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特許7410312ネットワークスライス再選択方法及び装置、電子機器、記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-25
(45)【発行日】2024-01-09
(54)【発明の名称】ネットワークスライス再選択方法及び装置、電子機器、記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/084 20230101AFI20231226BHJP
   H04L 41/0895 20220101ALI20231226BHJP
   H04W 48/06 20090101ALI20231226BHJP
   H04W 48/14 20090101ALI20231226BHJP
【FI】
H04W28/084
H04L41/0895
H04W48/06
H04W48/14
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2022548024
(86)(22)【出願日】2021-04-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-31
(86)【国際出願番号】 CN2021088339
(87)【国際公開番号】W WO2021244165
(87)【国際公開日】2021-12-09
【審査請求日】2022-08-05
(31)【優先権主張番号】202010487424.0
(32)【優先日】2020-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】楊海城
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-520771(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2020/0162919(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0324663(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
H04L 41/00-43/55
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信し、ネットワークスライスを再選択するステップを含むネットワークスライス再選択方法であって、
前記メッセージで運ばれた理由は、リソース不足であり、
現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信した後で、ネットワークスライスを再選択する前に、前記現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを利用不可能と識別するステップをさらに含む、
ネットワークスライス再選択方法。
【請求項2】
ネットワークスライスを再選択するステップは、第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて、利用不可能と識別されないユーザ機器ルーティングポリシールール又は利用可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールをマッチングさせ、マッチングされた利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスを再選択することを含む
請求項に記載の方法。
【請求項3】
現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを利用不可能と識別するステップは、
前記現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを、所定時間内に利用不可能と識別することと、
前記所定時間後に、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールに対する識別子を除去するか、又は、前記所定時間後に、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールを利用可能と識別することと、を含む
請求項に記載の方法。
【請求項4】
マッチングされた利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスを再選択した後に、
利用不可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生しているか否かを検出するステップと、
利用不可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していないことを検出した場合、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールに対する識別子を除去するか、又は、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールを利用可能と識別するステップと、をさらに含む
請求項に記載の方法。
【請求項5】
第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールがマッチングしない場合、ネットワークスライスを再選択するステップは、
第2のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて、利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスを再選択すること、をさらに含み、
前記第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストは、現在サービス処理を行っているカードに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールリストであり、前記第2のユーザ機器ルーティングポリシールールリストは、現在サービス処理を行っていないカードに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールリストである
請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記メッセージは、プロトコルデータユニットセッション確立拒否メッセージ、プロトコルデータユニットセッション変更拒否メッセージ、プロトコルデータユニットセッション解放メッセージのうちのいずれか1つを含む
請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、
