(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-25
(45)【発行日】2024-01-09
(54)【発明の名称】位置算出システム、位置算出装置、位置算出方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G01B 11/00 20060101AFI20231226BHJP
【FI】
G01B11/00 H
(21)【出願番号】P 2022072271
(22)【出願日】2022-04-26
(62)【分割の表示】P 2017243509の分割
【原出願日】2017-12-20
【審査請求日】2022-05-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【氏名又は名称】木村 満
(72)【発明者】
【氏名】飯塚 宣男
【審査官】櫻井 仁
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-045321(JP,A)
【文献】特開2003-035515(JP,A)
【文献】特開2017-103602(JP,A)
【文献】特開2004-361222(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 11/00-11/30
G01C 3/06
G01S 7/48- 7/51
G01S 17/00-17/95
H04N 7/18
G06T 7/00- 7/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の空間において光を発光する発光装置と、
前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置と、
前記撮像装置で撮影された画像における前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備え、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする位置算出システム。
【請求項2】
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備え、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする位置算出装置。
【請求項3】
前記撮像装置は、複数
の撮像装置
であって、
前記複数の撮像装置の夫々で撮影された画像から前記取得手段によって取得された前記画像における発光装置の位置と、前記複数の撮像装置の設置位置及び撮影方向とから、前記所定の空間内における前記発光装置の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第1の位置情報取得手
段、
を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の位置算出装置。
【請求項4】
前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断する判断手段を更に備え、
前記第1の位置情報取得手段は、前記判断手段により否定と判断された場合に、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得し、
前記第2の位置情報取得手段は、前記判断手段により肯定と判断された場合に、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得することを特徴とする請求項3に記載の位置算出装置。
【請求項5】
前記判断手段は、前記複数の撮像装置の数と発光装置を撮像できた撮像装置との数に基づいて、前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の位置算出装置。
【請求項6】
前記発光装置は、前記自己を一意に特定可能な信号として3次元の位置情報を用いることを特徴とする請求項2~5の何れか1項に記載の位置算出装置。
【請求項7】
前記補助情報を取得する補助情報取得手段を更に備えることを特徴とする請求項2~6の何れか1項に記載の位置算出装置。
【請求項8】
前記補助情報取得手段は、メモリに予め記憶されている前記発光装置の設置高さを示す前記Z方向の座標の情報を前記メモリから読み出すことで前記補助情報を取得することを特徴とする請求項7に記載の位置算出装置。
【請求項9】
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得ステップと、
を含み、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする位置算出方法。
【請求項10】
コンピュータを、
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段、
として機能させ、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置算出システム、位置算出装置、位置算出方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
複数の撮像装置からなるステレオカメラで撮影された画像に基づいて、所定の空間内に存在する物体の実際の位置を算出する技術が存在する(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、道具を用いて直接的に位置を測ることなく、撮影したステレオ画像だけで物体の位置を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術では、ステレオカメラを構成する複数の撮像装置は、撮影対象となる物体が撮影可能な位置に設置される必要があり、実使用に際し、自由度が低いという問題があった。
