(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-25
(45)【発行日】2024-01-09
(54)【発明の名称】電池アセンブリ及び電子霧化装置
(51)【国際特許分類】
H01M 50/296 20210101AFI20231226BHJP
B05B 17/00 20060101ALI20231226BHJP
B05B 15/00 20180101ALI20231226BHJP
H01M 50/569 20210101ALI20231226BHJP
【FI】
H01M50/296
B05B17/00
B05B15/00
H01M50/569
(21)【出願番号】P 2022078620
(22)【出願日】2022-05-12
【審査請求日】2022-05-12
(31)【優先権主張番号】202121154321.9
(32)【優先日】2021-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517419906
【氏名又は名称】深▲せん▼麦克韋爾科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN SMOORE TECHNOLOGY LIMITED
【住所又は居所原語表記】16#, Dongcai Industrial Park, Gushu Town, Xixiang Street, Baoan District, Shenzhen, Guangdong, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】譚 華
(72)【発明者】
【氏名】謝 崢俊
(72)【発明者】
【氏名】陳 厚林
(72)【発明者】
【氏名】叶 校威
(72)【発明者】
【氏名】曽 昭煥
【審査官】渡部 朋也
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-129441(JP,A)
【文献】特開2007-307560(JP,A)
【文献】特開2014-205114(JP,A)
【文献】特開平9-147925(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/50
H01M 50/20
B05B 17/00
B05B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池アセンブリであって、少なくとも3つの電極接点と、駆動回路とを含み、
少なくとも3つの前記電極接点は、霧化器に電気的に接続するために使用され、
前記駆動回路は、
検出ユニットと、給電ユニットとを含み、
前記検出ユニットは、前記電極接点にそれぞれ接続され、前記霧化器が前記電池アセンブリに取り付けられている状態で、任意2つの前記電極接点の間の抵抗を探知測定し、前記抵抗に基づいて、前記電極接点のうちの前記霧化器に電気的に接続された給電伝送接点を確定し、
前記給電ユニットは、確定された前記給電伝送接点を介して給電電圧を霧化器に供給する、ことを特徴とする電池アセンブリ。
【請求項2】
少なくとも3つの前記電極接点は三角形に分布し、前記霧化器が任意の角度で前記電池アセンブリに取り付けられている状態で、前記電極接点のうちの少なくとも2つは、前記給電伝送接点として機能するように、前記霧化器に電気的に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の電池アセンブリ。
【請求項3】
前記電極接点は、第1電極接点、第2電極接点及び第3電極接点を含み、
前記駆動回路は、
前記給電電圧を受け取り、前記第1電極接点に接続される給電ポートと、
前記第1電極接点と前記第2電極接点との間の経路を導通/オフにするために、前記第1電極接点と前記第2電極接点との間に接続される切替支線と、
前記第2電極接点と接地電圧端子との間に接続される第1検出制御支線と、
前記第3電極接点と前記接地電圧端子との間に接続される第2検出制御支線と、を含み、
前記切替支線、前記第1検出制御支線及び前記第2検出制御支線は、前記検出ユニットを構成し、
前記切替支線が遮断状態にあり、前記第1検出制御支線が導通状態にあり、前記第2検出制御支線が遮断状態にある場合、前記第1電極接点と前記第2電極接点との間の第1抵抗値が検出され、
前記切替支線が遮断状態にあり、前記第1検出制御支線が遮断状態にあり、前記第2検出制御支線が導通状態にある場合、前記第1電極接点と前記第3電極接点との間の第2抵抗値が検出され、
前記切替支線が導通状態にあり、前記第1検出制御支線が遮断状態にあり、前記第2検出制御支線が導通状態にある場合、前記第1電極接点/前記第2電極接点と前記第3電極接点との間の第3抵抗値が検出され、
前記第1抵抗値、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値に基づいて、前記給電伝送接点が確定される、ことを特徴とする請求項
1に記載の電池アセンブリ。
【請求項4】
前記検出ユニットは、
前記第2電極接点と前記接地電圧端子との間に接続され、第1検出点を提供する第1検出点支線と、
前記第3電極接点と前記接地電圧端子との間に接続され、第2検出点を提供する第2検出点支線と、をさらに含み、
前記切替支線が遮断状態にあり、前記第1検出制御支線が導通状態にあり、前記第2検出制御支線が遮断状態にある場合、前記第1検出点の電圧に基づいて前記第1抵抗値が確定され、
前記切替支線が遮断状態にあり、前記第1検出制御支線が遮断状態にあり、前記第2検出制御支線が導通状態にある場合、前記第2検出点の電圧に基づいて前記第2抵抗値が確定され、
前記切替支線が導通状態にあり、前記第1検出制御支線が遮断状態にあり、前記第2検出制御支線が導通状態にある場合、前記第2検出点の電圧に基づいて前記第3抵抗値が確定される、ことを特徴とする請求項
3に記載の電池アセンブリ。
【請求項5】
前記駆動回路は、
前記第2電極接点と前記接地電圧端子との間に接続される第1給電制御支線と、
前記第3電極接点と前記接地電圧端子との間に接続される第2給電制御支線と、をさらに含み、
前記切替支線、前記第1給電制御支線及び前記第2給電制御支線は、前記給電ユニットを構成し、
前記給電伝送接点は、第1給電伝送接点及び第2給電伝送接点を含み、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第2電極接点であることに応じて、前記第1給電制御支線が導通されて、前記第2電極接点が前記接地電圧端子に接続され、前記第1電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記第2給電制御支線が導通されて、前記第3電極接点が前記接地電圧端子に接続され、前記第1電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第2電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記切替支線が導通されて、前記給電電圧が前記第2電極接点に印加され、さらに、前記第2電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給され、且つ、前記第2給電制御支線が導通されて、前記第3電極接点が前記接地電圧端子に接続され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点及び前記第2電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記切替支線が導通/遮断され、前記第2給電制御支線が導通されて、前記第3電極接点が接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点及び/又は前記第2電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点及び前記第3電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第2電極接点であることに応じて、前記第1給電制御支線が導通されて、前記第2電極接点が前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第2電極接点及び前記第3電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第1電極接点であることに応じて、前記第1給電制御支線及び/又は前記第2給電制御支線が導通されて、前記第2電極接点及び/又は前記第3電極接点が前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点を介して前記霧化器に前記給電電圧が供給される、ことを特徴とする請求項
