーマットのDCIである場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIが第2フォーマットのDCIである場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0115】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIは該DCIを搬送するサーチスペース又は制御リソースセットに基づいて該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0116】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、第1タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、第2タイプサーチスペースによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0117】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第3値である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIを搬送するサーチスペースのインデックスが第4値である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0118】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、第1制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、第2制御リソースセットによって該DCIを搬送する場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0119】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第1周波数である場合、該DCIは該第1タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられ、該DCIを搬送するキャリア又は周波数帯域が第2周波数である場合、該DCIは該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定するように該端末装置に指示することに用いられることを含む。
【0120】
選択肢として、該事前に設定されたルールは、該DCIがキャリア指示情報を含み、該キャリア指示情報及び第1対応関係に基づいて、該第1タイプサイドリンク又は該第2タイプサイドリンクが該ターゲットサイドリンクであることを決定し、該第1対応関係は該キャリア指示情報と該ターゲットサイドリンクのタイプとの対応関係を指示することに用いられることを含む。
【0121】
選択肢として、該第1対応関係は事前に設定されたものである。
【0122】
選択肢として、該送信ユニット510は更に、該端末装置に該第1対応関係を送信することに用いられ、
選択肢として、該受信ユニット520は更に、該端末装置から送信された該第1対応関係を受信することに用いられる。
【0123】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであり、又は、該第1タイプサイドリンクはNRシステムをサポートするサイドリンクであり、該第2タイプサイドリンクはLTEシステムをサポートするサイドリンクである。
【0124】
選択肢として、該第1タイプサイドリンクと該第2タイプサイドリンクとの該設定パラメータが異なることは、第1タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅と該第2タイプサイドリンクのサポートする最大帯域幅が異なること、該第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさと該第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の大きさが異なること、該第1タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類と該第2タイプサイドリンクのサポートするサブキャリア間隔の種類が異なること、該第1タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含まなく、該第2タイプサイドリンクの設定パラメータが帯域幅部分を含むこと、該第1タイプサイドリンクのキャリアインデックスと該第2タイプサイドリンクのキャリアインデックスが異なること、第1タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含まなく、第2タイプサイドリンクの設定パラメータがサイドリンクフィードバックチャネルのパラメータ情報を含むこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0125】
理解されるように、本願実施例によるネットワーク装置500は、本願実施例における方法300の実行に対応することができ、そしてネットワーク装置500における各ユニットの上記及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ図1図4における各方法におけるネットワーク装置に対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0126】
従って、本願実施例のネットワーク装置は、端末装置にサイドリンク伝送リソースをスケジューリングする場合、端末装置にDCIを送信し、それによって、端末装置は該DCIに基づいて、事前に設定されたルールに従って、サイドリンクタイプを決定し、例えば、DCIを搬送するキャリアのタイプ、サーチスペースタイプ、DCIフォーマット、DCIをスクランブルするRNTI等の方式によってサイドリンクタイプを指示し、それによって端末装置はネットワーク装置がLTE-V2XそれともNR-V2Xをスケジューリングするかを決定することができ、システムリソーススケジューリングの柔軟性が高められる。図7は本願実施例による通信装置600の構造模式図である。図7に示す通信装置600はプロセッサ610を備え、プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0127】
選択肢として、図7に示すように、通信装置600は更にメモリ620を備えてもよい。プロセッサ610はコンピュータプログラムをメモリ620から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0128】
メモリ620はプロセッサ610から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ610に集積されてもよい。
【0129】
選択肢として、図7に示すように、通信装置600は更に送受信機630を備えてもよく、プロセッサ610は他の装置と通信するように該送受信機630を制御することができ、具体的に、他の装置に情報又はデータを送信し、又は他の装置から送信された情報又はデータを受信することができる。
【0130】
送受信機630は送信機と受信機を備えてもよい。送受信機630は更にアンテナを備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0131】
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願実施例のネットワーク装置であってもよく、そして該通信装置600は本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0132】
選択肢として、該通信装置600は具体的に本願実施例のモバイル端末/端末装置であってもよく、そして該通信装置600は本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0133】
図8は本願実施例のチップの構造模式図である。図8に示すチップ700はプロセッサ710を備え、プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0134】
選択肢として、図8に示すように、チップ700は更にメモリ720を備えてもよい。プロセッサ710はコンピュータプログラムをメモリ720から呼び出して実行して、本願実施例における方法を実現することができる。
【0135】
メモリ720はプロセッサ710から独立した1つの単独のデバイスであってもよく、プロセッサ710に集積されてもよい。
【0136】
選択肢として、該チップ700は更に入力インタフェース730を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該入力インタフェース730を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップから送信された情報又はデータを取得することができる。
【0137】
選択肢として、該チップ700は更に出力インタフェース740を備えてもよい。プロセッサ710は他の装置又はチップと通信するように該出力インタフェース740を制御することができ、具体的に、他の装置又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0138】
選択肢として、該チップは本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0139】
選択肢として、該チップは本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該チップは本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実現でき、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0140】
理解されるように、本願実施例で言及されるチップはまた、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ等と称されてもよい。
【0141】
