(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-22
(45)【発行日】2024-01-05
(54)【発明の名称】QoS通知のための方法及びネットワークノード
(51)【国際特許分類】
H04W 28/24 20090101AFI20231225BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20231225BHJP
【FI】
H04W28/24
H04W92/24
(21)【出願番号】P 2022547774
(86)(22)【出願日】2020-12-30
(86)【国際出願番号】 CN2020141702
(87)【国際公開番号】W WO2021159884
(87)【国際公開日】2021-08-19
【審査請求日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2020/075383
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュ, ブンリョウ
【審査官】鈴木 重幸
(56)【参考文献】
【文献】vivo, Huawei, HiSilicon,Update Alternative Service Requirement request[online],3GPP TSG SA WG2 #136AH S2- 2001152,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_136AH_Incheon/Docs/S2-2001152.zip>,2020年01月13日
【文献】CT3,CR Pack4 on 5GS_Ph1-CT[online],3GPP TSG CT #82 CP-183126,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/TSG_CT/TSGC_82_Sorrento/Docs/CP-183126.zip>,2018年12月05日
【文献】Huawei, HiSilicon, Nokia, Nokia Shanghai Bell, Ericsson,Corrections to handling of Alternative QoS Profiles[online],3GPP TSG SA WG2 #135 S2-1910016,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_135_Split/Docs/S2-1910016.zip>,2019年10月18日
【文献】Samsung,Revoke Alternative Service Requirement request[online],3GPP TSG SA WG2 #136 S2-1912007,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_136_Reno/Docs/S2-1912007.zip>,2019年11月22日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
NEF(ネットワーク公開機能)における方法(200)であって
要求QoS(サービス品質)を有するセッションを作成することを求める要求を、AF(アプリケーション機能)から受信すること(210)
であって、前記要求は、QoS通知機能が前記AFにおいてサポートされているというインジケーションを含む、ことと、
PCF(ポリシー制御機能)からの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行うこと(220)と、
前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示す前記第1のQoS通知を、前記PCFから受信すること(230)と、
前記第1のQoS通知の受信に応答して、前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知を前記AFへ送信すること(240)と、
を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法(200)であって、前記要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法(200)であって、前記第1のQoS通知及び前記第2のQoS通知のそれぞれは、前記要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている前記1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示す、方法。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の方法(200)であって、
前記AFにおいて使用されるQoSリファレンスと、前記PCFにおいて使用されるQoSリファレンスとの間のマッピングを実行することを更に含む、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法(200)であって、前記マッピングは、前記第1のQoS通知において示されるとおりの、保証されうるか又は現在適用されてい
る1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスを、前記第2のQoS通知における、保証されうるか又は現在適用されている前記1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスに対してマッピングすることを含む、方法。
【請求項6】
請求項
1乃至5のいずれか1項に記載の方法(200)であって、前記QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能である、方法。
【請求項7】
請求項
1乃至6のいずれか1項に記載の方法(200)であって、前記サブスクリプションを行うこと(220)及び前記送信すること(240)は、前記要求が前記インジケーションを含むと判定したことに応答して実行される、方法。
【請求項8】
プロセッサ(510)及びメモリ(520)を備えるネットワークノード(500)であって、前記メモリ(520)は、前記ネットワークノード(500)がNEF(ネットワーク公開機能)を実装することを可能にする命令を含み、前記ネットワークノードは、前記NEFを実装すると、請求項1乃至
7のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークノード。
【請求項9】