【0005】
本願発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、より簡便に空間測位をすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る位置算出システムは、
所定の空間において光を発光する発光装置と、
前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置と、
前記撮像装置で撮影された画像における前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備え、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係る位置算出装置は、
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備え、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る位置算出方法は、
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得ステップと、
を含み、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
コンピュータを、
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された撮像装置で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段、
前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段、
として機能させ、
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間におけるZ方向についての情報であり、
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より簡便に空間測位をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る可視光通信システムの一例を示す図である。
【
図2】同実施形態に係るサーバの構成の一例を示す図である。
【
図3】同実施形態に係る2つのカメラの撮影範囲の一例を示す図である。
【
図4】同実施形態に係る受信情報の一例を示す図である。
【
図5】同実施形態に係る撮像画像の一例を示す図である。
【
図6】同実施形態に係る高さ情報テーブルの一例を示す図である。
【
図7】同実施形態に係る設置位置の取得手法の一例を示す図である。
【
図8】同実施形態に係る設置位置情報を含む取得情報の一例を示す図である。
【
図9】同実施形態に係るサーバの動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る情報処理システムとしての可視光通信システムを説明する。
【0013】
図1は、可視光通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、可視光通信システム1は、空間500内に設置された機器100a、100b、100c(以下、機器100a、100b、100cのそれぞれを限定しない場合には、適宜「機器100」と称する)と、位置算出装置に対応するサーバ200とを含んで構成される。空間500は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元のパラメータで定義でき、これにより当該空間内に存在する物体の位置を特定可能になっている。
【0014】
機器100aは、発光装置に対応する光源102aが取り付けられ、機器100bは、発光装置に対応する光源102bが取り付けられ、機器100cは、発光装置に対応する光源102cが取り付けられている(以下、光源102a、102b、102cのそれぞれを限定しない場合には、適宜「光源102」と称する)。光源102は、図示しないLED(Light Emitting Diode)を含む。
【0015】
サーバ200は、撮像装置に対応するカメラ201a、201bが取り付けられている(以下、カメラ201a、201bのそれぞれを限定しない場合には、適宜「カメラ201」と称する)。
【0016】
本実施形態において、機器100に取り付けられた光源102が、機器100の状態等の各種の送信対象の情報で色変調され、時系列に沿ってその発光色を変化させて発光することによりその情報を送信する。なお、変調方法は、送信対象の情報をビットデータに変換し、このデータを所定の規則性を持たせて光の三原色(R(赤)G(緑)B(青))の順序に割り当てる方法を採用する。一方、サーバ200は、カメラ201の時系列的に連続した撮像により得られた光の画像における発光色の変化を復調して光源102が発する情報を取得する。
【0017】
図2は、サーバ200の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、サーバ200は、制御部202、画像処理部204、メモリ205、操作部206、表示部207及び通信部208を含む。また、サーバ200には、カメラ201a、201bが有線、無線を問わず接続され、相互に通信可能になっている。
