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特許7409964乗車券類処理システム、自動精算機及び自動券売機
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  • 特許-乗車券類処理システム、自動精算機及び自動券売機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-25
(45)【発行日】2024-01-09
(54)【発明の名称】乗車券類処理システム、自動精算機及び自動券売機
(51)【国際特許分類】
   G07B 15/00 20110101AFI20231226BHJP
   G07B 1/00 20060101ALI20231226BHJP
【FI】
G07B15/00 J
G07B1/00 A
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020091027
(22)【出願日】2020-05-26
(65)【公開番号】P2021189505
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2023-02-02
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 発行者名 一般社団法人日本鉄道車両機械技術協会 刊行物名 協会誌R&m 巻数、号数 第28巻、第3号(2020年3月号) 発行年月日 令和2年3月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】509335144
【氏名又は名称】株式会社JR西日本テクシア
(74)【代理人】
【識別番号】100113712
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 裕弘
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼尾 巨紀
(72)【発明者】
【氏名】荒木 紳児
【審査官】山本 裕太
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-298168(JP,A)
【文献】特開平05-314335(JP,A)
【文献】特開2008-117269(JP,A)
【文献】特開平03-065787(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G07B 15/00
G07B 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗車券類を処理するための乗車券類処理システムであって、
現地機器と、前記現地機器と通信回線で接続された遠隔装置とを備え、
前記現地機器は、旅客の乗車券類が投入される投入部と、投入された前記乗車券類を撮像するカメラと、投入された前記乗車券類に処理結果が視認可能な処理を施す処理部とを有し、
前記遠隔装置は、視覚情報を表示する表示部と、入力操作を受ける入力部とを有し、
前記処理部は、投入された乗車券類に印字するプリンタを有し、
前記現地機器は、前記投入部から投入された乗車券類の券面を前記カメラで撮像して、撮像した映像を含む画像を前記遠隔装置に送信し、
前記遠隔装置は、受信した前記画像を前記表示部に表示し、前記入力部に入力された指示情報を前記現地機器に送信し、
前記現地機器は、受信した前記指示情報に基づいて前記処理部の前記プリンタで前記乗車券類の券面に印字する処理を施し、その処理された乗車券類を前記投入部によって返却し、
前記プリンタによる券面上の印字方向は、変更が可能とされていることを特徴とする乗車券類処理システム。
【請求項2】
前記処理部は、投入された乗車券類に孔を開ける穿孔機を有し、
前記現地機器は、前記指示情報に基づいて前記穿孔機で前記乗車券類に孔を開けることを特徴とする請求項に記載の乗車券類処理システム。
【請求項3】
前記現地機器は、乗車券類への処理の選択肢を予め記憶しており、
前記選択肢は、前記プリンタによる印字のパターン及び前記穿孔機による孔の有無であり、
前記遠隔装置は、前記選択肢が前記表示部にさらに表示され、前記入力部において前記選択肢が指示情報として選択可能とされていることを特徴とする請求項に記載の乗車券類処理システム。
【請求項4】
請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の乗車券類処理システムの前記現地機器を有することを特徴とする自動精算機。
【請求項5】
請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の乗車券類処理システムの前記現地機器を有することを特徴とする自動券売機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動精算機等に投入される乗車券類を処理する乗車券類処理システム、自動精算機及び自動券売機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から自動精算機が知られている(特許文献1参照)。この自動精算機では、投入された乗車券が磁気化券である場合、自動的に精算カードを発行処理し、非磁気化券である場合、係員の判断で精算カードを自動精算機に発行させる。