コンピュータ読取可能命令を有するコンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能命令がネットワークノードのプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ読取可能命令は、請求項1乃至
7のいずれか1項に記載の方法を実行するように前記ネットワークノードを構成する、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【請求項10】
AF(アプリケーション機能)における方法(300)であって、
要求QoS(サービス品質)を有するセッションを作成することを求める要求を、NEF(ネットワーク公開機能)へ送信すること(310)
であって、前記要求は、QoS通知機能が前記AFにおいてサポートされているというインジケーションを含む、ことと、
前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示すQoS通知を、前記NEFから受信すること(320)と、
を含む、方法。
【請求項11】
請求項
10に記載の方法(300)であって、
前記QoS通知に基づいて、前記セッションに対してレートアダプテーションを適用することを更に含む、方法。
【請求項12】
請求項
10に記載の方法(300)であって、
前記QoS通知に基づいて、前記要求QoSを更新することを更に含む、方法。
【請求項13】
請求項
10に記載の方法(300)であって、前記要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含む、方法。
【請求項14】
請求項
13に記載の方法(300)であって、前記QoS通知は、前記要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている前記1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示す、方法。
【請求項15】
請求項
13又は
14に記載の方法(300)であって、
保証されうるか又は現在適用されてい
る1つの代替QoS要求条件に基づいて、前記セッションに対してレートアダプテーションを適用することを更に含む、方法。
【請求項16】
請求項
13又は
14に記載の方法(300)であって、
保証されうるか又は現在適用されてい
る1つの代替QoS要求条件に基づいて、前記要求QoSを更新することを更に含む、方法。
【請求項17】
請求項
10乃至16のいずれか1項に記載の方法(300)であって、前記QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能である、方法。
【請求項18】
プロセッサ(710)及びメモリ(720)を備えるネットワークノード(700)であって、前記メモリ(720)は、前記ネットワークノード(700)がAF(アプリケーション機能)を実装することを可能にする命令を含み、前記ネットワークノードは、前記AFを実装すると、請求項
10乃至
17のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される、ネットワークノード。
【請求項19】
コンピュータ読取可能命令を有するコンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記コンピュータ読取可能命令がネットワークノードのプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ読取可能命令は、請求項
10乃至
17のいずれか1項に記載の方法を実行するように前記ネットワークノードを構成する、コンピュータ読取可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信に関するものであり、より具体的には、サービス品質(QoS)通知のための方法及びネットワークノードに関するものである。
【背景技術】
【0002】
本セクションは、本開示で説明される技術の種々の実施形態の背景を提供することを意図している。本セクションの説明は、追求されうるが必ずしも以前に考えられた又は追求されたものではない概念を含みうる。したがって、本明細書において別段の記載がない限り、本セクションで説明されるものは、本開示の説明及び/又は特許請求の範囲に対する先行技術ではなく、単にこのセクションに含めることによって先行技術であることを認めるものではない。
【0003】
ネットワーク公開機能(NEF)は、ネットワーク機能の能力の外部公開をサポートする。外部公開は、監視機能、プロビジョニング機能、ポリシー/課金機能、分析レポート機能に分類できる。監視機能は、第5世代(5G)システムにおける端末デバイス(又はユーザ装置又はUEと呼ばれる)のための特定のイベントを監視するためのものであり、そのような監視イベントを、NEFを介して外部公開のために利用可能にするためのものである。プロビジョニング機能は、5Gシステム内のUEによる使用のために、外部パーティによる情報の提供を可能にするためのものである。ポリシー/課金機能は、外部パーティからの要求に基づいて、UEに対するQoS及び課金ポリシーを処理するためのものである。ポリシー/課金機能は、セッション及び課金ポリシーの要求、QoSポリシーの実施、及び課金機能の適用を可能にする手段を含み、UEのセッションのQoS/優先度処理、及び適用可能な課金パーティ又は課金レートの設定に使用されうる。分析レポート機能は、5Gシステムによって生成された分析情報を外部パーティがフェッチ又はサブスクリプション/アンサブスクリプションできるようにするためのものである。
【0004】
NEFアプリケーションプログラミングインタフェース(API)は、要求QoSを有するAFセッションをアプリケーション機能(AF)がセットアップすることを可能にすることができる。
図1はそのような手順についてのシーケンスフローを示す。
【0005】
示されるように、1.1において、AFは、Nnef_AFsessionWithQoS_Create要求メッセージ(UEアドレス、AF識別子、(1つ以上の)フロー記述、QoSリファレンス(又は以下では「要求QoS(requested QoS)」又は「所要QoS(required QoS)」と呼ばれる)、及びオプションとして代替サービス要求(Alternative Service Requirements)(又は以下では「代替QoS要求条件(Alternative QoS requirements)」と呼ばれる)を含む)を使用して、AFセッションのためのリソースを予約することを求める要求を、NEFへ送信する。オプションとして、要求QoSについての期間又はトラフィック量が、AF要求に含められてもよい。NEFは、トランザクションリファレンスIDを、Nnef_AFsessionWithQoS_Create要求に対して割り当てる。