【0018】
カメラ201aは、レンズ203aを含み、カメラ201bは、レンズ203bを含む(以下、レンズ203a、203bのそれぞれを限定しない場合には、適宜「レンズ203」と称する)。レンズ203は、空間500を部分的に撮影画角に収める事が可能な広角レンズ等により構成され、操作部206、又は、制御部202による合焦制御により焦点距離方向に移動し、カメラ201が撮像する撮像画角や光学像が制御される。
【0019】
カメラ201a、201bは、撮像素子に代表される受光面に規則的に二次元配列された複数の受光素子により構成される。撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像デバイスである。カメラ201a、201bは、レンズ203を介して入光された光学像を、制御部202からの制御信号に基づいて所定範囲の撮像画角で撮像(受光)し、その撮像画角内の画像信号をデジタルデータに変換して画像を生成する。また、カメラ201a、201bは、撮像と画像の生成とを時間的に連続して行い、連続するフレームをサーバ200内の画像処理部204に出力する。画像における各画素や画像領域は、X座標、Y座標からなる2次元の座標平面でその位置が定義される。
【0020】
本実施形態において、カメラ201aの撮影範囲とカメラ201bの撮影範囲とは異なるように構成される。具体的には、
図3に示すように、両カメラ撮影範囲501は、カメラ201aとカメラ201bとの双方が撮像可能な範囲であり、第1カメラ撮影範囲502aは、カメラ201aのみが撮像可能な範囲であり、第2カメラ撮影範囲502bは、カメラ201bのみが撮像可能な範囲である。このため、両カメラ撮影範囲501に存在する光源102bは、カメラ201aとカメラ201bとの双方が撮像可能であり、第1カメラ撮影範囲502aに存在する光源102aは、カメラ201aのみが撮像可能であり、第2カメラ撮影範囲502bに存在する光源102cは、カメラ201bのみが撮像可能である。
【0021】
再び、
図2に戻って説明する。画像処理部204は、制御部202からの制御信号に基づいて、カメラ201から出力された画像(デジタルデータ)をそのまま制御部202へ出力するとともに、当該画像について、表示部207に表示させるべく、画質や画像サイズを調整して制御部202へ出力する。また、画像処理部204は、操作部206からの記録指示操作に基づく制御信号が入力されると、記録指示された時点のカメラ201における撮像画角内、あるいは、表示部207に表示される表示範囲内の光学像を、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、MPEG(Moving Photographic Experts Group)等の圧縮符号化方式にて符号化、静止画ファイル化、または、動画ファイル化する機能を有する。
【0022】
制御部202は、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。制御部202は、メモリ205に記憶されたプログラム(例えば、後述する
図9に示すサーバ200の動作を実現するためのプログラム)に従ってソフトウェア処理を実行することにより、サーバ200が具備する各種機能を制御する。
【0023】
メモリ205は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)である。メモリ205は、サーバ200における制御等に用いられる各種情報(プログラム等)を記憶する。
【0024】
操作部206は、テンキーやファンクションキー等によって構成され、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。表示部207は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)ディスプレイ等によって構成される。表示部207は、制御部202から出力された画像信号に従って画像を表示する。通信部208は、例えばLAN(Local Area Network)カードである。通信部208は、外部の通信装置との間で通信を行う。
【0025】
制御部202には、取得手段に対応する受信情報取得部230と、判断手段に対応する判断部232と、第1の位置情報取得手段及び第2の位置情報取得手段に対応する位置情報取得部234と、補助情報取得手段に対応する補助情報取得部236とが構成される。
【0026】
受信情報取得部230は、カメラ201a、201bの撮像によって得られた画像内の光源102の位置(画像位置:画像に対応する2次元平面におけるX座標、Y座標)を検出する。ここで、空間500内における光源102a、102b、102cは、自己を一意に特定可能なID(Identification)で変調された、R(赤)G(緑)B(青)の3色のパターンで巡回的に変化する光を発する。
【0027】
受信情報取得部230は、カメラ201a、201bの撮像によって得られた各画像に含まれる巡回的な3色のパターンの光を検出する。更に、受信情報取得部230は、この3色の発光のパターンに対応するIDの検出、更にIDへの復調を試みる。IDが検出された場合、受信情報取得部230は、画像内における、そのIDに対応する光源102の画像位置を取得し、受信情報を生成する。
【0028】
図4は、受信情報の一例を示す図である。