【0003】
また、遠隔対応精算機が知られている(特許文献2参照)。遠隔対応精算機は、駅係員の削減や、駅の無人化を図るために用いられる(同文献段落0013参照)。遠隔対応精算機では、乗客が遠方対話発券応答センタと対話してその指示に従って操作することにより、自動改札機を通るための補助券が発券される(同文献段落0006参照)。
【0004】
このように、従来の自動精算機は、投入された乗車券類を旅客に返却せず、精算済みを証する補助券(精算カード)を発券することにより、使用済みの乗車券類が再使用されることを防止している。
【0005】
しかしながら、例えば、乗車券類の誤使用の申告が旅客からあった場合、誤使用の乗車券類を旅客に返却する。その場合、次回使用する時に有効な券であることを証明するため、返却する乗車券の券面に誤使用である旨の記載が必要であり、駅係員が対応せざるを得ない。
【0006】
また、乗車記念の場合、旅客が使用した乗車券類をその旅客に渡している。その場合、駅係員は、図5に示すように、乗車券類5が当駅まで有効なことを確認したうえで、乗車記念の処理済みである旨の券面への記載51と、自動改札機で使用できなくする廃札パンチ処理(乗車券に孔52を開ける処理)を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開昭57-121777号公報
【文献】特開2001-76192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題を解決するものであり、乗車券類の旅客への返却を省力化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の乗車券類処理システムは、乗車券類を処理するためのシステムであって、現地機器と、前記現地機器と通信回線で接続された遠隔装置とを備え、前記現地機器は、旅客の乗車券類が投入される投入部と、投入された前記乗車券類を撮像するカメラと、投入された前記乗車券類に処理結果が視認可能な処理を施す処理部とを有し、前記遠隔装置は、視覚情報を表示する表示部と、入力操作を受ける入力部とを有し、前記現地機器は、前記投入部から投入された乗車券類の券面を前記カメラで撮像して、撮像した映像を含む画像を前記遠隔装置に送信し、前記遠隔装置は、受信した前記画像を前記表示部に表示し、前記入力部に入力された指示情報を前記現地機器に送信し、前記現地機器は、受信した前記指示情報に基づいて前記処理部で前記乗車券類に処理を施し、その処理された乗車券類を前記投入部によって返却することを特徴とする。
【0010】
この乗車券類処理システムにおいて、前記処理部は、投入された乗車券類に印字するプリンタを有し、前記現地機器は、受信した前記指示情報に基づいて前記プリンタで前記乗車券類の券面に印字し、前記プリンタによる券面上の印字方向は、変更が可能とされていることが好ましい。
【0011】
この乗車券類処理システムにおいて、前記処理部は、投入された乗車券類に孔を開ける穿孔機を有し、前記現地機器は、前記指示情報に基づいて前記穿孔機で前記乗車券類に孔を開けることが好ましい。
【0012】
この乗車券類処理システムにおいて、前記現地機器は、乗車券類への処理の選択肢を予め記憶しており、前記選択肢は、前記プリンタによる印字のパターン及び前記穿孔機による孔の有無であり、前記遠隔装置は、前記選択肢が前記表示部にさらに表示され、前記入力部において前記選択肢が指示情報として選択可能とされていることが好ましい。
【0013】
本発明の自動精算機は、前記乗車券類処理システムの前記現地機器を有することを特徴とする。
【0014】
本発明の自動券売機は、前記乗車券類処理システムの前記現地機器を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明の乗車券類処理システム、自動精算機及び自動券売機によれば、現地機器は、遠隔装置から受信した指示情報に基づいて乗車券類に処理を施し、その処理された乗車券類を返却するので、遠隔装置の設置箇所で集中的に乗車券類の処理及び返却のための操作ができ、現地機器の設置箇所(駅等)が省力化される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る乗車券類処理システムのブロック構成図。
図2】同システムにおける表示部及び入力部の表示例を示す図。
図3】同システムにおける図2に続く表示例を示す図。
図4】同システムにおける図3に続く表示例を示す図。
図5】旅客に返却される使用済み乗車券の券面を例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の一実施形態に係る乗車券類処理システムを図1乃至図4を参照して説明する。図1に示すように、乗車券類処理システム1は、乗車券類5を処理するためのシステムである。乗車券類とは、旅客運送契約に基づき運送を請求する債権を証明又は表章する証券であり、例えば、普通乗車券、急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券又は座席指定券である。
