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特許7409788情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-25
(45)【発行日】2024-01-09
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/906 20190101AFI20231226BHJP
   G06F 16/9035 20190101ALI20231226BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20231226BHJP
   G06Q 30/0282 20230101ALI20231226BHJP
【FI】
G06F16/906
G06F16/9035
G06Q10/02
G06Q30/0282
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019113105
(22)【出願日】2019-06-18
(65)【公開番号】P2020204972
(43)【公開日】2020-12-24
【審査請求日】2022-04-19
(73)【特許権者】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田島 玲
(72)【発明者】
【氏名】町永 圭吾
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0100354(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0265892(US,A1)
【文献】特許第6559279(JP,B1)
【文献】特開2002-109336(JP,A)
【文献】国際公開第2016/113967(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記行動ログに基づいて、前記複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する生成部と、
前記生成部により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうち前記ユーザが選択した価格に対応するクラスタに含まれる席を前記ユーザが選択できるようにするための情報を提供する提供部と、
を備え
前記提供部は、
前記イベントにおける前記ユーザの購買に関する予測値が高い場合は、前記生成部により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうちランクの高いクラスタに含まれる席を優先的に購買できるようにするための情報を提供する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記取得部は、
前記イベントの開催前における前記ユーザの前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記イベントの開催前の時点において、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記取得部は、
前記イベントのチケット販売時における前記ユーザの前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記イベントのチケット販売時において、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記取得部は、
前記ユーザによる前記イベントに対応するコンテンツの閲覧を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザによる前記コンテンツの閲覧に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記取得部は、
前記ユーザによる前記イベントのチケット販売に関するコンテンツの閲覧を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザによる前記イベントのチケット販売に関するコンテンツの閲覧に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記取得部は、
前記ユーザによる前記複数の席に関するコンテンツの閲覧を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザによる前記複数の席に関するコンテンツの閲覧に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記取得部は、
前記複数の席の各々を選択可能に前記ユーザに提示するコンテンツである席提示コンテンツに対する、前記ユーザの選択を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記席提示コンテンツに対する前記ユーザの選択に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記取得部は、
前記席提示コンテンツに表示される前記複数の席の各々に対する、前記ユーザの選択を示す前記行動ログを取得する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記取得部は、
前記席提示コンテンツに表示される前記複数の席の各々に対する、前記ユーザの選択順序を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザの前記複数の席の選択順序に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記取得部は、
前記ユーザによる前記複数の席の各々に対応するコンテンツである席個別コンテンツの閲覧を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザによる前記席個別コンテンツの閲覧に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記取得部は、
前記ユーザによる前記席個別コンテンツの閲覧順序を示す前記行動ログを取得し、
前記生成部は、
前記ユーザによる前記席個別コンテンツの閲覧順序に基づいて、前記クラスタリング情報を生成する
ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
【請求項12】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する取得工程と、
前記取得工程により取得された前記行動ログに基づいて、前記複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する生成工程と、
前記生成工程により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうち前記ユーザが選択した価格に対応するクラスタに含まれる席を前記ユーザが選択できるようにするための情報を提供する提供工程と、
を含み、
前記提供工程は、
前記イベントにおける前記ユーザの購買に関する予測値が高い場合は、前記生成工程により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうちランクの高いクラスタに含まれる席を優先的に購買できるようにするための情報を提供する
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項13】
複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する取得手順と、
前記取得手順により取得された前記行動ログに基づいて、前記複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する生成手順と、
前記生成手順により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうち前記ユーザが選択した価格に対応するクラスタに含まれる席を前記ユーザが選択できるようにするための情報を提供する提供手順と、
をコンピュータに実行させ
前記提供手順は、
前記イベントにおける前記ユーザの購買に関する予測値が高い場合は、前記生成手順により生成されたクラスタリング情報が示すクラスタのうちランクの高いクラスタに含まれる席を優先的に購買できるようにするための情報を提供する