図4(a)はカメラ201aの撮像によって得られた画像から生成される受信情報の一例であり、受信情報の生成時刻と、カメラ201aのカメラ名(cam1)と、光源102aに対応するID・画像位置情報(光源102aのIDである1、カメラ201aの撮像によって得られた画像内の光源102aの画像位置である座標Xg=X1、Yg=Y1)と、光源102bに対応するID・画像位置情報(光源102bのIDである2、カメラ201aの撮像によって得られた画像内の光源102bの画像位置である座標Xg=X2a、Yg=Y2a)とを含んで構成される。
【0029】
本実施形態では、カメラ201aは、
図5(a)の撮像画像601aに示すように光源102a、102bを撮像することができる一方、光源102cは撮像することができない。このため、カメラ201aの撮像によって得られた画像から、光源102a、102bについてのID・画像位置情報は生成されるが、光源102cについてのID・画像位置情報は生成することができない。
【0030】
図4(b)はカメラ201bの撮像によって得られた画像から生成される受信情報の一例であり、受信情報の生成時刻と、カメラ201bのカメラ名(cam2)と、光源102bに対応するID・画像位置情報(光源102bのIDである2、カメラ201bの撮像によって得られた画像内の光源102bの画像位置である座標Xg=X2b、Yg=Y2b)と、光源102cに対応するID・画像位置情報(光源102cのIDである3、カメラ201bの撮像によって得られた画像内の光源102cの画像位置である座標Xg=X3、Yg=Y3)とを含んで構成される。
【0031】
本実施形態では、カメラ201bは、
図5(b)の撮像画像601bに示すように光源102b、102cを撮像することができる一方、光源102aは撮像することができない。このため、カメラ201bの撮像によって得られた画像から、光源102b、102cについてのID・画像位置情報は生成されるが、光源102aについてのID・画像位置情報は生成することができない。
【0032】
再び、
図2に戻って説明する。判断部232は、生成された受信情報に基づいて、カメラ201a及びカメラ201bの一方のみで撮像された光源102(単独撮像光源)が存在するか否かを判定する。具体的には、判断部232は、
図4(a)に示すカメラ201aの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDと、
図4(b)に示すカメラ201bの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDとを対比する。
【0033】
そして、判断部232は、ID=1が
図4(a)に示すカメラ201aの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報のみに含まれるため、ID=1に対応する光源101aをカメラ201aのみで撮像された単独撮像光源であると判定する。また、判断部232は、ID=3が
図4(b)に示すカメラ201bの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報のみに含まれるため、ID=3に対応する光源101cをカメラ201bのみで撮像された単独撮像光源であると判定する。
【0034】
一方、ID=2が
図4(a)に示すカメラ201aの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報と、
図4(b)に示すカメラ201bの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報との双方に含まれている。このため、判断部232は、ID=2に対応する光源101bをカメラ201a及びカメラ201bの双方で撮像された光源(複数撮像光源)であると判定する。
【0035】
再び、
図2に戻って説明する。複数撮像光源が存在する場合、位置情報取得部234は、既知の手法により、カメラ201aの撮像によって得られた画像における複数撮像光源の画像位置と、カメラ201bの撮像によって得られた画像における複数撮像光源の画像位置と、カメラ201a、201bの設置位置及び撮像方向とを用いて、空間500内における複数撮像光源の設置位置(空間500に対応する3次元空間におけるX座標、Y座標、Z座標)を算出する。これにより、複数撮像光源である光源102bの設置位置が求められる。
【0036】
一方、単独撮像光源が存在する場合、補助情報取得部236は、補助情報としての空間500内における単独撮像光源の高さ(Z方向)を示すZ座標の情報をメモリ205から取得する。
図6は、メモリ205に記憶される高さ情報テーブルの一例を示す図である。高さ情報テーブルは、各光源102のIDと、当該光源102の空間500における床面(Z=0)からの高さを示すZ座標の情報とが対応付けられている。補助情報取得部236は、単独撮像光源のIDに対応するZ座標の情報をメモリ205から取得する。ここで、高さの情報は、対応する光源102が過去に複数撮像光源となっているときに設置位置が取得された際のZ座標でもよいし、作業者の測定によって得られたZ座標でもよい。
【0037】
再び、
図2に戻って説明する。位置情報取得部234は、取得した単独撮像光源の高さを用いて、単独撮像光源の設置位置(空間500に対応する3次元空間におけるX座標、Y座標、Z座標)を取得する。
図7は、カメラ201aによって撮像された画像に含まれる単独撮像光源である光源102aの設置位置の取得手法の一例を示す図である。
図7では、光源102aの設置位置(Xk1,Yk1,Zk1)が取得される。Zk1は高さ情報テーブルから取得されるものである。
【0038】