【0006】
1.2においてNEFは、AF要求を許可し、AFに対して許可された、予め定義されたQoSの全体量を制御するためのポリシーを適用しうる。許可が与えられない場合、ステップ1.3及び1.4はスキップされ、NEFは、許可が失敗したことを示す結果値でAFに応答する。
【0007】
1.3において、NEFは、Npcf_PolicyAuthorization_Create要求をトリガすることによって、ポリシー制御機能(PCF)とのインタラクションを行い、UEアドレス、AF識別子、(1つ以上の)フロー記述、及びQoSリファレンスを提供し、当該QoSリファレンスは、スポンサードデータ接続情報(sponsored data connectivity information)にマッピングされる、オプションとして受信される期間又はトラフィック量を含む。PCFは、NEFによって提供される情報に基づいて所要QoSパラメータを導出し、このQoSが(このAFのためのPCF構成に従って)許可されるかどうかを判定し、その結果をNEFに通知する。加えて、代替サービス要求条件(Alternative Service Requirements)が提供される場合、PCFは、同じ優先順位付けの順序で1つ以上のQoSリファレンスパラメータから(1つ以上の)代替QoSパラメータセットを導出する。PCFは、QoS要求に対応する送信リソースが確立されているか否かをNEFに通知する。
【0008】
1.4において、PCFは、要求が許可されているかどうかを判定し、当該要求が許可されていない場合にはNEFに通知する。要求が許可されていない場合、NEFは、ステップ1.5において、許可が失敗したことを示す結果値でAFに対して応答する。
【0009】
1.5において、NEFは、(トランザクションリファレンスID及び結果を含む)Nnef_AFsessionWithQoS_Create応答メッセージを、AFへ送信する。当該結果は、要求が許可されているか否かを示す。
【0010】
1.6において、NEFは、リソース割り当て状態の通知に対してサブスクリプションを行うためにNpcf_PolicyAuthorization_SubscribeメッセージをPCFへ送信し、他のイベントに対するサブスクリプションを行いうる。
【0011】
1.7において、イベント条件が満たされると、PCFは、イベントについて通知するNEFへNpcf_PolicyAuthorization_Notifyメッセージを送信する。
【0012】
1.8において、NEFは、PCFによって報告されたイベントを有するNnef_AFsessionWithQoS_NotifyメッセージをAFへ送信する。
【0013】
上記の手順の更なる詳細については、その全体が本明細書において援用される第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))技術仕様(TS)23,502 V16.3.0を参照できる。
【0014】
TS 23.502のセクション4.15.6.6に規定されるように、AFが1.1において代替QoS要求条件をNnef_AFsessionWithQoS_Create要求に含める場合、NEFは、PCFとのインタラクションを行うための内部AFとして機能し、この場合、NEFは更に、それぞれの全体が本明細書において援用されるTS 23.503、V16.3.0のセクション6.1.3.22、及びTS 29.514、V16.3.0のセクション5.6.2.15に記載されているように、要求QoSがPCFからもはや満たされることができない(又は再び満たされることができる)とき、通知に対してサブスクリプションを行う必要がある。例えば、要求QoSは、保証ビットレート(GBR:Guaranteed Bit Rate)を必要とするサービスデータフロー(SDF:Service Data Flow)のための帯域幅に対してマッピングされうる。PCFがQoS通知のためにセッション管理機能(SMF:Session Management Function)からポリシー制御要求トリガを受信すると、PCFは、QoS充足の現在状況及び更には現在適用されているQoSリファレンスについて(サブスクリプションに基づいて)NEFに報告しうる。
【発明の概要】
【0015】
しかしながら、現在、NEFがそのようなQoS通知をAFに提供するかどうか、及び提供する場合に、どの情報が通知に含まれるべきかに関して、3GPP(登録商標)標準化において解決されるべき問題がある。
【0016】
本開示の目的は、適切なQoS通知をNEFがAFに提供できるようにすることが可能な方法及びネットワークノードを提供することである。
【0017】
本開示の第1の態様によれば、NEFにおける方法が提供される。前記方法は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求を、AFから受信することを含む。前記方法は更に、PCFからの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行うことを含む。前記方法は更に、前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示す前記第1のQoS通知を、前記PCFから受信することを含む。前記方法は更に、前記第1のQoS通知の受信に応答して、前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知を前記AFへ送信することを含む。
【0018】
一実施形態において、前記要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0019】
一実施形態において、前記第1のQoS通知及び前記第2のQoS通知のそれぞれは、前記要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている前記1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0020】
一実施形態において、前記方法は更に、前記AFにおいて使用されるQoSリファレンスと、前記PCFにおいて使用されるQoSリファレンスとの間のマッピングを実行することを含みうる。
【0021】
一実施形態において、前記マッピングの動作は、前記第1のQoS通知において示されるとおりの、保証されうるか又は現在適用されている前記1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスを、前記第2のQoS通知における、保証されうるか又は現在適用されている前記1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスに対してマッピングすることを含みうる。