少なくとも1つのプログラムが記憶されたメモリであって、前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが、請求項1~のいずれか1項に記載のネットワークスライス再選択方法を実現する、メモリと、を含む
電子機器。
【請求項8】
プロセッサによって実行されたときに、請求項1~のいずれか1項に記載のネットワークスライス再選択方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、無線通信の分野に関するが、これに限定されない。
【背景技術】
【0002】
2G/3G/4Gネットワークは、電話やネットワークアクセスのような単一のサービスニーズしか実現しておらず、データサービスの爆発的な増加がもたらす新しいサービスニーズを満たすことができない。
【0003】
5Gネットワークは、多接続及び多様化サービスに向けて、積木のように柔軟に配置でき、新しいサービスの迅速なオンライン又はオフラインを容易にし、人々の益々増大するデータサービスのニーズを満たす必要がある。業界では、ネットワークスライスは、5Gのマルチシナリオと多様なサービスを実現でき、多くの5G技術に不可欠な重要性を有していると広く認識されている。
【0004】
ネットワークスライス技術は、本質的に、通信事業者の物理ネットワークを複数の仮想ネットワークに区分し、各仮想ネットワークは遅延、帯域幅、セキュリティ、及び信頼性などの異なるサービスニーズに従って区分されることで、異なるネットワークアプリケーションシナリオに柔軟に対応する。
【0005】
しかし、人口密度の高いエリアでは、ネットワークスライスの輻輳は依然として避けられない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施例は、ネットワークスライス再選択方法及び装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一態様において、本開示の実施例は、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信し、ネットワークスライスを再選択するステップを含むネットワークスライス再選択方法であって、前記メッセージで運ばれた理由は、リソース不足であり、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信した後で、ネットワークスライスを再選択する前に、前記現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを利用不可能と識別するステップをさらに含む、ネットワークスライス再選択方法を提供する。
【0008】
第二態様において、本開示の実施例は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプログラムが記憶されたメモリであって、前記少なくとも1つのプログラムが前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサが、本明細書に記載のいずれか1つのネットワークスライス再選択方法を実現する、メモリと、を含む、電子機器を提供する。
【0009】
第三態様において、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されたときに、本明細書に記載のいずれか1つのネットワークスライス再選択方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の実施例によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
図2図2は、本開示の実施例による単一のネットワークスライス選択支援情報の構造模式図である。
図3図3は、本開示の実施例の例1によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
図4図4は、本開示の実施例の例2によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
図5図5は、本開示の実施例の例3によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
図6図6は、本開示の実施例の例4によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
図7図7は、本開示の実施例によるネットワークスライス再選択装置の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示の技術案を当業者がより良く理解できるように、以下では図面を組み合わせて、本開示によるネットワークスライス再選択方法及び装置、電子機器、コンピュータ可読記憶媒体を詳細に説明する。
【0012】
以下、図面を参照して実施例をより十分に説明するが、前記実施例は異なる形式で体現され得るものであり、本明細書に記載の実施例に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施例は、本開示を徹底して完全なものとし、当業者に本開示の範囲を十分に理解させるために提供される。
【0013】
本開示の各実施例及び実施例における各特徴は、矛盾しない限り、互いに組み合わせることができる。
【0014】
本明細書で用いられる「及び/又は」という用語は、少なくとも1つの関連の列挙された項目の任意及びすべての組み合わせを含む。
【0015】
本明細書で用いられる用語は特定の実施例を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定することを意図しない。本明細書で用いられる単数形の「1つ」及び「当該」は、文脈から明らかにそうでない場合を除き、複数形も含むことを意図している。また、本明細書において「含む」及び/又は「……からなる」という用語が用いられる場合、記載される特徴、全体、ステップ、操作、要素及び/又は構成要素の存在が指定されるが、少なくとも1つの他の特徴、全体、ステップ、操作、要素、構成要素及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除するものではないことも理解されたい。
【0016】
本明細書で用いられる全ての用語(技術的及び科学的な用語を含む)は、特に限定されない限り、当業者が一般的に理解すると同じ意味を有する。また、一般的に用いられる辞書で定義されているような用語は、関連技術及び本開示の文脈でのそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明確に限定しない限り、理想的な又は過度に形式的な意味を有すると解釈されるべきではないことも理解されたい。