ことを特徴とする情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、映画館のシネアド(Cinema Advertising)による映画館側の全体の収益を予測し、予測した収益を映画館側に通知するサービスを提供する技術が知られている(文献1)。例えば、映画館側が新たなチケット料金を設定した場合に、映画館側が得ることができる収益を通知するサービスを提供する技術が知られている。また、従来、興行イベントチケットの属性に基づいて、興行イベントチケットの推奨価格を決定する技術が知られている(文献2)。また、従来、第1販売価格と在庫数の変動とに基づいて、第2販売価格を算出する技術が知られている(文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-179472号公報
【文献】特表2012-500429号公報
【文献】特許第6516802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術は、チケットの価格の決定に関する技術に過ぎず、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することができるとは限らなかった。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る情報処理装置は、複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記行動ログに基づいて、前記複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する生成部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図2図2は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。
図3図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。
図5図5は、実施形態に係るチケット販売装置の構成例を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
図7図7は、実施形態に係るイベント席情報記憶部の一例を示す図である。
図8図8は、実施形態に係る行動ログ情報記憶部の一例を示す図である。
図9図9は、実施形態に係るクラスタリング情報記憶部の一例を示す図である。
図10図10は、実施形態に係る情報処理の一例を示すフローチャートである。
図11図11は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
(実施形態)
〔1.情報処理の一例〕
図1では、情報処理装置100が、ユーザ(利用者)の行動ログに基づいて、対象となるイベント(以下、適宜、「対象イベント」と呼ぶ)の複数の席を分類(グルーピング)するクラスタリング情報を生成する場合を示す。なお、図1では、対象イベントがイベントAである場合を示す。図1では、情報処理装置100は、イベントAの座席表に関する席情報SC1に示す席SH1乃至席SH9を分類の対象としてクラスタリング情報を生成する。なお、席情報SC1-1乃至席情報SC1-3は、ユーザにより閲覧された席を示す情報である。そして、情報処理装置100は、生成したクラスタリング情報の情報提供のサービスを行うものとする。また、図1の例では、説明を簡単にするために、コンテンツの閲覧を示す行動ログに基づく場合を示すが、コンテンツに対するユーザの選択に基づいてクラスタリング情報を生成してもよい。この点についての詳細は後述する。
【0011】
実施形態の対象とする複数の席は、複数の席が所定の範囲内に配置されるものであれば、どのような複数の席が対象であってもよい。実施形態の対象とする複数の席は、物理的な空間上に配置されるものであってもよい。例えば、実施形態の対象とする複数の席は、野球のスタジアムや映画館などの会場で配置されるものであってもよいし、飛行機や新幹線などの移動体で配置されるものであってもよい。例えば、実施形態の対象とする複数の席は、会場などの物理的な空間上に配置されるものに限らず、インターネットなどの仮想的な空間上に配置されるものであってもよい。例えば、実施形態の対象とする複数の席は、仮想空間上のイベントで配置されるものであってもよい。例えば、実施形態の対象とする複数の席は、縦×横の比率が同一となるように配置される複数の席であってもよいし、縦×横の比率が異なるように配置される複数の席であってもよい。例えば、実施形態の対象とする複数の席は、縦×横の概念に基づいて配置されるものに限らず、円や扇状や菱形などの所定の図形に関する概念に基づいて配置されるものであってもよい。また、実施形態の対象とする複数の席に含まれる席の数に限りはないものとする。以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例を説明する。
【0012】
情報処理装置100は、ユーザの行動ログを取得する(ステップS101)。図1では、情報処理装置100は、対象イベントであるイベントAに関するユーザの行動ログを取得する。ステップS101では、情報処理装置100は、ユーザU1の行動ログLG1を取得する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU1の端末装置10-1から送信された行動ログLG1を取得する。なお、行動ログLG1は、ユーザU1が日時DA11に席SH9のコンテンツを閲覧したことを示す。また、行動ログLG1は、ユーザU1が日時DA12に席SH3のコンテンツを閲覧したことを示す。
【0013】
情報処理装置100は、取得した行動ログを所定の記憶部に格納する。例えば、情報処理装置100は、取得した行動ログを行動ログ情報記憶部122に格納してもよい。例えば、情報処理装置100は、行動ログLG1を行動ログ情報記憶部122に格納してもよい。
【0014】
情報処理装置100により取得される行動ログは、対象イベントに関するユーザの行動ログであれば、どのようなものであってもよい。例えば、行動ログは、ユーザの閲覧を示す行動であってもよい。例えば、行動ログは、対象イベントに対応するコンテンツの閲覧を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、対象イベントのチケットの販売に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、複数の席に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、複数の席の各々に対応するコンテンツ(以下、適宜、「席個別コンテンツ」と呼ぶ)の閲覧を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、席個別コンテンツの閲覧順序を示す行動ログであってもよい。また、行動ログは、ユーザの選択を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、複数の席の各々を選択可能にユーザに提示するコンテンツ(以下、適宜、「席提示コンテンツ」と呼ぶ)に対するユーザの選択を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択を示す行動ログであってもよい。例えば、行動ログは、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択順序を示す行動ログであってもよい。なお、席提示コンテンツを用いた処理については後述する。
【0015】
情報処理装置100は、対象イベントの席情報とユーザの行動ログとに基づいて、クラスタリング情報を生成する(ステップS102)。図1では、情報処理装置100は、イベント席情報記憶部121に格納されたイベントAの席情報に基づいて、クラスタリング情報を生成する。ステップS102では、情報処理装置100は、イベントAの席情報と、行動ログLG1とに基づいて、クラスタCL1を生成する。具体的には、情報処理装置100は、イベントAの座席表の項目に含まれる席情報SC1と、行動ログLG1の内容の項目に含まれる情報とを比較することにより、席SH3と席SH9とをクラスタリングしたクラスタCL1に関するクラスタリング情報を生成する。
【0016】
情報処理装置100は、生成したクラスタリング情報を所定の記憶部に格納する(ステップS103)。ステップS103では、情報処理装置100は、クラスタCL1に関するクラスタリング情報をクラスタリング情報記憶部123に格納する。
【0017】