【0022】
一実施形態において、前記要求は、QoS通知機能が前記AFにおいてサポートされているというインジケーションを含みうる。
【0023】
一実施形態において、前記QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能でありうる。
【0024】
一実施形態において、前記サブスクリプション及び前記送信の動作は、前記要求が前記インジケーションを含むと判定したことに応答して実行されうる。
【0025】
本開示の第2の態様によれば、ネットワークノードが提供される。前記ネットワークノードは、プロセッサ及びメモリを備える。前記メモリは、前記ネットワークノードがNEFを実装することを可能にする命令を含む。前記ネットワークノードは、前記NEFを実装すると、上記の第1の態様による方法を実行するように構成される。
【0026】
本開示の第3の態様によれば、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。前記コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータ読取可能命令を有する。前記コンピュータ読取可能命令がネットワークノードのプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ読取可能命令は、上記の第1の態様による方法を実行するように前記ネットワークノードを構成する。
【0027】
本開示の第4の態様によれば、AFにおける方法が提供される。前記方法は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求を、NEFへ送信することを含む。前記方法は更に、前記要求QoSが保証されないこと又は前記要求QoSが保証されることを示すQoS通知を、前記NEFから受信することを含む。
【0028】
一実施形態において、前記方法は更に、前記QoS通知に基づいて、前記セッションに対してレートアダプテーションを適用することを含みうる。
【0029】
一実施形態において、前記方法は更に、前記QoS通知に基づいて、前記要求QoSを更新することを含みうる。
【0030】
一実施形態において、前記要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0031】
一実施形態において、前記QoS通知は、前記要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている前記1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0032】
一実施形態において、前記方法は更に、保証されうるか又は現在適用されている前記1つの代替QoS要求条件に基づいて、前記セッションに対してレートアダプテーションを適用することを含みうる。
【0033】
一実施形態において、前記方法は更に、保証されうるか又は現在適用されている前記1つの代替QoS要求条件に基づいて、前記要求QoSを更新することを含みうる。
【0034】
一実施形態において、前記要求は、QoS通知機能が前記AFにおいてサポートされているというインジケーションを含みうる。
【0035】
一実施形態において、前記QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能でありうる。
【0036】
本開示の第5の態様によれば、ネットワークノードが提供される。前記ネットワークノードは、プロセッサ及びメモリを備える。前記メモリは、前記ネットワークノードがAFを実装することを可能にする命令を含む。前記ネットワークノードは、前記AFを実装すると、上記の第4の態様による方法を実行するように構成される。
【0037】
本開示の第6の態様によれば、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。前記コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータ読取可能命令を有する。前記コンピュータ読取可能命令がネットワークノードのプロセッサによって実行されると、前記コンピュータ読取可能命令は、上記の第4の態様による方法を実行するように前記ネットワークノードを構成する。
【0038】
本開示の実施形態では、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をAFから受信すると、NEFは、PCFからの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行うことができ、当該第1のQoS通知は、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す。PCFから第1のQoS通知を受信したことに応答して、NEFは、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知をAFへ送信できる。このようにして、NEFは、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることをNEFに通知できる。したがって、AFは、通知に基づいてレートアダプテーションを適用できるか又は要求QoSを更新できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
上記の及び他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して以下の実施形態の説明からより明らかになる。
【0040】
【
図1】要求QoSを有するAFセッションをセットアップするための手順を示すシーケンス図。
【
図2】本開示の一実施形態によるNEFにおける方法を示すフローチャート。
【
図3】本開示の他の実施形態によるAFにおける方法を示すフローチャートである。
【
図4】本開示の実施形態によるNEFを実装するためのネットワークノードのブロック図。
【
図5】本開示の他の実施形態によるNEFを実装するためのネットワークノードのブロック図。
【
図6】本開示の実施形態によるAFを実施するためのネットワークノードのブロック図。
【
図7】本開示の他の実施形態によるAFを実施するためのネットワークノードのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0041】