3に記載の電池アセンブリ。
【請求項6】
前記電極接点は、第1電極接点、第2電極接点及び第3電極接点を含み、
前記駆動回路は、
前記給電電圧を受け取る給電ポートと、
前記給電ポートに接続される検出支線と、
前記第1電極接点と前記検出支線との間に接続される第1支線と、
前記第2電極接点と前記検出支線との間に接続される第2支線と、
前記第2電極接点と接地電圧端子との間に接続される第3支線と、
前記第3電極接点と前記接地電圧端子との間に接続される第4支線と、を含み
前記検出支線、前記第1支線、前記第2支線、前記第3支線及び前記第4支線は、前記検出ユニットを構成し、
前記第1支線が導通状態にあり、前記第2支線が遮断状態にあり、前記第3支線が導通状態にあり、前記第4支線が遮断状態にある場合、前記第1電極接点と前記第2電極接点との間の第1抵抗値が検出され、
前記第1支線が導通状態にあり、前記第2支線が遮断状態にあり、前記第3支線が遮断状態にあり、前記第4支線が導通状態にある場合、前記第1電極接点と前記第3電極接点との間の第2抵抗値が検出され、
前記第1支線が遮断状態にあり、前記第2支線が導通状態にあり、前記第3支線が遮断状態にあり、前記第4支線が導通状態にある場合、前記第2電極接点と前記第3電極接点との間の第3抵抗値が検出され、
前記第1抵抗値、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値に基づいて、前記給電伝送接点が確定される、ことを特徴とする請求項
1に記載の電池アセンブリ。
【請求項7】
前記駆動回路は、
前記給電ポート、前記第1支線及び前記第2支線に接続される給電支線をさらに含み、
前記給電支線、前記第1支線、前記第2支線、前記第3支線及び前記第4支線は、前記給電ユニットを構成し、
前記給電伝送接点は、第1給電伝送接点及び第2給電伝送接点を含み、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第2電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第1支線及び前記第3支線が導通されて、前記第2電極接点が、導通された前記第3支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点が、導通された前記給電支線と前記第1支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第1支線及び前記第4支線が導通されて、前記第3電極接点が、導通された前記第4支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点が、導通された前記給電支線と前記第1支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第2電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第2支線及び前記第4支線が導通されて、前記第3電極接点が、導通された前記第4支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第2電極接点が、導通された前記給電支線と前記第2支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点及び前記第2電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第3電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第1支線及び/又は前記第2支線、前記第4支線が導通されて、前記第3電極接点が、導通された前記第4支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点及び/又は前記第2電極接点が、導通された前記給電支線、前記第1支線及び/又は前記第2支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第1電極接点及び前記第3電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第2電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第1支線及び前記第3支線が導通されて、前記第2電極接点が、導通された前記第3支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点が、導通された前記給電支線と前記第1支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、あるいは、前記給電支線、前記第2支線及び前記第4支線が導通されて、前記第3電極接点が、導通された前記第4支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第2電極接点が、導通された前記給電支線と前記第2支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、
前記第1給電伝送接点が前記第2電極接点及び前記第3電極接点であり、前記第2給電伝送接点が前記第1電極接点であることに応じて、前記給電支線、前記第1支線及び前記第3支線が導通されて、前記第2電極接点が、導通された前記第3支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点が、導通された前記給電支線と前記第1支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が供給され、あるいは、前記給電支線、前記第1支線及び前記第4支線が導通されて、前記第3電極接点が、導通された前記第4支線を介して前記接地電圧端子に接続され、且つ、前記第1電極接点が、導通された前記給電支線と前記第1支線を介して前記給電ポートに接続され、それによって、前記霧化器に前記給電電圧が提供される、ことを特徴とする請求項
6に記載の電池アセンブリ。
【請求項8】
前記第1抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第2電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第2抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第1抵抗値及び前記第3抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第3抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第1抵抗値及び前記第2抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第2電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値が短絡抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値が霧化器抵抗である場合、前記第1電極接点と前記第3電極接点及び前記第2電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値が短絡抵抗である場合、前記第1電極接点と前記第2電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値及び前記第2抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第3抵抗値が短絡抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第3電極接点及び/又は前記第2電極接点は、前記給電伝送接点である、ことを特徴とする請求項