位置情報取得部234は、既知の手法により、カメラ201aの撮像によって得られた画像における光源102aの画像位置と、カメラ201aの設置位置及び撮像方向とを用いて、当該光源102aが空間500の床面(Z=0)に存在すると仮定した場合の仮の設置位置(Xk0,Yk0,Zk0)を算出する。次に、位置情報取得部234は、カメラ201aの設置位置(Xs1,Ys1,Zs1)から光源102aの仮の設置位置(Xk0,Yk0,Zk0)までの長さをXY平面に投影した長さ、換言すれば、(Xs1,Ys1)から(Xk0,Yk0)までの長さL1を算出する。
【0039】
次に、位置情報取得部234は、カメラ201aの設置位置(Xs1,Ys1,Zs1)から光源102aの実際の設置位置(Xk1,Yk1,Zk1)までの長さをXY平面に投影した長さ、換言すれば、(Xs1,Ys1)から(Xk1,Yk1)までの長さL2を、L2=(Zs1-Zk1)×L1/Zs1により算出する。
【0040】
更に、位置情報取得部234は、(Xs1,Ys1)から(Xk1,Yk1)までの長さがL2を満たし、且つ、(Xs1,Ys1)から(Xk1,Yk1)へ向かうベクトルが(Xs1,Ys1)から(Xk0,Yk0)へ向かうベクトルと同一方向となるように、(Xk1,Yk1)を特定する。これにより、特定された(Xk1,Yk1)と取得されたZk1とにより、光源102aの設置位置(Xk1,Yk1,Zk1)が取得される。単独撮像光源である光源102cの設置位置の取得手法も同様である。
【0041】
位置情報取得部234は、単独撮像光源及び複数撮像光源のそれぞれについて、設置位置情報を含む取得情報を生成する。
図8は、設置位置情報を含む取得情報の一例を示す図である。
図8(a)は、単独撮像光源である光源102aに対応する取得情報であり、取得情報の生成時刻と、単独撮像光源に対応する設置位置の取得であることを示す測位レベル(M)と、光源102aを撮像したカメラ201aのカメラ名(cam1)と、光源102aに対応する設置位置情報である座標(Xk1=18.0,Yk1=5.0、Zk1=1.2)と、精度情報(尤度 P=-1.0)とを含む。精度情報は、単独撮像光源の場合は低い値が設定され、複数撮像光源の場合は高い値が設定される。精度情報が付加されることにより、その後の処理において設置情報を使用する場合において、精度が高い設置情報のみ使用するといったように、使用可否の判断等の際に参照することが可能となる。
【0042】
図8(b)は、複数撮像光源である光源102bに対応する取得情報であり、取得情報の生成時刻と、複数撮像光源に対応する設置位置の取得であることを示す測位レベル(S)と、光源102bを撮像したカメラ201a、201bのカメラ名(cam1/cam2)と、光源102bに対応する設置位置情報である座標(Xk2=10.2,Yk2=11.1、Zk2=0.3)と、精度情報(P=1.0)とを含む。
【0043】
図8(c)は、単独撮像光源である光源102cに対応する取得情報であり、取得情報の生成時刻と、単独撮像光源に対応する設置位置の取得であることを示す測位レベル(M)と、光源102cを撮像したカメラ201bのカメラ名(cam2)と、光源102cに対応する設置位置情報である座標(Xk3=5.2,Yk3=7.0、Zk3=1.1)と、精度情報(P=-1.0)とを含む。
【0044】
次に、フローチャートを参照して、サーバ200の動作を説明する。
図9は、サーバ200の動作の一例を示すフローチャートである。
【0045】
カメラ201a、201bは、空間500内の撮像を行っている。制御部202内の受信情報取得部230は、カメラ201a、201bの撮像によって得られた各画像内の光源102を検出する(ステップS101)。
【0046】
次に、受信情報取得部230は、画像に含まれる、検出された光源102からの3色のパターンの光に対応するIDを取得するとともに、光源102の画像位置を取得し、受信情報を生成する(ステップS102)。
【0047】
判断部232は、カメラ201aの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDと、カメラ201bの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDとを対比することにより、カメラ201a及びカメラ201bの一方のみで撮像された光源102(単独撮像光源)が存在するか否かを判定する(ステップS103)。
【0048】
単独撮像光源が存在する場合(ステップS103;YES)、補助情報取得部236は、空間500内における単独撮像光源の高さ(Z方向)を示すZ座標の情報をメモリ205から取得する(ステップS104)。次に、位置情報取得部234は、取得したZ座標を用いて、
図7に示す取得手法により単独撮像光源の設置位置を取得する(ステップS105)。単独撮像光源が複数存在する場合には、ステップS104及びステップS105の処理が繰り返される。
【0049】
ステップS105における単独撮像光源の設置位置の取得後、又は、ステップS103において単独撮像光源がないと判定された場合(ステップS103;NO)、判断部232は、カメラ201aの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDと、カメラ201bの撮像によって得られた画像に基づく受信情報内のID・画像位置情報に含まれるIDとを対比することにより、カメラ201a及びカメラ201bの双方で撮像された光源102(複数撮像光源)が存在するか否かを判定する(ステップS106)。
【0050】
複数撮像光源が存在する場合(ステップS106;YES)、位置情報取得部234は、カメラ201a及びカメラ201bのそれぞれの撮像により得られた複数撮像光源の画像位置を用いて、既知の手法により複数撮像光源の設置位置を取得する(ステップS107)。単独撮像光源が複数存在する場合には、ステップS107の処理が繰り返される。