本明細書において、「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」等への言及は、説明される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含みうることを示すが、全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むとは限らない。更に、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を参照するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して説明される場合、明示的に説明されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、又は特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると言える。
【0042】
本明細書では種々の要素を説明するために「第1の」及び「第2の」等の用語が使用されうるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、1つの要素を他の要素から区別するためにのみ使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素が第2の要素と呼ばれてもよく、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれてもよい。本明細書で使用される場合、「及び/又は」との用語は、関連する列挙された用語のうちの1つ以上の任意の及び全ての組み合わせを含む。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態の限定を行うことを意図したものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、コンテキストが明らかにそれ以外を示さない限り、複数形も含むことが意図される。「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「備える、含む(includes)」及び/又は「備える、含む(including)」との用語は、本明細書で使用される場合、記述された特徴、要素、及び/又はコンポーネント等の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、要素、コンポーネント及び/又はそれらの組み合わせの存在又は追加を除外するものではない。
【0043】
以下の説明及び特許請求の範囲において、別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。
【0044】
本開示のコンテキスト内で、「端末デバイス」又は「UE」との用語は、無線信号を送信及び/又は受信することによって、基地局等のネットワークノードと、又は他の無線デバイスと通信することが可能なデバイスを包含する。このため、「端末デバイス」又は「UE」との用語は、限定はしないが、携帯電話、マシン・ツー・マシン通信のための固定又はモバイル無線デバイス、統合型又は埋め込み型の無線カード、外部プラグイン型の無線カード等を包含する。
【0045】
本開示のコンテキスト内で、「ネットワークノード」又は「ネットワーク機能」は、物理ノード又は仮想化環境、例えばクラウド環境において実装されうる。
【0046】
図2は、本開示の一実施形態によるNEFにおける方法200を示すフローチャートである。
【0047】
ブロック210において、NEFは、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をAFから受信する。例えば、当該要求は、
図1のステップ1.1に関連して上述したように、Nnef_AFsessionWithQoS_Create要求であってもよい。一例において、当該要求は、
図1のステップ1.1に関連して上述したように、1つ以上の代替QoS要求条件を含んでもよい。
【0048】
ブロック220において、NEFは、PCFからの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行う。第1のQoS通知は、要求QoSが保証されない(例えば、保証されることから保証されないことに変更される)こと、又は要求QoSが保証される(例えば、保証されないことから保証されることに変更される)ことを示す。このサブスクリプションは、
図1のステップ1.6で説明したような、Npcf_PolicyAuthorization_Subscribeメッセージを使用してもよい。第1のQoS通知は、例えば、以下の表1として再現されるように、TS 29.514の表5.6.3.9-1に定義される2つの値「GUARANTEED」及び「NOT_GUARANTEED」を有する、TS 29.514のセクション5.6.3.9に規定されるようなQoS_NOTIFイベントを使用してもよい。
【0049】
ブロック210において受信された要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。この場合、第1のQoS通知は、要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。例えば、第1のQoS通知は、TS 29.514のセクション5.6.2.15に規定されるようなデータタイプ「QosNotificationControlInfo」を使用してもよい。
【0050】
ブロック230において、第1のQoS通知が、(例えば、
図1のステップ1.7において説明されているようなNpcf_PolicyAuthorization_Notifyメッセージで)PCFから受信される。
【0051】
ブロック240において、第1のQoS通知を受信したことに応答して、NEFは、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知をAFへ送信する。
【0052】
ここで、一例において、第2のQoS通知については、以下の表2及び表3に示されるように、データタイプ「UserPlaneNotificationData」及びデータタイプ「UserPlaneEventReport」が定義されうる。
【0053】
表3の「UserPlaneEvent」は、以下の表4に定義されるように、少なくとも2つの値「QOS_GUARANTEED」又は「QOS_NOT_GUARANTEED」を有しうる。
【0054】
第1のQoS通知が、保証されうるか又は現在適用されうる1つの代替QoS要求条件を示す場合、第2のQoS通知は更に、例えば、表3における「appliedQosRef」を参照して、保証されうるか又は現在適用されうる1つの代替QoS要求条件を示しうる。
【0055】
ブロック230において送信される第2のQoS通知は、