【0018】
乗車券類処理システム1は、一台又は複数台の現地機器2と、遠隔装置3とを備える。遠隔装置3は、現地機器2と通信回線4で接続される。
【0019】
現地機器2は、投入部21と、カメラ22と、処理部23とを有する。投入部21は、旅客の乗車券類5が投入される。カメラ22は、投入された乗車券類5を撮像する。処理部23は、投入された乗車券類5に処理結果が視認可能な処理を施す。
【0020】
現地機器2は、上記の投入部21、カメラ22及び処理部23以外に、通信部24と、制御部25と、記憶部26とを有する。通信部24は、通信回線4に接続されてデータを送受信する。制御部25は、投入部21、カメラ22、処理部23及び通信部24を制御する。記憶部26は、制御部25が参照する情報が記憶される。
【0021】
遠隔装置3は、表示部31と、入力部32とを有する。表示部31は、視覚情報を表示する。入力部32は、入力操作を受ける。
【0022】
遠隔装置3は、表示部31及び入力部32以外に、通信部33と、制御部34とを有する。通信部33は、通信回線4に接続されてデータを送受信する。制御部34は、表示部31、入力部32及び通信部33を制御する。
【0023】
上記のように構成された乗車券類処理システム1において、現地機器2は、投入部21から投入された乗車券類5の券面をカメラ22で撮像して、撮像した映像を含む画像を遠隔装置3に送信する。遠隔装置3は、受信した画像を表示部31に表示し、入力部32に入力された指示情報を現地機器2に送信する。現地機器2は、受信した指示情報に基づいて処理部23で乗車券類5に処理を施し、その処理された乗車券類5を投入部21によって返却する。
【0024】
乗車券類処理システム1の各構成をさらに詳述する。乗車券類処理システム1は、自動精算機等に新たな機能を提供するものである。現地機器2は、駅等の自動精算機6等の中に設けられる。本実施形態では、現地機器2の投入部21、通信部24、制御部25のハードウェア及び記憶部26は、自動精算機6の既存の構成と共用される。カメラ22及び処理部23は、新たに設けられ、制御部25のソフトウェアは、追加される。また、現地機器2を自動券売機7の中に設ける場合、現地機器2の構成のうち自動券売機7の既存の構成と同等の構成は、同様に共用される。なお、乗車券類処理システム1専用の投入部21、通信部24、制御部25のハードウェア、記憶部26を現地機器2に設けてもよい。
【0025】
投入部21は、乗車券類5の投入口と、投入口と現地機器2内の所定位置との間で乗車券類5を送る機構を有する。投入部21の投入口に旅客によって乗車券類5が投入され、投入口から乗車券類5を吐出することにより乗車券類5を旅客に返却する。なお、投入部21は、投入口とは別に、投入された乗車券類5を吐出する返却口を有してもよい。
【0026】
カメラ22は、CCD等の撮像素子で現地機器2内の所定位置を撮像し、動画の映像を出力する。なお、カメラ22は、静止画の映像を出力してもよい。
【0027】
処理部23は、プリンタ231と穿孔機232を有する。プリンタ231は、投入された乗車券類5に印字する機械である。現地機器2は、遠隔装置3から受信した指示情報に基づいてプリンタ231で乗車券類5の券面に印字する。乗車券類5が平面視で180°反対に投入されることがあるので、プリンタ231による券面上の印字方向は、変更が可能とされている。なお、プリンタ231による印字は、文字に限定されず、例えば、記号、図形、塗色、それらの組み合わせであってもよい。プリンタ231によって印字された乗車券類5は、印字内容(使用済みや誤使用等)が旅客及び係員によって視認される。
【0028】
穿孔機232は、投入された乗車券類5に孔を開ける機械(廃札パンチ)である。現地機器2は、遠隔装置3から受信した指示情報に基づいて穿孔機232で乗車券類5に孔を開ける。穿孔機232によって孔を開けられた乗車券類5は、旅客及び係員の目視によって使用済みであることが分かるとともに、裏面の磁気情報の一部が破壊されるので、自動改札機を通すことができない。
【0029】
すなわち、処理部23が乗車券類5に施すことができる処理は、印字と穿孔である。印字と穿孔は、いずれも、処理結果が視認可能、かつ、処理結果を除去できない処理である。なお、処理部23が施すことができる処理は、印字や穿孔に限定されず、例えば、乗車券類5の一部切除であってもよい。
【0030】
通信部24は、現地機器2を通信回線4に接続するための通信インターフェイスを有する。
【0031】
制御部25は、CPU等のハードウェアを有し、ソフトウェアを実行することによって動作する。
【0032】
記憶部26は、メモリ等を有し、制御部25に接続される。
【0033】
遠隔装置3は、例えば、複数駅を集中して遠隔監視するセンタに設けられる。本実施形態では、遠隔装置3の表示部31、入力部32、通信部33及び制御部34は、自動精算機6や自動券売機7等を監視する既存の装置の構成と共用される。