【0051】
ステップS107における複数撮像光源の設置位置の取得後、又は、ステップS106において複数撮像光源がないと判定された場合(ステップS106;NO)、一連の動作が終了する。
【0052】
このように本実施形態では、サーバ200は、カメラ201a、201bの撮像によって得られた各画像内において夫々IDが割り当てられた複数の光源102を検出し、光源102の画像位置を取得する。更に、サーバ200は、カメラ201a及びカメラ201bの双方で撮像された複数撮像光源が存在する場合には、既知の手法により、複数撮像光源の画像位置と、カメラ201a及びカメラ201bの設置位置及び撮像方向とから、複数撮像光源の設置位置を取得する。一方、サーバ200は、カメラ201a及びカメラ201bの一方でのみ撮像された単独撮像光源が存在する場合には、当該単独撮像光源の高さを示すZ座標を取得し、当該Z座標と、単独撮像光源の画像位置と、カメラ201の設置位置及び撮像方向とから、単独撮像光源の設置位置を取得する。従来は、カメラ201a及びカメラ201bの一方でのみ撮像された単独撮像光源が存在する場合、当該単独撮像光源の設置位置を取得することは困難であったが、本実施形態では、予め設定されている当該単独撮像光源のZ座標を補助情報として用いることによって、当該単独撮像光源の設置位置を取得することができる。
【0053】
また、空間500内における各光源102は、自己を一意に特定可能なIDに対応する光を発するため、サーバ200は、複数の光源102が存在する場合であっても、それぞれを区別した上で当該光源102の設置位置を取得することができる。
【0054】
なお、本発明は、上記実施形態の説明及び図面によって限定されるものではなく、上記実施形態及び図面に適宜変更等を加えることは可能である。
【0055】
上述した実施形態では、
図6に示すように、光源102毎に高さの情報が設定されているが、各光源102の高さの平均値が1つだけ設定され、何れの単独撮像光源であっても、当該平均値を用いて設置位置が取得されるようにしてもよい。
【0056】
また、上述した実施形態では、光源102は、自己を一意に特定可能なIDに対応する光を発した。しかし、これに限定されず、一部あるいは全ての光源102は、空間500内の自身の設置位置で変調された、R(赤)G(緑)B(青)の3色のパターンで巡回的に変化する光を発するようにしてもよい。この場合には、サーバ200は、この3色の発光のパターンに対応する光源102の設置位置の検出、復調を試みる。
【0057】
また、光源102はLEDに限定されない。例えば、表示装置を構成するLCD、PDP、ELディスプレイ等の一部に光源が構成されていてもよい。
【0058】
また、サーバ200は、カメラが取り付けられるものであれば、どのような装置でもよい。
【0059】
また、上記実施形態において、実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read - Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto - Optical Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
【0060】
また、プログラムをインターネット等のネットワーク上の所定のサーバが有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
【0061】
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
【0062】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0063】
(付記1)
所定の空間において光を発光する発光装置と、
前記所定の空間を夫々異なる方向から撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された複数の撮像装置と、
前記複数の撮像装置の夫々で撮影された画像における前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記複数の撮像装置の夫々において前記取得手段によって取得された前記画像における発光装置の位置と、前記複数の撮像装置の設置位置及び撮影方向とから、前記所定の空間内における前記発光装置の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第1の位置情報取得手段と、
前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により肯定と判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記発光装置を撮像した撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備えることを特徴とする位置算出システム。
【0064】
(付記2)
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を、夫々異なる方向から撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された複数の撮像装置の夫々で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段と、