図1のステップ1.8で説明されているように、Nnef_AFSessionWithQoS_Notifyメッセージを使用してもよく、これは、UserPlaneEvent(例えば、「QOS_GUARANTEED」又は「QOS_NOT_GUARANTEED」)を運ぶように拡張することができ、「QOS_NOT_GUARANTEED」の場合にはオプションとして「appliedQosRef」を適用することができる。
【0056】
一例において、AFにおいて使用されるQoSリファレンスは、PCFにおいて使用されるものと同じであってもよいし又は異なっていてもよい。後者の場合、NEFは、AFにおいて使用されるQoSリファレンスとPCFにおいて使用されるQoSリファレンスとの間のマッピング動作を実行しうる。例えば、NEFは、第1のQoS通知において示されるように、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスを、第2のQoS通知における、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスにマッピングしうる。
【0057】
一例において、ブロック210において受信される要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているというインジケーションを含みうる。ブロック220においてサブスクリプションを行い、ブロック240において送信する動作は、要求がインジケーションを含むと判定したことに応答して実行されうる。例えば、当該機能は、代替QoS要求条件及び/又はQoS通知(即ち、「QOS_GUARANTEED」又は「QOS_NOT_GUARANTEED」)のサポートを示す、表4に示されるような「AlternativeQoS_5G」等でありうる。
【0058】
図3は、本開示の一実施形態によるAFにおける方法300を示すフローチャートである。
【0059】
ブロック310において、AFは、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をNEFへ送信する。ここで、要求は、
図1のブロック210に関連して上述した要求に対応するため、ここではその詳細を省略する。
【0060】
ブロック320において、AFは、要求QoSが保証されない(例えば、保証されることから保証されないことに変更される)こと、又は要求QoSが保証される(例えば、保証されないことから保証されることに変更されている)ことを示すQoS通知を、NEFから受信する。ここで、QoS通知は、
図1のブロック240に関連して上述した第2のQoS通知に対応するため、ここではその詳細を省略する。
【0061】
一例において、AFは、QoS通知に基づいてセッションに対してレートアダプテーションを適用しうる。あるいは、AFは、QoS通知に基づいて要求QoSを更新しうる。
することができる。例えば、要求QoSは、ビデオストリーミングサービスのための50Mbps(ミリオンビット/秒)の帯域幅でありうる。QoS通知が、要求QoSが保証されないことを示す場合、AFは、例えば、ビデオストリーミングサービスの解像度又はフレームレートを(例えば、4Kから720pに)下げるために、アプリケーションレベルでレートアダプテーションを適用してもよいし、又は、TS 29.122、V16.4.0のセクション4.4.13に規定されているようなHyper Text Transfer Protocol (HTTP) PUT又はPATCHを使用して、要求QoSと関連付けられたQoSリファレンスを更新することによって(例えば、帯域幅30Mbpsまで)要求QoSを下げてもよい。
【0062】
ブロック310において送信される要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含む。QoS通知は、要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。この場合、AFは、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件に基づいて、セッションに対してレートアダプテーションを適用しうるか、又は要求QoSを更新しうる。例えば、要求QoSは、ビデオストリーミングサービスのための50Mbpsの帯域幅でありうる。QoS通知が、要求QoSが保証されず、かつ、30MHzの帯域幅が保証されうるか又は現在適用されうることを示す場合、AFは、例えば、ビデオストリーミングサービスの解像度又はフレームレートを(例えば、4Kから720pまで)下げるために、30Mbpsの帯域幅に基づくアプリケーションレベルでのレートアダプテーションを適用してもよいし、又は、TS 29.122のセクション4.4.13に規定されているようなHyper Text Transfer Protocol (HTTP) PUT又はPATCHを使用して、要求QoSと関連付けられたQoSリファレンスを更新することによって(例えば、帯域幅30Mbpsまで)要求QoSを下げてもよい。
【0063】
一例において、ブロック310において送信される要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているというインジケーションを含みうる。上述のように、当該機能は、代替QoS要求条件及び/又はQoS通知(即ち、「QOS_GUARANTEED」又は「QOS_NOT_GUARANTEED」)のサポートを示す、表4に示されるような「AlternativeQoS_5G」等でありうる。
【0064】
上述の方法200に対応して、ネットワークノードが提供される。
図4は、本開示の一実施形態によるNEFを実装するためのネットワークノード400のブロック図である。
【0065】
ネットワークノード400は、NEFを実装する場合、
図2に示されるような方法200を実行するように動作しうる。
図4に示されるように、ネットワークノード400は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をAFから受信するように構成された受信ユニット410を備える。ネットワークノード400は、PCFからの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行うように構成されたサブスクライブユニット420を更に備える。受信ユニット410は更に、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第1のQoS通知を、PCFから受信するように構成される。ネットワークノード400は、第1のQoS通知を受信したことに応答して、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知を、AFへ送信するように構成された送信部430を更に備える。
【0066】