3に記載の電池アセンブリ。
【請求項9】
前記第1抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第2電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第2抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第1抵抗値及び前記第3抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第3抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第1抵抗値及び前記第2抵抗値がオフ抵抗である場合、前記第2電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値が短絡抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値が霧化器抵抗である場合、前記第1電極接点と前記第3電極接点及び前記第2電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第2抵抗値及び前記第3抵抗値が短絡抵抗である場合、前記第1電極接点と前記第2電極接点及び前記第3電極接点は、前記給電伝送接点であり、
前記第1抵抗値及び前記第2抵抗値が霧化器抵抗であり、前記第3抵抗値が短絡抵抗である場合、前記第1電極接点及び前記第3電極接点及び/又は前記第2電極接点は、前記給電伝送接点である、ことを特徴とする請求項6に記載の電池アセンブリ。
【請求項10】
霧化器及び電池アセンブリを含み、前記電池アセンブリは、請求項1~9のいずれか一項に記載の電池アセンブリである、ことを特徴とする電子霧化装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子霧化装置の分野に関し、特に電池アセンブリ及び電子霧化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、電子霧化装置の電池アセンブリと霧化器の接続面にはいずれも2つの電極接点がある。1つは正極であり、もう1つは負極である。これらの2つの接点は、PCBボード上で電気的特性が接続される。ユーザーによって使用されるときに、霧化器の2つの接点が電池アセンブリの2つの接点に正常に圧着される場合、電子霧化装置は正常に動作することができる。しかしながら、霧化器の2つの接点と電池アセンブリの2つの接点との間の隙間がちょうど電池アセンブリの2つの接点に圧着される場合、電子霧化装置は正常に使用できず、霧化器と電池アセンブリを再接続する必要がある。これは時間を浪費し、ユーザー体験に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、霧化器と電池アセンブリを複数回取り付けるのを回避し、ユーザー体験を向上させることができる電池アセンブリ及び電子霧化装置を提供する。
【0004】
上記の技術的問題を解決するために、本発明によって提供される1番目の技術的解決策は、電池アセンブリを提供することである。この電池アセンブリは、少なくとも3つの電極接点と、駆動回路とを含み、少なくとも3つの電極接点は、霧化器に電気的に接続するために使用され、駆動回路は、電極接点にそれぞれ接続され、霧化器が前記電池アセンブリに取り付けられている状態で、駆動回路は、電極接点のうちの霧化器に接続された給電伝送接点を検出し、給電伝送接点を介して給電電圧を霧化器に供給する。
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、本発明によって提供される2番目の技術的解決策は、電子霧化装置を提供することできる。電子霧化装置は、電池アセンブリ及び霧化器を含み、電池アセンブリは上記の電池アセンブリである。
【0006】
本発明の有益な効果は、従来技術のものとは異なる。本発明によって提供される電池アセンブリは、少なくとも3つの電極接点と、駆動回路とを含み、少なくとも3つの電極接点は、霧化器に電気的に接続するために使用され、駆動回路は、電極接点にそれぞれ接続され、霧化器が前記電池アセンブリに取り付けられている状態で、駆動回路は、電極接点のうちの霧化器に接続された給電伝送接点を検出し、給電伝送接点を介して給電電圧を霧化器に供給する。このようにして、霧化器を電池アセンブリに複数回取り付けるのを回避し、ユーザー体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1a】従来技術の霧化器が電池アセンブリに正常に接続されるときの電極接点の構造模式図である
【
図1b】従来技術の霧化器が電池アセンブリに非正常に接続されるときの電極接点の構造模式図である。
【
図2】本発明の電池アセンブリの第1実施例の機能モジュールの模式図である。
【
図3a-3f】本発明の霧化器が電池アセンブリに接続されるときの電極接点の構造模式図である。
【
図4】本発明の電池アセンブリの第2実施例の機能モジュールの模式図である。
【
図5】
図4に示される電池アセンブリの第1実施例の機能モジュールの模式図である。
【
図6】
図5に示される電池アセンブリの一実施例の回路構造模式図である。
【
図7】
図4に示される電池アセンブリの第2実施例の機能モジュールの模式図である。
【
図8】
図7に示される電池アセンブリの一実施例の回路構造模式図である。
【
図9】本発明の電子霧化装置の一実施例の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1aを参照されたい。
図1aは、従来技術の霧化器が電池アセンブリに正常に接続されるときの電極接点の構造模式図である。具体的には、霧化器が電池アセンブリに正常に接続される場合、霧化器の第1電極接点12は、電池アセンブリの第1電極接点13に接続され、霧化器の第2電極接点11は、電池アセンブリの第2電極接点14に接続される。電池アセンブリの第1電極接点13と第2電極接点14は、回路基板上に電気特性で接続されたので、電池アセンブリは、正常の使用のために霧化器に正常に給電することができる。
【0009】
図1bを参照されたい。
図1bは、従来技術の霧化器が電池アセンブリに非正常に接続されるときの電極接点の構造模式図である。具体的には、前記霧化器が前記電池アセンブリに取り付けられている状態で、
図1bに示される接続状況が出現する。霧化器の第1電極接点12は、電池アセンブリの第1電極接点13に接続されていなく、霧化器の第2電極接点11も、電池アセンブリの第2電極接点14に接続されていない。具体的には、電池アセンブリの第1電極接点13と第2電極接点14は、霧化器の第1電極接点12と第2電極接点11との間の隙間に位置する。この場合、電池アセンブリは、霧化器に正常に給電することができない。ユーザーは霧化器を電池アセンブリに再度取り付ける必要があり、これは時間を浪費し、ユーザー体験に影響を与える。本発明は電池アセンブリを提供する。この電池アセンブリは、少なくとも3つの電極接点を含むので、霧化器が任意の角度で電池アセンブリに取り付けられている状態で、霧化器を正常に使用することができ、霧化器を電池アセンブリに複数回取り付けることを回避し、ユーザー体験を向上させることができる。以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の実施例の解決策を詳細に説明する。