前記複数の撮像装置の夫々において前記取得手段によって取得された前記画像における発光装置の位置と、前記複数の撮像装置の設置位置及び撮影方向とから、前記所定の空間内における前記発光装置の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第1の位置情報取得手段と、
前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により肯定と判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記発光装置を撮像した撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段と、
を備えることを特徴とする位置算出装置。
【0065】
(付記3)
発光装置は複数あり、夫々が自己を一意に特定可能な信号を変調して発光することを特徴とする付記2に記載の位置算出装置。
【0066】
(付記4)
前記発光装置は、前記自己を一意に特定可能な信号として3次元の位置情報を用いることを特徴とする付記3に記載の位置算出装置。
【0067】
(付記5)
前記補助情報を取得する補助情報取得手段を更に備えることを特徴とする付記2~4の何れか1つに記載の位置算出装置。
【0068】
(付記6)
前記判断手段は、前記複数の撮像装置の数と発光装置を撮像できた撮像装置との数に基づいて、前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断することを特徴とする付記2~5の何れか1つに記載の位置算出装置。
【0069】
(付記7)
前記補助情報は、X座標、Y座標、Z座標からなる3次元の座標空間において、Z方向についての情報であることを特徴とする付記2~6の何れか1つに記載の位置算出装置。
【0070】
(付記8)
前記複数ある発光装置のうち、前記判断手段により肯定と判断された発光装置の位置については、前記第2の位置情報取得手段により前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する一方、前記判断手段により否定と判断された発光装置の位置については、前記第1の位置情報取得手段により前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得するよう制御する制御手段を更に備えたことを特徴とする付記3又は4に記載の位置算出装置。
【0071】
(付記9)
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を、夫々異なる方向から撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された複数の撮像装置の夫々で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得ステップと、
前記複数の撮像装置の夫々において前記取得ステップにて取得された前記画像における発光装置の位置と、前記複数の撮像装置の設置位置及び撮影方向とから、前記所定の空間内における前記発光装置の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第1の位置情報取得ステップと、
前記取得ステップにて取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにて肯定と判断された場合に、前記取得ステップにおいて取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記発光装置を撮像した撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得ステップと、
を含むことを特徴とする位置算出方法。
【0072】
(付記10)
コンピュータを、
所定の空間において光を発光する発光装置が設置された前記所定の空間を、夫々異なる方向から撮像する、設置位置及び撮影方向が設定された複数の撮像装置の夫々で撮像された画像における、前記発光装置の位置を取得する取得手段、
前記複数の撮像装置の夫々において前記取得手段によって取得された前記画像における発光装置の位置と、前記複数の撮像装置の設置位置及び撮影方向とから、前記所定の空間内における前記発光装置の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第1の位置情報取得手段、
前記取得手段より取得される発光装置の位置が、前記夫々で撮影された画像のうちの一つのみから取得されたか否かを判断する判断手段、
前記判断手段により肯定と判断された場合に、前記取得手段によって取得された前記画像における前記発光装置の位置と、前記発光装置を撮像した撮像装置の設置位置及び撮影方向と、補助情報とから、前記発光装置の前記所定の空間内の設置位置を、3次元の位置情報で取得する第2の位置情報取得手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0073】
1…可視光通信システム、100、100a、100b、100c…機器、102、102a、102b、102c…光源、200…サーバ、201、201a、201b…カメラ、202…制御部、203、203a、203b…レンズ、204…画像処理部、205…メモリ、206…操作部、207…表示部、208…通信部、230…受信情報取得部、232…判断部、234…位置情報取得部、236…補助情報取得部、500…空間、501…両カメラ撮影範囲、502a…第1カメラ撮影範囲、502b…第2カメラ撮影範囲、601a、601b…撮像画像