情報処理装置100は、他のユーザの行動ログを取得する(ステップS104)。図1では、情報処理装置100は、対象イベントであるイベントAに関する他のユーザの行動ログを取得する。ステップS104では、情報処理装置100は、ユーザU2の行動ログLG2を取得する。具体的には、情報処理装置100は、ユーザU2の端末装置10-2から送信された行動ログLG2を取得する。なお、行動ログLG2は、ユーザU2が日時DA21に席SH5のコンテンツを閲覧したことを示す。また、行動ログLG2は、ユーザU2が日時DA22に席SH8のコンテンツを閲覧したことを示す。また、行動ログLG3は、ユーザU3が日時DA23に席SH4のコンテンツを閲覧したことを示す。
【0018】
情報処理装置100は、取得した行動ログを所定の記憶部に格納する。例えば、情報処理装置100は、取得した行動ログを行動ログ情報記憶部122に格納してもよい。ユーザU2の場合、情報処理装置100は、行動ログLG2を行動ログ情報記憶部122に格納してもよい。
【0019】
情報処理装置100は、対象イベントの席情報と他のユーザの行動ログとに基づいて、クラスタリング情報を生成する(ステップS105)。ステップS105では、情報処理装置100は、イベントAの席情報と、行動ログLG2とに基づいて、クラスタCL2を生成する。具体的には、情報処理装置100は、イベントAの座席表の項目に含まれる席情報SC1と、行動ログLG2の内容の項目に含まれる情報とを比較することにより、席SH4と席SH5と席SH8とをクラスタリングしたクラスタCL2に関するクラスタリング情報を生成する。
【0020】
情報処理装置100は、生成したクラスタリング情報を所定の記憶部に格納する(ステップS106)。ステップS106では、情報処理装置100は、クラスタCL2に関するクラスタリング情報をクラスタリング情報記憶部123に格納する。
【0021】
情報処理装置100は、複数の他のユーザの行動ログを取得してもよい。図1に示されていないが、情報処理装置100は、ユーザU1及びユーザU2以外の他のユーザの行動ログを取得してもよい。情報処理装置100は、複数の他のユーザの行動ログを取得した場合、複数の他のユーザの行動ログの各々に対して、ステップS105及びステップS106と同様の処理を行ってもよい。すなわち、情報処理装置100は、複数の他のユーザの行動ログの各々に対してクラスタリング情報を生成してもよい。これにより、情報処理装置100は、ユーザ行動を基に座席をグルーピングすることができる。また、情報処理装置100は、座席表に含まれる複数の席の位置以外の関係性に基づいてグルーピングすることができる。
【0022】
情報処理装置100は、クラスタリング情報の情報提供のサービスを提供する(ステップS107)。情報処理装置100は、生成された各々のクラスタに関するクラスタリング情報の情報提供のサービスを提供する。情報処理装置100は、クラスタリング情報をチケット販売装置40へ送信する。図1では、情報処理装置100は、生成されたクラスタCL1やクラスタCL2に関するクラスタリング情報を送信する。
【0023】
〔2.処理のバリエーション〕
(2-1.選択)
図1に示す例では、コンテンツの閲覧に基づいてクラスタリング情報を生成する場合を示したが、コンテンツに対するユーザの選択に基づいてクラスタリング情報を生成してもよい。図2では、情報処理装置100が、ユーザの選択を示す行動ログに基づいて、対象イベントの複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する場合を示す。図2では、端末装置10に、対象イベントであるイベントAの席情報SC21を示す席提示コンテンツCT1が表示される場合を示す。図2では、情報処理装置100は、席提示コンテンツCT1に対するユーザの選択に基づいて、クラスタリング情報を生成する。具体的には、情報処理装置100は、席SH1と席SH7と席SH9とをクラスタリングする。なお、図2では、ユーザのタッチ又はタップによる選択を一例として示すが、ユーザの選択とみなすことができれば、どのような選択であってもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの視線や音声などの情報に基づいてユーザの選択を検知してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの視線や音声などの情報と、ユーザの生体情報(例えば、血圧、心拍数、体温、脳活動)とに基づいてユーザの選択を検知してもよい。
【0024】
情報処理装置100は、ユーザの選択を示す行動ログを取得する。情報処理装置100は、席提示コンテンツCT1に対するユーザの選択を示す行動ログを取得する。具体的には、情報処理装置100は、席提示コンテンツCT1に含まれる席SH1を示す席情報に対するユーザの選択を示す行動ログを取得する(ステップS201)。情報処理装置100は、端末装置10から送信されたユーザの選択を示す行動ログを取得する。
【0025】
情報処理装置100は、席SH1が選択されたため、席SH1が選択されたことを示す色を席SH1の領域内に表示する。なお、席SH1が選択されたことを示す色を席SH1の領域内に表示した席提示コンテンツCT1を、適宜、席提示コンテンツCT1-2と表記する。例えば、選択された席の領域内を黒色にすることにより、席が選択されたことを示す。
【0026】
情報処理装置100は、席提示コンテンツCT1-2に含まれる席SH7を示す席情報に対するユーザの選択を示す行動ログを取得する(ステップS202)。
【0027】
情報処理装置100は、席SH7が選択されたため、席SH7が選択されたことを示す色を席SH7の領域内に表示する。なお、席SH7が選択されたことを示す色を席SH7の領域内に表示した席提示コンテンツCT1-2を、適宜、席提示コンテンツCT1-3と表記する。すなわち、席SH7が選択されたことを示す色と、席SH1が選択されたことを示す色とを各々の席の領域内に表示した席提示コンテンツCT1を、適宜、席提示コンテンツCT1-3と表記する。
【0028】
情報処理装置100は、席提示コンテンツCT1-3に含まれる席SH9を示す席情報に対するユーザの選択を示す行動ログを取得する(ステップS203)。
【0029】
情報処理装置100は、席SH9が選択されたため、席SH9が選択されたことを示す色を席SH9の領域内に表示する。なお、席SH9が選択されたことを示す色を席SH9の領域内に表示した席提示コンテンツCT1-3を、適宜、席提示コンテンツCT1-4と表記する。すなわち、席SH9が選択されたことを示す色と、席SH7が選択されたことを示す色と、席SH1が選択されたことを示す色とを各々の席の領域内に表示した席提示コンテンツCT1を、適宜、席提示コンテンツCT1-4と表記する。
【0030】
情報処理装置100は、クラスタリング情報を生成する(ステップS204)。具体的には、情報処理装置100は、選択された席SH1と席SH7と席SH9とをクラスタリングしたクラスタCL21を生成する。情報処理装置100は、クラスタCL21に関するクラスタリング情報を生成する。このように、情報処理装置100は、イベントAの席情報SC21とユーザの選択を示す行動ログとに基づいて、クラスタリング情報を生成する。なお、席SH1と席SH7と席SH9とがクラスタリングされた席提示コンテンツCT1を、適宜、席提示コンテンツCT1-5と表記する。
【0031】
情報処理装置100は、生成したクラスタリング情報を所定の記憶部に格納する(ステップS205)。ステップS205では、情報処理装置100は、クラスタCL21に関するクラスタリング情報をクラスタリング情報記憶部123に格納する。
【0032】
情報処理装置100は、図1と同様に、クラスタリング情報の情報提供のサービスを提供してもよい。
【0033】
このように、情報処理装置100は、席の詳細を閲覧しない場合であっても、UI(User Interface)の操作に基づいて、クラスタリング情報を生成することができる。
【0034】
(2-2.他のクラスタリング例)