一実施形態において、要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0067】
一実施形態において、第1のQoS通知及び第2のQoS通知のそれぞれは、要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0068】
一実施形態において、ネットワークノード400は、AFにおいて使用されているQoSリファレンスとPCFにおいて使用されているQoSリファレンスとの間のマッピングを実行するように構成されたマッピングユニットを更に備えうる。
【0069】
一実施形態において、マッピングの動作は、第1のQoS通知において示されるように、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスを、第2のQoS通知における、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスにマッピングすることを含みうる。
【0070】
一実施形態において、要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているとのインジケーションを含みうる。
【0071】
一実施形態において、QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能であってもよい。
【0072】
一実施形態において、サブスクライブユニット420によって実行される動作及び送信部430によって実行される動作は、要求がインジケーションを含むと判定したことに応答して実行されうる。
【0073】
ユニット410、420及び430は、純粋なハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ又はマイクロプロセッサと、ソフトウェアを格納するための適切なソフトウェア及びメモリと、上記で説明され、例えば
図2に示される動作を実行するように構成されたプログラマブルロジックデバイス(PLD)又は他の電子コンポーネント又は処理回路とのうちの1つ以上によって実装されうる。
【0074】
図5は、本開示の他の実施形態によるNEFを実装するためのネットワークノード500のブロック図である。
【0075】
ネットワークノード500は、プロセッサ510及びメモリ520を備える。メモリ520は、プロセッサ510によって実行可能な命令を含んでよく、それによって、ネットワークノード500は、NEFを実装する場合に、例えば、
図2に関連して先に説明した手順の動作を実行するように動作する。特に、メモリ520は、プロセッサ510によって実行可能な命令を含み、それによって、NEFを実装する場合に、ネットワークノード500は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をAFから受信し、PCFからの第1のQoS通知に対してサブスクリプションを行い、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第1のQoS通知をPCFから受信し、第1のQoS通知の受信に応答して、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示す第2のQoS通知をAFへ送信するように動作する。
【0076】
一実施形態において、要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0077】
一実施形態において、第1のQoS通知及び第2のQoS通知のそれぞれは、要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0078】
一実施形態において、メモリ520は、プロセッサ510によって実行可能な命令を更に含んでよく、それによって、ネットワークノード500は、NEFを実装する場合に、AFにおいて使用されるQoSリファレンスとPCFにおいて使用されるQoSリファレンスとの間のマッピングを実行するように動作する。
【0079】
一実施形態において、マッピングの動作は、第1のQoS通知において示されるように、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスを、第2のQoS通知における、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件と関連付けられたQoSリファレンスにマッピングすることを含みうる。
【0080】
一実施形態において、要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているとのインジケーションを含みうる。
【0081】
一実施形態において、QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能であってもよい。
【0082】
一実施形態において、サブスクリプション及び送信の動作は、要求がインジケーションを含むと判定したことに応答して実行されうる。
【0083】
上述の方法300に対応して、ネットワークノードが提供される。
図6は、本開示の一実施形態によるAFを実装するためのネットワークノード600のブロック図である。
【0084】
ネットワークノード600は、AFを実装する場合、
図3に示されるような方法300を実行するように動作しうる。
図6に示されるように、ネットワークノード600は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をNEFへ送信するように構成された送信部610を備える。ネットワークノード600は、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示すQoS通知をNEFから受信するように構成された受信ユニット620を更に備える。
【0085】
一実施形態において、ネットワークノード600は、QoS通知に基づいて、セッションにレートアダプテーションを適用するように構成されたレートアダプテーションユニットを更に備えうる。
【0086】
一実施形態において、ネットワークノード600は、QoS通知に基づいて、要求QoSを更新するように構成された更新ユニットを更に備えうる。
【0087】
一実施形態において、要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0088】
一実施形態において、QoS通知は、要求QoSが保証されないことを示す場合、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0089】
一実施形態において、ネットワークノード600は、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件に基づいて、セッションにレートアダプテーションを適用するように構成されたレートアダプテーションユニットを更に備えうる。