【0010】
図2を参照されたい、
図2は、本発明の電池アセンブリの第1実施例の機能モジュールの模式図である。具体的には、電池アセンブリは、少なくとも3つの電極接点n1、n2、n3及び駆動回路21を含む。駆動回路21は、電極接点n1、n2、n3にそれぞれ接続される。霧化器が電池アセンブリに接続されると、駆動回路21は、電極接点n1、n2、n3のうちの霧化器に接続された給電伝送接点を検出し、給電伝送接点を介して給電電圧を霧化器に供給する。
【0011】
図3a~
図3fと併せて、本発明では、少なくとも3つの電極接点n1、n2、n3は三角形に分布し、霧化器が任意の角度で電池アセンブリに取り付けられるとき、電極接点n1、n2、n3のうちの少なくとも2つは、給電伝送接点として機能するように、霧化器に電気的に接続される。電池アセンブリは、給電伝送接点を介して霧化器に給電する。
【0012】
図3aに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n1、n2は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n3は霧化器の第1電極接点12に接続される。本実施例では、電池接点n1又はn2と電極接点n3は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n1又はn2と電極接点n3を介して霧化器に給電する。
【0013】
図3bに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n1、n3は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n2は霧化器の第1電極接点12に接続される。本実施例では、電池接点n3又はn1と電極接点n2は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n1又はn3と電極接点n2を介して霧化器に給電する。
【0014】
図3cに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n2、n3は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n1は霧化器の第1電極接点12に接続される。本実施例では、電池接点n3又はn2と電極接点n1は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n2又はn3と電極接点n1を介して霧化器に給電する。
【0015】
図3dに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n2は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n1は霧化器の第1電極接点12に接続され、電池接点n3はフローティングである。本実施例では、電池接点n2と電極接点n1は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n2と電極接点n1を介して霧化器に給電する。
【0016】
図3eに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n1は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n3は霧化器の第1電極接点12に接続され、電池接点n2はフローティングである。本実施例では、電池接点n1と電極接点n3は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n3と電極接点n1を介して霧化器に給電する。
【0017】
図3fに示すように、本実施例では、霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、電池接点n3は霧化器の第2電極接点11に接続され、電池接点n2は霧化器の第1電極接点12に接続され、電池接点n1はフローティングである。本実施例では、電池接点n2と電極接点n3は給電伝送接点として機能し、電池アセンブリは、電池接点n3と電極接点n2を介して霧化器に給電する。
【0018】
本発明の電池アセンブリは、予め電極接点n1、n2、n3から、霧化器の第1電極接点12及び第2電極接点11に接続された給電伝送接点を検出し確定して、給電伝送接点を介して霧化器に給電する必要がある。上記の
図3a~
図3fに示される接続方式によって、電池アセンブリと霧化器を任意の角度で取り付けることができ、霧化器に給電するための給電送出接点があり、ユーザーが霧化器と電池アセンブリを複数回取り付けるのを回避し、ユーザー体験を向上させることができる。
【0019】
図4を参照されたい。
図4は、本発明の電池アセンブリの第2実施例の機能モジュールの模式図である。上記の
図2に示される第1実施例と比較すると、違いは、本実施例において、駆動回路21が検出ユニット211及び給電ユニット212を含むことである。検出ユニット211は、電極接点n1、n2、n3にそれぞれ接続される。霧化器が電池アセンブリに取り付けられている状態で、任意の2つの電極接点の間の抵抗が探知測定され、抵抗に基づいて、電極接点n1、n2、n3のうちの霧化器に接続された給電伝送接点が確定される。給電ユニット212は、電極接点n1、n2、n3にそれぞれ接続される。確定された給電伝送接点を介して給電電圧が霧化器に供給される。
【0020】
具体的には、
図5を併せて参照されたい。
図5は、
図4に示される電池アセンブリの第1実施例の機能モジュールの模式図である。電極接点n1、n2、n3は、第1電極接点n1、第2電極接点n2及び第3電極接点n3を含む。
【0021】
駆動回路21は、給電ポート213、切替支線214、第1検出制御支線215、第2検出制御支線216、第1給電制御支線217及び第2給電制御支線218を含む。
【0022】
切替支線214、第1検出制御支線215及び第2検出制御支線216は、検出ユニット211を構成する。切替支線214、第1給電制御支線217及び第2給電制御支線218は、給電ユニット212を構成する。
【0023】
具体的には、給電ポート213は、給電電圧を受け取り、第1電極接点n1に接続される。切替支線214は、第1電極接点n1と第2電極接点n2との間の経路を導通/オフにするために、第1電極接点n1と第2電極接点n2との間に接続される。第1検出制御支線215は、第2電極接点n2と接地電圧端子GNDとの間に接続される。第2検出制御支線216は、第3電極接点n3と接地電圧端子GNDとの間に接続される。
【0024】
具体的には、切替支線214が遮断状態にあり、第1検出制御支線215が導通状態にあり、第2検出制御支線216が遮断状態にある場合、第1電極接点n1と第2電極接点n2との間の第1抵抗値Raが検出される。切替支線214が遮断状態にあり、第1検出制御支線215が遮断状態にあり、第2検出制御支線216が導通状態にある場合、第1電極接点n1と第3電極接点n3との間の第2抵抗値Rbが検出される。切替支線214が導通状態にあり、第1検出制御支線215が遮断状態にあり、第2検出制御支線216が導通状態にある場合、第1電極接点n1と第3電極接点n3との間の第3抵抗値Rcが検出されるか、又は、第2電極接点n2と第3電極接点n3との間の第3抵抗値Rcが検出される。第1抵抗値Ra、第2抵抗値Rb及び第3抵抗値Rcに基づいて、給電伝送接点が確定される。
【0025】
具体的には、本実施例では、検出ユニット211は、第1検出点支線219及び第2検出点支線210をさらに含む。第1検出点支線219は、第2電極接点n2と接地電圧端子GNDとの間に接続され、第1検出点H1を提供する。第2検出点支線210は、第3電極接点n3と接地電圧端子GNDとの間に接続され、第2検出点H2を提供する。