情報処理装置100は、複数の行動ログを取得した場合、取得した複数の行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、複数のユーザから取得した複数の行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、席を閲覧したユーザの行動ログの類似度に基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。言い替えると、情報処理装置100は、席を閲覧したユーザの行動ログに基づく席の組み合わせの類似度に基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。なお、類似度は、ユーザの行動ログの重みに基づいて算出されてもよい。例えば、情報処理装置100は、席を閲覧した数が少ないほどユーザの行動ログの重みを高くしてもよい。具体的には、情報処理装置100は、数多くの席を閲覧したユーザの行動ログよりも、数少ない席を閲覧したユーザの行動ログの重みを高くすることにより算出された類似度に基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。また、情報処理装置100は、所定の閾値以上の席を閲覧したユーザの行動ログの重みをゼロとしてもよい。例えば、情報処理装置100は、席情報SC1に含まれる全ての席を閲覧したユーザの行動ログの重みをゼロとしてもよい。また、情報処理装置100は、全ての席を閲覧したユーザの行動ログに基づく組み合わせを除外することにより、クラスタリング情報を生成してもよい。また、情報処理装置100は、席を閲覧したユーザの行動ログの類似度に基づいて、席の組み合わせの優先度(例えば、優先順位、ランキング)を決定してもよい。また、情報処理装置100は、類似度が最大の組み合わせをクラスタに決定してもよい。このように、情報処理装置100は、ユーザの行動ログの類似度に基づいて組み合わせの優先度を決定することで、クラスタリング情報を生成してもよい。このように、情報処理装置100は、複数のユーザが閲覧した席の組み合わせのうち、類似度が高い行動ログに基づく組み合わせをクラスタリングすることにより、クラスタリング情報を生成してもよい。これにより、情報処理装置100は、一のユーザの閲覧を示す行動ログに限らず、複数のユーザの閲覧を示す行動ログを取得した場合であっても、クラスタリング情報を適切に生成することができる。
【0035】
情報処理装置100は、閲覧順序に基づいて、ユーザの行動ログの類似度を算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、閲覧する順序が異なるほど、関連性が低いとして、類似度が低くなるように重み付けを行ってもよい。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、席SH1と席SH2と席SH3との組み合わせのうち、席SH1、席SH2、席SH3の閲覧順序よりも、席SH3、席SH2、席SH1の閲覧順序の方が、類似度が低くなるように重み付けを行ってもよい。
【0036】
(2-3.期間)
情報処理装置100は、所定の期間内のユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、予め定められた所定の期間内のユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、30分単位や一日単位などの単位でのユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、ブラウザが起動してから所定の期間内のユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。
【0037】
(2-4.セッション)
情報処理装置100は、一連のセッションで行われたユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの一連の操作の中で行われたユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、ブラウザが起動してから終了するまでの一連の操作の中で行われたユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成してもよい。また、情報処理装置100は、一連のセッションの期間に基づいて、ユーザの行動ログの類似度を算出してもよい。例えば、情報処理装置100は、セッションの期間が短いほど、類似度が高くなるように重み付けを行ってもよい。
【0038】
(2-5.販売価格)
情報処理装置100は、クラスタごとのランクに基づいてクラスタに含まれる席のチケットの販売価格を決定してもよい。なお、クラスタごとのランクは、どのように決定されてもよいものとする。例えば、クラスタごとのランクは、クラスタリングされた席の数に応じてランク付けされてもよい。例えば、クラスタごとのランクは、クラスタリングされた席の中心からステージまでの距離に応じてランク付けされてもよい。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、クラスタリングされた席の中心からステージまでの距離が最小のクラスタを、ランクが最大のランクSに決定してもよい。また、情報処理装置100は、ランクSの係数と席全体の販売価格とを乗算することにより、ランクSのクラスタに含まれる席のチケットの販売価格を算出してもよい。
【0039】
(2-6.クラスタリング)
実施形態では、クラスタリングの条件をどのように決定してもよいものとする。例えば、情報処理装置100は、クラスタリングの条件として、生成するクラスタの数を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、クラスタリングの条件として、それぞれのクラスタに含まれる席の最小構成要素の数を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、それぞれのクラスタに含まれる席の構成要素の閾値を決定してもよい。例えば、情報処理装置100は、構成要素の下限が1の場合、単数の席のクラスタを生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、構成要素の下限が2以上の場合、複数の席をクラスタリングしたクラスタを生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、構成要素の下限が、席情報に含まれる席数の場合、席情報に含まれる全ての席をクラスタリングした1つのクラスタを生成してもよい。
【0040】
(2-7.タイミング)
実施形態では、クラスタリング情報を生成するタイミングに限定はないものとする。例えば、情報処理装置100は、対象イベントの開催前の時点において、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントの開催前におけるユーザの行動ログを取得した場合、対象イベントの開催前の時点において、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントのチケット販売時において、クラスタリング情報を生成してもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントのチケット販売時におけるユーザの行動ログを取得した場合、対象イベントのチケット販売時において、クラスタリング情報を生成してもよい。
【0041】
(2-8.売り出しタイミングへの活用)
情報処理装置100は、クラスタリングされた席ごとにチケットを販売するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、クラスタリングされた席ごとのチケットを期間ごとに販売するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、最初はクラスタAに含まれる席のチケットを販売し、所定の期間が経過するごとに、クラスタBやクラスタCなどの他のクラスタに含まれる席のチケットを販売するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、最初はランクが最大のランクSのクラスタに含まれる席のチケットを販売し、所定の期間が経過するごとに、徐々に低いランクのクラスタに含まれる席のチケットを販売するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の期間が経過するごとに、クラスタのランクが1ずつ低いランクのクラスタに含まれる席のチケットを販売するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。なお、所定の期間は、予め定められた期間に限らず、動的に決められた期間であってもよい。例えば、所定の期間は、売り出された所定のクラスタに含まれる席のチケットの販売状況に応じて動的に決められた期間であってもよい。例えば、売り出されたチケットがクラスタAに含まれる席のチケットの場合、クラスタAに含まれる席のチケットの販売状況に応じて動的に決められた期間であってもよい。例えば、所定の期間は、購入された所定のクラスタに含まれる席のチケットの枚数に応じて動的に決められた期間であってもよい。例えば、売り出されたチケットがクラスタAに含まれる席のチケットの場合、購入されたクラスタAに含まれる席のチケットの枚数に応じて動的に決められた期間であってもよい。
【0042】
(2-9.レコメンド)