【0017】
本開示の実施例は、5Gネットワークのネットワークスライスの輻輳に基づいて提案される処理方法であるが、本開示の実施例の、輻輳を処理する方法は、将来の通信ネットワーク(例えば、6G、7Gなど)、又はネットワークスライス技術を用いて実現する任意の他の通信ネットワークにも同様に適用される。
【0018】
図1は、本開示の実施例によるネットワークスライス再選択方法のフローチャートである。
【0019】
第一態様において、図1を参照すると、本開示の実施例は、端末に適用される(例えば、端末によって実行される)ネットワークスライス再選択方法を提供し、当該方法は、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信し、ネットワークスライスを再選択するステップ100を含んでもよく、前記メッセージで運ばれた理由は、リソース不足(insufficient resource)である。
【0020】
いくつかの例示的な実施例において、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージが受信されないか、又は、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がリソース不足ではない場合、現在選択されているネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していないとみなし、本フローを終了する。
【0021】
本開示の実施例によるネットワークスライス再選択方法では、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信した場合、現在選択されているネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生したとみなし、ネットワークスライスを再選択し、現在選択されているネットワークスライスのネットワーク輻輳を軽減するとともに、再選択されたネットワークスライスにより端末がサービスを継続することが保証され、ユーザ体験が向上する。
【0022】
いくつかの例示的な実施例において、前記メッセージは、プロトコルデータユニット(PDU,Protocol Data Unit)セッション確立拒否(PDU Session Establishment Reject)メッセージ、PDUセッション変更拒否(PDU Session Modification Reject)メッセージ、PDUセッション解放(PDU Session Release)メッセージのうちのいずれか1つを含む。
【0023】
なお、PDU Session Establishment Rejectメッセージ、PDU Session Modification Rejectメッセージ、PDU Session Releaseメッセージは、5Gネットワークにおけるメッセージ名であり、ネットワーク技術の発展に伴い、将来の通信システムでは、上記メッセージは、別の名称の同じ機能を有するメッセージであっても、別の同じ機能を有するメッセージであってもよく、本開示の実施例において、メッセージの具体的な名称は限定されない。
【0024】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライスの選択は、URSP(ユーザ機器ルーティングポリシー、UE Route Selection Policy)ルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせる方式で実現する。
【0025】
いくつかの例示的な実施例において、URSPルールリストは、端末出荷時に予め設定されたURSPルールリストと、ネットワーク側から更新されたURSPルールリストとを含む。ネットワーク側から更新されたURSPルールリストは、端末出荷時に予め設定されたURSPルールリストよりも優先度が高い。
【0026】
いくつかの例示的な実施例において、アプリケーションのネットワークスライスパラメータに基づいて、URSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせて、ネットワークスライスのS-NSSAI(単一のネットワークスライス選択支援情報、Single Network Slice Selection Assistance Information)を得ることができる。
【0027】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライスパラメータは、データネットワーク名(DNN,Data Network Name)、アプリケーション識別子、完全修飾ドメイン名(FQDN,Fully Qualified Domain Name)のうちの少なくとも1つを含むが、それらに限定されない。
【0028】
簡単に言えば、URSPルールの入力パラメータは、DNN、アプリケーション識別子、FQDNなどのうちの少なくとも1つであり、出力パラメータは、S-NSSAIである。
【0029】
いくつかの例示的な実施例において、S-NSSAIは、1つのネットワークスライスを識別する。図2に示すように、S-NSSAIは、スライス/サービスタイプ(SST,Slice/Service Type)とスライス差分器(SD,Slice Differentiator)の2つを含む。
【0030】
SSTは、機能及びサービス方面の予想ネットワークスライス行為を示し、拡張モバイルブロードバンド(eMBB,Enhanced Mobile Broadband)、超信頼性の低遅延通信(uRLLC,the ultra Reliable Low Latency Communication)、大規模なIoT(MIoT,Massive Internet of Thing)などの標準値であってもよいし、非標準値であってもよい。
【0031】
SSTの長さは1バイトであり、標準SSTの値の範囲(表1に示すように、現在のプロトコルでは3つの値しか用いられていない)は0~127であり、通信事業者が独自に定義した値の範囲は128~255である。通信事業者が独自に定義した値は当ネットワークでのみ有効であり、標準値はネットワーク全体で共通である。
【0032】
ここで、SDはオプショナル情報であり、同一のSSTの複数のネットワークスライスを区別するためにSSTを補足する。
【0033】
【表1】
【0034】
以下、ネットワークスライスの再選択について、2つの場合に分けてそれぞれ説明する。
【0035】
場合1:端末はシングルカードユーザであり、この場合、URSPルールリストは1つだけ、即ち後述する第1のURSPルールリストである。
【0036】