図9は本願実施例による通信システム800の模式的なブロック図である。図9に示すように、該通信システム800は端末装置810とネットワーク装置820を備える。
【0142】
該端末装置810は上記の方法における端末装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられることができ、そして該ネットワーク装置820は上記の方法におけるネットワーク装置によって実現される相応の機能を実現することに用いられることができ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0143】
理解されるように、本願実施例のプロセッサは信号処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現過程において、上記方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で遂行できる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよい。本願実施例に開示される各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサは如何なる通常のプロセッサ等であってもよい。本願実施例に開示される方法のステップはハードウェア復号プロセッサで遂行し、又は復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで遂行するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。
【0144】
理解できるように、本願実施例において、メモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は、揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよい。不揮発性メモリは読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM、Programmable ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable PROM)、電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM、Electrically EPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部キャッシュメモリとして使用される。例示的であって制限的ではない説明によれば、多くの形式のRAM、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、Static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、Double Data Rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、Synchlink DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)は利用可能である。尚、本明細書に説明されるシステム及び方法のメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0145】
理解されるように、上記メモリの記載は例示的であって制限的なものではなく、例えば、本願実施例におけるメモリは更にスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM、static RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM、dynamic RAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM、synchronous DRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SDRAM、double data rate SDRAM)、拡張型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM、enhanced SDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(SLDRAM、synch link DRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(DR RAM、Direct Rambus RAM)等であってもよい。つまり、本発明実施例におけるメモリはこれらのメモリ及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限らないように意図されている。
【0146】
本願実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムを記憶することに用いられる。
【0147】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0148】
選択肢として、該コンピュータ可読記憶媒体は本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラムはコンピュータに本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0149】
本願実施例は更にコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム命令を含む。
【0150】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0151】
選択肢として、該コンピュータプログラム製品は本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、そして該コンピュータプログラム命令はコンピュータに本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行させ、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0152】
本願実施例は更にコンピュータプログラムを提供する。
【0153】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例におけるネットワーク装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法におけるネットワーク装置によって実現される相応のプロセスを実行し、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0154】
選択肢として、該コンピュータプログラムは本願実施例におけるモバイル端末/端末装置に適用されてもよく、該コンピュータプログラムがコンピュータにおいて実行される時、コンピュータは本願実施例の各方法におけるモバイル端末/端末装置によって実現される相応のプロセスを実行し、簡潔のために、ここでは繰り返して説明しない。
【0155】
当業者が意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に応じて異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0156】
当業者が明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応する過程を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0157】
本願に係る幾つかの実施例において、理解されるように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、上記の装置実施例は単に模式的なものであり、例えば、説明したユニットの区分は論理的な機能区分に過ぎず、実際の実施では他の区分方式があってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられてもよく、又は他のシステムに統合されてもよく、又は幾つかの特徴が省略されても、又は実行されなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0158】
分離部材として説明される前記ユニットは物理的に分離したものであってもでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもでなくてもよく、即ち、一箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分散されてもよい。実際の需要に応じてその一部又は全部のユニットを選択して、本実施例案の目的を実現してもよい。
【0159】
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
【0160】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形で実現され、そして独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術案の本質又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等であってもよい)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む。前述の記憶媒体はUSBディスク、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0161】
以上の説明は単に本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではない。当業者が本願に開示される技術的範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は、特許請求の範囲に記載の保護範囲に準じるべきである。
図1
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