情報処理装置100は、ユーザごとに所定のクラスタの席をレコメンド(推奨)するようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザAにはクラスタAの席をレコメンドするようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の条件を満たすユーザには、所定のクラスタに含まれる席をレコメンドするようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100は、対象イベントの会員であるユーザには、ランクが高いクラスタに含まれる席をレコメンドするようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、対象イベントにおけるユーザの購買に関する予測値が高いユーザには、ランクが高いクラスタに含まれる席をレコメンドするようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、所定の条件を満たすユーザが、ランクが高いクラスタに含まれる席を優先的に購入できるようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。
【0043】
(2-10.ネット購入での席選択UI改善)
情報処理装置100は、ユーザのUIの操作に応じて、対応するクラスタに含まれる席を選択できるようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。例えば、情報処理装置100は、ユーザの選択に応じて、選択された席に対応するクラスタに含まれる席をユーザが選択できるようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100は、ユーザが価格を選択すると、選択された価格に対応するクラスタに含まれる席をユーザが選択できるようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。具体的な例を挙げると、情報処理装置100は、ユーザが2500円を選択すると、2500円でクラスタリングされているクラスタAの席がアクティブ(例えば、操作可能)になってユーザが選択できるようチケット販売装置40へ情報提供を行ってもよい。このように、情報処理装置100は、インターネットなどで席のチケットを購入する際の席選択に関するUIの改善を促進させることができる。
【0044】
〔3.情報処理システムの構成〕
図3に示す情報処理システム1について説明する。図3に示すように、情報処理システム1は、端末装置10と、チケット販売装置40と、情報処理装置100とが含まれる。端末装置10と、チケット販売装置40と、情報処理装置100とは所定の通信網(ネットワークN)を介して、有線または無線により通信可能に接続される。図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。なお、図3に示した情報処理システム1には、複数台の端末装置10や、複数台のチケット販売装置40や、複数台の情報処理装置100が含まれてもよい。
【0045】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、実施形態における処理を実現可能であれば、どのような装置であってもよい。また、端末装置10は、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PCや、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA等の装置であってもよい。図1に示す例においては、端末装置10がスマートフォンである場合を示す。
【0046】
チケット販売装置40は、チケットを販売するサーバ装置である。チケット販売装置40は、ユーザの要求に応じてチケットを販売する。
【0047】
情報処理装置100は、席をグルーピングするために用いられる。情報処理装置100は、例えば、PC、WS(Work Station)等の情報処理装置であり、端末装置10等からネットワークNを介して送信されてきた情報に基づいて処理を行う。
【0048】
〔4.端末装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る端末装置10の構成について説明する。図4は、実施形態に係る端末装置10の構成例を示す図である。図4に示すように、端末装置10は、通信部11と、入力部12と、出力部13と、制御部14とを有する。
【0049】
(通信部11)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、所定のネットワークNと有線又は無線で接続され、所定のネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0050】
(入力部12)
入力部12は、ユーザからの各種操作を受け付ける。図1に示す例では、ユーザU1及びユーザU2からの各種操作を受け付ける。例えば、入力部12は、タッチパネル機能により表示面を介してユーザからの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部12は、端末装置10に設けられたボタンや、端末装置10に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
【0051】
(出力部13)
出力部13は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部13は、対象イベントに関するコンテンツを出力する。例えば、出力部13は、対象イベントの複数の席に関するコンテンツを出力する。
【0052】
(制御部14)
制御部14は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、端末装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)を作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムには、端末装置10にインストールされたアプリケーションのプログラムが含まれる。例えば、この各種プログラムには、対象イベントに関するコンテンツを表示するアプリケーションのプログラムが含まれる。また、制御部14は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0053】
図4に示すように、制御部14は、送信部141と、受信部142を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。
【0054】
(送信部141)
送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。送信部141は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。送信部141は、情報処理装置100等の他の情報処理装置へ各種情報を送信する。例えば、送信部141は、ユーザの行動ログを送信する。例えば、送信部141は、対象イベントに関するユーザのコンテンツの閲覧を示す行動ログを送信する。例えば、送信部141は、対象イベントに関するコンテンツに対するユーザの選択を示す行動ログを送信する。
【0055】
(受信部142)
受信部142は、各種情報を受信する。受信部142は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部142は、対象イベントを管理する情報処理装置等の他の情報処理装置から対象イベントに関するコンテンツを受信する。
【0056】
〔5.チケット販売装置の構成〕
次に、図5を用いて、実施形態に係るチケット販売装置40の構成について説明する。図5は、実施形態に係るチケット販売装置40の構成例を示す図である。図5に示すように、チケット販売装置40は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。なお、チケット販売装置40は、チケット販売装置40の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0057】
(通信部41)
通信部41は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部41は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、情報処理装置100等との間で情報の送受信を行う。
【0058】
(記憶部42)
記憶部42は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部42は、チケットの販売状況に関する状況情報を記憶する。例えば、記憶部42は、席のクラスタリング情報を記憶する。
【0059】
(制御部43)