【0026】
切替支線214が遮断状態にあり、第1検出制御支線215が導通状態にあり、第2検出制御支線216が遮断状態にある場合、第1検出点H1の電圧に基づいて第1抵抗値Raが確定される。切替支線214が遮断状態にあり、第1検出制御支線215が遮断状態にあり、第2検出制御支線216が導通状態にある場合、第2検出点H2の電圧に基づいて第2抵抗値Rbが確定される。切替支線214が導通状態にあり、第1検出制御支線215が遮断状態にあり、第2検出制御支線216が導通状態にある場合、第2検出点H2の電圧に基づいて第3抵抗値Rcが確定される。
【0027】
本実施例では、駆動回路21は、第1給電制御支線217及び第2給電制御支線218をさらに含む。第1給電制御支線217は、第2電極接点N2と接地電圧端子GNDとの間に接続される。第2給電制御支線218は、第3電極接点N3と接地電圧端子GNDとの間に接続される。
【0028】
本実施例では、給電伝送接点は、第1給電伝送接点及び第2給電伝送接点を含む。第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2であることに応じることは、
図3dに示される。第1給電制御支線217が導通されて、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0029】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であることに応じることは、
図3eに示される。第2給電制御支線218が導通されて、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0030】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であることに応じることは、
図3fに示される。切替支線214が導通されて、給電電圧が第2電極接点n2に印加され、さらに、第2電極接点n2を介して霧化器に給電電圧が供給され、且つ、第2給電制御支線218が導通されて、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続される。
【0031】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であることに応じることは、
図3aに示される。切替支線214が導通されて、給電電圧が第2電極接点n2に印加され、さらに、第2電極接点n2を介して霧化器に給電電圧が供給され、あるいは、切替支線214が遮断され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。第2給電制御支線218が導通されて、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続される。
【0032】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2であることに応じることは、
図3bに示される。第1給電制御支線217が導通されて、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0033】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は第1電極接点n1であることに応じることは、
図3cに示される。第1給電制御支線217が導通されて、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第2給電制御支線218が導通されて、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第1給電制御支線217と第2給電制御支線218が導通されて、第2電極接点n2と第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0034】
図6を参照されたい。
図6は、
図5に示される電池アセンブリの一実施例の回路構造模式図である。具体的には、本実施例では、切替支線214は、第1スイッチQ1、第2スイッチQ2及び第1抵抗R1を含む。第2スイッチQ2の制御端子は第1制御信号Aを受信し、第2スイッチQ2の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。第1スイッチQ1の制御端子は第2スイッチQ2の第1端子に接続され、第1スイッチQ1の第1端子は給電ポート213に接続され、第1スイッチQ1の第2端子は第2電極接点n2に接続される。第1抵抗R1の第1端子は第1電極接点n1に接続され、第1抵抗R1の第2端子は第1スイッチQ1の制御端子に接続される。
【0035】
第1検出制御支線215は、第3抵抗R3及び第4スイッチQ4を含む。第3抵抗R3の第1端子は第1検出点H1に接続される。第4スイッチQ4の制御端子は第2制御信号B-を受信し、第4スイッチQ4の第1端子は第3抵抗R3の第2端子に接続され、第4スイッチQ4の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0036】
第2検出制御支線216は、第6スイッチQ6及び第7抵抗R7を含む。第7抵抗R7の第1端子は第2検出点H2に接続される。第6スイッチQ6の制御端子は第3制御信号C-を受信し、第6スイッチQ6の第1端子は第7抵抗R7の第2端子に接続され、第6スイッチQ6の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0037】
第1給電制御支線217は、第3スイッチQ3及び第2抵抗R2を含む。第3スイッチQ3の制御端子は第4制御信号B+を受信し、第3スイッチQ3の第1端子は第2電極接点n2に接続され、第3スイッチQ3の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。第2抵抗R2の第1端子は第3スイッチQ3の制御端子に接続され、第2抵抗R2の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0038】
第2給電制御支線218は、第5スイッチQ5及び第6抵抗R6を含む。第5スイッチQ5の制御端子は第5制御信号C+を受信し、第5スイッチQ5の第1端子は第3電極接点n3に接続され、第5スイッチQ5の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。第6抵抗R6の第1端子は第5スイッチQ5の制御端子に接続され、第6抵抗R6の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0039】
第1検出点支線219は、第4抵抗R4、第5抵抗R5及び第1コンデンサーC1を含む。第4抵抗R4の第2端子は第1検出点H1に接続される。第5抵抗R5の第1端子は接地電圧端子GNDに接続され、第5抵抗R5の第2端子は第4抵抗R4の第1端子に接続される。第1コンデンサーC1の第1端子は第5抵抗R5の第1端子に接続され、第1コンデンサーC1の第2端子は第5抵抗R5の第2端子に接続される。
【0040】
第2検出点支線210は、第8抵抗R8、第9抵抗R9及び第2コンデンサーC2を含む。第8抵抗R8の第2端子は第2検出点H2に接続される。第9抵抗R9の第1端子は接地電圧端子GNDに接続され、第9抵抗R9の第2端子は第8抵抗R8の第1端子に接続される。第2コンデンサーC2の第1端子は第9抵抗R9の第1端子に接続され、第2コンデンサーC2の第2端子は第9抵抗R9の第2端子に接続される。
【0041】
具体的には、本実施例では、第1制御信号Aにより第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2が遮断されるように制御され、第2制御信号B-により第4スイッチQ4が導通されるように制御され、第3制御信号C-により第6スイッチQ6が遮断されるように制御され、第1検出点支線219を介して第1検出点H1の電圧が検出されて、第1抵抗値Raが確定される。