いくつかの例示的な実施例において、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信した後で、ネットワークスライスを再選択する前に、当該方法は、前記現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを利用不可能と識別するステップをさらに含む。それに対応して、ネットワークスライスを再選択するステップは、第1のURSPルールリストにおいて、利用不可能と識別されないURSPルール又は利用可能と識別されたURSPルールをマッチングさせ、マッチングされた利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスを再選択することを含む。
【0037】
いくつかの例示的な実施例において、利用不可能と識別されたURSPルールが、その後に再び端末によって選択及び利用されるのを確実に可能にするために、以下の方式のうちのいずれかを用いて実現することができる。
【0038】
方式1:前記現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを、所定時間内に利用不可能と識別し、前記所定時間後に、前記URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、前記所定時間後に、前記URSPルールを利用可能と識別する。例えば、タイマーを設置することができ、タイマーが開始した場合、現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを利用不可能と識別し、タイマーがタイムアウトした場合、URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、URSPルールを利用可能と識別する。
【0039】
方式2:利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生しているか否かを検出し、利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していないことを検出した場合、前記URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、URSPルールを利用可能と識別する。利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していることを検出した場合、URSPルールに対する識別子を引き続き残す。
【0040】
場合2:端末はデュアルカード又はマルチカードユーザであり、この場合、端末の各カードは、例えば、後述する第1のURSPルールリスト及び第2のURSPルールリストのような、1つのURSPルールリストに対応する。
【0041】
いくつかの例示的な実施例において、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信した後で、ネットワークスライスを再選択する前に、当該方法は、前記現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを利用不可能と識別するステップをさらに含む。それに対応して、ネットワークスライスを再選択するステップは、第1のURSPルールリストにおいて、利用不可能と識別されないURSPルール又は利用可能と識別されたURSPルールをマッチングさせ、マッチングされた利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスを再選択することを含む。
【0042】
いくつかの例示的な実施例において、第1のURSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールがマッチングしない場合、ネットワークスライスを再選択するステップは、第2のURSPルールリストにおいて、利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスを再選択すること、をさらに含み、前記第1のURSPルールリストは、現在サービス処理を行っているカードに対応するURSPルールリストであり、前記第2のURSPルールリストは、現在サービス処理を行っていないカードに対応するURSPルールリストである。
【0043】
具体的には、第2のURSPルールリストにおいて、利用不可能と識別されないURSPルール又は利用可能と識別されるURSPルールをマッチングさせ、マッチングされた利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスを再選択することができる。
【0044】
即ち、端末は、すべてのURSPルールリストをトラバースすることができ、すべてのURSPルールリストが利用可能なURSPルールとマッチングしない場合、本フローを終了する。
【0045】
いくつかの例示的な実施例において、利用不可能と識別されたURSPルールが、その後に再び端末によって選択及び利用されるのを確実に可能にするために、以下の方式のうちのいずれかを用いて実現することができる。
【0046】
方式1:前記現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを、所定時間内に利用不可能と識別し、前記所定時間後に、前記URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、前記所定時間後に、前記URSPルールを利用可能と識別する。例えば、タイマーを設置することができ、タイマーが開始した場合、現在選択されているネットワークスライスに対応するURSPルールを利用不可能と識別し、タイマーがタイムアウトした場合、URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、URSPルールを利用可能と識別する。
【0047】
方式2:利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生しているか否かを検出し、利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していないことを検出した場合、前記URSPルールに対する識別子を除去するか、又は、URSPルールを利用可能と識別する。利用不可能と識別されたURSPルールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していることを検出した場合、URSPルールに対する識別子を引き続き残す。
【0048】
以下では、具体的な例を用いて上記実施例の具体的な実現過程を詳細に説明するが、挙げられた例は単に説明の便宜のためのものであり、本開示の実施例の保護範囲を限定するものではない。