【0034】
表示部31及び入力部32は、タッチパネルモニタである。表示部31は、タッチパネルモニタのディスプレイ、入力部32は、タッチパネルモニタのタッチパネルである。なお、表示部31がディスプレイ、入力部32がキーボード及びマウスであってもよい。
【0035】
通信部33は、遠隔装置3を通信回線4に接続するための通信インターフェイスを有する。
【0036】
制御部34は、CPU等のハードウェアを有し、ソフトウェアを実行することによって動作する。
【0037】
通信回線4は、データを送受信するために使う回線であり、専用線又はインターネット回線等である。
【0038】
乗車券類処理システム1の用い方を説明する。自動精算機6又はその近くには、旅客が係員と通話するための通話装置が設けられている。通話装置によって旅客から記念乗車証明等の申し出があった場合、係員は、その通話装置を用いてその旅客を自動精算機6に案内する。乗車券類5の処理に自動券売機7を用いる場合も同様である。
【0039】
乗車券類5を所持する旅客は、その乗車券類5を自動精算機6の投入口、すなわち現地機器2の投入部21に投入する。
【0040】
投入された乗車券類5は、現地機器2内の所定位置に送られ、カメラ22によって撮像される。制御部25は、カメラ22が撮像した映像を含む画像を作成し、その画像を通信部24及び通信回線4を介して遠隔装置3に送信する。
【0041】
遠隔装置3の通信部33は、現地機器2から送信された画像を受信する。図2に示すように、制御部34は、通信部33が受信した画像を表示部31に表示する。
【0042】
乗車券類5の停止位置がずれた場合、係員は、表示部31に表示される乗車券類5の位置(図2の左右方向位置)を、入力部32の操作によって変更する。表示部31に表示される乗車券類5の位置の変更は、例えば、カメラ22の画角の変更によって行われる。なお、制御部25に画像認識機能を設け、カメラ22の画角等を自動的に調整するように現地機器2を構成してもよい。
【0043】
現地機器2は、乗車券類5への処理の選択肢を記憶部26に予め記憶している。その選択肢は、プリンタ231による印字のパターン及び穿孔機232による孔の有無である。制御部25は、その選択肢を含む画像を作成する。その画像には、乗車券類の映像に加えて、選択肢等が含まれる。図3に示すように、遠隔装置3は、その選択肢を含む画像が表示部31に表示され、入力部32において選択肢が現地機器2への指示情報として選択可能とされている。係員は入力部32を操作し、選択肢を選択する。
【0044】
プリンタ231による券面上の印字方向は、遠隔装置3からの指示情報に基づいて変更が可能とされている。図4に示すように、係員は、表示部31に表示されている乗車券類5の向きに合わせて、入力部32の操作によって印字方向を変更する。なお、制御部25に文字認識機能を設け、画像中の乗車券類5の向き及びプリンタ231による印字方向を自動的に調整するように現地機器2を構成してもよい。
【0045】
そして、選択肢(印字パターン、孔の有無)、印字方向を含む指示情報は、遠隔装置3から現地機器2に送信される。
【0046】
そして、現地機器2は、受信した指示情報に基づいて処理部23で乗車券類5に処理を施し、その処理された乗車券類5を投入部21によって旅客に返却する。
【0047】
以上、本実施形態に係る乗車券類処理システム1によれば、現地機器2は、遠隔装置3から受信した指示情報に基づいて乗車券類5に処理を施し、その処理された乗車券類5を返却するので、遠隔装置3の設置箇所で集中的に乗車券類5の処理及び返却のための操作ができ、現地機器2の設置箇所(駅等)が省力化される。また、返却される乗車券類5は、処理結果が視認可能な処理が施されるので、処理結果に応じた内容が旅客及び係員によって視認される。
【0048】
現地機器2がプリンタ231で乗車券類5の券面に印字することにより、その乗車券類5は、印字内容(使用済みや誤使用等)が旅客及び係員によって視認される。
【0049】
現地機器2が穿孔機232で乗車券類5に孔を開けることにより、その乗車券類5は、旅客及び係員の目視によって使用済みであることが分かるとともに、自動改札機を通すことができなくなるので、返却された使用済みの乗車券類5が再使用されることが防止される。
【0050】
現地機器2が乗車券類5への処理の選択肢を予め記憶し、入力部32において選択肢が指示情報として選択可能とされることにより、現地機器2への指示が容易になる。
【0051】
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本発明で処理される乗車券類は、旅客運送契約に基づき運送を請求する債権を証明又は表章する証券であり、列車に乗車するための証券に限定されず、例えば船舶に乗船するための証券であってもよい。
【符号の説明】
【0052】
1 乗車券類処理システム
2 現地機器
21 投入部
22 カメラ
23 処理部
231 プリンタ
232 穿孔機
3 遠隔装置
31 表示部
32 入力部
4 通信回線
6 自動精算機
7 自動券売機
図1
図2
図3
図4
図5