制御部43は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、チケット販売装置40内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部43は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0060】
図5に示すように、制御部43は、受信部431と、販売部432とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部43の内部構成は、図5に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0061】
(受信部431)
受信部431は、各種情報を受信する。受信部431は、外部の情報処理装置から各種情報を受信する。受信部431は、情報処理装置100等の他の情報処理装置から各種情報を受信する。例えば、受信部431は、席のクラスタリング情報を受信する。
【0062】
(販売部432)
販売部432は、チケットの販売に関する処理を行う。販売部432は、外部の情報処理装置から受信した各種情報に応じてチケットの販売に関する処理を行う。例えば、販売部432は、端末装置10から送信されたユーザの要求に応じてチケットの販売に関する処理を行う。例えば、販売部432は、情報処理装置100から送信されたクラスタリング情報に応じてチケットの販売に関する処理を行う。
【0063】
〔6.情報処理装置の構成〕
次に、図6を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図6は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0064】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、端末装置10等との間で情報の送受信を行う。
【0065】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図6に示すように、記憶部120は、イベント席情報記憶部121と、行動ログ情報記憶部122と、クラスタリング情報記憶部123とを有する。
【0066】
イベント席情報記憶部121は、対象イベントの席情報を記憶する。イベント席情報記憶部121は、対象イベントに設けられた複数の席の座席表を示す席情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るイベント席情報記憶部121の一例を示す。図7に示すように、イベント席情報記憶部121は、「対象イベントID」、「イベント名」、「会場」、「座情報」といった項目を有する。
【0067】
「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「イベント名」は、対象イベントの名称を示す。例えば、「イベント名」は、対象イベントIV1により識別される対象イベントの名称がイベントAであることを示す。「会場」は、対象イベントが開催される会場を示す。例えば、「会場」は、対象イベントIV1により識別される対象イベントが施設Aで開催されることを示す。「座情報」は、対象イベントに設けられる複数の席の席情報を示す。例えば、「席情報」は、複数の席の位置関係や、複数の席を席ごとに識別するための識別情報(例えば、番号や記号)などの情報を含む座席表を示す。図8に示す例では、「席情報」に「席情報#1」や「席情報#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、複数の席の位置関係や、複数の席を席ごとに識別するための識別情報などの情報を含む座席表を示す席情報が格納される。また、「席情報」には、席個別の席情報が格納されてもよい。例えば、「席情報」には、子供用、大人用、女性用、シニア用、カップル用などの席個別の属性を示す席情報が格納されてもよい。例えば、「席情報」には、ステージ前、入り口付近、避難出口付近などの会場内での席個別の位置の属性を示す席情報が格納されてもよい。例えば、「席情報」には、音響がいい、ピアノの音が聞こえ易い、正面にポールがあり見えにくいなどの会場内での席個別の位置の空間の属性を示す席情報が格納されてもよい。
【0068】
行動ログ情報記憶部122は、対象イベントのコンテンツに関するユーザの行動ログを記憶する。ここで、図8に、実施形態に係る行動ログ情報記憶部122の一例を示す。図8に示すように、行動ログ情報記憶部122は、「ユーザID」、「対象イベントID」、「行動ログ」といった項目を有する。
【0069】
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別情報を示す。「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「行動ログ」は、対象イベントのコンテンツに関するユーザの行動ログを示す。図8に示すように、「行動ログ」は、「日時」、「行動内容」といった項目を有してもよい。「日時」は、ユーザが所定の行動を行った日時を示す。「日時」は、「行動内容」に対応する行動をユーザが行った日時を示す。「行動内容」は、ユーザの行動ログの行動の内容を示す。図8に示す例では、「行動内容」に「行動内容#1」や「行動内容#2」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、「席SH9のコンテンツ閲覧」や「席SH3のコンテンツ閲覧」などのコンテンツの閲覧を示す情報などが格納される。
【0070】
クラスタリング情報記憶部123は、対象イベントの席のクラスタリング情報を記憶する。ここで、図9に、実施形態に係るクラスタリング情報記憶部123の一例を示す。図9に示すように、クラスタリング情報記憶部123は、「対象イベントID」、「クラスタID」、「席(クラスタリング情報)」といった項目を有する。
【0071】
「対象イベントID」は、対象イベントを識別するための識別情報を示す。「クラスタID」は、対象イベントに設けられる複数の席を分類するクラスタを識別するための識別情報を示す。「席(クラスタリング情報)」は、対象イベントに設けられる複数の席を分類するクラスタリング情報を示す。「席(クラスタリング情報)」は、クラスタリングされた席の組み合わせを示す。例えば、「席(クラスタリング情報)」は、席SH3と席SH9とがクラスタCL1によりクラスタリングされたことを示す。
【0072】
(制御部130)
制御部130は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
【0073】
図6に示すように、制御部130は、取得部131と、決定部132と、生成部133と、提供部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図6に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
【0074】
(取得部131)
取得部131は、各種情報を取得する。取得部131は、外部の情報処理装置から各種情報を取得する。取得部131は、端末装置10等の他の情報処理装置から各種情報を取得する。
【0075】
取得部131は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部131は、イベント席情報記憶部121や行動ログ情報記憶部122やクラスタリング情報記憶部123から各種情報を取得する。
【0076】
取得部131は、取得した各種情報を記憶部120に格納する。取得部131は、イベント席情報記憶部121や行動ログ情報記憶部122やクラスタリング情報記憶部123に各種情報を格納する。
【0077】
取得部131は、他の機能構成により生成、決定された各種情報を取得する。
【0078】
取得部131は、ユーザの行動ログを取得する。取得部131は、複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する。
【0079】
取得部131は、イベント開催前におけるユーザの行動ログを取得する。取得部131は、イベントのチケット販売時におけるユーザの行動ログを取得する。
【0080】
取得部131は、ユーザの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、イベントに対応するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、イベントのチケットの販売に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、複数の席に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、複数の席の各々に対応するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、席個別コンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。取得部131は、ユーザの閲覧順序を示す行動ログを取得する。取得部131は、席個別コンテンツの閲覧順序を示す行動ログを取得する。