【0042】
第1制御信号Aにより第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2が遮断されるように制御され、第2制御信号B-により第4スイッチQ4が遮断されるように制御され、第3制御信号C-により制御第6スイッチQ6が導通されるように制御され、第2検出点支線210を介して第2検出点H2の電圧が検出されて、第2抵抗値Rbが確定される。
【0043】
第1制御信号Aにより第1スイッチQ1及び第2スイッチQ2が導通されるように制御され、第2制御信号B-により第4スイッチQ4が遮断されるように制御され、第3制御信号C-により第6スイッチQ6が導通されるように制御され、第2検出点支線210を介して第2検出点H2の電圧が検出されて、第3抵抗値Rcが確定される。
【0044】
本実施例では、第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2である場合は、
図3dに示される。第4制御信号B+により第3スイッチQ3が導通されるように制御され、その結果、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続される。このとき、第1電極接点n1を介して給電ポート213から給電電圧が受け取られ、霧化器に給電電圧が供給される。
【0045】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合は、
図3eに示される。第5制御信号C+により第5スイッチQ5が導通されるように制御され、その結果、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続される。このとき、第1電極接点n1を介して給電ポート213から給電電圧が受け取られ、霧化器に給電電圧が供給される。
【0046】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合は、
図3fに示される。第1制御信号Aにより第2スイッチQ2及び第1スイッチQ1が導通されるように制御されて、給電電圧が第2電極接点n2に印加され、さらに、第2電極接点n2を介して霧化器に給電電圧が供給される。このとき、第5制御信号C+により第5スイッチQ5が導通されるように制御されて、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続される。
【0047】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合は、
図3aに示される。第1制御信号Aにより第2スイッチQ2及び第1スイッチQ1が導通されるように制御され、それによって、給電電圧が第2電極接点n2に印加され、さらに、第2電極接点n2を介して霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第1制御信号Aにより第2スイッチQ2及び第1スイッチQ1が遮断されるように制御され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。このとき、第5制御信号C+により第5スイッチQ5が導通されるように制御され、それによって、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続される。
【0048】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2である場合は、
図3bに示される。第4制御信号B+により第3スイッチQ3が導通されるように制御され、それによって、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続される。このとき、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0049】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第1電極接点n1である場合は、
図3cに示される。第4制御信号B+により第3スイッチQ3が導通されるように制御され、それによって、第2電極接点n2が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第5制御信号C+により第5スイッチQ5が導通されるように制御され、それによって、第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第4制御信号B+により第3スイッチQ3が導通されるように制御され、第5制御信号C+により第5スイッチQ5が導通されるように制御され、それによって、第2電極接点n2と第3電極接点n3が接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1を介して霧化器に給電電圧が供給される。
【0050】
本実施例では、第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbがオフ抵抗であり、第3抵抗値Rcがオフ抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2であり、第3電極接点n3はフローティングである。
【0051】
第1抵抗値Raがオフ抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であり、第2電極接点n2はフローティングである。
【0052】
第1抵抗値Raがオフ抵抗であり、第2抵抗値Rbがオフ抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であり、第1電極接点n1はフローティングである。
【0053】
第1抵抗値Raが短絡抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は、第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は、第3電極接点n3である。
【0054】
第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbが短絡抵抗であり、第3抵抗値Rcが短絡抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2である。
【0055】
第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが短絡抵抗である場合、第1給電伝送接点は、第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は、第1電極接点n1である。
【0056】
本実施例の方式により、霧化器に接続された給電伝送接点を検出し確定し、且つ、電池アセンブリが給電伝送接点を使用して霧化器に給電するように、電気的特性を給電伝送接点に切り替えることができる。
【0057】
図7を参照されたい。
図7は、
図4に示される電池アセンブリの第2実施例の機能モジュールの模式図である。本実施例では、駆動回路21は、給電ポート213、検出支線71、第1支線72、第2支線73、第3支線74及び第4支線75、給電支線76を含む。
【0058】
ここで、給電ポート213は、給電電圧を受け取る。検出支線71は、給電ポート213に接続される。第1支線72は、第1電極接点n1と検出支線71との間に接続される。第2支線73は、第2電極接点n2と検出支線71との間に接続される。第3支線74は、第2電極接点n2と接地電圧端子GNDとの間に接続される。第4支線75は、第3電極接点n3と接地電圧端子GNDとの間に接続される。給電支線76は、給電ポート213、第1支線72及び第2支線73に接続される。本実施例では、検出支線71、第1支線72、第2支線73、第3支線74及び第4支線75は、検出ユニット211を構成する。給電支線76、第1支線72、第2支線73、第3支線74及び第4支線75は、給電ユニット212を構成する。