【0090】
一実施形態において、ネットワークノード600は、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件に基づいて、要求QoSを更新するように構成された更新ユニットを更に備えうる。
【0091】
一実施形態において、要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているとのインジケーションを含みうる。
【0092】
一実施形態において、QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能であってもよい。
【0093】
ユニット610及び620は、純粋なハードウェアソリューションとして、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして、例えば、プロセッサ又はマイクロプロセッサと、ソフトウェアを格納するための適切なソフトウェア及びメモリと、上記で説明され、例えば
図3に示される動作を実行するように構成されたプログラマブルロジックデバイス(PLD)又は他の電子コンポーネント又は処理回路とのうちの1つ以上によって実装されうる。
【0094】
図7は、本開示の他の実施形態によるAFを実装するためのネットワークノード700のブロック図である。
【0095】
ネットワークノード700は、プロセッサ710及びメモリ720を備える。メモリ720は、プロセッサ710によって実行可能な命令を含んでよく、それによって、ネットワークノード700は、AFを実装する場合に、例えば、
図3に関連して先に説明した手順の動作を実行するように動作する。特に、メモリ720は、プロセッサ710によって実行可能な命令を含み、それによって、AFを実装する場合に、ネットワークノード700は、要求QoSを有するセッションを作成することを求める要求をNEFへ送信し、要求QoSが保証されないこと又は要求QoSが保証されることを示すQoS通知をNEFから受信するように動作する。
【0096】
一実施形態において、メモリ720は、プロセッサ710によって実行可能な命令を更に含んでよく、それによって、ネットワークノード700は、AFを実装する場合に、QoS通知に基づいて、セッションにレートアダプテーションを適用するように動作する。
【0097】
一実施形態において、メモリ720lは、プロセッサ710によって実行可能な命令を更に含んでよく、それによって、ネットワークノード700は、AFを実装する場合に、QoS通知に基づいて、要求QoSを更新するように動作する。
【0098】
一実施形態において、要求は、1つ以上の代替QoS要求条件を含みうる。
【0099】
一実施形態において、QoS通知は、要求QoSが保証されないことを示す場合に、保証されうるか又は現在適用されている1つ以上の代替QoS要求条件のうちの1つを更に示しうる。
【0100】
一実施形態において、メモリ720は、プロセッサ710によって実行可能な命令を更に含んでよく、それによって、ネットワークノード700は、AFを実装する場合に、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件に基づいて、セッションにレートアダプテーションを適用するように動作する。
【0101】
一実施形態において、メモリ720は、プロセッサ710によって実行可能な命令を更に含んでよく、それによって、ネットワークノード700は、AFを実装する場合に、保証されうるか又は現在適用されている1つの代替QoS要求条件に基づいて、要求QoSを更新するように動作する。
【0102】
一実施形態において、要求は、AFにおいてQoS通知機能がサポートされているとのインジケーションを含みうる。
【0103】
一実施形態において、QoS通知機能は、AlternativeQoS_5G機能であってもよい。
【0104】
本開示は更に、不揮発性又は揮発性メモリ(例えば、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、及びハードドライブ)の形態の、少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、プロセッサ510によって実行されるとネットワークノード500に、例えば、
図2に関連して前述した手順の動作を実行させるコード/コンピュータ読取可能命令、又は、プロセッサ710によって実行されるとネットワークノード700に、例えば、
図3に関連して前述した手順の動作を実行させるコード/コンピュータ読取可能命令を含む。
【0105】
コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムモジュール内に構造化されたコンピュータプログラムコードとして構成されうる。コンピュータプログラムモジュールは、基本的には、
図2又は
図3に示されるフローの動作を実行できる。
【0106】
プロセッサは、単一のCPU(中央処理装置)であってもよいが、2つ以上の処理ユニットを備えてもよい。例えば、プロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、命令セットプロセッサ及び/又は関連するチップセット、及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)等の専用マイクロプロセッサを含みうる。プロセッサは更に、キャッシュ目的のボードメモリを備えてもよい。コンピュータプログラムは、プロセッサに接続されたコンピュータプログラム製品によって担持されうる。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが格納される非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体を含みうる。例えば、コンピュータプログラム製品は、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、又はEEPROMであってよく、上記のコンピュータプログラムモジュールは、代替の実施形態では、メモリの形態で異なるコンピュータプログラム製品上に分散されてもよい。
【0107】
本開示は、その実施形態を参照して上述されてきた。当業者であれば、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の変形、変更、及び追加を行うことができることを理解されたい。したがって、本開示の範囲は、上記の特定の実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ定められる。