【0081】
取得部131は、ユーザの選択を示す行動ログを取得する。取得部131は、複数の席の各々を選択可能にユーザに提示するコンテンツに対するユーザの選択を示す行動ログを取得する。取得部131は、席提示コンテンツに対するユーザの選択を示す行動ログを取得する。取得部131は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択を示す行動ログを取得する。取得部131は、ユーザの選択順序を示す行動ログを取得する。取得部131は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択順序を示す行動ログを取得しる。
【0082】
取得部131は、対象イベントの席情報を取得する。取得部131は、対象イベントの複数の席の座席表に関する席情報を取得する。取得部131は、対象イベントを管理する情報処理装置等の他の情報処理装置から送信された席情報を取得する。
【0083】
(決定部132)
決定部132は、各種情報を判定する。決定部132は、各種情報を算出する。決定部132は、各種情報を決定する。決定部132は、記憶部120から各種情報を判定、算出、決定する。例えば、決定部132は、イベント席情報記憶部121や行動ログ情報記憶部122やクラスタリング情報記憶部123から各種情報を判定、算出、決定する。
【0084】
決定部132は、他の機能構成により取得、生成された各種情報を判定、算出、決定する。また、決定部132は、他の機能構成により取得、生成された各種情報に基づいて、各種情報を判定、算出、決定する。
【0085】
決定部132は、所定の閾値以上の行動ログを取得したか否かを判定する。決定部132は、所定の閾値以上の行動ログを取得したと判定した場合、取得した複数の行動ログに基づいて、クラスタを生成すると判定する。決定部132は、所定の閾値以上の行動ログを取得したと判定した場合、ユーザの行動ログの類似度を算出すると判定する。決定部132は、ユーザの行動ログに基づく席の組み合わせの類似度を算出すると判定する。
【0086】
決定部132は、ユーザの行動ログの類似度を算出する。決定部132は、ユーザの行動ログの重みに基づいて、ユーザの行動ログの類似度を算出する。決定部132は、ユーザの行動ログの順序に関する重みに基づいて、ユーザの行動ログの類似度を算出する。決定部132は、ユーザの行動ログの期間に関する重みに基づいて、ユーザの行動ログの類似度を算出する。
【0087】
決定部132は、算出された類似度に基づいて、席の組み合わせを決定する。決定部132は、算出された類似度に基づいて、席の組み合わせの優先度を決定する。決定部132は、算出された類似度に基づいて、生成するクラスタを決定する。決定部132は、算出された類似度に基づいて、生成するクラスタリング情報を決定する。
【0088】
決定部132は、席のチケットの販売価格を算出する。決定部132は、席のチケットの販売価格を決定する。決定部132は、クラスタごとに席のチケットの販売価格を決定する。決定部132は、クラスタごとのランクに基づいてクラスタに含まれる席のチケットの販売価格を決定する。
【0089】
(生成部133)
生成部133は、各種情報を生成する。生成部133は、記憶部120から各種情報を生成する。例えば、生成部133は、イベント席情報記憶部121や行動ログ情報記憶部122やクラスタリング情報記憶部123から各種情報を生成する。
【0090】
生成部133は、他の機能構成により取得、決定された各種情報を生成する。また、生成部133は、他の機能構成により取得、決定された各種情報に基づいて、各種情報を生成する。
【0091】
生成部133は、複数の席を分類するクラスタを生成する。生成部133は、複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する。生成部133は、ユーザの行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0092】
生成部133は、ユーザの閲覧を示す行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、ユーザによるコンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、ユーザによるイベントのチケットの販売に関するコンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、ユーザによる席個別コンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、ユーザによる席個別コンテンツの閲覧順序に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0093】
生成部133は、ユーザの選択を示す行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、席提示コンテンツに対するユーザの選択に基づいて、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、複数の席の選択順序に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0094】
生成部133は、イベントの開催前において、クラスタリング情報を生成する。生成部133は、イベントのチケット販売時において、クラスタリング情報を生成する。
【0095】
(提供部134)
提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を提供する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を送信する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を通知する。提供部134は、外部の情報処理装置へ各種情報を配信する。提供部134は、チケット販売装置40等の他の情報処理装置へ各種情報を提供する。
【0096】
提供部134は、他の機能構成により取得、決定、生成された各種情報を提供する。
【0097】
提供部134は、生成されたクラスタリング情報の情報提供のサービスを提供する。提供部134は、生成されたクラスタに関する情報提供のサービスを提供する。提供部134は、生成されたクラスタリング情報を提供する。
【0098】
〔7.情報処理のフロー〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の手順を示すフローチャートである。
【0099】
図10に示すように、情報処理装置100は、所定の閾値以上の行動ログを取得したか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、情報処理装置100は、対象イベントに関するユーザの行動ログを所定の閾値以上取得したか否かを判定する。情報処理装置100は、所定の閾値以上の行動ログを取得していない場合(ステップS301;NO)、所定の閾値以上の行動ログを取得するまで待機する。情報処理装置100は、所定の閾値以上の行動ログを取得した場合(ステップS301;YES)、取得した行動ログに基づいて、クラスタリング情報を生成する(ステップS302)。
【0100】
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と、生成部133とを有する。取得部131は、複数の席が設けられるイベントに関するユーザの行動ログを取得する。生成部133は、取得部131により取得された行動ログに基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を生成する。
【0101】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することができる。情報処理装置100は、ユーザの行動ログを基に座席を適切にグルーピングすることができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、複数の席が設けられるイベントの席のチケットの販売を促進させることができる。また、実施形態に係る情報処理装置100は、複数の席が設けられるイベントの席のチケットを購入したいユーザのユーザビリティの向上の促進させることができる。