【0059】
第1支線72が導通状態にあり、第2支線73が遮断状態にあり、第3支線74が導通状態にあり、第4支線75が遮断状態にある場合、第1電極接点n1と第2電極接点n2との間の第1抵抗値Raが検出される。第1支線72が導通状態にあり、第2支線73が遮断状態にあり、第3支線74が遮断状態にあり、第4支線75が導通状態にある場合、第1電極接点n1と第3電極接点n3との間の第2抵抗値Rbが検出される。第1支線72が遮断状態にあり、第2支線73が導通状態にあり、第3支線74が遮断状態にあり、第4支線75が導通状態にある場合、第2電極接点n2と第3電極接点n3との間の第3抵抗値Rcが検出される。さらに、第1抵抗値Ra、第2抵抗値Rb及び第3抵抗値Rcに基づいて、給電伝送接点を確定することができる。
【0060】
具体的には、一実施例では、第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbがオフ抵抗であり、第3抵抗値Rcがオフ抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2であり、第3電極接点n3はフローティングである。
【0061】
第1抵抗値Raがオフ抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であり、第2電極接点n2はフローティングである。
【0062】
第1抵抗値Raがオフ抵抗であり、第2抵抗値Rbがオフ抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は第3電極接点n3であり、第1電極接点n1はフローティングである。
【0063】
第1抵抗値Raが短絡抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが霧化器抵抗である場合、第1給電伝送接点は、第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点は、第3電極接点n3である。
【0064】
第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbが短絡抵抗であり、第3抵抗値Rcが短絡抵抗である場合、第1給電伝送接点は第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は第2電極接点n2である。
【0065】
第1抵抗値Raが霧化器抵抗であり、第2抵抗値Rbが霧化器抵抗であり、第3抵抗値Rcが短絡抵抗である場合、第1給電伝送接点は、第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点は、第1電極接点n1である。
【0066】
本実施例では、給電伝送接点は、第1給電伝送接点及び第2給電伝送接点を含む。
【0067】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2であることに応じて、給電支線76、第1支線72及び第3支線74が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第3支線74を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された給電支線76と第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0068】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3であることに応じて、給電支線76、第1支線72及び第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された給電支線76と第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0069】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3であることに応じて、給電支線76、第2支線73及び第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第2電極接点n2が、導通された給電支線76と第2支線73を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0070】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3であることに応じて、給電支線76、第1支線72、第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1が、導通された給電支線76、第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、給電支線76、第2支線73、第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、第2電極接点n2が、導通された給電支線76、第2支線73を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0071】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2であることに応じて、給電支線76、第1支線72及び第3支線74が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第3支線74を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された給電支線76と第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、給電支線76、第2支線73及び第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第2電極接点n2が、導通された給電支線76と第2支線73を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0072】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第1電極接点n1であることに応じて、給電支線76、第1支線72及び第3支線74が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第3支線74を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された給電支線76と第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、給電支線76、第1支線72及び第4支線75が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第4支線75を介して接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1が、導通された給電支線76と第1支線72を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0073】
具体的には、
図8を併せて参照されたい。
図8は、
図7に示される電池アセンブリの一実施例の回路構造模式図である。検出支線71は第10抵抗R10を含む。第10抵抗R10の第1端子は給電ポート213に接続され、第10抵抗R10の第2端子は第2支線73に接続される。
【0074】
第1支線72は第8スイッチQ8を含む。第8スイッチQ8の制御端子は第1制御信号Aを受信し、第8スイッチQ8の第1端子は給電支線76に接続され、第8スイッチQ8の第2端子は第1電極接点n1に接続される。