【0049】
例1
図3に示すように、当該ネットワークスライス再選択方法はステップ300~305を含んでよい。
【0050】
ステップ300において、アプリケーションはネットワークスライスAを要求する。
【0051】
ステップ301において、アプリケーションのアイデンティティが正しいか否かを判断し、アプリケーションのアイデンティティが正しい場合、ステップ302を引き続き実行し、アプリケーションのアイデンティティが正しくない場合、本フローを終了する。
【0052】
いくつかの例示的な実施例において、アプリケーションのアイデンティティが正しいか否かは、アプリケーション識別子、アプリケーションパッケージ名、アプリケーションシグネチャのうちの少なくとも1つに基づいて判断することができる。
【0053】
ステップ302において、URSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせることによりS-NSSAIを得る。
【0054】
いくつかの例示的な実施例において、アプリケーションのネットワークスライスパラメータに基づいて、URSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせて、ネットワークスライスのS-NSSAIを得ることができる。
【0055】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライスパラメータは、DNN、アプリケーション識別子、FQDNのうちの少なくとも1つを含むが、それらに限定されない。
【0056】
簡単に言えば、URSPルールの入力パラメータは、DNN、アプリケーション識別子、FQDNなどのうちの少なくとも1つであり、出力パラメータは、S-NSSAIである。
【0057】
ステップ303において、S-NSSAIを運び、要求されたネットワークスライスを示すPDUセッション確立要求をネットワーク側に送信する。
【0058】
ステップ304において、ネットワーク側のPDU Session Establishment Rejectメッセージを受信したか否かをリスニングし、メッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceであるか否かを判断する。PDU Session Establishment Rejectメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceである場合、ステップ305を引き続き実行し、PDU Session Establishment Rejectメッセージを受信していない場合、又は、PDU Session Establishment Rejectメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceではない場合、本フローを終了する。
【0059】
ステップ305において、当該URSPルールを利用不可能と識別し、ステップ302を引き続き実行する。
【0060】
例2
図4に示すように、当該ネットワークスライス再選択方法はステップ400~404を含んでよい。
【0061】
ステップ400において、アプリケーションはネットワークスライスAを要求し、PDUセッションの作成にすでに成功している。
【0062】
ステップ401において、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信したか否かをリスニングし、メッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceであるか否かを判断する。ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceである場合、ステップ402を引き続き実行し、PDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信していない場合、又は、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceではない場合、本フローを終了する。
【0063】
ステップ402において、ネットワークスライスAに対応するURSPルールを使用不可能と識別する。
【0064】
ステップ403において、URSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせることによりS-NSSAIを得る。
【0065】
ステップ404において、ネットワークスライスに対応するPDUセッションがすでに作成されているか否かを判断し、ネットワークスライスに対応するPDUセッションがすでに作成されている場合、既存のPDUセッションを用い、PDUセッションが作成されていない場合、S-NSSAIを運び、要求されたネットワークスライスを示すPDUセッション確立要求をネットワーク側に送信する。
【0066】
例3
この例は、当該デュアルカードシナリオ(異なる通信事業者の2枚の加入者識別モジュール(SIM,Subscriber Identity Module)カードであり、現在用いられているのはSIMカード1のデータサービスであると仮定した場合)における輻輳の対処方法を説明する。ネットワークスライスを再選択する際に、SIMカード2が位置する5Gネットワークの下に利用可能なネットワークスライスが発見された場合、端末は、データサービスをSIMカード2に切り替え、5Gネットワークへのログインに成功した後に、指定されたネットワークスライスのPDUセッションを作成する。
【0067】
図5に示すように、当該方法はステップ500~505を含んでよい。
【0068】
ステップ500において、アプリケーションはSIMカード1のネットワークスライスAを要求し、PDUセッションの作成にすでに成功している。
【0069】
ステップ501において、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信したか否かをリスニングし、メッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceであるか否かを判断する。ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceである場合、ステップ502を引き続き実行し、PDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信していない場合、又は、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceではない場合、本フローを終了する。
【0070】
ステップ502において、SIMカード1のネットワークスライスAに対応するURSPルールを使用不可能と識別する。