【0102】
また、取得部131は、イベントの開催前におけるユーザの行動ログを取得する。また、生成部133は、イベントの開催前の時点において、クラスタリング情報を生成する。
【0103】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントの開催前の時点において、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することができる。
【0104】
また、取得部131は、イベントのチケット販売時におけるユーザの行動ログを取得する。また、生成部133は、イベントのチケット販売時において、クラスタリング情報を生成する。
【0105】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントのチケット販売時において、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切に生成することができる。
【0106】
また、取得部131は、ユーザによるイベントに対応するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザによるコンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0107】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、コンテンツの閲覧に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0108】
また、取得部131は、ユーザによるイベントのチケット販売に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザによるイベントのチケット販売に関するコンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0109】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、イベントのチケット販売に関するコンテンツの閲覧に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0110】
また、取得部131は、ユーザによる複数の席に関するコンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザによる複数の席に関するコンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0111】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、複数の席に関するコンテンツの閲覧に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0112】
また、取得部131は、複数の席の各々を選択可能にユーザに提示するコンテンツである席提示コンテンツに対する、ユーザの選択を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、席提示コンテンツに対するユーザの選択に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0113】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、席提示コンテンツに対するユーザの選択に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0114】
また、取得部131は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対する、ユーザの選択を示す行動ログを取得する。
【0115】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0116】
また、取得部131は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対する、ユーザの選択順序を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザの複数の席の選択順序に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0117】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、席提示コンテンツに表示される複数の席の各々に対するユーザの選択順序に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0118】
また、取得部131は、ユーザによる複数の席の各々に対応するコンテンツである席個別コンテンツの閲覧を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザによる席個別コンテンツの閲覧に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0119】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、席個別コンテンツの閲覧に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0120】
また、取得部131は、ユーザによる席個別コンテンツの閲覧順序を示す行動ログを取得する。また、生成部133は、ユーザによる席個別コンテンツの閲覧順序に基づいて、クラスタリング情報を生成する。
【0121】
これにより、実施形態に係る情報処理装置100は、席個別コンテンツの閲覧順序に基づいて、複数の席を分類するクラスタリング情報を適切かつ多角的に生成することができる。
【0122】
〔9.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る端末装置10、チケット販売装置40および情報処理装置100は、例えば、図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、端末装置10、チケット販売装置40および情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0123】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0124】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
【0125】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0126】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0127】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る端末装置10、チケット販売装置40および情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部14、43および130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0128】
〔10.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0129】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0130】
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0131】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0132】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
【符号の説明】
【0133】
1 情報処理システム
10 端末装置
40 チケット販売装置
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 イベント席情報記憶部
122 行動ログ情報記憶部
123 クラスタリング情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 決定部
133 生成部
134 提供部
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9
図10
図11