【0075】
第2支線73は第9スイッチQ9を含む。第9スイッチQ9の制御端子は第4制御信号B+を受信し、第9スイッチQ9の第1端子は第10抵抗R10の第2端子に接続され、第9スイッチQ9の第2端子は第2電極接点n2に接続される。
【0076】
第3支線74は第10スイッチQ10を含む。第10スイッチQ10の制御端子は第2制御信号B-を受信し、第10スイッチQ10の第1端子は第9スイッチQ9の第2端子に接続され、第10スイッチQ10の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0077】
第4支線75は第11スイッチQ11を含む。第11スイッチQ11の制御端子は第3制御信号C-を受信し、第11スイッチQ11の第1端子は第3電極接点n3に接続され、第11スイッチQ11の第2端子は接地電圧端子GNDに接続される。
【0078】
給電支線76は第7スイッチQ7を含む。第7スイッチQ7の制御端子は第6制御信号Pを受信し、第7スイッチQ7の第1端子は給電ポート213に接続され、第7スイッチQ7の第2端子は第8スイッチQ8の第1端子に接続される。
【0079】
本実施例では、検出段階において、第8スイッチQ8が導通され、第9スイッチQ9が遮断され、第10スイッチQ10が導通され、第11スイッチQ11が遮断され、第1電極接点n1と第2電極接点n2との間の第1抵抗値Raが検出される。第8スイッチQ8が導通され、第9スイッチQ9が遮断され、第10スイッチQ10が遮断され、第11スイッチQ11が導通され、第1電極接点n1と第3電極接点n3との間の第2抵抗値Rbが検出される。第8スイッチQ8が遮断され、第9スイッチQ9が導通され、第10スイッチQ10が遮断され、第11スイッチQ11が導通され、第2電極接点n2と第3電極接点n3との間の第3抵抗値Rcが検出される。
【0080】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2である場合、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8及び第10スイッチQ10が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第10スイッチQ10を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0081】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8及び第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0082】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合、第7スイッチQ7、第9スイッチQ9及び第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第2電極接点n2が、導通された第7スイッチQ7、第9スイッチQ9を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0083】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第2電極接点n2であり、第2給電伝送接点が第3電極接点n3である場合、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8、第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第7スイッチQ7、第9スイッチQ9、第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、第2電極接点n2が、導通された第7スイッチQ7、第9スイッチQ9を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0084】
第1給電伝送接点が第1電極接点n1及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第2電極接点n2である場合、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8及び第10スイッチQ10が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第10スイッチQ10を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第7スイッチQ7、第9スイッチQ9及び第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第2電極接点n2が、導通された第7スイッチQ7と第9スイッチQ9を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0085】
第1給電伝送接点が第2電極接点n2及び第3電極接点n3であり、第2給電伝送接点が第1電極接点n1である場合、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8及び第10スイッチQ10が導通されて、第2電極接点n2が、導通された第10スイッチQ10を介して接地電圧端子GNDに接続され、且つ、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。あるいは、第7スイッチQ7、第8スイッチQ8及び第11スイッチQ11が導通されて、第3電極接点n3が、導通された第11スイッチQ11を介して接地電圧端子GNDに接続され、第1電極接点n1が、導通された第7スイッチQ7、第8スイッチQ8を介して給電ポート213に接続され、それによって、霧化器に給電電圧が供給される。
【0086】
本実施例の方式により、霧化器に接続された給電伝送接点を検出し確定し、且つ、電池アセンブリが給電伝送接点を使用して霧化器に給電するように、電気的特性を給電伝送接点に切り替えることができる。
【0087】
図9は、本発明の電子霧化装置の一実施例の構造模式図である。具体的には、本発明の電子霧化装置90は電池アセンブリ91及び霧化器92を含む。霧化器92は、霧化されるマトリックスを貯蔵するために使用され、電池アセンブリ91は、霧化器92に給電して、霧化器92が霧化されるマトリックスを霧化するようにするために使用される。
【0088】
従来技術では、霧化器92が電池アセンブリ91に取り付けられている状態で、位置合わせを行う必要がある。
図1bに示すように、霧化器92の電極が電池アセンブリ91の電極に正常に接続できない場合、電池アセンブリ91は、霧化器92に給電することができない。
図1aに示すように、霧化器92の電極は、電池アセンブリ91の電極に正常に接続され、電池アセンブリ91は、霧化器92に給電することができる。
【0089】
本発明は電池アセンブリ91を提供する。この電池アセンブリ91は、少なくとも3つの電極接点を含むので、霧化器92と電池アセンブリ91を任意の角度で取り付けるときに、少なくとも2つの電極接点が霧化器92の電極に接続されることを保証し、さらに霧化器92に給電することができる。このようにして、ユーザーが霧化器92を電池アセンブリ91に複数回取り付けるのを回避し、ユーザー体験を向上させることができる。具体的には、本実施例の電池アセンブリ91は、上記の実施例のいずれかの電池アセンブリであり、ここでは繰り返さない。
【0090】
以上は本発明に係る実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲を制限するものではない。本発明の明細書及び添付図面によって作成したすべての同等構造又は同等フローの変更を、直接又は間接的に他の関連する技術分野に実施することは、いずれも同じ理由により本発明の保護範囲内に含まれるべきである。