【0071】
ステップ503において、SIMカード1のURSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールがマッチングしない場合、SIMカード2のURSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせ、利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスB又はネットワークスライスCがマッチングする場合、ネットワークスライスB又はネットワークスライスCのS-NSSAIを得る。
【0072】
ステップ504において、データサービスをSIMカード1からSIMカード2に切り替え、SIMカード2は、5Gネットワークへのログインに成功する。
【0073】
ステップ505において、S-NSSAIを運び、要求されたネットワークスライスを示すPDUセッション確立要求をネットワーク側に送信する。
【0074】
例4
この例は、当該デュアルカードシナリオ(異なる通信事業者の2枚の加入者識別モジュール(SIM,Subscriber Identity Module)カードであり、現在用いられているのはSIMカード1のデータサービスであると仮定した場合)における輻輳の対処方法を説明する。ネットワークスライスを再選択する際に、SIMカード2が位置する5Gネットワークの下に利用可能なネットワークスライスが発見された場合、端末のSIMカード1は、SIMカード2の5Gネットワークへのログインを試み、SIMカード1がSIMカード2の5Gネットワークへのログインに成功した後に、指定されたネットワークスライスのPDUセッション(即ち、SIMカード1がSIMカード2のネットワークにローミングしているシナリオ)を作成する。
【0075】
図6に示すように、当該方法はステップ600~605を含んでよい。
【0076】
ステップ600において、アプリケーションはSIMカード1のネットワークスライスAを要求し、PDUセッションの作成にすでに成功している。
【0077】
ステップ601において、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信したか否かをリスニングし、メッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceであるか否かを判断する。ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceである場合、ステップ602を引き続き実行し、PDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信していない場合、又は、ネットワーク側から端末に送信されたPDU Session Modification Reject又はPDU Session Releaseメッセージを受信し、かつメッセージで運ばれた理由がinsufficient resourceではない場合、本フローを終了する。
【0078】
ステップ602において、SIMカード1のネットワークスライスAに対応するURSPルールを使用不可能と識別する。
【0079】
ステップ603において、SIMカード1のURSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールがマッチングしない場合、SIMカード2のURSPルールリストにおいて利用可能なURSPルールをマッチングさせ、利用可能なURSPルールに対応するネットワークスライスB又はネットワークスライスCがマッチングする場合、ネットワークスライスB又はネットワークスライスCのS-NSSAIを得る。
【0080】
ステップ604において、SIMカード1は、SIMカード2の5Gネットワークへのログインを試み、SIMカード1は、SIMカード2の5Gネットワークへのログインに成功する。
【0081】
ステップ605において、S-NSSAIを運び、要求されたネットワークスライスを示すPDUセッション確立要求をネットワーク側に送信する。
【0082】
第二態様において、本開示の実施例は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプログラムが記憶されたメモリであって、少なくとも1つのプログラムが少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサが、上記ネットワークスライス再選択方法のうちのいずれかを実現する、メモリと、を含む電子機器を提供する。
【0083】
ここで、プロセッサは、データ処理能力を有するデバイスであり、プロセッサには、中央処理装置(CPU)などが含まれるが、これらに限定されない。メモリは、データ記憶能力を有するデバイスであり、メモリには、ランダムアクセスメモリ(RAM、より具体的にはSDRAM、DDRなど)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ(FLASH(登録商標))が含まれるが、これらに限定されない。
【0084】
一部の実施例において、プロセッサとメモリは、バスを介して互いに接続され、さらにコンピューティング機器の他の構成要素に接続される。
【0085】
第三態様において、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されたときに、上記ネットワークスライス再選択方法のうちのいずれかを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0086】
図7は、本開示の実施例によるネットワークスライス再選択装置の構成ブロック図である。
【0087】
第四態様において、図7を参照すると、本開示の実施例は、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを受信したか否かをリスニングし、メッセージで運ばれた理由がリソース不足であるか否かを判断するように構成された輻輳検出モジュール701と、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを輻輳検出モジュール701が受信し、かつメッセージで運ばれた理由がリソース不足である場合、ネットワークスライスを再選択するように構成されたネットワークスライス選択モジュール702と、を備えるネットワークスライス再選択装置を提供する。
【0088】
いくつかの例示的な実施例において、前記メッセージは、プロトコルデータユニットセッション確立拒否メッセージ、プロトコルデータユニットセッション変更拒否メッセージ、プロトコルデータユニットセッション解放メッセージのうちのいずれかを含む。
【0089】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライス選択モジュール702は、現在選択されているネットワークスライスに対してネットワーク側が送信したメッセージを輻輳検出モジュール701が受信し、かつメッセージで運ばれた理由がリソース不足である場合、前記現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを利用不可能と識別し、第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて、利用不可能と識別されないユーザ機器ルーティングポリシールール又は利用可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールをマッチングさせ、マッチングされた利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスを再選択するように構成されてもよい。
【0090】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライス選択モジュール702は、現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを、所定時間内に利用不可能と識別することと、前記所定時間後に、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールに対する識別子を除去するか、又は、前記所定時間後に、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールを利用可能と識別することにより、現在選択されているネットワークスライスに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールを利用不可能と識別することを実現するように構成されてもよい。
【0091】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライス選択モジュール702はさらに、利用不可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生しているか否かを検出し、利用不可能と識別されたユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスにおいてネットワーク輻輳が発生していないことを検出した場合、前記ユーザ機器ルーティングポリシールールに対する識別子を除去するか、又は、ユーザ機器ルーティングポリシールールを利用可能と識別するように構成される。
【0092】
いくつかの例示的な実施例において、ネットワークスライス選択モジュール702はさらに、第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールがマッチングしない場合、第2のユーザ機器ルーティングポリシールールリストにおいて、利用可能なユーザ機器ルーティングポリシールールに対応するネットワークスライスを再選択するように構成され、ここで、前記第1のユーザ機器ルーティングポリシールールリストは、現在サービス処理を行っているカードに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールリストであり、前記第2のユーザ機器ルーティングポリシールールリストは、現在サービス処理を行っていないカードに対応するユーザ機器ルーティングポリシールールリストである。
【0093】
上記のネットワークスライス再選択装置の具体的な実現プロセスは、上記の実施例におけるネットワークスライス再選択方法の具体的な実現プロセスと同一であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0094】
当業者は、上記で開示された方法におけるステップ、システム、装置の機能モジュール/ユニットの全て又はいくつかが、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実施され得ることを理解するであろう。ハードウェアの実施形態において、上記の説明で言及された機能モジュール/ユニット間の区別は、必ずしも物理的構成要素の区別に対応しない。例えば、1つの物理的構成要素は、複数の機能を有してもよく、或いは1つの機能又はステップは、いくつかの物理的構成要素によって協働して実行されてもよい。いくつかの物理的構成要素又はすべての物理的構成要素は、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、もしくはマイクロプロセッサなどのプロセッサによって実行されるソフトウェアとして実施されてもよく、又はハードウェアとして実施されてもよく、又は専用集積回路などの集積回路として実施されてもよい。このようなソフトウェアは、コンピュータ記憶媒体(又は非一時的媒体)及び通信媒体(又は一時的媒体)を含み得るコンピュータ可読媒体上に分散されてもよい。当業者によく知られているように、コンピュータ記憶媒体という用語は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実施される揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)若しくは他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ若しくは他の磁気メモリ、又は所望の情報を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含むが、これらに限定されない。さらに、通信媒体は、一般に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波若しくは他の搬送機構などの変調データ信号における他のデータを含み、任意の情報配信媒体を含み得ることが当業者によく知られている。
【0095】
本明細書において例示的な実施例が開示されており、具体的な用語が用いられているが、それらは、一般的な例示的な意味でのみ使用され、一般的な例示的な意味でのみ解釈されるべきであり、限定を目的としたものではない。いくつかの例では、特定の実施例に関連して説明される特徴、特性、及び/又は要素は、特に明記しない限り、単独で使用されてもよく、又は他の実施例に関連して説明される特徴、特性、及び/又は要素と組み合わせて使用されてもよいことは、当業者に明らかであろう。したがって、添付の特許請求の範囲によって示される本開示の範囲から逸脱することなく、様々な形態及び詳細における変更が行われ得ることを当業者は理解するであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7